図面 (/)

技術 作業車の走行用操作装置

出願人 株式会社クボタ
発明者 中村正
出願日 2003年12月3日 (16年11ヶ月経過) 出願番号 2003-404777
公開日 2005年6月23日 (15年4ヶ月経過) 公開番号 2005-162052
状態 特許登録済
技術分野 変速制御装置の配置,取付け
主要キーワード 作用解除状態 位置決めばね レバーストッパー 設定速 レバー支持部材 取付け筒 自己復元力 操作限界
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年6月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

走行用無段変速装置を操作する変速レバー20の増速側操作限界を精度よくかつ操作容易に設定することができるようにする。

解決手段

変速レバー20の前進増速側の操作限界をレバーストッパー24で、後進増速側の操作限界をレバーストッパー25でそれぞれ設定する。レバーストッパー24,25は、ストッパーばね34a,34bで低速側に移動付勢してある。レバーストッパー24,25を位置保持する位置決め部材26,27を、連結ピン36,39の軸芯まわり上下揺動して上昇作用状態と下降解除状態切り換わるように、かつ、位置決めばね37,40によって上昇作用状態に揺動付勢されるようにしてある。変速レバー20に設けた操作手段28を押し操作すると、操作ピン41が下げ操作されて位置決め部材26,27を下降解除状態に切り換える。操作手段28の押し操作を解除すると、操作ピン41が復帰ばね上昇操作されて位置決め部材26,27を上昇作用状態に切り換える。

概要

背景

作業車において、たとえば無段変速装置静油圧式の無段変速装置であるものの場合、無段変速装置の前後進切り換えを繰り返して行って前後進を繰り返しながらドーザ作業を行うなど、無段変速装置の増減速操作を繰り返して行い、走行速度を繰り返して変更しながら作業されることがある。

この種の作業車において、従来、例えば特許文献1に示されるように、変速パネル21のガイド溝21aに位置決め板30を設け、この位置決め板30に設けた調節ノブ29を弛めて位置決め板30をガイド溝21aに案内されて所定位置位置調節し、調節ノブ29の締め付けによって位置決め板30を所定位置に締め付け固定することにより、調節レバー11を位置決め板30に当接してストップされるまで操作すれば、無段変速装置9が増速側に変化するとともに位置決め板30の調節位置によって決まる設定速度状態になるものがあった。
つまり、位置決め板30(レバーストッパーに相当)の位置調節及び位置保持を適切に行なっておくことにより、無段変速装置9の増減速操作を繰り返しながら作業する場合、調節レバー11(変速レバーに相当)を位置決め板30に当接してストップされるまで操作するだけで楽にかつ迅速に、無段変速装置9が所定の速度状態になって所望の速度状態を現出することが可能になったものがあった。

実開昭58−14034号公報 (第4−7頁、第2,3図 )

概要

走行用無段変速装置を操作する変速レバー20の増速側の操作限界を精度よくかつ操作容易に設定することができるようにする。 変速レバー20の前進増速側の操作限界をレバーストッパー24で、後進増速側の操作限界をレバーストッパー25でそれぞれ設定する。レバーストッパー24,25は、ストッパーばね34a,34bで低速側に移動付勢してある。レバーストッパー24,25を位置保持する位置決め部材26,27を、連結ピン36,39の軸芯まわり上下揺動して上昇作用状態と下降解除状態切り換わるように、かつ、位置決めばね37,40によって上昇作用状態に揺動付勢されるようにしてある。変速レバー20に設けた操作手段28を押し操作すると、操作ピン41が下げ操作されて位置決め部材26,27を下降解除状態に切り換える。操作手段28の押し操作を解除すると、操作ピン41が復帰ばね上昇操作されて位置決め部材26,27を上昇作用状態に切り換える。

目的

本発明の目的は、無段変速装置を所望の速度状態に操作簡単かつ迅速に増速操作することができるのみならず、レバーストッパーの位置設定も操作容易かつ迅速に行なうことができる作業車の走行用操作装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

走行用無段変速装置変速操作する人為操作自在な変速レバーを設けた作業車走行用操作装置であって、前記変速レバーに当接して変速レバーの増速側への操作限界を設定するとともに変速レバーの移動方向に位置変更自在なレバーストッパーを位置変更調節し、かつ、調節位置位置保持させるための操作手段を、前記変速レバーに設けてある作業車の走行用操作装置。

請求項2

前記レバーストッパーを低速側に移動付勢されるように構成し、前記レバーストッパーを位置変更調節された位置に保持する位置決め部材を、レバーストッパーに対して位置保持作用する作用状態と、レバーストッパーに対する位置保持作用を解除する解除状態とに切り換え自在に設け、前記操作手段によって前記位置決め部材を前記解除状態と前記作用状態に切り換え操作するように構成してある請求項1記載の作業車の走行用操作装置。

請求項3

前記走行用無段変速装置が静油圧式無段変速装置であり、前記レバーストッパーとして、前記変速レバーの前進増速側への操作限界を設定する前進側レバーストッパーと、前記変速レバーの後進増速側への操作限界を設定する後進側レバーストッパーとを設けてある請求項1又は2記載の作業車の走行用操作装置。

請求項4

前記前進側レバーストッパーに作用する前記位置決め部材と、前記後進側レバーストッパーに作用する前記位置決め部材とを、前記操作手段によって単独で切り換え操作されるように構成してある請求項3記載の作業車の走行用操作装置。

技術分野

0001

本発明は、走行用無段変速装置変速操作する人為操作自在な変速レバーを設けた作業車走行用操作装置に関する。

背景技術

0002

作業車において、たとえば無段変速装置静油圧式の無段変速装置であるものの場合、無段変速装置の前後進切り換えを繰り返して行って前後進を繰り返しながらドーザ作業を行うなど、無段変速装置の増減速操作を繰り返して行い、走行速度を繰り返して変更しながら作業されることがある。

0003

この種の作業車において、従来、例えば特許文献1に示されるように、変速パネル21のガイド溝21aに位置決め板30を設け、この位置決め板30に設けた調節ノブ29を弛めて位置決め板30をガイド溝21aに案内されて所定位置位置調節し、調節ノブ29の締め付けによって位置決め板30を所定位置に締め付け固定することにより、調節レバー11を位置決め板30に当接してストップされるまで操作すれば、無段変速装置9が増速側に変化するとともに位置決め板30の調節位置によって決まる設定速度状態になるものがあった。
つまり、位置決め板30(レバーストッパーに相当)の位置調節及び位置保持を適切に行なっておくことにより、無段変速装置9の増減速操作を繰り返しながら作業する場合、調節レバー11(変速レバーに相当)を位置決め板30に当接してストップされるまで操作するだけで楽にかつ迅速に、無段変速装置9が所定の速度状態になって所望の速度状態を現出することが可能になったものがあった。

0004

実開昭58−14034号公報 (第4−7頁、第2,3図 )

発明が解決しようとする課題

0005

この種の変速操作装置にあっては、変速レバーを無段変速装置が所望の速度状態になる操作位置に維持した状態にしながら、レバーストッパーを変速レバーに当接するように位置調節してその調節位置に位置保持させるという要領でレバーストッパーの位置設定を行なうことにより、レバーストッパーを適切な位置に精度よくかつ迅速に位置設定することができる。
上記した従来の変速操作装置を採用した場合、上記した如き要領でレバーストッパーの位置設定を行なうには、無段変速装置が所望の速度状態になる操作位置に操作した変速レバーをその操作位置に片方の手で維持操作しながら他方の手でレバーストッパーを変速レバーに当接する位置に位置調節するとともに位置保持させる操作を行なわねばならず、レバーストッパーの位置設定が行いにくくなっていた。また、手間が掛かっていた。

0006

本発明の目的は、無段変速装置を所望の速度状態に操作簡単かつ迅速に増速操作することができるのみならず、レバーストッパーの位置設定も操作容易かつ迅速に行なうことができる作業車の走行用操作装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本第1発明にあっては、走行用無段変速装置を変速操作する人為操作自在な変速レバーを設けた作業車の走行用操作装置において、前記変速レバーに当接して変速レバーの増速側への操作限界を設定するとともに変速レバーの移動方向に位置変更自在なレバーストッパーを位置変更調節し、かつ、調節位置に位置保持させるための操作手段を、前記変速レバーに設けてある。

0008

すなわち、レバーストッパーを適切に位置設定しておけば、変速レバーをレバーストッパーに当接してストップされるまで操作すると、無段変速装置が増速側に変化するとともに所望の速度状態になるものである。
レバーストッパーを位置変更調節し、かつ、調節位置に位置保持させるための操作手段を変速レバーに設けてあるものだから、変速レバーを支持しながらその手で操作手段を操作し、レバーストッパーを所望の位置に調節するとともに保持させることができる。これにより、変速レバーを無段変速装置が所望の速度状態になる操作位置に維持操作する手によってレバーストッパーが所望の位置になるとともに保持されるようにレバーストッパーの位置設定を行なうことができる。

0009

従って、本第1発明によれば、変速レバーをレバーストッパーに当接するまで操作するだけで操作簡単かつ迅速に無段変速装置を所望の速度状態に増速操作することができるものでありながら、レバーストッパーを所望の位置に調節するとともに保持させる位置設定を行なうに当たり、片方の手だけで変速レバーを所望の操作位置に維持操作しながら操作手段を操作して操作容易にかつ迅速に行なうことができる。

0010

本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記レバーストッパーを低速側に移動付勢されるように構成し、前記レバーストッパーを位置変更調節された位置に保持する位置決め部材を、レバーストッパーに対して位置保持作用する作用状態と、レバーストッパーに対する位置保持作用を解除する解除状態とに切り換え自在に設け、前記操作手段によって前記位置決め部材を前記解除状態と前記作用状態に切り換え操作するように構成してある。

0011

すなわち、操作手段によって位置決め部材を解除状態に操作しながら変速レバーを増速側に移動操作すると、レバーストッパーが変速レバーによってレバーストッパーの低速側への移動付勢に抗して高速側に押し動かされていき、変速レバーを低速側に移動操作すると、レバーストッパーがこれの低速側への移動付勢のために変速レバーに付いて低速側に移動していく。変速レバーが無段変速装置を所望の速度状態に操作する操作位置になると、操作手段によって位置決め部材を作用状態に操作することにより、レバーストッパーが変速レバーを所定の操作位置でストップさせる適切な位置に位置決め部材によって保持されるものである。これにより、変速レバーを操作する手によって操作手段を操作して変速レバーを無段変速装置が所望の速度状態になる操作位置に維持操作しながらレバーストッパーを所定の位置に位置設定することができる。

0012

従って、本第2発明によれば、レバーストッパーを所望の位置に調節するとともに保持させる位置設定を行なうに当たり、片方の手だけで変速レバーを所望の操作位置に維持操作しながら操作手段を操作して操作容易にかつ迅速に行なうことができる。しかも、レバーストッパーを低速側に移動付勢するとともに操作手段によって位置決め部材を作用状態と解除状態に切り換え操作自在に構成するだけの簡単な構造で済んで安価に得ることができる。

0013

本第3発明にあっては、本第1又は第2発明の構成において、前記走行用無段変速装置が静油圧式無段変速装置であり、前記レバーストッパーとして、前記変速レバーの前進増速側への操作限界を設定する前進側レバーストッパーと、前記変速レバーの後進増速側への操作限界を設定する後進側レバーストッパーとを設けてある。

0014

すなわち、変速レバーを前進側に前進側レバーストッパーに当接するまで操作すれば、無段変速装置が前進側の所望速度伝動状態になり、変速レバーを後進側に後進側レバーストッパーに当接するまで操作すれば、無段変速装置が後進側の所望速度の伝動状態になるものである。これにより、変速レバーを前進側と後進側にレバーストッパーに当接するまで切り換え操作すれば、無段変速装置が前進側と後進側に切り換わり、前進側と後進側のいずれに切り換わった場合も所望の速度状態になるようにして変速操作することができる。

0015

従って、本第3発明によれば、ドーザ作業を行なうなど、前進側と後進側に繰り返し切り換えて走行する際、変速レバーを前進側と後進側にレバーストッパーに当接するまで切り換え操作するだけで操作簡単かつ迅速に所望速度の前進状態後進状態が現出されて楽にかつ能率よく作業を行なうことができる。

0016

本第4発明にあっては、本第3発明の構成において、前記前進側レバーストッパーに作用する前記位置決め部材と、前記後進側レバーストッパーに作用する前記位置決め部材とを、前記操作手段によって単独で切り換え操作されるように構成してある。

0017

すなわち、操作手段によって前進側レバーストッパーのための位置決め部材と、後進側レバーストッパーのための位置決め部材とを単独で解除状態や作用状態に切り換え操作し、変速レバーの前進側レバーストッパーによって設定される操作限界と、後進側レバーストッパーによって設定される操作限界が互いに異なる速度状態を現出する操作限界になるように前進側レバーストッパーの位置設定と、後進側レバーストッパーの位置設定とを別々に行なうことができるものである。これにより、変速レバーを前進側と後進側にレバーストッパーに当接するまで切り換え操作すれば、無段変速装置が前進側と後進側に切り換わり、前進側と後進側のいずれに切り換わった場合も所望の速度状態になるようにして、かつ、前進側に切り換え操作した場合と、後進側に切り換え操作した場合とでは現出される走行速度が異なるようにして変速操作することができる。

0018

従って、本第4発明によれば、前進側と後進側に繰り返し切り換えて作業する際、変速レバーを前進側と後進側にレバーストッパーに当接するまで切り換え操作するだけで操作簡単かつ迅速に、前進側と後進側とでは異なる所望速度の前進状態や後進状態が現出されて楽にかつ能率よく作業を行なうことができる

発明を実施するための最良の形態

0019

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、左右一対操向操作自在な前車輪1、及び、左右一対の後車輪2が原動部に位置するエンジン3からの動力によって駆動されて自走し、かつ、原動部の後方に位置する運転座席4を備えた運転部が備えられた自走車体の後部を構成しているミッションケース5の後部に、このミッションケース5の内部に位置する油圧式リフトシリンダ(図示せず)によって上下に揺動操作されるように構成した左右一対のリフトアーム6、前記ミッションケース5の後壁部から車体後方向きに突出する動力取り出し軸7を設けて、トラクターを構成してある。
このトラクターは、車体後部にロータ耕耘装置(図示せず)を前記リフトアーム6によって昇降操作するように構成して連結するとともに、前記動力取り出し軸7からロータリ耕耘装置動力伝達するように構成して、乗用型耕耘機を構成するなど、車体後部に各種の作業装置を昇降操作及び駆動自在に連結して各種の乗用型作業機を構成するものである。

0020

前記エンジン3の出力を、エンジン3の後部に連結している主クラッチ8、この主クラッチ8の出力軸から車体後方向きに延出している回転軸9を介して、前記ミッションケース5の前部に連結している走行用無段変速装置10の入力軸10aに伝達し、この走行用無段変速装置10の回転出力を前記ミッションケース5の内部に位置する後輪用差動機構(図示せず)に伝達するように構成し、前記走行用無段変速装置10の回転出力を前記ミッションケース5から車体前方向きに延出している回転軸11を介して、前輪駆動ケース12の内部に位置する前輪用差動機構(図示せず)に伝達するように構成してある。

0021

前記走行用無段変速装置10は、前記入力軸10aが入力軸となっているプランジャ形可変容量形油圧ポンプ(図示せず)と、この油圧ポンプからの圧油によって駆動されて前記後輪差動機構及び前輪差動機構に出力するプランジャ形の油圧モータ(図示せず)を備えて構成してあり、油圧ポンプの斜板角変更がされることにより、エンジン3からの回転駆動力を前進側の駆動力に変換して前後輪1,2に伝達する前進伝動状態と、エンジン3からの回転駆動力を後進側の駆動力に変換して前後輪1,2に伝達する後進伝動状態と、油圧モータの駆動を停止して前後輪1,2に対する伝動を絶つ伝動停止状態との3種の状態に切り換わり、かつ、前進伝動状態においても後進伝動状態においても、エンジン3からの回転駆動力を無段階に変速して前後輪1,2に伝達する。

0022

走行用無段変速装置10は、運転座席4の横側方に位置する変速レバー20を備えた走行用操作装置によって操作するように構成してある。
図1,2に示すように、前記走行用操作装置は、前記ミッションケース5から延出するレバー支持部材21の延出端部に固定の支軸22に取付けボス部20aで回動自在に連結している前記変速レバー20、後輪フェンダー13の上面側に固定したレバーガイド23、このレバーガイド23の内面側に車体前後方向に並んで位置する前後一対のレバーストッパー24,25及び位置決め部材26,27、変速レバー20の握り部20bに設けた押しボタンで成る操作手段28を備えて構成してある。

0023

変速レバー20は、前記取付けボス部20aを有した帯び板形板金材で成る基端側レバー部20cと、この基端側レバー部20cの先端部に一端部が回動自在に連結し、他端側に前記握り部20bを備えた先端側レバー部20dとによって構成してあり、図3の如く前記レバーガイド23に前進操作域Fを形成するガイド溝部と、後進操作域Rを形成するガイド溝部が車体横方向位置ずれした屈曲状態にして設けたガイド溝29に沿わせて前記支軸22の車体横向きの軸芯まわりで車体前後方向に揺動操作するようになっている。

0024

図2に示すように、前記基端側レバー部20cの前記先端側レバー部20dが連結している側とは反対側の端部を、無段変速装置10の油圧ポンプの斜板操作軸10bに一端側が一体回動自在に連結したリンク部材で成る無段変速装置10の変速操作アーム10cに対して連動ロッド30によって連結してある。

0025

図2,4に示すように、前記前後一対のレバーストッパー24,25のうち、変速レバー20よりも車体前方側に位置する方の前進側レバーストッパー24も、変速レバー20よりも車体後方側に位置する方の後進側レバーストッパー25も、前記レバーガイド23の内面側にブラケット31を介して固定されている支軸32a,32bに対して取付けボス33a,33bを介して一端側の取り付け部24a,25aが回動自在に連結し、全体としては前記取り付け部24a,25aと他端側部分が互いに直交し合う状態に屈曲している丸棒材によって構成してある。これにより、前進側レバーストッパー24も、後進側レバーストッパー25も、レバーガイド23がブラケット31を介して支持する支軸32a,32bに対してこの支軸32a,32bの軸芯まわりで揺動するように取り付けられており、支軸32a,32bの軸芯のまわりで揺動操作されることにより、変速レバー20の移動方向としての車体前後方向に移動する。前進側レバーストッパー24は、前記取付け部24aに弾性復元力を付与するように構成して支軸32aに装着してあるストッパーばね34aによって前進操作域Fでの低速側としての車体後方側に揺動付勢されている。後進側レバーストッパー25は、前記取り付け部25aに対して弾性復元力を付与するように構成して支軸32bに装着してあるストッパーばね34bによって後進操作域Rでの低速側としての車体前方側に揺動付勢されている。

0026

図2,4に示すように、前記前後一対の位置決め部材26,27のうちの車体前方側に位置する方の前進側位置決め部材26では、この位置決め部材26の前端側に位置する取付け筒部26aをレバーガイド23の内面側に固定の支持部材35に対して連結ピン36を介して回動自在に連結してある。これにより、前進側位置決め部材26は、連結ピン36の軸芯まわり車体上下方向に揺動操作できるように支持されており、揺動操作されることにより、前進側位置決め部材26の上縁部に前進側レバーストッパー24の移動方向に並べて設けてある複数個位置決め凹部26bと、この複数個の位置決め凹部26bのいずれか1つに入り込むように構成して前進側レバーストッパー24の下部に設けてある図5の如き位置決め突部24bとが係合し合った上昇作用状態と、前記位置決め凹部26bと前記位置決め突部24bの係合が外れ下降解除状態とに切り換わる。前進側位置決め部材26は、連結ピン36に装着した位置決めばね37によって前記上昇作用状態に揺動付勢されている。

0027

前記上昇作用状態になった前進側位置決め部材26は、前記位置決め凹部26bと前記位置決め突部24bが係合し合うことにより、前進操作域Fを増速側に揺動操作される変速レバー20の先端側レバー部20dが前進側レバーストッパー24に当接しても、前進側レバーストッパー24が位置ずれしないで変速レバー20をその操作位置にストップさせるように前進側レバーストッパー24を位置保持する状態になる。前記作用解除状態になった前進側位置決め部材26は、前記位置決め凹部26bと前記位置決め突部24bの係合が外れていることにより、前進側レバーストッパー24が前進操作域Fを増速側に揺動操作される変速レバー20の先端側レバー部20dによる押圧操作や、前記ストッパーばね34aの付勢力によって位置変更操作されることを許容するように前進側レバーストッパー24の位置保持を解除する状態になる。

0028

図2,4に示すように、前記前後一対の位置決め部材26,27のうちの車体後方側に位置する方の後進側位置決め部材27では、この位置決め部材27の後端側に位置する取付け筒部27bをレバーガイド23の内面側に固定の支持部材38に対して連結ピン39を介して回動自在に連結してある。これにより、後進側位置決め部材27は、連結ピン39の軸芯まわり車体上下方向に揺動操作できるように支持されており、揺動操作されることにより、後進側位置決め部材27の上縁部に後進側レバーストッパー25の移動方向に並べて設けてある複数個の位置決め凹部27bと、この複数個の位置決め凹部27bのいずれか1つに入り込むように構成して後進側レバーストッパー25の下部に設けてある図6の如き位置決め突部25bとが係合し合った上昇作用状態と、前記位置決め凹部27bと前記位置決め突部25bの係合が外れた下降解除状態とに切り換わる。後進側位置決め部材27は、連結ピン39に装着した位置決めばね40によって前記上昇作用状態に揺動付勢されている。

0029

前記上昇作用状態になった後進側位置決め部材27は、前記位置決め凹部27bと前記位置決め突部25bが係合し合うことにより、後進操作域Rを増速側に揺動操作される変速レバー20の先端側レバー部20dが後進側レバーストッパー25に当接しても、後進側レバーストッパー25が位置ずれしないで変速レバー20をその操作位置にストップさせるように後進側レバーストッパー25を位置保持する状態になる。前記作用解除状態になった後進側位置決め部材27は、前記位置決め凹部27bと前記位置決め突部25bの係合が外れていることにより、後進側レバーストッパー25が後進操作域Rを増速側に揺動操作される変速レバー20の先端側レバー部20dによる押圧操作や、前記ストッパーばね34bの付勢力によって位置変更操作されることを許容するように後進側レバーストッパー25の位置保持を解除する状態になる。

0030

図2,5に示すように、変速レバー20の先端側レバー部20dの途中に、操作ピン41を先端側レバー部20dの長孔42に沿って昇降するように設け、前記操作ピン41が下端側に連結している摺動自在な操作軸43、この操作軸43を上昇側に摺動付勢することによって前記操作ピン1を長孔42の上端側に上昇付勢する解除ばね44を前記先端側レバー部20dの内部に設けてある。変速レバー20を前進操作域Fや後進操作域Rに位置させた状態で、前記操作手段28を握り部内のリターンばね45に抗して押し操作して握り部20bの内側に摺動したロック解除位置に操作すると、図5に示す如き操作手段28の操作部28aが操作軸43の傾斜面43aに押圧作用して操作軸43を解除ばね44に抗して押し下げ操作して操作ピン41を長孔42の下端側に下降操作する。すると、図5(ロ)、図6(ロ)に示す如く操作ピン41が前進側位置決め部材26の操作板部26cの上面側に押圧作用してこの前進側位置決め部材26を位置決めばね37に抗して前記下降解除状態に押し下げ操作したり、操作ピン41が後進側位置決め部材27の操作板部27cの上面側に押圧作用してこの後進側位置決め部材27を位置決めばね40に抗して前記下降解除状態に押し下げ操作したりする。操作手段28の押し操作を解除すると、図5(イ)、図6(ロ)、図7に示す如く操作手段28がリターンばね45によって握り部外側に戻し操作されてロック位置になり、操作ピン41が解除ばね44によって長孔42の上端側に上昇操作される。すると、操作ピン41が前進側位置決め部材26の操作板部26cに対する押圧操作を解除して、前進側位置決め部材26が位置決めばね37のために前記上昇作用状態に戻し操作されたり、操作ピン41が後進側位置決め部材27の操作板部27cに対する押圧操作を解除して、後進側位置決め部材27が位置決めばね40のために前記上昇作用状態に戻し操作されたりする。

0031

これにより、変速レバー20を前進操作域Fに操作して操作手段28を押し操作すれば、前進側位置決め部材26が後進側位置決め部材27とは別に単独で操作ピン41によって下降解除状態に切り換え操作され、前進側レバーストッパー24をストッパーばね34aの付勢力によって低速側に移動操作したり、変速レバー20による押圧操作力によって高速側に移動操作したりすることができることにより、前進側レバーストッパー24を後進側レバーストッパー25とは別に単独で低速側や高速側に位置変更調節することができる。変速レバー20を後進操作域Rに操作して操作手段28を押し操作すれば、後進側位置決め部材27が前進側位置決め部材26とは別に単独で操作ピン41によって下降解除状態に切り換え操作され、後進側レバーストッパー25をストッパーばね40の付勢力によって低速側に移動操作したり、変速レバー20による押圧操作力によって高速側に移動操したりすることができることにより、後進側レバーストッパー25を前進側レバーストッパー24とは別に単独で低速側や高速側に位置変更調節することができる。前進側レバーストッパー24を位置変更調節した場合も、後進側レバーストッパー25を位置変更調節した場合も、操作手段28の押し操作を解除すれば、前進側位置決め部材26が位置決めばね37によって上昇作用状態に切り換え操作されて前進側レバーストッパー24に位置保持作用することによって、前進側レバーストッパー24を変更調節した位置に保持することができ、後進側位置決め部材27が位置決めばね40によって上昇作用状態に切り換え操作されて後進側レバーストッパー25に位置保持作用することによって、後進側レバーストッパー25を変更調節した位置に保持することができる。

0032

レバーガイド23のガイド溝29の横側に、変速レバー20の移動方向に並ぶ複数個の位置決め凹部51,52,53を設けてある。複数個の位置決め凹部51は、前進操作域Fにおいて、変速レバー20の先端側レバー部20dに位置する突起54が入り込むことにより、変速レバー20を無段変速装置10が伝動停止状態に復帰するように有する自己復元力に抗して操作位置に保持するようになっており、位置決め凹部52は、変速レバー20の前記突起54が入り込むことにより、変速レバー20を無段変速装置10の前記自己復元力に抗して中立位置Nに保持するようになっており、複数個の位置決め凹部53は、後進操作域Rにおいて、変速レバー20の前記突起54が入り込むことにより、変速レバー20を無段変速装置10の前記自己復元力に抗して操作位置に保持するようになっている。変速レバー20の基端側レバー部20cと先端側レバー部20dが連結している部位に装着した位置決めばね55により、先端側レバー部20dを揺動付勢することによって前記突起54を位置決め凹部51,52,53に入り込むように付勢してある。

0033

要するに、変速レバー20を位置決めばね55に抗してガイド溝29の横一端側に寄せて突起54が位置決め凹部51,52,53から外れるようにしながら、ガイド溝29に沿わせて車体前後方向に揺動操作し、ガイド溝29の中央部の中立位置Nに操作すると、操作アーム10cが連動ロッド30によって伝達されるレバー操作力によって中立状態になり、無段変速装置10が伝動停止状態になって前後輪1,2の駆動を停止する。変速レバー20を前進操作域Fに操作すると、操作アーム10cが連動ロッド30によって伝達されるレバー操作力によって前進状態に切り換わり、無段変速装置10が前進伝動状態になって前後輪1,2を前進側に駆動する。変速レバー20を後進操作域Rに操作すると、操作アーム10cが連動ロッド30によって伝達されるレバー操作力によって後進状態に切り換わり、無段変速装置10が後進伝動状態になって前後輪1,2を後進側に駆動する。変速レバー20を前進操作域Fに操作した場合には車体前方側への操作ストロークを大にするほど、後進操作域Rに操作した場合には車体後方側への操作ストロークを大にするほど、操作アーム10cが高速側に揺動し、無段変速装置10が増速側に変速して前後輪1,2の前進駆動速度や後進駆動速度を増速する

0034

ドーザ作業を行なうなど前後進を繰り返す場合、前進側レバーストッパー24及び後進側レバーストッパー25を所定の作用位置に位置設定しておく。すなわち、変速レバー20を前進操作域Fに位置させ、操作手段28を押し操作して前進側位置決め部材26を下降解除状態に切り換え操作しながら変速レバー20を前後方向に操作することにより、前進側レバーストッパー24がストッパーばね34aの付勢力と、変速レバー20による押圧操作とによって位置変更調節され、無段変速装置10が所望速度の前進伝動状態になる操作位置になると、操作手段28の押し操作を解除することにより、前進側位置決め部材26が上昇作用状態に切り換わって前進側レバーストッパー24に位置保持作用する。これにより、前進側レバーストッパー24を後進側レバーストッパー25とは別に単独で所定の作用位置に位置設定することができる。変速レバー20を後進操作域Rに位置させ、操作手段28を押し操作して後進側位置決め部材27を下降解除状態に切り換え操作しながら変速レバー20を操作することにより、後進側レバーストッパー25がストッパーばね34bの付勢力と、変速レバー20による押圧操作とによって位置変更調節され、無段変速装置10が所望速度の後進伝動状態になる操作位置になると操作手段28の押し操作を解除することにより、後進側位置決め部材27が上昇作用状態に切り換わって後進側レバーストッパー25に位置保持作用する。これにより、後進側レバーストッパー25を前進側レバーストッパー24とは別に単独で所定の作用位置に位置設定することができる。

0035

このように前進側レバーストッパー24及び後進側レバーストッパー25の位置設定を行なっておけば、変速レバー20を前進操作域Fに前進側レバーストッパー24に当接してストップされるまで操作すれば、無段変速装置10が所望速度の前進伝動状態に切り換わって所望の前進走行速度が現出され、変速レバー20を後進操作域Rに後進側レバーストッパー25に当接してストップされるまで操作すれば、無段変速装置10が所望速度の後進伝動状態に切り換わって所望の後進走行速度が現出される。

0036

〔別実施形態〕
本発明は、芝刈り機コンバインなど、トラクターに装備される走行用操作装置の他、芝刈り機やコンバインなどに装備される走行用操作装置にも適用できる。従って、これらトラクター、芝刈り機、コンバインなどを総称して作業車と呼称する。

図面の簡単な説明

0037

トラクター全体の概略図
変速レバー配設部の側面図
レバーガイドの平面図
レバーストッパーの平面図
(イ)は、レバーストッパーの上昇作用状態での正面図、(ロ)は、レバーストッパーの解除操作状態での正面図
(イ)は、前進側レバーストッパー、後進側レバーストッパーの上昇作用状態を示す側面図、(ロ)は、前進側レバーストッパーの解除操作状態を、後進側レバーストッパーの上昇作用状態をそれぞれ示す側面図
前進側レバーストッパー、後進側レバーストッパーの上昇作用状態を示す側面図

符号の説明

0038

10走行用無段変速装置
20変速レバー
24前進側レバーストッパー
25後進側レバーストッパー
26前進側位置決め部材
27 後進側位置決め部材
28操作手段

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社東海理化電機製作所の「 シフト装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】係合部材の過剰な変形を抑制する。【解決手段】シフト装置10では、治具34によりクリップ32の左脚部32Cが左側に押圧されて、左脚部32Cがシャフト14の挿入孔16から離脱されることで、ノブ18... 詳細

  • 株式会社クボタの「 操作装置及び作業車」が 公開されました。( 2020/09/17)

    【課題】作業車の変速装置の切り替えを好適に操作することができる。【解決手段】上下回動軸を中心とした上下回動方向に回動可能であり、かつ、上下回動軸とは非平行な前後回動軸を中心とした前後回動方向に回動可能... 詳細

  • 株式会社東海理化電機製作所の「 車両用表示装置」が 公開されました。( 2020/09/17)

    【課題】第1表示部と第1照明部との間の距離と第2表示部と第1照明部との間の距離との変動を抑制する。【解決手段】シフトノブ10では、インジケータ18の表示面20において、中表示部20Bが上表示部20Aに... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ