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技術 ポリプロピレン/オレフィンエラストマー混合物を含む定方向フィルム

出願人 エーブリーデニソンコーポレイション
発明者 ヘンダーソン,ケビンオー.
出願日 2003年6月26日 (17年4ヶ月経過) 出願番号 2004-549833
公開日 2005年10月20日 (15年1ヶ月経過) 公開番号 2005-531686
状態 特許登録済
技術分野 展示カード類 高分子組成物 積層体(2) 高分子成形体の製造
主要キーワード 自動機械装置 樹脂充填物 引出しロール ブロッキングマス プロセス補助剤 剥離エッジ 核形成物質 鋳型フィルム
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題・解決手段

本発明は、(A)約6〜約30のメルトフロー速度を有する、少なくとも1のプロピレンホモポリマーもしくはコポリマーまたはこれらの2以上の混合物、および(B)0.5〜10のメルトフロー速度を有するオレフィンエラストマーから調製される流れ方向化ポリマーフィルムを含む、フィルムに関する。1つの実施形態において、これらのフィルムはまた、造核剤を含み、1つの実施形態において、これらのフィルムは、透明である。これらのフィルムは、良好な剛性を有し、くもりの低い透明性を有する。これらのフィルムは、ラベルを調製する際に有用であり、そして単層フィルムとして使用され得るかまたは多層フィルムにおいて使用され得る。1つの実施形態において、このフィルムは印刷可能である。

概要

背景

(発明の背景
ベルのための表面の層すなわちフェイスストック材料の提供、または、剥離裏地(release liner)すなわち剥離キャリア(release carrier)によって覆われる感圧接着層によって裏打ちされるmm単位の表示の提供によって、ラベルのための感圧接着ストックを製造および配給することは、長い間公知である。この裏地またはキャリアは、輸送および保管の間、接着剤を保護し、そしてラベルが型抜き(die−cut)され、マトリックス(matrix)がフェイスストック材料の層から外された後、独立したラベルがラベル貼りライン上に順々に分配される時点まで、多くの列の独立したラベルの効率的な取り扱いを可能にする。型抜きされてから分配されるまでの時間、裏地すなわちキャリアは、切断されないままであり、そしてその上に保有する独立したラベルの列の保管、運搬および配置のために、丸められても丸められなくてもよい。

多くのラベル貼付において、フェイスストック材料は、紙に不足している特性(例えば、透明度耐久性、強度、耐水性耐磨耗性つやおよび他の特性)を提供し得るポリマー材料フィルムであることが望ましい。歴史的に、自動ラベル貼り装置における分配性を確実にするために、約3ミルを超える厚みのフェイスストック材料が使用されている。しかし、材料コストの削減を達成するため、フェイスストック材料の厚みを減少する、すなわち「ゲージ下げる(down−gauge)」ことが所望される。ラベル厚におけるこのような減少は、剛性の減少を生じ、自動機械装置を使用して確実な市販可能な様式でラベルを分配することを不可能にする。

確実な分配の失敗は、代表的に、基材に貼り付けるために分配される(すなわちキャリアから「離脱(standing−off)」する)ことなく、剥離プレート(peel plate)の周囲のキャリアにくっついていくラベルによって、特徴付けられる。このような分配の失敗は、ラベルフェイスストック材料と裏地との間の、過剰な剥離値(release value)に関連すると考えられる。剥離レベルはまた、フェイスストックの剛性に依存する。分配の失敗はまた、キャリアから基材へ移動されるときの分配速度におけるラベル剛性の欠如に起因する、ラベルのしわによっても特徴付けられ得る。多くのラベル貼付における別の特定の必要は、高いライン速度においてポリマーフィルムラベルを貼り付ける能力である。何故なら、ライン速度の上昇は、明らかなコスト削減の利点を有するからである。

近年、ゲージを下げたフィルムによってコスト削減を達成するために、先行技術でラベルを調製する際に有用であると指摘されているポリマー材料としては、比較的安価でかつよく分配される、約2.0ミルまで減少した厚みの、ポリマー軸配向ポリプロピレン(「BOPP」)が挙げられる。このようなフィルムは、分配するために十分な剛性を有する傾向があるが、これらはまた、一般に適合性受容し難い特性を有する。2軸配向フィルムが、硬い基材(例えば、ガラス瓶)に貼付される場合、この貼付は、比較的剛性のラベルが、瓶形成プロセスから生じた表面の凹みおよび型の継ぎ目乗り越える傾向に起因して、完全には成功せず、捕捉された気泡模倣する望ましくない表面の外観を生じる。これは、感圧接着ラベルの使用が、先行のガラス瓶ラベル貼り技術(例えば、ガラス瓶製造プロセスの間に瓶表面に直接結合されるセラミックインク)に置き換わることを妨げている。このようなセラミックインク技術は、有害な(objectionable)インク成分および再利用プロセスにおける破砕した瓶ガラスインクによる汚染ゆえに、環境的に望ましくない。

他の有用な材料は、方向付けられていないポリエチレンフィルムおよびポリプロピレンフィルム(これらもまた比較的安価でかつ適合性である)である。しかし、これらの両フィルムは、型抜きが難しく、低いノギスでよく分配されない(do not dispense well at low calipers)。

幾つかの場合において、ガラス瓶上に透明(clear)かつ本質的に透明な(transparent)ラベルを使用することもまた、望ましい。ラベルのために現在入手可能な多くのフェイスストックは、このような使用に適格みなすために十分な、不透明度およびくもりの低いレベルを有さない。「軟(soft)」極性添加物(「SPA」)(例えば、エチレン酢酸ビニルコポリマーEVA)と低コストオレイン酸ベース材料(例えば、ポリプロピレンポリエチレン、またはこれらの組み合わせ(プロピレンエチレンコポリマー、ポリエチレンおよびポリプロピレンの互いとの混合物、もしくはこれらのどちらかまたは両方とポリプロピレン−ポリエチレンコポリマーとの混合物が挙げられる))との混合物である樹脂フィルム形成材料が、型抜きラベルの調製において有用であると示唆されている。米国特許第5,186,782号において、押出し成形されたヒートセットポリマーフィルム(heat−set polymeric film)が記載され、このフィルムは、ラベルに型抜きされ、長さ方向および直角方向において異なって処理された後(それにより、それぞれの方向において異なった剛性を有する)、変形可能またはスクイーズ可能な(squeezable)製造途中品(workpiece)に貼付された。’782特許に記載されるポリマーフィルムとしては、ヒートセット単一層(unilayer)フィルム(特に、ポリエチレンのフィルム)、ならびに多層フィルム内側層同時押し出し物(coextrudate)の表面側上の表面薄層(skin layer)、および必要に応じて同時押し出し物の内側(表面側の反対)上の表面薄層を含む、同時押し出し物を含み得る)が、挙げられる。感圧接着層は、一般に、同時押し出し物の内側に適用される。表面薄層および内側層における使用のための開示された好ましい材料としては、(1)ポリプロピレンまたはプロピレンとエチレンとのコポリマー、および(2)50/50〜60/40の範囲の重量比エチレン酢酸ビニル(EVA)の、物理的混合物が挙げられる。コア材料もまた、比重約0.915と0.965との間の、低密度中密度、または高密度のポリエチレンであり得る。オレフィン−SPA混合物で作製されたフィルムは、特定のガラス瓶基材における使用のためには高すぎるくもりを有する。

本発明の流れ方向化ラベルは、伸展したアニール化していない(unannealed)フィルムから成る縮みフィルム(shrink−films)と対照的である。このような縮みフィルムラベルの例は、米国特許第4,581,262号および同第4,585,679号において見出される。縮みの傾向は、このようなフィルムを、曝されたままの接着剤のいかなる境界からも離れようとさせる。曝された接着剤は、型抜きラベルの貼付において特に不利益をもたらす。何故なら、曝された接着剤は、目障りであり、埃を捕捉する傾向があるためである。

概要

本発明は、(A)約6〜約30のメルトフロー速度を有する、少なくとも1のプロピレンホモポリマーもしくはコポリマーまたはこれらの2以上の混合物、および(B)0.5〜10のメルトフロー速度を有するオレフィンエラストマーから調製される流れ方向化ポリマーフィルムを含む、フィルムに関する。1つの実施形態において、これらのフィルムはまた、造核剤を含み、1つの実施形態において、これらのフィルムは、透明である。これらのフィルムは、良好な剛性を有し、くもりの低い透明性を有する。これらのフィルムは、ラベルを調製する際に有用であり、そして単層フィルムとして使用され得るかまたは多層フィルムにおいて使用され得る。1つの実施形態において、このフィルムは印刷可能である。

目的

本発明のフィルム調合物中に組み込まれ得、そして添加される造核剤の量は、結晶構造の所望の改変を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

(A)約5〜約40のメルトフロー速度を有する、少なくとも1のプロピレンホモポリマープロピレンコポリマー、またはこれらの2以上の混合物、および(B)少なくとも1のオレフィンエラストマーを含む、流れ方向化ポリマーフィルム

請求項2

(A)が、約6〜約32のメルトフロー速度を有する、請求項1に記載のフィルム

請求項3

(A)が、プロピレンホモポリマーである、請求項1に記載のフィルム。

請求項4

(A)が、プロピレンおよび2〜約12の炭素原子を有するオレフィンから調製されるプロピレンコポリマーである、請求項1に記載のフィルム。

請求項5

前記プロピレンコポリマーが、プロピレンと1以上のエチレンブチレンヘキセンヘプテンオクテンノネンまたはデセンとのコポリマーである、請求項1に記載のフィルム。

請求項6

(A)が、プロピレンエチレンコポリマーまたはプロピレンブチレンコポリマーである、請求項1に記載のフィルム。

請求項7

(B)が、エチレンホモポリマーもしくはエチレンコポリマー、プロピレンホモポリマーもしくはプロピレンコポリマー、またはこれらの2以上の混合物である、請求項1に記載のフィルム。

請求項8

(B)が、エチレン−ブテンコポリマー、エチレン−オクテンコポリマー、エチレン−ヘキセンコポリマー、およびエチレン−ヘキセン−ブテンターポリマー、またはこれらの2以上の混合物である、請求項1に記載のフィルム。

請求項9

(B)が、約1〜約40のメルトフロー速度を有する、請求項1に記載のフィルム。

請求項10

(A)または(B)が、核形成される、請求項1に記載のフィルム。

請求項11

前記フィルムが透明である、請求項1に記載のフィルム。

請求項12

(A)が、メタロセン触媒を用いて調製される、請求項1に記載のフィルム。

請求項13

(B)が、メタロセン触媒を用いて調製される、請求項1に記載のフィルム。

請求項14

前記フィルムの全てのポリマーが、炭化水素ポリマーである、請求項1に記載のフィルム。

請求項15

(C)少なくとも1の造核剤をさらに含む、請求項1に記載のフィルム。

請求項16

前記フィルムが、約2:1〜約9:1の伸展比率で流れ方向に伸展することにより方向付けられている、請求項1に記載のフィルム。

請求項17

(A)約5〜約40のメルトフロー速度を有する、少なくとも1のプロピレンコポリマー、および(B)少なくとも1のオレフィンエラストマーを含む、透明な流れ方向化フィルム。

請求項18

約1〜約7ミルの厚みを有する、請求項17に記載のフィルム。

請求項19

(A)または(B)が、核形成される、請求項17に記載のフィルム。

請求項20

(A)または(B)が、メタロセン触媒を使用して調製される、請求項17に記載のフィルム。

請求項21

(C)少なくとも1の造核剤をさらに含む、請求項17に記載のフィルム。

請求項22

単層フィルムである、請求項17に記載のフィルム。

請求項23

(A)が、プロピレンエチレンコポリマーまたはプロピレンブチレンコポリマーである、請求項17に記載のフィルム。

請求項24

(B)が、エチレンホモポリマーもしくはエチレンコポリマー、プロピレンホモポリマーもしくはプロピレンコポリマー、またはこれらの2以上の混合物である、請求項17に記載のフィルム。

請求項25

(B)が、エチレン−ブテンコポリマー、エチレン−オクテンコポリマー、エチレン−ヘキセンコポリマー、エチレン−プロピレン−ブテンターポリマー、およびエチレン−ヘキセン−ブテンターポリマー、またはこれらの2以上の混合物である、請求項17に記載のフィルム。

請求項26

約50重量%〜約90重量%の(A)約6〜約30のメルトフロー速度を有する、少なくとも1のプロピレン−エチレンコポリマーまたは少なくとも1のプロピレン−ブチレンコポリマー、および約10重量%〜50重量%の(B)少なくとも1のエチレン−ブチレンコポリマーまたは少なくとも1のエチレン−ヘキセンコポリマーを含む、透明な流れ方向化フィルム。

請求項27

上表面および下表面を有する基礎層、および該上表面の上に少なくとも1の表面薄層を含む多層フィルムであって、該表面薄層が、請求項1に記載のフィルムに由来する、多層フィルム。

請求項28

表面薄層が、前記基礎層の前記上表面上および前記下表面上に存在する、請求項27に記載のフィルム。

請求項29

上表面および下表面を有する基礎層、および請求項17に記載のフィルムに由来する少なくとも1の表面薄層を含む多層フィルムであって、該表面薄層が、該上表面の上にある、多層フィルム。

請求項30

表面薄層が、前記基礎層の前記上表面上および前記下表面上に存在する、請求項29に記載のフィルム。

請求項31

上表面および下表面を有する基礎層、および該上表面の上の請求項26に記載のフィルムに由来する少なくとも1の表面薄層を含む、多層フィルム。

請求項32

表面薄層が、コア層の第1表面上および第2表面上に存在する、請求項31に記載のフィルム。

請求項33

型抜き可能な、伸展方向化多層フィルムであって、該フィルムは、以下:(A)上表面および下表面を有し、約0.940g/cm3以下の密度を有するポリエチレン、プロピレンホモポリマー、プロピレンコポリマー、またはこれらの混合物を含む基礎層、ならびに(B)(A)約5〜約40のメルトフロー速度を有する、少なくとも1つのプロピレンホモポリマー、プロピレンコポリマー、またはこれらの2以上の混合物、および(B)少なくとも1のオレフィンエラストマーから調製された、第1表面薄層を含む、フィルム。

請求項34

前記基礎層が、プロピレンホモポリマーまたはプロピレンコポリマーを含む、請求項33に記載の多層フィルム。

請求項35

前記基礎層が、約0.890〜約0.925g/cm3の密度を有するポリエチレンを含む、請求項33に記載の多層フィルム。

請求項36

前記基礎層もしくは前記第1表面薄層、またはその両方が、造核剤をもまた含む、請求項33に記載の多層フィルム。

請求項37

前記基礎層の下表面を覆う第2表面薄層を含む、請求項33に記載の多層フィルム。

請求項38

前記第2表面薄層の組成が、前記第1表面薄層の組成と異なる、請求項37に記載の多層フィルム。

請求項39

接着ラベルにおける使用のためのラベルストックを含む接着剤であって、該接着ラベルは、以下:(A)請求項1に記載のフィルム、および(B)上表面および下表面を有する接着層であって、該接着層の該上表面は、基礎層の下表面に接着して結合する、接着層を、含む、接着剤。

請求項40

前記接着層が、感圧接着層である、請求項56に記載のラベルストック。

請求項41

接着ラベルにおける使用のためのラベルストックを含む接着剤であって、該接着ラベルは、以下:(A)請求項17に記載のフィルム、および(B)上表面および下表面を有する接着層であって、該接着層の該上表面は、基礎層の下表面に接着して結合する、接着層を、含む、接着剤。

請求項42

前記接着層が、感圧接着層である、請求項41に記載のラベルストック。

請求項43

接着ラベルにおける使用のためのラベルストックを含む接着剤であって、該接着ラベルは、以下:(A)請求項33に記載のフィルム、および(B)上表面および下表面を有する接着層であって、該接着層の該上表面は、基礎層の下表面に接着して結合する、接着層を、含む、接着剤。

請求項44

前記接着層が、感圧接着層である、請求項43に記載のラベルストック。

請求項45

請求項39に記載のラベルストックから型抜きされた、感圧接着ラベル

請求項46

請求項41に記載のラベルストックから型抜きされた、感圧接着ラベル。

請求項47

請求項43に記載のラベルストックから型抜きされた、感圧接着ラベル。

技術分野

0001

(関連出願の引用
本出願は、米国仮特許出願第60/391,983号(2002年6月26日出願)および米国仮特許出願第60/424,883号(2002年11月8日出願)の優先権を主張する。これらの仮特許出願は、本明細書中でそれらの全体が参照として援用される。

0002

(発明の分野)
本発明は、流れ方向化(machine−direction oriented)単層フィルムまたは多層フィルムの調製の方法、およびこれらを作製する方法に関する。本発明はまた、このような流れ方向化ポリマーフィルムを使用したラベルおよび他の組成物の調製に関する。

背景技術

0003

(発明の背景
ラベルのための表面の層すなわちフェイスストック材料の提供、または、剥離裏地(release liner)すなわち剥離キャリア(release carrier)によって覆われる感圧接着層によって裏打ちされるmm単位の表示の提供によって、ラベルのための感圧接着ストックを製造および配給することは、長い間公知である。この裏地またはキャリアは、輸送および保管の間、接着剤を保護し、そしてラベルが型抜き(die−cut)され、マトリックス(matrix)がフェイスストック材料の層から外された後、独立したラベルがラベル貼りライン上に順々に分配される時点まで、多くの列の独立したラベルの効率的な取り扱いを可能にする。型抜きされてから分配されるまでの時間、裏地すなわちキャリアは、切断されないままであり、そしてその上に保有する独立したラベルの列の保管、運搬および配置のために、丸められても丸められなくてもよい。

0004

多くのラベル貼付において、フェイスストック材料は、紙に不足している特性(例えば、透明度耐久性、強度、耐水性耐磨耗性つやおよび他の特性)を提供し得るポリマー材料フィルムであることが望ましい。歴史的に、自動ラベル貼り装置における分配性を確実にするために、約3ミルを超える厚みのフェイスストック材料が使用されている。しかし、材料コストの削減を達成するため、フェイスストック材料の厚みを減少する、すなわち「ゲージ下げる(down−gauge)」ことが所望される。ラベル厚におけるこのような減少は、剛性の減少を生じ、自動機械装置を使用して確実な市販可能な様式でラベルを分配することを不可能にする。

0005

確実な分配の失敗は、代表的に、基材に貼り付けるために分配される(すなわちキャリアから「離脱(standing−off)」する)ことなく、剥離プレート(peel plate)の周囲のキャリアにくっついていくラベルによって、特徴付けられる。このような分配の失敗は、ラベルフェイスストック材料と裏地との間の、過剰な剥離値(release value)に関連すると考えられる。剥離レベルはまた、フェイスストックの剛性に依存する。分配の失敗はまた、キャリアから基材へ移動されるときの分配速度におけるラベル剛性の欠如に起因する、ラベルのしわによっても特徴付けられ得る。多くのラベル貼付における別の特定の必要は、高いライン速度においてポリマーフィルムラベルを貼り付ける能力である。何故なら、ライン速度の上昇は、明らかなコスト削減の利点を有するからである。

0006

近年、ゲージを下げたフィルムによってコスト削減を達成するために、先行技術でラベルを調製する際に有用であると指摘されているポリマー材料としては、比較的安価でかつよく分配される、約2.0ミルまで減少した厚みの、ポリマー軸配向ポリプロピレン(「BOPP」)が挙げられる。このようなフィルムは、分配するために十分な剛性を有する傾向があるが、これらはまた、一般に適合性受容し難い特性を有する。2軸配向フィルムが、硬い基材(例えば、ガラス瓶)に貼付される場合、この貼付は、比較的剛性のラベルが、瓶形成プロセスから生じた表面の凹みおよび型の継ぎ目乗り越える傾向に起因して、完全には成功せず、捕捉された気泡模倣する望ましくない表面の外観を生じる。これは、感圧接着ラベルの使用が、先行のガラス瓶ラベル貼り技術(例えば、ガラス瓶製造プロセスの間に瓶表面に直接結合されるセラミックインク)に置き換わることを妨げている。このようなセラミックインク技術は、有害な(objectionable)インク成分および再利用プロセスにおける破砕した瓶ガラスインクによる汚染ゆえに、環境的に望ましくない。

0007

他の有用な材料は、方向付けられていないポリエチレンフィルムおよびポリプロピレンフィルム(これらもまた比較的安価でかつ適合性である)である。しかし、これらの両フィルムは、型抜きが難しく、低いノギスでよく分配されない(do not dispense well at low calipers)。

0008

幾つかの場合において、ガラス瓶上に透明(clear)かつ本質的に透明な(transparent)ラベルを使用することもまた、望ましい。ラベルのために現在入手可能な多くのフェイスストックは、このような使用に適格みなすために十分な、不透明度およびくもりの低いレベルを有さない。「軟(soft)」極性添加物(「SPA」)(例えば、エチレン酢酸ビニルコポリマーEVA)と低コストオレイン酸ベース材料(例えば、ポリプロピレンポリエチレン、またはこれらの組み合わせ(プロピレンエチレンコポリマー、ポリエチレンおよびポリプロピレンの互いとの混合物、もしくはこれらのどちらかまたは両方とポリプロピレン−ポリエチレンコポリマーとの混合物が挙げられる))との混合物である樹脂フィルム形成材料が、型抜きラベルの調製において有用であると示唆されている。米国特許第5,186,782号において、押出し成形されたヒートセットポリマーフィルム(heat−set polymeric film)が記載され、このフィルムは、ラベルに型抜きされ、長さ方向および直角方向において異なって処理された後(それにより、それぞれの方向において異なった剛性を有する)、変形可能またはスクイーズ可能な(squeezable)製造途中品(workpiece)に貼付された。’782特許に記載されるポリマーフィルムとしては、ヒートセット単一層(unilayer)フィルム(特に、ポリエチレンのフィルム)、ならびに多層フィルム(内側層同時押し出し物(coextrudate)の表面側上の表面薄層(skin layer)、および必要に応じて同時押し出し物の内側(表面側の反対)上の表面薄層を含む、同時押し出し物を含み得る)が、挙げられる。感圧接着層は、一般に、同時押し出し物の内側に適用される。表面薄層および内側層における使用のための開示された好ましい材料としては、(1)ポリプロピレンまたはプロピレンとエチレンとのコポリマー、および(2)50/50〜60/40の範囲の重量比エチレン酢酸ビニル(EVA)の、物理的混合物が挙げられる。コア材料もまた、比重約0.915と0.965との間の、低密度中密度、または高密度のポリエチレンであり得る。オレフィン−SPA混合物で作製されたフィルムは、特定のガラス瓶基材における使用のためには高すぎるくもりを有する。

0009

本発明の流れ方向化ラベルは、伸展したアニール化していない(unannealed)フィルムから成る縮みフィルム(shrink−films)と対照的である。このような縮みフィルムラベルの例は、米国特許第4,581,262号および同第4,585,679号において見出される。縮みの傾向は、このようなフィルムを、曝されたままの接着剤のいかなる境界からも離れようとさせる。曝された接着剤は、型抜きラベルの貼付において特に不利益をもたらす。何故なら、曝された接着剤は、目障りであり、埃を捕捉する傾向があるためである。

課題を解決するための手段

0010

(発明の要旨)
本発明は、(A)約5〜約40のメルトフロー速度を有する、少なくとも1のプロピレンホモポリマープロピレンコポリマー、またはこれらの2以上の混合物、および(B)1のオレフィンエラストマーから調製され、(A)は(B)と同一ではない、流れ方向化ポリマーフィルムを含む、フィルムに関する。1つの実施形態において、このフィルムは、核形成(nucleate)される。1つの実施形態において、このフィルムは、透明である。別の実施例において、このフィルムは、良好な剛性およびくもりの低い透明度を有する。このフィルムは、ラベルの調製において有用であり、そして単層フィルムまたは多層フィルムとして使用され得る。1つの実施形態において、このフィルムは、印刷可能である。

0011

押出し成形された、本発明の流れ方向化ポリプロピレンコポリマーフィルムを、このラベルを基材に接着させるための接着剤(このコポリマーフィルムに結合する)と一緒に含む、組成物を含む型抜きラベルもまた、記載される。

0012

本発明の押出し成形された定方向多層フィルムを含むラベルフェイスストック材料、このフェイスストック材料に結合する接着層、および剥離被膜化裏地または剥離被膜化キャリアを含む多層組成物もまた、記載される。本発明のラベルは、接着剤の層で基材(例えば、ガラス瓶またはスクイーズ可能な(squeezable)瓶のような変形可能基材)に結合し得る。

0013

(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明のフィルムは、(A)少なくとも1のプロピレンホモポリマー、プロピレンコポリマー、またはこれらの2以上の混合物、および(B)少なくとも1のオレフィンエラストマーの組み合わせから得られるが、但し、(A)は(B)と同一ではない。このフィルムは、単層フィルムとして使用されても、多層フィルムの1つ以上の部分として使用されてもよい。1つの実施形態において、このフィルムは透明であり、非常に透明(crystal clear)ですらある。1つの実施形態において、このフィルムは、10%未満のくもりを有する。くもりは、BYK Gardner視程計で測定される。本発明の定方向プロピレンフィルムは、約10%以下の不透明度を有する。

0014

((A)プロピレンポリマー
本発明は、プロピレンポリマーから調製されたフィルムに関する。このフィルムは、(A)約5〜約40のメルトフロー速度、もしくは約6〜約32のメルトフロー速度、もしくは約6〜約30のメルトフロー速度、もしくは約8〜約25のメルトフロー速度を有する、少なくとも1のプロピレンホモポリマー、プロピレンコポリマー、またはこれらの2以上の混合物から調製される。メルトフロー速度は、ASTM試験D−1238によって決定する。1つの実施形態において、ポリマー(A)のメルトフロー速度は、約8〜約26、または約10〜約22である。本明細書中および特許請求の範囲中で、範囲および比率限度は、組み合され得る。

0015

上述のように、流れ方向化フィルムは、(A)少なくとも1のプロピレンホモポリマー、プロピレンコポリマー、またはそれらの2以上の混合物を含む。1つの実施形態において、(A)は、一般に、フィルムにおいてポリマーの約40重量%〜約98重量%、または約45重量%〜約90重量%、約50重量%〜約85重量%、または約55重量%〜約80重量%の量で存在する。1つの実施形態において、(A)は、本明細書中で記載したメルトフロー速度を有する、2つ以上のポリマーの混合物である。混合物は、2つ以上のプロピレンホモポリマーの混合物、プロピレンホモポリマーとプロピレンコポリマーとの混合物、2つ以上のプロピレンホモポリマーとプロピレンコポリマーとの混合物、または2つ以上のプロピレンコポリマーとプロピレンホモポリマーとの混合物を含み得る。

0016

1つの実施形態において、プロピレンフィルム(A)は、核形成され得る。これらのフィルムは、1つ以上の造核剤を含み得る。特に有用な実施形態において、造核剤は、プロピレンポリマー(A)中に混合される。種々の造核剤が、本発明のフィルム調合物中に組み込まれ得、そして添加される造核剤の量は、結晶構造の所望の改変を提供するために十分な量であるが、フィルムの所望の光学特性に悪影響を及ぼさない量である。一般に、造核剤を利用して結晶構造を改変し、そして多数のかなり微小結晶または球顆を提供して、フィルムの透明度(transparency)(透明度(clarity))を改善することが所望される。造核剤の量は、フィルムの透明度に有害に影響しないように、フィルム調合物に添加される。本発明のフィルム調合物に組み込まれた造核剤の量は、一般に、非常に少なく、約500ppmから、または約750ppmから、または約850ppmからの範囲である。造核剤は、約5000まで、または約3000まで、または約1000までで存在し得る。

0017

ポリマーフィルムに従来利用されている造核剤としては、無機造核剤および有機造核剤が挙げられる。無機造核剤の例としては、カーボンブラックシリカカオリン、およびタルクが挙げられる。ポリオレフィンフィルムにおいて有用であると示唆されている有機造核剤の間には、脂肪族一塩基酸の塩もしくは脂肪族二塩基酸の塩、またはアリールアルキル酸の塩(例えば、コハク酸ナトリウムグルタル酸ナトリウムカプロン酸ナトリウム、4−メチル吉草酸ナトリウム、フェニル酢酸アルミニウム、および桂皮酸ナトリウム)を含む。芳香族カルボン酸および脂環カルボン酸の、アルカリ金属塩およびアルミニウム塩(例えば、安息香酸アルミニウム、安息香酸ナトリウムまたは安息香酸カリウムβ−ナフトールナトリウム塩(sodium beta−naphtholate)、安息香酸リチウム、および第3級ブチル安息香酸アルミニウム)もまた、有用な有機造核剤である。米国特許第3,207,735号、同第3,207,736号、および同第3,207,738号においてWijgaが、そして米国特許第3,207,737号および同第3,207,739号においてWalesが(全て1966年9月21日に特許化された)、脂肪族、脂環族、および芳香族の、カルボン酸、ジカルボン酸またはそれより高級のポリカルボン酸、対応する無水物、および金属塩が、ポリオレフィンの効果的な造核剤であることを示唆する。これらは、さらに、安息香酸の種類の化合物、特に安息香酸ナトリウムは、造核剤の最高の実施形態であると述べている。

0018

1つの実施形態において、造核剤は、ソルビトール誘導体または有機ホスフェートである。置換ソルビトール誘導体(例えば、ビスベンジリデンソルビトールおよびビス(アルキルベンジリデン)ソルビトールであって、ここで、アルキル基は、約2〜約18の炭素原子を含む)は、有用な造核剤である。より具体的には、1,3,2,4−ジベンジリデンソルビトールおよび1,3,2,4−ジ−パラ−メチルベンジリデンソルビトールのようなソルビトール誘導体は、ポリプロピレンに対する効果的な造核剤である。有用な造核剤は、多数の供給元から市販される。Millad 8C−41−10、Millad 3988およびMillad 3905は、Milliken Chemical Co.から市販されるソルビトール造核剤である。

0019

ソルビトールおよびキシリトールの他のアセタールは、ポリオレフィンに対して、そして他の熱プラスチック(thermoplastic)に対しても、代表的な核形成物質(nucleator)である。ジベンジリデンソルビトール(DBS)は、米国特許第4,016,118号(Hamadaらによる)において、ポリオレフィンに対する効果的な造核剤かつ透明化剤として開示された。その後、ソルビトールおよびキシリトールの、多数のアセタールが開示されている。代表的な米国特許としては、以下が挙げられる:Kawaiら,米国特許第4,314,039号(ジ(アルキルベンジリデン)ソルビトールについて);Mahaffey,Jr.,米国特許第4,371,645号(少なくとも1つの塩素置換基または臭素置換基を有するソルビトールのジ−アセタールについて);Kobayashiら,米国特許第4,532,280号(ジ(メチル置換ベンジリデン)ソルビトールまたはジ(エチル置換ベンジリデン)ソルビトールについて);Rekers,米国特許第5,049,605号(環状炭素を形成する置換基を含むビス(3,4−ジアルキルベンジリデン)ソルビトールについて)。これらの特許は、本明細書中で、参考として援用される。これらの特許は、本明細書中で、参考として援用される。

0020

別のクラスの造核剤が、Nakaharaらによって米国特許第4,463,113号で記載され、この中で、環式ビスフェノールホスフェートが、ポリオレフィン樹脂の造核剤かつ透明化剤として開示された。次いで、Kimuraらは、米国特許第5,342,868号において、環式有機リンエステル塩基性多価金属塩へのアルカリ金属カルボン酸塩の付加が、これらの添加物の透明化効果をさらに改善し得ることを記載する。この技術に基づく化合物は、NA−11およびNA−21の商品名で市販される。これらの特許は、本明細書中で参考として援用される。

0021

多くの有用なプロピレンホモポリマーが、種々の供給元から市販される。有用なホモポリマーの幾つかを、以下の表Iに列挙し、記載する。

0022

別の実施形態において、(A)は、プロピレンコポリマーであり得る。プロピレンコポリマーは、一般に、プロピレンのポリマー、および約40重量%までの以下から選択される少なくとも1つのα−オレフィンを含む:4〜約12、または4〜約8の炭素原子を含むエチレンおよびα−オレフィン。有用なα−オレフィンの例としては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、および1−オクテンが挙げられる。1つの実施形態において、本発明において利用されるプロピレンのポリマーは、プロピレンとエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、または1−オクテンとのポリマーを含む。本発明において有用なプロピレンα−オレフィンポリマーとしては、ランダムコポリマーおよびブロックコポリマーが挙げられるが、ランダムコポリマーが、一般に、特に有用である。1つの実施形態において、フィルムは、衝突コポリマー(impact copolymer)を含まない。2つ以上のプロピレンコポリマーの混合物およびプロピレンコポリマーとプロピレンホモポリマーとの混合物が、利用され得る。

0023

1つの実施形態において、プロピレンコポリマーは、約0.2重量%〜約10重量%のエチレン成分を有する、プロピレン−エチレンコポリマーである。別の実施形態において、エチレン含量は、約3重量%〜約10重量%であるか、または約3重量%〜約6重量%である。プロピレン−1−ブテンコポリマーに関して、約15重量%までの1−ブテン含量が有用である。1つの実施形態において、1−ブテン含量は、一般に、約3重量%〜約15重量%の範囲であり得、他の実施形態においては、この範囲は、約5重量%〜約15重量%までであり得る。プロピレン−1−ヘキセンコポリマーは、約35重量%までの1−ヘキセンを含み得る。1つの実施形態において、1−ヘキセンの量は、約25重量%までである。本発明に有用なプロピレン−1−オクテンコポリマーは、約40重量%までの1−オクテンを含み得る。より頻繁には、プロピレン−1−オクテンコポリマーは、約20重量%までの1−オクテンを含む。

0024

幾つかの有用な市販されるプロピレンコポリマーのリストは、以下の表IIにおいて見出される。

0025

1つの実施形態において、プロピレンコポリマーは、プロピレンホモポリマーに対する上述の造核剤を含有する。

0026

本発明のフィルムフェイスストックを調製する際に有用なプロピレンコポリマーは、当業者に周知の技術によって調製され得、そして多くのこのようなコポリマーは、市販される。例えば、本発明において有用なコポリマーは、プロピレンとα−オレフィン(例えば、エチレンまたは1−ブテン)との、一部位メタロセン触媒を用いたコポリマー化によって得られ得る。1つの実施形態において、プロピレンポリマー(A)は、帯電防止剤を含まない。

0027

((B)オレフィンエラストマー)
本明細書において記載されるように、フィルム組成物は(B)少なくとも1種類のオレフィンエラストマーを含む。オレフィンエラストマーは、プラストマー(plastomer)と呼ばれている。1つの実施形態において、オレフィンエラストマーは、約1〜約40g/10分、または約3〜約35g/10分、または約5〜約25g/10分のメルトフローインデックスを有する。メルトフローインデックスは、190℃において、ASTM試験D−1238により決定される。1つの実施形態において、(B)についてのメルトフローインデックスは、約1〜約25g/10分、または約2〜約10g/10分の範囲内である。オレフィンエラストマーは、代表的には、フィルム中のポリマーの約2%〜約55%、または約10%〜約50%、または約15%〜45%の量で存在する。

0028

1つの実施形態において、オレフィンエラストマー(B)は、代表的には、約1.5〜2.4の分子量分布(Mw/Mn)を有し、ここで、Mwは重量平均分子量であり、Mnは数平均分子量である。1つの実施形態において、オレフィンエラストマーは、約0.82〜約0.98g/cc、または約0.84〜約0.97g/cc、または約0.86〜約0.91g/cc、または約0.87〜約0.91g/ccの密度を有する。別の実施形態において、オレフィンエラストマーは、約5,000〜約50,000、または約20,000〜約30,000の分子量を有する。

0029

オレフィンエラストマーは、熱可塑性特性およびエラストマー特性の両方を示すポリオレフィンポリマーを含む。このポリマーは、エチレンまたはプロピレンとα−オレフィンとのコポリマーおよびターポリマーを含む。このポリマーは、代表的には、約2〜約30重量%、または約5〜約25重量%、または約10〜約20重量%のα−オレフィンからなる。α−オレフィンについては上述した。α−オレフィンとしては、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、および1−ドデセンが挙げられる。特に有用なα−オレフィンとしては、1−ブテンおよび1−へキセンが挙げられる。オレフィンエラストマーとしては、エチレン−ブテンコポリマー、エチレン−オクテンコポリマー、エチレン−ヘキセンコポリマー、およびエチレン−ヘキセン−ブテンターポリマー、ならびにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。

0030

別の実施形態において、本発明において使用され得るオレフィンエラストマーとしては、約5〜約32モル%、または約7〜約22モル%、約9〜約18モル%の量で存在する少なくとも1種類のC3〜C20のα−オレフィン、またはC4〜C8のα−オレフィンと、エチレンとのコポリマーが挙げられる。例えば、このコポリマーは、一部位メタロセン触媒を使用して、エチレンまたはプロピレンとα−オレフィン(例えば、1−ブテン)との共重合により得られ得る。このようなコポリマーは、Exxon Mobil Chemical Company、BasellおよびDow Chemical Companyから入手可能である。別の有用なプロピレンと1−ブテンのコポリマーが、BasellからEP3C30HFの商標名で市販されている。このコポリマーは14%ブチレンを有し、約5.5g/10分のメルトフローインデックスを有する。

0031

オレフィンエラストマーの非制限的な例としては、以下のような線状エチレン−ブテンコポリマー、約0.905gms/ccの密度(ASTMD−1505)および約4.5g/10分のメルトインデックス(ASTM D−1238)を有するEXACT3024;約0.900gms/ccの密度(ASTM D−1505)および約3.5g/10分のメルトインデックス(ASTM D−1238)を有するEXACT3027;約0.888gms/ccの密度(ASTM D−1505)および約2.2g/10分のメルトインデックス(ASTM D−1238)を有するEXACT4011;および約0.873gms/ccの密度(ASTM D−1505)および約4.2g/10分のメルトインデックス(ASTM D−1238)を有するEXACT4049;ならびに、約0.895gms/ccの密度(ASTM D−1505)および約3.5g/10分のメルトインデックス(ASTM D−1238)を有するEXACT4150のようなエチレン−へキセンコポリマーが挙げられる。有用なEXACTプラストマー(plastomer)の他の非制限的な例は、EXACT3017およびEXACT4053である。例えば、エチレン、ブテンおよびヘキセンのターポリマーもまた使用され得る。上記のEXACTシリーズのプラストマーの全てが、EXXON Chemical Coから利用可能である。

0032

ターポリマーの例は、ExxonのExact3006(0.910g/cm3(g/cc)の密度および1.2g/10分(g/10’)のM.F.I.を有するエチレン−ブテン−ヘキセンターポリマー);Exact3016(0.910g/cm3(g/cc)の密度および4.5g/10分(g/10’)のM.F.I.を有するエチレン−ブテン−ヘキセンターポリマー);Exact3033(0.900g/cm3(g/cc)の密度および1.2g/10分(g/10’)のM.F.I.を有するエチレン−ブテン−ヘキセンターポリマー);Exact3034(0.900g/cm3(g/cc)の密度および3.5g/10分(g/10’)のM.F.I.を有するエチレン−ブテン−ヘキセンターポリマー);Dow AffinityPL1840(エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー);Dow Affinity PL1845(エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー);Dow Affinity PL1850(エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー);およびExxon Mobil ZCE2005(エチレン−プロピレン−ブチレンターポリマー)である。

0033

1つの実施形態において、EXACTプラストマーは、独立して、約1.5〜2.4の分子量分布(Mw/Mn)(ここで、Mwは重量平均分子量であり、Mnは数平均分子量である)、約0.86〜約0.91g/cc、または約0.87〜約0.91g/ccの密度、約5,000〜約50,000の分子量、または約20,000〜約30,000の分子量、約140〜220Fの融点、および約0.50g/10分、または約1〜10g/10分のメルトフローインデックス(ASTMD−1238、状態Eにより決定した)を有する。

0034

プラストマー(例えば、Dow Chemical Co.からAffinityの商品名で販売されているプラストマー)もまた、本発明において使用可能であり得る。これらのエラストマーは、米国特許第5,272,236号(その教示は、その全体が本明細書に参考として援用される)に従って製造されると考えられる。1つの実施形態において、これらのプラストマーは、約0.85〜約0.97g/ccの密度(ASTMD−792に従って測定した)、約0.01g/10分〜約1000g/10分のメルトインデックス(「MI」)、約7〜約20のメルトフロー比(I10/I2)(ここで、I10はASTM D−1238(190/10)に従って測定し、I2はASTM D−1238(190/2.16)に従って測定した)、ならびに、5未満、および3.5未満、および約1.5〜約2.5の分子量分布Mw/Mnを有する実質的に線状のポリマーである。これらのプラストマーは、C2〜C10のオレフィン(例えば、エチレン、プロピレン、4−メチル−1−ペンテンなど)のホモポリマーを含むか、またはこれらのプラストマーは、少なくとも1種類のC3〜C20のα−オレフィンおよび/もしくはC2〜C20のアセチレン性の不飽和モノマーおよび/もしくはC4〜C18のα−オレフィンと、エチレンとのインターポリマーであり得る。これらのプラストマーは、一般に、非置換であるか、または3個までの長鎖分枝/1000炭素で置換されているかのいずれかある、ポリマー骨格を有する。本明細書で使用する場合、長鎖分枝とは、少なくとも約6炭素の鎖長を意味し、それより長い長さは、13C核磁気共鳴分光法を使用して区別することができない。有用なAffinityプラストマーは、飽和したエチレン−オクテン骨格、約2の狭い分子量分布、および狭い結晶化度により、特徴付けられる。これらのプラストマーはまた、色素増光剤(brightenig agent)、充填剤(例えば、カーボンブラック、炭酸カルシウムおよびシリカ)、および可塑剤(例えば、パラフィン系プロセス(process)オイルおよびナフタレン系プロセスオイル)に適合的である。他の市販のプラストマー(Mituiにより製造されるプラストマーが挙げられる)は、本発明において有用であり得る。

0035

1つの実施形態において、米国特許第5,272,236号に従って作成されるプラストマーの分子量分布(Mw/Mn)は、約2.0である。これらのプラストマーの非制限的な例としては、約0.897gms/ccの密度および約0.5g/10分のメルトフローインデックスを有するAffinityPF1140;約0.90gms/ccの密度および約1gms/10分のメルトインデックスを有するAffinity PF1146;約0.902gms/ccの密度および約1.0gms/10分のメルトインデックスを有するAffinityPL1880;約0.87gms/ccの密度および約1gms/10分のメルトインデックスを有するAffinity EG8100;約0.868gms/ccの密度および約0.5gms/10分のメルトフローインデックスを有するAffinity EG8150;約0.87gms/ccの密度および約5g/10分のメルトインデックスを有するAffinity EG8200;ならびに、約0.87gms/ccの密度および約5g/10分のメルトインデックスを有するAffinity KC8552が挙げられる。

0036

1つの実施形態において、オレフィンエラストマーとしては、EP29368、米国特許第4,752,597号、米国特許第4,808,561号、および米国特許第4,937,299号(これらの教示は、参考として本明細書に援用される)に開示されるような一部位メタロセン触媒により形成されたオレフィンエラストマーが挙げられる。当該分野で公知のように、プラストマーは、高圧プロセスを使用してメタロセン触媒により、生産され得、これは、シクロペンタジエニル遷移金属化合物およびアルムオキサン(alumoxane)を含む触媒系の存在下で、エチレンを他のモノマー(例えば、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1および4−メチル−1−ペンテン)と組み合せて重合させることにより行われる。

0037

((C)造核剤)
1つの実施形態において、フィルムは造核剤を含む。造核剤については前述した。造核剤は、本発明の多層フィルムの任意の層または全ての層に取りこまれ得る。上述のように、造核剤は、プロピレンポリマー(A)中に取りこまれ得るか、またはフィルムを作製するために使用される処方物中の別個の成分として取りこまれ得る。造核剤はまた、プロピレンポリマー(A)またはオレフィンポリマーエラストマー(B)に予め組み込まれ得、フィルム処方物の別個の成分として添加され得る。一般的に、本発明のフィルム処方物中に取りこまれる造核剤の総量は、ごく小さく、約500または1000〜約3000または5000ppmの範囲である。造核剤の量は、(A)または(B)に予め組み込まれている状態と別個の成分(C)として存在している状態との間で均等にまたは不均等に分配され得る。

0038

本発明の単層フィルムおよび多層フィルムはまた、アンチブロッキング剤を含み得る。フィルム処方物へアンチブロッキング剤を添加することにより、巻上げの間にフィルムが粘着する(block)傾向を軽減し、フィルムの滑り特性および静電防止特性を調節し、リールからの滑らかな巻き出し(unwind)を可能にする。先行技術において、ポリマーフィルム、特にオレフィンポリマーフィルムの特性を改変する有用な添加剤であるとして記載されている任意のアンチブロッキング剤が、本発明のフィルム処方物に含まれ得る。約2ミクロン以下の平均粒子サイズを有するシリカがこの目的のために利用され得、必要な微細シリカはほんの少量(例えば、1000〜5000ppm)である。合成シリカに基づくいくつかのアンチブロッキング剤が、A.Schulman,Inc.,Akron,Ohioから一般的商標名Polybatch(登録商標)のもとで利用可能である。これらの材料は、アンチブロッキングマスターバッチであり、プロピレンのホモポリマーまたはコポリマー、および合成シリカを含む自由流動性ペレットを含む。例えば、Polybatch ABPP−05は、プロピレンホモポリマー中に5%の合成シリカを含み;ABPP−10は、プロピレンホモポリマー中に10%の合成シリカを含み;そして、ABPP−05SCは、プロピレンホモポリマー中に5%の合成シリカおよびランダムなプロピレンコポリマーを含む。アンチブロッキング剤が本発明の多層フィルムの調製において利用される場合、このアンチブロッキング剤は、一般的に、表面薄層処方物のみに添加される。有用なアンチブロッキング剤は、Ampacet製のSeablock1およびSeablock4である。

0039

別の実施形態において、フィルム組成物は、少なくとも1種類のプロセス補助剤(processing aid)を含む。プロセス補助剤は、押し出し成形を容易にするように作用する。これらのプロセス補助剤は、ヘキサフルオロカーボンポリマーを含む。使用され得る市販のプロセス補助剤の例は、Ampacet 10919(ヘキサフルオロカーボンポリマーとして識別されるAmpacet Corporationの製品)である。有用なプロセス補助剤の別の例は、Ampacet 401198である。プロセス補助剤は、代表的には、約1.5%までの濃度、または約0.5〜約1.2重量%で使用される。別の実施形態において、プロセス補助剤は約0.25重量%までの量で存在し、1つの実施形態では約0.03〜約0.15重量%までの量で存在する。

0040

フィルムは、当該分野で公知の方法により調製され得る。例えば、フィルムは押し出し成形により調製され得る。代表的には、フィルムは250〜約550°F、または約300〜500°Fの間の温度で押し出し成形される。フィルムを形成するために有用な手順は、450°Fでの押し出し成形である。

0041

以下の実施例は、ポリマー性フィルムを調製するために使用され得るポリマー組成物に関連する。他に示さない限り、量は重量部であり、温度はセルシウス温度であり、そして圧力は雰囲気圧である。

0042

0043

0044

(フィルムおよび構造物
本明細書に記載される場合、上記のフィルムは、単層フィルムとして単独で使用され得るか、または、多層フィルム構造物を作製するために他のフィルムと組み合せて使用され得る。多層構造物において、その構造物全体が、本発明のフィルムにより作製され得る。別の実施形態において、本発明のフィルムは、多層フィルム構造物の少なくとも1つの層を構成する。別の実施形態において、本発明のフィルムは、多層フィルム構造物の少なくとも1つの表面薄層を構成する。

0045

1つの実施形態において、流れ方向に伸展されたフィルム中のポリマーは、炭化水素ポリマーのみである。別の実施形態において、フィルム組成物は、1%未満の極性成分を含むか、または極性成分を含まない。極性成分は、極性モノマー由来し、アクリレートエステルビニルアセテートなどを含む。1つの実施形態において、フィルムは、ビニルアセテートに由来しない。別の実施形態において、フィルムは、ハロゲン化ビニルアクリル酸もしくはアクリル酸エステルまたはメタクリル酸もしくはメタクリル酸エステルアセトニトリル、あるいはアクリルアミドに由来するポリマーを含まない。別の実施形態において、フィルムは、スチレンベースゴムを含まない。別の実施形態において、コア層は、5%未満の充填剤、または1%未満の充填剤を含むか、または含まない。別の実施形態において、フィルムは実質的に空隙を含まない。

0046

フィルムの厚さは、そのフィルムの期待される用途に依存して、約0.5ミル(12.5ミクロン)〜約10ミル(250ミクロン)の範囲である。しかし、より多くの場合には、本発明のフィルムは7ミル未満(178ミクロン)の厚さを有する。約1〜約6ミル(25ミクロン〜150ミクロン)のフィルム厚、より多くの場合には約1〜約4ミル(25〜100ミクロン)のフィルム厚、および最も多くの場合には約1.5〜2.5ミル(37.5〜62.5ミクロン)のフィルム厚が、ラベルを調製するために特に有用である。フィルムは、流れ方向に伸展されたフィルムである。これらのフィルムは、当該分野で公知のフィルムおよび本明細書に記載されるフィルムと同様にして、伸展される。フィルムは、代表的には、9以下の伸展比、または2と8との間の伸展比、または約4〜7の伸展比を有する。1つの実施形態において、フィルムは約7以下の伸展比で流れ方向に伸展され、一般的に約4ミル未満の全厚カリパー)、およびより多くの場合には約3ミル以下(例えば、約2.0〜約3.0ミルの範囲内)のカリパーを有する。

0047

本明細書に記載されるように、フィルムはラベル構造体において使用され得る。ラベルは、変形可能な基材(例えば、可変性ボトルおよび半可変性ボトル)について特に有用である。ラベルは、基材表面に適合性であり、塗布の間に気泡をほとんど形成しない。ラベルは、良好な接着特性を有し、一般的には剥がれない。図1は、本発明の単層フィルムおよび接着剤を使用するラベルの断面図を示す。ラベル10は、接着層12に接着しているフィルム層11を有する。必要に応じて、接着層12は、裏地またはキャリアの層13に剥離可能に接着している。この裏地またはキャリアの層13は任意である。ラベルが内部成形型(in−mold)のラベルである場合、裏地層13は存在しない。

0048

接着層12は、フィルム層11の下部表面状に直接被膜され得るか、または接着剤が、フィルム層が結合する裏地13から移され得る。代表的には、接着層は約0.1〜約2ミル(2.5〜50ミクロン)の範囲の厚さを有する。使用に適切な接着剤は、当該分野において市販されている接着剤である。一般的に、これらの接着剤としては、感圧性接着剤熱活性化接着剤高熱融解性(hot melt)接着剤などが挙げられる。感圧性接着剤が特に有用である。これらは、アクリル系接着剤および他のエラストマー(例えば、天然ゴム、またはスチレンブタジエンアクリロニトリルイソプレンおよびイソブチレンのポリマーまたはコポリマーを含む合成ゴム)を含む。感圧性接着剤としては、アクリルベースの感圧性接着剤、シリコーンベースの感圧性接着剤およびゴムベースの感圧性接着剤が挙げられる。感圧性接着剤は当該分野で周知であり、任意の公知の接着剤が本発明のフェイスストック(facestock)に使用され得る。1つの実施形態において、感圧性接着剤はアクリル酸エステル(例えば、2−エチルへキシルアクリレート)と極性コモノマー(例えば、アクリル酸)のコポリマーに基づき得る。

0049

本発明に従う単層フィルムおよび多層フィルムからのラベルストックの製造において、裏地ストックまたはキャリアストックが提供され得る。裏地ストックまたはキャリアストックは、例えば、米国特許第4,713,273号(その開示は、参考として本明細書に援用される)で開示されるようにして作製される多層裏地を含み得るか、または、ロールの形態で供給され得る1枚のフィルム層からなる従来の裏地またはキャリアであり得る。裏地またはキャリアが、予め剥離性被膜を有して提供されておらず、かつ、その接着剤接触面において剥離性表面を固有に生成するための成分を含まない場合、その裏地またはキャリアは、剥離性被膜(例えば、シリコーン)で被膜され得る。剥離性被膜が塗布されている場合、その剥離性被膜は、塗布後に任意の適切な手段により乾燥または硬化される。

0050

後に裏地またはキャリアが使用されるラベルストックへ接着剤を移すために、剥離性の裏地またはキャリアの剥離性表面が感圧性接着剤で被膜され得る。ラベルストックが裏地またはキャリアに結合する場合、接着剤がフィルムに接合する。その後、その裏地またはキャリアが接着剤に曝露され、そして接着剤が永続的にフィルムに接合したままとなる。

0051

いくつかの適用において、接着層は、内部成形型のラベルへの適用において使用され、感圧性接着剤から区別されるような熱活性化接着剤または高熱融解性接着剤であり得る。接着剤が熱活性化接着剤または高熱融解性接着剤である場合、感圧性接着剤の使用時に必要とされるような固有の剥離性のための剥離性裏地を提供する必要性はないかもしれない。

0052

別の実施形態において、本発明のフィルムは、多層フィルム構造物の少なくとも1つの層であり得る。フィルムは内部層(例えば、コア層、基礎層または内側層)であり得るか、または分割層(例えば、2つのコア層を分離する層)を構成し得る。フィルムはまた、代表的には表面薄層といわれる外部層であり得る。もちろん、本発明のフィルムは多層構造物の内側層および外側層の両方を構成し得る。

0053

図2を参照して、多層フィルム20が示される。多層フィルム20は、上部表面および下部表面を有する基礎層またはコア層21を有する。表面薄層22は、基礎層21の上部表面を覆う。多層フィルム20は、当業者に公知のように、層21および層22の同時押し出し成形により、または層を一緒に積層することにより形成され得る。図2の同時押し出し成形物の層は、適切な公知の同時押し出し成形の金型からの同時押し出し成形により形成され得、互いに接着されて永続的な結合状態となり、単一の同時押し出し成形物が得られる。

0054

基礎層または内側層は、表面薄層と比較して相対的に厚い。従って、内側層は、表面薄層のそれぞれの約2〜20倍の厚さであり得る。図2に示されるような二層フィルム厚さ比の例は、90:10、85:15、80:20、70:30などである。1つの実施形態において、コア層が1つの表面薄層を有する場合、この表面薄層は、この多層フィルムの約0.5〜約20%の厚さ、または約1〜約15%の厚さ、または約2%〜約12%の厚さを構成し得る。

0055

図3は、上部表面および下部表面を有する基礎層またはコア層31を有する多層フィルム30を示す。表面薄層32は、基礎層の上部表面を覆う。この多層フィルムは、図2に示すように二層フィルムとして調製され得る。図2に示すような三層フィルムの厚さ比としては、5:90:5、10:80:10、15:70:15、20:60:20などが挙げられる。この2つの表面薄層は、同じ厚さでなければならないわけではない。コア層が2つの表面薄層を有する場合、この表面薄層は、多層フィルムの約2%〜約35%の厚さ、または約5%〜約25%の厚さ、または約8%〜約20%の厚さを構成する。

0056

多層フィルムは、ラベル構造体において使用され得る。図4を参照すると、ラベル40は、上部表面および下部表面を有する基礎層または内側層41を有する。基礎層41の上部表面は、表面薄層42によって覆われる。基礎層41の下部表面は、接着層43に接着されており、次に、必要に応じて裏地44に剥離可能に接着され得る。例えば、ラベルが内部成形型のラベルである場合には、裏地44は存在しない。

0057

図5を参照すると、ラベル50は、上部表面および下部表面を有する基礎層または内側層51を有する。基礎層51の上部表面は、表面薄層52によって覆われる。基礎層51の下部表面は、表面薄層53により覆われる。この表面薄層53は、接着層53に接着されており、次に、必要に応じて裏地55に剥離可能に接着され得る。例えば、ラベルが内部成形型のラベルである場合には、裏地55は存在しない。

0058

本明細書に記載されるように、ラベルまたはフィルムの層は、上述のフィルム組成物から構成され得る。1つの実施形態において、基礎層または内側層は、結晶質プロピレンフィルムである。

0059

別の実施形態において、多層フィルムの表面薄層は、上述のフィルムに由来する層である。この実施形態において、基礎層または内側層は、約0.94g/cm3よりも高い密度を有するポリエチレン、プロピレンのホモポリマーまたはコポリマー、あるいはプロピレンホモポリマーと少なくとも1種類のプロピレンコポリマーの混合物を含む。1つの実施形態において、基礎層中のホモポリマーとコポリマーの混合物は、約5重量%〜約95重量%のホモポリマーと、それに対応して約95重量%〜約5重量%のコポリマーから構成され得る。本明細書に記載されるように、基礎材料として、単独またはプロピレンコポリマーと組み合せのいずれかで利用され得るプロピレンホモポリマーとしては、種々のプロピレンホモポリマー(例えば、約1〜約20のメルトフロー速度(MFR)(ASTM試験D1238、条件Lで決定)を有するプロピレンホモポリマー)が挙げられる。プロピレンホモポリマーについては、上述した。1つの実施形態において、少なくとも約4(または、少なくとも約8)のMFRを有するプロピレンホモポリマーが特に有用であり、改良された型抜き性(die−cuttability)を有するフェイスストックを提供する。有用なホモポリマーはまた、約0.88〜約0.92g/cm3の範囲の密度を有するとして特徴付けられ得る。

0060

1つの実施形態において、コアは、0.94g/cm3よりも高い密度を有するポリエチレン、プロピレンのホモポリマーまたはコポリマー、あるいはプロピレンホモポリマーと少なくとも1種類のプロピレンコポリマーを含み、1つ以上の上述のオレフィンエラストマーの約1重量%〜約15重量%、または約3重量%〜約10重量%、または約4重量%〜約7重量%を構成する。

0061

多数の有用なプロピレンホモポリマーが種々の供給元から市販されている。有用なホモポリマーのいくつかを以下の表IVに列挙し、説明する。

0062

コアにおける有用なプロピレンコポリマーについては、上述した。1つの実施形態において、基礎層または内側層で利用され得るプロピレンコポリマーは、一般的に、エチレン、および4〜約12個の炭素原子、または約4〜約8炭素原子を含むアルファ−オレフィンから選択される、約40重量%までの少なくとも1種類のα−オレフィンとプロピレンとのコポリマーを含む。有用なα−オレフィンの例としては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−へキセン、1−へプテン、および1−オクテンが挙げられる。より多くの場合には、本発明に利用されるプロピレンのコポリマーは、エチレン、1−ブテンまたは1−オクテンと、プロピレンとのコポリマーを含む。本発明において有用なプロピレン α−オレフィン コポリマーとしては、ランダムコポリマーおよびブロックコポリマーが挙げられるが、一般的には、ランダムコポリマーが特に有用である。コポリマーの混合物、およびコポリマーとプロピレンコポリマーとの混合物は、基礎層のための組成物として利用され得る。1つの実施形態において、プロピレンコポリマーは、約0.2重量%〜約10重量%のエチレン含量を有する、プロピレン−エチレンコポリマーである。1つの実施形態において、エチレン含量は、約3重量%〜約10重量%、または約3重量%〜約6重量%である。プロピレン−1−ブテンコポリマーについては、約15重量%までの1−ブテン含量が有用である。1つの実施形態において、1−ブテン含量は、一般的に、約3重量%〜約15重量%の範囲であり得、他の実施形態では、その範囲は約5重量%〜約15重量%であり得る。本発明において有用なプロピレン−1−オクテンコポリマーは、約40重量%までの1−オクテンを含み得る。より多くの場合には、プロピレン−1−オクテンコポリマーは、約20重量%までの1−オクテンを含む。

0063

本発明のフェイスストックを調製する場合に有用なプロピレンコポリマーは、当業者に周知の技術により調製され得、多くのこのようなコポリマーが市販されている。例えば、本発明において有用なコポリマーは、一部位メタロセン触媒を使用して、プロピレンとα−オレフィン(例えば、エチレンまたは1−ブテン)との共重合により得られ得る。いくつかの有用な市販のプロピレンコポリマーのリストが、以下の表Vにおいて見出される。本発明において有用なプロピレンコポリマーは、約1〜約20のMFR、または約1〜約12のMFRを有する。プロピレンコポリマーが少なくとも約4のMFRを有する場合、改良された型抜き性が得られる。

0064

本発明の別の実施形態において、基礎層は、最終的に流れ方向に伸展される高密度ポリプロピレンを含む。約0.940g/cm3よりも高く、約0.980g/cm3までの密度を有し、流れ方向に伸展されたポリエチレンフィルムは、特に有用である。伸展比は、約2:1〜約9:1の範囲であり得る。この実施形態において、基礎層と第1の表面薄層との間のタイ層は、両方の層がポリエチレンを含むために、任意である。

0065

基礎層は、基礎層およびフェイスストックの特性を改変するために、他の添加剤を含み得る。1つの実施形態において、コア層は少なくとも1種類の色素を有する。例えば、着色料(例えば、TiO2、CaCO3など)が基礎層に含まれ得る。例えば、少量のTiO2が存在することにより、白色のフェイスストックが得られる。使用され得る色素としては、二酸化チタンルチル結晶構造およびアナタ−ゼ結晶構造の両方)が挙げられる。1つの実施形態において、色素は、色素および樹脂担体を含む濃縮物の形態でコア層の材料に添加される。例えば、この濃縮物は、約20重量%〜約80重量%の色素、および約20重量%〜約80重量%の樹脂担体を含み得る。この樹脂担体は、約100℃〜約265℃の範囲に融点を有する任意の熱可塑性ポリマーであり得る。例としては、ポリエチレン、ポリプロピレンポリブチレンポリエステルナイロンなどが挙げられる。1つの実施形態において、約30重量%〜約70重量%のポリプロピレン、および約70重量%〜約30重量%の二酸化チタンからなる二酸化チタン濃縮物が使用される。使用され得る市販の色素濃縮物の例は、A.Schulman Inc.からPolyBatch White P8555SDの商標名で利用可能であり、これは、ポリプロピレンホモポリマー製の樹脂中に50重量%の濃度で被覆ルチル二酸化チタンを有する白色濃縮物として識別される。別の例は、Ampacet Corporationの製品であるAmpacet110233であり、これは、50%のルチル二酸化チタンおよび50%の低密度ポリエチレンを含むTiO2濃縮物として識別される。別の例は、線状低密度ポリエチレン(1メルトインデックス)中に70%の濃度の二酸化チタンを有する白色濃縮物である、Ampacet110069である。他の色の濃縮物が他の色を提供するために使用され得る。1つの実施形態において、フィルムは、2.5ミルのフィルムについて、約80〜約90、または約81〜約88、または約82〜85の不透明度を有する。

0066

アンチブロック剤もまた、基礎層に含まれ得る。アンチブロック剤については上述した。コア層は、同じ処理レベルのフィルム組成物について、上述の造核剤を含み得る。

0067

流れ方向に配向された押し出し成形されたフィルムは、記載および図6A〜6Cに示す一般的手順により調製され得、所望のプロピレンコポリマーの充填物を押し出し成形するか、または多層フィルムの層のためのフィルム形成樹脂の充填物と同時押し出し成形して、押し出し成形物を形成することによって調製する。

0068

図6Aは、鋳型フィルム押し出し成形による(すなわち、平らな金型による)押し出し成形を示すが、1つ以上の層についての充填物が、吹込フィルム成形により(すなわち、円形の金型により)公知の様式で押し出し成形または同時押し出し成形され得、続いてロール間をこの吹込ストックが通過する。

0069

1つの実施形態に関して、充填物は、図6Aに概略的に示されるように、押し出し成形金型70による押し出し成形または同時押し出し成形、および平らなフィルムの成形のために調製され得る。表面薄層のための樹脂充填物は、上述のように、プロピレンコポリマーおよび本明細書に記載するようなオレフィンエラストマーを含む。内側層のための樹脂充填物は、プロピレンのホモポリマーまたは上述のようなプロピレンコポリマーを含む。押し出し成形されたフィルムは、第1の冷却ロール191上に渡され、続いて第2の冷却ロール192に巻きつき、そして引出しロール193によって先に進められる。

0070

フィルムの剛性は、ラベルの適切な分配のために重要である。図6Bは、高温伸展ステーションを示し、このステーションにおいて、フラットストックMの引張弾性率が、代表的には、9以下の伸展比、または3〜7の間の伸展比、または約4〜6の伸展比で流れ方向に増大される。フィルムのMD引張弾性率の増大は、寸法安定性および良好な印刷に寄与する。ストックを柔軟にする1対の予熱ロール201および202に巻きついて通過した後、次いで、その柔軟化されたストックは、伸展ロールの対205および206の間で伸展される。後者は、伸展比(例えば、5.5〜1または6.5〜1)に対応して、予熱ロールの速さの何倍かで回転する。次いで、このストックは、アニーリングロール209、210を通過し、アニールまたはヒートセットされ、そして、最終的にチリ(chili)ロール212を通過して、高温伸展操作が完了する。次いで、ストックは、図6Cに見られるようにロール形態に巻き取られ得る。予熱工程では、アニーリング工程の1.5〜4倍、または2〜3倍の時間加熱される。1つの実施形態において、フィルムは230°F、または240°Fよりも高い温度、または245°Fよりも高い温度で伸展される。アニーリング温度は、245°Fよりも高いか、または250°Fよりも高いか、または255°Fよりも高い。有用なアニーリングは、260°Fである。

0071

上述の一般的手順により調製した流れ方向に伸展した単一のフィルムおよび多層フィルムの剛性は、流れ方向に少なくとも約10ガーレイ(Gurley)であり、約100付近のガーレイであるはずである。1つの実施形態において、フィルムは、流れ方向に約10から約60、または約10〜約40のガーレイ剛性を有するとして特徴付けられる。剛性は、TAPPIガーレイ剛性試験T543pmに従って測定した。1つの実施形態において、横方向の引張弾性率は、流れ方向の引張弾性率よりも実質的に小さい。別の実施形態において、横方向の引張強度は、流れ方向の引張弾性率の約0.75倍未満である。

0072

1つの実施形態において、CD伸長はMD伸長よりも実質的に大きい。また、本発明のフィルムのCD伸長は、30%よりも大きいか、または50%であるか、または100%より大きいか、および300%よりもはるかに大きい。

0073

本発明に従う上述のフィルムからのラベルストックの製造において、裏地ストックまたはキャリアストック10(図7A〜7D)が提供され得る。裏地ストックまたはキャリアストック10は、例えば、米国特許第4,713,273号(その開示は、参考として本明細書に援用される)に開示されるようにして製造された多層裏地を含み得るか、またはロール形態で供給され得る単一の紙またはフィルム層からなる従来の裏地またはキャリアであり得る。裏地ストックまたはキャリアストック10が、予め剥離性被膜と共に提供されておらず、かつ、接着剤接触表面において剥離性表面を固有に作成する成分を含まない場合、この裏地ストックまたはキャリアストック10は、図7Aに示されるように、ステーションRにおいて剥離性被膜(例えば、シリコーン)で被膜され得る。剥離性被膜が塗布されている場合、その剥離性被膜は、塗布後に任意の適切な手段により乾燥または硬化され得る(示さず)。

0074

剥離性の裏地またはキャリアの剥離性表面は、後で接着剤をその裏地またはキャリアが使用されるフェイスストックに移すために、感圧性接着剤の層で被膜され得る。フェイスストックが裏地またはキャリアと結合する場合、接着剤がフェイスストックに接合する。その後、裏地またはキャリアが除去されて、接着剤が曝露され、フェイスストックに永続的に接合したままとなる。

0075

従って、図7Aに示すように、ステーションRで既に塗布された剥離性被膜の乾燥または硬化の後で、接着剤がステーションSにおいて塗布され得る。これはタンデムな被膜操作であり得るか、または接着剤被膜は別の被膜ラインじょうに存在し得る。あるいは、剥離性の裏地またはキャリア10とフェイスストック20との接合に先立って、少し後で接着剤が塗布され得る。裏地またはキャリアとフェイスストック20との接合は、図7Bに示されている。あるいは、フェイスストックおよび裏地またはキャリアの結合に先立って、フェイスストック20上に接着剤が直接的に被膜され得る。

0076

いくつかの適用において、接着層は、内部成形型のラベルへの適用において使用され、感圧性接着剤から区別されるような熱活性化接着剤または高熱融解性接着剤であり得る。接着剤が熱活性化接着剤または高熱融解性接着剤である場合、感圧性接着剤の使用時に必要とされるような固有の剥離性のための剥離性裏地を提供する必要性はないかもしれない。

0077

ラベルフェイスストックは、個々のラベルに型抜きされる前に、印刷ステーション(示さず)において印刷され得る。印刷工程は、裏地およびフェイスストックの結合の前または後で起こり得るが、フェイスストックが個々のラベルに型抜きされる前に行われる。フィルムは、画像または文字が高品質であるために印刷工程の間(例えば、異なる色の連続的圧縮の間)、および画像または文字がラベル上に適切に位置するために印刷とその後の型抜きとの間、正確なレジスタ中になければならない。フィルムは、印刷の間張力の下にあり、温度のいくらか上昇に供され得(例えば、UVインクが硬化する場合)、流れ方向に有意に伸展してはならない。ポリマーフィルム裏地が使用される場合、または裏地が必要ない場合において、フェイスストックフィルムのMD引張特性は特に重要である。

0078

図7Cは、ステーションTにおけるフェイスストック20の型抜きを示しており、剥離性裏地またはキャリア10により保持される一連の間隔を置いた感圧性接着剤ラベル34が生じる。この工程は、周知の様式での回転式型抜きにより行われ、形成されたラベルが型抜きされる場合に、そのラベルの周囲の廃棄物またはトリム中のはしご形状のマトリクス(示さず)を剥がす工程を伴う(はしご中の「段」は、連続するラベルの間の間隔を表す)。1つの実施形態において、磁気性金型が回転金型の代わりに使用され得る。次いで、示されるように、ラベルは、互いに間隔を置いた関係で裏地上に残る。この操作において1つの失敗様式は、マトリクスを剥がす際に、弱く型抜きされたラベルのマトリクスへの残留を伴う。この様式において、剥離性裏地を小さくするにつれて、弱い型抜きのためにラベルがマトリクス材料に接着したままであり、そしてマトリクスが剥がされる間に裏地から除去される可能性がより高くなる。型抜きされているフィルムが不十分な強度である場合に、別の失敗様式が生じる。マトリクス材料の強度が減少するにつれて、このマトリクスは、型抜きしたラベルの周囲のマトリクスが裏地から引き剥がされる際に破れる傾向を示す。本発明のフィルムは、剥離工程の際にマトリクスの破断を避けるか、または軽減するために十分な強度を有している。

0079

図7Dは、ラベル34を供給する剥離エッジ38の使用による、通過する製造途中品36へのラベル34の貼付を示す。この貼付は、漸次的にラベルから裏地またはキャリアを除去して、それによってラベルの接着剤面39を曝露させ、そしてラベルを射出して通過する製造途中品36に接触させることによって行われる。本発明の文脈において、製造途中品は、表面に不規則性を有する傾向にある硬質の基材(例えば、ガラスのボトルまたは他の硬質の物品)を構成し得、それによって、可撓性であり、局所的な表面上のくぼみ架橋することなく表面に緊密に接着する(合致する)ラベルが必要となる。

0080

図7A〜7Dに示される操作は、異なる製造者によって、異なる位置で行われ得ること、またはそれらの操作は、組合せられ得ることが理解される。例えば、図7Aの工程は、裏地および接着剤の製造者によって行われ得、図7Bおよび7Cの工程は、示されるような巻取り/脱巻取りによって中断するのではなく、一度の連続的な通過によりラベルの製造者によって行われ得、そして図7Dの工程は、製造された製品の包装により行われ得る。

0081

ラベル中に形成されるフェイスストックは、普通は、ロール形態に巻取られ、そして巻き出され、そのために「ロールストック」または「ロールフェイスストック」として知られる形態であり、伴われる裏地またはキャリアは「ロール裏地」と呼ばれる。

0082

流れ方向化フィルムおよび接着層を含む組成物から調製された型抜きラベルは、ガラス製造プロセスにおいて生じた凹凸または波状のガラス表面特性適応するために十分に可撓性かつ適合性であるラベルによって、受容可能な、硬い基材(例えば、ガラス)のラベル貼りを提供する。2軸配向フィルムのような固すぎるラベルフィルムは、ガラス表面における凹みおよび型の継ぎ目を乗り越えるラベルを生じ、この凹みは、ラベルとガラス表面との間に空気を捕捉するように見える。

0083

1つの実施形態において、本発明の流れ方向化プロピレンコポリマーフィルム、およびこれから調製されるラベルは、透明または非常に透明(crystal clear)であると特徴付けられる。従って、本発明の定方向フィルムは、流れ方向(machine−direction)および直角方向(cross direction)に、約10%以下の不透明度および約10%以下のくもりを有する。1つの実施形態において、不透明度およびくもりは8%以下である。別の実施形態において、くもりは約5%以下である。フィルムの不透明度は、TAPPI Test T 425 osを用いて測定され、そしてくもりは、ASTMTest Method D−1003に従って測定される。

0084

フィルムは、処理され、その印刷適性を改善され得る。フィルムを処理するための手順は公知であり、コロナ処理プラズマ処理および他の処理が挙げられる。特に有用な処理は、フィルムを6.5〜8KWで、1分あたり400〜450フィートのライン速度で処理することである。ワット密度は、約2〜3ワット/ft2/分である。

0085

有用な3層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜例32のフィルム組成物と、HuntsmanプロピレンホモポリマーP4G4K−038から形成されたコアとの同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、各々多層フィルムの7.5%の厚みの2枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、250°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、265°Fでアニールされる。

0086

有用な3層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、HuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046から形成されたコアとの同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの各々7.5%の厚みの2枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、245°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、270°Fでアニールされる。

0087

有用な2層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、HuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046から形成されたコアとの同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの15%の厚みの1枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、235°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、260°Fでアニールされる。

0088

有用な2層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、HuntsmanプロピレンホモポリマーP4G4K−038から形成されたコアとの同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの15%の厚みの1枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、240°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、275°Fでアニールされる。

0089

有用な3層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、BP Amocoプロピレンコポリマー8439から形成されたコアとの同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの各々7.5%の厚みの2枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、260°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、280°Fでアニールされる。

0090

有用な2層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、BP Amocoプロピレンコポリマー8439から形成されたコアとの同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの15%の厚みの1枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、255°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、270°Fでアニールされる。

0091

有用な3層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、5重量%のExact 4151と混合された95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046から形成されたコアとの、同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの各々7.5%の厚みの2枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、245°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、270°Fでアニールされる。

0092

有用な2層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、5重量%のExact 4151と混合された95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046から形成されたコアとの、同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの15%の厚みの1枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、235°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、260°Fでアニールされる。

0093

有用な3層多層フィルムは、印刷表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046および5%のExact 4151から形成されたコアと、95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046、5%のExact 4151および1%のAmpacet 10919(プロセス補助剤)から形成された接着表面薄層との、同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの各々7.5%の厚みの2枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、245°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、270°Fでアニールされる。

0094

有用な2層多層フィルムは、表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046および5%のHuntsman L8148 (メルトインデックス0.9および密度を有するLLDPE)から形成されたコアとの、同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの15%の厚みの1枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、235°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、260°Fでアニールされる。

0095

有用な3層多層白色フィルムは、印刷表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、66%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046、13%のExact 4151、および21%のAmpacet 110069(LLDPE中70%の二酸化チタン(メルトインデックス1))から形成されたコアと、95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046および5%のHuntsman L8148 (メルトインデックス0.9および密度を有するLLDPE)から形成された接着表面薄層との、同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの各々7.5%の厚みの2枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、245°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、270°Fでアニールされる。

0096

有用な2層多層白色フィルムは、印刷表面薄層としての例1〜32のフィルム組成物と、95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046および5%のExact 4151から形成されたコアと、95%のHuntsmanプロピレンコポリマーP5M4K−046、5%のExact 4151および1%のAmpacet 10919(プロセス補助剤)から形成された接着表面薄層との、同時押し出しによって調製される。このコアは、470°Fの温度で押出し成形され、表面薄層は、450°Fの温度で押出し成形されて、多層フィルムの15%の厚みの1枚の表面薄層、および差し引いたフィルム厚のコアを有する、2.5ミルの多層フィルムを生成する。このフィルムは、235°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、260°Fでアニールされる。

0097

単層フィルムは、例1〜22のフィルム組成物を、450°Fで押し出し成形することにより、2.5ミルのフィルムを形成する。このフィルムは、245°Fで6.5:1の伸展比率で流れ方向化され、265°Fでアニールされる。

0098

本発明は、その好ましい実施形態に関連して説明されているが、その種々の改変が、本明細書を読むに当たって、当業者によって明らかとなることが理解される。従って、本明細書中で開示される本発明は、添付の特許請求の範囲の範囲内であるそのような改変を網羅することを意図されることが、理解される。

図面の簡単な説明

0099

図1は、本発明の単層フィルムで調製されたラベルの断面図である。
図2は、本発明の多層フィルムの断面図である。
図3は、本発明の多層フィルムの断面図である。
図4は、本発明の多層フィルムで調製されたラベルの断面図である。
図5は、本発明の多層フィルムで調製されたラベルの断面図である。
図6Aは、フィルム押出し成形の模式図である。図6Bは、フィルムフィルム熱進展の模式図である。図6Cは、ロール形態をとるフィルムの模式図である。
図7Aは、被膜接着製造工程または剥離被膜製造工程の模式図である。図7Bは、裏地またはキャリアとフェイスストックとの結合の製造工程の模式図である。図7Cは、型抜き(due cutting)の模式図である。図7Dは、製造途中品へのラベルの貼付の模式図である。

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