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技術 関連アプリケーションに対するトラック・データ・クロスリファレンスを保存する方法及び装置

出願人 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
発明者 アロングコーンアシュウィニ・クルカーニゴードン・ディー・マッキントッシュゲイリー・リー・ルゼック
出願日 2005年5月27日 (15年4ヶ月経過) 出願番号 2005-155947
公開日 2005年12月8日 (14年10ヶ月経過) 公開番号 2005-339561
状態 特許登録済
技術分野 マルチプログラミング デバッグ/監視
主要キーワード 電源調整器 未使用スペース トレース機構 電気的消去可能プログラマブルROM サブ命令 回復不能エラー 回復可能エラー プログラマブルROM
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年12月8日)のものです。
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図面 (7)

課題

論理パーティションデータ処理システムにおいてトレース・データを処理するための方法、装置、及びコンピュータ命令を提供する。

解決手段

例外を生じさせるパーティションがその例外の検出に応答して識別される。そのパーティションは、論理パーティション・データ処理システムにおける一組のパーティション内の1つである。識別されたパーティションに対するトレース・データが、マシンチェック割込みハンドラに対するエラーログ又は他のデータ構造体に記憶される。

概要

背景

インターナシナルビジネスマシーンズ・コーポレーションから入手可能な IBM eServer P690、ヒュレットパッカード・カンパニーから入手可能なDHP9000 SuperdomeEnterprise Server、及びサンマイクロシステムズ・インコーポレーテッドから入手可能な Sunfire 15Kサーバのような益々大型化した対称マルチプロセッサデータ処理システムは単一の大型データ処理システムとして使用されてはいない。その代わり、これらのタイプのデータ処理システムはパーティション化され、小型システムとして使用されている。これらのシステムは、論理パーティションLPAR)・データ処理システムと呼ばれることもある。データ処理システム内論理的にパーティション化された機能性は、単一のオペレーティング・システムの複数コピー又は複数の異種オペレーティング・システムが単一のデータ処理システム・プラットフォーム上で同時に稼動することを可能にしている。1つのオペレーティング・システムのイメージが内部で稼動するパーティションは、プラットフォーム・リソース重畳しないサブセット割り当てられる。これらのプラットフォームの割り振り可能なリソースは、割り込み管理エリア、システム・メモリの領域、入出力(I/O)アダプタバススロットを有する1つ又は複数の体系的に別個プロセッサを有する。そのパーティションのリソースは、オペレーティング・システム・イメージに対するプラットフォームのファームウェアによって表される。

1つのプラットフォーム内で稼動する各個別のオペレーティング・システム又は1つのオペレーティング・システムのイメージは、1つの論理パーティションにおけるソフトウェアエラーが他のいずれのパーティションにおける正しいオペレーションにも影響しないように、相互に保護されている。この保護は、各オペレーティング・システムのイメージによって直接管理されるようにプラットフォーム・リソースの結合解除済みセットを割り振ることによって、及びそのイメージに割り振られていないいずれのリソースも種々のイメージが制御し得ないことを保証するための機構を設けることによって、行われる。更に、オペレーティング・システムの割り振られたリソースを制御するときのソフトウェア・エラーは、他の如何なるイメージのリソースにも影響を与えないようにされる。

従って、オペレーティング・システムの各イメージ又は異なる各オペレーティング・システムは、プラットフォームにおける割り振り可能なリソースの異なるセットを直接に制御する。論理パーティション・データ処理システムにおけるハードウェア・リソースに関して、これらのリソースは種々のパーティション間で相互に無関係状態で共用される。これらのリソースは、例えば、入出力(I/O)アダプタ、メモリDIMM、不揮発性ランダムアクセス・メモリ(NVRAM)、及びハードディスクドライブを含んでもよい。LPARデータ処理システム内の各パーティションは、そのデータ処理システム全体をパワーサイクルすることを必要とせずに何度もブート及びシャットダウンすることが可能である。

論理パーティション・データ処理システムが障害遭遇するとき、プロセス及びシステム状態に関連するデータは、その障害の識別及び分析援助する必要がある。現在の論理パーティション・データ処理システムでは、そのシステムの現設計ために、障害を診断するに必要なデータのうちのあるものが利用し得ない。プラットフォーム・ファームウェアは、例えば、そのファームウェアにおけるコード・パストレースを可能にするためのトレース機構を含む。論理パーティション・データ処理システムにおいて使用されるプラットフォーム・ファームウェアの例は、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能なハイパーバイザである。

現在使用されているトレース機構の場合、各パーティションがプラットフォーム・ファームウェア・コールを行うとき、そのプラットフォーム・ファームウェアにおいて必要なコード・パスを示すトレース情報及び臨界的なデータ値がトレース・バッファに書き込まれる。このトレース情報は、パーティションがエラーに遭遇し、そのエラー・パスが臨界的なデータ値と共にトレースされるとき、特に重要なものである。

現在、すべての論理パーティション・モードのデータ処理システム・プラットフォームがハイパーバイザ・トレース機構をサポートしている。そのハイパーバイザ・トレース機構は、ハイパーバイザ実行時にハイパーバイザ・スペースに設けられたトレース・バッファにハイパーバイザ・コード実行トレース・ポイント・データを書き込むために使用される。このハイパーバイザ・トレース・データは、システム障害の場合にそのフィールドにおける効果的な障害分析にとって不可欠なものである。

この状況は、プロセッサが複数のパーティションに専用のものであり、これらのパーティションが同じバッファに書き込みを行うという構成の場合に問題を生じる。これらのバッファは、一般に、環状態様に編成される。従って、パーティション・クラッシュが生じる場合、トレース・データが、論理パーティション・データ処理システムにおける他のパーティションによって素早く上書きされることがある。その結果、その問題の診断を援助するために必要な重要データが失われることがある。

1つの解決方法は、より大きなバッファを作成することである。更に、パーティションの数が増加するにつれて、このトレース・バッファのサイズは、更なるデータを収容するように大きくなる必要がある。各論理パーティション・データ処理システムが個々に構成され、動的な構成が可能にされるので、バッファ構造は、意図的に最大の構成を事前割振りされなければならない。その結果、不用なメモリ・スペースがより小さい構成として存在することになる。更に、システム・メモリが高額であるシステムでは、その不用なメモリ・スペースがその論理パーティション・データ処理システムのコストを増大させている。

したがって、トレース・データを保存するための改良された方法、装置、及びコンピュータ命令を持つことは有利なことであろう。

概要

論理パーティション・データ処理システムにおいてトレース・データを処理するための方法、装置、及びコンピュータ命令を提供する。例外を生じさせるパーティションがその例外の検出に応答して識別される。そのパーティションは、論理パーティション・データ処理システムにおける一組のパーティション内の1つである。識別されたパーティションに対するトレース・データが、マシンチェック割込みハンドラに対するエラー・ログ又は他のデータ構造体に記憶される。

目的

本発明の目的は、論理パーティション・データ処理システムにおいてトレース・データを処理するための方法、装置、及びコンピュータ命令を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

論理パーティションデータ処理システムにおいてトレース・データを処理するための方法であって、例外の検出に応答して、前記論理パーティション・データ処理システムにおける一組のパーティション内の前記例外に関連したパーティション識別するステップと、前記識別されたパーティションに対するトレース・データを、マシンチェック割込みハンドラに対するエラーログに記憶するステップと、を含む方法。

請求項2

前記エラー・ログを不揮発性ストレージに記憶するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記不揮発性ストレージが不揮発性ランダムアクセスメモリである、請求項2に記載の方法。

請求項4

前記パーティションを識別するステップが、最新のトレース・データ・エントリにおけるパーティション識別子を識別するステップを含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記識別するステップ及び前記記憶するステップがプラットフォームファームウェアによって遂行される、請求項1に記載の方法。

請求項6

前記記憶するステップがマシンチェック割込みハンドラによって遂行される、請求項1に記載の方法。

請求項7

前記識別するステップがパーティション・データ・フィルタによって遂行される、請求項1に記載の方法。

請求項8

前記識別されたパーティションに対するトレース・データだけが前記エラー・ログに記憶される、請求項1に記載の方法。

請求項9

前記トレース・データが最初にプラットフォーム・ファームウェア・トレース・バッファに置かれる、請求項1に記載の方法。

請求項10

トレース・データを処理するための論理パーティション・データ処理システムであって、識別されたパーティションを形成するために、例外の検出に応答して、前記論理パーティション・データ処理システムにおける一組のパーティション内の前記例外に関連したパーティションを識別するための識別手段と、前記識別されたパーティションに対するトレース・データを、マシンチェック割込みハンドラに対するエラー・ログに記憶するための記憶手段と、を含む、データ処理システム。

請求項11

前記記憶手段は第1記憶手段であり、前記エラー・ログを不揮発性ストレージに記憶するための第2記憶手段を更に含む、請求項10に記載のデータ処理システム。

請求項12

前記不揮発性ストレージが不揮発性ランダム・アクセス・メモリである、請求項11に記載のデータ処理システム。

請求項13

前記識別手段が、最新のトレース・データ・エントリにおけるパーティション識別子を識別するための識別手段を含む、請求項10に記載のデータ処理システム。

請求項14

前記識別手段及び前記記憶手段がプラットフォーム・ファームウェアに設けられる、請求項10に記載のデータ処理システム。

請求項15

前記記憶手段がマシンチェック割込みハンドラに設けられる、請求項10に記載のデータ処理システム。

請求項16

前記識別手段がパーティション・データ・フィルタに設けられる、請求項10に記載のデータ処理システム。

請求項17

前記識別されたパーティションに対するトレース・データだけが前記エラー・ログに記憶される、請求項10に記載のデータ処理システム。

請求項18

前記トレース・データが最初にプラットフォーム・ファームウェア・トレース・バッファに置かれる、請求項10に記載のデータ処理システム。

請求項19

コンピュータに、識別されたパーティションを形成するために、例外の検出に応答して、論理パーティション・データ処理システムにおける一組のパーティション内の前記例外に関連したパーティションを識別するための第1命令と、前記識別されたパーティションに対するトレース・データを、マシンチェック割込みハンドラに対するエラー・ログに記憶するための第2命令と、を実行させて、トレース・データを処理するためのコンピュータ・プログラム

請求項20

前記エラー・ログを不揮発性ストレージに記憶するための第3命令を更に含む、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項21

前記不揮発性ストレージが不揮発性ランダム・アクセス・メモリである、請求項20に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項22

前記第1命令が、最新のトレース・データ・エントリにおけるパーティション識別子を識別するためのサブ命令を含む、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項23

前記第1命令及び前記第2命令がプラットフォーム・ファームウェアに設けられる、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項24

前記第2命令がマシンチェック割込みハンドラに設けられる、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項25

前記第1命令がパーティション・データ・フィルタを用いて実行される、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項26

前記識別されたパーティションに対するトレース・データだけが前記エラー・ログに記憶される、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項27

前記トレース・データが最初にプラットフォーム・ファームウェア・トレース・バッファに置かれる、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

請求項28

バス・システムと、前記バス・システムに接続され、一組の命令を含むメモリと、前記バス・システムに接続された処理ユニットと、を含み、前記処理ユニットは、識別されたパーティションを形成するために、例外の検出に応答して、論理パーティション・データ処理システムにおける一組のパーティション内の前記例外に関連したパーティションを識別し、前記識別されたパーティションに対するトレース・データを、マシンチェック割込みハンドラに対するエラー・ログに記憶するために、前記一組の命令を実行する、論理パーティション・データ処理システム。

技術分野

0001

本発明は、一般的には、データ処理システムの改良に関し、特に、データを処理するための方法及び装置に関するものである。更に詳しく言えば、本発明は、論理パーティション・データ処理システムにおいてトレース・データを管理するための方法、装置、及びコンピュータ命令に関するものである。

背景技術

0002

インターナシナルビジネスマシーンズ・コーポレーションから入手可能な IBM eServer P690、ヒュレットパッカード・カンパニーから入手可能なDHP9000 SuperdomeEnterprise Server、及びサンマイクロシステムズ・インコーポレーテッドから入手可能な Sunfire 15Kサーバのような益々大型化した対称マルチプロセッサ・データ処理システムは単一の大型データ処理システムとして使用されてはいない。その代わり、これらのタイプのデータ処理システムはパーティション化され、小型システムとして使用されている。これらのシステムは、論理パーティション(LPAR)・データ処理システムと呼ばれることもある。データ処理システム内論理的にパーティション化された機能性は、単一のオペレーティング・システムの複数コピー又は複数の異種オペレーティング・システムが単一のデータ処理システム・プラットフォーム上で同時に稼動することを可能にしている。1つのオペレーティング・システムのイメージが内部で稼動するパーティションは、プラットフォーム・リソース重畳しないサブセット割り当てられる。これらのプラットフォームの割り振り可能なリソースは、割り込み管理エリア、システム・メモリの領域、入出力(I/O)アダプタバススロットを有する1つ又は複数の体系的に別個プロセッサを有する。そのパーティションのリソースは、オペレーティング・システム・イメージに対するプラットフォームのファームウェアによって表される。

0003

1つのプラットフォーム内で稼動する各個別のオペレーティング・システム又は1つのオペレーティング・システムのイメージは、1つの論理パーティションにおけるソフトウェアエラーが他のいずれのパーティションにおける正しいオペレーションにも影響しないように、相互に保護されている。この保護は、各オペレーティング・システムのイメージによって直接管理されるようにプラットフォーム・リソースの結合解除済みセットを割り振ることによって、及びそのイメージに割り振られていないいずれのリソースも種々のイメージが制御し得ないことを保証するための機構を設けることによって、行われる。更に、オペレーティング・システムの割り振られたリソースを制御するときのソフトウェア・エラーは、他の如何なるイメージのリソースにも影響を与えないようにされる。

0004

従って、オペレーティング・システムの各イメージ又は異なる各オペレーティング・システムは、プラットフォームにおける割り振り可能なリソースの異なるセットを直接に制御する。論理パーティション・データ処理システムにおけるハードウェア・リソースに関して、これらのリソースは種々のパーティション間で相互に無関係状態で共用される。これらのリソースは、例えば、入出力(I/O)アダプタ、メモリDIMM、不揮発性ランダムアクセス・メモリ(NVRAM)、及びハードディスクドライブを含んでもよい。LPARデータ処理システム内の各パーティションは、そのデータ処理システム全体をパワーサイクルすることを必要とせずに何度もブート及びシャットダウンすることが可能である。

0005

論理パーティション・データ処理システムが障害遭遇するとき、プロセス及びシステム状態に関連するデータは、その障害の識別及び分析援助する必要がある。現在の論理パーティション・データ処理システムでは、そのシステムの現設計ために、障害を診断するに必要なデータのうちのあるものが利用し得ない。プラットフォーム・ファームウェアは、例えば、そのファームウェアにおけるコード・パスのトレースを可能にするためのトレース機構を含む。論理パーティション・データ処理システムにおいて使用されるプラットフォーム・ファームウェアの例は、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能なハイパーバイザである。

0006

現在使用されているトレース機構の場合、各パーティションがプラットフォーム・ファームウェア・コールを行うとき、そのプラットフォーム・ファームウェアにおいて必要なコード・パスを示すトレース情報及び臨界的なデータ値がトレース・バッファに書き込まれる。このトレース情報は、パーティションがエラーに遭遇し、そのエラー・パスが臨界的なデータ値と共にトレースされるとき、特に重要なものである。

0007

現在、すべての論理パーティション・モードのデータ処理システム・プラットフォームがハイパーバイザ・トレース機構をサポートしている。そのハイパーバイザ・トレース機構は、ハイパーバイザ実行時にハイパーバイザ・スペースに設けられたトレース・バッファにハイパーバイザ・コード実行トレース・ポイント・データを書き込むために使用される。このハイパーバイザ・トレース・データは、システム障害の場合にそのフィールドにおける効果的な障害分析にとって不可欠なものである。

0008

この状況は、プロセッサが複数のパーティションに専用のものであり、これらのパーティションが同じバッファに書き込みを行うという構成の場合に問題を生じる。これらのバッファは、一般に、環状態様に編成される。従って、パーティション・クラッシュが生じる場合、トレース・データが、論理パーティション・データ処理システムにおける他のパーティションによって素早く上書きされることがある。その結果、その問題の診断を援助するために必要な重要データが失われることがある。

0009

1つの解決方法は、より大きなバッファを作成することである。更に、パーティションの数が増加するにつれて、このトレース・バッファのサイズは、更なるデータを収容するように大きくなる必要がある。各論理パーティション・データ処理システムが個々に構成され、動的な構成が可能にされるので、バッファ構造は、意図的に最大の構成を事前割振りされなければならない。その結果、不用なメモリ・スペースがより小さい構成として存在することになる。更に、システム・メモリが高額であるシステムでは、その不用なメモリ・スペースがその論理パーティション・データ処理システムのコストを増大させている。

0010

したがって、トレース・データを保存するための改良された方法、装置、及びコンピュータ命令を持つことは有利なことであろう。

発明が解決しようとする課題

0011

本発明の目的は、論理パーティション・データ処理システムにおいてトレース・データを処理するための方法、装置、及びコンピュータ命令を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

例外を生じさせるパーティションがその例外の検出に応答して識別される。そのパーティションは、論理パーティション・データ処理システムにおける一組のパーティション内の1つである。識別されたパーティションに対するトレース・データが、マシンチェック割込みハンドラに対するエラー・ログ又は他のデータ構造体に記憶される。

発明を実施するための最良の形態

0013

図面、特に、図1を参照すると、本発明を実施し得るデータ処理システム100のブロック図が示される。データ処理システム100は、システム・バス106に接続された複数のプロセッサ101、102、103、及び104を含む対称マルチプロセッサ(SMP)システムであってもよい。例えば、データ処理システム100は、米国ニューヨークアーモンクにあるインターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションの製品であって、ネットワークにおけるサーバとして具現化された IBM eServer であってもよい。それとは別に、単一のプロセッサ・システムが使用されてもよい。更に、システム・バス106には、メモリ・コントローラキャッシュ108が接続される。メモリ・コントローラ/キャッシュ108は、複数のローカル・メモリ160〜163に対するインターフェースを提供する。システム・バス106には、I/Oバス・ブリッジ110が接続され、それはI/Oバス112に対するインターフェースを提供する。メモリ・コントローラ/キャッシュ108及びI/Oバス・ブリッジ110は、図示のように、一体化されてもよい。

0014

データ処理システム100は、論理パーティション(LPAR)データ処理システムである。従って、データ処理システム100は、同時に実行される複数の異種オペレーティング・システム(または、単一オペレーティング・システムの複数インスタンス)を有してもよい。これらの複数のオペレーティング・システムの各々は、それの内部で実行される任意の数のソフトウェア・プログラムを有することが可能である。データ処理システム100は、種々のPCII/Oアダプタ120〜121、128〜129、136、グラフィックス・アダプタ148、及びハードディスク・アダプタ149が種々の論理パーティションに割り当てられるよう、論理的にパーティション化される。この場合、グラフィックス・アダプタ148はディスプレイ装置(図示されてない)に対する接続を提供し、一方、ハード・ディスク・アダプタ149はハード・ディスク150に対する接続を提供する。

0015

従って、例えば、データ処理システム100が3つの論理パーティションP1、P2、及びP3に分割されるものと仮定する。PCII/Oアダプタ120〜121、128〜129、136、グラフィックス・アダプタ148、及びハード・ディスク・アダプタ149の各々、ホスト・プロセッサ101〜104の各々、及びローカル・メモリ160〜163のメモリがそれら3つの論理パーティションの各々に割り当てられる。これらの例では、ローカル・メモリ160〜163は、デュアルインライン・メモリ・モジュール(DIMM)の形式を取るものでもよい。DIMMは、いつもDIMM毎にパーティションに割り当てられるとは限らない。その代わり、プラットフォームから見たメモリ全体の一部分を、1つのパーティションが得るであろう。例えば、プロセッサ101と、ローカル・メモリ160〜163からのメモリのある部分と、PCI I/Oアダプタ120、128、及び129が論理パーティションP1に割り当てられ、プロセッサ102〜103と、ローカル・メモリ160〜163からのメモリのある部分と、PCI I/Oアダプタ121及び136が論理パーティションP2に割り当てられ、そしてプロセッサ104と、ローカル・メモリ160〜163からのメモリのある部分と、グラフィックス・アダプタ148と、ハード・ディスク・アダプタ149が論理パーティションP3に割り当てられてもよい。

0016

データ処理システム100において実行される各オペレーティング・システムは異なる論理パーティションに割り当てられる。従って、データ処理システム100において実行される各オペレーティング・システムは、それの各論理パーティション内にあるI/O装置だけをアクセスすることが可能である。従って、例えば、拡張対話式エグゼクティブAIX)オペレーティング・システムの1つのインスタンスが論理パーティションP1内で実行中であり、AIXオペレーティング・システムの第2インスタンス(イメージ)が論理パーティションP2内で実行中であり、そして Linux または OS/400 オペレーティング・システムが論理パーティションP3内で実行中であってもよい。

0017

I/Oバス112に接続されたペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)ホスト・ブリッジ114がPCIローカル・バス115に対するインターフェースを提供する。多数のPCI入出力アダプタ120〜121がPCI-TO-PCIブリッジ116、PCIバス118、PCIバス119、I/Oスロット170、及びI/Oスロット171を介してPCIバス115に接続される。PCI-TO-PCIブリッジ116は、PCIバス118及びPCIバス119に対するインターフェースを提供する。PCI I/Oアダプタ120及び121が、それぞれ、I/Oスロット170及び171に設けられる。代表的なPCIを具現化したものは、4個及び8個のI/Oアダプタ(即ち、アド・イン・コネクタのための拡張スロット)の間をサポートするであろう。各PCI I/Oアダプタ120〜121は、データ処理システム100と、例えば、データ処理システム100にとってはクライアントである他のネットワーク・コンピュータのような入出力装置との間のインターフェースを提供する。

0018

更なるPCIホスト・ブリッジ122が更なるPCIバス123に対するインターフェースを提供する。PCIバス123は、複数のPCI I/Oアダプタ128〜129に接続される。PCI I/Oアダプタ128〜129は、PCI-TO-PCIブリッジ124、PCIバス126、PCIバス127、I/Oスロット172、及びI/Oスロット173を介してPCIバス123に接続される。PCI-TO-PCIブリッジ124は、PCIバス126及びPCIバス127に対するインターフェースを提供する。PCI I/Oアダプタ128及び129は、それぞれ、I/Oスロット172及び173に設けられる。このように、例えば、モデムまたはネットワーク・アダプタのような更なるI/O装置がPCI I/Oアダプタ128〜129の各々を介してサポートされてもよい。このように、データ処理システム100は、複数のネットワーク・コンピュータへの接続を可能にする。

0019

I/Oスロット174に挿入されたメモリ・マップ・グラフィックス・アダプタ148がPCIバス144、PCI-TO-PCIブリッジ142、PCIバス141、及びPCIホスト・ブリッジ140を介してI/Oバス112に接続される。ハード・ディスク・アダプタ149がI/Oスロット175に挿入され、I/Oスロット175はPCIバス145に接続される。更に、このバス145は、PCI-TO-PCIブリッジ142に接続され、そのブリッジ142は、PCIバス141によってPCIホスト・ブリッジ140に接続される。

0020

PCIホスト・ブリッジ130が、PCIバス131をI/Oバス112に接続するためのインターフェースを提供する。PCI I/Oアダプタ136がI/Oスロット176に接続される。そのI/Oスロット176はPCIバス133によってPCI-TO-PCIブリッジ132に接続される。PCI-TO-PCIブリッジ132はPCIバス131に接続される。このPCIバス131は、PCIホスト・ブリッジ130をサービス・プロセッサ・メールボックス・インターフェース及びISAバス・アクセス・パススルーロジック194、並びにPCI-TO-PCIブリッジ132にも接続する。サービス・プロセッサ・メールボックス・インターフェース及びISAバス・アクセス・パススルー・ロジック194は、PCI/ISAブリッジ193を宛先とするPCIアクセスを搬送する。NVRAMストレージ192がISAバス196に接続される。サービス・プロセッサ135がPCIバス195を介してサービス・プロセッサ・メールボックス・インターフェース及びISAバス・アクセス・パススルー・ロジック194に接続される。サービス・プロセッサ135は、複数のJTAG/I2Cバス134を介してプロセッサ101〜104にも接続される。JTAG/I2Cバス134は、JTAG/スキャン・バス(IEEE 1149.1参照)及びPhillipsI2Cバスの結合体である。しかし、JTAG/I2Cバス134は、その代替として、Phillips I2Cバスのみ、またはJTAG/スキャン・バスのみによる置換も可能である。ホスト・プロセッサ101、102、103、及び104のSP−ATTN信号が、すべて、サービス・プロセッサの割込み入力信号に結合される。サービス・プロセッサ135は、それ自身のローカル・メモリ191を有し、ハードウェアOPパネル190に対するアクセスも行う。

0021

データ処理システム100が最初に電源投入されるとき、サービス・プロセッサ135が、JTAG/I2Cバス134を使用してシステム(ホスト)プロセッサ101〜104、メモリ・コントローラ/キャッシュ108、及びI/Oブリッジ110に問い合わせを行う。このステップの終了時に、サービス・プロセッサ135が、データ処理システム100に関するインベントリ及びトポロジを理解する。サービス・プロセッサ135は、更に、ホスト・プロセッサ101〜104、メモリ・コントローラ/キャッシュ108、及びI/Oブリッジ110に問い合わせを行うことによってわかったすべての素子に関して、組込み自己診断テストBIST)、基本保証テスト(BAT)、およびメモリ・テストを実行する。BIST、BAT、及びメモリ・テスト中に検出された障害に関するすべてのエラー情報がサービス・プロセッサ135によって収集され、報告される。

0022

BIST、BAT、及びメモリ・テスト中に障害があることがわかった素子を取り除いた後、依然として、システムリソースの有意義な/有効な構成が可能である場合、データ処理システム100は、実行可能なコードをローカル(ホスト)メモリ160〜163にロードするように進行することを可能にされる。そこで、サービス・プロセッサ135が、ローカル・メモリ160〜163にロードされたコードを実行するためにホスト・プロセッサ101〜104を解放する。ホスト・プロセッサ101〜104はデータ処理システム100におけるそれぞれのオペレーティング・システムからのコードを実行するが、サービス・プロセッサ135はエラーを監視及び報告するモードに入る。サービス・プロセッサ135によって監視される項目のタイプは、例えば、冷却ファンの速度及び動作、温度センサ電源調整器を含み、更に、プロセッサ101〜104、ローカル・メモリ160〜163、及びI/Oブリッジ110によって報告された回復可能エラー及び回復不能エラーを含む。

0023

サービス・プロセッサ135は、データ処理システム100におけるすべての監視された項目に関するエラー情報を保存及び報告する責任を負っている。更に、サービス・プロセッサ135は、エラーのタイプ及び定義された閾値に基づいてアクションを取る。例えば、サービス・プロセッサ135は、プロセッサのキャッシュ・メモリに関する過度回復可能なエラーを注目し、これが難しい障害を予測するものであることを決定することがある。この決定に基づいて、サービス・プロセッサ135は、現在稼動しているセッション時及び将来の初期プログラム・ロード(IPL)時に構成解除するようにそのリソースにマークを付することも可能である。なお、IPLは、時には「ブート」または「ブートストラップ」と呼ばれることもある。

0024

データ処理システム100は、種々の商業的に入手可能なコンピュータ・システムを使用して具現化することが可能である。例えば、データ処理システム100は、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能な IBM eServer iSeries Model 840 システムを使用して具現化することができる。そのようなシステムは、OS/400オペレーティング・システムを使用して論理パーティションをサポートすることが可能である。なお、OS/400 オペレーティング・システムも、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能である。

0025

図1に示されたハードウェアが変更可能なものであることは当業者には明らかであろう。例えば、光ディスク・ドライブ等のような他の周辺装置が、図示のハードウェアに加えて、またはそのハードウェアに代わって、使用されてもよい。図示の例は、本発明に関してアーキテクチャ上の限定を暗に示すことを意図するものではない。

0026

図2を参照すると、本発明を実装することが可能である例示的な論理パーティション・プラットフォームのブロック図が示される。論理パーティション・プラットフォーム200におけるハードウェアは、例えば、図1におけるデータ処理システム100として実装することが可能である。論理パーティション・プラットフォーム200は、パーティション・ハードウェア230、オペレーティング・システム202、204、206、208、及びパーティション管理ファームウェア(プラットフォーム・ファームウェア)210を含む。オペレーティング・システム202、204、206、及び208は、論理パーティション・プラットフォーム200において同時に稼動する単一のオペレーティング・システムの複数コピー、または複数の異種のオペレーティング・システムであってもよい。これらのオペレーティング・システムは、ハイパーバイザのようなパーティション管理ファームウェアとインターフェースするように設計された OS/400 を使用して具現化することが可能である。OS/400 は、これらの実施例では単に1つの例として使用される。もちろん、特定の具現化方法次第で、AIX及び Linux のような他のタイプのオペレーティング・システムを使用することも可能である。オペレーティング・システム202、204、206、及び208がパーティション203、205、207、及び209に設けられる。ハイパーバイザ・ソフトウェアは、パーティション管理ファームウェア210を具現化するために使用可能なソフトウェアの一例であり、それは、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能である。ファームウェアは、例えば、リードオンリ・メモリ(ROM)、プログラマブルROMPROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、及び不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(不揮発性RAM)のような、電力がなくても内容を保持するメモリ・チップに記憶された「ソフトウェア」である。

0027

更に、これらのパーティションは、パーティション・ファームウェア211、213、215、及び217を含む。パーティション・ファームウェア211、213、215、及び217は、初期ブートストラップ・コード、IEEE−1275スタンダードオープン・ファームウェア、及びランタイムアブストラクション・ソフトウェア(RTAS)を使用して具現化可能である。なお、RTASは、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから入手可能である。パーティション203、205、207、及び209がインスタンス化されるとき、ブート・ストラップ・コードのコピーがプラットフォーム・ファームウェア210によってパーティション203、205、207、及び209にロードされる。しかる後、ブート・ストラップ・コードがその後オープン・ファームウェア及びRTASをロードすることによって、そのブート・ストラップ・コードに制御が移される。次に、それらのパーティションに関連した又は割り当てられたプロセッサが、パーティション・ファームウェアを実行するためにそれらのパーティションのメモリにディスパッチされる。

0028

パーティション・ハードウェア230は、複数のプロセッサ232〜238、複数のシステム・メモリ・ユニット240〜246、複数の入出力(I/O)アダプタ248〜262、及びストレージ・ユニット270を含む。プロセッサ232〜238、メモリ・ユニット240〜246、NVRAM298、及びI/Oアダプタ248〜262の各々は論理パーティション・プラットフォーム200における複数のパーティションの1つに割り当て可能である。なお、それらのパーティションの各々は、オペレーティング・システム202、204、206、及び208の1つに対応する。

0029

パーティション管理ファームウェア210は、論理パーティション・プラットフォーム200のパーティション化をもたらし且つ強化するために、パーティション203、205、207、及び209に対する多数の機能及びサービスを遂行する。パーティション管理ファームウェア210は、基本的なハードウェアと同様のファームウェア実装の仮想マシンである。従って、パーティション管理ファームウェア210は、論理パーティション・プラットフォーム200のすべてのハードウェア・リソースを仮想化することによって、独立したオペレーティング・システム202、204、206、及び208の同時実行を可能にする。

0030

パーティションにおけるプラットフォーム・エラーの処理のような種々のサービスを提供するためにサービス・プロセッサ290を使用することが可能である。これらのサービスは、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションのような製造業者にエラーを報告するためのサービス・エージェントとして作用することも可能である。種々なパーティションの操作がハードウェア管理コンソール280を介して制御可能である。ハードウェア管理コンソール280は、種々のパーティションに対するリソースの再割り振りを含む種々の機能をシステム管理者が遂行することを可能にする別のデータ処理システムである。

0031

次に、図3を参照すると、トレース・データを処理するために使用される現在入手可能な論理パーティション・データ処理システムにおけるコンポーネントを表す図が示される。この実施例では、パーティション300がオペレーティング・システム302及びRTAS304を含む。パーティション306が、オペレーティング・システム308及びRTAS310を含む。これらの図示された例では、255個までのパーティションが存在可能である。これらのパーティションは、すべて、ハイパーバイザ312のようなプラットフォーム・ファームウェアを通して管理される。

0032

パーティション300がハイパーバイザ312に対してコールを行うとき、ハイパーバイザ・コード・パス318が生成される。これらのコールから生成されたトレース・データがハイパーバイザ・トレース・バッファ316に記憶される。このトレース・データは、図4におけるハイパーバイザ・トレース・バッファ418におけるエントリに記憶される。トレース・データは、これらの実施例では、得られたコード・パスを示すトレース情報及び重要なデータ値を含む。トレース情報のほかに、各エントリは、そのトレース・データを生じさせたコールを行ったパーティションを識別するためのパーティション識別子を含む。パーティション・マネージャ314は、コード・パスが生じたとき、ハイパーバイザ・トレース・バッファ316にトレース情報を書き込む。このトレース情報は、このパーティション・マネージャ314がハイパーバイザ312に対してコールを行うときに書き込まれる。パーティション・マネージャ314はハイパーバイザ312における1つのコンポーネントである。このコンポーネントはパーティションを管理するために使用され、パーティションを開始及び終了させるというような機能を含む。パーティション・マネージャ314によって行われたコールがハイパーバイザ・トレース・バッファ316に記憶される。

0033

同様に、ハイパーバイザ312に対するコールがパーティション306によって行われるとき、ハイパーバイザ・コード・パス320が形成され、これらのコールに対するトレース・データがハイパーバイザ・トレース・バッファ316に記憶される。同様に、ハイパーバイザ・コード・パス320は、ハイパーバイザ312がパーティション306によるコールを受けるときに形成される。このパスに対するトレース・データもハイパーバイザ・トレース・バッファ316に記憶される。

0034

各パーティションが活性化されるとき、オペレーティング・システムがロードされ、実行を開始する。オペレーティング・システム302のようなオペレーティング・システムがプラットフォーム・リソースを必要とするとき、そのオペレーティング・システムはRTAS304に対してRTASコールを行う。一方、RTAS304は、ハイパーバイザ312に対してハイパーバイザ・コールを行う。ハイパーバイザ・コールが実行されるとき、パーティション・データを分離することなく、トレース・データがハイパーバイザ・トレース・バッファ316に書き込まれるという特別の「トレース・ポイント」が実行される。換言すると、すべてのパーティションによるすべてのコールに対するすべてのトレース・データがこのバッファに書き込まれる。

0035

パーティションを代表してハイパーバイザ・コールを実行するハイパーバイザ・データが単一のバッファに書き込まれるのみならず、ハイパーバイザ機構であるパーティション・マネージャ314もそれのトレース・データを同じトレース・バッファに書き込む。更に、マシンチェック割り込みハンドラ322が同じトレース機構を使用し、ハイパーバイザ・トレース・バッファ316に情報を記憶する。

0036

しかし、この現在のシステムは、すべての情報をハイパーバイザ・トレース・バッファ316に記憶する。その結果、これらのタイプのバッファにおける制限されたスペースのために、現在のシステムでは、データが上書きされることがある。問題は、すべてのプロセッサが複数のパーティションに専用であるとき、同様に編成された同じバッファに書き込む構成が大きくなることである。パーティション・クラッシュが生じる場合、その問題の診断を助けることがあり得る重要なデータの喪失を他のパーティションが生じさせることによって、ハイパーバイザ・コード・パス318におけるトレース・データが直ちに上書きされる。

0037

次に、図4を参照すると、セキュリティ上の弱点を排除するようにトレース・データを管理するための構成を表す図が本発明の好適な実施例に従って示される。この実施例では、パーティション400及びパーティション402が存在し、ハイパーバイザ404を通して管理される。パーティション400はオペレーティング・システム406及びRTAS408を含み、一方、パーティション402はオペレーティング・システム410及びRTAS412を含む。パーティション400又はパーティション402がハイパーバイザ404にコールを発生するとき、トレース・データがハイパーバイザ・トレース・バッファ418に記憶されることによって、ハイパーバイザ・コード・パス414及びハイパーバイザ・コード・パス416が生成される。

0038

更に、パーティション・マネージャ420は、トレース・データをハイパーバイザ・トレース・バッファ418に記憶するコールを生成することが可能である。マシンチェック割り込みハンドラ422もハイパーバイザ・トレース・バッファ418にデータを記憶する。

0039

ハイパーバイザ・トレース・バッファ422はエラー・バッファ426を含む。このバッファには、エラー・ログ428がある。このエラー・ログは、選択された又は特定の分析プログラムが使用し得るフォーマットを持ったエラー特有の部分を含む。なお、このログは、図示の実施例ではトレース・データを記憶するために使用し得るユーザ・エリアも含む。

0040

図示の実施例では、マシンチェック例外が生じるときには、いつも、ハイパーバイザ・トレース・バッファ418におけるトレース・データがエラー・バッファ426におけるエラー・ログ428にコピーされる。そのコピー動作は、これらの実施例では、マシンチェック割込みハンドラ422によって遂行される。例外は、プログラムにおける正規制御フローを変更する1つのエラー条件である。例外は、ハードウェア又はソフトウェアによって生成又は引き起こされることがある。ハードウェア例外は、例えば、リセット割込み、又はメモリ管理ユニットからの信号を含む。例外は、ゼロによる除算オーバフロー、又はアンダーフローのような数値エラーに対する演算論理ユニット又は浮動小数点ユニットによって、或いは、特権命令予約命令トラップ命令、又は未定義の命令のようなエラーをデコードする命令によって発生されることがある。

0041

パーティション・クラッシュの大多数がマシンチェック例外を発生する。本発明の機構は、トレース・データの喪失を回避する方法でそのトレース・データを獲得及び記憶するためにこのタイプの事象を使用する。更に詳しく言えば、エラー・ログ428のユーザ部分はこれらの実施例では使用されない。この部分は、トレース・データを記憶するために使用される。エラー・ログの如何なる未使用部分も、又はエラー・バッファ426における他の未使用スペースも、ハイパーバイザ・トレース・バッファ418からのトレース・データを記憶するために使用可能である。マシンチェック例外が生じるたびに、マシンチェック割込みハンドラ422がトレース・バッファ・データをエラー・ログ428の未使用部分に書き込む。この特徴は、エラー・ログがすべての稼動パーティションに送られるとき、それらのデータをデバッグのために容易に利用し得るようにすることを可能にする。

0042

この追加の特徴を含むためには、マシンチェック割込みハンドラ422に対するわずかな簡単なコーディングの変更しか必要ない。例外によって開始されるマシンチェックの間、マシンチェックを生じさせる最後のパーティション・データをハイパーバイザ・トレース・バッファ418からエラー・ログ428にコピーするために、トレース・データに対する現在のポインタが使用される。そのトレース・データは、例外が生じたパーティションからのトレース・データだけがエラー・ログ428にコピーされるように、フィルタされる。このフィルタリングは、これらの実施例ではハイパーバイザ404内のパーティション・データ・フィルタ424において実施される。パーティション・データ・フィルタ424は、ハイパーバイザ・トレース・バッファ418における最後のトレース・エントリにおいて見つかったパーティション識別子を調べることによって、例外が生じたパーティションを識別する。この識別子(ID)は、マシンチェック割込みハンドラ422によって要求されたトレース・データを弁別するために使用される。もちろん、このフィルタは、マシンチェック割込みハンドラ422内のような他の場所でも実装することが可能である。

0043

パーティションが終了した場合、マシンチェック割込みハンドラ422が呼び出されるとき、パーティション・データは、依然として、ハイパーバイザ・トレース・バッファ418に存在するであろう。マシンチェック割込みハンドラ422は、デバッグを目的としてトレース・データを保存するために、トレース・データをエラー・ログ428にコピーする。エラー・ログ428における使用可能なスペースの量次第で、すべてのトレース・データがハイパーバイザ・トレース・バッファ418からエラー・ログ428にコピー可能であるわけではない。マシンチェック割込みハンドラ422は、すべてのトレース・データがコピーされてしまうまで、又はエラー・ログ428における使用可能なそれ以上のスペースがなくなるまで、データをエラー・ログ428にコピーする。

0044

マシンチェック割込みハンドラ422がパーティション・トレース・データをエラー・ログ428にコピーした後、このログはNVRAM430のような不揮発性ストレージに書き込まれる。このログは、特殊エラー収集ルーチンによってコピーされる。そこで、このルーチンは、分析のためにこのログをすべてのアクティブなパーティションにコピーする。これらの実施例では、そのルーチンは、マシンチェック割込みハンドラの一部である。

0045

次に、図5を参照すると、本発明の好適な実施例に従ってトレース・データを弁別するためのプロセスのフローチャートが示される。図5に示されたプロセスは、図4におけるパーティション・データ・フィルタ424のようなフィルタ・プロセスにおいて実施することが可能である。このプロセスは、図4におけるハイパーバイザ・トレース・バッファ418のようなトレース・バッファからのデータに対するリクエスト受領されるときに開始される。これらの実施例では、マシンチェック割込みハンドラからのリクエストが受領される。

0046

プロセスは、トレース・データに対するリクエストを受けることによって開始する(ステップ500)。次に、最後のトレース・データ・エントリにおけるパーティション識別子(PID)が識別される(ステップ502)。しかる後、そのトレース・データ・エントリが選択される(ステップ504)。選択されたエントリは、要求者に送られなかったエントリである。これらの実施例におけるエントリは、最も新しいものから最も古いものへと選択される。換言すると、最も新しいエントリが転送のために最初に選択される。

0047

次に、選択されたトレース・データ・エントリに対するデータが検索される(ステップ506)。次に、データが、識別されたPIDに対するものであるかどうかに関する決定が行われる(ステップ508)。データがその識別されたPIDに対するものである場合、データはマシンチェック割込みハンドラに戻される(ステップ510)。次に、トレース・データに対する更なるリクエストが存在するかどうかに関する決定が行われる(ステップ512)。トレース・データに対する更なるリクエストが存在しない場合、プロセスは終了する。

0048

ステップ508を再び参照すると、識別されたPIDに対するデータが使用可能でない場合、次のトレース・データ・エントリが選択されてそのプロセスを処理し(ステップ514)、しかる後、上述のステップ506に戻る。ステップ512において、トレース・データに対する更なるリクエストが行われる場合、プロセスは、上述のステップ514に戻る。

0049

次に図6を参照すると、本発明の好適な実施例に従って、トレース・データをエラー・ログに保存するためのプロセスのフローチャートが示される。図6に示されたプロセスは、図4におけるマシンチェック割込みハンドラ422のようなマシンチェック割込みハンドラにおいて具現化することが可能である。このプロセスは、マシンチェック割込みハンドラが処理すべき例外が存在するときに開始される。

0050

プロセスは、プラットフォーム・ファームウェア・トレース・データに対するポインタを識別することによって開始する(ステップ600)。このポインタは、トレース・データ・バッファにおける現在のレコードを指す。次に、トレース・データ・バッファにおけるレコードに対するトレース・データがそのトレース・データ・バッファからリクエストされる(ステップ602)。このポインタは、検査のためにトレース・バッファにおける種々のレコードをリクエストするようデクリメントすることが可能である。そのリクエストに応答して、トレース・データが受領されたかどうかに関する決定が行われる(ステップ604)。これらの例では、そのリクエストに応答して、トレース・データが戻されるか又はそれ以上のデータが存在しないという表示が戻される。そこで、トレース・データが受領された場合、このトレース・データがエラー・ログにコピーされる(ステップ606)。次に、エラー・ログにおいて使用可能な更なる空きがあるかどうかに関する決定が行われる(ステップ608)。エラー・ログにおいて使用可能な更なる空きがない場合、プロセスは終了する。

0051

ステップ608を再び参照すると、エラー・ログにおいて使用可能な更なる空きがある場合、プロセスは、前述のステップ602に戻る。ステップ604を再び参照すると、トレース・データが受領されない場合、プロセスは終了する。

0052

従って、本発明は、トレース・データを処理するための改良された方法、装置、及びコンピュータ命令を提供する。本発明の機構は、トレース・データを記憶するための存在するエラー・ログ・スペースを使用することによって、トレース・データを保存する。これらの例では、エラー・ログは、マシンチェック割込みハンドラによる使用に関連したもの又はその使用のために作成されたものである。マシンチェック割込みハンドラによって処理されるべき例外が生じるたびに、データが検索される。この機構は、パーティションからのデータのうち例外を生じさせるデータだけが戻されるように、検索されたデータを弁別する。

0053

十分に機能するデータ処理システムに関連して本発明を説明したけれども、本発明のプロセスがコンピュータ可読媒体という形式で及び種々の形式で命令を配布することができること、及び、その配布を行うために実際に使用される信号保持媒体の特定のタイプに関係なく、本発明が等しく適用し得ることは当業者には明らかであろう。コンピュータ可読媒体の例は、フロッピ(商標)・ディスク、ハードディスク・ドライブ、RAM、CD−ROM、DVD−ROMのような記録可能タイプの媒体、及び、例えば、無線周波伝送及び光波伝送のような伝送形式を使用するディジタル及びアナログ通信リンク有線又は無線通信リンクのような伝送タイプの媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、特定のデータ処理システムにおける実際の使用のためにデコードされるコード化フォーマットの形式を取ることも可能である。

0054

図解及び説明を目的として本発明を記述した。それは、網羅的であることを意図するものではなく、開示された形式の発明に限定することを意図するものでもない。当業者には、多くの修正及び変更が明らかであろう。例えば、図示の実施例はトレース・データをエラー・ログに記憶している。このデータは、例外を処理するプロセスによってアクセス可能な任意のデータ構造で記憶されることも可能である。実施例は、発明の原理及び実用的な応用を最もよく理解するために、及び、意図する特定の用途に適した種々の修正によって当業者が種々の実施例に関して発明を理解することを可能にするために、選択及び開示したものである。

図面の簡単な説明

0055

本発明を実装し得るデータ処理システムのブロック図である。
本発明を実装し得る例示的な論理パーティション・プラットフォームのブロック図である。
トレース・データを処理するために使用される現時点利用可能な論理パーティション・データ処理システムにおけるコンポーネントを示す図である。
本発明の好適な実施例に従ってセキュリティ上の弱点を排除するためにトレース・データを管理するための構成を示す図である。
本発明の好適な実施例に従ってセキュリティ上の弱点を排除するためにトレース・データを管理する構成を示す図である。
本発明の好適な実施例に従ってトレース・データをエラー・ログに保存するためのプロセスを表すフローチャートを示す図である。

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