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技術 液体紙容器

出願人 凸版印刷株式会社
発明者 佐々木規行
出願日 2003年9月22日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2003-329495
公開日 2005年4月14日 (15年2ヶ月経過) 公開番号 2005-096777
状態 拒絶査定
技術分野 紙製の円筒・円錐容器 紙器 被包材
主要キーワード 残量確認用 切り妻屋根状 接液側 充填成形 正透過 光遮断性 残量確認 屋根型
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年4月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

窓穴から覗いたときに容易に内容物の残量が確認可能なガスバリア性に優れた窓孔付きの液体紙容器を提供すること。

解決手段

紙(11)を基材とし、少なくとも中間にガスバリア層(12)を設け、内面層(13)に熱融着性を有する熱可塑性樹脂層を備えた積層材料(10)からなる胴部(2)、頂部(3)、底部(4)を備えた液体紙容器において、前記胴部の側面には窓孔(5)が穿設され、この窓孔には接液側から窓孔の全面を覆う窓貼りフィルム(20)が貼着され、窓貼りフィルムの接液側には、微細凹凸模様(25)が形成されている。

概要

背景

胴部、頂部、底部を備えた液体紙容器としては、胴部が四角柱状で頂部が屋根型ゲーブルトップ型紙容器、頂部が平面状のフラットトップ型の紙容器、あるいは紙コップ状の紙容器など各種の形態のものが流通している。

そして、これらの紙容器の材質構成は、成形のし易さや保形性光遮断性の点から紙を使用し、また、ガスバリア性を考慮してアルミニウム箔を使用した、例えば、〔容器外側低密度ポリエチレン/紙/低密度ポリエチレン/アルミニウム箔/接着剤二軸延伸ポリエチレンテレフレートフィルム/低密度ポリエチレン〔容器内側〕のような多層構成積層シートからなるものであった。

このため、前記構成の紙容器においては,充填されている内容物を容器の外側から確認することは不可能で、中身を確認することができない、内容物の残量がわからない等の問題があった。

これらの問題を解決するために、充填されている内容物を容器の外から目視できるように窓孔容器側面に設けた紙容器が開発されている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献の一例を以下に示す。
特開平11−227752号公報(請求項1、図1) この従来技術においては、ガスバリア性の問題は解決されるものの、清酒焼酎などのような透明性の高い内容物の場合には、液体部分とその上の空部分とで見え方の差が少ないために、残量の確認がし難いという問題が残る。

概要

窓穴から覗いたときに容易に内容物の残量が確認可能なガスバリア性に優れた窓孔付きの液体紙容器を提供すること。紙(11)を基材とし、少なくとも中間にガスバリア層(12)を設け、内面層(13)に熱融着性を有する熱可塑性樹脂層を備えた積層材料(10)からなる胴部(2)、頂部(3)、底部(4)を備えた液体紙容器において、前記胴部の側面には窓孔(5)が穿設され、この窓孔には接液側から窓孔の全面を覆う窓貼りフィルム(20)が貼着され、窓貼りフィルムの接液側には、微細凹凸模様(25)が形成されている。

目的

本発明は、紙を基材とする液体紙容器に関する以上のような問題を解決するためになされたもので、窓孔から覗いたときに容易に内容物の残量が確認可能なガスバリア性に優れた窓孔付きの液体紙容器を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
4件

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請求項1

紙を基材とし、少なくとも中間にガスバリア層を設け、内面層熱融着性を有する熱可塑性樹脂層を備えた積層材料からなる胴部、頂部、底部を備えた液体紙容器において、前記胴部の側面には窓孔穿設され、該窓孔には接液側から窓孔の全面を覆う窓貼りフィルムが貼着され、該窓貼りフィルムの接液側は、微細凹凸模様が形成されていることを特徴とする、液体紙容器。

請求項2

前記窓貼りフィルムの接液側に形成される凹凸模様が、梨子地または艶消しした表面を有する冷却ロールを用いてフィルム製造工程中にマット化するマット加工によるものであることを特徴とする、請求項1記載の液体紙容器。

請求項3

前記窓貼りフィルムは、接液側からマット加工を施したポリエチレン無機化合物薄膜蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムポリアミドフィルム/ポリエチレンの多層構成からなる複合フィルムであることを特徴とする、請求項1又は2記載の液体紙容器。

請求項4

前記積層材料は、接液側からポリエチレン/無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリエチレン/板紙/ポリエチレンの多層構成からなることを特徴とする、請求項1、2又は3記載の液体紙容器。

技術分野

0001

本発明は、清酒焼酎等を収容する高バリアタイプの液体紙容器に関するものであり、特には、収容されている内容物の残量が的確に確認できる残量確認用の窓を有する高バリアタイプの液体紙容器に関する。

背景技術

0002

胴部、頂部、底部を備えた液体紙容器としては、胴部が四角柱状で頂部が屋根型ゲーブルトップ型紙容器、頂部が平面状のフラットトップ型の紙容器、あるいは紙コップ状の紙容器など各種の形態のものが流通している。

0003

そして、これらの紙容器の材質構成は、成形のし易さや保形性光遮断性の点から紙を使用し、また、ガスバリア性を考慮してアルミニウム箔を使用した、例えば、〔容器外側低密度ポリエチレン/紙/低密度ポリエチレン/アルミニウム箔/接着剤二軸延伸ポリエチレンテレフレートフィルム/低密度ポリエチレン〔容器内側〕のような多層構成積層シートからなるものであった。

0004

このため、前記構成の紙容器においては,充填されている内容物を容器の外側から確認することは不可能で、中身を確認することができない、内容物の残量がわからない等の問題があった。

0005

これらの問題を解決するために、充填されている内容物を容器の外から目視できるように窓孔容器側面に設けた紙容器が開発されている(例えば、特許文献1参照)。

0006

特許文献の一例を以下に示す。
特開平11−227752号公報(請求項1、図1) この従来技術においては、ガスバリア性の問題は解決されるものの、清酒や焼酎などのような透明性の高い内容物の場合には、液体部分とその上の空部分とで見え方の差が少ないために、残量の確認がし難いという問題が残る。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、紙を基材とする液体紙容器に関する以上のような問題を解決するためになされたもので、窓孔から覗いたときに容易に内容物の残量が確認可能なガスバリア性に優れた窓孔付きの液体紙容器を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の請求項1の発明は、紙を基材とし、少なくとも中間にガスバリア層を設け、内面層熱融着性を有する熱可塑性樹脂層を備えた積層材料からなる胴部、頂部、底部を備えた液体紙容器において、前記胴部の側面には窓孔が穿設され、該窓孔には接液側から窓孔の全面を覆う窓貼りフィルムが貼着され、該窓貼りフィルムの接液側は、微細凹凸模様が形成されていることを特徴とする、液体紙容器である。

0009

このように請求項1記載の発明によれば、胴部の側面には窓孔が穿設され、該窓孔には接液側から窓孔の全面を覆う窓貼りフィルムが貼着され、該窓貼りフィルムの接液側は、微細な凹凸模様が形成されているので、透明な液体からなる内容物が充填されていても、液面の上と下では光の乱反射される状態が大きく異なるために窓孔の外から見て液面がは
きりと判る。

0010

また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記窓貼りフィルムの接液側に形成される微細な凹凸模様が、梨子地または艶消しした表面を有する冷却ロールを用いてフィルム製造工程中にマット化するマット加工によるものであることを特徴とする、請求項1記載の液体紙容器である。

0011

ここで、冷却ロールの梨子地または艶消しした表面とは、例えば、図5に示す反射透過光モデルで、乱反射(拡散反射)が多い状態のことをいう。窓貼りフィルムの表面を梨子地または艶消しに仕上げることにより、入射光(a)を乱反射(b)させる凹凸面(25)が水、清酒、焼酎等の透明な液体(30)で濡れた際、乱反射が減り、正透過光(c)が3%以上増加する。

0012

このように請求項2記載の発明によれば、窓貼りフィルムの接液側に形成される微細な凹凸模様がマット加工によるものであるので、マット加工を窓貼りフィルムの作製時に同時に行うことができ、価格的に有利である。

0013

また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記窓貼りフィルムは、接液側からマット加工を施したポリエチレン/無機化合物薄膜蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムポリアミドフィルム/ポリエチレンの多層構成からなる複合フィルムであることを特徴とする、液体紙容器である。

0014

このように請求項3記載の発明によれば、窓貼りフィルムとして、接液側からマット加工を施したポリエチレン/無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリアミドフィルム/ポリエチレンの多層構成からなる複合フィルムを使用しているので、透明性に優れ、ガスバリア性を有しておりバリア性を必要とする内容物を充填する容器用として好適に使用できる。

0015

また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の発明において、前記積層材料は、接液側からポリエチレン/無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリエチレン/板紙/ポリエチレンの多層構成からなることを特徴とする、液体紙容器である。

0016

このように請求項4記載の発明によれば、ポリエチレン/無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリエチレン/板紙/ポリエチレンの多層構成からなる積層材料を使用しているので、内容物保存性に優れた液体紙容器となるし、例えば、容器に充填したまま内容物を電子レンジで加熱することもできる。

発明の効果

0017

このように、本発明の液体紙容器を使用することにより、内容物の残量確認及び計量がし易くなる。特に透明に近い内容物の場合に顕著な効果がある。

発明を実施するための最良の形態

0018

本発明の液体紙容器を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。

0019

本発明の液体紙容器は、例えば、図1(a)、図2に示すように、紙(11)を基材とし、少なくとも中間にガスバリア層(12)を設け、内面層(13)に熱融着性を有する熱可塑性樹脂層を備えた積層材料(10)からなる胴部(2)、頂部(3)、底部(4)を備えた液体紙容器(1)であって、前記胴部の側面には窓孔(5)が穿設され、該窓孔には接液側から窓孔の全面を覆う窓貼りフィルム(20)が貼着されており、この窓貼りフィルム(20)の接液側は、微細な凹凸模様(25)が形成されているものである。

0020

積層材料(10)のより具体的な層構成の一例を挙げるならば、〔容器外側〕ポリエチレン(14)/紙(11)/ポリエチレン/無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(12)/ポリエチレン(13)〔容器内側〕である。

0021

無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(12)とは、一軸ないし二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に、酸化アルミニウム酸化ケイ素などの無機化合物の薄膜を物理蒸着あるいは化学蒸着などの蒸着法により20〜100nm程度の厚さに設けたものである。

0022

窓貼りフィルム(20)は、液体紙容器の胴部内面と熱接着性があり、透明で、ガスバリア性に優れていれば、特に限定されないが、接液側からポリエチレン(21)/無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(22)/ポリアミドフィルム(23)/ポリエチレン(24)のような多層構成からなる複合フィルムは、特に好ましく使用できる。

0023

そして、接液側のポリエチレンの接液面は、微細な凹凸模様(25)が施されている。

0024

この微細な凹凸模様(25)は、例えば、接液側のポリエチレン(21)フィルムを製造中に、梨子地または艶消しした表面を有する冷却ロールを用いて、フィルム製造工程中に片面をマット化することにより作製することができる。

0025

窓貼りフィルム(20)の各フィルム間の貼り合わせは、例えば、二液反応型ポリエステル樹脂系接着剤を用いて、ドライラミネート法により好適に行うことができる。その際、ポリエチレン(21)のマット化された面(25)が、外側に出るように注意する必要がある。

0026

あるいは、無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(22)/ポリアミドフィルム(23)/ポリエチレン(24)の層構成からなる複合フィルムの、無機化合物の薄膜を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム面に、溶融押し出しラミネート法によりポリエチレン(21)をラミネートする方法によっても良い。その場合、押し出された溶融ポリエチレンを冷却する冷却ロールは、梨子地または艶消しした表面を有する冷却ロールを使用することはいうまでもない。

0027

液体紙容器は、図1(a)に示すのような胴部が四角形状で頂部が屋根型のゲーブルトップ型の紙容器のほかに、図1(b)に示すのような頂部が平面状のフラットトップ型の紙容器、図1(c)に示すような紙コップ状の紙容器など各種の形状のものに適用できる。

0028

次に、液体紙容器の胴部に窓孔を穿設してその窓孔に窓貼りフィルムを貼着する方法を、胴部が四角柱状で頂部が屋根型のゲーブルトップ型の液体紙容器を例にして詳述する。

0029

このゲーブルトップ型の液体紙容器(1)は、例えば、図1(a)、図4に示すように、四枚の側板(15)と、この側板の一枚に連設されると共に、隣接する側板に接続する糊代片(16)とを有する四角柱状の胴部(2)と、この胴部の一方の開口端部に形成された切り妻屋根状折り込み閉鎖されたゲーブルトップ型の頂部(3)と、胴部の他方の開口端部に形成された底部(4)と、から成る。窓孔(5)は、一般的には側板(15)の底部に近い部分に穿設される。

0030

窓孔(5)は、ロール状の積層材料から、印刷罫線入れ、打ち抜き等の加工工程を経てブランク(6)を作製する際に、同時に穿設することができ、作業工程が増えることは
ない。

0031

また、ブランクの接液面に窓孔(5)を封止するための窓貼りフィルム(20)を貼着させる工程も、口栓を取り付ける容器である場合には、口栓用の窓材(図示せず)の貼着と同時に作業することで、工程が増加することはない。

0032

このようにして窓孔(5)の内側から窓貼りフィルム(20)を貼着したブランク(6)を、折り曲げ線に沿って折り曲げると共に糊代片を側板の内面フレームシーラー等を用いて貼着し、スリーブに成形する。

0033

このスリーブを一般的に公知の充填成形機を用いて図1(a)に示すような、ゲーブルトップ型の液体紙容器に成形する。その際、内容物(30)として水を充填した。

0034

内容物(30)が少なくなると、液面(31)が窓孔(5)に表示される。窓貼りフィルム(20)の接液面(25)は微細な凹凸模様が形成されているので、水(30)に浸っている個所透けて透明に見え、液面から上の水に浸っていない個所は光の乱反射により不透明に見えるため、内容物の残量が容易に判別することができる(図3参照)。

図面の簡単な説明

0035

(a)〜(c)は、本発明の液体紙容器の一実施例を示す斜視説明図である。
本発明の液体紙容器の窓孔部分の拡大断面説明図である。
内容物を充填した液体紙容器の残量が少なくなった状態の窓孔近傍の状態を示す模式説明図である。
ゲーブルトップ型液体紙容器を展開したブランクの一実施例を示す平面説明図である。
反射・透過モデルを示す説明図である。

符号の説明

0036

1‥‥液体紙容器
2‥‥胴部
3‥‥頂部
4‥‥底部
5‥‥窓孔
6‥‥ブランク
10‥‥積層材料
11‥‥紙
12‥‥ガスバリア層
13‥‥内面層
14‥‥外面層
15‥‥側板
16‥‥糊代片
20‥‥窓貼りフィルム
21‥‥ポリエチレン
22‥‥無機化合物蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム
23‥‥ポリアミド
24‥‥ポリエチレン
25‥‥微細な凹凸模様、マット化された面
30‥‥液状内容物
31‥‥液面
a‥‥入射光
b‥‥乱反射
c‥‥正透過光

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