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技術 端末網制御装置

出願人 シャープ株式会社
発明者 佃昌也
出願日 2004年7月23日 (15年8ヶ月経過) 出願番号 2004-215140
公開日 2006年2月9日 (14年1ヶ月経過) 公開番号 2006-041651
状態 未査定
技術分野 電話番号の送出、表示 他装置と結合した電話通信 電話機の機能 電話通信サービス
主要キーワード 設定表示装置 設置工事者 接点機器 アナログ端子 各送信タイミング ユーザー宅 センタ側装置 電気メータ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

端末網制御装置からTAに対して発信者番号通知機能を有効にするための設定データ送出して、確実に設定を行えるようにする。

解決手段

端末網制御装置は、センタ側装置発信して、発信者番号通知機能を有効にするための設定データを入手する。端末網制御装置からTAに設定データをPB信号で送出し、TAは、発信者番号通知機能を有効に設定する。ISDN回線を通じて呼び出したとき、端末網制御装置は、TAからの呼出信号プレリンガー信号であるか検知して、TAの発信者番号通知機能が有効になっているか確認する。有効になっていない場合、端末網制御装置は、設定データの送信タイミングを変更して、TAに再送出し、TAの設定を行う。

概要

背景

端末網制御装置センタ側装置との間でデジタル回線網を使用してデータ伝送を行うデータ通信システムにおいては、端末網制御装置にメータ接点機器等の端末機器が接続されるとともに電話機が接続される。端末網制御装置は、デジタル回線網に接続するための接続機器を介してISDN回線に接続され、ISDN回線を使用できるようになる。接続機器としては、ターミナルアダプタ(TA)が用いられる。TAは、回線終端装置(DSU)の機能を含んでいる。TAのアナログ端子に端末網制御装置が接続され、端末交換局センタ側交換局を経てセンタ側装置とISDN回線で結ばれている。なお、接続機器として、TAとDSUとを別体としてもよく、あるいはTAの機能を備えたルータであってもよい。

端末網制御装置をセンタ側から起動するには、いくつかの通信方式があり、リンガー信号を利用するリンギング着信通信方式と、プレリンガー信号の後に送出される発信者番号信号を利用するISDN通信方式がある。

リンギング着信通信方式の場合、TAから最初に極性反転信号、次にリンガー信号が発せられる。そして、リンガー信号が端末網制御装置に設定されているリンガー着信回数と一致する回数だけ鳴動したとき、端末網制御装置は、自端末宛着信であると判断し、センタ側装置との通信を行う。ただし、この通信方式では、端末網制御装置よりも後方に接続された電話機を鳴動させる欠点がある。

ISDN通信方式の場合、TAからまず極性反転信号、次にプレリンガー信号(短いリンガー信号)が発せられる。端末網制御装置は、極性反転信号を受信したときに電話機を鳴動させないため、リレーで電話機を回線網から切り離す。そして、端末網制御装置の一次応答オフフック)があると、TAから発信者番号信号が発せられる。発信者番号信号が端末網制御装置に設定されているセンタ番号と一致すれば、端末網制御装置は、自端末宛の着信と判断し、二次応答オンフック)の後、リンガー信号を確認してからオフフックして、センタ側装置との通信を行う。発信者番号信号がセンタ番号と一致しない場合、一般からの電話であると判断し、電話機をTAのアナログ端子を通じて回線網に接続させるようにリレーを切り替え、電話機が鳴動するようにする。この通信方式であれば、電話機を鳴動させることなく、センタ側装置と通信できる。

端末網制御装置は、プレリンガー信号の着信により、発信者番号が付加された発信者番号信号を検出するように動作する。この場合、TAのアナログ端子から発信者番号信号が送出されるためには、発信者番号通知機能を有効にするようにTAの動作モードを設定する必要がある。

TAの動作モードの設定方法としては、TAのデータポートに接続したパーソナルコンピュータによる通信操作により行うか、またはアナログ端子に接続した電話機のプッシュタンをTAの取扱説明書に記載された手順を参照しながら操作し、PB(プッシュボタン)信号により設定する。

例えば、特許文献1には、TAの動作モードを設定するため、端末網制御装置が、動作モード設定のための設定信号操作手順を記憶しておき、この設定信号をPB信号でTAに送出して、TAの動作モードを設定することが記載されている。
特開2001−197216号公報

概要

端末網制御装置からTAに対して発信者番号通知機能を有効にするための設定データを送出して、確実に設定を行えるようにする。 端末網制御装置は、センタ側装置に発信して、発信者番号通知機能を有効にするための設定データを入手する。端末網制御装置からTAに設定データをPB信号で送出し、TAは、発信者番号通知機能を有効に設定する。ISDN回線を通じて呼び出したとき、端末網制御装置は、TAからの呼出信号がプレリンガー信号であるか検知して、TAの発信者番号通知機能が有効になっているか確認する。有効になっていない場合、端末網制御装置は、設定データの送信タイミングを変更して、TAに再送出し、TAの設定を行う。

目的

本発明は、上記に鑑み、TA等の接続機器に対して発信者番号通知機能の設定を行う場合、設定失敗の可能性を低減できる端末網制御装置の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

デジタル回線網に接続機器を介して接続され、センタ側装置との間でデータ伝送を行う端末網制御装置であって、前記接続機器の通知機能を有効にするための設定データを前記センタ側装置から入手する手段と、前記設定データを前記接続機器に送出して通知機能を有効に設定する手段と、前記接続機器の通知機能が有効になっているか確認する手段と、有効になっていない場合、前記設定データの送信タイミングを変更して前記接続機器に再送出し、通知機能を有効に設定する手段とを備えたことを特徴とする端末網制御装置。

請求項2

前記通知機能が発信者番号通知機能であることを特徴とする請求項1記載の端末網制御装置。

請求項3

デジタル回線網に接続された接続機器から送出されるプレリンガー信号に続く発信者番号信号を検出し、この検出された発信者番号がセンタ側装置からの発信であるとき、センタ側装置との間でデータ伝送を行う端末網制御装置であって、前記センタ側装置に発信して、前記接続機器の発信者番号通知機能を有効にするための設定データを前記センタ側装置から受信する手段と、前記設定データを前記接続機器に送出して接続機器の発信者番号通知機能を有効に設定する手段と、前記接続機器を通じて外部から受信した呼出信号を検知する手段と、呼出信号がプレリンガー信号であるか否かを検知することにより、前記接続機器の発信者番号通知機能が有効になっているか確認する手段と、プレリンガー信号を検知しないとき、前記設定データの送信タイミングを変更して前記接続機器に再送出し、発信者番号通知機能を有効に設定する手段とを備えたことを特徴とする端末網制御装置。

請求項4

接続機器への設定が失敗した場合、失敗したことをセンタ側装置へ通報する手段と、失敗したことを報知する手段とのうち少なくとも1つを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の端末網制御装置。

請求項5

設定用外部機器が用いられ、センタ側装置に発信するために必要な情報を前記外部機器から入手することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の端末網制御装置。

請求項6

送信タイミングを変更した設定データを外部機器から入手する手段を備え、入手した前記設定データを接続機器に再送出することを特徴とする請求項5記載の端末網制御装置。

請求項7

設定データの送信タイミングが複数記憶され、各送信タイミングで順に設定データを連続して再送出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の端末網制御装置。

請求項8

前記通知機能が発信者番号通知機能である場合において、接続機器の発信者番号通知機能以外の他の機能を設定するための設定データを入手する手段と、発信者番号通知機能の設定終了後に前記設定データを前記接続機器に送出して他の機能を設定する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の端末網制御装置。

請求項9

前記通知機能が発信者番号通知機能である場合において、接続機器に発信者番号通知機能が設定できないと判定したとき、前記接続機器からのリンガー信号をカウントする手段と、所定回数のリンガー信号を受信したとき、センタ側装置からの発信であると判断して、通信を行う手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の端末網制御装置。

請求項10

前記通知機能が発信者番号通知機能である場合において、接続機器に発信者番号通知機能が設定できないと判定したとき、前記接続機器を通じての呼出信号を無視する手段と、端末側からセンタ側装置に発信するモードに変更する手段とを備え、定期的に端末側から前記センタ側装置に発信することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の端末網制御装置。

技術分野

0001

本発明は、ISDN回線網等のデジタル回線網を利用して、ガスメータ水道メータ等の端末機器からの検針データや異常通報センタ側装置に送信するデータ通信システムにおける端末網制御装置に関する。

背景技術

0002

端末網制御装置とセンタ側装置との間でデジタル回線網を使用してデータ伝送を行うデータ通信システムにおいては、端末網制御装置にメータ接点機器等の端末機器が接続されるとともに電話機が接続される。端末網制御装置は、デジタル回線網に接続するための接続機器を介してISDN回線に接続され、ISDN回線を使用できるようになる。接続機器としては、ターミナルアダプタ(TA)が用いられる。TAは、回線終端装置(DSU)の機能を含んでいる。TAのアナログ端子に端末網制御装置が接続され、端末交換局センタ側交換局を経てセンタ側装置とISDN回線で結ばれている。なお、接続機器として、TAとDSUとを別体としてもよく、あるいはTAの機能を備えたルータであってもよい。

0003

端末網制御装置をセンタ側から起動するには、いくつかの通信方式があり、リンガー信号を利用するリンギング着信通信方式と、プレリンガー信号の後に送出される発信者番号信号を利用するISDN通信方式がある。

0004

リンギング着信通信方式の場合、TAから最初に極性反転信号、次にリンガー信号が発せられる。そして、リンガー信号が端末網制御装置に設定されているリンガー着信回数と一致する回数だけ鳴動したとき、端末網制御装置は、自端末宛着信であると判断し、センタ側装置との通信を行う。ただし、この通信方式では、端末網制御装置よりも後方に接続された電話機を鳴動させる欠点がある。

0005

ISDN通信方式の場合、TAからまず極性反転信号、次にプレリンガー信号(短いリンガー信号)が発せられる。端末網制御装置は、極性反転信号を受信したときに電話機を鳴動させないため、リレーで電話機を回線網から切り離す。そして、端末網制御装置の一次応答オフフック)があると、TAから発信者番号信号が発せられる。発信者番号信号が端末網制御装置に設定されているセンタ番号と一致すれば、端末網制御装置は、自端末宛の着信と判断し、二次応答オンフック)の後、リンガー信号を確認してからオフフックして、センタ側装置との通信を行う。発信者番号信号がセンタ番号と一致しない場合、一般からの電話であると判断し、電話機をTAのアナログ端子を通じて回線網に接続させるようにリレーを切り替え、電話機が鳴動するようにする。この通信方式であれば、電話機を鳴動させることなく、センタ側装置と通信できる。

0006

端末網制御装置は、プレリンガー信号の着信により、発信者番号が付加された発信者番号信号を検出するように動作する。この場合、TAのアナログ端子から発信者番号信号が送出されるためには、発信者番号通知機能を有効にするようにTAの動作モードを設定する必要がある。

0007

TAの動作モードの設定方法としては、TAのデータポートに接続したパーソナルコンピュータによる通信操作により行うか、またはアナログ端子に接続した電話機のプッシュタンをTAの取扱説明書に記載された手順を参照しながら操作し、PB(プッシュボタン)信号により設定する。

0008

例えば、特許文献1には、TAの動作モードを設定するため、端末網制御装置が、動作モード設定のための設定信号操作手順を記憶しておき、この設定信号をPB信号でTAに送出して、TAの動作モードを設定することが記載されている。
特開2001−197216号公報

発明が解決しようとする課題

0009

端末網制御装置を新しく設置するとき、あるいはアナログ回線網からISDN回線網に変更するとき、屋内に設置されているTAと屋外の端末網制御装置との配線工事を完了した後、TAの動作モードを設定する。ユーザー許可を得て、宅内に入り、パーソナルコンピュータを操作するか、あるいは電話機のプッシュボタンを操作して設定を行う。この場合、TAの動作モードの設定に時間がかかるなど、ユーザーに迷惑をかけたり、さらには端末網制御装置の取り付けを断られたりすることがあった。

0010

特許文献1では、上記のようにTAに対して直接入力する必要がなく、屋外にある端末網制御装置に対して操作すればよく、ユーザーを煩わすことなくTAの設定を行える。しかし、TAは、製造元に応じて機種が様々であり、同じ設定信号であっても、機種によって設定信号を受信して処理するタイミングが異なることがある。そのため、単純にPB信号による設定信号を順に送出するだけでは、TAの設定に失敗するおそれがある。

0011

本発明は、上記に鑑み、TA等の接続機器に対して発信者番号通知機能の設定を行う場合、設定失敗の可能性を低減できる端末網制御装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明は、デジタル回線網に接続機器を介して接続され、センタ側装置との間でデータ伝送を行う端末網制御装置であって、前記接続機器の通知機能を有効にするための設定データを前記センタ側装置から入手する手段と、前記設定データを前記接続機器に送出して通知機能を有効に設定する手段と、前記接続機器の通知機能が有効になっているか確認する手段と、有効になっていない場合、前記設定データの送信タイミングを変更して前記接続機器に再送出し、通知機能を有効に設定する手段とを備えたものである。なお、設定データをセンタ側装置から入手する場合、端末側からセンタ側装置に発信して、設定データを送信するように要求する。あるいはセンタ側装置から端末網制御装置に発信して、センタ側装置が設定データを送信するようにしてもよい。また、前記通知機能が発信者番号通知機能であってもよい。

0013

例えば、ISDN回線網では、接続機器から端末網制御装置に、プレリンガー信号に続いて発信者番号信号が送信され、発信者番号がセンタ側装置からの発信であるとき、端末網制御装置とセンタ側装置との間でデータ伝送を行う。接続機器から発信者番号が通知されるようにするため、接続機器の通知機能の1つである発信者番号通知機能を有効にする設定が必要となる。

0014

そこで、端末網制御装置は、センタ側装置に発信して、前記接続機器の発信者番号通知機能を有効にするための設定データを前記センタ側装置から受信する手段を備え、必要な設定データをセンタ側装置から入手する。そして、端末網制御装置は、設定データを接続機器に送出し、接続機器は、発信者番号通知機能を有効に設定する。

0015

既設の端末網制御装置であれば、センタ側装置に発信するが、端末網制御装置が新設あるいは交換されたような場合、センタ側装置に関する情報を有していない。そこで、設定用外部機器を端末網制御装置に接続することが好ましく、端末網制御装置は、センタ側装置に発信するために必要な情報を外部機器から入手できる。

0016

接続機器の発信者番号通知機能が有効になっているか確認するため、端末網制御装置は、接続機器を通じて外部から受信した呼出信号を検知する手段と、呼出信号がプレリンガー信号であるか否かを検知することにより、前記接続機器の発信者番号通知機能が有効になっているか確認する手段とを備える。

0017

すなわち、デジタル回線網に繋がっているセンタ側装置や電話機等の通信機器によって、デジタル回線網を通じて端末網制御装置を呼び出すと、接続機器は、呼び出しに応じて端末網制御装置に呼出信号を送信する。端末網制御装置は、この呼出信号を検知して、プレリンガー信号か否かを判断する。プレリンガー信号であれば、次に発信者番号信号がくるので、接続機器の発信者番号通知機能が有効になるように設定されていると確認できる。

0018

端末網制御装置は、プレリンガー信号を検知しないとき、接続機器の発信者番号通知機能が有効になっていないと判断して、前記設定データの送信タイミングを変更して前記接続機器に再送出する。設定データを送出しても設定できない原因としては、設定データが正しくても、設定データの受信するタイミングが接続機器によって異なる場合があり、タイミングがずれていると、接続機器は受信した設定データを正しく認識できない。

0019

そこで、送信タイミングを変更して設定データを再送出すれば、接続機器は設定データを認識でき、設定可能となる。端末網制御装置は、設定データの送信タイミングのデータを複数記憶していることが好ましい。設定データを再送出するとき、複数の送信タイミングの中から1つの送信タイミングを選択し、その送信タイミングで設定データを送出する。この場合、1回ずつ送信タイミングを変更して再送出し、その都度発信者番号通知機能が有効になっているか確認する。したがって、確認する回数は、記憶されている送信タイミングに応じて複数回となる。

0020

あるいは、各送信タイミングで順に設定データを連続して再送出するようにしてもよい。この場合、送信タイミングの異なる複数の設定データが一度に再送出されることになる。接続機器では、自己の受信するタイミングに適合した設定データだけを認識する。そのため、発信者番号通知機能が有効になっているかの確認は、最大2回となる。

0021

端末網制御装置は、送信タイミングを変更した設定データを設定用の外部機器から入手してもよい。この場合、端末網制御装置は、送信タイミングのデータを記憶していないので、これらのデータを最新のものに更新する必要がない。外部機器が最新の送信タイミングのデータを準備しておけば、新機種の接続機器を使用しても、適切な送信タイミングに基づいて設定データを再送出できる。したがって、どのような接続機器に対しても、発信者番号通知機能を有効にする設定を確実に行える。なお、通知機能は、発信者番号通知機能以外に、サブアドレス通知機能、ユーザ間情報通知機能があり、これらの通知機能を設定する場合でも、同様に設定動作を行えばよい。

0022

また、端末網制御装置は、接続機器の発信者番号通知機能以外の他の機能を設定するための設定データを入手する手段と、発信者番号通知機能の設定終了後に前記設定データを前記接続機器に送出して他の機能を設定する手段とを備えるようにしてもよい。センタ側装置から発信者番号通知機能を有効にするための設定データを入手するとき、同時に他の機能を設定するための設定データも入手する。最初の設定データにより設定されたのを確認してから、他の機能用の設定データを送出するので、まとめて設定データを送出し、一度に設定する場合に比べて、設定に失敗したときの再送出がなくなり、効率よく設定できる。

0023

端末網制御装置は、1回目の設定データの送出によって設定できなかったとき、送信タイミングを変更して設定データを再送出する。このように複数回設定を試みても、設定できない場合、端末網制御装置は、センタ側装置や外部機器に通報するようにしてもよい。
設定できないとき、発信者番号通知機能を利用した通信が行えない。そこで、センタ側装置とのデータ通信を行えるように、端末網制御装置は、接続機器からのリンガー信号をカウントする手段と、所定回数のリンガー信号を受信したとき、センタ側装置からの発信であると判断して、通信を行う手段とを備えるようにしてもよい。これは、いわゆるリンギング着信通信方式である。

0024

また、端末網制御装置は、接続機器を通じての呼出信号を無視する手段と、端末側からセンタ側装置に発信するモードに変更する手段とを備えるようにしてもよい。このとき、定期的に端末側からセンタ側装置に発信するようにする。以上の2つのうち、いずれかを採用することにより、発信者番号通知機能を利用した通信が行えなくても、端末網制御装置とセンタ側装置との間でデータ伝送が可能となり、データ通信システムとして機能させることができる。

発明の効果

0025

本発明によると、端末網制御装置から接続機器に通知機能を有効にするための設定データを送出したとき、接続機器を設定できなくても、自動的に送信タイミングを調節して設定データを再送出するので、端末網制御装置から発信者番号通知機能等の通知機能を接続機器に設定するときに起こり得る設定失敗の可能性を低減することができる。

発明を実施するための最良の形態

0026

(第1実施形態)
本実施形態のデジタル回線網を利用したデータ通信システムを図1に示す。データ通信システムの構成は、従来と同じであり、11はセンタ側装置、12はセンタ側交換局、13はISDN回線、14は端末側交換局、15は端末網制御装置、16はメータ、17は接点機器、18は電話機、19は接続機器としてのターミナルアダプタ(TA)である。なお、TA19は、回線終端装置(DSU)の機能を含む。メータ16としては、例えば水道メータ、ガスメータ、電気メータ等がある。接点機器17としては、緊急ボタン等がある。

0027

端末網制御装置15は、図2に示すように、センタ側装置11とデータを送受信する通信回路25とマイクロコンピュータ20と、電話機18のオフフックを検知するオフフック検知回路21と、電源を供給する電池22と、メータ16や接点機器17からマイクロコンピュータ20へ信号を送信するインターフェイス回路23と、TA19のアナログ端子と電話機18の接続または切断を行うリレー24とを備えている。マイクロコンピュータ20は、データを記憶するメモリを有している。端末網制御装置15は、TA19のアナログ端子に接続され、TA19がISDN回線13に接続される。

0028

端末網制御装置15に対してセンタ側装置11からの起動により通信を行う通信方式として、ISDN通信方式、リンギング着信通信方式の2種類が可能である。

0029

図3にISDN通信方式によるセンタ起動の通信フローチャートを示す。この通信方式では、交換局14からの呼出信号に応じてTA19からプレリンガー信号、発信者番号信号、リンガー信号の順に送出するようになっている。

0030

すなわち、センタ側装置11から呼び出しがあった場合、TA19のアナログ端子から極性反転信号の後、プレリンガー信号が送出される(ステップS11)。プレリンガー信号は、リンガー信号より短い信号で、約0.5秒間隔で鳴動するリンガー信号である。端末網制御装置15は、プレリンガー信号を検出すると、一次応答(オフフック)をする(ステップS12)。TA19は、端末網制御装置15からの一次応答を検知すると、発信者番号信号を送出する(ステップS13)。端末網制御装置15は、発信者番号信号を受信すると、あらかじめ設定されているセンタ側装置11の電話番号と一致するかしないかを判定する(ステップS14)。

0031

センタ番号と一致しない場合、端末網制御装置15は、一般の電話からの呼び出しであると判断し、電話機18にリンガー信号が流れるようにリレー24を切り替え、電話機18とTA19のアナログ端子とを接続する(ステップS15)。一致する場合、端末網制御装置15は、オンフックし、リンガー信号待ち状態となる(ステップS16)。TA19がリンガー信号を送出する(ステップS7)と、端末網制御装置15は、リンガー信号を確認し、オフフックする(ステップS18)。端末網制御装置15とセンタ側装置11とのリンク確立し、通信が開始される(ステップS19)。端末網制御装置15は、センタ側装置11からの電文を受信すると、その指示に従って、例えばメータ16の検針等を行い、そのデータをセンタ側装置11に送信する。

0032

図4にリンギング着信通信方式によるセンタ起動の通信フローチャートを示す。センタ側装置11が端末網制御装置15を呼び出しするとき、TA19から極性反転信号が送出され(ステップS21)、続いてリンガー信号が送出される(ステップS22)。端末網制御装置15は、リンガー信号の着信回数をカウントして、あらかじめ設定されている所定回数とリンガー着信回数とが一致するか確認をする(ステップS23)。一致しなければ、タイムアウト時間に達したかを確認し(ステップS24)、タイムアウトでなければ、再度リンガー信号の受信待ち状態となる。タイムアウトになると、スタンバイ状態に戻る(ステップS26)。リンガー着信回数が所定回数に一致するとき、端末網制御装置15は、オフフックし、センタ側装置11からの電文を待つ状態となる(ステップS25)。

0033

ISDN通信方式であれば、ISDN回線13に対して端末網制御装置15よりも後方にある電話機18を鳴動させずにデータ伝送を行える。この通信方式を実行可能とするには、TA19の発信者番号通知機能が有効になるように、TA19の動作モードを設定する必要がある。発信者番号通知機能とは、かけてきた相手方の電話番号の情報をTA19のアナログ端子に接続されている機器(例えば、端末網制御装置)に情報通知する機能である。

0034

そのため、端末網制御装置15は、TA19の発信者番号通知機能を有効にするための設定データをセンタ側装置11から入手する手段と、設定データをTA19に送出して発信者番号通知機能を有効に設定する手段と、TA19の発信者番号通知機能が有効になっているか確認する手段と、有効になっていない場合、設定データの送信タイミングを変更してTA19に再送出し、発信者番号通知機能を有効に設定する手段とを備えている。

0035

この設定は、ISDN回線13のユーザー宅に端末網制御装置15を設置するとき、アナログ回線からISDN回線13に変更され、新しくTA19を設置するとき、ISDN回線13に接続されていたTA19が交換されたときのいずれかに行う。

0036

次に、TA19の動作モードを設定する必要が生じたときのTA設定動作を図5に基づいて説明する。まず、端末網制御装置15に設定表示装置26を接続する(ステップS31)。設定表示装置26は、LEDあるいは液晶ディスプレイ等の表示器を有し、端末網制御装置15に対してセンタ側装置11との通信に必要な情報を設定するものである。この設定表示装置26からセンタ側装置11に発信するための情報、例えば電話番号等が送信され、端末網制御装置15はこの情報を受信して(ステップS32)、設定情報としてメモリに記憶する。

0037

端末網制御装置15は、センタ側装置11へ発信するためにダイヤルする(ステップS33)。回線が通じてセンタ側装置11と接続する(ステップS34)と、端末網制御装置15は、TA19が発信者番号通知機能を有効とする動作モードに設定するための設定データをセンタ側装置11から受信し(ステップS35)、メモリに記憶する。受信後、端末網制御装置15は、一旦センタ側装置11との通信を終了し(ステップS36)、オフフックする(ステップS37)。以上の動作によって、端末網制御装置15は、発信者番号通知機能を有効にするための設定データをセンタ側装置11から入手することができる。なお、端末網制御装置15は、設定データを入手するために、センタ側装置11にTA19の設定を行うことおよびTA19の機種に関する情報を送信している。これらの情報は、設定表示装置から入力される。

0038

そして、端末網制御装置15は、入手した設定データをTA19のアナログ端子を通じてPB信号により送出する(ステップS38)。設定データは、PB信号の「0」〜「9」、「*」、「#」で構成され、決められたタイミングで送信される。また、TA19の設定にフッキング動作が必要であるとき、設定データとして、例えば「H」を挿入し、フッキング動作の代わりとする。一般的に、通常のダイヤルと区別するため、TA19を設定をするときのダイヤルを「*」で始めたり、最初にフッキングしてからダイヤルすることにより、TA19は、設定動作を認識できる。TA19では、設定データにしたがって発信者通知機能を有効にする。これによって、端末網制御装置15は、設定データをTA19に送出して発信者番号通知機能を有効に設定することができる。

0039

以上のように、TA19の動作モードの設定が完了すると、一定時間後に、センタ側装置11あるいは設置工事者携帯電話から端末網制御装置15へダイヤルして呼び出しを行う(ステップS39)。交換局14からの呼び出しに応じてTA19は、端末網制御装置15に呼出信号を送出する。端末網制御装置は、受信した呼出信号を検知し、プレリンガー信号であるかリンガー信号であるかを判定する(ステップS40)。

0040

呼出信号がプレリンガー信号である場合、TA19の設定が正常にできたということであり、端末網制御装置15は、センタ側装置11へ設定が正常終了したことを通報する。また、端末網制御装置15にLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部が設けられている場合には、LED表示器を点灯したり、液晶ディスプレイに文字や図形、絵などを表示することにより、正常終了したことを設置工事者に知らせてもよい(ステップS41)。あるいは、設定表示装置26に設けられたLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部に設定が正常終了したことを表示してもよい。また、センタ側装置11への通報と表示部での表示の両方を行ってもよい。以上の動作によって、端末網制御装置15は、TA19の発信者番号通知機能が有効になっているかを確認することができる。

0041

呼出信号がリンガー信号である場合、TA19の設定が正常に行われていないので、再度TA19の設定を試みる。ここで、無限に再設定を繰り返さないように、端末網制御装置15は、あらかじめ規定した回数、例えばプレリンガー信号の判定処理を10回行ったかどうか確認する(ステップS42)。プレリンガー信号の判定処理を10回行っていない場合、端末網制御装置15は、TA19からの呼出信号の送出が停止するのを確認してから(ステップS44)、外部との通信を切断する。そして、図8に示すような送信タイミングの複数のパターンがメモリに記憶されており、この中から1つのパターンを選択して、PB信号の送信時間および休止時間を変更し、フッキングが必要である場合はフッキング時間も変更する。端末網制御装置15は、送信タイミングを変更して設定データをTA19に再送出する(ステップS45)。TA19は、設定データにしたがって発信者通知機能が有効になるように動作モードを設定する。一定時間経過した後、ステップS39に戻り、センタ側装置11または携帯電話で端末網制御装置15の呼び出しを行う。

0042

端末網制御装置15は、同様にTA19からの呼出信号がプレリンガー信号であるか判定する(ステップS40)。プレリンガー信号であれば、TA19の設定が正常にできたので、センタ側装置11に通報するか、端末網制御装置15にLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部が設けられている場合には、LED表示器を点灯したり、液晶ディスプレイに文字や図形、絵などを表示することにより、正常終了したことを設置工事者に知らせてもよい(ステップS41)。あるいは、設定表示装置26に設けられたLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部に設定が正常終了したことを表示してもよい。また、センタ側装置11への通報と表示部での表示の両方を行ってもよい。

0043

以上の動作によって、TA19における設定データを受信して処理するタイミングの違いに起因する設定の失敗があっても、設定データの送信タイミングを変更してTA19に再送出することにより、確実に発信者番号通知機能を有効にする設定を行える。

0044

TA19からの呼出信号がプレリンガー信号でない場合、端末網制御装置15は、異なる送信タイミングのパターンを選択して、同様に設定データの再送出を行い、プレリンガー信号の検知を行う。プレリンガー信号の判定処理を10回行った場合、これ以上繰り返してもTA19の設定ができない。すなわち、送信タイミングのパターンが全部で10通りであるので、これ以上送信タイミングを変更することができない。この場合、端末網制御装置15は、センタ側装置11へ異常終了を通報する。また、端末網制御装置15にLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部が設けられている場合には、LED表示器を点灯したり、液晶ディスプレイに文字や図形、絵などを表示することにより、異常終了したことを設置工事者に知らせてもよい(ステップS43)。あるいは、設定表示装置26に設けられたLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部に設定が異常終了したことを表示してもよい。また、センタ側装置11への通報と表示部での表示の両方を行ってもよい。この場合、TA19に対して直接入力することによって、動作モードを設定すればよい。

0045

(第2実施形態)
本実施形態では、端末網制御装置15は、1回目の設定データの送出によってTA19の設定をできないとき、図8に示すように複数記憶されている送信タイミングで順に設定データを再送出する。その他の設定動作は、第1実施形態と同じである。

0046

すなわち、端末網制御装置15からTA19の設定を行うとき、図6に示すように、ステップS51〜S60までの動作は、図5に示すステップS31〜S40までの動作と同じである。1回目の設定動作において、TA19からの呼出信号がプレリンガー信号でない場合、端末網制御装置15は、TA19からの呼出信号の送出が停止するのを確認してから(ステップS64)、複数の送信タイミングのパターンで設定データを連続してTA19に再送出する(ステップS65)。

0047

TA19は、複数の送信タイミングで送出された設定データのうち、適合する送信タイミングの設定データに基づいて、発信者番号通知機能を有効にするように動作モードの設定を行う。そして、一定時間経過した後、ステップS59に戻り、センタ側装置11または携帯電話から端末網制御装置15の呼び出しを行う。端末網制御装置15は、TA19からの呼出信号によって発信者番号通知機能が有効になっているかを確認する。

0048

呼出信号がプレリンガー信号である場合、端末網制御装置15は、センタ側装置11に設定が正常終了したことを通報する。端末網制御装置15にLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部が設けられている場合には、LED表示器を点灯したり、液晶ディスプレイに文字や図形、絵などを表示する(ステップS61)。あるいは、設定表示装置26に設けられたLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部に設定が正常終了したことを表示してもよい。また、センタ側装置11への通報と表示部での表示の両方を行ってもよい。
以上の動作によって、TA19における設定データを受信して処理するタイミングの違いに起因する設定の失敗があっても、確実に発信者番号通知機能を有効にする設定を行うことができる。しかも、設定データを繰り返し再送出する回数が減るので、設定作業にかかる時間を短縮できる。

0049

呼出信号がプレリンガー信号でない場合、2回目の判定処理が行われたことになる(ステップS62)。端末網制御装置15は、これ以上TA19の設定ができないので、センタ側装置11へ異常終了を通報するか、あるいは端末網制御装置15にLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部が設けられている場合には、LED表示器を点滅したり、液晶ディスプレイに文字や図形、絵などを表示することにより、異常終了したことを設置工事者に知らせてもよい(ステップS63)。あるいは、設定表示装置26に設けられたLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部に設定が異常終了したことを表示してもよい。また、センタ側装置11への通報と表示部での表示の両方を行ってもよい。

0050

(第3実施形態)
本実施形態では、端末網制御装置15は、送信タイミングを変更した設定データを設定表示装置26から入手して、送信タイミングを変更した設定データをTA19に送出する。設定表示装置26は、送信タイミングのパターンに関するデータを端末網制御装置15の代わりに用意しており、端末網制御装置15からの要求によりそのデータを送信する。その他の設定動作は、第1実施形態と同じである。

0051

すなわち、図7に示すように、ステップS71〜S80までの動作は、図5に示すステップS31〜S40までの動作と同じである。TA19からの呼出信号がプレリンガー信号である場合、端末網制御装置15は、設定表示装置26に正常終了したことを表す情報を送信することにより、設置工事者に知らせる(ステップS81)。

0052

呼出信号がリンガー信号である場合、TA19の設定が正常にできていないので、端末網制御装置15は再度TA19の設定を試みる。この場合、TA19に対する設定データは正しいが、送信タイミングだけが相違しているため、設定できない。そこで、端末網制御装置15は、前回設定データを送出したときのPB信号の送信時間と休止時間およびフッキング時間のデータを設定表示装置26に送信する(ステップS82)。設定表示装置は、送信時間と休止時間およびフッキング時間の送信タイミングのパターンを変更したデータを端末網制御装置15へ送信する(ステップS83)。端末網制御装置15は、設定表示装置から変更されたデータを受信し(ステップS84)、PB信号の送信時間、休止時間およびフッキング時間を変更した設定データをTA19に再送出する(ステップS85)。

0053

そして、一定時間経過した後、ステップS79に戻り、センタ側装置11または携帯電話から端末網制御装置15の呼び出しを行う。端末網制御装置15は、第1実施形態と同様に、TA19からの呼出信号によって発信者番号通知機能が有効になっているかを確認し、有効になっていない場合は、上記の動作を繰り返す。

0054

設定表示装置26において、送信タイミングを適宜入力すれば、新機種のTA19であっても、そのTA19に適合した送信タイミングを選定できる。したがって、TA19に対して必ず発信者番号通知機能を有効にする動作モードを設定することができる。また、端末網制御装置15は、送信タイミングのパターンを記憶する必要がなく、TA19の発信者番号通知機能を有効にするためのデータをすべて外部機器から入手でき、どのようなTA19でも設定することが可能となる。

0055

(第4実施形態)
本実施形態では、端末網制御装置15が、センタ側装置11から発信者番号通知機能を有効にするための設定データを入手するだけでなく、これ以外の他の機能を設定するための設定データも入手する手段と、発信者番号通知機能の設定終了後に他の機能を設定するための設定データをTA19に送出して他の機能を設定する手段とを備える。なお、発信者番号通知機能を有効にするための設定については、上記第1〜第3実施形態と同じである。

0056

端末網制御装置15は、センタ側装置11に発信して、設定データを入手する。このとき、発信者番号通知機能を有効にするための設定データとともに、他の機能を設定するための設定データも入手し、メモリに記憶する。そして、発信者番号通知機能を有効にするための設定が正常に終了した後、端末網制御装置15は、他の機能を設定するための設定データをPB信号によりTA19に連続して送出する。TA19は、受信した設定データにしたがって要求された機能を設定する。

0057

発信者番号通知機能を有効にするための設定が失敗した場合、TA19に対する設定データの送信タイミングに不適合があるので、他の機能も設定できない。そこで、端末網制御装置15は、他の機能を設定するための設定データの送出を行わず、センタ側装置11へ異常終了を通報するか、あるいは端末網制御装置15にLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部が設けられている場合には、LED表示器を点滅したり、液晶ディスプレイに文字や図形、絵などを表示することにより、異常終了したことを報知してもよい。あるいは、設定表示装置26に設けられたLED表示器や液晶ディスプレイ等の表示部に設定が異常終了したことを表示してもよい。また、センタ側装置11への通報と表示部での表示の両方を行ってもよい。

0058

このように端末網制御装置15は、TA19に1つの機能を設定できたことを確認してから他の機能の設定動作を行う。他の機能としては、例えばサブアドレス通知機能がある。TA19に端末網制御装置15のほかに並列に複数の電話機が接続されている場合、端末網制御装置15が接続されている端子のみサブアドレス通知機能が動作するように設定する。センタ側装置11がサブアドレス付きのダイヤルをすると、端末網制御装置15が接続されている端子のみにアクセスすることができ、他の複数の電話機を鳴動させるのを防ぐことができる。したがって、TA19の機能を設定できない事態が生じた場合、設定動作を繰り返すことがなくなり、無駄な動作を排除でき、効率よくTA19を設定することができる。

0059

(第5実施形態)
第1〜第4実施形態において、TA19に発信者番号通知機能を有効にするための設定ができない場合、端末網制御装置15に対してISDN通信方式によるセンタ側装置11からの起動が行えない。そこで、端末網制御装置15は、TA19からリンガー信号が送信されることを利用して、リンギング着信通信方式によりセンタ側装置11と通信を行う動作モードを実行する。

0060

また、ISDN通信方式による起動が行えない場合、リンギング着信通信方式に変更する代わりに、端末網制御装置15は、端末側からセンタ側装置11に発信する動作モードに変更し、TA19を通じての呼出信号を無視して、端末網制御装置15からセンタ側装置11に定期的に発信を行うようにしてもよい。なお、ISDN通信方式が可能となるように、後日TA19の設定を直接行うようにしてもよい。

0061

このように、データ通信システムのフェイルセーフとして、端末網制御装置15が自動的に通信方式を変更することにより、少なくともセンタ側装置11との通信は行える。したがって、信頼性の高いデータ通信システムを構築することができる。

0062

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。各実施形態の端末網制御装置を携帯電話、PHS等の移動電話回線といったデジタル回線や、LAN、WANにおけるデジタル回線に適用してもよい。発信者番号としては、電話番号以外にも、IPアドレスMACアドレス等のセンタ側装置を特定できる識別符号が考えられる。

図面の簡単な説明

0063

本発明のISDN回線を使用したデータ通信システムの全体構成図
端末網制御装置の概略構成を示すブロック図
ISDN通信方式の通信フローチャート
リンギング着信通信方式の通信フローチャート
第1実施形態におけるTA設定動作のフローチャート
第2実施形態におけるTA設定動作のフローチャート
第3実施形態におけるTA設定動作のフローチャート
設定データの送信タイミングのパターン例を示す図

符号の説明

0064

11センタ側装置
12センタ側交換局
13ISDN回線
14端末側交換局
15端末網制御装置
16メータ
17接点機器
18電話機
19ターミナルアダプタ(TA)
26 設定表示装置

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