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技術 ローラコンベヤ

出願人 オークラ輸送機株式会社
発明者 武田雅人丸岡洋介
出願日 2004年6月8日 (15年1ヶ月経過) 出願番号 2004-170428
公開日 2005年12月22日 (13年7ヶ月経過) 公開番号 2005-350171
状態 拒絶査定
技術分野 ローラコンベヤ搬送用ローラ
主要キーワード 反発磁力 磁気車 磁石車 駆動コンベヤ 距離寸法 継部材 駆動用磁石 コンベヤフレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年12月22日)のものです。
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図面 (9)

課題

構造が簡単なローラコンベアを提供する。

解決手段

駆動モータによる駆動用磁石22の回転で搬送下流側伝達用磁石14を回転する。伝達用磁石14と搬送用磁石11との間の磁気的な引力で伝達用磁石14および搬送用磁石11のS極帯12とN極帯13とが最も近接した状態で磁気的に引き合う。搬送用磁石11が伝達用磁石14の回転方向の逆向きに回転する。一つの伝達用磁石14を回転させるだけで各搬送用磁石11を回転できる。搬送用磁石11を同一方向に回転できる。搬送用磁石11の回転で各搬送ローラを搬送方向Fに回転できる。

概要

背景

従来、電磁的な引力あるいは反発力を利用した駆動装置としては、周方向に向けてN極およびS極とが交互に形成された外周面を有する円筒状の第1磁性体を備えている。そして、外周面にN極およびS極が交互に螺旋状に形成された円筒状の第2磁性体の回転軸方向を、第1磁性体の回転軸方向に直交させた状態で、この第1磁性体の下方に非接触な状態で第2磁性体が回転可能に取り付けられている。この第2磁性体の外周面に形成されているN極およびS極は、第1磁性体の外周面に形成されたN極およびS極のピッチに対応した螺旋ピッチで設けられている。

そして、この第2磁性体を回転させることにより、この第2磁性体の外周面に設けられているN極およびS極と、第1磁性体の外周面に設けられているN極およびS極との間の磁気的な引力および反発力、すなわちこれら第1磁性体と第2磁性体とのN極とS極とが最も近接した状態で引き合う状態を維持しようとする作用によって、この第2磁性体の回転に伴って第1回転体が回転する構成が記載されている(例えば、特許文献1参照。)。

ところが、この駆動装置では、第1磁性体の回転軸と第2磁性体の回転軸とを直交させており、これら第1磁性体と第2磁性体とが最も近接した状態で引き合う状態を維持しようとする場合であっても、第2磁性体の外周面にN極およびS極が螺旋状に形成されている。このため、これら第1磁性体と第2磁性体との間でわずかな反発力が発生してしまうから、この反発力によって第2磁性体の回転に伴う第1磁性体の回転力が劣ってしまう。さらに、第2磁性体の外周面にN極およびS極を螺旋状に形成させているため、この第2磁性体の構造が複雑である。

そこで、この種の駆動装置としての磁気ギアとしては、周方向に向けてN極およびS極が交互に等間隔に形成された外周面を有する第1の磁気ギアを備えている。この第1の磁気ギアの外周面に形成されているN極およびS極に対応させて周方向に向けてN極およびS極とが交互に等間隔に形成された外周面を有する第2の磁気ギアの回転軸を、第1の磁気ギアの回転軸と平行にした状態で、これら第1の磁気ギアの外周面と第2の磁気ギアの外周面とを対向させて取り付けられた構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。

ところが、この磁気ギアでは、第1の磁気ギアの外周面と第2の磁気ギアの外周面とを非接触な状態で対向させて取り付けられている。このため、この第1の磁気ギアの外周面に形成されているN極およびS極と、第2の磁気ギアの外周面に形成されているN極およびS極との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、第1の磁気ギアの回転方向とは逆の方向に第2の磁気ギアが回転してしまう。

そこで、この種の磁気ギアを用いたコンベヤとしては、搬送物の搬送方向に向けて並設された複数のローラに、周方向に向けてN極とS極とが交互に形成された外周面を備えた複数の従動磁気車がそれぞれ取り付けられている。これら従動磁気車の下方には、各従動磁気車の外周面に形成されているN極およびS極のピッチに対応したN極とS極とが交互に螺旋状に形成されている外周面を有する細長円筒状の駆動磁気車が、これら各従動磁気車の回転軸に回転軸を直交させた状態で回転可能に取り付けられている。

そして、この駆動磁気車は、この駆動磁気車の外周面に形成されているN極およびS極と、各従動磁気車の外周面に形成されているN極およびS極との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、この駆動磁気車の回転とともに各従動磁気車を回転駆動させる。また、この駆動磁気車の軸方向に沿った中間部は、軸受け部によって側板に回転可能に取り付けられて固定されている。さらに、この駆動磁気車の軸受け部にて固定された部分から離間した位置には、プーリが同心状に取り付けられている。そして、このプーリには、駆動モータにて回転駆動されるベルト巻回されている。

さらに、この駆動磁気車が固定されている軸受け部上に位置するローラの一端部には、周方向に向けてN極とS極とが交互に形成された外周面を備えた伝達用磁気車が取り付けられている。また、この軸受け部上のローラに隣接して取り付けられているローラの従動磁気車より内側には、周方向に向けてN極とS極とが交互に形成された外周面を備えた伝達用磁気車が取り付けられている。そして、この伝達用磁気車と、軸受け部上のローラの一端部に取り付けられている伝達用磁気車との間には、これら伝達用磁気車を連動させる伝達用磁気車が取り付けられている。この伝達用磁気車の外周面にもまた、N極とS極とが周方向に向けて交互に形成されている構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平7−177724号公報(第3−4頁、図1−図2)
特開平5−161341号公報(第3−6頁、図1)
特許2648566号(第4−7頁、図1−図5)

概要

構造が簡単なローラコンベアを提供する。駆動モータによる駆動用磁石22の回転で搬送下流側伝達用磁石14を回転する。伝達用磁石14と搬送用磁石11との間の磁気的な引力で伝達用磁石14および搬送用磁石11のS極帯12とN極帯13とが最も近接した状態で磁気的に引き合う。搬送用磁石11が伝達用磁石14の回転方向の逆向きに回転する。一つの伝達用磁石14を回転させるだけで各搬送用磁石11を回転できる。搬送用磁石11を同一方向に回転できる。搬送用磁石11の回転で各搬送ローラを搬送方向Fに回転できる。

目的

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、構造が簡単なローラコンベアを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

搬送物を搬送する搬送方向に直交する方向に軸方向を沿わせた状態で前記搬送方向に向けて離間されて並設された回転可能な複数の搬送ローラと、これら搬送ローラのそれぞれに同心状に取り付けられ、周方向に沿って異なる磁極が交互に形成された複数の円筒状の搬送用磁性体と、これら搬送用磁性体間に位置して前記搬送ローラの回転方向に回転可能に設けられ、これら搬送用磁性体に形成されている磁極に対応して周方向に沿って異なる磁極が交互に形成された複数の円筒状の駆動伝達用磁性体とを具備したことを特徴としたローラコンベヤ

請求項2

駆動伝達用磁性体は、搬送用磁性体間から下方に離間された位置にそれぞれが設けられていることを特徴とした請求項1記載のローラコンベヤ。

請求項3

搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体のそれぞれは、等しい大きさの円筒状に形成され、これら搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体のそれぞれの外周面には、周方向に沿ってS極とN極とが交互に等間隔に形成されていることを特徴とした請求項1または2記載のローラコンベヤ。

請求項4

搬送方向に沿った一端部に位置する駆動伝達用磁性体を回転駆動させる駆動手段を具備したことを特徴とした請求項1ないし3いずれか記載のローラコンベヤ。

請求項5

搬送用磁性体の間に設けられ、これら搬送用磁性体間の磁界の影響を受け難くする磁界遮断手段を具備したことを特徴とした請求項1ないし4いずれか記載のローラコンベヤ。

技術分野

0001

本発明は、複数の搬送ローラを備えたローラコンベヤに関する。

背景技術

0002

従来、電磁的な引力あるいは反発力を利用した駆動装置としては、周方向に向けてN極およびS極とが交互に形成された外周面を有する円筒状の第1磁性体を備えている。そして、外周面にN極およびS極が交互に螺旋状に形成された円筒状の第2磁性体の回転軸方向を、第1磁性体の回転軸方向に直交させた状態で、この第1磁性体の下方に非接触な状態で第2磁性体が回転可能に取り付けられている。この第2磁性体の外周面に形成されているN極およびS極は、第1磁性体の外周面に形成されたN極およびS極のピッチに対応した螺旋ピッチで設けられている。

0003

そして、この第2磁性体を回転させることにより、この第2磁性体の外周面に設けられているN極およびS極と、第1磁性体の外周面に設けられているN極およびS極との間の磁気的な引力および反発力、すなわちこれら第1磁性体と第2磁性体とのN極とS極とが最も近接した状態で引き合う状態を維持しようとする作用によって、この第2磁性体の回転に伴って第1回転体が回転する構成が記載されている(例えば、特許文献1参照。)。

0004

ところが、この駆動装置では、第1磁性体の回転軸と第2磁性体の回転軸とを直交させており、これら第1磁性体と第2磁性体とが最も近接した状態で引き合う状態を維持しようとする場合であっても、第2磁性体の外周面にN極およびS極が螺旋状に形成されている。このため、これら第1磁性体と第2磁性体との間でわずかな反発力が発生してしまうから、この反発力によって第2磁性体の回転に伴う第1磁性体の回転力が劣ってしまう。さらに、第2磁性体の外周面にN極およびS極を螺旋状に形成させているため、この第2磁性体の構造が複雑である。

0005

そこで、この種の駆動装置としての磁気ギアとしては、周方向に向けてN極およびS極が交互に等間隔に形成された外周面を有する第1の磁気ギアを備えている。この第1の磁気ギアの外周面に形成されているN極およびS極に対応させて周方向に向けてN極およびS極とが交互に等間隔に形成された外周面を有する第2の磁気ギアの回転軸を、第1の磁気ギアの回転軸と平行にした状態で、これら第1の磁気ギアの外周面と第2の磁気ギアの外周面とを対向させて取り付けられた構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。

0006

ところが、この磁気ギアでは、第1の磁気ギアの外周面と第2の磁気ギアの外周面とを非接触な状態で対向させて取り付けられている。このため、この第1の磁気ギアの外周面に形成されているN極およびS極と、第2の磁気ギアの外周面に形成されているN極およびS極との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、第1の磁気ギアの回転方向とは逆の方向に第2の磁気ギアが回転してしまう。

0007

そこで、この種の磁気ギアを用いたコンベヤとしては、搬送物の搬送方向に向けて並設された複数のローラに、周方向に向けてN極とS極とが交互に形成された外周面を備えた複数の従動磁気車がそれぞれ取り付けられている。これら従動磁気車の下方には、各従動磁気車の外周面に形成されているN極およびS極のピッチに対応したN極とS極とが交互に螺旋状に形成されている外周面を有する細長円筒状の駆動磁気車が、これら各従動磁気車の回転軸に回転軸を直交させた状態で回転可能に取り付けられている。

0008

そして、この駆動磁気車は、この駆動磁気車の外周面に形成されているN極およびS極と、各従動磁気車の外周面に形成されているN極およびS極との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、この駆動磁気車の回転とともに各従動磁気車を回転駆動させる。また、この駆動磁気車の軸方向に沿った中間部は、軸受け部によって側板に回転可能に取り付けられて固定されている。さらに、この駆動磁気車の軸受け部にて固定された部分から離間した位置には、プーリが同心状に取り付けられている。そして、このプーリには、駆動モータにて回転駆動されるベルト巻回されている。

0009

さらに、この駆動磁気車が固定されている軸受け部上に位置するローラの一端部には、周方向に向けてN極とS極とが交互に形成された外周面を備えた伝達用磁気車が取り付けられている。また、この軸受け部上のローラに隣接して取り付けられているローラの従動磁気車より内側には、周方向に向けてN極とS極とが交互に形成された外周面を備えた伝達用磁気車が取り付けられている。そして、この伝達用磁気車と、軸受け部上のローラの一端部に取り付けられている伝達用磁気車との間には、これら伝達用磁気車を連動させる伝達用磁気車が取り付けられている。この伝達用磁気車の外周面にもまた、N極とS極とが周方向に向けて交互に形成されている構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平7−177724号公報(第3−4頁、図1図2
特開平5−161341号公報(第3−6頁、図1
特許2648566号(第4−7頁、図1図5

発明が解決しようとする課題

0010

しかしながら、上述した磁気ギアを用いたコンベヤでは、各従動磁気車それぞれの回転軸に対して駆動磁気車の回転軸を直交させており、これら従動磁気車と駆動磁気車とが最も近接した状態で引き合う状態を維持しようとする場合であっても、駆動磁気車の外周面にN極およびS極が交互に螺旋状に形成されているため、これら駆動磁性車と従動磁性車との間でわずかな反発力が発生してしまう。したがって、この反発力によって駆動磁気車の回転に伴う各従動磁性体の回転力が劣ってしまう。さらに、駆動磁性車の外周面にN極およびS極を交互に螺旋状に形成させたため、この駆動磁性車の構造が複雑である。

0011

さらに、この駆動磁気車を軸受け部にて回転可能に側板に取り付けられているため、この軸受け部上に位置するローラを回転駆動させるために、このローラに隣接するローラと、軸受け部上のローラとのそれぞれに伝達用磁気車をそれぞれ取り付けるとともに、これら伝達用磁気車の間に、これら伝達用磁気車を連動させるための伝達用磁気車を取り付けているため、構造が複雑となってしまっているという問題を有している。

0012

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、構造が簡単なローラコンベアを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

請求項1記載のローラコンベヤは、搬送物を搬送する搬送方向に直交する方向に軸方向を沿わせた状態で前記搬送方向に向けて離間されて並設された回転可能な複数の搬送ローラと、これら搬送ローラのそれぞれに同心状に取り付けられ、周方向に沿って異なる磁極が交互に形成された複数の円筒状の搬送用磁性体と、これら搬送用磁性体間に位置して前記搬送ローラの回転方向に回転可能に設けられ、これら搬送用磁性体に形成されている磁極に対応して周方向に沿って異なる磁極が交互に形成された複数の円筒状の駆動伝達用磁性体とを具備したものである。

0014

そして、周方向に沿って異なる磁極が交互に形成された複数の円筒状の搬送用磁性体を複数の搬送ローラの同心状に取り付ける。さらに、これら搬送用磁性体に形成されている磁極に対応して周方向に沿って異なる磁極が交互に形成された複数の円筒状の駆動伝達用磁性体を、各搬送用磁性体間に位置させて搬送ローラの回転方向に回転可能に設ける。この結果、これら駆動伝達用磁性体のいずれか一つを回転させることにより、これら駆動伝達用磁性体の外周面に交互に形成されている磁極と、各搬送用磁性体の外周面に交互に形成されている磁極との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、これら搬送用磁性体のそれぞれが駆動伝達用磁性体の回転方向の逆向きに回転する。したがって、これら搬送用磁性体のそれぞれを同一方向に回転できるから、これら搬送用磁性体の回転に伴って複数の搬送ローラのそれぞれを同一方向に回転できるので、これら搬送ローラの回転にて搬送物を搬送させる構成が簡単になる。

0015

請求項2記載のローラコンベヤは、請求項1記載のローラコンベヤにおいて、駆動伝達用磁性体は、搬送用磁性体間から下方に離間された位置にそれぞれが設けられているものである。

0016

そして、搬送用磁性体間から下方に離間された位置に駆動伝達用磁性体のそれぞれを設けることにより、搬送用磁性体それぞれをより近接させて取り付けることができる。このため、これら搬送用磁性体が取り付けられている各搬送ローラをより近接させて並設できるから、これら搬送ローラにてより小さな搬送物を搬送することが可能となる。

0017

請求項3記載のローラコンベヤは、請求項1または2記載のローラコンベヤにおいて、搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体のそれぞれは、等しい大きさの円筒状に形成され、これら搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体のそれぞれの外周面には、周方向に沿ってS極とN極とが交互に等間隔に形成されているものである。

0018

そして、搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体それぞれを等しい大きさの円筒状に形成するとともに、これら搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体それぞれの外周面に、周方向に沿ってS極とN極とを交互に等間隔に形成させた。この結果、これら搬送用磁性体の外周面に形成されているS極およびN極と、駆動伝達用磁性体の外周面に形成されているS極およびN極との間に反発磁力が生じなくなる。したがって、これら搬送用磁性体の外周面のS極およびN極と、駆動伝達用磁性体の外周面のS極およびN極との間に生じる磁気的な引力あるいは反発力をより大きくできるから、これら搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体をより確実に連動させて回転できる。

0019

請求項4記載のローラコンベヤは、請求項1ないし3いずれか記載のローラコンベヤにおいて、搬送方向に沿った一端部に位置する駆動伝達用磁性体を回転駆動させる駆動手段を具備したものである。

0020

そして、搬送方向に沿った一端部に位置する駆動伝達用磁性体を駆動手段にて回転駆動させる。この結果、この駆動伝達用磁性体の回転に伴って、この駆動伝達用磁性体に隣接する搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体のそれぞれが順次連動して回転する。したがって、これら駆動伝達用磁性体および搬送用磁性体の連動した回転をより簡単な構成にできる。

0021

請求項5記載のローラコンベヤは、請求項1ないし4いずれか記載のローラコンベヤにおいて、搬送用磁性体の間に設けられ、これら搬送用磁性体間の磁界の影響を受け難くする磁界遮断手段を具備したものである。

0022

そして、搬送用磁性体の間に磁界遮断手段を設けて、この磁界遮断手段にて搬送用磁性体間の磁界の影響を受け難くする。この結果、これら搬送用磁性体間に形成される磁界によって生じる搬送用磁性体への悪影響を防止できる。したがって、駆動伝達用磁性体を介した各搬送用磁性体の回転をより効率良くできる。

発明の効果

0023

請求項1記載のローラコンベヤによれば、駆動伝達用磁性体のいずれか一つの回転により、これら駆動伝達用磁性体の外周面に交互に形成されている磁極と、各搬送用磁性体の外周面に交互に形成されている磁極との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、これら搬送用磁性体のそれぞれが駆動伝達用磁性体の回転方向の逆向きに回転するので、これら搬送用磁性体それぞれを同一方向に回転できるから、これら搬送用磁性体の回転に伴って複数の搬送ローラのそれぞれを同一方向に回転でき、これら搬送ローラの回転にて搬送物を搬送させる構成を簡単にできる。

0024

請求項2記載のローラコンベヤによれば、請求項1記載のローラコンベヤの効果に加え、搬送用磁性体間から下方に離間された位置に駆動伝達用磁性体のそれぞれを設けたので、これら搬送用磁性体それぞれをより近接させて取り付けることができるため、これら搬送用磁性体が取り付けられている各搬送ローラをより近接させて並設できるから、これら搬送ローラにてより小さな搬送物を搬送できる。

0025

請求項3記載のローラコンベヤによれば、請求項1または2記載のローラコンベヤの効果に加え、搬送用磁性体の外周面に形成されているS極およびN極と、駆動伝達用磁性体の外周面に形成されているS極およびN極との間に反発磁力が生じなくなるので、これら搬送用磁性体の外周面と駆動伝達用磁性体の外周面との間に生じる磁気的な引力あるいは反発力をより大きくできるから、これら搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体をより確実に連動させて回転できる。

0026

請求項4記載のローラコンベヤによれば、請求項1ないし3いずれか記載のローラコンベヤの効果に加え、駆動伝達用磁性体の回転に伴って、この駆動伝達用磁性体に隣接する搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体のそれぞれが順次連動して回転するから、これら駆動伝達用磁性体および搬送用磁性体の連動した回転をより簡単な構成にできる。

0027

請求項5記載のローラコンベヤによれば、請求項1ないし4いずれか記載のローラコンベヤの効果に加え、搬送用磁性体の間に設けた磁界遮断手段にて搬送用磁性体間の磁界の影響を受け難くすることにより、これら搬送用磁性体間に形成される磁界にて生じる搬送用磁性体への悪影響を防止できるから、駆動伝達用磁性体を介した各搬送用磁性体の回転をより効率良くできる。

発明を実施するための最良の形態

0028

以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。

0029

図1ないし図6において、1はローラコンベヤである。そして、このローラコンベヤ1は、磁気的な引力あるいは反発力にて複数の搬送ローラ2のそれぞれを同一方向である搬送方向Fに向けて回転させるマグネット駆動コンベヤである。また、このローラコンベヤ1は、コンベヤ本体3を有している。このコンベヤ本体3には、物品などの搬送物を搬送する搬送方向Fに沿って平坦な搬送面4が形成されている。

0030

そして、このコンベヤ本体3は、平行に対向して配設された一対のコンベヤフレーム5,6を備えている。これら一対のコンベヤフレーム5,6間は、所定間隔毎に図示しない横継部材にて接続されて連結されている。さらに、これら一対のコンベヤフレーム5,6には、脚体8などが取り付けられ所定の高さに位置するように形成されている。

0031

また、これら一対のコンベヤフレーム5,6の間には、細長円筒状のローラである複数の搬送ローラ2が周方向に向けて回転可能に橋し渡された状態で取り付けられている。これら搬送ローラ2は、コンベヤ本体3の搬送方向Fに直交する幅方向に軸方向を沿わせた状態でそれぞれが回転可能に取り付けられている。さらに、これら搬送ローラ2は、コンベヤ本体3の搬送方向Fに向けて等間隔に離間された状態で、このコンベヤ本体3の搬送面4に沿って並設されている。言い換えると、これら搬送ローラ2は、搬送方向Fに直交する自身の軸周りに回転自在とされている。

0032

ここで、これら搬送ローラ2には、回転中心となる軸体7が中心軸方向に沿った同心状に摺動可能に挿通されて取り付けられている。これら軸体7は、搬送ローラ2の中心に挿通された状態で、一対のコンベヤフレーム5,6それぞれの内側面に両端部がそれぞれ取り付けられて固定されている。

0033

そして、これら搬送ローラ2の軸方向に沿った側面部である一端面2aのそれぞれには、第1磁石車あるいは第2磁石車としての円筒状の搬送用磁石11が取り付けられている。これら搬送用磁石11は、周囲である外周面11bに沿って周方向に沿って異なる磁極が交互に形成された磁性体としての永久磁石である。言い換えると、これら搬送用磁石11は、各搬送ローラ2の外径寸法に等しい外径寸法を有する円筒状の搬送用磁性体である。すなわち、これら搬送用磁石11は、各搬送ローラ2の一端面2aに対して同心状に取り付けられて固定されている。よって、これら搬送用磁石11にもまた、軸体7が中心軸方向に沿った同心状に摺動可能に挿通されて取り付けられている。また、これら搬送用磁石11は、これら搬送用磁石11の互いの外周面11b間を非接触な状態で対向させており、搬送方向Fに向けて直線状に離間されて並べられている。

0034

さらに、これら搬送用磁石11には、図1および図5に示すように、これら搬送用磁石11の周方向に向けて異なる磁性であるS極の磁束を形成させるS極帯12とN極の磁束を形成させるN極帯13とが交互に形成されている。具体的に、これら搬送用磁石11は、これら搬送用磁石11の軸方向に沿った端面11aを、これら搬送用磁石11の周方向に向けて等間隔に偶数個、例えば4個に均等に分割し、これら4個に均等に分割した各領域が互いに磁性の異なるS極帯12とN極帯13との交互とされている。

0035

ここで、これら4個に均等に分割したS極帯12およびN極帯13のそれぞれは、搬送用磁石11の端面11aの径方向に沿って分割されている。したがって、各搬送用磁石11の外周面11bには、S極帯12とN極帯13とが交互に等間隔に形成されている。すなわち、これら搬送用磁石11の外周面11bには、これら搬送用磁石11の周方向に向けてS極帯12とN極帯13とが交互に2箇所ずつ形成されている。言い換えると、これら各搬送用磁石11には、S極帯12とN極帯13とが交互に円形状に配置された円筒状の磁石である。

0036

そして、これら搬送用磁石11間の下方には、第2磁気車としての円筒状の伝達用磁石14が軸体15にて回転可能に取り付けられて固定されている。これら伝達用磁石14は、搬送用磁石11の駆動伝達のみに使用されるため、搬送面4より下方に設置されている。さらに、これら伝達用磁石14は、図1および図5に示すように、いずれか一の搬送用磁石11である第1磁石車と、このいずれか一の搬送用磁石11に近接して配設されたいずれか他の搬送用磁石11である第3磁石車との間の中心から下方に向けて所定距離離間させた位置にそれぞれが設けられている。よって、これら伝達用磁石14は、これら各伝達用磁石14が近接している一対の搬送用磁石11それぞれから等間隔に離間した位置に設けられている。

0037

ここで、これら伝達用磁石14は、搬送用磁石11と同一形状であるとともに同様の磁極が形成された円筒状の駆動伝達用磁性体としての永久磁石である。また、これら伝達用磁石14は、搬送用磁石11に等しい大きさの円筒状に形成されている。さらに、これら伝達用磁石14の外周面14bには、周方向に沿ってS極帯12とN極帯13とが交互に等間隔に形成されている。そして、これら伝達用磁石14は、各搬送ローラ2の外径寸法に等しい外径寸法を有する円筒状に形成されている。また、これら伝達用磁石14は、これら伝達用磁石14の外周面14bを非接触な状態、すなわち所定の間隙を介した状態で対向させて取り付けられており、搬送方向Fに向けて直線状に並べられている。

0038

さらに、これら伝達用磁石14は、各搬送ローラ2の回転方向に向けて回転可能な状態で、コンベヤフレーム5の内側面に取り付けられている。言い換えると、これら伝達用磁石14は、複数の搬送用磁石11の回転方向と平行な方向に向けて回転可能に軸支されて固定されている。すなわち、これら伝達用磁石14は、これら伝達用磁石14の軸芯を各搬送用磁石11の軸芯に平行に沿わせた状態で回転可能に取り付けられている。すなわち、これら伝達用磁石14は、複数の搬送用磁石11の回転軸方向に平行な回転軸方向を有している。さらに、これら伝達用磁石14は、これら伝達用磁石14の外周面14bを、これら伝達用磁石14に隣接して配設された各搬送用磁石11の外周面11bそれぞれに対して非接触な状態、すなわち所定の間隙を介した状態で対向させて近接されている。

0039

したがって、これら伝達用磁石14および搬送用磁石11は、搬送方向Fに向けて上下に蛇行した側面視ジグザグ状に配設されて取り付けられている。また、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14それぞれの間は、等間隔に離間されてそれぞれの外周面11b,14bを対向させた状態で回転可能に配設されている。言い換えると、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14それぞれは、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14それぞれの径方向が同一平面上となるように配設されている。すなわち、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14それぞれは、鉛直方向および水平方向のそれぞれに沿わせた状態で配設されている。

0040

さらに、これら伝達用磁石14は、各搬送用磁石11と同様の磁性を有している。すなわち、これら各伝達用磁石14は、各搬送用磁石11と同様に、これら伝達用磁石14の周方向に向けて等間隔にS極帯12とN極帯13とが交互に2個ずつ形成された端面14aおよび外周面14bを有している。言い換えると、これら各伝達用磁石14には、各搬送用磁石11の外周面11bに形成されているS極帯12およびN極帯13の間隔であるピッチに対応したピッチで、これらS極帯12およびN極帯13それぞれが外周面14bに周方向に向けて交互に等間隔に形成されている。

0041

このとき、これら伝達用磁石14と搬送用磁石11との間の距離寸法は、これら搬送用磁石11間の距離寸法よりも小さくされている。すなわち、これら伝達用磁石14の外周面14bに形成されている磁極を、これら伝達用磁石14に近接して取り付けられている伝達用磁石14に作用させてこの伝達用磁石14を回転させるのではなく、これら伝達用磁石14に近接して取り付けられている搬送用磁石11のみに作用させてこの搬送用磁石11を回転させる。

0042

したがって、これら伝達用磁石14は、これら伝達用磁石14の外周面14bに形成されているS極帯12およびN極帯13と、搬送用磁石11の外周面11bに形成されているS極帯12およびN極帯13との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、これら伝達用磁石14の回転に伴って搬送用磁石11を回転駆動させるとともに、これら搬送用磁石11の回転に伴って伝達用磁石14を回転駆動させる。よって、これら搬送用磁石11は、いずれか一つの伝達用磁石14の回転に伴って、この伝達用磁石14の回転方向とは逆の方向である同一方向、すなわち搬送方向Fに向けてそれぞれが回転するように構成されている。

0043

そして、複数の搬送ローラ2にて構成された搬送面4の最も搬送上流側に位置する伝達用磁石14の下方には、この伝達用磁石14を回転駆動させる駆動手段としての駆動モータ21が取り付けられている。この駆動モータ21は、搬送方向Fに沿った一端部である搬送上流側に設けられている。さらに、この駆動モータ21は、搬送面4の搬送上流側よりも、この搬送面4の搬送方向Fに沿った外側に取り付けられている。そして、この駆動モータ21には、伝達用磁石14を回転駆動させる円盤状の永久磁石である駆動用磁石22が取り付けられている。この駆動用磁石22は、駆動モータ21によって周方向に向けて回転駆動されるように構成されている。

0044

ここで、この駆動用磁石22は、搬送用磁石11および伝達用磁石14のそれぞれの外径寸法よりも大きな外径寸法を有する円盤状に形成されている。そして、この駆動用磁石22の端面22aおよび外周面22bのそれぞれには、周方向に沿って等間隔にS極帯12とN極帯13とが交互に形成されている。すなわち、この駆動用磁石22は、伝達用磁石14の外周面14bに形成されているS極帯12およびN極帯13のピッチに対応したピッチで、これらS極帯12およびN極帯13のそれぞれが外周面に交互に3個ずつ設けられている。よって、この駆動用磁石22は、この駆動用磁石22の外周面22bに形成されているS極帯12およびN極帯13と、最も搬送下流側に位置する伝達用磁石14の外周面14bに形成されているS極帯12およびN極帯13との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、この伝達用磁石14を駆動用磁石22の回転に伴わせて回転駆動させる。

0045

次に、上記第1の実施の形態の動作である駆動伝達方法について説明する。

0046

まず、駆動モータ21を駆動させて、図1および図5に示すように、駆動用磁石22を搬送方向F側である側面視左回りCCWに回転させる。

0047

このとき、この駆動用磁石22の搬送上流側に位置した伝達用磁石14の外周面14bに形成されているS極帯12あるいはN極帯13と、駆動用磁石22の外周面22bに形成されているN極帯13あるいはS極帯12との間の磁気的な引力によって、これら駆動用磁石22と伝達用磁石14との互いに異なる磁極であるS極帯12とN極帯13とが最も近接した状態で磁気的に引き合い、この電磁的に引き合う状態を維持しようとする。

0048

したがって、この駆動用磁石22の回転に伴って、この駆動用磁石22の搬送上流側に位置した伝達用磁石14が搬送方向Fに対向した側である側面視右回りCWに回転する。

0049

さらに、この伝達用磁石14の外周面14bに形成されているS極帯12あるいはN極帯13と、この伝達用磁石14の搬送上流側に位置した搬送用磁石11の外周面11bに形成されているN極帯13あるいはS極帯12とのの磁気的な引力によって、これら伝達用磁石14と搬送用磁石11との互いに異なる磁極であるS極帯12とN極帯13とが最も近接した状態で磁気的に引き合う。

0050

このため、この伝達用磁石14の回転に伴って、この伝達用磁石14の搬送上流側に位置した搬送用磁石11が搬送方向F側である側面視左回りCCWに回転する。

0051

また、この搬送用磁石11の外周面11bに形成されているS極帯12あるいはN極帯13と、この搬送用磁石11の搬送上流側に近接した伝達用磁石14の外周面14bに形成されているN極帯13あるいはS極帯12との間の磁気的な引力によって、これら搬送用磁石11と伝達用磁石14との互いに異なる磁極であるS極帯12とN極帯13とが最も近接した状態で磁気的に引き合う。

0052

よって、この搬送用磁石11の回転に伴って、この搬送用磁石11の搬送上流側に位置した伝達用磁石14が搬送方向Fに対向する側である側面視右回りCWに回転する。

0053

この結果、これら伝達用磁石14の側面視右回りCWへの回転に伴って、各搬送用磁石11のそれぞれが側面視左回りCCWへ回転するから、これら搬送用磁石11のそれぞれが取り付けられている各搬送ローラ2のそれぞれが搬送方向F側である側面視左回りCCWに向けて回転駆動される。

0054

したがって、これら搬送ローラ2上の搬送面4へと搬送された搬送物が、これら搬送ローラ2の回転によって搬送上流側から搬送下流側へと搬送される。

0055

上述したように、上記第1の実施の形態によれば、駆動モータ21による駆動用磁石22の回転駆動によって搬送下流側の伝達用磁石14を搬送方向Fに対向する側に向けて回転させる。この結果、この伝達用磁石14と搬送用磁石11との間の磁気的な引力あるいは反発力によって、これら伝達用磁石14と搬送用磁石11との互いに異なる磁極であるS極帯12とN極帯13とが最も近接した状態で磁気的に引き合う。このため、これら搬送用磁石11のそれぞれが伝達用磁石14の回転方向の逆向きである搬送方向F側に向けて回転する。

0056

したがって、駆動モータ21による駆動用磁石22の回転でいずれか一つの伝達用磁石14あるいは搬送用磁石11を回転させるだけで、複数の搬送用磁石11および伝達用磁石14を回転できるとともに、これら搬送用磁石11のそれぞれを同一方向である搬送方向F側に向けて回転できる。この結果、これら搬送用磁石11の回転に伴って、これら搬送用磁石11が取り付けられている複数の搬送ローラ2のそれぞれを搬送方向F側に向けて回転できる。よって、これら搬送ローラ2のそれぞれを駆動モータ21などにて回転駆動させる構成に比べ、これら搬送ローラ2の回転にて搬送物を搬送させる構造を簡単にできるとともに薄型化できる。したがって、ローラコンベヤ1の構成を簡単にできるとともに、より小型化できる。

0057

さらに、駆動モータ21による駆動用磁石22の回転を、伝達用磁石14および搬送用磁石11それぞれの磁気的な引力あるいは反発力を利用して、これら伝達用磁石14を介して各搬送用磁石11のそれぞれを搬送方向F側に回転させて、各搬送ローラ2を搬送方向F側に回転駆動させる構成としたことにより、機械的な摩擦発塵、衝撃や大トルクなどによる破損が少なく、多軸駆動を支障なくできる。さらに、ローラコンベヤ1の構成が簡略化されて、騒音を小さくでき、高速化を図ることができるとともに、このローラコンベヤ1のトラブルの発生を減少できる。

0058

また、搬送用磁石11間の中心から下方に向けて離間された位置のそれぞれに伝達用磁石14をそれぞれ取り付けたことにより、これら搬送用磁石11の間をより近接させて取り付けることができる。このため、これら搬送用磁石11が取り付けられている各搬送ローラ2をより近接させて並設できるから、これら搬送ローラ2にてより小さな搬送物を搬送することが可能となる。

0059

さらに、搬送用磁石11と伝達用磁石14とのそれぞれを等しい大きさの円筒状に形成し、これら搬送用磁石11と伝達用磁石14とのそれぞれの外周面11b,14bに周方向に向けてS極帯12とN極帯13とを等しいピッチで交互に形成させた。この結果、これら搬送用磁石11の外周面11bに形成されているS極帯12あるいはN極帯13と、伝達用磁石14の外周面14bに形成されているN極帯13およびS極帯12とが最も近接した状態を維持しようとして引き合っている際に、これら搬送用磁石11の外周面11bに形成されているS極帯12あるいはN極帯13と、伝達用磁石14の外周面14bに形成されているS極帯12およびN磁帯13との間に反発磁力が生じなくなる。

0060

よって、これら搬送用磁石11の外周面11bのS極帯12およびN極帯13と、伝達用磁石14の外周面14bのS極帯12およびN極帯13との間に生じる磁気的な引力あるいは反発力をより大きくできる。このため、これら搬送用磁石11のS極帯12およびN極帯13と、伝達用磁石14のS極帯12およびN極帯13との間における最も接近して引き合う状態を常に維持しようとする磁力最大限に利用できる。このため、これら搬送用磁石11と伝達用磁石14との間の磁力の損失を最小限にできるから、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14の回転を効率良く伝達できる。したがって、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14をより確実に連動させて回転できる。

0061

また、搬送面4の搬送方向Fの最も搬送下流側に位置する伝達用磁石14を駆動モータ21による駆動用磁石22の回転にて回転駆動させる構成とした。この結果、この伝達用磁石14の回転に伴って、この伝達用磁石14に隣接する搬送用磁石11および伝達用磁石14のそれぞれが搬送上流側に向けて順次連動して回転する。したがって、搬送ローラ2による回転トルクを搬送下流側に向けて徐々に大きくでき、これら伝達用磁石14および搬送用磁石11それぞれの連動した回転をより簡単な構成でスムーズにできる。

0062

さらに、駆動モータ21による駆動用磁石22の回転で伝達用磁石14を回転させ、この伝達用磁石14の回転で搬送用磁石11を連動させて各搬送ローラ2を回転駆動させる構成とした。この結果、これら搬送ローラ2に巻回させて、これら搬送ローラ2を連動させて回転駆動させるチェーンやベルトなどの機構を無くすことができる。このため、コンベヤ本体3の下面に突出するチェーンやベルトなどの突出物を無くすことができるから、コンベヤ本体3の構成をより簡略化できる。

0063

なお、上記第1の実施の形態では、各伝達用磁石14を搬送用磁石11より下方に位置させて、これら搬送用磁石11間をより近接させたが、図7に示す第2の実施の形態のように、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14のそれぞれを搬送面4に沿って等間隔に離間させて設置させることもできる。この場合、ローラコンベヤ1の搬送面4を上下方向に向けてより薄くできるから、これら搬送用磁石11および伝達用磁石14を支持するコンベヤフレーム5,6をより薄型にできる。

0064

さらに、図8に示す第3の実施の形態のように、各搬送用磁石11間および伝達用磁石14間のそれぞれに、これら各搬送用磁石11間および伝達用磁石14間の磁界の影響を受け難くして遮断する磁界遮断手段としての矩形平板状遮断板31をそれぞれ取り付けることもできる。これら遮断板31は、搬送面4より下方に設けられており、長手方向を上下方向に沿わせた状態で設置されている。さらに、これら遮断板31は、搬送用磁石11間あるいは伝達用磁石14間の中央に設けられている。また、これら遮断板31は、対向する搬送用磁石11のそれぞれ、あるいは対向する伝達用磁石14のそれぞれから等間隔に離間された位置に設けられている。

0065

よって、これら遮断板31は、各搬送用磁石11および伝達用磁石14の外周面11b,14bから離間された位置に設置されている。具体的に、搬送用磁石11間に設置されている遮断板31は、伝達用磁石14の回転中心軸に上下方向を沿わせた状態で、この伝達用磁石14の上方に位置している。さらに、伝達用磁石14間に設置されている遮断板31は、搬送用磁石11の回転中心軸に上下方向を沿わせた状態で、この搬送用磁石11の下方に位置している。

0066

したがって、これら遮断板31は、これら遮断板31の両側に位置する搬送用磁石11間あるいは伝達用磁石14に形成される磁界を遮断して、この磁界が形成された際に生じる搬送用磁石11あるいは伝達用磁石14への悪影響、例えば逆回転などの誤作動を防止する。このため、これら遮断板31によって伝達用磁石14を介した各搬送用磁石11の回転をより効率良くできるから、これら各搬送用磁石11をよりスムーズに同一方向である搬送方向F側に向けて回転できる。

0067

さらに、搬送用磁石11のそれぞれを回転させて各搬送ローラ2のそれぞれを回転駆動させる構成としたが、これら搬送用磁石11の少なくとも一部を伝達用磁石14にて連動させて回転駆動させる構成ともできる。さらに、これら搬送用磁石11の回転でベルトコンベヤのベルトを回転駆動させるローラや、ローラコンベヤのローラなどを回転駆動させる構成などともできる。

図面の簡単な説明

0068

本発明の第1の実施の形態のローラコンベヤを示す説明側面図である。
同上ローラコンベヤを示す説明平面図である。
同上ローラコンベヤを示す説明正面図である。
同上ローラコンベヤを示す説明斜視図である。
同上ローラコンベヤの搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体の一部を示す説明側面図である。
同上ローラコンベヤの搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体の一部を示す説明斜視図である。
本発明の第2の実施の形態のローラコンベヤの搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体の一部を示す説明側面図である。
本発明の第3の実施の形態のローラコンベヤの搬送用磁性体および駆動伝達用磁性体の一部を示す説明側面図である。

符号の説明

0069

1ローラコンベヤ
2搬送ローラ
11搬送用磁性体としての搬送用磁石
12 S極としてのS極帯
13 N極としてのN極帯
14駆動伝達用磁性体としての伝達用磁石
21 駆動手段としての駆動モータ
31磁界遮断手段としての遮断板
F 搬送方向

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