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技術 温水利用システム

出願人 株式会社デンソー株式会社コロナパナソニック電工株式会社
発明者 村端秀峰藍沢直孝村山茂樹林正之浦野雅司
出願日 2004年3月31日 (16年1ヶ月経過) 出願番号 2004-107202
公開日 2005年10月20日 (14年6ヶ月経過) 公開番号 2005-291623
状態 特許登録済
技術分野 ヒートポンプ、太陽熱、廃熱利用給湯器 蒸気又は温水中央暖房方式
主要キーワード 指定流量 冬モード 夏モード 中間モード 高圧封入 温水利用システム 流水経路 熱媒体温度センサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年10月20日)のものです。
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図面 (9)

課題

季節に応じた熱負荷端末への熱媒体温度制御及び貯湯タンクに蓄える温水の温度制御が可能となり、省エネルギーを実現できる温水利用システムを提供すること。

解決手段

貯湯タンク1内の水を加熱する温水生成手段2と、貯湯タンク1の上方側から熱交換器4の一次側配管4a及び熱交換器一次用ポンプ5を経て貯湯タンク1の下方側に戻される一次側循環経路7と、熱交換器4の二次側配管4bの一端からの加熱された熱媒体9を熱負荷端末10の入側に供給しかつ熱負荷端末10の出側からの熱媒体9を熱交換器4の二次側配管4bの他端に戻す二次側循環経路8と、二次側循環経路8の熱媒体9の温度を検知する熱媒体温度センサ11とを具備した温水利用システムである。現在の季節を検出する季節検出手段13と、季節検出手段13で検出された季節に応じて熱媒体9の設定温度可変する制御部12とを具備している。

概要

背景

従来、温水保温貯蔵する貯湯タンクと、貯湯タンク内の水を加熱する温水生成手段と、貯湯タンク内の温水のうち上方側に溜まっている高温水熱交換を行なう熱交換器と、熱交換器によって高温となった熱媒体が供給される熱負荷端末と、熱交換器を通過した後の温度が低下した中間温度の温水を貯湯タンクに戻す温水戻し手段とを備えた温水利用システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。

ところで、一般に、熱交換器付きの温水利用システムにあっては、最も熱を必要とする季節に合わせて、熱負荷端末(例えば、浴室暖房乾燥機)に70℃の熱媒体を送っている。そのため、貯湯タンクには90℃の高温水を蓄える必要があった。つまり、90℃の高温水を熱交換器で熱媒体に熱を伝え、70℃となるように制御するため、ある程度の温度差が必要であった。一方、最も熱を必要としないの季節は、低温(例えば55℃)の熱媒体を熱負荷端末に送れば必要とする性能を発揮することができるため、貯湯タンクには70℃の温水を蓄えればよい。にもかかわらず、従来では1年中、貯湯タンクに90℃の温水を蓄えるシステムとなっており、不必要なエネルギーロスを招くという問題があった。
特開2003−185251号公報

概要

季節に応じた熱負荷端末への熱媒体の温度制御及び貯湯タンクに蓄える温水の温度制御が可能となり、省エネルギーを実現できる温水利用システムを提供すること。 貯湯タンク1内の水を加熱する温水生成手段2と、貯湯タンク1の上方側から熱交換器4の一次側配管4a及び熱交換器一次用ポンプ5を経て貯湯タンク1の下方側に戻される一次側循環経路7と、熱交換器4の二次側配管4bの一端からの加熱された熱媒体9を熱負荷端末10の入側に供給しかつ熱負荷端末10の出側からの熱媒体9を熱交換器4の二次側配管4bの他端に戻す二次側循環経路8と、二次側循環経路8の熱媒体9の温度を検知する熱媒体温度センサ11とを具備した温水利用システムである。現在の季節を検出する季節検出手段13と、季節検出手段13で検出された季節に応じて熱媒体9の設定温度可変する制御部12とを具備している。

目的

本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、季節に応じた熱負荷端末への熱媒体の温度制御ができると共に、貯湯タンクに蓄える温水の温度制御が可能となり、省エネルギー化を実現できる温水利用システムを提供することを課題とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

温水貯蔵する貯湯タンクと、貯湯タンク内の水を加熱する温水生成手段と、貯湯タンクの上方側から温水を取り出し、熱交換器の一次側配管及び熱交換器一次用ポンプを経て貯湯タンクの下方側に戻す一次側循環経路と、上記熱交換器の二次側配管の一端からの加熱された熱媒体熱負荷端末の入側に供給すると共に熱負荷端末の出側から排出される熱媒体を熱交換器の二次側配管の他端に戻す二次側循環経路と、上記二次側循環経路の熱媒体の温度を検知する熱媒体温度センサとを具備した温水利用システムであって、現在の季節を検出する季節検出手段と、上記季節検出手段で検出された季節に応じて熱媒体の設定温度可変にする制御部とを具備したことを特徴とする温水利用システム。

請求項2

温水を保温貯蔵する貯湯タンクと、貯湯タンク内の水を加熱する温水生成手段と、貯湯タンクの上方側から温水を取り出し、熱交換器の一次側配管及び熱交換器一次用ポンプを経て貯湯タンクの下方側に戻す一次側循環経路と、上記熱交換器の二次側配管の一端からの加熱された熱媒体を熱負荷端末の入側に供給すると共に熱負荷端末の出側から排出される熱媒体を熱交換器の二次側配管の他端に戻す二次側循環経路と、上記熱負荷端末の入側に供給される熱媒体の温度を検知する熱媒体温度センサとを具備した温水利用システムであって、1年を複数の期間に分割し、分割された各期間に応じて熱媒体の設定温度が異なるように熱交換器一次用ポンプの単位時間当たりの回転数を制御する複数の異なる季節制御モードを備えた制御部と、上記複数の季節制御モードを切り換えるための季節検出手段とを具備することを特徴とする温水利用システム。

請求項3

上記季節検出手段は、制御部に内蔵されて季節情報を管理するカレンダー機能回路部からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の温水利用システム。

請求項4

上記季節検出手段は、外気温度を検出する気温センサからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の温水利用システム。

請求項5

上記季節検出手段は、貯湯タンクに供給される水道水の温度を検出する水道水温度センサからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の温水利用システム。

請求項6

上記温水生成手段は、貯湯タンクの下方側から水を取り出して貯湯タンクの上方側に戻す流水経路と、流水経路内に水を取り出す加熱側ポンプと、流水経路内に取り出した水を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプで加熱された温水の温度を検出する温水温度センサとを備えたヒートポンプユニットで構成され、上記制御部は、季節検出手段にて切り換えられた季節制御モードに応じて貯湯タンク内の温水の温度が異なるように加熱側ポンプの単位時間当たりの回転数を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の温水利用システム。

技術分野

0001

本発明は、熱交換器を用いた温水利用システムに関するものである。

背景技術

0002

従来、温水保温貯蔵する貯湯タンクと、貯湯タンク内の水を加熱する温水生成手段と、貯湯タンク内の温水のうち上方側に溜まっている高温水熱交換を行なう熱交換器と、熱交換器によって高温となった熱媒体が供給される熱負荷端末と、熱交換器を通過した後の温度が低下した中間温度の温水を貯湯タンクに戻す温水戻し手段とを備えた温水利用システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

ところで、一般に、熱交換器付きの温水利用システムにあっては、最も熱を必要とする季節に合わせて、熱負荷端末(例えば、浴室暖房乾燥機)に70℃の熱媒体を送っている。そのため、貯湯タンクには90℃の高温水を蓄える必要があった。つまり、90℃の高温水を熱交換器で熱媒体に熱を伝え、70℃となるように制御するため、ある程度の温度差が必要であった。一方、最も熱を必要としないの季節は、低温(例えば55℃)の熱媒体を熱負荷端末に送れば必要とする性能を発揮することができるため、貯湯タンクには70℃の温水を蓄えればよい。にもかかわらず、従来では1年中、貯湯タンクに90℃の温水を蓄えるシステムとなっており、不必要なエネルギーロスを招くという問題があった。
特開2003−185251号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、季節に応じた熱負荷端末への熱媒体の温度制御ができると共に、貯湯タンクに蓄える温水の温度制御が可能となり、省エネルギー化を実現できる温水利用システムを提供することを課題とするものである。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、温水を貯蔵する貯湯タンク1と、貯湯タンク1内の水を加熱する温水生成手段2と、貯湯タンク1の上方側から温水を取り出し、熱交換器4の一次側配管4a及び熱交換器一次用ポンプ5を経て貯湯タンク1の下方側に戻す一次側循環経路7と、上記熱交換器4の二次側配管4bの一端からの加熱された熱媒体9を熱負荷端末10の入側に供給すると共に熱負荷端末10の出側から排出される熱媒体9を熱交換器4の二次側配管4bの他端に戻す二次側循環経路8と、上記二次側循環経路8の熱媒体9の温度を検知する熱媒体温度センサ11とを具備した温水利用システムであって、現在の季節を検出する季節検出手段13と、上記季節検出手段13で検出された季節に応じて熱媒体9の設定温度可変にする制御部12とを具備したことを特徴としている。

0006

このような構成とすることで、季節に合わせて貯湯タンク1に蓄える温水の温度を異ならせることが可能となり、特に最も熱を必要としない夏の季節では熱媒体9の設定温度が55℃の場合、貯湯タンク1の温水温度も70℃であればよく、従来のように1年中、90℃に加熱する必要がなくなる。従って、貯湯タンク1に温水を蓄えるのに必要なエネルギーを少なくできると共に、貯湯タンク1の温度が低くなるので、そこからの放熱も少なくできる。

0007

また請求項2記載の発明にあっては、温水を保温貯蔵する貯湯タンク1と、貯湯タンク1内の水を加熱する温水生成手段2と、貯湯タンク1の上方側から温水を取り出し、熱交換器4の一次側配管4a及び熱交換器一次用ポンプ5を経て貯湯タンク1の下方側に戻す一次側循環経路7と、上記熱交換器4の二次側配管4bの一端からの加熱された熱媒体9を熱負荷端末10の入側に供給すると共に熱負荷端末10の出側から排出される熱媒体9を熱交換器4の二次側配管4bの他端に戻す二次側循環経路8と、上記熱負荷端末10の入側に供給される熱媒体9の温度を検知する熱媒体温度センサ11とを具備した温水利用システムであって、1年を複数の期間に分割し、分割された各期間に応じて熱媒体9の設定温度が異なるように熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数を制御する複数の異なる季節制御モードを備えた制御部12と、上記複数の季節制御モードを切り換えるための季節検出手段13とを具備することを特徴としている。

0008

このような構成とすることで、熱負荷端末10に供給される熱媒体9の温度を季節に応じた温度に設定するにあたって、季節検出手段13にて選ばれた季節制御モードは貯湯タンク1の温水の温度を変えるのではなく、熱交換器一次用ポンプ5の回転数を変えることによって、熱媒体9の温度を目標とする設定温度に制御するシステムを採用することにより、季節に応じた熱負荷端末10への熱媒体9の温度制御ができると共に、季節に合わせて貯湯タンク1に蓄える温水の温度を異ならせることが可能となり、特に最も熱を必要としない夏の季節では熱媒体9の設定温度が55℃の場合、貯湯タンク1の温水温度も70℃であればよく、従来のように1年中、90℃に加熱する必要がなくなる。従って、貯湯タンク1に温水を蓄えるのに必要なエネルギーを少なくできると共に、貯湯タンク1の温度が低くなるので、そこからの放熱も少なくできる。

0009

また、請求項3記載の発明は、上記季節検出手段13は、制御部12に内蔵されて季節情報を管理するカレンダー機能回路部13aからなるのが好ましく、この場合、カレンダー機能回路部13aが制御部12に組み込まれてシステム全体としてスリム化できると共に、季節検出のためのセンサ等を別途設ける必要がないため、センサの保守も不要となる。

0010

また請求項4記載の発明は、上記季節検出手段13は、外気温度を検出する気温センサ13bからなるのが好ましく、この場合、外気温による制御は、その日、次の日の気温に合わせた熱負荷端末10の制御、及び、貯湯タンク1に蓄える温度制御が可能になり、不必要なエネルギーロスの低減をより一層図ることができる。

0011

また、請求項5記載の発明は、上記季節検出手段13は、貯湯タンク1に供給される水道水の温度を検出する水道水温度センサ13cからなるのが好ましく、この場合、水道水による制御は、水道水の1日の温度変化が少ないので、温度測定後の処理が簡単になり、また、外気変動要因を削除できるというメリットもある。

0012

また、請求項6記載の発明は、上記温水生成手段2は、貯湯タンク1の下方側から水を取り出して貯湯タンク1の上方側に戻す流水経路14と、流水経路14内に水を取り出す加熱側ポンプ15と、流水経路14に取り出された水を加熱するヒートポンプ3と、ヒートポンプ3で加熱された温水の温度を検出する温水温度センサ16とを備えたヒートポンプユニットで構成され、上記制御部12は、季節検出手段13にて切り換えられた季節制御モードに応じて貯湯タンク1内の温水の温度が異なるように加熱側ポンプ15の単位時間当たりの回転数を制御するのが好ましく、この場合、貯湯タンク1に溜められる温水の温度を季節に応じて自動的に制御可能となる。

発明の効果

0013

本発明に係る温水利用システムにあっては、夏場において貯湯タンクに温水を蓄えるのに必要なエネルギーを少なくできると共に、貯湯タンクの温度を低くすることで、そこからの放熱も少なくできる。結果、熱交換器を用いた温水利用システムを効率よく運転することが可能となり、不必要なエネルギーロスの低減が図れるものである。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。

0015

図1は、本実施形態の温水利用システムの一例を示し、図2は、温水利用システムのブロック図を示している。

0016

本温水利用システムは、温水を保温貯蔵する貯湯タンク1と、貯湯タンク1内の水を加熱する温水生成手段2と、貯湯タンク1の上方側から温水を取り出し、熱交換器4の一次側配管4a及び熱交換器一次用ポンプ5を経て貯湯タンク1の下方側に戻す一次側循環経路7と、上記熱交換器4の二次側配管4bの一端からの加熱された熱媒体9を熱負荷端末10の入側に供給すると共に熱負荷端末10の出側から排出される熱媒体9を熱交換器4の二次側配管4bの他端に戻す二次側循環経路8と、上記熱負荷端末10の入側に供給される熱媒体9の温度を検知する熱媒体温度センサ11とを具備していると共に、複数の異なる季節制御モードを備えた制御部12と、上記複数の季節制御モードを切り換えるための季節検出手段13とを具備している。なお、本例では熱負荷端末10の熱媒体9として、水や不凍液を使用し、貯湯タンク1内の水として水道水を使用し、また温水生成手段2としてCO2ヒートポンプユニットを使用しているが、これらに限定されるものではない。

0017

上記貯湯タンク1の下端には、水道水の供給口17と、ヒートポンプユニットの流水経路14の入側に通じる低温水出口18と、熱交換器4の一次側循環経路7の戻り側に通じる戻り口19とがそれぞれ設けられており、貯湯タンク1の上端には、上記流水経路14の戻り側に通じる高温水戻り口20と、風呂シャワーなどの給湯機器に高温水を送るための給湯経路22に通じる給湯出口21とがそれぞれ設けられている。

0018

上記温水生成手段2を構成するヒートポンプユニットは、貯湯タンク1の下方側から低温の水を取り出して貯湯タンク1の上方側に戻す流水経路14と、流水経路14内に水を取り出す加熱側ポンプ15と、流水経路14内に取り出された低温の水を加熱して高温水(70〜90℃)とするCO2ヒートポンプ3と、CO2ヒートポンプ3で加熱された温水の温度を検出する温水温度センサ16とを備えている。ここでCO2ヒートポンプ3は、その配管内にCO2を高圧封入し、CO2を熱媒として圧縮膨張とを行なうことで吸熱と放熱とを行なうものであり、放熱部を流水経路14の途中に介設することで、低温の水を加熱して高温水として貯湯タンク1の上方側に戻せるようになっている。

0019

上記給湯経路22の途中からは、熱交換器4の一次側循環経路7が分岐している。一次側循環経路7の途中には熱交換器4の一次側配管4aが設けられ、この一次側配管4aの下流側に熱交換器一次用ポンプ5が設けられている。熱交換器一次用ポンプ5は、貯湯タンク1の上方側からの高温水を、給湯経路22から熱交換器4の一次側配管4aに通して貯湯タンク1の下方側へ戻すためのものであり、制御部12からの信号に応答して熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数(指定流量)が決定されるようになっている。

0020

熱交換器4の二次側配管4bは、熱負荷端末10の二次側循環経路8に設けられている。熱交換器4によって貯湯タンク1からの温水の熱が熱媒体9に伝えられ、高温の熱媒体9にして浴室暖房乾燥機などからなる熱負荷端末10に供給される。また、二次側循環経路8には、熱交換器4の二次側配管4bよりも下流側に、熱媒体温度センサ11が配置され、上流側に熱交換器二次用ポンプ6が配置されている。熱媒体温度センサ11は、熱負荷端末10に送る熱媒体9の温度を測定してその結果を制御部12に送るものである。

0021

上記制御部12はその内部に、図2に示すように季節検出手段13としてのカレンダー機能回路部13aを持っている。カレンダー機能回路部13aは、例えば、年・月・日・時刻を管理するマイクロコンピュータによって構成されている。例えば、1年を冬の季節と夏の季節の2つの期間に分割し、分割された期間のうち現在の期間に応じた信号(冬の季節を示す信号又は夏の季節を示す信号)を出力するものである。また制御部12には、夏の季節制御モードを実行する夏モード回路23と、冬の季節制御モードを実行する冬モード回路24とが設けられ、上記カレンダー機能回路部13aから出力される信号に応じて夏モード回路23と冬モード回路24のいずれか一方に切り換えられるようになっている。

0022

上記制御部12は、カレンダー機能回路部13aから得られる季節信号に基いて現在の季節に応じた季節制御モードを選択して実行する。つまり、夏の場合は、カレンダー機能回路部13aによって夏モード回路23が選択され、夏の季節制御モードを実行する。夏の季節制御モードは、熱媒体9の設定温度は55℃となり、この設定温度と熱媒体温度センサ11による検知温度とを比較する。このとき、熱媒体温度センサ11の方が温度が高い場合は、熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数を下げる信号を出力する。これにより、熱交換器4の一次側配管4aを通過する温水の単位時間当たりの流量が減少し、熱媒体9の温度は低下する。逆に、熱媒体温度センサ11の方が温度が低い場合は、熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数を上げる信号を出力する。これにより、熱交換器4の一次側配管4aを通過する温水の単位時間当たりの流量が上昇し、熱媒体9の温度が上昇する。これを繰り返すことで、熱媒体9の温度を夏の季節用の目標温度(55℃)に到達させることができる。一方、冬の季節では、冬モード回路24を選択して冬の季節制御モードを実行する。冬の季節制御モードは、熱媒体9の温度を70℃に設定すると共に、この設定温度と熱媒体温度センサ11による検知温度とを比較し、上記と同様な方法で、熱媒体9の温度を冬の季節用の目標温度(70℃)に到達させるものである。

0023

また図1に示す例では、制御部12は、季節検出手段13にて切り換えられた季節制御モードに応じて貯湯タンク1内の温水の温度が異なるように加熱側ポンプ15の単位時間当たりの回転数を制御する機能も併せ持っている。図4はそのブロック図の一例を示している。本例では、夏の季節制御モードを実行した場合は、制御部12は貯湯タンク1に送られる温水の温度を75℃とし、この設定温度と温水温度センサ16による検知温度とを比較する。このとき、温水温度センサ16の方が温度が高い場合は、制御部12は加熱側ポンプ15の単位時間当たりの回転数を下げる信号を出力する。これにより、図1に示すCO2ヒートポンプ3を通過する温水の単位時間当たりの流量が減少して、温水の温度を下げることができ、逆に、温水温度センサ16の方が温度が低い場合は、制御部12は加熱側ポンプ15の単位時間当たりの回転数を上げる信号を出力する。これにより、CO2ヒートポンプ3を通過する温水の単位時間当たりの流量が上昇し、温水の温度を上げることができる。これを繰り返すことで、貯湯タンク1に送られる温水の温度を目標温度(70℃)に到達させることができる。一方、冬の季節制御モードが実行されている場合は、貯湯タンク1に送られる温水の設定温度が90℃となり、この設定温度と温水温度センサ16による検知温度とを比較して、上記と同様な方法で、貯湯タンク1に送られる温水の温度を冬の季節用の目標温度(90℃)に到達させるものである。これにより、貯湯タンク1に溜められる温水の温度を季節に応じて自動的に制御可能となる。なお、貯湯タンク1の下方側には、貯湯タンク1内の温水の温度を検出する温度センサ50が設けられており、例えば貯湯タンク1内の温度が夏場で70℃、冬場で90℃を超えた場合、温度センサ50からの信号によって加熱側ポンプ15を停止させる仕組みとなっている。

0024

上記構成によれば、熱負荷端末10に供給される熱媒体9の温度を季節に応じた温度に設定するにあたって、季節検出手段13にて選ばれた季節制御モードは貯湯タンク1の温水の温度を変えるのではなく、熱交換器一次用ポンプ5の回転数を変えることによって、熱媒体9の温度を目標とする設定温度に制御するシステムを採用することにより、季節に応じた熱負荷端末10への熱媒体9の温度制御ができると共に、季節に合わせて貯湯タンク1に蓄える温水の温度を異ならせることが可能となり、特に最も熱を必要としない夏の季節では熱媒体9の設定温度が55℃の場合、貯湯タンク1の温水温度も70℃であればよく、従来のように1年中、90℃に加熱する必要がなくなる。従って、貯湯タンク1に温水を蓄えるのに必要なエネルギーを少なくできると共に、貯湯タンク1の温度が低くなるので、そこからの放熱も少なくできる。結果、熱交換器4を用いた温水利用システムを効率よく運転することが可能となり、不必要なエネルギーロスの低減が図れるものである。

0025

しかも、本例の季節検出手段13は、制御部12に内蔵されて季節情報を管理するカレンダー機能回路部13aからなるので、季節検出手段13が制御部12に組み込まれてシステム全体のスリム化を図ることができ、そのうえ季節検出のためのセンサ等を別途設ける必要がないため、センサの保守も不要である。なお、カレンダー機能回路部13aを例えば衛星信号を受信して該衛星信号から年月日時分秒時刻情報を抽出する衛星信号受信手段(GPS)の受信機を備えたカレンダー時計機構により構成することも可能である。

0026

なお、図2の実施形態では、季節制御モードの一例として夏モード回路23と冬モード回路24とを例示したが、図3に示すように、及び中間モード回路25を追加してもよい。この中間モード回路25では、例えば、熱媒体9の温度は冬場の70℃と夏場の55℃の略中間値に設定され、貯湯タンク1内の温水の温度は冬場の90℃と夏場の70℃の略中間値に設定する。これにより、夏、冬以外の春、秋の中間の季節においても省エネ化を実現できるものとなる。

0027

図5及び図6は季節検出手段13として、外気温を測定する気温センサ13bを用いた場合の一例を示している。他の構成は図1と基本的に同様であり、対応する部分には同一符号を付して説明は省略する。本例において、制御部12は、気温センサ13bの温度から1日の温度データを測定し、平均する。その平均値が高いとき(例えば、15℃以上)は、熱媒体9の設定温度を55℃とし、熱媒体温度センサ11と比較する。逆に、上記平均値が低いとき(例えば、15℃未満)は、熱媒体9の設定温度を70℃とし、熱媒体温度センサ11と比較する。いずれの場合においても、熱媒体温度センサ11の方が温度が高い場合、熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数を下げる信号を出して、熱交換器4の一次側配管4aにおける単位時間当たりの流量を減らすようにし、逆に、熱媒体温度センサ11の方が温度が低い場合は、熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数を上げる信号を出して、熱交換器4の一次側配管4aにおける単位時間当たりの流量を増やす。これにより熱媒体9の温度を目標温度に到達させることができる。しかして、外気温による制御システムを採用することで、その日、次の日の気温に合わせた熱負荷端末10の制御、貯湯タンク1に蓄える温度制御が可能になり、不必要なエネルギーロスの低減を一層図ることができるものである。

0028

図7は、季節検出手段13として、貯湯タンク1に供給される水道水の温度を検出する水道水温度センサ13cを用いた場合の一例を示し、図8は水道水の1年間の温度変化の一例を示している。他の構成は図1と基本的に同様であり、対応する部分には同一符号を付して説明は省略する。本例では、水道水温度センサ13cにより現在の水道水の温度を検出して制御部12に入力する。制御部12は、水道水温度センサ13cにより検知した水道水の温度値が高いとき(例えば、15℃以上)は、熱媒体9の設定温度を55℃とし、熱媒体温度センサ11と比較する。逆に上記水道水温度センサ13cにより検知した温度値が低いとき(例えば、15℃未満)は、熱媒体9の設定温度を70℃とし、熱媒体温度センサ11と比較する。いずれの場合においても、熱媒体温度センサ11の方が温度が高い場合は、熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数を下げる信号を出し、熱交換器4の一次側配管4aにおける単位時間当たりの流量を減らす。逆に、熱媒体温度センサ11の方が温度が低い場合、熱交換器一次用ポンプ5の単位時間当たりの回転数を上げる信号を出し、熱交換器4の一次側配管4aにおける単位時間当たりの流量を増やす。これにより熱媒体9の温度を夏又は冬の季節の設定温度に到達させることができる。しかして、水道水による制御は、1日の温度変化が少ないので、温度測定後の処理が簡単になり、また、外気の変動要因を削除できるというメリットがある。

0029

なお上記実施形態で説明した熱媒体9の設定温度、貯湯タンク1の温度の各数値等はいずれも一例であり、適宜設定変更自在である。

図面の簡単な説明

0030

本発明の一実施形態の温水利用システムの説明図である。
同上の制御部に関連するブロック図である。
他の実施形態のブロック図である。
更に他の実施形態のブロック図である。
更に他の実施形態のブロック図である。
図5の温水利用システムの説明図である。
更に他の実施形態の温水利用システムの説明図である。
図7において用いる水道水の1年間の温度変化の一例を示すグラフである。

符号の説明

0031

1貯湯タンク
2温水生成手段
3ヒートポンプ
4熱交換器
4a 一次側配管
4b 二次側配管
5 熱交換器一次用ポンプ
7 一次側循環経路
8 二次側循環経路
9熱媒体
10熱負荷端末
11熱媒体温度センサ
12 制御部
13季節検出手段
13aカレンダー機能回路部
13b気温センサ
13c水道水温度センサ
14流水経路
15加熱側ポンプ
16 温水温度センサ

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