図面 (/)

技術 ドアフレーム構造

出願人 アイシン精機株式会社
発明者 竹内克彦森明能小野雅重豊田大河邊浩和
出願日 2005年3月22日 (13年9ヶ月経過) 出願番号 2005-082207
公開日 2005年11月4日 (13年2ヶ月経過) 公開番号 2005-306365
状態 特許登録済
技術分野 車両のドア
主要キーワード 断面一定 結合態様 ベース壁 アッパーガイド クリップ挿通孔 ドアフレーム構造 支持形態 パーティションパネル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年11月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

アッパーガイドを容易に成形することができ、且つ、車両の外側からの見栄えの優れたドアフレーム構造を提供する。

解決手段

ドアサッシュに設けられたピラーサッシュ部3は、金属板にて長手方向に延びる閉空間を形成すべく断面一定に形成されると共に長手方向に延びるウェザーストリップチャンネル12が固着されたアッパーガイド11と、金属板にて成形されアッパーガイドに対して傾斜して配置されると共に一端が前記アッパーガイドに固着された窓ガラス昇降を案内する窓ガラスガイド13と、アッパーガイド及び窓ガラスガイドの車両外側の端面11e,13cとともにこれらアッパーガイド及び窓ガラスガイドの間に形成される間隙を車両の外側で塞ぐ、金属板からなるピラーアウター15とを備えている。

概要

背景

従来、ドアフレーム構造としては、例えば特許文献1〜3に記載されたものが知られている。例えば、特許文献1のドアフレーム構造は、ドアサッシュアッパーガイド(ドアサッシュ3の傾斜部)と、窓ガラスガイド(14)との間に形成される略三角形間隙樹脂材からなるガーニッシュ(2)で塞ぐ、いわゆる三角ガーニッシュタイプとして知られるものである。

また、特許文献3のドアフレーム構造は、ドアサッシュのアッパーガイド(ドアサッシュ2の傾斜部)と、デビジョンバーパーティションサッシュ3)との間に形成される間隙をパーティションパネル(5)で塞ぐ、いわゆるデビジョンバータイプとして知られるものである。
特開2002−211243号公報(第[0028]段落、第4図、第8図)
特開平11−342745号公報
特開平11−263126号公報(第4図)

概要

アッパーガイドを容易に成形することができ、且つ、車両の外側からの見栄えの優れたドアフレーム構造を提供する。ドアサッシュに設けられたピラーサッシュ部3は、金属板にて長手方向に延びる閉空間を形成すべく断面一定に形成されると共に長手方向に延びるウェザーストリップチャンネル12が固着されたアッパーガイド11と、金属板にて成形されアッパーガイドに対して傾斜して配置されると共に一端が前記アッパーガイドに固着された窓ガラス昇降を案内する窓ガラスガイド13と、アッパーガイド及び窓ガラスガイドの車両外側の端面11e,13cとともにこれらアッパーガイド及び窓ガラスガイドの間に形成される間隙を車両の外側で塞ぐ、金属板からなるピラーアウター15とを備えている。

目的

本発明の目的は、アッパーガイドを容易に成形することができ、且つ、車両の外側からの見栄えの優れたドアフレーム構造を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

金属板にて長手方向に延びる閉空間を形成すべく断面一定に形成されると共に、長手方向に延びるウェザーストリップチャンネルが固着されたアッパーガイドと、金属板にて成形され、前記アッパーガイドに対して傾斜して配置されると共に一端が前記アッパーガイドに固着され、窓ガラス昇降を案内する窓ガラスガイドと、前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドの車両外側の端面とともに前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドの間に形成される間隙を車両の外側で塞ぐ金属板からなるピラーアウターと、を備えたことを特徴とするドアフレーム構造

請求項2

前記アッパーガイドは、前記窓ガラスガイドの昇降を案内するランチャンネル部分を有し、前記窓ガラスガイドは、前記ランチャンネル部分に接続されて前記アッパーガイドに固着される、請求項1記載のドアフレーム構造。

請求項3

前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドに一端及び他端がそれぞれ固着されたドアパネルに固定されるブラケットを有する、請求項1記載のドアフレーム構造。

請求項4

前記窓ガラスガイドには、前記ブラケットに支持されて前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドの間に形成される間隙を車両の内側で塞ぐインナーガーニッシュ係止される引掛け部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のドアフレーム構造。

請求項5

互いに接合されたルーフサッシュ部及びピラーサッシュ部を有し、前記ピラーサッシュ部は、前記アッパーガイド及び前記ウェザーストリップチャンネルを備えると共に、前記ルーフサッシュ部は、少なくとも一部分で前記ピラーサッシュ部の前記アッパーガイドと同一形状の断面を有して長手方向に断面一定に延びることを特徴とする請求項1記載のドアフレーム構造。

技術分野

0001

本発明は、ドアフレーム構造係り、詳しくはドアサッシュアッパーガイド窓ガラス昇降を案内する窓ガラスガイドとの間に形成される間隙を塞ぐドアフレーム構造に関するものである。

背景技術

0002

従来、ドアフレーム構造としては、例えば特許文献1〜3に記載されたものが知られている。例えば、特許文献1のドアフレーム構造は、ドアサッシュのアッパーガイド(ドアサッシュ3の傾斜部)と、窓ガラスガイド(14)との間に形成される略三角形の間隙を樹脂材からなるガーニッシュ(2)で塞ぐ、いわゆる三角ガーニッシュタイプとして知られるものである。

0003

また、特許文献3のドアフレーム構造は、ドアサッシュのアッパーガイド(ドアサッシュ2の傾斜部)と、デビジョンバーパーティションサッシュ3)との間に形成される間隙をパーティションパネル(5)で塞ぐ、いわゆるデビジョンバータイプとして知られるものである。
特開2002−211243号公報(第[0028]段落、第4図、第8図)
特開平11−342745号公報
特開平11−263126号公報(第4図)

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、特許文献1のドアフレーム構造では、別部品であるアッパーガイドとガーニッシュとの間の見切り線が車両の外側に露出することで見栄えが低下していた。また、これらアッパーガイド及びガーニッシュの材質が異なることからも、統一感がなく見栄えが低下していた。さらに、このドアフレーム構造では、ガーニッシュを非装着の状態で塗装を行う必要があることから一貫生産ができなかった。また、車両の外側において、アッパーガイドとガーニッシュとの間に段差が生じることで車両走行時の風切音の原因ともなっていた。

0005

一方、特許文献3のドアフレーム構造では、デビジョンバーの配置によって視界が一部遮られることになる。また、パーティションパネルの全周縁に固着されるウェザーストリップ(6)、デビジョンバーを固定するためのブラケット(9,10)等、部品点数が多くなることから、作業工数の増大と作業性の低下を余儀なくされている。さらに、特許文献1と同様、このドアフレーム構造でも、パーティションパネル等を非装着の状態で塗装を行う必要があることから一貫生産ができなかった。また、車両の外側において、アッパーガイドとパーティションパネルとの間に段差が生じることで車両走行時の風切音の原因ともなっていた。

0006

本発明の目的は、アッパーガイドを容易に成形することができ、且つ、車両の外側からの見栄えの優れたドアフレーム構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、金属板にて長手方向に延びる閉空間を形成すべく断面一定に形成されると共に、長手方向に延びるウェザーストリップチャンネルが固着されたアッパーガイドと、金属板にて成形され、前記アッパーガイドに対して傾斜して配置されると共に一端が前記アッパーガイドに固着され、窓ガラスの昇降を案内する窓ガラスガイドと、前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドの車両外側の端面とともに前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドの間に形成される間隙を車両の外側で塞ぐ金属板からなるピラーアウターとを備えたことを要旨とする。

0008

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のドアフレーム構造において、前記アッパーガイドは、前記窓ガラスガイドの昇降を案内するランチャンネル部分を有し、前記窓ガラスガイドは、前記ランチャンネル部分に接続されて前記アッパーガイドに固着されることを要旨とする。

0009

請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のドアフレーム構造において、前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドに一端及び他端がそれぞれ固着されたドアパネルに固定されるブラケットを有することを要旨とする。

0010

請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のドアフレーム構造において、前記窓ガラスガイドには、前記ブラケットに支持されて前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドの間に形成される間隙を車両の内側で塞ぐインナーガーニッシュ係止される引掛け部が形成されていることを要旨とする。

0011

請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のドアフレーム構造において、互いに接合されたルーフサッシュ部及びピラーサッシュ部を有し、前記ピラーサッシュ部は、前記アッパーガイド及び前記ウェザーストリップチャンネルを備えると共に、前記ルーフサッシュ部は、少なくとも一部分で前記ピラーサッシュ部の前記アッパーガイドと同一形状の断面を有して長手方向に断面一定に延びることを要旨とする。

発明の効果

0012

以上詳述したように、請求項1乃至3に記載の発明では、金属板からなる前記ピラーアウターにより、前記アッパーガイド及び前記窓ガラスガイドの車両外側の端面とともにこれらアッパーガイド及び窓ガラスガイドの間に形成される間隙が車両の外側で面一で塞がれる。従って、前記アッパーガイドと前記窓ガラスガイドとの間の見切り線が車両の外側に露出することがなく、あるいは同一の材質(金属板)で統一感もあることからその見栄えを向上させることができる。

0013

また、このドアフレーム構造では、そのまま全体を一括塗装することができるため、一貫生産することができる。さらに、車両の外側では、前記ピラーアウターによる面一で段差が生じることがないため、車両走行時の風切音を抑制することができる。

0014

特に、断面一定のアッパーガイドは、金属板を一様に加工することで容易に成形することができる。
さらに、このドアフレーム構造では、アッパーガイドが断面一定で長手方向に延びる閉空間を有しているので、ドアサッシュとしての剛性を確保することができ、強度上、有利なものとすることができる。

0015

請求項4に記載の発明では、前記窓ガラスガイドには、前記インナーガーニッシュが係止される引掛け部が形成されている。従って、例えば前記ブラケットに対して前記インナーガーニッシュを1点で支持する支持形態であっても、前記引掛け部において該インナーガーニッシュが係止されることでその回り止めをすることができる。換言すれば、前記ブラケットに対して前記インナーガーニッシュを複数点で支持して回り止めする必要がないことから、該ブラケットにそのための加工を施す必要もない。

0016

請求項5に記載の発明では、前記ルーフサッシュ部は、少なくとも一部分で前記ピラーサッシュ部の前記アッパーガイドと同一形状の断面を有して長手方向に断面一定に延びるため、前記アッパーガイドにおける同一形状の断面で前記ルーフサッシュ部と前記ピラーサッシュ部とを接合することで、高い強度を発揮することができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図2は、本発明が適用される自動車などの車両のリヤドア1を示す模式図である。同図に示されるように、このリヤドア1は、その上部外形に沿って略コ字状に形成されたドアサッシュ2を備えている。そして、このドアサッシュ2には、車両の前後方向に沿って延びるルーフサッシュ部4と、車両の上下方向に沿って延びるピラーサッシュ部3とが設けられている。ピラーサッシュ部3は、ルーフサッシュ部4の一方側(車両の後側に相当する図2の右側)に接合される先端側(図2の上側)がドアインナーパネル21に取り付けられる基端側(図2の下側)に対して他方側(図2の左側)に傾斜している。

0018

図1(a)は上記ピラーサッシュ部3を模式的に示す正面図であり、図1(b)はその分解斜視図である。また、図3図6は、それぞれ図1(a)のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿った断面図である。さらに、図7は、図2のE−E線に沿った断面図である。

0019

図1に示されるように、上記ピラーサッシュ部3は、アッパーガイド11と、ウェザーストリップチャンネル12と、窓ガラスガイド13と、ブラケット14と、ピラーアウター15とを備えている。

0020

上記アッパーガイド11は、ドアサッシュ2のピラーサッシュ部3の主要部分を構成するもので、先端側(図1の上側)が基端側(図1の下側)に対して一方側(図1の左側)に傾斜している。図3に示されるように、このアッパーガイド11は、ロール成形により金属板にて断面一定に成形されており、中央部が略四角形状に屈曲形成されて、ピラーサッシュ部3の長手方向に延びる閉空間16を形成している。このように、アッパーガイド11は、閉空間16を長手方向全長に渡って有しているので、ピラーサッシュ部3の剛性を確保することができ、強度上、有利なものとなる。そして、このアッパーガイド11の一方側(図3の左側)に配置されるベース壁部11aには、一端及び他端からそれぞれ屈曲して他方側(図3の上側)に伸びる壁部11b,11cが連続している。これら壁部11b,11cは、先端側で重ね合わされる態様で成形されている。また、上記壁部11bには、先端から屈曲して一方側(図3の左側)に突出する先端部11dが連続している。この先端部11dの他方側(図3の上側)は、車両の外側に配置される端面11eとなっている。また、ベース壁部11a、壁部11b及び先端部11dによって略コ字状に形成された部位がピラーサッシュ部3の長手方向に延びるランチャンネル部分17を形成している。

0021

図3に示されるように、上記ウェザーストリップチャンネル12は金属板にて断面一定に成形されており、前記壁部11cに重ね合わされる態様でアッパーガイド11に溶着されている。このウェザーストリップチャンネル12には、一端から屈曲して他方側(図3の右側)に突出する先端部12aが連続している。なお、このウェザーストリップチャンネル12は、車室内への水等の浸入を防止するウェザーストリップ(図示略)を装着するためのものである。

0022

図1に示されるように、上記窓ガラスガイド13は、先端側(図1の上側)が基端側(図1の下側)に対して一方側(図1の右側)に傾斜して配置されている。この窓ガラスガイド13は、その一端がアッパーガイド11のランチャンネル部分17に嵌合されて、前記アッパーガイド11の長手方向中間部において溶接により結合されている。図4に示されるように、この窓ガラスガイド13は、金属板にて断面一定に成形されている。そして、この窓ガラスガイド13の一方側(図4の右側)に配置されるベース壁部13aには、一端から屈曲して他方側(図4の左側)に突出する先端部13bが連続している。この先端部13bの他方側(図4の上側)は、車両の外側に配置される端面13cとなっている。また、上記ベース壁部13aには、他端から屈曲して他方側(図4の左側)に突出し、先端側で一方側(図4の右側)折り返された引掛け部13dが連続している。

0023

なお、窓ガラスガイド13の上記先端部13b及び引掛け部13d間に形成されるコ字状の開口部は、アッパーガイド11のランチャンネル部分17と連続しており、これら窓ガラスガイド13及びランチャンネル部分17には、ランチャンネル(図示略)が装着される。そして、窓ガラスの昇降は、このランチャンネルを介して窓ガラスガイド13に案内されて行われる。

0024

図1に示されるように、上記ブラケット14は台形状に形成されており、前記アッパーガイド11及び窓ガラスガイド13間を基端側(図1の下側)で橋渡しする態様でこれらに連結されている。すなわち、図4に示されるように、上記ブラケット14の一端及び他端には、それぞれ前記ベース壁部11a,13aに沿って曲成された曲成部14a,14bが形成されている。そして、上記ブラケット14は、これら曲成部14a,14bがベース壁部11a,13aに溶接にて結合されることで前記アッパーガイド11及び窓ガラスガイド13にそれぞれ連結されている。なお、このブラケット14は、上記曲成部14a,14b間の基端側の平坦部が一方側(車両の内側に相当する図4の下側)に配置されたドアインナーパネル21に重ね合わされる態様で同ドアインナーパネル21に溶着されている。

0025

また、前記アッパーガイド11及び窓ガラスガイド13の基端側(図1の下側)はドアインナーパネル21側に突出しており、これら突出部もドアインナーパネル21に重ね合わされる態様で同ドアインナーパネル21に溶着されている。これらアッパーガイド11及び窓ガラスガイド13のドアインナーパネル21側への突出長は短く設定されているが、前記ブラケット14がドアインナーパネル21に溶着されることでピラーサッシュ部3の結合力は十分に確保されている。

0026

さらに、図5及び図6に示されるように、上記ブラケット14には、前記アッパーガイド11及び窓ガラスガイド13の間に形成される略三角形の間隙を車両の内側で塞ぐ、樹脂材からなるインナーガーニッシュ22が支持されている。すなわち、上記ブラケット14の中央部にはクリップ挿通孔14cが形成されており、インナーガーニッシュ22には上記クリップ挿通孔14cに対向してクリップ23が設けられている。インナーガーニッシュ22は、クリップ23に形成された弾性変形可能な係止部23aがクリップ挿通孔14cに挿通されてその周縁部に係止されることでブラケット14に抜け止め・支持されている。

0027

なお、上記インナーガーニッシュ22の一方側(図5の左側)には、前記引掛け部13dに係止される係止爪22aが形成されている。従って、クリップ挿通孔14cにおいてブラケット14に対し1点で支持されるインナーガーニッシュ22は、前記引掛け部13dに係止爪22aが係止されることで回り止めされている。

0028

図1に示されるように、上記ピラーアウター15は、金属板にてへら状に形成された平板部15aを有している。そして、ピラーアウター15は、上記平板部15aにおいて前記アッパーガイド11、ウェザーストリップチャンネル12及び窓ガラスガイド13の車両外側の端面11e,12b,13cとともにこれらアッパーガイド11及び窓ガラスガイド13の間に形成される略三角形の間隙を車両の外側で塞いでいる。

0029

また、図3及び図4に示されるように、このピラーアウター15は、前記先端部12aに対応して車両の内側に折り返された折返し部15bと、窓ガラスガイド13よりも突出するアッパーガイド11の先端側の先端部11d及び前記先端部13bに対応して車両の内側に折り返された折返し部15cとを有している。このピラーアウター15は、先端部12aを折返し部15bで挟み締め付けて(カシメて)ウェザーストリップチャンネル12と結合しており、先端部11d,13bを折返し部15cで挟み締め付けて(カシメて)アッパーガイド11及び窓ガラスガイド13と結合している。

0030

なお、ピラーアウター15の下端には、車両の外側に配置されてリヤドア1の意匠面を形成するドアアウターパネル24が配置されている。従って、ピラーアウター15は、ドアアウターパネル24に連続して平板部15aのみを車両の外側に露出している。

0031

図7に示されるように、ルーフサッシュ部4は、前述したピラーサッシュ部3のアッパーガイド11と同様な閉空間44を持つアッパーガイド41及びウェザーストリップチャンネル12と同様なウェザーストリップチャンネル42を備えている。このルーフサッシュ部4は、1枚の板材で形成されていることを除いて、基本的にウェザーストリップチャンネル12等の固着されたアッパーガイド11と同一形状の断面を有してピラーサッシュ部3の先端まで長手方向に断面一定に延びている。このように、ドアサッシュ2は、ルーフサッシュ部4からピラーサッシュ部3にかけて閉空間16,44を持つアッパーガイド11,41を備えているので、強度上、有利なものとなる。つまり、ルーフサッシュ部4とピラーサッシュ部3とは、互いに略同一形状の断面を有し、その断面で接合(溶接)し合っているため、高い強度を発揮することができる。この際、ルーフサッシュ部4の板厚(アッパーガイド41、ウェザーストリップチャンネル42及びピラーアウター43の厚さ)は、ピラーサッシュ部3の板厚(アッパーガイド11、ウェザーストリップチャンネル12及びピラーアウター15の厚さ)と同じである。なお、ルーフサッシュ部4のピラーアウター43は、ピラーサッシュ部3のピラーアウター15と同様に、アッパーガイド41又はウェザーストリップチャンネル42から一体に延びるものであってもよいし、アッパーガイド41及びウェザーストリップチャンネル42に対して別個のものであってもよい。なお、アッパーガイド41とウェザーストリップチャンネル42とが一体となっていてもよく、別体となっていてもよい。

0032

以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、金属板からなるピラーアウター15(平板部15a)により、アッパーガイド11、ウェザーストリップチャンネル12及び窓ガラスガイド13の車両外側の端面11e,12b,13cとともにこれらアッパーガイド11及び窓ガラスガイド13の間に形成される間隙が車両の外側で面一で塞がれる。従って、前記アッパーガイド11と窓ガラスガイド13との間の見切り線が車両の外側に露出することがなく、あるいは同一の材質(金属板)で統一感もあることからその見栄えを向上させることができる。

0033

また、ピラーサッシュ部3を含めてリヤドア1(インナーガーニッシュ22を除く)は、そのまま全体を一括塗装することができるため、一貫生産することができる。さらに、車両の外側では、前記ピラーアウター15による面一で段差が生じることがないため、車両走行時の風切音を抑制することができる。

0034

特に、断面一定のアッパーガイド11は、金属板を一様に加工することで容易に成形することができる。
さらに、アッパーガイド11が断面一定で長手方向に延びる閉空間16を有しているので、ドアサッシュ2としての剛性を確保することができ、強度上、有利なものとすることができる。

0035

(2)本実施形態では、窓ガラスガイド13には、インナーガーニッシュ22が係止される引掛け部13dが形成されている。従って、ブラケット14に対してインナーガーニッシュ22を1点で支持する支持形態であっても、引掛け部13dにおいてインナーガーニッシュ22が係止されることでその回り止めをすることができる。換言すれば、ブラケット14に対してインナーガーニッシュ22を複数点で支持して回り止めする必要がないことから、ブラケット14にそのための加工を施す必要もない。従って、例えばブラケット14に複数の取付孔を形成する場合に比べて同ブラケット14の剛性を十分に確保することができる。或いは、ブラケット14の剛性を十分に確保するためにこれを大型化する必要がないため、無駄なスペースが発生せずコストも削減することができる。また、例えばブラケット14に別途インナーガーニッシュ22の取付具回転防止用ブラケット)を設ける場合に比べて、部品点数や作業工数を低減することができ、コストを削減することができる。

0036

(3)本実施形態では、ピラーアウター15は、同ピラーアウター15に沿って一方側に突出するウェザーストリップチャンネル12の先端部12aをその折返し部15bで挟み締め付けて同ウェザーストリップチャンネル12と結合している。このため、ピラーアウター15及びウェザーストリップチャンネル12の結合部が外部に露出することがなく、車両の外側からの見栄えを更に向上させることができる。

0037

(4)本実施形態では、ピラーアウター15は、同ピラーアウター15に沿って他方側に突出する窓ガラスガイド13の先端部13bをその折返し部15cで挟み締め付けて窓ガラスガイド13と結合している。このため、ピラーアウター15及び窓ガラスガイド13の結合部が外部に露出することがなく、車両の外側からの見栄えを更に向上させることができる。

0038

同様に、ピラーアウター15は、同ピラーアウター15に沿って他方側に突出するアッパーガイド11の先端部11dをその折返し部15cで挟み締め付けてアッパーガイド11と結合している。このため、ピラーアウター15及びアッパーガイド11の結合部も外部に露出することがない。

0039

(5)本実施形態では、金属板を一様に加工することで、ウェザーストリップチャンネル12を容易に成形することができる。また、窓ガラスガイド13も、金属板を一様に加工することで容易に成形することができる。

0040

(6)本実施形態では、アッパーガイド11(及び窓ガラスガイド13)のドアインナーパネル21側への突出長を短く設定しても、ブラケット14がドアインナーパネル21に溶着されることで十分な結合力を確保することができる。従って、これらアッパーガイド11(及び窓ガラスガイド13)を短くできる分、材料の削減とコストの低減を図ることができる。また、アッパーガイド11(及び窓ガラスガイド13)の上記突出長が短くなることで、リヤドア1内(ドアインナーパネル21及びドアアウターパネル24間)における各種部材の配置自由度を増大することができる。

0041

なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、アッパーガイド11、ウェザーストリップチャンネル12若しくは窓ガラスガイド13と、ピラーアウター15との結合態様は一例である。

0042

・前記実施形態において、アッパーガイド11、ウェザーストリップチャンネル12若しくは窓ガラスガイド13の断面形状は一例である。特に、ウェザーストリップチャンネル12又は窓ガラスガイド13は、断面一定でなくてもよい。

0043

・前記実施形態において、アッパーガイド11、窓ガラスガイド13若しくはブラケット14をドアアウターパネル24に固定(溶着)してもよい。
・本発明はフロントドアに適用してもよい。また、アッパーガイドは、ドアサッシュの車両前方のピラーサッシュ部を構成するものであってもよい。

0044

次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜5のいずれか1項に記載のドアフレーム構造において、
前記ウェザーストリップチャンネルは、前記ピラーアウターに沿って一方側に突出する先端部を有し、
前記ピラーアウターは、前記ウェザーストリップチャンネルの先端部に対応して車両の内側に折り返された折返し部で該先端部を挟み締め付けて該ウェザーストリップチャンネルと結合していることを特徴とするドアフレーム構造。この技術的思想によれば、前記ピラーアウターは、前記ウェザーストリップチャンネルの先端部をその折返し部で挟み締め付けて該ウェザーストリップチャンネルと結合している。このため、前記ピラーアウター及び前記ウェザーストリップチャンネルの結合部が外部に露出することがなく、車両の外側からの見栄えを更に向上させることができる。

0045

(ロ)請求項1〜5、上記(イ)のいずれか1項に記載のドアフレーム構造において、
前記ウェザーストリップチャンネルは、金属板にて断面一定に成形されていることを特徴とするドアフレーム構造。この技術的思想によれば、金属板を一様に加工することで、前記ウェザーストリップチャンネルを容易に成形することができる。

0046

(ハ)請求項1〜5、上記(イ)、(ロ)のいずれか1項に記載のドアフレーム構造において、
前記窓ガラスガイドは、前記ピラーアウターに沿って他方側に突出する先端部を有し、
前記ピラーアウターは、前記窓ガラスガイドの先端部に対応して車両の内側に折り返された折返し部で該先端部を挟み締め付けて該窓ガラスガイドと結合していることを特徴とするドアフレーム構造。この技術的思想によれば、前記ピラーアウターは、前記窓ガラスガイドの先端部をその折返し部で挟み締め付けて該窓ガラスガイドと結合している。このため、前記ピラーアウター及び前記窓ガラスガイドの結合部が外部に露出することがなく、車両の外側からの見栄えを更に向上させることができる。

図面の簡単な説明

0047

(a)はピラーサッシュ部を模式的に示す正面図であり、(b)はその分解斜視図。
本発明が適用されるリヤドアを示す模式図。
図1(a)のA−A線に沿った断面図。
図1(a)のB−B線に沿った断面図。
図1(a)のC−C線に沿った断面図。
図1(a)のD−D線に沿った断面図。
図2のE−E線に沿った断面図。

符号の説明

0048

2…ドアサッシュ、3…ピラーサッシュ部、4…ルーフサッシュ部、11…アッパーガイド、11e,12b…端面、12…ウェザーストリップチャンネル、13…窓ガラスガイド、13d…引掛け部、14…ブラケット、14a,14b…曲成部、15…ピラーアウター、16…閉空間、17…ランチャンネル部分、21…ドアパネルとしてのドアインナーパネル、22…インナーガーニッシュ。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

新着 最近 公開された関連が強い 技術

  • トヨタ紡織株式会社の「 ドアトリム」が 公開されました。( 2018/11/15)

    【課題】ドアパネルの取付孔に対するクリップ取付孔の相対位置の誤差を許容しつつ、クリップ及びクリップ取付座に負荷を掛けることなく、容易且つ確実にドアパネルに装着可能なドアトリムを提供する。【解決手段】ド... 詳細

  • 三井金属アクト株式会社の「 自動車用ドアラッチ装置及び自動車用ドアラッチの組付装置」が 公開されました。( 2018/11/15)

    【課題】自動車用ドアラッチ装置の小型化及びモジュールベースへの組付け作業を効率的に行うことができるようする。【解決手段】ドアDのインサイドドアパネルD2に固定されるモジュールベースD4に掛止される組付... 詳細

  • トヨタ自動車東日本株式会社の「 樹脂製ドア」が 公開されました。( 2018/11/15)

    【課題】軽量で十分な強度を確保し易い樹脂製ドアを提供する。【解決手段】樹脂製のドアパネル11に沿ってリインフォース13が配置されてドアパネル11に固定された樹脂製ドア10であり、リインフォース13はド... 詳細

この 技術と関連性が強い 技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する挑戦したい社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ