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図面 (11)

課題

作業員型枠の両側に配する必要なく、型枠の耐用性を低下させないでインサートを型枠に面倒な作業なく簡単に取り付けるインサート取付治具ユニットを提供する。

解決手段

インサート取付治具Aは、その取付金具10を、一側端面11bに磁石嵌付凹部11dと脱型ピン穴11eを設けた金具本体11と、金具本体の他側端面11cに突設しインサートIの雌ねじ孔bに螺合させる雄ねじを螺設したねじ軸12とで形成する。そして、ねじ軸と金具本体の同一中心軸線方向に、振止めピン20を挿通させる振止め孔13を貫通させて設け、該振止め孔とリング中心穴15aを連通させて磁石嵌付凹部内にマグネットリング15を嵌め付けた構成にする。取外し専用ハンドルは、回動操作ハンドル部の先端にピン取付台を固着し、ピン取付台に、インサート取付治具の脱型用ピン穴に対応させて、それら脱型用ピン穴に係合可能な治具回転用ピンを立設する。

概要

背景

従来、インサートを、型枠コンクリート打込み側(内側)に取り付ける場合は、コンクリート打ち前に、たとえば図10に示すように、鋼製型枠1の外側(図中右側)から、仮止めボルト2のねじ部2aを、型枠1に各ねじサイズ別にあけたボルト挿通穴1aに通して型枠1の内側へ突出させる一方、その型枠1の内側において、インサート3を持って回し、仮止めボルト2のねじ部2aをインサート3の雌ねじ孔3aに捩じ込ませて型枠1にインサート3を締結している。そして、型枠1の各インサート取付位置にインサート3を取り付けてから、コンクリートを打設して後、脱型時には、型枠1の外側において、仮止めボルト2を捩じ回してインサート3から取り外している。

概要

作業員を型枠の両側に配する必要なく、型枠の耐用性を低下させないでインサートを型枠に面倒な作業なく簡単に取り付けるインサート取付治具ユニットを提供する。インサート取付治具Aは、その取付金具10を、一側端面11bに磁石嵌付凹部11dと脱型用ピン穴11eを設けた金具本体11と、金具本体の他側端面11cに突設しインサートIの雌ねじ孔bに螺合させる雄ねじを螺設したねじ軸12とで形成する。そして、ねじ軸と金具本体の同一中心軸線方向に、振止めピン20を挿通させる振止め孔13を貫通させて設け、該振止め孔とリング中心穴15aを連通させて磁石嵌付凹部内にマグネットリング15を嵌め付けた構成にする。取外し専用ハンドルは、回動操作ハンドル部の先端にピン取付台を固着し、ピン取付台に、インサート取付治具の脱型用ピン穴に対応させて、それら脱型用ピン穴に係合可能な治具回転用ピンを立設する。

目的

そこで、本発明の目的は、上述した従来の課題を解決し、ねじサイズ別に異なるボルト挿通穴を型枠にあける穴あけ作業や、脱型時のボルト外し作業や、大きなボルト挿通穴の穴埋め補修作業など数々の面倒な作業をなくし、型枠の両側に作業員を配する必要なく、しかも、型枠の耐用性を低下させないでインサートを型枠に簡単に効率よく取り付けるインサート取付治具ユニットを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

鋼製型枠コンクリート打込み側にインサートを取り付けるインサート取付治具と、脱型時に該インサート取付治具をコンクリートから取り外す取外し専用ハンドルとを備えたインサート取付治具ユニットであって、前記インサート取付治具は、前記型枠の各インサート取付位置に固着させる取付金具と、その取付金具の細長振止めピンとを備え、前記取付金具は、一側端面の中央に磁石嵌付凹部を設けると共に該磁石嵌付凹部の周りに複数の脱型用ピン穴を設けた磁性体の金具本体と、該金具本体の他側端面突設して前記インサートの雌ねじ孔螺合させる雄ねじを螺設したねじ軸とで形成すると共に、前記振止めピンを貫挿させる振止め孔を、前記ねじ軸と前記金具本体の同一中心軸線方向に貫通させて形成し、前記磁石嵌付凹部内に前記振止め孔とリング中心穴を連通させてマグネットリングを嵌め付けて吸着保持し、インサート取付時は、前記ねじ軸を前記雌ねじ孔に捩じ込んで前記インサートに連結する一方、前記振止めピンを前記振止め孔に貫挿し、そのピン先端側を、前記型枠のインサート取付位置に前記振止めピンの軸径に合わせてあけたピン挿通穴に通して係合させて、前記金具本体を前記型枠に磁気的に固着する構成とする一方、前記取外し専用ハンドルは、回動操作ハンドル部を有し、そのハンドル部の先端にピン取付台を固着し、該ピン取付台に、前記インサート取付治具の脱型用ピン穴に対応させて、それら脱型用ピン穴に係合可能な複数の治具回転用ピンを立設してなることを特徴とする、インサート取付治具ユニット。

請求項2

前記インサート取付治具の前記取付金具は、前記金具本体の他側端面において、前記ねじ軸との間に環状溝を形成し、その環状溝にシール材嵌め込み、前記インサートに連結した状態で該インサートとの間をシールしてなることを特徴とする、請求項1に記載のインサート取付治具ユニット。

請求項3

前記インサート取付治具の前記取付金具は、前記金具本体を略円盤状に形成すると共に、該金具本体の外周面を、その一側端面から前記他側端面へ向かうに従い漸次縮径となるテーパ面で形成してなることを特徴とする、請求項1又は2に記載のインサート取付治具ユニット。

請求項4

前記取外し専用ハンドルは、前記治具回転用ピンを、前記インサート取付治具の脱型用ピン穴に係合させるピン先端部とは反対のピン基端部に雄ねじを螺設したねじピンで形成する一方、前記ピン取付台に前記治具回転用ピンを挿通させる複数のピン貫挿穴を設け、前記治具回転用ピンを、前記ピン貫挿穴に通して前記ピン先端部を前記ピン取付台から突出させると共に、前記ピン基端部にナットを捩じ込んで前記治具回転用ピンを前記ピン取付台に着脱可能に取り付けてなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載のインサート取付治具ユニット。

技術分野

0001

本発明は、鋼製型枠コンクリート打込み側にインサートを取り付けるために使用するインサート取付治具ユニットに関する。

背景技術

0002

従来、インサートを、型枠のコンクリート打込み側(内側)に取り付ける場合は、コンクリート打ち前に、たとえば図10に示すように、鋼製型枠1の外側(図中右側)から、仮止めボルト2のねじ部2aを、型枠1に各ねじサイズ別にあけたボルト挿通穴1aに通して型枠1の内側へ突出させる一方、その型枠1の内側において、インサート3を持って回し、仮止めボルト2のねじ部2aをインサート3の雌ねじ孔3aに捩じ込ませて型枠1にインサート3を締結している。そして、型枠1の各インサート取付位置にインサート3を取り付けてから、コンクリートを打設して後、脱型時には、型枠1の外側において、仮止めボルト2を捩じ回してインサート3から取り外している。

発明が解決しようとする課題

0003

ところが、仮止めボルト2を用いた従来のインサート取付構造では、(1)型枠1に、取付対象のインサート3に合わせて、ねじサイズ別穴径の異なるボルト挿通穴1aをいちいち穿設する必要があり、それだけ穴あけ作業に手間と時間を要し、とても面倒であるという課題があった。また、(2)インサート3を型枠1に取り付けるためには、型枠1の外側から、仮止めボルト2のねじ部2aをボルト挿通穴1aに通して型枠1の内側へ突出させる作業が必要である一方、型枠1の内側では、インサート3を持って回し、仮止めボルト2のねじ部2aをインサート3に捩じ込む作業が必要であり、その結果、型枠1の両側に作業員を配して作業する必要があり、それだけ人員が余計に必要で作業効率が悪いという課題があった。更に、(3)脱型時には、型枠1の外側において、固く捩じ込んだ仮止めボルト2を捩じ回してインサート3から取り外す必要があり、それだけ脱型作業に手間を要し面倒であるという課題もあった。他方、(4)型枠1は、通常、別のコンクリート打ちにも転用されるが、転用するたびに、比較的大きなボルト挿通穴1aが多数箇所に開けられると、その分だけ型枠1の強度が低下するため、結果として型枠の転用頻度が少なくなり、耐用性欠けるという課題があった。しかも、(5)型枠を転用するとき、インサートの取付位置が変更されると、その都度、不使用の大きなボルト挿通穴を塞ぐ穴埋め補修作業を繰り返し行う必要があり、この穴埋め補修作業が厄介で面倒であるという課題があった。

0004

そこで、本発明の目的は、上述した従来の課題を解決し、ねじサイズ別に異なるボルト挿通穴を型枠にあける穴あけ作業や、脱型時のボルト外し作業や、大きなボルト挿通穴の穴埋め補修作業など数々の面倒な作業をなくし、型枠の両側に作業員を配する必要なく、しかも、型枠の耐用性を低下させないでインサートを型枠に簡単に効率よく取り付けるインサート取付治具ユニットを提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

上記した発明の目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、鋼製型枠Fのコンクリート打込み側にインサートIを取り付けるインサート取付治具Aと、脱型時に該インサート取付治具AをコンクリートCから取り外す取外し専用ハンドルBを備えたインサート取付治具ユニットJであって、前記インサート取付治具Aは、前記型枠Fの各インサート取付位置に固着させる取付金具10と、その取付金具10の細長振止めピン20とを備え、前記取付金具10は、一側端面11bの中央に磁石嵌付凹部11dを設けると共に該磁石嵌付凹部11dの周りに複数の脱型用ピン穴11eを設けた磁性体の金具本体11と、該金具本体11の他側端面11cに突設して前記インサートIの雌ねじ孔bに螺合させる雄ねじを螺設したねじ軸12とで形成すると共に、前記振止めピン20を貫挿させる振止め孔13を、前記ねじ軸12と前記金具本体11の同一中心軸線方向に貫通させて形成し、前記磁石嵌付凹部11d内に前記振止め孔20とリング中心穴15aを連通させてマグネットリング15を嵌め付けて吸着保持し、インサート取付時は、前記ねじ軸12を前記雌ねじ孔bに捩じ込んで前記インサートIに連結する一方、前記振止めピン20を前記振止め孔13に貫挿し、そのピン先端20b側を、前記型枠Fのインサート取付位置に前記振止めピン20の軸径に合わせてあけたピン挿通穴aに通して係合させて、前記金具本体11を前記型枠Fに磁気的に固着する構成とする一方、前記取外し専用ハンドルBは、回動操作ハンドル部25を有し、そのハンドル部25の先端にピン取付台30を固着し、該ピン取付台30に、前記インサート取付治具Aの脱型用ピン穴11eに対応させて、それら脱型用ピン穴11eに係合可能な複数の治具回転用ピン35を立設してなることを特徴とする。

0006

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインサート取付治具ユニットJにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記インサート取付治具Aの前記取付金具10は、前記金具本体11の他側端面11cにおいて、前記ねじ軸12との間に環状溝11fを形成し、その環状溝11fに、樹脂製Oリング16のようなシール材嵌め込み、前記インサートIに連結した状態で該インサートIとの間をシールしてなることを特徴とする。

0007

請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインサート取付治具ユニットJにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記インサート取付治具Aの前記取付金具10は、前記金具本体11を略円盤状に形成すると共に、該金具本体11の外周面11aを、その一側端面11bから前記他側端面11cへ向かうに従い漸次縮径となるテーパ面で形成してなることを特徴とする。

0008

請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載のインサート取付治具ユニットJにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記取外し専用ハンドルBは、前記治具回転用ピン35を、前記インサート取付治具Aの脱型用ピン穴11eに係合させるピン先端部35aとは反対のピン基端部35bに雄ねじを螺設したねじピンで形成する一方、前記ピン取付台30に前記治具回転用ピン35を挿通させる複数のピン貫挿穴31を設け、前記治具回転用ピン35を、前記ピン貫挿穴31に通して前記ピン先端部35aを前記ピン取付台30から突出させると共に、前記ピン基端部35bにナット40を捩じ込んで前記治具回転用ピン35を前記ピン取付台30に着脱可能に取り付けてなることを特徴とする。

発明の効果

0009

請求項1に記載の発明によれば、従来の如くボルトのねじ込み式ではなく、ねじ軸を予め雌ねじ孔に捩じ込んで取付金具をインサートに連結する一方、該取付金具を、マグネットリングの磁力でインサート取付位置に吸着させて型枠に固着することによりインサートを取り付ける構造であるため、(1)インサート取付時に、型枠の両側に作業員を配して作業する必要がなく、型枠の片側で作業員一人でも簡単に取付作業を行うことができ、それだけ人員を少なくして作業効率を向上させることができる。(2)従来の如く、わざわざ型枠の各インサート取付位置にねじサイズ別に穴径の異なるボルト挿通穴をあける必要がなく、型枠には振止めピンの細い軸径に合わせた共通の小さなピン挿通穴をあけるだけでよく、それだけ型枠に施す穴あけ作業を手間なく著しく簡単にすることができる。(3)型枠を転用する結果として、例え多数のピン挿通穴が型枠にあけられても、ピン挿通穴が極めて小径な分だけ、従来の如く大きなボルト挿通穴が多数あけられて型枠の強度を低下させるようなことがなく、その結果、同じ型枠を繰り返し転用する頻度を多くして耐用性を向上させることができる。(4)しかも、型枠にあけるピン挿通穴が極小径であるため、後にインサートの取付位置が変更されることがあっても、従来の如く不使用の大きなボルト挿通穴を塞ぐ穴埋め補修作業を必要がなく、不使用のピン挿通穴は、例えば小さな樹脂製の栓を差し込んで塞げば足り、それだけ穴埋め補修作業を手間なく極めて簡単にすることができる。(5)そして脱型時には、従来の如く固く捩じ込んだ仮止めボルトを緩めてインサートから取り外す厄介な作業を行う必要がなく、取外し専用ハンドルを用い、その治具回転用ピンのピン先端部を取付金具の脱型用ピン穴に係合させ、取外し専用ハンドルを回転させるだけで、取付金具を手間なく簡単にインサートから取り外すことができ、それだけ全体の脱型作業を簡単にすることができる。(6)更に、インサート取付金具には、その振止め孔に振止めピンを貫挿し、インサート取付時は、振止めピンを型枠のピン挿通穴に係合させて、インサートを振れ止め状態で型枠に取り付ける簡単な構造であるため、このインサート取付時に、別途に大型で複雑な振止め治具を必要とすることなく、インサート取付治具を一本の振止めピンによって型枠の所定インサート取付位置へ容易且つ正確に案内することができ、しかも、振止めピンによってインサートを振れ止めして型枠に取り付ける結果、コンクリートの打設時にインサートがズレ動いたり傾いたりすることなく、コンクリート内で所定のインサート取付位置に確実に固設することができる。

0010

加えて、請求項2に記載の発明によれば、インサート取付治具において、その取付金具の環状溝にシール材を嵌め込んでシールしているために、インサート内に、それと連結した取付金具との間からペーストモルタル等の異物が浸入するのを確実に防止することができる。

0011

さらに、請求項3に記載の発明によれば、取外し専用ハンドルを用いてインサートから取付金具を取り外すときに、取付金具は、その金具本体の外周面が脱型し易い取り外し方向に拡径なテーパ面で形成されているため、金具本体の部分においてコンクリートから簡単に外すことができ、その点でも、より一層全体の脱型作業を容易にすることができる。

0012

そして、請求項4に記載の発明によれば、取外し専用ハンドルは、例えば繰り返し使用するうちに、治具回転用ピンが破損したりした場合は、その治具回転用ピンに螺合させたナットを緩めて、当該治具回転用ピンをピン取付台のピン貫挿穴から抜き取れば、新しい治具回転用ピンと簡単に取り替えることができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。

0014

図1は、本発明の一例であるインサート取付治具ユニットを用いてインサートを型枠に取り付けた状態を示す。図中符号Jは、本発明によるインサート取付治具ユニット、符号Fは、コンクリート成型用の鋼製型枠、符号Iは、型枠Fに取り付けるインサートである。型枠Fには、複数のインサート取付位置に、後述する振止めピン20の軸径に合わせて小径なピン挿通穴aが開けられている。図示インサートIは、ステンレス鋼製のパイプ内ねじ加工を施し、穴径が例えば12mm(M12)の雌ねじ孔bが設けられている。

0015

インサート取付治具ユニットJは、型枠FにインサートIを仮止めするインサート取付治具Aと、インサート取付治具Aをコンクリートから取り外す取外し専用ハンドルB(図4図5参照)とからなる。インサート取付治具Aは、型枠Fの各インサート取付位置に固着させる取付金具10と、取付金具10の振止めピン20とを備えてなる。図示例の振止めピン20は、図2でも示すように、細長い鉄棒製で、一般の各種インサート長さに対応させて長くし、ピン基端20aを針形らせて形成してなる。

0016

インサート取付治具Aにおいて、取付金具10は、図2および図3でも示すように、金具本体11と、それに固着したねじ軸12とで形成してなる。金具本体11は、磁性体の、例えば鉄製で、振止めピン20の軸径に合わせて小径な貫通穴13aを中心にあけた略円盤状に成形され、外周面11aを、一側端面11bから他側端面11cへ向かうに従い漸次縮径となるテーパ面に成形してなる。そして、一側端面11bには、その中央に磁石嵌付凹部11dを設けると共に、磁石嵌付凹部11dの周りに複数の脱型用ピン穴11eを設けて成形されている。一方、他側端面11cには、中心の貫通孔13aを囲った外周に、同心的にシール用の環状溝11fが設けられている。ねじ軸12は、インサートIの雌ねじ孔bに螺合させる雄ねじを外周に螺設すると共に、振止めピン20の軸径に合わせて小径な貫通孔13bを中心軸線方向に穿設した短軸状に成形されてなる。ねじ軸12は、その一端12aを、金具本体11の他側端面11cに、互いの貫通孔13a・13bの中心を同一軸線上に合わせてスポット溶接などで固着し、金具本体11に対し突設している。そして、取付金具10には、金具本体11とねじ軸12の貫通孔13a・13bとが連通して1つの振止め孔13が形成されてなる。

0017

斯かる取付金具10は、一側端面11bにおいて磁石嵌付凹部11dに、振止め孔13とリング中心穴15aを連通状態にしてマグネットリング15を嵌め付け、磁石嵌付凹部11d内に吸着保持してなる。なお、マグネットリング15は、リング中心穴15aを、振止めピン20の軸径に合わせて小径な穴で形成している。一方、他側端面11cにおいて、環状溝11fには、シール材の樹脂製Oリング16を嵌め込み、ねじ軸12の基端12a周りに密着状態で装着している。

0018

なお、上記図示例において、取付金具10は、インサートIの雌ねじ孔bのねじサイズ(M12)に合わせた軸径のねじ軸12を、金具本体11に固着して形成したが、本発明における取付金具10は、必要に応じ、取付対象のインサートのねじサイズに合わせて、各種ねじサイズ(M10・M16・M20‥‥)のねじ軸を、同じ金具本体11に固着した構成にする。

0019

一方、インサート取付治具ユニットJに備える取外し専用ハンドルBは、図4および図5に示すように、回動操作用ハンドル部25を有し、そのハンドル部25の先端に、ピン取付台30を、例えばスポット溶接して固着してなる。図示例のハンドル部25は金属製で、丸棒状のロッド26と、ロッド26の基端側にそれを嵌め込んで固定したグリップ27とからなる。ピン取付台30は、図示例では厚肉な略三角板状をなし、インサート取付治具Aの脱型用ピン穴11eに対応させた各頂点位置近くに、ピン貫挿穴31を設け、これらピン貫挿穴31にピン先端部35aを通して治具回転用ピン35を立設してなる。

0020

治具回転用ピン35は、ピン先端部35aを、脱型用ピン穴11eに係合可能な細径に形成する一方、ピン基端部35bに雄ねじを螺設したねじピンを用いて形成している。そして、ピン先端部35aを、ピン貫挿穴31に通してピン取付台30の一側操作面30aから突出させる一方、ピン基端部35bにナット40を螺着させてピン取付台30に対し着脱可能に取り付けてなる。

0021

さて、以上の構成からなるインサート取付治具ユニットJを用い、インサートIを型枠Fに取り付けるときは、予め、インサート取付治具Aのねじ軸12を、雌ねじ孔bに捩じ込んでインサートIに連結してから、振止めピン20を、取付金具10の振止め孔13に貫挿し、図6に示すように、ピン先端20bをマグネットリング15のピン中心穴15aから突出させて、インサート取付治具Aを組み立てる。それから、型枠Fの内側において、図6矢示する如く、振止めピン20のピン先端20b側を型枠Fのピン挿通穴aに挿通させてインサート取付治具Aを振止めピン20で型枠Fの所定インサート取付位置へ案内し、図1に示すように、金具本体11の一側端面11bをマグネットリング15の磁力で型枠Fのインサート取付位置に吸着させて取付金具10を固着する。すると、インサートIは、型枠Fのピン挿通穴aに係合させた振止めピン20により振れ止め状態で型枠Fに取り付けられる。

0022

こうしてインサート10を型枠Fに取り付けた後、図7に示すように、型枠Fの内側にコンクリートCを打ち込んでインサートIを固設する。このとき、インサートIは、振止めピン20により振れ止め状態で型枠Fに取り付けられているため、ズレ動いたり傾いたりすることなく、コンクリートC内で所定のインサート取付位置に確実に固設される。また、インサート取付治具Aは、取付金具10の環状溝11fに樹脂製Oリング16を嵌め込んでインサートIとの間をシールしているために、インサート内Iに取付金具10との間からペーストモルタル等の異物が浸入するのを防止する。

0023

コンクリートCの硬化後、脱型時は、型枠Fの外側において、図7に示すように振止めピン20を取付金具10から抜き取ってから、型枠Fを取り外す。しかる後、図8に示すように、取外し専用ハンドルBを用いて、取付金具10をインサートIから取り外す。その場合は、ハンドル部25のグリップ27を握って、治具回転用ピン35のピン先端部35aを取付金具10の脱型用ピン穴11eに係合し、取外し専用ハンドルBを取付金具10に連結する。そして、取外し専用ハンドルBを、ねじを緩める方向に回転させて取付金具10を捩じ回し、インサートIの雌ねじ孔bから取り外す。そのとき、取付金具10は、金具本体11の外周面11aが脱型し易い取り外し方向に拡径なテーパ面で形成されているため、金具本体11の部分においてコンクリートCから簡単に外すことができる。

0024

なお、インサート取付治具ユニットJにおいて、取外し専用ハンドルBは、たとえば繰り返し使用するうちに、治具回転用ピン35が破損したりした場合は、その治具回転用ピン35に螺合させたナット40を緩めて、当該治具回転用ピン35をピン取付台30のピン貫挿穴31から抜き取り、新しい治具回転用ピンと取り替える。

0025

ところで、上述した図示実施の形態では、インサート取付治具ユニットJを、ステンレス鋼製のインサートIの取付けに適用した例を示したが、本発明は、それに限らず、例えばセラミック製や異形鉄筋製のインサートなど、そのほか各種のインサートの取付けにも適用することができる。

0026

また、上述した図示実施の形態では、インサート取付治具ユニットJを、パイプ内面の略全周にねじ加工を施したインサートIに適用した例を示したが、本発明は、それに限らず、パイプ内面にねじ加工を部分的に施したインサートにも適用することができる。取付対象のインサートが、例えばパイプ内面の奥側にねじ加工を施した種類の場合は、取付金具10は、そのねじ加工位置に対応させて、たとえば図9に示すように、ねじ軸12を、長尺に形成すると共に、その他端12b側に雄ねじを螺刻した構成にすることできる。

図面の簡単な説明

0027

本発明の一例であるインサート取付治具ユニットを用いてインサートを型枠に取り付けた状態を一部断面にして示す側面図である。
インサート取付治具の取付金具と振止めピンを示す斜視図である。
(A)は取付金具の底面図、(B)は取付金具の一部を断面にして示す側面図、(C)は取付金具の平面図である。
取外し専用ハンドルを示す斜視図である。
(A)は取外し専用ハンドルの底面図、(B)はその側面図である。
インサート取付治具の振止めピンの案内でインサートを型枠に取り付ける状態を一部断面にして示す側面図である。
インサート取付治具を用いてインサートを型枠に取り付けてコンクリート打込み後の状態を一部断面にして示す側面図である。
インサート取付治具の取付金具を、取外し専用ハンドルを用いてインサートから取り外す状態を一部断面にして示す側面図である。
インサート取付治具に備えた取付金具の他例を示す側面図である。
インサートを型枠に取り付けた従来例を示す縦断面図である。

符号の説明

0028

Aインサート取付治具
B取外し専用ハンドル
Cコンクリート
F型枠
Iインサート
Jインサート取付治具ユニット
a 型枠のピン挿通穴
b インサートの雌ねじ孔
10取付金具
11金具本体
11d磁石嵌付凹部
11e脱型用ピン穴
11f環状溝
12 ねじ軸
13振止め孔
15マグネットリング
15a マグネットリングのリング中心穴
16 Oリング(シール材)
20 振止めピン
25回転操作用ハンドル部
30ピン取付台
35治具回転用ピン
40 ナット

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