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課題

戸建住宅マンションアパートオフィスビル介護施設工業用施設店舗等の建築物における屋内用下面に使用する負担感疲労感を軽減する床材に関するものである。また、床材下部の結露を防止する床材に関するものである。負担感・疲労感を軽減する床材を提供する。

解決手段

エチレン不飽和有機酸系化合物グラフト重合され、20℃65%RH環境下の吸湿率が5%以上で、かつアンモニア臭性を有するグラフト重合繊維加工ポリエステル繊維、及び、低融点ポリエステル繊維を含んで構成され、嵩密度が0.10g/cm3以上0.15g/cm3以下、厚みが8mm以上12mm以下である不織布を含んでなる床材。

概要

背景

一方、熱可塑性エラストマーポリプロピレンプロピレンエチレンポリエチレンオレフィンポリアミドアクリル、及びこれらの混合樹脂)を使用した床材報告されている。(たとえば、特許文献1〜6参照)
特開2003−172017号公報
特開2003−184289号公報
特許2002−322602号公報
特開2001−207624号公報
特開平9−131253号公報
特開平8−49398号公報

しかしながら、これらの文献に記載の床材は、負担感疲労感を軽減するものでなく、結露を防止するものでもない。

従来、発泡シート固定化して歩行時の揺動感の発生を抑制しているクッション床構造が知られている(例えば、特許文献7参照。)。該クッション床構造は床に固定化して、多層構造であるためリサイクル性が悪い。独立気泡体層(ポリウレタン塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン等、ポリプロピレン、ABS等)及び連続気泡体層(ポリウレタン、天然ゴム合成ゴム、塩化ビニル系樹脂等)を用いた高衝撃吸収性床材(例えば、特許文献8参照)、畳表炭素粉合成樹脂発泡体ボードをバインダー樹脂)で固定化した畳(例えば、特許文献9参照)は、ゴム系を用いており、リサイクル性が悪く、発泡体を用いているため、水、ジュース等が床にこぼれた場合、拭き取り難く、乾燥し難く、細菌(カビダニ等)の発生の要因になる。ゴムとコルクチップウレタン樹脂バインダーで結合させてなる緩衝シートと、その上に塩化ビニルシートとを組み合わせてなる多層の床材は、多層構造であるためリサイクル性が悪く、塩化ビニルを用いているため、環境に著しく害を与える。独立気泡プラスチック材料を相互に接合して空気を密閉せしめてなる中空体芯材として用いているクッション材(例えば、特許文献4参照)、合成樹脂主体とする表面材の裏面に、裏面材として1000デニール以上の繊維からなる織布を積層してなる床材(例えば、特許文献10参照)は、高衝撃性に対する用途であり、歩行性(歩きやすさ)については特に工夫された記載はない。
特開平08−013767号公報
特開平09−032249号公報
特開平09−121984号公報
特開平11−152686号公報

建築物の床材に用いられている天然畳(イ草、本藁、備長炭等)、トコルーク(炭化コルク芯)、コルタ畳(炭化コルク芯)、ひのきチップ)、ひば畳(青森ヒバ等)は、吸湿性に優れているが、水、飲料水(ジュース、ビール日本酒ワイン焼酎等)がこぼれた場合、洗い難く、数ヶ月間、居住者悪臭苦しむ

フローリング唐松、檜、カバザクラ、本カリン等)、タイルは、水、飲料水(ジュース、ビール、日本酒、ワイン、焼酎等)がこぼれた場合、拭き取り易いが、クッション性がほとんどなく、足への負担が増大する。また、リサイクル性が悪い。

マットレスは、木綿綿、羊毛綿、発砲素材(特に発砲ウレタン)、高分子ゲル素材非弾性縮繊維詰綿、非弾性捲縮繊維を接着した樹脂綿や硬綿、及び空気クッションエアクッション)らを単体あるいは積層して用いたものが多数、提案されている。しかし、下肢の疲労感・負担感を軽減することを目的としたマットレスは少ない。

マットレスの材質で、木綿綿、羊毛綿は厚みが減少し、へたるという問題点があり、吸汗性があるものの詰め物層に水分が滞留するという問題があり、クッションの管理においては好ましくない。また、ダニの繁殖などの問題から敬遠される傾向もあるため、ポリエステル綿詰め綿として用いた場合も、熱融着加工は可能であるが、前記同様に、厚みが減少し、へたるという問題があり、クッション性、吸汗性が低いという課題があるので好ましくない。また、高分子ゲル素材は、汚れを洗い落とし易いが、マットレスとして運ぶ場合、重たいので、利用者にとって、非常に重労働である。

概要

戸建住宅マンションアパートオフィスビル介護施設工業用施設店舗等の建築物における屋内用下面に使用する負担感・疲労感を軽減する床材に関するものである。また、床材下部の結露を防止する床材に関するものである。負担感・疲労感を軽減する床材を提供する。エチレン不飽和有機酸系化合物グラフト重合され、20℃65%RH環境下の吸湿率が5%以上で、かつアンモニア臭性を有するグラフト重合繊維加工ポリエステル繊維、及び、低融点ポリエステル繊維を含んで構成され、嵩密度が0.10g/cm3以上0.15g/cm3以下、厚みが8mm以上12mm以下である不織布を含んでなる床材。なし

目的

本発明は従来技術の課題を背景になされたもので、負担感・疲労感を軽減する床材を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

ポリエステル繊維低融点ポリエステル繊維を含んで構成され、嵩密度が0.10g/cm3以上0.15g/cm3以下、厚みが8mm以上12mm以下である不織布を含んでなることを特徴とする床材

請求項2

ポリエステル繊維の少なくとも一部が、エチレン不飽和有機酸系化合物グラフト重合されてなり、20℃65%RH環境下の吸湿率が5%以上で、かつアンモニア臭性を有し、不織布が前記グラフト重合繊維加工ポリエステル繊維を0.010g/cm3以上含有してなることを特徴とする請求項1に記載の床材。

技術分野

0001

本発明は、戸建住宅マンションアパートオフィスビル介護施設工業用施設店舗等の建築物における屋内用下面に使用する負担感疲労感を軽減する床材に関するものである。また、床材下部の結露を防止する床材に関するものである。

背景技術

0002

一方、熱可塑性エラストマーポリプロピレンプロピレンエチレンポリエチレンオレフィンポリアミドアクリル、及びこれらの混合樹脂)を使用した床材が報告されている。(たとえば、特許文献1〜6参照)
特開2003−172017号公報
特開2003−184289号公報
特許2002−322602号公報
特開2001−207624号公報
特開平9−131253号公報
特開平8−49398号公報

0003

しかしながら、これらの文献に記載の床材は、負担感・疲労感を軽減するものでなく、結露を防止するものでもない。

0004

従来、発泡シート固定化して歩行時の揺動感の発生を抑制しているクッション床構造が知られている(例えば、特許文献7参照。)。該クッション床構造は床に固定化して、多層構造であるためリサイクル性が悪い。独立気泡体層(ポリウレタン塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン等、ポリプロピレン、ABS等)及び連続気泡体層(ポリウレタン、天然ゴム合成ゴム、塩化ビニル系樹脂等)を用いた高衝撃吸収性床材(例えば、特許文献8参照)、畳表炭素粉合成樹脂発泡体ボードをバインダー樹脂)で固定化した畳(例えば、特許文献9参照)は、ゴム系を用いており、リサイクル性が悪く、発泡体を用いているため、水、ジュース等が床にこぼれた場合、拭き取り難く、乾燥し難く、細菌(カビダニ等)の発生の要因になる。ゴムとコルクチップウレタン樹脂バインダーで結合させてなる緩衝シートと、その上に塩化ビニルシートとを組み合わせてなる多層の床材は、多層構造であるためリサイクル性が悪く、塩化ビニルを用いているため、環境に著しく害を与える。独立気泡プラスチック材料を相互に接合して空気を密閉せしめてなる中空体芯材として用いているクッション材(例えば、特許文献4参照)、合成樹脂主体とする表面材の裏面に、裏面材として1000デニール以上の繊維からなる織布を積層してなる床材(例えば、特許文献10参照)は、高衝撃性に対する用途であり、歩行性(歩きやすさ)については特に工夫された記載はない。
特開平08−013767号公報
特開平09−032249号公報
特開平09−121984号公報
特開平11−152686号公報

0005

建築物の床材に用いられている天然畳(イ草、本藁、備長炭等)、トコルーク(炭化コルク芯)、コルタ畳(炭化コルク芯)、ひのきチップ)、ひば畳(青森ヒバ等)は、吸湿性に優れているが、水、飲料水(ジュース、ビール日本酒ワイン焼酎等)がこぼれた場合、洗い難く、数ヶ月間、居住者悪臭苦しむ

0006

フローリング唐松、檜、カバザクラ、本カリン等)、タイルは、水、飲料水(ジュース、ビール、日本酒、ワイン、焼酎等)がこぼれた場合、拭き取り易いが、クッション性がほとんどなく、足への負担が増大する。また、リサイクル性が悪い。

0007

マットレスは、木綿綿、羊毛綿、発砲素材(特に発砲ウレタン)、高分子ゲル素材非弾性縮繊維詰綿、非弾性捲縮繊維を接着した樹脂綿や硬綿、及び空気クッションエアクッション)らを単体あるいは積層して用いたものが多数、提案されている。しかし、下肢の疲労感・負担感を軽減することを目的としたマットレスは少ない。

0008

マットレスの材質で、木綿綿、羊毛綿は厚みが減少し、へたるという問題点があり、吸汗性があるものの詰め物層に水分が滞留するという問題があり、クッションの管理においては好ましくない。また、ダニの繁殖などの問題から敬遠される傾向もあるため、ポリエステル綿詰め綿として用いた場合も、熱融着加工は可能であるが、前記同様に、厚みが減少し、へたるという問題があり、クッション性、吸汗性が低いという課題があるので好ましくない。また、高分子ゲル素材は、汚れを洗い落とし易いが、マットレスとして運ぶ場合、重たいので、利用者にとって、非常に重労働である。

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は従来技術の課題を背景になされたもので、負担感・疲労感を軽減する床材を提供するものである。

課題を解決するための手段

0010

本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意研究した結果、遂に本発明を完成するに到った。即ち、本発明は以下の構成よりなる。
1.ポリエステル繊維低融点ポリエステル繊維を含んで構成され、嵩密度が0.10g/cm3以上0.15g/cm3以下、厚みが8mm以上12mm以下である不織布を含んでなることを特徴とする床材。
2. ポリエステル繊維の少なくとも一部が、エチレン不飽和有機酸系化合物グラフト重合されてなり、20℃65%RH環境下の吸湿率が5%以上で、かつアンモニア臭性を有し、不織布が前記グラフト重合繊維加工ポリエステル繊維を0.010g/cm3以上含有してなることを特徴とする上記第1に記載の床材。

発明の効果

0011

本発明による床材は、戸建住宅、マンション、アパート、オフィスビル、介護施設、工業用施設、店舗等の建築物における屋内用下面に使用する床材を安価に製造することができるという利点がある。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明を詳細に説明する。

0013

次にこのような特性を有する不織布を得るために構成される繊維材料について説明する。基本的構成本発明の不織布を構成する繊維の材料は特に限定されず、ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ビニロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、PTFE等の合成繊維レーヨンのような再生繊維アセテートのような半合成繊維;綿、、羊毛のような天然繊維ガラス炭素のような無機化学繊維等のいずれも使用できる。これらは単独で又は2種以上混合して使用できる。特に、ポリエステルが好ましい。

0014

さらに、バインダー繊維として、芯鞘型複合繊維不織布を熱接着法により製造する場合には、高融点の芯部とそれより低融点部とからなる芯鞘型熱融着性複合繊維を用いることが好ましい。芯/鞘の組成としてはポリエステル/共重合ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリエステル/ポリプロピレンなどがあるが、特に、ポリエステル複合繊維を用いることが好ましい。さらに、軽量化するために、芯鞘複合繊維中空繊維とすることが可能である。中空率は、特に限定されず、使用することが出来る。

0015

芯部のポリエステル樹脂の好適な具体例としては、ポリエチレンテレフタレートポリプロピレンテレフタレートポリブチレンテレフタレートポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートポリヘキサメチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレートなどが挙げられる。特に、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。これらのポリエステルは単独でまたは2種以上混合して用いることができる。

0016

芯部には、繊維強度を著しく損なわない範囲内で、前記ポリエステルにおいてイソフタル酸などの非直線的芳香族ジカルボン酸脂肪族ジカルボン酸が共重合されたポリエステル;酸成分が非直線的な芳香族ジカルボン酸や脂肪族ジカルボン酸であるポリエステル;ポリオレフィン等が含まれていてもよい。その他の成分また、芯部には、必要に応じて、無機結晶核剤顔料難燃剤、安定剤、減粘剤、増粘剤などが配合されていてもよい。但し、これらの配合量は、芯部ポリエステルの強度を阻害しない範囲内とする。

0017

鞘部材料ポリエステル鞘部に含まれるポリエステルとしては、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸等の直線的な芳香族ジカルボン酸とフタル酸、イソフタル酸等の非直線的な芳香族ジカルボン酸とを用い、ジオール成分として、例えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,2 −プロパンジオ−ル、1,3 −プロパンジオ−ル、1,3 −ブタンジオ−ル、1,4 −ブタンジオ−ル、1,5 −ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、1,6 −ヘキサンジオ−ル、1,4 −シクロヘキサンジオ−ル、1,4 −シクロヘキサンジメタノ−ル、1,2−シクロヘキサンジメタノ−ル、1,3−シクロヘキサンジメタノ−ル、ジエチレングリコールトリエチレングリコール等を用いたポリエステルが挙げられる。

0018

フタル酸、イソフタル酸等の非直線的な芳香族ジカルボン酸の共重合比率は、酸成分の通常20〜60mol%程度、特に30〜50mol%程度であることが好ましい。

0019

また、ジカルボン酸成分として、フタル酸、イソフタル酸等の非直線的な芳香族ジカルボン酸を用い、ジオール成分として、例えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,2 −プロパンジオ−ル、1,3 −プロパンジオ−ル、1,3 −ブタンジオ−ル、1,4 −ブタンジオ−ル、1,5 −ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、1,6 −ヘキサンジオ−ル、1,4 −シクロヘキサンジオ−ル 、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、1,2−シクロヘキサンジメタノ−ル、1,3 −シクロヘキサンジメタノ−ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等を用いたポリエステルも用いることができる。

0020

また、鞘部ポリエステルとしては、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸等の直線的な芳香族ジカルボン酸とコハク酸アジピン酸スベリン酸セバシン酸ドデカジオン酸エイコサンジオン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂肪族または脂環族ジカルボン酸とを用い、ジオール成分として、例えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,2 −プロパンジオ−ル、1,3 −プロパンジオ−ル、1,3 −ブタンジオ−ル、1,4 −ブタンジオ−ル、1,5 −ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、1,6 −ヘキサンジオ−ル、1,4 −シクロヘキサンジオ−ル 、1,4 −シクロヘキサンジメタノ−ル、1,2−シクロヘキサンジメタノ−ル、1,3 −シクロヘキサンジメタノ−ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等を用いたポリエステルも挙げられる。

0021

脂肪族または脂環族ジカルボン酸の共重合比率は、酸成分の通常20〜60mol%程度、特に30〜50mol%程度であることが好ましい。

0022

また、鞘部ポリエステルとしては、ジカルボン酸成分として、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカジオン酸、エイコサンジオン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂肪族または脂環族ジカルボン酸を用い、ジオール成分として、例えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,2 −プロパンジオ−ル、1,3 −プロパンジオ−ル、1,3 −ブタンジオ−ル、1,4 −ブタンジオ−ル、1,5 −ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、1,6 −ヘキサンジオ−ル、1,4 −シクロヘキサンジオ−ル 、1,4 −シクロヘキサンジメタノ−ル、1,2−シクロヘキサンジメタノ−ル、1,3 −シクロヘキサンジメタノ−ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等を用いたポリエステルも挙げられる。

0023

鞘部ポリエステルの好適な具体例としては、例えばイソフタル酸共重合ポリエステル等が挙げられる。

0024

鞘部には、この他、溶融性を損なわない範囲で、ポリオレフィンなどの異種樹脂が配合されていてもよい。

0025

芯部ポリエステルと鞘部ポリエステルとの組み合わせとしては、ポリエチレンテレフタレートとイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレートとの組み合わせ等が好ましい。
その他の成分また、鞘部には、必要に応じて、顔料、難燃剤、安定剤、減粘剤、増粘剤などが配合されていてもよい。

0026

鞘部の融点は、通常100〜180℃程度、特に110〜160℃程度であるのが好ましい。鞘部の融点は低い方が融解し易いが、余りに低いと熱処理時に芯部と鞘部との溶融粘度差が大きくなって作業性が悪化し易い。また、鞘部の融点が余りに高いと芯部との融点の差が小さくなって、芯部を溶融させずに鞘部のみ溶融させるための温度コントロールが困難になる。本発明の範囲内であれば、このような問題が生じ難い。

0027

芯部また、芯部の融点は、鞘部の融点より通常20℃以上、特に30℃以上高いことが好ましい。芯部と鞘部との融点差が余りに小さいと熱融着時の温度コントロールが困難であるが、本発明の範囲であればこのような問題が生じない芯部融点の上限は、特に限定されないが、通常260℃程度である。

0028

固有粘度高分子を構成するモノマー重合度を反映する値として固有粘度がある。結晶性高分子では、ポリマーの重合度が高いほど延伸倍率を高く設定でき結晶化度を高くすることができる。

0029

本発明で使用する繊維が芯鞘型複合繊維である場合には、芯部の固有粘度[η]は、通常0.7dl/g以上、特に0.8dl/g以上であることが好ましい。芯部の固有粘度が余りに低いと結晶化が不十分になり複合繊維の強度が不十分になるが、本発明の範囲であればこのような問題は生じない。芯部の固有粘度の上限は特に限定されないが、通常1.2dl/g程度である。

0030

鞘部の固有粘度[η]は通常0.55〜0.65dl/g程度、特に0.57〜0.63dl/g程度であることが好ましい。固有粘度が余りに低いと鞘部が脆くなって熱接着点が外力により剥離し易くなる。また、固有粘度が余りに高いと熱接着時に加えるべき熱エネルギーひいてはコストが高くなりすぎる。本発明の範囲であればこのような問題は生じない。

0031

芯鞘型複合繊維本発明の不織布を構成する短繊維は、芯鞘型複合繊維であることが好ましい。この場合、熱接着法による不織布製造に好適に使用できる。芯鞘型複合繊維である場合には、この繊維は、繊維の長手方向に垂直な方向すなわち繊維径方向の断面において、芯部を中心として周縁部が完全に鞘部で覆われていてもよく、芯部が偏心していることにより外周の一部が芯部で占められたバイメタル型に近いものであってもよい。芯部が偏心しバイメタル型に近い形態の場合には、前記断面において外周の少なくとも50%、特に70%、さらに特に90%が鞘部で占められていることが好ましい。

0032

また、短繊維は、芯部と鞘部との重量比が、通常3:7〜7:3程度、特に4:6〜6:4程度であることが好ましい。繊度繊維長繊維が芯鞘型複合繊維である場合を含め、繊維の繊度は、通常1.1〜6.6dtex程度、特に2.2〜4.4dtex程度であることが好ましい。繊度が余りに小さいとカードにおける工程通過性が悪化し、繊度が余りに大きいと繊維間の接点数が少なくなるために不織布強度が低くなる。本発明の範囲であればこのような問題は生じない。

0033

また、繊維長は、通常32〜76mm程度、特に40〜60mm程度であることが好ましい。繊維長が余りに短い場合及び繊維長が余りに長い場合には、カードにおける工程通過性が悪化する。本発明の範囲であればこのような問題は生じず、実用上十分な強度を有する不織布が得られる。

0034

本発明において繊度及び繊維長は、JIS L 1015 Aに準拠して測定した値である。繊維強伸度また、繊維の引張強度は、通常1〜5cN/dtex程度、特に2〜4cN/dtex程度であることが好ましく、伸度は、通常40〜80%程度、特に50〜70%程度であることが好ましい。繊維の繊度、強度及び伸度は、紡糸時のポリマーの吐出量及び延伸倍率を調節することにより、この範囲内にすることができる。

0035

繊維の製造方法;本発明において使用する短繊維は、合成繊維である場合には、紡糸、捲縮の付与及び切断などの工程を含む従来公知の方法で製造できる。綿、羊毛等の天然の短繊維はそのまま使用できる。短繊維が芯鞘型複合繊維である場合には、複合繊維の製造方法として従来公知の方法(例えば特開昭58−13628号公報に記載の方法)で製造できる。

0036

製造方法;短繊維間の交絡または接着方法は、特に限定されず、熱接着法、バインダ接着法ニードルパンチ法ウオーターパンチ法等の公知の方法を採用できる。いずれの場合にも、ウェブ複数枚重ねた状態で交絡または接着する。

0037

グラフト重合繊維加工ポリエステル繊維の製造方法;グラフト重合されるエチレン性不飽和有機酸化合物としては、アクリル酸メタクリル酸マレイン酸スチレンスルホン酸クロトン酸ブテントリカルボン酸等が例示され、各々単独または混合物としてグラフト重合に用いられるが、特にアクリル酸及び/またはメタクリル酸が好ましい。また、これらの化合物の金属塩不飽和有機酸以外のエチレン性不飽和単量体共存させても良い。

0038

グラフト重合(GT%)、すなわちポリエステル繊維に対する、エチレン不飽和有機酸の重合による重量増加率は12%以上が好ましい。これよりも低いと、目標とするアンモニア消臭機能性、結露防止性が十分発揮出来ない。性能の点からより望ましくは15%以上である。グラフト増加率(GT%)は、反応前の絶乾重量(W0)からグラフト重量洗浄した後の絶乾重量(W1)への重量増加率から計算できるものである。
グラフト重合率(GT%)=(W1−W0)×100/W0

0039

グラフト重合方法は特に限定されるものではないが、疎水性ラジカル開始剤アルキルフタルイミド系化合物、界面活性剤及びエチレン性不飽和有機酸を含む乳化中に、ポリエステル繊維を浸漬、加熱処理する方法が好ましい。

0040

グラフト重合浴中におけるエチレン性不飽和有機酸の濃度は、1〜10重合%が好ましい。このような濃度で加工することにより通常12%以上のグラフト重合率を得ることが可能となる。

0041

疎水性のラジカル開始剤としては、ベンゾパーオキサイドトリイルパーサイド芳香族アルキルパーオキサイド系化合物、ジクロルベンゾイルパーオキサイドジクルミルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルキュメンハイドロパーオキサイド過安息香酸、過安息香酸エステル等が挙げられる。なお、疎水性のラジカル重合開始剤の使用量は、グラフト重合浴に対して、0.01〜5.0重量程度である。

0042

アルキルフタルイミド系化合物とは、フタルアミドのN基に脂肪族もしくは芳香族のアルキル基を有する化合物であるが、加工処理後製品への残存量、臭気、安全性、取り扱い性を考えると、メチルエチルプロピルイソプロピルブチルイソブチル等の低分子芳香族アルキル基が望ましい。また、これらは単独で用いても、数種類混合して用いても良い。

0043

このアルキルフタルイミド系化合物の使用量は、グラフト重量浴に対して、0.01〜0.20重量%が好ましい。これより少ないと、均一にグラフト重合が行われず、重合率も上がらない。また、これ以上使用量を増やしても、重合率が高くならず、最終製品に残存するアルキルフタルイミドの量も多くなり、臭気が残り、消費特性上好ましくない。また、安全性、処理コスト反応性の点から、より好ましくは0.1〜1.0重量%である。

0044

さらにグラフト重合浴中にポリエステル繊維を浸漬して加熱処理するが、処理条件は50℃から150℃で5分から3時間であり、好ましくは70℃から130℃で30分から120分間である。雰因気としては窒素ガス雰因気が好ましい。

0045

さらにグラフト重合した後、塩基性アルカリ金属塩金属イオン封鎖剤を含む水溶液で、その水溶液pHが8以上10未満になるまで処理することにより、高いアンモニア消臭性能を得ることが出来る。

0046

このアルカリ金属塩化に用いる金属塩としては、ナトリウムリチウムカリウム等が挙げられ、塩基性アルカリ化合物としては、具体的には水酸化ナトリウム水酸化リチウム水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物炭酸ナトリウム炭酸カリウムリン酸−2−ナトリウム、リン酸−3−ナトリウムなどの無機弱酸のアルカリ金属塩、亜硫酸ナトリウム珪酸ナトリウム等の水に溶けアルカリ性を示す化合物であり、こららは単独または2種類以上の混合物として用いられる。

0047

本発明において、上記のアルカリ金属化合物と共に用いられる金属イオン封鎖剤は公知の物質が使用される。一般に金属イオン封鎖剤としては、ピロリン酸ナトリウム、トリリン酸ナトリウムトリメタリン酸ナトリウムテトラメタリン酸ナトリウムポリリン酸ナトリウム等の縮合リン酸塩類、エチレンジアミンテトラ酢酸の2ナトリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸の4ナトリウム塩等が挙げられる。こられの金属イオン封鎖剤の使用量は水中に溶存する他価金属イオンの量にもよるが、一般には0.01〜5.0g/Lの濃度で使用すれば十分である。

0048

アルカリ金属化合物と金属イオン封鎖剤を含む水溶液によるグラフト重合したポリエステル繊維のアルカリ金属塩化処理は、一般的に、常温から100℃の範囲で行われる。

0049

この方法により、20℃65%RH環境下での吸湿率が5.0%以上であり、アンモニア消臭性能を有したポリエステル繊維を得ることが出来、床材に、0.010g/cm3以上含有することにより、結露防止機能を有することが出来る。20℃×65%RH環境下での吸湿率は8.0%以上であることがより好ましく、更に好ましくは10.0%以上である。但し、この方法で得られる吸湿率は通常25.0%以下である。

0050

疲労感・負担感を軽減する床材は、嵩密度が0.10g/cm3以上0.15g/cm3以下、厚みが8mm以上12mm以下であるポリエステル繊維、低融点ポリエステル繊維から構成される床材である。0.15g/cm3以上、厚みが8mm未満の場合、踵部が床に着地した時、衝撃吸収性が悪くなり、疲労感・負担感を感じる。また、嵩密度が0.10g/cm3未満、厚みが0.12mm以上の場合、衝撃吸収性はあるが、柔らか過ぎて、とこつき感を感じ、疲労感・負担感を感じる。

0051

本発明の特性値測定方法評価方法)について説明する。

0052

臨床評価:下肢の健常な被験者10名の方に、家庭リビングルームで1ヶ月間、1日4時間以上使用して頂いて、以下の評価を行った。
1)足首部の疲労感・負担感:足首の疲労感・負担感の程度を主観申告で評価した。
疲れない:◎、ほとんど疲れない:○、やや疲れる:△、疲れる:×
2)膝部の疲労感・負担感:足首の疲労感・負担感の程度を主観申告で評価した。
疲れない:◎、ほとんど疲れない:○、やや疲れる:△、疲れる:×

0053

結露評価:上記同様に、発汗に異常のない被験者10名の方に、家庭の寝室に1ヶ月間、寝具の下に1日7時間以上使用して頂いて、以下の評価を行った。
作成した床裏側の結露の程度を主観申告で評価した。
結露がない:◎、ほとんど結露がない:○、やや結露がある:△、結露がある:×

0054

不織布の密度(嵩密度):JIS K 6400.5に準拠して行う。フォームに変形を与えない状態で、厚み、幅及び長さのそれぞれについて、異なった場所3ヶ所以上測定し、それぞれ平均値を出し、各々の試料片体積(V)を算出する。次に、各々の試料片の質量(W)を0.5%の精度まで計り、グラムで表す。
見掛け密度(ρ)=W/V
ρ=g/cm3
W=試料片の質量(g)
V=試料片の体積(cm3)
試料は、80℃で120分間乾燥後、20℃65%RHで調温調湿する。

0055

吸湿率(M%):絶乾重量(S0)からから20℃65%RH環境下で48時間放置した後の重量(S1)への重量増加量を計算した。
吸湿率(M%)=(S1−S0)×100/S0

0056

アンモニア消臭性能:3Lのポリ容器に100ppmの濃度になるようにアンモニア水滴下し、そのポリ容器にサンプルを5g要入れ、密閉し60分後のポリ容器中のアンモニア濃度ガステック社製のガス検知管を使用して測定した。

0057

アンモニア消臭繊維結露防止繊維の製造方法:
公知の製造方法において、グラフト重合浴の1/15重量のフタルイミド0.5重量%、モノマー3.0重量%に、ポリエチレンテレフタレートわた(6.6dtex−64mm)をベンゾルパーオキサイド0.1重量%、N−ブチルフタルイミド、炭酸ナトリウム及びポリエチレン及びエチレングリコールアニオン系の界面活剤よりなる乳化水溶液に、アクリル酸及びメタクリル酸の等量混合モノマーを加えて、グラフト重合浴を行った。80℃の熱水で10分間処理し、その後、炭酸ナトリウム3g/L及びジエチレンジアミンテトラ酢酸—4ナトリウム塩0.5g/Lの水溶液を用いて、70℃×10分の処理を処理水がpH8.5になるまで繰り返し、その後、湯水洗を行い、乾燥機(140℃×10分)を用いて乾燥させて、アンモニア消臭(結露防止)繊維を得た。20℃×65%RH吸湿率は12.0%であった。

0058

(表1)に示す親水性ポリエステル短繊維「11T×64−K45」(東洋紡績株式会社製)、バインダー繊維(低融点ポリエステル繊維)「4.4T×51−EE7」(東洋紡積株式会社製)、及び前記アンモニア消臭(結露防止)繊維を混合し、カードウェッブクロスレイにて積層し、ニードルパンチで交絡後、160℃×2分処理し、不織布を作成した。

0059

さらに、表地は、市販品の天然イ草100%の天然畳表を使用した。畳表と床材を固定化する接着剤は、低融点不織布(ダイナック(R)、RPO−1000、東洋紡績株式会社製、融点93℃)を用いて、150℃×30sec以上で固定化した。使用量は、実施例、比較例によって異なるが、歩行により畳表と床材が剥離しない量である。

0060

0061

(表2)に、評価結果を示す。

0062

0063

実施例1〜3の床材は、比較例1〜4のものに比較して、疲労感・負担感の低減効果、アンモニア消臭性能、結露防止性能に優れた床材が得られることが判る。

0064

本発明の床材は、疲労感・負担感の低減効果、アンモニア消臭性能、結露防止性能に優れ、かつリサイクル性に優れた床材が安価に得られるため、戸建住宅、マンション、アパート、オフィスビル、介護施設、工業用施設、店舗等の建築物等の幅広い用途分野に利用することができ、産業界に寄与することが大である。

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