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図面 (6)

課題

灯火類タイヤ空気圧始業点検を容易にする始業点検補助装置を提供する。

解決手段

点灯装置本体100は、監視装置本体3が接続する入力インタフェース101と、入力インタフェース101から入力された信号に基づき点灯指令信号を生成する点灯信号生成部102と、ヘッドランプ5や、各ターンランプ6,7,8、ブレーキランプ91等の灯火類が接続する出力インタフェース103とから構成されている。リモートコントローラ110からランプ点検信号Slが送信されると、点灯信号生成部102では、ランプ点検信号Slの入力により、車両1の前部から後部に向けて灯火類を順次点灯させる点灯指令信号が生成され、この点灯指令信号が出力インタフェース103から各灯火類に向けて出力される。

概要

背景

自動車には、ヘッドランプテールランプブレーキランプ等、種々の外装灯火装置(以下、灯火類と記す)が備えられている。これら灯火類の多くは、発光時に蒸発を伴うタングステンフィラメント発光体としているため、長期間の使用によるフィラメント断線(いわゆる、玉切れ)が避けられない。そこで、運転者には、始業点検時に各灯火類を点灯させ、断線しているものがないことを確認することが求められている。

ところで、ブレーキランプは、自車の制動後続車両等に知らせる重要な役割を担うが、他の灯火類とは異なり、運転者がその断線の有無を確認することが困難であった。すなわち、運転者は、ブレーキランプを点灯させるために運転席に座してブレーキペダルを踏んでいる必要があり、その態勢で車体後部に設置されたブレーキランプを目視することができない。そこで、運転者が運転席にいながらブレーキランプの断線を確認可能とする装置として、ブレーキランプの負荷電流が正常時のものより減少した場合に断線が生じたと判定し、インストルメントパネルに設置された警告インジケータ警告灯)を点灯させる断線検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

一方、自動車の操縦定性は、懸架装置操舵装置の構造等の他に、路面との接点であるタイヤ空気室内圧タイヤ空気圧)に大きく依存する。例えば、タイヤ空気圧が低下したタイヤでは、剛性の低下や接地面積接地長の増大が避けられないため、操舵に対する追従性が著しく低下する。また、タイヤ空気圧の低下は、高速走行時におけるタイヤの温度上昇スタンディングウェーブの原因となる他、走行燃費が悪化する要因ともなるため、安定性や経済性の面からも厳に防止する必要がある。

そこで、走行中等にタイヤ空気圧の低下を監視すべく、歪ゲージ送信機バッテリ等からなる空気圧センサを各ホイールに取り付け、この空気圧センサから出力された電波信号車両側受信アンテナで受信してタイヤ空気圧や空気温度を検出する、タイヤ空気圧監視システムTPMS:Tire Pressure Monitoring System)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−150669号公報(段落0009〜0011、図1)
特開2003−291615号公報(段落0011〜0014、第1図)

概要

灯火類やタイヤ空気圧の始業点検を容易にする始業点検補助装置を提供する。点灯装置本体100は、監視装置本体3が接続する入力インタフェース101と、入力インタフェース101から入力された信号に基づき点灯指令信号を生成する点灯信号生成部102と、ヘッドランプ5や、各ターンランプ6,7,8、ブレーキランプ91等の灯火類が接続する出力インタフェース103とから構成されている。リモートコントローラ110からランプ点検信号Slが送信されると、点灯信号生成部102では、ランプ点検信号Slの入力により、車両1の前部から後部に向けて灯火類を順次点灯させる点灯指令信号が生成され、この点灯指令信号が出力インタフェース103から各灯火類に向けて出力される。

目的

一方、特許文献2に記載されたタイヤ空気圧監視システムは、運転者が車両に乗り込んでイグニッションスイッチオン状態にすることで起動するため、始業点検時に(乗車前に)車外からタイヤ空気圧の確認を行うことができず、タイヤ空気圧が低下した状態で走行が行われてしまう虞があった。特に、近年主流となっているラジアルタイヤは、タイヤ空気圧の変化に伴う形状変化が少なく、目視によってタイヤ空気圧の低下を認識することが難しいため、車外からタイヤ空気圧の確認を容易に行える装置が望まれていた。
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、灯火類やタイヤ空気圧の始業点検を容易にする始業点検補助装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

車両に備えられた始業点検補助装置であって、車外携帯端末から発信されてくる電波を受信する受信手段と、当該受信手段の受信結果に基づき、車体に設けられた複数の外装灯火装置を順次点灯させる灯火点灯制御手段とを備えたことを特徴とする始業点検補助装置。

請求項2

前記車両がタイヤ空気圧監視システムを備え、前記受信手段が当該タイヤ空気圧監視システムの受信アンテナであることを特徴とする、請求項1に記載の始業点検補助装置。

請求項3

前記灯火点灯制御手段は、前記タイヤ空気圧監視システムの監視結果に基づき、前記車両におけるタイヤ空気圧の状態を前記外装灯火装置の点灯態様により報知することを特徴とする、請求項2に記載の始業点検補助装置。

請求項4

前記車両がキーレスエントリーシステムを備え、前記携帯端末が当該キーレスエントリーシステムのリモートコントローラであることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の始業点検補助装置。

請求項5

前記タイヤ空気圧監視システムが前記タイヤ空気圧に係る情報を前記リモートコントローラに送信する送信手段を備える一方、当該リモートコントローラが当該タイヤ空気圧に係る情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする、請求項4に記載の始業点検補助装置。

技術分野

0001

本発明は、自動車等の車両に搭載され、灯火類タイヤ空気圧始業点検を容易にする始業点検補助装置に関する。

背景技術

0002

自動車には、ヘッドランプテールランプブレーキランプ等、種々の外装灯火装置(以下、灯火類と記す)が備えられている。これら灯火類の多くは、発光時に蒸発を伴うタングステンフィラメント発光体としているため、長期間の使用によるフィラメント断線(いわゆる、玉切れ)が避けられない。そこで、運転者には、始業点検時に各灯火類を点灯させ、断線しているものがないことを確認することが求められている。

0003

ところで、ブレーキランプは、自車の制動後続車両等に知らせる重要な役割を担うが、他の灯火類とは異なり、運転者がその断線の有無を確認することが困難であった。すなわち、運転者は、ブレーキランプを点灯させるために運転席に座してブレーキペダルを踏んでいる必要があり、その態勢で車体後部に設置されたブレーキランプを目視することができない。そこで、運転者が運転席にいながらブレーキランプの断線を確認可能とする装置として、ブレーキランプの負荷電流が正常時のものより減少した場合に断線が生じたと判定し、インストルメントパネルに設置された警告インジケータ警告灯)を点灯させる断線検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

0004

一方、自動車の操縦定性は、懸架装置操舵装置の構造等の他に、路面との接点であるタイヤ空気室内圧(タイヤ空気圧)に大きく依存する。例えば、タイヤ空気圧が低下したタイヤでは、剛性の低下や接地面積接地長の増大が避けられないため、操舵に対する追従性が著しく低下する。また、タイヤ空気圧の低下は、高速走行時におけるタイヤの温度上昇スタンディングウェーブの原因となる他、走行燃費が悪化する要因ともなるため、安定性や経済性の面からも厳に防止する必要がある。

0005

そこで、走行中等にタイヤ空気圧の低下を監視すべく、歪ゲージ送信機バッテリ等からなる空気圧センサを各ホイールに取り付け、この空気圧センサから出力された電波信号車両側受信アンテナで受信してタイヤ空気圧や空気温度を検出する、タイヤ空気圧監視システムTPMS:Tire Pressure Monitoring System)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−150669号公報(段落0009〜0011、図1
特開2003−291615号公報(段落0011〜0014、第1図)

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1に記載された断線検出装置は、負荷電流に基づいて断線を検出する構成であるため、判定回路信号処理回路失陥時等に誤判定を行う虞がある等、実際のブレーキランプの点灯状態を目視することに較べて確実性に劣ることが否めなかった。また、全灯火類の断線検出にこの断線検出装置を採用する場合、単一の警告インジケータでは断線したランプの種類や部位を特定することができず、全灯火類に対応した個数の警告インジケータではインストルメントへの設置が困難になる等の問題が生じる。

0007

一方、特許文献2に記載されたタイヤ空気圧監視システムは、運転者が車両に乗り込んでイグニッションスイッチオン状態にすることで起動するため、始業点検時に(乗車前に)車外からタイヤ空気圧の確認を行うことができず、タイヤ空気圧が低下した状態で走行が行われてしまう虞があった。特に、近年主流となっているラジアルタイヤは、タイヤ空気圧の変化に伴う形状変化が少なく、目視によってタイヤ空気圧の低下を認識することが難しいため、車外からタイヤ空気圧の確認を容易に行える装置が望まれていた。
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、灯火類やタイヤ空気圧の始業点検を容易にする始業点検補助装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

請求項1の発明に係る始業点検補助装置は、車両に備えられた始業点検補助装置であって、車外のリモートコントローラから発信されてくる電波を受信する受信手段と、当該受信手段の受信結果に基づき、車体に設けられた複数の外装灯火装置を順次点灯させる灯火点灯制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の始業点検補助装置では、例えば、運転者が操作する車外のリモートコントローラから送信された始業点検開始信号を受信手段が受信すると、灯火点灯制御手段が車両の前方から後方に向けて短時間ずつ外装灯火装置を順次点灯させる。

0009

また、請求項2の発明は、請求項1に記載された始業点検補助装置において、前記車両がタイヤ空気圧監視システムを備え、前記受信手段が当該タイヤ空気圧監視システムの受信アンテナであることを特徴とする。
請求項2の始業点検補助装置では、例えば、運転者が操作する車外のリモートコントローラから送信された始業点検開始信号は、ドアミラーホイールハウス等に設置された受信アンテナにより受信され、灯火点灯制御手段に送られる。

0010

また、請求項3の発明は、請求項2に記載された始業点検補助装置において、前記灯火点灯制御手段は、前記タイヤ空気圧監視システムの監視結果に基づき、前記車両におけるタイヤ空気圧の状態を前記外装灯火装置の点灯態様により報知することを特徴とする。
請求項3の始業点検補助装置では、例えば、あるホイールのタイヤ空気圧が所定値より低下していることをタイヤ空気圧監視システムが検知した場合、灯火点灯制御手段がそのホイールの近傍に設置されたターンシグナルランプを点滅させる。

0011

また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の始業点検補助装置において、前記車両がキーレスエントリーシステムを備え、前記リモートコントローラが当該キーレスエントリーシステムのリモートコントローラであることを特徴とする。
請求項4の始業点検補助装置では、例えば、運転者がリモートコントローラに設けられた始業点検スイッチやタイヤ空気圧監視スイッチを押すと、始業点検開始信号やタイヤ空気圧監視信号が車両の受信手段に発信される。

0012

また、請求項5の発明は、請求項4に記載の始業点検補助装置において、前記タイヤ空気圧監視システムが前記タイヤ空気圧に係る情報を前記リモートコントローラに送信する送信手段を備える一方、当該リモートコントローラが当該タイヤ空気圧に係る情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の始業点検補助装置では、例えば、あるホイールのタイヤ空気圧が所定値より低下していることをタイヤ空気圧監視システムが検知した場合、リモートコントローラの表示手段にその旨の表示が行われる。

発明の効果

0013

請求項1の始業点検補助装置によれば、運転者は、リモートコントローラを操作するだけで、車外から灯火類の断線の有無を確実かつ容易に確認することができるようになる。また、請求項2の始業点検補助装置によれば、タイヤ空気圧センサが一般に装備されるようになれば、専用の電波受信手段を車両に設ける必要がなくなる。また、請求項3の始業点検補助装置によれば、タイヤ空気圧の低下を車外から容易に認識できるようになる。また、請求項4の始業点検補助装置によれば、新たなリモートコントローラを設ける必要がなくなり、コストダウン等を図ることができる。また、請求項5の始業点検補助装置によれば、タイヤ空気圧の状態を車外から容易に認識できるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、本発明に係る始業点検補助装置の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、車両に設けられたタイヤ空気圧監視装置が、キーレスエントリーシステムのリモートコントローラから発せられた電波を受信すると、その信号が灯火点灯制御装置に伝達される。すると、灯火点灯制御装置は、車体に設置された灯火類を車両の前方から後方に向けて短時間ずつ順次点灯させ、運転者に断線の有無を容易かつ確実に認識させる。また、タイヤ空気圧監視装置は、タイヤ空気圧の低下したホイールが存在した場合、灯火点灯制御装置を介してそのホイールの近傍に設置されたターンシグナルランプを点滅させる。

0015

図1は実施形態に係る車両の装置構成を示す平面図であり、図2は空気圧センサの回路構成図であり、図3はタイヤ空気圧監視装置本体および灯火点灯制御装置本体の構成を示すブロック図であり、図4はリモートコントローラを示す正面図であり、図5は実施形態の作用を説明するための概念図である。

0016

≪車両の装置構成≫
まず、図1を参照して、車両の装置構成について説明する。説明にあたり、4本のホイールおよびそれらに対応して配置された部材、すなわち、タイヤおよび空気圧センサユニットについては、それぞれ数字の符号によって総称するとともに、個々の部材については、配設位置に応じて、fl(左前)、fr(右前)、rl(左後)rr(右後)の添字を用いることによって識別する。また、総称するときは、例えば、「ホイール2」と記し、個々の部材を示すときは、例えば、「ホイール2fr」と記す。一方、車両の左右にそれぞれ設置された灯火類等、すなわち、ヘッドランプ、各ターンシグナルランプ、ブレーキランプ、車体側アンテナ等についても、それぞれ数字の符号によって総称するとともに、個々の部材については、配設位置に応じて、R(左)、L(右)の添字を用いることによって識別する。また、総称するときは、例えば、「ヘッドランプ5」と記し、個々の部材を示すときは、例えば、「ヘッドランプ5L」と記す。

0017

図1に示すように、車両(本実施形態では乗用車)1はタイヤ21が装着された4本のホイール2を備えており、各ホイール2にはタイヤ空気圧およびタイヤ内温度を測定するタイヤ空気圧監視システムの空気圧センサユニット31が装着されている。車両1には、左右のドアミラー11内にそれぞれタイヤ空気圧監視システムの車体側アンテナ(受信手段)32が設置され、車室内車載ECU(Electronic Control Unit)4や空気圧警告灯37が設置されている。また、車両1には、車載バッテリ12の他、2灯式のヘッドランプ5、フロントターンシグナルランプ(以下、Fターンランプと記す)6、サイドターンシグナルランプ(以下、Sターンランプと記す)7、リヤターンシグナルランプ(以下、Rターンランプと記す)8、リヤコンビネーションランプ(以下、リヤコンビランプと記す)9等の灯火類が設置されている。リヤコンビランプ9には、ブレーキランプ91の他、テールランプ92とリバースランプ(バックアップランプ)93とが組み込まれている。

0018

車載ECU4は、図示しないマイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して車体側アンテナ32と接続され、ワイアリングハーネスを介して車載バッテリ12や、ヘッドランプ5、各ターンランプ6,7,8、リヤコンビランプ9と接続されている。

0019

図2に示すように、空気圧センサユニット31は、CPU(Central Processing Unit)31aと、タイヤ空気圧に応じた出力を生成する圧力センサ31bと、タイヤ内温度に応じた出力を生成する温度センサ31cとを備えている。圧力センサ31bおよび温度センサ31cの出力は、A/D(Analog/Digital)変換回路(図示せず)を介してデジタル値に変換され、CPU31aに入力される。

0020

空気圧センサユニット31には電源リチウム電池等)31dが内装されており、この電源31dがCPU31a等の作動源として機能する。また、空気圧センサユニット31は送受信機能を有するセンサ側アンテナ31eを備えており、このセンサ側アンテナ31eを介して、車体側アンテナ32(図1参照)から送信された起動信号および制御信号を受信する一方、圧力センサ31bおよび温度センサ31cの検出結果(圧力情報および温度情報)を車体側アンテナ32(図1参照)に送信する。

0021

空気圧センサユニット31のセンサ側アンテナ31eからは、例えば、315MHzのPCM(Pulse Code Modulation)デジタル電波信号が送信される。また、図示は省略するが、電源31dとCPU31aとの間の電源回路には電圧センサが設けられ、電源31dの出力電圧に応じた信号を出力する。電圧センサの出力もA/D変換され、CPU31aに入力される。

0022

≪タイヤ空気圧監視装置本体および灯火点灯制御装置本体の構成≫
次に、図3を参照して、車載ECU4に内装されたタイヤ空気圧監視装置本体および灯火点灯制御装置本体の構成について説明する。
タイヤ空気圧監視装置本体(以下、監視装置本体と略称する)3は、車体側アンテナ32や車載バッテリ12が接続する入力インタフェース33と、入力インタフェース33から入力された信号に基づき空気圧判定を行う空気圧判定部34と、空気圧判定部34の判定結果に基づき表示指令信号を生成する表示指令信号生成部35と、空気圧警告灯37や灯火点灯制御装置本体(以下、点灯装置本体と略称する)100、車体側アンテナ32が接続する出力インタフェース36とから構成されている。車体側アンテナ32には、空気圧センサユニット31からの空気圧信号の他、リモートコントローラ110からのランプ点検信号Slや空気圧点検信号Saが入力される。監視装置本体3には、入力インタフェース33を介して、車体側アンテナ32からの空気圧信号や車載バッテリ12からの電圧値Vb、バッテリ電圧点検信号Sb、ランプ点検信号Sl、空気圧点検信号Sa等が入力される。また、空気圧警告灯37や車体側アンテナ32には、出力インタフェース36を介して、表示指令信号生成部35からの表示指令信号Sdやセンサ起動信号等が出力される。また、点灯装置本体100には、出力インタフェース36を介して、表示指令信号生成部35からの表示指令信号Sdやランプ点検信号Slが出力される。

0023

一方、点灯装置本体100は、監視装置本体3が接続する入力インタフェース101と、入力インタフェース101から入力された信号に基づき点灯指令信号を生成する点灯信号生成部102と、ヘッドランプ5や、各ターンランプ6,7,8、ブレーキランプ91等の灯火類が接続する出力インタフェース103とから構成されている。監視装置本体3から点灯装置本体100には、入力インタフェース101を介して、表示指令信号や始業点検信号が入力される。また、点灯信号生成部102から各灯火類には、出力インタフェース103を介して、点灯指令信号が出力される。

0024

リモートコントローラ110は、図示しないマイクロコンピュータやROM、RAM、入出力インタフェース、送受信アンテナ等から構成されており、図4(a),(b)に示すように、いずれも押しボタン式のドアロックスイッチ111と、エアチェックスイッチ112と、ランプチェックスイッチ113と、バッテリチェックスイッチ114とを備えている。これらスイッチのうち、エアチェックスイッチ112およびランプチェックスイッチ113は、カラー液晶を用いたディスプレイとしての機能を備えている。

0025

エアチェックスイッチ112には、図4(a)に示す空気圧点検モードで、各ホイールのタイヤ空気圧が図形(自動車の平面図)中のタイヤの点滅とタイヤ空気圧(KPa)の数値(緑色)とで表示され、図4(b)に示すバッテリ電圧点検モードで、バッテリ電圧(ボルト)が数値(緑色)で表示される。また、ランプチェックスイッチ113には、断線点検が行われているランプの位置が図形(自動車の平面図)中のランプの点滅で表示される。尚、エアチェックスイッチ112は、運転者に注意を促すべく、空気圧点検モードにおいて、タイヤ空気圧が所定値(例えば、140KPa)以下となった場合に数値を赤色で表示する一方、バッテリ電圧点検モードにおいて、バッテリ電圧が所定値(例えば、12.5ボルト)以下になった場合には数値を黄色で表示し、バッテリ電圧が(例えば、所定値10.5ボルト以下)になった場合には数値を赤色で表示する。

0026

リモートコントローラ110が発する電波(以下、リモコン電波と記す)は比較的長波長(100MHz帯)の電波である。本実施形態の場合、図3に示す車体側アンテナ32がリモコン電波を受信する際の受信周波数は、リモートコントローラ110が発するリモコン電波の周波数整合しており、車載ECU4と送受信する際の送受信周波数と異なっているが、車載ECU4と送受信する際の送受信周波数と同一の周波数を用いるようにしてもよい。

0027

≪実施形態の作用≫
以下、図1図5を適宜参照して、本実施形態の作用を説明する。
運転者は、自動車で走行を開始するにあたり、始業点検を行うことが求められている。始業点検の項目としては、操舵装置や制動装置、懸架装置等の重要保安部品の目視および操作(がた付き)点検の他、車載バッテリの電圧点検、灯火類の断線やタイヤ空気圧の目視点検等が挙げられる。

0028

図5に示すように、運転者121は、車両1に乗り込む前に、前回降車時に折り畳んでおいたドアミラー11(図5では右側のドアミラー11R)を引き起こし、リモートコントローラ110を車両1のドアミラー11に向けて、例えば、バッテリチェックスイッチ114を押す。すると、リモートコントローラ110は、ドアミラー11Rに内装された車体側アンテナ32Rに対し、リモコン電波(バッテリ電圧点検信号Sb)を発信する。尚、本実施形態の場合、車体側アンテナ32Rは、ドアミラー11が折り畳まれている場合には機能せず、ドアミラー11が引き起こされることで待ち受け状態となる。これにより、長期間に亘る駐車時において車載バッテリ12の消耗(電圧降下)が防止される。

0029

バッテリ電圧点検信号Sbは、監視装置本体3内で、入力インタフェース33を介して、表示指令信号生成部35に入力される。表示指令信号生成部35では、バッテリ電圧点検信号Sbの入力により、車載バッテリ12から入力された電圧値Vbからバッテリ電圧の表示指令が生成され、この表示指令が出力インタフェース103から車体側アンテナ32に向けて出力される。

0030

バッテリ電圧の表示指令は、車体側アンテナ32からリモートコントローラ110に送信され、バッテリ電圧の表示指令を受けたリモートコントローラ110では、図4(b)に示すように、エアチェックスイッチ112に例えば「バッテリ電圧 13.8ボルト」の表示が行われる。尚、前記のように、バッテリ電圧が所定値(例えば、12.5ボルト)以下になった場合には数値が黄色で表示され、バッテリ電圧が(例えば、所定値10.5ボルト以下)になった場合には数値が赤色で表示される。これにより、運転者121は、バッテリ電圧の数値が黄色で表示された場合には、車載バッテリ12の消耗を抑えるべく、電力消費が大きい灯火類の断線点検を中止することができる。

0031

一方、運転者121は、車載バッテリの電圧点検を終えた後、リモートコントローラ110を車両1のドアミラー11に向けて、エアチェックスイッチ112とランプチェックスイッチ113とのいずれか一方を押す。すると、リモートコントローラ110は、ドアミラー11Rに内装された車体側アンテナ32Rに対してリモコン電波を発信する。

0032

運転者121がランプチェックスイッチ113を押した場合、ドアミラー11R内の車体側アンテナ32Rにリモートコントローラ110からランプ点検信号Slが送信される。図3に示すように、車体側アンテナ32Rに送信されたランプ点検信号Slは、監視装置本体3の入力インタフェース33および出力インタフェース36を経由して、点灯装置本体100に出力される。

0033

ランプ点検信号Slは、点灯装置本体100内で、入力インタフェース101を介して、点灯信号生成部102に入力される。点灯信号生成部102では、ランプ点検信号Slの入力により、車両1の前部から後部に向けて灯火類を順次点灯させる点灯指令信号が生成され、この点灯指令信号が出力インタフェース103から各灯火類と車体側アンテナ32とに向けて出力される。これにより、ヘッドランプ5、Fターンランプ6、Sターンランプ7、Rターンランプ8、リヤコンビネーションランプ9(ブレーキランプ91、テールランプ92およびリバースランプ93)が、順に短時間(例えば、2秒ずつ)点灯する。また、これと同時に、リモートコントローラ110のランプチェックスイッチ113では、図4(a)に示すように、断線点検が行われているランプの位置が図形(自動車の平面図)中のランプの点滅で表示される。したがって、運転者121は、車両1の前部から後部に移動しながら各灯火類の断線有無を目視により確認し、断線していたものがあった場合(ランプチェックスイッチ113中で点滅しているにも拘わらず、実際のランプが点灯していない場合)にはバルブ交換等を行うことができる。尚、本実施形態で挙げた以外の灯火類(コーナリングランプフォグランプ等)が設置されていた場合、それらも始業点検時に点灯させることが望ましい。

0034

一方、運転者121がエアチェックスイッチ112を押した場合、ドアミラー11R内の車体側アンテナ32Rにリモートコントローラ110から空気圧点検信号Saが送信される。図3に示すように、車体側アンテナ32Rに送信された空気圧点検信号Saは、監視装置本体3に出力される。

0035

空気圧点検信号Saは、監視装置本体3内で、入力インタフェース33を介して、空気圧判定部34に入力される。空気圧判定部34では、空気圧点検信号Saの入力により、両車体側アンテナ32L,Rから入力された各空気圧センサユニット31の検出結果(圧力情報および温度情報)から各ホイール2のタイヤ空気圧を算出するとともに、これらタイヤ空気圧が所定の低下判定閾値(例えば、140KPa)を下回っているか否かを判定する。尚、空気圧判定部34では、空気圧センサユニット31が起動していない場合、車体側アンテナ32を介して各空気圧センサユニット31にセンサ起動信号を出力する。

0036

空気圧判定部34の算出結果と判定結果とは表示指令信号生成部35に出力され、表示指令信号生成部35ではこれらに基づき表示指令信号が生成される。本実施形態の場合、表示指令信号は、空気圧警告灯37に対するものと、点灯装置本体100に対するものと、車体側アンテナ32を介してリモートコントローラ110に対するものとが存在し、それぞれ出力インタフェース36を介して対象となる装置に出力される。

0037

空気圧警告灯37に対する表示指令信号は、タイヤ空気圧の低下したホイール2が存在した場合、空気圧警告灯37に該当するタイヤ21の位置を示すランプを点滅させる。これにより、運転者121は、運転席に着座していた場合、タイヤ空気圧がどのホイール2で低下しているかを認識できる。

0038

また、点灯装置本体100に対する表示指令信号は、タイヤ空気圧の低下したホイール2が存在した場合、そのホイール2の近傍のターンランプ6,7,8を点滅させる。例えば、右前側のホイール2frのタイヤ空気圧が低下していた場合、右のFターンランプ6RとSターンランプ7Rとを点滅させ、左後側のホイール2rlのタイヤ空気圧が低下していた場合、左のRターンランプ8Lを点滅させる。これにより、運転者121は、車外にいながら、タイヤ空気圧がどのホイール2で低下しているかを容易かつ確実に認識できる。

0039

また、リモートコントローラ110に対する表示指令信号は、図4(a)に示すように、各ホイール2のタイヤ空気圧をエアチェックスイッチ112の図形(ホイール2の位置)と数値(KPa)とで表示させる。この表示は、所定間隔(例えば、2秒間隔)で各ホイール2に対して行う。そして、タイヤ空気圧が許容範囲内にある場合には数値を緑色で表示し、所定値(例えば、140KPa)以下となった場合には数値を赤色で表示する。これにより、運転者121は、各ホイール2のタイヤ空気圧の低下を容易に認識できるとともに、高速走行を行う場合等にはタイヤ空気圧の適正値(例えば、240KPa)への調整を促される。

0040

以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれら実施形態に限られるものではない。例えば、前記実施形態では監視装置本体3や点灯装置本体100をキーレスエントリーシステムのリモートコントローラ110により起動するようにしたが、携帯電話や専用のリモートコントローラ等の携帯端末により起動するようにしてもよい。また、携帯端末から発信されてくる電波を受信する受信手段としては、空気圧センサユニット31のセンサ側アンテナ31eを用いるようにしてもよいし、ホイールハウスやドアハンドル、室内に設置されたタイヤ空気圧監視装置の車体側アンテナであってもよいし、ETC装置アンテナや専用のアンテナ等を用いるようにしてもよい。また、前記実施形態は本発明を乗用車に適用したものであるが、自動2輪車貨物自動車等に適用してもよい。また、前記実施形態は、灯火類とタイヤ空気圧との始業点検を補助するものとしたが、灯火類の始業点検のみを補助するものとしてもよい。その他、監視装置本体3や点灯装置本体100の具体的構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。

図面の簡単な説明

0041

実施形態に係る車両の装置構成を示す平面図である。
空気圧センサユニットの回路構成図である。
空気圧監視装置本体および灯火点灯制御装置本体の構成を示すブロック図である。
リモートコントローラの正面図であり、図4(a)は空気圧点検モード時の状態を示し、図4(b)はバッテリ電圧点検モード時の状態を示している。
実施形態の作用を説明するための概念図である。

符号の説明

0042

1 車両
2ホイール
3タイヤ空気圧監視装置本体(タイヤ空気圧監視システム)
4車載ECU
5ヘッドランプ(外装灯火装置)
6フロントターンシグナルランプ(外装灯火装置)
7サイドターンシグナルランプ(外装灯火装置)
8リヤターンシグナルランプ(外装灯火装置)
12車載バッテリ
32車体側アンテナ(受信手段、送信手段:受信アンテナ)
91ブレーキランプ(外装灯火装置)
92テールランプ(外装灯火装置)
93リバースランプ(外装灯火装置)
100灯火点灯制御装置本体(灯火点灯制御手段)
110リモートコントローラ(携帯端末)
112エアチェックスイッチ
113ランプチェックスイッチ(表示手段)
114バッテリチェックスイッチ

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