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技術 媒体給排装置及び記録装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 西田圭介瀬下龍哉
出願日 2004年3月19日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2004-079825
公開日 2005年9月29日 (15年3ヶ月経過) 公開番号 2005-263436
状態 未査定
技術分野 単票の取扱い 堆積物収容具 シート、マガジン及び分離
主要キーワード 窓カバー 字経路 固定ガイド部材 JIS規格 可動ガイド部材 最小枚数 検知量 排紙トラブル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年9月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

簡易な構成の供給ガイド及び排出ガイドを備え、媒体を常に安定して供給及び排出することができる媒体給排装置及び記録装置を提供すること。

解決手段

供給ローラ142及び排出ローラ155の近傍であって供給トレイ201及び排出トレイ202に配設され、媒体をガイドする供給ガイド210及び排出ガイド220が連動するように、排出トレイ202に形成されたスリット202aを通して連結部材230で供給ガイドと排出ガイドを連結する。これにより、連結部材で一体化された供給ガイド及び排出ガイドを供給ローラ及び排出ローラの近傍位置、すなわち供給トレイ及び排出トレイの後部側に配設することができるので、小型であって、操作性が高く、材料コストが低い供給ガイド及び排出ガイドを構成することができる。

概要

背景

インクジェット式プリンタには、給排紙を前面から行えるようにしたものがある。すなわち、インクジェット式プリンタの前面には、給紙トレイ排紙トレイが上下に配設されている。そして、給紙トレイに収納された用紙は、給紙ローラにより取り出され、紙送りローラ及びその従動ローラで挟持されて記録部に給紙されつつ記録され、排紙ローラ及びその従動ローラとしてのギザローラで挟持されて排紙トレイに排紙されるようになっている。

給紙トレイと排紙トレイには、用紙の側縁ガイドする給紙ガイド排紙ガイドが配設されている。これらのガイドは、上述した用紙のサイズに合わせて設定自在に構成されている。これらのガイドのうち、給紙ガイドは用紙をセッティングするときに設定するため設定忘れという事態は起こり難いが、排紙ガイドは設定忘れという事態が起こり易く、排紙トラブルが発生するおそれがある。

そこで、給紙ガイドの前端部を給紙トレイの前部側に突出させ、さらに排紙トレイの前部側を回り込ませて排紙ガイドの前端部に繋げた構成のガイドを有するインクジェット式プリンタが提案されている。このような構成によれば、用紙をセッティングするときに給紙ガイドを設定すると同時に排紙ガイドを設定することができるので、上記排紙トラブルを防止することができる。

特開昭62−27240号公報

概要

簡易な構成の供給ガイド及び排出ガイドを備え、媒体を常に安定して供給及び排出することができる媒体給排装置及び記録装置を提供すること。供給ローラ142及び排出ローラ155の近傍であって供給トレイ201及び排出トレイ202に配設され、媒体をガイドする供給ガイド210及び排出ガイド220が連動するように、排出トレイ202に形成されたスリット202aを通して連結部材230で供給ガイドと排出ガイドを連結する。これにより、連結部材で一体化された供給ガイド及び排出ガイドを供給ローラ及び排出ローラの近傍位置、すなわち供給トレイ及び排出トレイの後部側に配設することができるので、小型であって、操作性が高く、材料コストが低い供給ガイド及び排出ガイドを構成することができる。

目的

本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易な構成の供給ガイド及び排出ガイドを備え、媒体を常に安定して供給及び排出することができる媒体給排装置及びその媒体給排装置を備えた記録装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

供給トレイ収納された媒体供給ローラにより供給し、排出ローラにより排出トレイに排出する媒体給排装置であって、前記供給ローラ及び前記排出ローラの近傍であって前記供給トレイ及び前記排出トレイに配設され、前記媒体をガイドする供給ガイド及び排出ガイドと、前記供給ガイドと前記排出ガイドが連動するように、前記供給トレイまたは前記排出トレイに形成されたスリットを通して前記供給ガイドと前記排出ガイドを連結する連結部材とを備えたことを特徴とする媒体給排装置。

請求項2

前記供給トレイと前記排出トレイは、装置前面側にて上下に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の媒体給排装置。

請求項3

前記スリットは、前記供給ガイドと前記排出ガイドの移動方向に形成され、前記供給ガイドと前記排出ガイドの移動をガイドすることを特徴とする請求項1または2に記載の媒体給排装置。

請求項4

前記供給ガイド及び前記排出ガイドは、前記媒体の幅方向を規定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の媒体給排装置。

請求項5

前記供給ガイド及び前記排出ガイドは、前記媒体の厚さ方向を規定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の媒体給排装置。

請求項6

記録媒体に記録する記録装置であって、請求項1〜5の何れか一項に記載の媒体給排装置を備えたことを特徴とする記録装置。

請求項7

被噴射媒体液体噴射する液体噴射装置であって、請求項1〜5の何れか一項に記載の媒体給排装置を備えたことを特徴とする液体噴射装置。

技術分野

0001

本発明は、供給トレイ収納された媒体供給ローラにより供給し、排出ローラにより排出トレイに排出する媒体給排装置及びその媒体給排装置を備えた記録装置に関する。

背景技術

0002

インクジェット式プリンタには、給排紙を前面から行えるようにしたものがある。すなわち、インクジェット式プリンタの前面には、給紙トレイ排紙トレイが上下に配設されている。そして、給紙トレイに収納された用紙は、給紙ローラにより取り出され、紙送りローラ及びその従動ローラで挟持されて記録部に給紙されつつ記録され、排紙ローラ及びその従動ローラとしてのギザローラで挟持されて排紙トレイに排紙されるようになっている。

0003

給紙トレイと排紙トレイには、用紙の側縁ガイドする給紙ガイド排紙ガイドが配設されている。これらのガイドは、上述した用紙のサイズに合わせて設定自在に構成されている。これらのガイドのうち、給紙ガイドは用紙をセッティングするときに設定するため設定忘れという事態は起こり難いが、排紙ガイドは設定忘れという事態が起こり易く、排紙トラブルが発生するおそれがある。

0004

そこで、給紙ガイドの前端部を給紙トレイの前部側に突出させ、さらに排紙トレイの前部側を回り込ませて排紙ガイドの前端部に繋げた構成のガイドを有するインクジェット式プリンタが提案されている。このような構成によれば、用紙をセッティングするときに給紙ガイドを設定すると同時に排紙ガイドを設定することができるので、上記排紙トラブルを防止することができる。

0005

特開昭62−27240号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上述したインクジェット式プリンタは、給紙ガイドと排紙ガイドを繋ぐ部分が給紙トレイと排紙トレイの前部側から飛び出した形になっているため、その分だけインクジェット式プリンタが大型化してしまう。また、インクジェット式プリンタが傾斜した姿勢でも安定した用紙の給排紙が行われるようにするためには、給紙ガイドを給紙ローラの近傍位置、すなわち給紙トレイの後部側に設けるとともに、排紙ガイドを排紙ローラの近傍位置、すなわち排紙トレイの後部側に設けることが望ましい。

0007

ところが、上述したインクジェット式プリンタは、給紙ガイドが給紙トレイの前部側に設けられているとともに、排紙ガイドが排紙トレイの前部側に設けられている。このため、給紙トレイの後部側で用紙をガイドし、排紙トレイの後部側で用紙をガイドするためには、給紙ガイドと排紙ガイドを給紙トレイと排紙トレイの前部側から後部側に至る長さに形成する必要がある。したがって、給紙ガイド及び排紙ガイドの操作性が悪化したり、給紙ガイド及び排紙ガイドの材料コストが高くなる。

0008

本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易な構成の供給ガイド及び排出ガイドを備え、媒体を常に安定して供給及び排出することができる媒体給排装置及びその媒体給排装置を備えた記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記目的達成のため、本発明の媒体給排装置では、供給トレイに収納された媒体を供給ローラにより供給し、排出ローラにより排出トレイに排出する媒体給排装置であって、前記供給ローラ及び前記排出ローラの近傍であって前記供給トレイ及び前記排出トレイに配設され、前記媒体をガイドする供給ガイド及び排出ガイドと、前記供給ガイドと前記排出ガイドが連動するように、前記供給トレイまたは前記排出トレイに形成されたスリットを通して前記供給ガイドと前記排出ガイドを連結する連結部材とを備えたことを特徴としている。これにより、連結部材で一体化された供給ガイド及び排出ガイドを供給ローラ及び排出ローラの近傍位置、すなわち供給トレイ及び排出トレイの後部側に配設することができるので、小型であって、操作性が高く、材料コストが低い供給ガイド及び排出ガイドを構成することができる。

0010

また、前記供給トレイと前記排出トレイは、装置前面側にて上下に配設されていることを特徴としている。これにより、供給トレイまたは排出トレイの一方にスリットを形成するのみで、供給ガイドと排出ガイドを連結部材で連結することができる。また、前記スリットは、前記供給ガイドと前記排出ガイドの移動方向に形成され、前記供給ガイドと前記排出ガイドの移動をガイドすることを特徴としている。これにより、供給ガイドと排出ガイドを高精度に連動させることができる。また、前記供給ガイド及び前記排出ガイドは、前記媒体の幅方向を規定することを特徴としている。また、前記供給ガイド及び前記排出ガイドは、前記媒体の厚さ方向を規定することを特徴としている。これにより、媒体を高精度に給排することができる。

0011

上記目的達成のため、本発明の記録装置では、記録媒体に記録する記録装置であって、上記各媒体給排装置を備えたことを特徴としている。また、上記目的達成のため、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体液体噴射する液体噴射装置であって、上記各媒体給排装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置または液体噴射装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズのいわゆるカットされた用紙及びロール状の用紙に記録できる卓上型の大型のプリンタであり、全体が幅方向に長く延びる略直方体状ハウジング101で覆われている。

0013

このハウジング101の上面には、矩形状の窓部102が形成されている。この窓部102は、透明もしくは半透明窓カバー103によって覆われている。窓カバー103は、その上部の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、窓カバー103を持ち上げて窓部102を開放することにより、窓部102を通して内部機構メンテナンス作業等を行うことができる。

0014

ハウジング101の前面両側には、複数のインクカートリッジが抜き差しされるカートリッジ収納部104がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジは、記録用の各色のインク貯留している。各カートリッジ収納部104は、透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等を行うことができる。

0015

ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の上部には、プリンタ動作を指示する操作部110が配設されている。操作部110は、パワーオンオフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン111と、状態を表示する液晶パネル112等を備えている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン111を操作することができる。

0016

ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の下部には、廃液タンク120が抜き差しされるタンク収納部106が形成されている。この廃液タンク120は、記録ヘッド162(図5参照)のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄される廃インクを貯留する。ユーザは、廃液タンク120を引き出すことにより、内部に溜まっている廃インクの廃棄作業等を行うことができる。

0017

ハウジング101の背面には、ロール状の用紙を給紙する給紙部130が上部後方に突き出るように配設されている。給紙部130の内部には、1本のロール状の用紙がセット可能な図示しないロール紙ホルダが配設され、給紙部130の前面には、跳ね上げ式開閉可能なロール紙カバー131が図示しないロール紙ホルダを覆うように取り付けられている。ユーザは、ロール紙カバー131を持ち上げて給紙部130を開放することにより、ロール状の用紙の取り付け・取り外し作業等を行うことができる。なお、ロール紙カバー131の上面は、カットされた用紙を手差しで給紙案内することが可能な給紙案内面に形成されている。

0018

ハウジング101の前面中央、すなわち一対のカートリッジ収納部104の間には、記録前のカットされた用紙及び記録後のカットされた用紙またはロール状の用紙を積載する本発明の特徴的な部分を含む給紙トレイ201及び排紙トレイ202が抜き差しされる給排紙部140が形成されている。なお、この給排紙部140は、搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙を手差しで給紙することが可能なようにも形成されている。

0019

この給排紙部140には、下側に給紙トレイ201の前部が差し込まれ、上側に排紙トレイ202の前部が差し込まれ、給紙トレイ201及び排紙トレイ202の後部が突き出るようにして固定される。そして、給紙トレイ201の上面に記録前の給紙されるカットされた用紙が積層収納され、排紙トレイ202の上面に記録後の排紙されるカットされた用紙またはロール状の用紙が積層載置されるようなっている。

0020

そして、給紙トレイ201及び排紙トレイ202には、本発明の特徴的な部分である給紙ガイド210及び排紙ガイド220が配設されている。給紙ガイド210及び排紙ガイド220は、用紙を給紙及び排紙を行う際に、用紙の両側縁をガイドしてスムーズな給紙及び排紙を行うことができる機能を有している。なお、給紙ガイド210及び排紙ガイド220の詳細については後述する。

0021

図2は、図1のインクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。ハウジング101内には、給排紙部140、搬送部150、記録部160等が配設されている。給排紙部140には、カットされた用紙を給紙するためのホッパ141、給紙ローラ142、分離部材143等が配設されている。ホッパ141は、平板状に形成されており、一端が給紙ローラ142と分離部材143の近傍に位置し、他端が装着されている給紙トレイ201に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ141は、一端側の裏面にハウジング101の底面に一端が取り付けられた圧縮バネ144の他端が取り付けられており、この圧縮バネ144の伸縮により他端側を中心に一端側が旋回するように配設されている。

0022

給紙ローラ142は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されており、間欠的に回転してホッパ141上のカットされた用紙を摩擦搬送するようになっている。分離部材143は、上面が粗面に形成されており、給紙ローラ142によりカットされた用紙が重送されたときに下層のカットされた用紙を最上層のカットされた用紙から摩擦分離するようになっている。ここで、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との関係について図を参照して説明する。

0023

図3は、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との接触状態を示す図である。図3(A)は、ホッパ141上に最大枚数のカットされた用紙Pが載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、最上層のカットされた用紙P1が給紙ローラ142の切り欠き部分には接触せず、少なくとも円弧開始点142a以降の円周に接触するように調節されている。

0024

また、図3(B)は、ホッパ141上に最小枚数(1枚)のカットされた用紙P1が載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、そのカットされた用紙P1が給紙ローラ142の円弧開始点142aから少し回転した点142bに接触するように調節されている。この接触点142bは、接触点142bから円弧終了点142cまでの円周長さが、用紙P1の先端psからサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aまでの間隔と同一長aとなるときの点である。

0025

以上のように調節することにより、ホッパ141上に載置されるカットされた用紙Pが最大枚数以下であれば、最上層のカットされた用紙P1の先端psがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに届くまで、カットされた用紙P1は給紙ローラ142からレリースされないので、カットされた用紙P1をサブローラ151に確実に受け渡すことができ、給紙ミスを無くすことができる。

0026

搬送部150には、用紙を搬送するためのサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152c、紙送りローラ153とその従動ローラ154、排紙ローラ155、用紙を検知する検知センサ157a、157b等が配設されている。サブローラ151は、給紙トレイ201から給紙されるカットされた用紙を排紙トレイ202に排紙するために、カットされた用紙を従動ローラ152a、152b、152cとともに挟持してU字状に反転搬送させるようになっている。また、サブローラ151は、給紙部130から給紙されるロール状の用紙を排紙トレイ202に排紙するために、ロール状の用紙を従動ローラ152cとともに挟持して搬送させるようになっている。

0027

紙送りローラ153は、反転搬送されてきたカットされた用紙もしくは給紙されてくるロール状の用紙を従動ローラ154とともに挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。排紙ローラ155は、プラテン163を通過してくる用紙を単独で支持して排紙トレイ202上へ排紙するようになっている。検知センサ157aは、給紙されてくるカットされた用紙のスキュー取りの際の搬送量を検知するようになっている。検知センサ157bは、反転搬送されてくるカットされた用紙もしくは搬送されてくるロール状の用紙の頭出しの際の搬送量を検知するようになっている。

0028

記録部160には、キャリッジ161、記録ヘッド162、プラテン163等が配設されている。キャリッジ161は、図示しないキャリッジベルトに連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルトが作動すると、キャリッジベルトの動き連行され、図示しないガイド軸に案内されて用紙上を搬送直交方向往復移動するようになっている。さらに、キャリッジ161は、下方の用紙に向けてインク滴吐出可能な記録ヘッド162が搭載されている。

0029

記録ヘッド162は、例えば2種類のブラックインクを吐出する複数のブラックインク用記録ヘッドと、イエローダークイエローシアンライトシアンマゼンタライトマゼンタの6色のインク滴をそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧加圧することにより、ノズル開口からプラテン163上の用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。プラテン163は、その上面である記録案内面163aにて、紙送りローラ153及び従動ローラ154から排紙ローラ155に向かって搬送される用紙を支持して案内するようになっている。

0030

次に、本発明の特徴的な部分である上記給紙ガイド210及び排紙ガイド220の詳細について図1及び図2を参照して説明する。給紙ガイド210は、用紙の一側縁をガイドする固定ガイド部材211と、用紙の他側縁をガイドする可動ガイド部材212を備えている。固定ガイド部材211は、断面がI字の棒状に形成されている。そして、I字の一端が給紙トレイ201の一側端図1に示す右側端)に沿うようにして固定されている。

0031

可動ガイド部材212は、断面がI字であって固定ガイド部材211より短い棒状に形成されている。そして、I字の一端が給紙トレイ201の他側端図1に示す左側端)に沿い、かつ給紙トレイ201の他側端と一側端との間で上面に沿って図1のc方向に摺動自在となるように配設されている。さらに、この可動ガイド部材212は、長手方向の先端部が給紙ローラ142の近傍となるように配設されている。

0032

排紙ガイド220は、用紙の一側縁をガイドする固定ガイド部材221と、用紙の他側縁をガイドする可動ガイド部材222を備えている。固定ガイド部材221は、断面がL字の棒状に形成されている。そして、L字の一端が排紙トレイ202の内側を向き、L字の他端が排紙トレイ202の一側端(図1に示す右側端)に沿うようにして固定されている。

0033

可動ガイド部材222は、断面がL字であって固定ガイド部材221より短い棒状に形成されている。そして、L字の一端が排紙トレイ202の内側、すなわち固定ガイド部材221のL字の一端と対向する方向を向き、L字の他端が排紙トレイ202の他側端(図1に示す左側端)に沿い、かつ排紙トレイ202の他側端と一側端との間で上面に沿って図1のc方向に摺動自在となるように配設されている。さらに、この可動ガイド部材222は、長手方向の先端部が排紙ローラ155の近傍となるように配設されている。

0034

そして、上記給紙ガイド210の可動ガイド部材212と排紙ガイド220の可動ガイド部材222は、連結部材230により連結されている。この連結部材230は、棒状に形成されており、排紙トレイ202に形成された図1のc方向に延びる帯状のスリット202aを通して給紙ガイド210の可動ガイド部材212の上端と排紙ガイド220の可動ガイド部材222の下端を連結している。この連結部材230による連結方法として図を参照して説明する。

0035

図4は、上記連結部材230による連結方法を示す図である。図4(A)は、連結部材230の両端が、接着剤、爪、ネジ等により、給紙ガイド210の可動ガイド部材212の上端と排紙ガイド220の可動ガイド部材222の下端に常時連結されている例を示している。図4(B)は、連結部材230が2分割されており、一方の連結部材231は伸縮自在な連結部231aが形成され、他方の連結部材232は連結部231aが嵌入可能な穴232aが形成されている。そして、連結部材231は給紙ガイド210の可動ガイド部材212の上端に固定され、連結部材232は排紙ガイド220の可動ガイド部材222の下端に固定されており、任意に連結・離脱可能な例を示している。

0036

図4(C)は、連結部材230の下端が給紙ガイド210の可動ガイド部材212の上端に固定され、連結部材230の上端に磁石233が固定され、排紙ガイド220の可動ガイド部材222の下端に磁石234が固定されている。連結部材230が固定された給紙ガイド210の可動ガイド部材212と排紙ガイド220の可動ガイド部材222は、磁石233、234を介して連結されており、任意に連結・離脱可能な例を示している。

0037

なお、磁石233、234は、この図に示すように離間して配置しても良く、あるいは接触させて配置しても同様の効果を奏する。また、図4(B)、(C)に示す例では、給紙トレイ201の代わりに給紙カセット筐体を配置することが可能であり、その場合は排紙トレイ202に形成された図1のc方向に延びる帯状のスリット202aと同様のスリットを給紙カセット筐体の上面にも設ける。

0038

このような構成の連結部材230を備えた給紙ガイド210及び排紙ガイド220によれば、用紙を給紙トレイ201にセッティングするときに給紙ガイド210の可動ガイド部材212をスリット202aに沿って摺動させて設定すると同時に排紙ガイド220の可動ガイド部材222をスリット202aに沿って摺動させて設定することができるので、排紙ガイド220の可動ガイド部材222の設定忘れによる排紙トラブルを防止することができる。

0039

そして、可動ガイド部材212、222と固定ガイド部材211、221との間隔を自在に変更することができるので、給紙及び排紙する用紙の幅方向を規定することができ、ジャム等の給紙エラー及び排紙エラーを防止することができる。また、可動ガイド部材222と固定ガイド部材221は断面がL字に形成されているので、排紙される用紙の高さ方向も規定することができる。

0040

さらに、可動ガイド部材212、222は給紙トレイ201及び排紙トレイ202の後部側にコンパクトに設けられているので、可動ガイド部材212、222の操作性を良好に保つことができるとともに、材料コストを安価にすることができ、さらにインクジェット式プリンタ100が傾斜した姿勢でも安定した用紙の給紙及び排紙を行うことができる。なお、スリット202aに対応した溝を給紙トレイ201に形成し、この溝に嵌って摺動する突起を可動ガイド部材212に形成することにより、可動ガイド部材212、222の連動をよりスムーズに行うことができる。

0041

このような構成において、インクジェット式プリンタ100にてノーマルのカットされた用紙に記録する場合の動作について説明する。先ず、カットされた用紙を給排紙部140に装着された給紙トレイ201内に積層収納し、給紙ガイド210の可動ガイド部材212を摺動させてカットされた用紙の幅方向を可動ガイド部材212と固定ガイド部材211で挟み込む。このとき給紙ガイド210の可動ガイド部材212を摺動させると同時に連結部材230に連結された排紙ガイド220の可動ガイド部材222を摺動させることができるので、排紙ガイド220の可動ガイド部材222の設定忘れによる排紙トラブルを防止することができる。

0042

カットされた用紙は、用紙束が給紙ローラ142の回転に機械的に同期した圧縮バネ144の復元によるホッパ141の上昇により給紙ローラ142に押付けられ、最上層のカットされた用紙のみが分離部材143により分離されて搬送部150へ給紙される。そして、給紙されるカットされた用紙がサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに到達すると、カットされた用紙のスキュー取りが行われる。

0043

このスキュー取り方法は、用紙厚によって異なる方法が採られる。すなわち、普通紙以下の薄手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端を少しだけサブローラ151とその従動ローラ152aとの間に食い込ませ、その後にローラ151、152aを逆転させてカットされた用紙を撓ませることにより、カットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。

0044

一方、普通紙より厚手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端をサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに突き当て、給紙ローラ142をスリップさせることでカットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。なお、上記食い込み量及び突き当て量は、検知センサ157aにより検知され、この検知量にしたがってスキュー取りが制御される。

0045

このように、用紙厚によってスキュー取り方法を異ならせるのは、薄手のカットされた用紙はが無いために、給紙ローラ142はカットされた用紙上でスリップせずにカットされた用紙を送り出してしまうおそれがあるからであり、厚手のカットされた用紙は薄手のカットされた用紙を貼り合わせた構造であるため、ローラ151、152aを逆転させたときに剥離してしまうおそれがあるためである。

0046

スキュー取りが完了したカットされた用紙は、図示しない紙送りモータにより駆動されているサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cに挟持されてU字経路反転、すなわち給紙方向とは逆方向に搬送される。そして、カットされた用紙の先端が検知センサ157bの検知位置に到達すると、カットされた用紙の記録開始位置決めである頭出しが行われる。

0047

すなわち、カットされた用紙の先端が、検知位置から紙送りローラ153とその従動ローラ154の間を通って頭出し位置に到達するまで、検知センサ157bにより搬送量が検知され、この検知量にしたがって頭出しが制御される。なお、従来の頭出しはサブローラ151より上流側に配設されている検知センサ157aにより行っていたが、この頭出しはサブローラ151より下流側に配設されている検知センサ157bにより行うので、検知量が少なくて済み、特に用紙厚による頭出し誤差を無くして頭出し精度を高めることができる。

0048

その後、頭出しが完了したカットされた用紙は、図示しない紙送りモータにより駆動されている紙送りローラ153とその従動ローラ154に挟持されて記録部160へ搬送されることになる。したがって、サブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cによるカットされた用紙の挟持は搬送精度を悪化させる原因になるので、各従動ローラ152a、152b、152cはサブローラ151からレリースする。

0049

搬送されるカットされた用紙は、図示しない吸引ポンプによりプラテン163上に吸着されて平坦にされ、図示しないキャリッジモータタイミングベルトにより走査されるキャリッジ161に搭載された記録ヘッド162により記録される。そして、インクジェット式プリンタ100の制御部は、例えばイエロー、ライトイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド162へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ161や紙送りローラ153の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、記録が完了したカットされた用紙は、図示しない紙送りモータにより駆動されている排紙ローラ155に引かれて給排紙部140へ排紙され、排紙トレイ202上へ積層載置される。

0050

なお、上述した実施形態では、給紙トレイ201を下側、排紙トレイ202を上側に配設したが、逆に配設された構成のインクジェット式プリンタであっても同様に適用することができる。また、給紙ガイド210をI字の棒状に形成し、排紙ガイド220をL字の棒状に形成したが、給紙ガイド210と排紙ガイド220はI字の棒状に形成してもL字の棒状に形成しても良い。また、用紙が給紙から排紙に移る際に反転するインクジェット式プリンタ100について説明したが、用紙が給紙から排紙に移る際に逆送、すなわちスイッチバックするインクジェット式プリンタであっても同様に適用することができる。

0051

以上のように、本実施形態のインクジェット式プリンタ100によれば、連結部材230で一体化された給紙ガイド210の可動ガイド部材212及び排紙ガイド220の可動ガイド部材222を給紙ローラ142及び排紙ローラ155の近傍位置、すなわち給紙トレイ201及び排紙トレイ202の後部側に配設することができるので、小型であって、操作性が高く、材料コストが低い給紙ガイド210及び排紙ガイド220を構成することができる。

0052

媒体の供給トレイ及び排出トレイを備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド有機ELディスプレイ面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。

図面の簡単な説明

0053

本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。
図1のプリンタの内部構成の概略を示す断面側面図である。
ホッパ上の用紙と給紙ローラとの接触状態を示す図である。
給紙ガイドと排紙ガイドを連結する連結部材による連結方法を示す図である。

符号の説明

0054

100インクジェット式プリンタ、101ハウジング、104カートリッジ収納部、105カートリッジカバー、110 操作部、111 ボタン、112液晶パネル、130 給紙部、140 給排紙部、141 ホッパ、142給紙ローラ、143分離部材、150 搬送部、151サブローラ、152a、152b、152c従動ローラ、153紙送りローラ、154 従動ローラ、155排紙ローラ、160 記録部、161キャリッジ、162記録ヘッド、163プラテン、163a 記録案内面、201給紙トレイ、202排紙トレイ、202aスリット、210給紙ガイド、211、221固定ガイド部材、212、222可動ガイド部材、220排紙ガイド、230 連結部材

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