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技術 多気室楕円状ロータリーエンジン

出願人 有限会社オムニテック
発明者 亀田勝裕
出願日 2003年12月9日 (17年7ヶ月経過) 出願番号 2003-410359
公開日 2005年6月30日 (16年0ヶ月経過) 公開番号 2005-171803
状態 未査定
技術分野 内燃機関の点火装置 回転機関 回転機械
主要キーワード 内壁外周 付帯構造 円形スプリング 成形配置 シーリング溝 気密シーリング 気密性維持 最大容積状態
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

現在実用化されている内燃機関としてはレシプロエンジンロータリーエンジンガスタービンエンジン等があり、最も普及しているエンジンとして4サイクルレシプロエンジンがあるが、各々に一長一短を有する。

解決手段

楕円状若しくはそれに類似したハウジングと、ハウジング内壁の一部を成すように成形配置された点火栓を有し、ローターを真円型とすると共に、特殊なセパレータ位置制御機構並びに各部の気密性維持信頼性の高い特殊気密機構を駆使したことで、ほぼ全ての性能面で既存エンジンを凌駕する革新的な多気室楕円状ロータリーエンジン具現化した。

概要

背景

現在実用化されている内燃機関としてはレシプロエンジンロータリーエンジンガスタービンエンジン等があり、最も普及しているエンジンとして4サイクルレシプロエンジンがある。
4サイクルレシプロエンジンは現時点で最も完成度が高く安定したエンジンとして多方面で使用されるが、ピストン垂直運動であること、吸排気バルブ直線運動でありエンジン雑音発生源であること、吸排気バルブ質量による慣性のため回転上限が存在すること、エンジン出力の一部がバルブ駆動に費やされるために熱−運動エネルギー変換効率が悪いこと、その構造上故燃焼ガスの完全排気はできず燃焼ドーム内残留ガスが存在して次の吸気行程における酸素含有量を低下させること、構造が複雑でありバルブクリアランスの定期的調整が不可欠であること等の隘路を有する。
ロータリーエンジンは4サイクルレシプロエンジンに対比して高出力であり、吸排気バルブを持たないためエンジン雑音の発生が微小であるが、その構造上圧縮比固定化されており変更自由度が少ないこと、先端平面点火栓を用いるために圧縮行程で僅かな間隙が生じて圧縮漏れ及び燃料吹き抜けが起き、低速回転時に回転安定しないこと、ローター出力軸に対して偏芯運動を行なうため好ましくない振動が発生すること、ローターの偏芯運動のために対ハウジング間気密シーリングが困難であり面摩擦による磨耗や熱変形が発生しやすく信頼性や耐久性が低いこと等の隘路を有する。
ガスタービンエンジンは重量対出力比において4サイクルレシプロエンジンの2倍以上の出力を有するが、燃料消費率極端に悪いために使途が限定される等の隘路を有する。

過去の類似特許等は、これら隘路を回避すべく考案、発明されてはいるが、いずれも構造の不完全さ、気密性の悪さ、熱変形に対する対応の不備等により、現在まで実用に供する完成度に至っていない。
実開昭59−142427号公報
特開昭58−200035号公報
特開平01−313629号公報
特開平05−340263号公報
特開平06−280599号公報
特開平09−158701号公報

概要

現在実用化されている内燃機関としてはレシプロエンジン、ロータリーエンジン、ガスタービンエンジン等があり、最も普及しているエンジンとして4サイクルレシプロエンジンがあるが、各々に一長一短を有する。楕円状若しくはそれに類似したハウジングと、ハウジング内壁の一部を成すように成形配置された点火栓を有し、ローターを真円型とすると共に、特殊なセパレータ位置制御機構並びに各部の気密性維持に信頼性の高い特殊気密機構を駆使したことで、ほぼ全ての性能面で既存エンジンを凌駕する革新的な多気室楕円状ロータリーエンジン具現化した。なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

楕円形状若しくはそれに近似した内壁外周部を有し、両側面を平行平面で囲われたハウジングと、その内部に位置して出力軸同軸に配置された真円形状ローターと、ハウジングとローターで形成される閉鎖空間を複数の気室に分割するセパレータよりなる、多気室楕円状ロータリーエンジン

請求項2

ハウジングの内壁外周部は完全楕円形若しくは楕円形状部、半円形状部、直線部で構成され、各曲線部及び直線部はその接線が一致する様に接続されることで、円運動時における不連続偏移部が存在しない形状で成る、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項3

軽油燃料とするディーゼルエンジン型等高圧縮を要求される用途の場合、ハウジングの内壁外周部の曲線を構成する一部に偏移点を与えることで、要求される圧縮率とすることを可能とする形状を有する、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項4

ハウジングの内壁外周部とローターは1点において面接触しており、面接触部はハウジングに設けた気密シーリングにより気密分離性と対磨耗性が保たれる構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項5

ローターをセパレータにより分割する数は4若しくは6として成る、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項6

ハウジング内部に設けたセパレータガイドにより、ローターの回転位置に係らず常にセパレータがハウジング内壁外周部に接触するよう強制位置され、分割された各気室の気密性を確保する構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項7

ハウジングの両側面と平行するローターの平面な両側面は相互に非接触で僅かな間隙を有し、ハウジングとローター各々相対的同位置に設けた真円状の溝内に位置されてローターと共に回転する複数の半円状気密シーリングにより、ハウジング内壁部とローター側面部の気密性を確保された構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項8

セパレータで分割された各気室を成すローター部の周囲は、各々相互に僅かな重なりをもって取り囲む様に配置された4個の半円状気密シーリングにより、ローターとハウジング間、ローターとセパレータ間相互の気密性を確保された構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項9

ローター内部は機能上必要部を残して空洞化した多容量オイル溜め構造を有し、ハウジング外部よりの強制オイル循環を行なうことでオイルによる強制内部冷却と各気密シーリングの潤滑を行なう構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項10

セパレータに装備された2つのL字型気密シーリングは相互に対称的な重なりをもって配置され、各々は円形スプリング及び波型スプリングによりハウジング外周面及び側面に密着されることで、セパレータ自体の気密性を確保する構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項11

L字型気密シーリングがハウジング側面とセパレータ間を圧着シーリングするための波型スプリングが微小移動による磨耗を受けないための更なる補助シーリングを設けることで高い信頼性を確保する構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

請求項12

中心電極絶縁碍子外部電極が一体と成った点火栓自体がハウジング内壁曲面の一部を成し、点火栓の空隙による圧縮漏れや燃料の吹き抜けに依る低速回転時の不安定さを回避すると共に、セパレータの摺動により常に擦られてカーボンの付着を防止する構造を有してなる、多気室楕円状ロータリーエンジン。

技術分野

0001

本発明は化石燃料であるガソリンや他の一般的内燃機関用燃料を使用する、内燃機関一種に関するものである。

背景技術

0002

現在実用化されている内燃機関としてはレシプロエンジンロータリーエンジンガスタービンエンジン等があり、最も普及しているエンジンとして4サイクルレシプロエンジンがある。
4サイクルレシプロエンジンは現時点で最も完成度が高く安定したエンジンとして多方面で使用されるが、ピストン垂直運動であること、吸排気バルブ直線運動でありエンジン雑音発生源であること、吸排気バルブ質量による慣性のため回転上限が存在すること、エンジン出力の一部がバルブ駆動に費やされるために熱−運動エネルギー変換効率が悪いこと、その構造上故燃焼ガスの完全排気はできず燃焼ドーム内残留ガスが存在して次の吸気行程における酸素含有量を低下させること、構造が複雑でありバルブクリアランスの定期的調整が不可欠であること等の隘路を有する。
ロータリーエンジンは4サイクルレシプロエンジンに対比して高出力であり、吸排気バルブを持たないためエンジン雑音の発生が微小であるが、その構造上圧縮比固定化されており変更自由度が少ないこと、先端平面点火栓を用いるために圧縮行程で僅かな間隙が生じて圧縮漏れ及び燃料吹き抜けが起き、低速回転時に回転安定しないこと、ローター出力軸に対して偏芯運動を行なうため好ましくない振動が発生すること、ローターの偏芯運動のために対ハウジング間気密シーリングが困難であり面摩擦による磨耗や熱変形が発生しやすく信頼性や耐久性が低いこと等の隘路を有する。
ガスタービンエンジンは重量対出力比において4サイクルレシプロエンジンの2倍以上の出力を有するが、燃料消費率極端に悪いために使途が限定される等の隘路を有する。

0003

過去の類似特許等は、これら隘路を回避すべく考案、発明されてはいるが、いずれも構造の不完全さ、気密性の悪さ、熱変形に対する対応の不備等により、現在まで実用に供する完成度に至っていない。
実開昭59−142427号公報
特開昭58−200035号公報
特開平01−313629号公報
特開平05−340263号公報
特開平06−280599号公報
特開平09−158701号公報

発明が解決しようとする課題

0004

解決しようとする問題点は、現在実用化されている各種エンジンが各々有する隘路及び先行技術の不完全性のほぼ全てを回避する点である。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、新たなエンジン構造として楕円形状若しくは楕円形状に近似したハウジングと、出力軸に同軸真円型ローターと、気室を分割する複数のセパレータより成り、ハウジング内部に設けたセパレータガイドによりローターの回転位置に係らず常にセパレータがハウジング内壁外周部に接触するよう強制位置されて分割された各気室の気密性を確保する構造と、各種気密シーリングにより相互に気密保持された構造と、点火栓自体をハウジング内壁外周部の曲面を成す構造として気密性を確保すると共にセパレータの面摺動により常に清掃されることでカーボンの付着を皆無とする構造を有すると共に、回転する真円型ローターを内部よりオイル強制冷却する構造を有することで、従来の先行エンジンが解決し得なかった高度な気密性と高耐久性両立し得たことを最も主要な特徴とする。

発明の効果

0006

本発明の多気室楕円状ロータリーエンジンは、対4サイクルレシプロエンジンに措いては、バルブ機構廃止することで得られる熱−運動エネルギー変換効率の向上と、エンジン雑音発生の防止と、回転上限の向上と、調整個所撤廃と、完全な吸排気行程の実現であり、対ロータリーエンジンに置いては、偏芯運動しないローター構造とすることで得られる不要な振動の防止と、完全な気密構造の保持による耐久性の向上と、一層の高出力であり、対ガスタービンエンジンに措いては、燃料消費率を悪化させずに一層の高出力を得られることである。更に、不必要に高圧縮率としなくとも充分な出力を得られるため、適度な圧縮率により窒素酸化物の発生を低く押さえられる効果を有する。

発明を実施するための最良の形態

0007

既存の各種エンジンが有する隘路をほぼ全て回避するという目的を、多気室楕円状ロータリーエンジン構造と、その構成要素として耐久性に優れた特殊な気密シーリング構造と、点火栓自体がハウジングの内周曲面を構成して気密性の確保とカーボン付着を防止する構造と、ローターを内部より強制オイル冷却する構造を複合させることで、調整個所を廃止した簡易な構造故に故障発生率の低減も併せて実現した。

0008

本発明は、化石燃料であるガソリンや他の一般的内燃機関用燃料を使用する内燃機関の一種に関するものであり、既存のロータリーエンジンの部類に属する多気室楕円状ロータリーエンジンである。従来の類似な先行エンジンが概念的には成り立つものの具現化できなかった最大の隘路は、その気密性の不完全さと、それに伴う信頼性の悪化である。

0009

これら隘路を回避する手段としての本発明の実施例1では、楕円形状部、半円形状部、直線部で構成され、各曲線部及び直線部はその接線が一致する様に接続された、楕円型に近似したハウジングと、出力軸に同軸な真円型ローターと、気室を4分割するセパレータより成り、ハウジング内部に設けたセパレータガイドによりローターの回転位置に係らず常にセパレータがハウジング内壁外周部に接触するよう強制位置されて分割された各気室の気密性を確保する構造と、点火栓自体がハウジングの内周曲面を構成して気密性の確保とカーボン付着を防止する構造と、各種気密シーリングにより相互に気密保持された構造を有すると共に、回転する真円型ローターを内部よりオイルで強制冷却する構造を有することで、従来の先行エンジンが解決し得なかった高度な気密性と高耐久性を両立し得たことを最も主要な特徴とするが、これより得られる性能上の際立った特徴として、

0010

イ:ロータリーエンジンでは、そのローターが偏芯回転するために発生する不要な振動と、ハウジングとローター間の面磨耗及び扁平状点火栓部に生じる僅かな間隙より発生する気密性の低下が、本発明の構造では発生しない。従って信頼性、耐久性はレシプロエンジンに近似する。
ロ:吸排気バルブを有さないために回転上限に制限を受けない。唯一回転制限は、使用燃料爆発燃焼速度がローターの回転速度に近づいた場合のみであり、市販されている通常ガソリンを燃料とした場合の常用使用回転域は1万回転以上が可能であり、酸化剤を添加した高性能燃料を使用した場合は、更にそれを上回る高速回転が可能である。
ハ:本発明における気室を4分割した多気室楕円状ロータリーエンジンの場合、出力軸1回転中に4回の爆発膨張が行なわれるので、等価的に8気筒4サイクルレシプロエンジンに相当する円滑で静粛な回転が得られる。又、本発明における気室を6分割した多気室楕円状ロータリーエンジンの場合、出力軸1回転中に6回の爆発膨張が行なわれるので、等価的に12気筒4サイクルレシプロエンジンに相当する円滑で静粛な回転が得られる。
ニ:4サイクルレシプロエンジンに不可欠なバルブ調整機構を有さないため、性能維持のための保守点検が全く不要であり、長期に渡るエンジン性能劣化は僅かである。結果、故障率が低減する。
ホ:本発明における気室を4分割した多気室楕円状ロータリーエンジンの場合、8気筒4サイクルレシプロエンジンと同一な排気量の場合、同一回転において約8倍の出力が得られると共に、より一層の高速常用使用回転域を有するために計算上の出力は更に上回る。換言すれば、排気量で8分の1以下、エンジン重量比でも8分の1以下で、8気筒4サイクルレシプロエンジン以上の性能を得られる。同様に、本発明における気室を6分割した多気室楕円状ロータリーエンジンの場合、12気筒4サイクルレシプロエンジンと同一な排気量の場合、同一回転において約12倍の出力が得られると共に、より一層の高速常用使用回転域を有するために計算上の出力は更に上回る。換言すれば、排気量で12分の1以下、エンジン重量比でも12分の1以下で、12気筒4サイクルレシプロエンジン以上の性能を得られる。
ヘ:同一出力を得る8又は12気筒4サイクルレシプロエンジンに対比してエンジン重量を極度に軽量化可能なため、乗用自動車等に実装した場合の総合結果として飛躍的な燃費向上が図れる。
ト:真円ローターに対する楕円形状ハウジングの離心率を変えることで圧縮率を変更できるが、本発明における気室を4分割した多気室楕円状ロータリーエンジンの場合、円滑な回転を確保することに重点を措いた場合の最適な圧縮率を約6程度として燃焼温度下げ、結果、窒素酸化物の排出が少なく、低公害である等の特徴を有する。本発明における気室を6分割した多気室楕円状ロータリーエンジンの場合、圧縮率を約10以上に上げられるために燃焼効率一段と良化する。なお、本エンジンの冷却は、既存技術である空冷若しくは液冷いずれかの手段で行ない、燃料の注入は、既存技術であるキャブレター若しくは燃料噴射装置のいずれかの手段で行なう。更に、点火栓自体がハウジング曲面の一部を成し、常にセパレータで摺動清掃されるため、カーボン付着が皆無である。

0011

本発明の実施例1における4分割気室とした多気室楕円状ロータリーエンジンでは、真円ローターの直径を100ミリメートル、楕円型ハウジングの長円部を140ミリメートルとしたときのハウジング内壁間隔を35.5ミリメートルに選び、最大吸入容積を50CC、最小圧縮容積を7.9CC、圧縮比を6.33としたものである。

0012

図1は本発明の実施例における正面透視図である。H01は主ハウジングであり、垂直線に対して左右対称位置にH04の吸入口とH05の排気口及び上下に重なる位置にH08のオイル注入口とH09のオイル排出口が位置され、上部にP01の点火栓が位置されている。R01は真円型ローターであり、H01の主ハウジングのほぼ中心位置にあるが、下部はH07の気密シーリングを介してH01の主ハウジングと接触しており、上部は僅かな空隙を有して非接触である。なお、図において、R01の真円型ローターは右回りに回転するものとする。S01のセパレータは、中心位置に対して各々90度の相対角度で配置されており、R01の真円型ローターに挟まれて共に回転するが、ハウジング部に固定されているH06のセパレータガイドによりその位置は回転角度偏移し、S01のセパレータ先端部は常にH01の主ハウジング内壁外周部に強制接触される。同図におけるセパレータ位置において、A01の気室1は吸入行程最大容積状態と吸入行程終了段階を示し、A02の気室2は圧縮行程の最大圧縮状態着火爆発開始行程を示し、A03の気室3は爆発膨張行程の最大容積状態と排気行程開始段階を示す。

0013

図2は本発明の実施例における側面断面図である。H02の側壁ハウジング1とH03の側壁ハウジング2は同一形状であり、H01の主ハウジングを両側より挟み込むことでR01の真円型ローターを取り囲んだハウジング部を成す。R02は出力軸であり、R01の真円型ローターが得た回転出力を外部に出力する。G01は気密シーリング1であり、4分割されたR01の真円型ローターの外周部に彫られた溝と、H02及びH03の側壁ハウジングに彫られた溝に共にはまり込むように位置される。なお、R01の真円型ローター側面とハウジング部両側壁面は僅かな間隙を有しており面接触してしない。

0014

図3は本発明の実施例におけるセパレータ詳細図である。S01のセパレータは上部、側面に溝を有しており、その横幅はH01の主ハウジングの幅にほぼ一致するが、僅かに狭くなっている。G03の気密シーリング3と、G04の気密シーリング4は全く同一であるが、S01のセパレータに組み込まれる段階で重ね合わされて左右対称に位置する。SP1のスプリング1及びSP2のスプリング2は同一であり、S01に彫られた穴に位置してG03の気密シーリング3及びG04の気密シーリング4を上方に押し出すように機能する。SP3の波型スプリング1は、G03の気密シーリング3及びG04の気密シーリング4と共に上下に移動するG05の補助気密シーリングを介してG03の気密シーリング3及びG04の気密シーリング4を夫々左右方向に押し出すように機能する。S01のセパレータはR01の真円型ローターの回転位置により強制移動されると共にハウジング部に配置されたセパレータガイドにより強制位置されるが、この際に僅かな誤差が発生する。この僅かな誤差を補正し常に一定の密着度を確保するため、G03の気密シーリング3及びG04の気密シーリング4及びその付帯構造は不可欠な要素である。

0015

図4は本発明の実施例におけるローター部気密シーリング詳細図である。4分割された各々のローター部は周囲に気密シーリング用の溝を有し、G01の気密シーリング1を2個、G02の気密シーリング2の2個は、この溝に入り周囲4面を囲う。更に各気密シーリングは相互に重なり合ってより一層の気密性を確保する。隣り合う分割ローター部間に挿入されるS01のセパレータに接する面は、内部にSP4の波型スプリング2を有し、この圧力により気密性を確保する。ハウジング部側壁面方向に接する部分は、R01の真円型ローターの幅以上にはみ出しており、このはみ出し部分はハウジング部に設けたシーリング溝に入ることで、側面における一層の気密性を確保する。

0016

図5は本発明の実施例における点火栓の詳細図である。P01の点火栓はP011の中心電極と、P012の絶縁碍子と、P013の外部電極より成るが、その放電着火部はH01のハウジング内壁曲線に一致した構造であり、セパレータの接触において空隙が発生せずに気密性が保たれると共に、セパレータが点火栓部を摺動移動することで常にカーボンが清掃除去されるため、点火栓の定期的なカーボン清掃作業が不要である。

0017

図6は本発明の実施例におけるハウジング主部詳細図である。H01の主ハウジングには左右対称にH04の吸気口、H05の排気口が設けられ、それらは各々H15のスリットにより一体化されている。なお、H13は気密シーリング溝2である。

0018

図7は本発明の実施例におけるハウジング側面部詳細図である。H02の側壁ハウジング1とH03の側壁ハウジング2は同一形状であり、H01の主ハウジングを両側より挟み込むことでハウジング部を成す。H02の側壁ハウジング1にはH06のセパレータガイド、H08のオイル注入口、H09のオイル排出口、H10の気密シーリング溝1、H11の負圧逃げ溝、H12の加圧逃げ溝、H13の気密シーリング溝2、H14の出力軸受けが設けられている。

0019

図8は本発明の実施例における真円型ローター部詳細図である。R01の真円型ローターは図示の如く4ブロックに分割されており、R02は出力軸、R03は気室面、R04は気室面支持部、R05はセパレータ保持部である。なお下図はR01の真円型ローターを45度回転させた状態における内部状態を示す。

0020

本発明の実施例1は多曲面形状で構成したハウジング形状と気室を4分割した多気室楕円状ロータリーエンジンであるが、実施例2はハウジング形状を完全楕円状として分割数を6とした多気室楕円状ロータリーエンジンであり、若干構造は複雑化するが、より一層の高圧縮比が実現でき、結果、排気量対出力比が向上する。

0021

実施例2の6分割気室とした多気室楕円状ロータリーエンジンでは、実施例1における各部部品共有化を図るために真円ローターの直径を100ミリメートル、楕円型ハウジングの長円部を140ミリメートル、ハウジング内壁間隔を35.5ミリメートルとして実施例1における主要寸法を同一としたときの最大吸入容積は34.3CC、最小圧縮容積は2.92CCとなり、11.75の圧縮比を得たものである。

0022

図9は本発明の実施例2における正面透視図である。H01Bは主ハウジングであり、垂直線に対して左右対称位置にH04Bの吸入口とH05Bの排気口及び上下に重なる位置にH08Bのオイル注入口とH09Bのオイル排出口が位置され、上部にP01Bの点火栓が位置されている。R01Bは真円型ローターであり、H01Bの主ハウジングのほぼ中心位置にあるが、下部はH07Bの気密シーリングを介してH01Bの主ハウジングと接触しており、上部は僅かな空隙を有して非接触である。なお、図において、R01Bの真円型ローターは右回りに回転するものとする。S01Bのセパレータは、中心位置に対して各々60度の相対角度で配置されており、R01Bの真円型ローターの回転と共にその位置角度が変わると共に、ハウジング部に固定されているH06BのセパレータガイドによりS01Bのセパレータ先端部は常にH01Bの主ハウジング内壁外周部に強制接触される。なお、S01BのセパレータはS01のそれと同一であり、ローターに用いる各種気密シーリング及び波型スプリング類も実施例1のものと大差は無い。

0023

図10は本発明の実施例2におけるハウジング側面部及びローター側面図である。ハウジングの基本構造は実施例とほぼ同一であるが、大きく異なるのはH06Bのセパレータガイド形状と、吸排気部における形状であるが、これは実施例2では動作に関与しない気室が存在するため、その部位に発生する負圧、加圧の逃げ溝を広くしている。

0024

本発明の実施例1における気室を4分割した多気室楕円状ロータリーエンジンのハウジング形状を変更することで、基本的に任意の圧縮率を得ることができるが、本実施例3ではこの圧縮率を極度に高めて、軽油を燃料とするディーゼルエンジンへの対応例を示す。相互比較及び各部部品の共有化を図るために真円ローターの直径を100ミリメートル、楕円型ハウジングの長円部を140ミリメートル、ハウジング内壁間隔を35.5ミリメートルとして実施例1における主要寸法と同一とするが、ハウジング形状は大きく変更されている。本実施例3では、最大吸入容積は47.67CC、最小圧縮容積は2.25CCとなり、21.21の高圧縮比を得たものである。

0025

図11は本発明の実施例3における正面透視図である。H01Cは主ハウジングであり、垂直線に対して左右対称位置にH04Cの吸入口とH05Cの排気口及び上下に重なる位置にH08Cのオイル注入口とH09Cのオイル排出口が位置され、上部にP01Cの燃料噴射装置が位置されている。R01Cは真円型ローターであり、H01Cの主ハウジングのほぼ中心位置にあるが、下部はH07Cの気密シーリングを介してH01Cの主ハウジングと接触しており、上部は僅かな同心円空隙を有して非接触である。なお、図において、R01Cの真円型ローターは右回りに回転するものとする。S01Cのセパレータは、中心位置に対して各々90度の相対角度で配置されており、R01Cの真円型ローターの回転と共にその位置角度が変わると共に、ハウジング部に固定されているH06CのセパレータガイドによりS01Cのセパレータ先端部は常にH01Cの主ハウジング内壁外周部に強制接触される。なお、S01CのセパレータはS01のそれと同一であり、ローターに用いる各種気密シーリング及び波型スプリング類も実施例1のものと大差は無い。

0026

図12は本発明の実施例3におけるハウジング側面部及びローター側面図である。ハウジングの基本構造は他の実施例と一部異なり、2部分において各曲線の接線を同一としない偏移点が存在するが、その部分は滑らかな曲線で接続されている。これに伴い、H06Cのセパレータガイド形状はかなり変形されている。この偏移点のために他例に比べてセパレータのモーメントフリクション発生が無視できなくなるため、回転上限はに適度な制限を与える必要が有る。

0027

新種なロータリーエンジンの一種に属し、各部の気密性を確実化することで革新的な高性能性と、既存のロータリーエンジン以上の信頼性を両立させ得たことで、結果として性能を損なわずに飛躍的な軽量化を可能とし、乗用自動車等に用いた場合の総合結果として、燃料消費率の一層な改善と、低公害性が期待できる。

図面の簡単な説明

0028

本発明の実施例における正面透視図である。(実施例1)
本発明の実施例における側面断面図である。(実施例1)
本発明の実施例におけるセパレータ詳細図である。(実施例1)
本発明の実施例におけるローター部気密シーリング詳細図である。(実施例1)
本発明の実施例における点火栓部断面図である。(実施例1)
本発明の実施例におけるハウジング主部詳細図である。(実施例1)
本発明の実施例におけるハウジング側面部詳細図である。(実施例1)
本発明の実施例における真円型ローター部詳細図である。(実施例1)
本発明の実施例における正面透視図である。(実施例2)
本発明の実施例におけるハウジング側面部及びローター側面図である。(実施例2)
本発明の実施例における正面透視図である。(実施例3)
本発明の実施例におけるハウジング側面部及びローター側面図である。(実施例3)

符号の説明

0029

A01気室1
A02 気室2
A03 気室3
G01気密シーリング1
G02 気密シーリング2
G03 気密シーリング3
G04 気密シーリング4
G05補助気密シーリング
H01主ハウジング
H02側壁ハウジング1
H03 側壁ハウジング2
H04吸入口
H05排気口
H06セパレータガイド
H07 気密シーリング5
H08オイル注入口
H09オイル排出口
H10気密シーリング溝1
H11 負圧逃げ溝
H12加圧逃げ溝
H13 気密シーリング溝2
H14出力軸受け
P01点火栓
P011中心電極
P012絶縁碍子
P013外部電極
R01真円型ローター
R02出力軸
R03 気室面
R04 気室面支持部
R05セパレータ保持部
S01 セパレータ
SP1スプリング1
SP2 スプリング2
SP3波型スプリング1
SP4 波型スプリング2
H01B 主ハウジング
H02B 側壁ハウジング1
H03B 側壁ハウジング2
H04B 吸入口
H05B 排気口
H06B セパレータガイド
H07B 気密シーリング5
H08B オイル注入口
H09B オイル排出口
H10B 気密シーリング溝1
H11B 負圧逃げ溝
H12B 加圧逃げ溝
H13B 気密シーリング溝2
H14B 出力軸受け
P01B 点火栓
R01B 真円型ローター
R02B 出力軸
R05B セパレータ保持部
S01B セパレータ
H01C 主ハウジング
H02C 側壁ハウジング1
H03C 側壁ハウジング2
H04C 吸入口
H05C 排気口
H06C セパレータガイド
H07C 気密シーリング5
H08C オイル注入口
H09C オイル排出口
H10C 気密シーリング溝1
H11C 負圧逃げ溝
H12C 加圧逃げ溝
H13C 気密シーリング溝2
H14C 出力軸受け
P01C燃料噴射装置
R01C 真円型ローター
R02C 出力軸
R05C セパレータ保持部
S01C セパレータ

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