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技術 車両の車体後部構造

出願人 河西工業株式会社
発明者 川崎輝夫
出願日 2004年1月9日 (17年1ヶ月経過) 出願番号 2004-004116
公開日 2005年7月21日 (15年7ヶ月経過) 公開番号 2005-193852
状態 未査定
技術分野 階段・物品収容
主要キーワード 両分割板 分割リンク リアサイト 分割板 リアサイド 後部側壁 荷物収容室 主リンク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年7月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

仕切り板を設けて、最後列シート収納時に車室フロア上に荷物収容室を形成可能に構成したとしても、このために、2列目シートスライド機構に影響を及ぼさないようにした。

解決手段

仕切り板44における後部下端部がガイドローラー44cを介して車室フロア37に設置したガイドレール46内を摺動可能に構成すると共に、仕切り板44における上端部にリンク機構40の一端側を枢着し、リンク機構40の他端側をリアサイドトリム43又は後部側壁42側に枢着することによって、後部側壁42より引出展開可能に構成し、リンク機構40を車室フロア37より所定距離離間させて設置すれば、2列シートスライドレール46の設置に影響を及ぼさず、車室フロアの最後部側にガイドレールが存在したとしても、この部位には2列目シートのスライドレールはもはや延在せず、好適である。

概要

背景

従来ミニバンなどの車両には、図11乃至図13に示すように、ステアリングホイール1の後方運転席2aと、その側方に設置された助手席2bよりなる前部シート2が設置され、前部シート2の後方に2列目シート3と最後部シート4が適当な間隙を存して設置されている(特許文献1参照)。
特開2001-347858号公報(段落0019乃至0037、図1乃至図3)。

図11乃至図13によれば、前部シート2は運転席2aおよび助手席2bに分割され、2列目シート3および最後部シート4は第1シート3a、4aと第2シート3b、4bとにそれぞれ分割されて、運転席2aと助手席2bの間および第1シート3a、4aと第2シート3b、4bの間に、乗員が歩いて移動できるようにウォークスルー5が設けられている。

また、助手席2bの後方に位置する2列目シート3の第2シート3bの下方には、一対のガイドレール6が車幅方向に間隙を存して互いに平行するように車室フロア7に敷設されていて、2列目シート3の第2シート3bがガイドレール6に沿って前後方向に移動可能に支承されている。

一方、最後部シート4の下方には、ベースプレート8が車室フロア7上に設置されており、ベースプレート8の後方には荷室フロア10を2段に凹入させることにより、前部側に浅い段部9aを有するシート収納室9が形成されている。

ベースプレート8はシート収納室9の上面開口部9bを上方より覆うことができる大きさの板材より形成されていて、後端部がヒンジ10によりシート収納室9の前部の車室フロア7などに蝶着されている。ベースプレート8上に最後部シート4が設置されている。

最後部シート4の第1シート4aは、底部がブラケット8bを介してベースプレート8の上面に固着され、第2シート4bはシートクッション4cの後部がピン11によりベースプレート8の後端に枢着されていて、シートクッション4c上にシートバック4bを折り畳んだ状態でピン11を中心に第2シート4bを後方へ回動することにより第2シート4bが後方のシート収納室9内に収納できるように構成されている。また、最後部シート4の第1シート4aも同様にシート収納室9内に収納することができるのである(図12参照)。

そして、最後部シート4をシート収納室内に収納された際には、シート収納室9の開口は、ベースプレート8によって覆われていることになり、例えば、荷室スペースとして使用できることから、非常に便利となる。

しかしながら、上記のように、最後部シート4をシート収納室9内に収納した後、ベースプレート8上に荷物を載置収納するといっても、ベースプレート8上に形成される荷室スペースは、単に平面状のスペースとなり、収納した荷物が走行中等に散在するばかりでなく、荷室スペースと座席の間に何らの仕切りがなく、車室が荷室と混在することになり、収納荷物が乗員の邪魔となったり、座席に荷物が触れたりして座席を汚す要因ともなることが考えられる。

そこで、本願出願人は、上記課題を解決するために、特願2003−173448号特許出願により、当該課題を解決するための手段を提案している。

これによれば、図14および図15に示すように、最後列シート4は、第1シート4aが乗員を座席させるべく車室フロア7に載置されたままとなっている。第2シート4bは図示しないが荷室フロア10下に設けたシート収納室9に折り畳んだ状態で収納されている。

そして、後部側壁12を美装するリアサイドトリム13の一部を切欠く等により一体に形成するか別体構成による仕切り板14を有して構成している。

仕切り板14は、通常状態では、リアサイドトリム13を開口して形成した収容部15に収容され、ロック部14bによって収容部15への収納状態を保持されて、リアサイドトリム13と共に後部壁12のトリムとして構成しており、下方部に張出し形成されたポケット部14aを有しており、ポケット部14aは、上端部がリアサイドトリム13の後部に形成したポケット部13aの上端部と面一となって連続している。

更に、車室フロア7における車体左右方向に延在するように、一対のレール16を敷設して、仕切り板14の下端部に設けたガイドローラ(不図示)をレール16内を摺動させながら、仕切り板14を引出展開させるように構成されている。

そして、仕切り板14は、引出し展開された状態で、図15に示すように、一端部が仕切り板14の上端部に蝶着され、他端が収容部15内におけるリアサイドトリム13或いは後部側壁12に蝶着されたリンク板17も引出されることになって、荷物収容室18を形成することになる。

リンク板17は、蝶番17aによって中折れ可能に構成された一対の分割板17b、17cで構成されており、引出された状態ではロック機構19によって両分割板17b、17cが平板状に保持されていて、仕切り板14の引出し展開状態を保持している。

また、別の実施の態様として、図16に示すものも提案している。

図16によれば、上記の例と同様に、後部側壁12を美装するリアサイドトリム13の一部を切欠く等により一体に形成するか別体構成の仕切り板14を有して構成している。

仕切り板14は、下端車室側が一対の蝶番(不図示)を介してリンク板21の一側部に蝶着されていると共に、上端部に設けたロック部14bによって、収容部15への収納状態を保持するように構成されている。

リンク板21の他端部は、蝶番20によって車室フロア7に蝶着されている。

このように構成する場合、仕切り板14の収納部15への収納状態から、ロック部14bのロック状態を外すことによって、仕切り板14を収容部15から引出し展開する場合、リンク板21が車室フロア7に対して第1シート側に略180度揺動展開しながら、仕切り板14を蝶番20によって持上げて、その後車フロア7側に下降させることになる。

この結果、仕切り板14は、図16に示すように第1シート側に移動して、後部側壁12と対向起立することになる。

そして、対向起立する仕切り板14は、一端側が後部側壁12或いはリアサイトリム13に揺動可能に設けられた支持片22の他端側が仕切り板14の前端部側を係止すると共に、後端部側に揺動可能に設けられた突っ張り板23を第1シート側に傾斜させながら車室フロア7に突っ張らせることによって、対向起立状態を保持されている。

したがって、上記の例と同様に、最後列シートの第2シートの収納時に、車室フロア7上には、仕切り板14および後部側壁12によって取囲まれた荷物収容室18が形成されることになる。

概要

仕切り板を設けて、最後列シートの収納時に車室フロア上に荷物収容室を形成可能に構成したとしても、このために、2列目シートのスライド機構に影響を及ぼさないようにした。 仕切り板44における後部下端部がガイドローラー44cを介して車室フロア37に設置したガイドレール46内を摺動可能に構成すると共に、仕切り板44における上端部にリンク機構40の一端側を枢着し、リンク機構40の他端側をリアサイドトリム43又は後部側壁42側に枢着することによって、後部側壁42より引出し展開可能に構成し、リンク機構40を車室フロア37より所定距離離間させて設置すれば、2列シートスライドレール46の設置に影響を及ぼさず、車室フロアの最後部側にガイドレールが存在したとしても、この部位には2列目シートのスライドレールはもはや延在せず、好適である。

目的

本発明は、かかる点に鑑み、仕切り板を設けて、最後列シートの収納時に車室フロア上に荷物収容室を形成可能に構成したとしても、このために、2列目シートのスライド機構に影響を及ぼさないようにした車両の車体後部構造を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車体前後方向に複数列シートを配置し、前記複数列のシートのうち最後列に配置される最後列シート荷室フロア下部に設置した収納部に収納可能に構成した車両において、前記最後列シートの収納時の前記車室フロア上に、前記最後列シートに対向する後部側壁より仕切り板引出展開させて、該仕切り板と前記後部側壁との間における車室フロア上に、前記仕切り板及び前記後部側壁により取囲んだ荷物収容室を形成する場合、前記仕切り板における後部下端部を前記車室フロアに設置したガイドレール内摺動可能に構成すると共に、前記仕切り板における上端部にリンク機構の一端側を枢着し、該リンク機構の他端側を前記後部側壁側に枢着することによって、前記後部側壁より引出し展開可能に構成したことを特徴とする車両の車体後部構造

請求項2

車体前後方向に複数列のシートを配置し、前記複数列のシートのうち最後列に配置される最後列シートが荷室フロア下部に設置した収納部に収納可能に構成した車両において、前記最後列シートの収納時の前記車室フロア上に、前記最後列シートに対向する後部側壁より仕切り板を引出し展開させて、該仕切り板と前記後部側壁との間における車室フロア上に、前記仕切り板及び前記後部側壁により取囲んだ荷物収容室を形成する場合、前記仕切り板における後部下端部に揺動リンク体の一端を枢着するとともにリンク機構体の他端を前記後部側壁および前記最後列シートの間における車室フロア上に枢着し、更に、前記仕切り板における上端部にリンク機構の一端側を装着し、該リンク機構の他端側を前記後部側壁側に装着することによって、前記後部側壁より引出し展開可能に構成したことを特徴とする車両の車体後部構造。

技術分野

0001

本発明は、車体前後方向に複数列シートを配置し、複数列のシートのうち最後列に配置される最後列シート荷室フロア下部に設置した収納部に収納可能に構成した車両の車体後部構造に関する。

背景技術

0002

従来ミニバンなどの車両には、図11乃至図13に示すように、ステアリングホイール1の後方に運転席2aと、その側方に設置された助手席2bよりなる前部シート2が設置され、前部シート2の後方に2列目シート3と最後部シート4が適当な間隙を存して設置されている(特許文献1参照)。
特開2001-347858号公報(段落0019乃至0037、図1乃至図3)。

0003

図11乃至図13によれば、前部シート2は運転席2aおよび助手席2bに分割され、2列目シート3および最後部シート4は第1シート3a、4aと第2シート3b、4bとにそれぞれ分割されて、運転席2aと助手席2bの間および第1シート3a、4aと第2シート3b、4bの間に、乗員が歩いて移動できるようにウォークスルー5が設けられている。

0004

また、助手席2bの後方に位置する2列目シート3の第2シート3bの下方には、一対のガイドレール6が車幅方向に間隙を存して互いに平行するように車室フロア7に敷設されていて、2列目シート3の第2シート3bがガイドレール6に沿って前後方向に移動可能に支承されている。

0005

一方、最後部シート4の下方には、ベースプレート8が車室フロア7上に設置されており、ベースプレート8の後方には荷室フロア10を2段に凹入させることにより、前部側に浅い段部9aを有するシート収納室9が形成されている。

0006

ベースプレート8はシート収納室9の上面開口部9bを上方より覆うことができる大きさの板材より形成されていて、後端部がヒンジ10によりシート収納室9の前部の車室フロア7などに蝶着されている。ベースプレート8上に最後部シート4が設置されている。

0007

最後部シート4の第1シート4aは、底部がブラケット8bを介してベースプレート8の上面に固着され、第2シート4bはシートクッション4cの後部がピン11によりベースプレート8の後端に枢着されていて、シートクッション4c上にシートバック4bを折り畳んだ状態でピン11を中心に第2シート4bを後方へ回動することにより第2シート4bが後方のシート収納室9内に収納できるように構成されている。また、最後部シート4の第1シート4aも同様にシート収納室9内に収納することができるのである(図12参照)。

0008

そして、最後部シート4をシート収納室内に収納された際には、シート収納室9の開口は、ベースプレート8によって覆われていることになり、例えば、荷室スペースとして使用できることから、非常に便利となる。

0009

しかしながら、上記のように、最後部シート4をシート収納室9内に収納した後、ベースプレート8上に荷物を載置収納するといっても、ベースプレート8上に形成される荷室スペースは、単に平面状のスペースとなり、収納した荷物が走行中等に散在するばかりでなく、荷室スペースと座席の間に何らの仕切りがなく、車室が荷室と混在することになり、収納荷物が乗員の邪魔となったり、座席に荷物が触れたりして座席を汚す要因ともなることが考えられる。

0010

そこで、本願出願人は、上記課題を解決するために、特願2003−173448号特許出願により、当該課題を解決するための手段を提案している。

0011

これによれば、図14および図15に示すように、最後列シート4は、第1シート4aが乗員を座席させるべく車室フロア7に載置されたままとなっている。第2シート4bは図示しないが荷室フロア10下に設けたシート収納室9に折り畳んだ状態で収納されている。

0012

そして、後部側壁12を美装するリアサイドトリム13の一部を切欠く等により一体に形成するか別体構成による仕切り板14を有して構成している。

0013

仕切り板14は、通常状態では、リアサイドトリム13を開口して形成した収容部15に収容され、ロック部14bによって収容部15への収納状態を保持されて、リアサイドトリム13と共に後部壁12のトリムとして構成しており、下方部に張出し形成されたポケット部14aを有しており、ポケット部14aは、上端部がリアサイドトリム13の後部に形成したポケット部13aの上端部と面一となって連続している。

0014

更に、車室フロア7における車体左右方向に延在するように、一対のレール16を敷設して、仕切り板14の下端部に設けたガイドローラ(不図示)をレール16内を摺動させながら、仕切り板14を引出展開させるように構成されている。

0015

そして、仕切り板14は、引出し展開された状態で、図15に示すように、一端部が仕切り板14の上端部に蝶着され、他端が収容部15内におけるリアサイドトリム13或いは後部側壁12に蝶着されたリンク板17も引出されることになって、荷物収容室18を形成することになる。

0016

リンク板17は、蝶番17aによって中折れ可能に構成された一対の分割板17b、17cで構成されており、引出された状態ではロック機構19によって両分割板17b、17cが平板状に保持されていて、仕切り板14の引出し展開状態を保持している。

0017

また、別の実施の態様として、図16に示すものも提案している。

0018

図16によれば、上記の例と同様に、後部側壁12を美装するリアサイドトリム13の一部を切欠く等により一体に形成するか別体構成の仕切り板14を有して構成している。

0019

仕切り板14は、下端車室側が一対の蝶番(不図示)を介してリンク板21の一側部に蝶着されていると共に、上端部に設けたロック部14bによって、収容部15への収納状態を保持するように構成されている。

0020

リンク板21の他端部は、蝶番20によって車室フロア7に蝶着されている。

0021

このように構成する場合、仕切り板14の収納部15への収納状態から、ロック部14bのロック状態を外すことによって、仕切り板14を収容部15から引出し展開する場合、リンク板21が車室フロア7に対して第1シート側に略180度揺動展開しながら、仕切り板14を蝶番20によって持上げて、その後車フロア7側に下降させることになる。

0022

この結果、仕切り板14は、図16に示すように第1シート側に移動して、後部側壁12と対向起立することになる。

0023

そして、対向起立する仕切り板14は、一端側が後部側壁12或いはリアサイトリム13に揺動可能に設けられた支持片22の他端側が仕切り板14の前端部側を係止すると共に、後端部側に揺動可能に設けられた突っ張り板23を第1シート側に傾斜させながら車室フロア7に突っ張らせることによって、対向起立状態を保持されている。

0024

したがって、上記の例と同様に、最後列シートの第2シートの収納時に、車室フロア7上には、仕切り板14および後部側壁12によって取囲まれた荷物収容室18が形成されることになる。

発明が解決しようとする課題

0025

上記のように構成する場合、先ず、図14および図15に記載された車体後部構造によれば、例えば、2列目シートを車体後部側にスライドさせて位置調整するために、車室フロア7に車体前後方向に延在するスライドレールを設置することが通常行われており、この場合、当該スライドレールが仕切り板14側の一対のレール16のうち車体前部側に位置するレール16と交叉することになって、仕切り板14側のレール16を車室フロア7に設置できない場合が考えられる。

0026

また、図5に記載された車体後部構造によれば、仕切り板14を展開案内する支持片22が、やはり2列目シートの車体後部側にスライド調整させるためのスライドレールに交叉することになって、2列目シートがスライドレールに案内されてスライドする際に邪魔となり、スライド量を制限してしまうことになる。

0027

本発明は、かかる点に鑑み、仕切り板を設けて、最後列シートの収納時に車室フロア上に荷物収容室を形成可能に構成したとしても、このために、2列目シートのスライド機構に影響を及ぼさないようにした車両の車体後部構造を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0028

上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、車体前後方向に複数列のシートを配置し、前記複数列のシートのうち最後列に配置される最後列シートが荷室フロア下部に設置した収納部に収納可能に構成し、最後列シートの収納時の車室フロア上に、最後列シートに対向する後部側壁より仕切り板を引出し展開させて、仕切り板と後部側壁との間における車室フロア上に、仕切り板及び後部側壁により取囲んだ荷物収容室を形成する場合、仕切り板における後部側下端部を車室フロアに設置したガイドレール内を摺動可能に構成すると共に、仕切り板における上端側にリンク機構の一端側を枢着し、リンク機構の他端側を前記後部側壁側に枢着することによって、後部側壁より引出し展開可能に構成したものである。

0029

かかる構成によって、本発明は、仕切り板の上端側がリンク機構により展開作動可能に構成したため、リンク機構を車室フロアより所定距離離間させて設置すれば、2列シートのスライドレールの設置に影響を及ぼすことがない。

0030

また、仕切り板の後部側下端部がガイドレールによって摺動するように構成したとしても、車室フロアの最後部側に該ガイドレールが存在することになり、もはやここまで2列目シートのスライドレールを延在させなくてもよいため、やはり、2列シートのスライドレールの設置に影響を及ぼすことがない。

0031

そして、仕切り板は、その上端部がリンク機構により支持され、後部側下端部がガイドレールにより案内されることになって、その展開動作が円滑に行えることになる。

0032

また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の本発明は、車体前後方向に複数列のシートを配置し、複数列のシートのうち最後列に配置される最後列シートが荷室フロア下部に設置した収納部に収納可能に構成して、最後列シートの収納時の車室フロア上に、最後列シートに対向する後部側壁より仕切り板を引出し展開させて、仕切り板と前記後部側壁との間における車室フロア上に、前記仕切り板及び前記後部側壁により取囲んだ荷物収容室を形成する場合、仕切り板における車体後部下端部に揺動リンク体の一端を枢着するとともに揺動リンク体の他端を後部側壁および最後列シートの間における車室フロア上に枢着し、更に、仕切り板における上端部側にリンク機構の一端側を装着し、リンク機構の他端側を後部側壁側に装着することによって、後部側壁より引出し展開可能に構成したものである。

0033

かかる構成により、本発明は、仕切り板における車体後部下端部に揺動リンク体の一端を枢着するとともに揺動リンク体の他端を後部側壁および最後列シートの間における車室フロア上に枢着し、仕切り板における上端部に途中折曲可能なリンク機構の一端側を装着することによって、仕切り板の引出し展開可能に構成したために、仕切り板の展開動作に当って、リンク機構は常に車室フロアより所定の距離離間した状態で動作することになって、リンク機構が車室フロア上に設置した2列目シート用のスライドレールに交叉するようなことがない。また、揺動リンク体は仕切り板の展開時車室フロア上に近接して位置することになるが、この部位における車室フロアに2列目シート用のスライドレールを延在させなくてもよいため、やはり、2列シートのスライドレールの設置に影響を及ぼすことがない。

0034

そして、仕切り板は、その上端部がリンク機構により支持され、後部側下端部が揺動リンク体により支持されることになって、その展開動作が円滑に行えることになる。

発明の効果

0035

上記のように構成する本発明は、仕切り板の上端部側がリンク機構により展開作動可能に構成されると共に仕切り板の後部側下端部がガイドレールにより摺動するように構成するか、又は、仕切り板の上端部側がリンク機構によりまた仕切り板の後部側下端部が揺動リンク体により揺動展開可能に構成されているために、2列目シートのスライドレールの設置に影響させず、仕切り板の展開作動を円滑に行わせることができる。

発明を実施するための最良の形態

0036

以下、図を用いて、本発明における実施の形態について説明する。

0037

図1乃至図6は本発明に係る第1の実施の形態を示すもので、図1は最後列シートの一を荷室側に設置した収納部に収納した状態における車両後部車室内の一部を描画した斜視図、図2は同じく仕切り板の引出し展開時の概略斜視図、図3は同じく仕切り板収納時における車体前部側から描画した横断面図、図4は同じく仕切り板展開時における車体前部側から描画した横断面図、図5は同じく同じく仕切り板収納時における車体後部側から描画した横断面図、図6は同じく仕切り板展開時における車体後部側から描画した横断面図である。

0038

本発明に係る第1の実施の形態における車両は、図示しないが、上記に説明した従来技術と同様に、ミニバン等の車両であって、ステアリングホイールの後方に運転席と、その側方に設置された助手席よりなる前部シートが設置され、前部シートの後方に2列目シート及び/又は最後列シートが適当な間隙を存して設置されている。

0039

最後列シート31は、図1に示すように、第1シート32と第2シート33に分割構成されており、第1シート21は、乗員を座席させるべく車室フロア37上に載置された状態となっている。

0040

第2シート33は、荷室50のフロア下に設けた収納室51に折り畳まれた状態で収納され、収納室51の開口が第2シートの下部に設けられたベースプレート52によって覆われている。

0041

したがって、第2シート33が設置されていた第1シート32と後部側壁42との間に、荷物収容室38が形成されることになる。

0042

そして、本発明の第1の実施の形態においては、後部側壁42を美装するリアサイドトリム43の一部を切欠く等により一体に形成するか又は別体構成による仕切り板44を有して構成している。

0043

仕切り板44は、通常状態では、リアサイドトリム43が開口して形成される収容部45に収容されて、リアサイドトリム43と共に後部側壁42のトリムとして構成されており、車室側下方部が張出し形成されたポケット部44aを有している。

0044

ポケット部44aは、その上端部がリアサイドトリム43の後部に別に形成したポケット部43aの上端部とほぼ面一となって連続している。

0045

更に、仕切り板44の上端部とリアサイドトリム43又は後部側壁42との間は、リンク機構40によって連結されている。

0046

リンク機構40は、板状でしかも中折れ可能な一対の分割板40a、40bから構成し仕切り板44の上端に位置する主リンク40Aと、仕切り板44の上下方向中間部に位置してやはり中折れ可能な分割リンク40d、40eから構成した横形補助リンク40Bと、横形補助リンク40B及び主リンク40Aの中折れ部間に連結されて主リンク40A及び横方補助リンクの揺動間接動を補助する縦型補助リンク40Cとを有して構成している。

0047

したがって、リンク機構40は、図2に示す展開時に車室フロア37より上方に離間した仕切り板44の上端部に位置することになる。

0048

そして、仕切り板44の前端下面には、滑動ローラー44bが車室フロア37上を滑動可能に枢着されており、仕切り板44の展開動作或いは収納動作時の仕切り板44の前部側の移動を円滑に行うようになっている。

0049

また、仕切り板44における後部側下端部には、ガイドローラー44cが枢着されており、ガイドローラー44cは、車室フロア37の左右方向に延在するように設置したガイドレール46内を摺動可能に構成されていて、仕切り板44の展開動作或いは収納動作時において仕切り板44の後部側の移動を円滑に案内するようになっている。

0050

更に、仕切り板44は、上端部に設けたロック部44dによって、収容部45への収納状態を保持するように構成している。

0051

上記のように構成する本発明にかかる第1の実施の形態においては、図1の仕切り板44の収納状態からロック部44dを外して、仕切り板44を収容部45から引出し展開する場合、リンク機構40における互いに折り畳まれた主リンク40A及び横形補助リンク40が縦形補助リンク40Cに支えられながら揺動展開し、且つ、滑動ローラー44bが車室フロア37上を滑動すると共に、ガイドローラー44cがガイドレール46内を摺動しながら、仕切り板31を第1シート32側に引出すことになる。

0052

この結果、リンク機構40の主リンク40Aはほぼ平板状に展開し、ロック機構41によってこの平板状態が保持され、と共に縦形補助リンク40Cをほぼ垂直状態にした状態で、横形補助リンク44bをほぼ水平に保持されている。

0053

したがって、最後列シート31の第2シート33の収納時に、車室フロア37上には、仕切り板44及び後部側壁27によって取囲まれた荷物収容室38が形成されることから、荷室としての荷物収容室38と車室との境が明確となり、乗員と荷物とが混在して荷物が乗員の邪魔となったり、シートが汚れる等がなくなり、例えばミニバン型車両等のラゲージルームが狭い車両においても、荷物積載空間を拡大することができることになる。

0054

また、仕切り板44は、その上端側がリンク機構40により展開作動可能に構成したため、リンク機構40を車室フロア37より所定距離離間させて設置すれば、2列シートのスライドレール34の設置に影響を及ぼすことがない。

0055

また、仕切り板44の後部側下端部がガイドレール46によって摺動するように構成したとしても、車室フロア37の最後部側にガイドレール46が存在することになり、もはやここまで2列目シートのスライドレール34を延在させなくてもよいため、やはり、2列シートのスライドレール34の設置に影響を及ぼすことがない。

0056

そして、仕切り板44は、その上端部がリンク機構40の主リンク40A及び横形補助リンク40B或いは縦形補助リンク40Cにより支持され、更に、滑動ローラー44bが車室フロア37上を滑動して、また、後部側下端部がガイドローラー44cを介してガイドレール46内を摺動案内されることになって、その展開動作が円滑に行えることになる。

0057

次に、図7乃至図10を用いて、本発明にかかる第2の実施の形態について説明する。

0058

図7は最後列シートの一を荷室側に設置した収納部に収納した状態における本発明にかかる第2の実施の形態を採用した車両後部車室内の一部を描画した斜視図、図8は同じく仕切り板の引出し展開時の概略斜視図、図9は同じく仕切り板収納時における車体後部側から描画した縦横断面図、図10は同じく仕切り板展開時における車体後部側から描画した縦断面図である。

0059

図7乃至図10によれば、第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態におけるリンク機構40は、横形補助リンク40B及び縦形補助リンク40Cを廃止して、主リンク40Aのみで構成し、また、仕切り板44の後端部側において、滑動ローラー44b及びガイドレール46を廃止して、仕切り板44の後部側下端部に揺動リンク体47の一端側を枢着し、揺動リンク体47の他端側を後部側壁42および最後列シート31の第1シート32の間における車室フロア37上に枢着して構成している。

0060

上記のように構成する第2の実施の形態によれば、図8及び図9に示す仕切り板44をその収納時から引出すと、リンク機構40の主リンク40Aは折り畳まれた状態から延びていくと共に、揺動リンク体47が一旦起き上がりその後第1シート32側に揺動することによって、仕切り板44の引出し展開を案内し、仕切り板44は円滑に第1シート32側に移動し、第1シート32に添設するように起立することになる(図10の状態)。

0061

この結果、リンク機構40の主リンク40Aはほぼ平板状に展開し、図示しないロック機構によってこの平板状態が保持されている。

0062

したがって、最後列シート31の第2シート33の収納時に、車室フロア37上には、仕切り板44及び後部側壁27によって取囲まれた荷物収容室38が形成されることから、荷室としての荷物収容室38と車室との境が明確となり、乗員と荷物とが混在して荷物が乗員の邪魔となったり、シートが汚れる等がなくなり、例えばミニバン型車両等のラゲージルームが狭い車両においても、荷物積載空間を拡大することができることになる。

0063

また、仕切り板44は、その上端側がリンク機構40の主リンク40Aにより展開作動可能に構成したため、主リンク40Aを車室フロア37より所定距離離間させて設置すれば、2列シートのスライドレール34の設置に影響を及ぼすことがない。

0064

また、仕切り板44の後部側下端部が揺動リンク体47によって揺動するように構成したとしても、車室フロア37の最後部側に揺動リンク体47が存在することになり、もはやここまで2列目シートのスライドレール34を延在させなくてもよいため、やはり、2列シートのスライドレール34の設置に影響を及ぼすことがない。

0065

そして、仕切り板44は、その上端部がリンク機構40の主リンク40Aにより支持され、更に、揺動リンク体47が車室フロア37上を揺動することによって、その展開動作が円滑に行えることになる。

0066

以上説明したように、本発明は、仕切り板の上端部側がリンク機構により展開作動可能に構成されると共に仕切り板の後部側下端部がガイドレールにより摺動するように構成するか、又は、仕切り板の上端部側がリンク機構によりまた仕切り板の後部側下端部が揺動リンクにより揺動展開可能に構成されているために、2列目シートのスライドレールの設置に影響させず、仕切り板の展開作動を円滑に行わせることができるために、車体前後方向に複数列のシートを配置し、複数列のシートのうち最後列に配置される最後列シートが荷室フロア下部に設置した収納部に収納可能に構成した車両の車体後部構造等に好適である。

図面の簡単な説明

0067

最後列シートの一を荷室側に設置した収納部に収納した状態における本発明の第1の実施の形態を採用した後部車室内の一部を描画した斜視図である。
同じく仕切り板の引出し展開時の概略斜視図である。
同じく仕切り板収納時における車体前部側から描画した縦断面図である。
同じく仕切り板展開時における車体前部側から描画した縦断面図である。
同じく同じく仕切り板収納時における車体後部側から描画した縦断面図である。
同じく仕切り板展開時における車体後部側から描画した縦断面図である。
最後列シートの一を荷室側に設置した収納部に収納した状態における本発明の第2の実施の形態を採用した車両後部車室内の一部を描画した斜視図である。
同じく仕切り板の引出し展開時の概略斜視図である。
同じく仕切り板収納時における車体後部側から描画した縦横断面図である。
同じく仕切り板展開時における車体後部側から描画した縦断面図である。
従来のみに番頭の車両の車室内斜め上方から描画した斜視図である。
同じく、図6の最後列シートを収納した状態の斜視図である。
同じく、最後列シートを収納する際の作用説明図である。
本願出願人による先行する特許出願に係る車両の後部構造の実施の形態を採用した後部車室内の一部を描画した斜視図である。
同じく、同じく仕切り板の引出し展開時の概略斜視図である。
本願出願人による先行する特許出願に係る車両の後部構造の別の実施の形態を採用した後部車室内の一部を描画した斜視図である。

符号の説明

0068

31最後列シート
32 第1シート
33 第2シート
34スライドレール
37車室フロア
38荷物収納室
40リンク機構
42後部側壁
43リアサイドトリム
44仕切り板
46ガイドレール
47 揺動リンク体

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