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技術 運転報告作成装置、設備機器管理システムおよび運転報告作成方法

出願人 ダイキン工業株式会社
発明者 岩田正崇北出幸生
出願日 2003年9月8日 (16年2ヶ月経過) 出願番号 2003-315470
公開日 2005年3月31日 (14年7ヶ月経過) 公開番号 2005-083638
状態 拒絶査定
技術分野 空調制御装置2 制御系の試験・監視 空調制御装置
主要キーワード 管理目標 総運転時間 代表データ 省エネルギ制御 商業ビル 運転回数 集中制御装置 設備機器管理装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年3月31日)のものです。
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図面 (8)

課題

運転報告の内容の精度を向上させることができる運転報告作成装置設備機器管理システムおよび運転報告作成方法を提供する。

解決手段

運転報告作成装置5は、通信部40と記憶部41と時報日報変換部45と報告作成部46とを備える。通信部40は、空気調和機運転内容に関する運転データを受信する。記憶部41は、運転データを1時間毎にまとめた複数の時報データを記憶する。時報日報変換部45は、1日の空気調和機の運転内容を代表する日報データを空気調和機の運転内容に関するパラメータに基づいて複数の時報データから選択する。報告作成部46は、日報データに基づいて1日ごとの空気調和機の運転報告を作成する。

概要

背景

近年、商業ビルオフィスビル病院ホテル倉庫工場など、様々な対象物件配備された設備機器からその運転データを受信して運転報告を作成する運転報告作成装置が利用されている。この運転報告作成装置は、設備機器を遠隔から管理することができる設備機器管理システムに備えられることが多い。この設備機器管理システムでは、対象物件から離れた遠隔管理センタ内に遠隔管理装置が配置されており、空調設備などの設備機器から運転データを受信する。遠隔管理装置は、運転データに基づいて設備機器の制御を行う(特許文献1参照)。運転報告作成装置は、このような遠隔管理装置に備えられ、運転データを受信する。運転報告作成装置は、運転データに基づいて設備機器の運転報告を作成し、作成された運転報告は対象物件の所有者等へと送られる。運転報告作成装置は、例えば、1時間毎に運転データをまとめた時報データ蓄積し、各時間の時報データの中から一つの時報データをその1日の運転内容を代表する日報データとして選択する。そして、運転報告作成装置は、日報データに基づいて運転報告を作成する。

このような運転報告作成装置では、従来、複数の時報データから日報データとして利用する時報データを選択する際に、一定時刻または一定時刻に最も近い時刻の時報データを選択することが多い。
しかし、一定時刻または一定時刻に最も近い時刻の時報データが選択される場合には、運転報告の内容の精度が低減する恐れがある。例えば、設備機器が動作していない時限の時報データであってもその日の日報データとして選択される場合がある。この場合、他の時限では設備機器が動作していても動作していない時限の時報データに基づいて報告書が作成されてしまう。
特開2002−10532号公報

概要

運転報告の内容の精度を向上させることができる運転報告作成装置、設備機器管理システムおよび運転報告作成方法を提供する。 運転報告作成装置5は、通信部40と記憶部41と時報日報変換部45と報告作成部46とを備える。通信部40は、空気調和機の運転内容に関する運転データを受信する。記憶部41は、運転データを1時間毎にまとめた複数の時報データを記憶する。時報日報変換部45は、1日の空気調和機の運転内容を代表する日報データを空気調和機の運転内容に関するパラメータに基づいて複数の時報データから選択する。報告作成部46は、日報データに基づいて1日ごとの空気調和機の運転報告を作成する。

目的

本発明が解決しようとする課題は、運転報告の内容の精度を向上させることができる運転報告作成装置、設備機器管理システムおよび運転報告作成方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

設備機器(2a,2b)の運転内容に関する運転データを受信する受信部(40)と、前記運転データを第1単位時間毎にまとめた複数の第1単位データを記憶する記憶部(41)と、複数の前記第1単位時間によって構成される第2単位時間内の前記設備機器(2a,2b)の運転内容を代表する代表データを前記設備機器(2a,2b)の運転内容に基づいて複数の前記第1単位データから選択する選択部(45)と、前記代表データに基づいて前記第2単位時間ごとの前記設備機器(2a,2b)の運転報告を作成する報告作成部(46)と、を備える運転報告作成装置(5)。

請求項2

前記選択部(45)は、前記代表データを前記設備機器(2a,2b)の運転内容に関するパラメータに基づいて複数の前記第1単位データから選択する、請求項1に記載の運転報告作成装置(5)。

請求項3

前記パラメータは、前記第1単位時間における前記設備機器(2a,2b)の運転時間に関するパラメータである、請求項2に記載の運転報告作成装置(5)。

請求項4

前記パラメータは、前記第1単位時間において前記設備機器(2a,2b)が運転を行っているか否かを示す運転信号である、請求項2または3に記載の運転報告作成装置(5)。

請求項5

前記設備機器(2a,2b)は、互いに接続された複数の第1機器(7a,7b)および複数の第2機器(6a−6h)を有し、前記選択部(45)は、複数の前記第1機器(7a,7b)および複数の前記第2機器(6a−6h)のうち少なくとも一つをそれぞれ含む複数の系統(SY1,SY2)毎に前記代表データの選択を行う、請求項2から4のいずれかに記載の運転報告作成装置(5)。

請求項6

前記設備機器(2a,2b)は、空気調和機(2a,2b)である、請求項2から5のいずれかに記載の運転報告作成装置(5)。

請求項7

前記パラメータは、前記空気調和機(2a,2b)の前記室内機(6a−6h)の有無である、請求項6に記載の運転報告作成装置(5)。

請求項8

前記空気調和機(2a,2b)は、複数の室内機(6a−6h)と室外機(7a,7b)とを有し、前記パラメータは、前記室内機(6a−6h)のサーモオンを示すパラメータである、請求項6に記載の運転報告作成装置(5)。

請求項9

前記選択部(45)は、サーモオン状態である前記室内機(6a−6h)が最多である前記第1単位時間における前記第1単位データを前記代表データとして選択する、請求項8に記載の運転報告作成装置(5)。

請求項10

前記設備機器(2a,2b)と、請求項1から9のいずれかに記載の運転報告作成装置(5)と、を備える設備機器管理システム(1)。

請求項11

前記設備機器(2a,2b)と、前記設備機器(2a,2b)と接続され前記運転報告作成装置(5)と通信回線(IN)を介して接続され前記設備機器(2a,2b)から送られる前記運転データを蓄積して前記運転報告作成装置(5)へと送信する通信端末(3a,3b)と、をそれぞれ有する複数の現地監視ステム(G1,G2)と、請求項1から9のいずれかに記載の前記運転報告作成装置(5)を有し、前記現地監視システム(G1,G2)を遠隔から管理する遠隔管理装置(4)と、を備える設備機器管理システム(1)。

請求項12

設備機器(2a,2b)の運転内容に関する運転データが受信される第1ステップ(S10)と、前記運転データを第1単位時間毎にまとめた複数の第1単位データが記憶される第2ステップ(S20)と、複数の前記第1単位時間によって構成される第2単位時間内の前記設備機器(2a,2b)の運転内容を代表する代表データが前記設備機器(2a,2b)の運転内容に基づいて複数の前記第1単位データから選択される第3ステップ(S30)と、前記代表データに基づいて前記第2単位時間ごとの前記設備機器(2a,2b)の運転報告が作成される第4ステップ(S40)と、を備える運転報告作成方法

技術分野

背景技術

0002

近年、商業ビルオフィスビル病院ホテル倉庫工場など、様々な対象物件配備された設備機器からその運転データを受信して運転報告を作成する運転報告作成装置が利用されている。この運転報告作成装置は、設備機器を遠隔から管理することができる設備機器管理システムに備えられることが多い。この設備機器管理システムでは、対象物件から離れた遠隔管理センタ内に遠隔管理装置が配置されており、空調設備などの設備機器から運転データを受信する。遠隔管理装置は、運転データに基づいて設備機器の制御を行う(特許文献1参照)。運転報告作成装置は、このような遠隔管理装置に備えられ、運転データを受信する。運転報告作成装置は、運転データに基づいて設備機器の運転報告を作成し、作成された運転報告は対象物件の所有者等へと送られる。運転報告作成装置は、例えば、1時間毎に運転データをまとめた時報データ蓄積し、各時間の時報データの中から一つの時報データをその1日の運転内容を代表する日報データとして選択する。そして、運転報告作成装置は、日報データに基づいて運転報告を作成する。

0003

このような運転報告作成装置では、従来、複数の時報データから日報データとして利用する時報データを選択する際に、一定時刻または一定時刻に最も近い時刻の時報データを選択することが多い。
しかし、一定時刻または一定時刻に最も近い時刻の時報データが選択される場合には、運転報告の内容の精度が低減する恐れがある。例えば、設備機器が動作していない時限の時報データであってもその日の日報データとして選択される場合がある。この場合、他の時限では設備機器が動作していても動作していない時限の時報データに基づいて報告書が作成されてしまう。
特開2002−10532号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明が解決しようとする課題は、運転報告の内容の精度を向上させることができる運転報告作成装置、設備機器管理システムおよび運転報告作成方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

請求項1に記載の運転報告作成装置は、受信部と記憶部と選択部と報告作成部とを備える。受信部は、設備機器の運転内容に関する運転データを受信する。記憶部は、運転データを第1単位時間毎にまとめた複数の第1単位データを記憶する。選択部は、複数の第1単位時間によって構成される第2単位時間内の設備機器の運転内容を代表する代表データを設備機器の運転内容に基づいて複数の第1単位データから選択する。報告作成部は、代表データに基づいて第2単位時間ごとの設備機器の運転報告を作成する。

0006

この運転報告作成装置では、選択部が、設備機器の運転内容に基づいて複数の第1単位データから代表データを選択する。このため、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択が行われる。これにより、この運転報告作成装置では、運転報告の内容の精度を向上させることができる。
請求項2に記載の運転報告作成装置は、請求項1に記載の運転報告作成装置であって、選択部は、代表データを設備機器の運転内容に関するパラメータに基づいて複数の第1単位データから選択する。

0007

この運転報告作成装置では、選択部が、設備機器の運転内容に関するパラメータに基づいて複数の第1単位データから代表データを選択する。このため、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択を容易に行うことができる。
請求項3に記載の運転報告作成装置は、請求項2に記載の運転報告作成装置であって、パラメータは、第1単位時間における設備機器の運転時間に関するパラメータである。

0008

この運転報告作成装置では、選択部が、設備機器の運転時間に関するパラメータに基づいて代表データを選択する。このため、設備機器の運転時間が考慮された代表データの選択が行われる。設備機器の運転時間は、設備機器への負荷の大きさに影響を与えるパラメータである。従って、この運転報告作成装置では、運転時間に関するパラメータに基づいた選択を行うことによって、運転報告の内容の精度を向上させることができる。

0009

請求項4に記載の運転報告作成装置は、請求項2または3に記載の運転報告作成装置であって、パラメータは、第1単位時間において設備機器が運転を行っているか否かを示す運転信号である。
この運転報告作成装置では、選択部が運転信号に基づいて代表データを選択する。このため、設備機器が運転を行っているか否かが考慮された代表データの選択が行われる。これにより、この運転報告作成装置では、運転報告の内容の精度を向上させることができる。

0010

請求項5に記載の運転報告作成装置は、請求項2から4のいずれかに記載の運転報告作成装置であって、設備機器は、互いに接続された複数の第1機器および複数の第2機器を有する。そして、選択部は、複数の第1機器および複数の第2機器のうち少なくとも一つをそれぞれ含む複数の系統毎に代表データの選択を行う。
この運転報告作成装置では、複数の系統毎に代表データの選択が行われる。このため、第1機器毎又は第2機器毎に代表データの選択が行われる場合よりも、各機器の繋がりを考慮した代表データの選択を行うことができる。例えば、第1機器と第2機器との両方を備える設備機器においては、第1機器と第2機器とが互いに影響を与え合うことある。このような場合、第1機器に関してのみ代表データの選択を行うよりも、第1機器と第2機器との両方を考慮して選択を行う方が、より精度の高い内容の運転報告を作成することができる。このように、この運転報告作成装置では、運転報告の内容の精度をより向上させることができる。

0011

請求項6に記載の運転報告作成装置は、請求項2から5のいずれかに記載の運転報告作成装置であって、設備機器は、空気調和機である。
この運転報告作成装置では、空気調和機の運転内容が考慮された代表データの選択が行われる。これにより、この運転報告作成装置では、精度のよい空気調和機の運転報告を作成することができる。

0012

請求項7に記載の運転報告作成装置は、請求項6に記載の運転報告作成装置であって、パラメータは、空気調和機の室内機の有無である。
この運転報告作成装置では、空気調和機の室内機の有無を考慮して代表データの選択が行われる。このため、室内機が有る場合には、室内機の運転内容を考慮して代表データの選択を行うことができる。これにより、この運転報告作成装置では、運転報告の内容の精度をより向上させることができる。

0013

請求項8に記載の運転報告作成装置は、請求項6に記載の運転報告作成装置であって、空気調和機は、複数の室内機と室外機とを有する。そして、パラメータは、室内機のサーモオンを示すパラメータである。
この運転報告作成装置では、室内機のサーモオンを示すパラメータを考慮して代表データの選択を行うことができる。室内機がサーモオン状態の場合には、比較的大きな負荷がかかった状態で空気調和機が使用されている。従って、室内機のサーモンを示すパラメータを考慮して代表データの選択を行うことにより、運転報告の内容の精度をより向上させることができる。

0014

請求項9に記載の運転報告作成装置は、請求項8に記載の運転報告作成装置であって、選択部は、サーモオン状態である室内機が最多である第1単位時間における第1単位データを代表データとして選択する。
この運転報告作成装置では、選択部は、サーモオン状態である室内機が最多である第1単位時間における第1単位データを代表データとして選択する。室内機がサーモオン状態の場合には、比較的大きな負荷がかかった状態で空気調和機が使用されている。従って、サーモオン状態の室内機が最多である第1単位時間においては、空気調和機は比較的大きな負荷を受けている。このため、サーモオン状態である室内機が最多である第1単位時間における第1単位データを代表データとして選択することによって、より精度の高い内容の運転報告を作成することができる。

0015

請求項10に記載の設備機器管理システムは、設備機器と、請求項1から9のいずれかに記載の運転報告作成装置とを備える。
この設備機器管理システムでは、運転報告作成装置において、選択部が、設備機器の運転内容に基づいて複数の第1単位データから代表データを選択する。このため、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択が行われる。これにより、この設備機器管理システムでは、運転報告の内容の精度を向上させることができる。

0016

請求項11に記載の設備機器管理システムは、複数の現地監視ステムと、遠隔管理装置とを備える。複数の現地監視システムは、設備機器と通信端末とをそれぞれ有する。通信端末は、設備機器と接続され、運転報告作成装置と通信回線を介して接続され、設備機器から送られる運転データを蓄積して運転報告作成装置へと送信する。遠隔管理装置は、請求項1から9のいずれかに記載の運転報告作成装置を有し、現地監視システムを遠隔から管理する。

0017

この設備機器管理システムでは、遠隔管理装置によって複数の現地監視システムが管理されており、遠隔管理装置が運転報告作成装置を有している。従って、各現地監視システムにおける運転報告を遠隔管理装置において集中して作成することができる。このため、運転報告の作成を効率よく行うことができる。
請求項12に記載の運転報告作成方法は、第1ステップと第2ステップと第3ステップと第4ステップとを備える。第1ステップでは、設備機器の運転内容に関する運転データが受信される。第2ステップでは、運転データを第1単位時間毎にまとめた複数の第1単位データが記憶される。第3ステップでは、複数の第1単位時間によって構成される第2単位時間内の設備機器の運転内容を代表する代表データが設備機器の運転内容に基づいて複数の第1単位データから選択される。第4ステップでは、代表データに基づいて第2単位時間ごとの設備機器の運転報告が作成される。

0018

この運転報告作成方法では、設備機器の運転内容に基づいて複数の第1単位データから代表データが選択される。このため、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択が行われる。これにより、この運転報告作成方法では、運転報告の内容の精度を向上させることができる。

発明の効果

0019

請求項1に記載の運転報告作成装置では、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択が行われるため、運転報告の内容の精度を向上させることができる。
請求項2に記載の運転報告作成装置では、選択部が、設備機器の運転内容に関するパラメータに基づいて複数の第1単位データから代表データを選択する。このため、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択を容易に行うことができる。

0020

請求項3に記載の運転報告作成装置では、設備機器の運転時間が考慮された代表データの選択が行われる。設備機器の運転時間は、設備機器への負荷の大きさに影響を与えるパラメータである。従って、この運転報告作成装置では、運転時間に関するパラメータに基づいた選択を行うことによって、運転報告の内容の精度を向上させることができる。
請求項4に記載の運転報告作成装置では、設備機器が運転を行っているか否かが考慮された代表データの選択が行われる。これにより、この運転報告作成装置では、運転報告の内容の精度を向上させることができる。

0021

請求項5に記載の運転報告作成装置では、第1機器毎又は第2機器毎に代表データの選択が行われる場合よりも、各機器の繋がりを考慮した代表データの選択を行うことができる。このため、この運転報告作成装置では、運転報告の内容の精度をより向上させることができる。
請求項6に記載の運転報告作成装置では、空気調和機の運転内容が考慮された代表データの選択が行われるため、精度のよい空気調和機の運転報告を作成することができる。

0022

請求項7に記載の運転報告作成装置では、室内機が有る場合には、室内機の運転内容を考慮して代表データの選択を行うことができる。これにより、この運転報告作成装置では、運転報告の内容の精度をより向上させることができる。
請求項8に記載の運転報告作成装置では、室内機のサーモンを示すパラメータを考慮して代表データの選択を行うことにより、運転報告の内容の精度をより向上させることができる。

0023

請求項9に記載の運転報告作成装置では、サーモオン状態である室内機が最多である第1単位時間における第1単位データを代表データとして選択することによって、より精度の高い内容の運転報告を作成することができる。
請求項10に記載の設備機器管理システムでは、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択が行われる。これにより、この設備機器管理システムでは、運転報告の内容の精度を向上させることができる。

0024

請求項11に記載の設備機器管理システムでは、各現地監視システムにおける運転報告を遠隔管理装置において集中して作成することができる。このため、運転報告の作成を効率よく行うことができる。
請求項12に記載の運転報告作成方法では、設備機器の運転内容が考慮された代表データの選択が行われるため、運転報告の内容の精度を向上させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0025

<システム全体の構成>
本発明の一実施形態にかかる設備機器管理システム1の構成を図1に示す。
この設備機器管理システム1は、管理対象である物件内の空調を行う空気調和機2a,2bを集中制御装置3a,3bでそれぞれ制御すると共に、空気調和機2a,2bを遠隔監視センタ内の遠隔管理装置4で遠隔から管理するシステムである。

0026

設備機器管理システム1は、主として、第1空気調和機2a、第1集中制御装置3a、第2空気調和機2b、第2集中制御装置3bおよび遠隔管理装置4により構成される。第1空気調和機2aと第1集中制御装置3aとは、互いに接続されており、第1物件に配置されている。第1空気調和機2aと第1集中制御装置3aとは、第1現地監視システムG1を構成している。第2空気調和機2bと第2集中制御装置3bとは、互いに接続されており、第1空気調和機2a等とは異なる第2物件に配置されている。第2空気調和機2bと第2集中制御装置3bとは、第2現地監視システムG2を構成している。また、第1集中制御装置3aと第2集中制御装置3bとは、それぞれインターネット等の通信回線網INを介して遠隔管理装置4に接続されている。なお、本発明が適用される設備機器管理システムを構成する物件、空気調和機および集中制御装置の数はこれらに限られるものではない。また、設備機器管理システム1は、空気調和機2a、2b以外の設備機器を備えるものであってもよい。

0027

<空気調和機の構成>
空気調和機2a,2bは、ビルや工場等の物件にそれぞれ配置され室内の空気調和を行う。上述したように、空気調和機2a,2bには第1空気調和機2aと第2空気調和機2bとがあり、それぞれ第1物件と第2物件とに配置されている。以下、第1空気調和機2aの構成について説明するが、第2空気調和機2bについても同様の構成である。

0028

第1空気調和機2aおよび第1集中制御装置3aの構成を図2に示す。第1空気調和機2aは、複数の室内機6a−6hと複数の室外機7a,7bとからなる複数の系統SY1,SY2を有している。この複数の複数の系統SY1,SY2には、第1系統SY1と第2系統SY2とがある。第1系統SY1は、第1室外機7a、第1室内機6a、第2室内機6b、第3室内機6cおよび第4室内機6dを有している。第2系統SY2は、第2室外機7b、第5室内機6e、第6室内機6f、第7室内機6gおよび第8室内機6hを有している。

0029

第1室内機6a、第2室内機6bおよび第1室外機7aの構成を図3に示す。第1室内機6aと第2室内機6bとは、それぞれ第1物件の室内に配置される。第1室外機7aは、第1物件の屋上などに配置される。以下、例として、第1室内機6a、第2室内機6bおよび第1室外機7aの構成を示すが、他の室内機6c−6hおよび第2室外機7bも同様の構成である。

0030

第1室内機6aは、室内熱交換器60a、室内ファン61a、電動弁62a、室内制御部63a(図4参照)、等を有している。室内熱交換器60aは、電動弁62aや室外熱交換器70等と共に冷媒回路を構成し、室内へと送られる空気と冷媒との間で熱交換を行う。室内ファン61aは、室内ファンモータ64aによって駆動され、室内へと送られる空気の流れを生成する。室内制御部63aは、室内ファンモータ64a、電動弁62a、室温サーミスタ65a等の各種のセンサ等と接続されており、第1室内機6aの制御を行う。

0031

第2室内機6bも同様に、室内熱交換器60b、室内ファン61b、電動弁62b、室内制御部63b、室内ファンモータ64b、室温サーミスタ65b等を有している。
第1室外機7aは、室外熱交換器70、アキュムレータ71、圧縮機72、四路切換弁73等の冷媒回路構成部品室外ファン74、室外制御部75(図4参照)等を有している。室外熱交換器70は、アキュムレータ71、圧縮機72、四路切換弁73等の冷媒回路構成部品と共に冷媒回路を構成し、室外の空気と冷媒との間で熱交換を行う。圧縮機72等は、電力によって駆動され、冷媒を循環させる。室外ファン74は、室外ファンモータ76によって駆動され、室外から取り込まれ室外熱交換器70を通る空気の流れを生成する。室外制御部75は、圧縮機72、四路切換弁73、室外ファンモータ76、室外温度サーミスタ77などの各種のセンサ等と接続されており、第1室外機7aの制御を行う。

0032

なお、第1空気調和機2aを構成する系統SY1、SY2、室内機6a−6h、室外機7a,7bの数はこれらに限られるものではなく、より多く又はより少ない系統、室内機、室外機によって構成されてもよい。第2空気調和機2bについても同様である。
<集中制御装置の構成>
集中制御装置3a,3bは、図1に示すように、空気調和機2a,2bと通信線によりそれぞれ接続され、空気調和機2a,2bの集中制御を行う。また、集中制御装置3a,3bは、遠隔監視センタ内の遠隔管理装置4と制御信号送受信を行う。上述したように、集中制御装置3a,3bには、第1集中制御装置3aと第2集中制御装置3bとがある。第1集中制御装置3aは、第1空気調和機2aと接続されており、複数の室内機6a−6hおよび複数の室外機7a,7bを集中制御する。第1集中制御装置3aは、第1空気調和機2aが配置されている第1物件内の管理室などに配置されている。第2集中制御装置3bは、第2空気調和機2bと接続されており、第2空気調和機2bが配置されている第2物件内の管理室などに配置されている。以下、第1集中制御装置3aについて説明するが、第2集中制御装置3bについても同様の構成である。

0033

第1集中制御装置3aは、図4に示すように、複数の入出力ポートP1,P2、記憶部30a、通信部31a、集中制御部32aを有する。
複数の入出力ポートP1,P2は、第1空気調和機2aの系統SY1,SY2からのデータをそれぞれ受信する。複数の入出力ポートP1,P2は、系統SY1,SY2と通信線によってそれぞれ接続されている。第1集中制御装置3aは、第1入出力ポートP1と第2入出力ポートとを有しており、第1系統SY1からの通信線が第1入出力ポートP1に接続されている。また、第2系統SY2からの通信線が第2入出力ポートP2に接続されている。従って、系統SY1,SY2ごとのデータが各入出力ポートP1,P2を介して、第1集中制御装置3aに集められる。また、各系統SY1,SY2のデータは、各系統SY1,SY2を構成する複数の室外機7a,7bや室内機6a−6hのデータがまとめられたデータである。例えば、第1系統SY1のデータは、第1室外機7aおよび複数の室内機6a−6dのデータを含み、第1入出力ポートP1から受信される。第2系統SY2のデータは、第2室外機7bおよび複数の室内機6e−6hのデータを含み、第2入出力ポートP2から受信される。

0034

記憶部30aは、入出力ポートP1,P2を介して各系統SY1,SY2から送られる運転データを記憶する。記憶部30aは、一定時間毎、例えば1分毎に第1空気調和機2aから検出された運転データを記憶する。この運転データは、第1空気調和機2aの室内機6a−6hおよび室外機7a,7bの運転時間や運転回数、室外温度、室内温度、実行された制御内容消費電力などである。また、記憶部30aには、遠隔管理装置4から送信された第1空気調和機2aの制御内容が記憶される。

0035

通信部31aは、遠隔管理装置4の通信部40とデータ信号の送受信を行う部分である。通信部31aは、遠隔管理装置4とインターネットINを介して接続されており、第1空気調和機2aの運転データを1時間(第1単位時間)毎にまとめて時報データ(第1単位データ)としてインターネットINを介して遠隔管理装置4へと送信する。また、通信部31aは、遠隔管理装置4から送信された第1空気調和機2aの制御内容を受信する。

0036

集中制御部32aは、入出力ポートP1,P2を介して第1空気調和機2aの室外制御部75や室内制御部63a,63b等と接続されている。集中制御部32aは、遠隔管理装置4から送信された制御内容に基づいて、第1空気調和機2aの室外制御部75や室内制御部63a,63bへと制御信号を送信することにより、第1空気調和機2aの集中制御を行う。また、集中制御部32aは、一時間毎に時報データを遠隔管理装置4へと送信する。

0037

<遠隔管理装置の構成>
[全体構成]
遠隔管理装置4は、集中制御装置3a,3bに接続された空気調和機2a,2bの管理を行う装置であり、空気調和機2a,2bが配置された物件から離れた遠隔監視センタ内に配置される。遠隔管理装置4は、現地監視システムG1,G2から運転データを受信して、現地監視システムG1,G2を遠隔から管理することができる。

0038

図1に示す遠隔管理装置4が行う管理の内容としては、異常監視、最適自動制御報告書自動作成等がある。異常監視は、集中制御装置3a,3bから送られる空気調和機2a,2bの運転データから空気調和機2a,2bに異常が発生しているか否かを判断し、異常が発生している場合には異常発報を行って物件の管理者等に通知するという管理内容である。最適自動制御は、種々の条件で空気調和機2a,2bを最適に制御するものであり、省エネ制御デマンド制御がある。省エネ制御は、一定量の消費電力が削減されるように空気調和機2a,2bに対して省エネルギ制御を自動的に行うという制御である。電力デマンド制御は、空気調和機2a,2bの最大需要電力契約電力あるいは管理目標電力に抑える制御である。報告書自動作成は、最適自動制御の運用効果などをまとめた運転報告書を自動的に作成し定期的に物件の所有者や管理者等に送るという管理内容である。

0039

以下、報告書自動作成について詳細に説明する。
報告書自動作成は、図5に示すように、遠隔管理装置4が備える運転報告作成装置5によって行われる。運転報告作成装置は、主として、通信部40、記憶部41、表示部42、操作部43、管理部44を有するサーバーである。
[通信部]
通信部40は、第1集中制御装置3aの通信部31a(図4参照)や第2集中制御装置3bの通信部等とのデータ信号の送受信を行い、空気調和機2a,2bの運転データを受信する。通信部40は、1時間毎に集中制御装置3a,3bから送信される時報データを通信回線網INを介して受信する。また、通信部40は、管理部44が作成した空気調和機2a,2bの制御内容を集中制御装置3a,3bへと送信する。

0040

[記憶部]
記憶部41は、集中制御装置3a,3bから送信された空気調和機2a,2bの運転データや制御内容の判断に用いられる制御ロジック等を記憶する。記憶部41は、時報日報変換定義テーブルT1、時報テーブルT2、日報テーブルT3を有している。時報日報変換定義テーブルT1には、時報日報変換定義が登録されている。この時報日報変換定義は、機種コードごとに時報日報変換に関する設定を行うものである。機種コードは、室外機7a,7bや室内機6a−6hなどの各機種に付されたコードである。時報テーブルT2には、集中制御装置3a,3bから受信する運転データを1時間毎にまとめた時報データが登録される。時報データは、1時間毎に送られ、時報テーブルT2には、時限毎の複数の時報データが登録される。複数日報テーブルには、日報データ(代表データ)が登録される。日報データは、1時間単位の時報データを1日単位(第2単位時間)のデータに変換したものであり、1日の空気調和機2a,2bの運転内容を代表するデータである。時報日報変換、時報データ、日報データについては後に詳細に説明する。

0041

[表示部および操作部]
表示部42や操作部43は、運転報告作成装置のオペレータ等が各種操作を行う際に使用される。
[管理部]
管理部44は、集中制御装置3a,3bから送られる運転データに基づいて、報告書自動作成を行う。管理部44は、図6に示すように、まずステップS10において、運転データを受信する。ここでは、管理部44は、集中制御装置3a,3bから1時間分の運転データからなる時報データを1時間毎に受信する。次に、管理部44は、ステップS20において、時報データの記憶を行う。ここでは、記憶部41の時報テーブルT2に複数の時報データが登録されて蓄積される。次に、管理部44は、ステップS30において、時報日報変換を行う。ここでは、24時間分の時報データから1日の運転内容を表す日報データが作成される。時報日報変換については、後に詳細に説明する。そして、管理部44は、ステップS40において、運転報告書の作成を行う。ここでは、管理部44は、日報データに基づいて、空気調和機2a,2bの1日毎の運転内容の変化等を示す運転報告書を作成する。この運転報告書は、物件の所有者等へと送付される。

0042

以下、時報日報変換について詳細に説明する。
図5に示すように、管理部44は、時報日報変換部45、報告作成部46を有する。
時報日報変換部45は、時間単位の運転データである時報データを日単位のデータである日報データに変換する時報日報変換を行う。この時報日報変換では、24時間分の時報データからその1日の運転内容を示す日報データが作成される。すなわち、時報日報変換部45は、1時間毎に空気調和機から送られてくる運転データを24時間分集めて1日のデータに変換する。以下、時報日報変換の手順について説明する。

0043

時報日報変換部45は、指定された時刻に時報日報変換を行う。時報日報変換の対象は、有効である集中制御装置3a,3bの全てであり、集中制御装置3a,3b毎に変換が行われる。時報日報変換部45は、さらに対象となる集中制御装置3a,3bの中で系統SY1,SY2ごとに変換を行う。系統SY1,SY2に含まれる代表室外機7a,7bが時報日報変換の対象となる機種である場合には、その系統SY1,SY2の全ての機器の時報日報変換を行う。なお、時報日報変換に関する情報は、室外機7a,7bや室内機6a−6hなどの各機種毎に付与された機種コード毎に設定が可能であり、時報日報変換定義として時報日報変換定義テーブルに登録される。また、設定が行われていない機種については時報日報変換の対象から除かれる。

0044

時報日報変換部45は、室外機項目を保持する機器の時報データおよびすでに変換された日報データを元に変換対象となる時報データの範囲を決定する。なお、室外機項目を保持する機器とは、その日の日報データを決定する基準として選定された室外機である。時報日報変換部45は、すでに変換された日報データが存在する場合には、最新の日報データの次の日から最新の時報データの日までの時限に属する時報データを変換対象の範囲とする。時報日報変換部45は、すでに変換された日報データが存在せず時報データが存在する場合には、最も過去の時報データの属する日から最新の時報データが属する日までの時報データを変換対象の範囲とする。すでに作成された日報データと時報データとの両方が存在しない場合には、変換の対象外とされる。このようにして日報データへの変換対象とされる時報データの範囲が決定されることにより、新たに受信した時報データのみを日報データに変換することができる。従って、過去に変換の対象とされた時報データが2重に変換の対象とされることが防止される。なお、最新の時報データが属する日は、時報日報変換の対象外とされる。最新の時報データが属する日は、その日の時報データの一部しか集中制御装置3a,3bから受信されていない可能性が有るからである。

0045

時報日報変換部45は、24時間分の時報データをまとめて日報データに変換する。1時限以上の時報データが存在すれば、時報日報変換の対象となる。運転データは、リアルタイムデータ集計データとの2種類のデータに分かれており、それぞれ変換方法が異なる。リアルタイムデータは、1時間分の運転データの中から選択されたデータによって構成される。集計データは、1分毎の運転データを1時間分集計したデータである。時報日報変換部45は、リアルタイムデータと集計データとのそれぞれについて日報データを作成するが、リアルタイムデータと集計データとの両方を保持する機種の場合、時報データを日報データに変換した際にリアルタイムデータから変換された日報データ又は集計データから変換された日報データのいずれか片方の日報データが存在しないことがある。このため、時報データを日報データに変換したときに、リアルタイムデータから変換された日報データと集計データから変換された日報データとの両方の日報データが揃っている日の日報データを記憶部41のデータベースに登録する。

0046

報告作成部46は、時報日報変換部45によって変換された日報データに基づいて、空気調和機の運転内容を示す運転報告書を作成する。この運転報告書には、例えば、数ヶ月間の監視期間内における吐出管温度外気温度などの変化が記録される。また、監視期間内における1日毎の運転時間や監視期間内の総運転時間なども記録される。
以下、リアルタイムデータの時報日報変換および集計データの時報日報変換について詳細に説明する。

0047

〈リアルタイムデータの時報日報変換〉
リアルタイムデータの時報日報変換は、図7にしめすフローチャートに従って行われる。
まず、ステップS1において、時報データの有無が判断される。時報データが無い場合は、日報データへの変換は行われない。時報データが1時限以上存在する場合は、ステップS2へと進む。

0048

ステップS2では、時報データが複数存在するか否かが判断される。時報データが複数存在する場合は、ステップS3へと進む。時報データが複数存在しない場合、すなわち時報データが1つだけ存在する場合には、その時報データが日報データとされる。
ステップS3では、運転信号がオンであるか否かが判断される。運転信号は、空気調和機2a,2bが運転を行っているか否かを示す信号であり、室外機7a,7bの圧縮機72が作動している状態において、運転信号がオンの状態となる。ここでは、時報日報変換定義テーブルT1に登録された時報日報変換定義に基づいて、運転信号がオンであるか否かが判断される。運転信号がオンではない場合は、ステップS4へ進む。運転信号がオンである場合には、ステップS5へ進む。

0049

ステップS4では、まず、平均連続運転時間が最長である時限の時報データが日報データとして選択される。ここで、平均連続運転時間とは、1時間内の運転時間をその1時間内の発停回数で除した値である。また、運転時間とは、室外機7a,7bの圧縮機72が作動している時間である。発停回数=0の場合は、平均連続運転時間=運転時間とされる。平均連続運転時間が最長である時限が2以上有る場合には、正午に最も近い時限の時報データが日報データとして選択される。ここで正午に最も近い時限とは、12:00−12:59の時限、13:00−13:59の時限、11:00−11:59の時限、14:00−14:59の時限の順に優先的に決定される。

0050

ステップS5では、運転信号がオンである時限が複数存在するか否かが判断される。運転信号がオンである時限が複数存在しない場合、すなわち運転信号がオンである時限が一つだけ存在する場合には、その時限の時報データが日報データとして利用される。運転信号がオンである時限が複数存在する場合には、ステップS6へ進む。
ステップS6では、平均連続運転時間が20分以上である時限の時報データが存在するか否かが判断される。平均連続運転時間が20分以上である時限の時報データが存在しない場合には、ステップS4へ進む。平均連続運転時間が20分以上である時限の時報データが存在する場合には、ステップS7へ進む。

0051

ステップS7では、平均連続運転時間が20分以上である時限の時報データが複数存在するか否かが判断される。平均連続運転時間が20分以上である時限の時報データが複数存在しない場合、すなわち平均連続運転時間が20分以上である時限の時報データが1つだけ存在する場合には、その時報データが日報データとして利用される。平均連続運転時間が20分以上である時限の時報データが複数存在する場合には、ステップS8へ進む。

0052

ステップS8では、室内機6a−6hの有無が判断される。本実施形態では、系統SY1,SY2は全て6a−6hを有するが、室内機を有さない系統が存在する場合も有る。このため、室内機6a−6hの有無が判断される。変換の判断対象となっている系統SY1,SY2に室内機6a−6hが存在しない場合には、ステップS4へ進む。室内機6a−6hが存在する場合には、ステップS9へ進む。

0053

ステップS9では、サーモオン状態である室内機6a−6hの数が最多である時限の時報データが1つであるか否かが判断される。サーモオン状態である室内機6a−6hの数が最多である時限の時報データが1つである場合には、その時報データが日報データとして利用される。サーモオン状態である室内機6a−6hの数が最多である時限の時報データが1つだけではない場合には、ステップS4へ進む。

0054

以上のようにして、リアルタイムデータに関する日報データの選択が行われる。
〈集計データの時報日報変換〉
集計データの時報日報変換では、時報日報変換部45は、24時間分の運転データを集計方法に従って計算し、その日の日報データとする。集計方法には、「積算」、「平均」、「最大」、「最小」、「最後」の5種類がある。

0055

「積算」では、24時間分の運転データが加算される。
「平均」では、24時間分の運転データの平均が算出される。
「最大」では、24時間分の運転データの中で最大値が選択される。
「最小」では、24時間分の運転データの中で最小値が選択される。
「最後」では、24時間分の運転データの中で24番目の時限の時報データが選択される。

0056

<特徴>
(1)
この設備機器管理システム1では、運転報告作成装置5において、1時間単位の運転情報(時報データ)を日単位の運転情報(日報データ)に変換する際に、運転信号、平均連続運転時間、室内機6a−6hの有無、サーモオン状態の室内機6a−6hの台数などの運転内容に関するパラメータが考慮される。従って、より負荷が大きく安定な状態で空気調和機2a,2bが使用されている状態を検出して、その条件を最も満たしている時限における時報データをその日の運転情報を代表する日報データとして選択することができる。このため、空気調和機2a,2bの実際の状態を考慮せずに一定時刻の時報データをその日の日報データとして選択する場合と比べて、空気調和機2a,2bの運転状態をより正確に示す時報データを選択することができる。これにより、この設備機器管理システム1では、空気調和機2a,2bの運転報告書の内容の精度が向上する。

0057

(2)
この設備機器管理システム1では、系統SY1,SY2ごとに時報日報変換が行われる。従って、室外機7a,7bにおけるパラメータだけではなく、室内機6a−6hにおけるパラメータを併せて時報データの選択を行うことができる。このため、個々の機種毎に時報日報変換を行う場合よりも空気調和機2a,2bの運転状態をより正確に示す時報データを選択することができる。これにより、この設備機器管理システム1では、空気調和機2a,2bの運転報告書の内容の精度が向上する。

0058

<他の実施形態>
(1)
上記の実施形態では、一時間毎の時報データが一日毎の日報データに変換されているが、他の単位時間が利用されてもよい。例えば、時報データに代えて30分毎のデータが利用されてもよい。また、日報データに代えて、半日毎のデータが使用されてもよい。

0059

(2)
上記の実施形態では、遠隔管理装置4が時報日報変換を行っているが、各現地監視システムG1,G2の集中制御装置3a,3bがそれぞれ時報日報変換を行ってもよい。ただし、時報日報変換の定義の変更など管理の容易さの観点からは、遠隔管理装置4が時報日報変換を行うことがより望ましい。

0060

(3)
上記の実施形態では、日報データの選択において平均連続運転時間が考慮されているが、運転時間に関する他のパラメータが考慮されてもよい。例えば、対象となる時限の連続運転時間が直接に把握される場合には、連続運転時間が考慮されてもよい。

0061

本発明によれば、運転報告の内容の精度を向上させることができる効果を有し、運転報告を作成する運転報告作成装置として有用である。

図面の簡単な説明

0062

設備機器管理装置の構成を示す模式図。
現地監視システムの構成を示す模式図。
室外機および室内機の構成を示す冷媒回路図。
集中制御装置、室外機および室内機の制御ブロック図。
管理装置の構成を示す模式図。
管理装置による運転報告書作成のフローチャート
時報日報変換のフローチャート

符号の説明

0063

1設備機器管理システム
2a,2b空気調和機(設備機器)
3a,3b集中制御装置(通信端末)
4遠隔管理装置
5運転報告作成装置
6a−6h室内機(第2機器)
7a,7b室外機(第1機器)
40通信部(受信部)
41 記憶部
45時報日報変換部(選択部)
46報告作成部
SY1,SY2系統
G1,G2現地監視システム
S10 第1ステップ
S20 第2ステップ
S30 第3ステップ
S40 第4ステップ

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