図面 (/)

技術 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム、記憶媒体

出願人 キヤノン株式会社
発明者 関口賢三松久保勇志矢口博之西川英一辻博之加藤進一木虎正和吉田廣義
出願日 2003年9月29日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2003-337980
公開日 2005年4月21日 (15年2ヶ月経過) 公開番号 2005-107691
状態 特許登録済
技術分野 イメージ処理・作成 画像処理 カラー画像通信方式
主要キーワード ENTキー 赤鉛筆 閉形状 OMR 選択入力処理 解答部分 ベクトルファイル ベクトルオブジェクト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年4月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

ビットマップ画像ベクトルデータに変換する画像処理装置において、色の違いを考慮したベクトルデータを生成可能とすることで、当該画像処理装置の利便性を向上させることを目的とする。

解決手段

本発明は、ユーザの指示に基づいてユーザ所望の色を選択し、ビットマップ画像からユーザ所望の各色に対応する部分画像を抽出して各色ベクトルデータに変換して記憶手段に記憶し、該変換したベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとする。また、本発明は、ビットマップ画像に基づいて代表色を算出し、各代表色に対応する部分画像を抽出して各色オブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶し、前記ベクトル化手段で変換されたベクトルデータの中から、前記算出された代表色の中から選択されたユーザ所望の色に対応するベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとする。

概要

背景

近年、環境問題が叫ばれる中、オフィスでのペーパーレス化が急速に進んでいる。ペーパーレス化を実現するためのシステムとして、例えば、バインダー等により蓄積されている紙文書スキャナ読み取りポータブルドキュメントフォーマット(以降PDFと記す)に変換して画像記憶装置データベースとして蓄積することが可能な画像処理システムが登場してきている(例えば特許文献1参照)。

また、特許文献2に記載の技術では、画像データを伝送したり蓄積したりする際の符号化処理の効率を上げるために、対象画像下地に発生するノイズを除去したり、対象画像の特徴に応じて文字の色や図形の色を自動的に量子化したり、文字をOCR(Optical Character Recognition)して文字コード化したり、図形をベクトル化したりすることが記載されている。
特開2002−91949号公報
特開平9−289586号公報

概要

ビットマップ画像ベクトルデータに変換する画像処理装置において、色の違いを考慮したベクトルデータを生成可能とすることで、当該画像処理装置の利便性を向上させることを目的とする。本発明は、ユーザの指示に基づいてユーザ所望の色を選択し、ビットマップ画像からユーザ所望の各色に対応する部分画像を抽出して各色ベクトルデータに変換して記憶手段に記憶し、該変換したベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとする。また、本発明は、ビットマップ画像に基づいて代表色を算出し、各代表色に対応する部分画像を抽出して各色オブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶し、前記ベクトル化手段で変換されたベクトルデータの中から、前記算出された代表色の中から選択されたユーザ所望の色に対応するベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとする。

目的

また、本発明は、ユーザが所望する色のオブジェクトをベクトルデータとして容易に抽出して利用することができるようにするためのユーザーインターフェースを提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数の色により構成されるビットマップ画像ベクトルデータに変換する画像処理装置であって、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択手段と、前記ビットマップ画像から、前記選択された各色に対応する部分画像を抽出する抽出手段と、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化手段と、前記変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。

請求項2

前記処理対象ベクトルデータの色を、ユーザ所望の置換色置換する色置換手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記ビットマップ画像を属性毎の複数の領域に分割する領域分割手段を更に備え、前記ベクトル化手段では、各領域の属性に応じたベクトル化処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項4

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置であって、前記ビットマップ画像に基づいて、代表色を算出する代表色算出手段と、前記ビットマップ画像から、前記算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出手段と、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化手段と、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択手段と、前記ベクトル化手段で変換されたベクトルデータの中から、前記選択手段で選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。

請求項5

前記処理対象ベクトルデータの色を、ユーザ所望の置換色に置換する色置換手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。

請求項6

前記ビットマップ画像を属性毎の複数の領域に分割する領域分割手段を更に備え、前記ベクトル化手段では、各領域の属性に応じたベクトル化処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。

請求項7

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置であって、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色の選択指示がなされたか、代表色算出の指示がなされたか判断する判断手段と、前記判断手段で前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像から、当該選択指示がなされたユーザ所望の各色に対応する部分画像を抽出し、前記判断手段で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像に基づいて代表色を算出して、前記ビットマップ画像から、当該算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化手段と、前記判断手段で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択手段と、前記判断手段で前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化手段で変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御し、前記判断手段で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化手段で変換されたベクトルデータの中から、前記選択手段で選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。

請求項8

前記処理対象ベクトルデータの色を、ユーザ所望の置換色に置換する色置換手段を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。

請求項9

前記ビットマップ画像を属性毎の複数の領域に分割する領域分割手段を更に備え、前記ベクトル化手段では、各領域の属性に応じたベクトル化処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。

請求項10

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理方法であって、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択工程と、前記ビットマップ画像から、前記選択された各色に対応する部分画像を抽出する抽出工程と、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化工程と、前記変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。

請求項11

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理方法であって、前記ビットマップ画像に基づいて、代表色を算出する代表色算出工程と、前記ビットマップ画像から、前記算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出工程と、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化工程と、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択工程と、前記ベクトル化工程で変換されたベクトルデータの中から、前記選択工程で選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。

請求項12

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理方法であって、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色の選択指示がなされたか、代表色算出の指示がなされたか判断する判断工程と、前記判断工程で前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像から、当該選択指示がなされたユーザ所望の各色に対応する部分画像を抽出し、前記判断工程で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像に基づいて代表色を算出して、前記ビットマップ画像から、当該算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化工程と、前記判断工程で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択工程と、前記判断工程で前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化工程で変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御し、前記判断工程で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化工程で変換されたベクトルデータの中から、前記選択工程で選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。

請求項13

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択ステップと、前記ビットマップ画像から、前記選択された各色に対応する部分画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化ステップと、前記変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御ステップと、の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコードを含むことを特徴とするコンピュータ実行可能な画像処理プログラム

請求項14

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、前記ビットマップ画像に基づいて、代表色を算出する代表色算出ステップと、前記ビットマップ画像から、前記算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化ステップと、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択ステップと、前記ベクトル化ステップで変換されたベクトルデータの中から、前記選択ステップで選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御ステップと、の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコードを含むことを特徴とするコンピュータ実行可能な画像処理プログラム。

請求項15

複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色の選択指示がなされたか、代表色算出の指示がなされたか判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像から、当該選択指示がなされたユーザ所望の各色に対応する部分画像を抽出し、前記判断ステップで代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像に基づいて代表色を算出して、前記ビットマップ画像から、当該算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化ステップと、前記判断ステップで代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択ステップと、前記判断ステップで前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化ステップで変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御し、前記判断ステップで代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化ステップで変換されたベクトルデータの中から、前記選択ステップで選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御ステップと、の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコードを含むことを特徴とするコンピュータ実行可能な画像処理プログラム。

請求項16

請求項13乃至15のいずれか1つに記載の画像処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体

技術分野

0001

本発明は、複数の色により構成されるビットマップ画像を、アプリケーションソフトで再利用可能なベクトルデータへ変換する画像処理技術に関するものである。

背景技術

0002

近年、環境問題が叫ばれる中、オフィスでのペーパーレス化が急速に進んでいる。ペーパーレス化を実現するためのシステムとして、例えば、バインダー等により蓄積されている紙文書スキャナ読み取りポータブルドキュメントフォーマット(以降PDFと記す)に変換して画像記憶装置データベースとして蓄積することが可能な画像処理システムが登場してきている(例えば特許文献1参照)。

0003

また、特許文献2に記載の技術では、画像データを伝送したり蓄積したりする際の符号化処理の効率を上げるために、対象画像下地に発生するノイズを除去したり、対象画像の特徴に応じて文字の色や図形の色を自動的に量子化したり、文字をOCR(Optical Character Recognition)して文字コード化したり、図形をベクトル化したりすることが記載されている。
特開2002−91949号公報
特開平9−289586号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した特許文献2では、自動的に色の量子化を行うことにより画像の符号化効率を上げるだけであって、ユーザが所望する色の部分だけ効率よく抽出し利用するような目的で作成されるものではなかった。

0005

例えば、テスト問題を再利用すべく、赤鉛筆添削済みのテスト用紙スキャンする場合について考えてみる。赤鉛筆で添削済みのテスト用紙には、赤鉛筆の添削部分と解答部分とがあり、テスト問題として再利用するためには当該赤鉛筆の添削部分と解答部分とを除外し出題部分のみを抽出する必要があるが、添削部分は解答部分や出題部分に上書きして記述されていることが多いため、画像をオブジェクト毎矩形領域に分割するだけでは、添削部分や出題部分が混在されたまま抽出されてしまい、ユーザが所望する出題部分を簡単に取り出すことはできなかった。

0006

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置において、ユーザが所望する色のオブジェクトをベクトルデータとして容易に抽出し、使用することができるようにするものである。

0007

また、本発明は、ユーザが所望する色のオブジェクトをベクトルデータとして容易に抽出して利用することができるようにするためのユーザーインターフェースを提供するものである。

課題を解決するための手段

0008

上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置であって、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択手段と、前記ビットマップ画像から、前記選択された各色に対応する部分画像を抽出する抽出手段と、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化手段と、前記変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御手段とを備える。

0009

また、上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置であって、前記ビットマップ画像に基づいて、代表色を算出する代表色算出手段と、前記ビットマップ画像から、前記算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出手段と、前記抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化手段と、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択手段と、前記ベクトル化手段で変換されたベクトルデータの中から、前記選択手段で選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御手段とを備える。

0010

また、上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
複数の色により構成されるビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置であって、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色の選択指示がなされたか、代表色算出の指示がなされたか判断する判断手段と、前記判断手段で前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像から、当該選択指示がなされたユーザ所望の各色に対応する部分画像を抽出し、前記判断手段で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ビットマップ画像に基づいて代表色を算出して、前記ビットマップ画像から、当該算出された各代表色に対応する部分画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した部分画像を各色のオブジェクト毎のベクトルデータに変換して記憶手段に記憶するベクトル化手段と、前記判断手段で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記算出された代表色の中から、ユーザの指示に基づいて、ユーザ所望の色を選択する選択手段と、前記判断手段で前記ユーザ所望の色の選択指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化手段で変換された各色のオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御し、前記判断手段で代表色算出の指示がなされたと判断した場合は、前記ベクトル化手段で変換されたベクトルデータの中から、前記選択手段で選択された色に対応するオブジェクト毎のベクトルデータを、ユーザ所望の処理対象ベクトルデータとするように制御する制御手段とを備える。

発明の効果

0011

本発明によれば、ビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置において、色の違いを考慮したベクトルデータを生成可能とし、ユーザ所望の色を有するオブジェクトをベクトルデータとして抽出できるようにすることで、当該画像処理装置の利便性を向上させることが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0012

1.画像処理システムの構成
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は本発明にかかる画像処理方法を実現する画像処理システムの構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態では、オフィス10とオフィス20とがインターネット104で接続された環境において本発明にかかる画像処理方法を実現する画像処理システムが構築されているものとする。

0013

オフィス10内に構築されたLAN107には、MFP100、MFP100を制御するマネージメントPC101、クライアントPC102、文書管理サーバ106、データベース105、およびプロキシ(proxy)サーバ103が接続されている。LAN107とオフィス20内のLAN108とはプロキシサーバ103を介してインターネット104により接続されている。また、LAN108には、文書管理サーバ110およびデータベース109が接続されている。

0014

MFP100は本実施形態において紙文書の画像読み取り処理と、読み取った画像信号に対する画像処理の一部とを担当し、画像信号はLAN109を用いてマネージメントPC101に入力される。マネージメントPCは通常のPCであり、内部に画像記憶部、画像処理部、表示部、入力部を有するが、その一部はMFP100に一体化して構成されている。なお、マネージメントPC101の機能は全てMFP100に組み込んで実現してもよい。

0015

図2はMFP100の構成図である。図2においてオートドキュメントフィーダ(以降ADFと記す)を含む画像読み取り部110は束状の或いは1枚の原稿画像を図示しない光源照射し、原稿反射像レンズ固体撮像素子上に結像し、固体撮像素子からラスター状の画像読み取り信号を600DPIの密度イメージ情報(ビットマップ画像)として得る。通常の複写機能はこの画像信号をデータ処理装置115で記録信号へ変換し、複数枚複写の場合には記憶装置111に一旦一ページ分の記録データを記憶保持した後、記録装置112に順次出力して紙上に画像を形成する。

0016

一方、クライアントPC102等から印刷出力されるプリントデータは、LAN107からネットワークI/F114を経て、データ処理装置115で記録可能なラスターデータに変換された後、前記記録装置で紙上に記録画像として形成される。

0017

MFP100への操作者の指示はMFPに装備されたキー操作部等の入力装置113とマネージメントPC101に接続されたキーボード及びマウス等の入力装置とから行われ、これら一連の動作はデータ処理装置115内の図示しない制御部で制御される。

0018

データ処理装置115はCPU、ROM、RAM、ならびに本実施形態に係る制御プログラムおよびデータを備える。

0019

一方、操作入力状態表示及び処理中の画像データの表示は表示装置116で行われる。なお、記憶装置111はマネージメントPC101からも制御され、これらMFP100とマネージメントPC101とのデータの授受及び制御はネットワークI/F117および直結したLAN109を介して行われる。

0020

2.画像処理の全体概要
次に、図1に示す画像処理システムにおいて実現される、本発明にかかる画像処理方法を含む画像処理全体の概要について、図3および図4を用いて説明する。

0021

図3に示すように、まず、ユーザがジョブに関する指定を行うための、ジョブ入力処理(ステップS301)が実行される。具体的には、図8ジョブメニュー画面上で、画像入力方法の選択(802)、ベクトルデータの画像出力先の設定(807)、代表色の算出を行うか否かの選択及び原稿の種別の選択(815)、代表色の算出を行わないで直接ユーザが抽出色を指定する場合の抽出色の選択(819)、そして、前記選択は行わず原稿を色別しないで全てのオブジェクトをベクトル化するための指示の選択等が行われる。

0022

次に、ジョブ入力処理(ステップS301)において、図8に示す画像入力方法の選択としてSCAN803が指定されたかをチェックし(ステップS302)、指定されていなければ(NOならば)、ステップS310に進みファイル選択を行う。ステップS310では、予め記憶装置に格納されている画像データファイルビットマップ)の中からユーザ所望のファイルを選択する。

0023

一方、SCAN803が指定されていた場合(YESならば)、原稿スキャン処理(ステップS303)でMFP100の画像読み取り部110を動作させ、1枚の原稿をラスター走査し、600DPI−8ビットの画像信号を得る。また、該画像信号をデータ処理装置115で前処理し、記憶装置111に1ページ分の画像データ(ビットマップ画像)として保存する。

0024

次に、ステップS304のBS処理(ブロックセレクション処理属性毎の領域に分割する処理)では、画像データをグレースケール画像として処理する。具体的には、マネージメントPC101のCPUが該格納された画像信号から先ず、文字/線画部分ハーフトーン画像部分とを分離し、文字/線画部分を更に段落で塊として纏まっているブロック毎に、或いは、線で構成された表、図形ごとに分離し各々セグメント化する。一方、ハーフトーンで表現される画像部分は、矩形に分離されたブロックの画像部分、背景部等、所謂、ブロック毎に独立したオブジェクトに分割する。なお、ステップS304のBS処理(属性毎の領域に分割する処理)は、上記処理手順に限るものではなく、その他の手順を用いて属性毎の領域(ブロック)に分割するようにしても構わない。

0025

次に、OCR/OMR処理(ステップS305)では、文字認識処理が行われ原稿画像中に含まれる文字に対して、文字コード文字種文字オブジェクト存在位置情報等が生成され記憶装置111に保存される。

0026

次にステップS306では、図8に示す画像処理設定814の抽出色819において、色抽出する対象となる色が1つでもユーザの指示によって選択されているか否かをチェックし、いずれかの抽出色が選択されていれば(YESならば)、ステップS309に移行し、当該選択された抽出色を代表色として、ステップS308に移行する。

0027

一方、いずれの抽出色も選択されていなければ、ステップS307に進む。ステップS307では、ジョブ入力処理(ステップS301)で入力された原稿の種別パラメータ等に基づいて、メディアンカット手法や代表色(パレット算出方法(特開2002−170123号公報、特公平4−48275号公報、特公平4−67669号公報参照)等を用いて色数の特定が行われ、その結果が記憶装置111に保存される。

0028

次にステップS308では、色抽出処理およびベクトル化処理ならびに図形認識処理が行われる。色抽出処理では、ステップS307あるいはS309で定められた代表色に基づいて、入力画像データから該代表色に対応する色を有する部分を抽出する。なお、スキャン時の少々の色むら等にも対応できるように、色抽出処理を行う際、代表色に対応する色の部分として、該代表色と同色と見なされる色の部分(色相彩度明度などが該代表色から所定の範囲内にある色の部分)も同時に抽出するものとする。ベクトル化処理では、矩形(ブロック)毎、色毎、オブジェクト毎のベクトル化が実施され、図形にあっては各オブジェクトをグループ化し、図形オブジェクトとした後、矩形(ブロック)毎、色毎、オブジェクト毎(図形にあっては図形オブジェクトごと)に抽出参照可能な形式図23図24図25)で記憶装置111に保存される。なお、図24は、代表色を算出するように指示された場合における色別オブジェクト管理テーブルの一例であり、カラー種別は「算出代表色」となっている。また、図24のブロックNo.は図23ブロック情報と関連付けられており、図24オブジェクトデータポインタ(ODPx)は図25のODxと関連付けられている。

0029

ここで、ベクトル化処理とは画像データ(ビットマップ画像)からベクトルデータへの変換処理であり、オリジナル電子ファイルに近い電子ファイルに変換する処理をいう。本実施形態の場合、先ず、ステップS305でOCRされた文字ブロックに対しては、更に文字のサイズ、スタイル字体を認識し、アウトラインフォントを用いることにより、前記原稿を走査して得られた文字に対して可視的に忠実フォントデータに変換する。一方、線で構成される表、図形ブロックに対してはエッジを抽出してアウトライン化する。また、写真などの自然画像ブロックに対しては画像データとして個別のJPEGファイルとして処理する。これらのベクトル化処理はオブジェクト毎に行い、更に各オブジェクトのレイアウト情報を電子ファイルとして記憶装置111に格納する。なお、色抽出処理の内容に関しては後述する。また、ベクトル化処理の内容に関しても詳細は後述する。さらに、色抽出処理からベクトル化処理、図形認識処理までの一連の手順に関しては、図30を用いて後で説明することとする。

0030

次に、図4のステップS402に移行し、ジョブ入力処理(ステップS301)で色抽出対象の色(図8の抽出色819の色)が予め1つ以上選択されていたかをチェックし、選択されていれば(YESならば)、代表色表示(ステップS403)と代表色選択処理(ステップS404)をスキップし、ステップS405にジャンプする。

0031

一方、抽出色が1つも予め選択されていなかったならば(NOならば)、ステップS403に移行し、ステップS307で算出した代表色の一覧とその選択ボタン、更に置換色とその選択ボタンを表示する(図19参照)。なお、図19において、1902はステップS307で算出した代表色の一覧とその選択ボタンを示し、1905はその代表色を置換する置換色とその選択ボタンを示す。また、図19の例では、3色原稿(図8の817)がジョブ入力時に選択され、3色の代表色が算出された状態を示している。

0032

次に代表色選択処理(ステップS404)では、ユーザの指示に基づいて代表色の選択入力処理複数選択可能)が実行され、ベクトルデータ合成の対象となる色が選択される。さらに、必要があれば置換色が選択される。なお、図19の例では最上段の色1903と最下段の色1904の合計2色の代表色が選択され、置換色としては1つも選択されていないため、色置換処理は実行されない。なお、置換色とは、選択された代表色に基づいて抽出して合成したベクトルデータに対し、そのベクトルデータの色を置換色にするためのものである。図19では、置換色の選択肢として、代表色のカラーを指定するためのカラーパレット1906と、その他の色を指定するための色1907とが表示されている。なお、図9に示すように抽出色として「黒」を選んだ場合は、代表色選択処理(S404)が行われないので、置換色の選択肢として、図21のようにカラーパレットは表示されずに色2102だけが表示される。

0033

次に、ベクトルデータ合成処理(ステップS405)では、S404で選択された代表色もしくは予めユーザにより選択されていた抽出色に基づいて抽出されたオブジェクトに対して、それぞれベクトル化した色別のオブジェクトを管理する色別オブジェクト管理テーブル(図24)の合成対象フラグをONする。なお、詳細は図28のベクトルデータ合成処理を用いて後述する。

0034

次にステップS406では、置換色が選択されているか否かがチェックされる。もし、図19のように置換色が1つも選択されていない場合(NOのとき)は、ステップS408にジャンプする。一方、置換色が選択されている場合(YESのとき。例えば、図20図21のように、置換色候補のいずれかが選択されている場合。)は、ステップS407に移行する。なお、図21の例では、青(2103)が選択されているので色抽出されたベクトルデータは全て青で置換されることとなる。

0035

色置換処理(ステップS407)では、ステップS308とS405とで説明した図24の色別オブジェクト管理テーブルの各レコードをチェックし、合成対象フラグがONになっている管理レコードのカラー種別属性カラー属性が前記ステップS406で説明した置換色で置換される。例えば、図20の例では、カラー属性がS404で選択された代表色を有するレコードについて、カラー属性が2003の色(パレット)で置換される。一方、図21の例では、カラー属性が予め指定されていた指定を有するレコードについて、カラー属性が青で置換される。詳細は、図29色置換(ベクトルデータ色置換)を用いて後述する。

0036

次に各種処理(ステップS408)では、合成対象フラグがONになっているベクトルデータを抽出して合成し、各種処理(例えば、文書の加工、蓄積、伝送、記録)を行う。これらの処理を行うことにより、ユーザが所望する色の個所だけを抽出できるとともに、ビットマップ画像を用いる場合に比べて情報量が削減され、その結果、蓄積効率の向上、伝送時間の短縮が実現でき、さらに記録表示する際には高品位なデータとして再生することができるので、非常に優位となる。なお、記録処理を行うにあたっては、ベクトルデータからラスター画像データに変換する必要があるが、詳細は図26SVGベクトルデータ、図27のSVG描画例を用いて後述する。なお、本実施形態では上述した処理は、マネージメントPC101およびその表示装置・周辺装置において実現することとするが、これに限らず、MFP100のデータ処理装置115と表示装置116、入力装置113等により実現しても良い。以下、各処理の詳細について説明する。

0037

3.ジョブ入力処理
先ず、ステップS301のジョブ入力処理について図5図6図7を中心に説明する。図5はジョブ入力処理の流れを表したフローチャートである。

0038

ステップS501(画面表示)では、図8のジョブメニュー画面801がマネージメントPC101のタッチパネル入力機能付の表示装置に表示され、ジョブメニュー画面801上のタッチによる各種設定入力の処理とスタートキー825の入力を待つ。その後、スタートキー825がユーザによりタッチされると次の処理に移る。詳細は後述する。

0039

ステップS502(機能選択処理)では、ジョブメニュー画面801におけるユーザの設定を分析してマネージメントPC101が処理しやすい情報に変換し、処理すべき機能の特定を行う。詳細は図6機能選択で後述する。

0040

ステップS503(原稿種別選択処理)では、ジョブメニュー画面801におけるユーザの設定を分析してマネージメントPC101が処理しやすい情報に変換し、当該変換された情報を、画像処理機能を示すパラメータ(pf)、代表色算出時の色数を示すパラメータ(cn)、さらに抽出色指定ありの際の選択された色の集合を示すパラメータ(cc)にそれぞれセットする。

0041

(3.1)各種設定入力の処理
ステップS501において表示された画面における各種設定入力の処理について、図8を用いて説明する。画像入力(802)のSCAN近傍をタッチするとSCAN(原稿読取)のチェック済みマーク(黒)(803)がつく。一方、既に存在する画像ファイルを選択するには、DOCUMENTチェックマーク(804)(白)の近傍をタッチするとチェックマークがチェック済み(黒)になり、DOCUMENTの入力欄805にキーボードからのキー入力によりファイルパス名を入力することが可能になる。さらに、キーボード入力の代わりにファイルシステムディレクトリパス一覧を表示して所望のファイルを辿って選択することもできる。その場合は、DOCUMENTキー806をタッチする。他の入力項目入力方法も以上とほぼ同様である。

0042

また、ベクトル合成結果ファイルの各種出力処理指定を行う画像出力807では、記録処理(プリント)する場合は、PRINT(808)を、記憶装置内のBOXに格納する処理する場合はBOX(809)を、EMAIL送信する場合は、EMAIL(811)をそれぞれチェックするとともに必要な設定を行う。

0043

例えば、BOXの設定では図8のBOXの近傍をチェックするとチェック済みマーク(809)となり、BOXキー813−1の入力が可能となる。BOXキー813−1を押下すると図16ボックスリスト画面がポップアップする。例えば、ボックスリスト1601の3番目のBOX(1605)を選択して戻るとBOX選択欄810に“03 NAGOYA”と表示される。因みに、“NO.”(1602)はBOXの通番、“BOX NAME”(1603)はBOX名称、そして“DOC”(1604)はBOX内格納済み文書数を表している。

0044

尚、図8図9図10のジョブメニュー画面では割愛しているが、画像入力(802)の設定時にBOXに格納済みの画像ファイルを入力として設定することも可能である。その場合、画像入力設定画面(802)内に、BOX設定のチェックマーク(809)、BOX選択欄810、そしてBOXキー813−1が表示される。BOXの選択までは先の画像出力(807)と同様である。画像出力先設定時と異なる点を図17を用いて説明する。ボックスリストからBOXの選択をすると、当該選択されたBOXに含まれる文書リスト画面である図17がポップアップする。文書リストである“文書リスト(NAGOYA)”(1701)の一覧から3番目の画像データ文書(ファイル)(1708)を選択する。その後、ここでは図示していない“戻り”キーをタッチして前の画面(ジョブメニュー画面801)に戻ると、BOX選択欄810に“03 NAGOYA CCCC XXXX 05/20 '03 11:33 7Page”と文書名、作成者、日付時間、ページ数追加表示される。

0045

上記のように画像入力(802)でBOXを選択し、画像出力(807)でもBOXを選択した場合のBOX内の文書の例を図18で説明する。前記BOX内文書である画像データファイル(1708)は、色抽出され、ベクトル化処理がされた電子データであるベクトルファイル(1802)として追加される。文書(ファイル)種別(TYPE)が“JPEG”タイプであったファイル“CCCC”から、ベクトルファイルを示す“VECT”タイプの文書が生成されて、BOX内に表示されている。

0046

(3.2)機能選択処理
ステップS502の機能選択処理を図6を用いて説明する。前提として前記画面表示処理(ステップS501)では画像入力(802)の何れか1つのチェックマークと、画像出力(807)の何れか1つのチェックマークがチェック済みであるものとする。

0047

画像入力(802)と画像出力(807)とで設定された条件を、機能選択処理での機能パラメータ(f)にセットする。

0048

例えば、ステップS601で、画像入力にスキャン、画像出力に蓄積(BOX)(例えば、図8の803と809)が設定されているかチェックし、設定されていれば(YESならば)、ステップS605にジャンプし、機能パラメータ(f)に“スキャン&蓄積”をセットし処理を終了する。

0049

一方、設定されていなければ(NOならば)、ステップS602に進み、画像入力(802)で“SCAN”、かつ画像出力(807)で“PRINT”が設定されているかをチェックし、YESならばステップS606にジャンプし、機能パラメータ(f)に“スキャン&プリント”を設定し処理を終了する。一方、NOならばステップS603に進み画像入力(802)がDOCUMENTで画像出力(807)がPRINT以外かをチェックし、YESならばステップS607にジャンプし、機能パラメータ(f)に“ファイル変換&蓄積”をセットし処理を終了する。一方、NOならばステップS604に進み機能パラメータ(f)に“ファイル変換&プリント”をセットし処理を終了する。なお、図6では、図8に記載のEMAILに関しての記述を省略しているが、EMAILが選択されている場合に関しても、蓄積(BOX)やPRINTと同様に、機能パラメータにセットするものとする。

0050

(3.3)原稿種別選択処理
ステップS503の原稿種別選択処理を図7を用いて説明する。前提として前記画面表示処理(ステップS501)では、代表色算出数を指定するための原稿種別欄(815)の何れか1つのチェックマークか、抽出色指定欄(819)の何れか1つ以上のチェックマーク、またはその他(824)のチェックマークがチェック済みであるものとする。

0051

ステップS701で図8などのジョブメニュー画面の画像処理設定(814)で原稿種別(815)の項目(816〜818)のいずれかが選択されているかチェックする。もし、NOならばステップS706にジャンプする。一方、YESならば画像処理機能を示すパラメータ(pf)に“代表色算出あり”をセットし、前記原稿種別欄(815)の項目の選択情報入力パラメータとして代表色算出することを明示する。

0052

次に、ステップS703に進み、原稿種別欄(815)で2色原稿(816)が選択されているかをチェックする。もし、YESならステップS709にジャンプし、代表色の算出の際に用いられる色数を表すパラメータ(cn)に“2色原稿”をセットし処理を終了する。一方、NOならば3色原稿(817)が選択されているかをチェックする。もし、YESならばステップS710にジャンプし、パラメータ(cn)に“3色原稿”をセットし処理を終了する。一方、NOならばパラメータ(cn)に予め規定された色数で処理する旨を意味する“多色原稿”をセットし処理を終了する。

0053

ステップS706では、抽出色指定欄(819)のチェックマークが1つ以上チェック済みであるかチェックする。もしNOならばステップS711にジャンプし、パラメータ(pf)に画像データの全画像オブジェクトのベクトル化処理を行い、色抽出を行わない旨の“色抽出なし”をセットする。一方、YESならばステップS707に進み、パラメータ(pf)に代表色算出処理を行わないで指定された1つ以上の色で色抽出した後に、ベクトル処理を行う旨の“抽出色指定あり”をセットする。

0054

次にステップS708では、抽出色819で設定された色の集合をパラメータ(cc)にセットし処理を終了する。

0055

4.ブロックセレクション処理(領域分割処理
ブロックセレクション処理とは、例えば、図3のステップS303で読み取った一頁のビットマップ画像(例えば、図22の(A)参照)を、各々画像オブジェクト毎の塊として認識し、該ブロック各々について文字/図画/写真/線/表等の属性を判定し、異なる属性を持つ領域に分割する処理である(図22の(B)参照)。

0056

ブロックセレクション処理の実施例を以下に説明する。先ず、入力画像を白黒二値化し、輪郭線追跡を行って黒画素輪郭で囲まれる画素の塊を抽出する。面積の大きい黒画素の塊については、内部にある白画素に対しても輪郭線追跡を行い白画素の塊を抽出し、さらに一定面積以上の白画素の塊の内部からは再帰的に黒画素の塊を抽出する。

0057

このようにして得られた黒画素の塊を、大きさおよび形状で分類し、異なる属性を持つ領域へ分類していく。たとえば、縦横比が1に近く、大きさが一定の範囲のものを文字相当の画素塊とし、さらに近接する文字が整列良くグループ化可能な部分を文字領域、扁平な画素塊を線領域、一定大きさ以上でかつ四角系の白画素塊を整列よく内包する黒画素塊の占める範囲を表領域不定形の画素塊が散在している領域を写真領域、それ以外の任意形状の画素塊を図画領域、などとする。

0058

ブロックセレクション処理で得られた各ブロックに対するブロック情報の一例を図22(B)に示す。これらのブロック毎の情報は以降に説明するベクトル化、或いは検索の為の情報として用いる。

0059

5.代表色算出処理
図3の代表色算出処理(ステップS307)について説明する。減色処理として代表的なものの1つに代表色算出するメディアンカット手法がある。メディアンカット手法は、フルカラー画像から代表色を選び出す手法である。対象となる画像のRGB空間をある色数の部分空間に分割する。各部分空間に含まれる色の平均を代表色(パレット)とする。

0060

部分空間の分割方法は、Red、Green、Blueの軸方向の色幅のうちのもっとも幅の長い軸において、その中央値の位置で分割する。分割されたそれぞれの各部分空間に含まれるRGBの平均値はパレットとして記憶装置111に格納され、図24の色別オブジェクト管理テーブルのカラー属性から参照される。このようにして算出された代表色は、図19図20の代表色(1902、1906、2002など)内の色(1903、1904、2003など)の表示に用いられる。

0061

また、メディアンカット手法の他には誤差拡散法等がある。より具体的な実施例としては特開2002−170123号公報、特公平4−48275号公報、特公平4−67669号公報などが公知である。尚、本発明では詳細を割愛しているが、一般的なメディアンカット手法を用いるものとするが、その他の手法を用いて代表色を決定するようにしても構わない。

0062

6.色抽出処理
図3のステップS308の色抽出処理方法としては、RGB方式、色相・彩度、明度方式などが知られている。より具体的な実施例としては、特開平8−237681号公報、特開平10−151591号公報、特開2002−131133号公報、特開2002−163650号公報などが公知である。尚、本発明では詳細を割愛しているが、一般的な色相・彩度、明度方式を採用している。

0063

7.ベクトル化処理
図3のステップS308で示されるベクトル化について詳説する。まず、文字ブロックに対しては各文字について文字認識処理を行う。

0064

(7.1)文字認識処理
文字認識は、文字単位切り出された画像に対し、パターンマッチングの一手法を用いて認識を行い、対応する文字コードを得るものである。この認識処理は、文字画像から得られる特徴を数十次元数値列に変換した観測特徴ベクトルと、あらかじめ字種毎に求められている辞書特徴ベクトルとを比較し、最も距離の近い字種を認識結果とする処理である。特徴ベクトルの抽出には種々の公知手法があり、たとえば、文字をメッシュ状に分割し、各メッシュ内文字線方向別線素としてカウントする方法がある。

0065

ブロックセレクション(ステップS304)で抽出された文字領域に対して文字認識を行う場合は、まず該当領域に対し横書き縦書きの判定を行い、各々対応する方向に行を切り出し、その後文字を切り出して文字画像を得る。横書き、縦書きの判定は、該当領域内で画素値に対する水平/垂直の射影を取り、水平射影の分散が大きい場合は横書き領域、垂直射影の分散が大きい場合は縦書き領域と判断すればよい。文字列および文字への分解は、横書きならば水平方向の射影を利用して行を切り出し、さらに切り出された行に対する垂直方向の射影から、文字を切り出すことで行う。縦書きの文字領域に対しては、水平と垂直を逆にすればよい。尚、この時文字のサイズが検出できる。

0066

(7.2)フォント認識処理
文字認識の際に用いる、字種数分の辞書特徴ベクトルを、文字形状種すなわちフォント種に対して複数用意し、マッチングの際に文字コードとともにフォント種を出力することで、文字のフォントが認識できる。

0067

(7.3)文字のベクトル化処理
記文字認識処理およびフォント認識処理によって得られた、文字コードおよびフォント情報を用いて、各々あらかじめ用意されたアウトラインフォントデータを用いて、文字部分の情報をベクトルデータに変換する。なお、元原稿がカラーの場合は、カラー画像から各文字の色を抽出してベクトルデータとともに記録する。

0068

以上の処理により、文字ブロックに属するビットマップ画像をほぼ形状、大きさ、色が忠実なベクトルデータに変換できる。

0069

(7.4)文字以外の部分のベクトル化
ブロックセレクション処理(ステップS304)で、図画あるいは線、表領域とされた領域を対象に、領域中で抽出された有意な色の画素塊の輪郭をベクトルデータに変換する。具体的には、輪郭をなす画素の点列を角と看倣される点で区切って、各区間を部分的な直線あるいは曲線近似する。角とは曲率極大となる点であり、曲率が極大となる点は、図11に図示するように、任意点Piに対し左右k個の離れた点Pi−k、Pi+kの間に弦を引いたとき、この弦とPiの距離が極大となる点として求められる。さらに、Pi−k、Pi+k間の弦の長さ/弧の長さをRとし、Rの値が閾値以下である点を角とみなすことができる。角によって分割された後の各区間は、直線は点列に対する最小二乗法など、曲線は3次スプライン関数などを用いてベクトル化することができる。

0070

また、対象が内輪郭を持つ場合、ブロックセレクション処理で抽出した白画素輪郭の点列を用いて、同様に部分的直線あるいは曲線で近似する。

0071

以上のように、輪郭の区分線近似を用いれば、任意形状の図形のアウトラインをベクトル化することができる。元原稿がカラーの場合は、カラー画像から図形の色を抽出してベクトルデータとともに記録する。

0072

さらに、図12に示す様に、ある区間で外輪郭と、内輪郭あるいは別の外輪郭が近接している場合、2つの輪郭線をひとまとめにし、太さを持った線として表現することができる。具体的には、ある輪郭の各点Piから別輪郭上で最短距離となる点Qiまで線を引き、各距離PQiが平均的に一定長以下の場合、注目区間はPQi中点を点列として直線あるいは曲線で近似し、その太さはPQiの平均値とする。線や線の集合体である表罫線は、前記のような太さを持つ線の集合として効率よくベクトル表現することができる。

0073

尚、先に文字ブロックに対する文字認識処理を用いたベクトル化を説明したが、該文字認識処理の結果、辞書からの距離が最も近い文字を認識結果として用いるが、この距離が所定値以上の場合は、必ずしも本来の文字に一致せず、形状が類似する文字に誤認識している場合が多い。従って、本発明では、この様な文字に対しては、上記した様に、一般的な線画と同じに扱い、該文字の輪郭に基づいてアウトライン化する。即ち、従来、文字認識処理で誤認識を起こす文字に対しても、誤った文字にベクトル化されず、可視的にビットマップ画像に忠実なアウトライン化によるベクトル化が行える。

0074

又、写真と判定されたブロックに対しては本発明では、ベクトル化出来ない為、ビットマップ画像のままとする。

0075

なお、一頁分のビットマップ画像をブロックセレクション処理(ステップS304)し、ベクトル化処理(ステップS308)した結果は図15に示す様な中間データ形式のファイルとして変換されている。本実施形態では、このようなデータ形式ドキュメント・アナリシス・アウトプットフォーマット(DAOF)と呼ぶこととする。

0076

図15はDAOFのデータ構造を示す図である。図15において、1501はHeaderであり、処理対象の文書画像データに関する情報が保持される。レイアウト記述データ部1502では、文書画像データ中のTEXT(文字)、TITLE(タイトル)、CAPTION(キャプション)、LINEART(線画)、EPICTURE(自然画)、FRAME(枠)、TABLE(表)等の属性毎に認識された各ブロックの属性情報とその矩形アドレス情報を保持する。文字認識記述データ部1503では、TEXT、TITLE、CAPTION等のTEXTブロックを文字認識して得られる文字認識結果を保持する。表記述データ部1504では、TABLEブロックの構造の詳細を格納する。画像記述データ部1505は、PICTUREやLINEART等のブロックのビットマップ画像を切り出して保持する。

0077

8.図形認識処理
次に、ベクトル化された区分線を図形オブジェクト毎にグループ化する図形認識処理について説明する。

0078

図13は、ベクトルデータを図形オブジェクト毎にグループ化するまでの処理の流れを示すフローチャートを示している。まず、各ベクトルデータの始点、終点を算出する(ステップS1301)。次に各ベクトルの始点、終点情報を用いて、図形要素を検出する(ステップS1302)。図形要素の検出とは、区分線が構成している閉図形を検出することである。検出に際しては、閉形状を構成する各ベクトルはその両端にそれぞれ連結するベクトルを有しているという原理を応用し、検出を行う。次に図形要素内に存在する他の図形要素、もしくは区分線をグループ化し、一つの図形オブジェクトとする(ステップS1303)。また、図形要素内に他の図形要素、区分線が存在しない場合は図形要素を図形オブジェクトとする。

0079

図14は、図形要素を検出するフローチャートを示している。先ず、ベクトルデータより両端に連結していない不要なベクトルを除去し、閉図形構成ベクトルを抽出する(ステップS1401)。次に閉図形構成ベクトルの中から該ベクトルの始点を開始点とし、時計回りに順にベクトルを追っていく。開始点に戻るまで行い、通過したベクトルを全て一つの図形要素を構成する閉図形としてグループ化する(ステップS1402)。また、閉図形内部にある閉図形構成ベクトルも全てグループ化する。さらにまだグループ化されていないベクトルの始点を開始点とし、同様の処理を繰り返す。最後に、ステップS1401で除去された不要ベクトルのうち、ステップS1402で閉図形としてグループ化されたベクトルに接合しているものを検出し一つの図形要素としてグループ化する(ステップS1403)。

0080

以上によって図形ブロックを個別に再利用可能な個別の図形オブジェクトとして扱うことが可能になる。

0081

9.ベクトルデータ合成処理
図4のベクトルデータ合成処理(ステップS405)では、前述したように、色抽出したオブジェクトに対してそれぞれベクトル化した色別のオブジェクトを管理する色別オブジェクト管理テーブル(図24)の合成対象フラグをONする。以下、図28を用いて説明する。

0082

先ず、ステップS2801で色別オブジェクト管理テーブル(図24)の各管理レコードを検索しチェックする。その結果、最終管理レコード(ステップS2802)か否かチェックし、もしYESならば終了する。

0083

一方、NOならばステップS2803に移り、チェック中の管理レコードのカラー種別属性に“代表色”(図19の代表色(1902)で選択されていれば“代表色”がセットされる)がセットされているかチェックする。もし、YESならばステップS2806にジャンプする。一方、NOならばステップS2804に移行し指定色図8の抽出色(819)、図9の908で選択された指定色の集合(ステップS708でセットされたパラメータ(cc)の何れかの色)が、チェック中の管理レコードのカラー属性にセットされているかチェックする。もし、NOならば次の管理レコードをチェックするためにステップS2801にジャンプする。一方、YESならばステップS2805に移り、チェック中の管理レコードの合成フラグ属性をONし、次の管理レコードをチェックするためにステップS2801にジャンプする。

0084

ステップS2806では、図19の代表色(1902)の中からユーザにより選択された代表色(1903,1904)が、チェック中の管理レコードのカラー属性に含まれているかチェックする。もし、NOなら次の管理レコードをチェックするためにステップS2801にジャンプする。一方、YESならばステップS2805に移り、チェック中の管理レコードの合成フラグ属性をONし、次の管理レコードをチェックするためにステップS2801にジャンプする。

0085

10.色置換処理
図4の色置換処理(ステップS407)について、図29の色置換(ベクトルデータ色置換)のフローチャートを用いて説明する。

0086

先ず、ステップS2901で色別オブジェクト管理テーブル(図24)の各管理レコードを検索しチェックする。その結果、最終管理レコード(ステップS2902)か否かチェックし、もしYESならば終了する。

0087

一方、ステップS2903に移り、チェック中の管理レコードの合成対象フラグ属性がONにセットされているかチェックする。もし、NOならば次の管理レコードをチェックするためにステップS2901にジャンプする。

0088

一方、YESならばステップS2904に移行し、チェック中の管理レコードのカラー種別属性とカラー属性を、置換色(図19の1905や図20の2001、または図21の2101で選択された色)に置換する。例えば、図20の例ではカラー種別属性に“代表色”、カラー属性に2番目の代表色(パレット)2003がセットされる。次に、次の管理レコードをチェックするためにステップS2901にジャンプする。

0089

11.色抽出およびベクトル化ならびに図形認識の手順
図3のステップS308の色抽出およびベクトル化ならびに図形認識処理の手順に関して図30のフローチャートを用いて説明する。

0090

ステップS3001では、図23のブロック情報のテーブルを全て検索して処理が完了したかチェックする。その結果、YESならば処理を終了する。一方、NOならば、全ての代表色の処理が完了したかチェックする。もし、YESならばステップS3011にジャンプし次のブロックを処理対象としステップS3001にジャンプする。

0091

一方、NOならば現在処理中ブロックの中で現在処理中の色抽出対象色の全オブジェクトの処理が完了したかチェックする。その結果、YESならばステップS3012にジャンプして次の色抽出の色を対象色として処理するためステップS3002にジャンプする。

0092

一方、NOならばステップS3004に移行し、処理対象ブロックの対象色の対象オブジェクトを抽出し、前記ベクトル化処理を施す(ステップS3005)。

0093

次に、ステップS3006では、ベクトル化したオブジェクトが図形であるか否かを判定し、図形と判定された場合にはステップS3007で図形認識処理がなされ、ステップS3008に進む。なお、図形と判定されなかった場合には、ステップS3007はスキップする。

0094

次にステップS3008で、記憶装置111に格納されている図25のオブジェクトデータテーブルに対して管理レコードを追加するとともに各属性(レコード番号オブジェクト種別、内容、ベクトルオブジェクト(例えば、図26のようなSVGベクトルデータ))をセットする。

0095

次にステップS3009で、記憶装置111に格納されている図24の色別オブジェクトテーブルに対して管理レコードを追加するとともに各属性(レコード番号、ブロックNo、カラー種別、カラー、オブジェクトデータテーブルのレコードへのポインタ)をセットする。

0096

次にステップS3010で、次の画像データオブジェクトを処理対象とし、ステップS3003にジャンプする。

0097

12.各種処理
次にステップS408では各種処理(加工、蓄積、伝送、記録など)を行うことが可能であるが、そのうち、選択された色のオブジェクトをプリント処理する際に行われる、ラスター画像データへの変換処理について述べる。

0098

(12.1)ベクトルデータのラスター画像データ変換処理
図26のSVGベクトルデータと図27のSVG描画例を用いてベクトルデータをラスター画像データに変換する処理について簡単に説明する。

0099

図26はインターネット標準標準化するW3C標準化委員会で標準化されたSVG(Scalable Vecotor Graphics)の記述フォーマットで記載したSVGベクトルデータである。マネージメントPC101または図2のMFP100のデータ処理装置115に登載された該処理部は、該SVGベクトルデータを解析するパーサ処理を含み、該パーサはベクトルデータで記載されたオブジェクト(例えば、“<svg>”と“</svg>”で囲まれたデータ)を解釈描画処理を実行し記憶装置111にラスター画像データとして格納する。例えば、該オブジェクトデータは、円の描画で幅12cm、高さ14cmの矩形領域に左上隅から水平方向に6cm、垂直方向に7cmの位置を円の中心とし、半径4cmの円を塗りつぶしなしに、青線で描画したオブジェクトであることを示している。ベクトルデータのラスター画像データ変換処理は前記パーサの結果を元に対応する描画関数(例えば、円描画関数)が搭載されている。例えば、前例のSVGオブジェクトデータに円描画関数を実行すると図27のような画像がデータ処理装置115内やマネージメントPCのRAMや記憶装置111に格納される。

0100

(12.2)記録(プリント)処理
前記の記憶装置111に格納された図27のようなラスター画像データは、記録装置112により記録紙にプリントされる。

0101

以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、画像データから算出された代表色あるいはユーザによって選択された抽出色に基づいて、各オブジェクトを色毎にベクトル化することが可能となる。

0102

さらに、ベクトルデータはブロックごと、色ごと、オブジェクトごとにベクトル化されて保存されているため、所定の色のオブジェクトを他の色で置換して出力することも容易に行うことができる。

0103

また、代表色の算出を行うように指示した場合、全ての算出した代表色のベクトルデータは記憶手段に残っている。そのため、該記憶手段に記憶されたベクトルデータに対し、その中から再度、代表色を選択し直して出力処理(印字、表示、ラスター画像化など)を施すことも可能であるので、ビットマップ画像を再度ベクトル化する処理が不要となる。また、記憶手段に記憶するオブジェクト毎のベクトルデータのデータ量はビットマップ画像のデータ量に比べ格段に小さく処理し易いので、ビットマップ画像からオブジェクトを抽出しなおして処理する場合に比べ、高速処理が可能である。

0104

その結果、ビットマップ画像をベクトルデータに変換する画像処理装置の利便性を向上させることが可能となる。

0105

[他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。

0106

この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

0107

プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標ディスクハードディスク光ディスク光磁気ディスクCD−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性メモリカード、ROMなどを用いることができる。

0108

また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

0109

さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリ書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

0110

本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータインタフェイス機器リーダプリンタなど)から構成されるシステムに適用することも、一つの機器からなる装置(例えば、複写機ファクシミリ装置スキャナ装置など)に適用することもできる。

図面の簡単な説明

0111

本発明にかかる画像処理方法を実現する画像処理システムの構成を示す図である。
画像処理システムを構成するMFPの構成図である。
画像処理システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
画像処理システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
ジョブ入力処理の流れを示すフローチャートである。
機能選択処理の流れを示すフローチャートである。
原稿種別選択処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザがジョブに関する指定を行うための画面(ジョブメニュー画面)の一例を示す図である。
ユーザがジョブに関する指定を行うための画面(ジョブメニュー画面)の一例を示す図である。
ユーザがジョブに関する指定を行うための画面(ジョブメニュー画面)の一例を示す図である。
ブロックセレクション処理により図画あるいは線、表領域とされた領域をベクトルデータに変換する場合の処理の概念を示す図である。
ブロックセレクション処理により図画あるいは線、表領域とされた領域をベクトルデータに変換する場合の処理の概念を示す図である。
ベクトルデータを図形オブジェクトごとにグループ化するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
図形要素を検出する際の処理の流れを示すフローチャートである。
DAOFのデータ構造を示す図である。
ボックスリスト画面の一例を示す図である。
文書リスト画面の一例を示す図である。
文書リスト画面の一例を示す図である。
ベクトルデータ合成の対象となる代表色及び色置換を行うための置換色を選択する画面の一例を示す図である。
ベクトルデータ合成の対象となる代表色及び色置換を行うための置換色を選択する画面の一例を示す図である。
置換色選択画面の一例を示す図である。
ブロックセレクション処理を示す図である。
ブロック情報テーブルの一例を示す図である。
色別オブジェクト管理テーブルの一例を示す図である。
オブジェクトデータテーブルの一例を示す図である。
SGVベクトルデータの一例を示す図である。
SGV描画例を示す図である。
ベクトルデータ合成処理の流れを示すフローチャートである。
ベクトルデータ色置換処理の流れを示すフローチャートである。
色抽出、ベクトル化ならびに図形認識の処理の流れを示すフローチャートである。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ