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技術 クランプ装置

出願人 本田技研工業株式会社
発明者 辰巳龍一山下正光
出願日 2003年10月3日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2003-345657
公開日 2005年4月28日 (15年2ヶ月経過) 公開番号 2005-111577
状態 特許登録済
技術分野 工作機械の治具
主要キーワード ジョイント穴 オフセットプレート 上下部材 可動ギヤ 巻き取り部材 自動組立ライン 手動巻 つる巻き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年4月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

目的

異なる種類のワークを共通のパレット上へワンタッチ式にセットして固定できるようにする。

構成

パレット3を略四角形配置スペース4とし、その一つのコーナー部に規準部5,6を直交配置し、他の三つのコーナー部にそれぞれベルト支持部7を設け、ベルト8の中間部を配置スペース4の外方へ引っ張るように付勢する。ベルト8の一端をパレット3の端末固定ブロック9へ固定し、他端を巻き取り手段10により巻き取り・巻き戻し自在にする。ベルト8を巻き取ると、ワーク2の側面をベルト8と規準部5,6で固定し、弛めると、ベルト支持部7により配置スペース4の外へ引き出され、配置スペース4を広く開放する。

概要

背景

自動組立ラインにおいては、ワークを正確に位置決めしてクランプすることが必要である。このためには、クランプのパレット上に複数の位置決めピンを立て、この位置決めピンによりワークを位置決めしていた。
また、ワークを確実に固定するため、ベルトにより締め付けるようにすることも公知である(特許文献1参照)。
特開2001−113429号公報

概要

異なる種類のワークを共通のパレット上へワンタッチ式にセットして固定できるようにする。パレット3を略四角形配置スペース4とし、その一つのコーナー部に規準部5,6を直交配置し、他の三つのコーナー部にそれぞれベルト支持部7を設け、ベルト8の中間部を配置スペース4の外方へ引っ張るように付勢する。ベルト8の一端をパレット3の端末固定ブロック9へ固定し、他端を巻き取り手段10により巻き取り・巻き戻し自在にする。ベルト8を巻き取ると、ワーク2の側面をベルト8と規準部5,6で固定し、弛めると、ベルト支持部7により配置スペース4の外へ引き出され、配置スペース4を広く開放する。

目的

ところで、形状や大きさの異なるワークを共通のパレット上へ固定する場合、上記位置決めピンによりワークを位置決めする方法では、ワークの種類が異なる毎に位置決めピンの長さを変えて立て直す必要があり、そのための取付穴をパレット上へ多数設けておき、しかも種類の異なるワーク毎に使用する位置決めピンとその取付位置を覚えておかなければならないから、位置決めピンのセットが煩雑になり、かつ位置決めピンの種類が多くなるだけ常備しておかなければならない位置決めピンの数も増大する。そのうえ、一つのパレットで共通使用できるワークの種類は、パレット上に設ける位置決めピン用の穴を設
けることができる面積の範囲に限定されてしまい、それ程は多数種類のワークに対応できず、この点で汎用性のあるクランプが望まれていた。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ワークをパレット上に乗せ、一端をパレットに固定され、他端を巻き取り手段により巻き取られるベルトにより固定するようにしたクランプ装置において、パレットのワーク配置スペース外周側にベルト支持部を設け、このベルト支持部により、ベルトの巻き取り時以外はベルトの中間部を配置スペース外方へ引っ張り出すようにしたことを特徴とするクランプ装置。

請求項2

上記配置スペースは略四角形をなし、その一つのコーナー部にワークの位置を決める規準部を設け、他の少なくとも一つのコーナー部に前記ベルト支持部を設けたことを特徴とする請求項1のクランプ装置。

請求項3

前記巻き取り手段は、ベルトの一端が固定されたシャフトを回転させる駆動手段と、シャフトの回転を一方向側へのみ許容するワンウェイクラッチと、前記シャフトに対して回転フリーとなる巻き取り部材と、この巻き取り部材へ結合又は分離するとともに前記シャフトと一体回転する結合解除部材とを備えることを特徴とする請求項1のクランプ装置。

技術分野

0001

この発明は、種々に形状や大きさの異なるワークをパレット上へ共通に固定できるようにしたクランプ装置に関する。

背景技術

0002

自動組立ラインにおいては、ワークを正確に位置決めしてクランプすることが必要である。このためには、クランプのパレット上に複数の位置決めピンを立て、この位置決めピンによりワークを位置決めしていた。
また、ワークを確実に固定するため、ベルトにより締め付けるようにすることも公知である(特許文献1参照)。
特開2001−113429号公報

発明が解決しようとする課題

0003

ところで、形状や大きさの異なるワークを共通のパレット上へ固定する場合、上記位置決めピンによりワークを位置決めする方法では、ワークの種類が異なる毎に位置決めピンの長さを変えて立て直す必要があり、そのための取付穴をパレット上へ多数設けておき、しかも種類の異なるワーク毎に使用する位置決めピンとその取付位置を覚えておかなければならないから、位置決めピンのセットが煩雑になり、かつ位置決めピンの種類が多くなるだけ常備しておかなければならない位置決めピンの数も増大する。そのうえ、一つのパレットで共通使用できるワークの種類は、パレット上に設ける位置決めピン用の穴を設
けることができる面積の範囲に限定されてしまい、それ程は多数種類のワークに対応できず、この点で汎用性のあるクランプが望まれていた。

0004

また、上記ベルトにより固定するものも、形状や大きさが大きく異なる複数種類のワークに対応することを予定したものではないから、ベルトとパレットの間の空間が狭いため、ワークをセットするときベルトを引っ張って空間を拡大してからワークをセットしなければならず、ワンタッチ式にワークをセットすることができない。ここで、ワンタッチ式のセットとは、ワークをパレットへ置くだけでセットを完了することを意味し、その後の締め付け工程を含むものではない。
そこで本願発明は、位置決めピンの代わりにベルトを用いてワークを固定するとともに、ワークのセットをワンタッチ式にすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するため請求項1に係るクランプ装置は、ワークをパレット上に乗せ、一端をパレットに固定され、他端を巻き取り手段により巻き取られるベルトにより固定するようにしたクランプ装置において、パレットのワーク配置スペース外周側にベルト支持部を設け、このベルト支持部により、ベルトが巻き取られていないときは、ベルトの中間部を配置スペース外方へ引っ張り出すようにしたことを特徴とする。

0006

請求項2は上記請求項1において、上記配置スペースが略四角形をなし、その一つのコーナー部にワークの位置を決める規準部を設け、他の少なくとも一つのコーナー部に前記ベルト支持部を設けたことを特徴とする。

0007

請求項3は上記請求項1において、前記巻き取り手段は、ベルトの一端が固定されたシャフトを回転させる駆動手段と、シャフトの回転を一方側へのみ許容するワンウェイクラッチと、前記シャフトに対して回転フリーとなる巻き取り部材と、この巻き取り部材へ結合又は分離するとともに前記シャフトと一体回転する結合解除部材とを備えることを特徴とする。

発明の効果

0008

請求項1によれば、パレット上に置いたワークの周囲をベルトで締め付けることにより固定できる。したがって従来の位置決めピンを不要にできるため、多数の位置決めピンを用意し、かつそのための多数の穴をパレット上へ開けることが不要となり、ワークの種類毎に、位置決めピンの種類と立てる位置の組み合わせを覚えておいて位置決めピンのセットを変更するという煩雑さが解消され、クランプ固定作業が容易になる。しかも、ワークは配置スペースの大きさに入る限り、ワークの種類の数に制限がないから汎用性が増す。

0009

また、ベルト支持部を設け、ベルトの巻き取り時以外はベルトを配置スペース外方へ引っ張り出しているので、ワークをセットするとき、配置スペースは広く開放されている。このためベルトを調節することなく、迅速にセットできる。しかも、このセットは単にワークをパレット上へ置くだけで済むからワンタッチ式のセットを実現できる。

0010

請求項2によれば、配置スペースが略四角形をなし、一つのコーナー部に規準部を設
け、他の少なくとも一つのコーナー部にベルト支持部を設けたので、ベルトを配置スペースの外周部に沿って配設でき、ワークをセットするときの配置スペースはほぼ略四角形に
大きく開放されている。そこでワークを一部が規準部へ当接するようにパレット上に置けば、ほぼ正確に位置決めされた状態でワンタッチ式にワークのセットを完了できる。

0011

請求項3によれば、巻き取り手段は、駆動手段とワンウェイクラッチを有するので、
ワンタッチ式にベルトを巻き取ることができ、かつ締め付けたベルトの弛みを防止して確実な固定を維持できる。また、シャフトに対して回転フリーとなる巻き取り部材と、この巻き取り部材へ結合又は分離するとともにシャフトと一体回転する結合解除部材を設けたので、結合解除部材を巻き取り部材から分離すれば、ワンウェイクラッチの存在にかかわらず巻き取り部材は回転フリーとなってベルトを弛めることができるから、やはりワンタッチ式にベルトを弛めてワークを解放できる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、図面に基づいて実施の形態を説明する。図1はクランプ装置の平面図、図2は同側面図、図3は巻き取り手段の拡大図、図4図3の4−4線相当断面図、図5はベルトの端末処理構造を示す図、図6はベルト支持部の拡大図、図7はワーク固定時の平面図である。

0013

図1において、クランプ装置1は、ワーク2を乗せるパレット3を備え、このパレット3の上面は、略長方形の配置スペース4をなしている。ワーク2の一つのコーナー部には、規準部5,6が隣り合う辺に沿って長く、かつ相互に直交するように配置されている。規準部5,6はワーク2を当接することによりその位置決めを行う部材である。

0014

ワーク2の他の三つのコーナー部にはベルト支持部7が取り付けられている。さらに、これら各ベルト支持部7にベルト8がその中間部を支持されている。ベルト8は、巻き取り時を除き、各ベルト支持部7によって配置スペース4の外方へ引き出されるため、配置スペース4の外周部に沿って配置されている。

0015

ベルト8の一端は、規準部6の長さ方向端部近傍にて端末固定ブロック9へ固定され、他端は規準部5側へ支持されている巻き取り手段10により巻き取り自在になっている。ベルト7はワイヤ入りベルト等、可撓性とある程度の締め付け時における強度を有する任意材料からなる帯状部材である。

0016

図2において、パレット3上に固定される規準部5,6はそれぞれ比較的高さのある部材であり、ワーク2の側面を当接支持するに足る大きさになっている。簡略的に示す巻き取り手段10は、規準部5及びパレット3の側面に支持されている。符号11は固定ブロックであり、その側部に突出形成された突部11aがベース1bの底面へ重ねられてボルト止めされる。パレット3は、樹脂製のベース3aを、架台部のベースプレート3b上に取付け支持される。符号3cは架台部の支柱、3dは同台座である。

0017

図3において、巻き取り手段10は、パレット3の側部へ固定された固定ブロック11、これへ回転自在に支持されたシャフト13、その周囲に設けられかつベルト8の一端が取り付けられた巻き取りドラム14、これに対して上下動により係脱自在でかつシャフト13と一体回転する可動ギヤ15、この可動ギヤ15を上下動させるハンドル16、シャフト13の上端部を回転駆動するインパクトドライバ等の適宜駆動手段(後述)、シャフト13の下部とこれを支持する固定ブロック11の内面間に設けられ、シャフト13を一方向のみへ回転させるワンウエイクラッチ18を備える。巻き取りドラム14は本願発明の巻き取り部材、可動ギヤ15は同じく結合解除部材に相当する。

0018

シャフト13の上端部には6角断面のジョイント部19が設けられ、ここに駆動手段20の駆動出力軸が予め設けられている6角断面のジョイント穴を合わせて一体回転可能に結合する。ジョイント部19の下部に設けられたバネ受けワッシャ21と可動ギヤ15の上面へ置かれたワッシャ22の間にはコイル状等のスプリング23が設けられ、シャフト13を図の上方へ押し上げるように付勢している。

0019

シャフト13の下端部は、固定ブロック11を貫通して下方へ突出し、この突出端部をナット24で締結される。なお、ナット24のワッシャ25と固定ブロック11の底面との間ににはスラストベアリング26が介在される。

0020

ハンドル16は、支持アーム27の先端部へ軸28により回動自在に連結される。符号17は後述する押し上げ突部であり、ハンドル16の可動ギヤ15側方通常状態時略水平に延びる腕部16a内側に設けられ、ハンドル16を図の下方(時計回り方向)へ回動させると、可動ギヤ15を上動させて巻き取りドラム14との係合解くようになっている。支持アーム27は一対で設けられ、各下部をオフセットプレート12へボルト27a等により締結されている。これとは別にオフセットプレート12は固定ブロック11へ不図示のボルト等により締結されている。

0021

図4は巻き取り手段10の断面構造を示す。巻き取りドラム14はシャフト13の周囲へ回転自在にはめられ、その下部30はシャフト13の外周面に重なる筒状をなし、固定ブロック11に対してラジアルベアリング31を介して回転自在に支持される。また下部30の上部はスラストベアリング32を貫通し、その上端部に設けられた下側フランジ33と固定ブロック11の上面との間にスラストベアリング32を保持する。

0022

図中の符号34はシャフト13の下端部と固定ブロック11の間に介装されるラジアルベアリング34である。これらのスラストベアリングは例えばボールベアリングであり、ラジアルベアリングは例えばニードルベアリングである。

0023

巻き取りドラム14の上部は下側フランジ33と略同径の大径部35をなし、その上面に係合溝36が上方へ開放されかつ周方向へ等間隔で適当数形成されている。この係合溝36には可動ギヤ15の下面に突出形成された係合突部37が係脱するようになっている。

0024

可動ギヤ15の下面で係合突部37より外周側部分である肩部38にはハンドル16の押し上げ突部17が当接し、ハンドル16を回動させて押し上げ突部17を上方へ回動させると、可動ギヤ15がスプリング23に抗して上動するようになっている。ハンドル16を倒さない通常状態では可動ギヤ15は巻き取りドラム14と係合一体化している。

0025

可動ギヤ15は、図中のA部に示した断面図のように内面にスプライン部39が形成され、シャフト13の外周へ一体回転するように固定された固定部40の外周面に形成されたスプライン部41とスプライン結合し、シャフト13の軸方向である図の上下方向へ上下動自在である。

0026

可動ギヤ15が上動すると、係合突部37が大径部35の係合溝36から脱出し、可動ギヤ15と巻き取りドラム14を分離するため、シャフト13の回転を巻き取りドラム14へ伝達しない。逆に、可動ギヤ15を下方移動させて係合突部37を係合溝36へ係合させれば、可動ギヤ15と巻き取りドラム14が一体化し、シャフト13の回転は可動ギヤ15を介して巻き取りドラム14へ伝達され、ベルト8を巻き取るようになっている。

0027

また、可動ギヤ15と巻き取りドラム14が一体化した状態では、シャフト13がワンウエイクラッチ18により逆転しないため、巻き取りドラム14は回転不能であり、ベルト8の巻き取り状態を維持する。可動ギヤ15を巻き取りドラム14から分離すると、巻き取りドラム14は回転自在となり、巻き取っていたベルト8を巻き取りドラム14から自由に引き出すことができる。
ワンウエイクラッチ18はそのインナー側へシャフト13を圧入し、さらにネジ18aで固定することによりインナーとシャフト13が一体化されている。

0028

図5は、ベルト8の端末を固定する端末固定ブロック9の詳細構造を示す。
端末固定ブロック9は上下部材9a、9bに分離し、それらの間を円柱部材42で上下に連結している。円柱部材42には図の拡大断面部Bに示すように、軸直交方向へ貫通するガイド溝43が設けられ、この中をベルト8が長さ方向へ移動自在に通っている。ガイド溝43から出たベルト8の端部は、円柱部材42と並んで上下部材9a、9bの外側に設けられた固定部材45のすり割り46内へ固定されている。

0029

固定部材45は円柱状をなし、その上端から下方へすり割り46が形成されている。図の拡大断面部Cに示すように、ベルト8の端末部は固定部材45のすり割り46内へ挟み込んでからボルト47で締め付け固定されている。固定部材45は端末固定ブロック9等へ固定されず、フリーになっており、ベルト8が締め付けられたとき、円柱部材42へ引きつけられてベルト8の抜け出しを防止するようになっている。

0030

図6において、ベルト支持部7は、固定軸50の周囲へつる巻きバネ51の一端を固定し、他端をリング52とし、ここにベルト8を摺動自在に通している。符号53はつる巻きバネ17の端部に形成したネジ部であり、これによりベルト支持部7をパレット3へ取付けるようになっている。

0031

つる巻きバネ51は、弾性変形を受けない初期状態にてベルト8が巻き取り手段10の巻き戻しによるフリー状態になったとき、配置スペース4の外方まで引き戻し、ベルト8が巻き取り手段10により巻き取られると、配置スペース4の内方へ移動するので、このときリング52を介してつる巻きバネ51を引き出すようになっている。

0032

次に、本実施形態の作用を説明する。図1に示すように、ワーク2をその一部が規準部5,6に当接するようにパレット3上へ置く。このとき、ベルト8は各ベルト支持部7により配置スペース4の外方へ引っ張られているため、配置スペース4は広く開放されており、ワーク2はベルト8を何も調整することなく直ちにパレット3上へ乗せてセットできる。

0033

その後、駆動手段20を駆動してシャフト13を回転させると、この回転が可動ギヤ15を介して巻き取りドラム14へ伝達され、巻き取りドラム14はシャフト13と一体に回転してベルト8を巻き取る。

0034

巻き取られたベルト8は、配置スペース4内をワーク2の側面へ向かって移動する。このときベルト8は図6に示すように、ベルト支持部7のリング52内を摺動しつつ、つる巻きバネ51を伸ばしてD方向すなわち配置スペース4の中央側へ移動し、このときつる巻きバネ51を引き出す。

0035

やがて、図7に示すように、ベルト8がワーク2の側面へ密接すると、ベルト8と規準部5,6の間でワーク2を確実に締め付けて固定できる。この状態でシャフト13は回転を停止するが、ワンウェイクラッチ18により逆転を阻止されるため、ベルト8を弛めることなくワーク2の固定状態を維持できる。

0036

次に、図7の固定状態におけるワーク2をパレット3から取り外すには、ハンドル16を図3の時計回り方向へ倒す。すると、可動ギヤ15が上動して巻き取りドラム14から分離するため、シャフト13がワンウェイクラッチ18により逆転を阻止されていることに関係なく、巻き取りドラム14は自由に逆転できるため、ベルト8を自由に巻き取りドラム14から引き出して弛めることができる。

0037

すると、ベルト8をワーク2側へ引きつけていた力がなくなるため、ベルト支持部7の引き出されていたつる巻きバネ51は復元により巻き戻される。このつる巻きバネ51の巻き戻しによって、ベルト8の中間部は図4のE方向すなわち、配置スペース4の外方へ向かって引っ張られて移動し、図1の初期状態になる。この状態でワーク2はベルト8から解放されるため、自由に取り外し可能となる。

0038

このように、本実施形態によれば、パレット3上に置いたワーク2の周囲をベルト8で締め付けることにより固定できる。したがって従来の位置決めピンを不要にできるため、多数の位置決めピンを用意し、かつそのための多数の穴をパレット上へ開けることが不要となり、ワークの種類毎に、位置決めピンの種類と立てる位置の組み合わせを覚えておいて位置決めピンのセットを変更するという煩雑さが解消され、クランプ固定作業が容易になる。しかも、ワークは配置スペースの大きさに入る限り、ワークの種類の数に制限がないから汎用性が増す。

0039

また、ベルト支持部7を設けることにより、ベルト8は巻き取られていないとき、配置スペース4の外方へ常時引っ張られている。したがって、ワーク2をパレット3上へセットするとき、配置スペース4は広く開放されているため、ベルト8を調節することなく、迅速にセットできる。しかも、このセットは単にワーク2をパレット3上へ置くだけで済むからワンタッチ式のセットを実現できる。

0040

さらに、配置スペース4は略四角形をなし、一つのコーナー部に規準部5,6を設け、残りの三つのコーナー部にベルト支持部7をそれぞれ設けたので、ベルト8を配置スペース4の外周部に沿って配設でき、ワーク2をセットするときの配置スペース4はほぼ略四角形に大きく開放されている。そこでワーク2を一部が規準部5,6へ当接するようにパレット3上に置けば、ほぼ正確に位置決めされた状態でワンタッチ式にワーク2のセットを完了できる。

0041

そのうえ、巻き取り手段10は、ワンウェイクラッチ18を有するので、ワンタッチ式にベルト8を巻き取ることができ、かつ締め付けたベルト8の弛みを防止して確実な固定を維持できる。また、可動ギヤ15を巻き取りドラム14と結合又は分離させる構造としたので、ハンドル16により可動ギヤ15を上動させて巻き取りドラム14を回転フリーにすれば、やはりワンタッチ式にベルト8を弛めてワークを解放できる。

0042

なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、ワークの種類や大きさは配置スペース4の大きさに応じた範囲で無制限にできる。また、配置スペース4の形状は四角形に限定されず、多角形もしくは円形等種々可能である。この場合には、配置スペースの形状に応じてベルト支持部7の数を変化させればよい。

0043

さらに、巻き取り手段として、モーター等の電動駆動や、回転式ハンドル等を利用して手動巻き取り式にすることもできる。同様にワンウェイクラッチも公知の種々の機構を採用することができる。

0044

また、ベルト支持部7についても、つる巻バネ51はベルト8を配置スペース4の外方へ引っ張るように付勢できるものであれば、コイルスプリング等種々の形式のバネやゴム等の弾性手段を用いることができる。さらにはこのような弾性手段のみならず、小型電動モーターなど種々のものが使用可能である。

図面の簡単な説明

0045

クランプ装置の平面図
同側面図
巻き取り手段の拡大図
図3の4−4線相当断面図
ベルトの端末処理構造を示す図
ベルト支持部の拡大図
ワーク固定時の平面図

符号の説明

0046

1:クランプ装置、2:ワーク、3:パレット、4:配置スペース、5:規準部、6:規準部、7:ベルト支持部、8:ベルト、9:端末固定ブロック、10:巻き取り手段、11:固定ブロック、13:シャフト、14:巻き取りドラム、15:可動ギヤ、16:ハンドル、18:ワンウェイクラッチ、20:駆動手段

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