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技術 携帯機、車載機およびキーレスエントリー装置

出願人 カルソニックカンセイ株式会社
発明者 土屋幸雄
出願日 2004年4月15日 (16年8ヶ月経過) 出願番号 2004-119986
公開日 2005年10月27日 (15年1ヶ月経過) 公開番号 2005-299305
状態 未査定
技術分野 錠;そのための付属具 車両用盗難防止
主要キーワード 許容電界強度 水晶発信子 車載設備 アンロックキー 基準周波数発生器 非受信状態 交信周波数 ドアロック要求
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年10月27日)のものです。
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図面 (7)

課題

交信周波数を1周波数でなく複数にし、周波数を変更することで混信を解消できるようにしたキーレスエントリー装置用の携帯機および車載機を提供する。

解決手段

携帯機10は、車載機から送信されたサーチ信号を受信する受信部12と、マイコン部15と、複数の送信周波数切り替えることができる送信部13とを備える。マイコン部15は、受信部12で受信したサーチ信号を解読し、サーチ信号中の車載機IDコードが予め設定した車載機IDコードと一致した場合には、サーチ信号中の送信周波数指定コードに基づいて送信周波数を設定し、設定した送信周波数で本携帯機10のIDコードを含む応答信号を送信部13から送信させる。送信部13は、PLL周波数シンセサイザを備えた搬送波発生部131を備える。マイコン部15は、送信周波数指定信号LSに基づいて搬送波発生部131が発生する送信周波数を設定する。

概要

背景

車両のドア施錠解錠等を遠隔操作で行なえるようにしたキーレスエントリー装置であって、運転者等が携帯する携帯機から微弱電波を送信し、車載機送信コード識別してドアの施錠・解錠等を作動させるようにしたものは知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。従来のキーレスエントリー装置は、交信周波数が1周波に固定されている。例えば、携帯機(電子キー)が314MHzで送信すれば車載機も314MHzを受信することで交信を行なっている。

ここで微弱電波とは免許を要しない電波であって、日本国内では電波法施行規則で、3m(メートル)の距離における許容電界強度が、周波数帯域毎に規定されており、322MHz以下の周波数のときは500μV/m、322MHzを超え10GHz以下のときは35μV/mとなっている。

322MHz以下の周波数は、出力の制限が緩いので、キーレスエントリー装置での利用以外に各種のリモコン装置センサ装置等で広く利用されている(例えば、特許文献4〜6参照)。また、信号変調に必要な帯域を確保したり、アンテナの小型化等を図ったりするために、322MHz以下の範囲でできるだけ高い周波数が利用されるがことが多い。
特開2002−号188340公報
特開2002−47836号公報
特開2001−279972号公報
特開2002−53019号公報
特開平10−150692号公報
登録実用新案第3034126号公報

概要

交信周波数を1周波数でなく複数にし、周波数を変更することで混信を解消できるようにしたキーレスエントリー装置用の携帯機および車載機を提供する。 携帯機10は、車載機から送信されたサーチ信号を受信する受信部12と、マイコン部15と、複数の送信周波数切り替えることができる送信部13とを備える。マイコン部15は、受信部12で受信したサーチ信号を解読し、サーチ信号中の車載機IDコードが予め設定した車載機IDコードと一致した場合には、サーチ信号中の送信周波数指定コードに基づいて送信周波数を設定し、設定した送信周波数で本携帯機10のIDコードを含む応答信号を送信部13から送信させる。送信部13は、PLL周波数シンセサイザを備えた搬送波発生部131を備える。マイコン部15は、送信周波数指定信号LSに基づいて搬送波発生部131が発生する送信周波数を設定する。

目的

本発明はこのような課題を解決するためなされたもので、交信周波数を1周波数でなく複数にし、周波数を変更することで混信を解消できるようにしたキーレスエントリー装置用の携帯機および車載機を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
17件

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請求項1

車載機に対して携帯機から微弱電波を送信することによってキーレスエントリー対象の車載設備を作動させるキーレスエントリー装置に用いられる前記携帯機であって、この携帯機は前記微弱電波の送信周波数を変更する送信周波数変更手段を備えることを特徴とするキーレスエントリー装置用の携帯機。

請求項2

車載機に対して携帯機から微弱電波を送信することによってキーレスエントリー対象の車載設備を作動させるキーレスエントリー装置に用いられる前記車載機であって、この車載機は前記携帯機から送信される前記微弱電波の受信周波数を変更する受信周波数変更手段を備えることを特徴とするキーレスエントリー装置用の車載機。

請求項3

請求項1記載の携帯機と請求項2記載の車載機とからなるキーレスエントリー装置であって、前記車載機は、前記車載機を特定するための車載機IDコードと前記携帯機の送信周波数を指定するための送信周波数指定コードとを含むサーチ信号無線送信するとともに、前記車載機の受信周波数を前記送信周波数指定コードによって指定した前記携帯機の送信周波数に設定し、前記携帯機は、サーチ信号中の前記車載機IDコードが予め登録されているものと一致している場合は前記送信周波数指定コードに基づいて指定される前記携帯機の送信周波数で前記携帯機を特定するための携帯機IDコードを含む応答信号を無線送信することを特徴とするキーレスエントリー装置。

技術分野

0001

本発明は、車載機に対して携帯機から微弱電波を送信することによってキーレスエントリー対象の車載設備を作動させるキーレスエントリー装置係り、詳しくは、送信周波数を選択的に切り替え可能とした携帯機、および、複数の周波数受信可能とした車載機、ならびに、キーレスエントリー装置に関する。

背景技術

0002

車両のドア施錠解錠等を遠隔操作で行なえるようにしたキーレスエントリー装置であって、運転者等が携帯する携帯機から微弱電波を送信し、車載機が送信コード識別してドアの施錠・解錠等を作動させるようにしたものは知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。従来のキーレスエントリー装置は、交信周波数が1周波に固定されている。例えば、携帯機(電子キー)が314MHzで送信すれば車載機も314MHzを受信することで交信を行なっている。

0003

ここで微弱電波とは免許を要しない電波であって、日本国内では電波法施行規則で、3m(メートル)の距離における許容電界強度が、周波数帯域毎に規定されており、322MHz以下の周波数のときは500μV/m、322MHzを超え10GHz以下のときは35μV/mとなっている。

0004

322MHz以下の周波数は、出力の制限が緩いので、キーレスエントリー装置での利用以外に各種のリモコン装置センサ装置等で広く利用されている(例えば、特許文献4〜6参照)。また、信号変調に必要な帯域を確保したり、アンテナの小型化等を図ったりするために、322MHz以下の範囲でできるだけ高い周波数が利用されるがことが多い。
特開2002−号188340公報
特開2002−47836号公報
特開2001−279972号公報
特開2002−53019号公報
特開平10−150692号公報
登録実用新案第3034126号公報

発明が解決しようとする課題

0005

キーレスエントリー装置で使用している周波数と他の装置等で使用している周波数とが同じであり、それらの装置が同じ場所で同時に使用されると混信してキーレスエントリー装置(または他の装置等)が正常に動作できないことがある。

0006

本発明はこのような課題を解決するためなされたもので、交信周波数を1周波数でなく複数にし、周波数を変更することで混信を解消できるようにしたキーレスエントリー装置用の携帯機および車載機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決するため本発明に係るキーレスエントリー装置用の携帯機は、微弱電波の送信周波数を変更する送信周波数変更手段を備えることを特徴とする。

0008

本発明に係るキーレスエントリー装置用の車載機は、携帯機から送信される微弱電波の受信周波数を変更する受信周波数変更手段を備えることを特徴とする。

0009

本発明に係るキーレスエントリー装置は、前記送信周波数変更手段を備える携帯機と前記受信周波数変更手段を備える車載機とからなるものであって、車載機は、車載機を特定するための車載機IDコードと携帯機の送信周波数を指定するための送信周波数指定コードとを含むサーチ信号無線送信するとともに、車載機の受信周波数を送信周波数指定コードによって指定した携帯機の送信周波数に設定し、携帯機は、サーチ信号中の車載機IDコードが予め登録されているものと一致している場合は送信周波数指定コードに基づいて指定される携帯機の送信周波数で携帯機を特定するための携帯機IDコードを含む応答信号を無線送信することを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明に係るキーレスエントリー装置用の携帯機および車載機は、キーレスエントリー装置が用いる交信周波数が他の装置が用いる周波数と同じ場合には、交信周波数を変更することによって混信を解消させることができる。これにより、キーレスエントリー装置および他の装置を安定かつ正常に動作させることができる。

0011

本発明に係るキーレスエントリー装置は、車載機側から送信するサーチ信号中に含まれる送信周波数指定コードによって携帯機の送信周波数を変更させることができる。したがって、車載機は、現在指定している携帯機の送信周波数でサーチ信号に対する携帯機からの応答信号が混信によって正常に受信できない場合には、携帯機の送信周波数を他の周波数へ変更させることができる。これにより混信を解消させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。

0013

図1は本発明に係るキーレスエントリー装置用の携帯機のブロック構成を示す図である。図1に示す携帯機10は、後述する図2に示す車載機20から無線送信されるサーチ信号を受信すると応答信号を無線送信するものである。この携帯機10は、例えば125KHzの周波数で車載機20から無線送信されるサーチ信号を受信するための受信用アンテナ11及び受信部12と、例えば315MHz帯の4つの異なる周波数の中の1周波数で応答信号を無線送信するための送信部13及び送信用アンテナ14と、受信部12で受信したサーチ信号の内容を解読し、送信部13からの応答信号の送信およびその送信周波数の制御を行なうためのマイコン部15とを備える。さらに、携帯機10は図示しない電池を備える。なお、携帯機10は、車載機20から無線送信される例えば125KHzの周波数の車載機送信電波から携帯機10の動作用電源を生成する構成であってもよい。この場合は、電池は不要である。

0014

サーチ信号には、車載機20を特定するための車載機IDコードと本携帯機10が送信する応答信号の送信周波数を指定するための送信周波数指定コードとが少なくとも含まれている。マイコン部15は、受信部12によって復調されたサーチ信号の内容を解読し、受信した車載機IDコードがマイコン部15内の図示しない不揮発性メモリ等に予め格納されている車載機IDコードと一致している場合は、送信部13から送信周波数指定コードによって指定される送信周波数で応答信号を送信させる。

0015

本実施の形態では、送信周波数指定コードは2ビットで構成しており4つの周波数(例えば314.85MHz,314.65MHz,314.45MHz,314.25MHz)を指定できるようにしている。

0016

応答信号は、少なくとも本携帯機10に対して予め設定された携帯機IDコードが含まれた所定のフォーマットの信号である。なお、携帯機IDコードは、マイコン部15内の図示しない不揮発性メモリ等に予め格納されている。

0017

送信部13は、マイコン部15から供給される送信周波数指定信号FSによって指定される送信周波数の搬送波を発生する搬送波発生部131と、マイコン部15からシリアルデータとして供給される応答信号の送信データSDに基づいて搬送波を所定の変調方式(例えばASKFSK等)で変調する変調部132と、変調が施された信号を増幅して送信用アンテナ14へ供給する終段増幅器133とからなる。

0018

搬送波発生部131は、PLL周波数シンセサイザを用いて構成している。このPLL周波数シンセサイザは、例えば水晶発振器等の基準周波数発生器と、位相比較器と、ループフィルタと、VCO(電圧制御発振器)と、プログラマブル分周器とを備え、VCO(電圧制御発振器)の出力(搬送波)をプログラマブル分周器で分周した信号と基準周波数信号との位相を位相比較器で比較し、位相比較出力をループフィルタへ供給して直流電圧に変換し、この直流電圧をVCO(電圧制御発振器)へ供給してVCO(電圧制御発振器)の発振周波数フィードバック制御することで、基準周波数の分周数倍の出力信号を発生させるようにしている。そして、プログラマブル分周器の分周数を送信周波数指定信号FSに基づいてデジタル設定することで送信周波数を変更できるようにしている。なお、搬送波発生部131は、VCO(電圧制御発振器)によって315MHz帯の搬送波を直接発振させる構成としてもよいし、例えば63MHz帯の発振を行なうVCO(電圧制御発振器)の出力を例えば5逓倍回路で5逓倍して315MHz帯の搬送波を発生させるようにしてもよい。

0019

なお、本実施の形態では、PLL周波数シンセサイザ方式の搬送波発生部131および搬送波発生部131で発生させる送信周波数を指定するマイコン部15とで送信周波数変更手段を構成する例を示したが、送信周波数の切り替えは、PLL周波数シンセサイザ方式による他に、周波数の異なる複数の搬送波発振回路を備え、それら複数の搬送波発振回路の中から1つの搬送波発振回路を選択的に使用するようにしてもよいし、周波数の異なる複数の発振子水晶発信子セラミック発振子表面波発振子等)を備え、それらの発振子の中から1つの発振子を選択的に使用するようにしてもよい。さらに、周波数逓倍回路逓倍数を変更することで複数の送信周波数を発生させるようにしてもよい。

0020

以上の構成であるから図1に示す携帯機10は、図2に示す車載機20から無線送信されたサーチ信号を受信し、そのサーチ信号が予め登録した車載機20からのものであることを判断すると、サーチ信号によって指定された送信周波数で応答信号を無線送信する。したがって、第1の送信周波数(例えば314.85MHz)が他の装置等でも使用されていて混信が発生する場合には、他の送信周波数(例えば314.65等)に変更することで混信を解消できる。

0021

本実施の形態に係る携帯機10は、車載機20側から無線送信される送信周波数指定コードに基づいて送信周波数を設定する構成を示したが、携帯機10に送信周波数設定用または送信周波数変更用の操作部を設け、この操作部を操作することによって送信周波数を設定したり所定の順序で変更したりできるようにしてもよい。

0022

図2は本発明に係るキーレスエントリー装置用の車載機のブロック構成を示す図である。図2に示す車載機20は、図1に示した携帯機10へサーチ信号を無線送信するとともに、サーチ信号に応答して携帯機10から無線送信される応答信号を受信するものである。この車載機20は、サーチ信号を無線送信するための送信部21及び送信用アンテナ22と、この車載機20の全体動作を制御するマイコン部23と、図1に示した携帯機10から無線送信される応答信号を受信するための受信用アンテナ24および受信部25と、受信部25で受信する周波数および図1に示した携帯機10の送信周波数を手動設定するための周波数設定操作部26とからなる。この車載機20は、車両のバッテリ(図示しない)から電源の供給を受けて動作する。

0023

受信部25は、低雑音アンプ等からなる高周波増幅部251と、PLL周波数シンセサイザ方式の局部発振回路部252と、高周波増幅部251の出力信号と局部発振信号LOとを混合して例えば10.7MHzの中間周波数信号へ変換する周波数変換部253と、中間周波数信号を増幅する中間周波増幅部254と、受信信号レベル受信電界強度)を検出して受信信号レベルに応じた電圧信号受信電界強度信号)RSを出力する受信強度検出部255と、所定の変調方式で変調されている応答信号を復調して応答信号の受信データRDを出力する復調部256とを備える。

0024

PLL周波数シンセサイザ方式の局部発振回路部252は、例えば水晶発振器等の基準周波数発生器と、位相比較器と、ループフィルタと、VCO(電圧制御発振器)と、プログラマブル分周器とを備え、VCO(電圧制御発振器)の出力(搬送波)をプログラマブル分周器で分周した分周信号と基準周波数信号との位相を位相比較器で比較し、位相比較出力をループフィルタへ供給して直流電圧に変換し、この直流電圧をVCO(電圧制御発振器)へ供給してVCO(電圧制御発振器)の発振周波数をフィードバック制御することで、基準周波数の分周数倍の局部発振信号LOを発生させるようにしている。そして、プログラマブル分周器の分周数を局部発振周波数指定信号LSに基づいてデジタル設定することで局部発振周波数を変更できるようにしており、これにより受信周波数を変更できるようにしている。

0025

本実施の形態では、4つの受信周波数(314.85MHz,314.65MHz,314.45MHz,314.25MHz)をそれぞれ受信できるようにするために、各周波数よりも中間周波数(10.7MHz)だけ低い4つの局部発振周波数(304.15MHz,303.95MHz,303.75MHz,303.55MHz)を生成できるようにしている。なお、局部発振回路部252は、VCO(電圧制御発振器)によって約300MHzの局部発振信号LOを直接発振させる構成としてもよいし、例えば約60MHzの発振を行なうVCO(電圧制御発振器)の出力を例えば5逓倍回路で5逓倍して約300MHzの局部発振信号LOを発生させるようにしてもよい。

0026

なお、本実施の形態では、PLL周波数シンセサイザ方式の局部発振回路部252および局部発振周波数を指定するマイコン部23とで受信周波数変更手段を構成する例を示したが、局部発振周波数の切り替えは、PLL周波数シンセサイザ方式による他に、周波数の異なる複数の局部発振回路を備え、それら複数の局部発振回路の中から1つの局部発振回路を選択的に使用するようにしてもよいし、周波数の異なる複数の発振子(水晶発振子、セラミック発振子、表面波発振子等)を備え、それらの発振子の中から1つの発振子を選択的に使用するようにしてもよい。

0027

マイコン部23は、予め設定した所定の周期毎に送信部21からサーチ信号を無線送信させる。ここで、サーチ信号には、本車載機20を特定するための車載機IDコードを携帯機10の送信周波数を指定するための送信周波数指定コードとが少なくとも含まれている。なお、車載機IDコードは、マイコン部23内の不揮発性メモリ等に予め格納されている。マイコン部23は、受信部25へ局部発振周波数指定信号LSを供給し、指定した送信周波数の応答信号が受信できるようする。

0028

マイコン部23は、受信部25から受信データRDが供給されるとその内容を解読し、受信した携帯機IDコードがマイコン部23内の不揮発性メモリ等に予め格納されている携帯機IDコードと一致している場合には、解錠信号を出力する。マイコン部23は、携帯機10からの応答信号が受信できている状態から応答信号が受信できない状態になり、応答信号が受信できない状態が予め設定した時間継続した場合には施錠信号を出力する。なお、施錠信号または解錠信号(施錠/解錠信号)は、図示しないドア施錠/解錠アクチュエータユニットに直接または車内LAN等を介して供給される。これにより、携帯機10が車載機20との交信範囲内に存在する場合には図示しない車両のドアを解錠(アンロック)させ、携帯機10が車載機20との交信範囲内に存在しない場合には図示しない車両のドアを施錠(ロック)させることができる。

0029

現在設定されている受信周波数で混信が生じている場合、周波数設定操作部26を操作することで、携帯機10の送信周波数および本車載機20の受信周波数を変更することができる。マイコン部23は、周波数設定操作部26が操作される毎に、携帯機10の送信周波数および本車載機20の受信周波数を順次変更する。例えば、現在の携帯機10の送信周波数および本車載機20の受信周波数が314.85MHzであるとすると、周波数設定操作部26が操作される毎に、各周波数を314.65MHz→314.45MHz→314.25MHz→314.85MHzの順に変更する。なお、前述したように、携帯機10の送信周波数の変更は、サーチ信号中の送信周波数指定コードの変更によってなされ、受信周波数の変更は局部発振周波数指定信号LSの変更指定によってなされる。

0030

なお、周波数設定操作26を設けずにマイコン部23が自動で携帯機10の送信周波数および本車載機20の受信周波数を設定するようにしてもよい。この場合、マイコン部23は、現在指定している受信周波数における受信データRDおよび受信信号レベルに応じた電圧信号(受信電界強度信号)RSに基づいて混信の有無を判断する。例えば、所定レベル以上の受信電界強度の信号がサーチ信号の送信タイミングとは非同期で受信される場合は、他の装置等が送信する電波と混信する可能性があると判断する。また、マイコン部23は、サーチ信号の送信タイミングに同期して所定レベル以上の受信電界強度の信号が受信されているが、受信データRDを正常に解読できない場合や受信した携帯機IDコードが一致しない場合等は、混信が生じているものと判断する。そして、マイコン部23は、混信の可能性があると判断した場合および混信と判断した場合には、現在の指定とは異なる携帯機10の送信周波数および本車載機20の受信周波数を設定する。そして、変更した周波数で混信の可能性がない場合は、その周波数を新たな混信可能性または混信が生ずるまで使用する。このようにすることで、他の装置等との混信を解消することができる。

0031

なお、携帯機10側に送信周波数設定用または送信周波数変更用の操作部を設け、この操作部を操作することによって送信周波数を設定したり所定の順序で変更したりできるようにしている場合、車載機20側では各受信周波数を順次スキャンし、所定レベル以上の受信電界強度の信号が受信された場合はその周波数を所定時間継続受信することで、受信データRDを得るようにする。

0032

図3図1に示した携帯機の動作を示す図である。携帯機10はサーチ信号を受信すると(ステップ1)、受信したサーチ信号中の車載機IDコードが予め登録されているものと一致しているか判断し(ステップS2)、一致している場合にはサーチ信号中の送信周波数指定コードで指定された送信周波数で応答信号を送信する(ステップS3)。

0033

図4図2に示した車載機の動作を示す図である。車載機20は、受信周波数を314.85MHzにセットし(ステップS11)、送信周波数を314.85MHzに指定したサーチ信号を送信する(ステップS12)。なお、サーチ信号の送信は予め設定した所定周期でなされる。車載機20は、サーチ信号を送信した後に受信電圧(受信電界強度)が規定以上あるか判断する(ステップS13)。車載機20は、受信電圧(受信電界強度)が規定以上ある場合には、受信信号のフォーマットが合致しているか判断する(ステップS14)。ここでは、受信した応答信号中に含まれる携帯機IDコードが所定のものであるか否かも判断される。車載機20は、受信フォーマットが合致している場合には、解錠信号を出力する(ステップS15)。これにより、携帯機10が車載機20の交信範囲内にある場合には、車両のドアの解錠(アンロック)がなされることになる。なお、既に解錠信号を出力しておりドアが解錠状態になっている場合には、新たな解錠信号を出力しないようにしている。

0034

車載機20は、ステップS13で受信電圧(受信電界強度)が規定以上でない場合には、ステップS16で応答信号が受信できない状態(非受信状態)が所定時間継続したか監視し、非受信状態が所定時間継続した場合にはステップS17で施錠信号を出力する。これにより、携帯機10が車載機20の交信範囲外にある場合には、車両のドアの施錠(ロック)がなされることになる。なお、既に施錠信号を出力しておりドアが施錠状態になっている場合には、新たな施錠信号を出力しないようにしている。

0035

車載機20は、ステップS14で受信フォーマットが合致しない場合には、ステップ21〜ステップS27の処理へ移行する。ステップ21〜ステップS27では、受信周波数を314.65MHzとし、携帯機10に対して送信周波数を314.65MHzに指定したサーチ信号を送信する。即ち、送・受信周波数(交信周波数)を314.65MHzに変更して、ステップS11〜ステップS17と同様の処理がなされる。そして、ステップS24で受信フォーマットが合致しない場合には、ステップ31〜ステップS37の処理へ移行することで、送・受信周波数(交信周波数)を314.45MHzに変更して同様の処理を行なう。さらに、ステップS34で受信フォーマットが合致しない場合には、ステップ31〜ステップS37の処理へ移行することで、送・受信周波数(交信周波数)を314.25MHzに変更して同様の処理を行なう。そして、ステップS44で受信フォーマットが合致しない場合には、ステップS11〜ステップS17の処理に戻る。このように、現在設定している送・受信周波数(交信周波数)で携帯機10からの応答信号を正常にできない場合には、混信が生じているものと判断し、他の送・受信周波数(交信周波数)を変更することで混信を解消することができる。

0036

なお、図4では、送・受信周波数(交信周波数)を314.85MHz→314.65MHz→314.45MHz→314.25MHz→314.85MHzと所定の順序で切り替える例を示したが、車載機20が各周波数を掃引(スキャン)して、受信電圧が低い周波数を混信の虞れがないものと判断して、その周波数へ移行するようにしてもよい。

0037

図1および図2では双方向通信型のキーレスエントリー装置用の携帯機および車載機について例示したが、本発明に係る携帯機および車載機は単方向通信型のキーレスエントリー装置にも適用することができる。

0038

図5は本発明に係る他のキーレスエントリー装置用の携帯機のブロック構成を示す図である。図5に示す携帯機30は、後述する図6に示す車載機40に対して遠隔操作信号を送信するものである。この携帯機30は、ドアロック要求信号を送信させるためのロックキー施錠操作部)31と、ドアアンロック要求信号を送信させるためのアンロックキー解錠操作部)32と、各キー31,32が操作されたことに基づいて本携帯機30を特定するための携帯機IDコードとドアロック要求コードまたはドアアンロック要求コードとを少なくとも含む所定フォーマットの送信データ(シリアル送信データ)TXDを生成して出力するマイコン部33と、マイコン部33から供給されるシリアル送信データを所定の変調方式で変調してマイコン部33から指定される送信周波数で送信する送信部34と、送信用アンテナ35および図示しない電池からなる。

0039

送信部34は、2つの送信周波数(例えば315MHzと304MHz)をマイコン部33から供給される送信周波数指定信号TFSに基づいて切り替えることができる。送信部34は、PLL周波数シンセサイザ方式の搬送波発生器を備える構成であってもよいし、2つの発振子を備えそれらを選択することで2つの送信周波数を切り替える構成であってもよい。マイコン部33は、ロックキー31とアンロックキー32とが同時に所定時間継続して操作された場合に送信周波数を変更させる。

0040

したがって、本携帯機30が使用する送信周波数と他の装置等で使用している送信周波数と一致し混信を生ずる場合には、送信周波数を変更することで混信を解消することができる。なお、本実施の形態では送信周波数を2チャンネル備える例を示したが、送信周波数を3チャンネル以上備える構成としてもよい。

0041

図6は本発明に係る他のキーレスエントリー装置用の車載機のブロック構成を示す図である。図6に示す車載機40は、受信用アンテナ41と受信部42とマイコン部43とからなる。この車載機40は、車両のバッテリ(図示しない)から電源の供給を受けて動作する。受信部42の構成は図2に示した受信部25とほぼ同様であり、高周波増幅部421、局部発振回路部422、周波数変換部423、中間周波増幅部424、受信強度検出部425、復調部426を備える。この受信部42は、2つの受信周波数(例えば315MHzと304MHz)を選択的に受信できる。

0042

局部発振回路部422はPLL周波数シンセサイザを用いて構成しており、マイコン部43から供給される局部発振周波数指定信号LFSに基づいて第1または第2の周波数の局部発振周波数信号LOを出力する。これにより、第1および第2の受信周波数(例えば315MHzと304MHz)を選択的に受信できるようにしている。なお、局部発振回路部422は、発振周波数が異なる2つのセラミック発振子等を備え、使用するセラミック発振子等を切り替えることで第1および第2の局部発振周波数信号LOを生成するようにしてもよい。

0043

マイコン部43は、所定の周期で第1および第2の受信周波数を切り替え、受信強度検出部425から出力される受信電界強度信号RSSに基づいて所定レベル以上の受信電界強度の信号が受信された場合はその周波数を所定時間継続受信させることで、復調部426から受信データRXDを得るようにしている。そして、マイコン部43は、受信データRXDを解読し、携帯機IDコードが本マイコン部43内の不揮発性メモリ等に予め格納されている携帯機IDコードと一致している場合は、受信したドアロック要求コードまたはドアアンロック要求コードに対応して施錠または解錠信号を出力する。施錠信号または解錠信号(施錠/解錠信号)は、図示しないドア施錠/解錠アクチュエータユニットに直接または車内LAN等を介して供給され、ドアの施錠(ロック)または解錠(アンロック)がなされる。なお、本実施の形態では受信周波数を2チャンネル備える例を示したが、受信周波数を3チャンネル以上備える構成としてもよい。

図面の簡単な説明

0044

本発明に係るキーレスエントリー装置用の携帯機のブロック構成を示す図である。
本発明に係るキーレスエントリー装置用の車載機のブロック構成を示す図である。
図1に示した携帯機の動作を示す図である。
図2に示した車載機の動作を示す図である。
本発明に係る他のキーレスエントリー装置用の携帯機のブロック構成を示す図である。
本発明に係る他のキーレスエントリー装置用の車載機のブロック構成を示す図である。

符号の説明

0045

10双方向通信型の携帯機
12 携帯機の受信部
13 携帯機の送信部
131 搬送波発生部
15 携帯機のマイコン部
20 双方向通信型の車載機
21 車載機の送信部
23 車載機のマイコン部
25 車載機の受信部
252局部発振回路部
26周波数設定操作部
30単方向通信型の携帯機
31ロックキー(施錠操作部)
32アンロックキー(解錠操作部)
33 携帯機のマイコン部
34 携帯機の送信部
40 単方向通信型の車載機
42 車載機の受信部
422 局部発振回路部
43 車載機のマイコン部
FS,TFS送信周波数指定信号
LS,LFS局部発振周波数指定信号
RD,RXD 受信データ
RS,RSS受信電界強度信号
SD,TXD 送信データ

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