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技術 歯列矯正治療の強化のための方法

出願人 スリーエムイノベイティブプロパティズカンパニー
発明者 マクローリン,リチャードピー.
出願日 2002年10月3日 (18年1ヶ月経過) 出願番号 2003-546774
公開日 2005年4月21日 (15年7ヶ月経過) 公開番号 2005-510290
状態 拒絶査定
技術分野 歯科用機器・補助機器
主要キーワード 使用可能空間 未使用空間 適用範囲外 遠心移動 位置矯正 最深点 不調和 マイナス記号
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年4月21日)のものです。
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図面 (17)

課題・解決手段

歯列矯正治療支援するために、正中線大臼歯との関係データを正中線チャートに入力し、第1、第2、第3、第4、第5および第6叢生/間隔(C/S)データを、第1および第2テーブルを有する不調和チャートに入力し、第1および第2テーブルからのデータを予測治療チャートに入力する。第1テーブルは、患者犬歯から正中線領域のみに関連するデータを含み、第2テーブルは、患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し患者の顎の犬歯から正中線領域を含む。第1C/Sデータは犬歯から正中線領域に関連し、第2C/Sデータは双頭歯領域に関連し、第3C/Sデータは大臼歯領域に関連し、第4C/Sデータはスピーの彎曲に関連し、第5C/Sデータは正中線位置に関連し、第6C/Sデータは切歯位置に関連する。

概要

背景

歯列矯正治療は、変位した歯を歯列矯正により正しい位置に移動させることを含む、歯科医術の一分野である。通常、歯列矯正治療を処方する前に、患者の歯および顎構造X線および写真撮影する。また、典型的には、患者の歯のモールドを作成する。このモールドとX線および写真とにより、治療前に患者の歯および歯列弓の配置のモデルが提供される。

歯科矯正医はまた、しばしば、患者の歯および歯列弓の所望の位置の治療後モデルに頼る。この治療後モデルは、典型的には、歯科矯正医の経験および技能に基づいて歯科矯正医の頭の中で組み立てられるメンタルモデルであった。しかしながら、コンピュータによる治療後モデルの開発によりコンピュータプログラムが歯科矯正医を支援することも知られている。そして、歯科矯正医は、患者の歯および/または歯列弓を治療前モデルによって表されるようなそれらの位置から治療後モデルによって表されるような所望の位置まで移動させる治療戦略考案する。

頭部測定分析もまた、歯列矯正診断および治療計画の重要な部分である。これらの頭部測定分析の大部分が、垂直面および水平面における上顎および下顎骨格の関係とともに、切歯の位置および角化を測定する。上顎および下顎に必要な歯の移動の方向および量に関する情報を提供する頭部測定分析はほとんどない。

診断および治療計画プロセスを支援するために追加の歯科情報があることが有用である。この情報には、第1大臼歯犬歯および正中線初期位置と所望の移動が含まれなければならない。図1、図2および図3に示すチャートは、従来、この追加の情報のいくつかを提供するために使用されてきた。図4、図5および図6は、これらのチャートに例示的な患者データのセットを含むものを示す。

図1のチャートを使用して、右側および左側における患者の初期正中線と第1大臼歯との関係を記録する。図4における例示的なデータは、患者の上正中線が左右対称であることと、下正中線が上正中線から右に1mmずれていることと、を示す。図4の大臼歯関係データは、右側における患者の上第1大臼歯と下第1大臼歯との間の4mmのII級偏位と、左側における患者の上第1大臼歯と下第1大臼歯との間の3.5mmのII級偏位と、を示す。

図2のチャートを使用して、下顎歯列弓不調和(discrepancy)を記録する。4つの主な歯列弓要素を使用する。犬歯と正中線との間の叢生緩和に必要な空間(3×3)と、第1大臼歯と正中線との間の叢生の緩和に必要な空間(6×6)と、を各側、すなわち右と左とに対して記録する。また、下切歯の突出または貫入矯正するために必要な空間を、スピー(Spee)の彎曲平らにするために必要な空間と同様に記録する。さらに、正中線の矯正に必要な空間も記録する。最後に、これらの空間要件総計する。

図2のチャートの下方に4つの二次的要素もまた列挙することができる、ということが示唆されている。これらの4つの二次的要素には、隣接面エナメル削除による追加の空間と、下顎歯列弓第1大臼歯の整直または遠心移動による追加の空間と、下犬歯および下後方の歯の頬面整直による追加の空間と、リーウェイスペースまたは「E」スペースによる追加の空間と、がある。頬面整直は、下顎歯列弓(骨でなく歯)を広げることである。リーウェイスペースは、乳犬歯、第1大臼歯および第2大臼歯と対応する永久犬歯、第1小臼歯および第2小臼歯との寸法差である。

図5の例示的なデータは、下顎歯列弓が右側に3mmの叢生を有し、それがすべて右下犬歯に対して近心であることを示す。言い換えれば、右下犬歯と正中線との間に3mmの叢生がある。図5のチャートは、右下側において、第1大臼歯と正中線との間の叢生もまた3mmであることを示し、それは、右下側の叢生がすべて犬歯と正中線との間にあることを意味する。

同様に、下顎歯列弓は左側に1mmだけ叢生を有し、それはすべて左下犬歯に対して近心である。図5のチャートは、左下側において、第1大臼歯と正中線との間の叢生が同様に1mmであることを示し、それは、左下側の叢生がすべて犬歯と正中線との間にあることを意味する。

図5のチャートによって示すように、下切歯の突出(または貫入)を矯正するために、右下側および左下側に2mmの空間が必要である。また、スピーの彎曲を矯正するために右下側および左下側において1mmの空間が必要である。図7に、スピーの彎曲を示す。スピーの彎曲の深さを、その最深点で測定する。理想的には、スピーの彎曲を、平らにする、すなわちゼロ深さを有するようにするべきである。しかしながら、図5および図7の例では、スピーの彎曲が両側において2mm深さである、と想定する。スピーの彎曲の深さを、第2大臼歯の遠心咬頭から中心切歯の切縁まで延在する線から測定する。概して、2mm深さのスピーの彎曲を平らにするためには1mmの空間が必要であると考えられる。このため、図5の例示的なデータは、スピーの彎曲を平らにするために1mmの空間が必要であることを示す。

さらに、図4に関して上述したように、下正中線は、右に1mmずれている。下正中線が右に1mmずれているため、下正中線の矯正には、正中線を左に1mm移動させることができるように、左側に1mmの空間が必要である。言い換えれば、正中線を左へ1mm移動させることにより、右側に1mmの空間が生成される。したがって、右側における生成された1mmの空間を、図5のチャートにおいて+1として示し、左側における1mmの必要な空間を、図5のチャートにおいて−1として示す。

最後に、各領域(3×3および6×6)において空間要件を総計する。したがって、右下側において、叢生を緩和し、下切歯突出を後退させ、スピーの彎曲を平らにするために、犬歯と正中線との間に5mmの空間が必要である。図5のチャートのデータに基づき、この空間要件は6mm(3+2+1)である。しかしながら、正中線を左に1mm移動させることにより右側に1mmの空間が生成されるため、図5のチャートにおいて合計空間要件を−5として記録する。ここで、マイナス記号は、生成された空間ではなく必要な空間を示す。また、必要な空間がすべて3×3領域にあるため、同じ総空間要件を6×6領域に適用する。

同様に、左下側において、叢生を緩和し、下切歯突出を後退させ、スピーの彎曲を平らにし、正中線を矯正するために、犬歯と正中線との間に5mmの空間が必要である。図5のチャートのデータに基づき、この空間要件は5mm(1+2+1+1)である。ここでまた、図5のチャートにおけるマイナス記号は、生成された空間ではなく必要な空間を示す。また、必要な空間のすべてが3×3領域内にあるため、6×6領域に対して同様の要件を適用する。

概して、下歯の正しい位置決めにより下歯が上歯整列すると想定されるため、通常、患者に対して上顎歯列弓不調和チャートを行わない。しかしながら、上顎歯列弓不調和チャートは、外科手術の場合等、歯科矯正医に有用な場合がある。

図4および図5のチャートに示すように、患者データを図1および図2のチャートに挿入すると、予測治療変化を図3のチャートに記録することができる。図4および図5に示す例示的なデータに基づく予測治療を、図6のチャートに示す。予測治療では、抜歯を行わない場合、変位した下切歯を正しい位置に置くことができず、実際には、切歯の位置がより悪くなる可能性がもっとも高い、ということを認められる。下切歯のこれらの位置は許容不可能であると考えられるため、予測治療に上下左右の第1小臼歯の抜歯が含まれる。さらに、これらの抜歯のために、隣接面削除、下顎歯列弓第1大臼歯の整直および/または下犬歯および下部後方の歯の頬面整直を考慮することが不要になる。

4本の第1小臼歯の抜歯により、通常、各象限(右上、左上、右下および左下)において7mmの空間が生成される。これらの空間を、図6のチャートにおいて各象限の(7)として記録する。図5のチャートによって示すように、両側において正中線から犬歯までの総下顎歯列弓不調和が5mmであるため、左下および右下の犬歯を抜歯位置まで後退させることによりこの不調和を矯正することができる。これらの5mmの移動を、図6のチャートにおいて右下および左下象限において遠心を指す矢印とともに5として記録する。

犬歯を遠心に5mm移動した後、抜歯による2mmの余分の空間があるため、下抜歯位置の各々においてその余分の2mmの空間を閉鎖するために、下大臼歯を右下側および左下側において2mm近心に移動させる。これらの2mmの移動を、図6のチャートにおいて右下および左下象限において近心を指す矢印とともに2として記録する。

図4および図5のチャートに示すように、下正中線が右に1mmずれており、したがって下正中線を左に1mm移動させる。この1mmの移動を、図6のチャートにおいて下顎において左を指している矢印とともに1として記録する。

図6のチャートによって示すように、右側における正中線から犬歯までの総上顎歯列弓不調和は9mmであり、左側における正中線から犬歯までの総上顎歯列弓不調和は8.5mmである。これらの不調和の矯正には、右上犬歯を右上抜歯位置に9mm後退させることと、左上犬歯を左上抜歯位置に8.5mm後退させることと、が必要である。これらの9mmおよび8.5mmの移動を、図6のチャートにおいて、右上および左上象限において遠心を指す対応する矢印とともに夫々9および8.5として記録する。

右上象限においてまださらなる2mmの空間が必要であるため、その追加の2mmの空間を生成するために右上大臼歯を2mm遠心に移動させる。同様に、左上象限においてまださらなる1.5mmの空間が必要であるため、その追加の1.5mmの空間を生成するために左上大臼歯を1.5mm遠心に移動させる。これらの2mmおよび1.5mmの移動を、図6のチャートにおいて、右上および左上象限において遠心を指す対応する矢印とともに2として記録する。

図4および図5のチャートに示すように、上正中線の移動は不要である。

概要

歯列矯正治療を支援するために、正中線と大臼歯との関係データを正中線チャートに入力し、第1、第2、第3、第4、第5および第6叢生/間隔(C/S)データを、第1および第2テーブルを有する不調和チャートに入力し、第1および第2テーブルからのデータを予測治療チャートに入力する。第1テーブルは、患者のの犬歯から正中線領域のみに関連するデータを含み、第2テーブルは、患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し患者の顎の犬歯から正中線領域を含む。第1C/Sデータは犬歯から正中線領域に関連し、第2C/Sデータは双頭歯領域に関連し、第3C/Sデータは大臼歯領域に関連し、第4C/Sデータはスピーの彎曲に関連し、第5C/Sデータは正中線位置に関連し、第6C/Sデータは切歯位置に関連する。

目的

これらのチャートは、治療する歯科矯正医には有用な分析ツールを提供する。しかしながら、治療する歯科矯正医に対し、より優れた治療戦略を展開する助けとなる形式で提供することのできるさらなる情報がある。本発明は、このさらなる情報を含む構成に関する。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

歯列矯正治療展開する方法であって、第1叢生間隔データを第1および第2テーブルに記入するステップであって、該第1テーブルが患者犬歯から正中線領域に関連し、該第2テーブルが該患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し、該第1叢生/間隔データが該患者の顎の右および左犬歯から正中線領域に関連するものであるステップと、該第1テーブルではなく該第2テーブルに第2叢生/間隔データを記入するステップであって、該第2叢生/間隔データが該患者の顎の双頭歯領域に関連するものであるステップと、該第1テーブルではなく該第2テーブルに第3叢生/間隔データを記入するステップであって、該第3叢生/間隔データが該患者の顎の大臼歯領域に関連するものであるステップと、該第1および第2テーブルにスピーの彎曲間隔データを記入するステップであって、該スピーの彎曲間隔データが、該患者の顎のスピーの彎曲を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、該第1および第2テーブルに正中線間隔データを記入するステップであって、該正中線間隔データが、該患者の顎における歯の正中線を移動させるために生成されかつ必要な空間に関連するものであるステップと、該第1および第2テーブルに切歯位置データを記入するステップであって、該切歯位置データが、該患者の顎における切歯の位置を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、該第2テーブルではなく該第1テーブルに対し、該第1叢生/間隔データと、該スピーの彎曲間隔データと、該正中線間隔データと、該切歯位置データと、を合計することにより第1総計をもたらすステップと、該第1テーブルではなく該第2テーブルに対し、該第1叢生/間隔データと、該第2叢生/間隔データと、該第3叢生/間隔データと、該スピーの彎曲間隔データと、該正中線間隔データと、該切歯位置データと、を合計することにより第2総計をもたらすステップと、を含む方法。

請求項2

前記第1および第2総計のうちの少なくとも一方に対し他の生成された空間を追加するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記他の生成された空間が、抜歯によって生成された空間を含む、請求項2に記載の方法。

請求項4

前記他の生成された空間が、ストリッピングによって生成された空間を含む、請求項2に記載の方法。

請求項5

前記他の生成された空間が、拡大によって生成された空間を含む、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記他の生成された空間が、遠心移動によって生成された空間を含む、請求項5に記載の方法。

請求項7

前記他の生成された空間が、拡大によって生成された空間を含む、請求項2に記載の方法。

請求項8

前記他の生成された空間が、遠心移動によって生成された空間を含む、請求項7に記載の方法。

請求項9

前記他の生成された空間が、遠心移動によって生成された空間を含む、請求項2に記載の方法。

請求項10

前記他の生成された空間が、ストリッピングによって生成された空間を含む、請求項9に記載の方法。

請求項11

正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに記入するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。

請求項12

前記第1および第2テーブルからのデータを予測治療チャートに記入するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。

請求項13

正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに記入するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。

請求項14

歯列矯正に関連する方法であって、第1叢生/間隔データを第1および第2テーブルに記入するステップであって、該第1テーブルが患者の顎の犬歯から正中線領域にのみ関連するデータを含み、該第2テーブルが該患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し該患者の顎の該犬歯から正中線領域に関連するデータを含み、該第1叢生/間隔データが該患者の顎の犬歯から正中線領域に関連するものであるステップと、該第2テーブルに第2叢生/間隔データを記入するステップであって、該第2叢生/間隔データが該患者の顎の双頭歯領域に関連するものであるステップと、該第2テーブルに第3叢生/間隔データを記入するステップであって、該第3叢生/間隔データが該患者の顎の大臼歯領域に関連するものであるステップと、該第1および第2テーブルにスピーの彎曲間隔データを記入するステップであって、該スピーの彎曲間隔データが、該患者の顎のスピーの彎曲を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、該第1および第2テーブルに正中線間隔データを記入するステップであって、該正中線間隔データが、該患者の顎における歯の正中線を移動させるために生成されかつ必要な空間に関連するものであるステップと、該第1および第2テーブルに切歯位置データを記入するステップであって、該切歯位置データが、該患者の顎における切歯の位置を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、該第1叢生/間隔データと、該スピーの彎曲間隔データと、該正中線間隔データと、該切歯位置データと、を合計することにより第1総計をもたらし、該第1総計を第1初期不調和として該第1テーブルに記入するステップと、該第1叢生/間隔データと、該第2叢生/間隔データと、該第3叢生/間隔データと、該スピーの彎曲間隔データと、該正中線間隔データと、該切歯位置データと、を合計することにより第2総計をもたらし、該第2総計を第2初期不調和として該第2テーブルに記入するステップと、他の生成された空間を該第1および第2テーブルに記入するステップと、該第1総計と該他の生成された空間とを合計することにより第3総計をもたらし、該第3総計を第1残存不調和として該第1テーブルに記入するステップと、該第2総計と該他の生成された空間とを合計することにより第4総計をもたらし、該第4総計を第2残存不調和として該第2テーブルに記入するステップと、を含む方法。

請求項15

前記他の生成された空間が、ストリッピングによって生成された空間を含む、請求項14に記載の方法。

請求項16

前記他の生成された空間が、拡大によって生成された空間を含む、請求項14に記載の方法。

請求項17

前記他の生成された空間が、遠心移動によって生成された空間を含む、請求項14に記載の方法。

請求項18

前記他の生成された空間が、抜歯によって生成された空間を含む、請求項14に記載の方法。

請求項19

正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに追加するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。

請求項20

前記第1および第2テーブルからのデータを予測治療チャートに追加するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。

請求項21

正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに追加するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。

請求項22

歯列矯正に関連する方法であって、正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに記入するステップと、第1および第2テーブルを有する不調和チャートに、第1、第2、第3、第4、第5および第6叢生/間隔データを記入するステップであって、該第1テーブルが患者の顎の犬歯から正中線領域のみに関連するデータを含み、該第2テーブルが、該患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し該患者の顎の該犬歯から正中線領域を含み、該第1叢生/間隔データが、該患者の顎の犬歯から正中線領域に関連し、該第2叢生/間隔データが、該患者の顎の双頭歯領域に関連し、該第3叢生/間隔データが、該患者の顎の大臼歯領域に関連し、該第4叢生/間隔データが、スピーの彎曲に関連し、該第5叢生/間隔データが、正中線位置に関連し、該第6叢生/間隔データが、切歯位置に関連するものであるステップと、該第1および第2テーブルからのデータを予測治療チャートに記入するステップと、を含む方法。

請求項23

前記第1および第2テーブルのデータを合計することにより夫々第1および第2総計をもたらし、該第1総計を第1不調和として該第1テーブルに記入し、該第2総計を第2不調和として該第1テーブルに記入するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。

請求項24

前記第1および第2不調和が、夫々第1および第2初期不調和を含み、他の生成された空間に関連するデータを前記第1および第2テーブルに記入するステップと、該第1初期不調和を該他の生成された空間と合計することにより第1残存不調和をもたらし、該第1残存不調和を該第1テーブルに記入するステップと、該第2初期不調和を該他の生成された空間と合計することにより第2残存不調和をもたらし、該第2残存不調和を該第2テーブルに記入するステップと、をさらに含む、請求項23に記載の方法。

請求項25

前記他の生成された空間が、抜歯によって生成された空間を含む、請求項24に記載の方法。

請求項26

前記他の生成された空間が、ストリッピングによって生成された空間を含む、請求項24に記載の方法。

請求項27

前記他の生成された空間が、拡大によって生成された空間を含む、請求項24に記載の方法。

請求項28

前記他の生成された空間が、遠心移動によって生成された空間を含む、請求項24に記載の方法。

請求項29

大臼歯の抜歯によって生成された空間に関するデータを前記第1および第2テーブルの少なくとも一方に記入するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。

請求項30

歯列矯正に関連する方法であって、叢生/間隔データを第1テーブルに記入するステップであって、該第1テーブルに記入される該叢生/間隔データが、患者の顎の犬歯から正中線領域に関連するものであるステップと、叢生/間隔データを第2テーブルに記入するステップであって、該第2テーブルに記入される該叢生/間隔データが、該患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し、該患者の顎の該犬歯から正中線領域に関連する該叢生/間隔データを含むものであるステップと、該第1および第2テーブルに記入された該叢生/間隔データに基づいて歯列矯正治療を計画するステップと、を含む方法。

請求項31

正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに追加するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。

請求項32

前記計画された歯列矯正治療に関連するデータを予測治療チャートに追加するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。

請求項33

正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに追加するステップをさらに含む、請求項32に記載の方法。

請求項34

前記第1テーブルの前記叢生/間隔データを合計することにより第1総計をもたらし、該第1総計を第1不調和として該第1テーブルに記入するステップと、前記第2テーブルの前記叢生/間隔データを合計することにより第2総計をもたらし、該第2総計を第2不調和として該第2テーブルに記入するステップと、をさらに含む、請求項30に記載の方法。

請求項35

前記第2テーブルの前記叢生/間隔データが、前記患者の顎の双頭歯領域に関連する叢生/間隔データを含む、請求項30に記載の方法。

請求項36

前記第2テーブルの前記叢生/間隔データが、前記患者の顎の大臼歯領域に関連する叢生/間隔データを含む、請求項30に記載の方法。

請求項37

前記第1および第2テーブルの前記叢生/間隔データが、前記患者の顎のスピーの彎曲を矯正するために必要な空間を含む、請求項30に記載の方法。

請求項38

前記第1および第2テーブルの前記叢生/間隔データが、前記患者の顎の歯の正中線を移動させるために生成されかつ必要な空間を含む、請求項30に記載の方法。

請求項39

前記第1および第2テーブルの前記叢生/間隔データが、前記患者の顎の切歯の位置を矯正するために必要な空間を含む、請求項30に記載の方法。

請求項40

前記第1テーブルの前記叢生/間隔データを合計することにより第1総計をもたらし、該第1総計を第1初期不調和として該第1テーブルに記入するステップと、前記第2テーブルの前記叢生/間隔データを合計することにより第2総計をもたらし、該第2総計を第2初期不調和として該第2テーブルに記入するステップと、該第1および第2テーブルに他の生成された空間を記入するステップと、該第1合計と該他の生成された空間とを合計することにより第3総計をもたらし、該第3総計を第1残存不調和として該第1テーブルに記入するステップと、該第2合計と該他の生成された空間とを合計することにより第4総計をもたらし、該第4総計を第2残存不調和として該第2テーブルに記入するステップと、をさらに含む、請求項30に記載の方法。

請求項41

前記他の生成された空間が、抜歯によって生成された空間を含む、請求項40に記載の方法。

請求項42

前記他の生成された空間が、ストリッピングによって生成された空間を含む、請求項40に記載の方法。

請求項43

前記他の生成された空間が、拡大によって生成された空間を含む、請求項40に記載の方法。

請求項44

前記他の生成された空間が、遠心移動によって生成された空間を含む、請求項40に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、患者に対し歯列矯正治療を行う際に有用な方法に関する。

背景技術

0002

歯列矯正治療は、変位した歯を歯列矯正により正しい位置に移動させることを含む、歯科医術の一分野である。通常、歯列矯正治療を処方する前に、患者の歯および顎構造X線および写真撮影する。また、典型的には、患者の歯のモールドを作成する。このモールドとX線および写真とにより、治療前に患者の歯および歯列弓の配置のモデルが提供される。

0003

歯科矯正医はまた、しばしば、患者の歯および歯列弓の所望の位置の治療後モデルに頼る。この治療後モデルは、典型的には、歯科矯正医の経験および技能に基づいて歯科矯正医の頭の中で組み立てられるメンタルモデルであった。しかしながら、コンピュータによる治療後モデルの開発によりコンピュータプログラムが歯科矯正医を支援することも知られている。そして、歯科矯正医は、患者の歯および/または歯列弓を治療前モデルによって表されるようなそれらの位置から治療後モデルによって表されるような所望の位置まで移動させる治療戦略考案する。

0004

頭部測定分析もまた、歯列矯正診断および治療計画の重要な部分である。これらの頭部測定分析の大部分が、垂直面および水平面における上顎および下顎骨格の関係とともに、切歯の位置および角化を測定する。上顎および下顎に必要な歯の移動の方向および量に関する情報を提供する頭部測定分析はほとんどない。

0005

診断および治療計画プロセスを支援するために追加の歯科情報があることが有用である。この情報には、第1大臼歯犬歯および正中線初期位置と所望の移動が含まれなければならない。図1図2および図3に示すチャートは、従来、この追加の情報のいくつかを提供するために使用されてきた。図4図5および図6は、これらのチャートに例示的な患者データのセットを含むものを示す。

0006

図1のチャートを使用して、右側および左側における患者の初期正中線と第1大臼歯との関係を記録する。図4における例示的なデータは、患者の上正中線が左右対称であることと、下正中線が上正中線から右に1mmずれていることと、を示す。図4の大臼歯関係データは、右側における患者の上第1大臼歯と下第1大臼歯との間の4mmのII級偏位と、左側における患者の上第1大臼歯と下第1大臼歯との間の3.5mmのII級偏位と、を示す。

0007

図2のチャートを使用して、下顎歯列弓不調和(discrepancy)を記録する。4つの主な歯列弓要素を使用する。犬歯と正中線との間の叢生緩和に必要な空間(3×3)と、第1大臼歯と正中線との間の叢生の緩和に必要な空間(6×6)と、を各側、すなわち右と左とに対して記録する。また、下切歯の突出または貫入矯正するために必要な空間を、スピー(Spee)の彎曲平らにするために必要な空間と同様に記録する。さらに、正中線の矯正に必要な空間も記録する。最後に、これらの空間要件総計する。

0008

図2のチャートの下方に4つの二次的要素もまた列挙することができる、ということが示唆されている。これらの4つの二次的要素には、隣接面エナメル削除による追加の空間と、下顎歯列弓第1大臼歯の整直または遠心移動による追加の空間と、下犬歯および下後方の歯の頬面整直による追加の空間と、リーウェイスペースまたは「E」スペースによる追加の空間と、がある。頬面整直は、下顎歯列弓(骨でなく歯)を広げることである。リーウェイスペースは、乳犬歯、第1大臼歯および第2大臼歯と対応する永久犬歯、第1小臼歯および第2小臼歯との寸法差である。

0009

図5の例示的なデータは、下顎歯列弓が右側に3mmの叢生を有し、それがすべて右下犬歯に対して近心であることを示す。言い換えれば、右下犬歯と正中線との間に3mmの叢生がある。図5のチャートは、右下側において、第1大臼歯と正中線との間の叢生もまた3mmであることを示し、それは、右下側の叢生がすべて犬歯と正中線との間にあることを意味する。

0010

同様に、下顎歯列弓は左側に1mmだけ叢生を有し、それはすべて左下犬歯に対して近心である。図5のチャートは、左下側において、第1大臼歯と正中線との間の叢生が同様に1mmであることを示し、それは、左下側の叢生がすべて犬歯と正中線との間にあることを意味する。

0011

図5のチャートによって示すように、下切歯の突出(または貫入)を矯正するために、右下側および左下側に2mmの空間が必要である。また、スピーの彎曲を矯正するために右下側および左下側において1mmの空間が必要である。図7に、スピーの彎曲を示す。スピーの彎曲の深さを、その最深点で測定する。理想的には、スピーの彎曲を、平らにする、すなわちゼロ深さを有するようにするべきである。しかしながら、図5および図7の例では、スピーの彎曲が両側において2mm深さである、と想定する。スピーの彎曲の深さを、第2大臼歯の遠心咬頭から中心切歯の切縁まで延在する線から測定する。概して、2mm深さのスピーの彎曲を平らにするためには1mmの空間が必要であると考えられる。このため、図5の例示的なデータは、スピーの彎曲を平らにするために1mmの空間が必要であることを示す。

0012

さらに、図4に関して上述したように、下正中線は、右に1mmずれている。下正中線が右に1mmずれているため、下正中線の矯正には、正中線を左に1mm移動させることができるように、左側に1mmの空間が必要である。言い換えれば、正中線を左へ1mm移動させることにより、右側に1mmの空間が生成される。したがって、右側における生成された1mmの空間を、図5のチャートにおいて+1として示し、左側における1mmの必要な空間を、図5のチャートにおいて−1として示す。

0013

最後に、各領域(3×3および6×6)において空間要件を総計する。したがって、右下側において、叢生を緩和し、下切歯突出を後退させ、スピーの彎曲を平らにするために、犬歯と正中線との間に5mmの空間が必要である。図5のチャートのデータに基づき、この空間要件は6mm(3+2+1)である。しかしながら、正中線を左に1mm移動させることにより右側に1mmの空間が生成されるため、図5のチャートにおいて合計空間要件を−5として記録する。ここで、マイナス記号は、生成された空間ではなく必要な空間を示す。また、必要な空間がすべて3×3領域にあるため、同じ総空間要件を6×6領域に適用する。

0014

同様に、左下側において、叢生を緩和し、下切歯突出を後退させ、スピーの彎曲を平らにし、正中線を矯正するために、犬歯と正中線との間に5mmの空間が必要である。図5のチャートのデータに基づき、この空間要件は5mm(1+2+1+1)である。ここでまた、図5のチャートにおけるマイナス記号は、生成された空間ではなく必要な空間を示す。また、必要な空間のすべてが3×3領域内にあるため、6×6領域に対して同様の要件を適用する。

0015

概して、下歯の正しい位置決めにより下歯が上歯整列すると想定されるため、通常、患者に対して上顎歯列弓不調和チャートを行わない。しかしながら、上顎歯列弓不調和チャートは、外科手術の場合等、歯科矯正医に有用な場合がある。

0016

図4および図5のチャートに示すように、患者データを図1および図2のチャートに挿入すると、予測治療変化を図3のチャートに記録することができる。図4および図5に示す例示的なデータに基づく予測治療を、図6のチャートに示す。予測治療では、抜歯を行わない場合、変位した下切歯を正しい位置に置くことができず、実際には、切歯の位置がより悪くなる可能性がもっとも高い、ということを認められる。下切歯のこれらの位置は許容不可能であると考えられるため、予測治療に上下左右の第1小臼歯の抜歯が含まれる。さらに、これらの抜歯のために、隣接面削除、下顎歯列弓第1大臼歯の整直および/または下犬歯および下部後方の歯の頬面整直を考慮することが不要になる。

0017

4本の第1小臼歯の抜歯により、通常、各象限(右上、左上、右下および左下)において7mmの空間が生成される。これらの空間を、図6のチャートにおいて各象限の(7)として記録する。図5のチャートによって示すように、両側において正中線から犬歯までの総下顎歯列弓不調和が5mmであるため、左下および右下の犬歯を抜歯位置まで後退させることによりこの不調和を矯正することができる。これらの5mmの移動を、図6のチャートにおいて右下および左下象限において遠心を指す矢印とともに5として記録する。

0018

犬歯を遠心に5mm移動した後、抜歯による2mmの余分の空間があるため、下抜歯位置の各々においてその余分の2mmの空間を閉鎖するために、下大臼歯を右下側および左下側において2mm近心に移動させる。これらの2mmの移動を、図6のチャートにおいて右下および左下象限において近心を指す矢印とともに2として記録する。

0019

図4および図5のチャートに示すように、下正中線が右に1mmずれており、したがって下正中線を左に1mm移動させる。この1mmの移動を、図6のチャートにおいて下顎において左を指している矢印とともに1として記録する。

0020

図6のチャートによって示すように、右側における正中線から犬歯までの総上顎歯列弓不調和は9mmであり、左側における正中線から犬歯までの総上顎歯列弓不調和は8.5mmである。これらの不調和の矯正には、右上犬歯を右上抜歯位置に9mm後退させることと、左上犬歯を左上抜歯位置に8.5mm後退させることと、が必要である。これらの9mmおよび8.5mmの移動を、図6のチャートにおいて、右上および左上象限において遠心を指す対応する矢印とともに夫々9および8.5として記録する。

0021

右上象限においてまださらなる2mmの空間が必要であるため、その追加の2mmの空間を生成するために右上大臼歯を2mm遠心に移動させる。同様に、左上象限においてまださらなる1.5mmの空間が必要であるため、その追加の1.5mmの空間を生成するために左上大臼歯を1.5mm遠心に移動させる。これらの2mmおよび1.5mmの移動を、図6のチャートにおいて、右上および左上象限において遠心を指す対応する矢印とともに2として記録する。

0022

図4および図5のチャートに示すように、上正中線の移動は不要である。

発明が解決しようとする課題

0023

これらのチャートは、治療する歯科矯正医には有用な分析ツールを提供する。しかしながら、治療する歯科矯正医に対し、より優れた治療戦略を展開する助けとなる形式で提供することのできるさらなる情報がある。本発明は、このさらなる情報を含む構成に関する。

課題を解決するための手段

0024

本発明の一態様によれば、歯列矯正治療を展開する方法は、以下を含む。すなわち、第1叢生/間隔データを第1および第2テーブルに記入するステップであって、第1テーブルが患者のの犬歯から正中線領域に関連し、第2テーブルが患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し、第1叢生/間隔データが患者の顎の右および左犬歯から正中線領域に関連するものであるステップと、第1テーブルではなく第2テーブルに第2叢生/間隔データを記入するステップであって、第2叢生/間隔データが患者の顎の双頭歯領域に関連するものであるステップと、第1テーブルではなく第2テーブルに第3叢生/間隔データを記入するステップであって、第3叢生/間隔データが患者の顎の大臼歯領域に関連するものであるステップと、第1および第2テーブルにスピーの彎曲間隔データを記入するステップであって、スピーの彎曲間隔データが、患者の顎のスピーの彎曲を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、第1および第2テーブルに正中線間隔データを記入するステップであって、正中線間隔データが、患者の顎における歯の正中線を移動させるために生成されかつ必要な空間に関連するものであるステップと、第1および第2テーブルに切歯位置データを記入するステップであって、切歯位置データが、患者の顎における切歯の位置を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、第2テーブルではなく第1テーブルに対し、第1叢生/間隔データと、スピーの彎曲間隔データと、正中線間隔データと、切歯位置データと、を合計することにより第1総計をもたらすステップと、第1テーブルではなく第2テーブルに対し、第1叢生/間隔データと、第2叢生/間隔データと、第3叢生/間隔データと、スピーの彎曲間隔データと、正中線間隔データと、切歯位置データと、を合計することにより第2総計をもたらすステップと、である。

0025

本発明の別の態様によれば、歯列矯正に関連する方法は、以下を含む。すなわち、第1叢生/間隔データを第1および第2テーブルに記入するステップであって、第1テーブルが患者の顎の犬歯から正中線領域にのみ関連するデータを含み、第2テーブルが患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し患者の顎の犬歯から正中線領域に関連するデータを含み、第1叢生/間隔データが患者の顎の犬歯から正中線領域に関連するものであるステップと、第2テーブルに第2叢生/間隔データを記入するステップであって、第2叢生/間隔データが患者の顎の双頭歯領域に関連するものであるステップと、第2テーブルに第3叢生/間隔データを記入するステップであって、第3叢生/間隔データが患者の顎の大臼歯領域に関連するものであるステップと、第1および第2テーブルにスピーの彎曲間隔データを記入するステップであって、スピーの彎曲間隔データが、患者の顎のスピーの彎曲を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、第1および第2テーブルに正中線間隔データを記入するステップであって、正中線間隔データが、患者の顎における歯の正中線を移動させるために生成されかつ必要な空間に関連するものであるステップと、第1および第2テーブルに切歯位置データを記入するステップであって、切歯位置データが、患者の顎における切歯の位置を矯正するために必要な空間に関連するものであるステップと、第1叢生/間隔データと、スピーの彎曲間隔データと、正中線間隔データと、切歯位置データと、を合計することにより第1総計をもたらし、第1総計を第1初期不調和として第1テーブルに記入するステップと、第1叢生/間隔データと、第2叢生/間隔データと、第3叢生/間隔データと、スピーの彎曲間隔データと、正中線間隔データと、切歯位置データと、を合計することにより第2総計をもたらし、第2総計を第2初期不調和として第2テーブルに記入するステップと、他の生成された空間を第1および第2テーブルに記入するステップと、第1総計と他の生成された空間とを合計することにより第3総計をもたらし、第3総計を第1残存不調和として第1テーブルに記入するステップと、第2総計と他の生成された空間とを合計することにより第4総計をもたらし、第4総計を第2残存不調和として第2テーブルに記入するステップと、である。

0026

本発明のさらに別の態様では、歯列矯正に関連する方法は、以下を含む。すなわち、正中線と大臼歯との関係を正中線チャートに記入するステップと、第1および第2テーブルを有する不調和チャートに、第1、第2、第3、第4、第5および第6叢生/間隔データを記入するステップであって、第1テーブルが患者の顎の犬歯から正中線領域のみに関連するデータを含み、第2テーブルが、患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し患者の顎の犬歯から正中線領域を含み、第1叢生/間隔データが、患者の顎の犬歯から正中線領域に関連し、第2叢生/間隔データが、患者の顎の双頭歯領域に関連し、第3叢生/間隔データが、患者の顎の大臼歯領域に関連し、第4叢生/間隔データが、スピーの彎曲に関連し、第5叢生/間隔データが、正中線位置に関連し、第6叢生/間隔データが、切歯位置に関連するものであるステップと、第1および第2テーブルからのデータを予測治療チャートに記入するステップと、である。

0027

本発明のさらに別の態様では、歯列矯正に関連する方法は、以下を含む。すなわち、叢生/間隔データを第1テーブルに記入するステップであって、第1テーブルに記入される叢生/間隔データが、患者の顎の犬歯から正中線領域に関連するものであるステップと、叢生/間隔データを第2テーブルに記入するステップであって、第2テーブルに記入される叢生/間隔データが、患者の顎の第2大臼歯から正中線領域に関連し、患者の顎の犬歯から正中線領域に関連する叢生/間隔データを含むものであるステップと、第1および第2テーブルに記入された叢生/間隔データに基づいて歯列矯正治療を計画するステップと、である。

0028

本発明のさらなる態様を、特許請求の範囲の特徴によって定義する。

0029

これらおよび他の特徴および利点は、図面を考慮して本発明の詳細な考察からより明らかとなろう。

発明を実施するための最良の形態

0030

図8のチャートを使用して、右側および左側における患者の初期正中線と第1大臼歯との関係を記録する。図11の例示的なデータは、患者の上正中線が左右対称であることと、下正中線が上正中線から右に2mmずれていることと、を示す。図11の大臼歯関係データは、右および左側において患者の上第1大臼歯と下第1大臼歯との間の3mmのII級偏位を示す。図8のチャートに基づき、患者のいかなるオーバージェットオーバーバイトおよびクロスバイトを記録してもよい。

0031

図9に、3×3および7×7のテーブルを有するチャートを示し、それを用いて下顎歯列弓不調和を記録する。3×3チャートは、右犬歯と正中線との間と左犬歯と正中線との間との領域をカバーする。7×7チャートは、右第2大臼歯と正中線との間と左第2大臼歯と正中線との間との領域をカバーする。右犬歯と正中線との間と左犬歯と正中線との間との叢生の緩和に必要な空間(3×3)を、3×3テーブルと7×7テーブルとの両方に記録する。右小臼歯(双頭歯)と左小臼歯との叢生の緩和に必要な空間は、7×7テーブルのみに記録する。右大臼歯と左大臼歯との叢生の緩和に必要な空間もまた、7×7テーブルのみに記録する。このように、小臼歯と大臼歯との叢生の緩和に必要な空間は、3×3テーブルには記録されない。これは、3×3テーブルは歯列弓のこれらの領域をカバーしないためである。スピーの彎曲を平らにするために必要な空間もまた、図9のテーブルの両方に記録する。さらに、下切歯の突出または貫入を矯正するために必要な空間を、図9のテーブルの両方に記録する。これらの不調和を総計し、その総計を初期不調和として両テーブルに記録する。

0032

上述したように、図9のチャートを使用して、叢生を緩和し、スピーの彎曲の矯正を可能にし、切歯位置の矯正を可能にするための空間要件を記入する。しかしながら、顎の一方の側または両側において空間が存在する場合がありまたは空間を生成してもよい。たとえば、下正中線が移動した場合、顎の一方の側に空間が生成され、この生成された空間を図12のデータによって示すように図9のチャートに記録する。また、叢生ではなく、歯列弓の犬歯から正中線、小臼歯および/または大臼歯領域に空間が存在する可能性もある。そうである場合、これらの既存の空間を、図9のチャートに正の数として記入する。

0033

さらに、空間要件を満たすために他の空間を生成することができ、図9のチャートにより、かかる他の生成された空間の記入が可能になる。このため、図9に示すように、チャートは、隣接面削除(エナメルのストリッピング)のため、下顎歯列弓拡大(広げること)のため、下大臼歯の遠心移動(下大臼歯の顎の後方への移動)のため、および抜歯のための項目を含む。生成された総空間と総空間要件との差を、図9のチャートの両テーブルに残存不調和として記入する。

0034

図12の3×3テーブルのC/S3×3行の例示的なデータは、下顎歯列弓が右側に5mmの叢生を有することを示す。この叢生は、右下犬歯に対して近心である。右下犬歯と正中線との間のこの5mmの叢生はまた、図12の7×7テーブルの同じ行に記入する。同様に、下顎歯列弓は、左側に1mmのみの叢生を有する。この叢生は、同様に左下犬歯に対して近心である。右下犬歯と正中線との間のこの1mmの叢生を、図12の3×3および7×7テーブルのC/S3×3行に記入する。

0035

図12に示す7×7テーブルのC/S双頭歯/E行の例示的なデータは、下顎歯列弓が、右下象限の双頭歯領域の1.5mmの使用可能な空間を有することを示す。この1.5mmの使用可能な空間を、図12の7×7テーブルに正の数として記入する。同様に、例示的なデータは、下顎歯列弓が、左下象限の双頭歯領域に1.5mmの使用可能な空間を有することを示す。この1.5mmの使用可能な空間もまた、図12の7×7テーブルに正の数として記入する。小臼歯領域のこれらの使用可能な空間は、3×3テーブルの適用範囲外であるため、3×3テーブルには記入しない。

0036

図12の3×3テーブルのC/S大臼歯行の例示的なデータは、さらに、下顎歯列弓が叢生を緩和するために右下象限の大臼歯領域に1.5mmの空間を必要とする、ということを示す。この1.5mmの必要な空間を、図12の7×7テーブルに負の数として記入する。同様に、例示的なデータは、下顎歯列弓が、叢生を緩和するために左下象限の大臼歯領域に1.5mmの空間を必要とすることを示す。この1.5mmの必要な空間もまた、図12の7×7テーブルに負の数として記入する。大臼歯領域のこれらの必要な空間は、3×3テーブルの適用範囲外であるため3×3テーブルには記入しない。

0037

図12のチャートにおいてスピーの彎曲行によって示すように、スピーの彎曲を矯正するためには、右下側および左下側において0.5mmの空間が必要である。この必要な空間を、図12の3×3および7×7テーブルの両方に記入する。さらに、図11に関連して上述したように、下正中線が歯科的に右へ2mmずれている。下正中線が歯科的に右に2mmずれているため、下正中線の矯正には、正中線を左に2mm移動させることができるように左側に2mmの空間が必要である。正中線を左に2mm移動させる結果、右側に2mmの空間が生成される。したがって、右側における2mmの生成された空間を、図12のチャートの正中線行において正の数として示し、左側における2mmの必要な空間を、図12のチャートの正中線行において負の数として示す。最後に、下切歯の位置を矯正するために、右下側および左下側において2mmの空間が必要である。この2mmの必要な空間を、図12の3×3および7×7テーブルの切歯位置行に負の数として記入する。

0038

これらの空間要件を初期不調和として各領域(3×3および7×7)において総計する。このように、図12の3×3テーブルにおいて、叢生を緩和するため、下切歯の位置を矯正するため、およびスピーの彎曲を平らにするため、右下側における犬歯と正中線との間に7.5mmの空間が必要である。しかしながら、下正中線を左に移動する場合に2mmの空間が生成されるため、右側における総空間要件は5.5mmであり、それを図12の3×3テーブルのR列において初期不調和として記入する。同様に、左下側において、犬歯と正中線との間の叢生を緩和するため、下切歯の位置を矯正するため、スピーの彎曲を平らにするため、および正中線を矯正するため、5.5mmの空間が必要である。この総空間要件を、図12の3×3テーブルのL列において初期不調和として記入する。

0039

図12の7×7テーブルにおいて、叢生を緩和するため、下切歯の位置を矯正するため、およびスピーの彎曲を平らにするために、右下側に9mmの空間が必要である。しかしながら、下正中線を左に移動した場合に2mmの空間が生成されるため、および双頭歯領域において1.5mmの空間が使用可能であるため、総空間要件は5.5mmであり、それを図12に示す7×7テーブルのR列において初期不調和として記入する。同様に、左下側において、叢生を緩和するため、下切歯の位置を矯正するため、スピーの彎曲を平らにするため、および正中線を矯正するために、7mmの空間が必要である。しかしながら、双頭歯領域において1.5mmの空間が使用可能であるため、総空間要件は5.5mmであり、それを図12に示す7×7テーブルのL列に初期不調和として記入する。

0040

図12の3×3および7×7テーブルにおける例示的なデータが示すように、隣接面削除、下顎歯列弓拡大および遠心移動によって生成される空間は予期していない。しかしながら、大臼歯または小臼歯領域における抜歯のために、7mmの空間が生成される。したがって、右下および左下象限における3×3領域の残存不調和は初期不調和と同じであるが、右下および左下象限における7×7領域の残存不調和は1.5mm(正の数)であり、それは、抜歯によって生成される7mmの空間が、5.5mmの必要な空間を補うだけに留まらないことを示す。

0041

図12に示すものに類似するチャートを、外科手術の場合等、上顎歯列弓に対して完成することができる。

0042

図11および図12のチャートによって示すように、患者データを図8および図9のチャートに挿入すると、図10のチャートにおいて予測治療変化を記録することができる。この記録されたデータを図13に示す。これは、図10の複製であるが、予測治療変化に関連する患者データを含む。図11および図12に示す例示的なデータに基づく予測治療は、上下左右の象限における抜歯を含む。これらの抜歯により、右上および左上象限に7mmの空間が生成され右下および左下象限において7mmの空間が生成される。上の抜歯を、図13のチャートにおいて右上および左上象限に(7)として記録する。下の抜歯もまた、図13のチャートに記録する。しかしながら、下顎歯列弓はまた右下および左下双頭歯領域において1.5mmのリーウェイ(E)スペースを取得するため、下の抜歯(7)によって生成される空間を、下双頭歯の領域においてリーウェイスペース(1.5)に加算し、その総計を右下および左下象限において(8.5)として記録する。

0043

右下象限において生成される10.5mmの空間(すなわち、抜歯による7mm+正中線を左に移動することによってもたらされる2mm+双頭歯領域におけるリーウェイスペースの1.5mm)により、右下象限の歯を正しく配置することができる。右下象限におけるこの矯正では、犬歯と正中線との間の叢生を緩和するために5mmの空間を使用し、スピーの彎曲を平らにするために0.5mmの空間を使用し、大臼歯領域の叢生を緩和するために1.5mmの空間を使用し、切歯位置矯正のために2mmの空間を使用する。この矯正により、1.5mmの未使用空間が残る。結果として、右下象限における後方の大臼歯を前方に(近心に)移動させることによりこの未使用空間を埋める。

0044

図13のチャートへの記入により、正中線の2mm移動と右下象限における犬歯と正中線との間の歯の正味5.5mmの遠心移動とが示される。図13のチャートはまた、右下象限における8.5mmの使用可能空間も示す。遠心歯移動の正味5.5mmと使用可能空間の8.5mmとの差(3mm)を、図13のチャートにおいて右下象限の大臼歯領域で近心に正味3mmとして記録する。

0045

左下象限において生成される10mmの空間(すなわち、抜歯による7mm+双頭歯領域におけるリーウェイスペースの1.5mm)により、左下象限の歯を正しく配置することができる。右下象限におけるこの矯正は、犬歯と正中線との間の叢生を緩和するために1mmの空間を使用し、スピーの彎曲を平らにするために0.5mmの空間を使用し、大臼歯領域において叢生を緩和するために1.5mmの空間を使用し、正中線矯正のために2mmの空間を使用し、切歯位置矯正のために2mmの空間を使用する。この矯正により、1.5mmの未使用空間が残る。結果として、左下象限の後方の大臼歯を前方に移動させることにより、この未使用空間を埋める。

0046

図13のチャートに対する記入により、正中線の2mmの移動と、左下象限における犬歯と正中線との間の正味5.5mmの歯の移動とが示される。図13のチャートはまた、左下象限における8.5mmの使用可能空間も示す。遠心歯移動の5.5mmと使用可能空間の8.5mmとの間の差(3mm)を、図13のチャートにおいて左下象限の大臼歯領域で近心に正味3mmとして記録する。

0047

右上象限において抜歯により生成される7mmの空間により、右上象限の歯を正しく配置することができる。右上象限におけるこの矯正は、犬歯と正中線との間の叢生を緩和するために7mmの空間すべてを使用する。同様に、左上象限において抜歯から生成される7mmの空間により、左上象限の歯を正しく配値することができる。左上象限におけるこの矯正は、犬歯と正中線との間の叢生を緩和するために7mmの空間すべてを使用する。

0048

図13のチャートに対する記入により、右上象限における犬歯と正中線との間の歯の正味7mmの移動と、左上象限における犬歯と正中線との間の歯の正味7mmの移動と、が示される。

0049

図14A図14Cにおいてフローチャートによって示しコンピュータが実行するコンピュータプログラム100を使用して、本発明を実施してもよい。プログラム100の開始時、ブロック102は、ユーザに対し、3×3叢生を負の数としてまたは3×3使用可能間隔を正の数として入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック104は、このデータが歯列弓不調和チャート(図9)のC/S3×3行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック104は、図12に示すように、3×3および7×7テーブルのR列に−5を挿入しL列に−1を挿入する。

0050

ブロック106は、ユーザに対し、双頭歯領域に対し負の数として叢生を入力するか正の数として使用可能空間を入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック108は、このデータが歯列弓不調和チャートのC/S双頭歯/E行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック108は、図12に示すように7×7テーブルのRおよびL列に1.5を挿入する。

0051

ブロック110は、ユーザに対し、大臼歯領域に対して負の数として叢生を入力するか正の数として使用可能空間を入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック112は、このデータが歯列弓不調和チャートのC/S大臼歯行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック112は、図12に示すように、7×7テーブルのRおよびL列に−1.5を挿入する。

0052

ブロック114は、ユーザに対し、スピーの彎曲の任意の矯正に対して負の数として叢生を入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック116は、このデータが歯列弓不調和チャートのスピーの彎曲行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック116は、図12に示すように、3×3テーブルと7×7テーブルとのRおよびL列に−0,5を挿入する。

0053

ブロック118は、ユーザに対し、負の数として叢生を入力するか正の数として正中線偏位の矯正からもたらされる使用可能空間を入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック120は、このデータが歯列弓不調和チャートの正中線行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック120は、すべて図12に示すように、3×3テーブルと7×7テーブルとのR列に2を挿入し、3×3テーブルと7×7テーブルとのL列に−2を挿入する。ブロック120はまた、正中線チャート(図8)に正中線偏位を挿入する。したがって、図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック120は、図11に示すように正中線偏位に対して2を挿入する。

0054

ブロック122は、ユーザに対し、負の数として切歯位置の矯正によってもたらされる叢生を入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック124は、このデータが歯列弓不調和チャートの切歯位置に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック124は、図12に示すように、3×3テーブルと7×7テーブルとのRおよびL列に−2を挿入する。

0055

ブロック126は、ここまでに論考したRおよびL列への入力を総計(合計)し、これらの総計を初期不調和として歯列弓不調和チャートの初期不調和行に入力する。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック126は、図12に示すように、3×3テーブルと7×7テーブルとのRおよびL列に−5.5を挿入する。

0056

ブロック128は、ユーザに対し、ストリッピング、拡大および遠心移動が予測治療において企図されると想定して、ストリッピング、拡大および遠心移動によって生成される空間を正の数として入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック130は、ストリッピングデータが歯列弓不調和チャートのストリッピング行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック130は、図12に示すように、3×3テーブルと7×7テーブルとのRおよびL列に0を挿入する。ブロック130はまた、拡大データが歯列弓不調和チャートの拡大行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック130は、図12に示すように、3×3テーブルと7×7テーブルとのRおよびL列に0を挿入する。ブロック130はさらに、遠心移動データが歯列弓不調和チャートの遠心移動行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック130は、図12に示すように、7×7テーブルのRおよびL列に0を挿入する。

0057

ブロック132は、ユーザに対し、抜歯が予測治療において企図されると想定して、抜歯によってもたらされる使用可能空間を入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック134は、このデータが歯列弓不調和チャートの抜歯行に挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック134は、図12に示すように、7×7テーブルのRおよびL列に7を挿入する。

0058

ブロック136は、初期不調和をストリッピング、拡大、遠心移動および抜歯によって生成される他の空間と総計(合計)し、これらの総計を残存不調和として歯列弓不調和チャートの残存不調和行に挿入する。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック136は、図12に示すように、3×3テーブルのRおよびL列に−5.5を挿入し、7×7テーブルのRおよびL列に1.5を挿入する。

0059

ブロック138は、図10のチャートに予測治療を挿入する。このため、下顎歯列弓の場合、ブロック138は、図10のチャートに正中線の移動と、抜歯(ある場合は)によって生成される空間と、犬歯から正中線領域における歯の移動と、大臼歯領域における歯の移動と、を挿入する。図11図13の例示的なデータを使用して、および図13に示すように、ブロック138は、正中線移動を示すために−2を挿入し、右側および左側での犬歯から正中線領域における歯の5.5mm遠心移動を挿入し、右側および左側での大臼歯領域における歯の3mm近心移動を挿入し、8.5mmの結合された抜歯およびリーウェイスペースを挿入する。

0060

下顎歯列弓の場合、ブロック138は、図10のチャートに、正中線の移動と、抜歯(ある場合)によって生成される空間と、犬歯から正中線領域における歯の移動と、大臼歯領域における歯の移動と、を挿入する。図11図13の例示的なデータを使用して、および図13に示すように、ブロック138は、上正中線移動を示すために0を挿入し、右側および左側での犬歯から正中線領域における歯の7mmの遠心移動を挿入し、右側および左側での大臼歯領域における歯の0mm移動を挿入し、7mmの抜歯スペースを挿入する。

0061

ブロック140は、ユーザに対し、右側および左側での患者の上第1大臼歯と下第1大臼歯との偏位を示す大臼歯関係を入力するように促す。このデータが入力されると、ブロック142は、このデータが正中線チャートに挿入されるようにする。図11図13の例示的なデータを使用して、ブロック142は、図11に示すように、右および左の大臼歯関係に対し3を挿入する。

0062

ブロック144は、完了したチャートがモニタにおいてユーザに表示されるようにする。代替的に、またはさらに、ブロック140は、完了したチャートがユーザに対してプリントされるようにする。これらのチャートの情報の提示により、歯科矯正医は患者をより効果的に治療することができる。

0063

本発明のいくつかの変更態様を上述した。本発明の技術分野における当業者には、他の変更態様が思いつくであろう。たとえば、ユーザに対してあるデータを入力するように促すために、様々なコンピュータプロンプトについて上述した。典型的には、これらのプロンプトは、適当な表示画面によって提供される。しかしながら、音声プロンプトおよび他のタイプのプロンプトを使用してもよい。

0064

さらに、ブロック138は、上述したように、図10のチャートに予測治療を自動的に挿入する。しかしながら、代りに、ブロック138を、ユーザに対して予測治療を図10のチャートに手動で入力するようにおよび/または図10のチャートに自動的におよび/または手動で入力された予測治療を編集するように、促すよう構成することができる。

0065

したがって、本発明の説明は、単に例示として解釈されるべきであり、当業者に対して本発明を実行する最良の形態を教示する目的のものである。本発明の精神から実質的に逸脱することなく詳細を変更してもよく、併記の特許請求の範囲の適用範囲内にあるすべての変更態様の排他的な使用が確保される。

図面の簡単な説明

0066

患者の初期正中線と第1大臼歯との関係を記録するために使用してもよい既知ブランクチャートを示す。
下顎歯列弓不調和を記録するために使用することができる既知のブランクチャートを示す。
患者に対して予測治療変化を記録するために使用することができる既知のブランクチャートを示す。
図1のチャートに記録された患者に対する例示的なデータを示す。
図2のチャートに記録された患者に対する例示的なデータを示す。
図3のチャートに記録され図4および図5に示す例示的なデータに基づく、患者に対する予測治療変化を示す。
スピーの彎曲を理解するために有用な図である。
本発明により患者の初期正中線と第1大臼歯との関係を記録するために使用してもよいブランクチャートを示す。
本発明により下顎歯列弓不調和を記録するために使用してもよいブランクチャートを示す。
本発明により患者に対する予測治療変化を記録するために使用してもよいブランクチャートを示す。
図8のチャートに記録された患者に対する例示的なデータを示す。
図9のチャートに記録された患者に対する例示的なデータを示す。
図10のチャートに記録され図11および図12に示す例示的なデータに基づく、患者に対する予測治療変化を示す。
本発明を実行するためにコンピュータが実施してもよいプログラムを表すフローチャートを示す。
本発明を実行するためにコンピュータが実施してもよいプログラムを表すフローチャートを示す。
本発明を実行するためにコンピュータが実施してもよいプログラムを表すフローチャートを示す。

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