図面 (/)

技術 車両制御装置、携帯機、車両用遠隔操作システム、車両制御装置の制御方法、及び携帯機の制御方法

出願人 株式会社東海理化電機製作所
発明者 平光隆幸大滝清和岩崎幸雄
出願日 2004年3月4日 (16年8ヶ月経過) 出願番号 2004-061076
公開日 2005年6月23日 (15年4ヶ月経過) 公開番号 2005-163522
状態 拒絶査定
技術分野 内燃機関の複合的制御 選択的呼出装置(遠隔制御・遠隔測定用) 車両用機関または特定用途機関の制御 内燃機関の複合的制御 錠;そのための付属具 車両用盗難防止
主要キーワード 遠距離無線 三点測位 位置照合 押圧信号 無線操作 ドア外面 間接通信 検出信号入力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年6月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (19)

課題

互いに対応する携帯機車両制御装置との間の距離値所定値より小さい場合に制御対象の作動を行うことができる車両制御装置、携帯機、車両用遠隔操作システム、車両制御装置の制御方法、及び携帯機の制御方法を提供する。

解決手段

車両用遠隔操作システム11は、携帯機12と車両13に搭載された車両制御装置14とを備えている。自身の現在位置情報である携帯機位置情報を求めると共に該携帯機位置情報を含んだ携帯機位置信号Kを送信する携帯機12と、携帯機位置信号Kを受信し且つ自身の現在位置情報である車両位置情報を求める車両制御装置14とを備え、車両制御装置14は、携帯機位置信号Kに含まれる携帯機位置情報と車両位置情報との照合が一致した場合に制御対象の作動(ドア錠施解錠エンジン始動)を許可する。

概要

背景

従来、例えば電子キーシステムを利用した装置として、スマートエントリ装置、スマートイグニッション装置等の車両用遠隔操作装置が知られている。この種の車両用遠隔操作装置は、車両に設けられた通信装置との無線通信を行う携帯機を備えている(例えば、特許文献1参照)。

運転者所持者)は携帯機を所持する。車両用遠隔操作装置は、携帯機と通信装置との相互通信により、車両のドア錠の自動的な施解錠や、エンジン始動可否を制御する。詳述すると、遠隔操作装置は、携帯機から送信された信号に含まれる携帯機側IDコードと予め自身に備えられている車両側IDコードとを照合し、それらが一致した際にドア錠を自動的に解錠したり、車内のスイッチ等を操作することによるエンジンの始動を可能な状態にしたりするようになっている。
特開2001−311333号公報

概要

互いに対応する携帯機と車両制御装置との間の距離値所定値より小さい場合に制御対象の作動を行うことができる車両制御装置、携帯機、車両用遠隔操作システム、車両制御装置の制御方法、及び携帯機の制御方法を提供する。車両用遠隔操作システム11は、携帯機12と車両13に搭載された車両制御装置14とを備えている。自身の現在位置情報である携帯機位置情報を求めると共に該携帯機位置情報を含んだ携帯機位置信号Kを送信する携帯機12と、携帯機位置信号Kを受信し且つ自身の現在位置情報である車両位置情報を求める車両制御装置14とを備え、車両制御装置14は、携帯機位置信号Kに含まれる携帯機位置情報と車両位置情報との照合が一致した場合に制御対象の作動(ドア錠の施解錠やエンジン始動)を許可する。

目的

本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は互いに対応する携帯機と車両制御装置との間の距離値が所定値より小さい場合に制御対象の作動を行うことができる車両制御装置、携帯機、車両用遠隔操作システム、車両制御装置の制御方法、及び携帯機の制御方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
11件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

車両に配置され、対応する携帯機との無線通信に基づいて車両の制御対象を制御する車両制御装置であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を取得する携帯機位置情報取得手段と、車両の現在位置を示す車両位置情報を求める車両位置算出手段と、前記携帯機位置情報及び前記車両位置情報から車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として制御対象の作動を許可し、該距離値が該所定値以上である場合には該制御対象の作動を禁止する制御手段とを備えたことを特徴とする車両制御装置。

請求項2

前記携帯機から送信される携帯機側IDコードが含まれたIDコード信号を受信する受信手段と、車両毎に設定された車両側IDコードを記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記距離値が前記所定値よりも小さく、且つ前記IDコード信号に含まれる前記携帯機側IDコードが前記車両側IDコードと一致したことを条件として前記制御対象の作動を許可することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。

請求項3

前記制御手段は、前記距離値が前記所定値以上である場合には前記受信手段を非作動状態とし、前記距離値が前記所定値よりも小さくなったことを条件として該受信手段を作動させて前記IDコード信号を受信可能な受信待機状態とすることを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。

請求項4

前記所定値に相当する距離は、前記受信手段が前記携帯機からの前記IDコード信号を受信可能である前記受信手段と前記携帯機との間の通信可能距離よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両制御装置。

請求項5

前記受信手段は、前記携帯機からの前記IDコード信号を直接受信し、前記携帯機位置情報取得手段は、前記携帯機からの前記携帯機位置情報を外部の通信中継手段を介して受信することを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。

請求項6

車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機であって、前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段と、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求める携帯機位置算出手段と、前記車両位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出する距離算出手段と、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とした送信制限手段とを備えたことを特徴とする携帯機。

請求項7

前記送信制限手段は、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さく、且つ前記車両制御装置からの送信信号を受信したことを条件として前記無線信号を送信することを特徴とする請求項6に記載の携帯機。

請求項8

前記送信信号を受信する受信手段を備え、前記送信制限手段は、前記距離値が前記所定値以上である場合には前記受信手段を非作動状態とし、前記距離値が前記所定値よりも小さくなったことを条件として該受信手段を作動させて前記送信信号を受信可能な受信待機状態とすることを特徴とする請求項7に記載の携帯機。

請求項9

前記所定値に相当する距離は、前記受信手段が前記車両制御装置からの前記送信信号を受信可能である前記受信手段と前記車両制御装置との間の通信可能距離よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項8に記載の携帯機。

請求項10

前記受信手段は、前記車両制御装置からの前記送信信号を直接受信し、前記車両位置情報取得手段は、前記車両制御装置からの前記車両位置情報を外部の通信中継手段を介して受信することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の携帯機。

請求項11

車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求める携帯機位置算出手段と、前記車両の駆動源が停止したときに求められた携帯機位置情報を駆動源停止位置情報として記憶する記憶手段と、前記携帯機位置情報及び前記駆動源停止位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出する距離算出手段と、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とした送信制限手段とを備えたことを特徴とする携帯機。

請求項12

前記送信制限手段は、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さく、且つ前記車両制御装置からの送信信号を受信したことを条件として前記無線信号を送信することを特徴とする請求項11に記載の携帯機。

請求項13

前記送信信号を受信する受信手段を備え、前記送信制限手段は、前記距離値が前記所定値以上である場合には前記受信手段を非作動状態とし、前記距離値が前記所定値よりも小さくなったことを条件として該受信手段を作動させて前記送信信号を受信可能な受信待機状態とすることを特徴とする請求項12に記載の携帯機。

請求項14

前記所定値に相当する距離は、前記受信手段が前記車両制御装置からの前記送信信号を受信可能である前記受信手段と前記車両制御装置との間の通信可能距離よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項13に記載の携帯機。

請求項15

携帯機と、車両に設けられた車両制御装置との無線通信に基づいて車両の制御対象を制御する車両用遠隔操作システムであって、前記携帯機は、該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を取得し、前記車両制御装置は、車両の現在位置を示す車両位置情報を求めると共に前記携帯機から前記携帯機位置情報を取得し、前記携帯機位置情報及び前記車両位置情報から車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として制御対象の作動を許可し、該距離値が該所定値以上である場合には該制御対象の作動を禁止することを特徴とする車両用遠隔操作システム。

請求項16

車両に設けられると共に該車両の制御対象を制御する車両制御装置と、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を前記車両制御装置へ送信する携帯機とを備えた車両用遠隔操作システムであって、前記車両制御装置は、前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、前記携帯機は、該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求めると共に前記車両制御装置から前記車両位置情報を取得し、前記車両位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とし、前記車両制御装置は、前記無線信号を受信することにより前記制御対象の作動を許可することを特徴とする車両用遠隔操作システム。

請求項17

車両に設けられると共に該車両の制御対象を制御する車両制御装置と、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を前記車両制御装置へ送信する携帯機とを備えた車両用遠隔操作システムであって、前記携帯機は、前記車両の駆動源が停止したときに該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求めてその携帯機位置情報を駆動源停止位置情報として記憶し、該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求め、前記駆動源停止位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とし、前記車両制御装置は、前記無線信号を受信することにより前記制御対象の作動を許可することを特徴とする車両用遠隔操作システム。

請求項18

車両に配置され、対応する携帯機との無線通信に基づいて車両の制御対象を制御する車両制御装置の制御方法であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を取得すると共に車両の現在位置を示す車両位置情報を求め、前記携帯機位置情報及び前記車両位置情報から、車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として制御対象の作動を許可し、該距離値が該所定値以上である場合には該制御対象の作動を禁止することを特徴とする車両制御装置の制御方法。

請求項19

車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機の制御方法であって、前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得すると共に前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求め、前記車両位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能としたことを特徴とする携帯機の制御方法。

請求項20

車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機の制御方法であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求め、前記車両の駆動源が停止したときの前記携帯機位置情報を駆動源停止位置情報として記憶し、前記携帯機位置情報及び前記駆動源停止位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能としたことを特徴とする携帯機の制御方法。

技術分野

0001

本発明は、対応する携帯機からの送信信号に基づいて制御対象の作動を許可する車両制御装置、その携帯機、携帯機と車両制御装置とを備えた車両用遠隔操作システム、対応する携帯機からの送信信号に基づいて制御対象の作動を許可する車両制御装置の制御方法、その携帯機の制御方法に関する。

背景技術

0002

従来、例えば電子キーシステムを利用した装置として、スマートエントリ装置、スマートイグニッション装置等の車両用遠隔操作装置が知られている。この種の車両用遠隔操作装置は、車両に設けられた通信装置との無線通信を行う携帯機を備えている(例えば、特許文献1参照)。

0003

運転者所持者)は携帯機を所持する。車両用遠隔操作装置は、携帯機と通信装置との相互通信により、車両のドア錠の自動的な施解錠や、エンジン始動可否を制御する。詳述すると、遠隔操作装置は、携帯機から送信された信号に含まれる携帯機側IDコードと予め自身に備えられている車両側IDコードとを照合し、それらが一致した際にドア錠を自動的に解錠したり、車内のスイッチ等を操作することによるエンジンの始動を可能な状態にしたりするようになっている。
特開2001−311333号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、特許文献1では、対応する携帯機を用いる以外に、第三者により何らかの方法でドア錠の自動的な解錠や、エンジンの始動可否の制御が行われてしまうことがあった。運転者は、車両から遠く離れている際には、車両のドア錠が解錠されているか否か、及びエンジンが始動されているか否かを認識することができない。従って、携帯機を携帯した運転者が車両から遠く離れている際に、第三者によりドア錠の自動的な解錠や、エンジンの始動可否の制御が行われてしまうことがあった。

0005

本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は互いに対応する携帯機と車両制御装置との間の距離値所定値より小さい場合に制御対象の作動を行うことができる車両制御装置、携帯機、車両用遠隔操作システム、車両制御装置の制御方法、及び携帯機の制御方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両に配置され、対応する携帯機との無線通信に基づいて車両の制御対象を制御する車両制御装置であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を取得する携帯機位置情報取得手段と、車両の現在位置を示す車両位置情報を求める車両位置算出手段と、前記携帯機位置情報及び前記車両位置情報から車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として制御対象の作動を許可し、該距離値が該所定値以上である場合には該制御対象の作動を禁止する制御手段とを備えた。

0007

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記携帯機から送信される携帯機側IDコードが含まれたIDコード信号を受信する受信手段と、車両毎に設定された車両側IDコードを記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記距離値が前記所定値よりも小さく、且つ前記IDコード信号に含まれる前記携帯機側IDコードが前記車両側IDコードと一致したことを条件として前記制御対象の作動を許可する。

0008

請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記距離値が前記所定値以上である場合には前記受信手段を非作動状態とし、前記距離値が前記所定値よりも小さくなったことを条件として該受信手段を作動させて前記IDコード信号を受信可能な受信待機状態とする。

0009

請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記所定値に相当する距離は、前記受信手段が前記携帯機からの前記IDコード信号を受信可能である前記受信手段と前記携帯機との間の通信可能距離よりも大きく設定されている。

0010

請求項5に記載の発明は、請求項2乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の発明において、前記受信手段は、前記携帯機からの前記IDコード信号を直接受信し、前記携帯機位置情報取得手段は、前記携帯機からの前記携帯機位置情報を外部の通信中継手段を介して受信する。

0011

請求項6に記載の発明は、車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機であって、前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段と、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求める携帯機位置算出手段と、前記車両位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出する距離算出手段と、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とした送信制限手段とを備えた。

0012

請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記送信制限手段は、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さく、且つ前記車両制御装置からの送信信号を受信したことを条件として前記無線信号を送信する。

0013

請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記送信信号を受信する受信手段を備え、前記送信制限手段は、前記距離値が前記所定値以上である場合には前記受信手段を非作動状態とし、前記距離値が前記所定値よりも小さくなったことを条件として該受信手段を作動させて前記送信信号を受信可能な受信待機状態とする。

0014

請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記所定値に相当する距離は、前記受信手段が前記車両制御装置からの前記送信信号を受信可能である前記受信手段と前記車両制御装置との間の通信可能距離よりも大きく設定されている。

0015

請求項10に記載の発明は、請求項8又は請求項9に記載の発明において、前記受信手段は、前記車両制御装置からの前記送信信号を直接受信し、前記車両位置情報取得手段は、前記車両制御装置からの前記車両位置情報を外部の通信中継手段を介して受信する。

0016

請求項11に記載の発明は、車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求める携帯機位置算出手段と、前記車両の駆動源が停止したときに求められた携帯機位置情報を駆動源停止位置情報として記憶する記憶手段と、前記携帯機位置情報及び前記駆動源停止位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出する距離算出手段と、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とした送信制限手段とを備えた。

0017

請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記送信制限手段は、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さく、且つ前記車両制御装置からの送信信号を受信したことを条件として前記無線信号を送信する。

0018

請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記送信信号を受信する受信手段を備え、前記送信制限手段は、前記距離値が前記所定値以上である場合には前記受信手段を非作動状態とし、前記距離値が前記所定値よりも小さくなったことを条件として該受信手段を作動させて前記送信信号を受信可能な受信待機状態とする。

0019

請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記所定値に相当する距離は、前記受信手段が前記車両制御装置からの前記送信信号を受信可能である前記受信手段と前記車両制御装置との間の通信可能距離よりも大きく設定されている。

0020

請求項15に記載の発明は、携帯機と、車両に設けられた車両制御装置との無線通信に基づいて車両の制御対象を制御する車両用遠隔操作システムであって、前記携帯機は、該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を取得し、前記車両制御装置は、車両の現在位置を示す車両位置情報を求めると共に前記携帯機から前記携帯機位置情報を取得し、前記携帯機位置情報及び前記車両位置情報から車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として制御対象の作動を許可し、該距離値が該所定値以上である場合には該制御対象の作動を禁止する。

0021

請求項16に記載の発明は、車両に設けられると共に該車両の制御対象を制御する車両制御装置と、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を前記車両制御装置へ送信する携帯機とを備えた車両用遠隔操作システムであって、前記車両制御装置は、前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、前記携帯機は、該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求めると共に前記車両制御装置から前記車両位置情報を取得し、前記車両位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とし、前記車両制御装置は、前記無線信号を受信することにより前記制御対象の作動を許可する。

0022

請求項17に記載の発明は、車両に設けられると共に該車両の制御対象を制御する車両制御装置と、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を前記車両制御装置へ送信する携帯機とを備えた車両用遠隔操作システムであって、前記携帯機は、前記車両の駆動源が停止したときに該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求めてその携帯機位置情報を駆動源停止位置情報として記憶し、該携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求め、前記駆動源停止位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とし、前記車両制御装置は、前記無線信号を受信することにより前記制御対象の作動を許可する。

0023

請求項18に記載の発明は、車両に配置され、対応する携帯機との無線通信に基づいて車両の制御対象を制御する車両制御装置の制御方法であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を取得すると共に車両の現在位置を示す車両位置情報を求め、前記携帯機位置情報及び前記車両位置情報から、車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として制御対象の作動を許可し、該距離値が該所定値以上である場合には該制御対象の作動を禁止する。

0024

請求項19に記載の発明は、車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機の制御方法であって、前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得すると共に前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求め、前記車両位置情報及び前記携帯機位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、前記距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とした。

0025

請求項20に記載の発明は、車両の制御対象を制御する車両制御装置に対し、前記制御対象の制御を許可するための無線信号を送信する携帯機の制御方法であって、前記携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求め、前記車両の駆動源が停止したときの前記携帯機位置情報を駆動源停止位置情報として記憶し、前記携帯機位置情報及び前記駆動源停止位置情報から前記車両の現在位置と前記携帯機の現在位置との間の距離値を算出し、その算出した距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として前記無線信号を送信可能とした。

0026

(作用)
請求項1乃至請求項5、請求項15、及び請求項18に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。車両制御装置は、携帯機の現在位置と車両の現在位置との間の距離値が所定値より小さいことを条件として制御対象の作動を許可し、距離値が所定値以上である場合には制御対象の作動を禁止する。従って、車両制御装置は、携帯機が該車両制御装置から遠く離れている際には、制御対象を作動させることができなくなり第三者によって制御対象が作動されることがない。

0027

請求項2に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。制御手段は、距離値が所定値より小さいという条件と、携帯機側IDコードと車両側IDコードとの照合が一致するという条件が共に成立した場合に制御対象の作動を許可する。即ち、上記二つの条件が共に成立しない限り制御手段が制御対象の作動を許可しないため、車両のセキュリティ性を高めることが可能となる。

0028

請求項3に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。受信手段は、携帯機と受信手段との間の距離が所定値に相当する距離よりも小さくなったことを条件として非作動状態から受信待機状態となる。このため、受信手段を常時受信待機状態としている場合に比して車両制御装置の消費電力を抑えることが可能となる。

0029

請求項4に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。携帯機と受信手段との間での通信が可能となったときには、必ず携帯機と車両との間の距離値が所定値よりも小さくなるはずである。このため、例えば、車両制御装置は、携帯機と車両との間の距離値が所定値以上であるにも拘わらずIDコード信号を受信した場合、明らかに異常な態様でIDコード信号を受信したと判断することができる。よって、車両制御装置は、不正に送信されたIDコード信号による制御対象の作動許可を、確実に防止することができる。

0030

請求項5に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。車両制御装置は、IDコード信号については携帯機との直接的な通信によって取得し、携帯機位置情報については外部の通信中継手段を介した携帯機との間接的な通信によって取得する。このため、例えば一般公衆回線を用いて携帯機位置情報の通信を行えば、車両制御装置は、携帯機が遠く離れている場合であっても携帯機位置情報を取得することができる。

0031

請求項6乃至請求項10、請求項16、及び請求項19に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。携帯機は、車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する。携帯機は、携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求める。携帯機は、車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値が予め設定された所定値よりも小さいことを条件として無線信号を送信可能となる。従って、携帯機は、車両制御装置から遠く離れている際には、無線信号を出力することがないため、車両制御装置によって制御対象が制御されてしまうことがない。よって、車両のセキュリティ性を高めることが可能となる。

0032

請求項7に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。携帯機は、距離値が所定値よりも小さく、且つ車両制御装置から送信信号を受信したことを条件として無線信号を送信する。車両制御装置は、この無線信号を受信したことを条件として制御対象の制御を行う。従って、携帯機は、車両制御装置から遠く離れている際には、無線信号を出力することがないため、車両制御装置によって制御対象が制御されてしまうことがない。よって、車両のセキュリティ性を高めることが可能となる。

0033

請求項8に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。受信手段は、車両制御装置と受信手段との間の距離が所定値に相当する距離よりも小さくなったことを条件として非作動状態から受信待機状態となる。このため、受信手段を常時受信待機状態としている場合に比して携帯機の消費電力を抑えることが可能となる。

0034

請求項9に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。車両制御装置と受信手段との間での通信が可能となったときには、必ず携帯機と車両との間の距離値が所定値よりも小さくなるはずである。このため、例えば、携帯機は、携帯機と車両との間の距離値が所定値以上であるにも拘わらず送信信号を受信した場合、明らかに異常な態様で送信信号を受信したと判断することができる。よって、携帯機は、不正に送信された送信信号による無線信号の応答を防止できる。

0035

請求項10に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。携帯機は、送信信号については車両制御装置との直接的な通信によって取得し、車両位置情報については外部の通信中継手段を介した車両制御装置との間接的な通信によって取得する。このため、例えば一般公衆回線を用いて車両位置情報の通信を行えば、携帯機は、車両制御装置が遠く離れている場合であっても車両位置情報を取得することができる。

0036

請求項11乃至請求項14、請求項17、及び請求項20に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。携帯機は、携帯機の現在位置を示す携帯機位置情報を求める。携帯機は、車両の駆動源が停止したときに求めた携帯機位置情報を駆動源停止位置情報として記憶手段に記憶する。即ち、車両の駆動源が停止したときの携帯機の現在位置は、車両の現在位置に相当する。携帯機は、車両の現在位置と携帯機の現在位置との間の距離値が所定値よりも小さいことを条件として無線信号が出力可能とされる。従って、携帯機は、車両制御装置から遠く離れている際には、無線信号を出力することがないため、車両制御装置によって制御対象が制御されてしまうことがない。よって、車両のセキュリティ性を高めることが可能となる。

0037

請求項12に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。携帯機は、距離値が所定値よりも小さく、且つ車両制御装置から送信された送信信号を受信したことを条件として無線信号を送信する。車両制御装置は、この無線信号を受信したことを条件として制御対象の制御を行う。従って、携帯機は、車両制御装置から遠く離れている際には、無線信号を出力することがないため、車両制御装置によって制御対象が制御されてしまうことがない。よって、車両のセキュリティ性を高めることが可能となる。

0038

請求項13に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。受信手段は、車両制御装置と受信手段との間の距離が所定値に相当する距離よりも小さくなったことを条件として非作動状態から受信待機状態となる。このため、受信手段を常時受信待機状態としている場合に比して携帯機の消費電力を抑えることが可能となる。

0039

請求項14に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。車両制御装置と受信手段との間での通信が可能となったときには、必ず携帯機と車両との間の距離値が所定値よりも小さくなるはずである。このため、例えば、携帯機は、携帯機と車両との間の距離値が所定値以上であるにも拘わらず送信信号を受信した場合、明らかに異常な態様で送信信号を受信したと判断することができる。よって、携帯機は、不正に送信された送信信号による無線信号の応答を防止できる。

発明の効果

0040

本発明によれば、互いに対応する携帯機と車両制御装置との間の距離値が所定値より小さい場合に制御対象の作動を行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0041

(第1実施形態)
以下、本発明を車両盗難防止装置に具体化した第1実施形態を図1図6に従って説明する。

0042

図1に示すように、車両用遠隔操作システム11は、運転者(所持者)により携帯される送受信手段としての携帯機12と、車両13に搭載される送信手段としての車両制御装置14とを備えている。

0043

携帯機12は、アンテナ15、携帯機側受信回路16、携帯機位置算出手段としてのマイクロコンピュータマイコン)17、携帯機側送信回路18、アンテナ19、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、アンテナ22、GPS電波受信回路23、遠距離無線送信回路24、及びアンテナ25を備えている。マイコン17には、携帯機側受信回路16、携帯機側送信回路18、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、GPS電波受信回路23、及び遠距離無線送信回路24が接続されている。携帯機側受信回路16、携帯機側送信回路18、GPS電波受信回路23、及び遠距離無線送信回路24には、アンテナ15、アンテナ19、アンテナ22、及びアンテナ25がそれぞれ接続されている。

0044

なお、GPSとは、グローバルポジショニング・システム(Global Positioning System )の意味である。
携帯機側受信回路16は、車両制御装置14からのリクエスト信号をアンテナ15を介して受信すると、そのリクエスト信号を復調し、その復調したリクエスト信号をマイコン17に出力する。マイコン17は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、携帯機12毎に個別に設定された携帯機側IDコードが記憶されている。マイコン17は、携帯機側受信回路16からリクエスト信号が入力されると、そのリクエスト信号に応答するために前記携帯機側IDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路18に出力する。携帯機側送信回路18は、そのIDコード信号を所定周波数電波変調してアンテナ19を介して送信する。

0045

施錠スイッチ20及び解錠スイッチ21は、携帯機12の表面に設けられた押圧操作可能なスイッチとされており、押圧操作されるとその押圧信号がマイコン17へ出力されるように構成されている。マイコン17は、施錠スイッチ20から押圧信号が入力された場合には携帯機側IDコードと施錠操作コードとを含む施錠操作信号を携帯機側送信回路18に出力し、解錠スイッチ21から押圧信号が入力された場合には携帯機側IDコードと解錠操作コードとを含む解錠操作信号を携帯機側送信回路18に出力する。携帯機側送信回路18は、施錠操作信号又は解錠操作信号が入力されると、その信号を所定周波数の電波に変調してアンテナ19を介して送信する。

0046

また、GPS電波受信回路23は、所定時間毎GPS衛星30からの位置情報信号Iをアンテナ22を介して受信し、その位置情報信号Iを復調してマイコン17に出力する。マイコン17は、位置情報信号Iが入力されると、その位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて携帯機12の現在位置情報である携帯機位置情報を算出し、その携帯機位置情報を含む携帯機位置信号Kを遠距離無線送信回路24へ出力する。遠距離無線送信回路24は、その携帯機位置信号Kを変調し、その携帯機位置信号Kをアンテナ25及び外部の通信中継手段としての移動通信システム26を介して車両制御装置14へ送信する。移動通信システム26は、例えば、携帯機12及び車両制御装置14とそれぞれ通信する基地局27,28と、その基地局27,28に接続されたネットワーク29とを備えている。

0047

車両制御装置14は、携帯機位置情報取得手段及び車両位置算出手段並びに制御手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)31、直接通信回路32、アンテナ34、GPS電波受信回路35、アンテナ36、及び遠距離無線受信回路37を備えている。車両13は、アンテナ40,41,42,43、ドアロック駆動装置44、信号切換スイッチ45、及びエンジン制御装置46を備えている。直接通信回路32は、車両側送信回路32a及び受信手段としての車両側受信回路32bを備えている。

0048

マイコン31には、車両側送信回路32a、車両側受信回路32b、GPS電波受信回路35、遠距離無線受信回路37、ドアロック駆動装置44、信号切換スイッチ45、及びエンジン制御装置46が接続されている。車両側送信回路32aにはアンテナ40,41が接続され、車両側受信回路32bにはアンテナ42,43が接続され、GPS電波受信回路35及び遠距離無線受信回路37にはアンテナ34及びアンテナ36がそれぞれ接続されている。

0049

マイコン31は、情報を一時的に記憶する記憶手段としてのRAM31aと、図示しないCPU、ROM等からなるCPUユニットであり、車両制御装置14毎に個別に設定された車両側IDコードが記憶されている。

0050

車両側送信回路32aは、マイコン31から間欠的に入力されるリクエスト信号を所定周波数の電波に変調してアンテナ40,41を介して送信する。詳述すると、車両側送信回路32aは、アンテナ40を介してリクエスト信号を送信する際には、車外領域である第1領域A1(図2参照)に間欠的に送信する。車両側送信回路32aは、アンテナ41を介してリクエスト信号を送信する際には、車内領域である第2領域A2(図2参照)に間欠的に送信する。

0051

図1に示すように、車両制御装置14(車両側受信回路32b)は、携帯機12からの携帯機側IDコードを含む信号(IDコード信号、施錠操作信号、解錠操作信号)をアンテナ42又はアンテナ43を介して受信すると、その信号を復調し、マイコン31に出力する。即ち、図2に示すように、第1領域A1内、第2領域A2内において携帯機12と車両制御装置14(車両13)との相互通信が可能となっている。本実施形態では、携帯機12と車両制御装置14との間の距離が1mよりも短い場合に、車両制御装置14は携帯機12からのIDコード信号を受信可能とされている(第1領域A1に相当)。この第1領域A1の外縁が通信可能距離Cdに相当する。

0052

信号切換スイッチ45は、車両側送信回路32aのアンテナ切換えを行うものである。信号切換スイッチ45は、運転者が車両13に乗り込む前の状態のときにオフ信号を、運転者がドアを開けて車両13に乗り込みドアが閉じられたときにオン信号をマイコン31へ出力する。マイコン31は、信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されたときにはアンテナ40からリクエスト信号を送信させ、信号切換スイッチ45からオン信号が入力されたときにはアンテナ41からリクエスト信号を送信する。

0053

図1に示すように、GPS電波受信回路35は、所定時間毎にGPS衛星30からの位置情報信号Iをアンテナ34を介して受信し、その位置情報信号Iを復調してマイコン31に出力する。マイコン31は、位置情報信号Iが入力されると、その位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて車両制御装置14の現在位置情報である車両位置情報を算出し、その車両位置情報をRAM31aに記憶する。

0054

遠距離無線受信回路37は、移動通信システム26及びアンテナ36を介して携帯機12からの携帯機位置信号Kを受信すると、その携帯機位置信号Kを復調してマイコン31へ出力する。

0055

マイコン31は、遠距離無線受信回路37から携帯機位置信号Kが入力された際には、その携帯機位置信号Kに含まれる携帯機位置情報と、RAM31aに記憶した車両位置情報とに基づいて距離値Dを算出する。この距離値Dとは、携帯機12と車両制御装置14との間の距離に相当する値である。マイコン31は、自身に予め記憶された所定値Sと、前記距離値Dとの大小を比較する。本実施形態において、所定値Sは、10mの距離に相当するように設定されている。

0056

図2では、所定値Sに相当する距離(10m)を二点鎖線の距離Sdにて示している。なお、図2では、説明の便宜上、距離Sdを実際より小さく図示している。このため、携帯機12と車両制御装置14との間の距離が10mよりも短い場合に「距離値D<所定値S」となり、携帯機12と車両制御装置14との間の距離が10m以上の場合に「距離値D≧所定値S」となる。

0057

以下、「距離値D<所定値S」の際にGPS照合が一致しているといい、「距離値D≧所定値S」の際にGPS照合が一致していないという。
図1に示すように、マイコン31は、アンテナ42及び車両側受信回路32bを介してIDコード信号が入力された際には、そのIDコード信号に含まれる携帯機側IDコードとRAM31aに記憶した車両側IDコードとを照合する(以下、この照合をスマート解錠照合という)。このとき、マイコン31は、GPS照合及びスマート解錠照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する。

0058

一方、マイコン31は、GPS照合及びスマート解錠照合が共に一致しない場合には、ドア錠を施錠したままにする。従って、運転者はこのスマートエントリ機能によってキー操作無しでドア錠の解錠を自動で行える。

0059

続いて、運転者が運転席に乗り込みドアが閉じられると、信号切換スイッチ45はオン信号を出力し、マイコン31はこのオン信号に基づきアンテナ40に代えてアンテナ41からリクエスト信号を間欠的に送信させる。

0060

そして、携帯機12は第2領域A2(図2参照)内でアンテナ41からのリクエスト信号を受信し、マイコン17を作動してアンテナ19からIDコード信号を送信する。車両制御装置14のマイコン31は、アンテナ43及び車両側受信回路32bを介してIDコード信号が入力され、このIDコード信号に含まれる携帯機側IDコードとRAM31aに記憶した車両側IDコードとを照合する(以下、この照合をスマート始動許可照合という)。

0061

このとき、マイコン31はGPS照合及びスマート始動許可照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオン信号が入力されていればエンジン始動を許可する。即ち、マイコン31は、エンジン制御装置46にエンジン始動許可信号を出力し、エンジンをエンジン始動許可状態にする。そして、エンジン制御装置46は、エンジン始動許可信号に基づき、車両内部に設けられた図示しないエンジン始動ノブが運転者に操作されることによって、エンジン点火及び燃料噴射を行ってエンジンを始動させる。このため、運転者キーシリンダメカニカルキーを差し込むような煩雑な機械的操作をすることなく、容易にエンジン始動を行うことができる。

0062

ところで、マイコン31は、アンテナ42(43)及び車両側受信回路32bを介して解錠操作信号を受信した際には、その解錠操作信号に含まれている携帯機側IDコードと、RAM31aに記憶した車両側IDコードとを照合する(以下、この照合を解錠操作照合という)。マイコン31は、GPS照合及び解錠操作照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する。マイコン31は、GPS照合及び解錠操作照合が共に一致しない場合には、ドア錠を施錠したままにする。従って、運転者はこのキーレス機能によって無線操作によりドア錠の解錠を行える。

0063

一方、マイコン31は、アンテナ42(43)及び車両側受信回路32bを介して施錠操作信号を受信した際には、その施錠操作信号に含まれている携帯機側IDコードと、RAM31aに記憶した車両側IDコードとを照合する(以下、この照合を施錠操作照合という)。マイコン31は、GPS照合及び施錠操作照合が共に一致した場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を施錠する。従って、運転者はこのキーレス機能によって無線操作によりドア錠の施錠を行える。

0064

また、マイコン31は、距離値Dが所定値S以上である場合には車両側受信回路32bをIDコード信号を受信不能な非作動状態とし、距離値Dが所定値Sよりも小さくなったことを条件として車両側受信回路32bを作動させてIDコード信号を受信可能な受信待機状態とさせる。

0065

なお、本実施形態でいう非作動状態とは、車両側受信回路32bへの電力供給遮断して機能不能とし、受信待機状態とは、車両側受信回路32bへ電力を供給してIDコード信号を受信可能となるように機能させることである。

0066

このように構成された車両用遠隔操作システム11では、GPS照合、スマート解錠照合・スマート始動許可照合、解錠操作照合、施錠操作照合が行われる。そこで、各照合による車両用遠隔操作システム11の動作態様図3図6シーケンスチャートに基づいて詳述する。

0067

<GPS照合>
図3に示すように、携帯機12は、所定時間毎にGPS衛星30からの位置情報信号Iを受信(ステップS101)し、そのGPS衛星30からの位置情報信号Iに基づいて自身の現在位置情報である携帯機位置情報を算出する(ステップS102)。そして、携帯機12は、その携帯機位置情報を含んだ携帯機位置信号Kを移動通信システム26を介して車両制御装置14へ送信する(ステップS103,S104)。

0068

一方、車両13の車両制御装置14は、所定時間毎にGPS衛星30からの位置情報信号Iを受信(ステップS105)し、そのGPS衛星30からの位置情報信号Iに基づいて自身の現在位置情報である車両位置情報を算出し(ステップS106)、その車両位置情報をRAM31aに記憶する。

0069

車両制御装置14は、移動通信システム26を介して携帯機12から受信した携帯機位置信号Kの携帯機位置情報とRAM31aに記憶されている車両位置情報とに基づいて距離値Dを算出する(ステップS107)。

0070

車両制御装置14は、「距離値D<所定値S」が成立しているか否か、即ち、GPS照合が一致しているか否かを判断する(ステップS108)。このステップS108では、距離値D<所定値Sが成立(GPS照合が一致)している際には、車両側受信回路32bを非作動状態からIDコード信号を受信可能な受信待機状態にし(ステップS109)、ステップS110,S111,S112のうち何れか一つへ移行する。

0071

即ち、車両制御装置14は、GPS照合(ステップS108)が一致することにより、初めてスマート解錠照合・スマート始動許可照合(ステップS110)、解錠操作照合(ステップS111)、及び施錠操作照合(ステップS112)のうち何れか一つが行えるようになる。

0072

<スマート解錠照合・スマート始動許可照合>
次に、図3におけるスマート解錠照合・スマート始動許可照合(ステップS110)の詳しい処理を図4のシーケンスチャートに基づいて説明する。

0073

車両制御装置14は、アンテナ40を介してリクエスト信号を送信する(ステップS113)。
携帯機12は、図2に示すように第1領域A1内に位置している際には、アンテナ40からのリクエスト信号を受信可能とされ、そのリクエスト信号を受信するとIDコード信号を送信する(ステップS114,S115)。

0074

図4に示すように、車両制御装置14は、携帯機12から受信したIDコード信号に基づいてスマート解錠照合を行う(ステップS116)。即ち、車両制御装置14は、このスマート解錠照合が一致しかつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力された(ステップS117)際には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する(ステップS118)。

0075

そして、車両制御装置14は、運転者がドアを開け、運転席に乗り込み、ドアを閉じられると、信号切換スイッチ45からオン信号が入力される(ステップS119)。車両制御装置14は、オン信号が入力されると、アンテナ41からリクエスト信号を送信する(ステップS120)。

0076

携帯機12は、図2に示すように第2領域A2内に位置している際には、アンテナ41からのリクエスト信号を受信可能とされ、そのリクエスト信号を受信するとIDコード信号を送信する(ステップS121,S122)。

0077

図4に示すように、車両制御装置14は、携帯機12から受信したIDコード信号に基づいてスマート始動許可照合を行う(ステップS123)。車両制御装置14は、このスマート解錠照合が一致した際には、エンジン制御装置46にエンジン始動許可信号を出力し、エンジンをエンジン始動許可状態にする(ステップS124)。このエンジン始動許可状態において、車両内部に設けられた図示しないエンジン始動ノブが運転者に操作されることによって、エンジンが始動される。

0078

即ち、車両制御装置14は、スマート始動許可照合が一致しかつ信号切換スイッチ45からオン信号を入力した際には、エンジン制御装置46にエンジン始動許可信号を出力し、エンジンをエンジン始動許可状態にする。

0079

<解錠操作照合>
次に、図3における解錠操作照合(ステップS111)の詳しい処理を図5のシーケンスチャートに基づいて説明する。

0080

携帯機12は、解錠スイッチ21が押圧操作される(ステップS125)と、解錠操作信号を送信する(ステップS126)。
車両制御装置14は、携帯機12から受信した解錠操作信号に基づいて解錠操作照合を行う(ステップS127)。車両制御装置14は、この解錠操作照合が一致しかつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力された(ステップS128)際には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する(ステップS129)。

0081

<施錠操作照合>
次に、図3における施錠操作照合(ステップS112)の詳しい処理を図6のシーケンスチャートに基づいて説明する。

0082

携帯機12は、施錠スイッチ20が押圧操作される(ステップS130)と、施錠操作信号を送信する(ステップS131)。
車両制御装置14は、携帯機12から受信した施錠操作信号に基づいて施錠操作照合を行う(ステップS132)。車両制御装置14は、この施錠操作照合が一致した際には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を施錠する(ステップS133)。

0083

上記のように、スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合は、GPS照合が一致しない限り行われない。そのため、携帯機12が車両制御装置14(車両13)から遠く離れている際には、ドア錠の施解錠やエンジン始動ができない(即ち、制御対象の作動を行えない)ため、セキュリティ性が高い。

0084

従って、第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)マイコン31(車両制御装置14)は、距離値Dが所定値Sより小さい場合、即ちGPS照合が一致した場合に、スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合を行えるようにした。即ち、マイコン31(車両制御装置14)は、距離値Dが所定値S以上の場合、即ち、携帯機12が遠く離れている場合には、スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合を行えないようにした。従って、マイコン31(車両制御装置14)は、携帯機12を携帯した運転者が車両制御装置14(車両13)から遠く離れている際に、第三者により何らかの方法(無線を使用した方法)で車両13のドア錠の施解錠やエンジン始動許可状態にされてしまうことを防止でき、車両13のセキュリティレベルの向上を図ることができる。

0085

(2)マイコン31(車両制御装置14)は、距離値Dが所定値Sより小さいという条件と、携帯機側IDコードと車両側IDコードとの照合が一致するという条件が共に成立した場合に、車両13におけるドア錠の施解錠の許可をしたり、エンジン始動許可状態にしたりするようにした。即ち、上記二つの条件が共に成立しない限り、マイコン31が制御対象の作動(ドア錠の施解錠やエンジン始動)を許可しないため、車両制御装置14は、より一層、車両13のセキュリティ性を高めることができる。

0086

(3)携帯機12が車両制御装置14へ近づいてゆき、携帯機12と車両制御装置14との間の距離(距離値D)が所定値Sに相当する距離Sdより小さくなると、車両側受信回路32bは非作動状態から受信待機状態となり、IDコード信号を受信可能となる。このように、車両側受信回路32bは、携帯機12と車両制御装置14との間の距離が所定値Sに相当する距離Sdより小さくなった際に受信待機状態となるようにしたため、車両側受信回路32bを常時受信待機状態としている場合に比して車両制御装置14の消費電力を抑えることができる。

0087

また、距離値Dが所定値S以上の際に、車両側受信回路32bを非作動状態とすることにより、第三者などにより不正に送信されたIDコード信号を車両側受信回路32bが受信することない。よって、車両制御装置14は、車両側受信回路32bを非作動状態としている際に、第三者などにより不正に送信されたIDコード信号による制御対象の作動許可を、確実に防止することができる。

0088

(4)車両制御装置14は、携帯機位置情報(携帯機位置信号K)については移動通信システム26を介した携帯機12との間接的な通信によって取得するようにした。
そのため、車両制御装置14は、携帯機12が遠く離れている場合であっても携帯機位置情報を取得することができる。従って、運転者は、携帯機12を紛失し、エマージェンシーキー等を用いて車両13に搭乗した際に、携帯機位置情報に基づいて紛失した携帯機12の現在位置を知ることが可能となる。

0089

(5)車両制御装置14は、携帯機12と直接的な通信による照合(スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、施錠操作照合)を行い、かつ同携帯機12と間接的な通信による照合(GPS照合)とを行い、両照合が共に一致した際に制御対象の作動(ドア錠の施解錠やエンジン始動)を許可するようにした。このように車両制御装置14は、直接通信による照合と間接通信による照合がそれぞれ一致しない限り、制御対象の作動(ドア錠の施解錠やエンジン始動)を許可しないため、車両13のセキュリティ性を高めることができる。

0090

(6)携帯機12が車両制御装置14(車両側受信回路32b)へ近づいてゆき、携帯機12と車両制御装置14との間の距離(距離値D)が所定値Sに相当する距離Sdより小さくなると、制御対象の作動を許可するための一つ目の条件である距離値Dが所定値Sよりも小さいという条件が成立する。さらに、携帯機12が車両制御装置14へ近づいてゆき、携帯機12と車両制御装置14との間の距離が通信可能距離Cd以下になる、即ち携帯機12が第1領域A1内に入ると、車両制御装置14は携帯機12からのIDコード信号を受信する。すると、マイコン31は、制御対象の作動を許可するための二つ目の条件であるIDコード信号に含まれる携帯機側IDコードと車両側IDコードとが一致するという条件が成立する。

0091

上記一つ目の条件と二つ目の条件とが共に成立すると、マイコン31は、制御対象の作動を許可する。このように、マイコン31は、携帯機12と車両制御装置14との間の距離が通信可能距離Cd以下において二つ目の条件が成立しているか否かを判断するだけでよいため、携帯機12と車両制御装置14との間の距離が通信可能距離Cd以下において両条件が成立しているか否かを判断する場合に比して判断時間を短くすることが可能となる。従って、携帯機12を携帯した運転者が車両13に近づいた際に、レスポンスよくドア錠を自動的に解錠することができる。

0092

(7)携帯機12及び車両制御装置14は、GPS衛星30から受信した位置情報信号Iに基づいて自身の現在位置情報(携帯機位置情報、車両位置情報)を算出するようにした。GPS衛星による測位誤差は、最小で数mと言われており、一つの携帯電話基地局を用いた測位(誤差約5km)よりも精度がよい。

0093

(8)マイコン31は、携帯機位置情報が含まれた携帯機位置信号Kが携帯機12から移動通信システム26を介して入力される。マイコン31は、位置情報を含んだ位置情報信号IがGPS衛星30から入力され、その位置情報に基づいて車両位置情報を算出する。そして、マイコン31は、携帯機位置情報と車両位置情報とに基づいて距離値Dを算出する。移動通信システム26及びGPS衛星30を用いたGPSは既存のシステムであり、マイコン31(車両制御装置14)は、その両システムを用いるだけで距離値Dを算出することができる。従って、マイコン31は、外部から距離値Dが直接入力されなくとも、即ち、車両制御装置14外で距離値Dを算出するシステムや機器等に頼ることなく、距離値Dを求めることができる。

0094

(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図7及び図8に従って説明する。
なお、説明の便宜上、以下の各実施形態においては、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。

0095

図7に示すように、本実施形態の車両用遠隔操作システム51は、運転者により携帯される送受信手段としての携帯機52と、車両13に搭載される送信手段としての車両制御装置54とを備えている。

0096

携帯機52は、アンテナ15、携帯機側受信回路16、携帯機位置算出手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)55、携帯機側送信回路18、アンテナ19、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、アンテナ56、及び遠距離送受信回路57を備えている。マイコン55には、携帯機側受信回路16、携帯機側送信回路18、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、及び遠距離送受信回路57が接続されている。遠距離送受信回路57にはアンテナ56が接続されている。

0097

携帯機52は、アンテナ56を介して外部の通信中継手段としての移動通信システム60と信号の送受信が可能とされている。携帯機52は、移動通信システム60との信号の送受信により自身の現在位置情報である携帯機位置情報を算出(公知の算出法)し、その携帯機位置情報を移動通信システム60を介して車両制御装置54(車両13)へ送信する。

0098

詳しく述べると、移動通信システム60とは、例えば、携帯電話の通信システムであり、携帯機52と通信する移動通信の基地局61a,61b,61cと、車両制御装置54と通信する移動通信の基地局62a,62b,62cと、その基地局61a〜61c,62a〜62cと接続されたネットワーク63とを備えている。

0099

基地局61a〜61cは、エリア番号を含んだエリア情報信号E1a,E1b,E1cをそれぞれ出力しており、携帯機52の遠距離送受信回路57は所定時間毎にアンテナ56を介してそのエリア情報信号E1a,E1b,E1cを受信する。遠距離送受信回路57は入力されたエリア情報信号E1a,E1b,E1cを復調してマイコン55へ出力する。

0100

マイコン55は、エリア情報信号E1a,E1b,E1cが入力されると、自身のID番号と該エリア情報信号E1a,E1b,E1cのエリア番号とを含んだ場所情報信号B1a,B1b,B1cを遠距離送受信回路57へそれぞれ出力する。遠距離送受信回路57は、その場所情報信号B1a,B1b,B1cを変調し、アンテナ56を介して基地局61a,61b,61cへ送信する。

0101

そして、移動通信システム60は、基地局61a,61b,61cで受信した場所情報信号B1a,B1b,B1cに基づいて公知の三点測位法等を用いて携帯機52の携帯機位置情報を算出する。この三点測位法等により算出した携帯機位置情報は、誤差が最小で数mとされている。ネットワーク63は、携帯機位置情報を含んだ返信信号H1(図8参照)を基地局61a(61b,61c)、アンテナ56、及び遠距離送受信回路57を介してマイコン55へ出力する。マイコン55は、入力された返信信号H1に含まれる携帯機位置情報を読み出し、その携帯機位置情報を含んだ携帯機位置信号Kを遠距離送受信回路57へ出力する。

0102

遠距離送受信回路57は、その携帯機位置信号Kを変調し、その携帯機位置信号Kをアンテナ56及び移動通信システム60を介して車両制御装置54へ送信する。
一方、車両制御装置54は、携帯機位置情報取得手段及び車両位置算出手段並びに制御手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)71、直接通信回路32、アンテナ72、及び遠距離送受信回路73を備えている。マイコン71には、車両側送信回路32a、車両側受信回路32b、遠距離送受信回路73、ドアロック駆動装置44、信号切換スイッチ45、及びエンジン制御装置46が接続されている。遠距離送受信回路73には、アンテナ72が接続されている。

0103

マイコン71は、情報を一時的に記憶する記憶手段としてのRAM71aと、図示しないCPU、ROM等からなるCPUユニットであり、車両制御装置54毎に個別に設定された車両側IDコードが記憶されている。

0104

車両制御装置54は、アンテナ72を介して移動通信システム60と信号の送受信が可能とされている。車両制御装置54は、移動通信システム60との信号の送受信により自身の現在位置情報である車両位置情報を算出(公知の算出法)し、その車両位置情報をRAM71a内に記憶する。

0105

詳しく述べると、基地局62a,62b,62cは、エリア番号を含んだエリア情報信号E2a,E2b,E2cをそれぞれ出力しており、車両制御装置54の遠距離送受信回路73は、所定時間毎にアンテナ72を介してそのエリア情報信号E2a,E2b,E2cを受信する。遠距離送受信回路73は入力されたエリア情報信号E2a,E2b,E2cを復調してマイコン71へ出力する。

0106

マイコン71は、エリア情報信号E2a,E2b,E2cが入力されると、自身のID番号と該エリア情報信号E2a,E2b,E2cのエリア番号とを含んだ場所情報信号B2a,B2b,B2cを遠距離送受信回路73へそれぞれ出力する。遠距離送受信回路73は、その場所情報信号B2a,B2b,B2cを変調し、アンテナ72を介して基地局62a,62b,62cへ送信する。

0107

そして、移動通信システム60は、基地局62a,62b,62cで受信した場所情報信号B2a,B2b,B2cに基づいて公知の三点測位法等を用いて車両制御装置54の車両位置情報を算出する。ネットワーク63は、該車両位置情報を含んだ返信信号H2(図8参照)を基地局62a(62b,62c)、アンテナ72、及び遠距離送受信回路73を介してマイコン71へ出力する。

0108

マイコン71は、その返信信号H2に含まれる車両位置情報をRAM71aに記憶する。
車両制御装置54の遠距離送受信回路73は、携帯機52から送信された携帯機位置信号Kを移動通信システム60及びアンテナ72を介して受信する。遠距離送受信回路73は、受信した携帯機位置信号Kを復調し、マイコン71へ出力する。

0109

マイコン71は、携帯機位置信号Kが入力された際には、その携帯機位置信号Kに含まれる携帯機位置情報と、RAM71aに記憶した車両位置情報とに基づいて距離値Wを算出する。この距離値Wとは、携帯機12と車両制御装置54との間の距離に相当する値である。マイコン71は、自身に予め記憶された所定値Sと、前記距離値Wとの大小を比較する。本実施形態において、所定値Sは、10mに設定されている。このため、携帯機12と車両制御装置54との間の距離が10mよりも短い場合に「距離値W<所定値S」となり、携帯機12と車両制御装置54との間の距離が10m以上の場合に「距離値D≧所定値S」となる。

0110

以下、「距離値W<所定値S」の際に位置照合が一致しているといい、「距離値W≧所定値S」の際に位置照合が一致していないという。
マイコン71は、位置照合が一致することにより、初めてスマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合のうち少なくとも一つが行えるようになっている。マイコン71は、位置照合及びスマート解錠照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する。マイコン71は位置照合及びスマート始動許可照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオン信号が入力されていればエンジン始動を許可する。

0111

マイコン71は、位置照合及び解錠操作照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する。マイコン71は、位置照合及び施錠操作照合が共に一致した場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を施錠する。マイコン71は、距離値Dが所定値S以上である場合には車両側受信回路32bをIDコード信号を受信不能な非作動状態とし、距離値Dが所定値Sよりも小さくなったことを条件として車両側受信回路32bを作動させてIDコード信号を受信可能な受信待機状態とさせる。

0112

このように構成された車両用遠隔操作システム51では、位置照合、スマート解錠照合・スマート始動許可照合、解錠操作照合、施錠操作照合が行われる。そこで、各照合による車両用遠隔操作システム11の動作態様を図8図4図6のシーケンスチャートに基づいて詳述する。

0113

図8に示すように、携帯機52は、所定時間毎に移動通信システム60の基地局61a,61b,61cからエリア情報信号E1a,E1b,E1cを受信する(ステップS201)。

0114

携帯機52は、エリア情報信号E1a,E1b,E1cが入力されると、自身のID番号と該エリア情報信号E1a,E1b,E1cのエリア番号とを含んだ場所情報信号B1a,B1b,B1cを移動通信システム60の基地局61a,61b,61cへ送信する(ステップS202)。

0115

移動通信システム60は、場所情報信号B1a,B1b,B1cに基づいて公知の三点測位法等を用いて携帯機52の携帯機位置情報を算出する(ステップS203)。移動通信システム60は、携帯機位置情報を含んだ返信信号H1を携帯機52へ送信する(ステップ204)。

0116

携帯機52は、入力された返信信号H1に含まれる携帯機位置情報を読み出し、その携帯機位置情報を含んだ携帯機位置信号Kを移動通信システム60を介して車両制御装置54へ送信する(ステップS205,S206)。

0117

一方、車両制御装置54は、所定時間毎に移動通信システム60の基地局62a,62b,62cからエリア情報信号E2a,E2b,E2cを受信する(ステップS207)。

0118

車両制御装置54は、エリア情報信号E2a,E2b,E2cが入力されると、自身のID番号と該エリア情報信号E2a,E2b,E2cのエリア番号とを含んだ場所情報信号B2a,B2b,B2cを移動通信システム60の基地局62a,62b,62cへ送信する(ステップS208)。

0119

移動通信システム60は、場所情報信号B2a,B2b,B2cに基づいて公知の三点測位法等を用いて車両制御装置54の車両位置情報を算出する(ステップS209)。移動通信システム60は、車両位置情報を含んだ返信信号H2を車両制御装置54へ送信する(ステップS210)。

0120

車両制御装置54(マイコン71)は、移動通信システム60を介して携帯機52から受信した携帯機位置信号Kの携帯機位置情報とRAM31aに記憶されている車両位置情報とに基づいて距離値Wを算出する(ステップS211)。

0121

車両制御装置54(マイコン71)は、「距離値W<所定値S」が成立しているか否か、即ち、位置照合が一致しているか否かを判断する(ステップS212)。このステップS212では、距離値W<所定値Sが成立(位置照合が一致)している際には、車両側受信回路32bを非作動状態からIDコード信号を受信可能な受信待機状態にし(ステップS213)、ステップS214,S215,S216のうち何れか一つへ移行する。

0122

なお、このスマート解錠照合・スマート始動許可照合(ステップS214)、解錠操作照合(ステップS215)、及び施錠操作照合(ステップS216)の処理は、前記第1実施形態のスマート解錠照合・スマート始動許可照合(ステップS110)、解錠操作照合(ステップS111)、及び施錠操作照合(ステップS112)の処理と同様のためその説明を省略する。

0123

従って、上記第2実施形態によれば、前記第1実施形態における(1)〜(6)と同様の効果を得るとともに以下のような効果を得ることができる。
(1)携帯機52及び車両制御装置54は、移動通信システム60との通信により自身の現在位置情報(携帯機位置情報、車両位置情報)を得るようにした。移動通信システム60は、基地局61a,61b,61cで受信した場所情報信号B1a,B1b,B1cに基づいて公知の三点測位法等を用いて携帯機52の携帯機位置情報を算出するようにした。また、移動通信システム60は、基地局62a,62b,62cで受信した場所情報信号B2a,B2b,B2cに基づいて公知の三点測位法等を用いて車両制御装置54の車両位置情報を算出するようにした。この三点測位法による測位の誤差は、最小で数mと言われており一つの携帯電話基地局を用いた測位(誤差約5km)よりも精度がよい。

0124

(2)携帯機52及び車両制御装置54は、基地局(61a〜61c,62a〜62c)との信号の送受信に基づいて自身の現在位置情報(携帯機位置情報、車両位置情報)を得るため、基地局との信号の送受信(通信)が行えるのであれば地下等でも現在位置情報(携帯機位置情報、車両位置情報)が得られる。従って、地下駐車場に車両13を駐車する際にも車両用遠隔操作システム51を良好に機能させることができる。

0125

(3)移動通信システム60は、マイコン71(車両制御装置54)から受信した場所情報信号B2a,B2b,B2cに基づいて公知の三点測位法等を用いて車両制御装置54の車両位置情報を算出するようにした。移動通信システム60は、車両位置情報を含んだ返信信号H2をマイコン71(車両制御装置54)へ送信するようにした。即ち、マイコン71(車両制御装置54)は、移動通信システム60との信号の送受信により車両位置情報を求めることができる。従って、マイコン71(車両制御装置54)は、自身で車両位置情報を算出する必要がなく、その分内部の演算回路の構成を簡略化することができる。また、マイコン55(携帯機52)においても同様の効果を得ることができる。

0126

(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図9及び図10に従って説明する。なお、第3及び第4実施形態では、施錠操作信号、解錠操作信号、及びIDコード信号は無線信号に相当し、リクエスト信号は送信信号に相当する。

0127

本実施形態の車両用遠隔操作システム81は、携帯機82にGPS電波受信回路23を備え、車両制御装置84にGPS電波受信回路35を備えている。この車両用遠隔操作システム81は、携帯機82が車両制御装置84から受信した車両位置信号Caを利用して該携帯機82と車両制御装置84との距離値Dを算出し、その距離値Dが所定値Sより小さい場合に、携帯機82から信号を出力可能としたシステムである。

0128

図9に示すように、本実施形態の車両用遠隔操作システム81は、運転者により携帯される送受信手段としての携帯機82と、車両13に搭載される送信手段としての車両制御装置84とを備えている。

0129

車両制御装置84は、アンテナ34、GPS電波受信回路35、マイクロコンピュータ(マイコン)85、直接通信回路32、アンテナ86、及び遠距離無線送信回路87を備えている。マイコン85には、車両側送信回路32a、車両側受信回路32b、GPS電波受信回路35、ドアロック駆動装置44、信号切換スイッチ45、エンジン制御装置46、及び遠距離無線送信回路87が接続されている。遠距離無線送信回路87には、アンテナ86が接続されている。

0130

マイコン85は、情報を一時的に記憶する記憶手段としてのRAM85aと、図示しないCPU、ROM等からなるCPUユニットであり、車両制御装置84毎に個別に設定された車両側IDコードが記憶されている。

0131

マイコン85は、GPS電波受信回路35から位置情報信号Iが入力されると、その位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて車両制御装置84の現在位置情報である車両位置情報を算出し、その車両位置情報を含む車両位置信号Caを遠距離無線送信回路87へ出力する。遠距離無線送信回路87は、その車両位置信号Caを変調し、その車両位置信号Caをアンテナ86及び移動通信システム26を介して携帯機82へ送信する。

0132

携帯機82は、アンテナ15、携帯機側受信回路16、マイクロコンピュータ(マイコン)90、携帯機側送信回路18、アンテナ19、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、アンテナ22、GPS電波受信回路23、アンテナ91、及び遠距離無線受信回路92を備えている。マイコン90は、車両位置情報取得手段、携帯機位置算出手段、距離算出手段、及び送信制限手段に相当する。また、本実施形態では、携帯機側受信回路16は受信手段に相当する。マイコン90には、携帯機側受信回路16、携帯機側送信回路18、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、GPS電波受信回路23、及び遠距離無線受信回路92が接続されている。遠距離無線受信回路92にはアンテナ91が接続されている。マイコン90は、RAM90a、図示しないCPU、ROM等からなるCPUユニットである。RAM90aには、携帯機82毎に個別に設定された携帯機側IDコードが記憶されている。

0133

マイコン90は、GPS電波受信回路23から位置情報信号Iが入力されると、その位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて携帯機82の現在位置情報である携帯機位置情報を算出し、その携帯機位置情報をRAM90aに記憶する。

0134

遠距離無線受信回路92は、移動通信システム26及びアンテナ91を介して車両制御装置84からの車両位置信号Caを受信すると、その車両位置信号Caを復調してマイコン90へ出力する。

0135

マイコン90は、遠距離無線受信回路92から車両位置信号Caが入力された際には、その車両位置信号Caに含まれる車両位置情報と、RAM90aに記憶した携帯機位置情報とに基づいて距離値Dを算出する。この距離値Dとは、携帯機82と車両制御装置84との間の距離に相当する値である。マイコン90は、自身に予め記憶された所定値Sと、前記距離値Dとの大小を比較する。

0136

なお、本実施形態においても「距離値D<所定値S」の際にGPS照合が一致しているといい、「距離値D≧所定値S」の際にGPS照合が一致していないという。
マイコン90は、施錠スイッチ20から押圧信号が入力され、かつGPS照合が一致している場合には、携帯機側IDコードと施錠操作コードとを含む施錠操作信号を、携帯機側送信回路18及びアンテナ19を介して出力(送信)する。

0137

マイコン90は、解錠スイッチ21から押圧信号が入力され、かつGPS照合が一致している場合には、携帯機側IDコードと解錠操作コードとを含む解錠操作信号を、携帯機側送信回路18及びアンテナ19を介して出力(送信)する。

0138

マイコン90は、アンテナ15及び携帯機側受信回路16を介してリクエスト信号が入力され、かつGPS照合が一致している場合には、前記携帯機側IDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路18及びアンテナ19を介して出力(送信)する。

0139

車両制御装置84のマイコン85は、前記第1実施形態のマイコン31と同様の施錠操作照合、解錠操作照合、及びスマート解錠照合を行う。マイコン85は、施錠操作照合が一致した場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を施錠する。マイコン85は、解錠操作照合が一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する。マイコン85は、スマート解錠照合が一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する。一方、マイコン85は、スマート始動許可照合が一致し、かつ信号切換スイッチ45からオン信号が入力されていればエンジン始動を許可する。

0140

また、マイコン90は、距離値Dが所定値S以上である場合には携帯機側受信回路16をリクエスト信号を受信不能な非作動状態とし、距離値Dが所定値Sよりも小さくなったことを条件として携帯機側受信回路16を作動させてリクエスト信号を受信可能な受信待機状態とさせる。

0141

なお、本実施形態でいう非作動状態とは、携帯機側受信回路16への電力供給を遮断して機能不能とし、受信待機状態とは、携帯機側受信回路16へ電力を供給してリクエスト信号を受信可能となるように機能させることである。

0142

このように構成された車両用遠隔操作システム81では、GPS照合、スマート解錠照合・スマート始動許可照合、解錠操作照合、施錠操作照合が行われる。そこで、各照合による車両用遠隔操作システム81の動作態様を図10のシーケンスチャートに基づいて詳述する。

0143

図10に示すように、車両制御装置84は、所定時間毎にGPS衛星30からの位置情報信号Iを受信(ステップS401)し、その位置情報信号Iに基づいて自身の現在位置情報である車両位置情報を算出する(ステップS402)。そして、車両制御装置84は、その車両位置情報を含んだ車両位置信号Caを移動通信システム26を介して携帯機82へ送信する(ステップS403,S404)。

0144

一方、携帯機82は、所定時間毎にGPS衛星30からの位置情報信号Iを受信(ステップS405)し、その位置情報信号Iに基づいて自身の現在位置情報である携帯機位置情報を算出し(ステップS406)、その携帯機位置情報をRAM90aに記憶する。

0145

携帯機82は、移動通信システム26を介して車両制御装置84から受信した車両位置信号Caの車両位置情報とRAM90aに記憶されている携帯機位置情報とに基づいて距離値Dを算出する(ステップS407)。携帯機82は、「距離値D<所定値S」が成立しているか否か、即ち、GPS照合が一致しているか否かを判断する(ステップS408)。携帯機82は、このステップS408において、距離値D<所定値Sが成立(GPS照合が一致)していると判断した際には、ステップS409へ移行する。

0146

携帯機82は、ステップS409において、施錠スイッチ20が押圧操作されていると判断すると、施錠操作信号を送信する(ステップS410)。この図10では詳しく示さないが、車両制御装置84は、施錠操作信号を受信したことに基づく施錠操作照合が一致した際には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を施錠する。一方、携帯機82は、ステップS409において、施錠スイッチ20が押圧操作されていないと判断した際、ステップS411へ移行する。

0147

携帯機82は、ステップS411において、解錠スイッチ21が押圧操作されていると判断すると、解錠操作信号を送信する(ステップS412)。この図10では詳しく示さないが、車両制御装置84は、解錠操作信号を受信したことに基づく解錠操作照合が一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する。一方、携帯機82は、ステップS411において、解錠スイッチ21が押圧操作されていない場合には、ステップS413へ移行する。

0148

携帯機82は、第1領域A1(図2参照)内に位置している際には、アンテナ40からのリクエスト信号を受信し(S413)、そのリクエスト信号に応答してIDコード信号を送信する(ステップS414)。

0149

この後の車両用遠隔操作システム81の処理は、前記第1実施形態のステップS116〜S124の処理と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
このため、車両用遠隔操作システム81を構成する携帯機82は、「距離値D<所定値S」とならない限り信号(施錠操作信号、解錠操作信号、IDコード信号)を出力しない。

0150

従って、第3実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)マイコン90(携帯機82)は、距離値Dが所定値Sより小さい場合、即ちGPS照合が一致した場合に、信号(施錠操作信号、解錠操作信号、IDコード信号)を出力可能(送信可能)となるようにした。即ち、マイコン90は、距離値Dが所定値D以上の場合、即ち、携帯機82を所持した運転者が車両制御装置84(車両13)から遠く離れている場合には、信号を出力(送信)できないようにした。従って、携帯機82は、車両制御装置84から遠く離れている際には、信号を出力することがなく、車両13のセキュリティ性を高めることが可能となる。

0151

(2)携帯機82は、距離値Dが所定値Sよりも小さく(GPS照合が一致)、且つ車両制御装置84からリクエスト信号を受信した場合にIDコード信号を送信するようにした。車両制御装置84は、このIDコード信号を受信したことを条件としてドア錠の施解錠やエンジン始動(即ち、制御対象の作動)を行うようにした。従って、携帯機82は、車両制御装置84から遠く離れている際には、IDコード信号を出力することがなく、車両13のセキュリティ性を高めることが可能となる。

0152

(3)携帯機側受信回路16は、車両制御装置84と携帯機側受信回路16との間の距離が所定値Sに相当する距離よりも小さくなったことを条件として非作動状態から受信待機状態となる。このため、携帯機側受信回路16を常時受信待機状態としている場合に比して携帯機82の消費電力を抑えることが可能となる。

0153

(4)車両制御装置84と携帯機側受信回路16との間での通信が可能となったときには、必ず携帯機82と車両13との間の距離値Dが所定値Sよりも小さくなるはずである。このため、例えば、携帯機82は、携帯機82と車両13との間の距離値Dが所定値S以上であるにも拘わらずリクエスト信号を受信した場合、明らかに異常な態様でリクエスト信号を受信したと判断することができる。よって、携帯機82は、不正に送信されたリクエスト信号によるIDコード信号の応答を防止できる。

0154

(5)携帯機82は、リクエスト信号については車両制御装置84との直接的な通信によって取得し、車両位置情報については移動通信システム26を介した車両制御装置84との間接的な通信によって取得する。このため、例えば一般公衆回線を用いて車両位置情報の通信を行えば、携帯機82は、車両制御装置84が遠く離れている場合であっても車両位置情報を取得することができる。従って、運転者は、たとえ車両13の駐車場所を忘れたとしても、この車両位置情報を利用して車両13の位置を確認することが可能となる。

0155

(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態を図11図14に従って説明する。
本実施形態の車両用遠隔操作システム101は、車両制御装置104にはGPS電波受信回路を備えず、携帯機102のみにGPS電波受信回路23を備えている。この車両用遠隔操作システム101は、エンジンが停止したときの携帯機102の位置と、現在の携帯機102の位置との距離値Dを携帯機82が算出し、その距離値Dが所定値Sより小さい場合に、携帯機102が車両制御装置104からのリクエスト信号に応答してIDコード信号を出力可能としたシステムである。

0156

図11に示すように、本実施形態の車両用遠隔操作システム101は、運転者により携帯される送受信手段としての携帯機102と、車両13に搭載される送信手段としての車両制御装置104とを備えている。

0157

車両制御装置104は、マイクロコンピュータ(マイコン)105、直接通信回路32、アンテナ106、及び停止位置信号送信回路107を備えている。マイコン105には、車両側送信回路32a、車両側受信回路32b、ドアロック駆動装置44、信号切換スイッチ45、エンジン制御装置46、停止位置信号送信回路107、及び車両13に搭載されている駆動検出装置Enが接続されている。停止位置信号送信回路107には、アンテナ106が接続されている。

0158

マイコン105は、情報を一時的に記憶する記憶手段としてのRAM105aと、図示しないCPU、ROM等からなるCPUユニットであり、車両制御装置104毎に個別に設定された車両側IDコードが記憶されている。駆動検出装置Enは、車両13に搭載された図示しないエンジン(駆動源)が停止したときに、マイコン105へ駆動源停止位置信号Tを出力する。マイコン105は、駆動源停止位置信号Tが入力されると、その駆動源停止位置信号Tを停止位置信号送信回路107及びアンテナ106を介して出力(送信)する。

0159

携帯機102は、アンテナ15、携帯機側受信回路16、マイクロコンピュータ(マイコン)110、携帯機側送信回路18、アンテナ19、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、アンテナ22、GPS電波受信回路23、アンテナ111、及び停止位置信号受信回路112を備えている。マイコン110は、携帯機位置算出手段、距離算出手段、及び送信制限手段に相当する。また、本実施形態では、携帯機側受信回路16は受信手段に相当する。マイコン110には、携帯機側受信回路16、携帯機側送信回路18、施錠スイッチ20、解錠スイッチ21、GPS電波受信回路23、及び停止位置信号受信回路112が接続されている。停止位置信号受信回路112にはアンテナ111が接続されている。マイコン110は、記憶手段としてのRAM110a、図示しないCPU、ROM等からなるCPUユニットである。RAM110aには、携帯機102毎に個別に設定された携帯機側IDコードが記憶されている。

0160

マイコン110は、GPS電波受信回路23から位置情報信号Iが入力されると、その位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて携帯機102の現在位置情報である携帯機位置情報を算出し、その携帯機位置情報をRAM110aに記憶する。

0161

また、マイコン110は、アンテナ111及び停止位置信号受信回路112を介して駆動源停止位置信号Tが入力(受信)されたときに限り、位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて算出した携帯機位置情報を駆動源停止位置情報としてRAM110aに記憶する。

0162

マイコン110は、このエンジンが停止した時の携帯機位置情報である駆動源停止位置情報と、位置情報信号Iが入力される毎に更新される携帯機位置情報とに基づいて距離値Dを算出する。この距離値Dとは、携帯機102と車両制御装置104との間の距離に相当する値である。マイコン110は、自身に予め記憶された所定値Sと、前記距離値Dとの大小を比較する。

0163

なお、本実施形態においても「距離値D<所定値S」の際にGPS照合が一致しているといい、「距離値D≧所定値S」の際にGPS照合が一致していないという。
マイコン110は、施錠スイッチ20から押圧信号が入力され、かつGPS照合が一致している場合には、携帯機側IDコードと施錠操作コードとを含む施錠操作信号を、携帯機側送信回路18及びアンテナ19を介して出力(送信)する。

0164

マイコン110は、解錠スイッチ21から押圧信号が入力され、かつGPS照合が一致している場合には、携帯機側IDコードと解錠操作コードとを含む解錠操作信号を、携帯機側送信回路18及びアンテナ19を介して出力(送信)する。

0165

マイコン110は、アンテナ15及び携帯機側受信回路16を介してリクエスト信号が入力され、かつGPS照合が一致している場合には、前記携帯機側IDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路18及びアンテナ19を介して出力(送信)する。

0166

マイコン105は、前記第3実施形態のマイコン85と同様の施錠操作照合、解錠操作照合、及びスマート解錠照合等を行うことにより、ドア錠の施解錠の制御及びエンジン始動の許可の制御を行う。

0167

また、マイコン110は、距離値Dが所定値S以上である場合には携帯機側受信回路16をリクエスト信号を受信不能な非作動状態とし、距離値Dが所定値Sよりも小さくなったことを条件として携帯機側受信回路16を作動させてリクエスト信号を受信可能な受信待機状態とさせる。

0168

このように構成された車両用遠隔操作システム101では、GPS照合、スマート解錠照合・スマート始動許可照合、解錠操作照合、施錠操作照合が行われる。そこで、各照合による車両用遠隔操作システム101の動作態様を図12図14のシーケンスチャートに基づいて詳述する。

0169

図12に示すように、携帯機102は、所定時間毎にGPS衛星30から位置情報信号Iを受信している(ステップS501)。一方、車両制御装置104は、駆動源が停止したときに駆動源停止位置信号Tを送信する(ステップS502)。携帯機102は、この駆動源停止位置信号Tを受信したときに限り、位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて算出(ステップS503)した携帯機位置情報を駆動源停止位置情報としてRAM110aに記憶する(ステップS504)。

0170

図14に示すように、携帯機102は、GPS電波受信回路35から位置情報信号Iが入力(ステップS505)された際に、その位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて携帯機102の現在位置情報である携帯機位置情報を算出する(ステップS506)。携帯機102は、その携帯機位置情報とRAM110aに記憶されている駆動源停止位置情報とに基づいて距離値Dを算出する(ステップS507)。携帯機102は、距離値D<所定値Sが成立している(ステップS508)際に、車両制御装置104からリクエスト信号(ステップS509)を受信すると(ステップS510)、そのリクエスト信号に応答してIDコード信号を送信する(ステップS511)。

0171

また、図13に示すように、携帯機102は、距離値D<所定値Sが成立している(ステップS512)際に、ステップS513へ移行する。なお、この後の、ステップS513,S514,S515,S516の処理は、前記第3実施形態のステップS409,S410,S411,S412の処理と同様の処理のため、その説明を省略する。

0172

このため、車両用遠隔操作システム101を構成する携帯機102は、「距離値D<所定値S」とならない限り信号(施錠操作信号、解錠操作信号、IDコード信号)を出力しない。

0173

従って、上記第4実施形態によれば、前記第3実施形態における(1)〜(4)と同様の効果を得るとともに以下のような効果を得ることができる。
(1)車両用遠隔操作システム101は、車両制御装置104にはGPS電波受信回路を備えず、携帯機102のみにGPS電波受信回路23を備えるようにした。車両制御装置104にGPS電波受信回路を備えない分、車両用遠隔操作システム101を低コストで構成することができる。

0174

なお、前記各実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・前記第1及び第2実施形態では、マイコン31,71は、車両側送信回路32a及びアンテナ40,41を介してリクエスト信号を間欠的に送信していた。これに限らず、マイコン31,71は、距離値Dが所定値S以上の場合には、リクエスト信号を一切送信(出力)せず、距離値Dが所定値Sより小さい場合には、リクエスト信号を間欠的に送信(出力)するように構成してもよい。このように構成すると、車両制御装置14,54の消費電力を抑えることができる。

0175

・前記第1実施形態において、車両13に検出手段としての検出センサ70(図1参照)を設け、運転者によって検出センサ70から車両制御装置14のマイコン31へ検出信号が入力されることをトリガとして、車両制御装置14はアンテナ40から第1領域A1へ間欠的にリクエスト信号を送信するように構成してもよい。検出センサ70としては、例えばドア外面ドアノブに設けたタッチセンサなどが挙げられる。運転者がこのタッチセンサに触れる(所定の条件が成立)ことにより、タッチセンサは検出信号を車両制御装置14のマイコン31へ出力する。このように、前記検出センサ70から車両制御装置14のマイコン31へ検出信号が入力されるように構成すると、車両制御装置14は、リクエスト信号(間欠的に出力されるリクエスト信号)を常に送信する必要がなく、その分、車両制御装置14の消費電力を抑えることができる。また同様に、第2実施形態においても、車両制御装置54は、スマート解錠照合が一致した後に、位置照合を行うようにしてもよい。この場合においても、車両制御装置54のマイコン71は、検出センサ70からの検出信号が入力されるように構成してもよい。

0176

また、このような態様の変更を第3及び第4実施形態において具体化してもよい。図9図11)に示すように、車両13に検出センサ70を設ける。運転者によって検出センサ70から車両制御装置84(104)のマイコン85(105)へ検出信号が入力されることをトリガとして、車両制御装置84(104)はアンテナ40から第1領域A1へ間欠的にリクエスト信号を送信する。

0177

・前記第1実施形態では、車両制御装置14は、携帯機12と直接的な通信による照合(スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、施錠操作照合)を行い、かつ同携帯機12と間接的な通信による照合(GPS照合)とを行い、両照合が共に一致した際に制御対象の作動(ドア錠の施解錠やエンジン始動)を許可するようにしていた。これに限らず、車両制御装置14は、携帯機12と間接的な通信による照合(GPS照合)が一致した際に制御対象の作動(ドア錠の施解錠やエンジン始動)を許可するように構成してもよい。また、このような変更を第2実施形態において具体化してもよい。

0178

・前記各実施形態では、所定値Dに相当する距離は、車両制御装置14,54,84,104が携帯機12,52,82,102からのIDコード信号を受信可能である車両制御装置14,54,84,104と携帯機12,52,82,102との間の通信可能距離Cdよりも大きく設定していた。これに限らず、所定値Dに相当する距離は、通信可能距離Cd以下に設定してもよい。

0179

・前記第1及び第2実施形態では、車両制御装置14,54は、携帯機12,52と車両制御装置14,54との間の距離(距離値D)が所定値Sに相当する距離Sdより小さくなると、車両側受信回路32bを非作動状態から受信待機状態とするように構成していた。これに限らず、車両制御装置14,54は、車両側受信回路32bを常に受信待機状態となるように構成してもよい。このように構成すると以下に示す効果を得ることができる。携帯機12,52と車両側受信回路32bとの間での通信が可能となったときには、必ず携帯機12,52と車両制御装置14,54との間の距離値Dが所定値Sよりも小さくなるはずである。このため、例えば、携帯機12,52と車両制御装置14,54との間の距離値Dが所定値S以上であるにも拘わらずIDコード信号を受信した場合、車両制御装置14,54は明らかに異常な態様でIDコード信号を受信したと判断することができる。よって、車両制御装置14,54は、第三者などにより不正に送信されたIDコード信号による制御対象の作動許可を、確実に防止することができる。

0180

・前記第3及び第4実施形態では、携帯機82,102は、車両制御装置84,104と携帯機82,102との間の距離(距離値D)が所定値Dに相当する距離Sdより小さくなると、携帯機側受信回路16を非作動状態から受信待機状態とするように構成していた。これに限らず、携帯機82,102は、携帯機側受信回路16を常に受信待機状態となるように構成してもよい。このように構成すると以下に示す効果を得ることができる。車両制御装置84,104と携帯機82,102との間での通信が可能となったときには、必ず車両制御装置84,104と携帯機82,102との間の距離値Dが所定値Sよりも小さくなるはずである。このため、例えば、車両制御装置84,104と携帯機82,102との間の距離値Dが所定値S以上であるにも拘わらず、リクエスト信号を受信した場合、携帯機82,102は明らかに異常な態様でリクエスト信号を受信したと判断することができる。よって、携帯機82,102は、第三者などにより不正に送信されたリクエスト信号によるIDコード信号の応答を、確実に防止することができる。

0181

・前記第1実施形態では、車両制御装置14は、GPS照合が一致した後に、スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合のうち少なくとも一つが行えるようにしていた。これに限らず、車両制御装置14は、スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合のうち少なくとも一つの照合が一致した後に、GPS照合を行うように構成してもよい。また同様に、第2実施形態おいても、スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合のうち少なくとも一つの照合が一致した後に、位置照合を行うように構成してもよい。

0182

・前記第1実施形態では、マイコン31は、GPS照合及びスマート解錠照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠するようにしていた。これに限らず、スマート解錠照合を省略してもよい。即ち、マイコン31は、GPS照合が一致しかつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠するようにしてもよい。また同様に、第2実施形態においても、スマート解錠照合を省略し、マイコン71は、位置照合が一致しかつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力されている場合には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠するようにしてもよい。

0183

・前記第1実施形態では、マイコン31は、GPS照合及びスマート始動許可照合が共に一致し、かつ信号切換スイッチ45からオン信号が入力されていればエンジン始動を許可するようにしていた。これに限らず、スマート始動許可照合を省略してもよい。即ち、マイコン31は、GPS照合が一致し、かつ信号切換スイッチ45からオン信号が入力されていればエンジン始動を許可するようにしてもよい。また同様に、第2実施形態においても、スマート始動許可照合を省略し、マイコン71は、GPS照合が一致し、かつ信号切換スイッチ45からオン信号が入力されていればエンジン始動を許可するようにしてもよい。

0184

・前記第1実施形態では、移動通信システム26を介して携帯機12から車両制御装置14へ携帯機位置信号Kを送信していた。これに限らず、衛星通信を介して携帯機12から車両制御装置14へ携帯機位置信号Kを送信するようにしてもよい。同様に、第3実施形態においても、移動通信システム26の代わりに衛星通信を用いてもよい。

0185

・前記第3及び第4実施形態では、携帯機82,102は、GPS衛星30を用いて携帯機位置情報及び駆動源停止位置情報を求めていた。これに限らず、携帯機82,102は、第2実施形態にて示した移動通信システム60を用いて携帯機位置情報及び駆動源停止位置情報を求めるように構成してもよい。この場合、携帯機82と対応する車両制御装置84は、車両位置信号Caを移動通信システム60を介して携帯機82へ送信する。

0186

・前記第2実施形態では、移動通信システム60側で携帯機位置情報及び車両位置情報を算出するようにしていた。これに限らず、携帯機52側及び車両制御装置54側でそれぞれ携帯機位置情報及び車両位置情報を算出するようにしてもよい。即ち、携帯機52のマイコン55は、エリア情報信号E1a,E1b,E1cに基づいて公知の三点測位法等を用いて携帯機位置情報を算出する。車両制御装置54のマイコン71は、エリア情報信号E2a,E2b,E2cに基づいて公知の三点測位法等を用いて携帯機位置情報を算出する。

0187

・前記第2実施形態では、移動通信システム60として携帯電話の通信システムを用いていたが、これに限らず、通信システムとして簡易型携帯電話(PHS)などの無線を利用したネットワークを用いてもよい。

0188

・前記第1実施形態では、アンテナ40からリクエスト信号を送信するのかアンテナ41からリクエスト信号を送信するのかを切り換えるために信号切換スイッチ45を用いていた。詳述すると、信号切換スイッチ45は、運転者が車両13に乗り込む前の状態のときにオフ信号を、運転者がドアを開けて車両13に乗り込みドアが閉じられたときにオン信号をマイコン31へ出力するものであった。これに限らず、信号切換スイッチ45をドアが開いた際にマイコン31へ検出信号を出力し、マイコン31はこの検出信号が入力されると、アンテナ40からリクエスト信号を送信していた状態から、アンテナ41からリクエスト信号を送信するように切り換えるように構成してもよい。即ち、ドア開のみでリクエスト信号を送信するアンテナ切換を行うように構成してもよい。また、例えば、運転席にユーザが座った際に検出信号を出力する着座センサを設け、マイコン31は、着座センサから入力される検出信号に基づいて、アンテナ40からリクエスト信号を送信していた状態から、アンテナ41からリクエスト信号を送信するように切り換えるようにこうせいしてもよい。このような態様の変更を第2〜第4実施形態において具体化してもよい。

0189

・前記第1実施形態では、車両制御装置14は、GPS照合が一致した後に、スマート解錠照合、スマート始動許可照合、解錠操作照合、及び施錠操作照合のうち少なくとも一つが行えるようにしていた。これに限らず、車両制御装置14は、スマート始動許可照合後、GPS照合を行うようにしてもよい。詳述すると、図15に示すように、車両制御装置14は、ドアノブに設けたタッチセンサからの検出信号入力に基づいて又は一定時間毎にリクエスト信号を送信する(ステップS601)。携帯機12は、リクエスト信号受信をトリガとして、GPS衛星30を利用して携帯機位置情報を取得する(ステップS602)。携帯機12は、その携帯機位置情報を含む携帯機位置信号K(間接通信)とIDコード信号(直接通信)を送信する(ステップS603)。車両制御装置14は、携帯機12から受信したIDコード信号に基づいてスマート解錠照合(ステップS604)を行い、その照合が一致した際には、GPS衛星30を利用して車両位置情報を取得する(ステップS605)。なお、この車両制御装置14による車両位置情報の取得は、常時取得(所定時間毎に取得)でもよい。車両制御装置14は、取得した携帯機位置情報と車両位置情報とに基づいて距離値Dを算出する(ステップS606)。車両制御装置14は、「距離値D<所定値S」が成立(ステップS607)しかつ信号切換スイッチ45からオフ信号が入力された(ステップS608)際には、ドアロック駆動装置44を作動してドア錠を解錠する(ステップS609)。

0190

また、車両制御装置14は、解錠操作照合後、GPS照合を行うようにしてもよい。即ち、携帯機12は、該携帯機12に設けられた解錠スイッチ21が操作された際に、携帯機位置情報を取得し、その後、携帯機位置情報を含む携帯機位置信号KとIDコード信号とを送信するようにしてもよい。

0191

また、この態様の変更では、車両制御装置14は、スマート解錠照合を行った後に「距離値D<所定値S」か否かの判断を行い、この後、ドア錠を解錠制御していた。即ち、車両制御装置14は、スマート解錠照合を行った後にGPS照合を行い、この両照合が共に一致した際にドア錠を解錠制御していた。同様に、車両制御装置14は、スマート始動許可照合を行った後にGPS照合を行い、この両照合が共に一致した際にエンジン始動許可状態にしてもよい。

0192

・前記第3及び第4実施形態において、携帯機82,102は、リクエスト信号を受信したことをトリガとしてGPS衛星30からの位置情報信号Iを受信してGPS照合を行い、そのGPS照合が一致したことを条件としてIDコード信号を送信するように構成してもよい。このように構成すると、携帯機82,102は、所定時間毎にGPS衛星30からの位置情報信号Iを受信する必要がないため、その分、携帯機82,102の消費電力を抑えることが可能となる。

0193

・前記第1実施形態では、携帯機12は、所定時間毎に携帯機位置信号K(携帯機位置情報)を移動通信システム26を介して車両制御装置14へ送信していた。これに限らず、図16に示すように、携帯機12から送信される携帯機位置情報をサーバ120に登録しておき、車両制御装置14のマイコン31は、必要なときにサーバ120に要求してそのサーバ120に登録されている携帯機位置情報を取得するようにしてもよい。詳述すると、携帯機12及び車両制御装置14は、それらの位置情報(携帯機位置情報・車両位置情報)を所定時間毎にサーバ120へ登録する(ステップS701,702)。車両制御装置14は、ドアノブに設けたタッチセンサからの検出信号入力に基づいて又は一定時間毎にサーバ120に対して携帯機位置情報の提供の要求(ステップS703)をする。車両制御装置14は、そのサーバ120に登録されている携帯機位置情報を取得(ステップS704)し、取得した携帯機位置情報と自身の車両位置情報とに基づいて距離値Dを算出する(ステップS705)。車両制御装置14は、「距離値D<所定値S」が成立しているか否か、即ち、GPS照合が一致しているか否かを判断する(ステップS706)。この後の処理は、第1実施形態におけるステップS109以降の処理と同様の処理を行うためその説明を省略する。このように構成すると、車両制御装置14と携帯機12とがリアルタイムで通信を行うのではないため、携帯機12が一時的に携帯機位置情報を送信することができない状態であっても車両制御装置14は携帯機位置情報を取得することができる。即ち、車両制御装置14と携帯機12とが互いに独立した状態で通信を行うことができる。

0194

なお、この態様に変更では、携帯機12及び車両制御装置14は、それらの位置情報(携帯機位置情報・車両位置情報)を所定時間毎にサーバ120へ登録していたが、サーバ120からの位置情報の提供要請があった際に、それらの位置情報(携帯機位置情報・車両位置情報)をサーバ120へ登録するようにしてもよい。このような態様の変更を第2実施形態において具体化してもよい。

0195

・前記第4実施形態では、駆動検出装置Enは、車両13に搭載されたエンジン(駆動源)が停止したときに、マイコン105へ駆動源停止位置信号Tを出力していた。もし、車両13が燃料電池車の場合には、駆動源はバッテリとなる。従って、この場合、駆動検出装置Enは、バッテリから車輪を駆動するためのモータへの給電が停止したときに、マイコン105へ駆動源停止位置信号Tを出力するように構成する。また、車両13がエンジンとバッテリとの両者を駆動源としたハイブリッドカーの場合には、駆動検出装置Enは、エンジンが停止し、かつバッテリから車輪を駆動するためのモータへの給電が停止したときに、マイコン105へ駆動源停止位置信号Tを出力するように構成する。

0196

・前記第4実施形態では、駆動検出装置Enは、車両13に搭載されたエンジン(駆動源)が停止したときに、マイコン105へ駆動源停止位置信号Tを出力し、マイコン105は、駆動源停止位置信号Tが入力されると、その駆動源停止位置信号Tを停止位置信号送信回路107及びアンテナ106を介して出力(送信)するようにしていた。携帯機102のマイコン110は、アンテナ111及び停止位置信号受信回路112を介して駆動源停止位置信号Tを入力(受信)したときに限り、位置情報信号Iに含まれる位置情報に基づいて算出した携帯機位置情報を駆動源停止位置情報としてRAM110aに記憶していた。これに限らず、以下に示すように車両用遠隔操作システム101を構成してもよい。図17(a),(b)に示すように、車両13内のインストルメントパネルPに、携帯機102を取り付けるための結合部Paを設ける。そして、図17(a)に示すように、携帯機102を結合部Paに取り付けている状態から、図17(b)に示すように、携帯機102を結合部Paから取り外したときに、携帯機102外部から携帯機102内のマイコン110に駆動源停止位置信号Tを入力するように、車両用遠隔操作システム101を構成する。詳述すると、例えば、図18(a)に示すように、携帯機102の外面にスイッチ121を設け、携帯機102を結合部Paから取り外したときに、そのスイッチ121がON(又はOFF)することをトリガとして、マイコン110へ駆動源停止位置信号Tを入力させる。また、例えば、図18(b)に示すように、携帯機102の外面にマイコン110と電気的に接続された電極122を設け、携帯機102を結合部Paから取り外したときに電極122から携帯機102外へ電流が流れるか否かをトリガとしてマイコン110へ駆動源停止位置信号Tを入力させる。即ち、マイコン110へ電気的な駆動源停止位置信号Tを入力させるように、車両用遠隔操作システム101を構成してもよい。

0197

次に、上記各実施形態及びその態様の変更から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記車両位置算出手段は、GPS衛星から受信した位置情報信号に基づいて前記車両位置情報を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。

0198

(ロ)前記車両位置算出手段は、移動通信の基地局との信号の送受信に基づいて前記携帯機位置情報を求めることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。

0199

(ハ)前記車両制御装置には、車両側IDコードを記憶する記憶手段と、所定の条件が成立することにより検出信号を出力する検出手段から該検出信号が入力されることに基づいてリクエスト信号を送信する送信手段とを備え、前記携帯機には、前記リクエスト信号を受信したことに基づいて携帯機側IDコードを含むIDコード信号を送信する送受信手段を備え、前記車両制御装置は、前記距離値が前記所定値より小さく、かつ前記車両側IDコードと前記携帯機から受信したIDコード信号に含まれる携帯機側IDコードとの照合が一致した場合に制御対象の作動を許可することを特徴とする請求項15に記載の車両用遠隔操作システム。

図面の簡単な説明

0200

第1実施形態における車両用遠隔操作システムの構成を示すブロック図。
送受信装置を搭載した車両を示す概略説明図。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
第2実施形態における車両用遠隔操作システムの構成を示すブロック図。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
第3実施形態における車両用遠隔操作システムの構成を示すブロック図。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
第4実施形態における車両用遠隔操作システムの構成を示すブロック図。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
第1実施形態の態様の変更における車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
第1実施形態の態様の変更における車両用遠隔操作システムの動作態様を示すシーケンスチャート。
第4実施形態の態様の変更であり、(a)は、携帯機を結合部に取り付けた概略説明図、(b)は、携帯機を結合部から取り外した概略説明図。
(a),(b)は、第4実施形態の態様の変更におけるマイコンに駆動源停止位置信号が入力される状態を示す説明図。

符号の説明

0201

11,51,81,101…車両用遠隔操作システム、12,52,82,102…携帯機、13…車両、14,54…送信手段としての車両制御装置、16…受信手段としての携帯機側受信回路、17,55…携帯機位置算出手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)、26,60…外部の通信中継手段としての移動通信システム、27,28,61a〜61c,62a〜62c…基地局、30…GPS衛星、31,71…携帯機位置情報取得手段及び車両位置算出手段並びに制御手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)、31a,71a…記憶手段としてのRAM、32…直接通信回路、32b…受信手段としての車両側受信回路、84,104…車両制御装置、90…車両位置情報取得手段、携帯機位置算出手段、距離算出手段、及び送信制限手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)、110…携帯機位置算出手段、距離算出手段、及び送信制限手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)、110a…記憶手段としてのRAM、Cd…通信可能距離、D,W…距離値、I…位置情報信号、K…携帯機位置信号、S…所定値、Sd…所定値に相当する距離。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ