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技術 ダイカスト金型

出願人 美和ロック株式会社
発明者 高橋耕平長崎光博
出願日 2004年8月24日 (16年4ヶ月経過) 出願番号 2004-243815
公開日 2006年3月9日 (14年9ヶ月経過) 公開番号 2006-061915
状態 拒絶査定
技術分野 チル鋳造・ダイキャスト
主要キーワード 製品取り出し機 押出し棒 密接面 取り付けベース 金型分割面 成形室 ダイカスト機 接近移動
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年3月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

ポットの加工量を大幅に減らすことで、金型加工時間を短縮できるとともに、主型薄厚として材料費が削減でき、かつ金型の軽量化が可能となり、しかも、金型加工精度を緩和することのできるダイカスト金型を得る。

解決手段

金型分割面21A,21Bで二分割される固定金型23と可動金型25とからなり、それぞれの固定金型23と可動金型25が、主型23A,25Aと、この主型23A,25Aの金型分割面21Aに凹設されたポケット部27,29に嵌着されるキャビティ23B,25Bとからなるダイカスト金型100において、固定金型23と可動金型25の各キャビティ23B,25Bが、主型23A,25Aの金型分割面21A,21Aから突出され、型締め時にはキャビティ23B,25Bの金型分割面21B,21B同士のみが密着される構成とした。

概要

背景

溶融金属を、金型大気圧以上の圧力で圧入する鋳造法に、ダイカスト(diecast )法がある。ダイカスト法は、大量生産に優れ、寸法の精度・表面の平滑度の高さ、薄肉・軽量化、切削加工節減など多くの利点を有する。ダイカスト法では、溶融金属がダイカスト金型加圧注入される。ダイカスト金型は、金型分割面二分割され、それぞれが固定金型可動金型となってダイカスト機に取り付けられる。このダイカスト金型には、図5に示すように、固定金型1、可動金型3のそれぞれが、主型1A,3Aと、この主型1A,3Aに嵌着されるキャビティ1B,3Bとから構成されるものがある。

この種のダイカスト金型5では、従来、主型1A,3Aとキャビティ1B,3Bの各金型分割面7,7は、図6に示すように、同一平面となるように形成されていた。そして、ダイカスト機に取り付けられた固定金型1,可動金型3は、型締め機構の作動により、可動金型3が固定金型1へ接近移動される。金型分割面7,7同士で密着されたキャビティ1B,3Bには、内部に中空成形室9が形成され、この成形室9内に溶融金属が加圧注入されることで、製品11が成形される。可動金型1には図示しない押出し棒が設けられ、製品11は、図6に示すように、型開きされた固定金型1,可動金型3からこの押出し棒によって取り出される。なお、図中13は、湯口を表す。

概要

ポットの加工量を大幅に減らすことで、金型加工時間を短縮できるとともに、主型を薄厚として材料費が削減でき、かつ金型の軽量化が可能となり、しかも、金型加工精度を緩和することのできるダイカスト金型を得る。金型分割面21A,21Bで二分割される固定金型23と可動金型25とからなり、それぞれの固定金型23と可動金型25が、主型23A,25Aと、この主型23A,25Aの金型分割面21Aに凹設されたポケット部27,29に嵌着されるキャビティ23B,25Bとからなるダイカスト金型100において、固定金型23と可動金型25の各キャビティ23B,25Bが、主型23A,25Aの金型分割面21A,21Aから突出され、型締め時にはキャビティ23B,25Bの金型分割面21B,21B同士のみが密着される構成とした。

目的

本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ポケットの加工量を大幅に減らすことで、金型加工時間を短縮できるとともに、主型を薄厚として材料費が削減でき、かつ金型の軽量化が可能となり、しかも、金型加工精度を緩和することのできるダイカスト金型を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

金型分割面二分割される固定金型可動金型とからなり、それぞれの該固定金型と可動金型が、主型と、該主型の前記金型分割面に凹設されたポケット部に嵌着されるキャビティとからなるダイカスト金型において、前記固定金型と前記可動金型の少なくとも一方の前記キャビティが、前記主型の前記金型分割面から突出され、型締め時には前記キャビティの金型分割面同士のみが密着されることを特徴とするダイカスト金型。

請求項2

前記キャビティを突出させた前記主型の厚みが、前記キャビティの厚みより薄厚に形成されたことを特徴とする請求項1記載のダイカスト金型。

技術分野

0001

本発明は、金型分割面二分割される固定金型可動金型とからなり、それぞれの固定金型と可動金型が、主型と、この主型の金型分割面に凹設されたポケット部に嵌着されるキャビティとからなるダイカスト金型に関する。

背景技術

0002

溶融金属を、金型大気圧以上の圧力で圧入する鋳造法に、ダイカスト(diecast )法がある。ダイカスト法は、大量生産に優れ、寸法の精度・表面の平滑度の高さ、薄肉・軽量化、切削加工節減など多くの利点を有する。ダイカスト法では、溶融金属がダイカスト金型に加圧注入される。ダイカスト金型は、金型分割面で二分割され、それぞれが固定金型、可動金型となってダイカスト機に取り付けられる。このダイカスト金型には、図5に示すように、固定金型1、可動金型3のそれぞれが、主型1A,3Aと、この主型1A,3Aに嵌着されるキャビティ1B,3Bとから構成されるものがある。

0003

この種のダイカスト金型5では、従来、主型1A,3Aとキャビティ1B,3Bの各金型分割面7,7は、図6に示すように、同一平面となるように形成されていた。そして、ダイカスト機に取り付けられた固定金型1,可動金型3は、型締め機構の作動により、可動金型3が固定金型1へ接近移動される。金型分割面7,7同士で密着されたキャビティ1B,3Bには、内部に中空成形室9が形成され、この成形室9内に溶融金属が加圧注入されることで、製品11が成形される。可動金型1には図示しない押出し棒が設けられ、製品11は、図6に示すように、型開きされた固定金型1,可動金型3からこの押出し棒によって取り出される。なお、図中13は、湯口を表す。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、従来のダイカスト金型は、主型とキャビティとの金型分割面が、同一平面となるように、キャビティが主型に嵌着されていた。このため、主型には、キャビティを完全に収容するための深い凹部(ポケット15,15)を形成しなければならず、金型加工量が増大し、特に大きな金型では加工時間が非常に長くなる問題があった。そして、主型は、キャビティを完全に収容するための厚みを有さなければならないため、材料費が高くなるとともに、金型の重量も増大した。また、主型の金型分割面に、同一平面でキャビティが収容されるため、キャビティが主型から脱着し難い問題があった。さらに、キャビティの金型分割面が、主型の金型分割面より低くなれば、型締め時に、キャビティの金型分割面から溶融金属が噴出(所謂フラッシュ)する虞があった。このため、主型及びキャビティには、金型分割面を確実に一致させる高精度な加工が要求された。

0005

本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ポケットの加工量を大幅に減らすことで、金型加工時間を短縮できるとともに、主型を薄厚として材料費が削減でき、かつ金型の軽量化が可能となり、しかも、金型加工精度を緩和することのできるダイカスト金型を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のダイカスト金型100は、金型分割面21A,21Bで二分割される固定金型23と可動金型25とからなり、それぞれの該固定金型23と可動金型25が、主型23A,25Aと、該主型23A,25Aの前記金型分割面21Aに凹設されたポケット部27,29に嵌着されるキャビティ23B,25Bとからなるダイカスト金型100において、
前記固定金型23と前記可動金型25の少なくとも一方の前記キャビティ23B,25Bが、前記主型23A,25Aの前記金型分割面21Aから突出され、型締め時には前記キャビティ23B,25Bの金型分割面21B同士のみが密着されることを特徴とする。

0007

このダイカスト金型100では、キャビティ23B,25Bを主型23A,25Aに完全に収容する必要がなくなり、主型23A,25Aに形成するキャビティ収容のためのポケット部27,29の深さが、従来金型に比べて大幅に浅くなる。

0008

請求項2記載のダイカスト金型100は、前記キャビティ23B,25Bを突出させた前記主型23A,25Aの厚みが、前記キャビティ23B,25Bの厚みより薄厚に形成されたことを特徴とする。

0009

このダイカスト金型100では、キャビティ23B,25Bが主型23A,25Aの金型分割面21Aから突出可能となることで、キャビティ23B,25Bの厚みより厚く形成しなければならなかった主型23A,25Aの厚みの制約がなくなり、従来では不可能であった厚みまで主型23A,25Aの薄厚化が可能となる。

発明の効果

0010

本発明に係る請求項1記載のダイカスト金型によれば、固定金型と可動金型の少なくとも一方のキャビティを、主型の金型分割面から突出させ、型締め時にはキャビティの金型分割面同士のみを密着させる構成としたので、主型に形成するキャビティ収容のためのポケット部深さを、従来金型に比べて大幅に浅くすることができる。この結果、ポケット部の加工量を大幅に減らすことで、金型加工時間を短縮することができる。また、金型加工精度を緩和して、金型製作費を低減することができる。さらに、キャビティが主型の金型分割面から突出するので、主型からのキャビティの脱着を容易にすることができる。

0011

請求項2記載のダイカスト金型によれば、キャビティを突出させた主型の厚みを、キャビティの厚みより薄厚に形成したので、従来では不可能であった厚みまで主型の薄厚化が可能となり、従来金型に比べて材料費を削減できるとともに、金型の軽量化も達成することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明に係るダイカスト金型の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るダイカスト金型の分解斜視図、図2図1に示したダイカスト金型の縦断面図、図3図1に示したダイカスト金型の主型,キャビティ結合状態の縦断面図、図4図1に示したダイカスト金型の型締め状態の縦断面図である。
本実施の形態によるダイカスト金型100は、金型分割面21A,21Bで二分割される固定金型23と、可動金型25とからなる。固定金型23は不図示のダイカスト機の金型固定部に固定され、可動金型25は同ダイカスト機の可動機構部に固定され、固定金型23に対して接近離反自在となる。

0013

ダイカスト金型100は、可動金型25の型締め移動方向によって、横形縦形とに分けられる。本実施の形態では、型締め移動方向が横である横形の場合を例に説明するが、本発明は、縦形にも適用可能となる。それぞれの固定金型23と可動金型25とは、主型23A,25Aと、この主型23A,25Aの金型分割面21Aに凹設されたポケット部27,29に嵌着されるキャビティ23B,25Bとからなる。

0014

キャビティ23B,25Bは、ポケット部27,29の底面に設けられた図示しない貫通孔挿通される固定ボルト等によって主型23A,25Aに固定される。固定金型23の主型23A及びキャビティ23Bには、溶融金属が射出される注入口31が形成されている。キャビティ23B,25Bの金型分割面21Bには、製品形状彫込部33が形成されている。製品形状彫込部33は、図4に示すように、キャビティ23B,25Bが型締めされた際、中空成形室35を形成する。上記の注入口31は、この中空成形室35に連通される。

0015

キャビティ23B,25Bには、溶融金属が流し込まれるため、耐熱性、強度の高い金属が用いられる。例えばCr−Mo−V鋼などの耐熱鋼が用いられる。一方、主型23A,25Aは、キャビティ23B,25Bを位置決めする役割を果たし、製品取り出し機構や、ダイカスト機との接続部品取り付けベースとなる。この主型23A,25Aには、キャビティ23B,25Bより強度の低い材料が用いられる。

0016

本発明に係るダイカスト金型は、固定金型と可動金型の少なくとも一方のキャビティが、主型の金型分割面から突出される。本実施の形態によるダイカスト金型100では、固定金型23と可動金型25の双方のキャビティ23B,25Bが、主型23A,25Aの各金型分割面21A,21Aから突出するように構成されている。すなわち、それぞれの主型23A,25Aにはキャビティ23B,25Bを嵌着するための図2に示すポケット部27,29が凹設されているが、このポケット部27,29の深さがキャビティ23B,25Bの厚みより小さく設定されている。

0017

したがって、キャビティ23B,25Bは、図3に示すように、ポケット部27,29の深さより大きい厚み分、主型23A,25Aの金型分割面21A,21Aから突出することとなる。これにより、ダイカスト金型100は、型締め時、図4に示すように、キャビティ23B,25Bの金型分割面21B,21B同士のみが密着されることとなる。

0018

なお、ダイカスト金型100は、主型23A,25Aの厚みが、キャビティ23B,25Bの厚みより薄厚に形成されてもよい。すなわち、キャビティ23B,25Bが主型23A,25Aの金型分割面21Aから突出可能となることで、キャビティ23B,25Bの厚みより厚く形成しなければならなかった主型23A,25Aの厚みの制約がなくなり、従来では不可能であった厚みまで主型23A,25Aの薄厚化が可能となる。これにより、従来では不可能であった厚みまで主型23A,25Aの薄厚化が可能となり、従来金型に比べて材料費を削減できるとともに、金型の軽量化も達成可能となっている。

0019

このような構成を有するダイカスト金型100では、キャビティ23B,25Bを主型23A,25Aに完全に収容する必要がなくなり、主型23A,25Aに形成するキャビティ収容のためのポケット部27,29深さが、従来金型に比べて大幅に浅くなる。

0020

また、キャビティ23B,25Bが主型23A,25Aの金型分割面21Aから突出するため、型締め時には、キャビティ23B,25B同士が確実に密接することとなる。これにより、従来のように、主型23A,25Aとキャビティ23B,25Bの各金型分割面21A,21Bを同一平面で形成する高精度な加工が不要となる。さらに、突出されたキャビティ23B,25B同士のみが密接されるので、キャビティ23B,25B同士の密接面での圧力が確実に高まり、密接圧不良によるフラッシュを確実に防止できるようになる。

0021

したがって、上記のダイカスト金型100によれば、固定金型23と可動金型25の少なくとも一方のキャビティ23B,25Bを、主型23A,25Aの金型分割面21Aから突出させ、型締め時にはキャビティ23B,25Bの金型分割面21B同士のみを密着させる構成としたので、主型23A,25Aに形成するキャビティ23B,25B収容のためのポケット部27,29深さを、従来金型に比べて大幅に浅くすることができる。この結果、ポケット部27,29の加工量を大幅に減らすことができ、金型加工時間を短縮することができる。また、金型加工精度を緩和して、金型製作費を低減することができる。さらに、キャビティ23B,25Bが主型23A,25Aの金型分割面21Aから突出するので、主型23A,25Aからのキャビティ23B,25Bの脱着を容易にすることができる。

0022

なお、本実施の形態では、固定金型23,可動金型25の双方のポケット部27,29が浅い場合を例に説明したが、本発明に係るダイカスト金型は、いずれか一方の金型におけるポケット部のみが浅く形成されるものであってもよい。このような構成では、他方の金型において、主型とキャビティの金型分割面が同一平面となることが想定されるが、この場合においても、一方のキャビティが主型の金型分割面から突出されるので、必ずキャビティ同士の金型分割面が密接され、フラッシュを防止することができる。また、このことから、主型23A,25A同士が密着しないことから、それぞれの金型分割面21Aの加工精度を高精度としなくとも良い。

0023

また、上記の実施の形態では、ポケット部27,29を浅く形成した主型23A,25Aが、キャビティ23B,25Bの厚みより薄厚に形成される場合を説明したが、本発明に係るダイカスト金型は、必ずしも主型が薄厚である必要はなく、浅いポケット部の形成された主型が、キャビティより肉厚に形成されるものであってもよい。要するに、いずれか一方のキャビティが突出され、かつ型締め時には、キャビティの金型分割面同士が密接させる構成となっていればよい。

図面の簡単な説明

0024

本発明に係るダイカスト金型の分解斜視図である。
図1に示したダイカスト金型の縦断面図である。
図1に示したダイカスト金型の主型、キャビティ結合状態の縦断面図である。
図1に示したダイカスト金型の型締め状態の縦断面図である。
従来のダイカスト金型の型締め状態の縦断面図である。
図5に示したダイカスト金型の型開き時の縦断面図である。

符号の説明

0025

21A,21B…金型分割面
23…固定金型
23A,25A…主型
23B,25B…キャビティ
25…可動金型
27,29…ポケット部
100…ダイカスト金型

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