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技術 無線通信システムおよび無線通信方法

出願人 パナソニック株式会社
発明者 中山和彦高草木恵二
出願日 2004年4月21日 (16年8ヶ月経過) 出願番号 2004-125822
公開日 2005年11月4日 (15年1ヶ月経過) 公開番号 2005-311705
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム 時分割多重化通信方式
主要キーワード 通信品質低下 データ信号出力 送信許可要求 中止命令 送信許可情報 制御信号検出 ランダムアクセス制御 送信要求情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年11月4日)のものです。
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図面 (5)

課題

通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止する無線通信システムおよび無線通信方法を提供すること。

解決手段

通信端末装置101から基地局装置151に対する送信許可要求情報の送信と、その送信許可要求情報に応じた基地局装置151から通信端末装置101に対する制御情報の送信とが複数回繰り返される。これにより、通信端末装置101がその制御情報の内容が送信不許可を示すものであるにも拘わらず、送信許可を示すものであると誤認識した場合であっても、送信許可要求情報および制御情報の遣り取りを繰り返す回数を適当に設定することにより、送信不許可であることを正しく認識する確率が高くなる。そのため、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止することができる。

概要

背景

基地局装置通信端末装置に対してメッセージを送信することを可能にするランダムアクセスチャネルを有する従来の無線通信システムが、特許文献1に記載されている。

この従来の無線通信システムの動作方法を、図4を参照して説明する。

上記従来の無線通信システムにおける通信端末装置は、基地局装置に対してプリアンブルを送信する。そして、基地局装置は、プリアンブルを受け取って正しく復号すると、受け取ったプリアンブルに対応するプリアンブル応答(A)を伝送することができる。

図4に示される例においては、最初のプリアンブル51が伝送された後、そのために割り当てられるスロット52に(スロットは典型的に長さ1ms)応答が返されない。従って、通信端末装置は、一層高パワーレベルで別のプリアンブル51を伝送する。再びスロット52に応答は返されないので、通信端末装置は、更に高いパワーで別のプリアンブル51を伝送する。

通信端末装置より送信されたプリアンブル51の受信が成功すると、そのプリアンブル51を送信した通信端末装置に対して、応答信号A53を送信する。この応答信号Aは、メッセージ54の送信を許可することを示す送信許可情報、またはメッセージ54の送信を許可しないことを示す送信不許可情報である。

この応答信号Aが送信許可信号である場合には、図4に示すように、通信端末装置は、メッセージ54に後続するメッセージ55、56…を送信する。また、応答信号Aが送信不許可信号である場合には、通信端末装置は、再度プリアンブル51を送信する必要がある。
特表2003−513573号公報

概要

通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止する無線通信システムおよび無線通信方法を提供すること。 通信端末装置101から基地局装置151に対する送信許可要求情報の送信と、その送信許可要求情報に応じた基地局装置151から通信端末装置101に対する制御情報の送信とが複数回繰り返される。これにより、通信端末装置101がその制御情報の内容が送信不許可を示すものであるにも拘わらず、送信許可を示すものであると誤認識した場合であっても、送信許可要求情報および制御情報の遣り取りを繰り返す回数を適当に設定することにより、送信不許可であることを正しく認識する確率が高くなる。そのため、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止することができる。

目的

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止する無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

通信端末装置によるデータの送信許可の求めに応じて、制御信号を前記通信端末装置に送信する基地局装置と、前記データの送信許可を求める送信許可要求を前記基地局装置に送信し、前記制御信号の内容に応じて前記データの送信を開始する通信端末装置とからなる無線通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記制御信号の内容に応じて、前記送信許可要求および前記データの送信を制御する制御手段を具備し、前記制御手段は、内容が通信許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定するまでは、前記送信許可要求および前記データを所定回数送信し、前記所定回数以内で、通信不許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定した場合には、前記送信許可要求および前記データの送信を停止する、ことを特徴とする無線通信システム。

請求項2

基地局装置からの制御信号の内容に応じて、送信許可要求およびデータの前記基地局装置に対する送信を制御する制御手段を具備し、前記制御手段は、内容が通信不許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定するまでは、前記送信許可要求および前記データを所定回数送信し、前記所定回数以内で、通信不許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定した場合には、前記送信許可要求および前記データの送信を停止する、ことを特徴とする通信端末装置。

請求項3

前記制御手段は、前記所定回数の最後に送信した送信許可要求に応じて前記基地局装置より送信された制御信号の内容が通信許可を示す場合に、後続する前記データの残りを連続送信することを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。

請求項4

前記送信許可要求および前記データを多重して、前記基地局装置へ送信される多重信号を生成する多重手段を具備することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の通信端末装置。

請求項5

通信端末装置によるデータの送信許可の求めに応じて、制御信号を前記通信端末装置に送信する基地局装置と、前記データの送信許可を求める送信許可要求を前記基地局装置に送信し、前記制御信号の内容に応じて前記データの送信を開始する通信端末装置とからなる通信システムにおいて用いられる無線通信方法であって、内容が通信不許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定するまでは、前記送信許可要求および前記データを所定回数送信するステップと、前記所定回数以内で、通信不許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定した場合には、前記送信許可要求および前記データの送信を停止するステップと、を具備することを特徴とする無線通信方法。

技術分野

0001

本発明は、無線通信システムおよび無線通信方法に関し、特に通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止する無線通信システムおよび無線通信方法に関する。

背景技術

0002

基地局装置が通信端末装置に対してメッセージを送信することを可能にするランダムアクセスチャネルを有する従来の無線通信システムが、特許文献1に記載されている。

0003

この従来の無線通信システムの動作方法を、図4を参照して説明する。

0004

上記従来の無線通信システムにおける通信端末装置は、基地局装置に対してプリアンブルを送信する。そして、基地局装置は、プリアンブルを受け取って正しく復号すると、受け取ったプリアンブルに対応するプリアンブル応答(A)を伝送することができる。

0005

図4に示される例においては、最初のプリアンブル51が伝送された後、そのために割り当てられるスロット52に(スロットは典型的に長さ1ms)応答が返されない。従って、通信端末装置は、一層高パワーレベルで別のプリアンブル51を伝送する。再びスロット52に応答は返されないので、通信端末装置は、更に高いパワーで別のプリアンブル51を伝送する。

0006

通信端末装置より送信されたプリアンブル51の受信が成功すると、そのプリアンブル51を送信した通信端末装置に対して、応答信号A53を送信する。この応答信号Aは、メッセージ54の送信を許可することを示す送信許可情報、またはメッセージ54の送信を許可しないことを示す送信不許可情報である。

0007

この応答信号Aが送信許可信号である場合には、図4に示すように、通信端末装置は、メッセージ54に後続するメッセージ55、56…を送信する。また、応答信号Aが送信不許可信号である場合には、通信端末装置は、再度プリアンブル51を送信する必要がある。
特表2003−513573号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、従来の無線通信システムにおいては、基地局装置が送信許可信号である応答信号Aを送信せずに、基地局装置がメッセージの送信を許可していないにも拘わらず、通信端末装置が送信許可信号を受信したと誤認識し、通信端末装置がメッセージを連続送信してしまうことがある。この通信端末装置によるメッセージの誤送信は、他の通信端末装置の通信に対する干渉波となり、通信品質を低下させる問題がある。

0009

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止する無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明の無線通信システムは、通信端末装置によるデータの送信許可の求めに応じて、制御信号を前記通信端末装置に送信する基地局装置と、前記データの送信許可を求める送信許可要求を前記基地局装置に送信し、前記制御信号の内容に応じて前記データの送信を開始する通信端末装置とからなる無線通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記制御信号の内容に応じて、前記送信許可要求および前記データの送信を制御する制御手段を具備し、前記制御手段は、内容が通信不許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定するまでは、前記送信許可要求および前記データを所定回数送信し、前記所定回数以内で、通信不許可を示す前記制御信号を受け取ったと判定した場合には、前記送信許可要求および前記データの送信を停止する構成を採る。

発明の効果

0011

本発明によれば、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止する無線通信システムおよび無線通信方法を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

本発明の骨子は、基地局装置に対して送信の許可を得て、データを送信する通信端末装置と、その送信の許可の求めに応じて制御信号をその通信端末装置に送信する基地局装置とからなる通信システムにおいて、通信端末装置から基地局装置に対する送信許可の求めと、それに応じた制御信号との遣り取りを複数回繰り返し、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減することにより、通信端末装置の通信品質低下を防止することである。

0013

以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。

0014

まず、本発明の一実施の形態に係る無線通信システムについて、図1を参照して説明する。

0015

図1に示すように、無線通信システム100は、通信端末装置101と基地局装置151とを備える。なお、無線通信システム100は、多数の無線端末装置101および基地局装置151からなるが、図1にはそれぞれ1つずつ示している。

0016

無線通信システム100においては、通信端末装置101は、基地局装置151との間でランダムアクセスチャネルを用いたデータ送信をするために、まず、データ送信の許可を得るための送信許可要求情報を基地局装置151に対して送信する。

0017

そして、基地局装置151は、送信許可要求情報を受け取ると、その送信許可要求情報を送信した通信端末装置101によるデータ送信を許可するか否かを判定する。通信端末装置101によるデータ送信を許可する場合には、基地局装置151は、データ送信の許可を示す制御信号(以下、「ACK信号」という)を通信端末装置101に対して送信する。

0018

一方、通信端末装置101によるデータ送信を許可しない場合には、基地局装置151は、データ送信の不許可を示す制御信号(以下、「NACK信号」という)を通信端末装置101に対して送信する。

0019

そして、通信端末装置101は、基地局装置151からACK信号を受信した場合には、許可されたデータ送信における最初のパケットデータと上記送信許可要求情報とを多重して、基地局装置151に対して送信する。すなわち、通信端末装置101は、送信許可要求情報を基地局装置151に対して複数回送信することになる。なお、この多重方法は、例えば、符号分割多重時間分割多重、周波数分割多重などを採用することができる。

0020

また、通信端末装置101は、基地局装置151からNACK信号を受信した場合には、データ送信を停止する。

0021

詳細に説明すると、この通信端末装置101は、アンテナ102と、受信無線部104と、制御信号検出部106と、ランダムアクセス制御部108と、送信回数設定部110と、送信許可要求情報生成部112と、データ信号生成部114と、多重部116を備える送信無線部118とを具備する。

0022

受信無線部104は、基地局装置151から送信された信号を、アンテナ102を介して受信し、所定の処理を施して制御信号検出部106に出力する。

0023

制御信号検出部106は、受信無線部104の出力信号に制御信号が含まれているかを検出するとともに、その制御信号がACK信号であるかNACK信号であるかを判定し、その判定結果をランダムアクセス制御部108に出力する。

0024

ランダムアクセス制御部108は、通信端末装置101が基地局装置151に対してランダムアクセスチャネルを用いてデータ送信を開始するに際して、送信許可要求情報の生成命令信号を送信許可要求情報生成部112に対して出力する。

0025

また、ランダムアクセス制御部108は、制御信号検出部106における上記判定結果がACK信号であることを示している場合にも、送信許可要求情報の生成命令信号を送信許可要求情報生成部112に対して出力する。

0026

なお、この送信許可要求情報の生成命令信号は、予め設定された回数だけ出力され、この設定回数(以下、「設定送信回数」という)は、送信回数設定部110を用いて設定される。

0027

さらに、ランダムアクセス制御部108は、制御信号検出部106における上記判定結果がACK信号であることを示している場合には、データ信号生成部114に対してデータ信号生成命令データ信号出力命令とを出力する。なお、ランダムアクセス制御部108は、設定送信回数の最後に送られた送信許可要求情報に対して基地局装置151からACK信号が返信された場合には、データ信号連続出力命令をデータ信号生成部114に出力する。

0028

また、ランダムアクセス制御部108は、制御信号検出部106における上記判定結果がNACK信号であることを示している場合には、送信許可要求情報の生成命令信号を送信許可要求情報生成部112に対して出力しない。

0029

さらに、ランダムアクセス制御部108は、制御信号検出部106における上記判定結果がNACK信号であることを示している場合には、データ信号生成部114に対してデータ信号出力中止命令を出力する。

0030

送信許可要求情報生成部112は、ランダムアクセス制御部108からの生成命令信号に応じて送信許可要求情報を生成し、その送信許可要求情報を送信無線部118に対して出力する。

0031

データ信号生成部114は、ランダムアクセス制御部108のデータ信号生成命令に応じて、入力されるデータを所定のデータ形態(データサイズ等)に変換(一連のデータを所定のデータサイズのパケットデータに分割することを含む)することにより送信データ信号を生成し、また、データ信号出力命令に応じてその送信データ信号を送信無線部118に出力する。また、データ信号生成部114は、ランダムアクセス制御部108からのデータ信号出力中止命令に応じて、データ信号の出力を中止する。

0032

なお、この送信データ信号の出力は、設定送信回数だけ送信許可要求情報が送信されるまでは、データ信号出力命令がデータ信号生成部114に入力されるごとに1つの送信データ信号の出力がなされるが、上記データ信号連続出力命令がデータ信号生成部114に入力された後は、一連のデータが終了するまで連続的に送信データ信号の出力がなされる。ただし、送信許可要求情報の送信が設定送信回数に到達する前であっても、基地局装置151からNACK信号が返信された場合には、送信許可要求情報および送信データ信号の送信は停止する。

0033

送信無線部118では、多重部116は、送信許可要求情報生成部112からの送信許可要求情報、およびデータ信号生成部114からの送信データ信号を多重して、多重信号を生成する。この多重信号は、送信無線部118により、アンテナ102を介して基地局装置151へ送信される。

0034

なお、送信無線部118は、送信許可要求情報生成部112からの送信許可要求情報、またはデータ信号生成部114からの送信データ信号のみの入力がある場合には、送信許可要求情報または送信データ信号のみをアンテナ102を介して基地局装置151へ送信する。

0035

一方、基地局装置151は、アンテナ152と、分離部154を備える受信無線部156と、送信許可要求情報検出部158と、制御部160と、送信無線部162とを具備する。

0036

受信無線部156は、通信端末装置101から送信され、アンテナ152を介して受信した受信信号を受け取る。

0037

この受信信号が多重信号である場合には、受信無線部156が備える分離部154は、その多重信号を、送信許可要求情報と送信データ信号とに分離する。そして、受信無線部156は、送信許可要求情報と送信データ信号とを出力するが、この送信許可要求情報は、送信許可要求情報検出部158へと出力される。

0038

また、上記受信信号が、送信許可要求情報または送信データ信号のみである場合には、受信無線部156は、送信許可要求情報については送信許可要求情報検出部158へと出力し、また、送信データ信号についてはデータ処理部(図示せず)に出力する。

0039

送信許可要求情報検出部158は、受信無線部156からの送信許可要求情報の入力を検出し、その検出情報を制御部160に出力する。

0040

制御部160は、送信許可要求情報にかかる検出情報の入力がなされると、その送信許可要求情報を送信した通信端末装置101による送信データ信号の送信を許可するか不許可とするかを判定する。

0041

制御部160は、通信端末装置101による送信データ信号の送信を許可すると判定する場合には、ACK信号を生成し、そのACK信号を送信無線部162に出力する。また、制御部160は、通信端末装置101による送信データ信号の送信を許可しないと判定する場合には、NACK信号を生成し、そのNACK信号を送信無線部162に出力する。

0042

送信無線部162は、制御部160からのACK信号およびNACK信号を、アンテナ152を介して通信端末装置101へ送信する。

0043

次いで、無線通信システム100の動作について、図2を参照して説明する。

0044

なお、図2は、無線通信システム100の動作の一例を説明するための図であり、図2(a)は、基地局装置151で受信される情報を時間軸に沿って示している。図2(b)は、通信端末装置101で受信される情報を時間軸に沿って示している。また、図2縦軸方向は、多重の有無を示しており、図2(a)における送信許可要求情報(図中では、「P」と表示する)203と、送信データ信号(図中では、「メッセージ」と表示する)204とは、多重された多重信号として、受信されていることが示されている。

0045

図2に示すように、まず通信端末装置101は、基地局装置151との間でランダムアクセスチャネルを用いたデータ送信をするために、データ送信の許可を得るための送信許可要求情報201を基地局装置151に対して送信し、基地局装置151は、この送信許可要求情報201を受信する。

0046

基地局装置151は、受信した送信許可要求情報201に応じて、この送信許可要求情報201を送信した通信端末装置101によるデータ送信を許可するか否かを判定する。ここでは、送信を許可しない判定を行っており、基地局装置151は、NACK信号202を通信端末装置101に対して送信し、通信端末装置101は、このNACK信号202を受信する。

0047

通信端末装置101は、基地局装置151からNACK信号を受信すると、通常はランダムアクセス制御部108がデータ送信を停止する制御を行うが、ここでは、NACK信号202を受信したにも拘わらず、ACK信号を受信したと誤認定したとする。

0048

このような誤認定をした場合には、通信端末装置101は、送信許可要求情報203と送信データ信号204との多重信号を送信し、基地局装置151は、この多重信号を受信する。

0049

基地局装置151は、受信した多重信号を送信許可要求情報203と送信データ信号204とに分離し、送信許可要求情報203を受信したことを検出すると、この送信許可要求情報203を送信した通信端末装置101に対しては、送信許可要求情報201を受信した際にNACK信号を送信していることを認識する。しかし、基地局装置151は、この送信許可要求情報203を送信した通信端末装置101によるデータ送信を許可するか否かを再度判定する。なお、ここでは、送信を許可しない判定を行っており、基地局装置151は、NACK信号205を通信端末装置101に対して送信し、通信端末装置101は、このNACK信号205を受信する。

0050

通信端末装置101は、基地局装置151からNACK信号205を受信すると、ランダムアクセス制御部108がデータ送信を停止する制御を行う。そのため、基地局装置151では、送信許可要求情報203と送信データ信号204とが多重された多重信号以降に、一連の送信データ信号を受信していない。

0051

なお、設定送信回数が2回とすると、通信端末装置101がNACK信号205の代わりにACK信号を受信した場合には、通信端末装置101は、一連のデータが終了するまで連続的に送信データ信号を送信する。

0052

次いで、図3を参照して、設定送信回数が3回の場合の無線通信システム100の動作の一例について説明する。なお、図3表示方法は、図2の場合と同様である。

0053

図3に示すように、まず通信端末装置101は、基地局装置151との間でランダムアクセスチャネルを用いたデータ送信をするために、データ送信の許可を得るための送信許可要求情報301を基地局装置151に対して送信し、基地局装置151は、この送信許可要求情報301を受信する。

0054

基地局装置151は、受信した送信許可要求情報301に応じて、この送信許可要求情報301を送信した通信端末装置101によるデータ送信を許可するか否かを判定する。ここでは、送信を許可しない判定を行っており、基地局装置151は、NACK信号302を通信端末装置101に対して送信し、通信端末装置101は、このNACK信号302を受信する。

0055

通信端末装置101は、基地局装置151からNACK信号を受信すると、通常はランダムアクセス制御部108がデータ送信を停止する制御を行うが、ここでは、NACK信号302を受信したにも拘わらず、ACK信号を受信したと誤認定したとする。

0056

このような誤認定をした場合には、通信端末装置101は、送信許可要求情報303と送信データ信号304との多重信号を送信し、基地局装置151は、この多重信号を受信する。

0057

基地局装置151は、受信した多重信号を送信許可要求情報303と送信データ信号304とに分離し、送信許可要求情報303を受信したことを検出すると、この送信許可要求情報303を送信した通信端末装置101に対しては、送信許可要求情報301を受信した際にNACK信号を送信していることを認識する。しかし、基地局装置151は、この送信許可要求情報303を送信した通信端末装置101によるデータ送信を許可するか否かを判定する。ここでは、送信を許可する判定を行っており、基地局装置151は、ACK信号305を通信端末装置101に対して送信し、通信端末装置101は、このACK信号305を受信する。

0058

通信端末装置101は、基地局装置151からACK信号305を受信すると、まだ設定送信回数の3回に送信要求情報を送信した回数が到達していないので、ランダムアクセス制御部108が送信許可要求情報と送信データ信号とを多重して多重信号を送信する制御を行う。そのため、通信端末装置101は、送信許可要求情報306と送信データ信号307との多重信号を送信し、基地局装置151は、この多重信号を受信する。

0059

基地局装置151は、受信した多重信号を送信許可要求情報306と送信データ信号307とに分離し、送信許可要求情報306を受信したことを検出すると、この送信許可要求情報306を送信した通信端末装置101に対しては、送信許可要求情報303を受信した際にACK信号を送信していることを認識する。しかし、基地局装置151は、この送信許可要求情報306を送信した通信端末装置101によるデータ送信を許可するか否かを判定する。ここでは、送信を許可する判定を行っており、基地局装置151は、ACK信号308を通信端末装置101に対して送信し、通信端末装置101は、このACK信号308を受信する。

0060

通信端末装置101は、基地局装置151からACK信号305を受信すると、今度は設定送信回数の3回に送信許可要求情報を送信した回数が到達しているので、ランダムアクセス制御部108が送信データ信号を連続送信する制御を行う。そのため、通信端末装置101は、一連のデータが終了するまで連続的に送信データ信号(図中では、メッセージ309以降)を送信する。

0061

なお、通信端末装置101は、図3(b)に示したNACK信号302、ACK信号305およびACK信号308のいずれかのタイミングにおいて、受信した制御信号がNACK信号であると判断した時には、それ以降の送信データ信号の送信を停止する。

0062

このように本実施の形態によれば、通信端末装置101から基地局装置151に対する送信許可要求情報の送信と、その送信許可要求情報に応じた基地局装置151から通信端末装置101に対する制御情報の送信とが複数回繰り返される。これにより、通信端末装置101がその制御情報の内容が送信不許可を示すものであるにも拘わらず、送信許可を示すものであると誤認識した場合であっても、送信許可要求情報および制御情報の遣り取りを繰り返す回数を適当に設定することにより、送信不許可であることを正しく認識する確率が高くなる。そのため、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止することができる。

0063

また、本実施の形態によれば、2番目以降の送信許可要求情報と送信データ信号とが多重されて通信端末装置101から基地局装置151へ送信される。これにより、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減できるとともに、誤送信とならない場合には送信許可要求情報と一緒に送信データ信号も送信されているので、一連の送信データ信号の送信にかかる時間が長期化することを防止することができる。

0064

なお、本実施の形態においては、基地局装置151のランダムアクセス制御部108が、通信端末装置101からの最初の送信許可要求情報に応じて送信許可または不許可の判定をするとともに、2回目以降に送信許可要求情報を受信した際にも再度判定を行い、その結果としてACK信号またはNACK信号を送信するものとして説明を行った。

0065

しかし、基地局装置151のランダムアクセス制御部108は、最初の判定に対応したACK信号またはNACK信号を繰り返し送信することとしても、上記システムは、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止するという目的を達成することができ、また、ランダムアクセス制御部108の処理負担を低減することができる。

0066

また、本実施の形態においては、送信許可要求情報と制御情報とを遣り取りすることとして説明したが、これに限定されるものではなく、ユーザの認証要求承認情報とを遣り取りすることとしても、本システムは成立する。

0067

以上のように、本実施の形態によれば、基地局装置に対して送信の許可を得て、データを送信する通信端末装置と、その送信の許可の求めに応じて制御信号をその通信端末装置に送信する基地局装置とからなる通信システムにおいて、通信端末装置から基地局装置に対する送信許可の求めと、それに応じた制御信号との遣り取りを複数回繰り返すことにより、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減することができる。これにより、干渉電力を削減することができるので、通信端末装置の通信品質低下を防止することができる。

0068

本発明は、通信端末装置のメッセージの誤送信の頻度を低減し、通信端末装置の通信品質低下を防止する無線通信システムおよび無線通信方法として有用である。

図面の簡単な説明

0069

本発明の一実施の形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
本実施の形態の無線通信システムの動作の一例を説明するための図
本実施の形態の無線通信システムの動作の他の例を説明するための図
従来の無線通信システムの動作方法を説明するための図

符号の説明

0070

100無線通信システム
101通信端末装置
102、152アンテナ
104、156 受信無線部
106制御信号検出部
108ランダムアクセス制御部
110送信回数設定部
112送信許可要求情報生成部
114データ信号生成部
116多重部
118 送信無線部
151基地局装置
154 分離部
158 送信許可要求情報検出部
160 制御部
162 送信無線部

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  • 株式会社NTTドコモの「 ユーザ端末及び無線通信方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】ビーム回復手順の実施が想定される場合に、RLMを適切に制御すること。本発明の一態様に係るユーザ端末は、仮想の下り制御チャネルに関する情報を受信する受信部と、前記情報に基づいて、下り制... 詳細

  • 株式会社NTTドコモの「 ユーザ端末及び無線通信方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】同期信号ブロックを利用する無線通信システムにおいて制御チャネルの設定領域の情報を適切に通知するために、本発明のユーザ端末の一態様は、制御リソースセットの構成を示す所定ビット情報を含む... 詳細

  • 株式会社NTTドコモの「 端末、無線通信方法及び基地局」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】マルチキャリア波形を有するUL信号を適切に送信するために、ユーザ端末は、連続する周波数リソースにわたるマルチキャリア波形を有する上り信号を、上り共有チャネルを用いて送信する送信部と、... 詳細

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