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技術 プレス金型のユニット設計方法及びプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法

出願人 パンチ工業株式会社
発明者 森久保有司鷹尾汎
出願日 2005年6月27日 (15年4ヶ月経過) 出願番号 2005-186103
公開日 2005年12月2日 (14年11ヶ月経過) 公開番号 2005-329468
状態 特許登録済
技術分野 金型の交換、取付、製造 CAD
主要キーワード 組合せ部品 ボルト取り付け用 取付パターン ユニット設計 ストロークストッパ インサートタイプ 逃げ加工 材料ガイド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年12月2日)のものです。
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図面 (20)

課題

ユニットパーツプレス金型基本構造組込むだけで、誰にでも簡単に、プレス金型の設計上基本的に必要な部品とその設計要素の設計を行えると共に、他のプレス金型の設計に必要な部品の取り付け設計も容易に行うことができるようにする。

解決手段

CADを用いてプレス金型の設計を行うプレス金型設計方法で、カタログ掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素とを組合わせて一体不可分の関係にして1つのパーツとしてユニット化したユニットパーツを各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計し、この予め設計したユニットパーツをCADに記憶しておいて,ディスプレイ上でプレス金型に複数のユニットパーツの中から最適のユニットパーツをメモリから読み出し組み入れることによってプレス金型の設計を行うようにする。

概要

背景

プレス成形品は、対象とするもの、その製品を使用する場所等によって種々形状が異なり、その使用場所に合った形状のものを製造している。このプレス成形品の製造に当たっては、その形状に合わせてプレス金型を設計し、その製品毎にプレス金型を製作している。

このプレス金型では、抜き型を例にとって説明する。この抜き型のプレス金型の設計は、従来、基本金型プレートから起こしていた。このため設計上必要な部品設計要素について1つ1つ組み込む設計をしなければならず、設計が複雑となり熟練した設計者であっても設計するのに相当な時間を要し、簡単に設計ができるものでなかった。そこで最近、CD−ROMで図30に示す如き各種プレートを組み込んだ正面図と、図31に示す如きパンチホルダダイホルダとを組み合わせて構成されるダイセットを示す図と、パンチホルダとダイホルダとの間に挿入されるプレートの図面を基本構造として代表的な部品を取り付けたプレス金型の基本構造をデータに持ったものが提案され、プレス金型の設計をする際の補助的な作用をしている。

図30において、100は、プレス金型の基本構造で、110が上型、120が下型で、この上型110と下型120とによってプレス金型の基本構造100が構成されている。

上型110には、パンチホルダ111と、パンチバッキングプレート112と、パンチプレート113と、ストリッパープレート114とが設けられている。また、下型120には、ダイホルダ121と、ダイバッキングプレート122と、ダイプレート123とが設けられている。この上型110と下型120とは、図31に示す如くダイセットガイドポストセット130を用いて組み立てられ、プレス金型の基本構造100が形成されている。

上型110のパンチプレート113はパンチ(図示していない)を取り付けるためのプレートで、パンチバッキングプレート112はパンチプレート113とパンチホルダ111との間に挟み込むプレートで、ストリッパープレート114は加工する製品を押さえるためのものである。

140は、締付ボルトで、パンチホルダ111にパンチバッキングプレート112とパンチプレート113を取り付けるためのものである。

160は、ストリッパーボルトで、ストリッパープレート114をパンチホルダ111に取り付けるためのものである。

170は、スプリングで、ストリッププレート114が製品を強く押さえるためのものである。

下型120のダイプレート123は、プレス加工する製品を載置するもので、ダイバッキングプレート122を介してダイホルダ121に締付ボルト180によって取り付けられている。

ダイセットガイドポストセット130は、上型110のパンチホルダ111に取り付けるブッシュ131と、ダイホルダ121に嵌め込まれた座金134に締付ボルト135によって取り付けられるガイドポスト133と、このガイドポスト133の先端に取り付けられるボールリテーナ132とによって構成されている。このダイセットガイドポストセット130によって上型110と下型120とが組み付けられる。

上型110を構成しているパンチホルダ111は、図33に示す如く予め主要な加工要素(図33においては加工穴)が示された状態で平面図がCD−ROM内に記憶されている。

また、上型110を構成しているパンチバッキングプレート112は、図34に示す如く予め主要な加工要素(図34においては加工穴)が示された状態で平面図が、上型110を構成しているパンチプレート113は、図35に示す如く予め主要な加工要素(図35においては加工穴)が示された状態で平面図が、上型110を構成しているストリッパープレート114は、図36に示す如く予め主要な加工要素(図36においては加工穴)が示された状態で平面図が、それぞれCD−ROM内に記憶されている。

概要

ユニットパーツをプレス金型の基本構造に組込むだけで、誰にでも簡単に、プレス金型の設計上基本的に必要な部品とその設計要素の設計を行えると共に、他のプレス金型の設計に必要な部品の取り付け設計も容易に行うことができるようにする。CADを用いてプレス金型の設計を行うプレス金型設計方法で、カタログ掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素とを組合わせて一体不可分の関係にして1つのパーツとしてユニット化したユニットパーツを各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計し、この予め設計したユニットパーツをCADに記憶しておいて,ディスプレイ上でプレス金型に複数のユニットパーツの中から最適のユニットパーツをメモリから読み出し組み入れることによってプレス金型の設計を行うようにする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

CADを用いて、設計するプレス金型基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応した複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に読み出して、該読み出したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、予めCADに記憶されているカタログ掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化された複数のユニットパーツの中からを選定し、予めプレス金型の基本構造に組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素を前記ディスプレイ上で入れ替えることによって,前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素並びにプレス金型設計上必要とする標準部品の取付け用加工要素以外のプレス金型設計上必要とする加工要素を前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、予めCADに記憶されている複数のユニットパーツを選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に組み込むことによってプレス金型の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作することを特徴とするプレス金型のユニット設計ステムを用いたプレス金型の製作方法

請求項2

CADを用いて、設計するプレス金型の基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応した複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に表示し、該表示したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,前記プレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを、カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化し各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計されCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上で入れ替えることによって行い,前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、予めCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツを選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れることにより行い,前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第2のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れ、該標準部品組み込み用の加工形状要素に標準部品を組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作することを特徴とするプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法。

請求項3

CADを用いて、設計するプレス金型の基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応して設計された複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に表示し、該表示したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,前記プレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを、カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化し各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計されCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上で入れ替えることによって行い,前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第2のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作することを特徴とするプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法。

請求項4

CADを用いて、設計するプレス金型の基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応して設計された複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に表示し、該表示したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,前記プレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを、カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化し各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計されCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上で入れ替えることによって行い,前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、予めCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツを選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れることにより行い,前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第2のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れ、該第2のユニットパーツの中から選定した標準部品組み込み用の加工形状要素に標準部品を組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い,前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第3のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作することを特徴とするプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法。

技術分野

0001

本発明は、CAD(Computer Aided Design )を用いてプレス金型の設計を行うプレス金型設計システム係り、特に標準部品と該標準部品を組込むための加工形状要素組合わせてユニット化し、標準部品を組込むための加工形状要素のみを組合わせてユニット化し、プレス金型設計上必要とする加工要素同士を組合わせてユニット化した各ユニットパーツを用いてプレス金型の設計を行うプレス金型のユニット設計方法、およびプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法に関する。

背景技術

0002

プレス成形品は、対象とするもの、その製品を使用する場所等によって種々形状が異なり、その使用場所に合った形状のものを製造している。このプレス成形品の製造に当たっては、その形状に合わせてプレス金型を設計し、その製品毎にプレス金型を製作している。

0003

このプレス金型では、抜き型を例にとって説明する。この抜き型のプレス金型の設計は、従来、基本金型プレートから起こしていた。このため設計上必要な部品設計要素について1つ1つ組み込む設計をしなければならず、設計が複雑となり熟練した設計者であっても設計するのに相当な時間を要し、簡単に設計ができるものでなかった。そこで最近、CD−ROM図30に示す如き各種プレートを組み込んだ正面図と、図31に示す如きパンチホルダダイホルダとを組み合わせて構成されるダイセットを示す図と、パンチホルダとダイホルダとの間に挿入されるプレートの図面を基本構造として代表的な部品を取り付けたプレス金型の基本構造をデータに持ったものが提案され、プレス金型の設計をする際の補助的な作用をしている。

0004

図30において、100は、プレス金型の基本構造で、110が上型、120が下型で、この上型110と下型120とによってプレス金型の基本構造100が構成されている。

0005

上型110には、パンチホルダ111と、パンチバッキングプレート112と、パンチプレート113と、ストリッパープレート114とが設けられている。また、下型120には、ダイホルダ121と、ダイバッキングプレート122と、ダイプレート123とが設けられている。この上型110と下型120とは、図31に示す如くダイセットガイドポストセット130を用いて組み立てられ、プレス金型の基本構造100が形成されている。

0006

上型110のパンチプレート113はパンチ(図示していない)を取り付けるためのプレートで、パンチバッキングプレート112はパンチプレート113とパンチホルダ111との間に挟み込むプレートで、ストリッパープレート114は加工する製品を押さえるためのものである。

0007

140は、締付ボルトで、パンチホルダ111にパンチバッキングプレート112とパンチプレート113を取り付けるためのものである。

0008

160は、ストリッパーボルトで、ストリッパープレート114をパンチホルダ111に取り付けるためのものである。

0009

170は、スプリングで、ストリッププレート114が製品を強く押さえるためのものである。

0010

下型120のダイプレート123は、プレス加工する製品を載置するもので、ダイバッキングプレート122を介してダイホルダ121に締付ボルト180によって取り付けられている。

0011

ダイセットガイドポストセット130は、上型110のパンチホルダ111に取り付けるブッシュ131と、ダイホルダ121に嵌め込まれた座金134に締付ボルト135によって取り付けられるガイドポスト133と、このガイドポスト133の先端に取り付けられるボールリテーナ132とによって構成されている。このダイセットガイドポストセット130によって上型110と下型120とが組み付けられる。

0012

上型110を構成しているパンチホルダ111は、図33に示す如く予め主要な加工要素(図33においては加工穴)が示された状態で平面図がCD−ROM内に記憶されている。

0013

また、上型110を構成しているパンチバッキングプレート112は、図34に示す如く予め主要な加工要素(図34においては加工穴)が示された状態で平面図が、上型110を構成しているパンチプレート113は、図35に示す如く予め主要な加工要素(図35においては加工穴)が示された状態で平面図が、上型110を構成しているストリッパープレート114は、図36に示す如く予め主要な加工要素(図36においては加工穴)が示された状態で平面図が、それぞれCD−ROM内に記憶されている。

発明が解決しようとする課題

0014

このような従来の図30図39に示す如きCD−ROMによるプレス金型の設計にあっては、代表的な部品のみが表示されているだけでプレス金型設計上、その他多くの部品とその設計要素が不足しており、プレス金型の設計として完全なものではなく、設計上必要な部品とその設計要素が欠落した状態となっている。

0015

そこで、プレス金型の設計者は、プレス金型を設計する上で、図30図39に示す如き基本構造の設計上必要な部品とその設計要素を新たに設計して書き加えなければならない。しかし、従来の図30図31に示す如きCD−ROMによるプレス金型の設計にあっては、図30に示される設計図がプレス金型の基本構造の正面図で、図31に示される設計図が図30の上型110と下型120を組み付けた図で、パンチホルダ111とダイホルダ121との間に挿入される各種プレートが省略されて示されており、プレス金型の基本構造に示された各部品が同一平面上に配置されて表示されている。このため、実際のプレス金型における代表的な部品とその設計要素の位置関係が明確となっていない。

0016

そこで、図30図31に示される基本構造に既に取り付けられている代表的な部品以外のプレス金型の設計に必要な部品とその設計要素を新たに設計するにしても、正面図の図30組付図の図31にそのまま書き加えることはできず、仮にプレス金型の設計に必要な部品とその設計要素を新たに設計して図30図31に書き加えたとしても、図30図31に示される基本構造に既に取り付けられている代表的な部品とその設計要素と、新たに設計して図30図31に書き加えた必要な部品とその設計要素のそれぞれの位置関係が明確にならず、プレス金型の設計を完成させたということにはならない。

0017

しかも、従来のプレス金型の基本構造を示す設計図面は、図30が正面図で、図31図30の組付図と特定のメーカーの供給する部品を使用した図面しかなく、図31見える基本構造に組み込まれている特定のメーカーの供給する部品が正面図上に表してあるため、プレス金型の設計に当たっては、図30図31に示す如き基本構造に示された各プレート中に必要な部品とその設計要素を書き入れ新たに作図したり、図31を一部書き直して代表的な部品とその設計要素の位置関係を明確にすることになる。加えて、従来のCD−ROMによるプレス金型の設計にあっては、基本構造に組み込まれている代表的な部品以外のプレス金型の設計に必要な部品とその設計要素(追加する必要な部品とその設計要素)をこれらの図面上に書き加えると共に各プレートに加工要素を書き加えて設計することになるが、追加する必要な部品とその設計要素にどのような寸法のものを用いるのか特定する必要がある上、設計図が平面的に部品取り付け状態を示すような図となっているため、書き込む際にどの位置にその部品が取り付けられるのか図面上で特定することができない。

0018

本発明の目的は、各ユニットパーツをプレス金型の基本構造に組込むだけで、誰にでも簡単に、プレス金型の設計上基本的に必要な部品とその設計要素の設計を行えると共に、他のプレス金型の設計に必要な部品の取り付け設計も容易に行うことができるようにしようということにある。

課題を解決するための手段

0019

請求項1に記載の発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法は、CADを用いて、設計するプレス金型の基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応した複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に読み出して、該読み出したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,
予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、予めCADに記憶されているカタログ掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化された複数のユニットパーツの中からを選定し、予めプレス金型の基本構造に組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素を前記ディスプレイ上で入れ替えることによって,
前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素並びにプレス金型設計上必要とする標準部品の取付け用の加工要素以外のプレス金型設計上必要とする加工要素を前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、予めCADに記憶されている複数のユニットパーツを選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に組み込むことによってプレス金型の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作するようにしたものである。

0020

このように構成することによって、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加工をプレス金型の設計で必要な標準部品とその設計要素についての各ユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

0021

請求項2に記載の発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法は、CADを用いて、設計するプレス金型の基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応した複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に表示し、該表示したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,
前記プレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを、カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化し各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計されCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上で入れ替えることによって行い,
前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、予めCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツを選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れることにより行い,
前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第2のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れ、該標準部品組み込み用の加工形状要素に標準部品を組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作するようにしたものである。

0022

このように構成することによって、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加工をプレス金型の設計で必要な標準部品とその設計要素についての各ユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

0023

請求項3に記載の発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法は、CADを用いて、設計するプレス金型の基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応して設計された複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に表示し、該表示したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,
前記プレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを、カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化し各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計されCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上で入れ替えることによって行い,
前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第2のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作するようにしたものである。

0024

このように構成することによって、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素の追加設計をプレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素をユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

0025

請求項4に記載の発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法は、CADを用いて、設計するプレス金型の基本構造の最適な外形寸法のプレス金型の基本構造をCADに予め記憶されたプレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込みプレス金型の外形寸法に対応して設計された複数のプレス金型の基本構造データの中から最適のプレス金型の基本構造をディスプレイ上に表示し、該表示したプレス金型の基本構造の設計変更をディスプレイ上において表示されているプレス金型の基本構造の作図を直接変更することによって行うか、前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に予めCADに記憶されているプレス金型の基本構造データの中から選定することによって行い,
前記プレス金型の基本構造に予め組み込まれている標準部品の変更及び該標準部品の変更に伴う加工形状要素の変更を、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを、カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素とを組合わせてユニット化し各標準部品毎に複数の寸法形状について予め設計されCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上で入れ替えることによって行い,
前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、予めCADに記憶されている複数の第1のユニットパーツを選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れることにより行い,
前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、予め組み込まれている標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素以外のプレス金型の設計に必要な標準部品を取り付けるための加工形状要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第2のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み入れ、該第2のユニットパーツの中から選定した標準部品組み込み用の加工形状要素に標準部品を組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い,
前記CADから読み出されたプレス金型の基本構造に、標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を、前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面に直接書き込むか、標準部品をプレス金型に組み込むのに必要な加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を組合わせてユニット化し各加工形状要素毎に標準部品の寸法形状に合わせて予め設計されCADに記憶されている複数の第3のユニットパーツの中から選定して前記ディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造に組み込んで該プレス金型の基本構造の設計を行い、該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてプレス金型を製作するようにしたものである。

0026

このように構成することによって、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素の追加設計をプレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素をユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、プレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を組合わせてユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

発明の効果

0027

請求項1に記載の発明によれば、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加工をプレス金型の設計で必要な標準部品とその設計要素についての各ユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

0028

請求項2に記載の発明によれば、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加工をプレス金型の設計で必要な標準部品とその設計要素についての各ユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

0029

請求項3に記載の発明によれば、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素の追加設計をプレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素をユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

0030

請求項4に記載の発明によれば、プレス金型の基本構造の設計変更をプレス金型の基本構造の基本構造データからの選択によって、プレス金型の設計で必要な標準部品サイズの設計変更、プレス金型の設計で必要な標準部品の追加設計、プレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素の追加設計をプレス金型の設計で必要な標準部品及び該標準部品を取り付けるための加工形状要素をユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、標準部品をプレス金型に組み込むために必要とする複数の加工形状要素を組合わせてユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、プレス金型を設計する上で必要とする複数の加工要素を組合わせてユニット化したユニットパーツの変更・追加によって、誰にでも簡単に短時間でプレス金型の設計をすることができ、この設計図面を基に簡単にプレス金型を製作することができる。

発明を実施するための最良の形態

0031

以下、本発明に係る実施の形態について説明する。

0032

プレスは、加圧により材料に塑性変形を与える機械のことで、加圧方法としては、静圧動圧がある。

0033

プレス金型の設計には、上型の設計、下型の設計、プレートの設計の他に、プレス金型に取り付ける取付部品そのものの設計と、部品を取り付けるための加工状態(加工形状・加工寸法)を示す設計要素の設計等が代表的なものである。本発明に係る実施の形態においては、上型の設計、下型の設計、プレス金型に取り付ける取付部品そのものの設計、部品を取り付けるための加工状態(加工形状・加工寸法)を示す設計要素の設計を対象としている。

0034

本実施の形態においては、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成し、予めCADに記憶しておく。

0035

この標準部品と部品取付加工パターンを組み合わせたユニットとしては、例えば、ボルトタップを組み合わせたものがある。このボルトとタップを組み合わせたユニットパーツは、図1に示す如く、ユニットパーツが、ボルトタップの寸法形状に合わせて(A)〜(J)までの10種類のユニットパーツとして示されており、この10種類のユニットパーツが1つのボルトアッセンブリーパーツとして予めCADに記憶されている。この図1に示す如きボルトタップ・ユニットパーツは、図2に示されるボルトの如き標準部品(カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる部品)と、図3に示されるボルト穴、タップの如きプレス金型にボルトの如き標準部品を取り付けるために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを一体不可分の関係にしてボルトの寸法形状(径、長さ等)毎に予め設計し、ボルト(標準部品)とボルト穴、タップ(加工形状要素)を組み合わせたものが、あたかも1つの取付部品であるかのようにユニット化して扱うようにしたものである。

0036

すなわち、図1(A)のボルトタップ・ユニットパーツは、図2(A)に示すボルトの標準部品に、図3(A)に示すボルト穴、タップのプレス金型に取り付けるために必要なプレス金型側に施す加工形状要素(部品取付加工パターン)を一体不可分に組み合わせたものである。図1(B)〜(J)の各ボルトタップ・ユニットパーツも同様に、図2(B)〜(J)に示すボルトの標準部品に、図3(B)〜(J)に示すボルト穴、タップのプレス金型に取り付けるために必要なプレス金型側に施す加工形状要素(部品取付加工パターン)を一体不可分に組み合わせたものである。

0037

また、本実施の形態においては、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成すると共に、標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成し、この2種類のユニット化したユニットパーツのそれぞれを予めCADに記憶しておく。

0038

このユニット化したユニットパーツの内、標準部品と部品取付加工パターンを組み合わせたユニットとしては、例えば、前述した図1に示されるボルトタップ・ユニットパーツのような標準部品と部品取付加工パターンを組み合わせたユニットパーツデータがあり、このようなユニットパーツデータを予めCADに記憶しておく。

0039

また、このユニット化したユニットパーツの内、部品取付加工パターン同士を組合わせたユニットとしては、例えば、材料ガイド逃げ加工逃げ穴を組み合わせたものがある。この材料ガイド逃げ加工と逃げ穴を組み合わせたユニットパーツは、図4に示す如く、ユニットパーツが、材料ガイド逃げ加工の寸法形状に合わせて(A)〜(F)の6種類(このデータの数は、本実施の形態において6種類なのであって、このデータの数は、データとして持つ量で決定されるもので、10種類であっても、10種類を越えた数であってもよいものである)のユニットパーツとして示されており、この6種類のユニットパーツが1つの材料ガイド逃げ加工・逃げ穴アッセンブリーパーツとして予めCADに記憶されている。この図4に示す如き材料ガイド逃げ加工・逃げ穴・ユニットパーツは、材料ガイド逃げ加工(部品取付加工パターン)、逃げ穴(部品取付加工パターン)を一体不可分の関係にして材料ガイド逃げ加工の寸法形状毎に予め設計し、1つの取付部品であるかのようにユニット化して扱うようにしたものである。すなわち、図4の材料ガイド逃げ加工・逃げ穴・ユニットパーツは、材料ガイド逃げ加工aに、逃げ穴bを一体不可分に組み合わせたものである。

0040

さらに、本実施の形態においては、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成すると共に、加工形状要素以外のプレス金型の基本構造を設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターン)同士を組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成し、この2種類のユニット化したユニットパーツのそれぞれを予めCADに記憶しておく。

0041

このユニット化したユニットパーツの内、標準部品と部品取付加工パターンを組み合わせたユニットとしては、例えば、前述した図1に示されるボルトタップ・ユニットパーツのような標準部品と部品取付加工パターンを組み合わせたユニットパーツデータがあり、このようなユニットパーツデータを予めCADに記憶しておく。

0042

また、このユニット化したユニットパーツの内、組付加工パターン同士を組合わせたユニットとしては、例えば、図5に示す如きエア穴タップ穴を組み合わせたものがある。このエア穴とタップ穴を組み合わせたユニットパーツは、図5に示す如く、ユニットパーツがエア穴の径の寸法形状に合わせて6種類のユニットパーツとして示されており、この6種類のユニットパーツが1つのエア用のタップ穴アッセンブリーパーツとして予めCADに記憶されている。この図5に示す如きタップ穴・ユニットパーツは、タップ(組付加工パターン)とエア穴(組付加工パターン)を一体不可分の関係にしてエア穴の寸法形状毎に予め設計し、1つの取付部品であるかのようにユニット化して扱うようにしたものである。すなわち、図5のタップ穴・ユニットパーツは、エア穴に、タップを一体不可分に組み合わせたものである。

0043

またさらに、本実施の形態においては、標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成し、標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成すると共に、加工形状要素以外のプレス金型の基本構造を設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターン)同士を組合わせて1つのパーツとしユニット化してユニットパーツを構成し、この3種類のユニット化したユニットパーツのそれぞれを予めCADに記憶しておく。

0044

このユニット化したユニットパーツの内、標準部品と部品取付加工パターンを組み合わせたユニットとしては、例えば、前述した図1に示されるボルトタップ・ユニットパーツのような標準部品と部品取付加工パターンを組み合わせたユニットパーツデータがあり、このようなユニットパーツデータを予めCADに記憶しておく。

0045

また、ユニット化したユニットパーツの内、部品取付加工パターン同士を組合わせたユニットとしては、例えば、前述した図4に示される材料ガイド逃げ加工・逃げ穴・ユニットパーツのような部品取付加工パターン同士を組合わせたユニットパーツデータがあり、このようなユニットパーツデータを予めCADに記憶しておく。

0046

さらに、ユニット化したユニットパーツの内、組付加工パターン同士を組合わせたユニットとしては、例えば、エア穴とタップ穴を組み合わせたものがある。このエア穴とタップ穴を組み合わせたユニットパーツは、図5に示す如く、ユニットパーツが、エア穴の径の寸法形状に合わせて6種類のユニットパーツとして示されており、この6種類のユニットパーツが1つのエア用のタップアッセンブリーパーツとして予めCADに記憶されている。この図5に示す如きタップ穴・ユニットパーツは、タップ(組付加工パターン)とエア穴(組付加工パターン)を一体不可分の関係にしてエア穴の寸法形状毎に予め設計し、1つの取付部品であるかのようにユニット化して扱うようにしたものである。すなわち、図5のタップ穴・ユニットパーツは、エア穴に、タップ一体不可分に組み合わせたものである。

0047

図6は、プレス金型の全体を示す基本図で、図7図13は、本発明に係る実施の形態を説明するためのプレス金型の設計図で、図7は上型の正面図、図8図7に図示の上型の底面図、図9は上型の側面図、図10は下型の正面図、図11図10に図示の下型の平面図、図12図10に図示の下型の側面図、図13は上型と下型を組み合わせてパンチを取り付けた状態を示す図である。各図に示される部品中には本来なら部品に存在しない線が示されているものがあるが、これは他の部材との関係で表されているもので、設計図独特のものである。

0048

図6図13において、1はプレス金型で、上型2と下型3とによって構成されている。4はパンチホルダで、プレス機に取り付けるためのプレートである。

0049

5はパンチバッキングプレートで、パンチ底面面圧が高い場合に、その力が直接パンチホルダ4に掛かるのを防ぐために取り付けるプレートである。

0050

6はパンチプレートで、パンチを取り付けるためのプレートである。

0051

7はストリッパープレートで、材料をポンチの周囲から取り除いたり、ポンチ強度の保護や、ポンチを抜くとき材料が変形を防ぐためのものである。

0052

8はダイホルダで、プレス機に取り付けるためのプレートである。

0053

9はダイバッキングプレート、10はダイプレートである。このダイプレート10は製品を載置し製品の加圧を行うためのプレート、ダイバッキングプレート9は、ダイプレート10をインサートタイプとした場合で、ダイ入れ子の面圧が高くなるときに使用するものである。

0054

11はシャンクで、上型2のパンチホルダ4に取り付けられ、プレス機の動力を上型2に伝えるものである。12はフックで、上型2のパンチホルダ4に取り付けられており、プレス金型1を吊り上げたり、プレス金型1を動かしたり、上型2と下型3を開くとき又は閉じるときに使用する取っ手である。

0055

13はブッシュで、図2に示す如く、上型2のパンチホルダ4に位置決めされておりパンチホルダ4に取り付けられている。

0056

図10に示す如く、14は、ブッシュ13に嵌合するボールリテーナで、15はダイセットガイドポストで、このダイセットガイドポスト15の先端にボールリテーナ14が嵌合した状態になっている。16はスプリングで、上型2と下型3を合わせるときにボールリテーナ14を適正な位置に保持するためのものである。

0057

17は下型3のダイホルダ8に嵌合されている座金で、18はダイセットガイドポスト15を座金17を用いてダイホルダ8に固定するための締付けボルトである。そして、このブッシュ13、ボールリテーナ14、ダイセットガイドポスト15、スプリング16、座金17によってダイセットガイドポストセットが構成されている。

0058

19はストロークエンドブロックで、上型2のパンチホルダに固定し、プレス下死点時に下型のストロークエンドブロック36と胴付きさせて下死点位置を安定させるものである。20はストロークエンドブロック19を上型2のパンチホルダ4に固定するための締付けボルトである。

0059

21は、図9に示す如く、パンチプレート6及びストリッパープレート7を貫通し、パンチバッキングプレート5に固定されるサブガイドポストで、パンチプレート6に位置決めされていて、ストリッパープレート7、ダイプレート10を位置決めするためのものである。22は、サブガイドポスト21をパンチバッキングプレート5に固定するための締付けボルトである。23は、ストリッパープレート7に形成されるサブガイドポスト21を挿入する穴に嵌め込まれたストリッパーブッシュで、サブガイドポスト21によりストリッパープレート7の位置を規制するためのものである。24は、ストリッパーブッシュ23同様、ダイプレート10及びダイバッキングプレート9に形成されるサブガイドポスト21を挿入する穴に嵌め込まれたダイブッシュで、サブガイドポスト21によりダイプレート10の位置を規制するためのものである。ダイホルダ8にもダイプレート10及びダイバッキングプレート9に形成される穴に連通する貫通孔が形成されており、プレス機が差動したときには、この貫通孔にサブガイドポスト21が挿入されるようになっている。

0060

25はノックピンで、パンチホルダ4とパンチプレート6の位置決めをするもので、メンテナンス等で各プレートをばらしたときの再現性・メンテナンス性を向上させる。

0061

26はミスフィードピン、27はスプリング、43はスクリュープラグ、28はマイクロスイッチ、29はリレーションピンである。ミスフィードピン26はパンチプレート6に嵌め込まれており、マイクロスイッチ28はパンチホルダ4に固定されている。スプリング27は、ミスフィードピン26の先端が加工する製品に形成された穴に嵌合しない、すなわち送りミスが生じている場合に、プレス機が作動して上型が下がりプレス加工が行われる際に、ミスフィードピン26が加工する製品に当接し、上型の下がりと共に移動できない場合に縮小するようにするためのものであり、スクリュープラグ43は、パンチホルダ4に形成される穴内に嵌め込まれているスプリング27がパンチホルダ4の穴から飛び出さないように押さえるものである。また、このマイクロスイッチ28は、リレーションピン29の移動によってスイッチングするようになっている。このリレーションピン29の先端は、ミスフィードピン26の周面適宜箇所に形成された凹みに嵌合された状態になっており、このミスフィードピン26の凹みからリレーションピン29の先端が外れると、リレーションピン29が移動することになる。このリレーションピン29が移動すると、マイクロスイッチ28がスイッチングするようになっている。したがって、加工する製品に形成された穴にミスフィードピン26の先端が嵌合すると送りミスが生じていないことを示すようになっており、加工する製品の送りミスがあった場合には、プレス機が作動して上型が下がりプレス加工が行われる際に、ミスフィードピン26の先端が加工する製品の面に当たり、マイクロスイッチ28、リレーションピン29は上型の下降と共に移動するが、ミスフィードピン26の下降が製品によって規制され、リレーションピン29の先端がミスフィードピン26の凹みから外れ、リレーションピン29が移動し、マイクロスイッチ28を作動することになる。

0062

30はストリッパーボルトで、31はストリッパーボルト30に嵌合するスプリングで、スプリング31とパンチバッキングプレート5との間は、図7に示す如くスペーサリング39が介在されている。このストリッパーボルト30は、ストリッパープレート7がスプリング力によって飛び出さないようにすると共に、パンチプレート6とストリッパープレート7との隙間を一定に保持するためのものである。また、スプリング31は、必要ストリッパー力を発生させるものである。

0063

32は、リフターピンで、ダイプレート10に形成される貫通穴摺動自在に嵌合されており、加工する製品をプレス後押し上げるためのピンである。このリフターピン32は、ダイバッキングプレート9及びダイホルダ8に貫通する貫通孔に嵌合するスプリング33によって支持されている。このスプリング33は、スクリュープラグ34によって止められている。

0064

35は逃げ穴で、プレス加工時に、ミスフィードピン26の先端が加工する製品に予め形成されている穴を貫通したときに受ける穴である。

0065

36はストロークエンドブロックで、下型3のダイホルダ8に固定し、プレス下死点時に上型のストロークエンドブロック19と胴付きさせて下死点位置を安定させるものである。37はストロークエンドブロック36を下型3のダイホルダ8に固定するための締付けボルトである。

0066

38はフックで、下型3のダイホルダ8に取り付けられており、プレス金型1を吊り上げたり、プレス金型1を動かしたりする取っ手である。

0067

39は、スペーサーリングで、パンチバッキングプレート5とスプリング31との間に挿入されるものである。

0068

40は締付けボルトで、パンチホルダ4にパンチバッキングプレート5を介してパンチプレート6を固定するためのもので、41は締付けボルトで、ダイホルダ8にダイバッキングプレート9を介してダイプレート10を固定するためのものである。

0069

42はノックピンで、ダイホルダ8とダイプレート10の位置決めをするものである。

0070

44は、エア穴で、パンチホルダ4に形成されおり、45は、このエア穴44に連通するタップ穴で、このタップ穴45にはカプラ46が螺合され、外部の図示していないエア供給管が接続される。47は、エア穴44に連通し、エア穴44に外部から送られてくる所定圧の空気を送出するエア穴である。

0071

48は、パンチバッキングプレート5に形成されるエア通路で、このエア通路48は、エア穴47に連通している。

0072

49は、パンチで、このパンチ49は中心にエア吹出し穴50を備えたもので、パンチプレート6に取り付けられている。このパンチ49のエア吹出し穴50は、エア通路48に連通するようにパンチプレート6に取り付けられている。

0073

したがって、外部のエア供給管から供給されてくるエアは、カプラ46を介してエア穴44、エア穴47を通って、パンチバッキングプレート5に形成されるエア通路48を通ってパンチ49の中心に形成されているエア吹出し穴50を通ってパンチ49の先端から吹出し、このエアによってパンチ49の先端近傍加工屑が吹き飛ばされる。

0074

51は、ダイプレート10に取り付けられた抜きダイ入れ子で、この抜きダイ入れ子51は、中心に貫通孔52を備えた円筒状に形成されるものである。

0075

53は、ダイバッキングプレート9に形成され貫通孔52に連通する穴で、この穴53に連通してダイホルダ8に穴54が形成されている。この貫通孔52、穴53、穴54は、パンチ49で抜いた抜き屑をダイホルダ8より下方に落とすためのものである。

0076

プレス金型の設計には、プレス金型の基本構造の設計の他に、プレス金型の基本構造に取り付ける取付部品そのものの設計と、部品をどのように取り付けるかを示す取付要素取付パターンと称している)の設計と、プレス金型の基本構造に取り付ける部品を取り付けるために必要な加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工形状要素(部品取付加工パターンと称している)の設計と、加工形状要素以外のプレス金型の基本構造を設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターンと称している)の設計とがある。これらの取付パターン、部品取付加工パターン、組付加工パターンを総称して設計要素と称している。したがって、プレス金型の設計には、プレス金型の基本構造の設計、プレス金型の基本構造に取り付ける取付部品そのものの設計、設計要素の設計が必要となる。

0077

本発明に係る実施の形態においては、プレス金型の基本構造の設計、プレス金型の基本構造に取り付ける取付部品そのものの設計、設計要素の設計を対象としている。

0078

CADを用いて図6に示す如きプレス金型の設計に当たっては、図7図12に示される基本設計図を用いて設計する。図7図12には、プレス金型1の設計上基本となる部材、部品が搭載された形で予め設計してある。このような図7図12に示される基本設計図は、プレス金型1の設計上基本的に必要な部品とその設計要素(図中の符号2〜42)を組み込んだ形で、プレス金型1の外形寸法に対応じて、複数の基本構造が予め設計され、基本設計図として各基本構造毎に図面コードを付して基本構造データ(図示していないが、図7図12について外形寸法を変化させて複数種類まとめたもので、外形寸法に合わせてプレス金型に組み込まれた設計上基本的に必要な部品とその設計要素も変化したものである)として設計図面の形で予めCADに記憶してある。

0079

この予め設計されている設計上基本的に必要な部品とその設計要素を組み込んだ基本構造データは、CADのディスプレイ上で自由に外径寸法の変更加工ができるようになっている。

0080

このような基本構造データの中から設計するプレス金型1の外形寸法に合った基本設計図をCADのディスプレイ上に呼び出しても、これで具体的なプレス金型1の設計が終了する訳ではなく、プレス金型1を構成する個々の部材(プレート)、必要な部品とその部品を組み込むための加工寸法・加工形状等を示す設計要素、部品取り付け以外の加工寸法・加工形状等を示す設計要素の設計を個別に行う必要がある。

0081

そこで、まず、各製品形状によって決定される部分の設計が終了した後、それを収納するプレートの寸法形状を特定し、プレス金型の大きさ・寸法を決める、または、フレス機が決定している場合、このプレス機の取り付けに合ったプレス金型の大きさ・寸法を特定する。このプレス金型の大きさ・寸法が決まった段階で本発明のプレス金型の設計が開始される。

0082

プレス金型1の設計においては、プレス金型1に設計上必要な部品及びその設計要素(図中の符号2〜43)を組み込んで予め設計されたプレス金型1の基本構造について、プレス金型1に組み込まれている各種プレートの外形寸法を設定し、プレス金型1の外形の設計を行う。プレス金型1に組み込まれている各種プレートについては、プレス金型1において組み込まれる各種プレートについて、あらゆる外形寸法のものが予め設計されて1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶してある。

0083

まず、下型3の基本となるダイプレート10についての設計を行う。このダイプレート10については、図14に示す如くあらゆる外形寸法のダイプレート(本実施の形態においては、5種類)が予め設計されて、1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶されている。このダイプレート10のデータの中からプレス金型1に用いる外形寸法に相当するダイプレート10の設計図面をディスプレイ上に呼び出して、ディスプレイ上に表示されている複数のダイプレートの中から特定のダイプレートを選定する。ダイプレート10の設計は、このようにして予め設計されたダイプレート10の設計図の中から最適形状のダイプレート10の設計図面を選定することによって容易に設計することができる。

0084

次に、下型3を構成するダイバッキングプレート9についての設計を行う。このダイバッキングプレート9の設計は、ダイプレート10についての設計(外形寸法等)が完了すると、ダイプレート10の外形寸法によって必然的にその外形寸法が決定されてしまい、実際には設計の自由度はない。このように外形寸法が決定されるとはいっても、ダイプレート10の設計をしただけでダイバッキングプレート9の設計が完了したわけではない。したがって、ダイプレート10についての設計(外形寸法等)の完了によって、外形寸法についての設計は終了するものの、ダイバッキングプレート9の具体的な設計については、ダイプレート10の設計とは別に行わなければならない。

0085

このダイバッキングプレート9の設計にあたっては、図15に示す如くあらゆる外形寸法のダイバッキングプレート(図15には、5種類が示されている)が予め設計されて、1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶されている。このダイバッキングプレート9のデータの中からプレス金型1に用いる外形寸法に相当するダイバッキングプレート9の設計図面をディスプレイ上に呼び出して、ディスプレイ上に表示されている複数のダイバッキングプレートの中から特定のダイバッキングプレートを選定する。ダイバッキングプレート9の設計は、このようにして予め設計されたダイバッキングプレート9の設計図の中から最適形状のダイバッキングプレート9の設計図面を選択することによって容易に設計ができる。

0086

次に、下型3を構成するダイホルダ8についての設計を行う。このダイホルダ8の設計は、ダイプレート10についての設計(外形寸法等)が完了すると、ダイプレート10の外形寸法によって必然的にその外形寸法が決定されてしまい、実際には設計の自由度はない。このように外形寸法が決定されるとはいっても、ダイプレート10の設計をしただけでダイホルダ8の設計が完了したわけではない。したがって、ダイプレート10についての設計(外形寸法等)の完了によって、外形寸法についての設計は終了するものの、ダイホルダ8の具体的な設計については、ダイプレート10の設計とは別に行わなければならない。

0087

このダイホルダ8の設計については、図16に示す如くあらゆる外形寸法のダイホルダ(図16には、7種類が示されている)が予め設計されて、1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶されている。このダイホルダ8のデータの中からプレス金型1に用いる外形寸法に相当するダイホルダ8の設計図面をディスプレイ上に呼び出して、ディスプレイ上に表示されている複数のダイホルダの中から特定のダイホルダを選定する。ダイホルダ8の設計は、このようにして予め設計されたダイホルダ8の設計図の中から最適形状のダイホルダ8の設計図面を選択することによって容易に設計ができる。

0088

このように、図7図12に示される基本設計図を基に、プレス金型1を設計するにあたって、プレス金型1の下型3を構成しており、下型3の基本となるダイプレート10、ダイバッキングプレート9、ダイホルダ8の設計が終了すると、次に、プレス金型1の上型2を構成しているストリッパープレート7、パンチプレート6、パンチバッキングプレート5、パンチホルダ4の設計行う。

0089

まず、上型2の基本となるストリッパープレート7についての設計を行う。このストリッパープレート7については、図17に示す如くあらゆる外形寸法のストリッパープレート(図17には、5種類が示されている)が予め設計されて、1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶されている。このストリッパープレート7のデータの中からプレス金型1に用いる外形寸法に相当するストリッパープレート7の設計図面をディスプレイ上に呼び出して、ディスプレイ上に表示されている複数のストリッパープレートの中から特定のストリッパープレートを選定する。ストリッパープレート7の設計は、このようにして予め設計されたストリッパープレート7の設計図の中から最適形状のストリッパープレート7の設計図面を選定することによって容易に設計することができる。

0090

次に、上型2を構成するパンチプレート6についての設計を行う。このパンチプレート6の設計は、ストリッパープレート7についての設計(外形寸法等)が完了すると、ストリッパープレート7の外形寸法によって必然的にその外形寸法が決定されてしまい、実際には設計の自由度はない。このように外形寸法が決定されるとはいっても、ストリッパープレート7の設計をしただけでパンチプレート6の設計が完了したわけではない。したがって、ストリッパープレート7についての設計(外形寸法等)の完了によって、外形寸法についての設計は終了するものの、パンチプレート6の具体的な設計については、ストリッパープレート7の設計とは別に行わなければならない。

0091

このパンチプレート6の設計にあたっては、図18に示す如くあらゆる外形寸法のパンチプレート(図18には、5種類が示されている)が予め設計されて、1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶されている。このパンチプレート6のデータの中からプレス金型1に用いる外形寸法に相当するパンチプレート6の設計図面をディスプレイ上に呼び出して、ディスプレイ上に表示されている複数のパンチプレートの中から特定のパンチプレートを選定する。パンチプレート6の設計は、このようにして予め設計されたパンチプレート6の設計図の中から最適形状のパンチプレート6の設計図面を選択することによって容易に設計することができる。

0092

次に、上型2を構成するパンチバッキングプレート5についての設計を行う。このパンチバッキングプレート5の設計は、ストリッパープレート7についての設計(外形寸法等)が完了すると、ストリッパープレート7の外形寸法によって必然的にその外形寸法が決定されてしまい、実際には設計の自由度はない。このように外形寸法が決定されるとはいっても、ストリッパープレート7の設計をしただけでパンチバッキングプレート5の設計が完了したわけではない。したがって、ストリッパープレート7についての設計(外形寸法等)の完了によって、外形寸法についての設計は終了するものの、パンチバッキングプレート5の具体的な設計については、ストリッパープレート7の設計とは別に行わなければならない。

0093

このパンチバッキングプレート5の設計については、図19に示す如くあらゆる外形寸法のパンチバッキングプレート(図19には、5種類が示されている)が予め設計されて、1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶されている。このパンチバッキングプレート5のデータの中からプレス金型1に用いる外形寸法に相当するパンチバッキングプレート5の設計図面をディスプレイ上に呼び出して、ディスプレイ上に表示されている複数のパンチバッキングプレートの中から特定のパンチバッキングプレートを選定する。パンチバッキングプレート5の設計は、このようにして予め設計されたパンチバッキングプレート5の設計図の中から最適形状のパンチバッキングプレート5の設計図面を選択することによって容易に設計することができる。

0094

次に、上型2を構成するパンチホルダ4についての設計を行う。このパンチホルダ4の設計は、ストリッパープレート7についての設計(外形寸法等)が完了すると、ストリッパープレート7の外形寸法によって必然的にその外形寸法が決定されてしまい、実際には設計の自由度はない。このように外形寸法が決定されるとはいっても、ストリッパープレート7の設計をしただけでパンチホルダ4の設計が完了したわけではない。したがって、ストリッパープレート7についての設計(外形寸法等)の完了によって、外形寸法についての設計は終了するものの、パンチホルダ4の具体的な設計については、ストリッパープレート7の設計とは別に行わなければならない。

0095

このパンチホルダ4の設計については、図20に示す如くあらゆる外形寸法のパンチホルダ(図20には、7種類が示されている)が予め設計されて、1つのプレートデータとして設計図面の形で予めCADに記憶されている。このパンチホルダ4のデータの中からプレス金型1に用いる外形寸法に相当するパンチホルダ4の設計図面をディスプレイ上に呼び出して、ディスプレイ上に表示されている複数のパンチホルダの中から特定のパンチホルダを選定する。パンチホルダ4の設計は、このようにして予め設計されたパンチホルダ4の設計図の中から最適形状のパンチホルダ4の設計図面を選択することによって容易に設計することができる。

0096

このように下型3を構成する各種プレートの設計と、上型2を構成する各種プレートの設計が終了すると、下型3及び上型2に、プレス金型1の設計上必要な部品及びその設計要素について設計を開始する。

0097

プレス金型1の基本構造に予め組み込まれているプレス金型1に設計上必要な部品及びその設計要素(図中の符号11〜43)と、プレス金型1の基本構造に予め組み込まれているプレス金型1に設計上必要な部品及びその設計要素以外のプレス金型1の設計上基本的に必要な部品とその設計要素について設計を行う。このプレス金型1の基本構造に予め組み込まれているプレス金型1に設計上必要な部品及びその設計要素(図中の符号11〜43)と、プレス金型1の基本構造に予め組み込まれているプレス金型1に設計上必要な部品及びその設計要素以外のプレス金型1の設計上基本的に必要な部品とその設計要素についての設計を行うに当っては、下型3と上型2を別々に設計するものもあるが、下型3と上型2とが合わさって設計される部分もある。

0098

下型3のリフターピン32については、リフターピンとスプリングとスクリュープラグが組み合わさった標準部品にリフターピン32とスプリング33とスクリュープラグ34の組合せ部品を取り付けるために必要な加工形状要素とが、図21に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、リフター・ユニットパーツとして複数のサイズ(径)を予め設計してデータベース化してCADに予め記憶されている。このリフター・ユニットパーツは、リフターピン32とスプリング33とスクリュープラグ34を組合せた標準部品にダイプレート10に形成するリフターピン32取付け用の加工穴a、ダイバッキングプレート9に形成するスプリング33を取付ける加工穴b、ダイホルダ8に形成するタップ下穴加工c、ダイホルダ8に形成するスクリュープラグ34を取付けるタップ加工穴dを組合せて1つのパーツとしたものである。このリフターピン32の設計を行う場合は、図21に図示のユニットパーツの中から最適のリフターピン、スプリング、スクリュープラグの組合せ部品と取付用の加工形状要素がユニット化されたリフター・ユニットを選定し、プレス金型1の下型3に組み入れる。

0099

下型3のフック38と上型2のフック12については、フックの標準部品にフックを取り付けるために必要な加工形状要素とが、図22に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、フック・ユニットパーツとして複数のサイズ(径)を予め設計してデータベース化してCADに予め記憶されている。このフック・ユニットパーツは、フックの標準部品にフックを取り付けるために必要なタップ加工穴aを組合せて1つのパーツとしたものである。このフック38,12の設計に当っては、図22に図示のユニットパーツの中から最適のフックと取付用の加工形状要素がユニット化されたフック・ユニットを選定し、プレス金型1の下型3と上型2に組み入れる。

0100

下型3のノックピン42と上型2のノックピン25については、ノックピンの標準部品にノックピンを取り付けるために必要な加工形状要素とが、図23に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、ノックピン・ユニットパーツとして複数のサイズ(径)を予め設計してデータベース化してCADに予め記憶されている。この下型3のノックピン・ユニットパーツは、ノックピンの標準部品にダイプレート10の逃げ穴加工a、ダイプレート10の加工穴b、ダイバッキングプレート9の逃げ穴加工c、ダイホルダ8の加工穴d、ダイホルダ8の逃げ穴加工eを組合せて1つのパーツとしたもので、上型2のノックピン・ユニットパーツは、ノックピンの標準部品にパンチプレート6の逃げ穴加工a、パンチプレート6の加工穴b、パンチバッキングプレート5の逃げ穴加工c、パンチホルダ4の加工穴d、パンチホルダ4の逃げ穴加工eを組合せて1つのパーツとしたものである。このノックピン42,25の設計に当っては、図23に図示のユニットパーツの中から最適のノックピンと取付用の加工形状要素がユニット化されたノックピン・ユニットを選定し、プレス金型1の下型3と上型2に組み入れる。

0101

上型2の締付けボルト40は、ボルトとタップが組み合わさった標準部品にボルトを取り付けるために必要な加工形状要素とが、図24に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化されたものである。このユニット化されたボルト・ユニットパーツについては、複数のサイズ(径)を予め設計してユニットパーツとしてデータベース化してある。このボルト・ユニットパーツは、締付けボルトの標準部品にボルトヘッド座ぐり穴a、ボルト逃げ穴b、タップ加工穴cを組合せて1つのパーツとしたものである。この締付けボルト40の設計に当っては、図24に図示のユニットパーツの中から最適の締付けボルトと取付用の加工形状要素がユニット化されたボルト・ユニットを選定し、プレス金型1の上型2に組み入れる。

0102

下型3のストロークエンドブロック36と上型2のストロークエンドブロック19については、ストロークエンドブロックの標準部品にストロークエンドブロックを取付けるための締付けボルトの標準部品を組合せ、この締付けボルト取り付けるために必要な加工形状要素とが、図25に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、ストロークストッパー・ユニットパーツとして複数のサイズ(径)を予め設計してデータベース化してCADに予め記憶されている。このストロークストッパー・ユニットパーツは、ストロークエンドブロックの中心に締付けボルト37(20)を組み込んだ標準部品にボルトヘッド座ぐり穴a、ボルト逃げ穴b、タップ加工穴cを組合せて1つのパーツとしたものである。このストロークエンドブロック36(19)の設計に当っては、図25に図示のユニットパーツの中から最適のストロークエンドブロックと締付けボルト取付用の加工形状要素がユニット化されたストロークストッパー・ユニットを選定し、プレス金型1の下型3及び上型2に組み入れる。

0103

上型2のストリッパーボルト30は、ボルトとタップが組み合わさった標準部品にスペーサリング,スプリングの標準部品を組合せた部品に、ストリッパーボルト、スペーサリング、スプリングを取り付けるために必要な加工形状要素とが、図26に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化されたものである。このユニット化されたストリッパーボルト・ユニットパーツについては、複数のサイズ(径)を予め設計してユニットパーツとしてデータベース化してある。このストリッパーボルト・ユニットパーツは、ストリッパーボルトの標準部品にスペーサリング30,スプリング31の標準部品を組合せ、パンチホルダ4の座ぐり加工穴a、パンチホルダ4の逃げ加工穴b、パンチバッキングプレート5の逃げ加工穴c、パンチプレート6の逃げ加工穴d、ストリッパープレート7のネジ加工穴eを組合せて1つのパーツとしたものである。このストリッパーボルト30の設計に当っては、図26に図示のユニットパーツの中から最適のストリッパーボルト,スペーサリング,スプリングと取付用の加工形状要素がユニット化されたストリッパーボルト・ユニットを選定し、プレス金型1の上型2に組み入れる。

0104

ブッシュ13、ボールリテーナ14、ダイセットガイドポスト15、スプリング16、座金17、締付けボルト18は、ダイセットガイドポストセットとしてプレス金型1の上型2のブッシュ13と、プレス金型1の下型3のボールリテーナ14、ダイセットガイドポスト15、スプリング16、座金17、締付けボルト18とを一体化して、ダイセットガイドポストセット・ユニットパーツとしてユニット化したもので、ブッシュ、ボールリテーナ、ダイセットガイドポスト、スプリング、座金、締付けボルトの各標準部品を組合せ、これらの各標準部品を取り付けるために必要な加工形状要素とが、図27に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、複数のサイズ(径)について予め設計されデータベース化してCADに予め記憶してある。このダイセットガイドポストセット・ユニットパーツは、ブッシュ、ボールリテーナ、ダイセットガイドポスト、スプリング、座金、締付けボルトの各標準部品を組合せ、パンチホルダ4のブッシュ13取付け用の加工穴a、ダイホルダ10にダイセットガイドポスト16を取付けるための加工穴b、ダイホルダ10に座金17を取り付けるための座ぐり加工穴cを組合せて1つのパーツとしたものである。このダイセットガイドポストセットの設計に当っては、図27に図示のユニットパーツの中から最適のブッシュ、ボールリテーナ、ダイセットガイドポスト、スプリング、座金、締付けボルトの各標準部品とブッシュ及びダイセットガイドポスト取付用の加工形状要素がユニット化されたダイセットガイドポストセットを選定し、プレス金型1に組み入れる。

0105

サブガイドポスト21、締付けボルト22、ストリッパーブッシュ23、ダイブッシュ24は、サブガイドポストセットとしてプレス金型1の上型2のサブガイドポスト21、締付けボルト22、ストリッパーブッシュ23と、プレス金型1の下型3のダイブッシュ24とを一体化して、サブガイドポスト、締付けボルト、ストリッパーブッシュ、ダイブッシュの各標準部品を組合せ、これらの各標準部品を取り付けるために必要な加工形状要素とが、図28に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、複数のサイズ(径)について予め設計されデータベース化してCADに予め記憶してある。このサブガイドポストセット・ユニットパーツは、サブガイドポスト、締付けボルト、ストリッパーブッシュ、ダイブッシュの各標準部品を組合せ、締付けボルト22を取付けるためのパンチホルダ4の逃げ加工穴a、締付けボルト22を取付けるためのパンチバッキングプレート5の逃げ加工穴b、サブガイドポスト21を取付けるためのパンチプレート6の加工穴c、ストリッパーブッシュ23を取付けるためのストリッパープレート7の加工穴d、ダイブッシュ24を取付けるためのダイプレート10の加工穴e、ダイブッシュ24を取付けるためのダイバッキングプレート9の逃げ加工穴f、サブガイドポスト21を嵌合するためのダイホルダー8の逃げ加工穴gを組合せて1つのパーツとしたものである。このサブガイドポストセットの設計に当っては、図28に図示のユニットパーツの中から最適のサブガイドポスト、締付けボルト、ストリッパーブッシュ、ダイブッシュの各標準部品とサブガイドポスト、締付けボルト、ストリッパーブッシュ、ダイブッシュ取付用の加工形状要素がユニット化されたサブガイドポストセットを選定し、プレス金型1に組み入れる。

0106

ミスフィードピン26、スプリング27、マイクロスイッチ28、リレーションピン29、スクリュープラグ42、逃げ穴35は、ミスフィード検出としてプレス金型1の上型2のミスフィードピン26、スプリング27、マイクロスイッチ28、リレーションピン29、スクリュープラグ42と、プレス金型1の下型3の逃げ穴35とを一体化して、ミスフィードピン、スプリング、マイクロスイッチ、リレーションピン、スクリュープラグの各標準部品を組合せ、これらの各標準部品を取り付けるために必要な加工形状要素と、ミスフィードピンを受ける逃げ穴の加工要素が、図29に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、複数のサイズ(径)について予め設計されデータベース化してCADに予め記憶してある。このミスフィード検出・ユニットパーツは、ミスフィードピン、スプリング、マイクロスイッチ、リレーションピン、スクリュープラグの各標準部品を組合せ、スプリング27が飛び出すのを防止するスクリュープラグ42を取付けるためのパンチホルダ4に形成するタップ加工a、スプリング27を挿入するパンチホルダ4に形成するタップ下穴加工b、ミスフィードピン26を挿入するパンチバッキングプレート5に形成する加工穴c、ミスフィードピン26を挿入するパンチプレート6に形成する加工穴d、ミスフィードピン26を挿入するストリッパープレート7に形成する逃げ加工穴eと加工穴f、リレーションピン29を取り付けるためのパンチバッキングプレート5に形成する加工穴g、マイクロスイッチ28を取り付ける取付板h、逃げ穴35の加工要素であるミスフィードピン26を受けるダイプレート10に形成する逃げ加工穴i、ダイバッキングプレート9に形成する逃げ加工穴j、ダイホルダ8に形成する逃げ加工穴kを組合せて1つのパーツとしたものである。このミスフィード検出の設計に当っては、図29に図示のユニットパーツの中から最適のミスフィードピン、スプリング、マイクロスイッチ、リレーションピン、スクリュープラグの各標準部品とミスフィードピンを受ける逃げ穴の加工要素がユニット化されたミスフィード検出セットを選定し、プレス金型1に組み入れる。

0107

このプレス金型1の設計においては、これらの基本構造に組み込まれたプレス金型1の設計上必要な部品及びその設計要素についての設計の他に、図13に示す如く、組付加工パターン同士を組合わせたユニットとして、エア穴44とタップ穴45を組み合わせた加工を必要とする場合がある。このエア穴44とタップ穴45は、エア穴(組付加工パターン)とタップ穴(組付加工パターン)を図5に示す如く1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化され、複数のサイズ(径)について予め設計されデータベース化してCADに予め記憶してある。このエア穴・ユニットパーツは、エア穴、タップ穴を組合せて1つのパーツとしたものである。このエア穴の設計に当っては、図5に図示のユニットパーツの中から最適のエア穴、タップ穴の組付加工要素がユニット化されたエア穴セットを選定し、プレス金型1に組み入れる。

0108

以上プレス金型の基本構造の設計について説明したが、ここで設計したプレス金型の基本構造に取り付ける取付部品(カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる部品は、標準部品)そのものの設計、部品をどのように取り付けるかを示す取付要素(取付パターンと称している)の設計、プレス金型の基本構造に取り付ける部品を取り付けるために必要な加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工形状要素(部品取付加工パターンと称している)の設計、加工形状要素以外のプレス金型の基本構造を設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターンと称している)の設計は、プレス金型の設計においては、ほんの一部に過ぎず、プレス加工の内容如何によってプレス金型1の設計条件が変化してきて、図6図12に示したパーツだけでプレス金型1の設計ができるわけではなく、これ以上のパーツを必要とすることになる。

0109

この場合には、本実施の形態において示していないが、必要な標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化しユニットパーツとしてデータベース化してあるユニットパーツの中から最適のユニットパーツを選定することになる。また、必要な標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化しユニットパーツとしてデータベース化してあるユニットパーツの中から最適のユニットパーツを選定することになる。さらに、加工形状要素以外の入れ子及び基本構造のそれぞれを設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターン)同士を1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化しユニットパーツとしてデータベース化してあるユニットパーツの中から最適のユニットパーツを選定することになる。

0110

これらプレス金型の基本構造の設計で必要とするあらゆる標準部品と該標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とのユニットパーツ、標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士のユニットパーツ、加工形状要素以外の入れ子及び基本構造のそれぞれを設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターン)同士のユニットパーツは、寸法毎に事前に設計してあり、この設計したユニットパーツをデータベース化してCADに予め記憶してある。

0111

また、以上説明したユニットパーツは、標準部品と標準部品を取り付けるために必要な加工形状要素が1つのユニットになっているが、標準部品と加工形状要素とは分離して消去が可能になっている。例えば、図1図3に示されるボルトナットを用いて説明すると、図1はボルトナットに加工形状要素を組み合わせたユニットパーツを構成しており、この図1のユニットパーツの内、標準部品を消去すると、図3に示す如く加工形状要素のみの図面となり、また、図1のユニットパーツの内、加工形状要素を消去すると、図2に示す如く標準部品のみの図面となる。すなわち、図1に図示のボルトナット・ユニットパーツの標準部品、加工形状要素のいずれも自由に消去できる。また、図1のユニットパーツの内、標準部品を消去し、加工形状要素だけを残し、この加工形状要素に、図1から加工形状要素だけを除去して取り出した別なサイズの標準部品を嵌め込むことも容易に行える。

0112

したがって、本実施の形態によれば、プレス金型の設計を、誰にでも簡単に、プレス金型の設計上必要な部品とその設計要素を落とすことなく、各ユニットパーツをプレス金型の基本構造に組込むだけで基本構造の主要な部品の設計を短時間に行え、他のプレス金型の基本構造の設計に必要な部品の取り付け設計も短時間で容易に行うことができる。

0113

また、本実施の形態によれば、プレス金型の基本構造を変更したり、一旦設定した部品とその設計要素を変更する必要が生じた場合には、設計者がディスプレイ上に表示されている設計図面を見ながら、ディスプレイに表示されている設計図面上でプレス金型の基本構造をユニット設計されている中から選定し直すだけで正確に、かつ簡単に設計変更を行うことができる。

0114

また、本実施の形態によれば、プレス金型で一旦設計した後に、部品の変更を行う場合、CADのディスプレイ上の設計図面から変更する部品のみを消去して設計要素を設計図面上に残すこともできるので、設計し直しをする際に、改めて設計要素の設計を行わなくて済み設計手順の手間を省くことができ、短時間でプレス金型の設計を行うことができる。

0115

次に、本発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法の各実施の形態について説明する。

0116

本発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法の第1の実施の形態は、CADを用い、標準部品(カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる部品)と、この標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化し、複数のサイズ(径)を予め設計してユニットパーツとしてデータベース化したもの(ユニットパーツ)を、1つのデータ(ユニットパーツデータ)として予めCADに記憶しておき,このユニットパーツデータを用い、プレス金型の基本構造に設計上必要とする標準部品とその部品取付加工パターンを、CADに予め記憶されているユニットパーツデータの中から選定してディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面の中に組み込むことによってプレス金型の基本構造の設計を完了させた設計図を基にプレス金型を製作するものである。

0117

プレス金型の設計図面を作成するに当っては、予め記憶されているプレス金型の基本構造をCADのディスプレイ上に呼び出し、CADのディスプレイ上で各種プレートの設計(例えば、図14図20)を行い、プレス金型の設計上必要とする標準部品をCADに予め記憶されている標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ(例えば、図21図29)の中から最適のユニットパーツを選定し、CADのディスプレイ上に表示されているプレス金型の設計図面の中に組み込んでいく。このユニットパーツデータの中から選定して、CADのディスプレイ上のプレス金型に組み込んだユニットパーツは、サイズの変更が必要になったり、サイズが合わないために変更する必要が生じた場合等には、標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ(例えば、図21図29に示された各図)ごとにユニットパーツを新たに選定し、新たに選定したユニットパーツに変更する(CADのディスプレイ上で設定し直す)だけで可能で、標準部品と部品取付加工パターンの設計を改めて行う必要がない。

0118

また、CADのディスプレイ上では、ユニットパーツデータから選定して組み込んだ標準部品と部品取付加工パターンのユニットパーツについて、標準部品だけあるいは部品取付加工パターンだけと、標準部品と部品取付加工パターンとを分離して設計変更等を行うこともできる。

0119

このようにしてCADのディスプレイ上でプレス金型の基本構造の設計を完成させることができ、このディスプレイ上で完成した設計図は、プリンタ印刷することができ、プレス金型の基本構造の設計図面を用紙上に作成することができる。この設計の完成したプレス金型の基本構造の設計図は、CADのメモリに記憶することができ、このメモリに記憶された設計図は、必要に応じて、ディスプレイ上に読み出して設計変更を加えることができ、メモリに記憶された設計図をディスプレイ上に読み出すことなくプリンタで印刷して用紙上に作図することもできる。

0120

したがって、本実施の形態によれば、プレス金型の基本構造の外形を変更したり、一旦設定した標準部品を変更する必要が生じても、設計者がディスプレイ上に表示されている設計図面を見ながら、ディスプレイに表示されている設計図面上で、変更する標準部品と部品取付加工パターンを、標準部品と部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータの中から最適の寸法のユニットパーツを新たに選定し、新たに選定したユニットパーツに変更する作業(CADのディスプレイ上で設定し直す作業)を行うだけで設計者が自らが設計図面を目で見ながら自由にしかも正確に、かつ簡単に設計変更を行うことができる。しかも、このディスプレイ上での設計変更は、ディスプレイのスケール設計図上でのスケールとの関係を予め特定しておくことで、ディスプレイ上での変更後の寸法を実寸で容易に捕らえることができ、このようにして作図した設計図を基に容易にプレス金型を製作することができる。

0121

また、本実施の形態によれば、標準部品と部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツを選定してプレス金型の基本構造に組み込んで設計した後に、標準部品のサイズの変更が必要になったり、サイズが合わないために標準部品のみを変更する必要が生じた場合であっても、CADのディスプレイ上の設計図面から変更する標準部品のみを消去するだけで部品取付加工パターンを設計図面上に残すことができるので、設計し直しをする際に、改めて部品取付加工パターンの設計を行わなくて済み、設計手順の手間を省くことができ短時間でプレス金型の入れ子及び基本構造の設計を行うことができ、このようにして作図した設計図を基に容易にプレス金型を製作することができる。

0122

本発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法の第2の実施の形態は、CADを用い、標準部品(カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる部品)とこの標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化すると共に、標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を組合わせて1つのパーツとしてユニット化し、それぞれについて複数のサイズ(径)を予め設計してユニットパーツとしてそれぞれデータベース化したもの(ユニットパーツ)を、1つのデータ(ユニットパーツデータ)として予めCADに記憶しておき,このユニットパーツデータを用い、プレス金型の基本構造の設計上必要とする標準部品とその部品取付加工パターンを、CADに予め記憶されているユニットパーツデータの中から選定してディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面の中に組み込むことによってプレス金型の基本構造の設計を完了させた設計図を基にプレス金型を製作するものである。

0123

まず、プレス金型の設計を行い設計図面を作成するに当っては、CADのディスプレイ上で各種プレートを設計し、プレス金型の設計上必要とする標準部品をCADに予め記憶されている(例えば、図21図29)標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータの中から最適のユニットパーツを選定し、CADのディスプレイ上に表示されているプレス金型の設計図面の中に組み込んでいく。このユニットパーツデータの中から選定して、CADのディスプレイ上のプレス金型に組み込んだユニットパーツは、サイズの変更が必要になったり、サイズが合わないために変更する必要が生じた場合等には、標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を組合せてユニット化したユニットパーツの中(例えば、図21図29に示された各図)からユニットパーツを新たに選定し、現在組み込まれているユニットパーツから新たに選定したユニットパーツに変更する(CADのディスプレイ上で設定し直す)だけで可能で、標準部品と部品取付加工パターンの設計を改めて行う必要がない。

0124

また、CADのディスプレイ上では、ユニットパーツデータから選定して組み込んだ標準部品と部品取付加工パターンのユニットパーツ及び標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を組合せてユニット化したユニットパーツについて、標準部品だけ又は部品取付加工パターンだけというように、標準部品と部品取付加工パターンとを分離して別々に設計変更等を行うこともできる。

0125

このようにしてCADのディスプレイ上でプレス金型の設計を完成させることができ、このディスプレイ上で完成した設計図は、プリンタで印刷することができ、プレス金型の設計図面を用紙上に作成することができる。この設計の完成したプレス金型の設計図は、CADのメモリに記憶することができ、このメモリに記憶された設計図は、必要に応じて、ディスプレイ上に読み出して設計変更を加えることができ、メモリに記憶された設計図をディスプレイ上に読み出すことなくプリンタで印刷して用紙上に作図することもできる。

0126

本発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法の第3の実施の形態は、CADを用い、標準部品(カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる部品)とこの標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化すると共に、加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターン)同士を組合わせて1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化し、それぞれについて複数のサイズ(径)を予め設計してユニットパーツとしてそれぞれデータベース化したもの(ユニットパーツ)を、1つのデータ(ユニットパーツデータ)として予めCADに記憶しておき,このユニットパーツデータを用い、プレス金型の基本構造の設計上必要とする標準部品とその部品取付加工パターンを、CADに予め記憶されているユニットパーツデータの中から選定してディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面の中に組み込むことによってプレス金型の基本構造の設計を完了させた設計図を基にプレス金型を製作するものである。

0127

プレス金型の基本構造の設計をCADのディスプレイ上で図7図12に示す如く設計し、この外形の特定されたプレス金型の基本構造について、プレス金型の基本構造の設計上必要とする標準部品をCADに予め記憶されている(例えば、図21図29)標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び組付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータの中から最適のユニットパーツを選定し、CADのディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面の中に組み込んでいく。この基本構造に組み込んだユニットパーツは、サイズの変更が必要になったり、サイズが合わないために変更する必要が生じた場合等には、標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び組付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータの中(例えば、図21図29に示された各図)からユニットパーツを新たに選定し、現在組み込まれているユニットパーツから新たに選定したユニットパーツに変更する(CADのディスプレイ上で設定し直す)だけで可能で、標準部品、部品取付加工パターン、組付加工パターンの設計を改めて行う必要がない。

0128

また、CADのディスプレイ上では、ユニットパーツデータから選定して組み込んだ標準部品と部品取付加工パターンのユニットパーツ及び組付加工パターン同士のユニットパーツについて、標準部品だけ又は部品取付加工パターンだけあるいは組付加工パターンだけと、標準部品と部品取付加工パターンと組付加工パターンとを分離して設計変更等を行うこともできる。

0129

このようにしてCADのディスプレイ上でプレス金型の基本構造の設計を完成させることができ、このディスプレイ上で完成した設計図は、プリンタで印刷することができ、プレス金型の基本構造の設計図面を用紙上に作成することができる。この設計の完成したプレス金型の基本構造の設計図は、CADのメモリに記憶することができ、このメモリに記憶された設計図は、必要に応じて、ディスプレイ上に読み出して設計変更を加えることができ、メモリに記憶された設計図をディスプレイ上に読み出すことなくプリンタで印刷して用紙上に作図することもできる。

0130

したがって、本実施の形態によれば、プレス金型の基本構造の外形を変更したり、一旦設定した標準部品を変更する必要が生じても、設計者がディスプレイ上に表示されている設計図面を見ながら、ディスプレイに表示されている設計図面上で、変更する標準部品と部品取付加工パターン及び組付加工パターンを、標準部品と部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び組付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータの中から最適の寸法のユニットパーツを新たに選定し、現在組み込まれているユニットパーツから新たに選定したユニットパーツに変更する作業(CADのディスプレイ上で設定し直す作業)を行うだけで設計者が自らが設計図面を目で見ながら自由にしかも正確に、かつ簡単に設計変更を行うことができる。しかも、このディスプレイ上での設計変更は、ディスプレイのスケールと設計図上でのスケールとの関係を予め特定しておくことで、ディスプレイ上での変更後の寸法を実寸で容易に捕らえることができ、このようにして作図した設計図を基に容易にプレス金型を製作することができる。

0131

また、本実施の形態によれば、標準部品と部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツを選定してプレス金型の基本構造に組み込んで設計した後に、標準部品のサイズの変更が必要になったり、サイズが合わないために標準部品のみを変更する必要が生じた場合であっても、CADのディスプレイ上の設計図面から変更する標準部品のみを消去するだけで部品取付加工パターンを設計図面上に残すことができるので、設計し直しをする際に、改めて部品取付加工パターンの設計を行わなくて済み、設計手順の手間を省くことができ短時間でプレス金型の基本構造の設計を行うことができ、このようにして作図した設計図を基に容易にプレス金型を製作することができる。

0132

本発明に係るプレス金型のユニット設計システムを用いたプレス金型の製作方法の第4の実施の形態は、CADを用い、標準部品(カタログに掲載され一般に市販されているプレス金型に用いられる部品)とこの標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)とを組合わせて1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化し、標準部品をプレス金型に組み込むために必要な加工形状要素(部品取付加工パターン)同士を組合わせて1つのパーツとしユニット化すると共に、加工形状要素以外のプレス金型を設計する上で必要とする加工内容(加工形状・加工寸法)を示す加工要素(組付加工パターン)同士を組合わせて1つの取付部品であるかのように一体不可分の状態にユニット化し、それぞれについて複数のサイズ(径)を予め設計してユニットパーツとしてそれぞれデータベース化したもの(ユニットパーツ)を、1つのデータ(ユニットパーツデータ)として予めCADに記憶しておき,このユニットパーツデータを用い、プレス金型の基本構造の設計上必要とする標準部品とその部品取付加工パターンを、CADに予め記憶されているユニットパーツデータの中から選定してディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面の中に組み込むことによってプレス金型の基本構造の設計を完了させた設計図を基にプレス金型を製作するものである。

0133

プレス金型の設計図面を作成するに当っては、CADのディスプレイ上で各種プレートを設計し、プレス金型の設計上必要とする標準部品をCADに予め記憶されている(例えば、図21図29)標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び部品取付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータ並びに組付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータの中から最適のユニットパーツを選定し、CADのディスプレイ上に表示されているプレス金型の基本構造の設計図面の中に組み込んでいく。この基本構造に組み込んだユニットパーツは、サイズの変更が必要になったり、サイズが合わないために変更する必要が生じた場合等には、標準部品に部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び部品取付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータ並びに組付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータの中からユニットパーツを新たに選定し、現在組み込まれているユニットパーツから新たに選定したユニットパーツに変更する(CADのディスプレイ上で設定し直す)だけで可能で、標準部品、部品取付加工パターン、組付加工パターンの設計を改めて行う必要がない。

0134

また、CADのディスプレイ上では、ユニットパーツデータから選定して組み込んだ標準部品と部品取付加工パターンのユニットパーツ及び部品取付加工パターン同士のユニットパーツ並びに組付加工パターン同士のユニットパーツについて、標準部品だけ又は部品取付加工パターンだけあるいは組付加工パターンだけと、標準部品と部品取付加工パターンと組付加工パターンとを分離して設計変更等を行うこともできる。

0135

このようにしてCADのディスプレイ上でプレス金型の基本構造の設計を完成させることができ、このディスプレイ上で完成した設計図は、プリンタで印刷することができ、プレス金型の基本構造の設計図面を用紙上に作成することができる。この設計の完成したプレス金型の基本構造の設計図は、CADのメモリに記憶することができ、このメモリに記憶された設計図は、必要に応じて、ディスプレイ上に読み出して設計変更を加えることができ、メモリに記憶された設計図をディスプレイ上に読み出すことなくプリンタで印刷して用紙上に作図することもできる。

0136

したがって、本実施の形態によれば、プレス金型の基本構造の外形を変更したり、一旦設定した標準部品を変更する必要が生じても、設計者がディスプレイ上に表示されている設計図面を見ながら、ディスプレイに表示されている設計図面上で、変更する標準部品と部品取付加工パターン及び部品取付加工パターン並びに組付加工パターンを、標準部品と部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツデータ及び部品取付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータ並びに組付加工パターン同士を組合せてユニット化したユニットパーツデータの中から最適の寸法のユニットパーツを新たに選定し、現在組み込まれているユニットパーツから新たに選定したユニットパーツに変更する作業(CADのディスプレイ上で設定し直す作業)を行うだけで設計者が自らが設計図面を目で見ながら自由にしかも正確に、かつ簡単に設計変更を行うことができる。しかも、このディスプレイ上での設計変更は、ディスプレイのスケールと設計図上でのスケールとの関係を予め特定しておくことで、ディスプレイ上での変更後の寸法を実寸で容易に捕らえることができ、このようにして作図した設計図を基に容易にプレス金型を製作することができる。

0137

また、本実施の形態によれば、標準部品と部品取付加工パターンを組合せてユニット化したユニットパーツを選定してプレス金型の基本構造に組み込んで設計した後に、標準部品のサイズの変更が必要になったり、サイズが合わないために標準部品のみを変更する必要が生じた場合であっても、CADのディスプレイ上の設計図面から変更する標準部品のみを消去するだけで部品取付加工パターンを設計図面上に残すことができるので、設計し直しをする際に、改めて部品取付加工パターンの設計を行わなくて済み、設計手順の手間を省くことができ短時間でプレス金型の入れ子及び基本構造の設計を行うことができ、このようにして作図した設計図を基に容易にプレス金型を製作することができる。

図面の簡単な説明

0138

ボルトタップ・ユニットパーツデータを示す図である。
図1に図示のボルトタップ・ユニットパーツの内のボルトの標準部品を示す図である。
図1に図示のボルトタップ・ユニットパーツの内のボルト取り付け用の加工形状要素のデータを示す図である。
材料ガイド逃げ加工・逃げ穴・ユニットパーツデータを示す図である。
エア穴・ユニットパーツデータを示す図である。
プレス金型の全体を示す基本図である。
図6に図示の上型の正面図である。
図7に図示の上型の底面図である。
図7に図示の上型の側面図である。
図6に図示の下型の正面図である。
図10に図示の下型の平面図である。
図10に図示の下型の側面図である。
上型と下型を組み合わせてパンチを取り付けた状態を示す図である。
ダイプレート・ユニットパーツデータを示す図である。
ダイチバッキングプレート・ユニットパーツデータを示す図である。
ダイホルダ・ユニットパーツデータを示す図である。
ストリッパープレート・ユニットパーツデータを示す図である。
パンチプレート・ユニットパーツデータを示す図である。
パンチバッキングプレート・ユニットパーツデータを示す図である。
パンチホルダ・ユニットパーツデータを示す図である。
リフター・ユニットパーツデータを示す図である。
フック・ユニットパーツデータを示す図である。
ノックピン・ユニットパーツデータを示す図である。
ボルト・ユニットパーツデータを示す図である。
スロークストッパー・ユニットパーツデータを示す図である。
ストリッパーボルト・ユニットパーツデータを示す図である。
ダイセットガイドポストセット・ユニットパーツデータを示す図である。
サブガイドポストセット・ユニットパーツデータを示す図である。
ミスフィード検出・ユニットパーツデータを示す図である。
従来のプレス金型設計システムにおけるプレス金型の正面図である。
図30に図示のダイセットの側面図である。
図30に図示のプレス金型のプレートのみを示す図である。
図30に図示のパンチホルダの平面図である。
図32に図示のパンチバッキングプレートの平面図である。
図32に図示のパンチプレートの平面図である。
図32に図示のストリッパープレートの平面図である。
図30に図示のダイホルダの底面図である。
図32に図示のダイプレートの平面図である。
図32に図示のダイバッキングプレートの平面図である。

符号の説明

0139

1…………………………………………………プレス金型
2…………………………………………………上型
3…………………………………………………下型
4…………………………………………………パンチホルダ
5…………………………………………………パンチバッキングプレート
6…………………………………………………パンチプレート
7…………………………………………………ストリッパープレート
8…………………………………………………ダイホルダ
9…………………………………………………ダイバッキングプレート
10………………………………………………ダイプレート

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