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図面 (11)

課題

モルタル吹付け個所が隙間の内部の上下面等であっても、その上下面等に容易にモルタルを吹き付けることができるモルタル吹付け具を提供すること。

解決手段

水と混合したモルタルを対象物に吹き付けるモルタル吹付け具10である。モルタル吹付け具10は、略直線状のモルタル輸送配管20の先端を屈曲し、屈曲したモルタル輸送配管20の先端部分にモルタル噴出ノズル40を取り付けることにより、モルタル輸送配管20内を圧送されてきたモルタルをモルタル噴出ノズル40から噴出する。

概要

背景

従来、各種コンクリート建築物において、例えば塩害によってその補修が必要になる場合がある。例えば河口付近建設されたコンクリート製の橋の場合、海水による塩害によって、コンクリート内に埋め込んだ鉄筋腐食し、それによってその周囲のコンクリートが剥がれ、その強度を弱めてしまうことがある。

図8は橋300における前記腐食の一例を示す図である。即ち橋300は、コンクリート製の橋台橋脚)301上に沓座303を介してコンクリート製の床版305(その上が道路となる)を載置して構成されている。そして床版305に塩害が生じた場合は、同図に示すように、例えば床版305の底面のコンクリートが、鉄筋307が腐食することによって盛り上ってもろくなり、剥がれる。

そこで従来このような腐食が発見された場合は、図9に示すようにまず前記コンクリートのもろくなった部分をウォータージェットなどによって取り除き、次に錆びた鉄筋307の錆びを取って防錆材を塗布し、次に図10に示すようにモルタル吹付け具310を用いて、前記コンクリートを取り除いた鉄筋露出部分に新たなモルタル308を吹き付けて元の状態になるようにしている。

そして従来のモルタル吹付け具310は、図10に示すように、棒状のモルタル輸送配管311の先端にモルタル噴出ノズル313を取り付ける構造なので、床版305の下面側に障害物がないような部分においてはモルタルの吹付けが容易に行える。

一方、床版305の下面側に橋台(橋脚)301等の障害物がある場合は両者の間の隙間309にモルタル吹付け具310を挿入しなければならないが、そうすると点線で示すように、モルタル吹付け具310が傾き、このため前記鉄筋露出部分にうまくモルタルを吹き付けることが出来ないという問題があった。

これを解決するには、前記鉄筋露出部分に型枠を設置し、その型枠内にモルタルを打設する工法がある。しかしながらこの工法の場合、作業性が悪いばかりか、ウォータージェットで剥がした鉄筋露出部分のコンクリートの表面には凹凸があるので、モルタルを打設した際にこの凹凸の凹部内に空気溜りが生じ、補修後のコンクリートに強い強度が期待できなくなる恐れがあった。

概要

モルタルの吹付け個所が隙間の内部の上下面等であっても、その上下面等に容易にモルタルを吹き付けることができるモルタル吹付け具を提供すること。水と混合したモルタルを対象物に吹き付けるモルタル吹付け具10である。モルタル吹付け具10は、略直線状のモルタル輸送配管20の先端を屈曲し、屈曲したモルタル輸送配管20の先端部分にモルタル噴出ノズル40を取り付けることにより、モルタル輸送配管20内を圧送されてきたモルタルをモルタル噴出ノズル40から噴出する。

目的

本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、たとえモルタルの吹付け個所が隙間の内部の面等であっても、その面に容易にモルタルを吹き付けることができるモルタル吹付け具を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

水と混合したモルタル対象物に吹き付けるモルタル吹付け具において、前記モルタル吹付け具は、略直線状のモルタル輸送配管の先端を屈曲し、前記屈曲したモルタル輸送配管の先端部分にモルタル噴出ノズルを取り付けることにより、前記モルタル輸送配管内を圧送されてきたモルタルを前記モルタル噴出ノズルから噴出することを特徴とするモルタル吹付け具。

請求項2

前記モルタル噴出ノズルは、前記モルタル輸送配管の先端部分に接続されるとともにその内部を貫通するモルタル輸送路を有するノズル基台部と、前記ノズル基台部の上部に設置され、その内部を貫通して前記モルタル輸送路に接続されるモルタル通路具備し、且つ前記モルタル通路内に導入されたモルタルを圧縮空気によってモルタル通路先端の噴出孔から噴出するノズル部材と、前記ノズル基台部と前記ノズル部材とを一体に固定するノズル固定部材と、を具備して構成されていることを特徴とするモルタル吹付け具。

請求項3

前記ノズル基台部には、空気輸送路を設けて、その一端を圧縮空気供給管を接続する接続部、その他端をノズル部材に対向する側の面に開口する開口部とし、前記ノズル部材には、圧縮空気噴出路を設けて、その一端をノズル基台部に対向する側の面に開口する空気導入口、その他端をモルタル通路内の噴出孔近傍に開口してモルタル通路内のモルタルをこの噴出孔から噴出させる空気吐出口とし、さらに前記ノズル固定部材は、ノズル基台部の開口部とノズル部材の空気導入口とが面している空間を密閉した状態でノズル基台部とノズル部材とを一体に固定していることを特徴とする請求項2に記載のモルタル吹付け具。

技術分野

0001

本発明は、建築物補修等に用いて好適なモルタル吹付け具に関するものである。

背景技術

0002

従来、各種コンクリート建築物において、例えば塩害によってその補修が必要になる場合がある。例えば河口付近建設されたコンクリート製の橋の場合、海水による塩害によって、コンクリート内に埋め込んだ鉄筋腐食し、それによってその周囲のコンクリートが剥がれ、その強度を弱めてしまうことがある。

0003

図8は橋300における前記腐食の一例を示す図である。即ち橋300は、コンクリート製の橋台橋脚)301上に沓座303を介してコンクリート製の床版305(その上が道路となる)を載置して構成されている。そして床版305に塩害が生じた場合は、同図に示すように、例えば床版305の底面のコンクリートが、鉄筋307が腐食することによって盛り上ってもろくなり、剥がれる。

0004

そこで従来このような腐食が発見された場合は、図9に示すようにまず前記コンクリートのもろくなった部分をウォータージェットなどによって取り除き、次に錆びた鉄筋307の錆びを取って防錆材を塗布し、次に図10に示すようにモルタル吹付け具310を用いて、前記コンクリートを取り除いた鉄筋露出部分に新たなモルタル308を吹き付けて元の状態になるようにしている。

0005

そして従来のモルタル吹付け具310は、図10に示すように、棒状のモルタル輸送配管311の先端にモルタル噴出ノズル313を取り付ける構造なので、床版305の下面側に障害物がないような部分においてはモルタルの吹付けが容易に行える。

0006

一方、床版305の下面側に橋台(橋脚)301等の障害物がある場合は両者の間の隙間309にモルタル吹付け具310を挿入しなければならないが、そうすると点線で示すように、モルタル吹付け具310が傾き、このため前記鉄筋露出部分にうまくモルタルを吹き付けることが出来ないという問題があった。

0007

これを解決するには、前記鉄筋露出部分に型枠を設置し、その型枠内にモルタルを打設する工法がある。しかしながらこの工法の場合、作業性が悪いばかりか、ウォータージェットで剥がした鉄筋露出部分のコンクリートの表面には凹凸があるので、モルタルを打設した際にこの凹凸の凹部内に空気溜りが生じ、補修後のコンクリートに強い強度が期待できなくなる恐れがあった。

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、たとえモルタルの吹付け個所が隙間の内部の面等であっても、その面に容易にモルタルを吹き付けることができるモルタル吹付け具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本願の請求項1に記載の発明は、水と混合したモルタルを対象物に吹き付けるモルタル吹付け具において、前記モルタル吹付け具は、略直線状のモルタル輸送配管の先端を屈曲し、前記屈曲したモルタル輸送配管の先端部分にモルタル噴出ノズルを取り付けることにより、前記モルタル輸送配管内を圧送されてきたモルタルを前記モルタル噴出ノズルから噴出することを特徴とするモルタル吹付け具にある。

0010

本願の請求項2に記載の発明は、前記モルタル噴出ノズルは、前記モルタル輸送配管の先端部分に接続されるとともにその内部を貫通するモルタル輸送路を有するノズル基台部と、前記ノズル基台部の上部に設置され、その内部を貫通して前記モルタル輸送路に接続されるモルタル通路具備し、且つ前記モルタル通路内に導入されたモルタルを圧縮空気によってモルタル通路先端の噴出孔から噴出するノズル部材と、前記ノズル基台部と前記ノズル部材とを一体に固定するノズル固定部材と、を具備して構成されていることを特徴とするモルタル吹付け具にある。

0011

本願の請求項3にかかる発明は、前記ノズル基台部には、空気輸送路を設けて、その一端を圧縮空気供給管を接続する接続部、その他端をノズル部材に対向する側の面に開口する開口部とし、前記ノズル部材には、圧縮空気噴出路を設けて、その一端をノズル基台部に対向する側の面に開口する空気導入口、その他端をモルタル通路内の噴出孔近傍に開口してモルタル通路内のモルタルをこの噴出孔から噴出させる空気吐出口とし、さらに前記ノズル固定部材は、ノズル基台部の開口部とノズル部材の空気導入口とが面している空間を密閉した状態でノズル基台部とノズル部材とを一体に固定していることを特徴とする請求項2に記載のモルタル吹付け具にある。

発明の効果

0012

請求項1に記載の発明によれば、たとえモルタルの吹付け個所が隙間内部の上面や下面等であっても、この隙間内部にモルタル吹付け具を水平に挿入するだけで、モルタルを真上や真下方向に向けて噴出することができ、容易且つ確実に隙間内部の所望の上下面にモルタルを吹き付けることができる。

0013

請求項2に記載の発明によれば、モルタル噴出ノズルがノズル基台部とノズル部材とノズル固定部材とによって構成されるので、部品点数が少なく、組み立ても容易になる。

0014

請求項3に記載の発明によれば、ノズル基台部とノズル部材とを一体に固定するノズル固定部材を用いて、ノズル基台部の部分から導入された圧縮空気を、モルタルの輸送経路とは別に、ノズル部材の空気吐出口まで導くことができ、部品点数を増加することなく、確実にモルタルを圧縮空気によって噴出孔から噴出させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるモルタル吹付け具10の全体斜視図である。同図に示すようにモルタル吹付け具10は、棒状で直線状のモルタル輸送配管20の先端部分のみを略直角に屈曲し、屈曲したモルタル輸送配管20の先端部分にモルタル噴出ノズル40を取り付けることにより、モルタル輸送配管20内を圧送されてきたモルタルをモルタル噴出ノズル40の噴出孔75から噴出するように構成されている。以下各構成部材について詳細に説明する。

0016

モルタル輸送配管20は棒状で直線状の配管21を具備し、その手前側図1の右側)の端部近傍開閉バルブ25を取り付け、さらにその端部に継手27を取り付け、一方配管21の先端(図1の左側)には、配管31を取り付けている。継手27には図示しないモルタル輸送パイプが接続される。開閉バルブ25は前記モルタル輸送パイプから圧送されてくるモルタルを停止したり、その圧送量を調整したりするために、その開閉量を調整するものであり、開閉操作のためのレバー26が取り付けられている。モルタル輸送配管20の手前側の所定位置の両側部には、左右に張り出すように一本ずつの取っ手29が取り付けられている。一方配管31は約90度屈曲するエルボ状の配管であり、その先端の外周にはオネジ31a(図3参照)が形成されている。

0017

図2はモルタル噴出ノズル40の拡大斜視図、図3はその断面図、図4はその分解斜視図である。これらの図に示すように、モルタル噴出ノズル40は、前記モルタル輸送配管20の先端部分に接続されるノズル基台部50と、ノズル基台部50の上部に設置されるノズル部材70と、前記ノズル基台部50とノズル部材70とを一体に固定するノズル固定部材90とを具備して構成されている。

0018

図5はノズル基台部50を下面側から見た斜視図である。ノズル基台部50は、図3図4図5に示すように、金属を略円柱状に形成し、その内部中央に上下に貫通するモルタル輸送路51を設け、またモルタル輸送路51の下端側の内周面に前記配管31のオネジ31aを螺合するメネジ51aを設け、またその上部の外周にオネジ51bを設け、さらにノズル基台部50の内部に、モルタル輸送路51とは独立して空気輸送路53を設けて構成されている。ここでモルタル輸送路51の内径は前記配管31の内径と略同一となっている。空気輸送路53は、ノズル基台部50の外側面50a(下記する圧縮空気搬送管61(直接は配管60)を接続する面)と上端面50b(即ちノズル部材70に対向する側の面)とをL字状に接続するように形成され、外側面50aと上端面50bに開口している部分をそれぞれ接続部55,開口部57としている。接続部55の内周面にはメネジ55aが設けられている。即ちモルタル輸送路51と空気輸送路53とは何れもノズル基台部50の上端面50bにそれぞれ独立して開口している。

0019

そして前記接続部55には、L字状に折れ曲がる配管60が接続され、さらに配管60の他端には可撓性を有する圧縮空気搬送管61が接続されている。圧縮空気搬送管61は合成樹脂製のホースであって、図1に示すように、複数の締結リング67によって前記モルタル輸送配管20に沿うように取り付けられ、その端部近傍に開閉バルブ63を取り付け、さらにその端部に継手65を取り付けている。継手65には図示しない圧縮空気輸送パイプが接続される。開閉バルブ63は前記圧縮空気輸送パイプから圧送されてくる圧縮空気を停止したり、その送風量を調整したりするために、その開閉量を調整するものであり、開閉操作のためのレバー64が取り付けられている。

0020

図6はノズル部材70を下面側から見た斜視図である。同図及び図3図4に示すように、ノズル部材70は略円錐形状金属体であり、その内部中央を上下に貫通するモルタル通路71を具備し、且つノズル部材70の内部の前記モルタル通路71の周囲に、モルタル通路71とは独立して複数本(この実施形態では六本)の圧縮空気噴出路73を設けて構成されている。モルタル通路71は下部の内径の方が上部の内径よりも大きくなる略円錐状に形成されており、その上部の内径の小さくなっている部分を噴出孔75、下部の内径の大きくなっている部分を導入孔76としている。圧縮空気噴出路73は直線状であって、その一端(下端)は、ノズル基台部50に対向する側の面70aに開口する空気導入口77となっており、また圧縮空気噴出路73の他端は、モルタル通路71内の噴出孔75近傍に開口してモルタル通路71内のモルタルを噴出孔75から噴出される方向に噴き出す空気吐出口79となっている。ノズル部材70の底面である面70aは、中央の導入孔76の周囲の部分よりも半径方向外側に向かって上方向に傾斜していく傾斜面となっており、その外周部分にはさらに外方にリング状に張り出すつば部83が設けられている。

0021

ノズル固定部材90は円形蓋体であって、上面板91の外周から円筒状の側壁93を垂下して構成されており、上面板91の中央には前記ノズル部材70のつば部83よりも上側の部分を突出する内径寸法の円形の開口95が設けられ、また側壁93の内周面には前記ノズル基台部50のオネジ51bを螺合するメネジ93aが設けられている。

0022

そしてこのモルタル噴出ノズル40を組み立てるには、図4において、ノズル基台部50の上にノズル部材70を載置し、次にノズル部材70の上からノズル固定部材90を被せてその開口95内にノズル部材70の上部を挿入し、ノズル固定部材90のメネジ93aをノズル基台部50のオネジ51bに螺合して締結することによって行われる。

0023

このとき図3に示すように、ノズル固定部材90の開口95下面の周囲の部分がつば部83の上面をその上側から押圧することによって、ノズル部材70がノズル基台部50上に両者のモルタル通路71とモルタル輸送路51とが一致する状態で一体に固定され、同時にノズル基台部50の開口部57とノズル部材70の空気導入口77とが面している空間A1が密閉された状態となる。これによってモルタル輸送配管20とノズル部材70の噴出孔75とが接続され、また圧縮空気搬送管61とノズル部材70の空気吐出口79とが接続される。

0024

そして図1に示す継手27に接続された図示しないモルタル輸送パイプ100(図7参照)から水と混練したモルタルがモルタル輸送配管20内に導入され、同時に継手65に接続された図示しない圧縮空気輸送パイプから圧縮空気が圧縮空気搬送管61内に導入される。そして図3に示すノズル部材70のモルタル通路71まで搬送されてきたモルタルは、空気吐出口79から噴出される圧縮空気によって噴出孔75から吹き飛ばされるように噴出される。ここで使用しているモルタルは、ポリマーセメントコンクリートモルタルであり、セメント及び砂の他に、ポリマーを混合することにより、例えコンクリートの下面(底面)であっても、付着性が良く、また塩害などに強くてその再劣化防止に効果的なモルタルである。なおモルタル送り量と空気量はそれぞれ手元の開閉バルブ25,63によって調整する。

0025

図7は以上のように構成されたモルタル吹付け具10の一使用例を示す図である。即ち前記図8を用いて説明したように、例えば塩害によって、床版305の底面のコンクリートが、鉄筋307が腐食することによって盛り上ってもろくなり、剥がれた場合は、図9に示すようにまず前記コンクリートのもろくなっている部分をウォータージェットなどによって取り除き、次に錆びた鉄筋307の錆びを取って防錆材を塗布する。そして本実施形態にかかるモルタル吹付け具10を用いて、前記コンクリートを取り除いた鉄筋露出部分に新たなモルタル308を吹き付けて元の状態になるようにするのであるが、本発明においては、モルタル吹付け具10の略直線状のモルタル輸送配管20の先端を屈曲し、屈曲したモルタル輸送配管20の先端部分にモルタル噴出ノズル40を取り付けたので、図7に示すように、たとえ床版305の下側に橋台(橋脚)301等の障害物があって、たとえモルタル吹付け個所が隙間309の内部の面(上面や下面)等であっても、両者の隙間309にモルタル吹付け具10を水平に挿入するだけで、モルタル308を真上(又は真上)方向に噴出することができ、容易に床版305の下面の鉄筋露出部分にモルタル308を確実に吹き付けていくことができる。特にこの実施形態においては、モルタル輸送配管20の手元側の両側部から左右に張り出すように取っ手29,29を設けたので、モルタル吹付け具10を水平に保って保持することが容易に行える。なお図7において、橋台(橋脚)301等の障害物がその下にない部分についての床版305下面へのモルタルの吹き付けは、本実施形態に示すモルタル吹付け具10を用いてもよいし、前記背景技術の欄で説明した従来のモルタル吹付け具310を用いても良い。

0026

上記実施形態にかかるモルタル噴出ノズル40は、モルタル輸送配管20の先端部分に接続されるノズル基台部50と、ノズル基台部50の上部に設置されるノズル部材70と、ノズル基台部50とノズル部材70とを一体に固定するノズル固定部材90とによって構成されるので、部品点数が少なく、組み立ても容易である。

0027

また上記実施形態にかかるモルタル噴出ノズル40は、ノズル基台部50に空気輸送路53を設け、ノズル部材70に圧縮空気噴出路73を設け、さらにノズル固定部材90によってノズル基台部50の開口部57とノズル部材70の空気導入口77とが面している空間A1を密閉したので、ノズル基台部50とノズル部材70とを一体に固定するノズル固定部材90を用いて、ノズル基台部50に導入された圧縮空気を、モルタルの輸送路とは別にノズル部材70の空気吐出口79まで導くことができ、従って部品点数を増加することなく、確実にモルタルを圧縮空気によって噴出させることができる。またその構造上、噴出ノズル40全体の噴出方向の高さを短くでき、狭い隙間でも容易に挿入できる。

0028

以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態ではモルタル噴出ノズル40を、ノズル基台部50とノズル部材70とノズル固定部材90とによって構成したが、本発明にかかるモルタル噴出ノズルの構成はこれら部品のものに限定されず、他の種々の構造のものを用いても良く、要は屈曲したモルタル輸送配管の先端部分に取り付けられるモルタル噴出ノズルであればよい。また上記実施形態では本発明にかかるモルタル噴出ノズルを橋の補修に用いた例を示したが、このモルタル噴出ノズルは他の各種コンクリート建築物等の補修や、補修以外の各種モルタル吹き付け箇所にも用いることができる。また上記実施形態では配管21を直線状に形成したが、配管21は多少屈曲する等してもよく、略直線状であればよい。

図面の簡単な説明

0029

本発明の一実施形態にかかるモルタル吹付け具10の全体斜視図である。
モルタル噴出ノズル40の拡大斜視図である。
モルタル噴出ノズル40の断面図である。
モルタル噴出ノズル40の分解斜視図である。
ノズル基台部50を下面側から見た斜視図である。
ノズル部材70を下面側から見た斜視図である。
モルタル吹付け具10の一使用例を示す図である。
橋300における腐食の一例を示す図である。
橋300における腐食の補修方法の一例を示す図である。
橋300における腐食の補修方法の一例を示す図である。

符号の説明

0030

10モルタル吹付け具
20モルタル輸送配管
40モルタル噴出ノズル
50ノズル基台部
51 モルタル輸送路
53空気輸送路
55 接続部
57 開口部
70ノズル部材
71モルタル通路
73圧縮空気噴出路
75噴出孔
77空気導入口
79空気吐出口
90ノズル固定部材
A1 空間

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