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技術 壁面施工用部材並びにそれを用いた壁面構造及び施工方法

出願人 東リ株式会社
発明者 木寅且彦福井智之野口昭彦
出願日 2004年6月25日 (16年6ヶ月経過) 出願番号 2004-189018
公開日 2006年1月12日 (14年11ヶ月経過) 公開番号 2006-009440
状態 拒絶査定
技術分野 壁の仕上げ 垂直ダクト;みぞ;建築仕上のその他の部分
主要キーワード 壁面素材 掛止部分 本発明部材 壁面材料 略一定幅 霧吹き器 けれん 施工部材
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

本発明は壁面施工用部材、並びにそれを用いた壁面構造、及び壁面の施工方法、特に住宅、マンション会議室ショールームマンション内廊下などの様々な場所で用いられる壁面施工用部材、並びにそれを用いた壁面構造、及び施工方法を提供する。

解決手段

長手方向に凹部を有し、前記凹部の側面の両側の長手方向に沿って前記溝部の支持部を設けたことを特徴とする壁面施工用部材等、壁面用下地材の間に壁面施工部材を溝部の支持部で係止されるように設け、前記壁用下地材、及び壁面施工用部材の表面に化粧シート等を設けた等の壁面構造並、並びに当該壁面構造を得るための施工方法を特徴とする。

概要

背景

従来、家庭用としてマンション、又は住宅等で部屋、廊下等の意匠性向上を目的として、壁面の施工が行われてきた。その壁面素材の殆どが印刷シート展着した合板、又はパーティクルボード等が主素材として用いられ、主素材と同様の印刷シートを展着した素材からなる巾木天端見切り材見切り材、ジョイナー等の補助部材がそれと併用して用いられてきた。

しかし、かかる壁面材料として主素材である印刷シートを展着した合板を施工する際、当該施工について特別な技能を要するため、大工職人が壁に隠し釘等を打ち付けることにより固定するという方法が採られていた。即ち、壁の下地釘打ちできない石膏ボード等の場合はかかる方法では施工することはできない上、当該合板を等により、所定の寸法に切断すること等が必要で作業自体かなり大掛かり、かつ工期を長期間要するものであった。一方、改装等により、かかる壁面材料を交換する際の取り外し作業も同様に大掛かりで工期を必要とした。従って、壁面材料の材料費が比較的高価であるのに加え、大工職人が相当な工期をかけて施工するため、壁面材料を設置する場合、かなりの費用を要していた。

また、主素材に印刷シート等を展着した合板が用いられているため、当該主素材から発散されるホルムアルデヒド等の化学物質により、いわゆるハウスシック症状を引き起こす原因の一つとして指摘されていた。さらに、昨今問題となっている森林伐採等への環境負荷も少なくなかった。

これらの問題を解決するために、例えば腰壁を構成する主素材である壁紙を貼付した後、当該壁紙の下端と床面との境界に巾木を、及び同壁紙の上端に腰見切り材を施工することにより、腰壁を形成することを特徴とする腰壁の施工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。

特開2001−173216

概要

本発明は壁面施工用部材、並びにそれを用いた壁面構造、及び壁面の施工方法、特に住宅、マンション、会議室ショールームマンション内廊下などの様々な場所で用いられる壁面施工用部材、並びにそれを用いた壁面構造、及び施工方法を提供する。長手方向に凹部を有し、前記凹部の側面の両側の長手方向に沿って前記溝部の支持部を設けたことを特徴とする壁面施工用部材等、壁面用下地材の間に壁面施工部材を溝部の支持部で係止されるように設け、前記壁用下地材、及び壁面施工用部材の表面に化粧シート等を設けた等の壁面構造並、並びに当該壁面構造を得るための施工方法を特徴とする。

目的

本発明は上記問題点を解決したものであり、請求項1記載の発明は長手方向に凹部を有し、前記凹部の側面の両側の長手方向に沿って前記凹部の支持部を設けたことを特徴とする壁面施工用部材を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

長手方向に凹部を有し、前記凹部の側面の両側の長手方向に沿って前記溝部の支持部を設けたことを特徴とする壁面施工用部材

請求項2

凹部を形成する内側の側面間の幅が凹部底面に向かって広くなっていく構造を有したことを特徴とする請求項1記載の壁面施工用部材。

請求項3

凹部の両側面に設けられた凹部の支持部の何れか一方、又は双方が切り離し可能に形成された請求項1又は2記載の壁面用施工用部材

請求項4

壁面用下地材の間に壁面施工部材の凹部を埋設させ、前記壁面施工用部材の支持部で掛止されるように設け、前記壁用下地材、及び壁面施工用部材の表面に化粧シートおよび/またはフィルムを設けたことを特徴とする壁面構造

請求項5

壁面用下地材の間に壁面施工部材を支持部で掛止・固定されるように設け、前記壁用下地材、及び壁面施工用部材の表面に化粧シートおよび/またはフィルムを設け、前記壁面施工用部材の凹部に当該凹部と嵌合可能な部材を前記壁面施工用部材と前記化粧シートおよび/またはフィルムを挟持したことを特徴とする壁面構造。

請求項6

適当な間隔を置いて表面材を床面に対して垂直又は水平に設け、該表面材と表面材の間に壁面施工用部材を設け、該表面材及び/又は前記壁面施工用部材の表面上に水を滲み込ませた紙壁紙を当該紙壁紙の端部、又は切断部が前記壁面施工用部材の凹部上に位置するように載置し、前記凹部に嵌合可能な形状を有する部材を嵌合させた後、前記紙壁紙を乾燥させることにより紙壁紙を施工することを特徴とする壁面の施工方法

技術分野

0001

本発明は壁面施工用部材及び壁面の施工方法、特に住宅、マンション会議室ショールームマンション内廊下などの様々な場所で用いられる壁面施工用部材並びにそれを用いた壁面構造、及び施工方法に関する。

背景技術

0002

従来、家庭用としてマンション、又は住宅等で部屋、廊下等の意匠性向上を目的として、壁面の施工が行われてきた。その壁面素材の殆どが印刷シート展着した合板、又はパーティクルボード等が主素材として用いられ、主素材と同様の印刷シートを展着した素材からなる巾木天端見切り材見切り材、ジョイナー等の補助部材がそれと併用して用いられてきた。

0003

しかし、かかる壁面材料として主素材である印刷シートを展着した合板を施工する際、当該施工について特別な技能を要するため、大工職人が壁に隠し釘等を打ち付けることにより固定するという方法が採られていた。即ち、壁の下地釘打ちできない石膏ボード等の場合はかかる方法では施工することはできない上、当該合板を等により、所定の寸法に切断すること等が必要で作業自体かなり大掛かり、かつ工期を長期間要するものであった。一方、改装等により、かかる壁面材料を交換する際の取り外し作業も同様に大掛かりで工期を必要とした。従って、壁面材料の材料費が比較的高価であるのに加え、大工職人が相当な工期をかけて施工するため、壁面材料を設置する場合、かなりの費用を要していた。

0004

また、主素材に印刷シート等を展着した合板が用いられているため、当該主素材から発散されるホルムアルデヒド等の化学物質により、いわゆるハウスシック症状を引き起こす原因の一つとして指摘されていた。さらに、昨今問題となっている森林伐採等への環境負荷も少なくなかった。

0005

これらの問題を解決するために、例えば腰壁を構成する主素材である壁紙を貼付した後、当該壁紙の下端と床面との境界に巾木を、及び同壁紙の上端に腰見切り材を施工することにより、腰壁を形成することを特徴とする腰壁の施工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。

0006

特開2001−173216

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、この方法では壁紙に床面とは垂直に補助部材の一つであるジョイナーを設けるが、このジョイナーはポリ塩化ビニル樹脂ポリオレフィン等種々の合成樹脂からなり、若しくはそれらの合成樹脂をバインダーとする素材から成るため、壁面部分木質材料が全くなく、本物の木材パネルとは遥かに遠い意匠性しか得られなかった。

0008

また、昨今、部分的に改装する需要が増加してきているが、かかる場合に一部のみを改装することにより、改装した部分と改装しなかった部分で色合い等が大きく異なり、意匠性を著しく損なうため、結局改装する必要がない部分まで改装せざるを得ず、需要者経済的負担は大きく改善を望まれていた。

0009

また、壁紙を施工する場合には、施工面積の大小にかかわらず、大掛かりな接着剤塗布機を使用する必要があり、当該接着剤塗布機を使用する場合には準備、及び後始末が煩雑であり、労力負担は大きいものであった。また、壁紙の施工作業においては接着剤塗布作業に費やす時間が施工作業時間の大きな比率を占めることも不可避なこととなっていた。

0010

さらに、壁紙の施工前に壁面用下地材を取り付ける際に生じたの頭による凹凸を解消するため、パテによる処理を行う必要があった。一方、壁紙の張替え時には壁面下地材上の残存した接着剤や壁紙等をけれんにより除去した後、パテによる処理をして表面を平滑にしてから接着剤等を塗布して施工するという極めて煩雑な作業が必要であり、かかる作業の労力的負担は極めて大きなものであった。

課題を解決するための手段

0011

そこで、本発明は上記問題点を解決したものであり、請求項1記載の発明は長手方向に凹部を有し、前記凹部の側面の両側の長手方向に沿って前記凹部の支持部を設けたことを特徴とする壁面施工用部材を提供するものである。前記壁面施工用部材を、石膏ボード等の壁面用下地材の間に設置することにより、容易に壁面に底目地を形成することができる。壁面用下地材の間に設置する場合、本発明壁面施工用部材の支持部の裏面と前記壁面用下地材の表面を接着剤等の貼着剤で固定する。

0012

請求項2記載の発明は請求項1記載の発明の特徴に加え、凹部を形成する内側の側面間の幅が凹部底面に向かって広くなっていく構造を有したことを特徴とする壁面施工用部材を提供するものである。本発明壁面施工用部材の凹部を形成する側面間の幅が凹部底面に向かって広くなっていく構造を有したものにすることにより、後述する本発明壁面施工用部材の補助部材を凹部に嵌合させた場合、より高い安定性を保つことができる。とりわけ、後述する紙壁紙等の化粧シートを本発明壁面施工用部材の凹部に前記補助部材により挟持・固定させることにより施工する場合に施工安定性の観点から非常に有効である。

0013

請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の特徴に加え、凹部の両側面に設けられた溝部の支持部の何れか一方、又は双方が切り離し可能に形成された壁面用施工用部材を提供するものである。本発明壁面施工用部材の凹部の両側の側面に設けられた支持部の少なくともいずれか一方を切り離し可能に形成することにより、例えば天井面と壁面とに隅部に底目地を設けることができる。また、本発明壁面施工用部材の双方の支持部が切り離し可能である場合には後述する補助部材としての転用も可能となり作業性向上にも寄与することができる。

0014

請求項4記載の発明は、壁面用下地材の間に壁面施工部材を溝部の支持部で係止されるように設け、前記壁用下地材、及び壁面施工用部材の表面に化粧シートおよび/またはフィルム(以下、化粧シート等と記す)を設けたことを特徴とする壁面構造を提供するものである。本発明壁面構造により、底目地を形成するとともに、壁面施工用部材の色彩模様等を壁面意匠コーディネートに利用することができ、意匠付与の自由度が大幅に向上させることができ、意匠性が重視される内装構造として非常に有用なものである。尚、本明細書において、化粧シート等とは壁紙をはじめとするポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂からなる壁紙、その他装飾目的で使用されるシート、及びフィルム、並びに合成紙、ケナフ紙、和紙、パルプ紙等からなる壁紙、その他装飾目的で使用されるシート、及びフィルムをいうものとする。

0015

請求項5記載の発明は、壁面用下地材の間に壁面施工部材を溝部の支持部で係止されるように設け、前記壁用下地材、及び壁面施工用部材の表面に化粧シート等を設け、前記壁面施工用部材の凹部に当該凹部と嵌合可能な部材(以下、補助部材と記す)を前記壁面施工用部材と前記化粧シート等挟持したことを特徴とする壁面構造を提供するものである。本発明壁面構造は化粧シート等の施工に接着剤により壁紙等の化粧シートを貼着する構造をとらないため、下地の不陸等の凹凸が施工後の化粧シート等の表面に現出することはなく、特に紙壁紙で施工後に発生しやすい下地のクラックによる破損等が発生することがない。また、化粧シート等の張替え作業も残存の接着剤や壁紙等の除去作業やパテによる処理作業が不要となり、非常に容易かつ迅速に行うことができる。さらに、本発明壁面施工用部材間に設けられた化粧シート等毎に容易に張替えが可能であり、昨今のリフォームニーズにも極めて合致したものである。

0016

請求項6記載の発明は、適当な間隔を置いて表面材を床面に対して垂直又は水平に設け、該表面材と表面材の間に壁面施工用部材を設け、該表面材、及び前記壁面施工用部材の表面上に水を滲み込ませた紙壁紙を当該紙壁紙の端部、又は切断部が前記壁面施工用部材の凹部上に位置するように載置し、前記凹部に嵌合可能な形状を有する部材を嵌合させた後、前記紙壁紙を乾燥させることによりて紙壁紙を施工することを特徴とする壁面の施工方法を提供するものである。本発明施工方法により、壁面の紙壁紙の施工、又は張替えが容易かつ迅速となる。即ち、本発明施工方法は接着剤を必要とせず、接着剤の塗布作業に伴う準備や後片付けが不用となるばかりでなく、施工技術未熟素人であっても施工の際、皺が入りやすく比較的難度の高い紙壁紙の施工を容易にすることができる。

発明の効果

0017

本発明壁面施工用部材により、従来のように木質パネル等を使用せずに、安価かつ容易に壁面に底目地を形成することができる。即ち、石膏ボード等の壁面用下地材の間に本発明壁面施工用施工部材を設け、前記壁面用下地材の表面、及び壁面施工用部材に例えば木質調の柄を有する壁紙を貼着することにより、底目地の形成、及び全体的にも本物の木質材料と遜色なく仕上ることができる。

0018

また、本発明壁紙施工用部材の支持部を切り離し可能しておくことにより、従来では非常に困難であった天井面と壁面の隅部に底目地を容易かつ迅速に設けることができる。

0019

また、本発明壁面施工用部材の支持部で壁紙等の化粧シートを挟み込む状態で施工することにより、本発明壁面施工用部材をアクセント的に用いることができ、壁面の意匠性向上に寄与することができる。また、織物製の壁紙を前記化粧シートとして用いた場合には織物製壁紙の端部切断面の糸の解れの問題を解消することもできる。

0020

また、本発明壁面施工用部材間、即ち、一幅間の壁紙等の色の差が目立ちにくいため、従来のような非常に厳しいロット管理は不要となり、壁紙の管理コストの低減により、遥かに安価に壁紙を提供することができる。さらに、一幅間のみの壁紙等の張替えが可能であるばかりでなく、仕上がり張り替えた部分と他の張替えのない壁紙の色等の差が目立たなくなるため、壁紙等の部分的張替えであっても美麗な仕上がりを得ることができる。

0021

また、本発明壁面施工用部材の凹部に嵌合可能な補助部材を用いることで、壁面装飾の自由度を向上させることができる。即ち、前記補助部材の凹部が本発明壁面施工用部材の凹部の底面に面するように設けた場合には底目地となる本発明壁面施工用部材の凹部に前記補助部材による装飾を施すことができる。また、前記補助部材の凹部が本発明壁面施工用部材の凹部と同方向になるように設けた場合には底目地部分のみをアクセント的に異なる色彩を付与することもできる。

0022

さらに、本発明壁面施工用部材の凹部で紙壁紙を本発明壁面施工用部材の補助部材で壁紙等の化粧シートを挟持させることにより、接着剤なしで施工することも可能であり、施工時間、及び労力を大幅に削減させることができるばかりでなく、従来の接着剤の施工でしばしば問題になっていた下地の不陸や亀裂が表面に現れることもなく、意匠性面でも非常に優れたものを得ることができる。特に化粧シート等が紙壁紙の場合、本発明壁面施工用部材の凹部で前記紙壁紙を本発明壁面施工用部材の補助部材で挟持させる。さらに、前記紙壁紙の表面を湿らせるという極めて簡易な方法により、前記紙壁紙が乾いたときの縮みにより、美麗に施工することができる。また、壁紙の張替えの際にも接着剤等の除去作業が不要であり、パテによる下地の平滑化する処理も不要であるため、接着剤塗布が不要となることと合わせると、施工にかかる労力負担は著しく軽減されることとなる。

発明を実施するための最良の形態

0023

本発明の壁面施工用部材(以下、本発明部材と記す。)は、例えば図1の斜視図に示されるもので、長手方向に凹部1を有し、前記凹部1の側面の両側に長手方向に沿って前記凹部の支持部2、3を設けたことを特徴とする。また、図2に、本発明部材の一例の断面図を示す。

0024

本発明において、本発明部材は代表的には、木、合成樹脂部材を例示することができる。更に具体的には、合板、塩ビ、ポリエチレンポリプロピレン等の合成樹脂、前記樹脂難燃性向上させるために酸化アルミニウム等の充填剤を適宜選択し練りこんでもよい。また、アルミニウム合金、鉄などの金属であってもよい。また、加工の際、適宜公知の方法により、着色してもよいし、印刷シート等により模様を付与してもよい。

0025

部材の長さは床から天井までの長さの範囲で目的に応じて適宜決めることができる。通常、約300〜2000mm、好ましくは約500〜1500mmである。図2において、凹部の幅は要求される底目地の大きさ等によって任意に定めることができるが、約3〜300mmの範囲が好ましい。

0026

また、凹部の深さについても特に限定はされないが、壁面用下地材の表面に本発明部材の支持部2、3を載置したとき、凹部の底面部が壁面用下地材が施工されている壁面下地Bに接地する程度を限界とする。

0027

また、本発明部材の支持部については、壁面用下地材の表面に載置できる程度の幅を有していれば良く、特に限定はされない。前記支持部の幅が小さければ、壁面用下地材間の間隔を狭くなるように施工すればよいからである。具体的に意匠性、及び壁面用下地材、本発明部材の施工性の観点から、本発明部材の支持部の幅は3〜100mmが好ましい。

0028

また、本発明部材の支持部の形状等については双方の支持部の幅が略同一であってもよいし、異なった幅であってもよい。また、前記支持部は長手方向に一定の幅である必要もなく、例えば、山形状と谷形状を繰り返す波形状であってもよい。

0029

また、本発明部材の凹部を形成する側面間の幅が凹部底面に向かって広くなっていく構造にすると後述する補助部材と安定的に嵌合させる観点から好ましい。具体的には本発明部材の凹部の底面の内側の幅(W2):凹部の上面の内側の幅(W1)=10:9〜10:5程度が意匠性、及び補助部材と嵌合させ易さの観点から好ましい。

0030

本発明部材の支持部の一方、又は双方を切り離し可能に形成することにより、本発明部材の使用の多様性を向上させることができる。即ち、天井面と壁面との隅部に底目地を形成したい場合、本発明部材の支持部の一方を切り離すことにより可能となる。本発明部材の凹部の両側面に支持部を有していれば、一方の支持部が邪魔となって天井面と壁面との隅部に底目地を形成することができないからである。さらに、本発明部材の双方の支持部を切り離し可能に設けておくと、前記支持部を切り離すことで、後述する補助部材としても使用可能となり、本発明部材の利用の多様性を向上させることも可能である。尚、本発明部材の支持部を切り離し可能にするには任意の公知の方法を用いる。具体的にはV字状の溝を設ける等が例示できる。

0031

図3は壁面用下地材の間に本発明部材の凹部を埋設させ、前記部材の支持部で係止されるように設け、前記壁用下地材、及び本発明部材の表面に化粧シート等を設けた壁面構造の一例の部分断面図を示す。化粧シート等36、37が接着剤等により貼着された壁面用下地材34、35の隙間に本発明部材31の凹部を埋設するようにして、本発明部材31の支持部32、33により掛止する。前記支持部32,33と掛止部分には接着剤で貼着する。本発明壁面構造により、化粧シート等、及び本発明部材との組み合わせによって意匠付与の多様性を向上させることができる。

0032

また、施工面においても、労力負担を軽減することができる。即ち、化粧シート等36、37の切れ目、又は端部は本発明部材31によって隠蔽される範囲であればどこに位置していてもよい。

0033

例えば、図3に示すように壁面用下地材34、35の隙間部分に位置してもよいし、本発明部材の支持部32、33の下部に位置していてもよい。従って、化粧シート等の切れ目の位置の自由度が広がるため、施工の際厳密に幅取りを行う必要はない。

0034

また、壁面用下地材の間に壁面施工部材を凹部の支持部で掛止されるように設け、前記壁用下地材、及び本発明部材の表面に化粧シート等を設け、前記部材の凹部に当該凹部と嵌合可能な補助部材を前記部材と前記化粧シート等を挟持して壁面構造を形成してもよい。図4に上記の当該壁面構造の一例の部分断面図を示す。また、図5に補助部材一例の斜視図を示す。補助部材は本発明部材の凹部に嵌合できるものであれば形状は特に制限されない。但し、補助部材は本発明部材の凹部に嵌合させ、或いは化粧シート等を挟持するという観点から前記凹部に嵌合させた場合、化粧シート等が安定的に保持できる程度の強さがあることが必要である。

0035

図4に示すように、本発明部材41を予め壁面下地B、に施工した壁面用下地材45、46の間に接着剤等の貼着剤A1、A2により、本発明部材の支持部を貼着・固定する。さらに、化粧シート等43,44の切れ目を前記本発明部材41の凹部に入れ込み補助部材42で係止した構造を有する。貼着剤A1、A2はウレタン系、アクリル系等公知の種々の接着剤を使用してもよいし、両面テープ等でもよい。

0036

また、本発明部材の支持部と壁面用下地材45、46との間に段差が生じた場合でもはパテ等により段差を容易に解消することができ、美観を損ねることはない。

0037

また、補助部材42の模様や色彩等を化粧シート等43,44と異なるものにすることにより壁面の意匠にアクセントを施すことができ、壁面の意匠の多様性を向上させることができる。また、補助部材42を本発明部材の凹部と同調するように嵌合させた場合には底目地を形成することもできる。

0038

さらに、化粧シート等43、44が紙壁紙である場合には予め霧吹き等で水分を含ませた紙壁紙を補助部材42で掛止し、放置、乾燥させることで、紙壁紙でも従来の工法のように皺が入ることはなく、また、特別な施工技能上の熟練を要することもなく、素人でも容易かつ迅速に施工することができる。これは、紙壁紙が乾燥する際に寸法が縮むという性質を利用したものである。従来は紙壁紙はかかる性質のため、ジョイント部分に寸法の縮みによる隙間があくことが多く、いかに施工後に隙間を開ないように施工するかが職人の熟練の尺度ともなっていた。また、上述したようなジョイント部の隙間を防止するため、紙壁紙の寸法に余裕を持たせて施工されることが一般的に用いられているが、熟練が乏しいと紙壁紙に皺が入り極めて美感上好ましくない仕上がりになることも多かった。しかし、本発明はかかる紙壁紙の欠点を利用し、容易かつ迅速にジョイント部の隙間もあくことはなく、かつ皺も入ることがないことから極めて実用上有用な発明である。

0039

前記紙壁紙の水分が蒸発する際、縮むため、紙壁紙でも従来の工法のように皺が入ることはなく、また、特別な施工技能上の熟練を要しないことから、素人でも容易かつ迅速に施工することができる。

0040

ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下、PET樹脂)を加熱条件下で1軸方式の押出機押出し、冷却後、900mmの長さに切断し、厚み0.4mm〜0.7mmで、凹部の深さ5mm、凹部の底面部の内側の幅が7mm、上面部の内側の幅が5mm、前記凹部の両側面に設けた支持部の幅が10mmの略一定幅を有し、かつ木目色を有する図1に示す通りの本発明部材を得た。当該本発明部材を実施例中では本発明部材1と記す。

0041

PET樹脂を加熱条件下で1軸方式の押出機で押出し、冷却後、900mmの長さに切断し、厚み0.4mm〜0.7mmで、凹部の深さ5mm、凹部の底面部の内側の幅が7mm、上面部の内側の幅が5mm、前記凹部の両側面に設けた支持部の幅が10mmの略一定幅を有し、前記支持部の裏面であって、凹部との隅部に深さ:約0.2mm、幅:約0.2mmの溝を形成することにより、前記支持部を切り離し可能にした木目色を有する本発明部材を得た。当該本発明部材を実施例中では本発明部材2と記す。

0042

PET樹脂を加熱条件下で1軸方式の押出機で押出し、冷却後、900mmの長さに切断し、厚み0.4mm〜0.7mmで、凹部の深さ4mm、凹部の底面部の外側の幅が5mm、上面部の外側の幅が5.5mm、であって木目色を有する図5に示す通りの本発明部材の補助部材を得た。

0043

(実施例1)
厚さ12.5mm、高さ2700mmの石膏ボードを幅900mmに切断した。床面から天井までの高さが2700mmの部屋に、前記石膏ボードの切断片を順次、約10mm前後の間隔を開けて壁面下地材にタッカーで固定した。ついで本発明部材1の凹部を前記固定された石膏ボード間の隙間に順次本発明部材を入れ込み、当該部材の支持部を石膏系接着剤で貼着することにより固定した。さらに、木目調の模様を付与したポリ塩化ビニルからなる壁紙(ウッドデコ用壁WU2515−東リ株式会社製)をでんぷんで貼着した。壁面に底目地を容易に形成することができ、本物の木質パネルと遜色のない高級感のある壁面を得ることができた。

0044

(実施例2)
厚さ12.5mm、高さ2690mmの石膏ボードを幅900mmに切断した。床面から天井までの高さが2700mmの部屋に、前記石膏ボードの切断片を順次、約10mm前後の間隔を開けて壁面下地材にタッカーで固定した。ついで本発明部材2の凹部を前記固定された石膏ボード間の隙間に順次本発明部材を入れ込み、当該部材の支持部を石膏系接着剤で貼着することにより固定した。次に、本発明部材2の支持部の片側を切り離し、天井面と壁面に形成されている隙間に順次入れ込み、当該部材2の支持部を石膏系接着剤で貼着することにより固定した。最後に木目調の模様を付与したポリ塩化ビニルからなる壁紙(ウッドデコ用壁紙WU2515−東リ株式会社製)をでんぷん糊で貼着した。壁面、及び天井面と壁面の隅部に底目地を容易に形成することができ、本物の木質パネルと遜色のない高級感のある壁面を得ることができた。

0045

(実施例3)
厚さ12.5mm、高さ2700mmの石膏ボードを幅900mmに切断した。床面から天井までの高さが2700mmの部屋に、前記石膏ボードの切断片を順次、約10mm前後の間隔を開けて壁面下地材にタッカーで固定した。ついで本発明部材1の凹部を前記固定された石膏ボード間の隙間に順次本発明部材を入れ込み、当該部材の支持部を石膏系接着剤で貼着することにより固定した。さらに、予め紙壁紙に霧吹き器で水を満遍なく噴きかけた紙壁紙(商品名:ケナフウォールWP2113−東リ株式会社製)の切れ目を本発明部材1の凹部に位置するようにし、前記紙壁紙の切れ目を補助部材の開口している側を本発明部材凹部の底面方向に位置するように、嵌合させるとともに、前記紙壁紙を挟持した。順次このように紙壁紙を本発明部材1、及び補助部材で挟持し、固定した。次に前記固定した紙壁紙に霧吹き器で水を満遍なく噴きかけ、約1時間放置して乾燥させた。前記紙壁紙を容易かつ迅速に皺なく施工することができた。また、接着剤等を使用していないため、下地の形状を壁紙表面に現出することがない上、補助部材がアクセントとなり、壁面の意匠性を向上させることができた。

0046

(実施例4)
厚さ12.5mm、高さ2700mmの石膏ボードを幅900mmに切断した。床面から天井までの高さが2700mmの部屋に、前記石膏ボードの切断片を順次、約10mm前後の間隔を開けて壁面下地材にタッカーで固定した。ついで本発明部材1を前記固定された石膏ボード間の隙間に順次本発明部材を入れ込み、当該部材の支持部を石膏系接着剤で貼着することにより固定した。さらに、織物壁紙(商品名:織物壁紙WO−2440−東リ株式会社製)の切れ目を本発明部材1の凹部に位置するようにし、前記織物壁紙の切れ目を補助部材の開口している側を本発明部材凹部の底面方向に位置するように、嵌合させるとともに、前記織物壁紙を挟持した。順次このように紙壁紙を本発明部材1、及び補助部材で挟持し、固定した。前記織物壁紙は接着剤等を使用していないため、下地の形状を壁紙表面に現出することなく非常に美麗な仕上がりであった。

図面の簡単な説明

0047

本発明部材の一例の斜視図を示す。
本発明部材の一例の断面図を示す。
本発明壁面構造の一例の部分断面図を示す。
本発明壁面構造の他の一例の部分断面図を示す。
本発明部材の補助部材の一例の斜視図を示す。

符号の説明

0048

1、21、31、41本発明部材
4、22 凹部
23、24、32、33、2、3、支持部
34、35、45、46壁面用下地材
36、37、43、44化粧シート等
42、50補助部材
A1、A2 貼着剤
B壁面下地
W1 本発明部材の凹部の上面の内側の幅
W2 本発明部材の凹部の底面の内側の幅

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