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技術 輻輳制御装置,輻輳制御方法,輻輳制御プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

出願人 日本電信電話株式会社
発明者 住田修一佐藤大輔森達哉
出願日 2004年1月16日 (16年11ヶ月経過) 出願番号 2004-008743
公開日 2005年7月28日 (15年5ヶ月経過) 公開番号 2005-204103
状態 特許登録済
技術分野 交換機の監視、試験 広域データ交換 電話交換機一般 電話通信サービス
主要キーワード 規制ステップ 処理負荷量 ふくそう 地域向け 完了数 蓄積状況 被災地 規制解除
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年7月28日)のものです。
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図面 (11)

課題

IP電話ネットワークにおけるセッション確立要求の集中によって生じる輻輳を制御することを可能とする。

解決手段

輻輳制御装置106−1は,IP電話ネットワークのトラヒックまたはセッション設定処理装置104−1の処理負荷計測し,トラヒックまたは処理負荷が閾値以上の場合に輻輳制御発動する。例えば,発IP電話端末102とゲートウェイ107間のセッション確立要求が発生すると,輻輳制御装置106−1は,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスとの対がセッション完了情報蓄積手段に蓄積されているかを調べ,蓄積されている場合にアドレスの対に対応するセッション確立不完了数と予め決めておいた値とを比較し,セッション確立不完了数が予め決めておいた値より大きければセッション確立拒否する。

概要

背景

電話サービスを提供する電話ネットワークでは,台風地震等の自然災害により全国から被災地向けの通話の量が平常時の数十倍,数百倍に達する集中過負荷の状態が生じる場合がある。被災地向けへの集中過負荷が生じたときには,集中過負荷に対して適切な制御を行わないと,被災地向けの通話のみならず,被災地向け以外への通話もつながりにくい,あるいは,全くつながらないというネットワーク輻輳が生じる。

このため,輻輳が生じた場合に,通話が集中する地域向けの通話の接続要求の処理の数をある定められた値以下に規制して,すなわち,接続処理をしても最終的にはつながらない可能性の高い被災地向けの通話要求を,ネットワークの入り口,具体的には加入者線交換機等においてある一定値以下に抑えて,ネットワークが提供できる最大限の通話の完了呼数を,輻輳が生じた場合にも確保する輻輳制御考案され,実用に供されている(例えば,非特許文献1,非特許文献2参照)。
文献:榊原,:“電話網におけるトラヒック制御について”,電子通信学会誌,Vol.62,No.12,pp.1385-1392,1979
徳永,川野:“呼数密度制御に基づくトラヒックふくそう制御”,電子通信学会論文誌B,Vol.J71-B,No.3,pp.322-329,1988

概要

IP電話ネットワークにおけるセッション確立要求の集中によって生じる輻輳を制御することを可能とする。輻輳制御装置106−1は,IP電話ネットワークのトラヒックまたはセッション設定処理装置104−1の処理負荷計測し,トラヒックまたは処理負荷が閾値以上の場合に輻輳制御を発動する。例えば,発IP電話端末102とゲートウェイ107間のセッション確立要求が発生すると,輻輳制御装置106−1は,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスとの対がセッション完了情報蓄積手段に蓄積されているかを調べ,蓄積されている場合にアドレスの対に対応するセッション確立不完了数と予め決めておいた値とを比較し,セッション確立不完了数が予め決めておいた値より大きければセッション確立拒否する。

目的

一方,例えば,IP電話を提供するネットワークでは,0AB〜J番号体系のほかにIP電話専用の050番号体系も用いられることとなっている。050番号体系では,電話番号と物理的な地域の対応,例えば,通話の相手IP電話クライアント端末がどの地域に存在するかを電話番号により知ることはできない。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

少なくとも,IP電話端末と,セッション設定呼処理を実行するセッション設定処理装置とを有するIP電話ネットワーク,またはさらに電話端末が接続されている電話ネットワークとの間のゲートウェイを有するIP電話ネットワークの輻輳を制御する輻輳制御装置であって,前記セッション設定処理装置がセッション確立に失敗したセッション確立要求に関する発呼側もしくは着呼側またはその双方のアドレス情報を含む情報を蓄積するセッション完了情報蓄積手段と,輻輳検出のためのトラヒックまたは前記セッション設定処理装置の処理負荷計測するトラヒック計測手段と,前記トラヒック計測手段での計測結果により輻輳が生じたかどうかを判定する輻輳判定手段と,新たに生起したセッション確立要求を,前記輻輳判定手段の判定結果と前記セッション不完了情報蓄積手段に蓄積した情報とをもとに規制するセッション確立要求規制手段とを備えることを特徴とする輻輳制御装置。

請求項2

請求項1に記載の輻輳制御装置において,前記セッション不完了情報蓄積手段は,セッション確立に失敗したセッション確立要求に関する情報として,少なくとも,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワーク内での発着IP電話端末間のセッション確立要求の場合には,着IP電話端末のアドレス,このアドレスへのセッション確立要求数,このアドレスへのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末のアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対,このアドレスの対に関するセッション確立要求数,このアドレスの対に関するセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末のアドレス,このアドレスからのセッション確立要求数,このアドレスからのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報を蓄積し,または,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末から前記ゲートウェイへのセッション確立要求の場合には,前記ゲートウェイのアドレス,このアドレスへのセッション確立要求数,このアドレスへのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末アドレスと前記ゲートウェイのアドレスとの対,このアドレスの対に関するセッション確立要求数,このアドレスの対に関するセッション確立不完了数の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末のアドレス,このアドレスからのセッション確立要求数,このアドレスからのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報を蓄積し,または,前記ゲートウェイからの当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの着IP電話端末へのセッション確立要求の場合には,前記ゲートウェイのアドレス,このアドレスからのセッション確立要求数,このアドレスからのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,前記ゲートウェイのアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対,このアドレスの対に関するセッション確立要求数,このアドレスの対に関するセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,着IP電話端末アドレス,このアドレスへのセッション確立要求数,このアドレスへのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報を蓄積することを特徴とする輻輳制御装置。

請求項3

請求項1または請求項2に記載の輻輳制御装置において,前記セッション確立要求規制手段は,セッション確立要求が生起するたびに,新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されているアドレス情報とを予め決められた方法で比較し,新たに生起したセッションと同一のアドレス情報がすでに蓄積されている場合には,予め決められた方法で前記セッション確立要求を拒否し,前記新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報とセッション不完了情報蓄積手段により蓄積されているアドレス情報との予め決められた比較方法として,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末と着IP電話端末間のセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末のアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと着IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末から前記ゲートウェイへのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと発IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,前記ゲートウェイから当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの着IP電話端末へのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法を用い,前記予め決められたセッション確立要求を拒否する方法として,少なくとも,前記セッション確立要求を無条件で拒否する方法,もしくは,前記セッション確立要求を前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数に依存した予め定められた確率で拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数が予め決められた値より大きいかどうかを判断し大きい場合に拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立要求数およびセッション確立不完了数を用いて,セッション確立不完了数とセッション確立要求数との比率を計算し,この比率が予め決められた値より大きい場合に拒否する方法を用いることを特徴とする輻輳制御装置。

請求項4

請求項1または請求項2に記載の輻輳制御装置において,前記セッション確立要求規制手段は,前記輻輳判定手段により輻輳が生じたと判定された場合に,輻輳の間に新たに生起したセッション確立要求ごとに,新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されているアドレス情報とを予め決められた方法で比較し,新たに生起したセッションと同一のアドレス情報がすでに蓄積されている場合には,予め決められた方法で前記セッション確立要求を拒否し,前記新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報とセッション不完了情報蓄積手段により蓄積されているアドレス情報との予め決められた比較方法として,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末と着IP電話端末間のセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末のアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと着IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末から前記ゲートウェイへのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと発IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,前記ゲートウェイから当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの着IP電話端末へのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法を用い,前記予め決められたセッション確立要求を拒否する方法として,少なくとも,前記セッション確立要求を無条件で拒否する方法,もしくは,前記セッション確立要求を前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数に依存した予め定められた確率で拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数が予め決められた値より大きいかどうかを判断し大きい場合に拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立要求数およびセッション確立不完了数を用いて,セッション確立不完了数とセッション確立要求数との比率を計算し,この比率が予め決められた値より大きい場合に拒否する方法を用いることを特徴とする輻輳制御装置。

請求項5

請求項1または請求項2に記載の輻輳制御装置において,さらに,前記セッション不完了情報蓄積手段に蓄積されている情報の一部の複製を蓄積するセッション不完了情報部分複製蓄積手段を備え,前記セッション確立要求規制手段は,新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段に蓄積されたアドレス情報との比較により,当該セッション確立要求を規制する処理を実行するか否かを決定することを特徴とする輻輳制御装置。

請求項6

請求項5に記載の輻輳制御装置において,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段に蓄積される情報の選択方法として,少なくとも,アドレスもしくはアドレスの対が前記セッション不完了情報蓄積手段に蓄積された時刻について,現在から過去にさかのぼって時刻の新しい順番にアドレスもしくはアドレスの対を並べたとき,1番目のアドレスもしくはアドレスの対からK番目(Kはパラメータとして与えられた値)までのアドレスもしくはアドレスの対,または,アドレスもしくはアドレスの対の数がK以下であればすべてのアドレスもしくはアドレスの対を選択する方法,あるいは,アドレスもしくはアドレスの対ごとのセッション確立不完了数のうち,最大値から減少方向に向かってN番目(Nはパラメータとして与えられた値)までに対応するアドレスもしくはアドレスの対のすべてを選択する方法を用いることを特徴とする輻輳制御装置。

請求項7

請求項5または請求項6に記載の輻輳制御装置において,前記セッション確立要求規制手段は,新たに生起したセッション確立要求について,新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されているアドレス情報を予め決められた方法で比較し,新たに生起したセッションと同一のアドレス情報がすでに蓄積されている場合には,予め決められた方法で前記セッション確立要求を拒否し,前記新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されているアドレス情報との予め決められた比較方法として,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末と着IP電話端末間のセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末のアドレスと前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと着IP電話端末アドレスの対と,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末から前記ゲートウェイへのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと発IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,前記ゲートウェイから当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの着IP電話端末ヘのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている発アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対と,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報部分複製蓄積手段により蓄積されている着アドレスとを比較する方法を用い,前記予め決められたセッション確立要求を拒否する方法として,少なくとも,前記セッション確立要求を無条件で拒否する方法,または,前記セッション確立要求をあらかじめ決められた確率でもって拒否する方法を用いることを特徴とする輻輳制御装置。

請求項8

請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の輻輳制御装置において,前記輻輳判定手段は,前記トラヒック計測手段により計測された前記セッション設定処理装置の処理負荷量事前に定められた値の大小とを比較することにより輻輳が生じたかどうかを判断することを特徴とする輻輳制御装置。

請求項9

請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の輻輳制御装置において,前記トラヒック計測手段での計測結果によりセッション確立要求の規制の解除を判定する規制解除判定手段を備えることを特徴とする輻輳制御装置。

請求項10

請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の輻輳制御装置において,前記セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている情報を,所定の時間間隔消去するセッション不完了情報消去手段を備えることを特徴とする輻輳制御装置。

請求項11

少なくとも,IP電話端末と,セッション設定の呼処理を実行するセッション設定処理装置とを有するIP電話ネットワーク,またはさらに電話端末が接続されている電話ネットワークとの間のゲートウェイを有するIP電話ネットワークの輻輳を制御する輻輳制御装置により制御する方法であって,前記セッション設定処理装置がセッション確立に失敗したセッション確立要求に関する発呼側もしくは着呼側またはその双方のアドレス情報を含む情報を蓄積するセッション不完了情報蓄積ステップと,輻輳検出のためのトラヒックまたは前記セッション設定処理装置の処理負荷を計測するトラヒック計測ステップと,前記トラヒック計測ステップでの計測結果により輻輳が生じたかどうかを判定する輻輳判定ステップと,新たに生起したセッション確立要求を,前記輻輳判定ステップの判定結果と前記セッション不完了情報蓄積ステップで蓄積した情報とをもとに規制するセッション確立要求規制ステップとを有することを特徴とする輻輳制御方法

請求項12

請求項11に記載の輻輳制御方法において,前記セッション不完了情報蓄積ステップでは,セッション確立に失敗したセッション確立要求に関する情報として,少なくとも,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワーク内での発着IP電話端末間のセッション確立要求の場合には,着IP電話端末のアドレス,このアドレスへのセッション確立要求数,このアドレスへのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末のアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対,このアドレスの対に関するセッション確立要求数,このアドレスの対に関するセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末のアドレス,このアドレスからのセッション確立要求数,このアドレスからのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報を蓄積し,または,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末から前記ゲートウェイへのセッション確立要求の場合には,前記ゲートウェイのアドレス,このアドレスへのセッション確立要求数,このアドレスへのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末アドレスと前記ゲートウェイのアドレスとの対,このアドレスの対に関するセッション確立要求数,このアドレスの対に関するセッション確立不完了数の3項目を含む情報,もしくは,発IP電話端末のアドレス,このアドレスからのセッション確立要求数,このアドレスからのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報を蓄積し,または,前記ゲートウェイからの当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの着IP電話端末へのセッション確立要求の場合には,前記ゲートウェイのアドレス,このアドレスからのセッション確立要求数,このアドレスからのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,前記ゲートウェイのアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対,このアドレスの対に関するセッション確立要求数,このアドレスの対に関するセッション確立不完了数,の3項目を含む情報,もしくは,着IP電話端末アドレス,このアドレスへのセッション確立要求数,このアドレスへのセッション確立不完了数,の3項目を含む情報を蓄積することを特徴とする輻輳制御方法。

請求項13

請求項11または請求項12に記載の輻輳制御方法において,前記セッション確立要求規制ステップでは,セッション確立要求が生起するたびに,新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されているアドレス情報とを予め決められた方法で比較し,新たに生起したセッションと同一のアドレス情報がすでに蓄積されている場合には,予め決められた方法で前記セッション確立要求を拒否し,前記新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報とセッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されているアドレス情報との予め決められた比較方法として,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末と着IP電話端末間のセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末のアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと着IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末から前記ゲートウェイへのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと発IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,前記ゲートウェイから当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの着IP電話端末へのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている着アドレスとを比較する方法を用い,前記予め決められたセッション確立要求を拒否する方法として,少なくとも,前記セッション確立要求を無条件で拒否する方法,もしくは,前記セッション確立要求を前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数に依存した予め定められた確率で拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数が予め決められた値より大きいかどうかを判断し大きい場合に拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立要求数およびセッション確立不完了数を用いて,セッション確立不完了数とセッション確立要求数との比率を計算し,この比率が予め決められた値より大きい場合に拒否する方法を用いることを特徴とする輻輳制御方法。

請求項14

請求項11または請求項12に記載の輻輳制御方法において,前記セッション確立要求規制ステップでは,前記輻輳判定ステップにより輻輳が生じたと判定された場合に,輻輳の間に新たに生起したセッション確立要求ごとに,新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されているアドレス情報とを予め決められた方法で比較し,新たに生起したセッションと同一のアドレス情報がすでに蓄積されている場合には,予め決められた方法で前記セッション確立要求を拒否し,前記新たに生起したセッション確立要求のアドレス情報と前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されているアドレス情報との予め決められた比較方法として,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末と着IP電話端末間のセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末のアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと着IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの発IP電話端末から前記ゲートウェイへのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている着アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと発IP電話端末アドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の発IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発アドレスとを比較する方法を用い,または,前記ゲートウェイから当該輻輳制御装置が設置されているIP電話ネットワークの着IP電話端末へのセッション確立要求の場合には,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発アドレスとを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求のゲートウェイのアドレスと着IP電話端末のアドレスとの対と,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている発着アドレスの対とを比較する方法,もしくは,新たに生起したセッション確立要求の着IP電話端末アドレスと,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている着アドレスとを比較する方法を用い,前記予め決められたセッション確立要求を拒否する方法として,少なくとも,前記セッション確立要求を無条件で拒否する方法,もしくは,前記セッション確立要求を前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数に依存した予め定められた確率で拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立不完了数が予め決められた値より大きいかどうかを判断し大きい場合に拒否する方法,もしくは,前記セッション不完了情報蓄積ステップにより蓄積されている前記セッション確立要求のアドレスあるいはアドレスの対に対応するセッション確立要求数およびセッション確立不完了数を用いて,セッション確立不完了数とセッション確立要求数との比率を計算し,この比率が予め決められた値より大きい場合に拒否する方法を用いることを特徴とする輻輳制御方法。

請求項15

請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載の輻輳制御方法をコンピュータに実行させるための輻輳制御プログラム

請求項16

請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載の輻輳制御方法をコンピュータに実行させるための輻輳制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

この発明は,IP電話ネットワーク輻輳を制御する輻輳制御装置輻輳制御方法輻輳制御プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。

背景技術

0002

電話サービスを提供する電話ネットワークでは,台風地震等の自然災害により全国から被災地向けの通話の量が平常時の数十倍,数百倍に達する集中過負荷の状態が生じる場合がある。被災地向けへの集中過負荷が生じたときには,集中過負荷に対して適切な制御を行わないと,被災地向けの通話のみならず,被災地向け以外への通話もつながりにくい,あるいは,全くつながらないというネットワークの輻輳が生じる。

0003

このため,輻輳が生じた場合に,通話が集中する地域向けの通話の接続要求の処理の数をある定められた値以下に規制して,すなわち,接続処理をしても最終的にはつながらない可能性の高い被災地向けの通話要求を,ネットワークの入り口,具体的には加入者線交換機等においてある一定値以下に抑えて,ネットワークが提供できる最大限の通話の完了呼数を,輻輳が生じた場合にも確保する輻輳制御が考案され,実用に供されている(例えば,非特許文献1,非特許文献2参照)。
文献:榊原,:“電話網におけるトラヒック制御について”,電子通信学会誌,Vol.62,No.12,pp.1385-1392,1979
徳永,川野:“呼数密度制御に基づくトラヒックふくそう制御”,電子通信学会論文誌B,Vol.J71-B,No.3,pp.322-329,1988

発明が解決しようとする課題

0004

集中過負荷となっている地域向けの通話接続要求を規制するには,ネットワーク内の交換機で通話接続要求の処理を行う際に被災地向けの通話かどうかを判別する必要があるが,いわゆる0AB〜J番号体系を使用する加入電話サービスでは,電話番号により被災地向けの通話接続要求かどうかを判別できた。

0005

一方,例えば,IP電話を提供するネットワークでは,0AB〜J番号体系のほかにIP電話専用の050番号体系も用いられることとなっている。050番号体系では,電話番号と物理的な地域の対応,例えば,通話の相手IP電話クライアント端末がどの地域に存在するかを電話番号により知ることはできない。

0006

このため,IP電話のネットワークにおいて地域的な集中過負荷が生じた場合に,どの地域が集中過負荷地域であるかを判別すること,さらに,集中過負荷地域への通話接続要求を規制することが,通話接続相手のIP電話専用の番号の情報のみで行うことが難しかった。

0007

本発明は,かかる事情に鑑みてなされたものであり,IP電話ネットワークにおいて,特定の地域あるいは特定のアドレスもしくは番号に集中的にセッション確立要求が発生することによって生じる輻輳を抑えるための輻輳制御装置および輻輳制御方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するため,本発明は,例えばIP電話ネットワークと電話ネットワークとの間にゲートウェイを設け,IP電話と通常の電話をつなぐとき,IP電話とゲートウェイでセッション確立し,ゲートウェイと通常の電話とを接続する構成において,セッションを確立する時に発着アドレス(IP電話のアドレスとゲートウェイのアドレス)を輻輳制御装置に通知し,セッション不完了情報蓄積手段に蓄積するセッション確立不完了情報に同じアドレスがあるかを調べる。存在する場合,セッション確立要求数を+1カウントアップし,セッション不完了情報蓄積手段によって蓄えられた情報で対応する発着アドレスを調べる。対応する発着アドレスがあった場合に,セッション確立不完了数と予め決めておいた値とを比較し,予め決めておいた値より大きければセッション確立を拒否する。

0009

すなわち,本発明は,IP電話ネットワークに収容されている発IP電話端末と着IP電話端末間のセッションの確立,切断等,IP電話ネットワークに収容されている発IP電話端末と電話ネットワークの着電話端末間の接続のためのゲートウェイとのセッションの確立,切断等,あるいは電話ネットワークの発電話端末とIP電話ネットワークに収容されている着IP電話端末間の接続のためのゲートウェイとのセッションの確立,切断等,のセッション設定呼処理を実行するセッション設定処理装置,IP電話ネットワークの輻輳を制御する輻輳制御装置,IP電話端末のIP電話ネットワーク上の現在のアドレスを蓄積するロケーションサーバ,および電話ネットワークとの相互接続のためのゲートウェイからなるIP電話ネットワークの輻輳制御装置において,セッション確立に失敗したセッション確立要求に関する情報を蓄積するセッション不完了情報蓄積手段と,輻輳検出および輻輳制御の規制の解除のためのトラヒックあるいはセッション設定処理装置の処理負荷計測するトラヒック計測手段と,輻輳が生じたかどうかを判定する輻輳判定手段と,新たに生起したセッション確立要求を規制するセッション確立要求規制手段と,規制の解除を判定する規制解除判定手段と,セッション不完了情報蓄積手段により蓄積されている情報の一部の複製を蓄積するセッション不完了情報部分複製蓄積手段と,セッション不完了情報蓄積手段に蓄積されている情報を消去するセッション不完了情報消去手段とを備えたことを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明により,IP電話ネットワークにおいて,特定アドレスあるいは特定地域への集中過負荷が生じても,セッション確立の不完了が生じたアドレスあるいはアドレスとこのアドレスに対応するセッション確立要求数およびセッション確立不完了数を記録し,この情報を利用することにより間接的に集中過負荷アドレスあるいは集中過負荷地域を推定し,さらに,再発信の多いあるいは不完了率の高いアドレスに対するセッション確立要求を規制することにより,該アドレスあるいは該地域の輻輳の発生を回避できる。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下,IP電話をサービスするIP電話ネットワークを例に,図を用いて本発明の実施形態を説明する。

0012

〔第1の実施形態〕
図1は,本発明の第1の実施形態におけるシステムの構成例を示す図である。図1において,101はIP電話ネットワーク,102は発IP電話端末,103は着IP電話端末,104−1〜104−Nはセッション設定の呼処理を実行するセッション設定処理装置,105は各IP電話端末のIP電話ネットワーク101上の現在のアドレスを蓄積するロケーションサーバ,106−1〜106−Nはセッション設定処理装置104−1〜104−Nに外付けされ,IP電話ネットワーク101の輻輳を制御する輻輳制御装置,107はゲートウェイ,108はゲートウェイ107を介してIP電話ネットワーク101に接続される電話ネットワーク,109は発電話端末,110は着電話端末,111は他IP電話ネットワークである。

0013

図2は,本発明の第1の実施形態における輻輳制御装置の構成を示す図である。ここでは,輻輳制御装置106−1の構成を例に採って説明する。なお,図1の他の輻輳制御装置も,輻輳制御装置106−1と同様の構成を採るものとする。

0014

輻輳制御装置106−1は,輻輳を判定するための情報となるトラヒックを計測するトラヒック計測手段201,輻輳が生じたかどうかを判定する輻輳判定手段202,セッション確立不完了情報を蓄積するセッション不完了情報蓄積手段203,セッション確立要求を規制するセッション確立要求規制手段204,輻輳制御の規制解除の判定を行う規制解除判定手段205,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されている情報を消去するセッション不完了情報消去手段206から構成される。

0015

発IP電話端末102は,セッション設定処理装置104−1〜104−Nにより,着IP電話端末103とのセッションが確立され,このセッションが確立されたら,発IP電話端末102と着IP電話端末103間で通話が可能となる。

0016

電話ネットワーク108の発電話端末109からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103への接続については,発電話端末109とゲートウェイ107が接続され,さらに,セッション設定処理装置104−1〜104−Nにより,ゲートウェイ107と着IP電話端末103との間のセッションが確立されると,発電話端末109と着IP電話端末103間の通話が可能となる。

0017

IP電話ネットワーク101の発IP電話端末102から電話ネットワーク108の着電話端末110への接続については,セッション設定処理装置104−1〜104−Nにより,発IP電話端末102とゲートウェイ107の間のセッションが確立され,さらに,ゲートウェイ107と着電話端末110が接続されると,発IP電話端末102と着電話端末110の間の通話が可能となる。

0018

図3図5は,本発明の第1の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。トラヒック計測手段201は,IP電話ネットワーク101のトラヒックまたはセッション設定処理装置104−1の処理負荷を計測する(ステップS1)。輻輳判定手段202は,トラヒックまたは処理負荷が与えられた閾値以上かどうかを判定し(ステップS2),閾値以上ならば,輻輳制御が既に発動済みかどうかを判定する(ステップS3)。判定した結果,輻輳制御を発動していなければ輻輳制御を発動する(ステップS4)。

0019

ステップS2において,処理負荷が与えられた閾値以下であれば,規制解除判定手段205は,輻輳制御が発動済みかどうかを判定し(ステップS5),発動済みならば,輻輳制御の解除を行う(ステップS6)。

0020

セッション確立要求が発生すると(ステップS7),セッション確立要求規制手段204は,輻輳制御が発動中かどうかを判定し(ステップS8),輻輳制御が発動していない場合には,該セッション確立要求の処理の継続をセッション設定処理装置104−1に通知する(ステップS9)。ステップS9の処理の後は,図4のステップS16へ進み,該セッション確立要求が正常に完了したかを確認する(ステップS16)。正常に完了した場合には接続となる(ステップS17)。正常に完了しない場合にはセッション確立要求不完了が発生する(ステップS18)。

0021

図3のステップS8において,輻輳制御が発動中の場合には,セッション確立要求規制手段204は,セッション不完了情報蓄積手段203の蓄積状況を調べ,どこからどこへのセッション確立要求かに応じて,以下の判定を行う。まず,該セッション確立要求がIP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べる(ステップS10)。

0022

また,IP電話ネットワーク101の発IP電話端末102から電話ネットワーク108の着電話端末110への接続のためのゲートウェイ107へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べる(ステップS11)。

0023

ゲートウェイ107からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べる(ステップS12)。

0024

上記ステップS10〜S12おいて判定した結果,各アドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されていない場合には,該セッション確立要求の処理継続をセッション設定処理装置104−1に通知する(ステップS9)。ステップS9の処理の後は,上述したように,図4のステップS16へ進み,該セッション確立要求が正常に完了したかを確認する(ステップS16)。正常に完了した場合には接続となる(ステップS17)。正常に完了しない場合にはセッション確立要求不完了が発生する(ステップS18)。

0025

上記ステップS10〜ステップS12の各ステップにおいて,各アドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されている場合には,図4のステップS13へ進み,セッション確立要求規制手段204は,該セッション確立要求のアドレス対に対応するセッション確立不完了数が予め与えられた値n1より大きいかどうかを調べる(ステップS13)。

0026

該セッション確立要求のアドレス対に対応するセッション確立不完了数が予め与えられた値n1より大きくない場合には,該セッション確立要求の処理の継続をセッション設定処理装置104−1に通知する(ステップS15)。その後,該セッション確立要求が正常に完了するかどうかを確認する(ステップS16)。正常に完了した場合には接続となる(ステップS17)。正常に完了しない場合にはセッション確立要求不完了が発生する(ステップS18)。

0027

該セッション確立要求のアドレス対に対応するセッション確立不完了数が予め与えられた値n1より大きい場合には,該セッションの確立要求を拒否することをセッション設定処理装置104−1に通知する(ステップS14)。

0028

セッション確立要求の不完了が発生すると(ステップS18),セッション確立要求規制手段204は,該セッション確立要求がIP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べ(ステップS19),蓄積されている場合には,対応するセッション確立不完了数カウンタを1カウントアップし(ステップS20),図5のステップS28へ進む。

0029

発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対が蓄積されていない場合には,発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対および発着アドレス表示を蓄積し,さらに,セッション確立要求数カウンタ,セッション確立不完了数カウンタを設けてそれぞれ1と設定し(ステップS21),図5のステップS28へ進む。なお,発着アドレス表示は,アドレス情報として,発アドレス着アドレスの双方のアドレスを蓄積していることを示すフラグである。

0030

詳しくは後述するように,アドレス情報として発アドレスのみを蓄積する方法,または着アドレスのみを蓄積する方法を用いることもでき,前者の場合には,発アドレス表示(フラグ),後者の場合には,着アドレス表示(フラグ)を,アドレス情報と併せて記憶する。

0031

該セッション確立要求がIP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からゲートウェイ107へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べ(ステップS22),蓄積されている場合には対応するセッション確立不完了数カウンタを1カウントアップし(ステップS23),図5のステップS28へ進む。

0032

発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対が蓄積されていない場合には,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対および発着アドレス表示を蓄積し,さらに,セッション確立要求数カウンタ,セッション確立不完了数カウンタを設けてそれぞれ1と設定し(ステップS24),図5のステップS28へ進む。

0033

該セッション確立要求がゲートウェイ107からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対が蓄積されているかどうかを調べ(ステップS25),蓄積されている場合には対応するセッション確立不完了数カウンタを1カウントアップし(ステップS26),図5のステップS28へ進む。

0034

ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対が蓄積されていない場合には,ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対および発着アドレス表示を蓄積し,さらに,セッション確立要求数カウンタ,セッション確立不完了数カウンタを設けてそれぞれ1と設定し(ステップS27),図5のステップS28へ進む。

0035

図5のステップS28において,セッション不完了情報消去手段206は,前回消去したときから予め定められた時間が経過したか否かを調べることにより,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているアドレス対,発着アドレス表示,セッション確立要求数カウンタ,セッション確立不完了数カウンタを消去するタイミングかどうかを判定する(ステップS28)。消去するタイミングでなければ図3のステップS1へ戻り,消去するタイミングであれば,蓄積されているアドレス対とカウンタをすべて消去して(ステップS29),ステップS1へ戻る。

0036

上記第1の実施形態において,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積される情報として,IP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対ごとに,発着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としたが,発IP電話端末102のアドレスごとに,発アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよいし,また,着IP電話端末103のアドレスごとに,着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよい。

0037

また,IP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からゲートウェイ107へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対ごとに,発着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としたが,発IP電話端末102のアドレスごとに,発アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよいし,また,ゲートウェイ107のアドレスごとに,着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよい。

0038

また,ゲートウェイ107からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対ごとに,発着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としたが,ゲートウェイ107のアドレスごとに,発アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよいし,着IP電話端末103のアドレスごとに,着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよい。

0039

また,上記第1の実施形態では,図4のステップS13において,セッション確立要求規制手段204は,該セッションの不完了数が予め与えられた値以上かどうかを判定して規制を行っているが,該セッション確立要求を無条件で拒否してもよいし,該セッション確立要求のアドレス対に対応するセッション確立不完了数に依存した予め定められた確率で拒否してもよいし,該セッション確立要求のアドレス対に対応する,セッション確立要求数,セッション確立不完了数を用いて,「セッション確立不完了数/セッション確立要求数」を計算し,この値が予め決められた値より大きい場合に拒否することも可能である。

0040

上記第1の実施形態において,図3のステップS2における処理負荷の判定の閾値を無限大におくことにより常に輻輳制御が発動されるようにもできる。すなわち,処理負荷が小さい平常時においても,セッション確立不完了数が多いアドレス対のセッション確立要求を拒否することが可能である。

0041

また,上記第1の実施形態では,輻輳制御装置106−1〜106−Nがセッション設定処理装置104−1〜104−Nに外付けされた例を示したが,輻輳制御装置106−1〜106−Nの機能をセッション設定処理装置104−1〜104−Nに内蔵するようにしてもよい。

0042

〔第2の実施形態〕
次に本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では,輻輳制御装置において,セッション確立要求を規制する際のアドレス情報の比較処理高速化するため,セッション不完了情報蓄積手段に蓄積されている情報の一部を蓄積するセッション不完了情報部分複製蓄積手段を用いる。

0043

図6は,本発明の第2の実施形態におけるシステムの構成例を示す図である。図6において,IP電話ネットワーク101,発IP電話端末102,着IP電話端末103,ロケーションサーバ105,ゲートウェイ107,電話ネットワーク108,発電話端末109,着電話端末110,他IP電話ネットワーク111は,図1に示す第1の実施形態と同様である。401−1〜401−Nはセッション設定の呼処理を実行するセッション設定処理装置,402−1〜402−Nはセッション設定処理装置401−1〜402−Nに外付けされ,IP電話ネットワーク101の輻輳を制御する輻輳制御装置である。

0044

図7は,本発明の第2の実施形態における輻輳制御装置の構成を示す図である。ここでは,輻輳制御装置402−1の構成を例に採って説明する。なお,図6の他の輻輳制御装置も,輻輳制御装置402−1と同様の構成を採るものとする。

0045

輻輳制御装置402−1は,輻輳を判定するための情報となるトラヒックを計測するトラヒック計測手段201,輻輳が生じたかどうかを判定する輻輳判定手段202,セッション確立不完了情報を蓄積するセッション不完了情報蓄積手段203,セッション確立要求を規制するセッション確立要求規制手段204,輻輳制御の規制解除の判定を行う規制解除判定手段205,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されている情報を消去するセッション不完了情報消去手段206,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されている情報の一部を複製して蓄積するセッション不完了情報部分複製蓄積手段207から構成される。

0046

発IP電話端末102は,セッション設定処理装置401−1〜401−Nにより,着IP電話端末103とのセッションが確立され,このセッションが確立されたら,発IP電話端末102と着IP電話端末103間で通話が可能となる。

0047

電話ネットワーク108の発電話端末109からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103への接続については,発電話端末109とゲートウェイ107が接続され,さらに,セッション設定処理装置401−1〜401−Nにより,ゲートウェイ107と着IP電話端末103との間のセッションが確立されると,発電話端末109と着IP電話端末103間の通話が可能となる。

0048

IP電話ネットワーク101の発IP電話端末102から電話ネットワーク108の着電話端末110への接続については,セッション設定処理装置401−1〜401−Nにより,発IP電話端末102とゲートウェイ107の間のセッションが確立され,さらに,ゲートウェイ107と着電話端末110が接続されると,発IP電話端末102と着電話端末110の間の通話が可能となる。

0049

図8図10は,本発明の第2の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。輻輳制御装置のトラヒック計測手段201は,IP電話ネットワーク101のトラヒックまたはセッション設定処理装置401−1の処理負荷を計測する(ステップS31)。輻輳判定手段202は,トラヒックまたは処理負荷が与えられた閾値以上かどうかを判定する(ステップS32)。閾値に達していなければ,規制解除判定手段205は,輻輳制御が発動済みかどうかを判定し(ステップS35),発動済みならば,輻輳制御の解除を行う(ステップS36)。その後,ステップS38へ進む。

0050

ステップS32において,トラヒックまたは処理負荷が閾値以上ならば,輻輳制御が既に発動済みかどうかを判定し(ステップS33),輻輳制御を発動していなければ輻輳制御を発動する(ステップS34)。

0051

輻輳制御を発動した場合または輻輳制御が既に発動済みの場合,セッション確立要求規制手段204は,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているアドレスの対のうち,セッション確立不完了数の値の最大の値を含み,最大値から減少方向に向かってN番目(Nはパラメータとして与えられた値)までの値に対応するアドレスの対を選択し,これらのアドレスの対をセッション不完了情報部分複製蓄積手段207に蓄積する(ステップS37)。

0052

セッション確立要求が発生すると(ステップS38),セッション確立要求規制手段204は,輻輳制御が発動中かどうかを判定し(ステップS39),発動中でなければ,該セッションの確立要求の処理継続をセッション設定処理装置401−1に通知する(ステップS40)。ステップS40の処理の後は,図9のステップS43へ進み,該セッション確立要求が正常に完了するかどうかを確認する(ステップS43)。正常に完了した場合には接続となる(ステップS44)。正常に完了しない場合にはセッション確立要求不完了が発生する(ステップS45)。

0053

上記図8のステップS39において,輻輳制御が発動中の場合には,該セッション確立要求のアドレスの対がセッション不完了情報部分複製蓄積手段207に蓄積されているかどうかを調べる(ステップS41)。蓄積されていれば,図9のステップS42へ進み,該セッションの確立要求を拒否することをセッション設定処理装置401−1に通知する(ステップS42)。

0054

蓄積されていなければ,該セッションの確立要求の処理継続をセッション設定処理装置401−1に通知する(ステップS40)。ステップS40の処理の後は,上述したように,図9のステップS43へ進み,該セッション確立要求が正常に完了するかどうかを確認する(ステップS43)。正常に完了した場合には接続となる(ステップS44)。正常に完了しない場合にはセッション確立要求不完了が発生する(ステップS45)。

0055

セッション確立要求の不完了が発生(ステップS45)すると,セッション確立要求規制手段204は,セッション不完了情報蓄積手段203の蓄積状況を調べ,どこからどこへのセッション確立要求かに応じて,以下の判定を行う。まず,該セッション確立要求がIP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べ(ステップS46),蓄積されている場合には対応するセッション確立不完了数カウンタを1カウントアップし(ステップS47),図10のステップS55へ進む。

0056

発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対が蓄積されていない場合には,発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対および発着アドレス表示を蓄積し,さらに,セッション確立要求数カウンタ,セッション確立不完了数カウンタを設けてそれぞれ1と設定し(ステップS48),図10のステップS55へ進む。

0057

該セッション確立要求がIP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からゲートウェイ107へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べ(ステップS49),蓄積されている場合には対応するセッション確立不完了数カウンタを1カウントアップし(ステップS50),図10のステップS55へ進む。

0058

発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対が蓄積されていない場合には,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対および発着アドレス表示を蓄積し,さらに,セッション確立要求数カウンタ,セッション確立不完了数カウンタを設けてそれぞれ1と設定し(ステップS51),図10のステップS55へ進む。

0059

該セッション確立要求がゲートウェイ107からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているかどうかを調べ(ステップS52),蓄積されている場合には対応するセッション確立不完了数カウンタを1カウントアップし(ステップS53),図10のステップS55へ進む。

0060

ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対が蓄積されていない場合には,ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対および発着アドレス表示を蓄積し,さらに,セッション確立要求数カウンタ,セッション確立不完了数カウンタを設けてそれぞれ1と設定し(ステップS54),図10のステップS55へ進む。

0061

図10のステップS55において,セッション不完了情報消去手段206は,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されている情報を消去するタイミングかどうかを調べる(ステップS55)。消去するタイミングであれば,蓄積されている情報をすべて消去する(ステップS56)。

0062

上記第2の実施形態において,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積される情報として,IP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対ごとに,発着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としたが,発IP電話端末102のアドレスごとに,発アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよいし,また,着IP電話端末103のアドレスごとに,着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよい。

0063

また,IP電話ネットワーク101の発IP電話端末102からゲートウェイ107へのセッション確立要求の場合には,発IP電話端末102のアドレスとゲートウェイ107のアドレスの対ごとに,発着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としたが,発IP電話端末102のアドレスごとに,発アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよいし,また,ゲートウェイ107のアドレスごとに,着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよい。

0064

また,ゲートウェイ107からIP電話ネットワーク101の着IP電話端末103へのセッション確立要求の場合には,ゲートウェイ107のアドレスと着IP電話端末103のアドレスの対ごとに,発着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としたが,ゲートウェイ107のアドレスごとに,発アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよいし,着IP電話端末103のアドレスごとに,着アドレス表示,セッション確立要求数,セッション確立不完了数としてもよい。

0065

さらに,上記の第2の実施形態において,セッション不完了情報部分複製蓄積手段207に蓄積される情報として,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されている情報が,発アドレス表示と発アドレスであれば,発アドレス表示と発アドレスの対でもよいし,あるいは,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されている情報が,着アドレスと着アドレス表示であれば,着アドレス表示と着アドレスの対でもよい。

0066

上記第2の実施形態では,図8のステップS37において,セッション不完了情報部分複製蓄積手段207に蓄積される情報として,セッション不完了情報蓄積手段203に蓄積されているアドレス対のうち,セッション確立不完了数の最大値を含み,最大値から減少方向に向かってN番目までの値に対応するアドレス対を蓄積することとしているが,アドレス対がセッション不完了情報蓄積手段203に蓄積された時刻について,現在から過去にさかのぼって時刻の新しい順番にアドレス対を並べたとき,1番目のアドレス対からK番目(Kはパラメータ)までのアドレス対,あるいは,アドレス対の数がK以下であればすべてのアドレス対をセッション不完了情報部分複製蓄積手段207に蓄積することも可能である。

0067

上記第2の実施形態において,ステップS32の処理負荷の判定の閾値を無限大におくことにより常に輻輳制御が発動されるようにもできる。すなわち,処理負荷が小さい平常時においても,セッション確立不完了数が多いアドレス対のセッション確立要求を拒否することが可能である。

0068

また,上記第2の実施形態では,輻輳制御装置402−1〜402−Nがセッション設定処理装置401−1〜401−Nに外付けされた例を示したが,輻輳制御装置402−1〜402−Nの機能をセッション設定処理装置401−1〜401−Nに内蔵するようにしてもよい。

0069

以上説明した第1および第2の実施形態における輻輳制御装置が行う処理は,コンピュータソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。

図面の簡単な説明

0070

本発明の第1の実施形態におけるシステムの構成例を示す図である。
本発明の第1の実施形態に関する輻輳制御装置の構成を示す図である。
本発明の第1の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。
本発明の第2の実施形態におけるシステムの構成例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に関する輻輳制御装置の構成を示す図である。
本発明の第2の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。
本発明の第2の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。
本発明の第2の実施形態に関する輻輳制御装置のフローチャートである。

符号の説明

0071

101IP電話ネットワーク
102発IP電話端末
103 着IP電話端末
104−1〜104−N,401−1〜401−Nセッション設定処理装置
105ロケーションサーバ
106−1〜106−N,402−1〜402−N輻輳制御装置
107ゲートウェイ
108電話ネットワーク
109発電話端末
110着電話端末
111 他IP電話ネットワーク
201トラヒック計測手段
202輻輳判定手段
203セッション不完了情報蓄積手段
204セッション確立要求規制手段
205規制解除判定手段
206 セッション不完了情報消去手段
207 セッション不完了情報部分複製蓄積手段

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