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技術 魚釣り用自動合わせ装置

出願人 有限会社ワイエスピーデザインオフィス
発明者 米浜洋
出願日 2004年3月3日 (16年1ヶ月経過) 出願番号 2004-058294
公開日 2005年9月15日 (14年7ヶ月経過) 公開番号 2005-245262
状態 未査定
技術分野 魚釣り(1)(釣針、釣糸) 魚釣り(1)(釣針、釣糸)
主要キーワード 閉鎖空洞 本体空間 掛止リング プーリーユニット 尾ヒレ 緩衝筒 センサガイド 軸受リブ
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この項目の情報は公開日時点(2005年9月15日)のものです。
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図面 (20)

課題

ルアー形状をした魚釣り合わせ機において、尾部釣針動きを安定させること。

解決手段

背側又は腹側のいずれか一方側を釣針装着側として鈍角をなす傾斜面からなるセット台11が形成されたルアータイプの本体1と、該本体1における釣針装着側の頭部付近に一端側が固定され他端側には係止リング5を介して尾部釣針4が連結された弾性体3と、前記本体1に軸着されて釣針装着側が開閉するようにセット台11と当接・離隔回動する引き金2とから構成され、引き金2がセット台11と当接した際には伸張させた前記弾性体3の係止リング5を保持するように形成した魚釣り用自動合わせ装置において、装置の作動時まで尾部釣針4を保持するための釣針サポートとして突起24や門形腕部25を設けた。

概要

背景

魚釣りにおいては、に食い付く当たりが得られると、釣針が確実に魚の口に突き刺さるように釣竿を合わせる必要がある。こうした合わせのタイミングは経験やに頼らざるをえず、素人には難しい操作であった。そこで、誰もが魚釣りを容易に楽しめるように、魚の当たりを感知して自動的に合わせを行う装置が従来より種々提案されている。

例えば、古くは弦巻バネを用いた自動魚つり仕掛として、釣竿からの釣糸締結した支柱に沿って弦巻バネの上端を固定する一方、該弦巻バネの下端に対して釣針側の釣糸を締結するものが提案されている。この仕掛では、釣針側の釣糸から分岐した釣糸を別途軸着したカギに締結しておき、伸張させた弦巻バネのカギ穴にカギを挿入して係止することにより、魚の当たりが得られると、カギ穴からカギが抜けて弦巻バネが収縮するよう構成されていた(特許文献1)。

また、例えば、ゴム紐を用いた魚釣り用自動合わせ装置として、滑車を介在させてゴム紐の伸縮差ストローク差)を大きく確保することにより、鯉のような大物釣りに好適とした自動合わせ装置も提案されている(特許文献2)。

本発明者においても、多様な釣りに使用でき誰でも釣れる器具を提供するべく、先に魚釣り合わせ機を提案した(特許文献3)。この魚釣り合わせ機は、筒状の本体頂部に対して釣竿からの釣糸を締結する一方、本体内に収容されながら上端を固定された紐状ゴムの下端に略五角形リング状のセッターを連結し、このセッターに対して釣針からの釣糸を締結したもので、紐状ゴムを伸張させた状態でセット台に係止させることにより起動準備を完了とするものである。

前記特許文献1や特許文献2に代表される従来の自動合わせ装置においては、伸張させた弦巻バネやゴム紐の下端部分を係止しているカギ等を解除するためには、釣針側の釣糸がこれら弦巻バネ等の収縮力以上の大きな力で引かれなければならなかったので、小さな当たりには反応しないという欠点があった。これに対して、前記特許文献3に開示された本発明者による前記魚釣り合わせ機では、ごく僅かな当たりにも反応する点で優れていた。すなわち、この魚釣り合わせ機では、伸張状態にある紐状ゴムが収縮しようとする力の作用によって、傾斜したセット台上にあるセッターは常に滑落離脱しようとする状態にあるところ、このセッターは、辛うじ引き金によってセット台上に係止されているにすぎないから、魚が釣針の餌に食い付いて当たりが得られると、たとえ小さな当たりであっても引き金が起こされてセッターとセット台の係止状態が解除されるのである。両者の係止状態が解消されると直ちに紐状ゴムが収縮する結果、ごく僅かな当たりであっても自動的に合わせが行われることになっていた。

実開昭50−117091号公報(第1頁)
特公平2−17137号公報(第1頁、第3図ないし第6図)
特開2002−58409号公報(第1頁、図1、図6ないし図8)

概要

ルアー形状をした魚釣り合わせ機において、尾部釣針動きを安定させること。 背側又は腹側のいずれか一方側を釣針装着側として鈍角をなす傾斜面からなるセット台11が形成されたルアータイプの本体1と、該本体1における釣針装着側の頭部付近に一端側が固定され他端側には係止リング5を介して尾部釣針4が連結された弾性体3と、前記本体1に軸着されて釣針装着側が開閉するようにセット台11と当接・離隔回動する引き金2とから構成され、引き金2がセット台11と当接した際には伸張させた前記弾性体3の係止リング5を保持するように形成した魚釣り用自動合わせ装置において、装置の作動時まで尾部釣針4を保持するための釣針サポートとして突起24や門形腕部25を設けた。

目的

本発明者においても、多様な釣りに使用でき誰でも釣れる器具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

全体がルアー形状をなしており、背側又は腹側のいずれか一方側を釣針装着側として鈍角をなす傾斜面からなるセット台が形成された本体と、該本体における釣針装着側の頭部付近に一端側が固定され他端側には係止リングを介して釣針が連結された弾性体と、前記本体に軸着されて釣針装着側が開閉するようにセット台と当接・離隔回動する引き金とからなり、引き金がセット台と当接した際には伸張させた前記弾性体の係止リングを保持しうるように構成された魚釣り用自動合わせ装置において、装置の作動時まで釣針を保持するための釣針サポートを設けたことを特徴とする魚釣り用自動合わせ装置。

請求項2

釣針サポートが、引き金において頭部方向突設された突起からなり、釣針のアイに対して嵌挿されるものである請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項3

釣針サポートが、引き金において頭部方向に突設された突起と、引き金において外方向に開放して設けられた門形腕部とからなり、前記突起が釣針のアイに対して嵌挿される一方、前記門形腕部により装置の作動時まで釣針の軸が保持されるものである請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項4

釣針サポートが、引き金において頭部方向に突設された突起と、引き金において後方に延設された係止フックとからなり、前記突起が釣針のアイに嵌挿される一方、前記係止フックが、釣針から分岐した針の基端付近に対して着脱自在に係止されるものである請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項5

釣針サポートが、引き金において頭部方向に突設された突起と、引き金において外方向に延設された係止突起からなるものであり、前記突起が釣針のアイに嵌挿される一方、前記係止突起に穿設された係止孔に対して釣針の軸に設けられた係止爪挿脱自在に係止されるものである請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項6

先端側が本体頭部付近に固定され、後端側が引き金における係止リング保持位置より外方に遊嵌されることによって両者間を連結しつつ、本体より離隔させながら外方に湾曲させた伝導部材アタリセンサとして設けてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項7

先端側が本体頭部付近に固定され、後端側が引き金における係止リング保持位置より外方に遊嵌されることによって両者間を連結しつつ、本体より離隔させながら外方に湾曲させた伝導部材をアタリセンサとして設けて、該アタリセンサにおける伝導部材の前後移動が本体の尾部付近に設けられたセンサガイドに案内されるよう構成してなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項8

本体の腹側を釣針装着側として、弾性体の途中にも中間釣針を吊下配置する一方、先端側が前記中間釣針のアイ付近に連結され、後端側が引き金における係止リング保持位置より外方に遊嵌されることによって両者間を繋ぐロッドをアタリセンサとして設けてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項9

本体を左右方向に貫通する回動軸から本体空間内に内部を垂下する一方、前記回動軸の左右端から本体後方に向けてロックアームを延設し、該ロックアームの後端屈曲部が引き金に設けられたキャッチに対して係合するよう形成した安全装置を備えてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項10

本体の左右側面に設けた軸受基端として本体後方にロックアームを延設し、該ロックアームの後端屈曲部が引き金に設けられたキャッチに対して係合するよう形成しつつ、ロックアームの後端付近フロート連設された安全装置を備えてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項11

ロックアームの後端付近にはフロートに代えて外部錘が連設されているものである請求項10記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項12

本体を左右方向に貫通する回動軸から本体前方側に設けた空間内に対して上下方向に開脚した2本のレバーを延設し、前記空間内にあって2本のレバー間転動するウエイトボールを内蔵する一方、前記回動軸の左右端から本体後方に向けてロックアームを延設し、該ロックアームの後端屈曲部が引き金に設けられたキャッチに対して係合するよう形成した安全装置を備えてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項13

引き金の係止リング装着側と反対方向に延設したバランスウエイトを安全装置としてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項14

腹側を釣針装着側とする本体の背側に空気室を配設する一方、同じく本体の背側に引き金の回動を規制するストッパを軸着して、該ストッパの重心を回動軸より引き金側に位置するように形成することにより安全装置とした請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項15

背側を釣針装着側とする本体の背側に空気室を配設する一方、本体の腹側に引き金の回動を規制するストッパを軸着して、該ストッパの回動軸が延長された本体外部にフロートを連設することにより安全装置とした請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項16

弾性体の固定端が、本体頭部付近に軸着されたプーリーを介して尾部寄りに折り返した状態で本体と固定されてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

請求項17

弾性体に代えて紐状体を用い、当該紐状体の前方側固定端が、本体頭部付近に軸着されたプーリーを介して尾部寄りに折り返した後に、さらに本体腹部に格納されて頭部側から尾部方向に弾性収縮可能な可動プーリーを介して頭部寄りに折り返した状態で本体と固定されてなる請求項1記載の魚釣り用自動合わせ装置。

技術分野

0001

本発明は、魚釣りに際して釣糸連結使用することにより、に食い付いたことを検出して、釣り人に代わって自動的に釣針を合わせるための釣具に関する。

背景技術

0002

魚釣りにおいては、魚が餌に食い付く当たりが得られると、釣針が確実に魚の口に突き刺さるように釣竿を合わせる必要がある。こうした合わせのタイミングは経験やに頼らざるをえず、素人には難しい操作であった。そこで、誰もが魚釣りを容易に楽しめるように、魚の当たりを感知して自動的に合わせを行う装置が従来より種々提案されている。

0003

例えば、古くは弦巻バネを用いた自動魚つり仕掛として、釣竿からの釣糸を締結した支柱に沿って弦巻バネの上端を固定する一方、該弦巻バネの下端に対して釣針側の釣糸を締結するものが提案されている。この仕掛では、釣針側の釣糸から分岐した釣糸を別途軸着したカギに締結しておき、伸張させた弦巻バネのカギ穴にカギを挿入して係止することにより、魚の当たりが得られると、カギ穴からカギが抜けて弦巻バネが収縮するよう構成されていた(特許文献1)。

0004

また、例えば、ゴム紐を用いた魚釣り用自動合わせ装置として、滑車を介在させてゴム紐の伸縮差ストローク差)を大きく確保することにより、鯉のような大物釣りに好適とした自動合わせ装置も提案されている(特許文献2)。

0005

本発明者においても、多様な釣りに使用でき誰でも釣れる器具を提供するべく、先に魚釣り合わせ機を提案した(特許文献3)。この魚釣り合わせ機は、筒状の本体頂部に対して釣竿からの釣糸を締結する一方、本体内に収容されながら上端を固定された紐状ゴムの下端に略五角形リング状のセッターを連結し、このセッターに対して釣針からの釣糸を締結したもので、紐状ゴムを伸張させた状態でセット台に係止させることにより起動準備を完了とするものである。

0006

前記特許文献1や特許文献2に代表される従来の自動合わせ装置においては、伸張させた弦巻バネやゴム紐の下端部分を係止しているカギ等を解除するためには、釣針側の釣糸がこれら弦巻バネ等の収縮力以上の大きな力で引かれなければならなかったので、小さな当たりには反応しないという欠点があった。これに対して、前記特許文献3に開示された本発明者による前記魚釣り合わせ機では、ごく僅かな当たりにも反応する点で優れていた。すなわち、この魚釣り合わせ機では、伸張状態にある紐状ゴムが収縮しようとする力の作用によって、傾斜したセット台上にあるセッターは常に滑落離脱しようとする状態にあるところ、このセッターは、辛うじ引き金によってセット台上に係止されているにすぎないから、魚が釣針の餌に食い付いて当たりが得られると、たとえ小さな当たりであっても引き金が起こされてセッターとセット台の係止状態が解除されるのである。両者の係止状態が解消されると直ちに紐状ゴムが収縮する結果、ごく僅かな当たりであっても自動的に合わせが行われることになっていた。

0007

実開昭50−117091号公報(第1頁)
特公平2−17137号公報(第1頁、第3図ないし第6図)
特開2002−58409号公報(第1頁、図1図6ないし図8

発明が解決しようとする課題

0008

ところが、本発明者が提案した前記魚釣り合わせ機であっても、筒状の本体に代えて擬似魚形状をした本体を採用したルアータイプの場合には、その作動時において尾部釣針動きが安定せず、場合によっては尾部釣針が引き金やセット台等に突き刺さってしまう欠点があった。また、ルアータイプにあっては、本体部分に対して魚が食い付く場合があるにもかかわらず、尾部釣針等に対して直接に魚の口が当たらなければ作動しないという欠点もあった。

0009

さらに、小さな当たりでも作動する構成は、すなわち衝撃等による誤作動が生じる余地が生じてしまうことになるので、誤作動を防止し、釣針によって指先等を怪我する危険を回避する手段を講じる必要もあるし、釣針にワーム掛けたときにも水中への投入時にワームの重量で誤作動してしまわないよう配慮する必要もある。

0010

また、尾部釣針とは別に新たな中間釣針を設けた場合、該中間釣針は常にルアーに固定されたままなので、中間釣針のみに当たりが得られた場合には合わせが一切行われないという欠点があったし、全長が短いルアータイプにおいては紐状ゴムの伸縮差(伸張量又はストローク)が確保しづらいために、作動しても十分な合わせ効果が得られないおそれもあった。

課題を解決するための手段

0011

前記所期の課題解決を図るため、本発明では、全体がルアー形状をなしており、背側又は腹側のいずれか一方側を釣針装着側として鈍角をなす傾斜面からなるセット台が形成された本体と、該本体における釣針装着側の頭部付近に一端側が固定され他端側には係止リングを介して釣針が連結された弾性体と、前記本体に軸着されて釣針装着側が開閉するようにセット台と当接・離隔回動する引き金とからなり、引き金がセット台と当接した際には伸張させた前記弾性体の係止リングを保持しうるように構成された魚釣り用自動合わせ装置において、装置の作動時まで釣針を保持するための釣針サポートを設けた。

0012

この釣針サポートは、引き金において頭部方向突設された突起からなり、釣針のアイに対して嵌挿されるものとすることができる。例えば、三つ又をした3針タイプの尾部釣針や1本の鋼材屈曲させた1針タイプの尾部釣針として用いる場合、当該尾部釣針のアイに対して引き金の突起を嵌挿しておくと、装置が作動して尾部釣針が頭部方向に引かれるその瞬間まで、尾部釣針が当初のセット状態姿勢のままで維持されることになる。なお、セット台はルアー形状をした装置の尾部に設けられるほか、頭部と尾部の間に設けることもでき、その場合には釣針として例えば3針タイプの中間釣針を用い、該中間釣針のアイに対して引き金の突起を嵌挿することになる。

0013

また、前記釣針サポートは、引き金において頭部方向に突設された突起と、引き金において外方向に開放して設けられた門形腕部とを組み合わせて、前記突起が釣針のアイに対して嵌挿される一方、前記門形腕部により装置の作動時まで釣針の軸が保持されるように構成することができる。前述のように尾部釣針を用いた場合、突起によりそのアイを保持することに加えて門形腕部によりその軸を保持することができるので、投入時や水中において装置全体激しく動いた場合においてもセット状態にある尾部釣針の姿勢がそのまま維持される。

0014

前記門形腕部としては、合成樹脂等の弾力性のある素材を用いながら左右腕部の先端内側に対向するように2つの小突起を設けて両腕部間の開口幅を狭くしたものが例示される。このタイプでは、やや押し込むように釣針の軸を嵌挿させるので釣針の安易な脱落が防止される一方、装置が作動して弾性体により釣針が引かれた際には両腕部間が押し広げられることにより釣針の円滑な離脱が実現される。また、門形腕部の内側に磁性体を装着しておき、該磁性体の磁力により釣針の軸を吸引保持するよう構成してもよい。

0015

前記釣針サポートのさらに別な態様としては、引き金において頭部方向に突設された突起と、引き金において後方に延設された係止フックとを組み合わせて、前者の突起を釣針のアイに嵌挿させる一方、後者の係止フックを、釣針から分岐した針の基端付近に対して係止させ、頭部方向に着脱自在となるように構成することができる。さらにまた別な態様としては、引き金において頭部方向に突設された突起と、同じ引き金において外方向に延設された係止突起とを組み合わせて、前記突起が釣針のアイに嵌挿される一方、前記係止突起に穿設された係止孔に対して釣針の軸に設けられた係止爪挿脱自在に係止されるように構成することができる。

0016

そして、ルアー形状をした本体部分に対して魚が食い付いた場合にも装置を確実に作動させるべく、本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置では、先端側が本体頭部付近に固定され、後端側が引き金における係止リング保持位置より外方に遊嵌されることによって両者間を連結しつつ、本体より離隔させながら外方に湾曲させた伝導部材アタリセンサとして設けた。したがって、魚の食い付きによって伝導部材が装置本体側に押し付けられると、伝導部材の後端側が引き金を後方に押圧する結果、引き金から係止リングが解放されて装置が作動することになる。

0017

こうしたアタリセンサにおける伝導部材としては、自らがバネのような弾性を有している線材板状材が好適に用いられるが、本体との間に別途バネを設けることとしてバネ弾性を有しないものを用いることにしてもよい。また、伝導部材は単一の部材で構成してもよいが、2以上の部材を連結組み合わせすることにより構成してもよい。魚の食い付きによって本体側に押圧され伸張するように前後移動する伝導部材が本体の尾部付近に設けられたセンサガイドにより案内されるよう構成することで、その前後移動の際に本体から離隔してしまうことが防止され、引き金を確実に押圧するようにできる。

0018

さらに、本体の腹側を釣針装着側として弾性体の途中に中間釣針を吊下配置した場合には、先端側を前記中間釣針のアイ付近に連結し、後端側を引き金における係止リング保持位置より外方に遊嵌して両者間を繋いだロッドをアタリセンサとする。中間釣針に魚が食い付くとロッドの後端側が引き金を後方へと押圧するので、伸張した弾性体により前方へ移動しようとする係止リングが解放されて、装置が作動することになる。

0019

装置の誤作動を防止する安全装置は、まず、本体を左右方向に貫通する回動軸から本体空間内に内部を垂下する一方、前記回動軸の左右端から本体後方に向けてロックアームを延設し、該ロックアームの後端屈曲部が引き金に設けられたキャッチに対して係合するよう形成することにより得られる。内部錘の重量によって回動軸が回転するように構成し、水中へ投入する際、釣竿から吊り下がった本体が略起立状態にあるときは掛止リングを保持した引き金のキャッチにロックアームが係合して引き金の回動を規制する一方、着水ないし水没した本体が略水平状態にあるときはキャッチからロックアームが離脱して引き金の回動を許容するというように、本体の姿勢変化に伴って位置移動する内部錘の作用でロックアームがキャッチと自動的に係合離脱するようにしたのである。

0020

ロックアームの係合離脱操作には、前記内部錘に代えてフロートを用いることもできる。すなわち、先の安全装置の応用として、本体の左右側面に設けた軸受基端として本体後方にロックアームを延設し、本体が略起立状態にあるときはフロートの重量によりロックアームの後端屈曲部が引き金に設けられたキャッチに対して自動的に係合するよう形成しつつ、本体が水没等して略水平状態になった時にはロックアームの後端付近連設したフロートの浮上移動によってロックアームがキャッチと自動的に離脱するように構成した。

0021

また、錘だけを用いる場合であっても、本体内ではなく、本体外部となるロックアームの後端付近に外部錘を装着することにより、前述のような本体の姿勢変化に伴うロックアームの自動的な係合離脱操作を実現することも可能である。

0022

また、本体の姿勢変化に伴ってロックアームの自動的な係合離脱操作を実現する別な手段としては、前記錘やフロートに代えて、本体を左右方向に貫通する回動軸から本体前方側に設けた空間内に対して上下方向に開脚した2本のレバーを延設し、前記空間内にあって2本のレバー間転動するウエイトボールを内蔵する一方、前記回動軸の左右端から本体後方に向けてロックアームを延設することもできる。

0023

また、安全装置の別な態様としては、引き金の係止リング装着側と反対方向に延設したバランスウエイトを用いることができる。装置を水中に投入する際、釣針に引っ掛けたワームの重量によって引き金を開放する方向に作用する慣性力を、引き金を閉鎖する方向に作用するバランスウエイトの重量で相殺するのである。

0024

さらに別な安全装置は、腹側を釣針装着側とする本体の背側に空気室を配設する一方、同じく本体の背側に引き金の回動を規制するストッパを軸着してなり、前記ストッパの重心が回動軸より引き金側に位置するように形成する。このように構成すると、本体が略起立状態にあるときは係止リングを保持した引き金に当接してその回動を規制し、本体が略水平状態にあるときは引き金から離隔してその回動を許容するようにでき、やはり本体の姿勢変化に伴って引き金の自動的なロックと解除を図ることができる。

0025

背側を釣針装着側とする魚釣り用自動合わせ装置に前記安全装置を適用する場合には、本体の背側に空気室を配設する一方、本体の腹側に引き金の回動を規制するストッパを軸着して、前記ストッパにおけるストッパ回動軸が延長された本体外部においてフロートを連設する。本体が略起立状態にあるときはフロートの重量によって係止リングを保持した引き金に当接してその回動を規制し、本体が略水平状態にあるときはフロートの浮力によって引き金から離隔してその回動を許容するように構成することで、やはり本体の姿勢変化に伴って引き金の自動的なロックと解除を図ることができる。

0026

また、弾性体は、その固定端を本体頭部付近に軸着されたプーリーを介して尾部寄りに折り返した状態で本体と固定することにより全体の伸張量を増大させることができるし、弾性体に代えて紐状体を用いた場合においても、当該紐状体の固定端を、本体頭部付近に軸着されたプーリーを介して尾部寄りに折り返した後に、さらに本体腹部に格納されて頭部側から尾部方向に弾性収縮可能な可動プーリーを介して頭部寄りに折り返した状態で本体と固定することにより紐状体全体の移動量を増大させることができる。

発明の効果

0027

本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置によれば、全体をルアー形状に形成し、釣針として尾部釣針や中間釣針を採用した場合においても、引き金に設けた釣針サポートにより、装置が作動するその瞬間に至るまで当初のセット状態のまま釣針が安定維持されるので、弾性体に引かれた釣針が本体に突き刺さるといった不都合もなく、常に魚の口に対して確実に釣針を突き刺すことができるようになる。

0028

また、装置にアタリセンサを設けたので、魚が釣針に対して正確に食い付かず、本体部分を張るように食い付いた場合においても装置が作動し、魚の口に対して釣針を確実に突き刺すことができるようになった。そして、本発明では、こうしたアタリセンサを尾部釣針のみならず中間釣針についても適用したので、中間釣針のみに魚が食い付いた場合にも自動的かつ確実に合わせを行うことができるようになったのである。

0029

さらに本発明では、水中へ投入する際、釣竿から吊り下がった本体が略起立状態にあるときは引き金の回動を規制する一方、着水ないし水没した本体が略水平状態にあるときは引き金の回動を許容するといった、本体の姿勢変化に伴って引き金の自動的なロックと解除を図る安全装置を設けたので、魚釣り用自動合わせ装置を一旦セットした略起立状態にあっては、指が触れたり、ワームの重量に起因した投入時等の衝撃などによって引き金が誤作動することを防止でき、略水平状態で魚の食い付きを待ったうえで装置を確実に作動させることができるようになった。。

0030

さらにまた、本発明では、弾性体又はこれに代えて用いる紐状体の途中にプーリーを介在させて折り返すようにしたので、弾性体等の伸張セット状態と収縮作動状態とで十分な伸縮差を確保することができる結果、全長が短いルアータイプに使用した場合においても釣針を確実に魚の口に突き刺すことができるようになった。

発明を実施するための最良の形態

0031

以下、図面に従って本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置を詳細に説明する。図1は、本発明に係る装置の一例を示した一部破断側面図である。この例では、全体がルアー形状をした本体1の腹側を釣針装着側として、尾ヒレに相当する後端尾部位置において、腹部の輪郭線と鈍角をなす傾斜面からなるセット台11が形成されている。本体1の先端頭部には長いリップ12が延設されており、該リップ12の中程において金属製の異形環体からなる弾性体止め13が埋設されている。この弾性体止め13にはゴム線条材からなる弾性体3の固定端が連結されており、反対側自由端には係止リング5と、さらに2個の金属製リング50,50を介して、尾部釣針4が順次連結されている。係止リング5と尾部釣針4間にリング50を用いたのは、リング50を指で持つことにより係止リング5のセット操作が容易になること、及び後述する釣針サポートの使用を容易にするためである。

0032

図2は、図1における弾性体から尾部釣針部分に至るまでを抽出した拡大斜視図である。本例の弾性体3は、両端に環状の固定部3a, 3aを備えた1本のゴム製線条材からなるもので、係止リング5に挿通した後に二つ折りにし、両端とも合成樹脂製パイプ材からなる緩衝筒31を通してから図1の弾性体止め13に固定されることになる。係止リング5は1本の金属製線条材略五角形状に折り曲げて両端を係止して形成されたものであり、前記緩衝筒31は、弾性体3の伸張状態が解消されて急激に収縮した際に、金属製の係止リング5等が激突する衝撃を和らげる効果を奏する。

0033

図1に戻って、本体1の後端尾部の背側には左右に突出する軸21を備えた略コ字形の引き金2が軸着されている。この引き金2は、中程に控え部22を備える一方、前記軸21の反対側端部に係止部23を備えてなるもので、軸21を中心として引き金2が回動すると、該係止部23がセット台11と当接・離隔する結果、釣針装着側となる腹側が開閉することになる。図3は、図1における引き金2を中心とする部分拡大斜視図であり、引き金2の控え部22内に収容された係止リング5の後端が引き金の係止部23によって保持されている状態を示している。

0034

先の図1に示されるように、本体1の後端尾部内には、係止リング5をセット台11上において引き金2で保持する際の補助をなすバネ14と止めピン15が内蔵されている。すなわち、U字形に屈曲されたバネ14によって止めピン15の先端がセット台11より突出するように付勢されているので、弾性体3を伸張させながら係止リング5を後端尾部方向に引けば、係止リング5を止めピン15に引っ掛けて仮止めすることができるのである。次いで、引き金2を回動させながらセット台11方向に押圧すると、引き金2の係止部23が前記止めピン15における後端頂面の半分ほどを押圧するので、バネ14が収縮して止めピン15の後端頂面がセット台11の傾斜面と同一平面位置まで押し戻される結果、係止リング5は、止めピン15の後端頂面に載置された状態で引き金2の係止部23によって保持されることになる。

0035

なお、本体1は、左右に分離形成された二部材を接着剤で最中合わせに接着して成形されるところ、尾ヒレに相当する位置の空間内に接着剤が流入してしまうと、空間内に収容される前記バネ14と止めピン15の円滑な動作が妨げられるので、接着剤の流入を防止するべく、本体1には前記空間より頭部寄りに細溝17が刻設されている。

0036

本発明は、以上のように構成された魚釣り用自動合わせ装置の引き金2に対して釣針サポートを設けたことを第1の特徴とするものであり、図1の例の装置では、引き金2における係止部23の先端から本体1の先端頭部方向に突設した突起24と、同引き金2における最後端から外方向(図1の例では腹側方向)に開放して設けられた門形腕部25の2つを組み合わせた釣針サポートとしている。しかるに、図3に示されるように、突起24を尾部釣針4のアイ41に対して嵌挿し、門形腕部25の両腕内に軸42を嵌入させると、尾部釣針4の軸42が引き金2における係止部23の側壁面に沿った状態で保持されることになる。なお、本例の装置では、尾部釣針4のアイ41が収まり易いように、アイ41が当接する本体1部分には窪み16が刻設されている。また、門形腕部25は、引き金2に合成樹脂等の弾力性ある素材を用いて一体的に形成されており、その両腕部の先端内側に対向するように2つの小突起を設けて両腕部間の開口幅を狭くしたものを用いている。

0037

引き金2における突起24は、尾部釣針4のアイ41に嵌挿すると、釣針サポートとして尾部釣針4の回動を抑制して安定的に保持しうるのであるが、尾部釣針4の作動をより確実にする方法として、引き金2における突起24から尾部釣針4のアイ41を強制的に引き抜くべく、図4に示されるように、係止リング5にピン部5aを突設する一方、該ピン部5aを正確に位置決めするためのピン溝151を止めピン15の後端頂面に刻設しておくとよい。

0038

先の図1の例の装置に対して図4に示したピン部5aを突設した係止リング5とピン溝151を刻設した止めピン15を用いた例を図5に示す。弾性体3を伸張させながら係止リング5を止めピン15に仮止めする際、ピン部5aがピン溝151に嵌るようにセットする。次いで、引き金2をセット台11に押圧すると、ピン溝151の当接部分に凹みが設けられた引き金2によって止めピン15が押し込まれながらも係止リング5が引き金2に係止される(図5(a))。この状態から装置が作動すると、引き金2がその軸21を中心として後方へ回動し、係止リング5がセット台11から離脱するが、係止リング5が離脱する際にそのピン部5aが、引き金2の突起24を縦方向に2分割する溝24aによってガイドされながら尾部釣針4のアイ41に引っ掛かり、アイ41を突起24から引き抜くのである(図5(b))。

0039

図6は、本発明に係る装置の他の例を示した一部破断側面図である。この例の装置では、本体1の腹側に固定された金属環62に対しリング50を介して中間釣針6が連結固定されながらも、背側を釣針装着側として、尾ヒレに相当する後端尾部位置において、背部の輪郭線と鈍角をなす傾斜面からなるセット台11が形成されている。本体1の頭部には金属製環体からなる弾性体止め13が埋設されている。図1の例と同様に、この弾性体止め13にはゴム製線条材からなる弾性体3の固定端が連結固定されており、反対側自由端には係止リング5と、さらに2個の金属製リング50,50を介して、尾部釣針4が順次連結されている。尾部釣針4が1本針タイプである点を除けば、引き金2やバネ14と止めピン15の構造、引き金2から延設された突起24と門形腕部25の組み合わせによる釣針サポート等は、先の図1の例における装置と同様な構成となっている。

0040

図7は、本発明に係る装置のさらに他の例を示した一部破断側面図である。この例の装置では、引き金2における係止部23の最後端延長線上からさらに後方に向けて2本の係止フック26を並行に延設し、これら係止フック26を3本針タイプの尾部釣針4における針43の基端付近に対して装着するよう構成されている。尾部釣針4における2本の針43, 43に対して係止フック26, 26を装着した状態を図8に示す(後方から見た状態の概略図である)。尾部釣針4は、その軸42が係止フック26の側壁面に沿った状態で着脱自在に係止されることになり、アイ41に嵌挿された突起24との組み合わせによって、釣針サポートとして機能することになる。

0041

なお、本例の装置では、止めピン15の付勢に用いるバネ14をコイルスプリングとしているほか、後述するアタリセンサとしてのロッド7を備えた中間釣針6も前後移動可能に形成されている点において、中間釣針6を完全固定した先の図6の例の装置と相違している。

0042

図9は、本発明に係る装置のさらに他の例を示した一部破断側面図である。この例の装置では、引き金2における係止部23の最後端から外方向(下向き)に、係止孔28を備えた係止突起27が延設されている。他方、尾部釣針4の軸42には、針43方向に湾曲した係止爪44が設けられており、尾部釣針4におけるアイ41を引き金2の突起24に嵌挿させた際には、尾部釣針4における前記係止爪44が引き金2における係止孔28内に挿入される結果、尾部釣針4全体が引き金2に対して挿脱自在に係止されるよう構成されている。

0043

図10は、図9の装置において引き金2を中心とした部分拡大斜視図であり、尾部釣針4が引き金2における突起24と係止突起27の係止孔28によって安定保持されている状態を示している。なお、本例の尾部釣針4におけるアイ41は、その軸42と直角をなすように屈曲されている点においても図1の尾部釣針4と相違している。また、中間釣針6(図9参照)に連結されたアタリセンサとしてのロッド7の存在や、当該ロッド7を引き金2に遊嵌させる構造等において、先に示した装置のいずれとも相違している。ロッド7等については、後に詳しく説明する。

0044

図11は、中間釣針6を引き金2で係止するべく、本体1腹側の中程にセット台11を形成した例の一部破断側面図である。この例では、全体がルアー形状をした本体1の腹側を釣針装着側として、腹側の中程位置に大きな凹陥部1Aを形成し、該凹陥部1A内において腹部の輪郭線と鈍角をなす傾斜面からなるセット台11が形成されている。本体1の先端頭部に長いリップ12が延設されている点、該リップ12の中程において金属製の異形環体からなる弾性体止め13が埋設されている点、この弾性体止め13に対して緩衝筒31に挿通されたゴム製線条材からなる弾性体3の固定端が連結されており、反対側自由端において係止リング5とさらに2個の金属製リング50,50が連結されている点などは先の図1の例の装置と同じ構成であるが、本例の装置では、前記金属製リング50,50に連結されるのが中間釣針6である点や、中間釣針6のフックサポートとしては引き金2の先端に形成される突起24のみが採用されている点等が相違している。

0045

また、前記突起24を嵌挿した際にアイ61が本体1と当接する部分に窪み16が刻設されている点や、引き金2、バネ14、止めピン15の形状と配置関係等も先の図1の例の装置と同じであるが、中間釣針6のアイ61に繋がれた糸65が尾部釣針4のアイ41と繋がれている点に特徴がある。すなわち、装置本体1の後端尾部には、金属製線条材からなるハンガー18が頭部方向に延設されており、当該ハンガー18に対して尾部釣針4のアイ41を挿入することで尾部釣針4が本体1に吊り下げられることになる。糸65に代えて針金を用いてもよいが、いずれにしても、吊り下げられた尾部釣針4に魚が食い付くと糸65が緊張することによって中間釣針6が後方に引かれるので、引き金2から係止リング5が外れて弾性体3が収縮する結果、中間釣針6とともに尾部釣針4も前方へと引かれてハンガー18から抜けるので、尾部釣針4のみに食い付いた魚に対しても「合わせ」が自動的に行われることになるわけである。

0046

なお、尾部釣針4が本体1に対して左右方向に振られることを防止し、円滑な「合わせ」操作が実現するように、ハンガー18に吊り下げられた尾部釣針4が前後に振れる範囲内をカバーする釣針ガイド19が立設される。図11に示された釣針ガイド19は、金属製線条材を台形状に屈曲したもので、同じ形状のもの2本を略並行に配置し、両釣針ガイド19間において尾部釣針4が滑動するよう構成されている。

0047

図12は、本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置においてアタリセンサを設けた例の側面図であり、図13は同装置の平面図、図14は同装置における尾部付近の部分拡大平面図である。図示された例の装置におけるアタリセンサは、本体1の背側にあって、先端側が本体頭部に固定され、後端側が引き金2の最後端よりさらに後方に突設された連結突起29に遊嵌された金属製線条材からなる伝導部材8aと、本体1の側面側にあって、やはり先端側が本体頭部に固定され、後端側が引き金2の最後端よりさらに後方に突設された連結突起29に遊嵌された金属製線条材からなる伝導部材8bの2つを組み合わせたものとしている。なお、本例ではリップのないルアー形状をした本体1を用いているが、先の図7に示されたようなリップ12付きの本体1を用いた場合には、アタリセンサとなる伝導部材8a, 8bの先端を当該リップ12に固定することにしてもよい。また、背側の伝導部材8aと側面側の伝導部材8bのいずれか一方のみを用いることにしてもよい。

0048

各伝導部材8a, 8bは、いずれも頭部側が固定され本体1より離隔させながら外方に湾曲させられているので、大魚が本体1をくわえるなどすることにより伝導部材8a, 8bが本体1方向に押圧されると、各伝導部材8a, 8bの後端がより後方へと移動することになる。加えて、各伝導部材8a, 8bの後端側が、引き金2における係止リング5の保持位置、すなわち控え部22より外方(より後方)に遊嵌されている結果、各伝導部材8a, 8bが本体1側に押圧されたことによって引き金2が回動しその腹側が開放されるので、係止リング5が前方頭部方向に離脱して装置が作動するのである。

0049

なお、伝導部材8aが押圧された際には本体1に沿って正しく後方移動させるべく、本例の伝導部材8aは、本体1の尾部付近において横方向の円柱状突起として設けられたセンサガイド81の透孔内に挿通されて、該センサガイド81の透孔内を摺動し案内されるよう構成されている。

0050

図15ないし図17に示された装置では、アタリセンサとなる伝導部材8を複数の部材で構成した概略板状体としている。すなわち、本例の伝導部材8は、湾曲した細幅板状体からなる前板82と後板83、及び金属製線条材を屈曲してなるセンサロッド84の3部材を順次連結して構成されるものであり、本体1の背側に設けられた復帰バネ85によって前板82が弾性支持されている。本体1の背側頭部には2個の軸受リブ86, 86が突設されており、これら軸受リブ86, 86を固定端として、前軸82aにより前板82は軸着されている。前板82の後端に設けられた後軸82bは、後板83における前軸受83a内に遊嵌され、さらに後板83の後軸受83bが、本体1の背側において並行に2個突設されたセンサガイド81, 81間に位置させた状態で、センサロッド84の先端側により軸着されている。センサロッド84の後端側は、引き金2の最後端よりさらに後方に突設された連結突起29に遊嵌される。

0051

以上のように構成された伝導部材8は、本体1より離隔するように復帰バネ85によって弾性支持されているので、前板82又は後板83が本体1方向に押圧されると、センサガイド81の長孔内において軸支された状態にある後板83の後軸受83bとセンサロッド84の先端側がセンサガイド81, 81内で案内されながら摺動し、より後方へと移動する結果、センサロッド84の後端側により押された引き金2が回動し、係止リング5が前方頭部方向に離脱して装置が作動するのである。

0052

なお、伝導部材8を構成する前板82と後板83を一体化して1枚の板状体として用いることにしてもよいし、前板82や後板83をさらに分割して軸と軸受で連結させる構成としてもよい。

0053

こうしたアタリセンサは中間釣針6に設けることもできる。中間釣針6のアタリセンサとなるロッド7を設けた先の図9の例の装置では、本体1の腹側を釣針装着側として、弾性体を前方弾性体32と後方弾性体33の2つに分離形成し、これら前後弾性体32, 33間を連結した金属製のリング50に対して更に金属製のリング50を介して中間釣針6のアイ61を連結することにより、弾性体3の途中に中間釣針6を吊下配置している。ピアノ線のような金属製線条材からなるロッド7は、先端側が中間釣針6のアイ61に連結されている一方、後端側に鍔71が固着されている。一方、引き金2には、図10に示されるように、それ自体が回動可能なようにロッド受け72が軸着されており、当該ロッド受け72の突起部分に穿設された透孔ないし嵌合溝内に対してロッド7の後端部分(鍔71より後方端部分)が遊嵌されることになる。

0054

前後弾性体32, 33を伸張させながら係止リング5をセット台11上に止めピン15で仮止めした後、ロッド7をやや湾曲させながらその後端をロッド受け72の透孔内に遊嵌するか、あるいはロッド7をロッド受け72の嵌合溝に対して横方向から押し込む。次いで引き金2を押し込むと、鍔71がロッド受け72に当接した状態で中間釣針6と引き金2が繋がれる。ロッド受け72は、引き金2における係止リング5の保持位置、つまり控え部22よりも更に外方(後方)に位置しているから、中間釣針6に魚が食い付いて該中間釣針6が後方に引かれるとロッド7が後方に移動する結果、引き金2が強制的に開放させられるのである。

0055

ここで、ロッド7による装置の作動状態図18に従って説明する。係止リング5がセット台11上において引き金2に係止されたセット状態(図18(a))では、尾部釣針4のアイ41に引き金2の突起24が嵌挿されている一方、尾部釣針4の係止爪44が引き金2における係止突起27に嵌挿されて、安定保持されている。このとき、中間釣針6(図示されていない)に連結されたロッド7の後端はロッド受け72に遊嵌され、鍔71がロッド受け72に当接した状態で保持されている。

0056

中間釣針6に魚が食い付くと、ロッド7が後方(図18(b)中の白矢印方向)に引かれて引き金2を後方へと押圧するので、引き金2は軸21を中心に回動し始めてセット台11との間が開放され、係止リング5が離脱し始める(図18(b))。

0057

係止リング5がセット台11から完全に離脱してしまうと、収縮する後方弾性体33等により中間釣針6をはじめ係止リング5も前方へと移動する。リング50, 50に引かれた尾部釣針4は、引き金2の突起24からアイ41が抜け、引き金2の係止突起27から係止爪44が抜けて前方へと移動する。同時に、先端側が中間釣針6のアイ61に連結されたロッド7も、その後端が遊嵌されているロッド受け72から離脱することになる(図18(c))。こうして中間釣針6についての「合わせ」が実現されるのである。

0058

図19はロッド7の他の例を示した図2相当の斜視図であり、図20は同ロッドを用いた装置における引き金を中心とする部分の拡大斜視図である。この例のロッド7は、後端を屈曲してクランク部73とする一方、引き金2における係止部23に透孔を穿設し、当該透孔をロッド受け孔74として、前記クランク部73を遊嵌するよう構成している。しかるに装置のセット状態においては、図20に示されるように、ロッド7におけるクランク部73が引き金2に当接した状態で安定保持されているが、ひとたび中間釣針6に魚が食い付くとロッド7(正確にはロッド7のクランク部73)によって引き金2が押圧され強制的に回動させられる結果、装置が作動することになる。

0059

なお、図19に示された弾性体3は、二つ折りしたさらに中程に環状の連結部3b, 3bを一体的に形成しており、これら2つの連結部3b, 3bに金属製のリング50を介して中間釣針6のアイ61を連結している。また、図20に示されたフックサポートとしての門形腕部25には磁性体25aが内装されており、当該磁性体25aに対して尾部釣針4の軸42が吸着保持されるよう構成されている。

0060

既に説明したように、本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置における弾性体3は、中間釣針6を介在させながら前後2本の弾性体32, 33を連結して1本の弾性体として使用することもできるのであるが、中間釣針6を吊り下げる位置は弾性体3の途中に限定されるものではない。図21は中間釣針6を吊り下げる態様をいくつか例示したものであって、いずれも弾性体3とは独立した位置に中間釣針6を吊り下げる構成としたものである。

0061

すなわち、図21(a)の例は、1本の金属製線条材の屈曲位置を変えながら係止フック5の前方側を延長して先端部に設けた連結環部51に弾性体3を挿通する一方、連結環部51より後方側に若干離隔した箇所に止め板52を設けて、これら連結環部51と止め板52の間に遊嵌した吊下用リング53に対して中間釣針6のアイ61を連結した構成としている。また、図21(b)の例は、係止フック5自体を横長略五角形状に屈曲形成し、その一辺に2個の止め板52, 52を若干離隔して固着し、これら止め板52, 52の間に遊嵌した吊下用リング53に対して中間釣針6のアイ61を連結した構成としている。そして、図21(c)の例は、先の2例のように中間釣針6を係止リング5から吊り下げるのではなく、係止リング5の前方側に固着された略逆三角形状装着板54にロッド7を挿通し、該ロッド7から垂下された吊下部75に対して吊下用リング53を介して中間釣針6のアイ61を連結した構成としている。装着板54に挿通されたロッド7の先端側は屈曲された抜止部76とされているので、弾性体3が収縮して装着板54が前方に移動するとロッド7が引き金2から抜けるとともに中間釣針6の「合わせ」が行われることになる。

0062

次に、本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置における安全装置について説明する。図6に戻って、図示された例の装置では、基端側を本体1に軸着されたロックアームS1を用いた安全装置を装着している。同装置の尾部部分を拡大した平面図となる図22と併せて具体的に説明すると、本体1の中程よりやや後方尾部寄り位置において、本体1を左右に貫通する回動軸S2が設けられている。この回動軸S2には、本体1に設けられた空間内に対して垂下される内部錘S3が延設されており、内部錘S3が前後方向に揺動すると回動軸S2の左右端から本体1の後方に向けて延設されたロックアームS1も揺動するように構成されている。

0063

本例では、枠体状に形成されたロックアームS1における後端屈曲部が、引き金2の後端に突設されたキャッチS4に対して、本体1の腹側から係合するように形成されている。したがって、図6に示された略起立状態にあっては、内部錘S3の重力によって引き金2のキャッチS4とロックアームS1の係合は維持されているが、装置が着水ないし水没して本体1が略水平状態になったときには、内部錘S3が自らの重量により腹側へ揺動するためにロックアームS1も揺動し、キャッチS4との係合が解除されて、自動合わせ装置としての作動準備が完了するわけである。また、本例では、内部錘S3が必要以上に腹側に揺動することを規制するべく、本体1内には制止突起S31が設けられている。

0064

図23は、ロックアームS1の揺動操作をフロートS5により行うこととした前記安全装置の例を示した側面図(a)及び平面図(b)である。本例では、本体1を略棒状のルアー形状とし、腹側を釣針装着側として最後尾にセット台11を設け、尾部釣針4には1本針タイプの釣針を用いて疑似餌となるワーム130が掛けられている。内部機構は図示されていないが、突起24のみをフックサポートとしている点を除けば、係止リング5をはじめとしてセット台11、引き金2、止めピン15とバネ14などの具体的構成は先の図1に示した例等と同様であり、こうしたタイプの本体1を採用した場合においても、既に説明してきたアタリセンサや安全装置を設けることができるのである。なお、図23の例では、アタリセンサとなる背側の伝導部材8を設けている。

0065

先の図6図22に示された内部錘S3を用いた例の安全装置と比較すると、本体1の後方尾部寄りにおけるロックアームS1の後端屈曲部が引き金2に設けられたキャッチS4に係合する点は同様であるが、本例の安全装置では、本体1の左右側面において各々突設された軸受S6a, S6b内に両端が嵌入されたロックアームS1が揺動するように構成されていること、このロックアームS1が本体1の背側から引き金2のキャッチS4に係合するよう構成されていること、ロックアームS1の後端よりフロートS5が延設されていること、そして該フロートS5が確実に作用するように本体1の背側に空気室140を設けて姿勢制御を図っている点が相違している。

0066

しかるに、釣竿を立てて装置全体が吊り下げられた略起立状態になると、フロートS5の重力によってロックアームS1が引き金2のキャッチS4に対して自動的に係合する結果、安全装置が機能して係止リング5の離脱が防止されるのであるが、装置全体が水没して略水平状態となればフロートS5が浮上してロックアームS1とキャッチS4の係合が自動的に解除されて、自動合わせ装置としての作動準備が完了するわけである。

0067

図24に示された安全装置では、先の図23の例におけるフロートS5に代えて外部錘S7によりロックアームS1の自動的な揺動操作が行われる。この例の安全装置では、本体1の左右側面において各々突設された軸受S6a, S6b内に両端が嵌入されたロックアームS1は先の例と同様であるが、その後端付近にはフロートS5に代えて外部錘S7が連設されており、引き金2の最後端に設けられたキャッチS4とロックアームS1との係合は本体1の腹側から行われる点が相違している。なお、外部錘S7が確実に作用するように、本体1の背側には空気室140が設けられ、腹側にはウエイト160が内蔵されている。本体1の姿勢が略起立状態から略水平状態に変化することによってロックアームS1とキャッチS4が自動的に係合離脱する点は、先の例の安全装置と同様である。

0068

図25は、先の例と同様にロックアームS1を用いて引き金2の回動規制を行いながら、ロックアームS1の揺動操作を本体1内に格納されたウエイトボールS9で行うこととした例の部分拡大断面図である。本体1を左右方向に貫通する回動軸S2からロックアームS1を延設している点は先の図6図22に示した例と同様であり、引き金2におけるキャッチS4に対するロックアームS1の係合操作が本体1の背側から行われる点は、先の図23に示した例と同様である。本例の安全装置において特徴的なのは、回動軸S2から本体1の前方側に空間S8が設けられており、その空間S8内に対して、回動軸S2から上下方向に開脚した2本の上下レバーS10, S11が延設されており、かつ、これら上下レバーS10, S11間で前記空間S8内を転動するウエイトボールS9が内蔵されている点である。

0069

しかるに、本体1が略起立状態になると、ウエイトボールS9が本体1の背側に転動し、上レバーS10に衝突してこれを押し下げるので、ロックアームS1がキャッチS4に係合し、引き金2の回動が規制されたロック状態となる。こうしたロック状態は、本体1が略起立状態にあるかぎり、換言すれば、ウエイトボールS9が上レバーS10上に載っているかぎり維持されることになる。ところが、水中に投入されて本体1が略水平状態になると、ウエイトボールS9が今度は腹側に転動し、下レバーS11に衝突してこれを押し下げるので、キャッチS4に係合していたロックアームS1が上方に揺動して係合解除となり、引き金2の回動が許容される結果、自動合わせ装置としての作動準備が完了するわけである。なお、ウエイトボールS9が円滑に転動するように、本体1の背側には空気室140が設けられる一方、本体1の腹側にはウエイト160が内蔵されている。

0070

図26に示される例は、先の図23図24の例と同じく略棒状のルアー形状とした本体1において、腹側を釣針装着側としつつ最後尾にセット台11を設けて、中間釣針6と尾部釣針4のいずれにも1本針タイプの釣針を用い、疑似餌となるワーム130を掛けた装置のセット状態を示している。本例の装置では、本体1の腹側が釣針装着側とされているから、引き金2における係止リング5装着側も同じ腹側となるので、引き金2の軸21から背側に対して突出したバランスウエイトS12が延設されている。引き金2とその軸21及びバランスウエイトS12を支持している支柱部分は一体的に形成されているので、本体1が略起立状態となりバランスウエイトS12が最も下降した図26の状態にあっては、引き金2はセット台11に当接した位置に維持されている。

0071

セット台11に当接した引き金2により係止リング5を係止させた状態にて装置を水中へと投じようとしたとき、本例のように尾部釣針4等にワーム130が掛けられていると、ワーム130の重力が作用して引き金2が開放されてしまうおそれがあるが、バランスウエイトS12を設けておけばワーム130の重力と相殺するので、水中への投入時などにおいて引き金2が安易に開放することを防止できるわけである。着水後、バランスウエイトS12は引き金2の回動を規制しないので、自動合わせ装置としての作動準備が完了するわけである。

0072

図27ないし図29は、さらに別な態様の安全装置を用いた例を示している。この例の安全装置は、腹側を釣針装着側として尾部釣針4に掛けたワーム130が安定的に下側に位置するように本体1の背側に空気室140を配設する一方、同じく本体1の背側において引き金2の回動を規制するためのストッパS13を軸着している。ストッパS13の具体的形状は図28に示されるとおりであり、長方形略板状体からなるストッパ本体S131の両側にストッパ回動軸S132が突設されたもので、ストッパ回動軸S132を中心として一方側が極端に長く形成されている。したがって、長辺側のストッパ本体S131が引き金2側に位置するように軸着しておくと、ストッパS13の重心はストッパ回動軸S132より引き金2側に位置するようになる。

0073

他方、引き金2の軸21からは前記ストッパ本体S131の端面に当接しうるリブS14が延設されているので、図27に示された本体1が略起立状態にあるときは、重心が引き金2側にあるストッパS13が垂直状態となり、ストッパ本体S131の下端面がリブS14に当接する結果、引き金2の回動が規制される。この状態から水中に投入されると、空気室140の存在が作用して図29に示されるように本体1が略水平状態になる。ストッパS13の重心は引き金2側に偏位しているから、ストッパS13は再び垂直状態となり、リブS14との当接が解除されて引き金2から離隔する結果、引き金2の回動が許容されることになる。

0074

図30は、ストッパS13の他の例を示した斜視図である。本体1の姿勢変化に伴ってストッパS13がより円滑に回動するように、本例のストッパS13においては引き金2側に位置されるストッパ本体S131を折り返した部分に閉鎖空洞S133を設け、該閉鎖空洞S133内を転動するウエイトボールS134を用いている。重力に従って転動するウエイトボールS134が前記閉鎖空洞S133の内壁に衝突した衝撃力を利用してストッパS13の回動を補助するようにしたものである。

0075

先の図7に示した装置では、こうしたウエイトボールS134を備えたストッパS13を用いている。図示されたように本体1が略起立状態にあるときは、ウエイトボールS134もその重量により最も下降した位置にあって、ストッパS13の垂直状態を維持する補助となる。そして、ストッパ本体S131の下端面がリブS14に当接する結果、引き金2の回動が規制される。この状態から水中に投入されて、本体1が略水平状態になると、ウエイトボールS134が閉鎖空洞S133の内壁に衝突し、その衝撃力によってストッパS13の回動が円滑に行われ、リブS14から離隔する結果、引き金2の回動が許容されることになるわけである。

0076

図31は、前記ストッパS13の自動回動を側面フロートS15により行うこととした例の断面図(a)及び側面図(b)である。背側に配置された尾部釣針4に掛けられたワーム130の位置が安定するように、本体1には背側に空気室140が配設される一方、腹側にウエイト160が配設されている。背側が釣針装着側とされている結果、引き金2を回動させる軸21は腹側近くにあり、当該軸21から下方に向けてリブS14が延設されている。このリブS14に当接して引き金2の回動を規制するストッパS13もまた本体1の腹側に設けられており、ストッパ回動軸S132によってストッパ本体S131が回動するように形成されている。

0077

ストッパ回動軸S132は、両端が延長されて本体1の両側面に突出しており、本体1の外部となる突出部分に側面フロートS15が連設されているので、本体1外部の両側に連設された側面フロートS15が上昇下降すると、ストッパ回動軸S132も回動する結果、ストッパ本体S131も引き金2におけるリブS14と当接・離隔することになる。したがって、引き金2に係止リング5を係止させた後に本体1が略起立状態になると、側面フロートS15がその重力により本体1の腹側方向に移動し、引き金2のリブS14に対してストッパ本体S131の後端面が当接して引き金2の回動が規制されるが、本体1が水没して略水平状態にあるときは、側面フロートS15の浮力によってストッパ本体S131が自動的に回動してリブS14から離隔するので、引き金2の回動が許容されることになる。

0078

本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置では、中間釣針6についても十分な「合わせ」が行われるように、プーリーを用いることにより弾性体3のストロークを長く確保することができる。図32はプーリーを用いた例の装置の一部破断側面図、図33は同装置におけるプーリー部分を中心とした部材構成を示す斜視図である。図示されるように、中間釣針6が連結されたリング50を介して後方弾性体33に前方弾性体32が連結されている。前方弾性体32は、本体1の腹側頭部付近にプーリー支軸91により軸着されたプーリー9を介して尾部方向に折り返され、本体1の収容凹部1B内に軸着された眼鏡型の係止環92に固定されている。前方弾性体32の固定端は本体1に直接に固定しても支障ないが、本例のように係止環支軸93により揺動自在に軸支された係止環92に連結することで、前方弾性体32の経年劣化や破断による交換の便宜が図られる。

0079

前方弾性体32の交換を不要とするために、図34及び図35に示された例の装置では、前方弾性体32に代えて、伸縮しないが耐久性の高い紐状体100を用いている。紐状体100は、両端に連結・固定用のアイ101a, 101bを備えており、後方側の連結アイ101aは後方弾性体33と中間釣針6の両方が連結されたリング50に連結される一方、前方側の固定アイ101bは本体1の収容凹部1B内最前端に配設された固定軸97aに連結されている。紐状体100は、リップ12の腹側に固定されたプーリー9と、本体1腹部の収容凹部1B内において前後動可能に格納された可動プーリー94の2つのプーリーによって、一旦尾部寄りに折り返した後に更に頭部寄りに折り返した状態で本体1に固定されることになる。

0080

可動プーリー94は、図35に示されるように、略ボックス形をしたプーリーユニット95内に収容され、可動プーリー支軸96によって回動自在に軸支されている。プーリーユニット95にはコイルスプリング98が連結されており、該コイルスプリング98の後端が本体1の収容凹部1B内に掛け渡された固定軸97bに固定されている。

0081

プーリーユニット95やコイルスプリング98が格納された本体1腹部の収容凹部1B内には、プーリーユニット95等を中心とする左右側壁面において、頭部側から尾部方向に至るガイド溝111が刻設されている。図36は収容凹部1B内を腹側からみた部分拡大断面図であり、プーリーユニット95から左右に突出する長さに設定された可動プーリー支軸96が左右のガイド溝111内において摺動するよう構成されている様子が示されている。具体的には、係止リング5が引き金2により係止されたセット状態では、コイルスプリング98は最大限伸張された状態にあって、可動プーリー94も前方頭部側に位置しているが(図36(a))、魚が釣針に食い付いて装置が作動すると、コイルスプリング98が急激に弾性収縮し、可動プーリー94も後方尾部側に位置することになる(図36(b))。急激な動作によって可動プーリー支軸96がガイド溝111後端部に激突する衝撃を緩和するために、ガイド溝111の最後端部には緩衝材112が埋設されている。

図面の簡単な説明

0082

本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置の一例を示した一部破断側面図である。
図1の装置において、弾性体から尾部釣針部分に至るまでを抽出した拡大斜視図である。
図1の装置において、引き金を中心とする部分の拡大斜視図である。
ピン部を突設して止めピンのピン溝に嵌るように形成した係止リングの例を示した斜視図である。
図4の係止リングを用いた装置における尾部付近の一部破断部分拡大図であり、セット状態(a)と作動状態(b)を示している。
本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置の他の例を示した一部破断側面図である。
本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置のさらに他の例を示した一部破断側面図である。
図7の装置において、尾部釣針における2本の針に対して係止フックを装着した状態を後方から見た概略図である。
本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置のさらにまた他の例を示した一部破断側面図である。
図9の装置において、引き金を中心とする部分の拡大斜視図である。
腹側の中程にセット台を形成した例の一部破断側面図である。
本発明に係る魚釣り用自動合わせ装置においてアタリセンサを設けた例の側面図である。
図12の装置の平面図である。
図12の装置における尾部付近の部分拡大平面図である。
アタリセンサとなる伝導部材を概略板状体とした例の側面図である。
図15の装置の平面図である。
図15の伝導部材の分解斜視図である。
ロッドによる図9の装置の作動状態を示す尾部付近の一部破断拡大図であり、セット状態(a)、作動開始状態(b)および作動した状態(c)を示している。
ロッドの他の例を示した図2相当の斜視図である。
図19のロッドを用いた装置における引き金を中心とする部分の拡大斜視図である。
(a)、(b)、(c)とも、中間釣針を吊り下げる態様をいくつか例示した弾性体から尾部釣針部分に至るまでを抽出した拡大斜視図である。
図6の装置における尾部部分の一部破断部分拡大平面図である。
ロックアームの揺動操作をフロートにより行うこととした安全装置の例を示した側面図(a)及び平面図(b)である。
外部錘によりロックアームの揺動操作を行うこととした安全装置の例を示した縦断面図である。
ロックアームの揺動操作を本体内に格納されたウエイトボールで行うこととした安全装置の例を示した部分拡大縦断面図である。
バランスウエイトを安全装置とした例の縦断面図である。
ストッパを用いた安全装置の例を示した縦断面図である。
図27に用いたストッパの拡大斜視図である。
図27の装置においてストッパ解除状態を示した縦断面図である。
ストッパの他の例を示した拡大斜視図である。
ストッパを用いた安全装置の他の例を示した図であり、その縦断面図(a)及び側面図(b)である。
プーリーを用いた例の装置の一部破断側面図である。
図32の装置におけるプーリー部分を中心とした部材構成を示す斜視図である。
弾性体に代えて紐状体を用い、プーリーを装着した例の装置における一部破断側面図である。
図34の装置におけるプーリー部分を中心とした部材構成を示す斜視図である。
収容凹部内を腹側からみた部分拡大断面図であり、セット状態(a)と作動状態(b)である。

符号の説明

0083

1 本体
1A 凹陥部
1B収容凹部
2引き金
3弾性体
3a 固定部
3b 連結部
4尾部釣針
5係止リング
5aピン部
6中間釣針
7ロッド
8、8a、8b伝導部材
9プーリー
10導糸連結環
11セット台
12リップ
13 弾性体止め
14バネ
15止めピン
16 窪み
17細溝
18ハンガー
19釣針ガイド
21 軸
22控え部
23係止部
24突起
24a 溝
25門形腕部
25a磁性体
26係止フック
27係止突起
28係止孔
29連結突起
31緩衝筒
32前方弾性体
33後方弾性体
41アイ
42 軸
43 針
44係止爪
50リング
51 連結環部
52止め板
53 吊下用リング
54装着板
61 アイ
62金属環
65 糸
71 鍔
72ロッド受け
73クランク部
74 ロッド受け孔
75 吊下部
76抜止部
81センサガイド
82前板
82a前軸
82b後軸
83後板
83a前軸受
83b後軸受
84センサロッド
85復帰バネ
86軸受リブ
91 プーリー支軸
92係止環
93 係止環支軸
94可動プーリー
95プーリーユニット
96 可動プーリー支軸
97a、97b固定軸
98コイルスプリング
100紐状体
101a 連結アイ
101b固定アイ
111ガイド溝
112緩衝材
130ワーム
140空気室
151 ピン溝
160ウエイト
S1ロックアーム
S2回動軸
S3 内部錘
S4キャッチ
S5フロート
S6a、S6b軸受
S7 外部錘
S8 空間
S9 ウエイトボール
S10 上レバー
S11 下レバー
S12バランスウエイト
S13ストッパ
S14リブ
S15 側面フロート
S31制止突起
S131 ストッパ本体
S132 ストッパ回動軸
S133閉鎖空洞
S134 ウエイトボール

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