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図面 (8)

課題

各制御機能付コネクタ装置を個別に管理する手間を省くことができ、かつ、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、簡易識別情報を設定すること。

解決手段

ワイヤーハーネスに複数の制御機能付コネクタ装置を順次接続していく。各制御機能付コネクタ装置を接続した各段階で、各制御機能付コネクタ装置に識別情報設定指令を与える。各制御機能付コネクタ装置は、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を他の制御機能付コネクタ装置に送信し(ステップS3,S4,S6)、自己への識別情報が未設定のときに、ワイヤーハーネス10を介して他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受信し、設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する(ステップS7,S8)。

概要

背景

近年、機能向上、汎用性確保等といった目的で、車両に搭載される負荷センサ等の電装機器数は増加する一途にある。

これに対応するため、負荷制御等を行う所定の制御回路及び通信制御回路を組込んだ制御機能付コネクタ装置を、モータ等の各種負荷やセンサ等に接続した技術が考えられている。

この種の制御機能付コネクタ装置は、各電装機器に接続されると共に、所定の通信ラインを介して電子制御装置ネットワーク接続されている。そして、各制御機能付コネクタ装置が、各電装機器別に、電子制御装置からの制御指令に基づいて各負荷制御を行ったり、また、センサからの出力を受けてこれを電子制御装置に与える構成となっている。

このような技術は、例えば特許文献1に開示されている。

特開平7−95658号公報

概要

各制御機能付コネクタ装置を個別に管理する手間を省くことができ、かつ、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、簡易識別情報を設定すること。ワイヤーハーネスに複数の制御機能付コネクタ装置を順次接続していく。各制御機能付コネクタ装置を接続した各段階で、各制御機能付コネクタ装置に識別情報設定指令を与える。各制御機能付コネクタ装置は、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を他の制御機能付コネクタ装置に送信し(ステップS3,S4,S6)、自己への識別情報が未設定のときに、ワイヤーハーネス10を介して他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受信し、設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する(ステップS7,S8)。

目的

そこで、本発明は、各制御機能付コネクタ装置を個別に管理する手間を省くことができ、かつ、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、簡易に識別情報を設定することができる技術を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

ワイヤーハーネスに接続される複数の制御機能付コネクタ装置のそれぞれに、識別情報を設定するための識別情報設定方法であって、(a)前記ワイヤーハーネスに順次制御機能付コネクタ装置を接続していく工程と、(b)前記ワイヤーハーネスに一つの制御機能付コネクタ装置を接続する毎に、そのワイヤーハーネスに接続された各制御機能付コネクタ装置に前記ワイヤーハーネスを通じて識別情報設定指令を与える工程と、を備え、前記各制御機能付コネクタ装置は、前記識別情報設定指令に応じて、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに送出し、自己への識別情報が未設定のときに、前記ワイヤーハーネスを介してそのワイヤーハーネスに接続された他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受取り、他の制御機能付コネクタ装置に対して設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する、識別情報設定方法。

請求項2

ワイヤーハーネスに接続される複数の制御機能付コネクタ装置のそれぞれに、識別情報を設定するための識別情報設定装置であって、ワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスに識別情報設定指令を送出指令付与手段と、前記ワイヤーハーネスに接続され、前記ワイヤーハーネスを通じて与えられる前記識別情報設定指令に応じて、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに送出し、自己への識別情報が未設定のときに、前記ワイヤーハーネスを介してそのワイヤーハーネスに接続された他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受取り、他の制御機能付コネクタ装置に対して設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する制御機能付コネクタ装置と、を備えた識別情報設定装置。

請求項3

ワイヤーハーネスに接続される制御機能付コネクタ装置であって、前記ワイヤーハーネスを通じて通信を行うための通信回路部と、識別情報を記憶するための記憶部と、前記ワイヤーハーネスを通じて与えられる識別情報設定指令に応じて、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに向けて送出し、自己への識別情報が未設定のときに、前記ワイヤーハーネスを介してそのワイヤーハーネスに接続された他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受取り、他の制御機能付コネクタ装置に対して設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する制御部と、を備えた制御機能付コネクタ装置。

請求項4

請求項3記載の制御機能付コネクタ装置であって、前記ワイヤーハーネスを通じた電源供給を受けて、識別情報の設定動作を行う、制御機能付コネクタ装置。

請求項5

請求項3又は請求項4記載の制御機能付コネクタ装置であって、前記記憶部に、順位を持つ複数の識別情報のうちの一つが記憶され、前記制御部は、自己への識別情報が設定済のとき、自己の識別情報の順位が最も小さいと判断されたタイミングで、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに向けて送出する、制御機能付コネクタ装置。

技術分野

0001

この発明は、負荷制御通信制御等の制御機能を組込んだ制御機能付コネクタ装置識別情報を設定するための技術に関する。

背景技術

0002

近年、機能向上、汎用性確保等といった目的で、車両に搭載される負荷センサ等の電装機器数は増加する一途にある。

0003

これに対応するため、負荷制御等を行う所定の制御回路及び通信制御回路を組込んだ制御機能付コネクタ装置を、モータ等の各種負荷やセンサ等に接続した技術が考えられている。

0004

この種の制御機能付コネクタ装置は、各電装機器に接続されると共に、所定の通信ラインを介して電子制御装置ネットワーク接続されている。そして、各制御機能付コネクタ装置が、各電装機器別に、電子制御装置からの制御指令に基づいて各負荷制御を行ったり、また、センサからの出力を受けてこれを電子制御装置に与える構成となっている。

0005

このような技術は、例えば特許文献1に開示されている。

0006

特開平7−95658号公報

発明が解決しようとする課題

0007

ところで、上述のような制御機能付コネクタ装置に対しては、電子制御装置側で各制御機能付コネクタ装置を識別するために、識別情報(アドレス)を付与する必要がある。

0008

このような識別情報を制御機能付コネクタ装置に付与する手法としては、制御機能付コネクタ装置の接続先となる電装機器側のコネクタに、識別情報書込み用外付け回路を付加しておき、制御機能付コネクタ装置を相手側コネクタに接続することで、識別情報の書込みを行う手法や、専用の識別情報書込装置を用いて、各制御機能付コネクタ装置に識別情報を書込む手法等が想定される。

0009

しかしながら、前者の手法では、接続先となる電装機器側のコネクタに、識別情報書込み用の外付け回路を付加しておく必要があり、その分コストアップを招く。

0010

また、後者の手法において、制御機能付コネクタ装置の製造段階で識別情報を書込んでしまうと、その後、各制御機能付コネクタ装置を対応する電装機器に接続するまで、個別に在庫管理製造管理を行う必要がある。このため、管理上の手間がかかるという問題を生じる。

0011

これに対し、各制御機能付コネクタ装置をワイヤーハーネスに接続する段階で識別情報を書込むようにすれば、上記のような管理上の問題は解消される。しかしながら、この場合には、各制御機能付コネクタ装置を各機器に接続する作業場所で、専用の書込み装置を用いて、一つずつ各制御機能付コネクタ装置に識別情報を書込む作業が必要となるという問題があった。

0012

そこで、本発明は、各制御機能付コネクタ装置を個別に管理する手間を省くことができ、かつ、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、簡易に識別情報を設定することができる技術を提供することにある。

課題を解決するための手段

0013

上記課題を解決するため、この発明の第1の態様は、ワイヤーハーネスに接続される複数の制御機能付コネクタ装置のそれぞれに、識別情報を設定するための識別情報設定方法であって、(a)前記ワイヤーハーネスに順次制御機能付コネクタ装置を接続していく工程と、(b)前記ワイヤーハーネスに一つの制御機能付コネクタ装置を接続する毎に、そのワイヤーハーネスに接続された各制御機能付コネクタ装置に前記ワイヤーハーネスを通じて識別情報設定指令を与える工程と、を備え、前記各制御機能付コネクタ装置は、前記識別情報設定指令に応じて、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに送出し、自己への識別情報が未設定のときに、前記ワイヤーハーネスを介してそのワイヤーハーネスに接続された他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受取り、他の制御機能付コネクタ装置に対して設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する。

0014

また、この発明の第2の態様は、ワイヤーハーネスに接続される複数の制御機能付コネクタ装置のそれぞれに、識別情報を設定するための識別情報設定装置であって、ワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスに識別情報設定指令を送出指令付与手段と、前記ワイヤーハーネスに接続され、前記ワイヤーハーネスを通じて与えられる前記識別情報設定指令に応じて、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに送出し、自己への識別情報が未設定のときに、前記ワイヤーハーネスを介してそのワイヤーハーネスに接続された他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受取り、他の制御機能付コネクタ装置に対して設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する制御機能付コネクタ装置と、を備えたものである。

0015

さらに、この発明の第3の態様は、ワイヤーハーネスに接続される制御機能付コネクタ装置であって、前記ワイヤーハーネスを通じて通信を行うための通信回路部と、識別情報を記憶するための記憶部と、前記ワイヤーハーネスを通じて与えられる識別情報設定指令に応じて、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに向けて送出し、自己への識別情報が未設定のときに、前記ワイヤーハーネスを介してそのワイヤーハーネスに接続された他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報を受取り、他の制御機能付コネクタ装置に対して設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として設定する制御部と、を備えたものである。

0016

この場合に、前記ワイヤーハーネスを通じた電源供給を受けて、識別情報の設定動作を行うとよい。

0017

また、前記記憶部に、順位を持つ複数の識別情報のうちの一つが記憶され、前記制御部は、自己への識別情報が設定済のとき、自己の識別情報の順位が最も小さいと判断されたタイミングで、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに向けて送出するとよい。

発明の効果

0018

この発明の第1の態様によると、各制御機能付コネクタ装置をワイヤーハーネスに接続した段階で、各制御機能付コネクタ装置に識別情報が設定されるため、その前段階で各制御機能付コネクタ装置を個別に管理する手間を省くことができる。

0019

また、各制御機能付コネクタ装置がワイヤーハーネスを介して他の制御機能付コネクタ装置との間で通信を行って、他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報とは異なる識別情報を設定するため、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、簡易に識別情報を設定することができる。

0020

また、この発明の第2の態様によると、各制御機能付コネクタ装置をワイヤーハーネスに接続した段階で、各制御機能付コネクタ装置に識別情報が設定されるため、その前段階で各制御機能付コネクタ装置を個別に管理する手間を省くことができる。

0021

また、各制御機能付コネクタ装置がワイヤーハーネスを介して他の制御機能付コネクタ装置との間で通信を行って、他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報とは異なる識別情報を設定することになるため、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、簡易に識別情報を設定することができる。

0022

さらに、この発明の第3の態様によると、各制御機能付コネクタ装置をワイヤーハーネスに接続した段階で、各制御機能付コネクタ装置に識別情報が設定されるため、その前段階で各制御機能付コネクタ装置を個別に管理する手間を省くことができる。

0023

また、各制御機能付コネクタ装置がワイヤーハーネスを介して他の制御機能付コネクタ装置との間で通信を行って、他の制御機能付コネクタ装置に設定済の識別情報とは異なる識別情報を設定することになるため、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、簡易に識別情報を設定することができる。

0024

また、この場合に、ワイヤーハーネスを通じた電源供給を受けて、識別情報の設定動作を行うと、別に電源供給手段を設ける必要がないため、便利である。

0025

さらに、制御部が、自己への識別情報が設定済のとき、自己の識別情報の順位が最も小さいと判断されたタイミングで、その自己の識別情報を前記ワイヤーハーネスに向けて送出すると、ワイヤーハーネスに接続された制御機能付コネクタ装置間での信号衝突を回避できる。

発明を実施するための最良の形態

0026

以下、この発明の実施形態に係る識別情報設定装置及び識別情報設定方法について説明する。

0027

図1は、識別情報設定装置の全体的な電気的構成を示すブロック図である。

0028

この識別情報設定装置は、ワイヤーハーネス10に接続される複数の制御機能付コネクタ装置30のそれぞれに、識別情報を設定するための装置であり、ワイヤーハーネス10と、指令付与手段としての検査機20と、制御機能付コネクタ装置30とを備えている。

0029

ワイヤーハーネス10は、所定の制御ユニット(図示省略)と上記各制御機能付コネクタ装置30とを接続する部材である。ここでは、ワイヤーハーネス10は、電源線11a(例えば+12V)と、グランド線11bと、通信線11cとを含んでいる。

0030

このワイヤーハーネス10の一端部には、第1のチェック用コネクタ15が接続されている。本ワイヤーハーネス10は、第1のチェック用コネクタ15を介して検査機20に接続される。

0031

検査機20は、一般的なコンピュータ等によって構成されており、上記第1のチェック用コネクタ15を介してワイヤーハーネス10に接続されている。そして、後述するように、一つの制御機能付コネクタ装置30を接続する毎の所定のタイミングで、ワイヤーハーネス10の通信線11cに所定の識別情報設定指令を送出する。例えば、識別情報設定指令として所定の検査コードを含む信号を送信する。また、電源線11a及びグランド線11bを介して、当該ワイヤーハーネス10に接続された各制御機能付コネクタ装置30に電源供給を行う。

0032

なお、この検査機20は、第2のチェック用コネクタ16をも備えている。そして、各制御機能付コネクタ装置30がワイヤーハーネス10に接続された最終段階で、第2のチェック用コネクタ16が各制御機能付コネクタ装置30にコネクタ接続されて、各制御機能付コネクタ装置30の動作チェック等が行われる。

0033

図2は制御機能付コネクタ装置30の電気的構成を示すブロック図である。

0034

図1及び図2に示すように、制御機能付コネクタ装置30は、上記ワイヤーハーネス10にバス接続される。各制御機能付コネクタ装置30の各端子は、例えば、周知の圧接コネクタ構造等を用いて、ワイヤーハーネス10の電源線11aとグランド線11bと通信線11cにそれぞれ接続される。

0035

また、制御機能付コネクタ装置30は、通信回路32とCPU34とメモリ36とを含む回路部38を有している。なお、この制御機能付コネクタ装置30は、最終的に各電装機器に接続された状態で、ワイヤーハーネス10を介して所定の制御ユニットとの間で通信を行い、その制御ユニットからの制御指令に基づいて負荷を制御したり、或は、センサからの検出結果を制御ユニットに送信する機能等の電装機器制御機能をも有しているが、ここでは、その前段階として識別情報を設定する機能に着目して説明する。

0036

メモリ36は、自己の識別情報を記憶する。このメモリ36としては、EEPROM等の書換え可能な不揮発性メモリが使用される。

0037

CPU34は、通信回路32を介して通信線11cに接続されており、通信回路32及び通信線11cを介して他の制御機能付コネクタ装置30や制御ユニット等との間で信号を送受信する。

0038

また、このCPU34は、電装機器に接続された状態における電装機器の制御動作の他に、電装機器の未接続状態で下記の識別情報設定動作を行う。

0039

すなわち、ワイヤーハーネス10を通じて与えられる識別情報設定指令に応じて、自己への識別情報が設定済のときに、その自己の識別情報をワイヤーハーネス10に向けて送出し、当該ワイヤーハーネス10に接続された他の制御機能付コネクタ装置30に送信する。一方、自己の識別情報が未設定のときには、ワイヤーハーネス10を通じて当該ワイヤーハーネス10に接続された他の制御機能付コネクタ装置30に設定済の識別情報設定を受信し、他の制御機能付コネクタ装置30に設定済の識別情報以外の識別情報を、自己の識別情報として決定して、上記メモリ36に書込む。

0040

図3は、制御機能付コネクタ装置30の識別情報設定動作を示すフローチャートであり、同図を参照して、識別情報設定動作をより具体的に説明する。

0041

すなわち、所定の制御機能付コネクタ装置30をワイヤーハーネス10に接続した後、検査機20から電源線11aを介してその制御機能付コネクタ装置30に電源(例えば+12V)が供給されると、この電源供給を受けて以下の処理を開始する。

0042

まず、ステップS1において、コード待ちを行う。そして、所定時間内に上記検査機20からの検査コードを受信できず、タイムアウトとなったときには、ステップS5に移行して通常処理を行う。この通常処理は、制御機能付コネクタ装置30が負荷やセンサ等の電装機器に接続された状態で行う電装機器の制御処理である。

0043

一方、ステップS1において、上記検査機20からの検査コードを所定時間内に受信したときには、ステップS2に移行し、メモリ36を参照して、自己の識別情報(ID)が未設定が否かの判定を行う。そして、自己の識別情報の設定が既になされていると判断されたときには、ステップS3に移行し、当該自己の識別情報を他の制御機能付コネクタ装置30に送信する以下の処理を行う。

0044

すなわち、ステップS3において、自己の識別情報の順位が最小か否かの判定を行う。ここで、ワイヤーハーネス10に接続される各制御機能付コネクタ装置30に対しては、順位を持つ複数の識別情報のうちの一つが割当てられる。そして、ワイヤーハーネス10を介して受信された他の制御機能付コネクタ装置30の識別情報(後述するステップS6参照)及び自己の識別情報に基づいて、前記範囲内で自己の識別情報が最小順位のものか否かの判定を行う。例えば、前記範囲内で、既に受信済の他の制御機能付コネクタ装置30の識別情報を除外して、自己の識別情報が最小順位のものか否かの判定を行う。

0045

そして、自己の識別情報の順位が最小でないと判断されると、ステップS6に移行する。ステップS6では、ワイヤーハーネス10に接続された他の制御機能付コネクタ装置30からの識別情報の受信待ちを行う。

0046

ここで、他の制御機能付コネクタ装置30からの識別情報を受信すると、ステップS3に戻って、自己の識別情報の順位が最小か否かの判定を行う。

0047

そして、自己の識別情報の順位が最小であると判断されるまで、ステップS3,S6の処理が繰返され、ステップS3において、自己の識別情報の順位が最小であると判断されると、ステップS4に移行してその自己の識別情報を、ワイヤーハーネス10の通信線11cに向けて送出して、当該ワイヤーハーネス10に接続された他の制御機能付コネクタ装置30に与え、処理を終了する。

0048

このようなステップS3,S4,S6の処理によって、自己の識別情報の順位が最も小さいと判断されたタイミングで、その自己の識別情報がワイヤーハーネス10に向けて送出されることになる。

0049

なお、ステップS6において、所定時間内に、ワイヤーハーネス10に接続された他の制御機能付コネクタ装置30からの識別情報を受信できず、タイムアウトとなったときには、ステップS4に移行して、自己の識別情報の送出を行う。

0050

一方、ステップS2において、自己の識別情報が設定無しと判断されたときには、ステップS7に移行し、自己の識別情報を設定する以下の処理を行う。

0051

すなわち、ステップS7において、ワイヤーハーネス10に接続された他の制御機能付コネクタ装置30からの識別情報を所定時間受信待ちする。そして、所定時間内に他の制御機能付コネクタ装置30からの識別情報を受信すると、再度、受信待ち動作を行う。ステップS7において、所定時間内に他の制御機能付コネクタ装置30からの識別情報を所定時間内に受信できず、タイムアウトになると、ステップS8に移行する。

0052

ステップS8では、ステップS7で受信された他の各制御機能付コネクタ装置30の識別情報に基づいて、他の各制御機能付コネクタ装置30に設定済の識別情報以外の識別情報を決定し、その識別情報を自己の識別情報としてメモリ36に書込む。例えば、他の各制御機能付コネクタ装置30に設定済の識別情報のうち最も大きな順位を持つ識別情報の次順位の識別情報を、自己の識別情報として設定する。この後、処理を終了する。

0053

以上のように構成された識別情報設定装置において、ワイヤーハーネス10に複数の制御機能付コネクタ装置30を取付けつつ、各制御機能付コネクタ装置30に識別符号を設定する手順について説明する。なお、この説明では、ワイヤーハーネス10に接続される制御機能付コネクタ装置30を、そのワイヤーハーネス10に接続される順番で、符号30A,30B,30Cと区別する。

0054

まず、図4に示すように、ワイヤーハーネス10の端部にチェック用コネクタ15を接続する。なお、このチェック用コネクタ15は、検査機20に接続されており、検査機20からチェック用コネクタ15を介してワイヤーハーネス10の電源線11aに電源供給がなされると共に、通信線11cに所定の信号を送出可能に構成されている。

0055

また、ワイヤーハーネス10に制御機能付コネクタ装置30Aを、圧接等の手法にて、ワイヤーハーネス10の途中に接続する。

0056

この状態で、作業者の所定のスイッチ操作等に応じて、或は、制御機能付コネクタ装置30Aとワイヤーハーネス10とを圧接等で接続する加工装置の接続終了検知信号に応じて、検査機20からワイヤーハーネス10を通じて、制御機能付コネクタ装置30Aに対して、電源供給がなされると共に、検査コードを含む識別情報設定指令が与えられる。

0057

これにより、制御機能付コネクタ装置30Aは、自己の識別情報を設定する動作を行う(図4のステップS1、S2,S7,S8参照)。

0058

この後、検査機20からの電源供給は一旦オフ状態となる。

0059

次に、図5に示すように、ワイヤーハーネス10の途中に、他の制御機能付コネクタ装置30Bを上記と同様にして接続する。この後、検査機20からワイヤーハーネス10を通じて、制御機能付コネクタ装置30A,30Bに対して、電源供給がなされると共に、検査コードを含む識別情報設定指令が与えられる。

0060

すると、既に識別情報設定済の制御機能付コネクタ装置30Aでは、自己の識別情報を他の制御機能付コネクタ装置30Bに送信する処理が行われる(図4のステップS1,S2,S3,S4参照)。

0061

また、識別情報未設定の制御機能付コネクタ装置30Bでは、上記制御機能付コネクタ装置30Aの識別情報が受信され、その受信された識別情報以外の識別情報を自己の識別情報として設定する処理が行われる(図4のステップS1、S2,S7,S8参照)。

0062

この後、検査機20からの電源供給は一旦オフ状態となる。

0063

この後、さらに、図6に示すように、ワイヤーハーネス10の途中に、他の制御機能付コネクタ装置30Cを上記と同様にして接続する。この後、検査機20からワイヤーハーネス10を通じて、制御機能付コネクタ装置30A,30B,30Cに対して、電源供給がなされると共に、検査コードを含む識別情報設定指令が与えられる。

0064

すると、既に識別情報設定済の制御機能付コネクタ装置30A,30Bでは、識別情報の順位に応じた所定のタイミングで、自己の識別情報を他の制御機能付コネクタ装置30A,30B,30Cに送信する処理が行われる(図4のステップS1,S2,S3,S4,S6参照)。すなわち、制御機能付コネクタ装置30AではステップS1,S2,S3,S4の処理、制御機能付コネクタ装置30BではステップS1,S2,S3,S6,S3,S4の処理がなされる。

0065

また、識別情報未設定の制御機能付コネクタ装置30Cでは、上記制御機能付コネクタ装置30A,30Bの識別情報が受信され、その受信された識別情報以外の識別情報を自己の識別情報として設定する処理が行われる(図4のステップS1、S2,S7,S8参照)。

0066

このように、ワイヤーハーネス10に複数の制御機能付コネクタ装置30A,30B,30Cを接続してそれぞれに識別情報を設定した後、最後に、図7に示すように、検査機20に接続された第2のチェック用コネクタ16を、各制御機能付コネクタ装置30A,30B,30Cに接続して、その各動作チェックを行う。

0067

このようにワイヤーハーネス10に接続された各制御機能付コネクタ装置30A,30B,30Cは、車両に搭載される各種電装機器(例えば、モータやリレーなどの負荷やSW(スイッチ)やセンサ等)に接続される。そして、ワイヤーハーネス10を通じて所定の制御ユニットから制御信号を受取り、制御信号に基づいて、接続先となる電装機器側の負荷の駆動制御を行い、或は、センサ出力受取って、ワイヤーハーネス10を通じて制御ユニットに送信する。そして、制御ユニットが各制御機能付コネクタ装置30A,30B,30C制御指令を与えたり或はセンサ出力を受取る際に、各識別情報によって各制御機能付コネクタ装置30A,30B,30Cを識別する。

0068

このように構成された識別情報設定装置及び識別情報設定方法によると、各制御機能付コネクタ装置30をワイヤーハーネス10に接続した段階で、各制御機能付コネクタ装置30に識別情報が設定されるため、その前段階で各制御機能付コネクタ装置30を個別に管理する手間を省くことができる。

0069

また、各制御機能付コネクタ装置30がワイヤーハーネス10を介して他の制御機能付コネクタ装置30との間で通信を行って、他の制御機能付コネクタ装置30に設定済の識別情報とは異なる識別情報を設定するため、接続先となる電装機器側等に構成を付加することなく、例えば、制御機能付コネクタ装置30に上記設定動作を行うプログラムを付加するだけで、簡易に識別情報を設定することができる。

0070

また、この場合に、ワイヤーハーネス10を通じた電源供給を受けて、各制御機能付コネクタ装置30が識別情報の設定動作を行うため、別に電源供給手段を設ける必要がなく、便利である。

0071

また、識別情報設定済の制御機能付コネクタ装置30においては、図4のステップS3,S4,S6に示すように、自己の識別情報の順位が最も小さいと判断されたタイミングで、その自己の識別情報をワイヤーハーネス10に向けて送出するため、ワイヤーハーネス10に接続された制御機能付コネクタ装置30間での信号衝突を回避できる。

図面の簡単な説明

0072

この発明の実施形態に係る識別情報設定装置の全体的な電気的構成を示すブロック図である。
制御機能付コネクタ装置の電気的構成を示すブロック図である。
制御機能付コネクタ装置の識別情報設定動作を示すフローチャートである。
ワイヤーハーネスに一つめの制御機能付コネクタ装置を接続した状態を示す説明図である。
ワイヤーハーネスに二つめの制御機能付コネクタ装置を接続した状態を示す説明図である。
ワイヤーハーネスに三つめの制御機能付コネクタ装置を接続した状態を示す説明図である。
ワイヤーハーネスに接続された各制御機能付コネクタ装置の動作チェックを行う状態を示す図である。

符号の説明

0073

10ワイヤーハーネス
11a電源線
11bグランド線
11c通信線
15 第1のチェック用コネクタ
20検査機
30制御機能付コネクタ装置
32通信回路
34 CPU
36メモリ
38回路部

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