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技術 結露防止用シート、結露防止用シートの収納体、及び結露防止用シートを用いた配管の結露防止方法

出願人 株式会社ナカツ
発明者 中津延彦
出願日 2004年4月21日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2004-124940
公開日 2005年11月4日 (15年3ヶ月経過) 公開番号 2005-308072
状態 未査定
技術分野 熱絶縁
主要キーワード 覗き口 環状側面 台座面 結露防止用シート 周囲近傍 引出口 巻き付け方 下敷き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年11月4日)のものです。
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図面 (5)

課題

結露防止用断熱材に対する締め付け力緩和でき、結露防止用断熱材の切断部を確実に覆うことのできる結露防止用シートと、該結露防止用シートを利用した結露防止方法を提供する。

解決手段

結露防止用断熱材(30)の長さ方向(L)よりも長い幅寸法(W)を有する結露防止用シート(1)を、結露防止用断熱材(30)の切断部(31)の全域に跨って該結露防止用断熱材の外周において一周させて巻き付ける。その結果、結露防止用断熱材(30)に作用する締め付け力を緩和しながら、切断部(31)を確実に覆うことができる。

概要

背景

従来より、例えば空気調和装置などに備えられる冷媒回路配管冷媒配管)に覆われる結露防止用断熱材の、さらに外周に巻き付けられるテープ状の結露防止用シートがある。

例えば結露防止用シートは、冷媒配管の結露冷媒温度の変化を抑制するために冷媒配管の外周に装着された結露防止用断熱材の外周に設けられる。なお、結露防止用断熱材は、発泡系樹脂材料などで構成され、その断熱部には断熱性を向上させるための微細な空隙が形成されている。また、結露防止用断熱材は、一部分を長手方向(その円形断面と略垂直な方向)に切断することによりC型断面形状に加工され、この切断部より冷媒配管の外周に填め込まれて装着される。さらに結露防止用断熱材は、配管の施工状況や配設状況に応じて冷媒配管に複数箇所設けられる。

ここで、上記結露防止用シートは、上述したC型断面形状の結露防止用断熱材の切断部、あるいは複数の結露防止用断熱材の間に位置する継目部を覆うようにして該結露防止用断熱材の外周に螺旋状に巻き付けられる。その結果、上記切断部や継目部における結露を防止できるとともに、冷媒配管の外周に結露防止用断熱材を確実に保持できるようにしている(特許文献1参照)。
特開平8−72183号公報

概要

結露防止用断熱材に対する締め付け力緩和でき、結露防止用断熱材の切断部を確実に覆うことのできる結露防止用シートと、該結露防止用シートを利用した結露防止方法を提供する。 結露防止用断熱材(30)の長さ方向(L)よりも長い幅寸法(W)を有する結露防止用シート(1)を、結露防止用断熱材(30)の切断部(31)の全域に跨って該結露防止用断熱材の外周において一周させて巻き付ける。その結果、結露防止用断熱材(30)に作用する締め付け力を緩和しながら、切断部(31)を確実に覆うことができる。

目的

本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、結露防止用断熱材に対する締め付け力を緩和でき、結露防止用断熱材の切断部を確実に覆うことのできる結露防止用シートと、該結露防止用シートを利用した結露防止方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

所定の長さ寸法(L)を有し、配管の外周を覆う略円筒状結露防止用断熱材長手方向の切断部を形成してC型断面形状とし、上記C型断面形状の結露防止用断熱材を配管の外周に填め込み、上記結露防止用断熱材の長さ寸法(L)よりも長い幅寸法(W)を有する結露防止用シートを、上記切断部の全域を跨ぐようにして該結露防止用断熱材の外周において略一周させて巻き付けることを含む配管の結露防止方法

請求項2

請求項1に記載の結露防止方法において、結露防止用断熱材は、冷媒配管の付き合わせ接合部に設けられる結露防止方法。

請求項3

所定の長さ寸法(L)を有し、配管の外周を覆う略円筒状の結露防止用断熱材の、さらに外周に巻き付けるための結露防止用シートであって、粘着性を有するシール面と、該シール面を覆う剥離紙とを備え、ロール状に形成されるとともに、その幅寸法(W)が上記結露防止用断熱材の長さ寸法(L)よりも長くなるように構成される結露防止用シート。

請求項4

結露防止用シートの収納体であって、請求項3に記載の結露防止用シートが収納される箱体を備え、上記箱体の一面には、上記結露防止用シートの端部を摘み出して該箱体の外部に引出し可能な引出口が形成されている結露防止用シートの収納体。

請求項5

請求項4に記載の結露防止用シートの収納体において、箱体は厚紙によって構成され、上記箱体において引出口が形成される面は、複数の厚紙が積層されて構成されている結露防止用シートの収納体。

請求項6

請求項4又は5に記載の結露防止用シートの収納体において、箱体の一面には、ロール状の結露防止用シートの環状側面目視可能な覗き口が形成されている結露防止用シートの収納体。

技術分野

0001

本発明は、冷媒配管などの外周を覆う結露防止用断熱材のさらに外周に巻き付けられる結露防止用シートと、該結露防止用シートを収納する収納体と、該結露防止用シートを用いた配管結露防止方法に関するものである。

背景技術

0002

従来より、例えば空気調和装置などに備えられる冷媒回路の配管(冷媒配管)に覆われる結露防止用断熱材の、さらに外周に巻き付けられるテープ状の結露防止用シートがある。

0003

例えば結露防止用シートは、冷媒配管の結露冷媒温度の変化を抑制するために冷媒配管の外周に装着された結露防止用断熱材の外周に設けられる。なお、結露防止用断熱材は、発泡系樹脂材料などで構成され、その断熱部には断熱性を向上させるための微細な空隙が形成されている。また、結露防止用断熱材は、一部分を長手方向(その円形断面と略垂直な方向)に切断することによりC型断面形状に加工され、この切断部より冷媒配管の外周に填め込まれて装着される。さらに結露防止用断熱材は、配管の施工状況や配設状況に応じて冷媒配管に複数箇所設けられる。

0004

ここで、上記結露防止用シートは、上述したC型断面形状の結露防止用断熱材の切断部、あるいは複数の結露防止用断熱材の間に位置する継目部を覆うようにして該結露防止用断熱材の外周に螺旋状に巻き付けられる。その結果、上記切断部や継目部における結露を防止できるとともに、冷媒配管の外周に結露防止用断熱材を確実に保持できるようにしている(特許文献1参照)。
特開平8−72183号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、特許文献1に開示されているような結露防止用シートは、上述したように、比較的狭い幅を有するテープ状に形成されている。このため、上述したようにC型断面形状の結露防止用断熱材における切断部を完全に覆いながら結露防止用シートを結露防止用断熱材の外周に設けるためには、この結露防止用シートを配管の長手方向に所定量ずらしながら複数周回、螺旋状に巻き付ける必要があった。ところが、このように結露防止用シートを結露防止用断熱材に複数周回巻き付けると、この巻き付けによって結露防止用断熱材に作用する締め付け力が大きくなり、その結果、結露防止用断熱材に形成された空隙部が縮小し、この結露防止用断熱材の断熱性が損なわれてしまうという問題があった。

0006

本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、結露防止用断熱材に対する締め付け力を緩和でき、結露防止用断熱材の切断部を確実に覆うことのできる結露防止用シートと、該結露防止用シートを利用した結露防止方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、結露防止用シートのシート部の幅寸法を広げることによって、結露防止用断熱材の切断部を覆うために必要な巻き付け回数を低減できるようにしたものである。

0008

具体的に、第1の発明の結露防止方法は、所定の長さ寸法(L)を有し、配管の外周を覆う略円筒状の結露防止用断熱材に長手方向の切断部を形成してC型断面形状とし、上記C型断面形状の結露防止用断熱材を配管の外周に填め込み、上記結露防止用断熱材の長さ寸法(L)よりも長い幅寸法(W)を有する結露防止用シートを、上記切断部の全域を跨ぐようにして該結露防止用断熱材の外周において略一周させて巻き付けることを含むものである。

0009

上記第1の発明では、C型断面形状の結露防止用断熱材を配管の外周に装着することで、この配管における結露が抑制される。ここで、本発明では、結露防止用断熱材の長さ寸法(L)(結露防止用断熱材の切断部の長さ寸法)よりも長い幅寸法(W)を有する結露防止用シートを結露防止用断熱材の外周で略一周させることにより切断部が覆われる。よって、従来の結露防止用シートの巻き付け方法と比較して、結露防止用断熱材に作用する締め付け力を緩和できる。

0010

第2の発明は、第1の発明の結露防止方法において、結露防止用断熱材が、冷媒配管の付き合わせ接合部に設けられるものである。

0011

上記第2の発明では、2つの冷媒配管が例えばろう付けなどによって接合された後、この接合部にC型断面形状の結露防止用断熱材が装着される。ここで、本発明では、結露防止用断熱材の長さ寸法(L)(結露防止用断熱材の切断部の長さ寸法)よりも長い幅寸法(W)を有する結露防止用シートを結露防止用断熱材の外周で略一周させることにより切断部が覆われる。よって、従来の結露防止用シートの巻き付け方法と比較して、結露防止用断熱材に作用する締め付け力を緩和できる。

0012

第3の発明は、所定の長さ寸法(L)を有し、配管の外周を覆う略円筒状の結露防止用断熱材の、さらに外周に巻き付けるための結露防止用シートを前提としている。そして、この結露防止用シートは、粘着性を有するシール面と、該シール面を覆う剥離紙とを備え、ロール状に形成されるとともに、その幅寸法(W)が上記結露防止用断熱材の長さ寸法(L)よりも長くなるように構成されるものである。

0013

上記第3の発明では、ロール状に形成された結露防止用シートの一面を覆う剥離紙を剥がしながら該結露防止用シートを結露防止用断熱材の外周に巻き付けて張り付けることで、例えば結露防止用断熱材の切断部や、他の結露防止用断熱材との継ぎ目部を覆うことができる。

0014

ここで、本発明では、上記結露防止用シートの幅寸法(W)を結露防止用断熱材の長さ寸法(L)よりも長くしている。このため、上記結露防止用断熱材の一部分を切断してC型断面形状とし、この結露防止用断熱材を配管に装着した際、結露防止用シートを該結露防止用断熱材の外周において一周させることで、結露防止用断熱材の切断部の全域を覆うことができる。したがって、この結露防止用断熱材に作用する締め付け力を緩和できる。

0015

第4の発明は、結露防止用シートの収納体を前提としている。そして、この結露防止用シートの収納体は、第3の発明の結露防止用シートが収納される箱体を備え、上記箱体の一面には、上記結露防止用シートの端部を摘み出して該箱体の外部に引出し可能な引出口が形成されているものである。

0016

上記第4の発明では、第3の発明で上述したロール状の結露防止用シートが箱体の中に収納される。そして、箱体の一面に形成された引出口より上記結露防止用シートの端部を摘み出すことで、結露防止用断熱材の巻き付けに必要な結露防止用シートを所定量引出すことができる。

0017

第5の発明は、第4の発明の結露防止用シートの収納体において、箱体は厚紙によって構成され、上記箱体において引出口が形成される面は、複数の厚紙が積層されて構成されているものである。

0018

上記第5の発明では、箱体が厚紙によって構成されることで、箱体を容易かつ軽量に構成できる。また、例えば箱体から所定量の結露防止用シートを引出した際、複数の厚紙が積層された面を台座面として、この結露防止用シートを例えばカッターなどで切断できる。

0019

第6の発明は、第4又は第5の発明の結露防止用シートの収納体において、箱体の一面には、ロール状の結露防止用シートの環状側面目視可能な覗き口が形成されているものである。

0020

上記第6の発明では、箱体に形成された覗き口よりロール状に形成された結露防止用シートの円環状側面を目視することで、上記結露防止用シートの残量を確認することができる。

発明の効果

0021

本発明では、以下の効果が発揮される。

0022

上記第1の発明によれば、C型断面形状に加工した結露防止用断熱材を配管の外周に装着した後、この結露防止用断熱材の切断部より長い幅寸法を有する結露防止用シートを、結露防止用断熱材の外周において略一周させて巻き付けるようにしている。このため、結露防止用断熱材に対する結露防止用シートの締め付け力を緩和しながら、この結露防止用断熱材の切断部を確実に覆うことができる。したがって、従来の結露防止用シートと違って、複数周回の巻き付けによって結露防止用断熱材に作用する締め付け力が大きくならないので、この結露防止用断熱材の空隙が縮小せず、断熱効果が低減してしまうことを抑制できる。

0023

また、結露防止用シートは略一周回の巻き付けで済むため、この結露防止用シートの巻き付け作業が容易となる。特に、例えば配管の周囲近傍に壁や床面などが存在する場合、従来の結露防止用シートを複数周回巻き付ける作業は非常に困難となる可能性があるのに対し、本発明の結露防止用シートでは略一周回の巻き付けを行うのみであるため、このような状況下においても容易に結露防止用シートを結露防止用断熱材の外周に設けることができる。

0024

上記第2の発明によれば、冷媒配管の接合部に装着されたC型断面形状の結露防止用断熱材の外周において、結露防止用シートを一周させて巻き付けることで、結露防止用断熱材に対する結露防止用シートの締め付け力を緩和しながら、この結露防止用断熱材の切断部を確実に覆うことができる。よって、結露防止用断熱材の空隙が縮小し、断熱効果が低減してしまうことを抑制できる。

0025

また、例えば配管に装着されたC型断面形状の結露防止用断熱材の両端にそれぞれ円筒状の結露防止用断熱材が設けられる場合に、本発明の結露防止用シートを、C型断面状の結露防止用断熱材の切断部と、C型断面形状の結露防止用断熱材と円筒状の結露防止用断熱材の間の継目部とに跨るようにして巻き付けることで、一周回の巻き付けによりC型断面形状の切断部、さらに結露防止用断熱材の間の継目部を覆うことができ、また各結露防止用断熱材を一体的に保持することができる。

0026

上記第3の発明によれば、結露防止用シートの幅寸法(W)を結露防止用断熱材の長さ寸法(L)よりも長くすることで、第1又は第2の発明の配管の結露防止方法を実現することができる。

0027

ここで、結露防止用シートはロール状に形成されるため、この結露防止用シートをコンパクトに構成することができる。

0028

さらに、結露防止用シートには剥離紙が設けられるため、結露防止用断熱材の外周に結露防止用シートを巻き付けながらある程度の位置決めを行った後、この剥離紙を剥がして結露防止用シートを結露防止用断熱材に固着することができる。したがって、結露防止用シートを適当な位置に設け易くなり、巻き付け作業も容易にできる。

0029

上記第4の発明によれば、第3の発明の結露防止用シートを箱体の内部に収納し、必要な結露防止用シートを所定量引出して使用できるようにしている。したがって、この結露防止用シートを箱体の内部にコンパクトにまとめることができる。

0030

また、例えばロール状の結露防止用シートが箱体に収納されず、そのまま使用される場合、この結露防止用シートが転がってしまう可能性があるのに対し、本発明によれば、この結露防止用シートを箱体に収納することで、この結露防止用シートを決められた位置に確実に置いておくことができる。したがって、結露防止用シートを要する作業の効率を向上できる。

0031

上記第5の発明によれば、箱体を厚紙で構成することで、この箱体を容易、かつ安価に製造することができるとともに、この箱体を軽量化できる。

0032

ここで、箱体において引出口が形成された面には複数の厚紙を積層するようにしている。このため、この面の耐久性を向上できる。このようにすると、引出口より必要な結露防止用シートを引出した後、この面を下敷きにして結露防止用シートをカッターなどで切断して使用することができる。したがって、結露防止用シートの巻き付け時における作業性を一層向上できる。

0033

上記第6の発明によれば、箱体に覗き口を形成することで、結露防止用シートの残量を確認できるようにしている。よって、作業者は結露防止用シートの交換頻度を容易に把握することができる。

発明を実施するための最良の形態

0034

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。

0035

実施形態に係る結露防止用シート(1)は、冷媒配管の外周を覆う結露防止用断熱材(30)の、さらに外周に巻き付けられるものである。

0036

図1に示すように、結露防止用シート(1)は、収納体である箱体(10)の内部に収納されている。上記結露防止用シート(1)は、厚みが薄いシートが円筒形軸芯(2)に巻き付けられることでロール形状に形成されている。この結露防止用シート(1)は、その一面(図1における右面)に粘着性を有するシール面(3)を備えている。さらに、結露防止用シート(1)は、シール面(3)の表面を覆うようにして張り付けられた剥離紙(4)を備えている。

0037

なお、本実施形態の結露防止用シート(1)は、発泡ポリエチレンによって構成されている。また、結露防止用シート(1)の厚み寸法は約1mmとなっている。さらに、本発明の特徴として、結露防止用シート(1)の幅寸法(W)は約240mmとなっている。

0038

一方、上記結露防止用シート(1)が収納される箱体(10)は、中空矩形形状に形成されている。なお、本実施形態において、箱体(10)は、厚紙(段ボール)によって構成されている。

0039

箱体(10)の一面(図1における上面)には、上記結露防止用シート(1)の端部を摘み出して該箱体(10)の外部に引出し可能な引出口(11)が形成されている。この引出口(11)は、結露防止用シート(1)の幅方向長尺となる細長長方形形状に形成されている。そして、引出口(11)の長手方向の寸法は、上記結露防止用シート(1)の幅寸法よりもやや長くなっている。

0040

また、箱体(10)の上面には、一枚の平板状の厚紙(12)が張り付けられている。これにより、箱体(10)の上面は、2枚の厚紙が積層された構成となっている。なお、上記引出口(11)はこれら2枚の厚紙に貫通形成されており、引出口(11)を介して箱体(10)の内部と外部とが連通する状態となっている。

0041

さらに、箱体(10)の側面(図1における手前側の側面)には、ロール状の結露防止用シート(1)の環状側面を箱体(10)の外部より目視可能な覗き口(13)が形成されている。この覗き口(13)は、上下方向に長い長方形形状に形成されている。そして、ロール状の結露防止用シート(1)が箱体(10)の内部に収納された状態において、覗き口(13)は、該結露防止用シート(1)の環状側面を臨むようにして配置形成されている。

0042

以上のような箱体(10)に収納された結露防止用シート(1)は、冷媒配管の結露を防止するための結露防止用断熱材の外周に巻き付けられる。なお、例えば結露防止用断熱材は、図2に示すような、円筒状の結露防止用断熱材(30)が用いられる。この結露防止用断熱材(30)は、図3に示すように、その外周面に複数の凹凸が形成されており、仮にこの表面状で水分が結露した場合にも、凹凸形成によって増大される表面張力によってこの水分を保持し、この水分が滴下しにくくなっている。また、この結露防止用断熱材(30)は、上記結露防止用シート(1)と同様に、発泡ポリエチレンによって構成されている。なお、結露防止用断熱材(30)は、この結露防止用断熱材(30)の一部分をその円形断面と略垂直な方向に切断してC型断面形状とし、この結露防止用断熱材(30)を切断部(31)より冷媒配管の外周に填め込むことで、冷媒配管の外周に装着される。

0043

ここで、本発明の特徴である結露防止用シート(1)は、その幅寸法(W)が結露防止用断熱材(30)の長さ寸法(L)よりも長くなるように構成されている。したがって、結露防止用断熱材(30)をC型断面形状に切断した際にも、結露防止用シート(1)の幅寸法(W)が、切断部(31)の長さ寸法よりも長くなる。

0044

−冷媒配管の結露防止方法−
次に、本実施形態の結露防止用シート(1)を用いて冷媒配管の結露を防止する方法について図4を参照しながら説明する。なお、この例では、図4(A)に示すように、予め第1の結露防止用断熱材(30a)が外周に装着された第1の冷媒配管(20a)と、同様にして予め第2の結露防止用断熱材(30b)が外周に装着された第2の冷媒配管(20b)とを接合しながら、これらの冷媒配管(20a,20b)の結露防止を行う方法について説明する。

0045

まず、図4(A)の状態から第1冷媒配管(20a)の外周に位置する第1結露防止用断熱材(30a)の端部を所定長切り取って第1冷媒配管(20a)の端部における外周表面を露出させる。同様に、第2冷媒配管(20b)の外周に位置する第2結露防止用断熱材(30b)の端部を所定長さ切り取って第2冷媒配管(20b)の端部における外周表面を露出させる(図4(B))。

0046

次に、上記第1冷媒配管(20a)の端面と第2冷媒配管(20b)の端面とを付き当てた状態でろう付けを行い、第1冷媒配管(20a)と第2冷媒配管(20b)とを接合する。そして、接合部(21)が形成された冷媒配管(20)を形成する(図4(C))。

0047

次に、所定の長さ寸法(L)を有する結露防止用断熱材(30)の一部分をその円形断面と略垂直な方向に切断してC型断面形状とする(図2図3参照)。そして、この結露防止用断熱材(以下、C型結露防止用断熱材と称す)(30)を冷媒配管(20)の露出部の外周に填め込む(図4(D))。

0048

さらに、図4(E)に示すように、冷媒配管(20)の外周が第1,第2結露防止用断熱材(30a,30b)、及びC型結露防止用断熱材(30)で覆われた状態において、第1結露防止用断熱材(30a)とC型結露防止用断熱材(30)との間の継目部(32a)に接着剤注入し、第1結露防止用断熱材(30a)の端部とC型結露防止用断熱材(30)の一端とを接着する。同様に、第2結露防止用断熱材(30b)とC型結露防止用断熱材(30)との間の継目部(32b)に接着剤を注入し、第2結露防止用断熱材(30b)の端部とC型結露防止用断熱材(30)の他端とを接着する。さらにC型結露防止用断熱材(30)の切断部に接着剤を注入し、切断部(30)の端面同士を接着する。

0049

その後、C型結露防止用断熱材(30)の長さ寸法(L)よりも長い幅寸法(W)を有する結露防止用シート(1)を上記切断部(31)、及び継目部(32a,32b)の全域を跨ぐようにして結露防止用断熱材(30,30a,30b)の外周において略一周させて巻き付ける。この際、結露防止用シート(1)のシール面(3)に形成された剥離紙を剥がしながら、シール面(3)を結露防止用断熱材(30,30a,30b)の表面に接触させることで結露防止用シート(1)を結露防止用断熱材(30)の外周に固着する。

0050

以上のようにして、結露防止用シート(1)を結露防止用断熱材(30)の外周に巻き付けることで、各結露防止用断熱材(30,30a,30b)が冷媒配管(20)の外周において一体的に保持されるとともに、切断部(31)、及び両継目部(32a,32b)の間の隙間が閉塞され、この冷媒配管(20)における結露がより効果的に抑制される。

0051

−実施形態の効果−
上記実施形態では、以下の効果が発揮される。

0052

上記実施形態に係る配管の結露防止方法によれば、C型断面形状に加工した結露防止用断熱材(30)の外周において、結露防止用断熱材(30)の切断部(31)より長い幅寸法(W)を有する結露防止用シート(1)を一周させて巻き付けるようにしている。このため、結露防止用断熱材(30)に対する結露防止用シート(1)の締め付け力を緩和できる。したがって、従来の結露防止用シートのように、複数周回の巻き付けによって結露防止用断熱材に作用する締め付け力が大きくなり、その結果、この結露防止用断熱材の空隙が縮小し、断熱効果が低減してしまうことを抑制できる。

0053

また、実施形態の結露防止方法によれば、C型結露防止用断熱材(30)とその両端に位置する第1,第2結露防止用断熱材(30a,30b)との間の継目部(32a,32b)を結露防止用シート(1)の一回の巻き付けによって塞ぐことができる。したがって、容易な巻き付け作業によって、切断部(31)と継目部(30a,30b)の隙間を閉塞でき、冷媒配管(20)の結露抑制効果を高めることができる。

0054

《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。

0055

上記実施形態に係る配管の結露防止方法では、円筒状の第1,第2結露防止用断熱材(30a,30b)の間にC型断面形状の結露防止用断熱材(30)を介設させて冷媒配管(20)の結露を抑制するようにしている。しかしながら、上記第1,第2結露防止用断熱材(30a,30b)を必ずしも設ける必要はなく、C型断面形状の結露防止用断熱材(30)のみで配管の結露を防止するようにしてもよい。この場合にも、結露防止用断熱材(30)の切断部(31)を結露防止用シート(1)による略一周回の巻き付けによって閉塞することができ、結露防止用断熱材(30)に作用する締め付け力を緩和でき、この結露防止用断熱材(30)の断熱交換の低減を抑制できる。

0056

また、実施形態では、冷媒配管(20)において結露防止用シート(1)を適用しているが、この結露防止用シート(1)は、例えば水道管など、結露が生じやすい配管であれば如何なる配管においても適用できるのは無論のことである。

図面の簡単な説明

0057

実施形態に係る結露防止用シート及び収納体を示す概略斜視図である。
結露防止用断熱材の設置例を示す概略斜視図である。
結露防止用断熱材の断面図である。
実施形態に係る配管の凍結防止方法を段階的に示した説明図である。

符号の説明

0058

(1)結露防止用シート
(10)箱体
(20)冷媒配管
(30)結露防止用断熱材
(31) 切断部
(32a,32b)継目部
(L) 結露防止用断熱材の長さ寸法
(W) 結露防止用シートの幅寸法

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