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技術 高圧用可変抵抗器

出願人 株式会社村田製作所
発明者 長岡従通嶋中康彦
出願日 2004年3月19日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2004-080960
公開日 2005年9月29日 (15年2ヶ月経過) 公開番号 2005-268628
状態 特許登録済
技術分野 その他の抵抗器
主要キーワード 補正用コンデンサ 幅広パターン 調整感度 皮膜抵抗 トリミングパターン 一面開口 検出用電圧 中間端子
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重要な関連分野

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図面 (9)

課題

製造コストが安価で、分割比を精度よく微調整することができる高圧用可変抵抗器を提供する。

解決手段

絶縁基板20の表面には、電圧検出用分割固定抵抗R1〜R3および分割可変抵抗VR1、固定抵抗R4〜R7、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の各皮膜抵抗体が形成されている。分割固定抵抗R1は蛇行パターンであり、高抵抗値を有している。分割固定抵抗R1の一端は高圧入力端子HVに接続し、他端は分割可変抵抗VR1の一端に接続している。分割可変抵抗VR1は円弧状パターンを有しており、その他端は分割固定抵抗R2の一端に接続している。分割固定抵抗R2の他端は電圧検出端子Dに接続している。電圧検出端子Dとグランド端子Gの間には、低抵抗値を有している幅広パターンの分割固定抵抗R3が接続されている。

概要

背景

従来より、この種の高圧用可変抵抗器として、特許文献1に記載のものが知られている。図6はこの高圧用可変抵抗器101の電気回路図である。高圧用可変抵抗器101は、ブラウン管アノード電圧を供給するフライバックトランスBT出力端子から直接入力電圧を得ている。高圧用可変抵抗器101の入力端子HVアース間に、固定抵抗R13〜R16および可変抵抗VR11,VR12からなる直列回路が接続されるとともに、電圧検出用分割抵抗R11,R12の直列回路、並びに、コンデンサCがそれぞれ接続されている。フォーカス電圧調整用可変抵抗VR11の中間端子からは固定抵抗R17を介してフォーカス電圧が出力され、スクリーン電圧調整用可変抵抗VR12の中間端子からはスクリーン電圧が出力される。

電圧検出用分割抵抗R11,R12はアノード電圧の変動を検出するために設けられ、電圧検出用分割抵抗R11,R12の接続点での分圧された検出用電圧高電圧発生源フィードバックされる。検出用電圧は、通常、アノード電圧の1/3000〜1/2000に設定される。コンデンサCは、テレビ受像機画面の歪みを補正するための画面補正用コンデンサである。

この高圧用可変抵抗器101は、図7に示すような構造を有している。すなわち、一面開口状の合成樹脂製の絶縁ケース110の内部には、仕切壁110aが形成されている。そして、一方の収容部に、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR11およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR12などが設けられている絶縁基板120が接着固定されている。他方の収容部には、電圧検出用分割抵抗R11,R12が設けられている固定抵抗器160と、コンデンサCが収納固定されている。

絶縁基板120の表面には、図示しないが、固定抵抗R13〜R17およびフォーカス電圧調整用可変抵抗VR11およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR12の各皮膜抵抗体が形成されている。絶縁ケース110の絶縁基板120と対向する前面部には、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR11およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR12の皮膜抵抗体上を摺動する摺動子を備えた回転軸軸受けされている。つまり、絶縁基板120や摺動子を備えた回転軸などにより可変抵抗VR11,VR12が構成されている。

固定抵抗器160は、例えば図8に示すように、絶縁基板161の表面に、皮膜抵抗体からなる電圧検出用分割抵抗R11,R12が設けられている。分割抵抗R11は蛇行パターンであり、中央部にトリミングパターン162を有している。分割抵抗R12は幅広状パターンであり、全体がトリミングパターンとされる。そして、固定抵抗器160の製造時に、分割抵抗R11のトリミングパターン162や分割抵抗R12の幅広状パターンの一部を削除することによって、分割比を変えて検出用電圧を微調整していた。

しかしながら、従来の高圧用可変抵抗器101は、電圧検出用分割抵抗R11,R12が別体の固定抵抗器160に形成されているので、製造コストが高いという問題があった。また、電圧検出用分割抵抗R11,R12の分割比が異なる毎に、固定抵抗器160の品種を増やす必要があり、製造管理が煩雑であった。さらに、電圧検出用分割抵抗R11,R12の分割比公差も±2%までしかできず、厳しい公差に対応できなかった。
特開平9−139302号公報

概要

製造コストが安価で、分割比を精度よく微調整することができる高圧用可変抵抗器を提供する。絶縁基板20の表面には、電圧検出用分割固定抵抗R1〜R3および分割可変抵抗VR1、固定抵抗R4〜R7、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の各皮膜抵抗体が形成されている。分割固定抵抗R1は蛇行状パターンであり、高抵抗値を有している。分割固定抵抗R1の一端は高圧入力端子THVに接続し、他端は分割可変抵抗VR1の一端に接続している。分割可変抵抗VR1は円弧状パターンを有しており、その他端は分割固定抵抗R2の一端に接続している。分割固定抵抗R2の他端は電圧検出端子Dに接続している。電圧検出端子Dとグランド端子Gの間には、低抵抗値を有している幅広パターンの分割固定抵抗R3が接続されている。

目的

そこで、本発明の目的は、製造コストが安価で、分割比を精度よく微調整することができる高圧用可変抵抗器を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

高圧入力端子グランド端子との間に電圧検出用の複数の分割抵抗電気的に直列に接続され、該直列に接続された複数の分割抵抗の途中に電圧検出端子が電気的に接続され、前記複数の分割抵抗の少なくとも一つが可変抵抗であり、フォーカス電圧調整用抵抗もしくはスクリーン電圧調整用抵抗が設けられている絶縁基板に、前記可変抵抗と前記電圧検出端子と前記高圧入力端子と前記グランド端子とが設けられていることを特徴とする高圧用可変抵抗器

請求項2

電圧検出用の前記可変抵抗が、前記電圧検出端子と前記高圧入力端子との間に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高圧用可変抵抗器。

請求項3

前記電圧検出端子と前記高圧入力端子との間に、電圧検出用の複数の分割抵抗が電気的に接続され、該複数の分割抵抗の一つが可変抵抗であることを特徴とする請求項2に記載の高圧用可変抵抗器。

請求項4

前記電圧検出端子と前記グランド端子との間に電気的に接続された電圧検出用の分割抵抗が、別体の固定抵抗であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の高圧用可変抵抗器。

請求項5

請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4に記載の高圧用可変抵抗器と高圧用コンデンサとが絶縁ケース収納されていることを特徴とする高圧用可変抵抗器。

技術分野

0001

本発明は、高圧用可変抵抗器、特に、テレビ受像機などのフォーカス電圧スクリーン電圧を調整するために用いられる高圧用可変抵抗器に関する。

背景技術

0002

従来より、この種の高圧用可変抵抗器として、特許文献1に記載のものが知られている。図6はこの高圧用可変抵抗器101の電気回路図である。高圧用可変抵抗器101は、ブラウン管アノード電圧を供給するフライバックトランスBT出力端子から直接入力電圧を得ている。高圧用可変抵抗器101の入力端子HVアース間に、固定抵抗R13〜R16および可変抵抗VR11,VR12からなる直列回路が接続されるとともに、電圧検出用分割抵抗R11,R12の直列回路、並びに、コンデンサCがそれぞれ接続されている。フォーカス電圧調整用可変抵抗VR11の中間端子からは固定抵抗R17を介してフォーカス電圧が出力され、スクリーン電圧調整用可変抵抗VR12の中間端子からはスクリーン電圧が出力される。

0003

電圧検出用分割抵抗R11,R12はアノード電圧の変動を検出するために設けられ、電圧検出用分割抵抗R11,R12の接続点での分圧された検出用電圧高電圧発生源フィードバックされる。検出用電圧は、通常、アノード電圧の1/3000〜1/2000に設定される。コンデンサCは、テレビ受像機の画面の歪みを補正するための画面補正用コンデンサである。

0004

この高圧用可変抵抗器101は、図7に示すような構造を有している。すなわち、一面開口状の合成樹脂製の絶縁ケース110の内部には、仕切壁110aが形成されている。そして、一方の収容部に、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR11およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR12などが設けられている絶縁基板120が接着固定されている。他方の収容部には、電圧検出用分割抵抗R11,R12が設けられている固定抵抗器160と、コンデンサCが収納固定されている。

0005

絶縁基板120の表面には、図示しないが、固定抵抗R13〜R17およびフォーカス電圧調整用可変抵抗VR11およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR12の各皮膜抵抗体が形成されている。絶縁ケース110の絶縁基板120と対向する前面部には、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR11およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR12の皮膜抵抗体上を摺動する摺動子を備えた回転軸軸受けされている。つまり、絶縁基板120や摺動子を備えた回転軸などにより可変抵抗VR11,VR12が構成されている。

0006

固定抵抗器160は、例えば図8に示すように、絶縁基板161の表面に、皮膜抵抗体からなる電圧検出用分割抵抗R11,R12が設けられている。分割抵抗R11は蛇行パターンであり、中央部にトリミングパターン162を有している。分割抵抗R12は幅広状パターンであり、全体がトリミングパターンとされる。そして、固定抵抗器160の製造時に、分割抵抗R11のトリミングパターン162や分割抵抗R12の幅広状パターンの一部を削除することによって、分割比を変えて検出用電圧を微調整していた。

0007

しかしながら、従来の高圧用可変抵抗器101は、電圧検出用分割抵抗R11,R12が別体の固定抵抗器160に形成されているので、製造コストが高いという問題があった。また、電圧検出用分割抵抗R11,R12の分割比が異なる毎に、固定抵抗器160の品種を増やす必要があり、製造管理が煩雑であった。さらに、電圧検出用分割抵抗R11,R12の分割比公差も±2%までしかできず、厳しい公差に対応できなかった。
特開平9−139302号公報

発明が解決しようとする課題

0008

そこで、本発明の目的は、製造コストが安価で、分割比を精度よく微調整することができる高圧用可変抵抗器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

前記目的を達成するため、本発明に係る高圧用可変抵抗器は、高圧入力端子グランド端子との間に電圧検出用の複数の分割抵抗が電気的に直列に接続され、該直列に接続された複数の分割抵抗の途中に電圧検出端子が電気的に接続され、複数の分割抵抗の少なくとも一つが可変抵抗であり、フォーカス電圧調整用抵抗もしくはスクリーン電圧調整用抵抗が設けられている絶縁基板に、可変抵抗と電圧検出端子と高圧入力端子とグランド端子とが設けられていることを特徴とする。

0010

電圧検出用の分割抵抗を、フォーカス電圧調整用抵抗もしくはスクリーン電圧調整用抵抗が設けられている絶縁基板に設けることにより、別体の電圧検出用分割抵抗を組み付ける必要がなくなり、製造コストが安価になる。さらに、複数の分割抵抗の少なくとも一つを可変抵抗にすることにより、分割比が可変となる。

0011

本発明に係る高圧用可変抵抗器においては、電圧検出用の可変抵抗を、電圧検出端子と高圧入力端子との間に電気的に接続することにより、検出出力電位より高圧側に電圧検出用の可変抵抗を設けてもよい。

0012

また、電圧検出端子とグランド端子との間に電気的に接続された電圧検出用の分割抵抗が、別体の固定抵抗であってもよい。

0013

さらに、前記高圧用可変抵抗器と高圧用コンデンサとが絶縁ケースに収納されていてもよい。

発明の効果

0014

本発明によれば、電圧検出用の分割抵抗を、フォーカス電圧調整用抵抗もしくはスクリーン電圧調整用抵抗が設けられている絶縁基板に設けることにより、別体の電圧検出用分割抵抗を組み付ける必要がなくなり、製造コストを安価にすることができる。さらに、複数の分割抵抗の少なくとも一つを可変抵抗にすることにより、分割比を精度よく微調整することができる。また、分割比が可変となるので、従来の高圧用可変抵抗器の場合と異なり、電圧検出用分割抵抗の分割比が異なる毎に、固定抵抗器の品種を増やす必要がなくなり、多様な仕様に容易に対応できる高圧用可変抵抗器が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明に係る高圧用可変抵抗器の実施例について添付の図面を参照して説明する。

0016

[第1実施例、図1図3
図1に示すように、高圧用可変抵抗器1は、ブラウン管へアノード電圧を供給するフライバックトランスFBTの2次側中間タップから直接入力電圧を得ている。ただし、フライバックトランスFBTの出力端子から直接入力電圧を得てもよいことは言うまでもない。

0017

高圧用可変抵抗器101の高圧入力端子THVとグランド端子G間には、固定抵抗R4〜R6および可変抵抗VR2,VR3からなる直列回路が接続されるとともに、電圧検出用の分割固定抵抗R1〜R3および分割可変抵抗VR1からなる直列回路、並びに、高圧用コンデンサCがそれぞれ接続されている。フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2の中間端子は、固定抵抗R7を介してフォーカス電圧出力端子Fに接続している。スクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の中間端子は、スクリーン電圧出力端子Sに接続している。

0018

電圧検出用の分割固定抵抗R1〜R3および分割可変抵抗VR1は、フライバックトランスFBTのアノード電圧の変動を検出するために設けられている。電圧検出用分割固定抵抗R2,R3の接続点での分圧された検出用電圧は、電圧検出端子Dから高電圧発生源にフィードバックされる。検出用電圧は、通常、アノード電圧の1/3000〜1/2000に設定される。電圧検出用の分割可変抵抗VR1は、分割固定抵抗R1,R2とともに高圧入力端子THVと電圧検出端子Dとの間に電気的に接続されている。つまり、検出出力電位より高圧側に電圧検出用の分割可変抵抗VR1を設けている。

0019

固定抵抗R4は、入力電圧の60%以上の高電圧が加わるように設定される。コンデンサCは、テレビ受像機の画面の歪みを補正するための画面補正用コンデンサである。

0020

この高圧用可変抵抗器1は、図2に示すような構造を有している。すなわち、一面開口状の合成樹脂製の絶縁ケース2の内部には、仕切壁2aが形成されている。そして、一方の収容部に、電圧検出用分割可変抵抗VR1、抵抗フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3などが設けられている絶縁基板20が収納固定されている。他方の収容部には、高圧用コンデンサCが収納固定されている。

0021

絶縁基板20の表面には、図3に示すように、電圧検出用の分割固定抵抗R1〜R3および分割可変抵抗VR1、固定抵抗R4〜R7、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の各皮膜抵抗体が形成されている。さらに、絶縁基板20には、高圧入力端子THVと電圧検出端子Dとフォーカス電圧端子Fとスクリーン電圧端子Sとグランド端子Gとが設けられている。

0022

分割固定抵抗R1は蛇行状パターンであり、高抵抗値を有している。分割固定抵抗R1の一端は高圧入力端子THVに接続し、他端は分割可変抵抗VR1の一端に接続している。分割可変抵抗VR1は円弧状パターンを有しており、その他端は分割固定抵抗R2の一端に接続している。分割固定抵抗R2の他端は電圧検出端子Dに接続している。電圧検出端子Dとグランド端子Gに間には、低抵抗値を有している幅広パターンの分割固定抵抗R3が接続されている。

0023

一方、固定抵抗R4の一端は高圧入力端子THVに接続し、他端はフォーカス電圧調整用可変抵抗VR2の一端に接続している。フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2は円弧状パターンを有しており、その他端は固定抵抗R5の一端に接続している。フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2の中間端子は、固定抵抗R7の一端に接続している。固定抵抗R7の他端はフォーカス電圧出力端子Fに接続している。固定抵抗R5の他端はスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の一端に接続している。スクリーン電圧調整用可変抵抗VR3は円弧状パターンを有しており、その他端は固定抵抗R6の一端に接続している。スクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の中間端子は、スクリーン電圧出力端子Sに接続している。分割固定抵抗R6の他端はグランド端子Gに接続している。

0024

絶縁ケース2の絶縁基板20と対向する前面部には、図示しないが、分割可変抵抗VR1、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の皮膜抵抗体上を摺動する摺動子を備えた回転軸が軸受けされている。つまり、絶縁基板20や摺動子を備えた回転軸などにより可変抵抗VR1,VR2,VR3が構成されている。

0025

以上の構成からなる高圧用可変抵抗器1は、電圧検出用の分割固定抵抗R1〜R3および分割可変抵抗VR1を、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2やスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3が設けられている絶縁基板20に設けたので、別体の電圧検出用分割抵抗を組み付ける必要がなくなり、製造コストを安価にすることができる。

0026

さらに、電圧検出用の複数の分割抵抗の一つを可変抵抗VR1にしたので、可変抵抗VR1の抵抗値を変えることによって、分割比を精度よく微調整することができる。より具体的には、高圧用可変抵抗器1の分割比は、R3/(R1+VR1+R2+R3)となり、可変抵抗VR1の抵抗値を調整することで所定の分割比を得る。例えば、R1=360MΩ、VR1=(0〜67MΩの可変)、R2=10MΩ、R3=220KΩのときの分割比は、1/1682から1/1987まで調整できる。計算式分母の抵抗値を調整するので、調整感度が高い。なお、固定分割抵抗R2は必ずしも設ける必要はない。

0027

また、分割比が可変となるので、図6図8に示した従来の高圧用可変抵抗器101の場合と異なり、電圧検出用分割抵抗の分割比が異なる毎に、固定抵抗器160の品種を増やす必要がなくなり、多様な仕様に容易に対応できる高圧用可変抵抗器1が得られる。

0028

[第2実施例、図4
図4に示すように、高圧用可変抵抗器1Aは、電圧検出用の分割固定抵抗R1および分割可変抵抗VR1からなる直列回路を残して、前記第1実施例の高圧用可変抵抗器1と同様の回路構成をしている。

0029

電圧検出用の分割固定抵抗R1および分割可変抵抗VR1は、フライバックトランスFBTのアノード電圧の変動を検出するために設けられている。分割固定抵抗R1と分割可変抵抗VR1の接続点での分圧された検出用電圧は、電圧検出端子Dから高電圧発生源にフィードバックされる。電圧検出用の分割可変抵抗VR1は、電圧検出端子Dとグランド端子Gの間に電気的に接続されている。つまり、検出出力電位より低圧側に電圧検出用の分割可変抵抗VR1を設けている。

0030

図示しないが、電圧検出用の分割固定抵抗R1および分割可変抵抗VR1は、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2やスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3が設けられている絶縁基板に設けられている。従って、高圧用可変抵抗器1Aは、別体の電圧検出用分割抵抗を組み付ける必要がなくなり、製造コストを安価にすることができる。

0031

さらに、電圧検出用の複数の分割抵抗の一つを可変抵抗VR1にしたので、可変抵抗VR1の抵抗値を変えることによって、分割比を精度よく微調整することができる。より具体的には、高圧用可変抵抗器1Aの分割比は、VR1/(R1+VR1)となり、可変抵抗VR1の抵抗値を調整することで所定の分割比を得る。例えば、R1=360MΩ、VR1=(100〜300KΩの可変)のときの分割比は、1/1333から1/4000まで調整できる。これにより、調整感度は低くなるが、調整範囲が広くなる。

0032

[第3実施例、図5
第3実施例の高圧用可変抵抗器は、図5に示す絶縁基板20Aを備えたものである。すなわち、第3実施例の高圧用可変抵抗器は、電圧検出用の分割固定抵抗R3を残して、前記第1実施例の高圧用可変抵抗器1と同様の構造を有しており、その電気回路構成は前記第1実施例の高圧用可変抵抗器1と同様のものである。

0033

絶縁基板20Aの表面には、電圧検出用の分割固定抵抗R1,R2および分割可変抵抗VR1、固定抵抗R4〜R7、フォーカス電圧調整用可変抵抗VR2およびスクリーン電圧調整用可変抵抗VR3の各皮膜抵抗体が形成されている。さらに、絶縁基板20Aには、高圧入力端子THVと電圧検出端子Dとフォーカス電圧端子Fとスクリーン電圧端子Sとグランド端子Gとが設けられている。そして、電圧検出端子Dとグランド端子Gの間には、別体の低抵抗値の固定抵抗器R3が接続されている。

0034

以上の構成からなる高圧用可変抵抗器は、前記第1実施例と同様の作用効果を奏する。

0035

[他の実施例]
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。たとえば、画面補正用コンデンサCが内蔵されていない高圧用可変抵抗器であってもよい。また、図示しないが、パラボラ波形電圧を入力するためのダイナミックフォーカス結合コンデンサ平滑用コンデンサなどが取り付けられた高圧用可変抵抗器であってもよい。

0036

また、絶縁基板20は、フォーカス電圧調整用抵抗VR2もしくはスクリーン電圧調整用抵抗VR3のいずれか一つが設けられているものであってもよい。

図面の簡単な説明

0037

本発明に係る高圧用可変抵抗器の第1実施例を示す電気回路図。
図1に示した高圧用可変抵抗器の背面図。
図2に示した絶縁基板の平面図。
本発明に係る高圧用可変抵抗器の第2実施例を示す電気回路図。
本発明に係る高圧用可変抵抗器の第3実施例を示す絶縁基板の平面図。
従来の高圧用可変抵抗器を示す電気回路図。
図6に示した高圧用可変抵抗器の背面図。
図7に示した固定抵抗器の正面図。

符号の説明

0038

1,1A…高圧用可変抵抗器
20,20A…絶縁基板
R1〜R7…固定抵抗
VR1…分割用可変抵抗
VR2…フォーカス電圧調整用抵抗
VR3…スクリーン電圧調整用抵抗
THV…高圧入力端子
D…電圧検出端子
G…グランド端子
C…高圧用コンデンサ

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