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技術 井戸枯れ防止システム

出願人 結城一成
発明者 結城一成
出願日 2004年3月31日 (15年8ヶ月経過) 出願番号 2004-104077
公開日 2005年10月20日 (14年1ヶ月経過) 公開番号 2005-290713
状態 特許登録済
技術分野 上水用取水集水配水 地中削孔
主要キーワード 動力ポンプ 井戸側 井戸底 構造システム ガスロック 微細メッシュ ガス排気配管 ガス放出管
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年10月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

鉱泉水過剰揚水を防止して温泉などの鉱泉水の枯渇を完全に阻止できる井戸枯れ防止システムを提供し、更には、鉱泉水に含有された有毒ガスを確実に処理でき、揮発性有効ガス成分を揮発させずに鉱泉水を原水のままに維持できる井戸枯れ防止システムを提供する。

解決手段

配管の内部に設けられた微細メッシュフィルター付き管10の底側に動力ポンプ或いは動力ポンプ汲上口を設け、井戸底11から所定距離の配管2にメッシュフィルタ4を設けて、井戸底11或いは側面12から湧き出る鉱泉水A及びガスBがメッシュフィルタ4を介して配管2内に導入され、ガスBは上方へ流れて排気管5を介して排気され、鉱泉水Aが配管2を落下して動力ポンプ3に到って、揚水管6を通って地上に揚水される。ガスBが上方へ流れて指定のガス処理装置7を通って処理されてから排気され得る。また、ガス排気管を鉱泉水Aの汲み上げ揚水管6に接続する。

概要

背景

従来、鉱泉水、例えば温泉掘削揚水する場合にガスロックにより揚水が困難であった。また、揮発性有毒ガス含有の鉱泉水の場合に、成分や濃度によって、作業者対策として防毒マスク等の着用が必要になり、作業性が低下する。さらに、有毒な揮発性ガスが無処理のまま放出されていた。

有効ガス成分含有の鉱泉水の場合に、汲み上げ時や汲み上げ後にガス成分が揮発する場合に原水のままではなくなり、有効成分が減少した状態になる。また、従来の井戸構造による汲み上げでは、過剰揚水の制御が不確か枯渇させてしまう恐れがあった。従来には、掘削地近隣井戸枯れや地盤沈下を防ぐために、汲み上げた地下水雑排水地中に排水して還元する地下水の揚水及び還元排水装置が開発されていた(例えば、特許文献1を参照)。
特開平 6−146257号公報

概要

鉱泉水の過剰揚水を防止して温泉などの鉱泉水の枯渇を完全に阻止できる井戸枯れ防止システムを提供し、更には、鉱泉水に含有された有毒ガスを確実に処理でき、揮発性有効ガス成分を揮発させずに鉱泉水を原水のままに維持できる井戸枯れ防止システムを提供する。配管の内部に設けられた微細メッシュフィルター付き管10の底側に動力ポンプ或いは動力ポンプ汲上口を設け、井戸底11から所定距離の配管2にメッシュフィルタ4を設けて、井戸底11或いは側面12から湧き出る鉱泉水A及びガスBがメッシュフィルタ4を介して配管2内に導入され、ガスBは上方へ流れて排気管5を介して排気され、鉱泉水Aが配管2を落下して動力ポンプ3に到って、揚水管6を通って地上に揚水される。ガスBが上方へ流れて指定のガス処理装置7を通って処理されてから排気され得る。また、ガス排気管を鉱泉水Aの汲み上げ揚水管6に接続する。

目的

この発明の課題は、鉱泉水の過剰揚水を防止して温泉などの鉱泉水の枯渇を完全に阻止できる井戸枯れ防止システムを提供し、更には、鉱泉水に含有された有毒ガスを確実に処理でき、揮発性有効ガス成分を揮発させずに鉱泉水を原水のままに維持できる井戸枯れ防止システムを提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

井戸内に設置した動力ポンプによって鉱泉水を枯らさない井戸枯れ防止システムにおいて、配管の内部に設けられた微細メッシュフィルター付き管の底側に動力ポンプを設け、井戸底から所定距離の配管にメッシュフィルタを設けて、井戸底或いは側面から湧き出る鉱泉水及びガスがメッシュフィルタを介して配管内に導入され、ガスは上方へ流れて排気管を介して排気され、鉱泉水は配管を落下して配管底中に到って、その底位置に設置された動力ポンプ又は動力ポンプ汲上口により揚水管を通って地上に揚水されることを特徴とする井戸枯れ防止システム。

請求項2

ガスが上方へ流れてガス処理装置を通って処理されてから排気されることを特徴とする請求項1に記載の井戸枯れ防止システム。

請求項3

ガス放出管を鉱泉水の汲み上げ揚水管及びその後の工程に接続することにより有効成分を効率的に鉱泉水に戻すことを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の井戸枯れ防止システム。

請求項4

井戸底から所定距離の揚水可能な水位になったら鉱泉水を揚水することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいづれか一項に記載の井戸枯れ防止システム。

技術分野

0001

この発明は、温泉などの鉱泉水揚水する井戸に設置した動力ポンプによって井戸の鉱泉水を枯れさせることを阻止する井戸枯れ防止システムに関する。

背景技術

0002

従来、鉱泉水、例えば温泉を掘削、揚水する場合にガスロックにより揚水が困難であった。また、揮発性有毒ガス含有の鉱泉水の場合に、成分や濃度によって、作業者対策として防毒マスク等の着用が必要になり、作業性が低下する。さらに、有毒な揮発性ガスが無処理のまま放出されていた。

0003

有効ガス成分含有の鉱泉水の場合に、汲み上げ時や汲み上げ後にガス成分が揮発する場合に原水のままではなくなり、有効成分が減少した状態になる。また、従来の井戸構造による汲み上げでは、過剰揚水の制御が不確か枯渇させてしまう恐れがあった。従来には、掘削地近隣の井戸枯れや地盤沈下を防ぐために、汲み上げた地下水雑排水地中に排水して還元する地下水の揚水及び還元排水装置が開発されていた(例えば、特許文献1を参照)。
特開平 6−146257号公報

発明が解決しようとする課題

0004

この発明の課題は、鉱泉水の過剰揚水を防止して温泉などの鉱泉水の枯渇を完全に阻止できる井戸枯れ防止システムを提供し、更には、鉱泉水に含有された有毒ガスを確実に処理でき、揮発性有効ガス成分を揮発させずに鉱泉水を原水のままに維持できる井戸枯れ防止システムを提供することである。

課題を解決するための手段

0005

この課題は、井戸に設置した動力ポンプによって鉱泉水を枯らさない井戸枯れ防止システムにおいて、配管の内部に設けられた微細メッシュフィルター付き管の底側に動力ポンプ又は動力ポンプ汲上口を設け、井戸底から所定距離の配管にメッシュフィルタを設けて、井戸底又は側面から湧き出る鉱泉水及びガスがメッシュフィルタを介して配管内に導入され、ガスは上方へ流れて排気管を介して排気され、鉱泉水が配管を落下して動力ポンプ又は揚水管口及揚水管を通って地上に揚水されることによって解決される。

0006

この発明の請求項2に記載された井戸枯れ防止システムは、ガスが上方へ流れてガス処理装置を通って処理されてから排気されることを特徴とする。

0007

この発明の請求項3に記載された井戸枯れ防止システムでは、有効成分のガスはガス放出管を鉱泉水の汲み上げ揚水管及びその後の工程に接続することによりその有効成分ガスを効率的に鉱泉水に戻すことを特徴とする。

0008

この発明の請求項4に記載された井戸枯れ防止システムは、井戸底から所定距離の揚水可能な水位にならないかぎり、鉱泉水を揚水できないことを特徴とする。

発明の効果

0009

この発明の井戸枯れ防止システムでは、所定量以上の鉱泉水が井戸に湧き出ない限り、鉱泉水を揚水できないので、過剰汲み上げがなく、それによる井戸から鉱泉水が枯渇することがない。動力ポンプにガスを送らずにガス排気管で排気するので、ガスロックによる汲み上げ不良を防ぐことが可能であり、ガス排気管に指定のガス処理装置を接続することで確実に有毒ガス処理を補助する。また、ガス放出管を鉱泉水の汲み上げ配管及びその後の工程に接続することにより有効成分を効率的に鉱泉水に戻すことが可能であるから、鉱泉水を原水とほぼ同等の有効成分での揚水が容易に可能になる。更に、揮発性有害ガス含有の場合には、鉱泉水(温泉)又は井水(地下水など)とガスが分離して採取でき、分離処理が可能となる。この発明の井戸枯れ防止構造ステムで井戸を構築すると、井戸自体を損傷する危険がなくなる。井戸内揚水装置、即ち井戸内配管,動力ポンプ等のメンテナンスが容易且つ可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0010

次に、この発明の井戸構造システムは、図面に基づいて詳細に説明される。図1はこの発明の井戸枯れ防止システムを開示する概略的断面図を示し、図2はこの発明の井戸枯れ防止システムのガス排気部として硬管14に排気孔16を設けた断面図を示し、図3はこの発明の井戸枯れ防止システムのガス排気部に別のガス排気管17を設けた断面図を示す。

0011

図1はこの発明の井戸枯れ防止システムを開示する概略的断面図を示し、この井戸枯れ防止システムは、井戸管10内に設置した動力ポンプ3によって鉱泉水Aを枯らさない井戸枯れ防止システムであって、配管2の内部に設けられた微細メッシュフィルター付き管10内の底側に動力ポンプ3を設け、井戸底11から所定距離の配管2にメッシュフィルタ4を設けて、井戸底11や井戸側面12から湧き出る鉱泉水A及びガスBがメッシュフィルタ4を介して配管2内に導入され、ガスBは上方へ流れて排気管5を通して排気され、鉱泉水Aが配管2を落下して、さらに微細メッシュフィルター付き配管10及び硬管14を経て動力ポンプ3に到って、揚水管6を通って地上に揚水されて施設8(工場温泉施設など)に利用される。

0012

井戸1の底には通常は玉砂利川砂フイルタ類、特殊フイルタ類が敷き占められていて、鉱泉水A及びガスBが上昇して来る。井戸1の底或いは側面から流出した鉱泉水A及びガスBはこの空間9を上昇して配管2に設けたメッシュフィルタ4を通って配管2内に導入され、鉱泉水Aは配管2を落下して配管2の底から溜まり、鉱泉水Aの水位が上昇して動力ポンプ3の吸水口31の位置以上に到ると、動力ポンプ3により鉱泉水Aは揚水管6を通って地上に揚水される。また、動力ポンプ3を駆動する電動モ−タは井戸底11から所定距離の揚水可能な水位になったらスイッチが入り作動して鉱泉水Aを揚水するように設定する事も可能である。

0013

以上の様に、この発明の井戸構造システムでは、所定量以上の鉱泉水Aが井戸1に湧き出ない限り、鉱泉水Aを揚水できないので、過剰汲み上げがなく、井戸1から鉱泉水Aが過剰揚水により枯渇することがない。また、井戸の上方には配管2と井戸1の間にシール13が設けられ、井戸口からガスBが上昇排気されないようになっている。

0014

ガスBは上方へ流れて指定のガス処理装置7を通って処理されてから排気される。ガス排気配管5に指定のガス処理装置7を接続することにより、確実に有毒ガス処理を補助できる。揮発性放出管を鉱泉水Aの汲み上げ揚水管6及びその後の工程に接続することにより、有効成分を効率的に鉱泉水に戻すことが可能であるから、鉱泉水を原水とほぼ同等の有効成分での揚水が容易に可能になり、鉱泉水Aを施設8(工場や温泉施設など)に有効に利用できる。

0015

この発明の井戸枯れ防止システムでは、メッシュフィルタ4を通って配管2内に導入されたガスBは、動力ポンプ3にガスBを送らずにガス排気管5で排気するので、ガスロックによる汲み上げ不良を防ぐことができる。また、有効ガス含有の場合には、鉱泉水(温泉)又は井水(地下水など)AとガスBが分離して採取でき、分離処理再融合が可能となり、更に、汲み上げ時に揮発するロスガス成分を汲み上げ後に集水槽や配管につなぐことで再融合可能となる。

0016

微細メッシュフィルター付き配管10及び硬管14に導入されたガスBは、揚水管6とこのフィルター付き配管10との間を通って排気部15を経て、また、同時に別経路でもメッシュフィルタ4を通って硬管14内を通り、ガス排気配管5で排出される。このように二重管構造にすることで、揚水管6と微細メッシュフィルター付き管10のメンテナンスが可能となる。また、この排気部15は図2のように硬管14に排気孔16を設けた形式図3のように硬管14に別のガス排気管17を設けた形式が考えられる。このように別のガス排気管17を設けるのは、それぞれの管路、即ち揚水管6と微細メッシュフィルター付き管10との間の排気通路と硬管14内とを上昇するガスB1 ,B2 の種類が異なることがあり、このガスB1 ,B2 を排気後に利用する便宜上から別々に取り出し貯蔵する必要がある。

0017

この発明の構造システムにより井戸1を構築すると、井戸自体を損傷する危険がなくなる。井戸内の揚水装置、即ち井戸内配管2,動力ポンプ3等のメンテナンスが容易且つ可能となる。なお、このシステムは、縦管井戸ばかりではなく、横井戸や斜め井戸にも採用できることは言うまでもない。

図面の簡単な説明

0018

この発明の井戸枯れ防止システムを開示する概略的断面図を示す。
この発明の井戸枯れ防止システムのガス排気部として硬管14に排気孔16を設けた断面図を示す。
この発明の井戸枯れ防止システムのガス排気部として別のガス排気管17を設けた断面図を示す。

符号の説明

0019

1.....井戸
11....井戸の底
12....井戸の側面
13....井戸のシール
2.....井戸内配管
3.....水中ポンプ
31....水中ポンプの吸水口
4.....メッシュフィルタ
5.....ガス排気管
6.....揚水管
7.....ガス処理装置
8.....温泉施設
9.....井戸と配管の間の空間
10....微細メッシュフィルター付き管
14....硬管
15....排気部
16....排気孔
17....別の排気管
A.....鉱泉水
B.....ガス

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