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課題

通券のような短期使用券カード状の非接触券とし、磁気券を用いることなく改札処理システム構築したときに好適な非接触式自動改札機を提供する。

解決手段

非接触券を回収して収納するカードスタッカは、上部に非接触券の平面形状よりも少し大きい所定の平面積の非接触券を受け入れる開口を有するとともに、その受け入れた非接触券を水平状に複数枚積層して収納できる所定の深さを有するスタッカ本体と、そのスタッカ本体内に受け入れた非接触券を載置する受板と、その受板をそのスタッカ本体内で上下動させる昇降機構と、そのスタッカ本体の開口位置からそのスタッカ本体内に収納されている非接触券までの距離が、常時所定距離となるようにその昇降機構を制御する制御手段とで構成されている。

概要

背景

近年、利用者旅客)の利便向上を図るために、定期券非接触券とし、この非接触券を非接触式自動改札機の本体に設けられているアンテナにかざして、又はそのアンテナに軽くタッチして(以下、タッチで説明する。)非接触券と非接触式自動改札機の本体との間で非接触でデータ授受を行って入出場処理入場処理又は出場処理を意味している。)できる改札システム運用されている。

ところで、上記非接触券は、無線通信機能を備えたICカードからなるので、従来の磁気券からなる媒体に比べてコストが高く、したがって、1回の使用で廃券とされる普通乗車券や数回の使用で廃券とされる回数券のような短期使用券に不向きであるという性質を有している。このため、非接触式改札処理システムが採用されても、短期使用券としての磁気券を廃止することができず、非接触券と磁気券とが混在した改札処理システムで運用されている。

上述のような非接触券と磁気券とが混在した改札処理システムでは、改札処理システムを実現するための自動改札機等の処理機器非接触券処理機構と磁気券処理機構とを組込む必要があり、処理機器が複雑化するだけでなく、コスト高になるという欠点がある。

そこで、本出願人は、普通乗車券のような短期使用券を繰返し使用することによりその短期使用券も非接触式媒体とし、磁気券を必要としない改札処理システムを提供している(特許文献1参照)。

上記提案に係る改札処理システムは、普通乗車券のような短期使用券を無線機能を備えたICチップを内蔵したコイン状硬貨状)の非接触式トークンとしたことを特徴としている。すなわち、この提案に係る改札処理システムは、トークン発行機発行された非接触式トークンを非接触式自動改札機の本体のアンテナにかざして、又は軽くタッチして入場するとともに、出場時には、非接触式自動改札機の本体に設けられているトークン投入口に非接触式トークンを投入して出場が行われる。そして、非接触式自動改札機の本体に回収された非接触式トークンは、再びトークン発行機にセットされて再使用される。
特開2002−334360号公報

概要

通券のような短期使用券をカード状の非接触券とし、磁気券を用いることなく改札処理システムを構築したときに好適な非接触式自動改札機を提供する。 非接触券を回収して収納するカードスタッカは、上部に非接触券の平面形状よりも少し大きい所定の平面積の非接触券を受け入れる開口を有するとともに、その受け入れた非接触券を水平状に複数枚積層して収納できる所定の深さを有するスタッカ本体と、そのスタッカ本体内に受け入れた非接触券を載置する受板と、その受板をそのスタッカ本体内で上下動させる昇降機構と、そのスタッカ本体の開口位置からそのスタッカ本体内に収納されている非接触券までの距離が、常時所定距離となるようにその昇降機構を制御する制御手段とで構成されている。

目的

そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、利用者の使い勝手に優れたカード状の非接触券を用いて普通乗車券のような短期使用券も非接触式媒体とすることのできる改札処理システムに好適な非接触式自動改札機を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

非接触式自動改札機の本体に設けられているアンテナカード状の非接触券がかざされ又はタッチされたときに、その非接触券に記録されているカードデータを基にした所定の演算処理により出場許可できると判定された場合、その非接触式自動改札機の本体に設けられている投入口に投入されたその非接触券をその非接触式自動改札機の本体内に設けられているカードスタッカまで搬送機構を介して搬送して回収する改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機において、前記カードスタッカは、上部に前記非接触券の平面形状よりも少し大きい所定の平面積の非接触券を受け入れる開口を有するとともに、その受け入れた非接触券を水平状に複数枚積層して収納できる所定の深さを有するスタッカ本体と、そのスタッカ本体内に受け入れた非接触券を載置する受板と、その受板をそのスタッカ本体内で上下動させる昇降機構と、そのスタッカ本体の開口位置からそのスタッカ本体内に収納されている非接触券までの距離が、常時所定距離となるようにその昇降機構を制御する制御手段とで構成されていることを特徴とする改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機。

請求項2

請求項1に記載の改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機において、昇降機構は、受板を水平状に維持しながら上下動できるようにしたガイド機構と、その水平状に維持されている受板をモータの駆動により上下動するベルトとから構成されていることを特徴とする改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機。

請求項3

請求項2に記載の改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機において、受板及びベルトは、着脱自在に接続されていることを特徴とする改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機。

技術分野

0001

本発明は、無線通信機能を備えたICカードからなるカード状の非接触券を用いた改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機に関する。

背景技術

0002

近年、利用者旅客)の利便向上を図るために、定期券を非接触券とし、この非接触券を非接触式自動改札機の本体に設けられているアンテナにかざして、又はそのアンテナに軽くタッチして(以下、タッチで説明する。)非接触券と非接触式自動改札機の本体との間で非接触でデータ授受を行って入出場処理入場処理又は出場処理を意味している。)できる改札システム運用されている。

0003

ところで、上記非接触券は、無線通信機能を備えたICカードからなるので、従来の磁気券からなる媒体に比べてコストが高く、したがって、1回の使用で廃券とされる普通乗車券や数回の使用で廃券とされる回数券のような短期使用券に不向きであるという性質を有している。このため、非接触式の改札処理システムが採用されても、短期使用券としての磁気券を廃止することができず、非接触券と磁気券とが混在した改札処理システムで運用されている。

0004

上述のような非接触券と磁気券とが混在した改札処理システムでは、改札処理システムを実現するための自動改札機等の処理機器非接触券処理機構と磁気券処理機構とを組込む必要があり、処理機器が複雑化するだけでなく、コスト高になるという欠点がある。

0005

そこで、本出願人は、普通乗車券のような短期使用券を繰返し使用することによりその短期使用券も非接触式媒体とし、磁気券を必要としない改札処理システムを提供している(特許文献1参照)。

0006

上記提案に係る改札処理システムは、普通乗車券のような短期使用券を無線機能を備えたICチップを内蔵したコイン状硬貨状)の非接触式トークンとしたことを特徴としている。すなわち、この提案に係る改札処理システムは、トークン発行機発行された非接触式トークンを非接触式自動改札機の本体のアンテナにかざして、又は軽くタッチして入場するとともに、出場時には、非接触式自動改札機の本体に設けられているトークン投入口に非接触式トークンを投入して出場が行われる。そして、非接触式自動改札機の本体に回収された非接触式トークンは、再びトークン発行機にセットされて再使用される。
特開2002−334360号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上記提案に係る改札処理システムは、普通乗車券のような短期使用券も非接触式媒体とすることができるので、非接触式媒体のみを用いて改札処理システムを構築することができるという特長を有している。しかし、上記提案に係る改札処理システムで用いられる非接触式媒体は、コイン状の非接触式トークンであるので、その媒体の大きさが小さく、利用者がトークン発行機から発行を受けてから出場するまでの間に紛失しやすいという問題点があった。

0008

さらに、普通乗車券のような短期使用券も非接触式媒体で円滑に運用するためには、その非接触式媒体に取扱い等の所定の案内を行うことが望ましいが、非接触式媒体が非接触式トークンの場合は、コイン状を呈した小型の媒体であるので、そのような案内を表示できないという不便があった。

0009

そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、利用者の使い勝手に優れたカード状の非接触券を用いて普通乗車券のような短期使用券も非接触式媒体とすることのできる改札処理システムに好適な非接触式自動改札機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明に係る改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、非接触式自動改札機の本体に設けられているアンテナにカード状の非接触券がかざされ又はタッチされたときに、その非接触券に記録されているカードデータを基にした所定の演算処理により出場を許可できると判定された場合、その非接触式自動改札機の本体に設けられている投入口に投入されたその非接触券をその非接触式自動改札機の本体内に設けられているカードスタッカまで搬送機構を介して搬送して回収する改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機において、前記カードスタッカは、上部に前記非接触券の平面形状よりも少し大きい所定の平面積の非接触券を受け入れる開口を有するとともに、その受け入れた非接触券を水平状に複数枚積層して収納できる所定の深さを有するスタッカ本体と、そのスタッカ本体内に受け入れた非接触券を載置する受板と、その受板をそのスタッカ本体内で上下動させる昇降機構と、そのスタッカ本体の開口位置からそのスタッカ本体内に収納されている非接触券までの距離が、常時所定距離となるようにその昇降機構を制御する制御手段とで構成されていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機は、昇降機構は、受板を水平状に維持しながら上下動できるようにしたガイド機構と、その水平状に維持されている受板をモータの駆動により上下動するベルトとから構成されていることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機は、受板及びベルトは、着脱自在に接続されていることを特徴としている。

発明の効果

0011

本発明の請求項1に記載の改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機は、カードスタッカは、上部に非接触券の平面形状よりも少し大きい所定の平面積の非接触券を受け入れる開口を有するとともに、その受け入れた非接触券を水平状に複数枚積層して収納できる所定の深さを有するスタッカ本体と、そのスタッカ本体内に受け入れた非接触券を載置する受板と、その受板をそのスタッカ本体内で上下動させる昇降機構と、そのスタッカ本体の開口位置からそのスタッカ本体内に収納されている非接触券までの距離が、常時所定距離となるようにその昇降機構を制御する制御手段とで構成されているので、スタッカ本体内での非接触券の立上がりを防止しながら効率よく非接触券を積層して回収することができる。
本発明の請求項2に記載の改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機は、昇降機構を受板を水平状に維持しながら上下動できるようにしたガイド機構と、その水平状に維持されている受板をモータの駆動により上下動するベルトとで構成しているので、受板を上下動させる昇降機構を容易に実現することができる。
本発明の請求項3に記載の改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機は、受板及びベルトを着脱自在に接続しているので、受板とベルトとの接続を解除したときは、受板を自由に上下動させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る改札処理システムで用いられる非接触式自動改札機の本体(以下、「改札機本体」という。)Gを構成する一対の筐体G1 ,G2 (筐体G2 は、図示しないが、筐体G1 と改札通路Pを挾んで対向して設けられている。)のうち、後述する制御器の組込まれている主機に当る一方の筐体G1 を改札通路P側から見たときの正面図である。この改札機本体Gの一方の筐体G1 の入口側(図1において右側)の上面50には、上方に少し盛り上がった接客カバー51が設けられていて、この接客カバー51には、この改札機本体Gが出場用として用いられるときに非接触券Cを投入するための投入口52が設けられているとともに、その接客カバー51の内側には、非接触券Cと交信するためのアンテナA1 が設けられている。

0013

上記投入口52の開口している改札機本体Gの内側には、図示しないソレノイド開閉されるシャッタ53が設けられているとともに、このシャッタ53の内側には、投入口52から投入された非接触券Cを搬送し、その搬送した非接触券CをカードスタッカSに収納するためのカードハンドラHが設けられている。すなわち、このカードハンドラHは、図示しないモータで駆動される搬送機構Lと、改札機本体G内に着脱自在にセットされる複数個(図示の例では4個)のカードスタッカS,S…で構成されていて、投入口52から投入された非接触券Cを搬送機構Lの途中に設けられている切換搬送路L1 を介していずれか一つのカードスタッカSに導いて収納できるように構成されている。また、搬送機構L近くで、かつ、投入口52の近くには、この搬送機構Lで搬送される非接触券Cと交信するためのアンテナA2 が設けられている。さらに、図1中、eは、搬送機構Lで搬送される非接触券Cを含む媒体の搬送位置を検出する検出器であり、光電センサ等の周知のセンサにより構成されている。

0014

図1中、D1 ,D2 はドアであり、このうちドアD1 は改札通路Pの出口側に設けられ、ドアD2 は改札通路Pの入口側に設けられている。これらドアD1 ,D2 は後述する制御器によって開閉制御されて改札通路Pを開閉して利用者の通過を許可したり、または阻止できるように構成されている。そして、改札通路Pの出口側のドアD1 は、非接触券Cを基にして開閉制御され、改札通路Pの入口側のドアD2 は、改札通路Pを利用者が逆進してきたとき、すなわち、改札通路Pを出口側から入口側に進入したときに閉じられるとともに、改札機本体Gが稼働停止中に閉じられるように構成されている。

0015

図1中、55,55…は、光電型センサであって、改札通路Pへの利用者の進入又は改札通路Pからの退出、さらに通過方向を検知するための人間検知器を構成し、改札機本体Gの筐体G1 ,G2 の側面に所定の間隔を保って設けられている。さらに、この人間検知器は、改札機本体Gの筐体G1 ,G2 の上面の改札通路Pと反対側で、その改札通路Pの通過方向に沿って設けられたセンサ取付ボックス56a内にそれぞれ設けられている反射型センサ56,56…によっても構成されている。この反射型センサ56,56…は、改札通路P内の大人の利用者を検知できるように、改札通路Pの床面から所定高さ以上の物体(利用者)を検知できるように構成されている。したがって、人間検知器は、透過型センサ55及び反射型センサ56の両方で検知されたときはその利用者を大人の利用者と判定し、反射型センサ56で検知されることなく透過型センサ55のみで検知されたときはその利用者を子供(小児)の利用者と判定することができる。

0016

改札機本体Gの筐体G1 の側面には、利用者に対して音声により所定の案内を行うためのスピーカ57が取付けられている。また、この改札機本体Gの筐体G1 の上面50の出口側には、利用者に対して文字により所定の案内を行うための表示画面58が取付けられている。さらに、筐体G1 のセンサ取付ボックス55の上面で改札通路Pの出口側には、係員に対して無効券の発生及び利用者が子供である旨を報知するための報知灯59が設けられている。

0017

図1中、70は、改札機本体Gの動作を司どる筐体G1 内に設けられた制御器であり、図示しないCPUを中心に形成される演算部を有している。この演算部は、メモリに記憶されているシステムプログラム及びワーキングデータを用いて演算処理を行って、改札機本体Gを統括的に制御できるように構成されている。そして、この演算部には、I/O装置を介して上述のカードハンドラHを駆動制御するカードハンドラ駆動ユニットと、シャッタ53のソレノイドを駆動制御するシャッタドライバと、ドアD1 ,D2 を駆動制御するドア駆動ユニットと、表示画面58の表示内容を駆動制御する表示画面駆動ユニットと、スピーカ57を駆動制御する音声ドライバとが接続されている。なお、この演算部には、人間検知器の各センサ55,55…、56,56…の検知信号を入力するためのセンサアンプ等も接続されている。また、この演算部には、図示しないリーダライタも接続されている。このリーダライタには、非接触券Cと交信を行うためのアンテナA1 ,A2 が接続されている。そして、これらアンテナA1 ,A2 は、非接触券Cとデータ授受を行う機能と、非接触券Cに電力を供給するための機能とを有している。

0018

本発明の特徴部分であるカードスタッカSの具体的な構成について説明する前に、上記構成からなる改札機本体Gの出場時の制御動作について説明する。

0019

今、利用者が到着し、非接触券Cを用いて改札機本体Gを介してその駅から出場しようとしているものとする。その利用者により非接触券CがアンテナA1 にタッチされると、その非接触券Cと改札機本体Gとの間でデータ授受が行われ、制御器70において出場用の演算処理が行われる。この演算処理の結果、出場できると判定されれば、シャッタ53が開かれて投入口52からの非接触券Cの投入が可能となる。この際、スピーカ57及び表示画面58を介して非接触券Cの投入口52への投入案内が行われる。

0020

投入口52に非接触券Cが投入されると、その投入された非接触券Cは、搬送機構Lにより改札機本体G内に搬送されて取込まれる。この搬送の途中、アンテナA2 に接近してこのアンテナA2 を介してカードデータの読取が行われる。そして、制御器70では、再度、そのアンテナA2 を介して入手したカードデータを基に出場用の演算処理が行われ、出場を許可できるときは、ドアD1 が開かれて(改札機本体G1 がノーマルオープン型のときはそのまま)出場が許可されるとともに、投入口52に投入された非接触券Cは搬送機構L及び切換搬送路L1 を介していずれか一つのカードスタッカSに積層して回収される。

0021

上述の出場用の演算処理において、出場を許可できないと判定されたときは、ドアD1 が閉じられるとともに、スピーカ57及び表示画面58を介して精算案内が行われる。したがって、利用者は、図示しない自動精算機を用いて精算処理を行って出場することとなる。また、このように出場を許可できない利用者が発生したときは、報知灯59が点灯してその旨が係員に報知される。なお、精算処理の対象ともされない無効券と判定されたときは、ドアD1 が閉じられて係員処理がスピーカ57及び表示画面58を介して案内され、また、無札者が改札通路Pの所定位置まで進入したときもドアD1 が閉じられて非接触券Cを用いた処理案内がスピーカ57及び表示画面58を介して行われる。

0022

投入口52に投入された媒体がアンテナA1 と交信された非接触券と異なっているときには、出場を許可できないので、この場合は、ドアD1 が閉となり、スピーカ57及び表示画面58を介してアンテナA1 と交信したと同じ媒体、つまり非接触券Cを投入するようにとの案内が行われるとともに、投入口52に投入された媒体が搬送機構Lの逆搬送(投入口52から投入された媒体を改札機本体G内に取込む方向と反対方向の搬送)により投入口52に排出されて利用者に返却される。このように、アンテナA2 を用いたカードデータの読取は、アンテナA1 と交信された媒体との一致をチェックするためのもので、アンテナA2 で読取られたカードデータの出場用の演算処理は、例えば、両媒体の識別情報(ID)を照合するだけの簡単なものとすることができる。

0023

なお、投入口52に投入された媒体が磁気券のようなアンテナA2 を介して改札機本体G側と交信できないような場合は、出場が許可されないことはもちろんである。このため、搬送機構Lに設けられている検出器eによりアンテナA2 の近くに媒体が搬送されても、アンテナA2 による交信が開始されないときは、投入口52にアンテナA1 と交信された非接触券Cが投入されることなく他の媒体(異物)が投入されたと判定して搬送機構Lを逆搬送して異物を投入口52に排出することとなる。

0024

また、投入口52に非接触券Cを投入することなく利用者が改札通路Pを通過しようとしたときは、その利用者が改札通路Pの所定位置まで進入したことが人間検知器で検知されたとき、ドアD1 が閉じられて(既にドアD1 が閉じられている状態にあるときはそのまま)、スピーカ57及び表示画面58を介して非接触券Cを用いた出場案内が行われる。

0025

改札機本体Gに回収された非接触券Cは、カードスタッカSに積層されて収納される。そして、カードスタッカS内の非接触券Cが図示しない満杯センサにより満杯になったことが検出されると、満杯になったカードスタッカSは、改札機本体Gから外されて駅に設置されている図示しない自動券売機にセットされる。そして、その自動券売機から発券される非接触券とされる

0026

なお、上述の改札機本体Gでは、短期使用券の非接触券Cを用いた出場の際、アンテナA1 と交信後、アンテナA2 と再び交信する二重交信を採用したが、投入口52を常時開とし、アンテナA2 の交信のみで出場処理を行うようにしてもよい。この場合は、アンテナA2 で読取られたカードデータを基にした出場用の演算処理により出場が許可できるときにドアD1 が開かれ、そして、その投入された非接触券CはカードスタッカSに回収される。しかし、上述のように、アンテナA1 の交信により投入口52が開かれるようにしたときは、投入口52への異物の投入を未然に防止することができる。

0027

さて、図2は、改札機本体G内に設けられているカードスタッカSの概略構成を示す分解斜視図、図3(a)はカードスタッカSの平面図である。なお、この改札機本体G内には複数(図示の例では4個)のカードスタッカS,S…が設けられているが、各カードスタッカS,S…は、同一構成であるので、ここではそのうちの一つのカードスタッカSが示されている。

0028

図中、200は非接触券Cを収納するためのスタッカ本体であり、改札機本体GのフレームF上に位置決めされて着脱自在にセットできるように構成されている。このスタッカ本体200の上部には、非接触券Cの平面形状よりも少し大きい所定の平面積を有する開口201が設けられている。そして、そのスタッカ本体200の内部は、水平状に複数枚の非接触券Cを積層できるように所定の深さを有して形成されているとともに、そのスタッカ本体200の底部には、後述する受板がなくても非接触券Cをスタッカ本体200内に保持することのできるひれ片202がその底部の長辺部に設けられている。このひれ片202の上面とスタッカ本体200の底部の短辺部(ひれ片202の設けられていない辺部)との間には、非接触券Cをスタッカ本体200から排出できる間隔が設けられている。したがって、このスタッカ本体200が改札機本体Gから外されて自動券売機にセットされたときは、その自動券売機に設けられている繰出機構を介してその間隔から非接触券Cを排出することができる。

0029

図中、203はスリットであり、スタッカ本体200の一つの壁面を貫通するように縦方向に所定の幅を有して設けられている。この所定の幅は、後述する受板のアームが移動できる大きさに決められている。

0030

図中、204は偏平板材からなる受板であり、その平面形状は非接触券Cの平面形状より小さく、かつ、スタッカ本体200の底部から出られる大きさの範囲で、可能な限り大きな平面積を有することができるように構成されている(図3(a)参照)。この受板204は、本発明の昇降機構の一つを形成するアーム205に接続されている。

0031

このアーム205は、スタッカ本体200に設けられているスリット203内を移動できる幅を有する第1辺205aの一端側に上記受板204を水平状に固定しているとともに、その第1辺205aのほぼ中央部には、所定の直径を有する孔206が設けられている。この孔206には、受板204の板面に対して垂直方向となるフレーム(図示せず)に固定されているガイド棒206aが移動自在に挿入できるように構成されている。これら孔206及びガイド棒206aも、本発明の昇降機構の一部を形成している。

0032

受板204の設けられている第1片205aの反対側には、第1片205aの長手方向と直交する方向に伸びた第2片205bが設けられていて、その第2片205bの一端側(図3(a)において上端側)には、その第2片205bの長手方向の軸心と平行し、かつ、所定の間隔を保って設けられた一対の支軸ローラ207,207が回転自在に設けられている。これらローラ207,207は、上記ガイド棒206aと平行して設けられたフレーム(図示せず)に固定された断面コ字状のガイド溝208内を移動できるように設けられている。したがって、アーム205及びこのアーム205に固定されている受板204は、孔206及び一対のローラ207,207の三点により安定した水平状を保って上下動することができる。これらローラ207,207及びガイド溝208も、本発明の昇降機構の一部を担っている。

0033

図中、209は、アーム205の第2片205bの他端側(図3(a)において下端側)に形成された接続部であり、この接続部209において、受板204を接続しているアーム205とステップモータ等の精密な回転制御可能なモータ210により駆動されるタイミングベルト等からなる無端のベルト211とを接続したり、またその接続を解除できるように構成されている。すなわち、モータ210により駆動されるベルト211は、フレームFに固定されているモータ210及び図示しないフレームに回転自在に設けられている複数(図示の例では4個)のローラ212,212…に掛け渡されていて、そのベルト211の一部分(図2においてベルト211の左側部分)は、上記ガイド棒206a及びガイド溝208と平行を保つように配設されている。

0034

上記接続部209は、図3(a)に示されるように、上下方向に貫通して形成された空間213を有していて、その空間213内には、一対のばね214,214により、常時、ローラ207,207と反対側に押圧されている押圧片215が移動自在に設けられている。そして、ばね214,214の設けられている押圧片215と反対側の空間213内には、上記ベルト211が配置されている。したがって、その空間213内のベルト211は、ばね214,214に押圧された押圧片215と空間213を形成する壁面とに挟持されて、ベルト211とアーム205とが結合され(図3(a)参照)、ベルト211が上下動すると、アーム205を介して受板204を上下動させることができる。

0035

図中、216はレバーであって、空間213を構成する壁に支軸217により回転自在に設けられている。このレバー216の空間213側は、押圧片215に設けられている当接片215aに当接されている。したがって、このレバー216をばね214,214に抗して図3(b)の矢印に示されるように移動させると、ベルト211が空間213を形成している壁面から離れて、ベルト211及びアーム205の結合状態を解除することができる。このため、ベルト211とアーム205との結合状態が解かれているときは、アーム205及び受板204を自由に上下動させることができ、保守点検作業等に容易に対処することができる。

0036

図2中、201a,201aは、スタッカ本体200を構成する相対する壁面上部にそれぞれ貫通して設けられた長孔であり、また、201b,201bは、これら長孔201a,201a内を光軸が通過できるように図示しないフレームに設けられている光電素子からなるセンサである。このセンサ201b,201bは、後述するように、スタッカ本体200内の非接触券Cの積層上面位置を検出するために用いられる。

0037

上記構成からなるカードスタッカSへの非接触券Cの回収に当っては、先ず、スタッカ本体200が空の状態で改札機本体G内にセットされると、受板204は、モータ210、ベルト211及びアーム205を介してスタッカ本体200の開口201近くまで上昇させられ、受板204がセンサ201bで検出されると、その検出位置よりも少し下の所定位置まで下げられる。この状態で搬送機構Lを介して搬送されてきた非接触券Cがガイド板図1では省略されている)を介して開口201に受け入れられると、すぐに受板204に水平状に載置される。したがって、開口201から受け入れられた非接触券Cは、スタッカ本体200内を長い距離落下することがないので、スタッカ本体200内で立ち上がる現象を未然に防止して水平状に積層することができる。そして、受板204上に非接触券Cが積層されて、その非接触券Cの上面位置がセンサ201bで検出されると、モータ210を介して受板204が再び少し下の所定位置まで下げられる。したがって、スタッカ本体200の深さは、常時、浅い所定の深さに保たれる。

0038

上述の例では、スタッカ本体200内の深さをセンサ201bを用いて制御するようにしているが、制御器70では、一つのカードスタッカ本体200内に何枚の非接触券Cが積層されているかを把握することが可能なので、これに基づいてモータ210を制御することもできる。この場合、モータ210は、スタッカ本体200の開口201の位置から受板204に載置されている最も上の非接触券Cまでの距離が、常時、所定の距離となるように制御器70により駆動制御される。したがって、本発明における昇降機構を制御する制御手段は、制御手段70がセンサ201bを用いて制御する場合だけでなく、制御器70のみで制御する場合も含んでいる。

0039

受板204がスタッカ本体200の最下部に位置したときは、アーム205に設けられている図示しない検出片が図示しないホトセンサ等からなる周知のセンサで検知され、スタッカ本体200の満杯状態が検知されて、このスタッカ本体200への非接触券Cの回収は終了となり、他のカードスタッカSのスタッカ本体200への回収が開始される。

0040

満杯になったスタッカ本体200は、改札機本体Gから外されて自動券売機にセットされ、その外された場所には、空の新たなスタッカ本体200がセットされる。

図面の簡単な説明

0041

改札機本体を構成する一対の筐体のうちの一方の筐体を改札通路側から見たときの一部を断面して示した正面図である。
カードスタッカの概略構成を示す分解斜視図である。
(a)はカードスタッカの平面図、(b)はレバーの動作状態を示す説明図である。

符号の説明

0042

C非接触券
G改札機本体(非接触式自動改札機の本体)
A1 ,A2アンテナ
Sカードスタッカ
52投入口
53シャッタ
L搬送機構
S カードスタッカ
200スタッカ本体
201 開口
202ひれ片
203スリット
204受板
205アーム
206 孔
206aガイド棒
207ローラ
208ガイド溝
209 接続部
210モータ
211ベルト
213 空間
214 ばね
215押圧片
216レバー

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