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技術 センタレス研削機のローディング方法及び同ローディング装置

出願人 ミクロン精密株式会社
発明者 佐藤信義桑田雅之高瀬文雄斉藤英徳
出願日 2004年10月28日 (15年6ヶ月経過) 出願番号 2004-314543
公開日 2006年5月18日 (13年11ヶ月経過) 公開番号 2006-123076
状態 拒絶査定
技術分野 研削盤の構成部分、駆動、検出、制御 円筒・平面研削
主要キーワード 設計的配慮 製作材料 重力荷重 センタレス研削機 作動精度 搭載順序 軸方向スライド 小形軽量
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年5月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

センタレス研削機ローディング装置を改良して、ローディング装置が調整砥石切り込み作動精度に悪影響を及ぼさず、かつ、ローディング装置の支柱ローディング作動の邪魔にならないようにして、高速ローディング作業を可能ならしめる。

解決手段

ローディング装置のX駆動手段14を研削砥石カバー13の上に設置し、該X駆動手段にZ駆動手段15を搭載し、該Z駆動手段にY駆動手段6を搭載する。上記Y駆動手段はチャック5を支持していて、ワーク3のローディング・アンローディングを行なう。従来技術においては調整砥石台11に支柱(図示せず)を立設してローディング装置を支持していたので、調整砥石1の切り込み精度に悪影響を及ぼしていたが、本発明のローディング装置は調整砥石台11に重力荷重掛けないので調整砥石の切り込み精度が良い。しかも、支柱が無いので邪魔にならず、高速ローディング作業が可能である。

概要

背景

図3は、従来例のローディング機構を備えたセンタレス研削機を示し、模式的に描いた斜視図である。
センタレス研削の基本は、調整砥石1とブレード2とで円柱状のワーク3を支承し、
研削砥石4を回転させながら該ワーク3に接触させる。実線で図示して符号3を付した部材は、研削位置に在るワークである。
ワーク3を研削位置にローディングしたり、研削位置からアンローディングするため、
以下に述べるようなローディング装置が設けられている。

説明の便宜上、直交3軸X,Y,Zを想定する。
Z軸は調整砥石1および研削砥石4の回転軸に平行であり、Y軸は上下方向である(基本的には地球を基準として鉛直であるが、設計的考慮により若干傾斜させることもある)
X軸は「調整砥石1の中心線と研削砥石4の中心線とを含む面」の上に在る。
ワーク3を把持したり放出したりするチャック5をY駆動手段6によって支持し、Y軸方向(上下方向)に往復駆動する。

ワークを把持したチャック5は、矢印aのようにローディングしたり、矢印bのようにアンローディングしたりする。
走行台7は、前記Y駆動手段6を搭載して、Zガイドレール8に案内されてZ軸方向に、往復矢印c−dのように走行する。
以上のようにして、ワーク3を把持したチャック5がY−Z面内で移動せしめられ、ローディング機能を果たす。

前記の調整砥石1は、調整砥石台(本図3において図示省略)に搭載されている。
上記の調整砥石台に支柱9が立設されていて、その上に前記のZガイドレール8が架けられている。
すなわち、従来例のローディング装置は、ワークが大形でない限り、一般に調整砥石台の上に搭載されていた(大物のワークをハンドリングする場合は、ベッドの上、またはフロアーの上にローディング装置を設けた従来例も有る)。
ローディング装置が調整砥石台に搭載されていた理由について、図1を援用して次に説明する。
符号11は調整砥石台である。その上に調整砥石1とブレード2とが搭載されている。
先に述べたように、ワーク3はブレード2と調整砥石1とによって支承されているので、このワーク3をブレードの上に置いたり、ブレードの上から持ち上げたりするには、チャック5の位置がブレード2に対して規制されていることが望ましかった。

前述のごとく、調整砥石1とブレード2とによってワーク3を支承するので、これら調整砥石1とブレード2との関係位置を固定的ならしめるよう、両者は同一のスライド部材(調整砥石台)に搭載されている。
研削砥石4は研削砥石台12に搭載され、ベッド10上をX軸方向にスライドしてワーク3に接近・離間動する。
以上に説明したように、従来例のローディング装置(図3)において、支柱9が調整砥石台に設置されていたことには確たる根拠が有ったのである。
特開平5−318266号公報
(財)機械振興協会技術研究所発行「加工技術データファイル」1982年,第6巻 (2)送り込み研削

概要

センタレス研削機のローディング装置を改良して、ローディング装置が調整砥石の切り込み作動精度に悪影響を及ぼさず、かつ、ローディング装置の支柱がローディング作動の邪魔にならないようにして、高速ローディング作業を可能ならしめる。 ローディング装置のX駆動手段14を研削砥石カバー13の上に設置し、該X駆動手段にZ駆動手段15を搭載し、該Z駆動手段にY駆動手段6を搭載する。上記Y駆動手段はチャック5を支持していて、ワーク3のローディング・アンローディングを行なう。従来技術においては調整砥石台11に支柱(示せず)を立設してローディング装置を支持していたので、調整砥石1の切り込み精度に悪影響を及ぼしていたが、本発明のローディング装置は調整砥石台11に重力荷重掛けないので調整砥石の切り込み精度が良い。しかも、支柱が無いので邪魔にならず、高速ローディング作業が可能である。

目的

本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、
切込み精度に悪影響を及ぼす虞れが無く、ローディング・アンローディングの所要時間を遅延させないローディング装置およびローディング方法を提供して、段取り作業性を向上させるにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

センタレス研削機に設けられるローディング装置であって、ワーク(3)を研削位置に置いたり、研削位置から取り出したりするチャック(5)を備えたものにおいて、上記のチャックを支持して3次元空間内で移動させる駆動手段が、当該センタレス研削機の研削砥石台(12)上に搭載されていることを特徴とする、センタレス研削機のローディング装置。

請求項2

センタレス研削機の研削砥石台(12)に設けられている研削砥石カバー(13)の上に、前記のチャックを支持して3次元空間内で移動させる駆動手段が搭載されていることを特徴とする、請求項1に記載したセンタレス研削機のローディング装置。

請求項3

調整砥石(1)および研削砥石(4)の回転中心線に平行なZ軸と、調整砥石の回転中心線および研削砥石の回転中心線を含む面の上に位置するX軸と、上下方向のY軸と、から成る直交3軸X,Y,Zを想定し、前記のチャック(5)を支持してY軸方向に往復駆動するY駆動手段(6)と、上記Y駆動手段を支持してZ軸方向に往復駆動するZ駆動手段(15)と、上記Z駆動手段を支持してX軸方向に往復駆動するX駆動手段(14)と、を具備していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載したセンタレス研削機のローディング装置。

請求項4

前記の研削砥石カバー(13)の上にX駆動手段(14)が設置され、該X駆動手段(14)の上にZ駆動手段(15)が搭載され、該Z駆動手段(15)に対してY駆動手段(6)が装着されていることを特徴とする、請求項3に記載したセンタレス研削機のローディング装置。

請求項5

前記チャック(5)の設置個数複数個(望ましくは2個)であり、それぞれのチャックを支持する、チャックと同数のY駆動手段(6)が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4の何れかに記載したセンタレス研削機のローディング装置。

請求項6

センタレス研削機に対してワーク(3)をローディングアンローディングする方法において、調整砥石(1)および研削砥石(4)の回転中心線に平行なZ軸と、調整砥石の回転中心線および研削砥石の回転中心線を含む面の上に位置するX軸と、上下方向のY軸と、から成る直交3軸X,Y,Zを想定し、チャック(5)を備えたX,Y,Zの3軸駆動機構をセンタレス研削機の研削砥石台(12)によって支持しつつ、前記チャックでワーク(3)を把持して研削位置に供給し、該チャックによってワークを研削位置から取り上げることを特徴とする、センタレス研削機のローディング方法

請求項7

センタレス研削機の研削砥石台(12)に設置された研削砥石カバー(13)によってX駆動手段(14)を支持するとともに、該X駆動手段(14)によってZ駆動手段(15)を支持し、上記Z駆動手段(15)に搭載したY駆動手段(6)によってチャック(5)を支持して、該チャックによってワーク(3)の受け渡しを行なうことを特徴とする、請求項6に記載したセンタレス研削機のローディング方法。

請求項8

前記のZ駆動手段(15)に複数個(望ましくは2個)のY駆動手段(6A,6B)を搭載し、該複数個のY駆動手段それぞれによって複数個のチャック(5A,5B)を支持して、いずれか一つのチャック(5A)でワーク(3)を研削位置に供給し、他の一つのチャック(5B)でワークの取出しを行なうことを特徴とする請求項6または請求項7に記載したセンタレス研削機のローディング方法。

技術分野

0001

本発明は、センタレス研削機においてワークを研削位置ローディングアンローディングする技術に関するものである。
ただし当業界において一般に、ローディングとアンローディングとを総括して単にローディングと呼ばれる場合がある。
本発明においてローディング装置とは、ローディング・アンローディングを行なう機械装置をいう。

背景技術

0002

図3は、従来例のローディング機構を備えたセンタレス研削機を示し、模式的に描いた斜視図である。
センタレス研削の基本は、調整砥石1とブレード2とで円柱状のワーク3を支承し、
研削砥石4を回転させながら該ワーク3に接触させる。実線で図示して符号3を付した部材は、研削位置に在るワークである。
ワーク3を研削位置にローディングしたり、研削位置からアンローディングするため、
以下に述べるようなローディング装置が設けられている。

0003

説明の便宜上、直交3軸X,Y,Zを想定する。
Z軸は調整砥石1および研削砥石4の回転軸に平行であり、Y軸は上下方向である(基本的には地球を基準として鉛直であるが、設計的考慮により若干傾斜させることもある)
X軸は「調整砥石1の中心線と研削砥石4の中心線とを含む面」の上に在る。
ワーク3を把持したり放出したりするチャック5をY駆動手段6によって支持し、Y軸方向(上下方向)に往復駆動する。

0004

ワークを把持したチャック5は、矢印aのようにローディングしたり、矢印bのようにアンローディングしたりする。
走行台7は、前記Y駆動手段6を搭載して、Zガイドレール8に案内されてZ軸方向に、往復矢印c−dのように走行する。
以上のようにして、ワーク3を把持したチャック5がY−Z面内で移動せしめられ、ローディング機能を果たす。

0005

前記の調整砥石1は、調整砥石台(本図3において図示省略)に搭載されている。
上記の調整砥石台に支柱9が立設されていて、その上に前記のZガイドレール8が架けられている。
すなわち、従来例のローディング装置は、ワークが大形でない限り、一般に調整砥石台の上に搭載されていた(大物のワークをハンドリングする場合は、ベッドの上、またはフロアーの上にローディング装置を設けた従来例も有る)。
ローディング装置が調整砥石台に搭載されていた理由について、図1を援用して次に説明する。
符号11は調整砥石台である。その上に調整砥石1とブレード2とが搭載されている。
先に述べたように、ワーク3はブレード2と調整砥石1とによって支承されているので、このワーク3をブレードの上に置いたり、ブレードの上から持ち上げたりするには、チャック5の位置がブレード2に対して規制されていることが望ましかった。

0006

前述のごとく、調整砥石1とブレード2とによってワーク3を支承するので、これら調整砥石1とブレード2との関係位置を固定的ならしめるよう、両者は同一のスライド部材(調整砥石台)に搭載されている。
研削砥石4は研削砥石台12に搭載され、ベッド10上をX軸方向にスライドしてワーク3に接近・離間動する。
以上に説明したように、従来例のローディング装置(図3)において、支柱9が調整砥石台に設置されていたことには確たる根拠が有ったのである。
特開平5−318266号公報
(財)機械振興協会技術研究所発行「加工技術データファイル」1982年,第6巻 (2)送り込み研削

発明が解決しようとする課題

0007

図3のローディング装置は、前述のごとく確たる理由に基づいて構成されたものであって、従来例の基本構造であった。
この基本的構成の範囲内で種々の変形例も考案され、設計的考慮が加えられもしたが、「調整砥石台またはベッド(フロアー)の上に、Y−Z駆動機構を搭載する」という大枠を基本としていて、研削砥石台の上にY—Z駆動機構を搭載するという技術的思想は無かった。
例は無い。
しかし、こうした既製概念を離れて考察すると、今まで当たり前のこととしていた問題点が浮上してくる。

0008

イ.センタレス研削における切込み作動は一般に、調整砥石とブレードとを搭載されている調整砥石台(記述)をスライド機構でX軸方向に送って行なわれるが、該調整砥石台
にローディング機構が搭載されているため切込み精度が低下していた。
ロ.センタレス研削における重要な動作機構である調整砥石台に2本の支柱が立設されているため、ローディング・アンローディングの所要時間が遅延していた。
なお、こうした不具合を避けるためセンタレス研削機のベッド(またはフロアー)の上に直接的にローディング機構を搭載すると装置全体が大形大重量になる。このためローディング機構が邪魔になって段取りが妨げられ、作業性が悪かった。
(注)従来、図3の構造に疑いの目を向けず、これ以外の構造を試みた者が無かったた め、上記イ,ロの問題が気付かれなかった。

0009

本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、
切込み精度に悪影響を及ぼす虞れが無く、ローディング・アンローディングの所要時間を遅延させないローディング装置およびローディング方法を提供して、段取り作業性を向上させるにある。

課題を解決するための手段

0010

上記の目的を達成するための基本となる技術的思想として本発明は、従来調整砥石台の上に搭載されていたローディング機構を、研削砥石台の上に移転した。
ローディング機構も研削砥石台も公知公用機器である。誤解の無いように御理解頂きたいが、この移転は決して単なる設計的配慮に属する改良ではない。その理由は次のとおりである。
従来、図3の構造がセンタレス研削機であると信じられていた。あたかも天動説のごとく、誰一人として疑う者が無かったのである。その証拠に、これ以外の構造のローディング装置が製造された実例が皆無である。

0011

以上に説明した基本的原理に基づいて、請求項1に係る発明装置の構成は(図1図2とを併せて参照)センタレス研削機に設けられるローディング装置であって、ワーク(3)を研削位置に供給したり、研削位置から取り出したりするチャック(5)を備えたものにおいて、
上記のチャックを支持して3次元空間内で移動させる駆動手段が、当該センタレス研削機の研削砥石台(12)上に搭載されていることを特徴とする。

0012

以上に説明した請求項1の発明装置によると、チャックの駆動手段が研削砥石台に搭載されているので、該駆動手段の重力荷重および慣性力が調整砥石の切込み精度に悪影響を及ぼす虞れが無い。
その上、チャックの駆動手段が3次元作動するので、搬入コンベア搬出コンベアの配設位置に制約を受けず、センタレス研削機付近のどこからでもワークの供給を受け、どこへでもワークを受け渡しすることができる。
さらに、チャックを3次元駆動できるので、研削砥石の摩耗によってセンタレス研削位置が変化しても容易に順応することができる。
研削動作は別として、ワークの受け渡しのみに着目した場合、研削砥石の磨耗減寸に対して従来技術においては、調整砥石台をスライドさせて調節しなければならなかった。
本発明装置においては調整砥石台に影響を及ぼさずに、ローディング装置のX方向駆動手段によって研削砥石の磨耗減寸に対応することができる。

0013

請求項2に係る発明装置の構成は、前記請求項1の発明装置の構成要件に加えて、(図1及び図2を併せて参照)センタレス研削機の研削砥石台(12)に設けられている研削砥石カバー(13)の上に、前記のチャックを支持して3次元空間内で移動させる駆動手段が搭載されていることを特徴とする。

0014

以上に説明した請求項2の発明装置によると、ローディング機構の支柱を設ける必要が無いので構造が簡単,軽量になり、作業の段取り作業性が格段に向上する。
研削砥石カバーにの上にローディング機構を搭載しても強度的に問題は無いか、との疑念を抱かれる向きもお在りかと懸念するが、研削砥石カバーは単なる覆いではなく、万一、砥石が破損して飛散することを防止するため、専門外の方には想像もできないほど強固に作られており、ローディング機構の重力荷重を受けてもビクともしない。
しかも、支柱が無いため当然に支柱に邪魔されることが無く、ローディング作動・アンローディング作動が速やかに行われる。すなわち作業能率が著しく向上する。

0015

請求項3に係る発明装置の構成は、前記請求項1または請求項2の発明装置の構成要件に加えて(図1および図2を併せて参照)、
調整砥石(1)および研削砥石(4)の回転中心線に平行なZ軸と、
調整砥石の回転中心線および研削砥石の回転中心線を含む面の上に位置するX軸と、
上下方向のY軸と、から成る直交3軸X,Y,Zを想定し、
前記のチャック(5)を支持してY軸方向に往復駆動するY駆動手段(6)と、
上記Y駆動手段を支持してZ軸方向に往復駆動するZ駆動手段(15)と、
上記Z駆動手段を支持してX軸方向に往復駆動するX駆動手段(14)と、を具備していることを特徴とする。

0016

以上に説明した請求項3の発明装置によると、比較的簡単で軽量の部材によって高精度のローディング作動を行なわせることができる。
すなわち、前記請求項1の構成においては、どのような方式の3次元駆動機構をも使用することができ、例えば旋回式ロボットアームを適用することもできるが、本請求項3においては、前記3次元駆動機構をX,Y,Zの直交3軸方式に限定することにより、実用的に安価で使い易いローディング装置が得られるようになった。

0017

請求項4に係る発明装置の構成は、前記請求項3の発明装置の構成要件に加えて、(図1及び図2を併せて参照)、
前記の研削砥石カバー(13)の上にX駆動手段(14)が設置され、
該X駆動手段(14)の上にZ駆動手段(15)が搭載され、
該Z駆動手段(15)に対してY駆動手段(6)が装着されていることを特徴とする。

0018

以上に説明した請求項4の発明装置によると、別段の支柱を設けなくてもローディング機構を強固に支持することができる。
支柱が無いのでローディング・アンローディングの作動の邪魔にならない。その結果としてワークの供給・取出し所要時間が著しく短縮される。
その上、支柱が無いのでセンタレス研削機全体の重量が軽減されて製作材料コストが低減される。特に、作業スペースが広くなって、段取り作業性が向上する。
さらに、支柱が無いので外観がすっきりし、意匠的に優れたものとなり、商品価値が向上する。

0019

請求項5に係る発明装置の構成は、前記請求項1ないし請求項4の発明装置の構成要件に加えて(図2参照)、
前記チャック(5)の設置個数複数個(望ましくは2個)であり、
それぞれのチャックを支持する、チャックと同数のY駆動手段(6)が設けられていることを特徴とする。

0020

以上に説明した請求項5の発明装置によると、複数個のチャックによってローディング作業とアンローディング作業とを分担することができ、該複数個のチャックをそれぞれ支持するY駆動手段個々の制御が簡単である。
その上、上記複数個のY駆動手段を搭載してX−Z方向に案内,駆動する手段は1組ずつで足り、全体の構成を著しく複雑・大重量にすることが無い。

0021

請求項6に係る発明方法の構成は、(図1および図2を併せて参照)センタレス研削機に対してワーク(3)をローディング・アンローディングする方法において、
調整砥石(1)および研削砥石(4)の回転中心線に平行なZ軸と、
調整砥石の回転中心線および研削砥石の回転中心線を含む面の上に位置するX軸と、
上下方向のY軸と、から成る直交3軸X,Y,Zを想定し、
チャック(5)を備えたX,Y,Zの3軸駆動機構をセンタレス研削機の研削砥石台(12)によって支持しつつ、前記チャックでワーク(3)を把持して研削位置に供給し、研削位置から取り上げることを特徴とする。

0022

以上に説明した請求項6の発明方法によると、チャックをX,Y,Zの3軸方向に駆動するので、当該センタレス研削機の周囲の任意の箇所でワークを受け取って、これを研削位置に供給することもでき、また、研削位置のワークを取り上げて任意の位置で該ワークを受け渡すこともできる。
さらに、ワークを把持するチャックをX軸方向に駆動するので、研削砥石の摩耗に応じて変化する受け渡し箇所に順応することができる。

0023

請求項7に係る発明方法の構成は、請求項6の発明方法の構成要件に加えて、(図1および図2を併せて参照)センタレス研削機の研削砥石台(12)に設置された研削砥石カバー(13)によってX駆動手段(14)を支持するとともに、 該X駆動手段(14)によってZ駆動手段(15)を支持し、
上記Z駆動手段(15)に搭載したY駆動手段(6)によってチャック(5)を支持して、該チャックによってワーク(3)の受け渡しを行なうことを特徴とする。

0024

以上に説明した請求項7の発明方法によると、比較的簡単な駆動機構を用いて、高速・高精度のローディング作動を行なうことができる。
すなわち、請求項6の発明方法は旋回アーム式の3軸駆動機器を用いて行なうこともできるが、本請求項7においてはX軸方向駆動手段、Y軸方向駆動手段及びZ軸方向駆動手段を用いてチャックを駆動するので、迅速,容易にワークを3次元空間内で移動させることができる。

0025

請求項8に係る発明方法の構成は、前記請求項6または請求項7の発明方法の構成要件に加えて、(図1参照)前記のZ駆動手段(15)に複数個(望ましくは2個)のY駆動手段(6A,6B)を搭載し、該複数個のY駆動手段それぞれによって複数個のチャック(5A,5B)を支持して、
いずれか一つのチャック(5A)でワーク(3)を研削位置に供給し、他の一つのチャック(5B)でワークの取出しを行なうことを特徴とする。

0026

以上に説明した請求項8の発明方法によると、2個のチャックをそれぞれ使い分けて、ワークの供給(ローディング)と、ワークの取り出し(アンローディング)とを円滑に行なうことができる。

発明の効果

0027

請求項1の発明装置を適用すると、チャックの駆動手段が研削砥石台に搭載されているので、該駆動手段の重力荷重および慣性力が調整砥石の切込み精度に悪影響を及ぼす虞れが無い。
その上、チャックの駆動手段が3次元作動するので、搬入コンベアや搬出コンベアの配設位置に制約を受けず、センタレス研削機付近のどこからでもワークの供給を受け、どこへでもワークを受け渡しすることができる。
さらに、チャックを3次元駆動できるので、研削砥石の摩耗によってセンタレス研削位置が変化しても容易に順応することができる(従来技術においては、調整砥石台をスライドさせて調節しなければならなかった。本発明装置においては調整砥石台に影響を及ぼさずに、ローディング装置によって研削位置の変化に対応することができる)。

0028

請求項2の発明装置によると、ローディング機構の支柱を設ける必要が無いので、構造が簡単,軽量になる。
研削砥石カバーにの上にローディング機構を搭載しても強度的に問題は無いか、との疑念を抱かれる向きもお在りかと懸念するが、研削砥石カバーは単なる覆いではなく、万一、砥石が破損して飛散することを防止するため、専門外の方には想像もできないほど強固に作られており、ローディング機構の重力荷重を受けてもビクともしない。
しかも、支柱が無いため当然に支柱に邪魔されることが無く、ローディング作動・アンローディング作動が速やかに行われる。すなわち作業能率が向上する。

0029

請求項3の発明装置によると、比較的簡単で軽量の部材によって高速・高精度のローディング作動を行なわせることができる。
すなわち、前記請求項1の構成においては、どのような方式の3次元駆動機構をも使用することができ、例えば旋回式のロボットアームを適用することもできるが、本請求項3においては、前記3次元駆動機構をX,Y,Zの直交3軸方式に限定することにより、実用的に安価で使い易いローディング装置が得られるようになった。

0030

請求項4の発明装置によると、別段の支柱を設けなくてもローディング機構を強固に支持することができる。
支柱が無いのでローディング・アンローディングの作動の邪魔にならない。その結果としてワークの供給・取出し所要時間が著しく短縮される。特に、作業スペースが広くなって、段取り作業性が向上する。
その上、支柱が無いのでセンタレス研削機全体の重量が軽減され、製作材料コストも低減される。
さらに、支柱が無いので外観がすっきりし、意匠的に優れたものとなり、商品価値が向上する。

0031

請求項5の発明装置によると、複数個のチャックによってローディング作業とアンローディング作業とを分担することができ、該複数個のチャックをそれぞれ支持するY駆動手段個々の制御が簡単である。
その上、上記複数個のY駆動手段を搭載してX−Z方向に案内,駆動する手段は1組ずつで足り、全体の構成を著しく複雑・大重量にすることが無い。

0032

請求項6の発明方法によると、チャックをX,Y,Zの3軸方向に駆動するので、当該センタレス研削機の周囲の任意の箇所でワークを受け取って、これを研削位置に供給することもでき、また、研削位置のワークを取り上げて任意の位置で該ワークを受け渡すこともできる。
さらに、ワークを把持するチャックをX軸方向に駆動するので、研削砥石の摩耗に応じて変化する受け渡し箇所に順応することができる。

0033

請求項7の発明方法によると、比較的簡単な駆動機構を用いて、迅速に高精度のローディング作動を行なうことができる。
すなわち、請求項6の発明方法は旋回アーム式の3軸駆動機器を用いて行なうこともできるが、本請求項7においてはX軸方向駆動手段、Y軸方向駆動手段及びZ軸方向駆動手段を用いてチャックを駆動するので、迅速,容易にワークを3次元空間内で移動させることができる。

0034

請求項8の発明方法によると、2個のチャックをそれぞれ使い分けて、ワークの供給(ローディング)と、ワークの取り出し(アンローディング)とを円滑に行なうことができる。

発明を実施するための最良の形態

0035

図1は本発明装置の1実施形態を模式的に描いた正面図、図2は同じく模式的に描いた側面図であり、共に、研削砥石カバー13を切断したところを表している。
従来例(図3)において説明したのと同様に、調整砥石1及び研削砥石4の回転軸方向のZ軸と、上下方向のY軸と、「調整砥石1の回転中心線と研削砥石4の回転中心線とを含む平面上に位置するX軸」とから成る直交3軸X,Y,Zを設定する。
研削砥石4を搭載する研削砥石台12、および、調整砥石1を搭載する調整砥石台11は、ベッド10の上に設置されている。

0036

調整砥石台11はベッド10上をX軸方向に往復矢印e−fのようにスライドし得る構造であって、eが切込み送り方向である。
本実施形態においては、研削砥石台12もX軸方向にスライドし得る構造としたが、本発明を実施する際、研削砥石台12をベッド10上に固定的に設置することもできる。
研削砥石台12のX軸方向スライドを省略できる理由は、ローディング装置がX軸方向の駆動機能を有しているからである。

0037

上記研削砥石台12に研削砥石カバー13が設置されている。この研削砥石カバーは、万一研削砥石4が破損したとき、その破片が飛散するのを防止する役目を兼ねているのできわめて堅牢鋼鉄製の部材である。
この実施形態においては研削砥石を片持ち形に支持していて、研削砥石カバー13は研削砥石軸4aと干渉しないように形成されている。
この研削砥石カバーの上にX駆動手段14が設置されている。該X駆動手段はZ駆動手段15を搭載していて、これをX軸方向に往復駆動する(図1参照)。
さらに、該Z駆動手段15はY駆動手段6を搭載していて、これをZ軸方向に往復駆動する。
本願の添付図面は模式化してあり、Y駆動手段6の作動を理解し易いようにシリンダの形に描いてある。しかし本発明を実施する際、Y駆動手段6は任意の構造の駆動手段を適宜に選定して用いることができる。

0038

前記Y駆動手段6によってチャック5が支持されている。該チャックは、前記X駆動手段14、Z駆動手段15、及びY駆動手段6によって3次元空間内で自在に移動せしめられる。
図2参照)本実施形態においては、1個のZ駆動手段15が2個のY駆動手段6A,6Bを支持し、かつZ軸方向に駆動する。それぞれのY駆動手段6A,6Bにはチャック5A,5Bが装着されている。
2個のチャックの内、片方のチャック5Aは、搬入コンベア16からワーク3を取り上げて搬送し、当該センタレス研削機の研削位置(ブレード2の上)に供給する。

0039

2個のチャックの内、他方のチャック5Bは、研削位置(ブレード2の上)からワークを取り上げて搬送し、搬出コンベア17に受け渡しする。
このようにして2個のチャックを使い分けると、ワーク3の搬入動作搬出動作とが、互いに独立に、かつ協働して順調に運転される。
この実施形態(図2)のように、1個のZ駆動手段15に2個のY駆動手段6A,6Bを搭載すると、2個のZ駆動手段を設けた構成よりも構造が簡単で小形軽量低コストでありながら、2個のZ駆動手段を設けた場合とほぼ同様のローディング・アンローディング機能を発揮することができる。特に、2個のY駆動手段6A,6Bが相互に独立に作動することができる。

0040

本発明実施形態(図1参照)においては、チャック5を支承して3次元空間内で駆動する手段が、研削砥石カバー13を介して研削砥石台12に設置されている。これにより、該3次元駆動手段が調整砥石台11の切り込み動作の精度に悪影響を及ぼさない。
上記の構成・機能から理解されるように、前記の3次元駆動手段を「研削砥石台12に立設した支柱18」に搭載しても同様の効果が得られる。
この場合、研削砥石カバー13の上に3次元駆動手段を設置した場合に比して、
(a)研削砥石カバー13を取り外して研削砥石4をメンティナンスする作業が容易であるという長所と、
(b)支柱18がローディング・アンローディング動作の邪魔になるという不具合については従来例と大差が無いという短所とが有る。

0041

前記のX駆動手段14や、Z駆動手段15や、Y駆動手段6の具体的な構造については、適宜の公知技術を選定して用いることができる。すなわち、例えばボールネジサーボモータとの組み合わせを適用することもでき、また例えばシリンダ手段を適用することもできる。

0042

図示の実施形態においては、X駆動手段14にZ駆動手段15を搭載し、Z駆動手段15にY駆動手段6を搭載したが、設計的配慮によって上記の搭載順序を変更することもできる。従って、この搭載順序を変えた変形例も本発明の本質的部分を踏襲する均等なるものであって、本発明の技術的範囲に属する。

0043

図示を省略するが、図1の実施形態において「チャック5を上下方向に往復駆動するY駆動手段6」を、「Z軸周り往復回動するロボットアーム」で代替することもできる。
このような変形例も実質的に本発明と同様な構成であって、本発明の技術的範囲に属するものである。

図面の簡単な説明

0044

本発明に係るローディング装置の1実施形態を示し、研削砥石カバーを切断して描いた模式的な正面図
本発明に係るローディング装置の1実施形態を示し、研削砥石カバーを切断して描いた模式的な側面図
ローディング装置を備えたセンタレス研削機の従来例について、要部を抽出して描いた模式的な斜視図

符号の説明

0045

1…調整砥石
2…ブレード
3…ワーク
4…研削砥石
4a…研削砥石軸
5…チャック
6…Y駆動手段
7…Z走行台
8…Zガイドレール
9…支柱
10…ベッド
11…調整砥石台
12…研削砥石台
13…研削砥石カバー
14…X駆動手段
15…Z駆動手段
16…搬入コンベア
17…搬出コンベア
18…支柱

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