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技術 情報処理装置および情報処理装置の検査方法

出願人 ソニー株式会社
発明者 高山晴人赤坂修
出願日 2004年1月28日 (16年11ヶ月経過) 出願番号 2004-019546
公開日 2005年8月11日 (15年4ヶ月経過) 公開番号 2005-215832
状態 未査定
技術分野 カメラ本体及び細部(構成部品等) カメラの表示・駒の計数 総合的工場管理
主要キーワード 原寸図 確認用紙 起動画面表示 基準製品 接触検知信号 起動表示 対象検査 検査支援装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年8月11日)のものです。
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図面 (15)

課題

調整・検査漏れなく行われたかどうかの確認を容易にする。

解決手段

情報処理装置1の調整・検査制御手段3は、情報処理装置1の製造工程に組み込まれている調整・検査工程における各調整・検査処理の実行を制御し、処理の完了ごとに、調整・検査工程の完了状況を示す完了情報更新する。更新した完了情報は完了情報記憶手段4に格納する。そして、状態表示制御手段5は、必要時、完了情報記憶手段4の完了情報に基づいて、調整・検査工程の完了状況を判定し、完了状況に応じた起動画面を表示手段6に表示する。

概要

背景

デジタルカメラなどの情報処理装置の製造工程には多数の調整・検査工程があり、最終工程ですべての調整・検査漏れなく行われたかどうかが確認された後、出荷される。
一般的な従来の検査方法では、調整・検査工程ごと検査員別途用意された確認用紙などに調整・検査済みの印を付けて次の工程に進め、最終工程でその印を確認し、全工程が漏れなく行われたかどうかを判定していた。また、製品にID(Identification)を付け、各検査工程においてこのIDを確認用紙へ記入する方法もある。そして、最終的にIDが記入された確認用紙によって、すべての調整・検査工程が終了したかどうかを判定していた。しかしながら、いずれの手法も確認用紙に書き込む作業は検査員が行うため、間違いが起きる可能性があった。

そこで、電子的手段を用いて検査工程が漏れなく行われたかどうかを確認する検査方法が導入されている。
たとえば、上述の製品につけられたIDを電子的に読み取り、読み取ったIDを管理コンピュータに送信することなどによって記録する検査方法がある。そして、最終工程において、すべての工程が完了したかどうかを自動、あるいは記録された情報を表示させるなどしてチェックする。

また、情報処理装置の内部メモリなどに調整・検査工程が完了したか否かを示す工程完了情報を設定する領域を設け、各工程において工程完了情報を設定する検査方法もある。最終工程では、工程完了情報を専用の装置または専用の手法を用いて読み出し、すべての工程が完了したかどうかをチェックする。

さらに、組み立ての完成した製品と、製品と同じ大きさの原寸図あるいは基準製品を比較して外観検査を行う検査方法において、原寸図あるいは基準製品の上にタッチスクリーンを設け、外観検査終了ごとに検査員に終了部位のタッチスクリーンを操作させ、発生するタッチスクリーンの接触検知信号を検出することによって、検査状況検査結果を把握する検査装置も提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。このような検査装置では、全検査箇所に対応する接触検知信号をコンピュータが受け取ると、検査合格を所定の表示装置に表示する。
特開2001−108404号公報(段落番号〔0016〕〜〔0033〕、図2)

概要

調整・検査が漏れなく行われたかどうかの確認を容易にする。情報処理装置1の調整・検査制御手段3は、情報処理装置1の製造工程に組み込まれている調整・検査工程における各調整・検査処理の実行を制御し、処理の完了ごとに、調整・検査工程の完了状況を示す完了情報を更新する。更新した完了情報は完了情報記憶手段4に格納する。そして、状態表示制御手段5は、必要時、完了情報記憶手段4の完了情報に基づいて、調整・検査工程の完了状況を判定し、完了状況に応じた起動画面を表示手段6に表示する。

目的

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、調整・検査が漏れなく行われたかどうかを容易に確認できる情報処理装置および情報処理装置の検査方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

装置の調整と検査を行う工程が製造工程に組み込まれている情報処理装置において、前記製造工程に含まれる個々の調整工程および検査工程ごと完了状況を表す完了情報を記憶する完了情報記憶手段と、前記調整工程および前記検査工程における処理を制御し、処理が完了した前記調整工程または前記検査工程の前記完了情報に工程完了を設定する調整・検査制御手段と、前記完了情報記憶手段から前記完了情報を読み出し、前記完了情報に基づいて前記調整工程および前記検査工程ごとの完了状況を判定し、判定された前記完了状況に応じて表示手段に表示する起動画面可変にする状態表示制御手段と、を具備することを特徴とする情報処理装置。

請求項2

前記状態表示制御手段は、前記完了情報に基づいて前記調整工程および前記検査工程がすべて完了したかどうかを判定し、すべて完了している場合とそれ以外の場合とで異なる前記起動画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。

請求項3

前記状態表示制御手段は、前記調整工程および前記検査工程がすべて完了していると判定した場合に、予め決められた製品初期画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。

請求項4

前記状態表示制御手段は、前記完了情報に基づいて、完了していない前記調整工程または前記検査工程を検出し、検出された前記調整工程または前記検査工程の未完了を示す画面を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。

請求項5

前記調整・検査制御手段は、実行の対象となる対象調整工程または対象検査工程の開始前に、必要に応じて、検査状態記憶手段から前記完了情報を読み出し、前記完了情報に基づいて前記対象調整工程または前記対象検査工程の前に行われる所定の前記調整工程または前記検査工程が完了したことが確認された場合にのみ、前記対象調整工程または前記対象検査工程を実行することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。

請求項6

前記調整・検査制御手段は、前記完了情報に基づいて前記対象調整工程または前記対象検査工程を実行しない場合は、前記対象調整工程または前記対象検査工程の実行中止を外部に通知することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。

請求項7

前記情報処理装置は、デジタルカメラであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。

請求項8

装置の調整と検査を行う工程が製造工程に組み込まれている情報処理装置の検査方法において、調整・検査制御手段が、前記製造工程に含まれる個々の調整工程および検査工程における処理を制御し、処理完了で前記調整工程および前記検査工程ごとの完了状況を表す完了情報に前記調整工程または前記検査工程の完了を設定し、前記完了情報を完了情報記憶手段に記憶するステップと、状態表示制御手段が、前記完了情報記憶手段から前記完了情報を読み出し、前記完了情報に基づいて前記調整工程および前記検査工程ごとの完了状況を判定し、判定された前記完了状況に応じた起動画面を表示手段に表示するステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の検査方法。

技術分野

0001

本発明は情報処理装置および情報処理装置の検査方法に関し、特に装置の調整と検査を行う工程が製造工程に組み込まれている情報処理装置および情報処理装置の検査方法に関する。

背景技術

0002

デジタルカメラなどの情報処理装置の製造工程には多数の調整・検査工程があり、最終工程ですべての調整・検査が漏れなく行われたかどうかが確認された後、出荷される。
一般的な従来の検査方法では、調整・検査工程ごと検査員別途用意された確認用紙などに調整・検査済みの印を付けて次の工程に進め、最終工程でその印を確認し、全工程が漏れなく行われたかどうかを判定していた。また、製品にID(Identification)を付け、各検査工程においてこのIDを確認用紙へ記入する方法もある。そして、最終的にIDが記入された確認用紙によって、すべての調整・検査工程が終了したかどうかを判定していた。しかしながら、いずれの手法も確認用紙に書き込む作業は検査員が行うため、間違いが起きる可能性があった。

0003

そこで、電子的手段を用いて検査工程が漏れなく行われたかどうかを確認する検査方法が導入されている。
たとえば、上述の製品につけられたIDを電子的に読み取り、読み取ったIDを管理コンピュータに送信することなどによって記録する検査方法がある。そして、最終工程において、すべての工程が完了したかどうかを自動、あるいは記録された情報を表示させるなどしてチェックする。

0004

また、情報処理装置の内部メモリなどに調整・検査工程が完了したか否かを示す工程完了情報を設定する領域を設け、各工程において工程完了情報を設定する検査方法もある。最終工程では、工程完了情報を専用の装置または専用の手法を用いて読み出し、すべての工程が完了したかどうかをチェックする。

0005

さらに、組み立ての完成した製品と、製品と同じ大きさの原寸図あるいは基準製品を比較して外観検査を行う検査方法において、原寸図あるいは基準製品の上にタッチスクリーンを設け、外観検査終了ごとに検査員に終了部位のタッチスクリーンを操作させ、発生するタッチスクリーンの接触検知信号を検出することによって、検査状況検査結果を把握する検査装置も提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。このような検査装置では、全検査箇所に対応する接触検知信号をコンピュータが受け取ると、検査合格を所定の表示装置に表示する。
特開2001−108404号公報(段落番号〔0016〕〜〔0033〕、図2

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、従来の情報処理装置および情報処理装置の検査方法では、各調整・検査工程が漏れなく行われたかどうかの確認が容易ではないという問題点があった。
各工程においてIDを電子的に読み取り記録しておく方法は、装置内部の情報ではないため、製品が調整・検査工程を経たということしかわからない。たとえば、各工程の途中で調整値リセットされ、前工程の調整がデフォルト状態に戻ってしまった場合でも、それを知ることができないという問題点がある。このように、調整・検査が漏れなく行われたかどうかを確認することが難しいため、製品が調整漏れで出荷される恐れがある。

0007

また、内部に工程完了情報を備え、専用の装置または手法で読み出しを行う方法では、装置内部の調整・検査完了状態を知ることはできる。しかしながら、専用の装置や手法が必要となり、装置または手法がなければ確認することができず、確認したいときに即座に確認することができないという問題点がある。

0008

さらに、タッチスクリーンを用いた検査装置の場合は、装置の外観を確認するための検査装置であり、装置内部の状態を確認することはできない。また、検査結果を確認するための特殊な装置が必要となり、容易に確認することができないという問題点がある。

0009

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、調整・検査が漏れなく行われたかどうかを容易に確認できる情報処理装置および情報処理装置の検査方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明では上記課題を解決するために、装置の調整と検査を行う工程が製造工程に組み込まれ、調整工程と検査工程を経て出荷される情報処理装置において、各工程の完了状況を示す完了情報を記憶する完了情報記憶手段と、各工程における処理を制御する調整・検査制御手段と、各工程の完了状況に応じて起動画面可変にする状態表示制御手段と、を具備する情報処理装置が提供される。ここで、完了情報記憶手段には、製造工程における個々の調整工程および検査工程ごとの完了状況を示す完了情報が記憶される。調整・検査制御手段は、調整工程または検査工程における処理を制御し、処理完了時、完了した調整工程または検査工程に対応する完了情報に工程完了を設定する。状態表示制御手段は、完了情報記憶手段に記憶された完了情報を読み出し、読み出した完了情報に基づいて調整工程および検査工程の完了状況を判定する。そして、判定された完了状況に応じた起動画面を所定の表示手段に表示する。

0011

このような情報処理装置によれば、調整工程または検査工程は、調整・検査制御手段で実行が制御され、工程完了ごとに、該当の調整工程または検査工程の完了状況を示す完了情報が更新される。更新した完了情報は、調整・検査制御手段によって完了情報記憶手段に格納される。そして、状態表示制御手段は、完了情報記憶手段の完了情報を読み出し、完了情報に基づいて各調整工程および検査工程の完了状況を判定し、完了状況に応じた可変の起動画面を表示手段に表示する。

0012

これにより、表示手段には、調整工程および検査工程の完了状況に応じて可変の起動画面が表示され、起動画面によって調整・検査工程の完了状況が把握できる。
また、上記課題を解決するために、調整・検査制御手段が、製造工程に含まれる個々の調整工程および検査工程における処理を制御し、処理完了で調整工程および検査工程ごとの完了状況を表す完了情報に調整工程または検査工程の完了を設定し、完了情報を完了情報記憶手段に記憶するステップと、状態表示制御手段が、完了情報記憶手段から完了情報を読み出し、完了情報に基づいて調整工程および検査工程ごとの完了状況を判定し、判定された完了状況に応じた起動画面を表示手段に表示するステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の検査方法が提供される。

0013

このような情報処理装置の検査方法によれば、調整・検査制御手段は、調整工程および検査工程の各処理を制御し、処理が完了したら、工程完了を対応する完了情報に設定し、完了情報記憶手段に格納する。続いて、状態表示制御手段は、完了情報を読み出し、完了情報に基づいて調整工程および検査工程の完了状況を判定し、表示手段に判定された完了状況に応じた起動画面を表示する。

発明の効果

0014

本発明の情報処理装置では、出荷前に行われる調整工程と検査工程ごとに、その完了状況を完了情報として記憶しておく。そして、必要時に記憶された完了情報を参照し、調整工程と検査工程の完了状況に応じて可変の起動画面を表示手段に表示させる。すなわち、表示手段に表示される起動画面は、調整工程および検査工程の完了状況に応じて異なる。これにより、表示された起動画面によって調整工程と検査工程の完了状況を容易に把握することが可能となるという利点がある。また、完了情報は、装置内部の完了情報記憶手段に格納されるため、装置の調整および検査の完了状態を確実に知ることができる。

0015

また、本発明の情報処理装置の検査方法によれば、調整工程と検査工程の完了状況が装置内部に記憶される。そして、必要時、記憶された完了情報が読み出され、調整工程と検査工程の完了状況に応じた起動画面が表示手段に表示される。表示される起動画面は、調整工程と検査工程の完了状況に応じて可変であるため、起動画面に基づいて調整工程と検査工程の完了状況を表示画面から容易に知ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、実施の形態に適用される発明の概念について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に適用される情報処理装置の動作原理を示す説明図である。本発明にかかる情報処理装置1は、情報処理装置1各部の調整と検査を行う工程が製造工程に組み込まれており、このような調整工程と検査工程を経て出荷される。

0017

情報処理装置1は、外部装置との間のデータ交換を制御する通信手段2、調整・検査工程における各処理を制御する調整・検査制御手段3、調整・検査制御手段3によって実行される調整工程と検査工程個々の完了状況を示す完了情報を記憶する完了情報記憶手段4、調整工程と検査工程の完了状況に応じた起動画面を表示する状態表示制御手段5、所定の表示画面を表示する表示手段6および調整工程と検査工程終了後の通常処理の実行を制御する通常処理制御手段7を具備する。また、通信手段2を介して、調整・検査の指示を行う調整・検査支援装置8と接続する。

0018

通信手段2は、所定の通信回線を介して接続する調整・検査支援装置8との間のデータ交換を制御する。調整・検査支援装置8からの指示を受信し、調整・検査制御手段3に出力するとともに、情報処理装置1内の所定の情報を調整・検査支援装置8へ送信する。

0019

調整・検査制御手段3は、調整工程および検査工程における所定の機能の調整処理や、検査処理の実行を調整・検査支援装置8から入力される指示に従って制御する。そして、実行中の調整工程または検査工程が完了した場合には、工程完了を対応する完了情報に設定する。完了情報は、調整工程および検査工程ごとに、それぞれの調整工程または検査工程が完了したかどうかを示す情報項目から構成されている。さらに、調整・検査制御手段3は、必要に応じて、所定の調整工程または検査工程が完了したことを通知する画像データを生成し、表示手段6に表示させてもよい。また、調整工程および検査工程の内容によっては、予め決められた手順どおりに調整工程または検査工程が行われなければならない場合がある。たとえば、調整工程が終了した後でなければ、その調整された部位の検査工程はできないなどである。そこで、必要に応じて、処理開始前に、完了情報を読み出し、完了情報に基づいて、開始までに実行されていなければならない調整工程または検査工程が完了しているかどうかを判定し、完了している場合にのみ、実行対象となる対象調整工程または対象検査工程を行うように制御する。このような判定を行って、処理を中止する場合には、処理の中止とその理由などを含む警告を通知するための画像データを生成し、表示手段6によってこれを表示する。

0020

完了情報記憶手段4は、調整工程および検査工程ごとの完了状況を示す完了情報を記憶する。完了情報記憶手段4は、たとえば、不揮発メモリなど、電源断の状態でも完了情報を保持することが可能な記憶媒体により構成される。

0021

状態表示制御手段5は、起動されると、完了情報記憶手段4に格納されている完了情報を読み出して完了情報を解析し、調整工程および検査工程の完了状況を判定し、判定された完了状況に応じた起動画面を表示するための表示データを生成し、表示手段6に表示させる。たとえば、完了情報をチェックして調整工程および検査工程が漏れなく完了しているかどうかを判定する。そして、調整工程と検査工程が漏れなく完了していれば、「調整・検査工程完了」を示す起動画面を表示手段6に表示させる。また、調整工程と検査工程のうち、完了していない工程があれば、「調整・検査工程未完了」を示す起動画面を表示手段6に表示させる。なお、どの工程が終了していないのかを通知したい場合には、未完了の調整工程と検査工程を明示する起動画面を表示手段6に表示させることもできる。この状態表示制御手段5は、調整・検査制御手段3からの起動、あるいは、通信手段2を介して調整・検査支援装置8から起動する他、任意のタイミングで起動させることができる。たとえば、個々の調整工程または検査工程の開始前、あるいは、終了後などに起動され、調整工程および検査工程の完了状況を表示手段6に表示させる。また、電源投入された際に起動させ、これまでに実行された調整工程と検査工程の完了状況を表示手段6に表示させるようにすることもできる。

0022

表示手段6は、調整・検査制御手段3、状態表示制御手段5および通常処理制御手段7から送られてくる画像データに基づく表示画面を表示する。
通常処理制御手段7は、調整工程と検査工程を含む製造工程が完了し、製品として出荷可能な情報処理装置1において通常実行される本来の機能処理を制御する。

0023

調整・検査支援装置8は、検査者などとのインタフェース部を備え、検査者による情報処理装置1に対する各種指示や情報読み出しの要求を処理する。たとえば、パーソナルコンピュータ(以下、PCとする)で、内部に組み込まれた調整工程と検査工程のための処理プログラムにより動作する。

0024

このような構成の情報処理装置1の調整工程および検査工程における動作について説明する。
情報処理装置1に調整・検査支援装置8が接続され、調整・検査支援装置8から入力する指示に従って情報処理装置1の調整工程と検査工程が開始される。調整工程および検査工程は、同一の検査者によって続けて実行される場合もあれば、別の検査者によってそれぞれ行われる場合もある。

0025

情報処理装置1に対する調整工程と検査工程が開始されていない初期化状態では、完了情報記憶手段4の完了情報は、すべての工程が未完了になっている。この状態で状態表示制御手段5が起動されると、完了情報を読み出し、調整工程および検査工程がすべて未完了であることを検出し、工程未完了を示す起動画面を表示手段6に表示させる。このとき、必要であれば、次に実行されるべき調整工程または検査工程を起動画面に表示させることもできる。

0026

調整・検査支援装置8からの指示が通信手段2経由で調整・検査制御手段3に入力する。調整・検査制御手段3は、指示に従って、実行対象の対象調整工程または対象検査工程の処理を開始する。このとき、必要であれば、完了情報記憶手段4に記憶された完了情報を読み出し、指示された対象調整工程または対象検査工程の前に実行されていなければならない調整工程または検査工程が完了しているかどうかを判定する。そして、完了していれば対象調整工程または対象検査工程を実行する。完了していない場合は、対象調整工程または対象検査工程を実行せず、表示手段6に対象調整工程または対象検査工程が実行できないという警告画面を表示させる。

0027

対象調整工程または対象検査工程が行われ、処理が完了した場合には、対応する完了情報に工程完了を設定し、更新された完了情報を完了情報記憶手段4に格納する。この状態で状態表示制御手段5が起動されると、完了情報が読み出され、調整工程および検査工程の一部が未完了であることが検出され、未完了であること示す起動画面を表示手段6に表示される。必要であれば、次に実行されるべき調整工程または検査工程、あるいは未完了の調整工程または検査工程を起動画面に表示させる。

0028

こうして、1つの調整工程または検査工程が完了すると、次の工程に進めることができる。そして、次の調整工程または検査工程について、調整・検査支援装置8からの指示が入力し、上記の説明の手順が繰り返される。

0029

上記の説明の手順を繰り返し、調整工程および検査工程の全工程がすべて完了すると、完了情報記憶手段4の完了情報は、すべて工程完了が設定されている。そして、調整工程と検査工程が漏れなく行われたかどうかを確認する最終工程が実行される。

0030

最終工程において状態表示制御手段5が起動されると、完了情報を読み出し、調整工程および検査工程が漏れなく行われたことを検出し、調整工程および検査工程が完了したことを示す起動画面を表示手段6に表示させる。工程の途中でリセットされた場合、完了情報もリセットされ、起動画面には、工程未完了が表示される。

0031

以上のように、本発明によれば、個々の調整工程と検査工程の完了状況を示す完了情報が、情報処理装置1内部の完了情報記憶手段4に格納される。調整・検査制御手段3は、各調整工程または検査工程の実行前に完了情報をチェックし、処理終了で処理完了を完了情報に設定する。状態表示制御手段5は、完了情報を読み出し、調整工程または検査工程の完了状況を判定し、完了状況に応じた起動画面を表示手段6に表示する。このため、起動画面を参照すれば、調整工程および検査工程の完了状況を容易に知ることができる。

0032

また、表示画面は、内部に格納された完了情報に基づいて選定されるため、情報処理装置1の状態を確実に反映している。たとえば、情報処理装置1がリセットされた場合や、万が一故障した場合には、完了情報がリセットされ、調整工程および検査工程が終了していない状態となるように変化する。このとき、状態表示制御手段5によって表示される起動画面も「調整工程と検査工程が未完了」に変化するため、この状況変化を確認することができる。

0033

さらに、調整工程と検査工程の各工程において、前工程の処理が完了しているかどうかをチェックするため、工程ごとに順番があり、必ず順番通りに調整・検査処理を行わなければならない場合、これを自動で判断することができる。

0034

以下、本発明の実施の形態を、デジタルカメラに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。デジタルカメラの調整工程と検査工程(以下、調整・検査工程と表記する)には、画像を表示する表示画面の調整・検査や、撮像部のレンズあるいは撮像素子の調整・検査など、多数の工程が行われる。このため、従来の手法で工程が漏れなく実行されたかどうかの確認が容易ではなかった。また、工程には決められた順番で進行されなければならないものもあり、工程が行われたかどうかを確実に知る必要がある。これらの理由から、本発明の実施の形態として最適である。

0035

図2は、本発明の実施の形態のデジタルカメラの構成図である。図は、製造時の調整・検査工程における状態を示している。
デジタルカメラ10は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)11によって全体が制御されている。CPU11には、バスを介してRAM(Random Access Memory)12、不揮発メモリ13、CCD(Charge Coupled Device)14、液晶ディスプレイ(以下、LCD(Liquid Crystal Display)とする)15、通信用インタフェース16、外部記憶媒体17および操作ボタン18が接続されている。

0036

RAM12には、CPU11による処理に必要な各種データが格納される。たとえば、CCD14が取り込んだ映像データや、LCD15に表示する画像データが一時格納される。不揮発メモリ13には、CPU11が実行するプログラムと、調整・検査工程における各工程の完了状況を表した完了情報が格納される。

0037

CCD14は、映像を取り込むカメラ機能を備え、取り込んだ映像をRAM12経由でCPU11に映像データとして通知する。LCD15は、取り込まれた映像が画像処理された後、画像データとして画面に表示する。

0038

通信用インタフェース16は、RS−232CやUSB(Universal Serial Bus)などの通信方式による通信を制御する。通信ケーブル81を介して接続するPC80は、調整・検査工程を指示する調整・検査支援装置であり、PC80から送信された指示情報などは、通信用インタフェース16が受信処理し、CPU11に通知する。デジタルカメラ10の内部情報等は、CPU11に従って、通信用インタフェース16経由でPC80に送信される。

0039

外部記憶媒体17は、取り込んだ画像データなどを保存する。操作ボタン18は、入力された各種操作指示をCPU11に伝達する。
このような構成のデジタルカメラ10では、CPU11は、電源が投入されると、不揮発メモリ13に保存されているプログラムを読み出し、プログラムに基づく処理を開始する。たとえば、CCD14が取り込んだ映像データをRAM12経由で取得し、画像処理を施した後、RAM12経由でLCD15に画像を表示する。また、ユーザが操作した操作ボタン18がシャッターだった場合、その時点で取り込んだ画像データを外部記憶媒体17に保存する。

0040

また、通信ケーブル81を介して接続するPC80から調整・検査工程の処理内容を指示する指示データが通信用インタフェース16より入力した場合、CPU11は、不揮発メモリ13に保存された調整・検査用プログラムを読み出し、プログラムの実行を制御する。

0041

以上のハードウェア構成により、本発明にかかるデジタルカメラ10の処理機能が実現される。なお、デジタルカメラ10の処理機能は、不揮発メモリ13に格納されたプログラムをCPU11が実行することにより実現される。プログラムは、デジタルカメラ10に実行させる処理を記述した情報であり、プログラムモジュールに基づいてデジタルカメラ10が所定の機能を実現することができる。

0042

ここで、プログラムの構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態のデジタルカメラのプログラム構成を示した図である。
デジタルカメラ10に搭載されるプログラム群20は、不揮発メモリ13に格納されており、電源が投入されると、CPU11が不揮発メモリ13からプログラムを読み出して実行する。プログラム群20は、製品としての処理機能を実現するための製品用プログラム21と、調整・検査工程における調整・検査処理機能を実現するための調整・検査用プログラム22から構成される。

0043

製品用プログラム21は、製品として、CCD14によって取り込まれた映像の画像処理や、画像処理された画像データの表示、画像データの外部記憶媒体17への書き込みや、外部記憶媒体17からの読み出しなどの処理を実行させるためのプログラムである。製品用プログラム21がCPU11によって実行されることにより、通常処理制御手段7の処理機能が実行される。

0044

調整・検査用プログラム22は、たとえば、PC80からの要求などにより、調整・検査工程においてのみ起動される。起動されると、調整・検査工程の内容に応じて製品用プログラム21のプログラムを呼び出しながら、デジタルカメラ10の調整および機能検査をCPU11に実行させる。なお、この調整・検査用プログラム22がCPU11によって実行されることにより、調整・検査制御手段3および状態表示制御手段5の各処理機能が実行される。

0045

このように、調整・検査時には、調整・検査用プログラム22が動作し、製品用プログラム21によって実行される機能を使いながら、調整・検査が実行される。製品としての動作時には、製品用プログラム21が動作し、調整・検査用プログラム22が動作することはない。

0046

不揮発メモリ13には、上記の説明のプログラムの他に、調整・検査工程の完了状態を保存する完了情報領域が設けられている。図4は、本発明の実施の形態のデジタルカメラにおける不揮発メモリの構成を示した図である。

0047

不揮発メモリ13は、完了情報である工程完了フラグを格納する工程完了フラグ領域131、製品用プログラム21を格納する製品用プログラム領域132、および調整・検査用プログラム22を格納する調整・検査用プログラム領域133を有する。以下、工程完了フラグ領域131について説明する。

0048

工程完了フラグ領域131は、個々の調整工程または検査工程に対応して領域が設けられている。そして、各領域にはその工程が完了したかどうかを示すフラグ情報が設定される。図の例では、調整工程および検査工程は、調整A、調整B、調整Aの検査を行う検査Aおよび調整Bの検査を行う検査Bの工程から構成されており、各工程に対応して、調整A完了フラグ131a、調整B完了フラグ131b、検査A完了フラグ131cおよび検査B完了フラグ131dのメモリ領域が用意されている。各メモリ領域には、その工程の完了状態を表すフラグ情報、未完了(=0)/完了(=1)、が設定されている。

0049

なお、上記の説明の実施の形態では、工程完了フラグ領域131をプログラムが格納される不揮発メモリ13に設けるとしたが、工程完了フラグ領域131を他の不揮発メモリに設けるとしてもよい。

0050

以上のような構成のデジタルカメラの動作について説明する。
ここでは、調整・検査工程として、調整A、調整B、調整Aを検査する検査Aおよび調整Bを検査する検査Bの工程が順に実行されるとして説明する。また、各起動画面は、LCD15に表示される。

0051

まず、調整・検査工程が開始されてからの動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態の調整・検査工程の手順と起動画面を示した図である。
調整・検査工程が開始され、デジタルカメラ10が起動される。このとき、調整・検査工程はまだ開始されていないので、工程完了フラグ領域131に格納された工程完了フラグは、すべての工程で未完了(=0)が設定されている。状態表示制御手段5は、工程完了フラグ領域131から工程完了フラグを読み出し、すべての工程が未完了であると判定し、「未調整」を示す起動画面1(151)をLCD15に表示させる。

0052

ここで、工程1が実行され、調整Aの処理が行われる(ステップS1)。調整・検査制御手段3によって工程1(調整A)が終了すると、工程完了フラグ領域131の調整Aに対応する調整A完了フラグ131aには、完了(=1)が設定される。

0053

状態表示制御手段5は、工程完了フラグから、調整Aが完了したことを検出し、LCD15に表示する起動画面を「調整B待ち」の起動画面2(152)に推移させる。この例では、起動画面に次の工程を表示するようにしている。

0054

次の工程について説明する。図6は、本発明の実施の形態の調整・検査工程の図5に続く手順と起動画面を示した図である。
工程1(調整A)が完了し、LCD15の画面には、起動画面2(152)として、「調整B待ち」が表示されている。

0055

ここで、工程2が実行され、調整Bの処理が行われる(ステップS2)。調整・検査制御手段3によって工程2(調整B)が終了すると、工程完了フラグ領域131の調整Bに対応する調整B完了フラグ131bには、完了(=1)が設定される。

0056

状態表示制御手段5は、工程完了フラグから、調整Bまで完了したことを検出し、LCD15に表示する起動画面を「検査A待ち」の起動画面3(153)に推移させる。
次の工程について説明する。図7は、本発明の実施の形態の調整・検査工程の図6に続く手順と起動画面を示した図である。

0057

工程2(調整B)が完了し、LCD15の画面には、起動画面3(153)として、「検査A待ち」が表示されている。
ここで、工程3が実行され、検査Aの処理が行われる(ステップS3)。調整・検査制御手段3によって工程3(検査A)が終了すると、工程完了フラグ領域131の検査Aに対応する検査A完了フラグ131cには、完了(=1)が設定される。

0058

状態表示制御手段5は、工程完了フラグから、検査Aまで完了したことを検出し、LCD15に表示する起動画面を「検査B待ち」の起動画面4(154)に推移させる。
次の工程について説明する。図8は、本発明の実施の形態の調整・検査工程の図7に続く手順と起動画面を示した図である。

0059

工程3(検査A)が完了し、LCD15の画面には、起動画面4(154)として、「検査B待ち」が表示されている。
ここで、工程4が実行され、検査Bの処理が行われる(ステップS4)。調整・検査制御手段3によって工程4(検査B)が終了すると、工程完了フラグ領域131の検査Bに対応する検査B完了フラグ131dには、完了(=1)が設定される。

0060

状態表示制御手段5は、工程完了フラグから、すべての調整・検査工程が完了したことを検出し、LCD15に表示する起動画面を調整・検査工程が完了したことを示す起動画面5(155)に推移させる。実施の形態では、すべての調整・検査工程が完了したことが検出された場合の起動画面として、製品を起動した際の初期画面を表示する。初期画面には、たとえば、製品名あるいは製造社名などが表示される。

0061

次に、すべての調整・検査工程が漏れなく完了したかどうかを確認する最終工程について説明する。図9は、本発明の実施の形態の最終工程において表示される画面の一例を示した図である。(A)は、出荷可能状態のデジタルカメラの表示画面、(B)は出荷不可状態のデジタルカメラの表示画面を示している。

0062

最終工程において、製造工程の全工程が完了したデジタルカメラに電源を投入すると、状態表示制御手段5は、各工程の完了情報をチェックし、すべての工程が漏れなく行われていると判定された場合は、LCD15に製品の初期画面を表示する。一方、漏れなく行われていない場合は、製品の初期画面とは異なる画面が表示される。図の例では、調整・検査工程が漏れなく行われた出荷可能状態のデジタルカメラ10aのLCD15には、製品の初期画面が表示されている。ところが、調整・検査工程が行われていない出荷不可状態のデジタルカメラ10bのLCD15には、未調整であることが表示されている。

0063

このように、本発明の実施の形態では、LCD15の表示を確認することにより、各調整・検査工程の完了状況を容易に知ることができる。すなわち、画面の変化で、工程の完了状況を知ることができ、確認のための特別な装置、手法を使う必要がないという利点がある。また、デジタルカメラ内部に保存されている完了情報を用いているので、デジタルカメラの実際の状態と確実に把握することができるという利点もある。

0064

なお、上記の説明では、各工程の完了情報に基づいて起動画面を可変にするとしたが、起動画面だけではなく、起動音も変化させることで、視覚聴覚の両方で工程の完了状況を確認できるようにしてもよい。

0065

次に、本発明の実施の形態の検査方法についてフローチャートを用いて説明する。
以下では、上記の説明と同様に、調整・検査工程として、調整A→調整B→検査A→検査Bの順に工程が行われるとする。

0066

まず、本発明にかかる検査方法の起動画面表示処理について説明する。図10は、本発明の実施の形態の検査方法における起動画面表示処理の手順を示したフローチャートである。起動画面表示処理は、電源投入時や、各工程処理の開始前や終了後など、任意のタイミングで起動される。

0067

[ステップS11]起動画面表示処理が起動されると、不揮発メモリ13の工程完了フラグ領域131から工程完了フラグの読込みが行われる。工程完了フラグには、工程(調整A、調整B、検査Aおよび検査B)ごとに、処理が完了したかどうかを示すフラグ情報が設定されている。

0068

[ステップS12] すべての工程完了フラグが0(=未完了)であるかどうかを判定する。0であればステップS13へ、0でなければステップS14へ処理を進める。
[ステップS13] 工程完了フラグがすべて0(=未完了)の場合、調整が開始されていないことを示す「未調整」の起動画面を表示し、処理を終了する。

0069

[ステップS14]工程完了フラグに0(=未完了)でないものがある場合、調整Aの工程の工程完了フラグのみが1(=完了)であるかどうかを判定する。なお、工程完了フラグは、必ず、調整A→調整B→検査A→検査Bの順番に1(=完了)が設定されるとする。調整Aのみが1であればステップS15へ、1でなければステップS16へ処理を進める。

0070

[ステップS15] 調整Aの工程のみが1(=完了)の場合、調整Aが終了し、次の工程の調整Bを待つ状態であることを示す「調整B待ち」の起動画面を表示し、処理を終了する。

0071

[ステップS16] 調整Aの工程のみが1(=完了)ではない場合、以降の工程の完了状況を判定する。次の工程である調整Bまでが1(=完了)であるかどうかを判定する。調整A、調整Bともに1であり、それ以外が0(=未完了)であればステップS17へ、調整A、調整Bのほかに1(=完了)の工程があればステップS18へ処理を進める。

0072

[ステップS17] 調整A、調整Bのみが1(=完了)、すなわち、調整Bまで工程が終了している場合、次の工程の検査Aを待つ状態であることを示す「検査A待ち」の起動画面を表示し、処理を終了する。

0073

[ステップS18] 調整A、調整Bの他にも1(=完了)の工程がある場合、以降の工程の完了状況を判定する。次の工程である検査Aまでが1(=完了)であるかどうかを判定する。調整A、調整Bおよび検査Aが1であり、それ以外が0(=未完了)であればステップS19へ、調整A、調整B、検査Aのほかに1(=完了)の工程があればステップS20へ処理を進める。

0074

[ステップS19] 調整A、調整Bおよび検査Aのみが1(=完了)、すなわち、検査Aまで工程が完了している場合、次の工程の検査Bを待つ状態であることを示す「検査B待ち」の起動画面を表示し、処理を終了する。

0075

[ステップS20] 調整A、調整Bおよび検査A以外にも1(=完了)がある場合、すなわち、検査Bまで完了している場合は、すべての調整・検査工程が漏れなく完了していると判定し、調整・検査工程が完了したことを示す「製品」の画面表示を行う。

0076

以上の処理が実行されることにより、完了状況に応じた起動画面がデジタルカメラの画面に表示される。このように、従来人間によって行われていた各調整・検査工程での記録を自動的に行い、記録された各工程の完了状況に応じて起動画面を可変にするので、人間のミスによって未調整のままの製品出荷されることを未然に防止することができる。また、特別な装置や手法を用いる必要がなく、起動画面の変化のみから工程の完了状況を容易に知ることができる。

0077

なお、上記の説明では、工程は必ず調整A→調整B→検査A→検査Bの順に進み、工程が前後することがない(たとえば、調整Aが未完了で調整Bが完了という状態がない)としたが、順番通りに工程が行われない場合であっても工程完了フラグに応じて起動画面を可変にすることもできる。たとえば、工程完了フラグを調べ、すべて0(=未完了)であれば「未調整」、すべて1(=完了)であれば「製品画面」を表示し、それ以外の場合は、0(=未完了)が設定されている未完了の工程を起動表示画面に表示する。

0078

次に、各工程における処理について説明する。本発明の実施の形態では、工程は必ず順番通りに進み、前の工程が終了していなければ次の工程は実行できないとする。
第1の工程である調整Aの処理について説明する。図11は、本発明の実施の形態の検査方法における第1の工程処理の手順を示したフローチャートである。調整・検査工程を支援するPC80が接続され、調整Aの開始が要求されて、処理が開始される。

0079

[ステップS21]不揮発メモリ13の工程完了フラグ領域131から工程完了フラグの読込み、工程完了フラグがすべて0(=未完了)であるかどうかを判定する。0でなければステップS22へ、0であればステップS23へ処理を進める。

0080

[ステップS22] すべての工程完了フラグが0(=未完了)ではない場合、すなわち、工程完了フラグに1(=完了)の工程がある場合、すでに調整・検査工程が行われているということであるので、調整・検査済みであることを示す警告表示をデジタルカメラの画面に表示し、処理を終了する。また、同様の警告をPC80に送信し、PC80で警告表示を行うようにしてもよい。警告表示については、以下同様である。

0081

[ステップS23]工程完了フラグがすべて0(=未完了)である場合、調整Aの処理を実行する。
[ステップS24] 調整Aにおける調整処理が正常に終了したかどうかを判定する。正常に終了した場合はステップS25へ、正常に終了しなかった場合はステップS26へ処理を進める。

0082

[ステップS25] 調整Aが正常に終了した場合、調整Aに対応する工程完了フラグの値を1(=完了)に設定し、処理を終了する。
[ステップS26] 調整Aが正常に終了しなかった場合、調整Aの異常終了の警告表示を行い、処理を終了する。

0083

以上の処理手順が実行されることにより、未調整の状態であれば調整Aの処理が実行され、正常に完了した場合は、調整Aの工程完了フラグが1(=完了)に設定される。
次に、第2の工程である調整Bの処理について説明する。図12は、本発明の実施の形態の検査方法における第2の工程処理の手順を示したフローチャートである。調整Bの開始が要求されて、処理が開始される。

0084

[ステップS31]不揮発メモリ13の工程完了フラグ領域131から工程完了フラグの読込み、調整Aの工程完了フラグが1(=完了)であるかどうかを判定する。1でなければステップS32へ、1であればステップS33へ処理を進める。

0085

[ステップS32] 調整Aの工程完了フラグが1(=完了)でない場合、前工程が不通過であることを示す警告表示を表示し、処理を終了する。
[ステップS33] 調整Aの工程完了フラグが1(=完了)である場合、調整Bの処理を実行する。

0086

[ステップS34] 調整Bにおける調整処理が正常に終了したかどうかを判定する。正常に終了した場合はステップS35へ、正常に終了しなかった場合はステップS36へ処理を進める。

0087

[ステップS35] 調整Bが正常に終了した場合、調整Bに対応する工程完了フラグの値を1(=完了)に設定し、処理を終了する。
[ステップS36] 調整Bが正常に終了しなかった場合、調整Bの異常終了の警告表示を行い、処理を終了する。

0088

以上の処理手順が実行されることにより、調整Aの工程が完了していれば、調整Bの処理が実行され、正常に完了した場合は、調整Bの工程完了フラグが1(=完了)に設定される。

0089

次に、第3の工程である検査Aの処理について説明する。図13は、本発明の実施の形態の検査方法における第3の工程処理の手順を示したフローチャートである。検査Aの開始が要求されて、処理が開始される。

0090

[ステップS41]不揮発メモリ13の工程完了フラグ領域131から工程完了フラグの読込み、調整Aおよび調整Bの工程完了フラグが1(=完了)であるかどうかを判定する。1でなければステップS42へ、1であればステップS43へ処理を進める。

0091

[ステップS42] 調整Aあるいは調整Bの工程完了フラグが1(=完了)でない場合、前工程が不通過であることを示す警告表示を表示し、処理を終了する。
[ステップS43] 調整Aおよび調整Bの工程完了フラグが1(=完了)である場合、検査Aの処理を実行する。

0092

[ステップS44]検査Aにおける検査処理が正常に終了したかどうかを判定する。正常に終了した場合はステップS45へ、正常に終了しなかった場合はステップS46へ処理を進める。

0093

[ステップS45]検査Aが正常に終了した場合、検査Aに対応する工程完了フラグの値を1(=完了)に設定し、処理を終了する。
[ステップS46] 検査Aが正常に終了しなかった場合、検査Aの異常終了の警告表示を行い、処理を終了する。

0094

以上の処理手順が実行されることにより、前工程である調整Aおよび調整Bの工程が完了していれば、検査Aの処理が実行され、正常に完了した場合は、検査Aの工程完了フラグが1(=完了)に設定される。

0095

次に、第4の工程である検査Bの処理について説明する。図14は、本発明の実施の形態の検査方法における第4の工程処理の手順を示したフローチャートである。検査Bの開始が要求されて、処理が開始される。

0096

[ステップS51]不揮発メモリ13の工程完了フラグ領域131から工程完了フラグの読込み、調整A、調整Bおよび検査Aの工程完了フラグが1(=完了)であるかどうかを判定する。1でなければステップS52へ、1であればステップS53へ処理を進める。

0097

[ステップS52] 調整A、調整Bまたは検査Aの工程完了フラグが1(=完了)でない場合、前工程が不通過であることを示す警告表示を表示し、処理を終了する。
[ステップS53] 調整A、調整Bおよび検査Aの工程完了フラグが1(=完了)である場合、検査Bの処理を実行する。

0098

[ステップS54]検査Bにおける検査処理が正常に終了したかどうかを判定する。正常に終了した場合はステップS55へ、正常に終了しなかった場合はステップS56へ処理を進める。

0099

[ステップS55]検査Bが正常に終了した場合、検査Bに対応する工程完了フラグの値を1(=完了)に設定し、処理を終了する。
[ステップS56] 検査Bが正常に終了しなかった場合、検査Bの異常終了の警告表示を行い、処理を終了する。

0100

以上の処理手順が実行されることにより、前工程である調整A、調整Bおよび検査Aの工程が完了していれば、検査Bの処理が実行され、正常に完了した場合は、検査Bの工程完了フラグが1(=完了)に設定される。

0101

このように、本発明の実施の形態の検査方法では、各調整・検査工程処理において、工程作業に入る前には、前工程を正常に終了したのかをチェックし、正常でない場合は、警告を出し処理を進めないようにしている。工程終了時には、正常終了したときのみ工程完了フラグをセットし、後工程に進める状態にする。各工程に順番があり、必ず順番通りに調整・検査を行わなければならない場合、前工程の完了状況に応じて工程の実行可否を自動的に判断するので、人為的なミスによって工程を間違えたり、途中の工程が抜けてしまうことを防止することができる。

0102

なお、上記の実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明は表示手段を要する他の情報処理装置の検査方法にも適用することができる。このような情報処理装置として、たとえば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)などがある。また、情報処理装置に表示手段が組み込まれておらず、使用時に任意の表示装置に接続する構成をとる情報処理装置にも適用することができる。

0103

なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。

図面の簡単な説明

0104

本発明の実施の形態に適用される情報処理装置の動作原理を示す説明図である。
本発明の実施の形態のデジタルカメラの構成図である。
本発明の実施の形態のデジタルカメラのプログラム構成を示した図である。
本発明の実施の形態のデジタルカメラにおける不揮発メモリの構成を示した図である。
本発明の実施の形態の調整・検査工程の手順と起動画面を示した図である。
本発明の実施の形態の調整・検査工程の図5に続く手順と起動画面を示した図である。
本発明の実施の形態の調整・検査工程の図6に続く手順と起動画面を示した図である。
本発明の実施の形態の調整・検査工程の図7に続く手順と起動画面を示した図である。
本発明の実施の形態の最終工程において表示される画面の一例を示した図である。
本発明の実施の形態の検査方法における起動画面表示処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の実施の形態の検査方法における第1の工程処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の実施の形態の検査方法における第2の工程処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の実施の形態の検査方法における第3の工程処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の実施の形態の検査方法における第4の工程処理の手順を示したフローチャートである。

符号の説明

0105

1・・・情報処理装置、2・・・通信手段、3・・・調整・検査制御手段、4・・・完了情報記憶手段、5・・・状態表示制御手段、6・・・表示手段、7・・・通常処理制御手段、8・・・調整・検査支援装置、10・・・デジタルカメラ、11・・・CPU、12・・・RAM、13・・・不揮発メモリ、14・・・CCD、15・・・LCD、16・・・通信用インタフェース、17・・・外部記憶媒体、18・・・操作ボタン

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