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技術 ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物

出願人 太陽化学株式会社株式会社ファンケル
発明者 岩永哲朗内田一仁竹内伸之阿部能久
出願日 2003年12月4日 (16年11ヶ月経過) 出願番号 2003-405875
公開日 2005年6月23日 (15年5ヶ月経過) 公開番号 2005-162691
状態 特許登録済
技術分野 化粧料 洗浄性組成物 高分子組成物
主要キーワード 中級アルコール 機能性ビーズ パラメトキシケイ皮酸エステル 非水系組成物 落ち具合 アルキル変成 クレンジング後 オイルタイプ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年6月23日)のものです。
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課題

多量の水を可溶化し得る油中水型マイクロエマルションを形成することができ、かつ水中での分散性及び自己乳化性にも優れたポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物及び該組成物を含有した化粧料を提供すること。

解決手段

炭素数が6〜10の中鎖脂肪酸平均重合度が3以上100未満のポリグリセリンとがエステル化したポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル及び非イオン界面活性剤を含有してなるポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物、並びに該ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル組成物を含有してなる化粧料。

概要

背景

化粧料分野において、化粧落としのためのクレンジング化粧料は、形状的にクリーム状、乳液状、液状等のものがあり、また、タイプ別には、エマルションタイプオイルタイプ水性タイプがあって、それぞれ使用性に応じて利用されている。しかしながら、オイルを全く配合しないか微量配合した水性タイプのものは、クレンジング後油性感は少ないがクレンジング力に弱いという欠点を有する。そのため、近年ではメイクアップ汚れへのなじみがよく、かつ容易に水で洗い流すことができる液状のクレンジングオイルが主流となっている。

クレンジングオイルは、まずクレンジングオイルとメイクアップ汚れをなじませることで汚れ油性成分中移行させ、その後水と接触させることにより汚れを含む油性成分の水中油型エマルションを生成させ、そのまま水に流してメイクを落とすものである。しかしながら、クレンジングオイルは、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型油溶液又は極少量の水を添加した逆ミセル油溶液であり、これらの油溶液は水の可溶化量が少ないため、可溶化限界を超えると相分離白濁乳化する。従って、水との接触により瞬時にエマルションを形成するため、皮膚が濡れている状態でのクレンジング力や使用感が悪く、特に浴室での使用には不向きである。

浴用化粧料は、肌荒れひび割れあかぎれ等を防止したり、肌状態を改善するために浴用時によく用いられている。浴用化粧料の剤型として、バスソルトバスオイル生薬等が挙げられる。その中でも、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型性のバスオイルタイプの浴用化粧料は、湯浴中で自己乳化して微粒子状の油性成分が均一分散し、油性成分が本来保有しているエモリエント保湿性抗炎症、温浴等の各種改善効果が期待できる。

ところが、油性成分と界面活性剤の混合系からなる従来の自己乳化型の油性浴用化粧料は、湯浴中での分散性が不十分であり、自己乳化せずにその浴用化粧料の剤型のまま、浮遊すると、浴湯への不快感や、肌へのしっとり感といった入浴後の肌の感触が悪くなるばかりでなく、浴槽壁に浴用化粧料が付着してしまうこともある。

マイクロエマルションは、通常のミセル溶液(あるいは逆ミセル油溶液)よりも多量の油(あるいは水)を可溶化した系であり、外観は透明〜青色を呈する等方性溶液である。マイクロエマルションにも、通常のマクロエマルションと同様に、水中油型(O/W)と油中水型(W/O)のタイプがあり、さらには多量の水と油を可溶化した油相水相が両連続のマイクロエマルション(バイコンティニュアス型)がある。

マイクロエマルションは、水/界面活性剤/油の3成分に炭素数が5〜10の中級アルコール補助界面活性剤として添加することにより得られることが知られている(特許文献1参照)。しかしながら、このような中級アルコールは化粧品医薬品の使用においては皮膚刺激等の観点から利用が困難である。
J.H.Schulman, W.Stoeckenius, L.M.Prince, J. Phys. Chem., 63, p.1677 (1959)

概要

多量の水を可溶化し得る油中水型のマイクロエマルションを形成することができ、かつ水中での分散性及び自己乳化性にも優れたポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物及び該組成物を含有した化粧料を提供すること。炭素数が6〜10の中鎖脂肪酸平均重合度が3以上100未満のポリグリセリンとがエステル化したポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル及び非イオン界面活性剤を含有してなるポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物、並びに該ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル組成物を含有してなる化粧料。なし

目的

本発明の目的は、多量の水を可溶化し得る油中水型のマイクロエマルションを形成することができ、かつ水中での分散性及び自己乳化性にも優れたポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物及び該組成物を含有した化粧料を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
6件
牽制数
7件

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請求項1

請求項2

さらに、25℃で液状ないしペースト状を呈する油剤を含有してなる請求項1記載のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物。

請求項3

さらに、水を0〜80重量%含有してなる請求項1又は2記載のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物。

請求項4

請求項1〜3いずれか記載のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル組成物を含有してなる化粧料

請求項5

化粧料がクレンジング化粧料又は浴用化粧料である請求項4記載の化粧料。

技術分野

0001

本発明は、クレンジング化粧料浴用化粧料等の化粧料等に好適に用いられるポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物及び該組成物を含有した化粧料に関する。

背景技術

0002

化粧料分野において、化粧落としのためのクレンジング化粧料は、形状的にクリーム状、乳液状、液状等のものがあり、また、タイプ別には、エマルションタイプオイルタイプ水性タイプがあって、それぞれ使用性に応じて利用されている。しかしながら、オイルを全く配合しないか微量配合した水性タイプのものは、クレンジング後油性感は少ないがクレンジング力に弱いという欠点を有する。そのため、近年ではメイクアップ汚れへのなじみがよく、かつ容易に水で洗い流すことができる液状のクレンジングオイルが主流となっている。

0003

クレンジングオイルは、まずクレンジングオイルとメイクアップ汚れをなじませることで汚れ油性成分中移行させ、その後水と接触させることにより汚れを含む油性成分の水中油型エマルションを生成させ、そのまま水に流してメイクを落とすものである。しかしながら、クレンジングオイルは、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型油溶液又は極少量の水を添加した逆ミセル油溶液であり、これらの油溶液は水の可溶化量が少ないため、可溶化限界を超えると相分離白濁乳化する。従って、水との接触により瞬時にエマルションを形成するため、皮膚が濡れている状態でのクレンジング力や使用感が悪く、特に浴室での使用には不向きである。

0004

浴用化粧料は、肌荒れひび割れあかぎれ等を防止したり、肌状態を改善するために浴用時によく用いられている。浴用化粧料の剤型として、バスソルトバスオイル生薬等が挙げられる。その中でも、油性成分と界面活性剤の混合系からなる自己乳化型性のバスオイルタイプの浴用化粧料は、湯浴中で自己乳化して微粒子状の油性成分が均一分散し、油性成分が本来保有しているエモリエント保湿性抗炎症、温浴等の各種改善効果が期待できる。

0005

ところが、油性成分と界面活性剤の混合系からなる従来の自己乳化型の油性浴用化粧料は、湯浴中での分散性が不十分であり、自己乳化せずにその浴用化粧料の剤型のまま、浮遊すると、浴湯への不快感や、肌へのしっとり感といった入浴後の肌の感触が悪くなるばかりでなく、浴槽壁に浴用化粧料が付着してしまうこともある。

0006

マイクロエマルションは、通常のミセル溶液(あるいは逆ミセル油溶液)よりも多量の油(あるいは水)を可溶化した系であり、外観は透明〜青色を呈する等方性溶液である。マイクロエマルションにも、通常のマクロエマルションと同様に、水中油型(O/W)と油中水型(W/O)のタイプがあり、さらには多量の水と油を可溶化した油相水相が両連続のマイクロエマルション(バイコンティニュアス型)がある。

0007

マイクロエマルションは、水/界面活性剤/油の3成分に炭素数が5〜10の中級アルコール補助界面活性剤として添加することにより得られることが知られている(特許文献1参照)。しかしながら、このような中級アルコールは化粧品医薬品の使用においては皮膚刺激等の観点から利用が困難である。
J.H.Schulman, W.Stoeckenius, L.M.Prince, J. Phys. Chem., 63, p.1677 (1959)

発明が解決しようとする課題

0008

本発明者らは、非イオン界面活性剤に加えて、補助界面活性剤として特定のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルを含有した組成物が、多量の水を可溶化し得るマイクロエマルションを形成し、またさらに多量の水に対する水分散性及び自己乳化性にも優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。

0009

本発明の目的は、多量の水を可溶化し得る油中水型のマイクロエマルションを形成することができ、かつ水中での分散性及び自己乳化性にも優れたポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物及び該組成物を含有した化粧料を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、炭素数が6〜10の中鎖脂肪酸平均重合度が3以上100未満のポリグリセリンとがエステル化したポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル及び非イオン界面活性剤を含有してなるポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物、並びに該ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル組成物を含有してなる化粧料に関する。

発明の効果

0011

本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物は、多量の水を可溶化し得る油中水型のマイクロエマルションを形成することができ、かつ水中での分散性及び自己乳化性にも優れている。従って、本発明の組成物を含有した化粧料、例えばクレンジング化粧料は、メイクアップ汚れになじみ易く、皮膚が濡れていてもクレンジング力を損なうことがなく、洗浄性にも優れている。また、浴用化粧料においては、湯浴中での分散性に優れ、自己乳化性にも優れており、より高い入浴効果が得られ得るという効果が奏される。

発明を実施するための最良の形態

0012

本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物は、少なくとも、特定の炭素数を有する中鎖脂肪酸と特定の平均重合度を有するポリグリセリンとのエステル化により得られるポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル及び非イオン界面活性剤を含有するものである。

0013

中鎖脂肪酸の炭素数は、低温安定性の観点から、6〜10であり、好ましくは8〜10である。従って、好適な中鎖脂肪酸の具体例としては、カプリル酸カプリン酸等が挙げられる。

0014

ポリグリセリンの平均重合度は、使用性の観点から、3以上100未満であり、好ましくは3〜50である。

0015

ポリグリセリン中の環状体含有量は、25%以下が好ましく、20%以下がより好ましい。環状体の含有量は、液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS)を用いて分析することができる。

0016

ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルのHLBは、油剤との相溶性と水への分散性の観点から、7〜15が好ましく、8〜13がより好ましい。ここで、HLBは式:
HLB=20(1−S/A)
(式中、Sはエステルケン化価、Aは脂肪酸中和価である)
により算出される値である。

0017

ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルは、透明液状ないしペースト状を呈し、低温(0℃)でも固化しない。

0018

ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルは、中鎖脂肪酸とポリグリセリンとを常法によりエステル化することによって容易に得ることができる。

0019

ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルは、単独であっても、ポリグリセリンの重合度エステル化度の異なる2種以上の混合物であってもよい。

0020

ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルの含有量は、例えば、クレンジング化粧料に用いる場合、メイクアップ汚れへのなじみやすさの観点から、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物中、0.1〜80重量%が好ましく、1〜50重量%がより好ましく、2〜30重量%が特に好ましい。

0022

これらの非イオン界面活性剤のなかでは、安全性が高く、25℃で液状ないしペースト状を呈するものが望ましく、平均重合度が2〜30のポリグリセリン又はアルキレン鎖の炭素数が2〜4、平均付加モル数が1〜80のポリオキシアルキレン基を有するものが好ましい。

0023

従って、好適な非イオン界面活性剤の具体例としては、ポリグリセリン(平均重合度3〜15)脂肪酸(炭素数12〜24)エステル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜40)アルキル(炭素数12〜24)エーテル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜40)脂肪酸(炭素数12〜24)エステル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜40)グリセリン脂肪酸(炭素数12〜24)エステル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜40)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜40)アルキルエーテルポリグルコシド、脂肪酸(炭素数12〜24)ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜40)ソルビタンエステル等が挙げられる。

0024

非イオン界面活性剤は、単独であっても、HLB等の異なる2種以上の混合物であってもよい。

0025

非イオン界面活性剤の含有量は、例えば、クレンジング化粧料に用いる場合、洗浄力びすすぎ性の観点から、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物中、0.1〜80重量%が好ましく、1〜40重量%がより好ましく、2〜30重量%が特に好ましい。

0026

本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物には、さらに油剤が含有されていてもよい。油剤は、25℃で液状ないしペースト状を呈するものが好ましいが、本発明において、「25℃で液状ないしペースト状を呈するもの」とは、融点が25℃以下のもの又は融点が25℃未満の液状物中に固体物が分散し、流動性を有するものをいう。

0027

油剤としては、天然動植物油脂類及び半合成油脂、炭化水素油エステル油グリセライド油、シリコーン油脂溶性ビタミン高級脂肪酸動植物や合成の精油成分等が挙げられる。

0029

炭化水素油としては、スクワランスクワレン流動パラフィンワセリン等が挙げられる。

0031

グリセライド油としては、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリテトラデカン酸グリセリル、ジパラメトキシケイ皮酸モノイソオクチル酸グリセリル等が挙げられる。

0033

脂溶性ビタミンとしては、トコフェロールやその誘導体レチノールやその誘導体等が挙げられる。

0034

油剤の含有量は、例えば、クレンジング化粧料に用いる場合、洗浄力及びすすぎ性の観点から、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物中、10〜99.8重量%が好ましく、50〜99重量%がより好ましく、70〜98重量%が特に好ましい。

0035

本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物は、多量の水を可溶化し得るマイクロエマルションを形成することができるため、水を含まない非水系組成物だけでなく、水を含有した水系組成物であってもよい。

0036

水の含有量は、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物中、80重量%以下が好ましく、0.01〜80重量%がより好ましく、1〜50重量%がさらに好ましい。また、この場合、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルと油剤の重量比(ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル/油剤)は、水の含有による相分離を防止する観点から、10/0.1〜0.1/10が好ましい。

0037

本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物には、さらに、油性ゲル化剤低級アルコール類、粉体機能性ビーズカプセル類抗酸化剤紫外線吸収剤植物エキス保湿剤殺菌剤抗炎症剤防腐剤色素香料等が含有されていてもよい。

0038

油性ゲル化剤としては、有機変性ベントナイト疎水ケイ酸無水ケイ酸デンプン脂肪酸エステル等が挙げられる。油性ゲル化剤は粘度調整に有用であり、例えば、本発明の組成物の性状を、透明〜半透明の液状から粘稠なペースト状にまで適宜調整することができる。

0039

本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物は、多量の水を可溶化し得る油中水型のマイクロエマルションを形成することできる。また水を添加する過程においてマイクロエマルションを形成することによって油/水界面の界面張力が小さくなることから、さらに多量の水が添加されると容易に乳化し微細なエマルションを形成するため、水中での水分散性及び自己乳化性にも優れている。さらに、ポリグリセリンはグリセリンを出発原料としているため、皮膚刺激が低く、安全性の面においても良好な特性を有しており、化粧料、シャンプー前の頭皮洗浄料等のトイレタリー製品等の各種製品に使用することができる。

0040

従って、本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物を用いたより好適な一態様として、さらに、本発明の組成物を含有した化粧料を提供する。化粧料としては、クレンジング化粧料、浴用化粧料、乳化化粧料等の基礎化粧料等が挙げられるが、特に、クレンジング化粧料及び浴用化粧料において、本発明の組成物による効果がより顕著に発揮される。

0041

即ち、本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物を含有したクレンジング化粧料は、メイクアップ汚れへのなじみがよく、皮膚が濡れた状態でもクレンジング力を損なうことがなく、洗浄工程においても、従来のクレンジングオイルに比べて格段に良好な洗浄性を有するものである。また、本発明の浴用化粧料は、湯浴中での分散性及び自己乳化性に優れており、より高い入浴効果が奏されるものである。

0042

本発明の化粧料における、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物の含有量は、使用する製品及び目的に応じて適宜選択でき、特に限定されないが、例えば、クレンジング化粧料に用いる場合、メイクアップ汚れへのなじみやすさの観点から、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステルの含有量が、化粧料中、好ましくは0.1〜80重量%、より好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは2〜30重量%となるように調整することが好ましい。

0043

本発明の化粧料は、本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物が用いられる以外は、その目的等に応じて通常と同様の方法により製造することができ、本発明の所望の効果が発現されるものが得られるのであれば、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物の添加時期添加方法についても特に限定されない。

0044

以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。

0045

実施例1〜9及び比較例1〜4
表1に示す原料を用い、常法に従って、ポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物からなるクレンジングオイルを製造した。

0046

1.使用感の評価
メイクアップをした専門パネラー10名が、クレンジングオイル1gを手に取り、両手で顔全体に塗布して30秒間マッサージした後、水で洗い流した。その際、メイクアップ汚れへのなじみ易さ、すすぎ易さ及び洗い流し後の油性感を、1(悪い又はある)から5(良い又はない)の5段階で評価し、10名の平均点を算出した。以下の評価基準に従って、結果を表1に示す。

0047

〔評価基準〕
○:平均点が4以上
△:平均点が3以上、4未満
×:平均点が3未満

0048

2.クレンジング力の評価(皮膚が濡れていない状態)
口紅を2cm×2cmの面積前腕に塗布し30分間放置した後、クレンジングオイル0.5を塗布し、30秒間口紅を落とすようにマッサージし、水で洗い流した。口紅の落ち具合目視により観察した結果を、以下の評価基準に従って、表1に示す。

0049

〔評価基準〕
○:良く落ちた。
△:あまり落ちない。
×:全く落ちない。

0050

3.クレンジング力の評価(皮膚が濡れている状態)
口紅を2cm×2cmの面積で前腕に塗布し30分間放置した後、口紅を塗布した部分を水で濡らし、クレンジングオイル0.5を塗布した。30秒間口紅を落とすようにマッサージし、水で洗い流した。口紅の落ち具合を目視により観察した結果を、以下の評価基準に従って、表1に示す。

0051

〔評価基準〕
○:良く落ちた。
△:あまり落ちない。
×:全く落ちない。

0052

4.マイクロエマルション形成の確認
クレンジングオイルを試験管に1g量し、これに水1gを添加して攪拌した後の状態を目視にて観察した。マイクロエマルションが形成されている場合、溶液は透明になる。結果を以下の評価基準に従って、表1に示す。

0053

〔評価基準〕
○:透明
△:半透明
×:白濁

0054

0055

以上の結果より、比較例のものと対比して、マイクロエマルションが形成される実施例のクレンジングオイルは、いずれも使用感が良好であり、また、皮膚が濡れていない状態だけでなく、濡れている状態であっても優れたクレンジング力を有していることが分かる。

0056

本発明のポリグリセリン中鎖脂肪酸エステル含有組成物は、クレンジング化粧料、浴用化粧料等の化粧料等に好適に用いられるものである。

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