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技術 ヒートポンプシステム

出願人 荏原冷熱システム株式会社
発明者 金井伸二藤本正和増本幹夫元雅樹久保勝弘
出願日 2004年2月18日 (15年6ヶ月経過) 出願番号 2004-041282
公開日 2005年9月2日 (14年0ヶ月経過) 公開番号 2005-233475
状態 拒絶査定
技術分野 その他の空気調和方式 気液分離装置、除霜装置、制御または安全装置
主要キーワード 付加設備 温水蓄熱槽 ブライン濃度 ブラインタンク ヒーティングタワー 散水ポンプ リバースサイクル 散布ノズル
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

安価かつ簡単な構成にすることができるとともに、メンテナンスも容易となり、また、ブラインの濃度低下を防止することができるヒートポンプシステムを提供する。

解決手段

リバースサイクル式ヒートポンプ2と、密閉式ヒーティングタワー1と、ヒートポンプ2とヒーティングタワー1との間でブラインを循環させるブライン配管3とを備えた。ヒートポンプ2は、冷媒圧縮する圧縮機21と、ブライン配管3内のブラインと冷媒との間で熱交換を行う熱源側熱交換器22と、負荷側と冷媒との間で熱交換を行う負荷側熱交換器23と、冷媒流路切替可能な四方弁24とを備える。

概要

背景

従来のヒーティングタワーを利用したヒートポンプシステムでは、主に、地域冷暖房施設において使用されるような大容量のヒートポンプが用いられている。したがって、システムが大型化し、現地での設置作業が大規模化する。また、現場ごとに個別の対応を施す必要があるため、システムを構築することが煩雑である。

さらに、従来のヒートポンプシステムにおいては、ヒートポンプが大容量であるため、あるいは、低圧冷媒を使用しているため、現実的に冷媒系統切り替えることができない。すなわち、冷房運転暖房運転との切替を行うためには、冷房用の外部配管暖房用の外部配管とを設けて、これらの外部配管を切り替える必要がある。したがって、システムの配管構成が複雑となる。

図1は、従来の開放式ヒーティングタワー100を利用したヒートポンプシステムを示すブロック図である。図1に示されるように、このヒートポンプシステムは、開放式ヒーティングタワー100とヒートポンプ200とを備えている。ヒーティングタワー100とヒートポンプ200との間には、ブライン配管102によりブライン循環されている。なお、図1において、104はブラインポンプ、106は温水蓄熱槽、108は温水ポンプ、110は冷水蓄熱槽、112は冷水ポンプを表している。

このようなヒートポンプシステムにおいて、期の暖房運転時には、ヒートポンプ200で冷却されたブラインが、ブラインポンプ104によりヒーティングタワー100内に散布され、外気大気)114から熱を吸収する。また、夏期の冷房運転時には、ヒーティングタワー100をクーリングタワーとして機能させる。すなわち、ヒートポンプ200で加温されたブラインが、ヒーティングタワー(クーリングタワー)100内に散布され、外気(大気)114に放熱する。

このような開放式ヒーティングタワーを利用したヒートポンプシステムにおいては、冬期の暖房運転時に、ヒーティングタワー100内の大気114中の湿気がブラインに混入して、ブラインの濃度が低下するという問題がある。このため、従来のヒートポンプシステムにおいては、図1に示されるように、ブラインの濃度を監視するブライン濃度管理装置116が設けられており、このブライン濃度管理装置116の出力に基づいてブラインタンク118からブラインを補充してブラインの濃度を維持することがなされている。

図2は、従来の密閉式ヒーティングタワー300を利用したヒートポンプシステムを示すブロック図である。このヒートポンプシステムは、冬期のデフロスト運転のためにヒータ302を有するブラインタンク304を備えている。デフロスト運転が必要となった場合には、バルブVAを閉じ、バルブVBを開ける。そして、デフロストポンプ306を駆動して、ヒータ302で加熱したブラインを循環させてデフロスト運転が行われる。このように、デフロスト運転中はバルブVAが閉じられるため、負荷側のヒートポンプにブラインを一時的に供給できなくなる。また、このようなシステムでは、デフロスト運転のためにヒータ302やブラインタンク304などの設備が必要となり、システムの構成が複雑になるとともに高価になってしまう。

概要

安価かつ簡単な構成にすることができるとともに、メンテナンスも容易となり、また、ブラインの濃度低下を防止することができるヒートポンプシステムを提供する。リバースサイクル式ヒートポンプ2と、密閉式ヒーティングタワー1と、ヒートポンプ2とヒーティングタワー1との間でブラインを循環させるブライン配管3とを備えた。ヒートポンプ2は、冷媒圧縮する圧縮機21と、ブライン配管3内のブラインと冷媒との間で熱交換を行う熱源側熱交換器22と、負荷側と冷媒との間で熱交換を行う負荷側熱交換器23と、冷媒流路を切替可能な四方弁24とを備える。

目的

本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、安価かつ簡単な構成にすることができるとともに、メンテナンスも容易となり、また、ブラインの濃度低下を防止することができるヒートポンプシステムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

リバースサイクル式ヒートポンプと、密閉式ヒーティングタワーと、前記ヒートポンプと前記ヒーティングタワーとの間でブライン循環させるブライン配管と、を備えたことを特徴とするヒートポンプシステム

請求項2

前記リバースサイクル式ヒートポンプは、冷媒圧縮する圧縮機と、前記ブライン配管内のブラインと前記冷媒との間で熱交換を行う熱源側熱交換器と、負荷側と前記冷媒との間で熱交換を行う負荷側熱交換器と、前記圧縮機の吐出口、前記熱源側熱交換器、前記負荷側熱交換器、前記圧縮機の吸込口の順番に冷媒を導く第1の流路と、前記圧縮機の吐出口、前記負荷側熱交換器、前記熱源側熱交換器、前記圧縮機の吸込口の順番に冷媒を導く第2の流路とのいずれかに冷媒流路切替可能な四方弁と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプシステム。

請求項3

前記四方弁は、前記ヒーティングタワー内の前記ブライン配管の表面に着霜したときに、前記冷媒流路を前記第1の流路に切り替えることを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプシステム。

請求項4

少なくとも前記ヒートポンプと前記ヒーティングタワーとを1つのユニットとしたヒートポンプユニットを複数備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のヒートポンプシステム。

請求項5

前記ブライン配管は、第1の切替弁を介して前記複数のヒートポンプユニットの各ヒートポンプと各ヒーティングタワーのそれぞれに接続される主ブライン配管と、第2の切替弁を介して前記複数のヒートポンプユニットの各ヒートポンプと各ヒーティングタワーのそれぞれに接続されるデフロスト用ブライン配管と、を備えたことを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプシステム。

技術分野

0001

本発明は、ヒートポンプシステム係り、特に空調分野における冷暖房用冷温水を製造する、ヒーティングタワー付ヒートポンプシステムに関するものである。

背景技術

0002

従来のヒーティングタワーを利用したヒートポンプシステムでは、主に、地域冷暖房施設において使用されるような大容量のヒートポンプが用いられている。したがって、システムが大型化し、現地での設置作業が大規模化する。また、現場ごとに個別の対応を施す必要があるため、システムを構築することが煩雑である。

0003

さらに、従来のヒートポンプシステムにおいては、ヒートポンプが大容量であるため、あるいは、低圧冷媒を使用しているため、現実的に冷媒系統切り替えることができない。すなわち、冷房運転暖房運転との切替を行うためには、冷房用の外部配管暖房用の外部配管とを設けて、これらの外部配管を切り替える必要がある。したがって、システムの配管構成が複雑となる。

0004

図1は、従来の開放式ヒーティングタワー100を利用したヒートポンプシステムを示すブロック図である。図1に示されるように、このヒートポンプシステムは、開放式ヒーティングタワー100とヒートポンプ200とを備えている。ヒーティングタワー100とヒートポンプ200との間には、ブライン配管102によりブライン循環されている。なお、図1において、104はブラインポンプ、106は温水蓄熱槽、108は温水ポンプ、110は冷水蓄熱槽、112は冷水ポンプを表している。

0005

このようなヒートポンプシステムにおいて、期の暖房運転時には、ヒートポンプ200で冷却されたブラインが、ブラインポンプ104によりヒーティングタワー100内に散布され、外気大気)114から熱を吸収する。また、夏期の冷房運転時には、ヒーティングタワー100をクーリングタワーとして機能させる。すなわち、ヒートポンプ200で加温されたブラインが、ヒーティングタワー(クーリングタワー)100内に散布され、外気(大気)114に放熱する。

0006

このような開放式ヒーティングタワーを利用したヒートポンプシステムにおいては、冬期の暖房運転時に、ヒーティングタワー100内の大気114中の湿気がブラインに混入して、ブラインの濃度が低下するという問題がある。このため、従来のヒートポンプシステムにおいては、図1に示されるように、ブラインの濃度を監視するブライン濃度管理装置116が設けられており、このブライン濃度管理装置116の出力に基づいてブラインタンク118からブラインを補充してブラインの濃度を維持することがなされている。

0007

図2は、従来の密閉式ヒーティングタワー300を利用したヒートポンプシステムを示すブロック図である。このヒートポンプシステムは、冬期のデフロスト運転のためにヒータ302を有するブラインタンク304を備えている。デフロスト運転が必要となった場合には、バルブVAを閉じ、バルブVBを開ける。そして、デフロストポンプ306を駆動して、ヒータ302で加熱したブラインを循環させてデフロスト運転が行われる。このように、デフロスト運転中はバルブVAが閉じられるため、負荷側のヒートポンプにブラインを一時的に供給できなくなる。また、このようなシステムでは、デフロスト運転のためにヒータ302やブラインタンク304などの設備が必要となり、システムの構成が複雑になるとともに高価になってしまう。

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、安価かつ簡単な構成にすることができるとともに、メンテナンスも容易となり、また、ブラインの濃度低下を防止することができるヒートポンプシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するため、本発明の第1の態様によれば、リバースサイクル式ヒートポンプと、密閉式ヒーティングタワーと、上記ヒートポンプと上記ヒーティングタワーとの間でブラインを循環させるブライン配管とを備えたヒートポンプシステムが提供される。

0010

本発明の好ましい一態様によれば、上記リバースサイクル式ヒートポンプは、冷媒圧縮する圧縮機と、上記ブライン配管内のブラインと上記冷媒との間で熱交換を行う熱源側熱交換器と、負荷側と上記冷媒との間で熱交換を行う負荷側熱交換器と、上記圧縮機の吐出口、上記熱源側熱交換器、上記負荷側熱交換器、上記圧縮機の吸込口の順番に冷媒を導く第1の流路と、上記圧縮機の吐出口、上記負荷側熱交換器、上記熱源側熱交換器、上記圧縮機の吸込口の順番に冷媒を導く第2の流路とのいずれかに冷媒流路を切替可能な四方弁とを備える。

0011

本発明によれば、ヒートポンプとしてリバースサイクル式ヒートポンプを用いているので、冷房用の外部配管と暖房用の外部配管とを設けてこれらを切り替える必要がなくなり、配管構成を簡素化することができる。また、デフロスト運転のためのヒータやブラインタンクなどの付加設備が不要となるので、システムが大幅に簡素化され、安価なシステムを構築することができる。また、このようにシステムが簡素化されるため、そのメンテナンスも容易になる。

0012

また、密閉式ヒーティングタワーを用いているので、ブラインが大気と接触することがなく、ブラインに大気中の水分が混入することがない。したがって、ブラインの濃度低下を防止することができ、従来のヒートポンプシステムのようにブライン濃度管理装置などを必要としない。

0013

本発明の好ましい一態様によれば、上記四方弁は、上記ヒーティングタワー内の上記ブライン配管の表面に着霜したときに、上記冷媒流路を上記第1の流路に切り替える。このように、四方弁を切り替えるだけでデフロスト運転を行うことができるので、デフロスト運転のためのヒータやブラインタンクなどの付加設備が不要となる。

0014

本発明の好ましい一態様によれば、上記ヒートポンプシステムは、少なくとも上記ヒートポンプと上記ヒーティングタワーとを1つのユニットとしたヒートポンプユニットを複数備えている。このようにヒートポンプとヒーティングタワーとを1つのユニットとすることで、モジュール化された複数のヒートポンプユニットを現地に持ち込んで、現地で簡単にヒートポンプシステムを構築することができる。したがって、現地での設置作業が軽減されるともに、作業の均一化および品質の安定化を図ることができる。

0015

本発明の好ましい一態様によれば、上記ブライン配管は、第1の切替弁を介して上記複数のヒートポンプユニットの各ヒートポンプと各ヒーティングタワーのそれぞれに接続される主ブライン配管と、第2の切替弁を介して上記複数のヒートポンプユニットの各ヒートポンプと各ヒーティングタワーのそれぞれに接続されるデフロスト用ブライン配管と備えている。このような構成により、冬期の暖房運転において、ヒートポンプユニットごとに暖房運転とデフロスト運転とを選択して運転することができる。したがって、少なくとも1つのヒートポンプユニットで暖房運転を継続すれば、システムの暖房運転を継続しながら、各ヒーティングタワーのデフロスト運転を行うことができる。

発明の効果

0016

本発明によれば、ヒートポンプシステムを安価かつ簡単な構成にすることができるとともに、メンテナンスも容易となる。また、ブラインの濃度低下を防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明に係るヒートポンプシステムの実施形態について図3から図7を参照して詳細に説明する。なお、図3から図7において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。

0018

図3は、本発明の第1の実施形態におけるヒートポンプシステムを示すブロック図である。図3に示されるように、このヒートポンプシステムは、密閉式ヒーティングタワー1と、リバースサイクル式ヒートポンプ2と、ヒーティングタワー1とヒートポンプ2との間でブラインを循環させるブライン配管3と、空調機4と、ヒートポンプ2と空調機4との間で水(冷温水)を循環させる冷温水配管5とを備えている。

0019

密閉式ヒーティングタワー1は、送風機10と、ブライン配管3のコイル部30の外表面に水を散布する散布ノズル11と、水を散布ノズル11に供給する散水ポンプ12とを備えている。また、ブライン配管3には、ブライン配管3中のブラインを循環させるブラインポンプ31が設けられている。冷温水配管5は空調機4に接続されており、この冷温水配管5には冷温水配管5中の水を循環させる冷温水ポンプ50が設けられている。

0020

上述したように、ヒートポンプ2は、リバースサイクル式ヒートポンプであり、冷媒を圧縮する圧縮機21と、ブライン配管3内のブラインと冷媒との間で熱交換を行う熱源側熱交換器22と、冷温水配管5内の水と冷媒との間で熱交換を行う負荷側熱交換器23と、ヒートポンプ2内の冷媒流路を切替え可能な四方弁24とを備えている。この四方弁24は、圧縮機21の吐出口、熱源側熱交換器22、負荷側熱交換器23、圧縮機21の吸込口の順番に冷媒を導く第1の流路と、圧縮機21の吐出口、負荷側熱交換器23、熱源側熱交換器22、圧縮機21の吸込口の順番に冷媒を導く第2の流路とのいずれかに冷媒流路を切り替えることができるようになっている。この冷媒流路の切替により、冷房運転と暖房運転とを切り替えることができる。

0021

図3には、夏期の冷房運転時の状態が示されている。冷房運転時には、四方弁24は冷媒流路を第1の流路に切り替える。すなわち、圧縮機21の吐出口から吐き出された高温高圧冷媒ガスは、四方弁24を経て熱源側熱交換器22に導かれ、ここでブライン配管3内のブラインと熱交換して凝縮冷媒液となる。この冷媒液は膨張弁(図示せず)で減圧された後、負荷側熱交換器23に導かれる。ここで、冷媒液は空調機4の冷温水配管5内の水との熱交換により蒸発して冷媒ガスとなる。この冷媒ガスは四方弁24を経て圧縮機21の吸込口に導かれ、再び圧縮機21で圧縮される。

0022

冬期の暖房運転時には、図4に示されるように、四方弁24は冷媒流路を第2の流路に切り替える。すなわち、圧縮機21の吐出口から吐き出された高温高圧の冷媒ガスは、四方弁24を経て負荷側熱交換器23に導かれ、ここで空調機4の冷温水配管5内の水と熱交換して凝縮し冷媒液となる。この冷媒液は膨張弁(図示せず)で減圧された後、熱源側熱交換器22に導かれる。ここで、冷媒液はブライン配管3内のブラインとの熱交換により蒸発して冷媒ガスとなる。この冷媒ガスは四方弁24を経て圧縮機21の吸込口に導かれ、再び圧縮機21で圧縮される。

0023

このように、本実施形態では、ヒートポンプとしてリバースサイクル式ヒートポンプ2を用いているので、四方弁24を切り替えるだけで冷房運転と暖房運転とを切り替えることができる。したがって、冷房用の外部配管と暖房用の外部配管とを設けてこれらを切り替える必要がなくなり、配管構成を簡素化することができる。

0024

また、ヒーティングタワー1内のコイル部30に着霜したときには、デフロスト運転を行う。このデフロスト運転時には、冷媒流路が図3に示される第1の流路に切り替えられ、リバースサイクルによりデフロスト運転が行われる。すなわち、圧縮機21の吐出口から吐き出された高温高圧の冷媒ガスは、四方弁24を経て熱源側熱交換器22に導かれ、ここでブライン配管3内のブラインと熱交換して凝縮し冷媒液となる。この熱源側熱交換器22では、ブライン配管3内のブラインが冷媒との熱交換により加熱され、加熱されたブラインがブラインポンプ31によってヒーティングタワー1のコイル部30に送られる。これにより、コイル部30の表面に付着した融解される。

0025

熱源側熱交換器22を出た冷媒液は膨張弁(図示せず)で減圧された後、負荷側熱交換器23に導かれる。ここで、冷媒液は空調機4の冷温水配管5内の水との熱交換により蒸発して冷媒ガスとなる。この冷媒ガスは四方弁24を経て圧縮機21の吸込口に導かれ、再び圧縮機21で圧縮される。

0026

このように、本実施形態では、ヒートポンプとしてリバースサイクル式ヒートポンプ2を用いているので、四方弁24を切り替えるだけでデフロスト運転を行うことができる。したがって、デフロスト運転のためのヒータやブラインタンクなどの負荷設備が不要となり、システムが大幅に簡素化され、安価なシステムを構築することができる。また、このようにシステムが大幅に簡素化されるため、そのメンテナンスも容易になる。

0027

また、本実施形態では、密閉式ヒーティングタワーを用いているので、ブラインが大気と接触することがなく、ブラインに大気中の水分が混入することがない。したがって、ブラインの濃度低下を防止することができ、従来のヒートポンプシステムのようにブライン濃度管理装置なども不要となる。

0028

図5は、本発明の第2の実施形態におけるヒートポンプシステムを示すブロック図である。本実施形態では、上述した第1の実施形態におけるヒーティングタワー1とヒートポンプ2とブライン配管3とを1つのヒートポンプユニット6とし、ヒートポンプシステム内に複数のヒートポンプユニット6を設けている。すなわち、各ヒートポンプユニット6のヒーティングタワー1を並べて配置するとともに、各ヒートポンプユニット6のヒートポンプ2を並列に並べて冷温水配管5に接続している。なお、図5では、5つのヒートポンプユニット6を並設した例を示しているが、ヒートポンプユニット6の数はこれに限られるものではない。

0029

本実施形態のヒートポンプシステムによれば、ヒートポンプとヒーティングタワーとを1つのユニットとしているので、モジュール化された複数のヒートポンプユニットを現地に持ち込んで、現地で簡単にヒートポンプシステムを構築することができる。したがって、現地での設置作業が軽減されるともに、作業の均一化および品質の安定化を図ることができる。

0030

図6は、本発明の第3の実施形態におけるヒートポンプシステムを示すブロック図である。本実施形態のヒートポンプシステムは、上述した第2の実施形態と同様に、5つのヒートポンプユニットU1〜U5を備えている。図6に示されるように、ヒートポンプユニットU1はヒーティングタワーHT1とヒートポンプR1、ヒートポンプユニットU2はヒーティングタワーHT2とヒートポンプR2、ヒートポンプユニットU3はヒーティングタワーHT3とヒートポンプR3、ヒートポンプユニットU4はヒーティングタワーHT4とヒートポンプR4、ヒートポンプユニットU5はヒーティングタワーHT5とヒートポンプR5をそれぞれ有している。

0031

また、本実施形態のヒートポンプシステムは、主ブライン配管7とデフロスト用ブライン配管8とからなる2系統のブライン配管を備えている。これらの主ブライン配管7とデフロスト用ブライン配管8とは、ヒートポンプユニットU1〜U5に共通のものとなっており、主ブライン配管7とデフロスト用ブライン配管8には、それぞれ主ブラインポンプ71とデフロスト用ブラインポンプ81が設置されている。

0032

ヒーティングタワーHT1〜HT5と主ブライン配管7は、第1の切替弁V1〜V5を介してそれぞれ接続されており、ヒートポンプR1〜R5と主ブライン配管7は、第1の切替弁V6〜V10を介してそれぞれ接続されている。また、ヒーティングタワーHT1〜HT5とデフロスト用ブライン配管8は、第2の切替弁V11〜V15を介してそれぞれ接続されており、ヒートポンプR1〜R5とデフロスト用ブライン配管8は、第2の切替弁V16〜V20を介してそれぞれ接続されている。

0033

このような構成において、冬期の暖房運転をする場合、例えば、ヒートポンプR2〜R5とヒーティングタワーHT2〜HT5は主ブライン配管7を用いて通常の暖房運転をしつつ、ヒートポンプR1とヒーティングタワーHT1はデフロスト用ブライン配管8を用いてデフロスト運転を行うことができる。すなわち、ヒーティングタワーHT2〜HT5の主ブライン配管7上の切替弁V2〜V5を開き、デフロスト用ブライン配管8上の切替弁V12〜V15を閉じる。また、ヒートポンプR2〜R5の主ブライン配管7上の切替弁V7〜V10を開き、デフロスト用ブライン配管8上の切替弁V17〜V20を閉じる。そして、ヒーティングタワーHT1の主ブライン配管7上の切替弁V1を閉じ、デフロスト用ブライン配管8上の切替弁V11を開く。また、ヒートポンプR1の主ブライン配管7上の切替弁V6を閉じ、デフロスト用ブライン配管8上の切替弁V16を開く。

0034

このような状態で、ヒートポンプR1をデフロスト運転、ヒートポンプR2〜R5を暖房運転に設定すれば、ヒートポンプR2〜R5とヒーティングタワーHT2〜HT5で通常の暖房運転を行いつつ、ヒートポンプR1とヒーティングタワーHT1でデフロスト運転を行うことができる。したがって、その後、デフロスト運転を行うヒーティングタワーを順次変えて行くことで、システムの暖房運転を継続しながら、各ヒーティングタワーのデフロスト運転を行うことができる。

0035

図7は、上述した第1の実施形態のヒートポンプシステムを、夜間電力を利用した氷蓄熱に応用した例を示すブロック図である。この例では、ヒートポンプ2の負荷側に2次側ブライン配管90を介して氷蓄熱槽9が接続されている。2次側ブライン配管90には2次側ブラインポンプ91が設置され、2次側ブライン配管90と冷温水配管5との間には熱交換器92が設けられている。

0036

これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。

図面の簡単な説明

0037

従来の開放式ヒーティングタワーを利用したヒートポンプシステムを示すブロック図である。
従来の密閉式ヒーティングタワーを利用したヒートポンプシステムを示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態におけるヒートポンプシステムを示すブロック図である。
図3のヒートポンプシステムの冬期暖房運転時の状態を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態におけるヒートポンプシステムを示すブロック図である。
本発明の第3の実施形態におけるヒートポンプシステムを示すブロック図である。
図3のヒートポンプシステムを、夜間電力を利用した氷蓄熱に応用した例を示すブロック図である。

符号の説明

0038

1,HT1〜HT5密閉式ヒーティングタワー
2,R1〜R5リバースサイクル式ヒートポンプ
3ブライン配管
4空調機
5冷温水配管
6,U1〜U5ヒートポンプユニット
7 主ブライン配管
8デフロスト用ブライン配管
10送風機
11散布ノズル
12散水ポンプ
21圧縮機
22熱源側熱交換器
23負荷側熱交換器
24四方弁
50冷温水ポンプ
71 主ブラインポンプ
81 デフロスト用ブラインポンプ
V1〜V10 第1の切替弁
V11〜V20 第2の切替弁

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