図面 (/)

技術 プリンタ装置、稼動状況予測システム、稼動状況予測方法、プリンタ装置の制御プログラム、およびプリンタ装置の制御プログラムを記憶した記録媒体

出願人 シャープ株式会社
発明者 廣畑仁志
出願日 2003年12月12日 (16年11ヶ月経過) 出願番号 2003-415640
公開日 2005年6月30日 (15年4ヶ月経過) 公開番号 2005-169946
状態 未査定
技術分野 付属装置、全体制御 タイプライター等へのデジタル出力
主要キーワード 初期稼動 格稼動 装置稼動状況 稼動実績データ 装置情報取得ステップ 装置情報データ 他装置情報 演算手段内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年6月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

既設プリンタ装置から取得した情報を利用して自身の将来的な稼動状況予測を可能とする。

解決手段

プリンタ装置1は、自身の稼動状況に関する履歴情報である稼動実績を記録している1以上の第2プリンタ装置2と、通信ケーブル4を介して相互に接続されている。そして、プリンタ装置1は、他装置情報取得部17が第2プリンタ装置2の機能を示す装置情報を取得し、取得した装置情報と自身の装置情報とを比較して、他装置選択部18が第2プリンタ装置2の中から機能や処理能力が一致/類似する第2プリンタ装置2を選択する。そして、選択された第2プリンタ装置2から稼動実績データ取得部19が稼動実績データを取得し、この稼動実績データに基づいて、自装置稼動状況予想部20が自身の稼動状況を予測する。

概要

背景

最近のネットワーク環境下では、通信ケーブルなどを介して接続されている複数のプリンタ装置が、複数のユーザによって共有して利用できるようになっている。例えば、このようなプリンタ装置では、複数のユーザから出力指示されたジョブ情報を順次受信し、この受信情報に基づいて順次プリントアウトすることが可能である。

ところで、近年、プリンタ装置は、スキャナファクシミリ、およびコピーなどの複数の機能が一体化されたものが増えてきている。
さらに、プリンタ装置は、このような機能の多様化のみならず、カラー印刷高速印刷等の印刷形態も多様化している。

そこで、ユーザは、所望される作業(例えば、カラー印刷、高速印刷等)に応じて、好適なプリンタ装置を選択して出力指示を行う。このように、ユーザが、複数のプリンタ装置の中から特定のプリンタ装置を選択して印刷指示を行う場合、各プリンタ装置ごとにユーザによって使用される頻度は異なることとなる。
また、プリンタ装置の使用頻度は、ユーザの作業業務の繁忙期等、日時によっても異なる。

このため、各プリンタ装置ごとに、装置の点検周期や、その装置に備えられた消耗品消費スピードは様々となる。

したがって、各プリンタ装置が、常に安定して稼動する環境を維持するためには、ユーザがそれぞれのプリンタ装置の稼動状況(例えば、プリンタ装置の稼動時間、プリンタ装置の動作状況,プリンタ装置に備えられた消耗品の消費状況など)を把握できることが好ましいといえる。

そこで例えば、特許文献1では、印刷動作時間および回数計数し、プリンタ装置毎のトータル使用時間を管理できるプリンタ装置が示されている。
また、特許文献2では、複数あるプリンタの現在の動作状況を各クライアントマシン側で確認できるプリンタ装置から構成されるシステムが示されている。
また、特許文献3では、動作履歴情報として過去の総プリント枚数、その日のプリント枚数、処理したジョブ数紙詰まり頻度などを管理しておき、外部からの要求に応じて管理している情報を通知可能なプリンタ装置が示されている。
また、特許文献4では、これまでの印刷履歴をデータとして蓄積しておき、この印刷履歴から消耗品の使用量を算出して消耗品の交換時期予測可能とするプリンタ装置が示されている。
特開平3−277580号公報(1991年12月9日公開
特開平11−134142号公報(1999年5月21日公開)
特開平11−227299号公報(1999年8月24日公開)
特開2000−71581号公報(2000年3月7日公開)

概要

既設のプリンタ装置から取得した情報を利用して自身の将来的な稼動状況の予測を可能とする。 プリンタ装置1は、自身の稼動状況に関する履歴情報である稼動実績を記録している1以上の第2プリンタ装置2と、通信ケーブル4を介して相互に接続されている。そして、プリンタ装置1は、他装置情報取得部17が第2プリンタ装置2の機能を示す装置情報を取得し、取得した装置情報と自身の装置情報とを比較して、他装置選択部18が第2プリンタ装置2の中から機能や処理能力が一致/類似する第2プリンタ装置2を選択する。そして、選択された第2プリンタ装置2から稼動実績データ取得部19が稼動実績データを取得し、この稼動実績データに基づいて、自装置稼動状況予想部20が自身の稼動状況を予測する。

目的

本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、適切な他のプリンタ装置を選択し、そのプリンタ装置が保持する情報を取得し利用できるプリンタ装置、稼動状況システム、稼動状況予測方法、プリンタ装置制御プログラム、およびプリンタ装置制御プログラムを記録した記録媒体を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

一以上の他のプリンタ装置と、通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の性能に関する情報である他装置情報を取得する他装置情報取得手段と、自装置の性能に関する情報である自装置情報と上記他装置情報とを比較して、上記他のプリンタ装置の中から上記自装置情報と一致もしくは類似する他装置情報を有するものを参照装置として選択する装置選択手段と、上記参照装置から当該参照装置の稼動状況履歴情報である参照装置稼動実績を取得する稼動実績取得手段とを備えていることを特徴とするプリンタ装置。

請求項2

上記他のプリンタ装置の他装置情報を表示する表示手段と、上記他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって上記参照装置を選択するユーザ装置選択手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。

請求項3

一以上の他のプリンタ装置と、通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の稼動状況の履歴情報である他装置稼動実績を取得する稼動実績取得手段と、自装置の稼動状況の履歴情報である自装置稼動実績を記録する自装置稼動状況記録手段と、上記他装置稼動実績の中から自装置稼動実績に一致もしくは類似する他装置稼動実績を有する他のプリンタ装置を参照装置として選択する装置選択手段とを備えていることを特徴とするプリンタ装置。

請求項4

上記他のプリンタ装置の他装置稼動実績を表示する表示手段と、上記他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって上記参照装置を選択するユーザ装置選択手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置。

請求項5

上記参照装置の稼動実績に基づいて、自装置の稼動状況を予測する稼動状況予測手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4に記載のプリンタ装置。

請求項6

上記稼動状況予測手段は、参照装置の稼動実績に基づいて予測をするか否かを、所定期間における自装置稼動実績に応じて決定することを特徴とする請求項5に記載のプリンタ装置。

請求項7

他のプリンタ装置から装置情報送信要求を受けた場合、上記自装置情報を当該他のプリンタ装置に送信する装置情報送信手段と、他のプリンタ装置から、予め自装置に保持している自装置稼動実績の送信要求を受信した場合、この自装置稼動実績を当該他のプリンタ装置に送信する稼動実績送信手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜6何れか1項に記載のプリンタ装置。

請求項8

一以上の他のプリンタ装置と通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置における稼動状況予測方法であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の性能に関する情報である他装置情報を取得する他装置情報取得ステップと、自装置の性能に関する情報である自装置情報と上記他装置情報とを比較して、上記他のプリンタ装置の中から自装置情報と一致もしくは類似する他装置情報を有するものを参照装置として選択する装置選択ステップと、上記参照装置から当該参照装置の当該参照装置の稼動状況の履歴情報である参照装置稼動実績を取得する稼動実績取得ステップと、参照装置の稼動実績に基づいて、自装置の稼動状況を予測する稼動状況予測ステップとを含むことを特徴とする稼動状況予測方法。

請求項9

請求項5また6に記載のプリンタ装置と参照装置とを含むことを特徴とする稼動状況予測システム

請求項10

請求項1〜7の何れか1項に記載のプリンタ装置を動作させるためのプリンタ装置の制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプリンタ装置の制御プログラム。

請求項11

請求項10に記載のプリンタ装置の制御プログラムが記録されたコンピュータの読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、入力された画像データに基づき、画像を出力するプリンタ装置に関するものである。特には、クライアントサーバ型ネットワークプリンタとして好適に適用可能なプリンタ装置、稼動状況予測ステム、稼動状況予測方法、プリンタ装置の制御プログラム、およびプリンタ装置の制御プログラムを記録した記録媒体に関する。

背景技術

0002

最近のネットワーク環境下では、通信ケーブルなどを介して接続されている複数のプリンタ装置が、複数のユーザによって共有して利用できるようになっている。例えば、このようなプリンタ装置では、複数のユーザから出力指示されたジョブ情報を順次受信し、この受信情報に基づいて順次プリントアウトすることが可能である。

0003

ところで、近年、プリンタ装置は、スキャナファクシミリ、およびコピーなどの複数の機能が一体化されたものが増えてきている。
さらに、プリンタ装置は、このような機能の多様化のみならず、カラー印刷高速印刷等の印刷形態も多様化している。

0004

そこで、ユーザは、所望される作業(例えば、カラー印刷、高速印刷等)に応じて、好適なプリンタ装置を選択して出力指示を行う。このように、ユーザが、複数のプリンタ装置の中から特定のプリンタ装置を選択して印刷指示を行う場合、各プリンタ装置ごとにユーザによって使用される頻度は異なることとなる。
また、プリンタ装置の使用頻度は、ユーザの作業業務の繁忙期等、日時によっても異なる。

0005

このため、各プリンタ装置ごとに、装置の点検周期や、その装置に備えられた消耗品消費スピードは様々となる。

0006

したがって、各プリンタ装置が、常に安定して稼動する環境を維持するためには、ユーザがそれぞれのプリンタ装置の稼動状況(例えば、プリンタ装置の稼動時間、プリンタ装置の動作状況,プリンタ装置に備えられた消耗品の消費状況など)を把握できることが好ましいといえる。

0007

そこで例えば、特許文献1では、印刷動作時間および回数計数し、プリンタ装置毎のトータル使用時間を管理できるプリンタ装置が示されている。
また、特許文献2では、複数あるプリンタの現在の動作状況を各クライアントマシン側で確認できるプリンタ装置から構成されるシステムが示されている。
また、特許文献3では、動作履歴情報として過去の総プリント枚数、その日のプリント枚数、処理したジョブ数紙詰まり頻度などを管理しておき、外部からの要求に応じて管理している情報を通知可能なプリンタ装置が示されている。
また、特許文献4では、これまでの印刷履歴をデータとして蓄積しておき、この印刷履歴から消耗品の使用量を算出して消耗品の交換時期予測可能とするプリンタ装置が示されている。
特開平3−277580号公報(1991年12月9日公開
特開平11−134142号公報(1999年5月21日公開)
特開平11−227299号公報(1999年8月24日公開)
特開2000−71581号公報(2000年3月7日公開)

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、従来のプリンタ装置は、装置を稼動する上で必要となる情報(例えば、プリンタ装置の稼動情報等)を、既に設置され稼動している他のプリンタ装置から取得することができない。つまり、従来のプリンタ装置は、自装置の稼動にとって必要となる情報を有する他のプリンタ装置を選択して、そのプリンタから情報を取得することができない。

0009

したがって、従来の装置では、他のプリンタ装置それぞれが有している情報を有効に利用することができないのである。

0010

例えば、複数のプリンタ装置を設置してそれぞれの装置を必要に応じて利用しているシステムでは、ユーザは、必要に応じてプリンタ装置を取り替えたり、新たに追加して設置したりしている。

0011

このように従来のプリンタ装置が新たに設置された場合、従来のプリンタ装置では、設置され使用開始された時点ではまだ使用実績がない。さらに、従来のプリンタ装置は、既に設置され稼動実績が蓄積されている他のプリンタ装置から、好適な他のプリンタ装置を選択して、自装置を稼動する上で必要となる情報を取得することができない。

0012

このため、従来のプリンタ装置では、ある程度の使用実績が得られるまで、ユーザが装置の設定等の調整をおこなったり、装置に備えられた消耗品の消費スピード等を確認したりする必要がある。

0013

本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、適切な他のプリンタ装置を選択し、そのプリンタ装置が保持する情報を取得し利用できるプリンタ装置、稼動状況システム、稼動状況予測方法、プリンタ装置制御プログラム、およびプリンタ装置制御プログラムを記録した記録媒体を提供することである。

課題を解決するための手段

0014

上記課題を解決するために、本発明にかかるプリンタ装置は、一以上の他のプリンタ装置と、通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の性能に関する情報である他装置情報を取得する他装置情報取得手段と、自装置の性能に関する情報である自装置情報と上記他装置情報とを比較して、上記他のプリンタ装置の中から上記自装置情報と一致もしくは類似する他装置情報を有するものを参照装置として選択する装置選択手段と、上記参照装置から当該参照装置の稼動状況の履歴情報である参照装置稼動実績を取得する稼動実績取得手段とを備えていることを特徴とする。

0015

また、上記プリンタ装置は、上記の構成において上記他のプリンタ装置の他装置情報を表示する表示手段と、上記他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって上記参照装置を選択するユーザ装置選択手段とをさらに備えている構成としてもよい。

0016

本発明にかかるプリンタ装置は、一以上の他のプリンタ装置と、通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の稼動状況の履歴情報である他装置稼動実績を取得する稼動実績取得手段と、自装置の稼動状況の履歴情報である自装置稼動実績を記録する自装置稼動状況記録手段と、上記他装置稼動実績の中から自装置稼動実績に一致もしくは類似する他装置稼動実績を有する他のプリンタ装置を参照装置として選択する装置選択手段とを備えていることを特徴とする。

0017

また、上記プリンタ装置は、上記の構成において上記他のプリンタ装置の他装置稼動実績を表示する表示手段と、上記他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって上記参照装置を選択するユーザ装置選択手段とをさらに備えている構成としてもよい。

0018

また、上記プリンタ装置は、上記参照装置の稼動実績に基づいて、自装置の稼動状況を予測する稼動状況予測手段をさらに備えている構成としてもよい。

0019

また、上記プリンタ装置は、上記稼動状況予測手段は、参照装置の稼動実績に基づいて予測をするか否かを、所定期間における自装置稼動実績に応じて決定する構成としてもよい。

0020

また、上記プリンタ装置は、他のプリンタ装置から装置情報送信要求を受けた場合、上記自装置情報を当該他のプリンタ装置に送信する装置情報送信手段と、他のプリンタ装置から、予め自装置に保持している自装置稼動実績の送信要求を受信した場合、この自装置稼動実績を当該他のプリンタ装置に送信する稼動実績送信手段とを備えている構成としてもよい。

0021

本発明にかかる稼動状況予測方法は、一以上の他のプリンタ装置と通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置における稼動状況予測方法であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の性能に関する情報である他装置情報を取得する他装置情報取得ステップと、自装置の性能に関する情報である自装置情報と上記他装置情報とを比較して、上記他のプリンタ装置の中から自装置情報と一致もしくは類似する他装置情報を有するものを参照装置として選択する装置選択ステップと、上記参照装置から当該参照装置の当該参照装置の稼動状況の履歴情報である参照装置稼動実績を取得する稼動実績取得ステップと、参照装置の稼動実績に基づいて、自装置の稼動状況を予測する稼動状況予測ステップとを含むことを特徴とする。

0022

本発明にかかる稼動状況予測システムは、に記載のプリンタ装置と参照装置とを含むことを特徴とする稼動状況予測システム。

0023

本発明にかかる稼動状況予測システムは、稼動実績取得手段、他装置情報取得手段、装置選択手段、自装置稼動状況記録手段、稼動状況予測手段、表示手段およびユーザ装置選択手段を有しているプリンタ装置から構成されることを特徴としている。

0024

本発明にかかるプリンタ装置プログラムは、上記した構成のプリンタ装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラムである。

0025

本発明にかかる記録媒体は、上記プリンタ装置プログラムが記録されたコンピュータの読み取り可能な記録媒体である。

発明の効果

0026

本発明にかかるプリンタ装置は、以上のように、一以上の他のプリンタ装置と、通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の性能に関する情報である他装置情報を取得する他装置情報取得手段と、自装置の性能に関する情報である自装置情報と上記他装置情報とを比較して、上記他のプリンタ装置の中から上記自装置情報と一致もしくは類似する他装置情報を有するものを参照装置として選択する装置選択手段と、上記参照装置から当該参照装置の稼動状況の履歴情報である参照装置稼動実績を取得する稼動実績取得手段とを備えている。

0027

ここで、上記プリンタ装置および他のプリンタ装置は、外部から取得したデータに基づき、シートに画像を印刷するものである。これらのプリンタ装置は互いに通信網を介して接続されているため、相互にデータのやり取りを行うことが可能である。

0028

上記プリンタ装置は、上記他装置情報取得手段を備えているため、通信網を介して相互に接続されている他のプリンタ装置それぞれの機能に関する情報である他装置情報を取得し、他のプリンタ装置それぞれが有する性能に関して知ることができる。

0029

さらに、上記プリンタ装置は、装置選択手段を備えているため、自装置の性能を示す情報である自装置情報と上記他装置情報とを比較して、第2プリンタ装置の中から自装置情報と一致もしくは類似する他装置情報を有するものを参照装置として選択することができる。

0030

なお、この自装置情報または他装置情報とは、例えば、プリンタ装置または他のプリンタ装置が有する機種(装置名)、機能(プリンタ機能スキャナ機能ファクシミリ機能など)、およびユーザからの印字要求に対して出力する画像の印字処理速度などのうち少なくともいずれか1つを示す情報である。

0031

また、上記参照装置とは、例えば、機種、機能、および印字処理速度など他の装置の性能を示す他装置情報のうちの少なくとも1つと、プリンタ装置の例えば、機種、機能、および印字処理速度などの自装置情報のうちの少なくとも1つとが一致するものである。

0032

すなわち、参照装置の他装置情報が、その情報に含まれる全ての他装置の性能を示す情報と、プリンタ装置の自装置情報に含まれる全ての自装置の性能を示す情報と一致していてもよいし、この他装置情報のうち特定の性能だけが、自装置情報のうちの特定の情報とだけ一致していてもよい。

0033

また、この参照装置は、上記プリンタ装置と一致もしくは類似する他装置情報を有しているため、同じネットワーク内においてユーザによって使用される場合、プリンタ装置と同様のもしくは類似の性能を有するプリンタ装置である。

0034

さらにプリンタ装置は、稼動実績取得手段を備えているため、上記参照装置の有する稼動実績を取得することができる。

0035

この稼動実績とは、参照装置の例えば、他のプリンタ装置の起動時間、ユーザからの画像の印字要求数、トナーの消費量、用紙の消費量等、他のプリンタ装置がユーザによって使用される状況や頻度を時系列に示す情報である。また、この稼動実績は、プリンタ装置と性能が一致もしくは類似する参照装置の実績であるため、プリンタ装置の稼動状況と同様もしくは類似する稼動実績を示す。

0036

それゆえ、上記プリンタ装置は、自装置情報と一致もしくは類似する性能を有する参照装置を選択し、この参照装置の稼動実績を取得することによって、自装置の稼動状況と一致もしくは類似する稼動実績を取得し活用することができるという効果を奏する。

0037

また、本発明にかかるプリンタ装置は、上記構成において、上記他のプリンタ装置の他装置情報を表示する表示手段と、上記他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって上記参照装置を選択するユーザ装置選択手段とをさらに備えている。

0038

このように、上記プリンタ装置は、さらに他のプリンタ装置の他装置情報を表示する表示手段を備えているため、ユーザに対して、同じネットワーク内にある他のプリンタ装置の他装置情報を視覚的に示すことができる。

0039

また、上記プリンタ装置は、さらにユーザ選択手段を備えているため、表示手段によって表示された他のプリンタ装置の他装置情報に基づいて、他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって参照装置を選択することができる。

0040

このため、上記プリンタ装置は、他装置情報と自装置情報とを比較して一致もしくは類似する他装置情報を参照装置として選択するだけではなく、ユーザの判断によっても参照装置を選択することが可能である。

0041

例えば、他装置情報取得手段によって他のプリンタ装置から取得された他装置情報の中に、自装置情報と一致または類似する他装置情報が含まれていない場合であっても、ユーザによって他のプリンタ装置の中からどのプリンタ装置を参照装置として選択するか決定することができる。さらにまた、プリンタ装置が選択した参照装置が最適な装置であるかどうかユーザの目によって確認することができる。このため、本発明にかかるプリンタ装置は、より高精度な参照装置の選択ができるという効果を奏する。

0042

また、本発明にかかるプリンタ装置は、以上のように、一以上の他のプリンタ装置と、通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の稼動状況の履歴情報である他装置稼動実績を取得する稼動実績取得手段と、自装置の稼動状況の履歴情報である自装置稼動実績を記録する自装置稼動状況記録手段と、上記他装置稼動実績の中から自装置稼動実績に一致もしくは類似する他装置稼動実績を有する他のプリンタ装置を参照装置として選択する装置選択手段とを備えている。

0043

上記プリンタ装置は、他のプリンタ装置と互いに通信網を介して接続されているため、相互にデータのやり取りを行うことが可能である。そして、上記プリンタ装置は、他装置稼動実績取得手段を備えているため他のプリンタ装置から他装置稼動実績を、上記通信網を介して取得できる。

0044

また、本プリンタ装置は、自装置稼動状況記録手段を備えているため、自身の稼動状況に関する履歴情報である自装置稼動実績を記録することができる。

0045

さらに、プリンタ装置は、装置選択手段を備えているため、上記稼動実績取得手段が取得した稼動実績の中から自装置稼動実績に一致もしくは類似する稼動実績を有する装置を参照装置として、他のプリンタ装置の中から選択することができる。

0046

ここで、自装置稼動実績または他装置稼動実績とは、例えば、プリンタ装置または他のプリンタ装置の起動時間、ユーザからの画像の印字要求数、トナーの消費量、用紙の消費量等、他のプリンタ装置がユーザによって使用される状況や頻度を時系列に示す情報である。

0047

また、上記自装置稼動実績と上記他装置稼動実績とが一致もしくは類似するとは、例えば年間におけるユーザによる印字要求数等使用実績が多い繁忙期と、使用実績が少ない閑散期との周期が一致もしくは類似しているということである。あるいは、例えば、一週間におけるユーザの使用実績が一致もしくは類似しているということである。

0048

このため、自装置稼動実績と一致または類似する他装置稼動実績を有する参照装置は、プリンタ装置の稼動実績と一致もしくは類似するプリンタ装置である。

0049

それゆえ、上記プリンタ装置は、自装置稼動実績と一致もしくは類似する参照装置の稼動実績を取得して選択できるため、プリンタ装置の稼動実績において欠損している部分などを補うことができるという効果を奏する。

0050

また、上記プリンタ装置は、上記構成において、上記他のプリンタ装置の他装置稼動実績を表示する表示手段と、上記他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって上記参照装置を選択するユーザ装置選択手段とをさらに備えている。

0051

このように、上記プリンタ装置は、さらに他のプリンタ装置の他装置稼動実績を表示する表示手段を備えているため、ユーザに対して、同じネットワーク内にある他のプリンタ装置の他装置稼動実績を視覚的に示すことができる。

0052

また、上記プリンタ装置は、さらにユーザ選択手段を備えているため、表示手段によって表示された他のプリンタ装置の他装稼動実績に基づいて、他のプリンタ装置の中からユーザの選択によって上記参照装置を選択することができる。

0053

このため、上記プリンタ装置は、他装稼動実績の特徴と自装置稼動実績の特徴とを比較して、一致もしくは類似する他装置情報を有する他のプリンタ装置を参照装置として選択するだけではなく、ユーザの判断によっても参照装置を選択することが可能である。

0054

他装置情報取得手段によって他のプリンタ装置から取得された他装置情報の中に、自装置稼動実績と一致または類似する他装置稼動実績が含まれていない場合であっても、ユーザによって他のプリンタ装置の中からどのプリンタ装置を参照装置として選択するか決定することができるという効果を奏する。ユーザによって参照装置の選択が行われる場合は、プリンタ装置に対するユーザの実際の使用目的など、ユーザの考えを反映させた参照装置の選択が可能となる。

0055

なお、プリンタ装置が装置選択手段によって選択した参照装置と、ユーザがユーザ装置選択手段によって選択した参照装置とを比較してプリンタ装置の選択した結果を確認する構成としてもよい。
このため、本プリンタ装置は、より高精度な参照装置の選択ができるという効果を奏する。

0056

また、本発明にかかるプリンタ装置は、以上のように上記参照装置の稼動実績に基づいて、自装置の稼動状況を予測する稼動状況予測手段をさらに備えている。

0057

このため、上記プリンタ装置は、設置されてからの稼動した期間が無い、もしくは少ない場合であっても、上記参照装置の稼動実績に基づいて、長期的な自身の稼動状況を予測することができる。

0058

それゆえ、プリンタ装置が、新しく設置されまだ十分な稼動状況の履歴情報を有していない場合であっても、ユーザは、上記プリンタ装置に対して適切な稼動状況の予測に基づく設定や管理が行えるという効果を奏する。

0059

また、上記プリンタ装置は、上記稼動状況予測手段が、参照装置の稼動実績に基づいて予測をするか否かを、所定期間における自装置稼動実績に応じて決定している。

0060

すなわち、プリンタ装置は、所定期間における自装置稼動実績に基づいて、参照装置の稼動実績を自装置の稼動状況の予測に利用するかどうか決める構成である。また、自装置の稼動状況の予測に既に参照装置の稼動実績を利用している場合は、この稼動実績を自装置稼動実績に基づいて、このまま継続して利用するかどうかを決める構成でもある。

0061

なお、この所定期間とは、ユーザのプリンタ装置の使用状況に応じて決まる期間である。ただし、この期間には、プリンタ装置設置直後から全てのユーザによる使用が開始されるまでの期間、またはプリンタ装置の試運転期間である導入期間は除かれる。

0062

参照装置の稼動実績を自装置の稼動実績の予測のために利用するかどうかを判断する場合であって、例えば、ユーザがプリンタ装置を一週間単位の周期で使用するとき、この所定期間は少なくとも上記導入期間経過後から一周間以上であることが好ましい。

0063

また、参照装置の稼動実績をプリンタ装置の稼動状況の予測に利用しており、この稼動実績をこのまま継続して利用するかどうかを決める場合、この所定期間とはユーザによって任意に決められた期間でよい。好ましくは、年間におけるプリンタ装置の使用実績の繁忙期、閑散期等の一定期間を所定期間とする。

0064

このため、プリンタ装置は、参照装置の稼動実績を、所定期間における自装置稼動実績と比較して、この参照装置の稼動実績の有効性を判断し、この稼動実績を使用するかどうかを決定することができる。

0065

それゆえ、プリンタ装置は、誤った第2プリンタ装置の稼動実績に基づいて自身の稼動状況を予測することを防ぐことができるという効果を奏する。

0066

また、本発明にかかるプリンタ装置は、他のプリンタ装置から装置情報の送信要求を受けた場合、上記自装置情報を当該他のプリンタ装置に送信する装置情報送信手段と、他のプリンタ装置から、予め自装置に保持している自装置稼動実績の送信要求を受信した場合、この自装置稼動実績を当該他のプリンタ装置に送信する稼動実績送信手段とを備えている。

0067

このため、プリンタ装置は、他のプリンタ装置からの送信要求に応じて、この他のプリンタ装置に対して自装置情報および/または自装置稼動実績を送信することができる。

0068

したがって、このプリンタ装置の自装置情報および/または自装置稼動実績は、他のプリンタ装置によって利用できるという効果を奏する。

0069

本発明にかかる稼動状況予測方法は、一以上の他のプリンタ装置と通信網を介して相互に接続されているプリンタ装置における稼動状況予測方法であって、上記他のプリンタ装置から当該他のプリンタ装置の性能に関する情報である他装置情報を取得する他装置情報取得ステップと、自装置の性能に関する情報である自装置情報と上記他装置情報とを比較して、上記他のプリンタ装置の中から自装置情報と一致もしくは類似する他装置情報を有するものを参照装置として選択する装置選択ステップと、上記参照装置から当該参照装置の当該参照装置の稼動状況の履歴情報である参照装置稼動実績を取得する稼動実績取得ステップと、参照装置の稼動実績に基づいて、自装置の稼動状況を予測する稼動状況予測ステップとを含んでいる。

0070

したがって、上記プリンタ装置は、自身の稼動実績が無い、または少ない場合であっても、この第2プリント装置の稼動実績に基づいて、長期的な自身の稼動状況を予測することができるという効果を奏する。

0071

本発明にかかる稼動状況予測システムは、稼動実績取得手段、他装置情報取得手段、装置選択手段、自装置稼動状況記録手段、稼動状況予測手段、表示手段およびユーザ装置選択手段を有しているプリンタ装置から構成されることを特徴としている。

0072

したがって、上記稼動状況予測システムでは、一方のプリンタ装置が有する稼動実績を他方のプリンタ装置が取得し、この稼動実績に基づいて自身の稼動状況の予測を行うことができるため、この他方のプリンタは、稼動実績が無い/少ない場合であっても、一方のプリンタ装置と同様の設定や管理による稼動状態で、ユーザによって利用できる。

0073

それゆえ、上記稼動状況予測システムは、ユーザに対して、各々のプリンタ装置が常に安定した稼動状態を維持できる複数のプリンタ装置から構成されるシステムの提供を実現できるという効果を奏する。

0074

なお、上記プリンタ装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記プリンタ装置をコンピュータにて実現させるプリンタ装置の制御プログラム、およびそのプリンタ装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

発明を実施するための最良の形態

0075

(プリンタ装置1の構成)
本発明の実施の一形態について説明する。
本実施の形態にかかるプリンタ装置1は、外部から取得した画像データに基づいて、シートに画像を印刷(形成)するものである。
図1は、上記プリンタ装置1と第2プリンタ装置2aとのプリンタ装置制御処理に関連する機能の概略構成を示すブロック図である。図2は、プリンタ装置とクライアントマシンとがローカルエリアネットワークにおいて相互に接続されているネットワークシステムの一例を示す概略図である。図3は、図2に示すネットワークシステムにおいて、プリンタ装置が新たに追加されたシステムの一例を示す概略図である。

0076

プリンタ装置1は、図2に示すように、3台の異なる機能および処理能力を有する第2プリンタ装置2a,2b,2cと2台のクライアントマシン3a,3bとがそれぞれ通信ケーブル4を介して相互に接続されているネットワークシステムにおいて利用されるものである。具体的には、図3に示すように、図2に示すネットワークシステムに新たにプリンタ装置1が追加されて利用される。

0077

このように本実施の形態にかかる稼動状況予測システム100は、クライアントマシン3ならびに、プリンタ装置1および/または第2プリンタ装置2が相互に接続されているため、例えば、ユーザのプリンタ装置に対する画像データの印字要求は、クライアントマシン3a,3bいずれからも行うことができる。また、ユーザによって指示された印字要求は、第2プリンタ装置2a,2b,2c,およびプリンタ装置1の何れか1つのプリンタ装置が受信し、ユーザが所望する画像の印字を行うことができるようになっている。

0078

次に、図2に示すように新たに設置されたプリンタ装置であるプリンタ装置1の構成について説明する。

0079

上記プリンタ装置1は、図1に示すように、通信部5,カード読取部6,記憶部7,制御部8,画像形成部9,操作部10,表示部(表示手段)11,および計時部12を備えている。

0080

通信部5は、通信ケーブル4を介してクライアントマシン3からの印刷データおよびその印刷指示など制御情報のデータの入力制御を、制御部8の指示に応じて行うものである。また、本プリンタ装置1がファクシミリ機能を有する場合、プリンタ装置1は、ファクシミリデータをこの通信部5を介して外部から受信する。

0081

カード読取部6は、メモリカード34に記録されたデータを制御部8の指示に基づいて読み出すものである。

0082

記憶部7は、外部から取得したデータや、制御部8によって生成されたデータ等を記憶しているものであり、読み書き可能な例えば、ハードディスクなどの不揮発性記憶装置である。

0083

この記憶部7には、プリンタ装置1自身が有する機能や処理能力等を示す装置情報である自装置情報データ13と、他装置(第2プリンタ装置2)から取得した他装置の稼動状況に関する履歴情報のデータ(稼動実績データ)を記録している他装置稼動実績データ14と、プリンタ装置1自身の稼動実績(自装置稼動実績)を記録し管理している自装置稼動状況管理テーブル15とを含んでいる。

0084

これら記憶されている各情報は、必要に応じて制御部8からの指示によって読み出されたり、制御部8からの指示によって記録されたりする。なお、自装置情報データ13は、予め記憶部7に記録されていてもよい。

0085

制御部8は、プリンタ装置1における各種処理を制御・実行するものである。なお、本実施形態における制御部8の詳細な構成については後述する。

0086

画像形成部9は、例えば通信部5を介して受信したデータに基づく画像や、画像読取手段(不図示)によって読み取られた画像データをシートに印刷するためのものである。なお、このシートは、プリンタ装置1に備えられている、画像を印刷するためのシートが蓄積された給紙トレイ(不図示)から搬送される。そして、画像形成部8で画像が印刷されたシートは、排紙トレイ(不図示)に出力される。

0087

操作部10は、ユーザが本プリンタ装置1に対して操作指示等を入力するための外部入力手段である。この操作指示には、例えば両面印刷の指示や、拡大印刷の処理など印刷形式に対する指示のみならず、ファクシミリ機能やスキャナ機能など他の機能への切り換え指示などが含まれる。

0088

表示部11は、プリンタ装置1の稼動状況や操作方法などの各種情報を視覚的に表示するためのものである。この表示例については後述する。

0089

計時部12は、プリンタ装置1の起動時間を計測したり、プリント出力された時間を記録したり、消耗品や交換部品の交換時期を通知するアラームを通知したりするものである。

0090

次に制御部8の構成について詳述する。
この制御部8内には、図1に示すように、他装置認識部16,他装置情報取得部(他装置情報取得手段)17,他装置選択部(装置選択手段)18,稼動実績データ取得部(稼動実績取得手段)19,自装置稼動状況予測部(自装置稼動状況予測手段)20,および自装置稼動状況記録部(自装置稼動状況記録手段)21からなる各機能ブロックが設けられている。

0091

他装置認識部16は、プリンタ装置1と同じローカルエリアネットワーク内に接続されている第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれを認識し、第2プリンタ装置2a,2b,2cと当該プリンタ装置1とを識別するためのものである。この他装置認識部16は、自装置(プリンタ装置1)と第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれとの通信が確立すると、各第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれに対する認識を自動的に行う。そして、他装置認識部16は、同一ローカルエリアネットワーク内に第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれがどこに存在するかということを認識したら、その認識結果を他装置情報取得部17に送信する。この認識結果は、例えば、各第2プリンタ装置2a,2b,2cのIPアドレスを他装置情報取得部17に送信することで実現できる。

0092

他装置情報取得部17は、通信部5を介して第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれに対して、各々の装置情報に関するデータを要求し、このデータを取得するものである。すなわち、他装置情報取得部17は、他装置認識部16から同じローカルエリアネットワーク内に第2プリンタ装置2a,2b,2cのそれぞれがどこに存在するという認識結果を受信する。そして、この認識結果に基づいて、第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれに対して、各々の装置情報に関するデータを要求し、このデータを取得する。

0093

ここで、装置情報とは、例えば、第2プリンタ装置2a,2b,2cが有する機種(例えば、装置名)、機能(例えば、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など)や、例えば、ユーザからの印字要求に対して行う画像の印字処理速度などの処理能力を示す情報であって、プリンタ装置の性能を示す情報である。

0094

他装置選択部18は、第2プリンタ装置2a,2b,2cの中から、プリンタ装置1の性能に一致/類似する第2プリンタ装置2(参照装置)を選択するものである。この第2プリンタ装置2の選択は、他装置情報取得部17が取得した各第2プリンタ装置2a,2b,2cの装置情報(自装置情報データ29)と、プリンタ装置1の装置情報(自装置情報データ13)とを比較することによって行われる。

0095

具体的には、各自装置情報データ29に示された各第2プリンタ装置2a,2b,2cの性能を示す例えば、機種(プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など)や画像の印字処理速度などの項目が、自装置情報データ13に示された機能や処理を示す各項目とが一致するまたは、特定の項目だけが一致するかどうかを比較することによって行われる。この自装置情報データ13と各時装置情報データ29との比較および、第2プリンタ装置(参照装置)の選択についての一例は後述する。

0096

稼動実績データ取得部19は、他装置選択部18によって選択された第2プリンタ装置2に対して、稼動状況に関する稼動実績データの送信を要求し、該第2プリンタ装置2からこの稼動実績データ(他装置稼動実績)を取得するものである。この取得された稼動実績データは、記憶部7に他装置稼動実績データ14として記録される。

0097

自装置稼動状況記録部21は、プリンタ装置1が使用された場合、その使用による稼動状況の履歴情報である稼動実績を記録するものである。記録された稼動実績は、自装置稼動状況管理テーブル15において記録され管理されている。なお、プリンタ装置1は、自身の稼動状況の検知を、プリンタ装置1の各構成部材に備えられているセンサ(不図示)によって行う。

0098

なお、このセンサの設置場所は、稼動状況として記録する必要のある各構成部材に備えられることになる。この稼動状況として記録する必要のある場所とは、例えば消耗品(トナー、シート等)が格納されている場所や、プリンタ装置1の使用状態を示す情報(画像の印字要求数等)が取得される場所や、使用に際して、本プリンタ装置1の設定(印字タイミング、印字位置等)を制御する場所などである。

0099

自装置稼動状況予想部20は、上記稼動実績データ取得部19によって取得された第2プリンタ装置2の稼動実績に基づいて、プリンタ装置1の稼動状況を予測するためのものである。自装置稼動状況予想部20は、プリンタ装置1に稼動実績がある場合は、自装置稼動状況管理テーブル15に記録されている自身の稼動実績を利用して将来的な稼動状況を予想することもできる。

0100

そして、図2に示すプリンタ装置1の制御部8内の機能ブロックは、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算手段がROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによって実現することができる。

0101

(第2プリンタ装置の構成)
次に、図1を参照してプリンタ装置1から稼動実績データの送信要求がなされる第2プリンタ装置2の構成について説明する。

0102

本実施の形態にかかる第2プリンタ装置2(本第2プリンタ装置2)は、外部から取得した画像データに基づいて、シート(記録用紙)に画像を印刷(形成)するものである。
各第2プリンタ装置2a,2b,2cは、通信ケーブル4を介してプリンタ装置1および各クライアントマシン3a,3bと相互に接続されている。

0103

本第2プリンタ装置2aは、カード記録部23,記憶部24,通信部25,制御部26,および画像形成部27を備えている。

0104

カード記録部23は、第2プリンタ装置2aの記憶部24に格納されているデータを読み出して、メモリカード34に記録するものである。

0105

記憶部24は、外部から取得したデータや、制御部8によって生成されたデータ等を記憶しているものであり、例えばハードディスクなどの読み書き可能な不揮発性記憶装置である。

0106

この記憶部24には、第2プリンタ装置2a自身が有する機能や処理能力等の装置の性能を示す装置情報である自装置情報データ29(他装置情報)と、第2プリンタ装置2a自身の稼動状況を記録し管理している自装置稼動状況管理テーブル28とを含んでいる。

0107

これら記憶されている各情報は、必要に応じて制御部26によって読み出されたり、制御部26によって記録されたりする。なお、自装置情報データ29は、予め記憶部24に記録されていてもよい。

0108

画像形成部27は、例えば、通信部25を介して受信したデータに基づく画像や、画像読取手段(不図示)によって読み取られた画像データをシートに印刷するためのものである。なお、このシートは、第2プリンタ装置2aに備えられている、画像を印刷するためのシートが蓄積された給紙トレイ(不図示)から搬送される。そして、画像形成部27で画像が印刷されたシートは、排紙トレイ(不図示)に出力される。

0109

制御部26は、第2プリンタ装置2aにおける各種処理を制御・実行するものである。
この制御部26内には、図1に示すように、自装置稼動状況記録部30,稼動実績送信部31,装置情報送信部32,および送信要求装置特定部33からなる各機能ブロックが設けられている。

0110

上記送信要求装置特定部33は、同じローカルエリアネットワーク内に接続されているプリンタ装置1,第2プリンタ装置2b,2cそれぞれのうちどのプリンタ装置から、どのようなデータの送信が要求されているかを特定するものである。

0111

上記装置情報送信部32は、他のプリンタ装置から上記第2プリンタ装置2aの機能や処理能力を示す装置情報の送信要求があった場合、記憶部24から自装置情報データ29を読み出し、要求元のプリンタ装置に対して送信するものである。

0112

自装置稼動状況記録部30は、第2プリンタ装置2a自身の稼動状況に関する履歴情報を記録するとともに、その記録結果を自装置稼動状況管理テーブル28に記録させるものである。

0113

稼動実績送信部31は、他のプリンタ装置から第2プリンタ装置2aの稼動状況に関する履歴情報の送信要求がなされた場合、記憶部24の自装置稼動状況管理テーブル28から、自身の稼動状況の履歴データである稼動実績データを読み出し、このデータを要求元のプリンタ装置に対して送信するものである。

0114

なお、これらの機能ブロックは、例えばCPUなどの演算手段がROMやRAMなどの記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによって実現することができる。

0115

なお、上記では、上記プリンタ装置1の制御部8と第2プリンタ装置2aの制御部26との各機能ブロックが、「CPUなどの演算手段がROMやRAMなどの記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することで実現される」場合を例にして説明しているが、同様の処理を行うハードウェアで実現してもよい。

0116

また、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。

0117

さらに、上記各部材のうち、ハードウェアとして説明した部材であっても、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。

0118

なお、上記演算手段は、単体であってもよいし、装置内部のバスや種々の通信路を介して接続された複数の演算手段が共同してプログラムコードを実行してもよい。

0119

上記演算手段によって直接実行可能なプログラムコード自体、または、後述する解凍などの処理によってプログラムコードを生成可能なデータとしてのプログラムは、当該プログラム(プログラムコードまたは上記データ)を記録媒体に格納し、当該記録媒体を配付したり、あるいは、上記プログラムを、有線または無線の通信路を介して伝送するための通信手段で送信したりして配付され、上記演算手段で実行される。

0120

なお、通信路を介して伝送する場合、通信路を構成する各伝送媒体が、プログラムを示す信号列伝搬し合うことによって、当該通信路を介して、上記プログラムが伝送される。また、信号列を伝送する際、送信装置が、プログラムを示す信号列により搬送波変調することによって、上記信号列を搬送波に重畳してもよい。この場合、この搬送波を受信する装置が、この搬送波を復調することによって信号列が復元される。

0121

一方、上記信号列を伝送する際、送信装置が、デジタルデータ列としての信号列をパケット分割して伝送してもよい。この場合、受信装置は、受信したパケット群を連結して、上記信号列を復元する。また、送信装置が、信号列を送信する際、時分割周波数分割/符号分割などの方法で、信号列を他の信号列と多重化して伝送してもよい。この場合、受信装置は、多重化された信号列から、個々の信号列を抽出して復元する。いずれの場合であっても、通信路を介してプログラムを伝送できれば、同様の効果が得られる。

0122

ここで、プログラムを配付する際の記録媒体は、取外し可能である方が好ましいが、プログラムを配付した後の記録媒体は、取外し可能か否かを問わない。また、上記記録媒体は、プログラムが記憶されていれば、書換え(書き込み)可能か否か、揮発性か否か、記録方法および形状を問わない。記録媒体の一例として、磁気テープカセットテープなどのテープ、あるいは、フロッピー登録商標ディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、または、CD−ROM光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)やデジタルビデオディスク(DVD)などのディスクが挙げられる。また、記録媒体は、ICカード光カードのようなカード、あるいは、マスクROMEPROM、EEPROMまたはフラッシュROMなどのような半導体メモリであってもよい。あるいは、CPUなどの演算手段内に形成されたメモリであってもよい。

0123

なお、上記プログラムコードは、上記各処理の全手順を上記演算手段へ指示するコードであってもよいし、所定の手順で呼び出すことで、上記各処理の一部または全部を実行可能な基本プログラム(例えば、オペレーティングシステムライブラリなど)が既に存在していれば、当該基本プログラムの呼び出しを上記演算手段へ指示するコードやポインタなどで、上記全手順の一部または全部を置き換えてもよい。

0124

また、上記記録媒体にプログラムを格納する際の形式は、例えば、実メモリに配置した状態のように、演算手段がアクセスして実行可能な格納形式であってもよいし、実メモリに配置する前で、演算手段が常時アクセス可能ローカルな記録媒体(例えば、実メモリやハードディスクなど)にインストールした後の格納形式、あるいは、ネットワークや搬送可能な記録媒体などから上記ローカルな記録媒体にインストールする前の格納形式などであってもよい。

0125

また、プログラムは、コンパイル後のオブジェクトコードに限るものではなく、ソースコードや、インタプリトまたはコンパイルの途中で生成される中間コードとして格納されていてもよい。いずれの場合であっても、圧縮された情報の解凍、符号化された情報の復号、インタプリト、コンパイル、リンク、または、実メモリへの配置などの処理、あるいは、各処理の組み合わせによって、上記演算手段が実行可能な形式に変換可能であれば、プログラムを記録媒体に格納する際の形式に拘わらず、同様の効果を得ることができる。

0126

なお、上記において第2プリンタ装置2aの構成について説明したが、他の第2プリンタ装置2b、2cも同様の構成を備えている。

0127

また、上記において、プリンタ装置1と第2プリンタ装置2aの構成について説明したが、これらのプリンタ装置はこの構成に限定されるものではない。例えば、プリンタ装置1は、第2プリンタ装置2aと同様の構成をさらに備えており、他のプリンタ装置からの稼動実績(稼動実績データ)の送信要求に対して、自身の稼動実績データを送信できる構成であってもよい。また、第2プリンタ装置2aは、プリンタ装置1と同様の構成を備えており、他のプリンタ装置に対して稼動実績データの送信を要求できる構成であってもよい。

0128

(稼動実績データの取得例)
次に、プリンタ装置1が第2プリンタ装置2から稼動実績データを取得する一例について説明する。

0129

図4は、プリンタ装置1が稼動実績データを、第2プリント装置2から取得する処理を示すフローチャートである。図5は、プリンタ装置1と第2プリンタ装置2との装置情報の一例を示す図である。図6は、各第2プリンタ装置2とプリンタ装置1の装置情報を表示部11に表示した一例を示す図である。

0130

まず、本プリンタ装置1が、図3に示すようにネットワークシステムに新たに加えられると、他装置認識部16が同じローカルエリアネットワーク内に他のプリンタ装置(第2プリンタ装置2a,2b,2c)が存在するか探索する(ステップS1、以下S1のように称する)。

0131

その探索の結果、他装置認識部16は同じローカルエリア内に存在するプリンタ装置(第2プリンタ装置2a,2b,2c)それぞれを確認(認識)し(S2)、存在する場合(S2において「YES」)、他装置情報取得ステップへと進む。

0132

他装置情報取得ステップでは、具体的には、プリンタ装置1の他装置情報取得部17が、各第2プリンタ装置2a,2b,2cに対して、それぞれの装置情報を含む自装置情報データ29を送信するように要求する。

0133

一方、プリンタ装置1からこのような要求がなされた場合、第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれでは、まず、送信要求装置特定部33がこの送信要求はどのプリンタ装置から送信されたものか特定する。この特定の結果は、この場合では、この送信要求の発信元はプリンタ装置1となる。

0134

そして、各第2プリンタ装置2a,2b,2cは、プリンタ装置1に対してそれぞれの機能や処理能力を示す自装置情報データ29を送信する。なお、この自装置情報データ29は、記憶部24から読み出されたものである。

0135

各第2プリンタ装置2a,2b,2cから送信されたそれぞれの自装置情報データ29は、他装置情報取得部17によって受信される。

0136

以上のように、装置情報取得ステップによって、プリンタ装置1が、各第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれが有する自装置情報データ29を取得すると、プリンタ装置1は、次にこの取得した自装置情報データ29に基づいて、稼動状況を取得すべき第2プリンタ装置(参照装置)を選択する参照装置選択ステップに進む。

0137

なお、この参照装置として選択される第2プリンタ装置2は、プリンタ装置1と一致/類似する機能や処理能力を有しているプリンタ装置である。

0138

すなわち、本プリンタ装置1は、取得した各第2プリンタ装置2a,2b,2cの各自装置情報データ29と、自装置の機能や処理能力を示す自装置情報データ13とを比較することによって参照装置を選択する。そして、参照装置の選択は、プリンタ装置1が自動的に行う場合と、ユーザの操作指示に基づいて行う場合とがある。

0139

自動的に第2プリンタ装置2の中から参照装置を選択する場合(S3において「YES」)は、他装置選択部18が、この受信した各自装置情報データ29の中からプリンタ装置1の記憶部7に格納されている自装置情報データ13と比較して、プリンタ装置1の有する機能や処理能力に一致/類似する、最適な第2プリンタ装置2を自動的に選択する(S4)。

0140

ここで、この各第2プリンタ装置2と第1プリンタ装置1との自装置情報データ29・13の比較と選択は、具体的には次のように行われる。

0141

すなわち、図5に示すように第2プリンタ装置2aの自装置情報データ29が、装置の種別MFP(Multi Function Printer)、印字方式白黒、処理能力−50ppm(Page Per Minute)であり、第2プリンタ装置2bでは、装置の種別−MFP、印字方式−白黒、処理能力−30ppmであり、第2プリンタ装置2cでは、装置種別−MFP、印字方式−カラー、処理能力−20ppmであるとする。そして、プリンタ装置1の自装置情報データ13は、種別−MFP、印字方式−白黒、処理能力−50ppmのプリンタ装置1aであったとする。

0142

この場合、プリンタ装置1aに一致する機能や処理能力を有する第2プリンタ装置2(参照装置)は、第2プリンタ装置2aということになる。したがって、他装置選択部18は、各第2プリンタ装置2の中から参照装置として第2プリンタ装置2aを選択する。

0143

このように、第2プリンタ装置2a,2b,2cの中からプリンタ装置1aと一致/類似する機能や処理能力を有する最適な第2プリンタ装置2aが選択された場合(S5において「YES」)、稼動実績データ取得部19は、第2プリンタ装置2aに対して、稼動状況の履歴を示す稼動実績データを送信するように要求する。すなわち、稼動実績取得ステップに進む。

0144

上記稼動実績取得ステップでは、第2プリンタ装置2aがこの要求を受信すると、稼動実績送信部31が記憶部24の自装置稼動状況管理テーブル28から、第2プリンタ装置2aの稼動実績データを読み出し、そしてプリンタ装置1aに送信する。

0145

一方、プリンタ装置1aにおいて、第2プリンタ装置2aから送信された稼動実績データは、稼動実績データ取得部19によって受信され、他装置稼動実績データ14として記憶部7に記録される(S6)。

0146

このようにして、プリンタ装置1は、第2プリンタ装置2a,2b,2cから第2プリンタ装置2aを自動的に選択して、その選択された第2プリンタ装置2aの稼動実績のデータを取得することができる。

0147

プリンタ装置1は、第2プリンタ装置2aから稼動実績(他装置稼動実績)を取得すると、この稼動実績を利用して自装置の稼動状況に関する予測を行う(S11)(稼動状況予測ステップ)。なお、この稼動状況の予測(稼動状況予測ステップ)に関しては後述する。

0148

上記にて自動的に第2プリンタ装置2aの稼動実績データを取得する処理について説明したが、第2プリンタ装置2の選択はユーザの手動によって行うこともできる。すなわち、図4処理フローにおいて、ステップS3で「NO」かつステップS7で「YES」の場合である。

0149

なお、第2プリンタ装置2の中から参照装置としての第2プリンタ装置を自動的に選択するか、それともユーザによる選択を促すかどうかについては、操作部10によって、ユーザがどちらかを選択して予め選択することによって決めることができる。また、初めに自動によって所定のプリンタ装置の選択を行い、最適なプリンタ装置を選択できなかった場合、ユーザの手動による選択に切り換わるように構成されていてもよい。

0150

ユーザの手動によって、参照装置として所定の第2プリンタ装置2を選択する場合(S7において「YES」)、上記したように他装置情報取得部17によって取得された各第2プリンタ装置2a,2b,2cの装置情報(自装置情報データ29)が、表示部11の表示画面において表示される。

0151

ここで、この表示が、例えば図6に示すように表示されたとする。すなわち、装置リストとして、第2プリンタ装置2aが、装置の種別−MFP・白黒、処理能力50ppmであり、第2プリンタ装置2bが、装置の種別−MFP・白黒、処理能力30ppm、第2プリンタ装置2cが、装置の種別−プリンタ・カラー、処理能力30ppmである。一方、プリンタ装置1(本機)は、装置の種別−MFP・白黒、処理能力30ppmである。

0152

この場合、ユーザは、プリンタ装置1の機能や処理能力に一致/類似する最適な装置として第2プリンタ装置2bを選択することができる。
この選択は、表示画面に表示されている選択を示すマークを、ユーザが操作部10を用いて所定の第2プリンタ装置2のリストを示す位置に移動させ、選択を示す「選択ボタン」を操作することによって実現できる。

0153

なお、操作部10は、表示画面上に例えばタッチセンサとして備えられ、表示画面に表示されているグラフィカルな操作キーを操作することによって操作部10の操作を可能とする構成であってもよい。また、操作部10は、表示画面とは別途に設けられており、操作部10の操作指示の状態が表示部11の表示画面に反映するようになっている構成であってもよい。

0154

このようにして、ユーザの手動によって、プリンタ装置1の機能または処理能力と一致/類似する第2プリンタ装置2が選択されると、稼動実績データ取得部19は、この選択された第2プリンタ装置2に対して、稼動実績データを送信するように要求する。これ以降の処理については、自動的に所定の第2プリンタ装置2を選択する方法と同様であるため省略する。

0155

また、上記において、プリンタ装置1が、自動的に第2プリンタ装置2a(参照装置)の稼動実績データを取得する処理と、ユーザの手動によって第2プリンタ装置2a(参照装置)の稼動実績データを取得する処理とを別々に説明したがこれに限定されるものではない。例えば、プリンタ装置1が、自動的に第2プリンタ装置2の中から参照装置を選択した結果を、ユーザの手動によって第2プリンタ装置2の中から参照装置を選択した結果と照らし合わせて、プリンタ装置1が自動的に選択した参照装置が最適であるかどうか確認するような構成であっても構わない。

0156

上記した実施例では、第2プリンタ装置2を自動的に選択する場合、ユーザの手動によって選択する場合ともに、プリンタ装置1と一致する機能や処理能力の第2プリンタ装置2が存在したため選択が容易であったが、必ずしも機能や処理能力がプリンタ装置1と一致する第2プリンタ装置が同じローカルエリア内に存在するとは限らない。

0157

次に、プリンタ装置1の機能や処理能力と一致する第2プリンタ装置2が同じローカルエリア内に存在しない場合の処理について説明する。

0158

ステップS2において、同じローカルエリア内に第2プリンタ装置2が存在することが確認され、他装置情報取得部17が第2プリンタ装置2それぞれから装置情報(自装置情報データ29)を取得したとする。この際、取得した装置情報のリストが、図5に示すリストであったとする。また、プリンタ装置1の装置情報(自装置情報データ13)が、図5に示すプリンタ装置1bのものであったとする。

0159

この場合、プリンタ装置1bと一致する第2プリンタ装置2が存在しないが、これら第2プリンタ装置2a,2b,2cの中で最もプリンタ装置1bの機能や処理能力に近いプリンタ装置は、第2プリンタ装置2bである。
このため、プリンタ装置1において、他装置選択部18が自動的にこの第2プリンタ装置2bを選択してもよいし、この選択の際に一致する第2プリンタ装置2がない場合は手動選択によって第2プリンタ装置2の選択を行うように予め設定されていてもよい。

0160

手動選択を行うか、自動的に一番近い機能や処理能力を有する第2プリンタ装置2を選択するかの設定は、予めユーザによってプリンタ装置1において設定されることになる。

0161

すなわち、所定の第2プリンタ装置2の選択において、機能や処理能力が一致する第2プリンタ装置2が同じローカルエリアネットワーク内に存在しない場合、常にユーザの手動による選択に切り換えるように設定されていてもよい。また、自装置情報データ13・29に示される項目において、例えば、プリンタ装置1の処理能力など特定の項目が、第2プリンタ装置2と一致しない場合は、ユーザによって第2プリンタ装置2を手動で選択するように設定されていてもよい。

0162

ここで、プリンタ装置1bにおいて、装置情報が一致する第2プリンタ装置2が存在しないため、ユーザの手動による選択に切り換えるように設定されているとする。この場合、各第2プリンタ装置2a,2b,2cとプリンタ装置1bとの装置情報が上記したように表示部11において表示される。ここで、新しく追加したプリンタ装置1bは、単に外部からのデータを印字するプリンタとしてのみ用いることを意図されたものであるとする。この場合、装置情報において、装置の種別がMFPであるのか単なるプリンタであるのかという項目は重要とならない。このため、ユーザは、その他の項目が一致する第2プリンタ装置2bを選択する。

0163

このように、本プリンタ装置1は、第2プリンタ装置2の選択を自動的に行うだけでなく、ユーザの手動による選択を併用することでより高精度の第2プリンタ装置2の選択を可能とする。

0164

次に、プリンタ装置1の自装置情報データ13が図5に示すプリンタ装置1cのように各第2プリンタ装置2a,2b,2cの自装置情報データ29の中に一致あるいは類似するものがない場合の実施例について説明する。

0165

まず、前提として、プリンタ装置1の装置情報が、図5に示すプリンタ装置1c(装置の種別−MFP・カラー・処理能力−5ppm)であるとする。また、各第2プリンタ装置2の装置情報が図5に示すとおりであるとする。そして、第2プリンタ装置2を自動的に選択する際に、装置情報がプリンタ装置1と一致する第2プリンタ装置が存在しない場合は、ユーザによる手動選択に切り換えるように設定されている。

0166

プリンタ装置1cは、第2プリンタ装置2a,2b,2cからそれぞれの装置情報データを取得すると、これらのデータと自身の装置情報データとを他装置選択部18によって自動的に比較する。この比較の結果、プリンタ装置1cと一致する機能や処理能力を有する第2プリンタ装置2a,2b,2cが存在しないため、他装置選択部18は手動選択部22に切り換えられる。そして、取得した第2プリンタ装置2a,2b,2cの装置情報と自身の装置情報が表示部11においてそれぞれ表示される。

0167

ここで、プリンタ装置1cと各第2プリンタ装置2a,2b,2cとの装置情報において差異が大きいために、ユーザが適当な第2プリンタ装置2を選択することができないと判断したとする。

0168

この場合、ユーザは、操作部10によって第2プリンタ装置2a,2b,2cのいずれも選択しない。すなわち、プリンタ装置1cは、第2プリンタ装置2a,2b,2cのいずれからも稼動実績データを取得しないのである(S10)。

0169

そして、このように、プリンタ装置1cが各第2プリンタ装置2a,2b,2cから稼動実績データを取得しない場合、プリンタ装置1cは予め設定されている代表的なユーザの利用状況に基づく一般的な動作内容デフォルトモード)によって動作することとなる。

0170

(稼動状況の予測の例1)
次に、プリンタ装置1が上記した処理ステップによって、所定の第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データに基づき、自身の稼動状況を予測する稼動状況予測ステップの一例について説明する。

0171

図7は、プリンタ装置1の初期稼動実績と、選択された第2プリンタ装置2(参照装置)の稼動実績との一例を示す図である。同図(a)は、選択された第2プリンタ装置2(参照装置)の月間の稼動実績の一例を示す図であり、同図(b)は、選択された第2プリンタ装置2(参照装置)の週間の稼動実績の一例を示す図である。また、同図(c)は、プリンタ装置1の初期稼動実績の一例を示す図であり、同図(d)は、自身の稼動実績データに基づき予測したプリンタ装置1の稼動実績の一例を示す図である。さらに、同図(e)は、プリンタ装置1の初期稼動実績の一例を示す図であり、同図(f)は、試用期間において記録した自身の稼動実績のみに基づいて予測したプリンタ装置1の稼動実績の一例を示す図である。

0172

上記プリンタ装置1が参照装置としての第2プリンタ装置2から稼動実績データを取得した場合、この稼動実績データに基づきプリンタ装置1の将来的な稼動状況を予測する前に、この取得したデータの有効性を吟味する必要がある。

0173

すなわち、この稼動実績データの取得先である第2プリンタ装置2の選択は、同じローカルエリアネットワーク内において同様の機能や処理能力を有するプリンタ装置同士は、ユーザによって同様の使用がなされるであろうという仮定に基づいて行われている。

0174

しかし、選択された第2プリンタ装置2の稼動実績と新たに追加された本プリンタ装置1の稼動実績とが実際の使用において異なる場合、プリンタ装置1の稼動状況の予測が誤ったデータに基づいて行われるということになる。

0175

そこで、このような誤った稼動状況の予測などが生じることを防ぐために、上記プリンタ装置1は、取得した稼動実績データの有効性の有無を確認し、このデータを自装置の予測に利用するかどうかを決定する。

0176

ところで、新しくプリンタ装置1が追加された際、このプリンタ装置1は、すぐにフル稼働するとは限らない。例えば、このプリンタ装置1の試運転の間や、本システムを利用する全てのユーザが、新しく追加されたプリンタ装置1を利用し始めるまでの間における稼動実績は、通常利用されるプリンタ装置1の利用状況とは異なる。

0177

例えば、図7(c)または図7(e)に示されるプリンタ装置1の初期稼動実績を示すグラフを参照すると、導入期間における稼動実績と試用期間における稼動実績とは大きく異なっている。

0178

なお、導入期間とはプリンタ装置1が新たに設置されてからの所定期間であり、例えば、この装置の試運転の間や、全てのユーザがこのプリンタ装置を使用し始めるまでの期間である。また、試用期間とはプリンタ装置1が設置され、導入期間経過後からの所定期間である。つまり、この試用期間とは、ユーザによって例えば一週間または一ヶ月などのように予め決められた期間であってもよいし、ユーザが操作部10によって、プリンタ装置1に対して本格稼動開始と指示を行ったときまでの期間であってもよい。

0179

また、この試用期間は、ユーザのプリンタ装置1の使用状況に応じて設定されることが好ましい。例えば、ユーザがプリンタ装置1を一週間周期でほぼ規則的に使用するような状況である場合は、少なくとも導入期間経過後から一周間以上がこの試用期間として割り当てられていることが好ましい。

0180

また、図7(c)または図7(e)に示している稼動実績とは、具体的には、プリンタ装置の1日における稼動時間、ユーザからの印字出力の要求数、印字したシートの枚数等に基づき、同じネットワークシステム内で用いられるプリンタ装置(第2プリンタ装置2)と比較可能相対値グラフ化したものである。

0181

したがって、プリンタ装置1は、導入期間と試用期間とでは異なる稼動実績となるため、導入期間において得られたプリンタ装置1の稼動実績の値は有意なものとはならず、将来的な利用状況を予測する値としては好ましくない。

0182

そこで、プリンタ装置1は、この導入期間において、自身の稼動実績を記録しないように設定されている。つまり、本プリンタ装置1が、選択された第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データの適正の検討を行う際、この導入期間における本プリンタ装置1の稼動実績は考慮されない。

0183

上記導入期間経過後の試用期間において、本プリンタ装置1は、選択された第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データの有効性を判断する。すなわち、試用期間における一定期間の本プリンタ装置1の稼動実績に基づいて、上記稼動実績データの有効性を判断するのである。

0184

また、稼動実績データの有効性の判断は、試用期間における本プリンタ装置1の稼動実績と第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データに示される稼動実績とを比較して双方の稼動実績を示すグラフの特徴が一致するかどうか比較することによって実現される。

0185

例えば、本プリンタ装置1の稼動実績が、図7(c)に示されるものとなるとする。図7(c)を参照すると、導入期間経過後の試用期間において、本プリンタ装置1の稼動実績のグラフには、一定の周期性がみられる。

0186

一方、選択された第2プリンタ装置2の稼動実績のグラフが図7(a)または図7(b)に示されるものとなるとする。

0187

図7(a)を参照すると第2プリンタ装置2の稼動実績にも周期性が見られる。すなわち、第2プリンタ装置2は、図7(b)に示すようにこの周期期間は、日曜日から土曜日までの一週間であって、一周間ごとに、第2プリンタ装置2は、月曜日にやや多く稼動し、火曜日には稼動実績が下がり、木・金曜日に最も多く稼動し、土曜日にはまた稼動実績が下がるように、稼動実績には一定の特徴が見られる。

0188

そこで、上記プリンタ装置1は、日曜日から土曜日までの間における自身の稼動実績を示す特徴と、第2プリンタ装置の稼動実績が示す特徴とが一致するかどうか判断する。そして、双方のプリンタ装置の稼動実績が示す特徴が一致した場合、第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データは有効なデータであるとして、この稼動実績データに基づき、試用期間に記録したプリンタ装置1の実際の稼動実績も含めて、プリンタ装置1の将来の稼動実績を予測する。なお、予測した結果は、例えば図7(d)に示されるような稼動実績となる。そして、上記プリンタ装置1はこの予測された稼動実績に応じて設定されたり、管理されたりすることとなる。

0189

なお、プリンタ装置1は、導入期間と、取得した稼動実績データの有効性を判断している試用期間との間は、デフォルトモードによって動作するように設定されている。つまり、取得した稼動実績データの有効性が判断され、プリンタ装置1の稼動実績の予測が行われた時点から、本プリンタ装置1は、予測された稼動状況に応じて動作する。

0190

なお、本プリンタ装置1は、上記試用期間は、予め所定期間に定められており、所定期間になると上記稼動実績データの有効性が判断されるようになっている構成である。また、ユーザが操作部10によって稼動実績データの有効性を判断するタイミングを指示する構成であってもよい。

0191

また、試用期間として設定される所定期間とは、ユーザの業務形態に応じて定められていることが好ましい。例えば、本システムを利用するユーザが一週間の周期でほぼ規則的に業務を行う形態である場合は、少なくとも一週間以上を試用期間として定め、この間の稼動実績を記録する必要がある。

0192

また、本プリンタ装置1が、図7(e)に示されるような稼動実績であったとする。この場合、選択された第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データが示す稼動実績と大きく異なる結果となる。このように、本第1プリンタ装置1の稼動実績が第2プリンタ装置2の稼動実績と異なる場合、この第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データに基づいてプリンタ装置1の将来的な稼動実績を予測すると誤った予測となる。

0193

したがって、このような場合においては、本プリンタ装置1は、取得した稼動実績データを利用せずに、試用期間において記録した自身の稼動実績データのみに基づいて予測を行う(スタンドアロン予測)。例えば、この予測の結果は図7(f)に示すような稼動実績となる。

0194

本プリンタ装置1は、このように、第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データの有効性を検討した上で、この稼動実績データが有効である場合は、この稼動実績データに基づく自身の稼動状況の予測を行う。

0195

一方、本プリンタ装置1は、稼動実績データがプリンタ装置の実際の稼動状況と一致せず、このデータが無効であると判断された場合は、自らの稼動実績データのみに基づいて、自身の稼動状況の予測を行う。

0196

このように本プリンタ装置1は、取得した稼動実績データの有効性を確認した上でこのデータを用いることができるため、より精度の高い稼動状況の予測を可能とする。

0197

(稼動状況の予測の例2)
次に、第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データに基づく、本プリンタ装置1の稼動状況の予測を行う別の一例について説明する。

0198

上記した「稼動状況の予測の例1」の場合は、本プリンタ装置1の導入期間と試用期間とはデフォルトモードに基づいてこのプリンタ装置1は動作している。このため、導入期間および試用期間の間は、本プリンタ装置1は、実際の使用状況に応じた設定となっておらず、同じローカルエリア内にある他の第2プリンタ装置2と比べてユーザの利便性が低くなる。

0199

そこで、「稼動状況の予測例2」では、上記プリンタ装置1が、設置された時点から、参照装置として選択された第2プリンタ装置2の稼動実績データに基づく稼動状況の予測に応じて設定されるように構成されている。そして、上記プリンタ装置1は、導入期間経過後、試用期間の実績に基づいて稼動実績データの予測に応じた設定の適否を検討する。

0200

この予測に応じた設定の適否の検討は、上記「稼動実績データに基づく予測の実施例1」と同様に、プリンタ装置1の試用期間における稼動実績と、予測に用いている参照装置としての第2プリンタ装置2の稼動実績との特徴が一致するかどうかを比較することによって行われる。

0201

この検討の結果、プリンタ装置1の実際の稼動実績と、予測に用いている第2プリンタ装置2の稼動実績との特徴が一致する場合、プリンタ装置1は、そのまま設定が変更されることなく利用される。

0202

一方、プリンタ装置1の実際の稼動実績と、予測に用いている第2プリンタ装置2の稼動実績との特徴が一致しない場合、プリンタ装置1は、第2プリンタ装置2から取得した稼動実績データに基づく予測結果の利用を中止する一方、自身の稼動実績に基づいて将来的な稼動状況を予測する。例えば、プリンタ装置1が図7(c)に示す稼動実績である場合は、第2プリンタ装置2の稼動実績と一致するため、このプリンタ装置1は、本システムにおいて導入された直後から適切な稼動状況の予測に基づく設定がなされることとなる。

0203

このように、本プリンタ装置1は、本システムにおいて導入当初から適切な利用状況に基づく設定を行うことができる。また、参照装置として選択した第2プリンタ装置2の稼動実績と本プリンタ装置1の稼動実績とが異なる場合でも、試用期間の実績に基づいて修正が可能である。

0204

したがって、上記プリンタ装置1は、稼動状況予測システム100において既に設置されている第2プリンタ装置2と同様の利便性を導入当初からユーザに対して提供することができる。

0205

(稼動状況の予測の例3)
次に、選択された第2プリンタ装置2とプリンタ装置1の双方における稼動実績が異なる場合や、所定の第2プリンタ装置の選択時において、プリンタ装置1と機能や処理能力が一致/類似する第2プリンタ装置2が稼動状況予測システム100に存在しないため、プリンタ装置1がデフォルトモードで動作している場合における、プリンタ装置1の稼動状況を予測する別の例について説明する。

0206

図8は、本実施の形態にかかるプリンタ装置1および第2プリンタ装置2それぞれにおける稼動実績の一例を示す図である。同図(a),(b),(c)は、第2プリンタ装置2(a),(b),(c)それぞれの稼動実績の一例を示す図であり、同図(d)はプリンタ装置1の稼動実績の一例を示す図である。図11は、本プリンタ装置1と第2プリンタ装置2のプリンタ装置制御処理に関連する機能の概略構成を示すブロック図である。

0207

本実施の形態にかかるプリンタ装置1は、自身の稼動実績が示す特徴と類似する第2プリンタ装置2から稼動実績データを取得し、このデータに基づく稼動状況の予測を行うように構成されている。すなわち、第2プリンタ装置2a,2b,2cの装置情報に基づいて、所定の第2プリンタ装置2a,2b,2cを選択しないため、図11に示すように、図1に示したプリンタ装置1の構成とは以下点で異なる。

0208

すなわち、本実施の形態にかかるプリンタ装置1は、制御部8において他装置情報取得部17を備える必要がなく、また、記憶部7において自装置情報データ13を記録しておく必要がない。さらに、他装置選択部18(手動選択部(ユーザ装置選択手段)22)の代わりに稼動実績選択部34が備えられている。

0209

この稼動実績選択部34は、記憶部7の他装置稼動実績データ14と自装置稼動状況管理テーブル15にある自装置の稼動実績(自装置稼動実績)のデータとを比較して、稼動実績の特徴が類似する第2プリンタ装置2を、稼動実績データを取得する参照装置として選択するものである。

0210

一方、第2プリンタ装置2aは、制御部26において装置情報送信部32を備える必要がなく、また、記憶部24において自装置情報データを記録しておく必要が無い点で、図1に示す第2プリンタ装置2aと異なる。なお、図1に示すプリンタ装置1および第2プリンタ装置2aと同じ機能を有する同じ部材に関しての説明は省略する。

0211

ここで、本実施の形態にかかるプリンタ装置1の稼動実績データの取得と、そのデータに基づく予測について説明する。

0212

図1に示したプリンタ装置1と同様に、本実施の形態にかかるプリンタ装置1は、他装置認識部16が同じローカルエリアネットワーク内に他のプリンタ装置(第2プリンタ装置2a,2b,2c)が存在するか探索する。

0213

その探索の結果、他装置認識部16は、同じローカルエリア内に存在する第2プリンタ装置2a,2b,2cそれぞれを特定する。そして、同じローカルエリア内に、第2プリンタ装置2a,2b,2cが存在すると特定された場合、稼動実績データ取得部19が、本システム上にある各第2プリント装置2a,2b,2cに対して、それぞれの稼動状況の履歴を示す稼動実績データを送信するように要求する。

0214

また、各第2プリント装置2a,2b,2cは、プリンタ装置1から稼動実績データの送信要求を受けると、それぞれの稼動実績送信部31が、記憶部24にある自装置稼動状況管理テーブル28から稼動実績データを取得し、プリンタ装置1に送信する。

0215

そして、プリンタ装置1は、稼動実績データ取得部19が各第2プリンタ装置2a,2b,2cからそれぞれの稼動実績データを取得すると、取得したこれらの稼動実績データを、記憶部7に他装置稼動実績データ14として記録する。それから、稼動実績選択部34が、記憶部7にある各第2プリンタ装置2a,2b,2cの稼動実績データと自装置稼動状況記録部21によって記録されたプリンタ装置1の稼動実績データとを比較して、稼動実績の特徴が一致/類似する第2プリンタ装置の稼動実績データを選択する。

0216

例えば、図8(a)に示す稼動実績が第2プリンタ装置2aの稼動実績であり、図8(b)に示す稼動実績が第2プリンタ装置2bの稼動実績であり、図8(c)に示す稼動実績が第2プリンタ装置2cの稼動実績であるとする。この場合、プリンタ装置1の稼動実績(図8(d))の特徴は、第2プリンタ装置2bの稼動実績の特徴と類似している。すなわち、プリンタ装置1と第2プリンタ装置2bとは、共に、日曜日には稼動実績が無く、月曜日から水曜日までの間の稼動量が少ない。そして木曜日と金曜日の稼動量が大きく土曜日は、第2プリンタ装置2bの方は稼動実績がなく、プリンタ装置1の方は稼動実績が小さい。このように、プリンタ装置1と第2プリンタ装置2bの稼動実績を比較した場合、一週間における稼動実績における双方のプリンタ装置の稼動量の増減の傾向が類似している。
そこで、プリンタ装置1は、稼動状況を予測するために第2プリンタ装置2bの稼動実績を選択して利用する。

0217

そして、自装置稼動状況予想部20が、この選択した第2プリンタ装置2bの稼動実績データとプリンタ装置1の実際の稼動実績による稼動実績データとに基づいて、自身の稼動状況を予測する。

0218

このようにプリンタ装置1は、稼動実績が類似する第2プリンタ装置2の稼動実績データを直接選択して、選択したこのデータに基づいて自身の稼動状況を予測できる構成である。このため、プリンタ装置1は、短い期間の稼動実績しか有していない場合であっても、長期的な稼動状況の予測を行うことができる。また、プリンタ装置1は、自身の実際の稼動実績データと、この稼動実績データに類似する第2プリンタ装置2の稼動実績データとに基づいて、自身の稼動状況を予測できるため、より精度の高い予測が可能となる。

0219

なお、プリンタ装置1は、各第2プリンタ装置2a,2b,2cから、稼動実績データを取得して、その取得したデータの中から、自身の稼動状況と類似する稼動実績を自身の稼動状況の予測に用いる構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、各第2プリンタ装置2a,2b,2cから取得するデータは、稼動実績データではなくて、各稼動実績データの有する特徴を示すデータであってもよい。この場合は、各第2プリンタ装置2a,2b,2cからそれぞれの稼動実績データを受信しなくてもよいため、受信するデータ量を低減させることができる。また、ユーザの業務の繁忙期や閑散期など所定の期間を指定して、稼動実績データの有する特徴の比較ができる。

0220

なお、この各稼動実績データの有する特徴を示すデータとは、例えば、各第2プリント装置2a,2b,2cにおいて、ユーザからの印字指示等の要求回数が多い時期(繁忙期)の年間における周期(時期)や、繁忙期と閑散期とにおけるユーザからの印字指示等の要求回数の相対比や、一定期間におけるそれぞれの総使用量(例えば、総印字枚数トナー使用量、シート使用枚数など)や、稼動実績周期における曜日単位の稼動傾向または特徴などを示すデータである。このデータは、自装置稼動状況管理テーブル28において、第2プリンタ装置の実際の稼動状況の履歴を示す稼動実績データとともに記録される。

0221

上記では、各第2プリンタ装置2a,2b,2cと、各クライアントマシン3a,3bとが通信ケーブル4を介して相互に接続されているネットワークシステムにおいて、プリンタ装置1が新たに設置される場合について説明してきた。

0222

しかし、図9に示すように、プリンタ装置1が第2プリンタ装置2a,2b,2cのいずれかと置き換えられる場合においても、この置き換えられたプリンタ装置1は、第2プリンタ装置2から稼動実績データを取得して、適切な稼動状況の予測を行うことができる。図9は、本プリンタ装置1が既設の第2プリンタ装置2のうちの1つと置き換えられた場合の一実施例を示す概略図である。

0223

例えば、図9に示すように第2プリンタ装置2aの代わりに、プリンタ装置1が設置されたとする。このように所定の第2プリンタ装置2aとプリンタ装置1とが置き換えられる場合は、第2プリンタ装置2aの役割をプリンタ装置1が引き継ぐことをユーザによって期待されている。このため、第2プリンタ装置2a,2b,2cの中から機能や処理能力の一致/類似する第2プリンタ装置2を選択する必要がない。つまり、プリンタ装置1は、第2プリンタ装置2aの稼動実績をそのまま取得して稼動状況の予測にそのデータを用いることができる。

0224

また、プリンタ装置1は、第2プリンタ装置2aの稼動実績データを、図10に示すようなメモリカード34などの記憶媒体を介して取得することができる。
なお、図10は、メモリカード34を介して稼動実績データを第2プリンタ装置2aからプリンタ装置1に記録させる一実施例を示す図である。

0225

つまり、第2プリンタ装置2aはメモリカード34の挿入があると、カード記録部23が、記憶部24にある自装置稼動状況管理テーブル28から第2プリンタ装置2aの稼動実績データを読み出し、それをメモリカード34に記録する。

0226

次に、稼動実績データが記録されたメモリカード34が、プリンタ装置1に挿入されると、カード読取部6がメモリカード34に記録されている、第2プリンタ装置2aの稼動実績データを読み出して記憶部7に他装置稼動実績データ14として記録する。そして、自装置稼動状況予想部20がこの稼動実績データを利用して、自身の稼動状況の予測を行う。
この稼動状況の予測に関しては、上記で説明した「プリンタ装置1が本システムにおいて新たに追加された実施例」の場合と同じであるため省略する。

0227

このようにプリンタ装置1が、所定の第2プリンタ装置2と置き換えられて利用される場合であっても、このプリンタ装置1はメモリカード34を媒介として第2プリンタ装置2の稼動実績データを取得し、このデータに基づいて自身の稼動状況の予測に応じた設定や管理を行うことができる。

0228

このように、本プリンタ装置1はカード読取部6と自装置稼動状況予想部20を有しており、メモリカード34に記録された稼動実績データを読み出して、この稼動実績データに基づく稼動状況の予測を行うことができる構成である。一方、第2プリンタ装置2は、自装置稼動状況記録部30によって記録された稼動実績データを、記憶部24にある自装置稼動状況管理テーブル28から読み出しメモリカード34に記録することができる構成である。

0229

このため、プリンタ装置1、第2プリンタ装置2a,2b,2cが相互に通信ケーブル4によって接続されていない場合であっても、メモリカード34にそれぞれの装置情報や稼動実績データを記録させることによって、プリンタ装置1は適切な第2プリンタ装置2の稼動実績データに基づいて、自身の稼動状況の予測を行うことができる。

0230

また、第2プリンタ装置2からプリンタ装置1に対して稼動実績データ等を配布する際の記憶媒体は、上記メモリカード34に限定されるものではない。すなわち、稼動実績等を配付する際の記録媒体は、取外し可能であり、書換え(書き込み)可能な記録媒体であればよい。記録媒体の一例として、磁気テープやカセットテープなどのテープ、あるいは、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、または、CD−ROMや光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)やデジタルビデオディスク(DVD)などのディスクが挙げられる。また、記録媒体は、ICカードや光カードのようなカード、あるいは、マスクROMやEPROM、EEPROMまたはフラッシュROMなどのような半導体メモリであってもよい。

0231

また、本システムは、プリンタ装置1、第2プリンタ装置2a,2b,2c、およびクライアントマシン3a,3bそれぞれが、通信ケーブル4を介して相互に接続されている構成であるが、第2プリンタ装置2の数やクライアントマシン3の設置数はこれに限定されるものではなく、このシステムを利用するユーザの数や、ユーザがプリンタ装置を使用する頻度に応じて適宜選択されることが好ましい。

0232

また、各第2プリンタ装置2、プリンタ装置1、各クライアントマシン3を相互接続させる通信媒体は、通信ケーブル4であるが、これに限定されるものではなく、電波赤外線などの伝送路を利用した無線LANによって各装置の相互接続が実現されてもよい。

0233

また、本実施の形態にかかる稼動状況予測システム100において、新たに追加したり、既設の第2プリンタ装置2のいずれかと置き換えたりするプリンタ装置1は1台であったが、プリンタ装置1の数はこれに限定されるものではなく、複数台であってもよい。

0234

また、上記プリンタ装置1は、第2プリンタ装置の中から参照装置として、自装置情報データ13または自装置の稼動実績に、一致あるいは最も類似する自装置情報データ29(他装置情報)または稼動実績である第2プリンタ装置2を1つ選択する構成であったが、参照装置として選択される第2プリンタ装置2は1つとは限らない。すなわち、プリンタ装置1の参照装置として複数選択されても構わない。

0235

また、上記稼動状況予測システム100は、プリンタ装置1が、同じローカルエリア内にある第2プリンタ装置2の中から、自装置に一致または類似する第2プリンタ装置を選択して、この選択した第2プリンタ装置2から稼動実績を取得する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、各第2プリンタ装置2の装置情報および稼動実績が、同じローカルエリア内にある例えばサーバによって管理されており、プリンタ装置1が、このサーバから、自装置と一致または類似する装置情報である第2プリンタ装置の稼動実績を取得できる構成であってもよい。すなわち、他装置情報取得部17が、このサーバから、サーバが管理している各第2プリンタ装置2a,2b,2cの装置情報を取得し、この取得した装置情報に基づいて、他装置選択部18が、自装置の装置情報と一致または類似する第2プリンタ装置2を選択する。そして、稼動実績データ取得部19が、選択した第2プリンタ装置2の稼動実績をサーバから取得する構成であってもよい。

0236

プリンタ装置1および第2プリンタ装置2、ならびにこれらプリンタ装置から構成されるシステムは、互いの有する情報を共有し、各プリンタ装置においてその情報を選択して活用できるため、多くのプリンタ装置やコピー装置が設置されている事務所やコピー、印刷代行業務などの環境におけるシステムとして適用できる。

図面の簡単な説明

0237

本発明の実施形態にかかるプリンタ装置と第2プリンタ装置とのプリンタ装置制御処理に関連する機能の概略構成を示すブロック図である。
プリンタ装置とクライアントマシンとがローカルエリアネットワークにおいて相互に接続されているネットワークシステムの一構成例を示す概略図である。
図1に示すネットワークシステムにおいて、本プリンタ装置が新たに追加されたシステムの一構成例を示す概略図である。
プリンタ装置が稼動実績データを第2プリント装置から取得する処理を示すフローチャートである。
プリンタ装置と第2プリンタ装置との装置情報の一構成例を示す図である。
各第2プリンタ装置とプリンタ装置との装置情報を表示部に表示した例を示す図である。
プリンタ装置の初期稼動実績と、選択された第2プリンタ装置の稼動実績との一例を示す図であって、同図(a)は、選択された第2プリンタ装置の月間の稼動実績の一例を示す図であり、同図(b)は、選択された第2プリンタ装置の週間の稼動実績の一例を示す図であり、同図(c)は、プリンタ装置の初期稼動実績の一例を示す図であり、同図(d)は、プリンタ装置の稼動実績データに基づき予想したプリンタ装置の稼動実績の一例を示す図であり、同図(e)は、プリンタ装置の初期稼動実績の一例を示す図であり、同図(f)は、試用期間において記録した自身の稼動実績のみに基づいて予測したプリンタ装置1の稼動実績の一例を示す図である。
プリンタ装置および第2プリンタ装置それぞれにおける稼動実績の一例を示す図であって、同図(a),(b),(c)は、第2プリンタ装置(a),(b),(c)それぞれの稼動実績の一例を示す図であり、同図(d)はプリンタ装置の稼動実績の一例を示す図である。
プリンタ装置が、既設の第2プリンタ装置と置き換えられた場合の一実施例を示す概略図である。
メモリカードを介して稼動実績データを第2プリンタ装置からプリンタ装置に記録させる例を示す図である。
本発明の一実施形態にかかるプリンタ装置と第2プリンタ装置とのプリンタ装置制御処理に関連する機能の他の概略構成を示すブロック図である。

符号の説明

0238

1プリンタ装置
2 第2プリンタ装置
6カード読取部
7 記憶部
8 制御部
11 表示部(表示手段)
13自装置情報データ(自装置情報)
14 他装置稼動実績データ
15 自装置己稼動状況管理テーブル
16 他装置認識部
17他装置情報取得部(他装置情報取得手段)
18 他装置選択部(装置選択手段)
19 稼動実績データ取得部(稼動実績取得手段)
20 自装置稼動状況予想部(稼動状況予測手段)
21 自装置稼動状況記録部(自装置稼動状況記録手段)
22手動選択部(ユーザ装置選択手段)
23 カード記録部
24 記憶部
26 制御部
28 自装置稼動状況管理テーブル
29 自装置情報データ(他装置情報)
30 自装置稼動状況記録部(自装置稼動状況記録手段)
31 稼動実績送信部(稼動実績送信手段)
32装置情報送信部(装置情報送信手段)
33送信要求装置特定部
34 稼動実績選択部(稼動実績選択手段)
100 稼動状況予測システム

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ