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技術 合成樹脂製容器

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 今泉保幸宮隆古塩秀一
出願日 2004年7月30日 (15年0ヶ月経過) 出願番号 2004-224689
公開日 2006年2月16日 (13年6ヶ月経過) 公開番号 2006-044683
状態 拒絶査定
技術分野 一体成形容器 剛性または準剛性容器の細部 高分子成形体の処理
主要キーワード 連続処理性 円柱棒状 滴下容器 容器内表面 液状医薬品 液体収納 医薬品用容器 調味料用
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この項目の情報は公開日時点(2006年2月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

容器内表面気泡が付着、残存することを抑制することを技術的な課題としてもって、透明容器においても気泡の付着、残存による外観劣化のない合成樹脂製の容器を提供することを目的とする。

解決手段

透明性の液体収納用の容器において、コロナ処理等の表面処理により内表面の表面張力内容液の表面張力以上とし、内表面での気泡の付着、残存を抑制する。

概要

背景

透明性の容器は、内容物を容器の外側から視覚できるため、消費者安心感を与え、また、内容物を容易に認識することができる。しかしながら、内容物が液体、特に粘度や表面張力の高い内容液の場合、内溶液収納した容器を振ると内溶液内に発生した気泡容器内表面に付着し、静置後も長時間その気泡が残存し、特に透明性の容器ではたとえば不衛生な感じを与えたり、異物が存在しているように見える等、その外観を損ねることとなる。また、たとえば液体調味料目薬液体医薬品を少量滴下して使用するような滴下容器では残存する気泡が邪魔になって適量の注出操作が妨げられるというような問題もある。

一方、特許文献1にはポリエチレン系の合成樹脂から成るシート表面を表面処理することにより、塗料等の濡れ性を改良する技術についての記載がある。
特開2001−246710号公報

概要

容器内表面に気泡が付着、残存することを抑制することを技術的な課題としてもって、透明容器においても気泡の付着、残存による外観の劣化のない合成樹脂製の容器を提供することを目的とする。 透明性の液体収納用の容器において、コロナ処理等の表面処理により内表面の表面張力を内容液の表面張力以上とし、内表面での気泡の付着、残存を抑制する。

目的

そこで本発明は、容器内表面に気泡が付着、残存するのを抑制することを技術的な課題とし、もって透明容器においても気泡の残存による外観劣化がない、また注出操作性の良好な合成樹脂製容器を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

透明性を有する液体収納用の容器であって、表面処理により内表面の表面張力内容液(L)の表面張力以上とし、内表面における気泡(B)の付着、残存を抑制したことを特徴とする合成樹脂製容器

請求項2

コロナ処理により表面処理したことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製容器。

技術分野

0001

本発明は、内表面を表面処理した合成樹脂製容器に関する。

背景技術

0002

透明性の容器は、内容物を容器の外側から視覚できるため、消費者安心感を与え、また、内容物を容易に認識することができる。しかしながら、内容物が液体、特に粘度や表面張力の高い内容液の場合、内溶液収納した容器を振ると内溶液内に発生した気泡容器内表面に付着し、静置後も長時間その気泡が残存し、特に透明性の容器ではたとえば不衛生な感じを与えたり、異物が存在しているように見える等、その外観を損ねることとなる。また、たとえば液体調味料目薬液体医薬品を少量滴下して使用するような滴下容器では残存する気泡が邪魔になって適量の注出操作が妨げられるというような問題もある。

0003

一方、特許文献1にはポリエチレン系の合成樹脂から成るシート表面を表面処理することにより、塗料等の濡れ性を改良する技術についての記載がある。
特開2001−246710号公報

発明が解決しようとする課題

0004

そこで本発明は、容器内表面に気泡が付着、残存するのを抑制することを技術的な課題とし、もって透明容器においても気泡の残存による外観劣化がない、また注出操作性の良好な合成樹脂製容器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記技術的課題を解決する本発明のうち、請求項1記載の発明の手段は、透明性の液体収納用の容器において、表面処理により内表面の表面張力を内容液の表面張力以上とし、内表面での気泡の付着、残存を抑制すること、にある。

0006

本発明の発明者らは気泡を内表面に付着、残存させないための方法について様々な検討を実施した結果、容器内表面の濡れ性により気泡の付着、残存態様が異なることを発見し、本発明を創出するに至った。請求項1記載の上記構成により、容器の内表面の表面張力を内容液の表面張力以上とすることにより、容器内表面に内溶液が濡れるため、容器を振った後等に発生した気泡は、内表面に付着しにくく、又、付着した気泡は、内表面から短時間に離脱し、浮力により液面まで上昇し消失する。

0007

なお、本発明において透明性の容器には半透明性のもの、有色透明性のものも含まれる。

0008

請求項2記載の発明の手段は、請求項1記載の発明において、コロナ処理により表面処理したこと、にある。

0009

表面処理の方法としてはコロナ処理、紫外線処理プラズマ処理フレーム処理電子線処理薬品処理蒸着コーティングメッキ等の方法が可能であるが、コロナ処理による表面処理が表面張力を短時間の処理で大きくできること、また装置面、生産性、衛生性、安全性の点から好ましい。

発明の効果

0010

本発明は上記した構成であり、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、表面処理により内表面の表面張力を内容液の表面張力以上とすることにより、内表面に付着している気泡は短時間に消失し、気泡の残存により外観を損なうことがない。

0011

請求項2記載の発明にあっては、コロナ処理により、表面張力を短時間の処理で大きくすることができ、また装置面、生産性、衛生性、安全性の点からも好ましい。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明の合成樹脂製容器の一実施例である壜体1に内容液Lの一例として水を入れた状態を示す。この壜体1はポリエチレンテレフタレート樹脂(以下PETと記す。)製のブロー成形品であり透明である。

0013

図2は壜体1の内表面をコロナ処理するための装置の一例を概略的に示すものである。壜体1の胴部3をテフロン等の合成樹脂製の内壁7aと鉄等の金属製の外壁7bから形成される二重壁ボックス状保持治具7中に嵌入し、壜体1内部に円柱棒状電極6を壜体1の中心軸に沿って上下往復させながら所定時間、所定の電圧(出力)でコロナ放電を発生させる。なお、図2中では省略しているが、電極6には電圧制御部からの配線が、そして外壁7bにはアース線がそれぞれ配設されている。

0014

ここで、コロナ処理を行うための装置、電極の形状、方法は上記例に限定されるものではなく、様々な形態が考えられ、たとえば図3は先端をループ状にした電極6を使用する例を示すものであり、この電極6を壜体1中に挿入し、保持治具7(あるいは電極6)を回転させながら所定時間、所定の電圧(出力)でコロナ放電を発生させる。壜体1の運搬性、連続処理性等を考慮しながら電極の形状および装置の配設方法を選択することができる。

0015

図1(a)に示した壜体1を図2に示した装置で出力170Wで約4秒で棒状の電極6の先端を胴部3の上端部分から底部近傍までの範囲を1往復させながらコロナ処理すると表面処理後の壜体1の内表面の表面張力は内容液Lである水の表面張力(72.7mN/m)以上の値を示す。なおこの表面張力の測定はJISK6768(プラスチックフィルム及びシート−ぬれ張力試験方法)に準拠して実施したものである。

0016

図1(a)は上記実施例の壜体1に内容液Lである水を入れて、キャップ2をして手で振って気泡を発生させた後、静置して10秒後の状態であり、液面Sの直上あるいは下方の胴壁3a内表面に付着して残存していた気泡Bは略全部消失していた。

0017

図1(b)は上記実施例の壜体1において内表面の表面処理を実施しない壜体1であり、同様に水を入れて、キャップ2をして手で振って気泡を発生させた後、静置して10秒後の状態を比較して示すものである。

0018

表面処理をしない場合の表面張力は略46mN/m程度であるが、多数の気泡Bが内表面に付着した状態で残存して、長時間後も完全に消失することはなかった。

0019

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。たとえば容器(壜体)の材質はPET製に限定されるものではなく、ポリエチレン製、ポリプロピレン製ポリスチレン系樹脂製、アクリル樹脂製ポリカーボネート製、ポリ塩化ビニル製ポリアミドポリメチルペンテンポリメタクリル酸メチル等、通常一般的に使用される合成樹脂に適用できるものであり、容器の構成は単層であっても積層であってもよい。又、容器の成形方法は、ブロー成形法に限定されるものでなく、インジェクション成形法押出成形法サーモフォーミング法等の従来の成形方法によって得られた容器が適用できる。また内容液も水に限定されるものではなく、化粧料、飲料、液状調味料液状医薬品トイレタリー用品、洗剤類酒類液状食品等、様々な内容液に適用できる。

0020

以上説明したように本発明の合成樹脂製容器は、内容液を入れた状態で容器を振っても、発生した気泡が内壁に付着して残ることなく、残存した気泡により外観を損なうことがないので化粧料用容器飲料用容器調味料用容器、医薬品用容器シャンプーあるいはリンス用容器、洗剤類用容器、酒類用容器、食品用容器等の様々な分野で、より幅広い用途展開が期待できる。

図面の簡単な説明

0021

合成樹脂製容器に水を入れ、容器を振った後の状態を一部縦断して示す正面図であり、(a)は本発明の合成樹脂製容器の一実施例、(b)は表面処理をしていない容器の状態を示す。
容器内表面をコロナ処理するための装置の一例を示す説明図である。
容器内表面をコロナ処理するための装置の他の例を示す説明図である。

符号の説明

0022

1 ;容器本体
2 ;キャップ
3 ;胴部
3a;胴壁
6 ;電極
7 ;保持治具
7a;内壁
7b;外壁
L ;内容液
S ;液面
B ;気泡

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