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技術 遊技機

出願人 株式会社ユニバーサルエンターテインメント
発明者 岡田和生
出願日 2004年2月27日 (16年10ヶ月経過) 出願番号 2004-055211
公開日 2005年9月8日 (15年3ヶ月経過) 公開番号 2005-237858
状態 未査定
技術分野 弾玉遊技機の表示装置 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 拡大変化 インパクト性 ラウンド状態 進行順序 設置基台 液晶表示パネル装置 検出ゲート 特定組合せ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年9月8日)のものです。
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図面 (19)

課題

遊技機の盤面を動的に活用して、ラウンド遊技毎の進行状況などを遊技者報知する視認性と大当たり遊技状態における遊技の動的インパクト性に優れた遊技機を提供する。

解決手段

透明遊技盤の背面側に配設され複数の識別情報変動表示及び停止表示する表示手段と、ラウンド遊技を所定回数継続可能な大当たり遊技状態に移行させる大当たり遊技実行手段と、ゲーム開始から実行されたラウンド遊技数カウントするラウンド数カウント手段と、カウント数変動表示規定値に到達したときに演出表示可能領域の大きさを変化させて大当たり遊技状態の演出画像を表示させる演出表示制御手段と、を備えるように遊技機を構成した。

概要

背景

従来、遊技機の一つとして弾球遊技機があり、この弾球遊技機を代表するものとしてパチンコ遊技機が知られている。

パチンコ遊技機は、遊技球遊技盤上に発射して所定の入賞口に入球させ、入賞に応じて払い出される入賞球をより多く獲得することを目的として遊技するものであるが、前記透明遊技盤上には遊技球の流下方向を変化させる障害釘風車、さらには前記入賞口などに設けられた電動開閉部材などの遊技部材が適宜設けられている。

かかるパチンコ遊技機において、近年では、前記透明遊技盤の略中央に液晶表示装置を配置し、この液晶表示装置上で、やはり遊技機の1つであるスロットマシンのように、図柄などからなる複数の識別情報変動表示するとともに、特定の組合せ(以下、「特定組合せ」という)で停止表示されると遊技者に有利な遊技状態移行させる遊技形態、所謂「可変表示ゲーム」を実行するようにしたものが一般的な遊技機形態となっている(例えば、特許文献1を参照)。

前記「可変表示ゲーム」は、遊技者が前記透明遊技盤上に発射した遊技球が前記始動口と呼ばれる前記入賞口の一つへ入賞すると、その入賞に基づき当選かはずれかを内部抽選し、抽選結果に応じて前記表示装置の表示領域内で前記複数の識別情報を変動表示及び停止表示するもので、抽選結果が当選となって上記複数の識別情報が予め定められた特定組合せで停止表示された場合、遊技者に有利な状態である所謂「大当たり遊技状態」に移行する。この大当たり遊技状態では、やはり入賞口の一つである大入賞口に設けられたシャッタを、所定時間あるいは遊技球が所定数入球するまで開放した後閉鎖するという特別遊技状態(以下、「ラウンド遊技」という)を所定回数継続可能となっており、このラウンド遊技を継続するためには、通常、前記大入賞口内に設けられた所定の入球ゾーン(以下、「Vゾーン」ともいう)内に少なくとも1個の遊技球が入球することを条件としている。

また、前記表示装置の表示領域においては、可変表示ゲーム中、遊技者を楽しませるために遊技に応じた演出表示がなされており、特に大当たり遊技状態においては、ラウンド遊技毎に内容の異なった演出を行うようにしている。
特開2003−894号公報

概要

遊技機の盤面を動的に活用して、ラウンド遊技毎の進行状況などを遊技者に報知する視認性と大当たり遊技状態における遊技の動的インパクト性に優れた遊技機を提供する。 透明遊技盤の背面側に配設され複数の識別情報を変動表示及び停止表示する表示手段と、ラウンド遊技を所定回数継続可能な大当たり遊技状態に移行させる大当たり遊技実行手段と、ゲーム開始から実行されたラウンド遊技数カウントするラウンド数カウント手段と、カウント数変動表示規定値に到達したときに演出表示可能領域の大きさを変化させて大当たり遊技状態の演出画像を表示させる演出表示制御手段と、を備えるように遊技機を構成した。

目的

本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技機の盤面を有効に活用して、ラウンド遊技毎の進行状況などを遊技者に報知させる視認性と大当たり遊技状態における遊技のインパクト性に優れた遊技機を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内可能とし、一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能な透明遊技盤と、この透明遊技盤を通して視認されるように当該透明遊技盤の背面側に配設され、所定の演出表示可能領域内において複数の識別情報変動表示及び停止表示する表示手段と、前記複数の識別情報が予め定められた特定組合せで停止表示された場合、遊技者に有利な遊技状態を付与するラウンド遊技所定回数継続可能な大当たり遊技状態移行させる大当たり遊技実行手段と、前記大当たり遊技状態においてゲーム開始から実行されたラウンド遊技数カウントするラウンド数カウント手段と、前記ラウンド数カウント手段により取得されたカウント数変動表示規定値に到達したときに前記演出表示可能領域の大きさを変化させて前記大当たり遊技状態の演出画像を表示させる演出表示制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機

請求項2

前記演出表示制御手段が前記カウント数の増加に対応して前記表示手段に表示される前記演出表示可能領域の大きさを順次増大させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

技術分野

0001

この発明は遊技機に関し、特に複数の識別情報変動表示及び停止表示し、かつ遊技に応じた演出表示を行う表示手段を備えた弾球遊技機に関するものである。

背景技術

0002

従来、遊技機の一つとして弾球遊技機があり、この弾球遊技機を代表するものとしてパチンコ遊技機が知られている。

0003

パチンコ遊技機は、遊技球遊技盤上に発射して所定の入賞口に入球させ、入賞に応じて払い出される入賞球をより多く獲得することを目的として遊技するものであるが、前記透明遊技盤上には遊技球の流下方向を変化させる障害釘風車、さらには前記入賞口などに設けられた電動開閉部材などの遊技部材が適宜設けられている。

0004

かかるパチンコ遊技機において、近年では、前記透明遊技盤の略中央に液晶表示装置を配置し、この液晶表示装置上で、やはり遊技機の1つであるスロットマシンのように、図柄などからなる複数の識別情報を変動表示するとともに、特定の組合せ(以下、「特定組合せ」という)で停止表示されると遊技者に有利な遊技状態移行させる遊技形態、所謂「可変表示ゲーム」を実行するようにしたものが一般的な遊技機形態となっている(例えば、特許文献1を参照)。

0005

前記「可変表示ゲーム」は、遊技者が前記透明遊技盤上に発射した遊技球が前記始動口と呼ばれる前記入賞口の一つへ入賞すると、その入賞に基づき当選かはずれかを内部抽選し、抽選結果に応じて前記表示装置の表示領域内で前記複数の識別情報を変動表示及び停止表示するもので、抽選結果が当選となって上記複数の識別情報が予め定められた特定組合せで停止表示された場合、遊技者に有利な状態である所謂「大当たり遊技状態」に移行する。この大当たり遊技状態では、やはり入賞口の一つである大入賞口に設けられたシャッタを、所定時間あるいは遊技球が所定数入球するまで開放した後閉鎖するという特別遊技状態(以下、「ラウンド遊技」という)を所定回数継続可能となっており、このラウンド遊技を継続するためには、通常、前記大入賞口内に設けられた所定の入球ゾーン(以下、「Vゾーン」ともいう)内に少なくとも1個の遊技球が入球することを条件としている。

0006

また、前記表示装置の表示領域においては、可変表示ゲーム中、遊技者を楽しませるために遊技に応じた演出表示がなされており、特に大当たり遊技状態においては、ラウンド遊技毎に内容の異なった演出を行うようにしている。
特開2003−894号公報

発明が解決しようとする課題

0007

ところが、上記特許文献1に代表される従来の遊技機は、表示装置はあくまでも遊技盤の略中央に所定の大きさで固定されているので、限られた表示領域内における演出表示では、たとえ演出画像表示内容を変化させても他の遊技機とはさほど変わり映えすることがなく、遊技をより一層楽しませるだけの大きなインパクトを遊技者に与えることはできなかった。

0008

また、演出画像が遊技盤の中央位置などに固定されて表示されるので、上述したようにラウンド遊技毎に演出画像の表示内容を変化させたとしても、ラウンド毎の切換状態やその表示状態前後関係などの繋がりが分かりにくくラウンド遊技の進行状況などを遊技者に分かりやすく伝えることはできなかった。

0009

本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技機の盤面を有効に活用して、ラウンド遊技毎の進行状況などを遊技者に報知させる視認性と大当たり遊技状態における遊技のインパクト性に優れた遊技機を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0010

請求項1記載の本発明では、発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内可能とし、一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能な透明遊技盤と、この透明遊技盤を通して視認されるように当該透明遊技盤の背面側に配設され、所定の演出表示可能領域内において複数の識別情報を変動表示及び停止表示する表示手段と、前記複数の識別情報が予め定められた特定組合せで停止表示された場合、遊技者に有利な遊技状態を付与するラウンド遊技を所定回数継続可能な大当たり遊技状態に移行させる大当たり遊技実行手段と、前記大当たり遊技状態においてゲーム開始から実行されたラウンド遊技数カウントするラウンド数カウント手段と、前記ラウンド数カウント手段により取得されたカウント数変動表示規定値に到達したときに前記演出表示可能領域の大きさを変化させて前記大当たり遊技状態の演出画像を表示させる演出表示制御手段と、を備える遊技機とした。

0011

請求項2記載の本発明では、請求項1において、前記演出表示制御手段が前記カウント数の増加に対応して前記表示手段に表示される前記演出表示可能領域の大きさを順次増大させることとした。

発明の効果

0012

本発明によれば、透明遊技盤の背面側に配設される複数の演出表示可能領域を有した表示手段を備え、大当たり遊技状態におけるラウンド遊技のカウント数が変動表示規定値に到達したときに前記演出表示可能領域の大きさを変化させてその演出画像を表示させる演出表示制御手段を備えるので、大当たり遊技状態の表示をダイナミックに演出することができる。これによって、遊技者が所定のラウンド遊技回数に到達したのを的確に報知できるとともに、全体の演出表示面積拡縮変化するので、遊技者の達成感や優越感を強調させることができ多様でかつインパクト性に優れた演出効果を発揮させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

本実施形態に係る遊技機は、透明遊技盤の背面側に配設され所定の演出表示可能領域内において複数の識別情報を変動表示及び停止表示する表示手段と、遊技者に有利な遊技状態を付与するラウンド遊技を所定回数継続可能な大当たり遊技状態に移行させる大当たり遊技実行手段と、大当たり遊技状態においてゲーム開始から実行されたラウンド遊技数をカウントするラウンド数カウント手段と、カウント数が変動表示規定値に到達したときに演出表示可能領域の大きさを変化させて大当たり遊技状態の演出画像を表示させる演出表示制御手段と、を備える遊技機としたものである。この演出表示制御手段によって、大当たり遊技状態における演出の表示領域の表示位置を前記演出表示可能領域内において動的に変化させることができる。こうして、遊技盤全体を有効に使った斬新な変化を伴う演出表示が行え、遊技者が遊技をより一層楽しめるだけの大きなインパクトを与えることができる。また、大当たり遊技状態における演出の表示領域を各ラウンド遊技毎に所定のパターンで移動させることもできるので、視認性に優れており、ラウンド遊技の進行状況を遊技者に分かりやすく伝えることができパチンコ遊技機として好適に実施することができる。

0014

さらに、前記カウント数の増加に対応して表示手段に表示される演出表示可能領域の大きさを順次増大させることによって、遊技者の周囲に対する優越感や達成感を強調させる演出効果も加味することができる。

0015

なお、前記演出表示可能領域に表示される静止画像動画像には当該ラウンド遊技中に前記透明遊技盤上の特定入賞口に入球した遊技球の入賞球数などの情報が含まれるようにすることもでき、これによって遊技者が有利な遊技情報を見逃すことなく取得させるとともに、遊技機の盤面に遊技者の注意を効果的に引き付けて遊技の興趣を持続させておくことができる。

0016

透明遊技盤は、遊技球の流下方向に変化を与えるための障害釘や風車、また遊技球の入賞口や入賞ゲートなどが立設された遊技盤であって、その前面に所定の間隔をおいて並設されたガラス板との間に遊技球流路を形成して、この遊技球流路を遊技球が障害釘などに衝突しながら流下するようになっている。透明遊技盤の主要部分は透明な合成樹脂板やガラス板などで形成され、本実施の形態においては遊技機前側全面積に対して少なくともその約1/4以上の部分が透明部分となるように演出表示可能領域の表示面積を広く設定している。

0017

表示手段は、透明遊技盤の背面側に配設された各種の液晶表示パネル装置プラズマディスプレイ装置有機EL(Electronic Luminescent)などであって、演出表示制御手段によって制御される。演出表示制御手段は、遊技機においてその遊技プログラムを実行するコンピュータなどの制御部が担っており、表示手段における全ての演出表示可能領域の所定位置に複数の演出表示可能領域を設定できるようになっている。

0018

表示手段は、例えば単一の液晶パネルであって、透明遊技盤の背面全域をほぼカバーするように配置されるが、その大きさや形状などが異なる、あるいは同形となる複数の液晶パネルを透明遊技盤の所定位置に配置して、各液晶パネルをそれぞれ個別の演出表示可能領域に対応させることもできる。

0019

表示手段上の表示可能領域内に複数配置される各演出表示可能領域は後述する演出表示制御手段によりそれぞれの表示位置や形状や大きさを調整して設定することができる。なお、演出表示可能領域を全表示可能領域内で移動表示させるようにして、演出効果を高めることもできる。

0020

大当たり遊技実行手段は、遊技プログラムによって駆動される制御部にその機能が担われる。この大当たり遊技実行手段は遊技球の入賞を契機として内部抽選処理が行われて当選した場合に実行駆動される。この大当たり遊技実行手段が実行されることによって、表示手段の所定の演出表示可能領域において変動表示される複数の識別情報の画像を予め定められた特定組合せで停止表示させて、ラウンド遊技を所定回数継続可能な大当たり遊技状態に移行させる。

0021

ラウンド数カウント手段は、前記制御部にその機能が担われ、各ラウンド遊技において実行されたラウンド遊技のラウンド数を制御部に接続される入賞センサなどの各デバイスインターフェースを介して取得してカウントする。なお、このラウンド数はそのラウンド毎の演出画像や入賞結果などの遊技情報とリンクさせた状態で記憶保持させ、ラウンド数に応じて異なる表示形態の演出画像を演出表示可能領域に表示させることができる。

0022

演出表示制御手段は、ゲーム全体を管理する制御部にロードされた遊技プログラムによって制御され、遊技機本体内の制御部がその機能を担っている。この制御部は、CPUやパチンコ遊技全体の遊技プログラムを格納したメモリやその他書換え可能なメモリなどを備えてパチンコ遊技全体を制御しており、大当たり実行手段の機能についても担っている。このような演出表示制御手段によって、ラウンド数カウント手段により取得されたカウント数が予め設定した変動表示規定値に到達したときに演出表示可能領域の大きさや表示位置などを変化させて大当たり遊技状態の演出画像を表示させるようにしている。

0023

なお、遊技情報を含む静止画像や動画像は、そのラウンド毎に遊技プログラムに書き込まれた所定の表示パターンにより演出表示可能領域の所定位置に表示させることができる。

0024

遊技情報などをラウンド毎に表示手段上に設定された演出表示可能領域で表示させる表示パターンとしては、例えば、透明遊技盤の略中央に演出表示可能領域を設定して、ラウンド数の増加に応じてその表示面積を拡大したり、その位置を中央からその周辺時計回りに移動させたりして変動させるパターンなどが適用できる。

0025

また、前回ラウンド標識を各周辺演出表示可能領域に時計回りに割り当て、自然な流れで各ラウンド遊技における遊技情報の履歴をビジュアルに分かりやすく表示することもできる。

0026

ラウンド遊技は遊技者に有利な遊技状態で極めて好ましい遊技状態である一方、遊技球を大入賞口へ所定数入賞させるだけの単純な遊技状態とも言える。したがって、遊技者が退屈してしまうおそれがあるが、ラウンド遊技毎に演出内容を変化させることで興趣を高めることができ、遊技者は次々と変わる演出内容を期待しながら注視するようになり、演出内容を楽しむこともパチンコ遊技の醍醐味、面白さの一つとなる。しかも、ここでは各ラウンドにおける演出表示可能領域がラウンド遊技の進行に伴って変化するので、遊技者は従来にない斬新な演出効果を楽しみながら、かつラウンド遊技の進行状況を的確に把握することが可能となる。

0027

前記表示手段は、後述する可変表示ゲームにおいて識別情報の可変表示(変動表示及び停止表示)が行われる可変表示ゲーム領域を設定可能な表示領域を有し、当該表示領域と前記透明遊技盤における遊技領域とが重なるように前記透明遊技盤の後方に配置できるものである。

0028

本実施形態の遊技機では、遊技球の流下方向に変化を与える障害釘や風車、また遊技球の入賞口や入賞ゲートなどが設けられた遊技盤を、アクリル樹脂ポリカーボネート樹脂メタクリル樹脂などの各種合成樹脂などの透明部材により形成してこれを透明遊技盤とした。これによって、透明遊技盤の略全領域を演出表示可能領域にして遊技盤の背後に前記液晶表示装置あるいは有機EL(Electronic Luminescent)などの表示手段を配設したパチンコ遊技機としている。

0029

そして、かかるパチンコ遊技機の大当たり遊技状態におけるラウンド遊技中に、遊技機の盤面ほぼ全面に渡って確保された表示手段における全演出表示可能領域を各個別の演出表示可能領域を時計回りなどの所定のパターンとなるように設定してその選択された演出表示可能領域で演出画像を表示させるようにしたものである。

0030

したがって、遊技盤全体を有効に使った従来にない斬新な変化を伴う演出表示が行え、遊技をより一層楽しめるだけの大きなインパクトを遊技者に与えることができる。

0031

ここで、大当たり遊技実行手段により制御される大当たり遊技状態におけるラウンド遊技とは、透明遊技盤上の大入賞口に設けたシャッタを、所定時間あるいは遊技球が所定球数入球するまで開放した後閉鎖する遊技である。大当たり遊技状態では、このラウンド遊技を所定のラウンド数で繰り返すことができ、継続して繰り返すための条件としては、前記大入賞口内のVゾーン内に少なくとも1個の遊技球が入球することとしている。

0032

また、かかる大当たり遊技状態に移行するためには、遊技球が入賞口の一つである始動口に入賞したことを契機として抽選手段により実行される内部抽選に当選することが条件となる。

0033

内部抽選は例えば1/320などの所定の抽選確率に設定されているが、この抽選結果は、前記表示装置上において、図柄などからなる複数の識別情報の組合せによって報知される。

0034

この内部抽選に基づいて前記表示装置上で展開される前記複数の識別情報の変動表示及び停止表示、さらには各種演出表示を含めて、本実施形態では可変表示ゲームと呼ぶ。

0035

かかる可変表示ゲームに用いられる上記識別情報としての図柄は、数字を含む文字記号絵柄又は模様等を含むもので、前記表示装置内においては、かかる識別情報が複数個集合した識別情報群を、所定の大きさの演出表示可能領域中に複数列(例えば横3列)表示可能としている。なお、本実施形態では、この演出表示可能領域を、可変表示ゲーム実行中は可変表示ゲーム表示領域と呼ぶこともある。

0036

なお、識別情報の変動表示とは、各識別情報群に含まれる各識別情報を順次連続して表示させる形態であり、前記内部抽選結果が当選の場合は、複数の識別情報が同一図柄の組合せで停止表示され、それ以外の組合せによる停止表示は抽選結果がはずれを意味する。また、識別情報群が横3列に表示されている場合、2つの識別情報群が同一図柄で停止表示され、残り一列の識別情報群が変動表示中の状態をリーチと呼ぶ。

0037

本実施形態に係るパチンコ遊技機は、透明遊技盤の背面側に配設される複数の演出表示可能領域を有した表示手段を備え、大当たり遊技状態におけるラウンド遊技のカウント数が変動表示規定値に到達したときに前記演出表示可能領域の大きさを変化させてその演出画像を表示させる演出表示制御手段を備えるので、大当たり遊技状態の表示をダイナミックに演出することができる。また、遊技者が所定のラウンド遊技回数に到達したのを的確に報知できるとともに、全体の演出表示面積が拡縮変化するので、遊技者の達成感や優越感を強調させることができ、多様でかつインパクト性に優れた演出効果を発揮させることができる。すなわち、大当たり遊技状態におけるラウンド遊技の演出画像を、透明遊技盤の全体にわたる演出表示可能領域を広く用いて演出表示させる。また、前回のラウンドで表示させた所定領域とは異なる他領域で演出画像を表示させることもできるので、ラウンド状態の視認性が高められ、より大きなインパクトを遊技者に与えることができる。

0038

以下、本発明の実施形態を、図面に基づいてより具体的に説明する。

0039

(パチンコ遊技機の構成)
図1は本実施形態に係るパチンコ遊技機の斜視図、図2は同パチンコ遊技機を構成する各部の分解斜視図、図3は同パチンコ遊技機の正面図、図4は同パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。

0040

図1図3に示すように、パチンコ遊技機10は、遊技場に設けられる図示しない遊技機設置基台遊技島)に当該パチンコ遊技機10を固定するための外枠11と、同外枠11内に配設された本体枠12と、同本体枠12に着脱自在に取付けられた後述する透明遊技盤14及びその他図示しない各種部品と、前記本体枠12に一側が枢着されて開閉自在とした前枠16と、さらに、前記透明遊技盤14を通して視認されるように、当該透明遊技盤14の背面側に位置するように、前記本体枠12の裏側に着脱自在に取付けられた表示手段としての液晶表示装置32とを備えている。

0041

この液晶表示装置32は、透明遊技盤14の全部又は一部に背面側から重なるように配設されていればよく、本実施形態では、前記液晶表示装置32を透明遊技盤14の略全体に重なるように配設している。すなわち、少なくとも透明遊技盤14上に形成される後述する遊技領域15全体に重なるように配設している。なお、かかる遊技領域15に該当しない透明遊技盤14の前面領域(以下「遊技領域外域15a」という)の全部又は一部とに重なるように液晶表示装置32を配設しても構わない。

0042

このように、液晶表示装置32を、透明遊技盤14の略全体に重なるように配設して透明遊技盤14から透視可能とすることにより、少なくとも透明遊技盤14上の遊技領域15全体を含む演出表示可能領域Aが略矩形状の表示領域を有して形成されることになる。

0043

そして、演出表示制御手段によって、この演出表示可能領域A内の所定位置に所定大きさの演出画像を表示させる。なお、演出表示可能領域A上にラウンド毎に表示される表示領域は、それぞれその形状や配列、大きさなどの配置構成を遊技の形態に応じて任意に設定することができ、所定のラウンド数分、例えばトータルラウンド数の15に合わせた数となるように演出表示可能領域A上に分割したり、あるいは演出表示可能領域A内の任意の区画された領域に分散させたりした状態で設定してもよい。

0044

なお、透明遊技盤14の略中央に位置する演出表示可能領域内に後述する可変表示ゲームにおける識別情報を可変表示させるとともに、その周辺の演出表示可能領域にもラウンド遊技毎のラウンド標識やその遊技情報を含む静止画像や動画像を順次表示させることもできる。

0045

また、可変表示ゲームに関する演出画像や背景画像は演出表示可能領域A(可変表示ゲーム表示領域)に表示される。この全体の演出表示可能領域Aには、後述する普通図柄ゲームにおける普通図柄94についても演出表示可能領域Aの表示形態に限定されることなく表示させることもできる。

0046

また、前記本体枠12の上部にはスピーカ46R,46Lが取付けられるとともに、下部右側には発射ハンドル26が取付けられている。すなわち、本パチンコ遊技機10で遊技を行う遊技者は、前記発射ハンドル26等の操作ができるように当該パチンコ遊技機10の前方側に位置することとなり、前記透明遊技盤14と対向状態となる。

0047

また、発射ハンドル26の裏側には、ソレノイドなどからなる弾球装置を備える発射装置130(図4を参照)が設けられ、さらに、この発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられており、このタッチセンサが触接されたときに、発射ハンドル26が遊技者により握持されたと検知される。そして、発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射装置130に電力が供給されて遊技球が透明遊技盤14に順次発射される。なお、発射ハンドル26に設けられるタッチセンサは、遊技者が発射ハンドル26を握持したと判別できるものであればよく、光学的に検知するものや、熱により検知するもの等、センサの種類を問わない。

0048

なお、図1図3中、21は前記本体枠12の前面下部に取付けられた受皿ユニットであり、上皿20及び下皿22が形成され、前記前枠16の下側に位置するように配設されている。前記上皿20に貯留された遊技球が発射装置130に供給されるようになっており、上皿20の容量を越えた遊技球が下皿22に供給されるようになっている。また、19はガラスなどからなる透明保護板であり、前記前枠16の開口部に取付けられている。46'は前記スピーカ46R,46Lのカバーであり、前記前枠16の上部に形成されている。132は演出表示や報知などに用いられる各種ランプである。

0049

透明遊技盤14は、アクリル樹脂を用いた透明部材により形成されて全体が透過性を有しており、その前面には円弧状のガイドレール30a,30bを設け、このガイドレール30a,30bに囲まれた内側を遊技領域15としている。前記発射ハンドル26の操作により発射された遊技球は、ガイドレール30aにより案内されて前記遊技領域15内を流下する。

0050

また、透明遊技盤14上には、図2に示すように複数の障害釘13を打ち込んでおり、遊技球が遊技領域15を上部から下部へ流下する際の流下方向を複雑に変化させるようにしている。なお、障害釘13を打ち込むような構成とせず、透明遊技盤14に樹脂製又は金属製の棒状体を透明遊技盤14の前方向に突設する構成としてもよい(所謂パチコン機)。なお、障害釘13については、図1及び図3では省略している。

0051

さらに、この透明遊技盤14(遊技領域15)の略中央位置には、図3に示すように、遊技球の流下方向を大きく変化させる第一遊技球誘導部材3及び第二遊技球誘導部材4が上下に対向状態に配設されている。本実施形態では、図示するように、これら第一遊技球誘導部材3及び第二遊技球誘導部材4の間に演出表示可能領域Aが位置するようにしている。なお、これら第一遊技球誘導部材3及び第二遊技球誘導部材4についても透明部材で形成することができる。

0052

また、透明遊技盤14には、遊技球が入球すると入賞となる複数の一般入賞口5、前記可変表示ゲームが開始される契機となる特定入賞口としての始動口6、及び可変表示ゲームで当選した際に実行されるラウンド遊技において所定時間開放可能とした大入賞口8、さらには前記一般入賞口5、可変表示ゲーム開始の契機となる始動口6、大入賞口8に入球しなかった遊技球が遊技領域外域15aへ排出されるアウト口7が配設されている。

0053

前記大入賞口8には、開閉自在なシャッタ40が設けられており、前記ラウンド遊技においては、このシャッタ40が遊技球を受け入れやすい開放状態となる。また、この大入賞口8内には、Vカウントセンサ102(図4参照)を有する、Vゾーンと呼ぶ特定領域(図示せず)と、カウントセンサ104(図4参照)を有する一般領域(図示せず)とが設けられており、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまで前記シャッタ40が開放状態に駆動される。つまり、開放状態において大入賞口8への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、大入賞口8を、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態にする。続いて、開放状態から閉鎖状態となったシャッタ40は、開放状態において大入賞口8に受け入れられた遊技球がVカウントセンサ102を通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。つまり、大入賞口8が開放状態のときに受け入れられた遊技球が、大入賞口8内に設けられたVゾーンを通過したことを条件に閉鎖状態となった後に再度開放状態にし、ラウンド遊技が継続可能となる。

0054

また、この大入賞口8の上方位置に設けた前記始動口6は、前述したように可変表示ゲーム開始の契機となるものであり、この始動口6に遊技球が入賞した場合に可変表示ゲームが開始され、演出表示可能領域A上に分割された所定の領域において複数列の識別情報群が変動表示される。なお、本実施形態では、演出表示可能領域Aのほぼ中央において識別情報群が変動表示されるようにしているが、この表示位置をラウンド毎に周辺領域に移動させることもできる。また、本実施形態における可変表示ゲームに用いられる識別情報としての図柄は算用数字0〜9までとしており、識別情報が複数個集合した識別情報群を、所定の大きさの演出表示可能領域A中に横3列で表示可能としている。

0055

可変表示ゲームの開始条件としては、前記始動口6に遊技球が入賞したことを条件としており、所定の識別情報群の変動表示開始条件が成立する毎に識別情報群の変動表示を行うこととなる。なお、本実施形態においては、始動口6に遊技球が入賞したことを可変表示ゲームの可変表示開始条件としたが、これに限るものではなく、別の態様であってもよい。

0056

また、遊技球が始動口6に入球した場合において、可変表示ゲームが実行中の場合であり、上限の保留個数に達していないことを条件として、可変表示ゲームを保留しておくことができる。すなわち、可変表示ゲームにおける識別情報群の変動表示中に遊技球が始動口6へ入賞した場合、変動表示中の識別情報群が停止表示されるまで、当該始動口6への遊技球の入賞に基づく識別情報群の変動表示の実行(開始)が保留される。そして、識別情報群の可変表示の実行が保留されている状態で、各識別情報群の識別情報が停止表示された場合には、保留されている識別情報群の可変表示の実行が開始される。

0057

ここで、識別情報が停止表示された場合に実行される識別情報群の可変表示の実行は一回分である。例えば、識別情報群の変動表示の実行が三回分保留されている状態で、識別情報が停止表示された場合には、保留されている識別情報の可変表示のうち一回分が実行され、残りの二回分はその後も保留される。

0058

なお、前記一般入賞口5及び大入賞口8に入球した場合の入賞には、例えば入球1個につき10球の遊技球が賞球として払い出され、前記始動口6に入球した場合の入賞には、入球1個につき例えば5球の遊技球が賞球として払い出されるようにしている。

0059

また、前記始動口6の左右側には、球通過検出ゲート55,55が設けられており、この球通過検出ゲート55が遊技球の通過を検出したときには、図3に示すように、前記液晶表示装置32の所定位置において普通図柄94が変動し、例えば図示するような○印などの所定の図柄で停止表示されると、ソレノイド118(図4を参照)により、前記始動口6に付設した可動片58(所謂チューリップと呼ばれる電動役物)が初期状態の閉鎖状態から開方向に駆動され、始動口6に遊技球が入りやすくなるようにしている。なお、所定時間経過すると可動片58は再び閉鎖されて遊技球が始動口6に入りにくい状態に戻る。本実施形態では、このような普通図柄94の変動表示及び停止表示を普通図柄ゲームと呼ぶ。

0060

さらに、透明遊技盤14の裏面には、入賞した遊技球の通路9が設けられており、前記一般入賞口5、始動口6及び大入賞口8に入球した遊技球は当該通路9を通って回収される。なお、前記通路9を通過する遊技球は、透明遊技盤14を通して遊技者から視認することが可能である。

0061

上記構成により、本実施形態に係るパチンコ遊技機10は、前記透明遊技盤14と、この透明遊技盤14から透視可能に配設された前記液晶表示装置32により、透明遊技盤14の略全域が演出表示可能領域として形成され、遊技球を発射して入賞による賞球の獲得を目指すパチンコ遊技を従来通りに楽しみながら、遊技に応じた多彩な演出表示を、透明遊技盤14の演出表示可能領域Aのいたるところで表示可能とし、実行されたラウンド標識を順次表示させる演出効果によって遊技者を楽しませ、遊技の興趣の向上を図ることができる。

0062

また、従来では、液晶表示装置32のサイズを大きくすると、遊技領域15のサイズが相対的に小さくなり、遊技球の挙動の変化が乏しくなってパチンコ遊技の興趣を削ぐおそれがあったが、本パチンコ遊技機10の構成により、演出表示可能領域を拡大して多様な演出を実行可能としながら遊技領域15も十分広く確保することができる。

0063

特に、本実施形態ではラウンド遊技のカウント数が変動表示規定値に到達したときに演出表示可能領域の大きさを変化させて大当たり遊技状態の演出画像を表示させるので、透明遊技盤14の略全体を有効使った斬新な変化を伴う演出表示が行え、遊技者が遊技をより一層楽しめるインパクトや優越感を遊技者に与えることができる。かかる制御を実行する演出表示制御手段については後に詳述する。

0064

なお、液晶表示装置32は、透明遊技盤14から分離して本体枠12に取付けられているため、透明遊技盤14に液晶表示装置32の重量が掛からず、作業者がパチンコ遊技機10をメンテナンスするときなどに労力を軽減することができ、さらに透明遊技盤14の取替えなども自由に行うことができる。

0065

(パチンコ遊技機の電気的構成
本実施形態に係るパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図を図4に示す。

0066

図示するように、遊技制御手段としての主制御回路60は、メインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。

0067

メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66は、前記演出表示制御手段をはじめ、後述する各種の手段として機能する。

0068

メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブルなどの各種のテーブルが記憶されている。

0069

なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する媒体としてメインROM68を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM70等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。また、本実施形態においてはメインCPU66、メインROM68及びメインRAM70を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用してもよい。

0070

メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。メインRAM70に記憶されるデータの具体例としては、以下のようなものがある。

0071

メインRAM70には、制御状態フラグ、特定領域通過フラグ高確率フラグ大当り判定用乱数カウンタ大当り図柄決定用乱数カウンタ、はずれ図柄決定用乱数カウンタ、演出条件選択用乱数カウンタ、大入賞口開放回数カウンタRc、大入賞口入賞カウンタVc、待ち時間タイマ、大入賞口開放時間タイマ、可変表示ゲーム、普通図柄ゲームにおける保留個数を示すデータ等が存在する出力に関する変数、後述する副制御回路200にコマンドを供給するためのデータ、変数等が位置付けられている。

0072

制御状態フラグは、可変表示ゲームの制御状態を示すものである。特定領域通過フラグは、遊技球が特定領域を通過したか否かを判断するためのものである。高確率フラグは、大当たり遊技状態に移行する確率を相対的に高めるか否かを示すものである。

0073

大当り判定用乱数カウンタは、可変表示ゲームの大当りを判定するためのものである。大当り図柄決定用乱数カウンタは、可変表示ゲームで大当りを判定した場合に、停止表示される大当たりに係る識別情報としての図柄(以下「特別図柄」という)を決定するためのものである。はずれ図柄決定用乱数カウンタは、大当りではない場合に停止表示する識別情報を決定するためのものである。演出条件選択用乱数カウンタは、識別情報の変動表示パターンを決定するためのものである。これらのカウンタは、メインCPU66により順次"1"増加するように記憶更新されており、所定のタイミングで各カウンタから乱数値を抽出することにより、メインCPU66の各種の機能を実行することとなる。

0074

なお、本実施形態においては、このような乱数カウンタを備え、プログラムに従って、メインCPU66が、乱数カウンタを"1"増加させるように記憶更新する構成としたが、これに限らず、別個に、乱数発生器のような装置を備えるように構成してもよい。また、はずれではあるが、リーチとするか否かを判定するためのリーチ判定用乱数カウンタを設けてもよい。

0075

待ち時間タイマは、主制御回路60と副制御回路200とにおいて実行される処理の同期を取るためのものである。また、大入賞口開放時間タイマは、シャッタ40を駆動させ、大入賞口8を開放する時間を計測するためのものである。なお、本実施形態におけるタイマは、メインRAM70において、所定の周期で、その所定の周期だけ減算されるように記憶更新されるが、これに限らず、CPU等自体がタイマを備えていてもよい。

0076

大入賞口開放回数カウンタRc(図18参照)は、大当たり遊技状態における大入賞口8の開放回数、すなわちラウンド遊技数(所謂ラウンド数)を示すものである。また、大入賞口入賞カウンタVc(図18参照)は、1ラウンド中に大入賞口8に入賞し、Vカウントセンサ102又はカウントセンサ104を通過した遊技球の数を示すものである。さらには、可変表示ゲームにおける保留個数を示すデータは、始動口6へ遊技球が入賞したが、識別情報の変動表示が実行できないときに、当該変動表示を保留するが、その保留されている識別情報の変動回数を示すものである。さらには、普通図柄ゲームにおける保留個数を示すデータは、球通過検出ゲート55に遊技球が通過したが、普通図柄94の変動表示が実行できないときに、当該変動表示を保留するが、その保留されている普通図柄94の変動回数を示すものである。

0077

また、メインRAM70には、特別図柄記憶領域、普通図柄記憶領域が位置付けられ、記憶されている。

0078

特別図柄記憶領域は、可変表示ゲームにおける1回の可変表示に対応する大当り判定用乱数値大当り図柄用乱数値、クリアデータ等のデータが記憶されており、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(4)がある。特別図柄記憶領域(0)には、今現在実行されている可変表示に対応するデータが記憶されている。また、特別図柄記憶領域(1)から特別図柄記憶領域(4)には、現在実行されている可変表示が終了した後に実行される可変表示に対応するデータ(始動記憶情報)が記憶されている。つまり、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(4)の全てのデータがクリアデータである場合には、現在の可変表示が実行されず、可変表示を実行するための保留も行われていないこととなる。

0079

また、現在の識別情報の可変表示が終了した場合には、特別図柄記憶領域(1)から特別図柄記憶領域(4)の各々のデータを、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(3)にシフトし、特別図柄記憶領域(4)にクリアデータを記憶する。これによって、特別図柄記憶領域の更新が行われる。一方、普通図柄記憶領域に関しても、特別図柄記憶領域と同じように、普通図柄記憶領域(0)から普通図柄記憶領域(4)がある。また、特別図柄記憶領域と同じように、普通図柄記憶領域の更新制御が行われる。なお、本実施形態におけるメインRAM70は、始動記憶手段の一例に相当する。

0080

なお、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。

0081

また、この主制御回路60は、所定の周波数クロックパルスを生成するリセットクロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。

0082

なお、このリセット用クロックパルス発生回路62は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。なお、このシリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。

0083

また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、図4に示すように、Vカウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、通過球センサ114、始動入賞球センサ116、普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120、シーソーソレノイド122、バックアップクリアスイッチ124が接続されている。

0084

ここで、前記Vカウントセンサ102は、大入賞口8におけるVゾーン内に設けられている。このVカウントセンサ102は、大入賞口8におけるVゾーンを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。

0085

カウントセンサ104は、大入賞口8におけるVゾーンとは異なる一般入球ゾーンに設けられている。このカウントセンサ104は、大入賞口8における一般入球ゾーンを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。

0086

一般入賞球センサ106は、一般入賞口5に設けられている。この一般入賞球センサ106は、各一般入賞口5を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。

0087

通過球センサ114は、球通過検出ゲート55にそれぞれ設けられている。この通過球センサ114は、球通過検出ゲート55を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。

0088

始動入賞球センサ116は始動口6に設けられている。この始動入賞球センサ116は、始動口6に遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。

0089

普通電動役物ソレノイド118は、リンク部材(図示せず)を介して前記始動口6に付設された可動片58に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、可動片58を開放状態又は閉鎖状態とする。

0090

大入賞口ソレノイド120は、大入賞口8を開閉するシャッタ40(図3を参照)に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口8を開放状態又は閉鎖状態とする。

0091

シーソーソレノイド122は、板形状でシャッタ40の内側に設けられている図示しないシーソーに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、遊技球が前記Vゾーンを通過しやすくなるように、又は前記一般入球ゾーンを通過しやすくなるように切り替えることとなる。

0092

バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有するものである。

0093

また、主制御回路60には、払出発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、賞球となる遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードユニット150が接続されている。

0094

この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御信号受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。

0095

また、前記発射装置130には、上述した発射用ソレノイド(あるいは発射用モータ)、タッチセンサ等の遊技球を発射させるための装置が備えられている。

0096

さらには、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46から発生させる音声に関する制御、各種ランプ132の制御等を行うものであり、本実施形態においては、大当たり遊技状態における表示領域の位置を演出表示可能領域A内において変化させるように制御する演出表示制御手段としても機能する。

0097

なお、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成してもよい。

0098

演出表示制御手段としての副制御回路200は、表示手段に対する表示制御を行う表示制御手段としてのサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ46R,46Lから発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、各種ランプ132の制御を行うランプ制御回路240から構成されており、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。

0099

サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。特に、サブCPU206は、液晶表示装置32に対する表示制御を行うとともに、前記演出表示制御手段をはじめ、後述する各種の手段として機能することとなる。

0100

プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、演出表示に関する決定を行うための設定条件を規定した各種のテーブルデータも記憶されている。

0101

プログラムROM208には、演出表示の進行に関する条件を規定する複数種類の表示パターンが記憶されている。この表示パターンで制御される副制御回路200による演出表示は、識別情報の変動表示及び停止表示を含む可変表示ゲームの進行に応じて実行される。

0102

本実施形態では、実行されたラウンド遊技毎にそのラウンド標識を表示させる演出表示可能領域を各ラウンド遊技毎にラウンド遊技の進行順序と相対的に関連させたり、その位置をランダムに移動させたりする各種の表示パターンを設定して実行するプログラムがプログラムROM208に記憶されており、このプログラムに従って所定の演出表示が実行される。

0103

また、ラウンド遊技毎に演出表示可能領域Aの演出画像を変化させる演出パターンについても同様にプログラムROM208に記憶され、演出決定テーブルなどに沿って実行することもできる。

0104

なお、本実施形態に係る副制御回路200において、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、記憶手段としてメインROM68を用いてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。

0105

またさらに、本実施形態において、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200とを別々に構成したが、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをメインROM68に記憶させ、メインCPU66により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したメインROM68に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。

0106

ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等、各種の変数等が位置付けられている。

0107

なお、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。

0108

表示制御回路250は、表示制御手段としての画像データプロセッサ(以下、VDPと称する。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。

0109

上述したVDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。

0110

このVDP212は、いわゆるスプライト回路スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、液晶表示装置32に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置32に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置32の演出表示可能領域Aに画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置32に分割設定された演出表示可能領域Aに画像が表示されることとなる。

0111

画像データROM216には、識別情報を示す識別情報画像データ背景画像データ演出画像データ、普通図柄94を示す普通図柄画像データ等の各種の画像データが別個に記憶されている。もちろん、関連画像を示す関連画像データも記憶されている。

0112

また、VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、識別情報を示す識別情報画像データ、普通図柄94を示す普通図柄画像データ、背景画像データ、演出画像データ等、各種の画像データを読み出し、液晶表示装置32に表示させる画像データを生成する。

0113

特に、本実施形態では、ラウンド遊技の進行順序(ラウンド数)と1対1に相対的に関連させるように演出表示可能領域A上に拡大縮小させる表示領域を規定するための演出表示領域振り分けテーブルを備えており、ラウンド遊技中においては、この演出表示領域振り分けテーブルを参照しながらサブCPU206から供給される画像表示命令に応じて所定位置にラウンド遊技における遊技情報などの演出表示を行うようにしてもよい。

0114

さらに、このVDP212は、生成した画像データを、後方に位置する画像データから順に重ね合わせてバッファに記憶し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、画像データを画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32の各演出表示可能領域Aに画像を表示させる。

0115

また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。

0116

この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ46から発生させる音声の制御を行う。

0117

サブCPU206は、演出パターンを選択し、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ46(46L,46R)から音声を発生させる。

0118

ランプ制御回路240は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路242、複数種類のランプ装飾パターン等が記憶されている装飾データROM244から構成されている。

0119

(演出表示制御ルーチンの説明)
以上のように構成されたパチンコ遊技機は、液晶表示装置32や払出装置128などを制御する遊技プログラムによりその全体が管理されて駆動される。

0120

この遊技プログラムから呼び出されて実行される演出表示制御ルーチンについて、そのフローチャート図5)及びその実行形態を示す説明図(図6)を参照しながら以下に説明する。

0121

なお、演出表示制御ルーチンのプログラムは、副制御回路200のプログラムROM208に記憶され、演出表示可能領域を設定表示させる順序や表示位置などの表示パターンのデータ部分を必要に応じて書き換えて実行させることができる。

0122

演出表示制御ルーチンは、大当たり遊技状態において表示されたラウンド遊技の演出画像や入賞結果などの遊技情報をラウンド毎に記憶して、予め設定された順序に従ってその遊技情報をラウンド毎に演出表示可能領域Aの中央部分などにラウンド数に応じて拡大縮小させて演出表示させるものであり、演出表示制御手段を介して実行されるようになっている。

0123

図5に示すように、演出表示制御ルーチンにおける最初のステップS1では、賞球に関連するスイッチであるVカウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、始動入賞球センサ116などの各種のセンサより所定の検知信号が供給されているかを監視して、大当たり遊技状態においてゲーム開始から実行されたラウンド遊技数をカウントする。

0124

ステップS2では、ステップS1で取得されたカウント数を予め設定されたカウント数と演出画像の表示パターンとの対照表と比較して、表示パターンを決定してこの表示パターンに従って演出表示可能領域の大きさや位置などを変化させる。

0125

そして、大当たり遊技状態の演出画像をその領域内に表示させる演出表示が実行され、演出表示制御ルーチンを呼び出した遊技プログラムにリターンされる。

0126

表示画面の説明)
透明遊技盤14の背面に配置された液晶表示装置32の演出表示可能領域Aに前記演出表示制御ルーチンを介して表示される演出表示の表示画面の一例について、図6を用いて説明する。

0127

図6は、図2に示すパチンコ遊技機の液晶表示装置32の演出表示可能領域Aに表示されその前面に配置された透明遊技盤14から透視される表示画面を示す模式図である。

0128

識別情報群の可変表示が保留されていない状態において、始動口6に遊技球が入球すると、演出表示可能領域Aの略中央に配置された表示領域に識別情報群が変動表示される。そして、乱数抽選による内部抽選によって当選となって、識別情報が例えば「777」などの特定組合せで停止表示された場合、主制御回路60からのコマンドに従って、副制御回路200は演出表示制御手段として機能してラウンド遊技が開始される。こうして、図6(a)に示されるように演出表示制御ルーチンを介して演出表示可能領域Aの中央に第1ラウンドに関わる画像の演出表示がなされる。

0129

前記第1ラウンドに続く第2ラウンド、第3ラウンドでは、図6(b)、図6(c)に示すように、表示領域がラウンドの進行に対応してその中央で順次段階的に拡大されて、その表示領域内で識別情報群が変動表示される処理が同様になされる。

0130

なお、各ラウンドの切換毎に、その表示領域の位置を右上方向などに移動させるとともに拡大して表示させたり、例えば、演出表示可能領域A上の表示領域の位置を中央に復帰させたりするとともに、縮小表示させて変化を持たせるようにしてもよい。

0131

図6(d)はラウンド数カウント手段により取得されたカウント数が予め定めた変動表示規定値、この場合の4(ラウンド)に到達したときに前記演出表示可能領域の大きさを飛躍的に拡大変化させる例を示している。なお、このような変動表示規定値は、例えば、全16ラウンド中の5ラウンド目や10ラウンド目などに必要に応じて複数設定することができる。

0132

なお、前回実行したラウンドに関わる遊技情報などを表示領域の周辺などに随伴表示させることもできる。すなわち、継続して新規にラウンド遊技が開始されたときに終了したラウンド遊技のラウンド標識などを前回のラウンド標識を表示してゲームの流れを演出表示させることできる。

0133

こうして、遊技者は透明遊技盤14の略全域を用いた演出表示可能領域Aにダイナミックに展開表示される演出画像を目の当たりにすることになるとともに、ラウンド遊技の進行に応じた演出内容を楽しむことができ、大当たり遊技状態に移行した嬉しさと満足感に加え、大当たり遊技状態においては、これまでにない斬新な変化を伴う演出表示に接することになり、パチンコ遊技に対する興趣が向上し、なお一層パチンコ遊技に魅せられることとなる。

0134

また、演出表示可能領域Aの表示形態を、ラウンドに応じて変化させることによって、何回目のラウンド遊技なのかを遊技者が視覚的かつ直感的に把握して大当たり遊技状態の進行状況を把握しやすくできるので、遊技を円滑に進めることができる。また、遊技場側における場内係員にしても、遊技客遊技進行状況を把握しやすくなり、入賞球を受けるための所謂ドル箱の準備などを即座に行うことができ、サービス向上につなげることができる。

0135

(遊技機の動作)
以下に、パチンコ遊技機10で実行される処理を図7図9図11図17に示す。また、パチンコ遊技機10で実行される特別図柄制御処理(図9)の状態遷移について図10を用いて説明する。

0136

メイン処理
最初に、図7に示すように、RAMアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域を初期化等の初期設定処理を実行する(ステップS11)。そして、詳しくは図7を用いて後述するが、可変表示ゲームの進行、液晶表示装置32に表示される識別情報に関する特別図柄制御処理を実行する(ステップS15)。このように、メイン処理においては、ステップS11の初期設定処理が終了した後、ステップS15の処理を繰り返し実行することとなる。

0137

(システムタイマ割込処理)
また、メインCPU66は、メイン処理を実行している状態であっても、メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。リセット用クロックパルス発生回路62から所定の周期(例えば2ミリ秒)毎に発生されるクロックパルスに応じて、以下のシステムタイマ割込処理を実行する。このシステムタイマ割込処理について図8を用いて説明する。

0138

最初に、図8に示すように、メインCPU66は、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ等の各カウント値を"1"増加するように乱数更新処理を実行する(ステップS42)。そして、詳しくは図12を用いて後述するが、始動口6、球通過検出ゲート55、一般入賞口5などの遊技球の入賞又は通過を検知する入力検出処理を実行する(ステップS43)。この処理においては、メインCPU66は、各種の入賞口に遊技球が入賞したことを条件として、遊技球を賞球として払い出す旨のデータをメインRAM70の所定領域に記憶することとなる。そして、主制御回路60と副制御回路200との同期をとるための待ち時間タイマ、大当りが発生した際に開放する大入賞口8の開放時間を計測するための大入賞口開放時間タイマ等、各種のタイマの更新処理を実行する(ステップS44)。そして、各種の変数に基づいて駆動制御するための信号をソレノイド、モータ等に供給するために、出力処理を実行する(ステップS46)。この処理が終了した場合には、ステップS47に処理を移す。

0139

ステップS47においては、コマンド出力処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、各種のコマンドを副制御回路200に供給する。これらの各種のコマンドとしては、具体的には、デモ表示コマンド、左列、中列、右列導出表示される識別情報の種類を示す導出図柄指定コマンド、識別情報の変動表示パターンを示す変動パターン指定コマンド等が含まれる。この処理が終了した場合には、ステップS49に処理を移す。

0140

そして、ステップS49の処理において、メインCPU66は、払出装置128に賞球を行わせるための賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126へ送信する等の払出処理を実行する。

0141

(特別図柄制御処理)
図7のステップS15において実行されるサブルーチンについて図9を用いて説明する。なお、図9において、ステップS72からステップS80の側方に描いた数値は、それらのステップに対応する制御状態フラグを示し、その制御状態フラグの数値に応じて、その数値に対応する一つのステップが実行され、可変表示ゲームが進行することとなる。

0142

最初に、図9に示すように、制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップS71)。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグを読み出す。この処理が終了した場合には、ステップS72に処理を移す。

0143

なお、後述するステップS72からステップS80において、メインCPU66は、後述するように、制御状態フラグの値に基づいて、各ステップにおける各種の処理を実行するか否かを判断することとなる。この制御状態フラグは、可変表示ゲームの遊技の状態を示すものであり、ステップS72からステップS80における処理のいずれかを実行可能にするものである。また、それに加えて、メインCPU66は、各ステップに対して設定された待ち時間タイマ等に応じて決定される所定のタイミングで各ステップにおける処理を実行する。なお、この所定のタイミングに至る前においては、各ステップにおける処理を実行することなく終了することとなり、他のサブルーチンを実行することとなる。もちろん、所定の周期でシステムタイマ割込処理も実行する。

0144

ステップS72においては、特別図柄記憶チェック処理を実行する。詳しくは図11を用いて後述するが、メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合に、保留個数のチェックを行い、保留個数がある場合に、大当り判定、停止表示された導出識別情報、識別情報の変動パターン等の決定を行う。また、メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットし、今回の処理で決定された変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、今回決定された変動パターンに対応する変動時間を経過した後、ステップS73の処理を実行するように設定するのである。一方、保留個数がない場合には、デモ画面が表示される。この処理が終了した場合には、ステップS73に処理を移す。

0145

ステップS73においては、特別図柄変動時間管理処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であり、変動時間が経過した場合に、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットし、確定待ち時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、確定後待ち時間が経過した後、ステップS74の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS74に処理を移す。

0146

ステップS74においては、特別図柄表示時間管理処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であり、確定後待ち時間が経過した場合に、大当りか否かを判断する。メインCPU66は、大当りである場合に、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットし、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば10秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、大当り開始インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS75の処理を実行するように設定するのである。従って、ステップS74を実行するメインCPU66は、液晶表示装置32における識別情報の可変表示の結果が特定の識別情報の組合せとなったことを条件として遊技者に有利な大当り遊技状態への制御を行うこととなる。なお、ステップS74を実行するメインCPU66は、遊技状態制御手段の一例に相当する。一方、メインCPU66は、大当りではない場合に、可変表示ゲーム終了を示す値(08)をセットする。つまり、ステップS80の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS75に処理を移す。

0147

ステップS75においては、大当り開始インターバル管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であり、その大当り開始インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口8を開放させるために、メインROM68から読み出されたデータに基づいて、メインRAM70に位置付けられた変数を更新する。メインCPU66は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。つまり、ステップS77の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS76に処理を移す。

0148

ステップS76においては、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口開放回数カウンタを"1"増加するように記憶更新する。メインCPU66は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。つまり、ステップS77の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS77に処理を移す。

0149

ステップS77においては、大入賞口開放中処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)である場合に、大入賞口入賞カウンタが"10"以上であるという条件、開放上限時間を経過した(大入賞口開放時間タイマが"0"である)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU66は、いずれかの条件を満たした場合に、大入賞口8を閉鎖させるために、メインRAM70に位置付けられた変数を更新する。メインCPU66は、大入賞口内残留球監視を示す値(05)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、大入賞口内残留球監視時間が経過した後、ステップS78の処理を実行するように設定するのである。なお、メインCPU66は、いずれの条件も満たさない場合には、上述した処理を実行しない。この処理が終了した場合には、ステップS78に処理を移す。

0150

ステップS78においては、大入賞口内残留球監視処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間が経過した場合に、大入賞口8における特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、大入賞口開放回数カウンタRcが"15"以上である(最終ラウンドである)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU66は、いずれかの条件を満たした場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットし、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS79の処理を実行するように設定するのである。一方、メインCPU66は、いずれの条件も満たさない場合に、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットする。また、メインCPU66は、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS76の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS79に処理を移す。

0151

ステップS79においては、大当り終了インターバル処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した場合に、可変表示ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。つまり、ステップS80の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS80に処理を移す。

0152

ステップS80においては、可変表示ゲーム終了処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、制御状態フラグが可変表示ゲーム終了を示す値(08)である場合に、保留個数を示すデータを"1"減少するように記憶更新する。そして、メインCPU66は、始動記憶数指定コマンドを示すデータを、メインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された始動記憶数指定コマンドを示すデータは、図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に始動記憶数指定コマンドとして供給される。詳しくは後述するが、副制御回路200のサブCPU206は、受信した始動記憶数表示コマンドに応じた演出を実行することとなる。また、メインCPU66は、次回の変動表示を行うために、特別図柄記憶領域の更新を行う。メインCPU66は、特別図柄記憶チェックを示す値(00)をセットする。つまり、ステップS72の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0153

上述したように、制御状態フラグをセットすることにより、可変表示ゲームが実行されることとなる。具体的には、メインCPU66は、図10に示すように、大当たり遊技状態ではない場合において、大当り判定の結果がはずれであるときには、制御状態フラグを"00"、"01"、"02"、"08"と順にセットすることにより、図9に示すステップS72、ステップS73、ステップS74、ステップS80の処理を所定のタイミングで実行することとなる。また、メインCPU66は、大当たり遊技状態ではない場合において、大当り判定の結果が大当りであるときには、制御状態フラグを"00"、"01"、"02"、"03"と順にセットすることにより、図9に示すステップS72、ステップS73、ステップS74、ステップS75の処理を所定のタイミングで実行し、大当り遊技状態への制御を実行することとなる。更には、メインCPU66は、大当り遊技状態への制御が実行された場合には、制御状態フラグを"04"、"05"、"06"と順にセットすることにより、図9に示すステップS77、ステップS78、ステップS76の処理を所定のタイミングで実行し、特定遊技を実行することとなる。

0154

なお、特定遊技が実行されている場合において、大当り遊技状態の終了条件大当り遊技終了条件)が成立した場合には、"04"、"05"、"07"、"08"と順にセットすることにより、図9に示すステップS77からステップS80の処理を所定のタイミングで実行し、大当り遊技状態を終了することとなる。なお、この特定遊技終了条件には、所定の時間が経過するまでに特定領域への遊技球の通過がなかったこと(所謂「パンク」)、又は、ラウンド遊技最大継続数(本実施形態においては15ラウンド)が終了したことを条件として大当り遊技状態を終了することとなる。

0155

(特別図柄記憶チェック処理)
図9のステップS72において実行されるサブルーチンについて、図11を用いて説明する。

0156

最初に、図11に示すように、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断を行い(ステップS101)、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であると判別した場合には、ステップS102に処理を移し、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であるとは判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。そして、ステップS102においては、保留個数が"0"であるか否かの判断を行い、保留個数を示すデータが"0"であると判別した場合には、ステップS103に処理を移し、保留個数を示すデータが"0"であるとは判別しなかった場合には、ステップS104に処理を移す。

0157

ステップS103においては、デモ表示処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、デモ表示を行わせるために副制御回路200にデモ表示コマンドを供給するための変数をメインRAM70に記憶する。これによって、副制御回路200において、デモ画面の表示が実行されることとなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0158

ステップS104においては、制御状態フラグとして特別図柄変動時間管理を示す値(01)をセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を示す値を制御状態フラグに記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS105に処理を移す。

0159

ステップS105においては、大当り判断処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に抽出された大当り判定用乱数値と、メインROM68の所定領域に記憶された大当り判定テーブルとを参照する。つまり、メインCPU66は、遊技者に有利な大当り遊技状態とするか否かの判定を行うこととなる。この処理が終了した場合には、ステップS106に処理を移す。

0160

ステップS106においては、大当りであるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、ステップS105の参照の結果に基づいて、大当りであるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、大当りであると判別した場合には、ステップS107に処理を移し、大当りであるとは判別しなかった場合には、ステップS108に処理を移す。

0161

ステップS107においては、大当り図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に抽出された大当り図柄用乱数値を抽出し、その大当り図柄用乱数値に基づいて、左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に停止させる識別情報の図柄指定コマンドとして供給される。この処理が終了した場合には、ステップS109に処理を移す。

0162

ステップS108においては、はずれ図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、はずれ図柄決定用乱数カウンタからはずれ図柄決定用乱数値を抽出し、そのはずれ図柄決定用乱数値に基づいて左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図17のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に停止させる識別情報の図柄指定コマンドとして供給される。このような処理が実行されることによって、つまり、識別情報の可変表示の結果を決定することとなる。

0163

なお、メインCPU66は、左列と右列とが同じ識別情報となり、更には、左列と中列とが同じ識別情報となる場合には、中列の識別情報を、所定のコマ数(例えば3コマ)だけ補正するように決定し、大当りにならないように制御している。つまり、本ステップにより、識別情報の可変表示の結果が、その識別情報の可変表示の結果が導出表示される以前に決定されるのである。この処理が終了した場合には、ステップS109に処理を移す。

0164

なお、メインCPU66は、ステップS107又はステップS108を実行することによって、停止表示させる識別情報を決定するため、識別情報の可変表示がリーチとなるか否かを決定することとなる。つまり、本実施形態におけるステップS107又はステップS108を実行するメインCPU66は、識別情報の可変表示がリーチとなるか否かを決定するリーチ決定手段に相当する。

0165

ステップS109においては、変動パターン決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、演出条件選択用乱数値を抽出する。メインCPU66は、ステップS107及びステップS108により決定された左列、中列、右列の識別情報に基づいて、変動パターンを決定するための変動パターン振分テーブルを選択する。そして、メインCPU66は、演出条件選択用乱数カウンタから抽出した演出条件選択用乱数値と選択した変動パターン振分テーブルとに基づいて、変動パターンを決定し、メインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された変動パターンを示すデータは、図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に変動パターン指定コマンドとして供給される。副制御回路200のサブCPU206は、受信した変動パターン指定コマンドに応じた演出表示を実行することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS110に処理を移す。

0166

ステップS110においては、決定した変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、ステップS109の処理により決定された変動パターンと、その変動パターンの変動演出時間を示す変動演出時間テーブルとに基づいて、変動演出時間を算出し、その変動演出時間を示す値を待ち時間タイマに記憶する。そして、今回の変動表示に用いられた記憶領域をクリアする処理を実行する(ステップS111)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0167

(入力検出処理)
図8のステップS43において実行されるサブルーチンについて図12を用いて説明する。

0168

最初に、図12に示すように、メインCPU66は、賞球関連スイッチチェック処理を実行する(ステップS231)。この処理において、メインCPU66は、賞球に関連するスイッチであるVカウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、始動入賞球センサ116などの各種のセンサより、所定の検知信号が供給されているかを検出する。そして、これら所定の信号の検出処理を行ったメインCPU66は、信号を供給したセンサに応じて、賞球の数を決定し、メインRAM70に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS232に処理を移す。

0169

ステップS232においては、特別図柄関連スイッチ入力処理を実行する。詳しくは図13を用いて後述するが、特別図柄としての識別情報に関連するVカウントセンサ102、カウントセンサ104、始動入賞球センサ116より所定の信号が供給されているかを検出する。これら所定の信号の検出処理を行ったメインCPU66は、後述するような処理を実行する。この処理が終了した場合には、ステップS233に処理を移す。

0170

ステップS233においては、普通図柄関連スイッチ入力処理を実行する。この処理において、通過球センサ114は、所定の検知信号をメインCPU66に供給する。これら所定の信号を受け取ったメインCPU66は、普通図柄94の始動記憶等の処理を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
(特別図柄関連スイッチ入力処理)
図12のステップS232において実行されるサブルーチンについて図13を用いて説明する。

0171

最初に、図13に示すように、カウントスイッチ入力があるか否かの判断を行う(ステップS261)。この処理において、メインCPU66は、カウントセンサ104から供給される所定の信号に応じて、カウントスイッチ入力があると判別した場合には、大入賞口入賞カウンタVcを"1"増加させるように記憶更新するカウントスイッチ検出時処理を実行する(ステップS262)。一方、メインCPU66は、カウントスイッチ入力があると判別しなかった場合には、ステップS263に処理を移す。

0172

ステップS263においては、Vカウントスイッチ入力があるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、Vカウントセンサ102から供給される所定の信号に応じて、Vカウントスイッチ入力があると判別した場合には、特定領域を通過した旨のフラグを成立させるとともに大入賞口入賞カウンタVcを"1"増加させるように記憶更新するVカウントスイッチ検出時処理を実行する(ステップS264)。一方、メインCPU66は、Vカウントスイッチ入力があると判別しなかった場合には、ステップS265に処理を移す。

0173

ステップS265においては、始動口スイッチ入力があるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、始動入賞球センサ116から供給される所定の信号を受け取ることにより、始動口スイッチ入力があるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、始動口スイッチ入力があると判別した場合には、ステップS266に処理を移し、始動口スイッチ入力があると判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。つまり、本実施形態におけるステップS265を実行するCPU66は、透明遊技盤14における遊技領域15に設けられた始動口6を通過した遊技球を検出する始動領域検出手段の一例に相当する。

0174

ステップS266においては、始動口検出時処理を実行し、この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。詳しくは図13を用いて説明するが、メインCPU66は、保留個数を示すデータが"4"より小さいと判別した場合には、大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値を抽出し、メインRAM70の所定領域に記憶する。また、メインCPU66は、予告実行抽選を行い、メインRAM70の所定領域に各種のコマンドをセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0175

(始動口検出時処理)
図13のステップS266において実行されるサブルーチンについて図14を用いて説明する。

0176

最初に、図14に示すように、メインCPU66は、始動記憶数カウンタから始動記憶数(所謂、上述した「保留個数を示すデータ」)を読み出し、始動記憶数が"4"以上であるか否かの判断を行う(ステップS501)。この処理において、メインCPU66は、始動記憶数が"4"以上であると判別した場合には、本サブルーチンを終了する。つまり、保留個数が上限数に至っている場合には、始動口6に遊技球が入賞したが、始動記憶情報の記憶を行うことなく、本サブルーチンを終了することとなる。一方、メインCPU66は、始動記憶数が"4"より小さいと判別した場合には、始動記憶数カウンタを"1"増加させ(ステップS502)、ステップS503に処理を移す。

0177

ステップS503においては、メインCPU66は、大当り判定用乱数カウンタから大当り判定用乱数値を抽出し、大当り図柄決定用乱数カウンタから大当り図柄用乱数値を抽出する。そして、メインCPU66は、抽出した大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値をメインRAM70の所定領域に始動記憶情報として記憶する(ステップS504)。このように記憶された大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値を示すデータは、図11のステップS105などの処理においてメインCPU66により読み出され、大当りであるか否かが判断され、導出表示させる識別情報の種類が決定されることとなる。このように、メインCPU66は、遊技球が始動口6に入球したが、所定の可変表示保留条件が成立した場合に、その識別情報の可変表示が実行できる所定の可変表示開始条件が成立するまで、その識別情報の可変表示の結果を決定するための始動記憶情報を、所定数を上限として記憶することとなる。なお、本実施形態におけるステップS503、S504を実行するメインCPU66は、始動記憶手段の一例に相当する。この処理が終了した場合には、ステップS505に処理を移す。

0178

ステップS505において、メインCPU66は、抽出した大当り判定用乱数値を大当り判定値と比較する処理を実行する。そして、メインCPU66は、大当り判定用乱数値が大当り判定値と同じであるか否かの判断を行う(ステップS506)。この処理において、メインCPU66は、大当り判定用乱数値が大当り判定値と同じであると判別した場合には、ステップS508に処理を移す。この処理において、メインCPU66は、大当り判定用乱数値が大当り判定値と同じでないと判別した場合には、ステップS507に処理を移す。このように、ステップS505、S506を実行するメインCPU66は、ステップS504において記憶された始動記憶情報が、識別情報の可変表示の結果が特定の識別情報の組合せとなる旨の特定始動記憶情報であるか否かを判定することとなる。なお、本実施形態におけるステップS505、S506を実行するメインCPU66は、事前判定手段の一例に相当する。

0179

ステップS507において、メインCPU66は、予告用乱数カウンタから予告用乱数値を抽出し、予告実行抽選に当選したか否かを決定する。メインCPU66は、抽出した予告用乱数値が"0"以下である場合には、予告実行抽選に当選したと決定する。一方、メインCPU66は、抽出した予告用乱数値が"1"以上である場合には、予告実行抽選に当選しなかったと決定する。なお、この予告用乱数カウンタは、"0"から"199"の整数として更新されるものである。このため、ステップS507における予告実行抽選に当選する確率は、"1/200"となる。この処理が終了した場合には、ステップS509に処理を移す。

0180

一方、ステップS508において、メインCPU66は、予告用乱数カウンタから予告用乱数値を抽出し、予告実行抽選に当選したか否かを決定する。メインCPU66は、抽出した予告用乱数値が"99"以下である場合には、予告実行抽選に当選したと決定する。一方、メインCPU66は、抽出した予告用乱数値が"100"以上である場合には、予告実行抽選に当選しなかったと決定する。なお、この予告用乱数カウンタは、上述したように、"0"から"199"の整数として更新されるため、ステップS508における予告実行抽選に当選する確率は、"1/2"となる。この処理が終了した場合には、ステップS509に処理を移す。

0181

ステップS509において、メインCPU66は、予告実行抽選に当選したか否かを判断する。この処理において、メインCPU66は、ステップS507又はステップS508における予告実行抽選の抽選結果に基づいて、予告実行抽選に当選したか否かを判断することとなる。メインCPU66は、予告実行抽選に当選したと判別した場合には、ステップS511に処理を移す。一方、メインCPU66は、予告実行抽選に当選しなかったと判別した場合には、ステップS510に処理を移す。

0182

ステップS510において、メインCPU66は、始動記憶数を示すデータを読み出し、そのデータに基づく始動記憶数指定コマンドを示すデータをメインRAM70の所定領域にセットする。このようにセットされた始動記憶数指定コマンドを示すデータは、図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に始動記憶数指定コマンドとして供給される。副制御回路200のサブCPU206は、後述するように、受信した始動記憶数指定コマンドに応じて、始動記憶数に関する演出、報知を実行することとなる。また、この始動記憶数指定コマンドには、ステップS503によって抽出された大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値に基づくデータ(例えば、大当り遊技状態に移行させる乱数値であるか否か、識別情報の可変表示の結果、リーチとなるか否かなど)が含まれており、主制御回路60から副制御回路200に始動記憶数指定コマンドを供給することによって、副制御回路200(サブCPU206)は、例えば、大当り遊技状態に移行させる乱数値であるか否か、識別情報の可変表示の結果、リーチとなるか否かなどを認識可能となる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0183

ステップS511において、メインCPU66は、ステップS510と同じように、始動記憶数を示すデータを読み出し、そのデータに基づく始動記憶数指定コマンドを示すデータをメインRAM70の所定領域にセットする。これによって、後述するように、受信した始動記憶数指定コマンドに応じて、始動記憶数に関する演出、報知を実行することとなる。また、メインCPU66は、メインRAM70の所定領域に予告コマンドを示すデータをセットする。このようにセットされた予告コマンドを示すデータは、図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に予告コマンドとして供給される。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0184

(副制御回路の動作)
一方、副制御回路200では、主制御回路60から送信される各種のコマンドを受信し、図15に示すようなコマンド受信処理を実行することとなる。

0185

(コマンド受信処理)
最初に、図15に示すように、始動記憶数指定コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS341)。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60から始動記憶数指定コマンドを受信したと判別した場合には、ステップS342に処理を移す。一方、サブCPU206は、主制御回路60から始動記憶数指定コマンドを受信しなかったと判別した場合には、ステップS343に処理を移す。

0186

ステップS342において、サブCPU206は、保留個数更新処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、始動記憶情報と、更新前の始動記憶数を示すデータと、更新後の始動記憶数を示すデータとを、ワークRAM210の所定領域にセットする。そして、サブCPU206は、主制御回路60から受信した始動記憶数指定コマンドに基づいて始動記憶数を決定し、ワークRAM210の所定領域に位置付けられた始動記憶数を示すデータを更新する。なお、この処理においては、保留個数の増減に関わらず、更新を行うこととなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0187

一方、ステップS343において、サブCPU206は、変動パターン指定コマンドを受信したか否かを判断する。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60から変動パターン指定コマンドを受信したと判別した場合には、ステップS344に処理を移す。一方、サブCPU206は、主制御回路60から変動パターン指定コマンドを受信しなかったと判別した場合には、ステップS346に処理を移す。

0188

ステップS344において、サブCPU206は、リーチ判定処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、変動パターンに基づいて、リーチとなる変動パターンであるか否かを判定する。この処理が終了した場合にはステップS345に処理を移す。

0189

ステップS345において、サブCPU206は、変動パターン、リーチ判定結果、演出決定テーブルを参照し、演出パターンを選択する。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60から供給された変動パターン指定コマンドに含まれる変動パターンと、ステップS344においてリーチとなるか否かを判定した判定結果と、演出決定テーブルとを参照する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0190

ステップS346において、サブCPU206は、予告コマンドを受信したか否かを判断する。この処理において、サブCPU206は、予告コマンドを受信したと判別した場合には、ステップS347において、予告コマンドを受信した旨の予告コマンドデータをワークRAM210の所定領域にセットし、本サブルーチンを終了する。一方、サブCPU206は、予告コマンドを受信しなかったと判別した場合には、ステップS348に処理を移す。

0191

ステップS348において、サブCPU206は、その他の受信したコマンドに対応する制御を実行する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0192

保留表示演出処理
また、副制御回路200では、所定のタイミングでコマンド受信処理とは異なる保留表示演出処理が実行される。この保留表示演出処理について図16を用いて説明する。

0193

最初に、図16に示すように、所定の可変表示保留条件が成立したか否かを判断する(ステップS361)。この所定の可変表示保留条件は、上述したように、遊技球が始動口6に入球した場合において、保留個数が上限に達することなく、識別情報が変動していることを条件とする。なお、副制御回路200において、サブCPU206は、始動記憶数が上限に達することなく、始動記憶数が増加する始動記憶数指定コマンドを受信したか否かによって、所定の可変表示保留条件が成立したか否かを判断することとなる。サブCPU206は、所定の可変表示保留条件が成立したと判別した場合には、ステップS362に処理を移す。一方、サブCPU206は、所定の可変表示保留条件が成立していないと判別した場合には、本サブルーチンを終了する。

0194

ステップS362において、サブCPU206は、保留表示演出パターン決定用乱数値を抽出する処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、保留表示演出パターン決定用乱数カウンタから保留表示演出パターン決定用乱数値を抽出する。この処理が終了した場合には、ステップS363に処理を移す。

0195

ステップS363において、サブCPU206は、予告コマンドを受信したか否かを判断する。サブCPU206は、ステップS347において予告コマンドデータがセットされたか否かによって、予告コマンドを受信したか否かを判断する。サブCPU206は、主制御回路60から予告コマンドを受信したと判別した場合には、ステップS364に処理を移す。一方、サブCPU206は、予告コマンドを受信しなかったと判別した場合には、ステップS365に処理を移す。

0196

ステップS364において、サブCPU206は、予告ありの予告演出決定テーブルに基づく保留表示演出パターンを決定する処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、始動記憶情報が特定始動記憶情報であるか否か、識別情報がリーチとなる始動記憶情報であるか否か、ステップS362によって抽出された保留表示演出パターン決定用乱数値に基づいて、保留表示演出パターンを選択する。続いて、サブCPU206は、このように選択された保留表示演出パターンを示すデータをワークRAM210の所定領域にセットする。これによって、サブCPU206は、後述するステップ366において、セットされた保留表示演出パターンを示すデータに基づいて保留表示演出を行うこととなる。この処理が終了した場合には、ステップS366に処理を移す。

0197

ステップS365において、サブCPU206は、予告なしの予告演出決定テーブルに基づく保留表示演出パターンを決定する処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、ステップS364と同じように、始動記憶情報が特定始動記憶情報であるか否か、識別情報がリーチとなる始動記憶情報であるか否か、ステップS362によって抽出された保留表示演出パターン決定用乱数値に基づいて、保留表示演出パターンを選択する。この処理が終了した場合には、ステップS366に処理を移す。

0198

ステップS366において、サブCPU206は、所定のタイミングで保留表示処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、ステップS364又はステップS365においてセットされたデータをVDP212に供給する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0199

変動開始処理
また、副制御回路200では、所定のタイミングでコマンド受信処理、保留表示演出処理などとは異なる変動開始処理が実行される。この変動開始処理について図17を用いて説明する。

0200

最初に、図17に示すように、サブCPU206は、始動記憶情報が残存しているか否かを判断する(ステップS381)。この処理において、サブCPU206は、始動記憶数を示すデータを読み出し、そのデータが"0"であるか否かによって、始動記憶情報が残存しているか否かを判断することとなる。サブCPU206は、始動記憶情報が残存していると判別した場合には、ステップS382に処理を移す。一方、サブCPU206は、始動記憶情報が残存していないと判別した場合には、ステップS383に処理を移す。

0201

ステップS382において、サブCPU206は、所定の可変表示保留条件が成立したか否かを判断する。この所定の可変表示保留条件は、上述したように、遊技球が始動口6に入球した場合において、保留個数が上限に達することなく、識別情報が変動している条件である。サブCPU206は、所定の可変表示保留条件が成立したと判別した場合には、本サブルーチンを終了する。一方、サブCPU206は、所定の可変表示保留条件が成立していないと判別した場合には、ステップS384に処理を移す。

0202

一方、ステップS383において、サブCPU206は、遊技球が始動口6に入賞したか否かを判断する。この処理において、サブCPU206は、始動記憶数が"0"から"1"となったか否かによって、遊技球が始動口6に入賞したか否かを判断する。サブCPU206は、遊技球が始動口6に入賞したと判別した場合には、ステップS384に処理を移す。一方、サブCPU206は、遊技球が始動口6に入賞しなかったと判別した場合には、本サブルーチンを終了する。

0203

ステップS384において、サブCPU206は、変動開始処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、識別情報の変動パターンを示すデータをワークRAM210にセットする。この識別情報の変動パターンは、変動パターン指定コマンドに基づくものである。そして、サブCPU206は、所定のタイミングで、変動パターンを示すデータをVDP212に供給する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

0204

大当り演出表示処理)
また、副制御回路200では、大当り遊技状態が生起された場合、大当り演出表示処理を実行する。この大当り演出表示処理について図18を用いて説明する。

0205

大当り遊技状態が生起されると、図18に示すように、メインCPU66は、1回目のラウンド遊技の演出表示を行うために、大入賞口開放回数カウンタRcに1を代入する(ステップS401)。すなわち、ラウンド数が1回目であれば1となる。次いで、大入賞口8への入球数をクリアするために、大入賞口入賞カウンタVcをクリアする(ステップS402)。

0206

次いで、サブCPU206は、前記大入賞口開放回数カウンタRcの数値に対応する指定位置に、演出表示可能領域を移動させる(ステップS403)。このとき、サブCPU206は演出表示領域配置決定テーブルを参照している。すなわち、ラウンド数と対応した位置に演出表示可能領域を所定の位置に移動する。そして、各位置において、演出表示可能領域A内においてラウンド遊技における演出表示を実行する(ステップS404)。ここではキャラクタが様々な態様で表示されることになる。

0207

この処理を終了すると、次に、メインCPU66は、Vゾーン内に入球があったかどうかを判定する(ステップS405)。大入賞口8への入球のうち、Vゾーン内に入球があった場合は大入賞口入賞カウンタVcをインクリメントする(ステップS406)。ステップS405において、Vゾーンへの入球が無い場合はステップS407に処理を移し、大入賞口8のシャッタ40が閉鎖する条件として、シャッタ40の開放後所定時間(ここでは30秒とする)経過したか否か、及び大入賞口8に所定数(10個)の入球があったか否かを判定する。未だ所定時間が経過しておらず、かつ所定数の入球がない場合はステップS404に戻る。所定時間経過しているか、あるいは所定数の入球があった場合は、ステップS408の処理に移り、ステップS408では、大入賞口8への入球のうち、Vゾーンへの入球があるか否かを大入賞口入賞カウンタVcの数値から判定し、入球がない場合は本ルーチンを終了し、メインCPU66は、次へのラウンド遊技に進ませることなく大当り遊技状態を終了する。

0208

ステップS408でVゾーンへの入球があった場合は、メインCPU66はステップS409に処理を移して、大入賞口開放回数カウンタRcをインクリメントする。

0209

そして、ステップS409において、大入賞口開放回数カウンタRcが16になったかどうかを判定し(ステップS410)、16に満たない場合はステップS402に戻り、ラウンド遊技を継続させるとともに、サブCPU206にコマンド信号を出力し、コマンド信号を受けたサブCPU206は、この継続されたラウンド遊技の回数に見合った位置に演出表示可能領域を移動して所定の演出表示を行う。

0210

そして、メインCPU66は、ステップS409において、インクリメントされた大入賞口開放回数カウンタRcが16になった場合は最終ラウンド遊技が終了したと判断し、大当り遊技状態を終了させる。

0211

以上、本発明の実施形態を説明したが、ここでは具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。

0212

すなわち、本発明の遊技機は、透明遊技盤の背面側に配設される複数の演出表示可能領域有した表示手段を備え、ラウンド遊技数のカウント数が変動表示規定値に到達したときに演出表示可能領域の大きさを変化させて大当たり遊技状態の演出画像を表示させることを特徴としたものであって、以上説明した実施形態の表示パターンのものなどに限定されるものではない。また、透明遊技盤や、透明遊技盤に各演出表示可能領域を形成する表示手段、大当り遊技実行手段、ラウンド数カウント手段、演出表示制御手段の具体的構成は、その遊技形態などに応じて適宜変更することができる。

図面の簡単な説明

0213

本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の概観を示す斜視図である。
同パチンコ遊技機の要部を示す分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機における概観を示す正面図である。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の主制御回路及び副制御回路を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技プログラムから呼び出されて実行される演出表示制御ルーチンのフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技プログラムにより実行される演出表示制御ルーチンの実行形態を示す説明図である。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機において実行される要旨に係る制御処理を示すフローチャートである。

符号の説明

0214

8 大入賞口
10パチンコ遊技機(遊技機)
14 透明遊技盤
15遊技領域
32液晶表示装置(表示手段)
60主制御回路
66メインCPU
200副制御回路
206 サブCPU
A演出表示可能領域

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