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技術 カードホルダ作製用積層体

出願人 王子タック株式会社富士ゼロックス株式会社王子ホールディングス株式会社
発明者 佐藤聖一坂井慶三原田勝巳
出願日 2004年7月12日 (15年11ヶ月経過) 出願番号 2004-204463
公開日 2006年2月2日 (14年4ヶ月経過) 公開番号 2006-026908
状態 特許登録済
技術分野 ファイリング用具 本・特殊印刷物
主要キーワード 自動裁断機 微粘着剤 ポリエステル製フィルム 見開き型 輪郭付け 封入機 ポリエステル膜 自動封緘機
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年2月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

ポケットを有するにもかかわらず、自動化機械を使用してもその機械に引っ掛かりにくいカードホルダ作製用積層体を提供する。

解決手段

本発明のカードホルダ作製用積層体は、カードホルダ基材10と下面基材20とが、接着層30を介して剥離可能に接着されているカードホルダ作製用積層体1であって、カードホルダ基材10は、上面基材11と、上面基材11の接着層30側表面の少なくとも一部に、カード収納する隙間部12が形成されるように積層されたポケット用フィルム(第1のフィルム13、第2のフィルム14)とを有する。

概要

背景

広く一般に利用されているクレジットカードキャッシュカード会員カードなどのカードは大きさが規格で定められている。そのため、カード自体に記載できる情報量は限られており、カード利用に関するサービス情報規約等を充分に記載することができない場合があった。そこで、カードとは別にサービス情報やカード利用規約等を記載した携帯可能な大きさの冊子を顧客に配布することがある。
しかし、カードとは別に冊子を配布しても、その冊子はカードと一緒に携帯されない場合があるし、その冊子を携帯しても紛失してしまうことがある。
そこで、カード発行者は、顧客にカードを送付する際に、サービスとして、カードを収納するポケットを有し、カードの説明を記載したカードホルダも同時に送付することがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−139074号公報

概要

ポケットを有するにもかかわらず、自動化機械を使用してもその機械に引っ掛かりにくいカードホルダ作製用積層体を提供する。 本発明のカードホルダ作製用積層体は、カードホルダ基材10と下面基材20とが、接着層30を介して剥離可能に接着されているカードホルダ作製用積層体1であって、カードホルダ基材10は、上面基材11と、上面基材11の接着層30側表面の少なくとも一部に、カードを収納する隙間部12が形成されるように積層されたポケット用フィルム(第1のフィルム13、第2のフィルム14)とを有する。

目的

カードおよびカードホルダは封筒封入されて顧客に送付され、封筒内へのカードおよびカードホルダの封入、封筒の封緘は自動封入機自動封緘機によって行われる。ところが、カードホルダのポケットは、カードの収納を可能にするために、一部の端縁がカードホルダの基材に貼着されておらず、その端縁が、カードホルダを移送したりする際に機械に引っ掛かることがあった。また、自動封入機や自動封緘機以外の自動化機械(例えば、自動裁断機自動印刷機等)でも同様のトラブルを起こすことがあった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、ポケットを有するにもかかわらず、自動化機械を使用してもその機械に引っ掛かりにくいカードホルダ作製用積層体を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

カードホルダ基材と下面基材とが、接着層を介して剥離可能に接着されているカードホルダ作製用積層体であって、カードホルダ基材は、上面基材と、上面基材の接着層側表面の少なくとも一部に、カード収納する隙間部が形成されるように積層されたポケット用フィルムとを有することを特徴とするカードホルダ作製用積層体。

請求項2

カードホルダ基材と下面基材とが、接着層を介して剥離可能に接着されているカードホルダ作製用積層体であって、カードホルダ基材は、上面基材と、上面基材における接着層側の面の少なくとも一部に、カードを収納する隙間部が形成されるように積層されたポケット用フィルムと、上面基材およびポケット用フィルムから形成される接着層側表面に粘着剤層を介して積層された中間基材とを有することを特徴とするカードホルダ作製用積層体。

請求項3

定形状のカードホルダ輪郭付けする切り込みが、カードホルダ基材に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカードホルダ作製用積層体。

請求項4

カードホルダ基材に形成された前記切り込みの外側にカード形成用の切り込みが形成されていることを特徴とする請求項3に記載のカードホルダ作製用積層体。

請求項5

カードホルダ基材の上面基材は、ポケット用フィルム側と反対側の面が印刷可能になっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカードホルダ作製用積層体。

請求項6

接着層が擬似接着層であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカードホルダ作製用積層体。

技術分野

0001

本発明は、カード収納するカードホルダが得られるカードホルダ作製用積層体に関する。

背景技術

0002

広く一般に利用されているクレジットカードキャッシュカード会員カードなどのカードは大きさが規格で定められている。そのため、カード自体に記載できる情報量は限られており、カード利用に関するサービス情報規約等を充分に記載することができない場合があった。そこで、カードとは別にサービス情報やカード利用規約等を記載した携帯可能な大きさの冊子を顧客に配布することがある。
しかし、カードとは別に冊子を配布しても、その冊子はカードと一緒に携帯されない場合があるし、その冊子を携帯しても紛失してしまうことがある。
そこで、カード発行者は、顧客にカードを送付する際に、サービスとして、カードを収納するポケットを有し、カードの説明を記載したカードホルダも同時に送付することがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−139074号公報

発明が解決しようとする課題

0003

カードおよびカードホルダは封筒封入されて顧客に送付され、封筒内へのカードおよびカードホルダの封入、封筒の封緘は自動封入機自動封緘機によって行われる。ところが、カードホルダのポケットは、カードの収納を可能にするために、一部の端縁がカードホルダの基材に貼着されておらず、その端縁が、カードホルダを移送したりする際に機械に引っ掛かることがあった。また、自動封入機や自動封緘機以外の自動化機械(例えば、自動裁断機自動印刷機等)でも同様のトラブルを起こすことがあった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、ポケットを有するにもかかわらず、自動化機械を使用してもその機械に引っ掛かりにくいカードホルダ作製用積層体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0004

本願請求項1のカードホルダ作製用積層体は、カードホルダ基材と下面基材とが、接着層を介して剥離可能に接着されているカードホルダ作製用積層体であって、
カードホルダ基材は、上面基材と、上面基材の接着層側表面の少なくとも一部に、カードを収納する隙間部が形成されるように積層されたポケット用フィルムとを有することを特徴とする。
本願請求項2のカードホルダ作製用積層体は、カードホルダ基材と下面基材とが、接着層を介して剥離可能に接着されているカードホルダ作製用積層体であって、
カードホルダ基材は、上面基材と、上面基材における接着層側の面の少なくとも一部に、カードを収納する隙間部が形成されるように積層されたポケット用フィルムと、上面基材およびポケット用フィルムから形成される接着層側表面に粘着剤層を介して積層された中間基材とを有することを特徴とする。
本発明のカードホルダ作製用積層体においては、所定形状のカードホルダを輪郭付けする切り込みが、カードホルダ基材に形成されていることが好ましい。
また、本発明のカードホルダ作製用積層体においては、カードホルダ基材に形成された前記切り込みの外側にカード形成用の切り込みが形成されていてもよい。
本発明のカードホルダ作製用積層体においては、カードホルダ基材の上面基材は、ポケット用フィルム側と反対側の面が印刷可能になっていることが好ましい。
本発明のカードホルダ作製用積層体における接着層が擬似接着層であってもよい。

発明の効果

0005

本発明のカードホルダ作製用積層体は、ポケットを有するにもかかわらず、例えば、自動封入機、自動封緘機、自動裁断機、自動印刷機等の自動化機械を使用してもその機械に引っ掛かりにくい。

発明を実施するための最良の形態

0006

(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1図3に、本実施形態のカードホルダ用積層体(以下、積層体と略す)を示す。この積層体1は、カードホルダ基材10と下面基材20とが、接着層30を介して剥離可能に接着されているものである。

0007

[カードホルダ基材]
カードホルダ基材10は、上面基材11と、上面基材11の接着層30側表面の少なくとも一部に、カードを収納する隙間部12が形成されるように積層されたポケット用フィルム(第1のフィルム13、第2のフィルム14)とを有するものである。
本実施形態においては、上面基材11の接着層30側表面の一部に粘着剤層15を介して帯状の第1のフィルム13が貼着され、第1のフィルム13上にこれと同じ大きさの第2のフィルム14が積層されている。第1のフィルム13および第2のフィルム14の幅方向両端縁には、長さ方向に第1のヒートシール部16aおよび第2のヒートシール部16bが形成されている。そして、第1のヒートシール部16aと第2のヒートシール部16bとの間には隙間部12になっている。なお、第1のヒートシール部16aは積層体1の端縁に近い側のヒートシール部であり、第2のヒートシール部16bはもう一方のヒートシール部である。

0008

ここで、第1のフィルム13と第2のフィルム14は、ヒートシールを可能にするために、少なくともヒートシールする部分が同じ材質であることが好ましい。また、第2のフィルム14としては、本実施形態では後述のように、接着層30がポリエチレンからなるので、例えば、ポリエチレンテレフタレートポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル製フィルム、あるいは、接着層30側にポリエステル製フィルムがラミネートされた樹脂フィルムが好適に用いられる。樹脂フィルムの中でも、カードを収納した際にカード表面に記載された情報を読み取ることができることから、第2のフィルムは透明であることが好ましい。

0009

上面基材11と第1のフィルム13との間の粘着剤層15の成分としては、例えば、ゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系等の任意の粘着剤を使用できる。これらの中でも、耐候性、透明性等に優れ、広範な用途に使用できることから、アクリル系粘着剤が好ましく、アクリル系粘着剤としては、エマルジョン型溶剤型ホットメルト型等があり、本発明においては、いずれの型のものも使用できる。これらの中でも、安全面、品質面、コスト面からエマルジョン型アクリル系粘着剤が好ましい。
さらに、粘着剤層15は、必要に応じて他の任意成分を含有してもよい。他の任意成分としては、タッキファイヤー粘着性微球体増粘剤pH調整剤消泡剤防腐防黴剤顔料無機充填剤、安定剤、濡れ剤湿潤剤等が挙げられる。タッキファイヤーとしては、ロジン系樹脂テルペン系樹脂脂肪族系石油樹脂芳香族系石油樹脂水添石油樹脂スチレン系樹脂アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。

0010

上面基材11は接着層30と剥離可能に接着するものであり、例えば、紙類フィルム類等を適宜使用できる。紙類としては、キャストコート紙アート紙、コート紙、上質紙等の紙類、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル塩化ビニル等の各種高分子フィルム蒸着紙、合成紙、布、不織布、金属ホイル等から適宜選択される。中でも、接着層30から確実に剥離可能にするためには、ポリエステル製フィルムやポリエステル膜が接着層30側にラミネートされた紙等が好ましい。
この上面基材11は、第1のフィルム13と反対側の面11aが印刷可能になっていることが好ましい。上面基材11の第1のフィルム13と反対側の面11aが印刷可能になっていれば、顧客に応じた情報など種々の情報をカードホルダ基材10に印刷できる。
上面基材11の厚さは50〜760μmの範囲内であることが好ましい。

0011

[下面基材]
下面基材20は、例えば、紙類、フィルム類等を使用できる。紙類としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等が挙げられ、フィルム類としては、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル等の各種高分子フィルムが使用可能であり、更には蒸着紙、合成紙、布、不織布、金属ホイル等も目的や用途に応じて適宜使用できる。
下面基材20の厚さは20〜200μmの範囲内であることが好ましい。

0012

[接着層]
接着層30はカードホルダ基材10と下面基材20とを剥離可能に接着できれば特に制限されず、本実施形態では擬似接着層である。ここで、擬似接着層とは、剥離したい層(本実施形態ではカードホルダ基材10)に対して剥離可能に接着する熱可塑性樹脂からなる層のことであり、本実施形態では、この層はポリエチレンからなっている。
接着層30の厚さは10〜60μmの範囲内であることが好ましい。接着層30の厚さが10μm未満の場合には接着層30の形成が困難であり、60μmを超えると必要以上に接着層30が厚くなるので不経済である。

0013

また、この積層体1は、カードホルダ基材10が打ち抜かれて、図1に示すように、所定形状の見開き型カードホルダ40(以下、カードホルダ40と略す)に輪郭付けする切り込み41がカードホルダ基材10に形成されている。ここで、カードホルダ40は、第1のフィルム13および第2のフィルム14が積層され、カードを収納可能な収納部40aと、カードの説明を記載する説明部40bとを有し、これらが見開き状に配置されたものである。収納部40aと説明部40bの境界には2つのくびれ部43a,43bが形成され、それらくびれ部43a,43bの間を結ぶ線に沿って折り目44が形成されている。

0014

カードホルダ基材10を打ち抜く際には、第1のヒートシール部16aの領域内にカードホルダ40の端縁を位置させると共に、第2のヒートシール部16bがカードホルダ40の折り目44に重ならないようにする。このような配置で打ち抜くことにより、第1のフィルム13と第2のフィルム14との間に、隙間部12にカードを出し入れするための開口部18,18を形成してポケットを設けることができる。
なお、これに対し、第1のヒートシール部16aより第2のヒートシール部16b側にカードホルダ40の端縁を位置させた場合には、第1のフィルム13および第2のフィルム14の三方向が固定されなくなるからカードホルダ40にカードを収納できなくなる。また、第2のヒートシール部16bがカードホルダ40の折り目に重なっている場合にはカードホルダ40を折り目で折りにくくなる。

0015

さらに、この積層体1では、カードホルダ基材10に形成された前記切り込み41の外側にカード形成用の切り込み42が形成されて、カードホルダ基材10にカード17aが設けられている。

0016

[製造方法]
上述した積層体1を製造するには、まず、上面基材11の片面の少なくとも一部に、粘着剤層15を介して帯状の第1のフィルム13を貼着し、その第1のフィルム13上にこれと同じ大きさの第2のフィルム14を積層し、それらの幅方向の両端縁を長さ方向にヒートシールしてカードホルダ基材10を得る。あるいは、第1のフィルム13と第2のフィルム14との幅方向の両端縁を長さ方向にあらかじめヒートシールして積層し、これらを、粘着剤層15を介して上面基材の片面の少なくとも一部に貼り合わせてカードホルダ基材10を得る。
また、下面基材20上に、貼り合わせや押出ラミネート等によりポリエチレン膜を積層する。次いで、図4に示すような、ポリエチレン膜が積層された下面基材20aを繰り出す下面基材用繰り出しロール51と、溶融状態のポリエチレン52aを吐出するTダイ押出機52と、カードホルダ基材10とを繰り出すカードホルダ基材用繰り出しロール53と、冷却ロール54と、冷却ロールに対向して設けられたニップロール55を具備するサンドイッチラミネート装置50を用いてサンドイッチラミネートをする。具体的には、下面基材用繰り出しロール51からポリエチレン膜が積層された下面基材20aを繰り出し、そのポリエチレン膜上にTダイ押出機52から吐出した溶融状態のポリエチレンを積層する。ここで、ポリエチレン膜および溶融状態のポリエチレンは別々に積層されたものであるが、これらは同じ材質であるため、一体化して接着層を形成する。続いて、溶融状態のポリエチレンが固化する前に、その上にカードホルダ基材10を重ねる。その際、カードホルダ基材10は、ポケットが溶融状態のポリエチレンに接触するように配置しておく。そして、これらを、冷却ロール54とニップロール55との間を通して、圧着しつつ冷却して打ち抜き前の積層体1aを得る。
そして、カードホルダ基材10に見開き型カードホルダの形状の歯型を食い込ませ、カードホルダ基材を打ち抜いて切り込み41を形成し、カードの形状の歯形を食い込ませてカード形成用切り込み42を形成すると同時に、カードホルダ40のくびれ部43a,43b間を筋押しし、折り目を形成して積層体1を得る。その後、積層体1を裁断して分割する。

0017

なお、下面基材がポリエチレンをラミネートした紙や樹脂フィルム、あるいはポリエチレンフィルムである場合には、擬似接着層を設ける際にポリエチレン膜を積層する工程を省くことができる。すなわち、下面基材を繰り出し、その上にTダイ押出機から溶融状態のポリエチレンを積層し、続いて、溶融状態のポリエチレンが固化する前に、その上にカードホルダ基材を重ねることができる。

0018

以上説明した第1の実施形態の積層体1は、カードホルダ基材10と下面基材20とが、接着層30を介して剥離可能に接着され、カードホルダ基材10は、上面基材11と、上面基材11の接着層30側表面の少なくとも一部に隙間部12が形成されるように積層された第1のフィルム13および第2のフィルム14とを有するものである。この積層体1では、カードを収納するポケットが外側に露出していないため、例えば、カードホルダ40に顧客毎の情報を印刷する際に自動印刷機を用いても、あるいは、封筒に封入する際に自動封入機を用いても、それら機械に引っ掛かりにくくなっている。
また、積層体1は、カードホルダ基材10に切り込み42が形成されてカード17aが設けられている。そのため、カード17aとカードホルダ40とを一体に送付することができ、別々に封筒に封入する必要がなくなる。

0019

(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5,6に、第2の実施形態の積層体を示す。なお、本実施形態の積層体は、上面図は第1の実施形態と同様に図1で示され、そのA−A’断面図が図5であり、B−B’断面図が図6である。また、本実施形態において、第1の実施形態と同じ構成のものは同一の符号を付して説明を省略する。
この積層体2は、カードホルダ基材60と下面基材20とが、接着層30を介して剥離可能に接着されている。ここで、カードホルダ基材60は、上面基材11と、上面基材11における接着層30側の面の少なくとも一部に、カードを収納する隙間部12が形成されるように積層されたポケット用フィルム(第1のフィルム13、第2のフィルム14)と、上面基材11および第2のフィルム14から形成される接着層30側表面に第2の粘着剤層61を介して積層された中間基材62とを有する。
さらに、この積層体2のカードホルダ基材60には、第1の実施形態と同様に切り込み41,42が形成されてカードホルダ40およびカード17aが設けられている。

0020

[第2の粘着剤層]
第2の粘着剤層61は、中間基材62と上面基材11および第2のフィルム14とを接着できれば特に制限されず、その粘着剤としては、第1実施形態における第1の粘着剤層を形成する粘着剤と同じものを使用できる。
第2の粘着剤層61の厚さは10〜50μmの範囲内であることが好ましい。第2の粘着剤層61の厚さが10μm未満の場合には中間基材62と上面基材11および第2のフィルム14との粘着が困難になる傾向にあり、50μmを超えると必要以上に第2の粘着剤層61が厚くなり過ぎるので取り扱いが不便となり、また不経済である。

0021

[中間基材]
積層体2における中間基材62は、ポリエチレンからなる接着層30との擬似接着が可能なものであり、具体的には、ポリエステル製フィルム、あるいは、接着層30側にポリエステル製フィルムがラミネートされた樹脂フィルムである。
中間基材62の厚さは12〜100μmの範囲内であることが好ましい。

0022

本実施形態の積層体2においても、第1の実施形態と同様に、カードホルダ基材60に形成された切り込みの外側にカード形成用の切り込みが形成されてカードが形成されていてもよい。

0023

[製造方法]
上述した積層体2を製造するには、まず、上面基材11の片面の少なくとも一部に、第1の粘着剤層15を介して帯状の第1のフィルム13を貼着し、その第1のフィルム13上にこれと同じ大きさの第2のフィルム14を積層し、それらの長さ方向の端縁をヒートシールしてカードホルダ用シート65を得る。あるいは、第1のフィルム13と第2のフィルム14との幅方向の両端縁を長さ方向にあらかじめヒートシールして積層し、これらを、粘着剤層15を介して上面基材の片面の少なくとも一部に貼り合わせてカードホルダ用シート65を得る。
また、下面基材20上に、貼り合わせや押出ラミネート等によりポリエチレン膜を積層する。次いで、図4に示すサンドイッチラミネート装置50を用い、下面基材用繰り出しロール51からポリエチレン膜が積層された下面基材20aを繰り出し、そのポリエチレン膜上にTダイ押出機52から吐出した溶融状態のポリエチレンを積層して接着層30を設ける。続いて、溶融状態のポリエチレンが固化する前に中間基材62を重ねる。そして、これらを、冷却ロール54とニップロール55との間を通して、圧着しつつ冷却して擬似接着シート原反2aを得る。次いで、擬似接着シート原反2aの中間基材62上に、粘着剤を塗工して第2の粘着剤層61を設けた後、第2の粘着剤層61上にカードホルダ用シート65を、ポケット用フィルムが第2の粘着剤層61に接触するように貼り合わせて打ち抜き前の積層体を得る。
そして、カードホルダ用シート65と第2の粘着剤層61と中間基材62とからなるカードホルダ基材60にカードホルダ40の形状の歯型を食い込ませ、打ち抜いて切り込みを形成し、カードの形状の歯形を食い込ませてカード形成用切り込み42を形成すると同時に、カードホルダ40のくびれ部43a,43b間を筋押しして折り目を形成して最終的な積層体2を得る。

0024

本実施形態においても、第1の実施形態同様に、下面基材がポリエチレンをラミネートした紙や樹脂フィルム、あるいはポリエチレンフィルムである場合には、擬似接着層を設ける際にポリエチレン膜を積層する工程を省くことができる。

0025

以上説明した第2の実施形態の積層体2は、カードホルダ基材60と下面基材20とが、接着層30を介して剥離可能に接着され、カードホルダ基材60は、上面基材11と、上面基材11における接着層30側の面の少なくとも一部に隙間部12が形成されるように積層された第1のフィルム13、第2のフィルム14と、上面基材11および第2のフィルム14から形成される接着層30側表面に第2の粘着剤層61を介して積層された中間基材62とを有するものである。この積層体2においても、第1の実施形態の積層体と同様に、ポケットが外側に露出していないから、ポケットを有するにもかかわらず、自動化機械に引っ掛かりにくくなっている。

0026

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、接着層はポリエチレンからなる擬似接着層であったが、カードホルダ基材あるいは中間基材と剥離可能に接着できれば他の熱可塑性樹脂からなってもよい。ただし、汎用性を考慮すれば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンが好ましい。
また、接着層は微粘着剤からなる層であってもよい。ここで、微粘着剤としては、粘着剤層をなす粘着剤と同じ種類で、粘着力を5〜500g/25mm程度にしたものを用いることができる。接着層が微粘着剤からなる場合、中間基材が紙であってもよい。

0027

また、上述した実施形態では、第1のフィルム13と第2のフィルム14とを積層し、それらの幅方向の両端縁を長さ方向にヒートシールして隙間部12を形成したが、隙間部12はカードを収納可能であればよい。例えば、図7および図8に示すように、第1のフィルム13に、第1のフィルム13より幅が短い第2のフィルム14aを、それぞれの一方の長さ方向の端部71が揃うように重ねつつ、カードより僅かに大きい矩形の四辺の端縁72をヒートシールして隙間部12を形成してもよい。
さらに、第1のフィルム13と第2のフィルム14との接着はヒートシールに限らず、第1のフィルムと第2のフィルムとを粘着剤、高周波あるいは超音波により貼着してもよい。
また、上述した実施形態では、カードホルダ基材10に切り込みを入れることでカードを挿入する開口部18,18を形成したが、図9および図10に示すように、第1のフィルム13および第2のフィルムの四辺の端縁をヒートシールし、第2のフィルム14にカード挿入用切り込み14cを形成して開口部を設けてもよい。

0028

また、ポケットは2枚のフィルムを用いたものでなくてもよく、1枚のフィルムのみを用いたものでもよい。例えば、図11および図12に示すように、上面基材11における接着層30側の面の少なくとも一部に、カードを収納できる大きさの矩形状の第1のフィルム13の三辺の端縁73を、粘着剤層13により貼着したものであってもよい。ただし、第1,2の実施形態のように、2枚のフィルムを用いる方が、ヒートシールによりポケットを簡便に形成できるので好ましい。

0029

また、上述した実施形態の積層体1,2では、カードの形状に輪郭付けするカード形成用の切り込み42が形成されてカードが設けられていたが、本発明では、図13に示すように、カード形成用の切り込みが形成されていなくてもよい。この場合には、図14に示すように、前記切り込み41の外側のカードホルダ基材10に、第3の粘着剤層19を介してカード17bを貼り付けてもよい。カードとしては通常のプラスチックカード紙製のカードであってもよいし、ICチップを搭載したICカードであってもよい。

0030

また、上述した実施形態では、1個のカードホルダについてポケットを1個有していたが、複数有していてもよい。また、カードホルダは、見開き型でなくてもよいし、3つ折りなど複数折り返される見開き型であってもよい。
また、カードホルダ40にはくびれ部43a,43bがなくても構わない。

図面の簡単な説明

0031

本発明に係る第1の実施形態のカードホルダ作製用積層体を示す上面図である。
図1のA−A’断面図である。
図1のB−B’断面図である。
サンドイッチラミネート装置の一例を示す模式図である。
本発明に係る第2の実施形態のカードホルダ作製用積層体を示す断面図である。
本発明に係る第2の実施形態のカードホルダ作製用積層体を示す断面図である。
本発明のカードホルダ作製用積層体における他の実施形態を示す上面図である。
図7のC−C’断面図である。
本発明のカードホルダ作製用積層体における他の実施形態を示す上面図である。
図9のD−D’断面図である。
本発明のカードホルダ作製用積層体における他の実施形態を示す上面図である。
図11のE−E’断面図である。
本発明のカードホルダ作製用積層体における他の実施形態を示す断面図である。
本発明のカードホルダ作製用積層体における他の実施形態を示す断面図である。

符号の説明

0032

1,2積層体(カードホルダ作製用積層体)
10カードホルダ基材
11 上面基材
11a 上面基材におけるポケット用フィルムと反対側の面
13 ポケット用フィルム(第1のフィルム)
14 ポケット用フィルム(第2のフィルム)
17a,17bカード
20 下面基材
30接着層
40カードホルダ
41,42切り込み
60 カードホルダ基材
61粘着剤層(第2の粘着剤層)
62 中間基材

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