図面 (/)
課題
解決手段
概要
背景
概要
キャビネットをポールに取り付ける際、バンド固定穴5が目視できない位置にあったり、丸めて収納しそのクセのついてしまったステンレスバンド3でも容易にバンド固定穴5に挿通できるキャビネットを提供することを目的としている。本発明に係るキャビネットは、キャビネットの背面にはバンド3を固定するための固定穴5を設けると共に、固定穴5近傍には固定穴に向かって傾斜を有するバンド誘いリブ6を設けることを特徴とする。
目的
本発明は、キャビネットをポールに取り付ける際、バンド固定穴が目視できない位置にあったり、丸まってしまったステンレスバンドでも容易にバンド固定穴に挿通できるキャビネットを提供する
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 0件
- 牽制数
- 0件
この技術が所属する分野
技術分野
背景技術
0002
従来、ポール等にバンドにより固定されるキャビネット21は、背面21aに縦横に複数のリブ22を設けている。キャビネット21の略中央部をポールに固定させるため、キャビネット21の背面21aの略中央部付近のリブ22に、バンド固定穴23を設ける。キャビネット21をポールに当て、バンド固定穴23にステンレスバンド24を挿通し、ステンレスバンド24をポールにまわして固定する。ステンレスバンド24は在庫している間、場所をとらないように小さく巻いて収納する場合が多い。
特開平11−123701号公報
発明が解決しようとする課題
0003
しかしながら上記従来技術におけるキャビネットでは、キャビネットをポールに固定する際、バンド固定穴はポールに覆われて隠れてしまい、巻いたクセのついたステンレスバンドを小さなバンド固定穴に手探りで挿通する作業は困難なものであった。
課題を解決するための手段
0004
そこで本発明は、キャビネットをポールに取り付ける際、バンド固定穴が目視できない位置にあったり、丸まってしまったステンレスバンドでも容易にバンド固定穴に挿通できるキャビネットを提供することを目的とし、その構造は、キャビネットの背面にはバンドを固定するための固定穴を設けると共に、固定穴近傍には固定穴に向かって傾斜を有するバンド誘いリブを設けることを特徴とする。
発明の効果
0005
本発明に係るキャビネットは、キャビネットの背面にはバンドを固定するための固定穴を設けると共に、固定穴近傍には固定穴に向かって傾斜を有するバンド誘いリブを設けるため、ステンレスバンドをバンド固定穴に挿通するとき、ステンレスバンドはバンド誘いリブに沿ってバンド固定穴に誘導されるので、キャビネットの取り付け作業が容易になる。また、バンド固定穴が目視できない位置にある場合にも、ステンレスバンドはバンド誘いリブに沿ってバンド固定穴に誘導されるので、キャビネットの取り付け作業が容易になる。
発明を実施するための最良の形態
0006
キャビネットのポールへの取り付け作業を確実且つ容易にするという目的を、部品点数を増やさずに実現した。
0008
本発明に係るキャビネット1は、各種電気機器等を収納し、ポール2等にステンレスバンド3で締め付け固定するものである。キャビネット1の背面1a外側には、縦横に複数本のリブ4を形成している。ポール2にキャビネット1を安定して取り付けるために、キャビネット1の略中央部をポール2に固定することが多い。ポール2の近傍に位置するリブ4にバンド固定穴5を形成する。
0010
ポール2にキャビネット1を当て、バンド固定穴5にステンレスバンド3を挿通する。この時バンド固定穴5がポール2に隠れて目視できなくても、ステンレスバンド3をバンド誘いリブ5に沿って進めると、自然にバンド固定穴5に挿通される。
0011
また、バンド固定穴は上記形状に限定されるものではなく、図3に示すように、キャビネット7の背面7aまでバンド固定穴8を大きく設けても良い。その時は、バンド誘いリブ9は背面7aとは反対の片側に設けるだけで良く、ステンレスバンド10はバンド誘いリブ9のテーパー面9aに沿って進み、バンド固定穴8に挿通される。
0012
バンド誘いリブは上記形状に限定されるものではなく、図4に示すように、例えば板厚の大きいリブ11をバンド固定穴12に向かって向かい合わせに一つずつ設けたものでも良い。ステンレスバンド13はリブ11のテーパー面11aに沿って進み、バンド固定穴12に挿通される。
0013
キャビネットの背面に設けたバンド固定穴近傍に設けたバンド誘いリブにより、ステンレスバンドが容易に且つ確実にバンド固定穴に挿通させることができ、キャビネットのポールへの取り付け作業の効率を向上させることができる。
図面の簡単な説明
0014
本発明に係るキャビネットを示す背面図である。(実施例1、2)
本発明に係るキャビネットに設けられたバンド固定穴を示す斜視図である。(実施例1)
本発明に係るキャビネットに設けられたバンド固定穴を示す斜視図である。(実施例2)
本発明に係るキャビネットに設けられたバンド固定穴を示す斜視図である。(実施例3)
従来技術におけるバンド固定穴を示す斜視図である。
符号の説明
0015
1キャビネット
1a 背面
2ポール
3ステンレスバンド
4リブ
5バンド固定穴
6バンド誘いリブ
6aテーパー面
7 キャビネット
7a 背面
8 バンド固定穴
9 バンド誘いリブ
9a テーパー面
10 ステンレスバンド
11 リブ
11a テーパー面
12 バンド固定穴
13 ステンレスバンド