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技術 空調室内機

出願人 ダイキン工業株式会社
発明者 長岡伸二木本幸治平岡あおい
出願日 2004年11月5日 (16年1ヶ月経過) 出願番号 2004-322043
公開日 2006年5月25日 (14年7ヶ月経過) 公開番号 2006-132843
状態 特許登録済
技術分野 ユニットのエアフィルタ・熱交換器・箱体 空気流制御部材 空調制御装置 空調制御装置2
主要キーワード 先細り部分 金型抜き スリット入り タイマー作動中 設定温度制御 被係止孔 受光フィルタ 被係止爪
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年5月25日)のものです。
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図面 (14)

課題

パネル発光部との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることが可能な空調室内機を提供する。

解決手段

少なくとも空調に関する情報を、光によって表示する空調室内機2であって、第1LED21と、表示パネル80と、LEDカバー30と、バネ構造50とを備えている。表示パネル80は、第1透過部81と、第2透過部82とを有している。第1透過部81は、第1LED21の光を透過させることができる。第2透過部82は、上記表示パネル80において第1透過部81の周囲に設けられており、光を透過させることができる。LEDカバー30は、第1LED21の光のうち、少なくとも第2透過部82に向かう光を遮る。バネ構造50は、LEDカバー30を表示パネル80に押し付ける。

概要

背景

従来から、空気調和機室内機に設けられた表示部には、例えば、運転中、タイマー作動中等の運転状態を示すために、表示部が設けられている。この表示部は、複数のLEDや対応する透過部等によって構成されている。室内に居るユーザは、この表示部を視認することによって空気調和機の運転状態を把握できるようになっている。例えば、室内機の筐体内部のフロントパネル近傍付近に複数のLEDを配置させて、運転中には緑色LEDを発光させて、タイマー設定中には赤色LEDを発光させる等によって、運転状態が表示されるようになっている。

このような表示部を備えた従来の室内機には、光漏れを抑えるためのリブがフロントパネルと一体形成されている。フロントパネルは金型成型されるのが一般的であるため、このリブは、フロントパネルの裏側から金型が抜かれる方向に向けて延び、LEDを略筒形状に覆うようにして設けられている。各LEDは、フロントパネルの筒状形状のリブに対して金型抜き方向から差し込まれるように挿入され、LEDの光を進行させる向きを除いて周囲がリブによって覆われた状態となるように配置される。このため、フロントパネルから延びるリブは、筒状部分によって各LEDの間を仕切ることで、光漏れを抑えている。これにより、ユーザに対して明確に表示部を視認させ、正しい運転状態を把握させることが可能になっている。

ところが、上述した表示部を有する室内機のフロントパネルでは、リブは金型抜き方向に延びて成型されているため、筐体内部におけるLEDの配置が、金型抜き方向から挿入されるものに制限されてしまう。なお、金型抜き方向以外の方向に向けてリブを形成する場合には、複雑な成型工程を行う必要が生じたり、製造コスト部品点数の増大を伴うことが多い。

これに対して、以下の特許文献1において示す室内機のように、光漏れを抑えるためのリブをフロントパネルに一体形成させる代わりに、上述と同様の略筒状形状のリブをLEDと一体化させた構造の室内機が考案されている。このような室内機によると、LEDの配置が制限的にならないようにすることができる。
特開平6−341671号公報

概要

パネルと発光部との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることが可能な空調室内機を提供する。 少なくとも空調に関する情報を、光によって表示する空調室内機2であって、第1LED21と、表示パネル80と、LEDカバー30と、バネ構造50とを備えている。表示パネル80は、第1透過部81と、第2透過部82とを有している。第1透過部81は、第1LED21の光を透過させることができる。第2透過部82は、上記表示パネル80において第1透過部81の周囲に設けられており、光を透過させることができる。LEDカバー30は、第1LED21の光のうち、少なくとも第2透過部82に向かう光を遮る。バネ構造50は、LEDカバー30を表示パネル80に押し付ける。

目的

本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、パネルと発光部との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることが可能な空調室内機を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
6件

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請求項1

少なくとも空調に関する情報を、光によって表示する空調室内機(2)であって、第1発光部(21)と、前記第1発光部(21)の光を透過させるための第1透過部(81)と、前記第1透過部(81)の周囲に設けられた第2透過部(82)とを有するパネル(80)と、前記第2透過部(82)に向かう前記第1発光部(21)の光を遮る遮光部(30)と、前記遮光部(30)を前記パネル(80)に押し付けバネ構造(50)と、を備えた空調室内機(2)。

請求項2

前記バネ構造によって、前記遮光部(30)の少なくとも一部は前記パネル(80)の第1透過部(81)と第2透過部(82)との間に押し付けられる、請求項1に記載の空調室内機(2)。

請求項3

前記第2透過部(82)に光を透過させるための第2発光部(22)をさらに備え、前記遮光部(30)は、前記第1透過部(81)に向かう前記第2発光部(22)の光を遮る、請求項1または2に記載の空調室内機(2)。

請求項4

前記バネ構造(50)は、少なくとも一部が弾性変形した状態で、前記遮光部(30)に対して力を作用させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の空調室内機(2)。

請求項5

前記バネ構造(50)は、前記遮光部(30)を押し付ける方向に対して略垂直な方向に延び、前記押し付ける方向から見た場合に両端部が前記遮光部(30)の外側に位置している板状部材(51)を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載の空調室内機(2)。

請求項6

前記板状部材(51)には、前記押し付ける方向から見た場合に前記両端部が前記遮光部(30)の外側に位置しているスリット(S)が設けられている、請求項5に記載の空調室内機(2)。

請求項7

前記バネ構造(50)は、板バネ(54)を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載の空調室内機(2)。

請求項8

前記遮光部(30)は、前記第1発光部(21)を囲む筒状部を有している、請求項1から7のいずれか1項に記載の空調室内機(2)。

請求項9

前記遮光部(30)が前記パネル(80)に対して圧接された状態で、前記遮光部(30)の圧接部分の形状は、前記パネル(80)の被圧接部分の形状に対応している、請求項1から8に記載の空調室内機(2)。

請求項10

前記パネル(80)は、前記遮光部(30)が前記パネル(80)に対して圧接された状態で、前記遮光部(30)の圧接部分の前記パネル(80)に対する位置を定める位置決め手段(90)を有する、請求項1から9のいずれか1項に記載の空調室内機(2)。

請求項11

前記第1発光部(21)は、少なくとも前記遮光部(30)と共に発光ユニット(10)を構成し、前記パネル(80)が装着される空調室内機本体(9)をさらに備え、前記空調室内機本体(9)は、前記発光ユニット(10)を保持する発光ユニット保持部(52)を有し、前記バネ構造(50)は、前記発光ユニット保持部(52)と一体形成される、請求項1から10のいずれか1項に記載の空調室内機(2)。

請求項12

前記第1発光部(21)は、少なくとも前記遮光部(30)と共に発光ユニット(210)を構成し、前記バネ構造(250)は、前記発光ユニット(210)と一体形成されている、請求項1から10のいずれか1項に記載の空調室内機(202)。

技術分野

0001

本発明は、空調室内機、特に、空調に関する情報を光によって表示する空調室内機に関する。

背景技術

0002

従来から、空気調和機室内機に設けられた表示部には、例えば、運転中、タイマー作動中等の運転状態を示すために、表示部が設けられている。この表示部は、複数のLEDや対応する透過部等によって構成されている。室内に居るユーザは、この表示部を視認することによって空気調和機の運転状態を把握できるようになっている。例えば、室内機の筐体内部のフロントパネル近傍付近に複数のLEDを配置させて、運転中には緑色LEDを発光させて、タイマー設定中には赤色LEDを発光させる等によって、運転状態が表示されるようになっている。

0003

このような表示部を備えた従来の室内機には、光漏れを抑えるためのリブがフロントパネルと一体形成されている。フロントパネルは金型成型されるのが一般的であるため、このリブは、フロントパネルの裏側から金型が抜かれる方向に向けて延び、LEDを略筒形状に覆うようにして設けられている。各LEDは、フロントパネルの筒状形状のリブに対して金型抜き方向から差し込まれるように挿入され、LEDの光を進行させる向きを除いて周囲がリブによって覆われた状態となるように配置される。このため、フロントパネルから延びるリブは、筒状部分によって各LEDの間を仕切ることで、光漏れを抑えている。これにより、ユーザに対して明確に表示部を視認させ、正しい運転状態を把握させることが可能になっている。

0004

ところが、上述した表示部を有する室内機のフロントパネルでは、リブは金型抜き方向に延びて成型されているため、筐体内部におけるLEDの配置が、金型抜き方向から挿入されるものに制限されてしまう。なお、金型抜き方向以外の方向に向けてリブを形成する場合には、複雑な成型工程を行う必要が生じたり、製造コスト部品点数の増大を伴うことが多い。

0005

これに対して、以下の特許文献1において示す室内機のように、光漏れを抑えるためのリブをフロントパネルに一体形成させる代わりに、上述と同様の略筒状形状のリブをLEDと一体化させた構造の室内機が考案されている。このような室内機によると、LEDの配置が制限的にならないようにすることができる。
特開平6−341671号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上述した従来の室内機では、フロントパネルとリブとを組み合わせて室内機を完成させた場合に、フロントパネルとリブとの配置に関して、製造時の寸法誤差等に起因したズレが生じるおそれがある。このため、フロントパネルとリブとの間に隙間が生じてしまう場合がある。そうすると、LEDの光が、この隙間を通じることにより、意図していない場所から漏れ出してしまうおそれがある。

0007

本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、パネルと発光部との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることが可能な空調室内機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

第1発明に係る空調室内機は、少なくとも空調に関する情報を、光によって表示する空調室内機であって、第1発光部と、パネルと、遮光部と、バネ構造とを備えている。ここでの第1発光部としては、例えば、LED等の発光素子が含まれる。パネルは、第1透過部と、第2透過部とを有している。第1透過部は、第1発光部の光を透過させることができる。第2透過部は、上記パネルにおいて第1透過部の周囲に設けられており、光を透過させることができる。遮光部は、第1発光部の光のうち、少なくとも第2透過部に向かう光を遮る。バネ構造は、遮光部をパネルに押し付ける。ここでの空調に関する情報としては、例えば、空気調和機の冷房運転状態暖房運転状態除湿運転状態、設定温度制御のための一次的な運転停止状態タイマー起動中等の各種運転状態の情報が含まれる。また、ここでの第1透過部と第2透過部とを有するパネルとしては、光透過性樹脂部分を有するパネル、孔が設けられたパネル等が含まれ、互いに目的や用途が異なるものであってもよい。例えば、第1透過部は第1発光部の光を透過させるために設けられ、第2透過部はリモコン等からの信号を透過させるために設けられている等のパネルも含まれる。

0009

空調室内機のパネルは、一般的に金型成型される。また、パネル側に背面から金型が抜かれる方向に向けて延びるリブがパネルに一体形成され、空調に関する情報を表示するLEDの光の漏れを抑えている。ところが、この場合には、発光部の配置は、金型抜き方向から挿入されるような態様に制限されてしまう。これに対して、従来の空調室内機には、パネルに対する発光部の配置の自由度を向上させるために、パネルとリブとを別体に形成したものがある。しかし、このようにパネルとリブとが別体となっている空調室内機では、パネルとリブとを組み合わせて空調室内機を完成させた状態で、パネルとリブとの間に隙間が生じてしまう場合がある。そうすると、発光部の光が、この隙間を通じることにより、意図していない場所から漏れ出してしまうおそれがある。

0010

これに対して、第1発明の空調室内機では、第1透過部は、第1発光部の光を透過させて、空調に関する情報を表示させることができる。ここで、遮光部は、第1発光部の光のうち、少なくとも第2透過部に向かう光を遮る。これにより、第1発光部の光が第2透過部を透過して漏れ出してしまうことを抑えることができるようになる。
また、パネルに対する遮光部の配置関係は、バネ構造のバネ力によって遮光部がパネルに対して押し付けられることにより定めることが可能になる。このように、ここでは、バネ構造のバネ力を利用しているので、パネルに対する遮光部の配置の自由度を向上させることができる。このように、遮光部のパネルに対する配置の自由度が向上されることにより、第1発光部の配置の自由度も向上させることができる。したがって、金型によってパネルを成型する場合であっても、パネルと遮光部との配置関係を定めることが可能になり、第1発光部のパネルに対する配置が制限的になってしまうことを抑えることができる。

0011

したがって、第1発明の空調室内機では、パネルと第1発光部との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることが可能になる。
また、例えば、パネルに対する遮光部や第1発光部の配置に自由度を持たせたい場合には、従来のようなリブを不要とすることができるため、パネルの金型成型が困難にならないようにすることが可能になる。

0012

また、例えば、上記空調室内機の製造工程等において、様々な部材の寸法誤差、各部材の配置誤差等の様々な要因によってパネルと遮光部との配置関係に多少の誤差が生じるような場合であっても、上述したバネ構造のバネ力を利用して遮光部が押し当てられているため、このような誤差を補うことができるようになる。
第2発明に係る空調室内機は、第1発明の空調室内機であって、バネ構造によって、遮光部の少なくとも一部はパネルの第1透過部と第2透過部との間に押し付けられる。

0013

ここでは、遮光部の少なくとも一部が、バネ構造によって、パネルの第1透過部と第2透過部との間に押し付けられる。このため、第1透過部と第2透過部との間において、遮光部とパネルとの間の隙間が生じにくいようにすることができる。このため、第1透過部と第2透過部との間における光漏れを効果的に抑えることができる。したがって、ここでは、第1発光部の光が第2透過部に向けて直線的に透過して漏れ出すことを抑えるだけでなく、第1発光部の光がパネルと遮光部との間を回折して第2透過部を透過して漏れ出すことも抑えることが可能になる。

0014

第3発明に係る空調室内機は、第1発明または第2発明の空調室内機であって、第2発光部をさらに備えている。第2発光部は、第2透過部に光を透過させる。そして、遮光部は、第2発光部の光のうち第1透過部に向かう光を遮る。なお、ここでの遮光部は、1つの部材から構成されていてもよいし、第1透過部と第2透過部それぞれに対応した2以上の部材から構成されていてもよい。

0015

空調室内機が発光部を2つ以上備えている場合には、第2透過部からの第1発光部の光の漏れ出しだけでなく、第1透過部からの第2発光部の光の漏れ出しについても問題となる。
これに対して、ここでの遮光部は、第2透過部に向かう第1発光部の光だけでなく、第1透過部に向かう第2発光部の光も遮る。このため、発光部を2つ以上備えている場合であっても、相互に光の漏れ出しを抑えることが可能になる。

0016

また、例えば、第1発光部と第2発光部との発光する色が異なる場合には、相互に光の漏れ出しを抑えるだけでなく、第1発光部の光と第2発光部の光との干渉を抑えることが可能となる。
第4発明に係る空調室内機は、第1発明から第3発明のいずれかの空調室内機であって、バネ構造は、少なくとも一部が弾性変形した状態で、遮光部に対して力を作用させる。

0017

ここでは、バネ構造は、一部が弾性変形した状態で力を作用し、遮光部をパネルに対して押し付ける。このため、バネ構造が弾性変形することによって、パネルに対して押し付けるように遮光板に作用している力のうち余分な力を吸収することができる。このため、パネルと遮光板との密着性をより確実に向上させることができる。
第5発明に係る空調室内機は、第1発明から第4発明のいずれかの空調室内機であって、バネ構造は、板状部材を有している。この板状部材は、遮光部を押し付ける方向に対して略垂直な方向に延びるようにして形成されている。また、この板状部材の両端部は、遮光部を押し付ける方向から見た場合に、遮光部の外側に位置している。なお、板状部材の両端部は、遮光部を押し付ける方向から見た場合に、遮光部との接触部分よりも外側に位置している場合も含まれる。

0018

ここでは、板状部材の両端部は、遮光部を押し付ける方向から見た場合に、遮光部の外側に位置している。このため、板状部材は、遮光部とパネルとが圧接された状態において、遮光部に対する力の掛かり方に応じて湾曲することができる。このため、パネルと遮光部との密着性を向上させることができるようになり、光漏れをより効果的に抑えることが可能になる。

0019

第6発明に係る空調室内機は、第5発明の空調室内機であって、板状部材には、スリットが設けられている。また、このスリットの両端部は、遮光部を押し付ける方向から見た場合に、遮光部の外側に位置している。ここでのスリットは、板状部材において遮光部を押し付ける方向に貫通して複数設けられているスリットが含まれる。また、ここでのスリットは、板状部材において遮光部を押し付ける方向に対して垂直な方向に貫通して設けられているスリットが含まれる。

0020

ここでは、板状部材に、遮光部を押し付ける方向から見た場合に、両端部が遮光部の外側に位置しているスリットが設けられている。このため、スリットが設けられた板状部材は、板状部材自体が湾曲することによる力の吸収だけでなく、スリットによる力の吸収も可能になる。したがって、板状部材は、遮光部とパネルとが圧接された状態において、遮光部に対する力の掛かり方に応じて湾曲することができる。

0021

第7発明に係る空調室内機は、第1発明から第4発明のいずれかの空調室内機であって、バネ構造は、板バネを有している。
ここでは、板バネが、遮光部とパネルとが圧接された状態において、遮光部に対する力の掛かり方に応じて湾曲することができる。このため、パネルと遮光部との密着性を向上させることができるようになり、光漏れをより効果的に抑えることが可能になる。

0022

第8発明に係る空調室内機は、第1発明から第7発明の空調室内機であって、遮光部は、第1発光部を囲む筒状部を有している。
ここでは、遮光部は、第2透過部に向かう第1発光部の光を遮るだけでなく、第1発光部の周囲を覆っている。このため、第1発光部の光が回折することで生じる第2透過部からの光漏れを抑えて、より確実に光漏れを抑えることが可能になる。

0023

第9発明に係る空調室内機は、第1発明から第8発明の空調室内機であって、遮光部がパネルに対して圧接された状態で、遮光部の圧接部分の形状は、パネルの被圧接部分の形状に対応している。
例えば、パネルの被圧接部分が屈曲形状等の場合には、遮光部を単に押し当てるだけではパネルと遮光部との間に隙間が生じてしまい、光漏れを効果的に抑えることができない場合がある。

0024

これに対して、ここでは、遮光部がパネルに対して圧接された状態において、遮光部が、パネルの被圧接部分に対応する形状になっている。このため、遮光部とパネルとの間の隙間を低減させることができ、光漏れをより効果的に抑えることが可能になる。
第10発明に係る空調室内機は、第1発明から第9発明の空調室内機であって、パネルは、遮光部がパネルに対して圧接された状態で、遮光部の圧接部分のパネルに対する位置を定める位置決め手段を有する。

0025

バネ構造によって遮光部をパネルに対して押し付けることで、パネルと遮光部との押し付け方向における配置を定めることが可能となる。ところが、バネ構造によって遮光部をパネルに対して単に押し付けるだけでは、押し付け方向に対して略垂直な方向における遮光部の配置にバラツキが生じてしまう場合がある。
これに対して、ここでは、パネルが、パネル面上における遮光部の位置を定める位置決め手段を有している。これにより、遮光部の押し付け方向における配置を安定化させるだけでなく、パネル面上における遮光部の配置のバラツキを抑えることが可能になる。このため、光漏れをより効果的に抑えることができるようになる。

0026

第11発明に係る空調室内機は、第1発明から第10発明の空調室内機であって、パネルが装着される空調室内機本体をさらに備えている。第1発光部は、少なくとも遮光部と共に発光ユニットを構成している。空調室内機本体は、発光ユニットを保持する発光ユニット保持部を有している。バネ構造は、発光ユニット保持部と一体形成されている。
ここでは、バネ構造が、発光ユニット保持部に対して一体形成されている。このため、バネ構造は、発光ユニット保持部が保持する発光ユニットをパネルに対して押し付けることができる。したがって、バネ構造は、第1発光部と遮光部との配置関係を保ったままで、遮光部をパネルに対して押し付けることが可能になる。

0027

なお、バネ構造が発光ユニット保持部に対して一体形成されることで、部品点数を低減させることが可能になる。また、例えば、発光部とパネルとの圧接に関与する部品点数が低減されることで、パネルに対する発光部の配置を定めるための要素が減少される場合には、発光部の配置をより安定化させることも可能になる。
第12発明に係る空調室内機は、第1発明から第10発明の空調室内機であって、第1発光部は、少なくとも遮光部と共に発光ユニットを構成している。また、バネ構造は、発光ユニットと一体形成されている。

0028

ここでは、第1発光部と遮光部とが一体形成された発光ユニットに対して、バネ構造が一体形成されている。このため、バネ構造が、発光ユニットをパネルに対して押し付けることができる。したがって、バネ構造は、第1発光部と遮光部との配置関係を保ったままで、遮光部をパネルに対して押し付けることが可能になる。
なお、バネ構造が発光ユニットと一体形成されることで、部品点数を低減させることが可能になる。また、例えば、発光部とパネルとの圧接に関与する部品点数が低減されることで、パネルに対する発光部の配置を定めるための要素が減少される場合には、発光部の配置をより安定化させることも可能になる。

0029

なお、バネ構造が発光ユニットに一体形成されており、空調室内機の本体側にはバネ構造が設けられていない場合には、バネ構造が一体形成された発光ユニットを必要に応じて用いることができるようになる。

発明の効果

0030

第1発明に係る空調室内機によれば、パネルと第1発光部との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることが可能になる。
第2発明に係る空調室内機によれば、第1発光部の光が第2透過部に向けて直線的に透過して漏れ出すことを抑えるだけでなく、第1発光部の光がパネルと遮光部との間を回折して第2透過部を透過して漏れ出すことも抑えることが可能になる。

0031

第3発明に係る空調室内機によれば、発光部を2つ以上備えている場合であっても、相互に光の漏れ出しを抑えることが可能になる。
第4発明に係る空調室内機によれば、バネ構造が弾性変形することによって、遮光板がパネルに対して押し付けられる力を吸収することができ、パネルと遮光板との密着性をより確実に向上させることができる。

0032

第5発明に係る空調室内機によれば、パネルと遮光部との密着性を向上させることができるようになり、光漏れをより効果的に抑えることが可能になる。
第6発明に係る空調室内機によれば、板状部材は、遮光部とパネルとが圧接された状態において、遮光部に対する力の掛かり方に応じて湾曲することができる。
第7発明に係る空調室内機によれば、パネルと遮光部との密着性を向上させることができるようになり、光漏れをより効果的に抑えることが可能になる。

0033

第8発明に係る空調室内機によれば、第1発光部の光が回折することで生じる第2透過部からの光漏れを抑えて、より確実に光漏れを抑えることが可能になる。
第9発明に係る空調室内機によれば、遮光部とパネルとの間の隙間を低減させることができ、光漏れをより効果的に抑えることが可能になる。
第10発明に係る空調室内機によれば、遮光部の押し付け方向の配置を安定化させるだけでなく、パネル面上の遮光部の配置のバラツキを抑えることが可能になる。

0034

第11発明に係る空調室内機によれば、バネ構造は、第1発光部と遮光部との配置関係を保ったままで、遮光部をパネルに対して押し付けることが可能になる。
第12発明に係る空調室内機によれば、バネ構造は、第1発光部と遮光部との配置関係を保ったままで、遮光部をパネルに対して押し付けることが可能になる。

発明を実施するための最良の形態

0035

[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る空気調和機1の外観斜視図を図1に示す。
<空気調和機の概略構成
この空気調和機1は、室内の壁面等に取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。

0036

室内機2および室外機3にはそれぞれ熱交換器(図示せず)が備えられており、各熱交換器冷媒配管4により接続されて冷媒回路を構成している。
また、空気調和機1は、図2に示すように、リモートコントローラ18からの制御信号赤外線信号)を受信した場合に、制御信号に基づいた各種の運転を行ったり機能を作動させたりする。室内機2は、運転状態・機能作動中に、LEDを有する発光ユニット10(後述する)によって各状態についての表示が行われる。室内にいるユーザは、この発光ユニット10の表示を視認することで、現在の運転状態等を把握することができる。

0037

なお、図1において矢印D1で示す方向を上下方向D1とし、矢印D2で示す方向を左右方向D2とし、矢印D3で示す方向を前後方向D3として、以下説明する。
<室内機の構成>
室内機2は、図2および図5に示すように、本体9と、ケーシング6と、発光ユニット10(図8参照)等とから構成されている。

0038

なお、図5から図8それぞれで示す断面図は、図3において一点鎖線で示すA−A断面の側面視の様子を示している。
本体9は、電装品箱5(図4および図5参照)、図示しない室内熱交換器クロスフローファン室内ファンモータ等から構成されている。電装品箱5には、図示しない制御装置が内蔵されており、空気調和機1の冷房暖房タイマー等の各種運転制御および表示制御等を行う。

0039

ケーシング6は、背面パネル7と、フロントパネル8とから構成され、内部に本体9等を収納する。背面パネル7は、室内熱交換器やクロスフローファン等(図示せず)等の本体9の背面側を覆う。なお、フロントパネル8は、本体9の前面側を覆うようにして、背面パネル7に対して勘合される。フロントパネル8には、図2および図3に示すように、リモートコントローラ18からの制御信号を受信するためや、発光ユニット10による表示を行うための表示パネル80が設けられている。

0040

発光ユニット10は、図4および図5に示すように、本体9の一部を構成する電装品箱5に対して取り付けられる。この発光ユニット10は、電装品箱5に内蔵されている制御装置によって、表示制御等が行われる。
以下、各部の詳細構成について説明する。
(電装品箱の詳細構成)
電装品箱5は、図4および図5に示すように、本体9の一部を構成している。この電装品箱5は、図7に示すように、発光ユニット10を保持するための被係止孔52が設けられている。また、電装品箱5のうち発光ユニット10が保持される部分の周辺においては、バネ構造50が採用されている。このバネ構造50は、板状部材51とスリットSが設けられている。このスリットSは、板状部材51を湾曲状態にすることができるように、遊間として機能する。具体的には、板状部材51は、図7において矢印で示す方向に力Fが加えられると、スリットSの幅が狭くなる方向にたわみ、力Fの掛かり方に応じて弾性変形して湾曲する。板状部材51は、弾性変形した状態においては、元の形状に戻ろうとする方向、すなわち、力Fが働く矢印とは反対方向(以下、押し付け方向という)に向けてバネ力Fが働く。このバネ力Fは、図6に示すように、電装品箱5と発光ユニット10と表示パネル80とが組み合わされて室内機2が完成した状態において、LEDカバー31,32,33を表示パネル80に向けて押し付けるように作用する。

0041

なお、板状部材51は、表示パネル80に対してLEDカバー30が押し付けられている状態で弾性変形することにより、LEDカバー30に作用している力のうち、余分な力を吸収することができる。このため、表示パネル80とLEDカバー30との密着性を確保することができる。
なお、図6に示すように、押し付ける方向から見た場合に、板状部材51の両端部およびスリットSの両端部は、発光ユニット10との圧接部分よりも外側に位置して見えるように配置されている。

0042

(発光ユニットの詳細構成)
発光ユニット10は、図8に示すように、LED20、受光素子24、LEDカバー30、発光ユニットケーシング40等を有している。この発光ユニット10は、図6に示すように、電装品箱5に対して取り付けられる。また、室内機2が完成した状態においては、発光ユニット10は、図5および図6において示すように、電装品箱5と表示パネル80とによって挟持される。

0043

発光ユニットケーシング40は、図8に示すように、基板41、本体取り付け用係止爪42等を有している。係止爪42は、上述した電装品箱5の被係止孔52と係止される。基板41は、発光ユニット10の長手方向に向けて延びて形成されている。また、発光ユニットケーシング40は、図4に示すように、3つの凸形状部43を有している。この凸形状部43は、発光ユニットケーシング40の両側端部分から電装品箱5が配置される側に向けて延びるようにして形成されている。なお、係止爪42が被係止孔52と係止した状態において、この3つの凸形状部43は、板状部材51に対して当接した状態となる(図4および図6参照)。また、発光ユニット10は、本体9に対して係止された状態になる。

0044

LED20は、第1LED21、第2LED22および第3LED23の3つのLEDから構成されている。第1LED21は、青色に発光することで冷房運転中であることを示す。第2LED22は、赤色に発光することで暖房運転中であることを示す。第3LED23は、黄色に発光することでタイマー機能作動中であることを示す。これらの3つのLED21,22,23は、図8に示すように、発光ユニットケーシング40の基板41に対して取り付けられている。そして、これらのLED21,22,23は、上述した電装品箱5の制御装置と接続されて、発光制御される。これにより、室内機2は、空気調和機1の運転状態等を、表示パネル80を通じて表示できるようになっている。

0045

受光素子24は、上述したリモートコントローラ18から送信されてくる制御信号を受信する。この受光素子24は、後述する表示パネル80の受光フィルタ84を介して、制御信号を受信する。
LEDカバー30は、第1LEDカバー31、第2LEDカバー32および第3LEDカバー33の3つのカバーが一体形成されることで構成されている。第1LEDカバー31,第2LEDカバー32および第3LEDカバー33は、遮光性樹脂を含有する材料で形成されている。また、図5に示すように、各LEDカバー31,32,33は、第1LED21,第2LED22および第3LED23の光を、第1透過部81,第2透過部82および第3透過部83に向けてそれぞれガイドする。LEDカバー30は、光ガイド方向を軸方向とした場合に、略筒形状にLED20を覆う。また、このLEDカバー30は、発光ユニットケーシング40に固定されている。このため、LEDカバー30は、室内機2の完成状態において、発光ユニットケーシング40を介してバネ構造50からのバネ力Fを受けることになる。

0046

これらの第1LEDカバー31,第2LEDカバー32および第3LEDカバー33の軸方向における長さ関係は、表示パネル80に対して圧接された状態において、表示パネル80の曲面に対応するように調整されている。また、LEDカバー31,32,33のうち、バネ構造50における弾性変形の変位が比較的大きい位置(板状部材中央近傍)に配置されるLEDカバー33は、この比較的大きな変位に対応するように長さが調整されて設けられている。これにより、板状部材51のバネ力Fが、各LEDカバー31、32,33に対して均等に働くようになっている。したがって、表示パネル80とLEDカバー30との、押し付け方向における配置関係を安定化させることができる。

0047

(表示パネルの詳細構成)
表示パネル80は、室内機2の正面図の図3に示すように、第1透過部81、第2透過部82、第3透過部83の3つの透過部分と、受光フィルタ84と、カバー被当接部分90とを備えている。この表示パネル80は、所定の金型を用いて成型される。
透過部分は、光透過性の樹脂を含有する材料で形成されており、LED20の光を透過させる。第1透過部81は、室内機2が完成した状態においては、図6に示すように、第1LED21および第1LEDカバー31に対応して配置される。これにより、筒形状の第1LEDカバー31は、第2透過部82や第3透過部83に向かう第1LED21の光を遮ることができる。第2透過部82は、上述した第1透過部81と同様に、第2LED22および第2LEDカバー32に対応して配置される。第3透過部83についても、上述した第1透過部81と同様に、第3LED23および第3LEDカバー33に対応して配置される。

0048

受光フィルタ84は、上述したリモートコントローラ18から送信されてくる制御信号を透過させる。このように受光フィルタ84を透過した制御信号は、受光素子24において受信される。電装品箱5に収納されている制御装置は、受光素子24において受信される信号に基づいて、各種空調制御、機能作動および表示制御を行うことになる。
カバー被当接部分90は、図5および図6に示すように、第1被当接部分91、第2被当接部分92および第3被当接部分93の3つから構成されている。このカバー被当接部分90は、図6に示すように、室内機2が完成した状態においてはバネ力Fが作用して、第1被当接部分91には、第1LEDカバー31の先端部分が圧接される。また、第2被当接部分92に対しては、第2LEDカバー32の先端部分が圧接される。さらに、第3被当接部分93に対しては、第3LEDカバー33の先端部分が圧接される。

0049

<表示パネルとLEDカバーとの圧接関係>
以下、バネ構造50のバネ力Fの作用および表示パネル80のカバー被当接部分90の弾性変形によって生じる力の作用について説明する。また、これらに力の作用によって、表示パネル80とLEDカバー30との圧接関係が定められる。
バネ構造50の板状部材51は、図6に示すように、室内機2が完成した状態においては、弾性変形した状態となり、元の形状に戻ろうとして、バネ力Fが生じる。このバネ力Fによって、発光ユニット10は、表示パネル80に対して押し付けられる。これにより、発光ユニット10のLEDカバー30が表示パネル80に対して押し付けられることになる。

0050

第1被当接部分91は、室内機2が完成した状態においてバネ力Fが作用して、第1LEDカバー31の先端部分が圧接される。これにより、第1LEDの光が、受光フィルタ84を介して漏れ出すことを抑えている。
また、第2被当接部分92は、第2LEDカバー32の先端部分が圧接される。これにより、第2LED22の光が、第1透過部81から漏れ出さないようにしている。また、第1LED21の光が、第2透過部82から漏れ出さないようにしている。

0051

さらに、第3被当接部分93は、第3LEDカバー33の先端部分が圧接される。これにより、第3LED23の光が、第2透過部82から漏れ出さないようにしている。また、第2LED22の光が、第3透過部83から漏れ出さないようにしている。
また、各LEDカバー31,32,33の筒径上部の軸方向の長さは、表示パネル80の湾曲形状およびバネ構造50による弾性変形の変位の大きさ等が反映された長さになっている。このため、LEDカバー30を単に押し当てるだけでは表示パネル80とLEDカバー30との間に隙間が生じてしまうおそれがある場合であっても、LEDカバー30と表示パネル80との間の隙間を低減させ、光漏れを抑えている。

0052

<第1実施形態における室内機の特徴>
(1)
空気調和機の室内機の表示パネルは、一般的に、金型を用いて成型される。また、表示パネルには、背面側から金型抜き方向に向けて延びるリブが一体形成されている。このリブは、空調の運転情報等を表示するLEDの光の漏れを抑える役割を果たす。ところが、リブが表示パネルに一体形成される場合には、LEDの配置が、金型抜き方向から挿入されるような態様に制限されてしまう。

0053

これに対して、従来の室内機には、LEDの配置の自由度を確保するために、表示パネルとリブとを別体に形成したものがある。しかし、このような従来の室内機では、表示パネルとリブとを組み合わせて室内機を完成させた状態で、表示パネルとリブとの間に隙間が生じてしまう場合がある。そうすると、LEDの光が、この隙間を通じて、意図していない場所から漏れ出してしまうおそれがある。このように、意図しない部分から光漏れが生じてしまうと、ユーザは、運転状態を誤って把握してしまうおそれがある。

0054

これに対して、上記第1実施形態の室内機2では、バネ構造50のバネ力Fによって発光ユニット10が表示パネル80に対して押し付けられている。このため、発光ユニット10のLEDカバー30の先端部分と表示パネル80との間に生じうる隙間を少なくすることができる。これにより、意図しない部分からの光漏れを防止でき、発光色が異なるLED20間での光の干渉を防ぐこともできる。これにより、室内機2の運転状態等の表示の視認性を向上させることができる。

0055

さらに、LEDカバー30は発光ユニット10側に形成されており、表示パネル80とは別体に形成されている。また、ここでは、バネ構造50のバネ力Fを利用してLEDカバー30と表示パネル80との配置関係を調整しているので、表示パネル80に対するLEDカバー30の配置の自由度を向上させることができる。このように、LEDカバー30の表示パネル80に対する配置の自由度が向上されることにより、LED20の配置の自由度も向上させることができる。したがって、金型によって表示パネル80を成型する場合であっても、表示パネル80とLEDカバー30との配置関係を定めることが可能になり、LED20の表示パネル80に対する配置が制限的にならないようにすることができる。したがって、上記第1実施形態の室内機2では、表示パネル80とLED20との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることができる。

0056

また、上記室内機2の製造工程において、仮に、各部材の寸法誤差、配置誤差等により表示パネル80とLEDカバー30との配置関係に多少の誤差が生じてしまうおそれがあっても、上記第1実施形態の室内機2では、上述したバネ構造50のバネ力Fを利用してLEDカバー30が表示パネル80に対して押し当てられている。このため、バネ構造50が弾性変形することによって、表示パネル80に対して押し付けるようにLEDカバー30に作用している力のうち余分な力を吸収することができる。このため、このような誤差を補って、表示パネル80とLEDカバー30との密着性をより確実に向上させることができる。

0057

また、上記第1実施形態の室内機2では、LEDカバー30と表示パネル80とが圧接した状態において、スリット板状部材51は、LEDカバー30に対する力の掛かり方に応じて弾性変形する。このため、表示パネル80とLEDカバー30との密着性を向上させることができ、光漏れをより効果的に抑えている。
(2)
上記第1実施形態の室内機2では、バネ構造50は、電装品箱5の構造の一部として設けられている。このため、別途バネ構造を設ける必要をなくすることができる。また、LEDカバー30と表示パネル80との圧接に関与する部品点数が低減されることで、表示パネル80に対するLEDカバー30の配置を定めるための要素が減少される。このため、LEDカバー30およびLED20の表示パネル80に対する配置をより安定化させることができる。

0058

<第1実施形態の変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記第1実施形態では、バネ構造50では、板状部材51の弾性変形を可能にするための遊間として機能するスリットSが設けられている場合について例に挙げて説明した。

0059

これに対して、本発明のバネ構造50は、上記バネ構造50に限られるものではなく、上記第1実施形態のバネ構造50の断面図の図7に示すように、矢印で示す方向に力Fが加えられた場合に、この矢印の反対方向に向けてバネ力Fが作用する構造であればよい。
例えば、図9に示すように、バネ構造50としては、押し付け方向に貫通して、板状部材51の長手方向に延びた複数の開口53Sが互いに平行に設けられたスリット入り板状部材53を有する構造でもよい。このスリット入り板状部材53は、開口53Sが設けられていることで、たわみ易い構造になっている。このスリット板状部材53は、室内機2が完成した状態で、発光ユニットケーシング40の3つの凸形状部43と圧接する(図4および図6参照)。このスリット板状部材53は、3つの凸形状部43と圧接する部分近傍がたわむことで、バネ力Fをより効果的に作用させることができる。

0060

また、例えば、図10に示すように、上記バネ構造50としては、板状部材が湾曲して形成される板バネ54であってもよい。この場合にも、上記板状部材51と同様に、押し付け方向に向けてバネ力Fを作用させることができ、上記と同様の効果を奏することができる。なお、この板バネ54は、発光ユニットケーシング40に対して一体形成されるようにしてもよい。

0061

また、この他にも、例えば、引きバネ(図示せず)によって、表示パネル80とカバー被当接部分90とを圧接させてもよい。この場合には、表示パネル80およびカバー被当接部分90それぞれにおいて、引きバネを取り付ける引っかけ爪等を設けることにより、バネ力Fを作用させる。
(B)
上記第1実施形態の室内機2では、第1LEDカバー31、第2LEDカバー32、第3LEDカバー33が一体に形成されているLEDカバー30を例に挙げて説明した。

0062

これに対して、これらの第1LEDカバー31、第2LEDカバー32、第3LEDカバー33は、必ずしも一体形成されているものに限定されず、別体に形成されていてもよい。この場合であっても、上記実施形態の室内機2と同様の効果を奏することができる。
[第2実施形態]
上記第1実施形態の室内機2では、バネ構造50が、電装品箱5の構造の一部として設けられる場合について例に挙げて説明を行った。

0063

これに対して、室内機202のバネ構造250は、図11に示すように、発光ユニット210の発光ユニットケーシング240の一部として設けられていてもよい。
この場合であっても、上記第1実施形態のバネ構造50と同様の効果を奏することができる。また、発光ユニット210においてバネ構造250を採用した場合には、第1実施形態の室内機2のような本体9側のバネ構造50が必要なくなる。このため、バネ構造250による調整の必要性の有無に応じて、バネ構造250が設けられていない発光ユニットとバネ構造250が設けられた発光ユニット210とを選択的に採用することができる。

0064

[第3実施形態]
上記第1実施形態の室内機2では、バネ構造50が、電装品箱5の構造の一部として設けられる場合について例に挙げて説明を行った。
これに対して、上記バネ構造50は、電装品箱5に設けられるのではなく、別体の部材として後付するようにしてもよい。この場合にも、上記バネ構造50と同様の効果を奏することができる。また、バネ構造50による調整の必要性の有無に応じて、バネ構造50を選択的に採用することができる。

0065

[第4実施形態]
上記第1実施形態の室内機2では、図6に示すように、LEDカバー30と当接するカバー被当接部分90を有する表示パネル80を例に挙げて説明した。
これに対して、上述したカバー被当接部分90は、図12および図13において示すように、以下に述べるパネルリブ190のような構成であってもよい。

0066

第4実施形態の室内機2が備える表示パネル80は、表示パネル80の側断面図の図12に示すように、パネルリブ190を備えている。
このパネルリブ190は、第1リブ191、第2リブ192および第3リブ193の3つのリブから構成されている。パネルリブ190は、概ね、表示パネル80の背面側から前後方向D3の後方に向けて延びている。このパネルリブ190が延びている方向は、表示パネル80が金型成型される場合に、金型が抜かれる方向と略同一方向である。また、パネルリブ190が延びる方向は、押し付け方向に対して傾斜している方向でもある。このパネルリブ190は、LED20の光が透過部分を透過するのに妨げにならない程度に延びている。

0067

また、パネルリブ190は、先に向かうにつれて上下方向D1の厚みが薄くなり、先端部分(以下、先細り部分という)がった形状になるように形成されている。この先細り部分は、上下方向D1の厚みが少なくなっているため、所定の力以上の力が加わると弾性変形する。なお、図13に示すように、室内機2が完成した状態においてはバネ力Fが作用して、第1リブ191には、第1LEDカバー31の先端部分が圧接される。また、第2リブ192に対しては、第2LEDカバー32の先端部分が圧接される。さらに、第3リブ193に対しては、第3LEDカバー33の先端部分が圧接される。

0068

以下、バネ構造50のバネ力Fの作用および表示パネル80のパネルリブ190の弾性変形によって生じる力の作用について説明する。また、これらに力の作用によって、表示パネル80とLEDカバー30との圧接関係が定められる。
バネ構造50の板状部材51は、図13に示すように、室内機2が完成した状態においては、弾性変形した状態となり、元の形状に戻ろうとして、バネ力Fが生じる。このバネ力Fによって、発光ユニット10は、表示パネル80に対して押し付けられる。これにより、発光ユニット10のLEDカバー30が表示パネル80に対して押し付けられることになる。

0069

なお、このLEDカバー30が押し付けられているパネルリブ190は、先細り部分が弾性変形することでLEDカバー30を通じたバネ力Fを吸収して、LEDカバー30と表示パネル80との密着性を向上させる。具体的には、図13に示すように、LEDカバー30が押し付けられる方向を基準とすると、パネルリブ190は、傾斜する方向に向けて表示パネル80から延びている。このため、LEDカバー30とパネルリブ190とは、互いに滑らせ合いながら、所定の許容範囲において弾性変形することで、密着性を向上させている。

0070

第1リブ191の先細り部分は、室内機2が完成した状態においてバネ力Fが作用して、第1LEDカバー31の先端部分が圧接され、弾性変形する。これにより、第1LEDの光が、受光フィルタ84を介して漏れ出すことを抑えている。
また、第2リブ192は、第2LEDカバー32の先端部分が圧接され、弾性変形する。これにより、第2LED22の光が、第1透過部81から漏れ出さないようにしている。また、第1LED21の光が、第2透過部82から漏れ出さないようにしている。

0071

さらに、第3リブ193は、第3LEDカバー33の先端部分が圧接され、弾性変形する。これにより、第3LED23の光が、第2透過部82から漏れ出さないようにしている。また、第2LED22の光が、第3透過部83から漏れ出さないようにしている。
また、パネルリブ190の先細り部分も弾性変形することで、LEDカバー30の押し付け方向における配置を安定化させるだけでなく、表示パネル80の裏面上におけるLEDカバー30の配置にバラツキが生じないようにしている。

0072

このように、上記第4実施形態の室内機2においては、表示パネル80にパネルリブ190が形成されている。このパネルリブ190は、LEDカバー30が圧接された状態において、先細り部分が弾性変形してLEDカバー30の配置を調整することができる。また、パネルリブ190は、LEDカバー30が押し付けられる方向に対して傾斜するようにして形成されている。このため、LEDカバー30の先端部分をパネルリブ190に対して滑らせて自由度を持たせながら、互いの配置関係を調整することができる。したがって、LEDカバー30と表示パネル80との間の隙間をより少なくして密着性をさらに向上させ、光漏れをより効果的に抑えている。

0073

また、上記第4実施形態の室内機2においては、表示パネル80のパネルリブ190は、金型成型において金型抜きが容易になる方向に向けて延びている。このため、表示パネル80の形成が容易になる。また、表示パネル80とパネルリブ190とが一体形成されているため、部品点数を削減させることができる。

0074

本発明に係る空調室内機によれば、パネルと発光部との配置関係が制限的になることを抑えつつ、光漏れを抑えることが可能となるため、空調に関する情報を表示する場合に光を用いる空調室内機への適用が特に有用である。

図面の簡単な説明

0075

第1実施形態の空気調和機の外観構成図
室内機とリモートコントローラとの概略構成図。
室内機の正面図。
室内機の内部の表示ユニット周辺の斜視図。
室内機の前方の側断面図。
表示ユニットと表示パネルとの圧接状態を示す側断面図。
電装品箱のバネ構造部分近傍の側断面図。
表示ユニットの側断面図。
変形例(A)に係るスリット板状部材の概略図。
変形例(A)に係る板バネの圧接状態を示す側断面図。
第2実施形態の室内機に係る表示ユニットと表示パネルとの圧接状態を示す側断面図。
第4実施形態の室内機に係る表示パネルの断面図。
第4実施形態の室内機に係る表示ユニットと表示パネルとの圧接状態を示す側断面図。

符号の説明

0076

2空調室内機(室内機)
9空調室内機本体(本体)
10発光ユニット
21 第1発光部(第1LED)
22 第2発光部(第2LED)
30遮光部(LEDカバー)
50バネ構造
51板状部材
52 発光ユニット保持部(被係止爪
54板バネ
80パネル(表示パネル)
81 第1透過部(透過部分)
82 第2透過部(透過部分)
90位置決め手段(カバー被当接部分)
190 位置決め手段(パネルリブ)
202 空調室内機(室内機)
210 発光ユニット
250 バネ構造
S スリット

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