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技術 機能性フィルターと装置および製造方法

出願人 パナソニック株式会社
発明者 森本哲史橋本博史
出願日 2003年11月26日 (15年7ヶ月経過) 出願番号 2003-395214
公開日 2005年6月16日 (14年1ヶ月経過) 公開番号 2005-152793
状態 拒絶査定
技術分野 換気1 濾過材 静電分離
主要キーワード 乾燥袋 フィルター繊維 機能性フィルター 有機ヨウ素 室内側排気口 安息酸 室外側排気口 ベンザゾール化合物
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

集塵効率を低下させることなく、抗菌性防カビ性抗ウィルス性抗アレルゲン性吸湿性の機能を発揮する機能性フィルターを提供することを目的とする。

解決手段

抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤添着した非導電性濾剤1に接着剤3を介してエレクトレットフィルタ等からなる帯電性濾剤3を接着して機能性フィルター4を形成したことにより、複数種類有害物質を除去できる機能を集塵効率を低下することなく発揮することができる。

概要

背景

従来この種の機能性フィルターの一例として不織布フィルター花粉症予防剤等の液剤含浸させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。

以下、その不織布フィルターについて図13および図14を参照しながら説明する。

図に示すように、特定繊維の疎水性不織布101の少なくとも片面に親水性繊維102を設け、疎水生不織布101と親水性繊維102は水流交路により互いに絡み合い一体化されている。また、疎水性不織布101の他の面には親水性繊維と疎水性繊維混合繊維103が配され、水その他の液剤(花粉症予防剤)を含浸させて、不織布フィルターを形成している。
特開2001−179019号公報([0011]、図1、図3)

概要

集塵効率を低下させることなく、抗菌性防カビ性抗ウィルス性抗アレルゲン性吸湿性の機能を発揮する機能性フィルターを提供することを目的とする。抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤添着した非導電性濾剤1に接着剤3を介してエレクトレットフィルタ等からなる帯電性濾剤3を接着して機能性フィルター4を形成したことにより、複数種類有害物質を除去できる機能を集塵効率を低下することなく発揮することができる。

目的

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、集塵効率を低下させることなく、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性などの機能を合わせて発揮することのできる機能性フィルターと装置および製造方法を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
6件
牽制数
3件

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請求項1

抗菌性を有する素材防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤添着した非導電性濾材と、帯電性濾材とを備え、前記非導電性濾材と帯電性濾材を接着して構成した機能性フィルター

請求項2

抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤に接着剤を混合して形成した接着性処理剤を添着した非導電性濾材と、帯電性濾材とを備え、前記非導電性濾材に帯電性濾材を前記接着性処理剤により接着して構成した機能性フィルター。

請求項3

抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤と合成繊維材料との混合物により形成される非導電性濾材と、帯電性濾材とを備え、前記非導電性濾材と帯電性濾材を接着して構成した機能性フィルター。

請求項4

抗菌性、抗ウィルス性を有する素材がカテキン類である請求項1、2または3記載の機能性フィルター。

請求項5

抗アレルゲン性を有する素材が高分子フェノール性水酸基を有してなる請求項1、2または3記載の機能性フィルター。

請求項6

非導電性濾材と帯電性濾材の接着前の加熱温度を150℃以下とした請求項1、2または3記載の機能性フィルターの製造方法。

請求項7

請求項1〜3のいずれかに記載の機能性フィルターを搭載した空気清浄装置換気装置加温装置加湿装置布団乾燥装置空気調和装置熱交換装置のいずれかの装置。

請求項8

請求項1〜3記載の機能性フィルターから構成されたマスク

技術分野

0001

本発明は、空気中に浮遊する有害性物質捕集し、捕集した物質の有害性を抑制する機能性フィルターと装置および製造方法に関する。

背景技術

0002

従来この種の機能性フィルターの一例として不織布フィルター花粉症予防剤等の液剤含浸させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

以下、その不織布フィルターについて図13および図14を参照しながら説明する。

0004

図に示すように、特定繊維の疎水性不織布101の少なくとも片面に親水性繊維102を設け、疎水生不織布101と親水性繊維102は水流交路により互いに絡み合い一体化されている。また、疎水性不織布101の他の面には親水性繊維と疎水性繊維混合繊維103が配され、水その他の液剤(花粉症予防剤)を含浸させて、不織布フィルターを形成している。
特開2001−179019号公報([0011]、図1図3

発明が解決しようとする課題

0005

このような従来の不織布フィルターでは、不織布フィルターに水を含浸させ、含浸した水に花粉症予防剤等を入れているため、花粉症予防剤の含浸性が少なくなるとともに、集塵効率が低下するという課題があり、集塵効率が低下しないようにすることが要求されている。

0006

また、抗アレルゲン性として、花粉症には対応することができるが、集塵効率を下げることなく抗菌性防カビ性抗ウィルス性の複数の機能を同時に発揮することが難しいという課題があり、一つのフィルターで抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性などを集塵機能とともに発揮することが要求されている。

0007

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、集塵効率を低下させることなく、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性などの機能を合わせて発揮することのできる機能性フィルターと装置および製造方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

本発明の機能性機能性フィルターは複数種類有害物質を除去できるように素材を混合した処理剤添着した非導電性濾材帯電性濾材接着し構成したものである。

0009

この手段により、複数種類の有害物質を除去できる機能を。集塵効率を低下することなく発揮することができる。

0010

また、他の手段は、複数種類の有害物質を除去できるように素材を混合した処理剤に接着剤を混合して接着性処理剤を形成し、この接着性処理剤を添着した非導電性濾材に帯電性濾材を接着して構成したものである。

0011

この手段により非導電性濾材と帯電性濾材の接着時に別個に接着剤を用いる必要がなくなり、製造工程の削減を図ることができるとともに、複数種類の有害物質を除去できる機能を、集塵効率を低下することなく発揮することができる。

0012

また、他の手段は、複数種類の有害物質を除去できるように素材を混合した処理剤と合成繊維材料との混合物により非導電性濾材を形成し、この非導電性濾材に帯電性濾材を接着して構成したものである。

0013

この手段により、非導電性濾材の材料段階で2つ以上の素材を混合させることにより、水洗時等においても有効成分が溶け出しにくい効果をもたらすとともに、複数種類の有害物質を除去できる機能を集塵効率を低下することなく発揮することができる。

0014

また、他の手段は、抗菌性、抗ウィルス性を有する素材がカテキン類である構成としたものである。

0015

この手段により、空気中に浮遊するウィルス等の菌を除去する素材として緑茶紅茶などからの成分抽出によって得られるカテキン類のみで抗菌性と抗ウィルス性が得られ、素材の組み合わせを少なくすることができる。

0016

また、他の手段は、抗アレルゲン性を有する素材が高分子フェノール性水酸基を有した構成としたものである。

0017

この手段により、抗アレルゲンを有する素材として、タンニン酸ヒドロキシ安息香酸化合物芳香族ヒドロキシ化合物、またはその塩、または重合体アルカリ金属炭酸塩、明ばんラウリルベンゼンスルホン酸塩ラウリル硫酸塩ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩などから選択して用いることができる。

0018

また、他の手段は、非導電性濾材と帯電性濾材の接着前の加熱温度を150℃以下として製造する方法としたものである。

0019

この手段により、フィルター繊維収縮、変形や、非導電性濾材に添着する素材の変質が防止でき、安定した状態で製造することができる。

0020

また、他の手段は、機能性フィルターを搭載した空気清浄装置換気装置加温装置加湿装置布団乾燥装置空気調和装置熱交換装置のいずれかの装置を構成したものである。

0021

この手段により、各装置の装置自体の機能以外に抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性の機能により空気が浄化され、真菌症細菌感染インフルエンザ等のウィルス感染を予防することができる。

0022

また、他の手段は、機能性フィルターによりマスク構成したものである。

0023

この手段により、ダニ花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質が人体吸入されることが防止され、真菌症、細菌感染、インフルエンザ等の感染を予防することができる。

発明の効果

0024

本発明によれば、集塵効率を低下させることなく、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性のいずれか複数の機能を発揮することができる機能性フィルターを提供できる。

0025

また、製造工程を少なくすることができる。

0026

また、水洗などにおいて有効成分が溶け出しにくくすることができる。

0027

また、フィルター繊維の収縮変形や、非道性濾材に添着する素材の変質を防止して安定した状態で製造できる製造方法を提供できる。

0028

また、装置自体の機能以外に、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性の機能により空気を浄化することができる装置を提供できる。

0029

また、ダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質が人体に吸入されるのを防止できるマスクを提供できる。

発明を実施するための最良の形態

0030

本発明の請求項1記載の発明は、抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤を添着した非導電性濾材と、帯電性濾材とを備え、前記非導電性濾材と帯電性濾材を接着したことにより、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性のいずれか複数の機能を集塵効率を低下することなく発揮することができる作用を有する。

0031

また、請求項2記載の発明は、抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤に接着剤を混合した接着性処理剤を添着した非導電性濾材と、帯電性濾材とを備え、前記非導電性濾材に帯電性濾材を前記接着性処理剤により接着したものであり、非導電性濾材に帯電性濾材の接着時に別個に接着剤を用いる必要がなくなり、接着剤の塗布工程となる製造工程を削減することができるとともに、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性の機能を集塵効率を低下することなく発揮することができる作用を有する。

0032

また、請求項3に記載の発明は、抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤と合成繊維材料との混合物により形成される非導電性濾材と、帯電性濾材とを備え、前記非導電性濾材と帯電性濾材を接着したものであり、非導電性濾材の材料の段階で2つ以上の素材が混合されることとなり、フィルター濾材に加工されたものが水洗時等において有効成分が溶け出しにくい効果をもたらすとともに、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性の機能を集塵効率を低下することなく発揮することができる作用を有する。

0033

また、請求項4記載の発明は、抗菌性、抗ウィルス性を有する素材がカテキン類である構成としたものであり、エピガロカテキンガレード、エピカテキンガレード、エピガロカテキン、エピカテキン、(+)カテキン、およびこれらの属性体、遊離型テアフラビン、エアフラビンモノガレードA、エアフラビンモノガレードB並びにエアフラビンジガレードなどが有効であり、緑茶、紅茶、柿などから成分抽出するカテキン類が抗菌と抗ウィルス機能を発揮して、素材の種類を少なくできる作用を有する。

0034

また、請求項5記載の発明は、抗アレルゲン性を有する素材が高分子フェノール性水酸基を有してなるものであり、タンニン酸、ヒドロキシ安定香酸系化合物、芳香族ヒドロキシ化合物、または、その塩または、重合体、アルカリ金属の炭酸塩、明ばん、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエテール硫酸塩などから選択して用いることができる。

0035

また、請求項6記載の発明は、非導電性濾材と帯電性濾材の接着前の加熱温度を150℃以下とした機能性の製造方法であり、フィルター繊維の収縮に伴う変形や処理液中の変質を起こす恐れのない製造方法が得られるという作用を有する。

0036

また、請求項7記載の発明は、機能性フィルターを搭載した空気清浄装置、換気装置、加温措置、加湿装置、布団乾燥装置、空気調和装置、熱交換装置のいずれかの装置としたものであり、機能性フィルターを装置の吸入口と吹出口間に配して用いることにより、室内の空気を浄化し、真菌症、細菌感染、インフルエンザ等のウィルス感染を予防することができるという作用を有する。

0037

また、請求項8記載の発明は、機能性フィルターを用いてマスクを構成したものであり、ダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質が人体に吸入されることが防止され、真菌症、細菌感染、インフルエンザ等のウィルス感染を予防することができる作用を有する。

0038

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。

0039

(実施の形態1)
図1に示すように、抗菌性を有する素材として、銀、銅、亜鉛などの金属イオン溶出する無機化合物、銀、銅、亜鉛の金属微粒子ヨウ素化合物類、フェノール類、第4アンモニウム塩類、イミダゾール化合物類、安息香酸類過酸化水素クレゾールクロルヘキシジンイルサンアルデヒド類ソルビン酸等の薬剤や、リゾチームセルラーゼプロテアーゼなどの酵素製剤、カテキン類、竹抽出物ヒノキ抽出物、わさび抽出物、からし抽出物などの天然成分抽出物などの素材、
また、防カビ性を有する素材として、有機窒素化合物硫黄系化合物有機酸エステル類有機ヨウ素系イミダゾール化合物、ベンザゾール化合物などの素材、
また、抗ウィルス性を有する素材として、銀・銅・亜鉛などの金属イオンを溶出する無機化合物、銀・銅・亜鉛の金属微粒子、低級アルコール類、カテキン類、ヒノキチオールなどの素材、
また、抗アレルゲン性を有する素材として、タンニン酸、ヒドロキシ安息酸系化合物、芳香族ヒドロキシ化合物、またはその塩、または重合体、アルカリ金属の炭酸塩、明ばん、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫散塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩などの高分子フェノール性水酸基を有する素材、
また、吸湿性を有する素材として、ポリエーテルエステルポリマーポリエーテルエステルアミド系ポリマー、ポリビニルピロリドン系ポリマー、ポリエチレンオキサイド架橋物などの吸湿性ポリマーほかシランカップリング剤系架橋物、シリカゲルゼオライト等の各種無機化合物などの素材、等の中から2つ以上の素材を混合した処理剤を添着した非導電性濾材1と、エレクトレットフィルターからなる帯電性濾材2を接着剤3で接着して空気清浄フィルター4を形成し構成する。

0040

上記構成の機能性フィルター4を使用するときには、空気流路風上側に帯電性濾材2側を配し、風下側に非導電性濾材1側を配設して使用する。

0041

そして、抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から選ばれる2つ以上の素材が非導電性濾材1に添着されているため、空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を帯電性濾材2に捕集し、捕集した有害物質を非導電性濾材1で不活化することができる。

0042

添着される素材は捕集して不活化したい物質に応じて適宜選択することができる。

0043

また、処理剤を非導電性濾材1に添着したのち、帯電性濾材2を接着剤3で接着させることにより、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性の機能を、集塵効率を低下させることなく発揮する機能性フィルター4を得ることができる。

0044

(実施の形態2)
図2に示すように実施の形態1で詳細に説明した抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理液に接着剤を混合して形成した接着性処理剤5を添着して非導電性濾材1Aとする。エレクトレットフィルター等からなる帯電性濾材2Aを非導電性濾材1Aに添着されている接着性処理剤5により接着して機能性フィルター4Aを構成する。

0045

上記構成の機能性フィルター4Aを使用するときには、空気流路の風上側に帯電性濾材2A側を配し、風下側に非導電性濾材1A側を配設して使用する。

0046

そして、抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から選ばれた2つ以上の素材がフィルターに添着されているため、空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を帯電性濾材2Aで捕集し、捕集した有害物質を非導電性濾材1Aで不活化することができる。添着される素材は捕集して不活化したい物質に応じて適宜選択することができる。

0047

また、処理剤に非導電性濾材1Aと帯電性濾材2Aを接着する接着剤を混合して接着性処理剤5を形成することにより、抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性の機能を集塵効率を低下することなく発揮する機能性フィルター4Aを得ることができるとともに、接着性処理剤5により非導電性濾材1Aと帯電性濾材2Aの接着と2つ以上の素材を同時に添着することができ、接着剤を塗布するための製造工程を省くことができ、製造工程の削減を図ることができる。

0048

(実施の形態3)
図3に示すように、実施の形態1で詳細に説明した、抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から2つ以上の素材を混合した処理剤と合成繊維材料を材料段階で混合し、この混合物により非導電性濾材1Bを形成する。

0049

非導電性濾材1Bと帯電性濾材2Bを接着剤3Aで接着して機能性フィルター4Bを構成する。

0050

上記構成の機能性フィルター4Bを使用するときには空気流路の風上側に帯電性濾材2B側を配し、風下側に非導電性濾材1B側を配設して使用する。

0051

そして、抗菌性を有する素材、防カビ性を有する素材、抗ウィルス性を有する素材、抗アレルゲン性を有する素材、吸湿性を有する素材の中から選ばれた2つ以上の素材がフィルターに添着されているため、空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を帯電性濾材2Bに捕集し、捕集した有害物質を非導電性濾材1Bで不活化することができる。添着される素材は捕集して不活化したい物質に応じて適宜選択することができる。

0052

また、処理剤と合成繊維材料との混合物により形成した非導電性濾材1Bと、帯電性濾材2Bとを接着剤3Aで接着することにより抗菌性、防カビ性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、吸湿性の機能を集塵効率を低下することなく発揮する機能性フィルター4Bを得ることができるとともに、非導電性濾材1Bの材料段階で2つ以上の素材を混合させることにより、水洗時などにおいても有効成分が溶け出しにくくなる効果をもたらす。

0053

(実施の形態4)
抗菌性、抗ウィルス性を有する素材をカテキン類とした構成とする。

0054

上記構成により、カテキン類として、エビガロカテキンガレード、エビカテキンガレード、エビガロカテキン、エビカテキン、(+)カテキンおよびこれらの属性体、遊離型テアフラピン、エアフラピンモノガレードA、エアフラビンモノガレードB並びにエアフラビンジガレードなどが有効であり、緑茶、紅茶、柿などから成分抽出するカテキン類のみで抗菌性、抗ウィルス性を得ることができ、添着する素材の種類を少なくした機能性フィルターを形成することができる。

0055

(実施の形態5)
図4に示すように、非導電性濾材1Cに、粒子状接着剤3Cを均一に塗布し、加熱温度150℃以下好ましくは130℃以下の加熱炉6Aで接着剤3Cを溶融し、上方より帯電性濾材2Cを重ねてロール6Bで加圧接着して常温で冷却する機能性フィルター4Cの製造方法である。

0056

この製造方法とすることにより、非導電性濾材1Cおよび帯電性濾材2Cの加熱温度が高温時における収縮に伴う変形や処理液中の素材の変質を防止することができることとなる。

0057

(実施の形態6)
図5に示すように、吸込口8と吹出口9を有した枠体10内に機能性フィルター4Dとファンモータ11を設けて空気清浄装置12を形成して構成する。

0058

上記構成において、空気清浄装置12を運転すると、浮遊有害物質が混入されている汚れた空気は、空気清浄装置12の吸込口8からファンモータ11により吸引され機能性フィルター4Dに送られ、塵埃や浮遊有害物質をフィルター捕集して浄化し、きれいな空気となって吹出口9より排出する。このとき、機能性フィルター4Dは空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を不活化することとなり、効率の良い吸着、除去と不活化が行なわれ、有害性を持ったままで、有害物質が再飛散するのを防止することができる。

0059

(実施の形態7)
図6に示すように、吸込口8Aと吹出口9Aを有した枠体10A内に機能性フィルター4Dとファンモータ11Aを設けて換気装置13を形成して構成する。

0060

上記構成において、換気装置13を運転すると、浮遊有害物質が混入されている汚れた空気は、換気装置13の吸込口8Aからファンモータ11Aにより吸引され、機能性フィルター4Dに送られ、塵埃や浮遊有害物質を濾過、フィルター捕集して浄化され、きれいな空気となって吹出口9Aより排出される。このとき、機能性フィルター4Dは、空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を不活化することとなり、効率の良い空気浄化と不活化が行なわれ、有害性を持ったままで有害物質が再飛散するのを防止することができる。

0061

(実施の形態8)
図7に示すように、吸込口8Bと吹出口9Bを有した枠体10B内に機能性フィルター4Dとファンモータ11Aと熱源14を設けて加温装置15を形成し構成する。

0062

上記構成において、加温装置15を運転すると、浮遊有害物質が混入されている汚れた空気は、加温装置15の吸込口8Bからファンモータ11Aにより吸引され、機能性フィルター4Dに送られ、塵埃や浮遊有害物質がフィルター捕集され、きれいな空気が熱源14により加熱され、吹出口9Bより温風となって送風される。このとき、機能性フィルター4Dは空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を捕集して不活化することとなり、効率の良い空気浄化と不活化が行なわれ、有害性を持ったままで有害物質が再飛散するのを防止することができる。

0063

(実施の形態9)
図8に示すように、吸込口8Cと吹出口9Cを有した枠体10C内に、機能性フィルター4Eを水供給部16を介して設け、風下側にファンモータ11Aを設けて加湿装置17を形成して構成する。

0064

上記構成において、機能性フィルター4Eは、吸水性基材で構成されたフィルターの一部を水中に浸漬するか、上部から水を供給して加湿装置17を運転すると、浮遊有害物質が混入されている汚れた空気は加湿装置17の吸込口8Cからファンモータ11Aにより吸引され、機能性フィルター4Eを通過するときに加湿するとともに、塵埃や浮遊有害物質がフィルター捕集され、きれいになった加湿空気が吹出口9Cより送風される。このとき、機能性フィルター4Eは空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を捕集して不活化することとなり、効率の良い空気浄化と不活化が行なわれ、加湿しながら、有害性物質の再飛散を防止することができる。

0065

(実施の形態10)
図9に示すように、吸込口8Dと吹出口9Dを有した枠体10D内に機能性フィルター4Dとファンモータ11Aと熱源14Aを設け、吹出口9Dには布団(図示せず)乾燥する乾燥袋18を設け布団乾燥装置19を形成して構成する。

0066

上記構成において、布団の間に乾燥袋18を配設して布団乾燥装置19を運転すると、浮遊有害物質が混入している汚れた空気は、布団乾燥装置19の吸込口8Dからファンモータ11Aにより吸引され機能性フィルター4Dに送られ、塵埃や有害汚染物質フィルター濾過により浄化され、きれいになった空気が熱源14Aにより加熱され、吹出口9Dに設けた乾燥袋18からの放熱によって布団が乾燥される。このとき、機能性フィルター4Dは、空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の有害性物質を不活化することとなり、効率の良い空気浄化と不活化が行なわれ、有害性を持ったままでの再飛散を防止できる空気清浄機能を有した布団乾燥装置19が得られる。

0067

(実施の形態11)
図10に示すように、吸込口8Eと吹出口9Eを有した枠体10E内に機能性フィルター4Dと熱交換器20とファンモータ11Aを設け、空気調和装置21を構成する。

0068

上記構成において、空気調和装置21を運転すると、有害汚染物質が混入している汚れた空気は、空気調和装置21の吸込口8Eからファンモータ11Aにより吸引され、機能性フィルター4Dに送られ、塵埃や有害汚染物質がフィルター濾過により浄化され、浄化された空気は、夏期冷房時には、熱交換器20により冷却され、冷却された空気が吹出口9Eより放散されて冷房が行なわれ、期の暖房時には熱交換器20により加熱され、加熱された空気が吹出口9Eより放散されて暖房が行なわれる。このとき、機能性フィルター4Dは、空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の有害性物質を捕集して不活化することとなり、効率の良い空気浄化と不活化が行なわれ、有害性を持ったままでの再飛散を防止できる空気清浄機能を有した空気調和装置が得られる。

0069

(実施の形態12)
図11に示すように、外枠22内に室外側吸込口23から室内側排気口24に至る給気流路25と、室内側吸込口26から室外側排気口27に至る排気流路28と、給気流路25に設けられる給気用ファンモータ29と、排気流路28に設けられる排気用ファンモータ30と、給気流路25と排気流路28間に設けられる熱交換素子31と、熱交換素子31の風上側に設けられる機能性フィルター4Fとを設け熱交換装置32を構成する。

0070

上記構成において、熱交換装置32を運転すると、室内側排気口24より室内の熱分を含んだ空気が排気用ファンモータ30により排気流路28内に吸い込まれ、排気流路28に設けた熱交換素子31に蓄熱したのち、室外側排気口27より室外に排気され、一方、給気用ファンモータ29により室外側吸込口23内に有害汚染物質が混入している汚れた空気が吸い込まれ、機能性フィルター4Fに送られ、塵埃や有害汚染物質がフィルター濾過により浄化され、きれいになった空気が熱交換素子31を通る間に蓄熱されていた熱分を回収した室内側吸込口26より室内に放熱される。このとき、機能性フィルター4Fは、空気中に浮遊しているダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の有害性物質を捕集して不活化することとなり、効率の良い空気浄化と不活化が行なわれ、有害性を持ったままでの再飛散を防止できる空気清浄機能を有した熱交換装置が得られる。

0071

(実施の形態13)
図12に示すように、機能性フィルター4Gの両端に補強部33を介しバンド34を設けてマスク35を構成する。

0072

上記構成において、マスク35の使用時には、有害汚染物質が混入している汚れた空気は、マスク35の機能性フィルター4Gにより有害汚染物質がフィルターで浄化され、捕集したダニ、花粉、細菌、カビ、ウィルス等の浮遊有害物質を不活化する。そして、浮遊有害物質にあわせた不活化剤がフィルターに添着されていることにより、効率の良い空気浄化と不活化が行なわれ、使用者が吸い込む空気を清浄な状態に保つことができるマスク35が得られる。

0073

なお、本実施例では機能性フィルター4Gをマスク35と一体に設けたが、機能性フィルター4Gをマスク35から着脱可能としてもよい。

0074

機能性フィルターは、空気の流通するところに用いることにより効果を発揮するものであることから空気の流通するあらよる装置に適用することができる。

図面の簡単な説明

0075

本発明の実施の形態1の機能性フィルターの断面図
本発明の実施の形態2の機能性フィルター断面図
本発明の実施の形態3の機能性フィルターの断面図
本発明の実施の形態5の機能性フィルターの製造工程図
本発明の実施の形態6の空気清浄装置の断面図
本発明の実施の形態7の換気装置の断面図
本発明の実施の形態8の加温装置の断面図
本発明の実施の形態9の加湿装置の断面図
本発明の実施の形態10の布団乾燥装置の断面図
本発明の実施の形態11の空気調和装置の断面図
本発明の実施の形態12の熱交換装置の断面図
本発明の実施の形態13のマスクの正面図
従来の不織布フィルターの断面図
同他の不織布フィルターの断面図

符号の説明

0076

1非導電性濾材
1A 非導電性濾材
1B 非導電性濾材
1C 非導電性濾材
2 非導電性濾材
2A 非導電性濾材
2B 非導電性濾材
2C 非導電性濾材
3接着剤
3A 接着剤
4機能性フィルター
4A 機能性フィルター
4B 機能性フィルター
4C 機能性フィルター
12空気清浄装置
13換気装置
15加温装置
17加湿装置
19布団乾燥装置
21空気調和装置
32熱交換装置
35 マスク

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