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技術 車両用フロアーマット及びその製法

出願人 株式会社プレステージ東洋アドレ株式会社
発明者 竹谷剛
出願日 2004年5月24日 (15年8ヶ月経過) 出願番号 2004-152987
公開日 2005年12月8日 (14年2ヶ月経過) 公開番号 2005-335417
状態 特許登録済
技術分野 乗客設備
主要キーワード エアー発生装置 合成ゴム系ホットメルト接着剤 フロアーマット 所定体積 ゴム系ホットメルト 実施品 すべり止め SBS
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年12月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

カーペット風合いが美しいフロアーマットを提供する。

解決手段

裏面M1側の不織布Cと、表て面M2側のカーペットAとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層する。裏面M1側の多孔質シート部材と、表て面M2側のカーペットAとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層する。噴霧付着自然冷却接着層Sは遮水性を有し、かつ、通気性を有する。

概要

背景

一般に、カーペット裏打ち材を積層させたフロアーマットは、カーペットと裏打ち材を接着・乾燥する際に、加熱していた(例えば、特許文献1参照)。例えば、エマルジョン接着剤を塗布後、ドライヤー加熱乾燥させて(すなわち、水分を飛ばして)いた。 しかし、上記加熱によりカーペットの風合いが損なわれるとともに、製造効率が悪いという欠点があった。

また、従来の車両用フロアーマットは、高級乗用車に使用したとき、室内の吸音特性が十分ではなかった。
特開2003−306069号公報

概要

カーペットの風合いが美しいフロアーマットを提供する。裏面M1側の不織布Cと、表て面M2側のカーペットAとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層する。裏面M1側の多孔質シート部材と、表て面M2側のカーペットAとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層する。噴霧付着自然冷却接着層Sは遮水性を有し、かつ、通気性を有する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

裏面(M1 )側の不織布(C)と、表て面(M2 )側のカーペット(A)とを、合成ゴム系ホットメルト接着剤(H)の噴霧付着自然冷却接着層(S)を介して、積層したことを特徴とする車両用フロアーマット

請求項2

裏面(M1 )側の多孔質シート部材(C′)と、表て面(M2 )側のカーペット(A)とを、合成ゴム系ホットメルト接着剤(H)の噴霧付着自然冷却接着層(S)を介して、積層したことを特徴とする車両用フロアーマット。

請求項3

噴霧付着自然冷却接着層(S)が遮水性を有し、かつ、通気性を有する請求項1又は2記載の車両用フロアーマット。

請求項4

噴霧付着自然冷却接着層(S)が 500〜2000Hzの低周波吸収特性を有し、不織布(C)又は多孔質シート部材(C′)が2000〜6400Hzの高周波吸収特性を有する請求項1,2又は3記載の車両用フロアーマット。

請求項5

カーペット(A)の裏面(A1 )側に加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤(H)を噴霧して、付着し、不織布(C)又は多孔質シート部材(C′)を、直ちに相互にプレスして、上記カーペット(A)と、上記不織布(C)又は多孔質シート部材(C′)を、積層し、次に、自然冷却することを特徴とする車両用フロアーマットの製法

請求項6

ロール状態から繰出しつつ送られる長尺状カーペット(A)の裏面(A1 )側に、加圧エアにて加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤(H)を噴霧して、付着し、ロール状態から繰出される長尺状の不織布(C)又は長尺状の多孔質シート部材(C′)を、直ちに加圧ローラ(K)にて、上記カーペット(A)と、上記不織布(C)又は多孔質シート部材(C′)を、相互にプレスして、積層し、次に、自然冷却し、その後、所定枚葉形状に打ち抜くことを特徴とする車両用フロアーマットの製法。

技術分野

0001

本発明は、車両用フロアーマット及びその製法に関する。

背景技術

0002

一般に、カーペット裏打ち材を積層させたフロアーマットは、カーペットと裏打ち材を接着・乾燥する際に、加熱していた(例えば、特許文献1参照)。例えば、エマルジョン接着剤を塗布後、ドライヤー加熱乾燥させて(すなわち、水分を飛ばして)いた。 しかし、上記加熱によりカーペットの風合いが損なわれるとともに、製造効率が悪いという欠点があった。

0003

また、従来の車両用フロアーマットは、高級乗用車に使用したとき、室内の吸音特性が十分ではなかった。
特開2003−306069号公報

発明が解決しようとする課題

0004

解決しようとする課題は、加熱によりカーペットの風合いが損なわれる点である。また、製造効率が悪いという点である。また、車両室内の吸音特性が不十分な点である。

課題を解決するための手段

0005

そこで、本発明に係る車両用フロアーマットは、裏面側の不織布と、表て面側のカーペットとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤噴霧付着自然冷却接着層を介して、積層したものである。また、裏面側の多孔質シート部材と、表て面側のカーペットとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤の噴霧付着自然冷却接着層を介して、積層したものである。また、噴霧付着自然冷却接着層が遮水性を有し、かつ、通気性を有するものである。また、噴霧付着自然冷却接着層が 500〜2000Hzの低周波吸収特性を有し、不織布又は多孔質シート部材が2000〜6400Hzの高周波吸収特性を有するものである。

0006

また、本発明に係る車両用フロアーマットの製法は、カーペットの裏面側に加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤を噴霧して、付着し、不織布又は多孔質シート部材を、直ちに相互にプレスして、上記カーペットと、上記不織布又は多孔質シート部材を、積層し、次に、自然冷却する方法である。また、ロール状態から繰出しつつ送られる長尺状カーペットの裏面側に、加圧エアにて加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤を噴霧して、付着し、ロール状態から繰出される長尺状の不織布又は長尺状の多孔質シート部材を、直ちに加圧ローラにて、上記カーペットと、上記不織布又は多孔質シート部材を、相互にプレスして、積層し、次に、自然冷却し、その後、所定枚葉形状に打ち抜く方法である。

発明の効果

0007

本発明の車両用フロアーマットによれば、カーペットの風合いが生かされて、美しい。また、製造効率が良い。また、車両室内の騒音を十分に吸収することができる。また、本発明の車両用フロアーマットの製法によれば、カーペットの風合いの生きた美しい車両用フロアーマットを製造することができる。

発明を実施するための最良の形態

0008

図1図2は、本発明の第1の実施の形態を示し、この車両用フロアーマットMは、例えば、自動車運転席足元に敷設して使用される。
裏面M1 側の不織布Cと、表て面M2 側のカーペットAとが、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層されている。なお、表て面M2 とは、第1の実施の形態及び第2の実施の形態に於ては、図2図3に2点鎖線にて示すように、後述のループパイルR又はカットパイル(図示省略)の先端が接する平面をいうと定義する。

0009

カーペットAは、タフテットカーペットから成る。具体的には、カーペットAは、基布BにループパイルR又はカットパイル(図示省略)を付設したものから成る。ループパイルR又はカットパイルは、例えば、ポリプロピレン又はナイロンから成る。

0010

噴霧付着自然冷却接着層Sは遮水性を有し、かつ、通気性(溌水性)を有する。例えば、噴霧付着自然冷却接着層Sは、SBSポリスチレンポリブタジエン−ポリスチレン)、SEBS{ポリスチレン−ポリエチレンブチレン)−ポリスチレン}、SIS(ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン)等の合成ゴム系樹脂から成る。そして、噴霧付着自然冷却接着層Sは、繊維状に形成されている。

0011

噴霧付着自然冷却接着層Sは 500〜2000Hzの低周波吸収特性を有する。不織布Cは2000〜6400Hzの高周波吸収特性を有する。すなわち、各々の周波数域に於て、顕著な吸収特性を発揮する。
噴霧付着自然冷却接着層Sの厚さtは、 100μm ≦t≦ 300μm に設定されている。t< 100μm の場合は、十分に騒音を吸収することができない。また、 300μm <tの場合は、後述のようにホットメルト溶融樹脂)を自然冷却して、噴霧付着自然冷却接着層Sを形成する際に、自然冷却するのに多くの時間がかかる。

0012

車両用フロアーマットMの厚さTは、10mm≦T≦35mmに設定されている。T<10mmの場合は、高級感に欠けると共に、十分に騒音を吸収することができない。また、35mm<Tの場合は、カーペットAのループパイルRが横倒しになり、あるいは、実用上厚くなり過ぎて社内に敷くと足が引掛かる等の不具合を生ずる。

0013

図3は、第2の実施の形態を示す。この車両用フロアーマットMは、裏面M1 側の多孔質シート部材C′と、表て面M2 側のカーペットAとが、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層されている。多孔質シート部材C′は、例えば、発泡ウレタンから成り、遮水性を有するとともに、通気性を有する。多孔質シート部材C′は2000〜6400Hzの高周波吸収特性を有する。つまり、この高周波数域で顕著な吸収特性を発揮する。

0014

次に、図4に於て、噴霧付着自然冷却接着層Sが遮水性を有する作用を説明する。
図4(a)は、カーペットAを図示省略した状態を示す。前述のように、噴霧付着自然冷却接着層Sは、散点状乃至網目状に形成されている(図4では、点々にて示す)。水に濡れた場合、図4(b)の2点鎖線にて示すように、水は表面張力にて所定体積以上の水滴Wとなる。この水滴Wが、散点状乃至網目状の噴霧付着自然冷却接着層Sの隙間S1 よりも大きいので、遮水される。

0015

次に、図5に於て、車両用フロアーマットの製造方法を説明する。
まず、ロール状態から繰出しつつ送られる長尺状カーペットAの裏面A1 側に、加圧エアにて加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤Hを噴霧して、付着する。具体的には、溶解タンクY内で加熱により液状としたホットメルト接着剤Hを、ノズルNに送り、このノズルNからカーテン状平板状)に、噴霧する。ノズルNは、加圧エア入口Eを有し、噴霧の際には、図5の矢印Jに示すように、加圧エア入口Eに加圧エアを吹込む。塗布幅方向微細かつ均一に噴霧することができる。10はコンプレッサ等のエアー発生装置であり、配管11にて加圧エア入口Eに連通連結されている。

0016

ロール状態から繰出される長尺状の不織布C又は長尺状の多孔質シート部材C′を、直ちに加圧ローラK,Kにて、カーペットAと、不織布C又は多孔質シート部材C′を、相互にプレスして、積層する。次に、自然冷却(自然放熱)する。その後、所定枚葉形状(例えば、図1に示すような形状)に打ち抜く(製造工程は図示省略)。

0017

本発明は、設計変更可能であって、例えば、カーペットAが、織りカーペットから成るも良い。また、不織布C又は多孔質シート部材C′が裏面M1 側にすべり止め加工層を有するも良い。つまり、不織布C又は多孔質シート部材C′の裏面M1 側にすべり止め加工を施す───アクリル樹脂スプレーにて積層させる───も良い。

0018

また、所定形状のカーペットAの裏面A1 側に加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤Hを噴霧して、付着し、上記所定形状と平面視形状が同一の不織布C又は多孔質シート部材C′を、直ちに相互にプレスして、カーペットAと、不織布C又は多孔質シート部材C′を、積層し、次に、自然冷却するも良い。

0019

以上のように、本発明は、裏面M1 側の不織布Cと、表て面M2 側のカーペットAとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層したので、カーペットAを加熱せずに製造することができ、カーペットAの風合いが生かされて、美しい。
また、裏面M1 側の多孔質シート部材C′と、表て面M2 側のカーペットAとを、合成ゴム系ホットメルト接着剤Hの噴霧付着自然冷却接着層Sを介して、積層したので、カーペットAを加熱せずに製造することができ、カーペットAの風合いが生かされて、美しい。
また、ゴム系ホットメルト接着剤Hは粘着性及び撥水性に富んだもので、噴霧付着自然冷却接着層Sは通気性は勿論遮水性も有するので、水が付着した場合にも水をこの接着層Sが保持し、放出可能にするので乾燥も速くなる。
また、噴霧付着自然冷却接着層Sが 500〜2000Hzの低周波吸収特性を有し、不織布C又は多孔質シート部材C′が2000〜6400Hzの高周波吸収特性を有するので、広範囲にわたる波長の車両室内騒音を吸収することができる。つまり、広範囲にわたる波長の車両室内騒音のエネルギーを消耗させて、吸音することができるので、高級乗用車に好適である。特に、低中周波効力を発揮するので自動車内部の静粛性を保つのに好適である。

0020

また、カーペットAの裏面A1 側に加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤Hを噴霧して、付着し、不織布C又は多孔質シート部材C′を、直ちに相互にプレスして、カーペットAと、不織布C又は多孔質シート部材C′を、積層し、次に、自然冷却するので、カーペットAの風合いが生きた美しい車両用フロアーマットを製造することができる。また、製造の効率が良い。
また、ロール状態から繰出しつつ送られる長尺状カーペットAの裏面A1 側に、加圧エアにて加熱溶融した合成ゴム系ホットメルト接着剤Hを噴霧して、付着し、ロール状態から繰出される長尺状の不織布C又は長尺状の多孔質シート部材C′を、直ちに加圧ローラKにて、カーペットAと、不織布C又は多孔質シート部材C′を、相互にプレスして、積層し、次に、自然冷却し、その後、所定枚葉形状に打ち抜くので、カーペットAの風合いが生きた美しい車両用フロアーマットを製造することができる。また、製造の効率が良い。

0021

ノズルNの加圧エア入口Eに吹込む加圧エアの圧力を、6種類に変化させて、カーペットAの裏面A1 側に噴霧して、本発明の実施品(実施例)を製造した。比較のために、接着剤をロールコーティング(塗布)した従来品を製造した。上記実施例及び従来例のそれぞれについて、音の周波数吸音率の関係を調べた。図6測定結果を示す。なお、図6に於て、実施例(実施品)の測定結果を実線にて示し、従来例(従来品)の測定結果を点線にて示す。

0022

図6から、 500〜2000Hzの低周波数域に於て、いずれの実施例も、従来例より優れた吸音率を示すことが分かる。

図面の簡単な説明

0023

本発明の第1の実施の形態を示す平面図である。
断面拡大正面図である。
第2の実施の形態を示す断面拡大正面図である。
カーペットを図示省略して示した説明図であり、 (a)は斜視説明図、 (b)は拡大説明図である。
製造方法の一例を示す説明図である。
測定結果を示すグラフ図である。

符号の説明

0024

Aカーペット
A1 裏面
C 不織布
C′多孔質シート部材
H (合成ゴム系)ホットメルト接着剤
K加圧ローラ
M1 裏面
M2 表て面
S噴霧付着自然冷却接着層

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