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技術 ナビゲーション装置

出願人 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
発明者 石川裕記中嶋彰宏
出願日 2004年8月5日 (16年4ヶ月経過) 出願番号 2004-229081
公開日 2006年2月16日 (14年10ヶ月経過) 公開番号 2006-047126
状態 特許登録済
技術分野 航行(Navigation) 航行(Navigation) 交通制御システム 交通制御システム
主要キーワード 操作メニュ できる限り低く 実走行データ 予測到着時刻 通過予測時刻 国土交通省 渋滞傾向 交通情報提供センタ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年2月16日)のものです。
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図面 (6)

課題

到着予測時刻をその精度に対応する表示態様で表示するようにして、表示された到着予測時刻に対する操作者信頼性を向上させることができるようにする。

解決手段

設定した目的地までの経路を探索して案内を行うナビゲーション装置であって、探索データを格納する記憶手段と、探索された経路に沿って走行した場合の目的地への到着予測時刻を推定する到着予測時刻推定部と、前記到着予測時刻の推定精度を求める推定精度算出部と、前記到着予測時刻を表示する表示部と、前記到着予測時刻を前記推定精度に応じた表示態様で表示させる表示制御部とを有する。

概要

背景

従来、自動車等の車両に搭載されたナビゲーション装置においては、道路地図データに基づいて、設定された出発地から目的地までの最適な経路を探索して、表示手段に表示するようになっている。この場合、前記出発地から目的地までの距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間が最短となるように経路を探索するようになっていて、目的地までの距離と、あらかじめ設定された道路区間毎車速とに基づき、目的地に到着する時刻を算出したり、交通情報に含まれる道路区間毎の所要時間を使用して目的地に到着する時刻を算出する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。

そして、算出された目的地に到着する時刻、すなわち、到着予測時刻を表示手段に表示して、ナビゲーション装置の操作者に対して案内を行うようになっている。
特開2000−20870号公報
特開平8−287393号公報

概要

到着予測時刻をその精度に対応する表示態様で表示するようにして、表示された到着予測時刻に対する操作者の信頼性を向上させることができるようにする。設定した目的地までの経路を探索して案内を行うナビゲーション装置であって、探索データを格納する記憶手段と、探索された経路に沿って走行した場合の目的地への到着予測時刻を推定する到着予測時刻推定部と、前記到着予測時刻の推定精度を求める推定精度算出部と、前記到着予測時刻を表示する表示部と、前記到着予測時刻を前記推定精度に応じた表示態様で表示させる表示制御部とを有する。

目的

本発明は、前記従来のナビゲーション装置の問題点を解決して、到着予測時刻をその精度に対応する表示態様で表示するようにして、表示された到着予測時刻に対する操作者の信頼性を向上させることができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

設定した目的地までの経路を探索して案内を行うナビゲーション装置であって、(a)探索データを格納する記憶手段と、(b)探索された経路に沿って走行した場合の目的地への到着予測時刻推定する到着予測時刻推定部と、(c)前記到着予測時刻の推定精度を求める推定精度算出部と、(d)前記到着予測時刻を表示する表示部と、(e)前記到着予測時刻を前記推定精度に応じた表示態様で表示させる表示制御部とを有することを特徴とするナビゲーション装置。

請求項2

(a)前記到着予測時刻推定部は、交通情報を使用して前記到着予測時刻を推定し、(b)前記推定精度算出部は、到着予測時刻の推定に使用された交通情報の種類に応じて前記推定精度を求める請求項1に記載のナビゲーション装置。

請求項3

前記表示制御部は、前記到着予測時刻の推定精度に応じて、前記到着予測時刻を表示する時計の種類を変更する請求項1に記載のナビゲーション装置。

請求項4

前記表示制御部は、前記到着予測時刻のバラツキに応じて、前記到着予測時刻を表示する時計が示す誤差範囲を変更する請求項1に記載のナビゲーション装置。

技術分野

0001

本発明は、ナビゲーション装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、自動車等の車両に搭載されたナビゲーション装置においては、道路地図データに基づいて、設定された出発地から目的地までの最適な経路を探索して、表示手段に表示するようになっている。この場合、前記出発地から目的地までの距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間が最短となるように経路を探索するようになっていて、目的地までの距離と、あらかじめ設定された道路区間毎車速とに基づき、目的地に到着する時刻を算出したり、交通情報に含まれる道路区間毎の所要時間を使用して目的地に到着する時刻を算出する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。

0003

そして、算出された目的地に到着する時刻、すなわち、到着予測時刻を表示手段に表示して、ナビゲーション装置の操作者に対して案内を行うようになっている。
特開2000−20870号公報
特開平8−287393号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、表示された到着予測時刻の精度に関する情報が何ら操作者に提供されていない。そのため、該操作者は、表示された到着予測時刻をどの程度信頼してよいのか判断することができなかった。

0005

本発明は、前記従来のナビゲーション装置の問題点を解決して、到着予測時刻をその精度に対応する表示態様で表示するようにして、表示された到着予測時刻に対する操作者の信頼性を向上させることができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

そのために、本発明のナビゲーション装置においては、設定した目的地までの経路を探索して案内を行うナビゲーション装置であって、探索データを格納する記憶手段と、探索された経路に沿って走行した場合の目的地への到着予測時刻を推定する到着予測時刻推定部と、前記到着予測時刻の推定精度を求める推定精度算出部と、前記到着予測時刻を表示する表示部と、前記到着予測時刻を前記推定精度に応じた表示態様で表示させる表示制御部とを有する。

発明の効果

0007

本発明によれば、到着予測時刻をその精度に対応する表示態様で表示するようになっている。そのため、表示された到着予測時刻に対する操作者の信頼性を向上させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0008

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。

0009

図1は本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置に表示された到着予測時刻表示を示す図、図2は本発明の第1の実施の形態における使用データ優先順位を示す図である。

0010

図1において、11は本実施の形態における図示されないナビゲーション装置の表示部に表示された到着予測時刻表示である。前記ナビゲーション装置は、乗用車トラックバスオートバイ等の車両に搭載された車両用ナビゲーション装置であり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ磁気ディスク光ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備える一種コンピュータである。前記ナビゲーション装置は、GPS(Global Positioning System)、地磁気センサ距離センサステアリングセンサビーコンセンサジャイロセンサ等によって現在位置を検出する現在位置検出処理部、道路データ、探索データ等を含む地図データ等を記憶する記憶手段としてのデータ記録部、入力された情報に基づいて、設定された目的地までの経路を探索する経路探索処理、経路の走行案内処理、地点施設検索を行うPOI(Point of Interest)検索処理等のナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部、入力部、表示部、音声入力部、音声出力部及び通信部を有し、設定された目的地までの経路を探索して案内を行うようになっている。

0011

そして、前記データ記録部は、探索データ等を含む地図データを記憶する。すなわち、前記データ記録部は、各種のデータファイルから成るデータベースを備え、経路を探索するための探索データの他、前記表示部の表示画面に、探索された経路に沿って案内図を表示したり、他の案内情報を表示したりするために、施設データ等の各種のデータを記録する。なお、前記データ記録部には、道路を構成する単位であるリンクに関する情報も含まれている。また、前記データ記録部には、所定の情報を音声出力部によって音声出力するための各種のデータも記録される。

0012

また、前記入力部は、走行開始時の位置を修正したり、目的地を入力したりするためのものであり、前記ナビゲーション装置本体に配設された操作キー、押しボタンジョグダイヤル十字キー等から成るものであるが、リモートコントローラであってもよい。なお、表示部がタッチパネルである場合には、前記表示部の表示画面に表示された操作キー、操作メニュー等の操作スイッチから成るものであることが望ましい。この場合、通常のタッチパネルのように前記操作スイッチを押す、すなわち、タッチすることによって、入力を行うことができる。

0013

そして、前記表示部の表示画面には、操作案内、操作メニュー、操作キーの案内、現在位置から目的地までの経路、該経路に沿った案内情報等が表示される。前記表示部としては、CRT液晶ディスプレイLED(Light Emitting Diode)ディスプレイプラズマディスプレイフロントガラスホログラム投影するホログラム装置等を使用することができる。

0014

本実施の形態において、ナビゲーション装置は、機能の観点から、入力された出発地から目的地までの経路を探索する経路探索部、探索に使用する情報としての交通情報を取得して処理する交通情報処理部、交通情報を格納する交通情報格納部、前記目的地に到着すると予測される時刻である到着予測時刻を推定する到着予測時刻推定部、到着予測時刻の精度としての推定精度を算出する到着予測時刻算出部、及び、表示部の動作を制御して到着予測時刻表示11を表示させる表示制御部を有する。

0015

ここで、前記経路探索部は、通常のナビゲーション装置と同様に、出発地から目的地までの経路を探索する。なお、出発地は、通常、車両の現在位置が自動的に入力されるが、操作者が任意の地点を出発地として入力することもできる。そして、前記経路探索部は、データ記録部に格納されたデータベースにアクセスして、出発地から目的地までの距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間が最短となるように経路を探索するが、交通情報処理部が取得した交通情報を参照して経路を探索してもよい。なお、該経路が案内の対象としての経路、すなわち、案内経路として設定されると、前記表示部の表示画面に前記案内経路や該案内経路に沿った案内情報が表示されたり、音声出力部から案内情報が音声出力されることによって、経路案内が行われる。

0016

また、前記交通情報処理部は、渋滞区間の位置、渋滞区間の長さ、渋滞区間の車速、渋滞区間の渋滞度、渋滞区間の渋滞傾向等の渋滞情報を含む交通情報を取得し、該交通情報の処理を行う。例えば、VICS(R)(道路交通情報通信システム:Vehicle Information & Communication System)によって提供される交通情報であるVICS(R)情報、その他の交通情報提供センタが提供する交通情報、自車が取得した走行履歴である自車の実走行データプローブカー等の他車が提供する走行履歴情報である他車の実走行データ等の交通情報を取得することができる。なお、該交通情報は、VICS(R)リンクや道路リンク対応付けられて取得されることが望ましい。ここで、道路リンクとは、道路を構成する単位であり、通常、三叉(さ)路以上の交差点境界にして区切られている。そして、通常のナビゲーション装置においては、道路リンクを識別する識別番号としての道路リンクIDが付与される。

0017

さらに、前記交通情報格納部は、過去の交通情報を蓄積して統計的に処理された統計的交通情報、実走行データとしての自車や他車の走行履歴情報等の交通情報を格納する。前記統計的交通情報は、過去に作成されたVICS(R)情報、警察日本道路公団等の交通管制システムの情報を収集して作成されたものであり、VICS(R)リンクや道路リンクに対応付けられていることが望ましい。また、前記交通情報格納部は、前記自車の実走行データ及び他車の実走行データを過去の交通情報の一部として格納する。さらに、前記交通情報格納部は、国土交通省が実施する全国道路・街路交通情勢調査、すなわち、道路交通センサスのデータを過去の交通情報の一部として格納してもよい。なお、前記実走行データや道路交通センサスのデータも、VICS(R)リンクや道路リンクに対応付けられていることが望ましい。

0018

そして、前記統計的交通情報、実走行データ及び道路交通センサスのデータは、現在以降の時刻であって車両が該当する道路リンクを通過するであろう時刻、すなわち、通過予測時刻における予測交通情報として使用される。例えば、曜日や日時毎に記憶された各道路リンクリンク旅行時間に基づいて、現在以降の所望の時刻に対応する曜日や日時における該当する道路リンクのリンク旅行時間を算出し、予測交通情報として使用することができる。

0019

また、前記到着予測時刻推定部は、経路探索部に探索された経路に沿って走行した場合に目的地に到着すると予測される時刻である到着予測時刻を推定する。そして、前記到着予測時刻算出部は、推定された到着予測時刻の精度、すなわち、推定精度も算出する。

0020

さらに、前記表示制御部は、探索された出発地から目的地までの経路を表示部に表示させるとともに、前記到着予測時刻を示す到着予測時刻表示11を表示させる。

0021

背景技術」の項で説明したような従来のナビゲーション装置においては、図1(a)及び(b)に示されるような到着予測時刻表示11が表示されるようになっている。図1(a)に示される到着予測時刻表示11は、推定された到着予測時刻が10時の場合の例であり、アナログ時計として表示されている。しかし、前記到着予測時刻の推定精度が不明なので、操作者は、表示された到着予測時刻がどの程度の誤差を含むものであるのか、すなわち、誤差範囲がどの程度広いのかを把握することができない。また、図1(b)に示される到着予測時刻表示11は、同様に、推定された到着予測時刻が10時の場合の例であり、デジタル時計として表示されている。この場合も、前記到着予測時刻の推定精度が不明なので、操作者は、表示された到着予測時刻がどの程度の誤差を含むものであるのか、すなわち、誤差範囲がどの程度広いのかを把握することができない。

0022

これに対し、本実施の形態において、表示制御部は、図1(c)に示されるように到着予測時刻の信頼度としての推定精度に応じて到着予測時刻表示11の表示態様を変更して表示させるようになっている。すなわち、到着予測時刻表示11がアナログ時計として表示されている場合、到着予測時刻の推定精度が比較的低いときには、図1(c)の(1)に示されるように、アナログ時計の長針の周囲に誤差範囲表示部12を表示させ、到着予測時刻の推定精度が比較的高いときには、図1(c)の(2)に示されるように、アナログ時計の長針の周囲に誤差範囲表示部12を表示させないようになっている。そのため、操作者は、誤差範囲表示部12の有無によって、到着予測時刻の推定精度がどの程度であるのかを把握することができる。

0023

また、前記誤差範囲表示部12の大きさ、すなわち、表示範囲は表示された到着予測時刻の誤差範囲に対応するものであることが望ましい。すなわち、誤差範囲表示部12の表示範囲は到着予測時刻の誤差範囲に対応して変化することが望ましい。図1(c)の(1)に示される例において、到着予測時刻は10時であり、誤差範囲表示部12の表示範囲は前後5分の範囲に対応している。これにより、操作者は、表示された到着予測時刻には前後5分程度の誤差があることを把握することができる。そして、到着予測時刻の誤差範囲が前後1分程度より小さい場合には、図1(c)の(2)に示されるように、アナログ時計の長針の周囲に誤差範囲表示部12が表示されないようにする。これにより、操作者は、表示された到着予測時刻にほとんど誤差がないことを把握することができる。

0024

なお、到着予測時刻の誤差範囲は、例えば、到着予測時刻又は目的地までの所要時間を統計処理した場合のバラツキから求めることができる。ここで、ある出発地からある目的地まで同一の経路に沿って走行した場合の所要時間のバラツキを考える。同一の月における同一の曜日における同一の時刻に目的地を出発した場合、例えば、7月の月曜日の午前9時30分に目的地を出発した場合の所要時間が、7月7日は31分であり、7月14日は34分であり、7月21日は27分であり、7月28日は28分であったとする。この場合、所要時間の平均値は30分であり、標準偏差は2.7分である。よって、標準偏差を到着予測時刻の誤差範囲とすると、到着予測時刻は9時57分から10時3分頃となる。また、標準偏差に代えて、バラツキを示す信頼区間95〔%〕の範囲や3σを使用することもできる。信頼区間95〔%〕の範囲は、2.7×1.96=5.3であるから、前後5.3分の範囲が誤差範囲となる。そして、3σは、2.7×3=8.1であるから、前後8.1分の範囲が誤差範囲となる。

0025

また、図1(d)に示されるように、到着予測時刻表示11がデジタル時計として表示されている場合、到着予測時刻の推定精度が比較的低いときには、図1(d)の(1)に示されるように、誤差範囲の両端の値を表示させ、到着予測時刻の推定精度が比較的高いときには、図1(d)の(2)に示されるように、到着予測時刻のみを表示させるようになっている。そのため、操作者は、誤差範囲の両端の値が表示されているか否かによって、到着予測時刻の推定精度がどの程度であるのかを把握することができる。

0026

そして、図1(d)の(1)に示される例において、誤差範囲の両端の値は、9時57分及び10時3分であるから、前後3分の範囲に対応している。これにより、操作者は、表示された到着予測時刻には前後3分程度の誤差があり、9時57分頃から10時3分頃までに到着することが予測されていることを把握することができる。そして、到着予測時刻の誤差範囲が前後1分程度より小さい場合には、図1(d)の(2)に示されるように、到着予測時刻のみを表示させ、誤差範囲の両端の値が表示されないようにする。これにより、操作者は、表示された到着予測時刻にほとんど誤差がないことを把握することができる。

0027

さらに、図1(e)に示されるように、到着予測時刻の誤差範囲に対応して到着予測時刻表示11の表示態様を、アナログ時計からデジタル時計に変更して表示させることもできる。この場合、到着予測時刻の推定精度が比較的低いときには、図1(e)の(1)に示されるように、アナログ時計の長針の周囲に誤差範囲表示部12を表示させ、到着予測時刻の推定精度がやや高いときには、図1(e)の(2)に示されるように、誤差範囲の両端の値をデジタル表示させ、到着予測時刻の推定精度が比較的高いときには、図1(e)の(3)に示されるように、到着予測時刻のみをデジタル表示させるようになっている。そのため、操作者は、到着予測時刻表示11がアナログ時計であるか又はデジタル時計であるかによって、また、誤差範囲の両端の値が表示されているか否かによって、到着予測時刻の推定精度がどの程度であるのかを把握することができる。

0028

本実施の形態においては、経路を探索するために使用された交通情報を使用して到着予測時刻を推定するようになっているので、交通情報の種類によって到着予測時刻の推定精度が左右される。そのため、ナビゲーション装置は、できる限り到着予測時刻の推定精度が高くなるように、経路の探索に使用する交通情報を選択する。なお、経路探索に使用された交通情報は、経路を構成する道路区間毎に相違していてもよい。例えば、現在の交通情報であるVICS(R)情報は、高速道路、国道の主要な区間等については提供されているが、必ずしもすべての道路について提供されているものではない。そのため、VICS(R)情報が提供されていない道路区間については、例えば、自車の実走行データ及び他車の実走行データを使用して経路を探索するようになっている。

0029

この場合、ナビゲーション装置は、図2に示されるような優先順位に従って経路の探索に使用する交通情報を選択する。前記優先順位は、図2に示されるように、現在の交通情報が最も高く、自車の実走行データ及び他車の実走行データが2番目に高く、統計的交通情報が3番目に高くなっている。なお、前記優先順位は、必要に応じて適宜変更することもできる。

0030

次に、前記構成のナビゲーション装置の動作について説明する。

0031

図3は本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。

0032

まず、操作者は、ナビゲーション装置の入力部を操作して目的地を設定する。なお、例えば、高速道路優先等のような経路を探索するための探索条件等も必要に応じて設定することができる。続いて、ナビゲーション装置の経路探索部は、車両の現在位置、設定された目的地、探索条件等に基づいて、現在位置から目的地までの経路を探索する。この場合、交通情報を使用することができる道路区間については、交通情報を使用して経路を探索する。すなわち、交通情報を使用して探索コストを演算し、該探索コストができる限り低くなるような経路を探索する。なお、1つの道路区間について複数の交通情報を使用することができる場合には、図2に示されるような優先順位に従って交通情報を選択し、選択された交通情報を使用して経路を探索する。

0033

続いて、ナビゲーション装置の到着予測時刻推定部は、前記経路探索部によって探索された経路を通って目的地に到着すると予測される時刻である到着予測時刻を推定する。さらに、前記到着予測時刻算出部は、推定精度の演算を行い、到着予測時刻の推定精度を算出する。

0034

ここで、該推定精度の演算は、例えば、次のように行う。この場合、経路の探索に使用した交通情報の優先度に従って推定精度を求める。なお、前記交通情報の優先度は、図2に示されるような優先順位に従って数値化されたものであり、例えば、現在の交通情報が3、自車の実走行データ及び他車の実走行データが2、統計的交通情報が1、交通情報なしが0、というように設定される。そして、前記経路探索部によって探索された経路について、探索に使用された各種類の交通情報の割合を算出する。該割合は、それぞれの交通情報が使用された道路区間の長さ(距離)の経路全体に対する割合として算出することができる。そして、算出されたそれぞれの割合に前記優先度を乗算した結果を合算することによって、前記推定精度を求めることができる。

0035

例えば、前記経路において、該経路を探索するために使用された交通情報が存在しない道路区間の長さが30〔%〕、経路を探索するために使用された交通情報が統計的交通情報である道路区間の長さが35〔%〕、経路を探索するために使用された交通情報が自車の実走行データ及び他車の実走行データである道路区間の長さが10〔%〕、及び、経路を探索するために使用された交通情報が現在の交通情報である道路区間の長さが25〔%〕であるとする。この場合、前記推定精度は、
0×0.3+1×0.35+2×0.1+3×0.25=1.3
となる。

0036

続いて、表示制御部は、前記到着予測時刻算出部が算出した推定精度に応じた表示態様を選択する。すなわち、算出された推定精度に対応する到着予測時刻表示11の表示態様を選択する。なお、推定精度と到着予測時刻表示11の表示態様との対応関係は、あらかじめ設定されている。例えば、図1(e)に示されるように、到着予測時刻表示11の表示態様をアナログ時計からデジタル時計に変更して表示させる場合、前記推定精度が0〜1であるときは、図1(e)の(1)に示されるように、アナログ時計の長針の周囲に誤差範囲表示部12を表示させ、前記推定精度が1〜2であるときは、図1(e)の(2)に示されるように、誤差範囲の両端の値をデジタル表示させ、前記推定精度が2〜3であるときは、図1(e)の(3)に示されるように、到着予測時刻のみをデジタル表示させるようにする。

0037

続いて、前記表示制御部は、選択された表示態様で到着予測時刻表示11を表示させて処理を終了する。これにより、操作者は、到着予測時刻表示11の表示態様によって、表示された到着予測時刻がどの程度の誤差を含むものであるのかを把握することができ、目的地への予測到着時刻に対して信頼をおくことができる。

0038

次に、フローチャートについて説明する。
テップS1推定精度の演算を行う。
ステップS2 推定精度に応じた表示態様を選択する。
ステップS3 選択された表示態様で到着予測時刻表示11を表示させて処理を終了する。

0039

このように、本実施の形態においては、ナビゲーション装置の表示部に表示される到着予測時刻表示11の表示態様が到着予測時刻の推定精度に応じて変化し、誤差範囲の大きさを把握することができるようになっている。そのため、操作者は、到着予測時刻表示11に対して高い信頼をおくことができる。

0040

次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。

0041

図4は本発明の第2の実施の形態における到着予測時刻を推定する方法を説明する図、図5は本発明の第2の実施の形態における通過予測時刻毎の各道路リンクのリンク旅行時間を示す図である。

0042

本実施の形態においては、到着予測時刻の推定精度を算出する他の方法について説明する。ここでは、図4に示されるような出発地22から目的地23までの経路21を例に取って説明する。なお、該経路21は、3つの道路リンク、すなわち、リンクA、リンクB及びリンクCから構成されるものとする。

0043

そして、前記経路21については、図5(a)の表に示されるように、予測交通情報としてのリンク旅行時間を使用することができるものとする。図5(a)の表において、左端のコラムは通過予測時刻を示し、リンクA、リンクB及びリンクCの各コラムには、左端のコラムに示された各通過予測時刻におけるリンクA、リンクB及びリンクCのリンク旅行時間が示されている。なお、リンク旅行時間の単位は秒、すなわち、〔s〕である。また、括弧内の数値は、リンク旅行時間を統計処理した場合のバラツキとしての標準偏差である。

0044

ここで、出発地22を8時に出発したとすると、リンクA、リンクB及びリンクCのそれぞれを通過するための所要時間は、図5(b)の表において楕(だ)円で囲まれたリンク旅行時間の値となる。そのため、出発地22から目的地23までの所要時間は、
100秒+30秒+140秒=270秒
となる。そして、出発地22の出発時刻から前記所要時間が経過した時刻が到着予測時刻となる。

0045

また、所要時間の標準偏差は、近似的に、図5(b)の表において楕円で囲まれた標準偏差を合算して、
10秒+5秒+33秒=48秒
として求められる。なお、標準偏差を厳密に求める必要がある場合には、リンクA、リンクB及びリンクCのそれぞれにおける共分散の値を合算して演算する。そして、算出された標準偏差を推定精度とし、対応する到着予測時刻表示11の表示態様を選択して到着予測時刻を表示させる。

0046

このように、本実施の形態においては、リンク旅行時間を使用して到着予測時刻の推定精度を算出するようになっているので、推定精度をより正確に求めることができる。

0047

なお、目的地までの距離に応じて到着予測時刻の誤差範囲が拡大するようにして推定精度を求めることもできる。例えば、目的地までの距離が50〔km〕延びる毎に誤差範囲が5〔%〕ずつ増加するようにしてもよい。この場合、交通情報を使用することなく、推定精度を求めることができる。

0048

また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。

図面の簡単な説明

0049

本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置に表示された到着予測時刻表示を示す図である。
本発明の第1の実施の形態における使用データの優先順位を示す図である。
本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施の形態における到着予測時刻を推定する方法を説明する図である。
本発明の第2の実施の形態における通過予測時刻毎の各道路リンクのリンク旅行時間を示す図である。

符号の説明

0050

21経路
23 目的地

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