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技術 改ざん検証用文書作成装置、改ざん検出装置、改ざん検証用文書作成方法、改ざん検出方法、改ざん検証用文書作成プログラム、改ざん検出プログラム、およびこれらプログラムが格納された記録媒体

出願人 株式会社リコー
発明者 石井真樹
出願日 2003年12月26日 (15年8ヶ月経過) 出願番号 2003-434470
公開日 2005年7月14日 (14年2ヶ月経過) 公開番号 2005-192148
状態 特許登録済
技術分野 画像処理 FAX原画の編集 FAX画像信号回路
主要キーワード 所定特性 帳票印刷装置 画像取得プログラム 改ざん前 偽造文書 丸付き数字 改竄有無 画像読み取りプログラム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年7月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

印刷文書の画像の背景に情報を埋め込むことで改ざんをより容易に検出することができる改ざん検証用文書作成技術、および検証技術を提供する。

解決手段

処理対象となる画像を取得する処理対象文書画像取得手段111と、任意情報を取得する任意情報取得手段112と、前記処理対象文書画像取得手段により取得した前記画像に、前記任意情報取得手段で取得した前記任意情報を重畳した画像を生成する任意情報重畳手段113と、前記任意情報重畳手段により生成した前記画像に検証情報を重畳した改ざん検証画像情報を生成する検証情報重畳手段114とを有することを特徴とする。

概要

背景

特許文献1に記載の「印刷物検証情報作成装置及び印刷物の検証装置」には、すでに印刷物となっているものを改ざん検証に対応した印刷物にするための方法が示されている。この方法では印刷物に依存する依存情報バーコードなどの形式で印刷物に検証情報として印刷し、検証する際には印刷物とそれから読み取った依存情報とを照合するというものである。

また、特許文献2に記載の「印刷物検証情報付加及び印刷物検証に関する装置、システム、方法、プログラム、印刷物及び記録媒体」には、印刷物の内容改ざんを防止し、更に唯一性も同時に確認する手段が提供されている。

更に特許文献3に記載の「帳票の非改竄性検証方法、帳票印刷装置、及び帳票の改竄有無検証装置」には、帳票の改ざん検証方法及び改ざん検証装置が示されている。この方法では、再現性を有する形式により帳票イメージコード化して、更に所定の記録形式で帳票に記録し、検証する際は帳票イメージとコードから再現された帳票イメージとを目視により比較することで検証する。
特開平8−297743号
特開2002−99209号
特開2002−298120号

概要

印刷文書の画像の背景に情報を埋め込むことで改ざんをより容易に検出することができる改ざん検証用文書作成技術、および検証技術を提供する。処理対象となる画像を取得する処理対象文書画像取得手段111と、任意情報を取得する任意情報取得手段112と、前記処理対象文書画像取得手段により取得した前記画像に、前記任意情報取得手段で取得した前記任意情報を重畳した画像を生成する任意情報重畳手段113と、前記任意情報重畳手段により生成した前記画像に検証情報を重畳した改ざん検証用画像情報を生成する検証情報重畳手段114とを有することを特徴とする。

目的

本発明は、内容が改ざんされているか否かを検証可能な印刷物を作成する技術、および改ざんを検証する技術を提供することを目的とする。特に、作成装置を使用した偽造の検出や抑止、また検証装置を使用した鍵の解読の防止を可能にする印刷文書の作成技術および検証技術を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

処理対象となる画像を取得する処理対象文書画像取得手段と、任意情報を取得する任意情報取得手段と、前記処理対象文書画像取得手段により取得した前記画像に、前記任意情報取得手段で取得した前記任意情報を重畳した画像を生成する任意情報重畳手段と、前記任意情報重畳手段により生成した前記画像に検証情報を重畳した改ざん検証画像情報を生成する検証情報重畳手段と、を備えたことを特徴とする改ざん検証用文書作成装置

請求項2

前記任意情報は、改ざん検証用文書印刷日時であることを特徴とする請求項1に記載の改ざん検証用文書作成装置。

請求項3

前記任意情報は、改ざん検証用文書の印刷者情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の改ざん検証用文書作成装置。

請求項4

前記任意情報は、検証を行わせたい者または組織公開鍵で、改ざん検証用文書を作成する際に使用した鍵を暗号化したものであることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の改ざん検証用文書作成装置。

請求項5

検証対象印刷文書を画像として取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得した前記画像から任意情報を抽出する任意情報抽出手段と、前記画像取得手段により取得した前記画像から検証情報を抽出する検証情報抽出手段と、前記検証情報抽出手段により抽出した検証情報が所定特性を持つか否かにより、印刷物の内容および重畳されている任意情報に改ざんがあるか否かを検証する改ざん検証手段と、前記改ざん検証手段により検証した結果を出力する検証結果出力手段と、を備えたことを特徴とする改ざん検証装置

請求項6

処理対象となる画像を取得する処理対象文書画像取ステップと、任意情報を取得する任意情報取得ステップと、前記処理対象文書画像取得ステップにおいて取得した前記画像に、前記任意情報取得ステップにおいて取得した前記任意情報を重畳した画像を生成する任意情報重畳ステップと、前記任意情報重畳ステップにおいて生成した前記画像に検証情報を重畳した改ざん検証用画像情報を生成する検証情報重畳ステップと、を備えたことを特徴とする改ざん検証用文書作成方法

請求項7

前記任意情報は、改ざん検証用文書の印刷日時であることを特徴とする請求項6に記載の改ざん検証用文書作成方法。

請求項8

前記任意情報は、改ざん検証用文書の印刷者情報であることを特徴とする請求項6または7に記載の改ざん検証用文書作成方法。

請求項9

前記任意情報は、検証を行わせたい者または組織の公開鍵で、改ざん検証用文書を作成する際に使用した鍵を暗号化したものであることを特徴とする請求項6から8の何れかに記載の改ざん検証用文書作成方法。

請求項10

検証対象の印刷文書を画像として取得する画像取得ステップと、前記画像取得ステップにおいて取得した前記画像から任意情報を抽出する任意情報抽出ステップと、前記画像取得ステップにおいて取得した前記画像から検証情報を抽出する検証情報抽出ステップと、前記検証情報抽出手段において抽出した検証情報が所定特性を持つか否かにより、印刷物の内容および重畳されている任意情報に改ざんがあるか否かを検証する改ざん検証手段と、前記改ざん検証ステップにおいて検証した検証結果を出力する検証結果出力ステップと、を備えたことを特徴とする改ざん検証方法

請求項11

請求項6に記載の各ステップを実行することを特徴とする改ざん検証用文書作成プログラム

請求項12

請求項10に記載の各ステップを実行することを特徴とする改ざん検証プログラム

請求項13

請求項11に記載の改ざん検証用文書作成プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

請求項14

請求項12に記載の改ざん検証プログラムを格納したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

技術分野

0001

印刷物改ざん検証技術に関する。特に改ざん検証に対応した印刷物の作成技術、および検証技術に関し、印刷文書の画像の背景に情報を埋め込むことで改ざんをより容易に検出することができる改ざん検証用文書作成装置改ざん検出装置改ざん検証用文書作成、改ざん検出方法、改ざん検証用文書作成プログラム改ざん検出プログラム、およびこれらプログラムが格納された記録媒体に関する。

背景技術

0002

特許文献1に記載の「印刷物の検証情報作成装置及び印刷物の検証装置」には、すでに印刷物となっているものを改ざん検証に対応した印刷物にするための方法が示されている。この方法では印刷物に依存する依存情報バーコードなどの形式で印刷物に検証情報として印刷し、検証する際には印刷物とそれから読み取った依存情報とを照合するというものである。

0003

また、特許文献2に記載の「印刷物検証情報付加及び印刷物検証に関する装置、システム、方法、プログラム、印刷物及び記録媒体」には、印刷物の内容改ざんを防止し、更に唯一性も同時に確認する手段が提供されている。

0004

更に特許文献3に記載の「帳票の非改竄性検証方法、帳票印刷装置、及び帳票の改竄有無検証装置」には、帳票の改ざん検証方法及び改ざん検証装置が示されている。この方法では、再現性を有する形式により帳票イメージコード化して、更に所定の記録形式で帳票に記録し、検証する際は帳票イメージとコードから再現された帳票イメージとを目視により比較することで検証する。
特開平8−297743号
特開2002−99209号
特開2002−298120号

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、特許文献1の技術では、すでに印刷物になっているものを対象としており、元がディジタルデータであるものを改ざん検証に対応した印刷物として生成することに対応していない。

0006

また、特許文献2の技術では、電波応答してID情報を出力するID紙を使用するため、改ざん検証に対応した印刷物を低コストで容易に作成できるというわけにはいかない。

0007

さらに、特許文献3の技術では、目視で検証を行うため、生産性が高いとはいえず、大量の印刷物を短時間で検証するような場合には向いていない。

0008

本発明は、内容が改ざんされているか否かを検証可能な印刷物を作成する技術、および改ざんを検証する技術を提供することを目的とする。特に、作成装置を使用した偽造の検出や抑止、また検証装置を使用した鍵の解読の防止を可能にする印刷文書の作成技術および検証技術を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の改ざん検証用文書作成装置は、処理対象となる画像を取得する処理対象文書画像取得手段と、任意情報を取得する任意情報取得手段と、前記処理対象文書画像取得手段により取得した前記画像に、前記任意情報取得手段で取得した前記任意情報を重畳した画像を生成する任意情報重畳手段と、前記任意情報重畳手段により生成した前記画像に検証情報を重畳した改ざん検証用画像情報を生成する検証情報重畳手段とを備えたことを特徴とする。

0010

本発明の改ざん検証用文書作成装置では、前記任意情報を、改ざん検証用文書の印刷日時とすることができる。

0011

本発明の改ざん検証用文書作成装置では、前記任意情報を、改ざん検証用文書の印刷者情報とすることができる。

0012

本発明の改ざん検証用文書作成装置では、前記任意情報を、検証を行わせたい者または組織公開鍵で、改ざん検証用文書を作成する際に使用した鍵を暗号化したものとするkとができる。

0013

本発明の改ざん検証装置は、検証対象の印刷文書を画像として取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得した前記画像から任意情報を抽出する任意情報抽出手段と、前記画像取得手段により取得した前記画像から検証情報を抽出する検証情報抽出手段と、前記検証情報抽出手段により抽出した検証情報が所定特性を持つか否かにより、印刷物の内容および重畳されている任意情報に改ざんがあるか否かを検証する改ざん検証手段と、前記改ざん検証手段により検証した結果を出力する検証結果出力手段と、を備えたことを特徴とする。

0014

本発明の改ざん検証用文書作成方法は、処理対象となる画像を取得する処理対象文書画像取ステップと、任意情報を取得する任意情報取得ステップと、前記処理対象文書画像取得ステップにおいて取得した前記画像に、前記任意情報取得ステップにおいて取得した前記任意情報を重畳した画像を生成する任意情報重畳ステップと、前記任意情報重畳ステップにおいて生成した前記画像に検証情報を重畳した改ざん検証用画像情報を生成する検証情報重畳ステップとを備えたことを特徴とする。

0015

本発明の改ざん検証用文書作成方法では、前記任意情報を、改ざん検証用文書の印刷日時とすることができる。

0016

本発明の改ざん検証用文書作成方法では、前記任意情報は、改ざん検証用文書の印刷者情報であることを特徴とする請求項6または7に記載の改ざん検証用文書作成方法。

0017

本発明の改ざん検証用文書作成方法では、前記任意情報を、検証を行わせたい者または組織の公開鍵で、改ざん検証用文書を作成する際に使用した鍵を暗号化したものとすることができる。

0018

本発明の改ざん検証方法は、検証対象の印刷文書を画像として取得する画像取得ステップと、前記画像取得ステップにおいて取得した前記画像から任意情報を抽出する任意情報抽出ステップと、前記画像取得ステップにおいて取得した前記画像から検証情報を抽出する検証情報抽出ステップと、前記検証情報抽出手段において抽出した検証情報が所定特性を持つか否かにより、印刷物の内容および重畳されている任意情報に改ざんがあるか否かを検証する改ざん検証手段と、前記改ざん検証ステップにおいて検証した検証結果を出力する検証結果出力ステップとを備えたことを特徴とする。

0019

本発明の改ざん検証用文書作成プログラムは、上記の改ざん検証用文書作成方法におけるステップを実行することができ、本発明の改ざん検証プログラムは、上記改ざん検証方法の各ステップを実行することができる。

0020

本発明の記録媒体は、上記改ざん検証用文書作成プログラムを格納したもの、上記改ざん検証プログラムを格納したものである。

発明の効果

0021

(1)印刷文書の画像の背景に情報を埋め込むことで改ざんをより容易に検出することができる。

0022

(2)印刷された日時を改ざん検証用文書から抽出できるようになる。特に、見た目には判りにくい形で文書全体に繰り返し埋め込むことで、たとえ文書の一部が改ざんされたとしても印刷日時の情報を確実に抽出できる。これにより、例えば一年前に印刷された改ざん検証用文書から抽出した印刷日時が昨日になっていた場合は、その改ざん検証用文書は偽造文書の可能性があると判断することができる。

0023

(3)印刷した人物を改ざん検証用文書からできるようになる。特に、見た目には判りにくい形で文書全体に繰り返し埋め込むことで、たとえ文書の一部が改ざんされたとしても印刷した人物の情報を確実に抽出できる。これにより、印刷した人物のなりすましの防止や、偽造した人物の特定を行うことができる。

0024

(4)本発明によれば、検証を実施できる人物または組織を限定することができるため、不正な人物による検証装置を使用した鍵の解読といった攻撃を防ぐことができる。

0025

(5)印刷文書の偽造の検出や防止、また鍵の解読といった攻撃の防止に必要な情報を埋め込んだ印刷文書を生成することができる。更に、埋め込んだ任意情報自体の改ざんも検出可能な印刷文書を生成することができる。

発明を実施するための最良の形態

0026

以下、本発明の実施形態を説明する。
《実施形態1》
実施形態1では、改ざんを検証するための情報だけでなく、印刷日の情報も印刷文書に埋め込むことによって、改ざん(あるいは偽造)の検出を行なうことができ、さらには改ざん行為に対する抑止を行うことができる。

0027

まず、本実施形態の改ざん検証用文書作成装置、改ざん検証用文書作成方法、改ざん検証用文書作成プログラムおよび改ざん検証用文書作成プログラムを格納した記録媒体について説明する。

0028

図1(A)は、改ざん検証用文書作成装置の機能ブロック図、図1(B)は改ざん検証用文書作成装置のハードウェアブロック図である。

0029

図1(A)において、改ざん検証用文書作成装置1は、処理対象文書画像取得手段111と、任意情報取得手段112と、任意情報重畳手段113と、検証情報重畳手段114と、印刷手段115とを含んで構成されている。また、図1(B)において、改ざん検証用文書作成装置1は、CPU121と、ROM122と、RAM123と、キーボード124と、ハードディスク125と、プリンタ126と、イメージスキャナ127と、通信回路128とを含んで構成されている。RAM123には、処理対象文書画像取得プログラムスキャナプログラム,通信プログラム等)、任意情報取得プログラム、任意情報重畳プログラム、検証情報重畳プログラムおよび印刷プログラムが格納されている。これらプログラムが本発明の改ざん検証用文書作成プログラムを構成する。これら各プログラムは、CPU121と協働して(あるいはさらに他の構成要素と協働して)、処理対象文書画像取得手段111、任意情報取得手段112、任意情報重畳手段113、検証情報重畳手段114、および印刷手段115を構成する。なお、各プログラムは、フロッピーディスク光磁気ディスク等の記録媒体に格納しておき、頒布等を行なうことが可能である。

0030

改ざん検証用文書作成の処理対象となる文書画像は、図1(B)のイメージスキャナ127により取得することもできるし、図1(B)の通信回路128によりネットワークまたは公衆回線を介して他の機器から取得することもでき、また図1(B)のハードディスク125から取得することもできるし、さらにワードプロセッサ等のアプリケーションから取得することもできる。

0031

以下、図1(A)に示した改ざん検証用文書作成装置1の動作を説明する。まず、処理対象文書画像取得手段111により、図2に示す処理対象文書画像DGを取得する。

0032

任意情報取得手段112は、たとえば印刷年月日作成者の氏名、作成場所等の任意の情報を、キーボード124等から取得することができる。たとえば、当該任意情報が印刷日であるときには、当該印刷年月日を「0」と「1」からなる数列で符号化する。たとえば、図3に示すように、年,月を4ビットで、日を5ビットで表し、年月日全体を13ビットで表すことができる。

0033

任意情報重畳手段113は、処理対象文書画像取得手段111で取得した画像の全部または一部を処理領域Aとして定義し、当該処理領域Aを複数の矩形領域に分割する。これらの矩形領域には、文字ストロークを含む(文字の全部または一部を含む)ものと、含まないものとがある。この場合、文字のストロークが所定領域に含まれているか否かは、各矩形領域内に所定長さの黒画素連結成分が存在するか否かにより判断することもできる。

0034

任意情報重畳手段113は、上記した任意情報を、文字のストロークが含まれない(文字の一部も含まない)少なくとも2つの領域に埋め込む。これにより、改ざんがあったとしても、任意情報の抽出を行なうことができる。特に、処理領域A内の文字が含まれない領域の全てに、任意情報を埋め込むことで、一部の改ざんに対しても精度の高い検出ができ、かつ汚れによる影響が少ない(汚れに強い)高精度の検出が可能となる。

0035

図4(処理領域A)に示すように、印刷日を表すビット列図4の例では、「0011011101101」)に対して、「1」ならドットが有り(図4では黒丸で示す)、「0」ならドットが無し(ただし、図4では白丸で示す)、というようにして矩形領域の左上から右下に向けてドットを配置する。図4には5つの矩形領域A1〜A5が表示してあり、矩形領域A1と矩形領域A5には文字のストロークが含まれていないので、この2つの矩形領域に同じ任意情報(印刷日を表すビット列)をそれぞれ埋め込む。

0036

この任意情報は、図4では13個のドットに相当する部分(以下、「任意情報部分」)に形成されるもので、たとえば、矩形領域A1の行a11には印刷日を表すビット列「0001110010110」の最初の5ビットを埋め込んであり、行a12には次の5ビットを、そして行a13には残りの3ビットを埋め込んである。矩形領域A5についても矩形領域A1と同じドットパターンが埋め込まれている。なお、処理領域Aは、上記の例ではA1〜A5として定義したが、さらにA1〜A5の、左側、右側、上側、下領に処理領域Aを拡張することができる。

0037

つぎに、検証情報重畳手段114は、図5に示すように、処理領域A(矩形領域A1〜A5からなる領域)について改ざん検証情報を埋め込む。本実施形態では、検証情報として、処理領域Aに複数のドットの個数偶数または奇数となるようにしたものを採用するものとする(特願2002−367853参照)。

0038

すなわち、検証情報重畳手段114では、任意情報重畳手段113によりドットが埋め込まれた処理領域に、更に改ざんを検証するための検証情報を埋め込む。本実施形態では、矩形領域A1〜A5に対して「0」または「1」の乱数別途生成し、各矩形領域内のドットの個数を、乱数が「0」なら偶数、「1」なら奇数になるように調整する。ここで乱数は、秘密の情報である鍵から生成する。図5では、矩形領域A1〜A5には「0」,「1」,「0」,「0」,「1」の乱数が割り当てられている。したがって、矩形領域A1〜A5のドット数は、偶数、奇数、偶数、偶数、奇数になるように調整する。

0039

まず矩形領域A1については、既に任意情報を表す部分に8個のドットが埋め込まれているため(図4参照)、任意情報部分を除いた空白部分一定間隔でドットを配置し、その個数が偶数になるように調整する。なお、図4では、説明の便宜上、8個のドットの間の空白部分を白抜きのドットで示してある。

0040

図5の例では、矩形領域A1の空白部分に、図4に示した12個のドットを配置している。図5では、これらのドットは任意情報部分に稠密に配置したが、たとえば1つおきに形成することもできる。矩形領域A2,A3,A4については、文字のストロークを含んでいるため、ストロークと重ならないように、それぞれ合計のドット数が奇数、偶数、偶数となるようにドットを配置する。図5では、矩形領域A2〜A4のドットを、ストロークと重ならない部分に稠密に配置したが、たとえば1つおきに形成することもできる。

0041

矩形領域A5については、乱数「1」が設定されているので、矩形領域A1のときと同様にドット個数を奇数にするようにドットを配置する。

0042

ドット個数は、まず打てるだけ、ドットを設定し、その後にドットを削除することで調整することができる。

0043

以上のようにして、検証情報を埋め込んだ図6に示すような改ざん検証用画像DDが作成され、この画像DDは、印刷手段115により印刷される。

0044

次に、改ざん検出装置、改ざん検出方法、改ざん検出プログラム、およびのプログラムが格納された記録媒体について説明する。

0045

図7(A)は改ざん検証装置の機能ブロック図、図7(B)は改ざん検証装置のハードウェアブロック図である。

0046

図7(A)において、改ざん検証装置2は、画像取得手段211と、任意情報抽出手段212と、任意情報抽出手段213と、改ざん検証手段214と、検証結果表示手段215とを含んで構成されている。また、図7(B)において、改ざん検証装置2は、CPU221と、ROM222と、RAM223と、ハードディスク224と、ディスプレイ225と、イメージスキャナ226と、通信回路227とを含んで構成されている。RAM223には、画像読み取りプログラム(スキャナプログラム,通信プログラム等)、任意情報抽出プログラム、任意情報抽出プログラム、改ざん検証プログラムおよび検証結果出力プログラムが格納されている。これら各プログラムが本発明の文書検証プログラムを構成し、CPU221と協働して(あるいはさらに他の構成要素と協働して)画像取得手段211、任意情報抽出手段212、任意情報抽出手段713、改ざん検証手段214、検証結果表示手段215として機能する。なお、各プログラムは、フロッピーディスク、光磁気ディスク等の記録媒体に格納しておき、頒布等を行なうことが可能である。

0047

検証対象となる文書画像は、図7(B)のイメージスキャナ226により取得することもできるし、図7(B)の通信回路227によりネットワークまたは公衆回線を介して他の機器から取得することもでき、また図7(B)のハードディスク224から取得することもできるし、さらにワードプロセッサ等のアプリケーションから取得することもできる。

0048

以下、図7(A)に示した改ざん検証装置2の動作を、検証処理対象となる文書画像が印刷物である場合を例に説明する。

0049

まず、画像取得手段211(イメージスキャナー226)により、検証処理対象となる文書画像を取得する。任意情報抽出手段212では、取得した画像全体を作成時と同じように矩形領域に分割する。そして、文字のストロークを含まない領域から任意情報として埋め込まれている印刷日情報を抽出する。抽出した印刷日情報が改ざんされているか否かは、改ざん検証手段214によりチェックする。検証情報抽出手段213では、各領域に埋め込まれているドットの個数を検証情報として抽出する。

0050

ここでは、図8(A)に示したように、矩形領域A1,A5に印刷日時が埋め込まれており、この印刷日時ごと改ざんが行なわれる場合を例にとる。この例では、金額「¥10,000」が、「¥50,000」に改ざんされ、このとき印刷日時が埋め込まれた矩形領域ごとコピーされたものとする。なお、オリジナルの金額は不記載としてある。

0051

改ざん検証手段214では、まず各領域に対して、作成時と鍵を使用して「0」または「1」の乱数を生成する。そして、改ざんの検証は各領域内のドット数の偶数または奇数が、乱数の偶奇と一致するか否かで判断する。

0052

図8(B)の例では、丸付き数字1,2で示したように、矩形領域A3,A4がフェイル(乱数に一致しない)ので、該領域に改ざんがあると判断できる。また、文字のストロークを含まない領域A1,A5に埋め込まれていおる印刷日情報も真性でないものと判断できる。すなわち、領域A1〜A5の何れかに改ざんがあると判断された場合には、抽出した印刷日情報も改ざんされている可能性がある。そのため、改ざんされている領域から抽出した印刷日情報は破棄して、改ざんされていない領域(図8(A)には示されていない領域)から抽出した印刷日情報を使用する。

0053

検証結果表示手段215では、改ざん箇所を強調した文書画像とともに、抽出された印刷日をディスプレイ225等で表示する。この表示される印刷日を確認することによって、検証対象の印刷文書が偽造されたものなのか否かを判断することができる。

0054

また印刷日だけでなく、印刷を行った者の名前所属に関しても同様にして埋め込むことが可能である。

0055

以上の例では、金額の改ざんを検出することができ、かつ改ざんされた文書にかかる情報は消失させず残っている。したがって、たとえ改ざんがされても、オリジナルがどのような文書であったのかを容易に特定できる。
《実施形態2》
改ざん検証用の文書画像には、検証を行なう権限をもつ者、組織を文書画像ごとに設定することもできる。流通した改ざん検証用の文書画像が、何人によっても検証できるという状況は、セキュリティ上好ましくない。暗号の世界では一般に、鍵と呼ばれる情報を秘密にすることで安全性を確保することが多いが、検証行為を繰り返し行うことによって鍵の値(コード)等を知ろうとする攻撃が行われる可能性がある。

0056

実施形態2では、検証を行なう権限をもつ者または組織を限定するために、当該者や組織の公開鍵k1で暗号化した鍵Kを任意情報として埋め込むことができる。

0057

改ざん検証用の文書画像の作成者Aが、検証者としてBを指定する場合の一例を図9に示す。

0058

作成者Aは、改ざん検証用文書作成装置31を使用して改ざん検証用文書D1を作成する。このとき検証者にBを指定する。文書作成装置31は、Bの公開鍵を公開鍵管理センター32から取得する。そしてBの公開鍵k1を用いて鍵Kを暗号化し、これを実施形態1で示した方法と同様にして画像に埋め込む。更に改ざんを検証するための検証情報を埋め込み、改ざん検証用文書を生成する。

0059

検証する場合は、まず検証者Bは改ざん検証装置33に自分の秘密鍵k2を渡す。改ざん検証装置33は、検証対象画像D2に埋め込まれている暗号化された鍵Kを抽出し、Bの秘密鍵k2を用いて復号する。改ざん検証装置33これによって検証に必要な鍵Kを取得する。もし秘密鍵k2が正しくないと復号できず、鍵Kを取得することができない。Bの秘密鍵k1を所有しているのはBだけであるので、これはつまり検証に必要な鍵KはBだけしか取得できないことを意味している。そして、取得した鍵を用いて改ざんの検証を行う。以上のようにして、検証者を限定した改ざん検証用文書の作成、および検証を行うことができる。

図面の簡単な説明

0060

本発明の実施形態1の説明図であり、(A)は、改ざん検証用文書作成装置の機能ブロック図、(B)は改ざん検証用文書作成装置のハードウェアブロック図である。
図1の実施形態1における処理対象となる画像を示す図である。
検証情報の具体例を示す、年月日をビット列で表した図である。
図3の印刷年月日を矩形領域に配置した様子を示す図である。
検証情報重畳手段によ、処理領域について改ざん検証情報を埋め込んだ様子を示す図である。
検証情報を埋め込んだ画像を示す図である。
(A)は改ざん検証装置の機能ブロック図、(B)は改ざん検証装置のハードウェアブロック図である。
改ざん検証の処理を示す説明図であり、(A)は改ざん前の文書画像の一部に改ざんを加えようとする状態を示す図、(B)は改ざん後の文書画像の一部を示す図である。
改ざん検証用文書の作成者が検証者として他の者を指定する場合のシステムの一例を図示す図である。

符号の説明

0061

1改ざん検証用文書作成装置
2改ざん検証装置
111処理対象文書画像取得手段
112任意情報取得手段
113 任意情報重畳手段
114検証情報重畳手段
115印刷手段
121,221 CPU
122,222 ROM
123,223 RAM
124キーボード
125,224ハードディスク
126プリンタ
127,226イメージスキャナ
128,227通信回路
211 画像取得手段
212 任意情報抽出手段
213 任意情報抽出手段
214改ざん検証手段
215 検証結果表示手段
225 ディスプレイ

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