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図面 (20)

課題

放送局から放送される広告現実空間と対応させてHMDの表示面上に正しく表示させる。

解決手段

広告の内容と広告の現実空間上の位置情報を受信し、広告を表示する表示面の位置及び姿勢を検出し、その位置及び姿勢と受信した位置情報とに基づいて表示面における広告の表示位置を決定し、表示位置と受信した内容情報とに基づいて、広告の表示情報を作成して表示する。

概要

背景

情報化社会を迎えた現在においては、IT技術やユビキタスコンピューティングが広く展開されつつある。携帯可能なモバイル機器や、例えば着用可能なウェアラブル機器の中でも、AV機能を実現するそれは重要な地位を占めつつある。

その中には、ヘッドマウントディスプレー(HMD)と呼ばれる形式がある。それらは両眼の前方に仮想的な表示面を持ち、例えば液晶表示装置等を用いて画像を表示し、光学系を用いてその表示画像を仮想的な表示面に投影する。また、このHMDは、表示する色の彩度を向上させるために、外部から迷光が入らないように密閉型としている。

また近年、従来の密閉型とは異なり、透過型或いは半透過型グラス眼鏡)タイプの表示装置も開発されつつある。即ち、透明或いは半透明材質を眼鏡のように両眼の前に配置し、そこに比較的小さな画像を投影するものである。こちらは、密閉型のHMDとは異なり、どちらかと言うと目の前に広がる現実画像を主に両眼に入れるようにしたものであり、比較的小さな画像の表示はどちらかと言うと副次的である。このタイプは無線手段と組み合わせることにより、現在のユビキタスコンピューティング、ネットワーク社会のどこででもグラスに情報を表示可能であるので、モバイル、ウェアラブル機器の本命と目されているものである。

また、HMDとグラスタイプとを切り替えられるように構成した例もある。

また、HMDに撮像カメラを取り付けて、HMD装着者現実環境外界撮像可能とした例、HMDにオーディオをも搭載してAV機器とした例もある。

また、HMDやグラスタイプの表示装置にリアル画像バーチャル画像とを同時に表示すると、良く知られたMRミックスリアリティ)画像となる。

また、バーチャルリアル混合画像MR画像を効率良く形成するためには、HMD等の姿勢等を検出するための各種センサが必要である。

また、CGコンピュータグラフィクス)においては、表示画像を一括して同時に作成するのではなく、各部品、対象(オブジェクト)に分けて作成するのが通例である。また現実画像から各オブジェクトを抽出する技術は、デジタルTV時代を迎える今日においては重要な技術となっている。これらの技術には、顔を抽出する技術や、道路車線を認識する技術がある。

また、バーチャルイメージを利用したバーチャルタウンバーチャルモールバーチャルショップ等において、商品購入サービス享受の際に重要な顧客の案内や、誘導方法が提案されている。また、放送広告の配信又は広告の表示、クーポン配信に関する技術が提案されている。
特開2000−148290号公報
特開2002−271693号公報
特開2002−32508号公報
特開2002−51026号公報
特開2002−109361号公報

概要

放送局から放送される広告を現実空間と対応させてHMDの表示面上に正しく表示させる。 広告の内容と広告の現実空間上の位置情報を受信し、広告を表示する表示面の位置及び姿勢を検出し、その位置及び姿勢と受信した位置情報とに基づいて表示面における広告の表示位置を決定し、表示位置と受信した内容情報とに基づいて、広告の表示情報を作成して表示する。

目的

本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、放送局から放送される広告を現実空間と対応させてHMDの表示面上に正しく表示させることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

放送局から放送される広告情報を含む放送を受信する携帯型情報装置広告表示方法であって、広告の内容を示す内容情報と前記広告の現実空間上の位置を示す位置情報とを受信する工程と、前記広告を表示する表示面の位置及び姿勢を検出する工程と、前記位置及び姿勢と前記受信した位置情報とに基づいて前記表示面における前記広告の表示位置を決定する工程と、前記表示位置と前記受信した内容情報とに基づいて前記広告の表示情報を作成する工程と、前記広告の表示情報を前記表示面に表示する工程とを有することを特徴とする広告表示方法。

請求項2

前記放送局は、前記広告の料金を前記広告を依頼する主から徴収することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項3

前記料金は、前記携帯型情報装置の装着者が前記広告の依頼主の元へ誘導された員数に依存することを特徴とする請求項2に記載の広告表示方法。

請求項4

前記放送局は、無線免許の不要な移動無線局であることを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項5

前記放送局は、無線以外の非接触型通信手段で放送を行うことを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項6

前記携帯型情報装置は、ヘッドマウントディスプレー(HMD)であることを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項7

前記広告の内容情報は、前記広告が表示される大きさ又は視野角を決定するパラメータを含むことを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項8

前記料金は、前記広告が表示される大きさに依存することを特徴とする請求項7に記載の広告表示方法。

請求項9

前記位置情報は、少なくとも緯度経度を含むことを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項10

前記位置情報は、少なくとも緯度、経度と前記広告が表示される面の方向(主面ベクトル)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項11

前記検出する工程では、グローバルポジショニングシステム(GPS)により前記位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項12

前記検出する工程では、前記放送局から送信される放送に基づいて前記位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項13

前記放送は、前記放送局或いは放送局の下部組織である複数の送信源から行われることを特徴とする請求項12に記載の広告表示方法。

請求項14

前記検出する工程では、前記表示面の姿勢を方位センサ及び角度センサにより検出することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項15

前記角度センサは、重力センサを用いて重力方向(鉛直方向)と前記表示面が成す角度を検出するセンサであることを特徴とする請求項14に記載の広告表示方法。

請求項16

前記決定する工程では、前記表示面における前記広告の表示の中心位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項17

前記決定する工程では、前記広告が表示される表示面の方向(主面ベクトル)を参照して、前記表示面が前記携帯型情報装置の表示面の方を向いている時と、反対を向いている時とで異なる結果を与えることを特徴とする請求項10に記載の広告表示方法。

請求項18

前記決定する工程では、前記広告の位置情報が表す位置と前記表示面の前記現実空間上の位置との距離がある一定値以上である場合にはそれを表現する信号を発することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項19

前記作成する工程では、前記広告の内容情報に含まれる表示内容をいかなる場合においても前記表示面に対して正立して表示することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項20

前記作成する工程では、前記表示装置が表示している画像中に前記受信した内容情報をスーパーインポーズすることを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項21

前記作成する工程では、前記内容情報を前記表示装置が表示している他の画像が途切れる時間に表示することを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項22

前記作成する工程では、前記距離がある一定値以上離れているか否かにより表示する表示情報を変更することを特徴とする請求項18に記載の広告表示方法。

請求項23

前記表示情報は、前記広告の内容情報の変更、強調させた表示、或いは前記内容情報を代替したシンボル表示であることを特徴とする請求項22に記載の広告表示方法。

請求項24

前記携帯型情報装置は、前記広告の位置情報が表す位置を前記携帯型情報装置が通過する際には、警戒音を鳴らして前記携帯型情報装置の所有者に前記広告の存在を知らせるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の広告表示方法。

請求項25

放送局から放送される広告情報を含む放送を受信する携帯型情報装置であって、広告の内容を示す内容情報と前記広告の現実空間上の位置を示す位置情報とを受信する受信手段と、前記広告を表示する表示面の位置及び姿勢を検出する検出手段と、前記位置及び姿勢と前記受信した位置情報とに基づいて前記表示面における前記広告の表示位置を決定する決定手段と、前記表示位置と前記受信した内容情報とに基づいて前記広告の表示情報を作成する作成手段と、前記広告の表示情報を前記表示面に表示する表示手段とを有することを特徴とする携帯型情報装置。

請求項26

コンピュータに請求項1に記載された広告表示方法を実行させるためのプログラム

請求項27

請求項26に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、放送局から放送される広告情報を含む放送を受信する携帯型情報装置広告表示技術に関する。

背景技術

0002

情報化社会を迎えた現在においては、IT技術やユビキタスコンピューティングが広く展開されつつある。携帯可能なモバイル機器や、例えば着用可能なウェアラブル機器の中でも、AV機能を実現するそれは重要な地位を占めつつある。

0003

その中には、ヘッドマウントディスプレー(HMD)と呼ばれる形式がある。それらは両眼の前方に仮想的な表示面を持ち、例えば液晶表示装置等を用いて画像を表示し、光学系を用いてその表示画像を仮想的な表示面に投影する。また、このHMDは、表示する色の彩度を向上させるために、外部から迷光が入らないように密閉型としている。

0004

また近年、従来の密閉型とは異なり、透過型或いは半透過型グラス眼鏡)タイプの表示装置も開発されつつある。即ち、透明或いは半透明材質を眼鏡のように両眼の前に配置し、そこに比較的小さな画像を投影するものである。こちらは、密閉型のHMDとは異なり、どちらかと言うと目の前に広がる現実画像を主に両眼に入れるようにしたものであり、比較的小さな画像の表示はどちらかと言うと副次的である。このタイプは無線手段と組み合わせることにより、現在のユビキタスコンピューティング、ネットワーク社会のどこででもグラスに情報を表示可能であるので、モバイル、ウェアラブル機器の本命と目されているものである。

0005

また、HMDとグラスタイプとを切り替えられるように構成した例もある。

0006

また、HMDに撮像カメラを取り付けて、HMD装着者現実環境外界撮像可能とした例、HMDにオーディオをも搭載してAV機器とした例もある。

0007

また、HMDやグラスタイプの表示装置にリアル画像バーチャル画像とを同時に表示すると、良く知られたMRミックスリアリティ)画像となる。

0008

また、バーチャルリアル混合画像MR画像を効率良く形成するためには、HMD等の姿勢等を検出するための各種センサが必要である。

0009

また、CGコンピュータグラフィクス)においては、表示画像を一括して同時に作成するのではなく、各部品、対象(オブジェクト)に分けて作成するのが通例である。また現実画像から各オブジェクトを抽出する技術は、デジタルTV時代を迎える今日においては重要な技術となっている。これらの技術には、顔を抽出する技術や、道路車線を認識する技術がある。

0010

また、バーチャルイメージを利用したバーチャルタウンバーチャルモールバーチャルショップ等において、商品購入サービス享受の際に重要な顧客の案内や、誘導方法が提案されている。また、放送や広告の配信又は広告の表示、クーポン配信に関する技術が提案されている。
特開2000−148290号公報
特開2002−271693号公報
特開2002−32508号公報
特開2002−51026号公報
特開2002−109361号公報

発明が解決しようとする課題

0011

しかしながら、上述した広告放送には、以下に示すような問題点がある。
(1)広告放送は一般に広域に渉るために、広告費用が増大する
(2)広告放送が画一的であり、効率的でない
(3)広告の受信や顧客誘導のためにはICカード等の特別なハードが必要
(4)広告の放送と顧客誘導との対応が曖昧である
(5)広告の内容は放送受信者興味度合いに拘わらずどれも同じである
(6)放送局の広告費用と広告の広告主支払う料金との対応が不明確である
(7)放送局の運営リスキーであり、不透明である。

0012

一般に、広告はラジオテレビを用いて片方向的に行われるため、その規模は一店舗が利用するには大き過ぎるきらいがある。近年、地域に密着したローカル放送局繁華街における有線放送ケーブルTV等が発達してきているが、それらはラジオやテレビを用いた広告と比べるとまだまだ実力不足である。そして、ラジオやテレビ広告を利用する場合には、多額の費用を要する。

0013

また、広告放送は片方向的であり、コマーシャルフィルム放映等、画一的であるので、広告の訴追者の動向とは無関係であり、一般的に余り効率的ではない。

0014

また、広告放送を受信するためには、ラジオやテレビが必要である。特にラジオは身近にかなり普及しているが、テレビに関しては常時携帯する程には未だ普及してはいない。

0015

近年、IT技術の進展に伴って携帯電話携帯型情報機器であるPDA(パーソナルデジタルアシスタント)の各種サービス提供が開始されており、それら提供によって広告の提示も盛んに行われつつあるが、それらの広告内容はラジオやテレビの広告のそれと比べるとまだまだ貧弱である。

0016

また、広告放送の受信者が広告に興味を示したとしても、その広告の内容と顧客誘導との対応が不明確、不親切であるため、興味ある受信者に適切な誘導を行うことができていない。

0017

携帯電話やPDAには広告を出している店舗の地図表示(2次元地図)を行うサービスも存在するが、ページの切換が必要である。地図は誘導に対してはユーザフレンドリーでなく、アクセシビリティ欠ける等、広告の受信者にとっては必ずしも親切で適切な案内方法であるとは言えない。

0018

また、広告の放送は画一的であるため、興味の度合いが各々異なる受信者にとって適切な広告内容を提供できているとは言えない。

0019

例えば、携帯電話やPADの広告で広告を多層的にしておき、受信者の興味の度合いによって広告が掲載されているページを更新させる方法も有るが、広告ページの更新は受信者にその負担を強いるものである。

0020

また、ラジオやテレビの広域放送局はともかく、ローカル放送局やケーブルTVの運営はその規模が小さいこともあり、かなりハード、リスキーである。

0021

また、広告の料金を支払う店舗側にとっても、その費用対効果比が満足できるものでなければ、その支払いに対しては不満が生じるのは当然である。しかしながら、広告放送の費用負担では、店舗側の実情を考慮しない形式のもの(例えば定額制)であるのが通常であり、放送局の広告費用と広告の支払料金との対応は不明瞭である。

0022

一般には、広告を放送する放送局は必要である者だけが生き残るのが望ましく、従ってその運営には適者生存の透明性が要求される。また生存を容易にするためには、放送局の運営を安価にする必要も有る。

0023

本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、放送局から放送される広告を現実空間と対応させてHMDの表示面上に正しく表示させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0024

本発明は、放送局から放送される広告情報を含む放送を受信する携帯型情報装置の広告表示方法であって、広告の内容を示す内容情報と前記広告の現実空間上の位置を示す位置情報とを受信する工程と、前記広告を表示する表示面の位置及び姿勢を検出する工程と、前記位置及び姿勢と前記受信した位置情報とに基づいて前記表示面における前記広告の表示位置を決定する工程と、前記表示位置と前記受信した内容情報とに基づいて前記広告の表示情報を作成する工程と、前記広告の表示情報を前記表示面に表示する工程とを有することを特徴とする。

0025

また、本発明は、放送局から放送される広告情報を含む放送を受信する携帯型情報装置であって、広告の内容を示す内容情報と前記広告の現実空間上の位置を示す位置情報とを受信する受信手段と、前記広告を表示する表示面の位置及び姿勢を検出する検出手段と、前記位置及び姿勢と前記受信した位置情報とに基づいて前記表示面における前記広告の表示位置を決定する決定手段と、前記表示位置と前記受信した内容情報とに基づいて前記広告の表示情報を作成する作成手段と、前記広告の表示情報を前記表示面に表示する表示手段とを有することを特徴とする。

発明の効果

0026

本発明によれば、放送局から放送される広告を現実空間と対応させてHMDの表示面上に正しく表示させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0027

以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。

0028

図6は、実施例1における広告放送を受信するHMDの外観を示す斜視図である。図6に示す61はAVを楽しめるように汎用設計されたHMD本体である。HMD本体61において、62は掛けるためのツルであり、63は電気回路収納するためのボディであり、64は口径1/2のSXGAカラーカメラであり、2m先で半径3.5mの範囲が撮像可能な広角の撮像カメラである。65はステレオマイクであり、66は2つのVGAクラスのLCD(液晶表示装置)である。67はLCD66から出射された画像光が2m先の仮想画面で大きさ52型(半径0.66m)の画面結像するための光学系である。68はイヤホンであり、ツル62の左右内側にそれぞれ1つ付けられている。

0029

尚、LCD66が表示する表示画面の中心は、このHMD装着者が注視する現実画面の中心(前方方向、歩行方向)、即ち撮像カメラ64が撮像する方向と一致するように各部が設計されている。

0030

また、光学系67には通常は、撮像カメラ64によって撮像された現実画像の中央部分(52型に相当する部分)が表示されている。

0031

そして、イヤホン68には通常は、ステレオマイク65によって録音された現実音声再生されている。

0032

次に、図6に示すHMDに対して広告を放送する側(放送局)と、広告放送を受信するHMD側の構成について説明する。尚、本実施例では、放送局とHMDとの間の無線通信システム無線免許が不要な移動無線方式とすることで、放送局を安価に設立・運営することができる。また、現在では技術レベルが低いために種々の制約があるが、無線通信として他の非接触手段、例えば現在リモコン等に使用されている赤外線等の光通信、或いは超音波等を用いても良い。

0033

図1は、広告を放送する側と受信する側の回路(機能)を示すブロック図である。図1において、15は放送局であり、内部に11の広告主から広告情報を入力するための入力回路12と、広告情報を格納・記憶しておくためのデータベース13と、広告情報を含む放送を送信するための送信機14とを含む。

0034

ここで、不特定多数の広告主11から依頼された広告は、放送局15の職員らによって適当な広告情報へと変換され、入力回路12からデータベース13に格納・記憶される。また、放送される広告情報には、広告の内容を示す内容情報とHMD装着者に広告の表示を行って誘導したいと思う場所の位置情報とが含まれる。更に、内容情報には広告を表示する際の大きさとなる、視野角の情報も含まれる。

0035

図15は、HMDに映し出される視界を表した図である。図15に示す151は52型(視野角約36度)の表示面である。また、153は表示面151の一部分に表示される広告である。

0036

図15において、Aは現実世界上の広告の大きさに対応する一定値であり、例えば広告の対角長メーター、m)で表される。対角長A(m)によって広告主11は放送局15に支払う広告料金が異なってくる。当然、大きいほど高額となる。この対角長Aは次式によって表される。

0037

A=d*sinψ …(1)
ここで、ψは視野角であり、0°<ψ<36°(52型)であり、d(m)は広告からHMD装着者までの距離である。HMDに表示される広告の表示大きさ(対角長A、視野角ψ)は距離d(m)によって変化する。HMDの表示画面は52型であるから視野角に直すと約36度であり、広告は0から36度までの間の視野角で表示される。

0038

ここでデータベース13に格納された各広告は、不図示のタイムスケジュールによって順次送信機14を用いて放送、送信される。

0039

図19は、放送局15から送信される広告情報のフォーマットを示す図である。図19に示すように、広告を表現する文字列の前方にはヘッダーが付いており、このヘッダーには、広告の表示位置を表す位置情報(緯度Na、経度Ea、地面からの高さVa)、広告の大きさである広告対角長A、及び広告の色や文字形状フォント)を表すその他の制御情報が含まれる。そして、ヘッダーに続いて広告文字列が配置されている。尚、ヘッダーの位置情報に続く広告対角長から広告文字列までが内容情報である。

0040

ここで、図1戻り、上述のフォーマットで送信される広告を含む放送を受信する受信側の回路について説明する。

0041

図1において、26はHMD回路中の広告受信に関係する回路群である。16は受信機であり、放送局15から送信された広告を含む放送を受信する。17は現在位置検出回路であり、HMDの現在位置をGPSによって検出する。18はHMD姿勢検出回路であり、HMDの姿勢を検出するための方位センサ角度センサとを含む。19は位置姿勢検出回路であり、2つの検出回路17、18からHMDの位置及び姿勢を計算で求める。20は位置情報分離回路であり、受信した放送から広告位置を分離する。21は内容情報分離回路であり、20と同様に広告内容を分離する。22は表示位置決定回路であり、HMDの表示面に広告を表示する位置を決定する。23は表示情報作成回路であり、表示装置に表示情報を出力する。24は入力端子であり、回路群25の外部から回路23への入力を行う。25は表示装置であり、図6に示したLCD66に相当する。

0042

次に、図3を参照しながら実施例1におけるHMD側の回路群26の動作について説明する。

0043

まず、ステップS31において、HMD自身の位置である、緯度と経度(N0,E0)を検出する。これらはGPS回路17によって行われる。次に、ステップS32において、HMD自身の表示面の姿勢(θ、φ)の検出を行う。両者を求める前に、HMDに貼り付けられている座標系について説明を行う。

0044

図7に示すように、撮像カメラ64が向く方向をy、それに垂直な水平軸をx、xyの2軸に垂直な垂直軸をzとすると、これらの軸が向く方向は、HMD装着者の頭の姿勢によって変化する。

0045

図7に示す座標系において、図8に示すように、角度θを、y軸が、重力方向のV軸に垂直な水平(地平線)方向のH軸と成す角とすると、角度θはHMD装着者がどのくらい上を向いたかを表す量となっている。また、角度φを、y軸が緯度のN軸の方向)と成す角とする。

0046

そして、角度θは公知のように、重力方向を検出する重力センサを用いた角度センサによってその角度を測定する。また、角度φは、地磁気センサからなる方位センサによってその角度を測定する。尚、上述の方位センサや角度センサとして、自動航行等に使用するジャイロを用いても良い。

0047

次に、ステップS33において、位置情報分離回路20により、受信した位置情報中から広告の緯度、経度、高さ(Na,Ea,Va)を求め、ステップS34において、これらの量に基づいて表示位置決定回路22によって広告の表示面上での位置(xa,za)を求める。

0048

尚、高さ情報Vaは、必ずしも必要では無い。このVa値の指定が無い場合、HMDは広告看板にとって適当な高さ、例えば地上から2m等の値を採用すれば良い。また、その指定方法も、地面からの高さではなく、絶対高さ、例えば水準点からの高さを採用しても良い。また、高さ検出の精度を高めようとした場合には、HMD側でも絶対高さの検出が必要となるが、その方法としては高度計を設ける、GPSの3次元地図情報を利用する等でも良い。

0049

ここで、広告の表示位置を決定する処理について説明する。まず表示面中央の見る位置(Nc,Ec,Vc)であるが、表示面中央からの距離、即ち、HMDからの距離をdとすると、表示面中央の見る位置は以下の式で表される。

0050

ΔHc=d*cosθ …(2)
ΔVc=d*sinθ …(3)
ΔNc=ΔHc*cosφ=d*cosθ*cosφ …(4)
ΔEc=−ΔHc*sinφ=−d*cosθ*sinφ …(5)
また、広告の存在する位置は、上述したように(Na,Ea,Va)である。これから図8で定義した広告の座標(da,θa,φa)を求めると、以下の式で求まる。

0051

ΔHa=√((Na−N0)2+(Ea−E0)2) …(6)
da=√(ΔHa2+(Va−V0)2) …(7)
θa=cos-1(ΔHa/da) …(8)
φa=cos-1((Na−N0)/ΔHa) …(9)
ここで、V0のみが未知数であるが、本実施例では、広告とHMD装着者の地面高さは近接しているため、ほぼ同じであると仮定し、成人男子視点高さ(eyepoint)を1.5mとする。

0052

Va−V0=Va−Veyepoint=Va−1.5 …(10)
尚、この視点高さの値は、HMDを使用する者が自分の身長に合わせて、予め登録しておき、登録された値を用いても良い。

0053

以上から、x方向(表示面横方向)とz方向(表示面縦方向)の視差(Δφ,Δθ)はそれぞれ以下に示すように求まる。

0054

Δφ=−(φa−φ) …(11)
Δθ=θa−θ …(12)
これをHMDの表示装置であるVGA型LCD(視野角36度、画素数640*480)の画素座標(xa、za)に換算するには、比例係数k、
k=√(6402+4802)/36=800/36 …(13)
を掛けて以下のように求まる。

0055

xa=k*Δφ …(14)
za=k*Δθ …(15)
次いで、ステップS35において、内容情報分離回路21により、受信した内容情報中から広告の文字列を検出する。また、広告の大きさ(対角長A)も検出する。

0056

対角長Aから、表示情報作成回路23が上記(1)式を用いて表示視野角ψを求める。この視野角ψは距離に依存し、距離dが大きな場合には現実の広告看板と同様に、視野角ψは小さくなる。

0057

次に、ステップS36において、表示情報作成回路23が上述の位置(xa,za)、視野角ψ、広告文字列を用いてビットマップ画像の作成を行う。この位置は、広告表示の中心位置として使用する。また、文字列は、x軸方向に正立して順次表示される。その際に、入力端子24に繋がる図16に示す撮像系から現実画像が同時に取り込まれる。

0058

図16において、161は撮像カメラであり、図6に示したSXGAカラーカメラ64に相当する。162は撮像カメラ161によって取り込まれた画像を構成、記憶しておくためのフレームメモリである。

0059

ここで作成されたビットマップ画像は、現実画像と公知のMR手法で合成され、LCD66に相当する表示装置25によって両眼表示される。表示される画像は上述した図15に示すものである。そして、本実施例では、図3に示したルーチンは受信した各広告毎に、1秒間に1回順次繰り返される。

0060

尚、放送される広告情報中のその他の制御情報を使用し、広告の色や形状を変えるようにしても良い。

0061

また、広告の表示は、ビットマップ画像を作らずに、例えば文字列のみ、現実画像中にスーパーインポーズしても良い。

0062

実施例1によれば、汎用な携帯型AV機器であるHMDを用いて、広告放送を受信することができる。また広告の場所へとHMD装着者を誘導するために、例えばICカード等、その他のハードは不要である。また広告主からの料金徴収には明確な基準があるため、広告を放送する放送局の課金にも合理性が生じている。また広告の大きさを小さくすることで、広告の料金を安くでき、広告主である店舗側にとっても本広告システムの導入障壁は低くなっている。

0063

次に、図面を参照しながら本発明に係る実施例2を詳細に説明する。実施例2として、広告とHMD装着者の距離daに応じて広告の表示を変更する場合について説明する。

0064

図18は、実施例2におけるHMD側の広告受信回路ブロックを示す図である。図18において、186〜195は実施例1で説明した図1に示す16〜25に対応するものであり、ここでの説明は省略する。

0065

197は音声情報分離回路であり、受信機186で受信された内容情報から音声情報を分離する。198は再生情報作成回路であり、音声情報をイヤホン200に出力するための再生情報を作成する。また、再生情報作成回路198には不図示の外部に接続する入力端子199が設けられている。この入力端子は図6に示したステレオマイク65に通じており、このステレオマイク65で録音された現実音声がリアルタイムで入力されるように構成されている。

0066

次に、図4を参照しながら実施例2におけるHMD側の広告受信回路群の動作について説明する。

0067

まず、ステップS41において、実施例1で説明したように、広告(Na,Ea,Va)とHMD装着者(N0,E0,V0)との距離daを表示位置決定回路192において計算する。そして、ステップS42において、求めた距離daを予め決められている遠方距離d2と比較し、距離daが遠方距離d2より大きい場合にはステップS46へ進み、この広告の内容を直接表示せず、図9に示すように、広告の内容を代替した点滅する青い星印94のシンボルで表示する。

0068

また、求めた距離daが遠方距離d2より大きくない場合にはステップS43へ進み、距離daを所定の距離d1と比較する。ここで、距離daが遠方距離d2よりも小さく、距離d1よりも大きい場合にはステップS44へ進み、この広告の内容を図9に示す93のように通常の手法で表示を行う。

0069

また、求めた距離daが距離d1より小さく、接近した場合にはステップS47へ進み、表示93をブリンクさせて、HMD装着者に更にアピールを行い、店舗への入店を促すように表示する。

0070

尚、上述の画像処理は、表示位置決定回路192が距離daと距離d1、d2との比較を行い、その結果を表示情報作成回路193へ出力することによって行われる。

0071

そして、表示情報作成回路193が出力された距離情報に基づいてそれぞれの距離状態に応じて上述したように広告の表示情報を作成する。

0072

また、ステップS45において、HMD装着者が広告に接近し、この広告を通り過ぎると(D<0に相当)、ステップS48へ進み、注意を促すために再生情報作成回路198がイヤホン68からアラーム音を発する。

0073

上述した通過の検出は、具体的には、以下によって行われる。
(1)daがある一定の0に近い値以下になる
(2)da/dtの符号が、負から正に変化する
(3)上記(1)、(2)の状態がある一定時間以上続く
また、アラーム音は、表示位置決定回路192から出力される距離情報を再生情報作成回路198が判定することで、作成される。

0074

実施例2によれば、広告を見付け易く、また見落とす恐れが無い。また確実にその広告の場所へとHMD装着者を誘導することができる。

0075

実施例2に用いた表示内容は何もこれに限ることは無く、任意のそれで構わない。点滅する星印は他の目に付きやすいものでも構わないし、中間での表示を、例えばブリンクや反転等の強調表示を行っても良い。

0076

また、距離に応じて表示の内容を変更することも充分に考えられる。例えば、距離da>d2では目次だけ、d1<da<d2ではその内容を、da<d1ではHMD装着者の興味を引くようなプレミアム情報等を表示する等である。

0077

また、広告内容は順次送る必要は全く無く、同時に3つの内容を送付しておき、HMD側でその取捨選択を行えば良い。

0078

また、距離の閾値d1、d2等を、放送局側から送信される広告を含む放送に含ませることも充分に考えられる。

0079

実施例2によれば、放送受信者であるHMD装着者の興味の度合いに応じて、その広告の内容を切り替えることができる。

0080

次に、図面を参照しながら本発明に係る実施例3を詳細に説明する。実施例3として、現実空間と同様に広告の表示面の向きをも指定可能なHMDの広告放送受信方法について説明する。

0081

尚、HMDの外観は図6に示したものと同じであり、広告受信に関する回路群は図2に示す通りである。ここで、図2に示す36、39〜45は実施例1で説明した図1に示す16、19〜25に対応するものであり、ここでの説明は省略する。

0082

46はフォント変形回路であり、指定された表示面の向きに応じて表示する広告文字列のフォントを変形する。47はメモリであり、広告のテンプレートが格納されている。

0083

実施例3では、図19に示した広告の位置情報の緯度、経度、高さ(Na,Ea,Va)以外に、広告が表示される面の方向n=(nn,ne,nv)も含むものとする。

0084

図14は、広告の表示面の方向を説明するための図である。ここで、方向nは、図14に示す広告141が現実空間上で表示されるとした場合の主面ベクトルである。この方向nを指定することにより、HMDの表示面上において、あたかもそこに実物の広告看板が置かれているように3次元表示を行うことができる。

0085

次に、図5を参照しながら実施例3におけるHMD側の広告受信回路群の動作について説明する。

0086

まず、ステップS51において、実施例1で説明したように、表示面での広告表示位置(xa,za)を計算する。そして、ステップS52において、位置情報分離回路40が位置情報から主面ベクトルnを検出する。そして、ステップS53へ進み、主面ベクトルnが向く、表示面上の方向を求める。

0087

ここでは、実施例1と同様に、以下の式で求める。

0088

nh=√(nn2+ne2) …(16)
nd=1 …(17)
θn=cos-1(nh) …(18)
φn=cos-1(nn/nh) …(19)
次に、ステップS54において、図14に示す水平面(N−E面)での角度φとφnとを比較する。そして、ステップS55において、φnがφ(HMDの表示面中心方向)と背向する場合、即ち、φ−90<φn<φ+90の場合、この広告の表示を行わず、終了する。

0089

また、φnがφ(HMDの表示面中心方向)と対向する場合にはステップS56へ進み、内容情報分離回路41によって広告の内容である文字列を読み込む。そして、ステップS57において、メモリ47中に格納されている広告のテンプレートを、パラメータφnを参考にして表示情報作成回路43が読み出す。

0090

図10は、メモリに格納されているテンプレートを示す図である。図10に示すように、テンプレート103は任意の長方形を鉛直方向に回転してできる形状(台形)であり、パラメータφnの10度刻み毎に計36個用意されている。また、テンプレートの内容を充実することで、更なるデコレーションレベルアップが可能である。

0091

そして、読み込まれたテンプレート上に、広告文字列をフォント変形して並べる。このフォントの変形はフォント変形回路46が担当する。

0092

ここで、フォントの変形とは、フォントをパラメータφnに従って縦長に変形することである。その手法とは、フォントの横寸法、縦寸法を(xf0,zf0)とすると、変形後の寸法(xf,zf)は、以下のようになる。

0093

xf=xf0*cos(φn+φ) …(20)
zf=zf0 …(21)
尚、フォントの変形方法は、式(20)、(21)以外にも種々のものが考えられる。例えば、拡大縮小回転操作を利用し、文字列を更に3次元的に表示しても良い。また、広告を3次元表示することで、広告を更にリアルに表示することができる。

0094

次に、ステップS36において、表示情報作成回路43がテンプレートと変形フォントを用いて広告のビットマップ画像を形成する。そして、画像は端子44から入力した現実画像と合成され、表示装置45であるLCD66から画像として出力される。ここで出力される画像は図10に示したようなものである。

0095

実施例3によれば、HMD装着者と背向する広告は表示されることがないので、例えば細い路地が並ぶ繁華街等において、隣の路地に掛かる背中向きの本来ならば見る必要のない広告を表示することがなくなり、無駄な広告を見たり、惑わされ見つかる筈のない広告を探して迷ったりすることがない。

0096

次に、図面を参照しながら本発明に係る実施例4を詳細に説明する。実施例4として、AV放送を楽しみながら広告情報を知り得るHMDの広告放送受信方法について説明する。

0097

図17は、実施例4におけるHMDの構成を示すブロック図である。図17において、171は撮像カメラ、172はフレームメモリであり、図16に示した公知のMR手法に用いられるものと同一である。

0098

173は表示情報作成回路であり、2種類の入力系統、即ち、一つは撮像カメラ171からの現実画像、他の一つは受信機181から受信された放送画像或いは仮想画像仮想情報を入力する。2系統画像情報は、スイッチ174で適宜切換或いは混合されて表示装置175に出力される。

0099

176はマイク、177は増幅回路であり、図6に示したステレオマイク65に相当し、音声情報を入力する。178は再生情報作成部であり、撮像系と同様に、2種類の入力系統、即ち、一つはマイク176からの音声情報、他の一つは受信機181から受信された放送音声或いは仮想音声を入力する。2系統の音声情報は、スイッチ179で適宜切換或いは混合されてイヤホン180に出力される。

0100

182はバッファ回路であり、図20に示すように、放送から広告の受信とテレビ放送の受信とが可能に構成されている。図20に示す209〜212は、図2に示した39〜42に対応するものである。217はテレビ放送情報分離回路であり、放送情報の中からテレビ放送情報を分離する。

0101

また、183はバッファであり、受信機186で受信した情報から音声情報を分離する音声情報分離回路を有するものである。

0102

次に、AV放送を楽しみながら広告情報を表示装置に表示させる、図20に示す回路群の動作について説明する。

0103

通常、スイッチ174を表示決定回路212、内容情報分離回路211とはオープン、テレビ放送情報分離回路217とはクローズとすることで、テレビ放送をこのHMDでも楽しむことができる。

0104

図21テレビ放送画像であり、この例では、二人の漫師112が漫才を行っている画像111である。

0105

この放送画像が終了した後、スイッチ174を表示決定回路212、内容情報分離回路211とはクローズ、テレビ放送情報分離回路217とはオープンとすることで、広告の受信が可能となる。この広告の表示は、他の実施例で説明したように行われる。

0106

また、公知のスーパーインポーズ手法を用いて、テレビ放送画像を表示中に広告を表示しても良い。

0107

尚、スイッチ174を表示決定回路212、内容情報分離回路211、テレビ放送情報分離回路217の全てとクローズにすることで、分離された放送情報は全て表示情報作成回路173へと伝達される。この場合、表示情報作成回路回路173によって作成された画像は、図11に示すように、テレビ放送画像111中にスーパーインポーズされた広告114として表示される。

0108

実施例4によれば、テレビ放送を受信可能な汎用な携帯型AV機器、HMDにおいて、放送局が放送する広告をも受信することができる。広告は番組の間或いは邪魔にならない場所へスーパーインポーズされるため、広告を無駄なく享受することができる。

0109

また、HMDを装着したまま歩行に支障を来たす場合には、HMDを半透明型にするか、図17に示した撮像カメラ171で撮像された現実画像をスイッチ174をクローズとすることで表示情報作成回路173に取り込み、公知のMR手法で合成しても良い。

0110

図11に示す113は、このようにして取り込まれた歩道であり、ここではテレビ放送を邪魔しない色彩明度で描画される。

0111

次に、図面を参照しながら本発明に係る実施例5を詳細に説明する。実施例5として、局地放送局複数局揃って更なる上位組織を形成した場合について説明する。

0112

実施例5では、図12に示すように、3つの局地放送局124でより大きな地域に放送が可能である広域放送局123を形成するものである。

0113

この広域放送局123は、一括した財務管理を行っており、例えば対応する地域にある広域商店街122から広域商店街122の構成要因である各店舗121の広告を一括して請け負うこともできる。

0114

また、広域放送局(或いは局地放送局)が送信源を3つ以上所有すると、複数の送信源を用いて放送の受信者であるHMD装着者の現在位置の検出が可能となる。これはレーダー法や光レーダー法と呼ばれる公知の手法である。

0115

図13に示すように、3つの局地放送局124が、それぞれ緯度経度(N1,E1)、(N2,E2)、(N3,E3)を有すると、HMDの現在位置(N0,E0)との距離r1、r2、r3は高さ情報を無視して容易に計算可能である。

0116

rn=√((Nn−N0)2+(En−N0)2) …(22)
各局地放送局からの放送信号には、緯度、経度(Nn,En)情報以外に、厳密な時計によって測定された時刻を表示する情報が含まれている。また、HMDにも厳密な時計が内蔵されている。このHMDでそれらの(波長チャネルの異なる)放送信号を受信することで、送信から受信までに掛かった時間(遅れ時間)τnを知ることができる。

0117

この遅れ時間τnは距離100mで0.3μs程度であるので、さほど高級な電気回路でなくても充分に検出することができる。

0118

ここで、遅れ時間τnが分かれば、距離rnは放送電波回折等を無視し、以下の式で求めることができる。ここで、cは光の速度である。

0119

rn=cτn …(24)
従って、3つの放送チャネルで各局地放送局からの距離r1、r2、r3を求め、それらを用いてHMDの現在位置(N0,E0)を只1点に特定することができる。

0120

また、HMD装着者が各店舗に立寄った際に、入店場所に、例えば監視カメラ等を設置しておくことで、HMD装着者の入店数を知ることができる。そして、入店した装着者は、HMDに表示される広告によって誘導された客であると推定することができる。

0121

そこで、入店した装着者の人数、即ち誘導された員数を広告料金の支払いの目安とすることができる。

0122

実施例5では、この員数により、店舗/広告主に請求する広告料金の額を変更する。

0123

実施例5によれば、規模の拡大によって放送局の運営のリスクを低減することができる。また、GPSの代わりに、HMD装着者が自身の現在位置を知ることもできる。また、放送局、広告主の両者にとって合理的な、広告料金の決定を行うことができる。

0124

また、本発明の構成は電気回路等のハードウェアではなく、ソフトウェアプログラム等で構成しても良い。また、HMDは、他のAV機能を搭載した携帯型AV機器、例えば携帯電話、PDA等であっても良い。

0125

本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータインターフェース機器リーダプリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機ファクシミリ装置など)に適用しても良い。

0126

また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。

0127

この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。

0128

このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標ディスクハードディスク光ディスク光磁気ディスクCD−ROM,CD−R,磁気テープ不揮発性メモリカード,ROMなどを用いることができる。

0129

また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

0130

更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

図面の簡単な説明

0131

広告を放送する側と受信する側の回路(機能)を示すブロック図である。
実施例3におけるHMD側の広告受信回路ブロックを示す図である。
実施例1におけるHMD側の回路群の動作を示すフローチャートである。
実施例2におけるHMD側の回路群の動作を示すフローチャートである。
実施例3におけるHMD側の回路群の動作を示すフローチャートである。
実施例1における広告放送を受信するHMDの外観を示す斜視図である。
HMDにおける座標系を示す図である。
HMD装着者の姿勢変化を検出する方法を説明するための図である。
広告の内容をシンボルで表示した例を示す図である。
メモリに格納されているテンプレートを示す図である。
テレビ放送画像中にスーパーインポーズされた広告を示す図である。
実施例5における放送局の構成の一例を示す図である。
3つの局地放送局の緯度経度から現在位置を求める方法を示す図である。
広告の表示面の方向を説明するための図である。
HMDに映し出される視界を表した図である。
撮像系の構成の一例を示す図である。
実施例4におけるHMDの構成を示すブロック図である。
実施例2におけるHMD側の広告受信回路ブロックを示す図である。
放送局15から送信される広告情報のフォーマットを示す図である。
実施例4におけるバッファ回路182の構成を示す図である。
テレビ放送画像の一例を示す図である。

符号の説明

0132

11広告主
12入力回路
13データベース
14送信機
15放送局
16受信機
17 現在位置検出回路
18姿勢検出回路
19 位置、姿勢検出回路
20位置情報分離回路
21内容情報分離回路
22 表示位置決定回路
23表示情報作成回路
24入力端子
25表示装置
26回路群
61 本体
62ツル
63 ボディ
64カメラ
65マイク
66 LCD
67光学系
68 イヤホン

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