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技術 化粧料用組成物及び化粧料

出願人 太陽化学株式会社
発明者 高瀬嘉彦内田一仁
出願日 2005年6月27日 (15年4ヶ月経過) 出願番号 2005-186536
公開日 2006年2月16日 (14年9ヶ月経過) 公開番号 2006-045197
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 中級アルコール 機能性ビーズ パラメトキシケイ皮酸エステル 非水系組成物 落ち具合 アルキル変成 界面活性剤含有組成物 頭皮洗浄
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

メイクアップ汚れに対してなじみやすくて汚れ浮きが速く、皮膚が濡れていてもクレンジング力に優れ、さらにはすすぎ性が良好で水洗後に油性感が残らず使用感の良い、そして、透明性が高く、水分散性に優れた化粧料用組成物を提供する。

解決手段

炭素数6〜12の脂肪酸水酸基を2〜4個有する多価アルコールとのエステルで、モノエステルジエステルの合計が多価アルコール脂肪酸エステル中の50%以上、且つモノエステル/ジエステルの重量比率が4以下であることを特徴とする多価アルコール脂肪酸エステルと、非イオン界面活性剤を含有することにより上記課題を解決する。

概要

背景

化粧品分野において、化粧落としのためのクレンジング化粧料は、形状的にクリーム状、乳液状、液状のものがあり、又、タイプ別には、エマルションタイプオイルタイプ水性タイプがあって、それぞれ使用性に応じて利用されている。しかしながら、オイルを全く配合しないか微量配合した水性タイプのものは、クレンジング後油性感は少ないがクレンジング力が弱いという問題があった。そのため、近年ではメイクアップ汚れとの馴染みがよく、かつ容易に水で洗い流すことができる液状のクレンジングオイルが主流となっている。クレンジングオイルは、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型油性液状組成物である。この製品は、水と接触させると速やかに転相が起こる性質のもので、まずクレンジング化粧料とメイク汚れをなじませることで汚れを油性成分中移行させ、その後水と接触させることにより汚れを含む油性成分の水中油型エマルションを生成させ、そのまま水に流してメイクを落とすものである。(例えば、特許文献1参照。)このような自己乳化型組成物は水との接触により瞬時にエマルションを形成するため、皮膚が濡れている状態でのクレンジング力や使用感が悪く、特に浴室での使用には不向きであった。一方、油性成分と界面活性剤以外に多価アルコールや水を含有させて水と接触した状態においてもクレンジング力を発揮する技術も開示されている。(例えば、特許文献2参照。)しかしながらこのようなクレンジング組成物はオイル以外の成分を多種多量に配合する必要があり、一般的なクレンジングオイルと比較してクレンジング力が低下するという問題があった。

次に、浴用化粧料は、肌荒れひび割れあかぎれを防止したり、肌状態を改善するために浴用時に良く用いられている。浴用化粧料の剤型として、バスソルトバスオイル生薬等が挙げられる。その中でも、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型油性のバスオイルタイプの製品は、浴湯に入れると湯浴中で自己乳化して微粒子状の油性成分が湯中に均一分散し、油性成分が本来、保有しているエモリエント保湿性抗炎症、温浴などの各種改善効果が期待できる。ところが、油性成分と界面活性剤の混合系からなる従来の自己乳化型油性の浴用化粧料は、お湯への分散性が不十分であり、自己乳化せずにその浴用化粧料の剤型のまま、浮遊してしまう問題が生じることがあった。この結果、浴湯への不快感や肌へのしっとり感といった、入浴後の肌の感触が悪くなるばかりでなく、浴槽壁に浴用化粧料が付着してしまうという問題があった。

これらの問題に対しては水を添加する過程においてマイクロエマルションを形成させることが有効である。マイクロエマルションは、通常のミセル溶液(あるいは逆ミセル油溶液)よりも多量の油(あるいは水)を可溶化した系であり、外観は透明〜青色を呈する等方性溶液である。通常のマクロエマルションと同様にマイクロエマルションにも、水中油型(O/W)と油中水型(W/O)のタイプがあり、さらには多量の水と油を可溶化した油相水相が両連続のマイクロエマルション(バイコンティニュアス型)がある。従来の液状油性クレンジング化粧料や油性浴用化粧料は、界面活性剤と油を混合した界面活性剤油溶液あるいは極少量の水の添加した逆ミセル油溶液であり、これらの油溶液は水の可溶化量が少ないため、可溶化限界を超えると相分離白濁乳化する。このため、手などが濡れていた場合は瞬時に乳化しクレンジング力が低下する。
マイクロエマルションは、水/界面活性剤/油の3成分に炭素数が5〜10の中級アルコール補助界面活性剤として添加することにより得られることが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。しかしながら、このような中級アルコールは化粧品医薬品の使用においては皮膚刺激など安全性の問題があり利用できなかった。

特公平6−99275号公報
特開2000−327529号公報
J.H.Schulman, W.Stoeckenius, L.M.Prince, J. Phys. Chem., 63, 1677 (1959)

概要

メイクアップ汚れに対してなじみやすくて汚れ浮きが速く、皮膚が濡れていてもクレンジング力に優れ、さらにはすすぎ性が良好で水洗後に油性感が残らず使用感の良い、そして、透明性が高く、水分散性に優れた化粧料用組成物を提供する。炭素数6〜12の脂肪酸水酸基を2〜4個有する多価アルコールとのエステルで、モノエステルジエステルの合計が多価アルコール脂肪酸エステル中の50%以上、且つモノエステル/ジエステルの重量比率が4以下であることを特徴とする多価アルコール脂肪酸エステルと、非イオン界面活性剤を含有することにより上記課題を解決する。なし

目的

本発明の目的は、メイクアップ汚れに対してなじみやすくて汚れ浮きが速く、皮膚が濡れていてもクレンジング力に優れ、さらにはすすぎ性が良好で水洗後に油性感が残らず使用感の良い、そして、透明性が高く、水分散性に優れた化粧料用組成物を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

炭素数6〜12の脂肪酸水酸基を2〜4個有する多価アルコールとのエステルで、モノエステルジエステルの合計が多価アルコール脂肪酸エステル中の50%以上、且つモノエステル/ジエステルの重量比率が4以下であることを特徴とする多価アルコール脂肪酸エステルと、非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする化粧料用組成物

請求項2

常温で液状及び/又はペースト状を呈する油を含有することを特徴とする請求項1に記載の化粧料用組成物。

請求項3

水酸基を2〜4個有する多価アルコールが、グリセリンジグリセリンソルビタンペンタエリスリトールの群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧料用組成物。

請求項4

非イオン界面活性剤が、ポリグリセリン脂肪酸エステルであり、ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成ポリグリセリン平均重合度が3以上100未満であり、環状体含有量が構成ポリグリセリン中の30%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧料用組成物。

請求項5

化粧料用組成物中の水の配合量が0〜80重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧料用組成物。

請求項6

前記化粧料用組成物がクレンジング化粧料組成物又は浴用化粧料用組成物である請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧料用組成物。

請求項7

請求項1〜6のいずれか1項に記載の化粧料用組成物を含有することを特徴とする化粧料

技術分野

0001

本発明は、炭素数6〜12の脂肪酸水酸基を2〜4個有する多価アルコールとのエステルで、エステル中のモノエステルジエステルの合計が50%以上、且つモノエステル/ジエステルの重量比率が4以下であることを特徴とする多価アルコール脂肪酸エステルと、非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする化粧料用組成物に関するものであり、更に詳しくは皮膚が濡れいていても、濡れていなくてもメークとの馴染みが良好でハードメイクにも適したクレンジングオイル等のクレンジング化粧料浴槽の湯に添加して入浴効果を高めるバスオイル等の浴用化粧料シャンプー前の頭皮洗浄料等のトイレタリー製品乳化化粧料など基礎化粧品等に利用できる化粧料用組成物に関するものである。

背景技術

0002

化粧品分野において、化粧落としのためのクレンジング化粧料は、形状的にクリーム状、乳液状、液状のものがあり、又、タイプ別には、エマルションタイプオイルタイプ水性タイプがあって、それぞれ使用性に応じて利用されている。しかしながら、オイルを全く配合しないか微量配合した水性タイプのものは、クレンジング後油性感は少ないがクレンジング力が弱いという問題があった。そのため、近年ではメイクアップ汚れとの馴染みがよく、かつ容易に水で洗い流すことができる液状のクレンジングオイルが主流となっている。クレンジングオイルは、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型油性液状組成物である。この製品は、水と接触させると速やかに転相が起こる性質のもので、まずクレンジング化粧料とメイク汚れをなじませることで汚れを油性成分中移行させ、その後水と接触させることにより汚れを含む油性成分の水中油型エマルションを生成させ、そのまま水に流してメイクを落とすものである。(例えば、特許文献1参照。)このような自己乳化型組成物は水との接触により瞬時にエマルションを形成するため、皮膚が濡れている状態でのクレンジング力や使用感が悪く、特に浴室での使用には不向きであった。一方、油性成分と界面活性剤以外に多価アルコールや水を含有させて水と接触した状態においてもクレンジング力を発揮する技術も開示されている。(例えば、特許文献2参照。)しかしながらこのようなクレンジング組成物はオイル以外の成分を多種多量に配合する必要があり、一般的なクレンジングオイルと比較してクレンジング力が低下するという問題があった。

0003

次に、浴用化粧料は、肌荒れひび割れあかぎれを防止したり、肌状態を改善するために浴用時に良く用いられている。浴用化粧料の剤型として、バスソルト、バスオイル、生薬等が挙げられる。その中でも、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型油性のバスオイルタイプの製品は、浴湯に入れると湯浴中で自己乳化して微粒子状の油性成分が湯中に均一分散し、油性成分が本来、保有しているエモリエント保湿性抗炎症、温浴などの各種改善効果が期待できる。ところが、油性成分と界面活性剤の混合系からなる従来の自己乳化型油性の浴用化粧料は、お湯への分散性が不十分であり、自己乳化せずにその浴用化粧料の剤型のまま、浮遊してしまう問題が生じることがあった。この結果、浴湯への不快感や肌へのしっとり感といった、入浴後の肌の感触が悪くなるばかりでなく、浴槽壁に浴用化粧料が付着してしまうという問題があった。

0004

これらの問題に対しては水を添加する過程においてマイクロエマルションを形成させることが有効である。マイクロエマルションは、通常のミセル溶液(あるいは逆ミセル油溶液)よりも多量の油(あるいは水)を可溶化した系であり、外観は透明〜青色を呈する等方性溶液である。通常のマクロエマルションと同様にマイクロエマルションにも、水中油型(O/W)と油中水型(W/O)のタイプがあり、さらには多量の水と油を可溶化した油相水相が両連続のマイクロエマルション(バイコンティニュアス型)がある。従来の液状油性クレンジング化粧料や油性浴用化粧料は、界面活性剤と油を混合した界面活性剤油溶液あるいは極少量の水の添加した逆ミセル油溶液であり、これらの油溶液は水の可溶化量が少ないため、可溶化限界を超えると相分離白濁乳化する。このため、手などが濡れていた場合は瞬時に乳化しクレンジング力が低下する。
マイクロエマルションは、水/界面活性剤/油の3成分に炭素数が5〜10の中級アルコール補助界面活性剤として添加することにより得られることが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。しかしながら、このような中級アルコールは化粧品医薬品の使用においては皮膚刺激など安全性の問題があり利用できなかった。

0005

特公平6−99275号公報
特開2000−327529号公報
J.H.Schulman, W.Stoeckenius, L.M.Prince, J. Phys. Chem., 63, 1677 (1959)

発明が解決しようとする課題

0006

本発明の目的は、メイクアップ汚れに対してなじみやすくて汚れ浮きが速く、皮膚が濡れていてもクレンジング力に優れ、さらにはすすぎ性が良好で水洗後に油性感が残らず使用感の良い、そして、透明性が高く、水分散性に優れた化粧料用組成物を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、非イオン界面活性剤及び特定の多価アルコール脂肪酸エステルを併用した化粧料用組成物が、水の存在下マイクロエマルションを形成することにより、皮膚が濡れていてもクレンジング力に優れ、メイクアップ汚れにもなじみ易いクレンジング化粧料、そして、水分散性に優れ、自己乳化性の良好な浴用化粧料などに利用可能であることを見出した。炭素数6〜12の脂肪酸と水酸基を2〜4個有する多価アルコールとの多価アルコール脂肪酸エステルは、食品添加物としても認可されているグリセリンジグリセリンプロピレングリコール等の脂肪酸エステルに代表されるように、安全性の面が良好な界面活性剤であるが、本発明では、多価アルコール脂肪酸エステルを補助界面活性剤として利用することにより、多量の水を可溶化したマイクロエマルションを形成させている。このマイクロエマルションは油中水型であり、連続相が油であるためメイク汚れとの馴染みもよく多量の水を可溶化することが可能であることから、クレンジングオイルに炭素数6〜12の脂肪酸と水酸基を2〜4個有する多価アルコールとのエステルで、モノエステルとジエステルの合計がエステル中の50%以上、且つモノエステル/ジエステルの重量比率が4以下であることを特徴とする多価アルコール脂肪酸エステルを配合した場合、手が濡れた状態でも機能を損なうことなく使用できることがわかった。また、水を添加する過程、すなわち洗浄過程においてマイクロエマルションを形成することによって油/水界面の界面張力は小さくなることから、更に多量の水が添加されると容易に乳化し微細なエマルションを形成する。このため、従来のクレンジング化粧料や浴用化粧料に比べて洗浄性及び水分散性が飛躍的に向上した。

0008

即ち、本発明は、炭素数6〜12の脂肪酸と水酸基を2〜4個有する多価アルコールとのエステルで、エステル中のモノエステルとジエステルの合計が50%以上、且つモノエステル/ジエステルの重量比率が4以下であることを特徴とする多価アルコール脂肪酸エステルと、非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする化粧料用組成物を提供するものである。

発明の効果

0009

本発明の、炭素数6〜12の脂肪酸と水酸基を2〜4個有する多価アルコールとのエステルで、エステル中のモノエステルとジエステルの合計が50%以上、且つモノエステル/ジエステルの重量比率が4以下であることを特徴とする多価アルコール脂肪酸エステルと、非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする化粧料用組成物は、皮膚が濡れていてもクレンジング力に優れ、メイクアップ汚れにもなじみ易いクレンジング化粧料、そして、水分散性に優れ、自己乳化性の良好な浴用化粧料などに利用可能である。

発明を実施するための最良の形態

0010

本発明において使用する炭素数6〜12の脂肪酸とは直鎖もしくは側鎖の飽和もしくは不飽和の脂肪酸であり、好ましくはカプリル酸(nーオクタン酸)またはカプリン酸(n−デカン酸)が挙げられる。炭素数5以下の場合は皮膚刺激などの安全性の問題があり、炭素数13以上の場合は、水の可溶化量が低い。水酸基を2〜4個有する多価アルコールとはプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3ブチレングリコールイソプレングリコールジプロピレングリコールポリエチレングリコールペンタエリスリトールネオペンチルグリコールソルビタンなどが挙げられるが好ましくは、グリセリン、ジグリセリン、ソルビタン、ペンタエリスリトールから選ばれる1種又は2種以上を使用することが好ましい。水酸基が5個以上の多価アルコールの場合は、他の非イオン界面活性剤や油剤との溶解性が悪くなる。本発明の多価アルコール脂肪酸エステルの製造方法としては多価アルコールと脂肪酸とのエステル化反応、多価アルコールと脂肪酸エステル類とのエステル交換反応、多価アルコールと油脂類とのエステル交換反応が例示でき、また多価アルコールを用いなくとも、例えば脂肪酸へのオキシラン化合物付加重合反応によっても多価アルコール脂肪酸エステルは得られるが、本発明で使用する多価アルコール脂肪酸エステルは、いずれの合成方法から得られるものでも良い。多価アルコール脂肪酸エステルは必要に応じて蒸留精製脱色処理を、また場合によっては2種以上の多価アルコール脂肪酸エステルを配合することで得られる。本発明の多価アルコール脂肪酸エステル中のモノエステルとジエステルの合計は50%以上が好ましく、より好ましくは60%以上である。モノエステルとジエステルの合計が50%未満の場合、水の可溶化率が悪くなり好ましくない。また本発明の多価アルコール脂肪酸エステル中のモノエステル/ジエステルの重量比率は4以下が好ましく、より好ましくは2.3〜0.4、さらに好ましくは1.5〜0.4の比率である。モノエステル/ジエステルの重量比率が4より大きい場合、水の存在下でマイクロエマルジョンを形成し難く、皮膚がぬれている場合にクレンジング力が落ちる問題がある。なお、マイクロエマルションの形成については、例えば、常温で本発明の水を含まない化粧料組成物試験管に10g量し、これに水を添加しながら攪拌していき、系の透明感がなくなったところを終点とし、水の可溶化率を以下の計算式にて算出して確認することができる。この可溶化率が10%以上であればよく、好ましくは30%以上、さらに好ましくは50%以上が良い。
水の添加量(g)/〔10+水の添加量(g)〕×100=可溶化率(%)

0011

本発明の化粧料用組成物に、多価アルコール脂肪酸エステルは0.1〜80重量%が好ましい。より好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは2〜30重量%配合するのがメイクアップ汚れへの馴染みやすさの点で良い。

0012

本発明で使用する非イオン界面活性剤は、親水基としてイオン化する基を有しない界面活性剤であって、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテルなどポリオキシアルキレン基を有するもの、そして、グリセリン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステル脂肪酸ポリアルキレングリコール、ソルビタン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルペンタエリスリトール脂肪酸エステル脂肪酸アルカノールアミドポリオキシアルキレングリコール一価または多価アルコールとのエーテルポリオキシアルキレン糖エーテル、脂肪族アミンとポリオキシアルキレングリコールとの縮合物アルキルまたはアルケニルポリグリコシド等が挙げられる。

0013

これらの非イオン界面活性剤のうち、ポリグリセリンまたはポリオキシアルキレン基(アルキレン鎖の炭素数2〜4、平均付加モル数1〜80)を有するものが好ましく、特に好ましくは平均重合度が3以上100未満のポリグリセリンであり、更に好ましくは平均重合度が10〜50のポリグリセリンである。ポリグリセリン中の環状体含有量は30%以下であることが望ましく、より好ましくは20%以下が望ましい。環状体の含有量は、LC/MS等を用いて容易に分析できる。また脂肪酸の炭素数は12〜22の飽和もしくは不飽和の1種もしくは2種以上が好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルは単独だけでなく、ポリグリセリンの重合度あるいは脂肪酸、エステル化度の異なる2種以上のものを適宜併用することも可能である。

0014

本発明の化粧料用組成物に、非イオン界面活性剤は0.1〜80重量%、より好ましくは1〜40重量%、さらに好ましくは2〜30重量%配合するのが洗浄力びすすぎ性の点で良い。また、非イオン界面活性剤は単独だけでなく、HLBの異なる2種以上を適宜併用することも可能である。

0015

本発明の多価アルコール脂肪酸エステルと非イオン界面活性剤の比率は特に限定するものではないが、好ましくは15/1〜1/15であり、より好ましくは10/1〜1/10であり、さらに好ましくは1/1〜1/5である。

0016

本発明に使用される油性成分は通常、化粧品で利用できる常温で(ここで常温とは15〜25℃の範囲を示す)液状及び/又はペースト状を呈する油を主成分とする。それらを例示すると、天然動植物油脂類、及び半合成油脂、炭化水素油高級脂肪酸エステル油グリセライド油、シリコーン油動植物や合成の精油成分脂溶性ビタミン等が挙げられる。

0018

炭化水素油としては、スクワランスクワレン流動パラフィンワセリン等、エステル油としては、アジピン酸ジイソブチルアジピン酸−2−ヘキシルデシルアジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシルイソステアリン酸イソステアリルトリイソステアリン酸トリメチロールプロパン2−エチルヘキサン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイルオレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコールコハク酸2−エチルヘキシルステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチルセバシン酸ジイソプロピル乳酸セチル乳酸テトラデシルパルミチン酸−2−エチルヘキシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸フィトステリルリンゴ酸ジイソステアリルパラメトキシケイ皮酸エステル、テトラロジン酸ペンタエリスリット等が挙げられる。

0019

グリセライド油としては、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリテトラデカン酸グリセリル、ジパラメトキシケイ皮酸モノイソオクチル酸グリセリル等が挙げられる。シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンメチルハイドロジェンポリシロキサンオクタメチルシクロペンタシロキサンデカメチルシクロヘキサシロキサンステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変成シリコーンアルキル変成シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、脂溶性ビタミンとしてはトコフェロールやその誘導体レチノールやその誘導体等が挙げられる。

0020

本発明に用いる油性成分は、先に記載した具体例に限定されるものではない。また、固形状の油性成分であっても、液状を保持するに影響がない程度であれば配合することができる。

0021

本発明の化粧料用組成物は、水を含まない非水系組成物だけでなく、水を含有させてもクレンジング力やメイク馴染みを損なうことなく性能を維持できる。この場合、界面活性剤含有組成物と油の混合割合重量比で10:0.1〜0.1:10が望ましい。また、水の含有量は0〜80重量%であり、好ましくは1〜50重量%である。

0022

本発明は、上記成分を必須に含有することを特徴とする化粧料用組成物であって、さらに、その必要に応じて、粘度調整のために、塩化ナトリウム塩化マグネシウム等の無機塩有機変性ベントナイト疎水ケイ酸無水ケイ酸デンプン脂肪酸エステル等の油性ゲル化剤の配合が可能であり、透明〜半透明の液状から粘稠な化粧料用組成物として適用が可能となる。

0023

本発明は、上記成分の他通常用いられる低級アルコール類、粉体機能性ビーズカプセル類抗酸化剤紫外線吸収剤植物エキス保湿剤殺菌剤抗炎症剤防腐剤色素香料などを、適宜配合できる。

0024

本発明の化粧料用組成物を含有する化粧料は特に限定するものではないが、例えば油性化粧料のクレンジング化粧料、頭髪洗浄剤頭皮洗浄剤、浴用化粧料、乳液、化粧水等が挙げられ、好ましくはクレンジング化粧料、浴用化粧料としての用途が良い。

0025

本発明の効果は、次法に従って評価した。
1.可溶化率(マイクロエマルション形成確認)
常温にて、テスト組成物を試験管に10g秤量し、これに水を添加しながら攪拌していき、系の透明感がなくなったところを終点とした。水の可溶化率を以下の計算式にて算出した。
水の添加量(g)/〔10+水の添加量(g)〕×100=可溶化率(%)

0026

2.クレンジングテスト(濡れていない状態)
口紅を2cm×2cmの面積前腕に塗布し30分放置した後、テスト組成物0.5gで30秒間汚れを落とすようにマッサージし、水で洗い流した。汚れの落ち具合目視により以下の基準で評価した。
◎:完全に落ちた。○:ほとんど落ちた。△:あまり良く落ちない。×:全く落ちない。

0027

3.クレンジングテスト(濡れた状態)
口紅を2cm×2cmの面積で前腕に塗布し30分放置した後、腕を水でぬらし、テスト組成物0.5gで30秒間汚れを落とすようにマッサージし、水で洗い流した。汚れの落ち具合を目視により以下の基準で評価した。
◎:完全に落ちた。○:ほとんど落ちた。△:あまり良く落ちない。×:全く落ちない。

0028

4.使用テスト
メイクアップをした専門パネラー10名が、テスト組成物1gを手に取り、両手で全顔に塗布して30秒間マッサージし、次いで水で洗い流して「化粧汚れへのなじみ易さ」、「すすぎ易さ」、「洗い流し時の油性感」について官能評価を行った。評価は1(悪い又はある)から5(良い又はない)の5段階にて行い、10名の平均点が4.5以上のものを◎、4以上のものを○、3以上4未満のものを△、3未満のものを×とした。

0029

実施例1〜13及び比較例1〜10
常法に従って製造した多価アルコール脂肪酸エステル含有クレンジングオイルについての評価結果を表1、表2に示す。

0030

0031

0032

表1、表2から明らかなように、本発明のクレンジング料は、いずれもメイクアップ汚れになじみが易く、クレンジング力に優れかつ油性感が残らないことが分かる。

0033

本発明の化粧料用組成物及び化粧料は、皮膚が濡れていてもクレンジング力に優れ、メイクアップ汚れにもなじみ易いクレンジング化粧料、そして、水分散性に優れ、自己乳化性の良好な浴用化粧料などに利用可能である。

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