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図面 (10)

課題

複数種類乾電池型蓄電池を一台の充電機能部で充電できるようにする。

解決手段

充電機能部1と乾電池型充電部2とを分離して構成し、充電機能部1には送電側コイルを含む発振回路を備え、乾電池型被充電部2には電磁誘導によって誘導起電力を生じさせる受電側コイルと、その受電側コイルに誘導された電圧により充電する二次電池とを備えており、充電機能部1は、乾電池型被充電部2を少なくとも一個収容できる凹部3を備えるとともに凹部3を形成する側壁7内に送電側コイルを巻くように設け、乾電池型被充電部2をその全体外形汎用乾電池と同じように使用できるように構成した。

概要

背景

上記非接触式充電器は、送電側コイルを備えた充電機能部と前記被充電部とを電気的接点を有さない非接触で行うことができることから、水気の多いところで使用する電動歯ブラシ電動シェーバーなどに使用されている。
例えば、下記特許文献1には、スタンドに立てて保管中に充電するようにした電動歯ブラシにおいて、商用電源に接続された整流回路高周波発振回路を接続し、その高周波発振回路の送電側コイルを歯ブラシの柄を立てる穴の大きさの高周波トランス一次コイルとしてスタンド側収納し、歯ブラシを駆動するモータ電源となるニッケル−カドミウム電池(Ni−Ca電池)に整流素子を介して接続される高周波トランスの受電側コイル二次コイル)をその電池の外周に捲装して歯ブラシの柄に水密的に収納した技術が提案されている。

また、下記特許文献2には、非接触式充電器において、充電機能部から被充電部への電力伝送効率を向上させることによって二次電池急速充電を可能にするために、被充電部の受電側コイルと並列共振用コンデンサを接続して並列共振回路を構成した非接触式充電器が開示してある。
なお、上記従来の非接触式充電器は、特定機種の電動歯ブラシ、電動シェーバーに使用される専用の充電器であり、その特定機種以外の装置が使用する二次電池に充電できるものではない。

特開昭60−8636「電動歯ブラシ」
特開平8−79976「非接触型充電器

概要

複数種類乾電池型蓄電池を一台の充電機能部で充電できるようにする。 充電機能部1と乾電池型被充電部2とを分離して構成し、充電機能部1には送電側コイルを含む発振回路を備え、乾電池型被充電部2には電磁誘導によって誘導起電力を生じさせる受電側コイルと、その受電側コイルに誘導された電圧により充電する二次電池とを備えており、充電機能部1は、乾電池型被充電部2を少なくとも一個収容できる凹部3を備えるとともに凹部3を形成する側壁7内に送電側コイルを巻くように設け、乾電池型被充電部2をその全体外形汎用乾電池と同じように使用できるように構成した。

目的

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、非接触式乾電池型充電器を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)単一から単四までの乾電池型被充電部を一台の充電機能部で充電できるようにする。
(b)乾電池型被充電部の極性を気にせず充電機能部に収容するだけで充電できるようにする。
(c)充電機能部内に整然と並べなくても乱雑に収容しても一度に複数の乾電池型被充電部を充電できるようにする。
(d)複数の乾電池型被充電部を充電する場合に充電機能部の省スペースを実現できるようにする。
なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

充電機能部と被充電部とを分離して構成し、充電機能部には送電側コイルを含む発振回路を備え、被充電部には電磁誘導によって誘導起電力を生じさせる受電側コイルと、その受電側コイルに誘導された電圧により充電する二次電池とを備えた非接触式充電器において、充電機能部は、被充電部を少なくとも一個収容できる凹部を備えるとともに凹部を形成する側壁内に送電側コイルを巻くように設け、被充電部を、被充電部の全体外形汎用乾電池と同じように使用できるように乾電池型被充電部としたことを特徴とする、非接触式乾電池型充電器

請求項2

請求項1に記載の非接触式乾電池型充電器において、受電側コイル内に高透磁率素材受電側磁気コアとして設けた、非接触式乾電池型充電器。

請求項3

請求項1ないし請求項2のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、乾電池型被充電部の全体外形を単一ないし単四のいずれか一つの乾電池と同じに構成し、前記充電機能部の凹部を少なくとも単一乾電池の大きさの乾電池型被充電部を収容かつ充電でき、複数の単三乾電池の大きさの乾電池型被充電部を収容かつ充電できる容積に構成した、非接触式乾電池型充電器。

請求項4

請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、被充電部の二次電池を長細形状に形成し、受電側コイルを二次電池の外面に巻き付けた構成にした、非接触式乾電池型充電器。

請求項5

請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、乾電池型被充電部をひっくり返した時に被充電部の長手方向における受電側コイルの高さ位置がほぼ変わらないように乾電池型被充電部の中央域に受電側コイルが配置されている、非接触式乾電池型充電器。

請求項6

請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、二次電池の外面に薄い高透磁率素材を巻き付けることにより受電側磁気コアを形成した、非接触式乾電池型充電器。

請求項7

請求項6に記載の非接触式乾電池型充電器において、薄い高透磁率素材がアモルファス薄板で構成してある、非接触式乾電池型充電器。

請求項8

請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、乾電池型被充電部のフレキシブル基板を二次電池の外面に巻き付けた、非接触式乾電池型充電器。

請求項9

請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、前記二次電池が単四乾電池に使用される蓄電池で構成され、乾電池型被充電部の外形構成を単三の乾電池形状に構成した、非接触式乾電池型充電器。

請求項10

請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、充電機能部の凹部を筒体で構成し、その筒体の底壁方位置に充電機能部の回路部品を収容した、非接触式乾電池型充電器。

請求項11

請求項10に記載の非接触式乾電池型充電器において、第10発明において、筒体で構成される凹部の上部を常時開放した形状に構成した、非接触式乾電池型充電器。

請求項12

請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、充電機能部の凹部を形成する底壁が水平に形成され、凹部を形成する側壁が鉛直に形成されている、非接触式乾電池型充電器。

請求項13

請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の非接触式乾電池型充電器において、被充電部の全体外形を汎用の乾電池と同じように使用できるように、乾電池のプラス側突起部とマイナス側平面部とを備えた、非接触式乾電池型充電器。

技術分野

0001

本発明は、二次電池を有する被充電部を非接触で充電できるようにした非接触式充電器に関する。

背景技術

0002

上記非接触式充電器は、送電側コイルを備えた充電機能部と前記被充電部とを電気的接点を有さない非接触で行うことができることから、水気の多いところで使用する電動歯ブラシ電動シェーバーなどに使用されている。
例えば、下記特許文献1には、スタンドに立てて保管中に充電するようにした電動歯ブラシにおいて、商用電源に接続された整流回路高周波発振回路を接続し、その高周波発振回路の送電側コイルを歯ブラシの柄を立てる穴の大きさの高周波トランス一次コイルとしてスタンド側収納し、歯ブラシを駆動するモータ電源となるニッケル−カドミウム電池(Ni−Ca電池)に整流素子を介して接続される高周波トランスの受電側コイル二次コイル)をその電池の外周に捲装して歯ブラシの柄に水密的に収納した技術が提案されている。

0003

また、下記特許文献2には、非接触式充電器において、充電機能部から被充電部への電力伝送効率を向上させることによって二次電池の急速充電を可能にするために、被充電部の受電側コイルと並列共振用コンデンサを接続して並列共振回路を構成した非接触式充電器が開示してある。
なお、上記従来の非接触式充電器は、特定機種の電動歯ブラシ、電動シェーバーに使用される専用の充電器であり、その特定機種以外の装置が使用する二次電池に充電できるものではない。

0004

特開昭60−8636「電動歯ブラシ」
特開平8−79976「非接触型充電器

発明が解決しようとする課題

0005

これに対して、ニッケル−カドミウム電池等のように繰り返して充電できる蓄電池接触端子で充電する装置が既に公知である。例えば、家庭の100V交流電源に接続することにより、複数本の単三乾電池型蓄電池に充電できる充電器が販売されている。
しかしながら、上記従来技術では使用する蓄電池が例えば単三乾電池型であれば、単三蓄電池用の充電器が必要になり、単一乾電池型であれば単一蓄電池用の充電器が必要になるというように、個々の蓄電池の大きさに合致した充電器が必要となり、単一から単四までの乾電池型蓄電池を常時使用するためには、それぞれの充電器を買い揃える必要があった。

0006

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、非接触式乾電池型充電器を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)単一から単四までの乾電池型被充電部を一台の充電機能部で充電できるようにする。
(b)乾電池型被充電部の極性を気にせず充電機能部に収容するだけで充電できるようにする。
(c)充電機能部内に整然と並べなくても乱雑に収容しても一度に複数の乾電池型被充電部を充電できるようにする。
(d)複数の乾電池型被充電部を充電する場合に充電機能部の省スペースを実現できるようにする。
なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。

課題を解決するための手段

0007

本発明は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。
第1発明の非接触式乾電池型充電器は、充電機能部と被充電部とを分離して構成し、充電機能部には送電側コイル(一次側コイル)を含む発振回路を備え、被充電部には電磁誘導によって誘導起電力を生じさせる受電側コイル(二次側コイル)と、その受電側コイルに誘導された電圧により充電する二次電池とを備えた非接触式充電器において、
充電機能部は、被充電部を少なくとも一個収容できる凹部を備えるとともに凹部を形成する側壁内に送電側コイルを巻くように設け、
被充電部を、被充電部の全体外形汎用乾電池と同じように使用できるように乾電池型被充電部としたことを特徴とする。

0008

第2発明は、第1発明において、受電側コイル内に高透磁率素材受電側磁気コアとして設けたことを特徴とする。
第3発明は、第1発明ないし第2発明のいずれか一つに記載の発明において、乾電池型被充電部の全体外形を単一ないし単四のいずれか一つの乾電池と同じに構成し、前記充電機能部の凹部を少なくとも単一乾電池の大きさの乾電池型被充電部を収容かつ充電でき、複数の単三乾電池の大きさの乾電池型被充電部を収容かつ充電できる容積に構成したことを特徴とする。

0009

第4発明は、第1発明ないし第3発明のいずれか一つに記載の発明において、被充電部の二次電池を長細形状に形成し、受電側コイルを二次電池の外面に巻き付けた構成にしたことを特徴とする。
第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれか一つに記載の発明において、乾電池型被充電部をひっくり返した時に被充電部の長手方向における受電側コイルの高さ位置がほぼ変わらないように乾電池型被充電部の中央域に受電側コイルが配置されていることを特徴とする。

0010

第6発明は、第1発明ないし第5発明のいずれか一つに記載の発明において、二次電池の外面に薄い高透磁率素材を巻き付けることにより受電側磁気コアを形成したことを特徴とする。
第7発明は、第6発明において、薄い高透磁率素材がアモルファス薄板非晶質薄板)で構成してあることを特徴とする。

0011

第8発明は、第1発明ないし第7発明のいずれか一つに記載の発明において、乾電池型被充電部のフレキシブル基板を二次電池の外面に巻き付けたことを特徴とする。
第9発明は、第1発明ないし第8発明のいずれか一つに記載の発明において、前記二次電池が単四乾電池に使用される蓄電池で構成され、乾電池型被充電部の外形構成を単三の乾電池形状に構成したことを特徴とする。

0012

第10発明は、第1発明ないし第9発明のいずれか一つに記載の発明において、充電機能部の凹部を筒体で構成し、その筒体の底壁方位置に充電機能部の回路部品を収容したことを特徴とする。
第11発明は、第10発明において、筒体で構成される凹部の上部を常時開放した形状に構成したことを特徴とする。

0013

第12発明は、第1発明ないし第11発明のいずれか一つに記載の発明において、充電機能部の凹部を形成する底壁が水平に形成され、凹部を形成する側壁が鉛直に形成されていることを特徴とする。
第13発明は、第1発明ないし第12発明のいずれか一つに記載の発明において、被充電部の全体外形を汎用の乾電池と同じように使用できるように、乾電池のプラス側突起部とマイナス側平面部とを備えたことを特徴とする。

0014

以下、上記第1発明〜第13発明の各構成などについて説明する。
上記第1発明において、凹部の深さは乾電池型被充電部の長手方向の長さと同じ程度にすることが好ましいが、側壁内に収容された送電側コイルが受電側コイルに誘導起電力を良好に生成できる配置構成であれば、凹部から乾電池型被充電部の頭部がはみ出ていてもかまわない。
凹部内に収容される被充電部の配設方向は、前記第12発明のように立設状態が好ましいが、第12発明を除く上記各発明においては、後述するように水平状態に配設する形態、傾斜状態で配設する形態を除外するものではない。

0015

上記第1発明において、乾電池型被充電部の外形形状は単一乾電池から単四乾電池であることが現状において好ましいが、今後、それ以外の規格の乾電池などが広く使用されるようになれば、その場合は、その新しい規格の乾電池の外形に構成しても良い。本発明に係る乾電池型被充電部は、海外で広く使用されている別規格の汎用乾電池であっても同様に適用可能である。

0016

上記第3発明において、乾電池型被充電部の全体外形を単一ないし単四のいずれか一つの乾電池と同じに構成するのは、それらの乾電池が日本において最も一般的に良く使用されるからである。また、複数の単三乾電池の大きさの乾電池型被充電部を収容かつ充電できる容積に構成した理由は、単三乾電池は一個で使用されるより、2個〜4個程度で使用される場合が多く、それらの本数を一度に充電機能部の凹部内に収容することで充電できれば、充電処理が効率的に行えるからである。

0017

上記各発明に係る凹部内に立設状態に置かれた乾電池型被充電部を倒れにくくする手段、例えば、格子状の支持手段などを凹部に設けることも可能である。さらに、凹部の底壁は必ずしも平面である必要はなく、乾電池型被充電部を立設状態で倒れにくく支持する構成として、複数種類の乾電池型被充電部下部と嵌合する凹凸凹部底壁に設けても良い。

0018

上記第11発明では、凹部の上部を常時開放した構成にしたが、第11発明を除く上記各発明においては、蓋を設ける構成を排除するものではない。
上記第12発明では、充電機能部の凹部を形成する底壁が水平に形成され、凹部を形成する側壁が鉛直に形成されている構成を示したが、逆に、充電機能部の凹部を形成する底壁が傾斜あるいは鉛直に形成され、凹部を形成する側壁が傾斜あるいは水平に延設されている構成であれば、同じ本数を後述する実施形態に示すように鉛直方向に収容する場合に比べて充電器の高さを低くすることができる。

発明の効果

0019

以下、各発明の効果などについて説明する。
第1発明であれば、下記(イ)〜(ハ)の特有の効果を有する。
(イ)充電機能部は、乾電池型被充電部を少なくとも一個収容できる凹部を設けるとともに凹部を形成する側壁内に送電側コイルを巻くように設けたので、充電機能部の凹部内に乾電池型被充電部を収容した時に、乾電池型被充電部の配置方向にともなう充電のプラスマイナスの極性の違いを気にせず乾電池型被充電部を充電できる。
(ロ)送電側コイルは凹部を形成する側壁内に巻くように設けられているので、凹部内に収容された少なくとも一つの乾電池型被充電部の受電側コイルに誘導起電力を発生させることができ、凹部内であれば、例えば複数の乾電池型被充電部をランダムに置いても確実に充電することができる。
(ハ)被充電部の全体外形を汎用の乾電池と同じように使用できるように乾電池型被充電部としたので、市販の汎用乾電池と同じように使用でき、本発明に係る乾電池型被充電部の用途を広げることができる。

0020

第2発明であれば、受電側コイル内に高透磁率素材を受電側磁気コアとして設けたことにより、凹部の側壁内に設けられた送電側コイルと被充電部内の受電側コイルの距離が離れていても、充電時間を短縮することができる。
第3発明であれば、本発明に係る非接触式乾電池型充電器を購入することにより、単一乾電池から単四乾電池までの乾電池型被充電部を全て充電機能部によって充電することができるので低コストで便利であるとともに、例えば、電池が切れた時などにおいて直ぐに単一乾電池から単四乾電池までの乾電池型被充電部を提供することが可能になる。

0021

第4発明であれば、被充電部の二次電池を長細形状に形成し、受電側コイルを二次電池の外面に巻き付けた構成としたので、被充電部の外形を乾電池型に構成する場合に被充電部内の少ないスペースを有効利用でき、二次電池と受電側コイルを縦に直列状に並べる構成に比べて、二次電池と受電側コイルを大きく構成することが可能となり充電容量及び充電速度を高めることができる。

0022

第5発明であれば、乾電池型被充電部の中央域に受電側コイルが配置されていることにより、乾電池型被充電部をひっくり返した時に被充電部の長手方向における受電側コイルの高さ位置がほぼ変わらないので、乾電池型被充電部のプラスマイナスの極性を気にせずに凹部に置いた場合に、充電時間をほぼ同じにすることができる。

0023

第6発明であれば、二次電池の外面に薄い高透磁率素材を巻き付けることにより受電側磁気コアを形成したので、例えば、同じ充電効率を達成する場合に充電機能部の送電側コイルの巻き数を減らすことができ、省スペースを実現できる。
第7発明であれば、薄い高透磁率素材として、透磁率が一般の磁性体に比べて高いアモルファス薄板で構成してあるので、素材の厚さが薄く、軽量でも高性能な受電側磁気コアを構成できる。

0024

第8発明であれば、前記整流回路を含む乾電池型被充電部のフレキシブル基板を二次電池の外面に巻き付けたので、乾電池形状の狭い限られたスペース内に被充電部側の電気回路を収めることが可能になる。
第9発明であれば、前記二次電池が単四の乾電池に使用される蓄電池で構成されていることにより市販され生産量の多い蓄電池を利用でき製造コストを低減することができるとともに、乾電池型被充電部の外形を乾電池で最も使用されている単三乾電池とすることにより、安価で利用度の高い非接触式乾電池型充電器を提供できる。

0025

第10発明であれば、スペースを取る充電機能部の回路部品を筒体の底壁下方位置に収容したので、幅方向に省スペースを実現できる。
第11発明であれば、筒体で構成される凹部の上部を常時開放した形状に構成したので、乾電池型被充電部の収容・取り出しが手軽に行える。

0026

第12発明であれば、充電機能部の凹部を形成する底壁が水平に形成され、凹部を形成する側壁が鉛直に形成されているので、凹部に複数の乾電池型被充電部を収容した場合に、複数の乾電池型被充電部は鉛直方向に並んで立設される状態になるので、同じ本数を水平方向に収容する場合に比べて幅方向を短くして省スペースとすることができる。
第13発明であれば、プラス側突起部とマイナス側平面部とを備えているので、二次電池の形状がどのような形状であっても乾電池型被充電部を汎用の乾電池として使用できる。

発明を実施するための最良の形態

0027

以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る非接触式乾電池型充電器の全体構成を示す斜視図、図2はその平面図、図3はその縦断面図である。

0028

図1図2に示すように充電機能部1は、乾電池型被充電部2を少なくとも一個収容できる凹部3を備えた構成としてあり、基台4の上部に斜めに切った筒体5を固設した形状に構成してある。基台4の上壁が凹部3の底壁6となっており、図3に示すように、本実施形態では筒体5の側壁7内に送電側コイル8が収容されている。送電側コイル8は筒体5の上下方向所定位置に筒状に巻かれて配置されており、この送電側コイル8に電流を流し電磁誘導によって凹部3内に上下方向に磁束線が向かう磁界を生じさせることができる。

0029

凹部3内に乾電池型被充電部2を立設して収容した状態では、乾電池型被充電部2内の受電側コイルの軸線32は、送電側コイル8の軸線33とほぼ平行、好ましくは正確に平行となるように設定してある。基台4内には充電機能部1側の回路部品30が収容され、基台4から家庭用交流電源に接続するコンセント9(図1参照)が出されている。
なお、図1図3は凹部3内に単三乾電池型被充電部2を3個収容した場合を示しており、図4は単一乾電池型被充電部2を1個収容した場合を示している。

0030

図5図7はそれぞれ乾電池型被充電部の構成を説明するための図であり、図5は乾電池型被充電部の外観正面図、図6は乾電池型被充電部の縦断面図、図7は乾電池型被充電部の外装部を取り外した状態を示す図である。
この実施形態に係る被充電部は、図5に示すように被充電部の全体外形を汎用の乾電池と同じように使用できる乾電池型被充電部2としてある。図6に示すように乾電池型被充電部2は内部に二次電池11と受電側コイル16を備え、その外部を外装部12で覆った構成となっている。この実施形態では、円柱形の二次電池11の外周面に高透磁率素材14としてのアモルファス薄板15を巻き付け、そのアモルファス薄板15の上に受電側コイル16を巻いた構成になっている。

0031

アモルファス薄板15は送電側コイル8によって誘導される磁束密度を大きくする二次側磁気コアとして機能する。アモルファス薄板15で構成された高透磁率素材14を使用することで、狭い乾電池内で軽量、省スペースであっても実用上十分な二次側磁気コアを構成することができる。そして、ある程度距離が離れた状態で凹部3内に置かれた乾電池型被充電部2であってもそれらの乾電池型被充電部2の全てを均一に充電することが可能になる。

0032

受電側コイル16を巻いた二次電池11の残りの外周面には被充電部側の電気回路が巻き付けてある。この実施形態では被充電部側の電気回路はフレキシブル基板17で構成してある。
図5図7に示すように、この実施形態では絶縁機能を備えた外装部12は縦に2分割されるようになっており、単三乾電池の小さい内部空間に収まるように二次電池11の周りに被充電部側のフレキシブル基板17と受電側コイル16が収容されている。なお、外装部12の別の形態としては、縦に2分割されたものではなく、円筒形の外装部で構成してもよく、この円筒形外装部を採用した方が、強度及び量産化の点で好ましい。

0033

また、図6に示すように、乾電池型被充電部2をひっくり返した時に乾電池型被充電部2の上下方向における受電側コイル16の高さ位置がほぼ変わらないように、受電側コイル16は乾電池型被充電部2の中央域に配置されている。例えば、この実施形態で説明すれば、受電側コイル16の巻きコイル幅をLとし、その中央位置をPとした場合に、プラス側端子からの距離d1とマイナス側端子からの距離d2がほぼ同じ長さになるように構成してある。

0034

このように構成することで、乾電池型被充電部2の中央域に受電側コイル16が配置されていることになり、乾電池型被充電部2をひっくり返した時に乾電池型被充電部2の長手方向における受電側コイル16の存在する位置がほぼ変わらないようにできる。このように構成することで、乾電池型被充電部2のプラスマイナスの極性を気にせずに凹部3に置いた場合でも受電側コイル16に充電時間をほぼ同じにすることができる。

0035

図8は本発明の第1実施形態に係る非接触式乾電池型充電器の概略回路図である。
図8に示すように、この第1実施形態に係る充電器は、充電機能部1と乾電池型被充電部2とを分離した非接触式の充電器である。充電機能部1は、電源プラグから入力した商用高周波交流整流する整流部18と、起動抵抗20と、共振用コンデンサ21と、トランジスタなどの半導体素子スイッチング機能に基づいて発振を行う発振部19、送電側コイル8(一次側コイル)及びベースコイル22を少なくとも含む発振回路23とを備えている。乾電池型被充電部2は、電磁誘導によって誘導起電力を生じさせる受電側コイル16(二次側コイル)と、共振用コンデンサ31と、整流用ダイオード24と、二次電池11とを少なくとも含んで構成され、その受電側コイル16に誘導された電圧により二次電池11を充電するように構成してある。

0036

この第1実施形態において使用の形態について説明する。
まず、使用者は、図1に示すような充電機能部1と乾電池型被充電部2とがセットになった本充電器セットを購入する。本充電器セットは、充電機能部1とその充電機能部1で充電できる少なくとも一個の乾電池型被充電部2が入ったセットとなっている。必要に応じて複数個の乾電池型被充電部2をセットに含めたり、複数種の乾電池型被充電部2をセットに含めることもできる。

0037

乾電池型被充電部2のセットとして、単四乾電池型被充電部を4個、単三乾電池型被充電部を4個、単二乾電池型被充電部を2個、単一乾電池型被充電部を2個備えたセットとして販売することもできる。この販売形態であると、家庭にあるテレビ等のリモコンなどの家庭用電化製品に係る乾電池の使用をこの充電器で行うことができる。このような充電器セットを一台家庭に持っていることにより、充電ができない方式の乾電池を買わずに乾電池型被充電部2だけを使用することが可能になるとともに、特にリモコン等の乾電池が不意に切れた時などにあわてて乾電池を買いに行かなくとも良いという利点がある。

0038

また、単四乾電池型被充電部、単三乾電池型被充電部であれば、一度に4個全て凹部3の中に入れて充電できるように構成することで、充電が簡便に行え、好都合である。また、この同じ充電機能部1によって単二乾電池型被充電部、単一乾電池型被充電部も充電できるので多機能である。さらに、必要に応じて異なる種類の乾電池型被充電部、例えば、単四乾電池型被充電部を2個、単三乾電池型被充電部を2個、合わせて4個を一度に充電するようなこともでき、充電の手間を軽減できる利点がある。

0039

次に、本実施形態に係る充電器の使用について簡単に説明する。
例えば、単三乾電池型被充電部を使用する場合は、図1に示す充電機能部1内に複数の単三乾電池型被充電部2などを凹部3内に収容して、電気の家庭のコンセントに差し込むと、送電側コイル8に交流磁束が発生し、ファラデーの法則に従い、凹部3内に配置された単三乾電池型被充電部2の受電側コイルに誘導起電力が発生し、単三乾電池型被充電部2の二次電池に充電される。
また、充電機能部1は、筒体5で構成される凹部3の上部を常時開放した形状に構成したので、乾電池型被充電部2の収容・取り出しが手軽に行える。

0040

(第2実施形態)
図9は本発明の第2実施形態に係る単三乾電池型被充電部の分解斜視図である。なお、図9において外装部は省略して描いている。
この第2実施形態の特徴点は、前記第9発明及び第13発明に記載したように、二次電池11を単四乾電池として使用される単四乾電池型蓄電池13で構成し、乾電池型被充電部の外形構成を単三乾電池形状に構成した点と、単四乾電池型蓄電池13に接続され、単四乾電池型蓄電池13の電圧を単三乾電池として取り出すためのプラス側突起部、マイナス側平面部を備えている点である。

0041

本実施形態では、プラス側突起部はプラス側突起板25によって構成され、マイナス側平面部はマイナス側平面板26によって構成してある。そして、単四乾電池型蓄電池13のそれぞれの端子からリード線27、28によってプラス側突起板25、マイナス側平面板26に接続した構成となっている。なお、各リード線27、28を導電性バネ材で構成することもできる。

図面の簡単な説明

0042

図1は本発明の第1実施形態に係る非接触式乾電池型充電器の全体構成を示す斜視図である。
図2は本発明の第1実施形態に係る非接触式乾電池型充電器の平面図である。
図3は本発明の第1実施形態に係る非接触式乾電池型充電器の縦断面図である。
図4は本発明の第1実施形態に係る非接触式乾電池型充電器の全体構成を示す斜視図である。
図5は乾電池型被充電部の外観正面図である。
図6は乾電池型被充電部の縦断面図である。
図7は乾電池型被充電部の外装部を取り外した状態を示す図である。
図8は本発明の第1実施形態に係る非接触式乾電池型充電器の概略回路図である。
図9は本発明の第2実施形態に係る単三乾電池型被充電部の分解斜視図である。

符号の説明

0043

1…充電機能部、2…乾電池型被充電部、3…凹部、5…筒体、6…底壁、7…側壁、8…送電側コイル、11…二次電池、13…単四乾電池型蓄電池、14…高透磁率素材、15…アモルファス薄板、16…受電側コイル、17…フレキシブル基板、25…プラス側突起板、26…マイナス側平面板。

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