図面 (/)

技術 ディスクオートチェンジャ

出願人 株式会社デンソーテン株式会社村元工作所
発明者 藤本文彦小川宏一山中康誉畑田健一
出願日 2004年5月19日 (16年1ヶ月経過) 出願番号 2004-149359
公開日 2005年12月2日 (14年6ヶ月経過) 公開番号 2005-332468
状態 特許登録済
技術分野 ディスクのオートチェンジャ(ランダムアクセス)
主要キーワード 傾斜スリット 引掛け爪 微小磁性体 ギア付 挿排機構 動作行 手掛り 透過スリット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年12月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

従来のディスク分割機構に改良を加えて装置の小型化を図ることのできるディスクオートチェンジャを提供する。

解決手段

複数のディスク保持部材4(4−1〜4−6)と、複数のディスク保持部材4を、再生/記録の対象となるディスク保持部材を境にして分割するための割を入れる割入れ手段21と、複数のディスク保持部材4を積層方向に移動させて再生/記録の対象となるディスク保持部材を上記の割入れを行う位置まで移動させ、その割入れをさらに拡大させる昇降手段6と、を備えて構成する。

概要

背景

既に知られているディスクオートチェンジャとしては例えば下記の〔特許文献1〕や〔特許文献2〕等がある。これら従来例1〔特許文献1〕および従来例2〔特許文献2〕の概要は次のとおりである。

図12は従来例1の概要を示す図である。

本図において、従来例1(特開2003−6974号公報)に示すディスクオートチェンジャ1は、複数枚ディスク2を収納可能な第1のディスク保持手段11と、複数枚のディスク2を収納可能な第2の保持手段12とを設け、再生(または記録)したいディスク2−4の上または下に、再生/記録手段3が再生(または記録)を行うために必要な空間を確保するように、第1のディスク保持手段11と第2のディスク保持手段12との間でディスク2の受け渡しを行う。これにより、再生(記録)中であってもディスク2の挿入が可能となり、使い勝手が向上する。また、第1のディスク保持手段11に収納されたディスク2(2−1,2−2,2−3)と第2のディスク保持手段12に収納されたディスク2(2−5)と再生中のディスク2(2−4)とが、投影面上の少なくとも一部で重なるようにすることで、装置を小型化することができる。

なお本図中の参照番号4(4−1〜4−6)はディスク保持部材、5はディスク2(本図では2−6)の挿排機構である。

次に前述の従来例2について見ると、
図13は従来例2の概要を示す図である。

本図において、従来例2(特開2000−48464号公報)に示すディスクオートチェンジャ1は、相互に同一構成の部材で、複数のディスク2を収納可能なディスク保持手段11を形成し、任意の収納位置で分割することのできる装置である。

このディスクオートチェンジャ1の筐体13内に設置されるディスク保持手段11は、各々同一構成の部材である複数のディスク保持部材4を積層して形成される。各ディスク保持部材4には、ディスク2を収納することができる。昇降手段6は、ディスク保持手段11を全体として昇降変位させる。この場合、分割手段14は、その昇降変位によって選択された、ディスク保持手段11内の隣接するディスク保持部材4間の間隔を押し広げ、再生/記録手段3が進入可能な空間を形成する。

特開2003−6974号公報
特開2000−48464号公報

概要

従来のディスク分割機構に改良を加えて装置の小型化をることのできるディスクオートチェンジャを提供する。 複数のディスク保持部材4(4−1〜4−6)と、複数のディスク保持部材4を、再生/記録の対象となるディスク保持部材を境にして分割するための割を入れる割入れ手段21と、複数のディスク保持部材4を積層方向に移動させて再生/記録の対象となるディスク保持部材を上記の割入れを行う位置まで移動させ、その割入れをさらに拡大させる昇降手段6と、を備えて構成する。

目的

したがって本発明は、上記問題点に鑑み、再生/記録手段3を、再生/記録すべきディスクを保持するディスク保持部材4の位置で進入させるための分割機構(図13の14等)を備えるディスクオートチェンジャであって、かつ、その筐体の小型化が容易なディスクオートチェンジャを提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数枚ディスクを積層して保持可能な複数のディスク保持部材と、前記の積層された複数のディスク保持部材を、再生/記録すべきディスクを保持するディスク保持部材を境にして積層方向に分割するための割を入れる割入れ手段と、前記複数のディスク保持部材を前記積層方向に移動させて前記の再生/記録すべきディスクを保持するディスク保持部材を前記割入れ手段による割入れを行う位置まで移動させ、当該再生/記録手段を進入可能に、その割入れをさらに拡大させる昇降手段と、を備えることを特徴とするディスクオートチェンジャ

請求項2

前記昇降手段を前記積層方向に略直交する方向にシフトさせて前記ディスク保持部材を該積層方向に移動させる共にその移動を前記割入れ手段に対向する位置にて少なくとも停止させるためのシフト位置の検出を行う検出手段と、前記の再生/記録すべきディスク番号を記憶する記憶手段と、該記憶手段および前記検出手段の各出力に従って前記割入れ手段および前記昇降手段をそれぞれ駆動制御する制御手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のディスクオートチェンジャ。

請求項3

前記制御手段は、前記複数のディスクの各々がとるべき少なくとも1つの前記シフト位置と、各前記ディスク番号との対応テーブルを保有することを特徴とする請求項2に記載のディスクオートチェンジャ。

請求項4

前記検出手段は、固定のベース部材と、該固定のベース部材に設けられかつ前記制御手段に接続される単一のセンス部と、からなり、該単一のセンス部は、前記昇降手段の前記シフト位置を検出することを特徴とする請求項2に記載のディスクオートチェンジャ。

請求項5

前記検出手段は、ベース部材と、該ベース部材に設けられかつそれぞれ前記制御手段に接続される複数のセンス部と、からなり、該複数のセンス部は、各前記ディスク保持部材が停止すべき前記積層方向の所定位置にそれぞれ対応させた前記シフト位置に配置されると共に、前記ベース部材は、各該ディスク保持部材毎に対応させたシフト位置に移動可能であることを特徴とする請求項2に記載のディスクオートチェンジャ。

請求項6

前記記憶手段は、前記の再生/記録すべきディスク番号を記憶する不揮発性メモリにより構成することを特徴とする請求項2に記載のディスクオートチェンジャ。

請求項7

前記記憶手段は、前記制御手段の出力に基づいて駆動される駆動機構と、該駆動機構の動的変化を検出するセンサと、からなり、該センサの出力値から前記の再生/記録すべきディスク番号を割り出すことを特徴とする請求項2に記載のディスクオートチェンジャ。

技術分野

0001

本発明は、複数枚収納されたCDやMD等のディスクの中から再生/記録(再生または記録)すべき所望のディスクを自動的に選択し、これを再生/記録手段に自動的に搬送するためのディスクオートチェンジャに関する。

背景技術

0002

既に知られているディスクオートチェンジャとしては例えば下記の〔特許文献1〕や〔特許文献2〕等がある。これら従来例1〔特許文献1〕および従来例2〔特許文献2〕の概要は次のとおりである。

0003

図12は従来例1の概要を示す図である。

0004

本図において、従来例1(特開2003−6974号公報)に示すディスクオートチェンジャ1は、複数枚のディスク2を収納可能な第1のディスク保持手段11と、複数枚のディスク2を収納可能な第2の保持手段12とを設け、再生(または記録)したいディスク2−4の上または下に、再生/記録手段3が再生(または記録)を行うために必要な空間を確保するように、第1のディスク保持手段11と第2のディスク保持手段12との間でディスク2の受け渡しを行う。これにより、再生(記録)中であってもディスク2の挿入が可能となり、使い勝手が向上する。また、第1のディスク保持手段11に収納されたディスク2(2−1,2−2,2−3)と第2のディスク保持手段12に収納されたディスク2(2−5)と再生中のディスク2(2−4)とが、投影面上の少なくとも一部で重なるようにすることで、装置を小型化することができる。

0005

なお本図中の参照番号4(4−1〜4−6)はディスク保持部材、5はディスク2(本図では2−6)の挿排機構である。

0006

次に前述の従来例2について見ると、
図13は従来例2の概要を示す図である。

0007

本図において、従来例2(特開2000−48464号公報)に示すディスクオートチェンジャ1は、相互に同一構成の部材で、複数のディスク2を収納可能なディスク保持手段11を形成し、任意の収納位置で分割することのできる装置である。

0008

このディスクオートチェンジャ1の筐体13内に設置されるディスク保持手段11は、各々同一構成の部材である複数のディスク保持部材4を積層して形成される。各ディスク保持部材4には、ディスク2を収納することができる。昇降手段6は、ディスク保持手段11を全体として昇降変位させる。この場合、分割手段14は、その昇降変位によって選択された、ディスク保持手段11内の隣接するディスク保持部材4間の間隔を押し広げ、再生/記録手段3が進入可能な空間を形成する。

0009

特開2003−6974号公報
特開2000−48464号公報

発明が解決しようとする課題

0010

上記従来例1によるディスクオートチェンジャ1(図12)によると、2つのディスク保持手段すなわち第1のディスク保持手段11と第2のディスク保持手段12とが導入されている。このため、筐体13が全体に大型化してしまい、また、コスト増にもなる、という不利がある。

0011

このような不利を解消可能な一例としてのディスクオートチェンジャが、図13に示す従来例2のディスクオートチェンジャ1である。このディスクオートチェンジャ1によると、上記のディスク保持手段は1つ(11)のみで済むことになり、上記の不利は解消される。

0012

ところがこの従来例2のディスクオートチェンジャ1(図13)によると、昇降手段6に加えて分割手段14が必須の構成要素となってくる。このため筐体13全体の顕著な小型化を図ることが難しい、という問題がある。なおこの問題は、後に図3および図4を参照して、詳しく説明する。

0013

したがって本発明は、上記問題点に鑑み、再生/記録手段3を、再生/記録すべきディスクを保持するディスク保持部材4の位置で進入させるための分割機構図13の14等)を備えるディスクオートチェンジャであって、かつ、その筐体の小型化が容易なディスクオートチェンジャを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0014

図1は本発明に基づくディスクオートチェンジャの側面図である。また
図2は従来例2(図13)に基づくディスクオートチェンジャの側面図である。

0015

まず図1を参照すると、本発明に基づくディスクオートチェンジャ1は、(i)前述した複数枚のディスク2を積層して保持可能な複数のディスク保持部材4(4−1〜4−6)と、(ii)積層された複数のディスク保持部材4を、再生/記録すべきディスクを保持するディスク保持部材(例えば4−6)を境にして積層方向に分割するための割を入れる割入れ手段21と、(iii)複数のディスク保持部材4をその積層方向に移動させて再生/記録すべきディスクを保持するディスク保持部材を割入れ手段21による割入れを行う位置まで移動させ、当該再生/記録手段3を進入可能に、その割入れをさらに拡大させる昇降手段6と、を少なくとも備えて構成される。

0016

上記の構成要素(i)〜(iii)のうち、本発明を特徴付けるのは、(ii)割入れ手段21である。この割入れ手段21は、積層されたディスク保持部材4のうち、再生/記録手段3を進入させる隙間を作るために、従来のような大規模な分割機構(例えば分割手段14のような)を採用せずに、その隙間を作り始めるための単なる引掛け爪としたものである。なお図1において、Xr(right)は右方向の昇降手段6の動きを表し、Yd(down)は下方向へのディスク保持部材4−6の動きを表す。

0017

一方、従来例2を示す図2を参照すると、このディスクオートチェンジャ1においては、積層されたディスク保持部材4(4−1〜4−6)のうち、再生/記録手段3を進入させる隙間を作るために、昇降手段6により再生/記録すべきディスクのディスク保持部材4(例えば4−3)を、分割手段14と対向する位置まで移動させると、次にこの分割手段14が右方向Xrに進行し、ディスク保持部材4−1〜4−3を一体に上方向Yu(up)に持ち上げて、再生/記録手段3が進入可能な大きな隙間を作る。

0018

ここで図1のディスクオートチェンジャ1(本発明)と図2のディスクオートチェンジャ(従来例2)とを、それぞれの平面図にて、比較してみる。

0019

図3は本発明に基づくディスクオートチェンジャの平面図であり、
図4は従来例2(図13)に基づくディスクオートチェンジャの平面図である。

0020

なお、図3図4はそれぞれ、図1および図2に示す状態での平面図である。

0021

図3および図4を比較すると、共に同様の構成要素2,4,6(6b等)を持つことから、これらの構成要素に関する限り、両者間に大差はない。

0022

ところが割入れ手段21(図3)と分割手段14(図4)とを比較すると、両者間には大きな違いが見られる。これは、これらの手段が筐体13内で占有する全ストローク(S)に関してである。

0023

すなわち、従来例2において分割手段14が占有する図4の全ストロークS2(14′←→14)に比べると、本発明において割入れ手段21が占有する図3の全ストロークS1(21′←→21)の大きさには格段の相違がある。もちろんS1≪S2である。

発明の効果

0024

この結果、筐体13内に配置すべき種々部品レイアウトをするに当たり何らのスペース上の制約もなくなり、したがって自由な部品の配置を選択できるようになる。また割入れ手段21自体が小さな爪であるから、そのための小型の駆動機構(X方向の駆動)を含めても、筐体13内で分割機構が占有するスペースは殆ど問題とならない。

0025

かくして、ディスクオートチェンジャ1の一層の小型化という目的が容易に達成できることになる。

発明を実施するための最良の形態

0026

図5の(1)、(2)、(3)および(4)は本発明の実施例1を動作行程順に示す側面図(中央)および平面図(右側)である。また
図6の(1)、(2)および(3)は従来例2(図4)を動作行程順に示す側面および平面図である。なお、理解を早めるために、本来見えない部分も全て実線で描いている。

0027

まず図5を参照すると、実施例1として必須の構成要素は、検出手段31と、制御手段32と、記憶手段33である。

0028

検出手段31は、昇降手段6を積層方向(Y)に略直交する方向(X)にシフトさせてディスク保持部材4(4−1〜4−2)をその積層方向(Y)に移動させる共にその移動を割入れ手段21に対向する位置にて少なくとも停止させるためのシフト位置の検出を行うものである。

0029

記憶手段33は、再生/記録すべきディスク番号を記憶するものである。

0030

また制御手段(マイコン)32は、記憶手段33および検出手段31の各出力に従って割入れ手段21および昇降手段6をそれぞれ駆動制御するものである。

0031

以上述べた諸手段(3,6,21,31,32,33)により、ディスクオートチェンジャ1は次の行程に従って動作する。

0032

(1)第1行程では、昇降手段6は図示する初期位置にあり、割入れ手段21は図示する位置にあり、ディスク保持部材4(4−1〜4−6)は全体に図示する最も高い位置にある。なお割入れ手段21は、縦方向(Y)については固定位置(高さ)にあるが、駆動機構(図示せず)にてその固定位置で左右方向(X)に移動可能である。

0033

ここで次に再生/記録すべきディスク番号がユーザから指定されたものとする。本図の例では、ディスク4−6に相当するディスク番号No.4−6が指定されたものとする。このディスク番号No.4−6は、記憶手段33に格納される。

0034

(2)第2行程では、制御手段(マイコン)32は所定のプログラムに従って、駆動機構(図示せず)にて昇降手段6を右方向Xrに移動させる。この右方向Xrへの移動により、昇降手段6の傾斜スリット6cに摺動自在に係合する突起6bは、下方向Ydに押し下げられる。これに伴って同時に昇降手段6の台座6aも下方向Ydに下降する。したがって、台座6aに載っているディスク保持部材4(4−1〜4−6)は全体に下降(Yd)する。

0035

この場合、固定の検出手段31のセンス部31aは、左右方向(X)にシフトする昇降手段6のシフト位置を常時検出し、その検出結果を常時制御手段32に送る。

0036

この制御手段32は複数のディスク2の各々がとるべき少なくとも1つのシフト位置と、各ディスク番号との対応テーブルを保有している。この対応テーブルの詳細については後に図7を参照して説明するが、上記の例によればそのディスク番号はNo.4−6であるので、当該ディスク4−6の場合にとるべきYd方向の停止位置(ディスク4−6が割入れ手段21に対向する位置)に到達したか否かを、検出手段31のセンス部31aにより検出した上記シフト位置から割り出す。

0037

(3)第3行程では、上記センス部31aにより検出したシフト位置を示す値が、上記ディスク番号No.4−6に割り当てられた上記停止位置に対応する値と一致したものと制御手段32により判定されたとき、制御手段32は昇降手段6の右方向Xrへの移動を停止する。そしてこの停止位置にて、割入れ手段21を図5(3)のXr方向に押し込むと、丁度ディスク保持部材4−6とこれに隣接するディスク保持部材4−5との間に割が入ることになる。これ以降、ディスク保持部材4−5〜4−1は、割入れ手段21によりその位置に拘束されたままとなる。

0038

(4)第4行程では、ディスク保持部材4−1〜4−5を第3行程での位置に留めたまま、制御手段32は昇降手段6をさらに右方向Xrに移動せしめる。ここにディスク保持部材4−1〜4−5と4−6とは十分に分割され、これら部材間の隙間はさらに拡大される。

0039

この拡大された隙間を利用して、図13に示す再生/記録手段3が機能し始めることになる。

0040

以上図5を参照して説明した本発明(図1)の動作は、従来例2(図2)の動作とはかなり相違する。これを、図5との対比において、図6に示す。

0041

図6を参照すると、
(1)第1行程では、分割手段14、昇降手段6およびディスク保持部材4(4−1〜4−6)は、図示する初期位置にある。

0042

なお本図の例では、ディスク保持部材4−3に保持されているディスク(No.4−3)が再生/記録すべきディスクであるものとする。

0043

(2)第2行程では、昇降手段6を左方向Xlに移動させ、これによりディスク保持部材4−1〜4−6全体を上方向Yuに移動させる。

0044

(3)第3行程では、ディスク保持部材4−1〜4−6全体の上方向(Yu)への移動により、上記の対象とするディスク保持部材4−3とこれに隣接するディスク保持部材4−4との境が、丁度分割手段14の先端位置に一致する。なお分割手段14は縦方向(Y)については固定位置(高さ)にあるが、駆動機構(図示せず)にてその固定位置で左右方向(X)に移動可能である。

0045

そこで分割手段14は、昇降手段6を停止させた状態で、右方向Xrに移動し始め、ディスク保持部材4−3〜4−1全体を上方向(Yu)に持ち上げて大きな隙間を作り、再生/記録手段3(図13)をその隙間の中へ引き入れる。

0046

上述した図5図6との対比から明らかなように、本発明(図1)と従来例2(図2)とは両者共通した機能部品を使用しながらも、動作原理はかなり相違しており、その結果、本発明によれば上述した「装置の小型化の容易性」といった固有のメリットがもたらされる。

0047

ここで上記の検出手段31と、制御手段32内の既述の対応テーブルと、についてさらに詳しく説明する。

0048

図7は制御手段32内の対応テーブルを表す図である。

0049

本図において、制御手段32内の例えばROMに格納される対応テーブル34には、各ディスク保持部材(4−1〜4−6)が停止すべき積層方向(Y)の所定位置、すなわち「停止位置」と、所定の前記シフト位置の値との間の予め定めた対応関係が格納される。

0050

図7を参照すると、その左端に上記の「停止位置」が5種示されている。これらの意味は、下記の英文表記からも理解できる。

0051

・停止位置 :DETECTINGPOSITION
挿排準備 :LOAD/EJECT(挿排機構5)
原点:HOME POSITION(割入れ位置21)
ドライブスルー:SLIDE DRIVE UNIT(再生/記録手段3)
ターンテーブル :PLACE DISC
受渡し :TRNSFERDISCS
例えば4枚バージョンのディスク保持部材11を備えている場合であって、再生/記録すべきディスクがその4枚中の1枚目であるとすると、
・「挿排準備」のときには・・・・・「停止位置」=9A
・「原点」のときには・・・・・・・「停止位置」=8A
・「ドライブスルー」のときには・・「停止位置」=62
・「ターンテーブル」のときには・・「停止位置」=4F
・「受渡し」のときには・・・・・・「停止位置」=0D
と定めてある。なお、右端の9A,8A…等は16進数で表示している。

0052

上記の「停止位置」と、センス部31aによる既述の「シフト位置」との間の関係を、図5(3)の行程において表現すると、図8に示すごとくなる。

0053

図8は、「停止位置」と「シフト位置」との関係を図解的に表す図である。

0054

本図において、例えば上記の「挿排準備」のときには、昇降手段6を左方向へシフトさせて突起6bを「停止位置」9Aに一致させる必要がある。すなわち昇降手段6を、「シフト位置」S9Aがセンス部31aと一致するまで左シフトさせる。

0055

また例えば「受渡し」のときには、昇降手段6を右方向へシフトさせて突起6bを「停止位置」0Dに一致させる必要がある。すなわち昇降手段6を、「シフト位置」S0Dがセンス部31aと一致するまで右シフトさせる。

0056

本発明においては、割入れ手段21による割入れ→分割の行程に特徴を有しており、この場合は上記の「原点」である「停止位置」8Aに突起6bに到達したとき、昇降手段6の駆動を停止させる必要がある。図8は丁度この行程を示しており、センス部31aが「シフト位置」S8Aに一致したことを捕えて、制御手段32は昇降手段6の駆動を停止し、続いて割入れ手段21による既述の割入れを起動する。

0057

したがって図5に示す実施例1においては、検出手段31は、固定のベース部材31bと、この固定のベース部材31bに設けられかつ制御手段(マイコン)32に接続される単一のセンス部31aと、からなり、この単一のセンス部31aは、昇降手段6の上記のシフト位置(S9A,S8A…)を検出するものである。

0058

検出手段31としては、その他の構成も可能である。これを本発明の実施例2として示す。

0059

図9は本発明の実施例2で採用する検出手段31を示す図である。

0060

本実施例2における検出手段31は、ベース部材31bと、このベース部材31bに設けられかつそれぞれ制御手段32に接続される複数のセンス部31c,31d,31e,31fおよび31gと、からなり、これら複数のセンス部31c〜31gは、各ディスク保持部材が停止すべき積層方向の所定位置(前記の「停止位置」)にそれぞれ対応させた前述のシフト位置に配置されると共に、このベース部材31bは、各ディスク保持部材(4−1〜4−6)毎に対応させた「シフト位置」に移動可能とするものである。

0061

なお図9の(A),(B)および(C)は、図7の対応テーブル34における、4枚バージョンでの1枚目時、2枚目時および4枚目時(3枚目時は省略)にそれぞれ対応させた上記の「シフト位置」を示している。上記5種の「停止位置」の相互関係不動であって、対象となるディスクが異なってもその不動の相互関係は単に平行移動するに過ぎないことに着目したものである。実施例1での検出手段31は、図9の(A),(B)および(C)に示す検出処理を単一のセンス部31aで行うため、制御手段32をなすマイコンの処理負荷は大となる。この点実施例2においてはディスク番号に応じた停止位置判断が不要となり、上記マイコンの処理負荷は小さくなる。しかしハードウェア規模は大となる。なお、上述のセンス部が磁気式ならば、各上記シフト位置に微小磁性体を設けておけばよく、そのセンス部が光学式ならば、各上記シフト位置に微小反射膜または透過スリットを設けておけばよい。あるいは、ギア付きのスライド型ボリュームでもよい。

0062

ところで実施例1の場合も実施例2の場合も、センス部(31a,31c〜31g)から読み取った検出結果は一旦上記制御手段(マイコン)32内のRAMに記録される。

0063

このためディスクオートチェンジャ1の電源が何らかの要因(人為的あるいは事故のいずれかであっても)でオフになると、該マイコンにはリセットがかかり、上記RAMの記憶内容は全て失われてしまう。

0064

そうすると電源が再びオンになったとき、この再始動時点で自装置が直前にどのディスクについて処理をしようとしていたのか全く分からない。したがってその後は誤作動を起こすかあるいは全く動作不能となって、現状に復帰できないことになる。

0065

このような事態対処するため、本発明は2つの手法を提供する。

0066

第1の手法は、記憶手段33を、再生/記録すべき対象であるディスクのディスク番号を記憶する不揮発性メモリにより構成することである。不揮発性メモリであるから、電源オン・オフに拘らずそのディスク番号は保持される。

0067

第2の手法は、記憶手段33がそのような不揮発性メモリではない場合に適用するものであって、この記憶手段33を、制御手段32の出力に基づいて駆動される駆動機構と、この駆動機構の動的変化を検出するセンサと、から構成し、このセンサの出力値から対象としている再生/記録すべきディスク番号を割り出すようにする。これを図で示すと図10のようになる。ただし、ユーザ側から最初に指定するディスク番号は直接マイコン(32)内のRAMに書き込んでおく。

0068

図10は本発明の実施例3による記憶手段33を示す図である。

0069

本図において前述の駆動機構およびセンサは、それぞれ、参照番号35および36として示す。

0070

駆動機構35は例えばモータであり、このモータの回転変位がセンサ36の出力値を変化させる。このセンサ36の出力はアナログあるいはディジタル値である。

0071

さらに具体的には、上記モータ(35)はディスク保持部材4−1〜4−6の停止位置と相関を有するようにし、センサ36の出力値としては、一例として、各ディスク保持部材(STOCKER)対応に図11に示すごとくなる。

0072

図11図10形式の記憶手段33におけるセンサ36からの出力値の一例を示す図である。

0073

本図は6枚バージョンの例を示しており、ディスク保持部材4−1〜4−6の1枚目(FIRST STOCKER)〜6枚目(SIXTH STOKER)の各々について、電源オフになる直前にどのSTOCKERを再生/記録の対象としていたかの手掛りとする判別値と本来の目標値とを表す。その判別値については、上限と下限の幅をもたせている。センサ36の出力値がどの幅の中にあるかをマイコン(32)が判断して、再び電源がオンになったときにこれをもとに改めて目標値を設定し直す。

0074

ディスク状のデータ記録媒体を1つの筐体内に複数枚収納し、かつ自動的に任意の1枚を挿入し、再生/記録し、排出することが要求されるオーディオシステムコンピュータシステム等に適用でき、特に当該システムの小型化を図る上で有益である。

図面の簡単な説明

0075

本発明に基づくディスクオートチェンジャの側面図である。
従来例2(図13)に基づくディスクオートチェンジャの側面図である。
本発明に基づくディスクオートチェンジャの平面図である。
従来例2(図13)に基づくディスクオートチェンジャの平面図である。
(1)〜(4)は本発明の実施例1を動作行程順に示す側面及び平面図である。
(1)〜(3)は従来例2(図2)を動作行程順に示す側面及び平面図である。
制御手段内の対応テーブルを表す図である。
「停止位置」と「シフト位置」との関係を図解的に表す図である。
(A)〜(C)は本発明の実施例2で採用する検出手段を示す図である。
本発明の実施例3で採用する記憶手段を示す図である。
図10に示す記憶手段におけるセンサからの出力値の一例を示す図である。
従来例1の概要を示す図である。
従来例2の概要を示す図である。

符号の説明

0076

1…ディスクオートチェンジャ
2…ディスク
3…再生/記録手段
4…ディスク保持部材
5…挿排機構
6…昇降手段
6a…台座
6b…突起
6c…傾斜スリット
11…第1のディスク保持手段
12…第2のディスク保持手段
13…筐体
14…分割手段
21…割入れ手段
31…検出手段
31a…センス部
31b…ベース部材
31c〜31g…センス部
32…制御手段
33…記憶手段
34…対応テーブル
35…駆動機構
36…センサ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • NECプラットフォームズ株式会社の「 ライブラリ装置」が 公開されました。( 2019/08/29)

    【課題】ライブラリ装置におけるマガジンを筐体から引き出す場合に、マガジン引出しの障害とならないようにする。【解決手段】筐体1内のマガジン装着部1Aの一側面とアクセッサ3の走行路との間に位置する枠体9に... 詳細

  • パナソニックIPマネジメント株式会社の「 情報再生方法及び情報再生装置」が 公開されました。( 2019/07/11)

    【課題】光ディスクを用いた情報再生装置において、離散的に記録されたバックアップデータの読出しを優先度情報だけに従い実施すると、メカ動作に処理時間がかかってしまい、リカバリに時間がかかる。【解決手段】複... 詳細

  • パナソニックIPマネジメント株式会社の「 ディスク装置」が 公開されました。( 2019/05/09)

    【課題】ドライブユニットのメンテナンス性を向上させたディスク装置を提供する。【解決手段】ディスク装置は、ディスクに対して情報の記録又は再生を行うドライブユニット34と、ドライブユニット34を支持する筐... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ